JP4970387B2 - 記録装置 - Google Patents

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Description

本発明は、印刷面の形状が矩形状以外の形状、即ち、異形状とされた記録媒体に所望の画像を印刷する記録装置であって、特には、記録媒体としての円形状の光ディスクのレーベル面に所望の画像を印刷する記録装置に関する。
近年、CD−R(Compact Disk Recordable)、DVD−R(Digital Versatile Disk Recordable)、CD−RW(Compact Disk ReWritable)、DVD−RW(Digital Versatile Disk ReWritable)といった記録媒体としての光ディスク(以下、光ディスクという)に対応する光ディスク駆動装置(光ディスクドライブ。以下、ODD(Optical Disk Drive)という)を用いて、オリジナルの音楽アルバムや写真アルバム、さらにはDVDアルバム等を簡単に作成することができるようになった。そのため、作成された光ディスクのレーベルをオリジナルのデザインで印刷するニーズが高まっている。
そこで、従来より、光ディスクの印刷面の印刷可能領域に、所望のレーベルの画像を印刷可能とされた記録装置が提案されている(特許文献1参照。但し、インクジェット方式のラインプリンタ)。
特開2002−188590号公報
前記記録装置が複数の発熱素子をライン状に配列させたサーマルヘッドを用いる熱転写方式の記録装置である場合、インクリボンを用いるか否かに拘わらず、光ディスクを搬送方向の上流側から下流側へ搬送させるとともに、サーマルヘッドに圧接荷重をかけて光ディスクに当接させ、発熱素子に選択的に通電を行なうことになる。
このとき、従来においては、ばね付勢によってサーマルヘッドに加えられる圧接荷重が一様とされていた。そのため、ある程度の厚みを有する円形状とされた光ディスクに記録を行なう場合、光ディスクの搬送方向先端部及び後端部となる円周部分にサーマルヘッドが当接する時(記録開始時及び記録終了直前時)にはサーマルヘッドと光ディスクの印刷面との接触線長さが短くなるため、その接触部分には極圧乃至高い接触圧(線圧)が掛かった状態となる。これに対し、光ディスクの直径部分にサーマルヘッドが当接する時(記録中間時)には最も接触線長さが長くなるため、接触圧は低くなる。具体的には、記録開始時と記録中間時とでは10倍以上に接触圧が変化していることが解っている。このような一連の記録中における接触圧の変化は、記録結果に色ムラを生じさせるなど、悪影響を及ぼしていた。
本発明はこのような点に鑑み、サーマルヘッドの記録媒体に対する接触線長さが変化しても、接触圧は略均一に保持することが可能とされ、異形状の印刷面に対する記録結果を良好なものとすることのできる記録装置を提供することを目的とする。
前述した目的を達成するため、本発明の記録装置は、印刷媒体を挿入および排出するためのスロットがフロントに形成された筐体と、搬送手段によって搬送される前記印刷媒体の搬送経路上における印刷部において、発熱素子を前記印刷媒体の搬送方向に直交させて配列させたサーマルヘッドが設けられ、前記搬送方向に直交して設けられた軸に軸支され、前記スロット側を開放先端部として回動可能なヘッドレバーユニットと、前記搬送方向に直交する前記筐体の対向する一対の側板にそれぞれ配設され、回転駆動することにより前記サーマルヘッドを前記印刷媒体に対してヘッドダウンおよびヘッドアップさせる一対のカムギアと、前記カムギアの回転駆動を制御するプリンタ制御部とを備え、前記サーマルヘッドを前記印刷媒体の印刷面に圧接させ、前記発熱素子に選択的に通電する制御を行って、前記印刷面内における印刷領域に所望の印刷を行う記録装置であって、前記ヘッドレバーユニットは、サーマルヘッド取付台を介して前記サーマルヘッドが固定されたヘッドレバーと、前記ヘッドレバーの前記サーマルヘッド取付台の取付位置より前記フロント面側に形成された凹部と、前記凹部の前記フロント面側の先端側壁に突出して形成された係止片と、前記凹部の開口上部を覆うようにして前記ヘッドレバーに配設された板状のばねプレートと、前記ばねプレートの前記側板側両端部に前記係止片の長さ寸法よりも上下方向に延在する長孔として形成され前記係止片と係合する係止孔と、前記ばねプレートの前記側板側両端部に突出して形成されたヘッド用カムコロピンと、前記ばねプレートの下面に上部を当接させて、弾性付勢力により前記サーマルヘッドを下方へ付勢するコイルばねとを有し、前記一対のカムギアの対向面にはそれぞれ前記ヘッド用カムコロピンをスライド移動可能に係合させるとともに、前記ヘッドダウン状態とするためのヘッドダウン領域が設けられたヘッド用カム溝が形成されており、前記印刷媒体は、前記印刷媒体の搬送方向に直交する幅方向における印刷面の発熱素子の接触長さ寸法が搬送方向において異なる部分を有する形状とされ、前記ヘッドダウン時に前記印刷部に搬送された前記印刷媒体の前記印刷面の前記接触長さ寸法に応じて、前記プリンタ制御部により前記カムギアを回動させ、前記ヘッドダウン領域内における前記ヘッド用カムコロピンの位置の調整を行い、前記ばねプレートの前記係止孔内で前記係止片を移動させ、前記コイルばねの上部に当接している前記ばねプレートと前記凹部の底面との間の高さ寸法を変化させて、前記コイルばねの弾性押圧力を調整することによって前記サーマルヘッドの前記印刷媒体に対する圧接荷重を調整することを特徴とする。
このような構成を備えた本発明の記録装置は、ヘッドの記録媒体に対する接触線長さが変化しても、接触圧を略均一に保持することで、記録媒体の異形状の印刷面に対する記録結果を良好なものとすることができる。
そして、本発明の記録装置は、前記印刷媒体は円形状の光ディスクであり、前記印刷媒体の印刷面は同心の円形状とされていることを特徴とする。
さらに、本発明の記録装置は、光ディスク駆動機構と一体に形成されており、前記光ディスク駆動機構に配設された搬送手段によって搬送される光ディスクのレーベル面に所望の画像を印刷することを特徴とする。
このように、本発明の記録装置によれば、ヘッドの記録媒体に対する前記発熱素子の接触長さ寸法が変化しても、接触圧は略均一に保持することが可能とされ、異形状の印刷面に対する記録結果を良好なものとすることができる。
本実施形態の記録装置1は、その搬送方向に対して直交する方向(幅方向)における印刷面の寸法が搬送方向において異なる部分を有する形状の記録媒体としての光ディスクDの搬送をスロットインで行なうように構成された光ディスク駆動機構(図示せず)と一体に形成されている。
具体的には、本実施形態の記録装置1は、図1に示すように、光ディスクDを挿入および排出するためのスロット2がフロント面に形成された薄型の筐体3を具備しており、前記筐体3の前記フロント面には、光ディスクDに対するアクセス状態を点灯表示する表示部や、光ディスクDを排出する際に押圧されるイジェクトボタン等(いずれも図示せず)が設けられている。
前記筐体3内には、前記フロント面に対する奥側に、いわゆるスロットインタイプといわれる公知の構成の光ディスク駆動機構が配設されており、その手前側となる前記スロット2と光ディスク駆動機構間における光ディスクDの搬送経路上に、本実施形態の記録装置1が配設されている。なお、前記筐体3内の底部には、前記光ディスク駆動機構および記録装置1に共通の制御ボード(図示せず)がデータ通信可能に配設されている。
前記光ディスク駆動機構は、前記スロット2から挿入された前記光ディスクDが装着される光ディスク装着部と、該光ディスク装着部に装着された光ディスクDの有無およびその光ディスクDのサイズを検出可能なセンサと、前記光ディスク装着部に装着された光ディスクDを回転駆動する光ディスク回転駆動機構と、前記光ディスク回転駆動機構により回転駆動される光ディスクDに対して信号の書き込みおよび/又は読み出しを行うピックアップ機構と、前記ピックアップ機構を前記光ディスクDの内外周に亘って送り動作させるピックアップ送り機構を具備している。また、前記光ディスク駆動機構は、前記光ディスクDを前記スロット2から前記筐体3の内部へと引き込み、前記光ディスク装着部へ搬送するローディング動作および前記光ディスクDを前記スロット2を介して前記筐体3の外部へと送り出すイジェクト動作を行なう光ディスク搬送機構を具備している。そして、前記光ディスク駆動機構は、標準サイズである直径12cmの光ディスクD(以下、時に、大径光ディスクという。)と、この大径光ディスクよりも小径な直径8cmの光ディスクD(以下、時に、小径光ディスクという。)とに対応可能となっている。なお、前記光ディスク駆動機構の詳細な説明は省略するが、例えば、特開2005−190645号公報に記載の光ディスク駆動機構の構成を例示することができる。
そして、本実施形態における記録装置1は、光ディスク駆動機構10の光ディスク搬送機構を記録媒体としての光ディスクDの搬送手段として用いながら、前記光ディスクDの印刷面となるレーベル面DLに所望の画像を印刷するためのものであり、前記光ディスク装着部に配設可能な最も大径な光ディスクDに対する最大印画直径寸法以上の長さで発熱素子がライン状に配列され、前記レーベル面DLに接離可能に対向させて配設されたサーマルヘッド21と、このサーマルヘッド21に対し前記光ディスクDの搬送経路を挟んで配置されたプラテンローラ22とを備えている。
詳しくは、筐体3内には所定の間隔を以て互いに対向させて配設された一対の側板23が配設されており、前記スロット2の近傍の前記側板23間に、長尺な円柱状のローラ部26の長手方向両端に軸部27を延出させた前記プラテンローラ22が前記軸部27を以て支持されている。
さらに詳しくは、前記一対の側板23にはそれぞれ、後述するカムギア50に形成された大径の軸状突起部51を嵌合させ、該カムギア50を回動自在に保持する大径な軸孔(図示せず)が形成されている。前記カムギア50は一対とされ、前記軸状突起部51には、前記プラテンローラ22の軸部27の端部を挿入し、固定する軸孔50aが該カムギア50の回動中心から偏心させて形成されている。このカムギア50の構成については後述する。そして、プラテンローラ22の前記軸部27を前記側板23に回動可能に配設されたカムギア50に形成された軸孔50aに軸支させることで、前記プラテンローラ22は、一対の側板23間に、前記カムギア50の回動に合わせて回転可能に支持されている。
また、前記プラテンローラ22の上方には、図1に示すように、前記プラテンローラ22と対向する位置の長手方向に複数の発熱素子(図示せず)が整列形成されたライン状のサーマルヘッド21を位置させる、長尺な板状のヘッドレバー40を備えたヘッドレバーユニット52が配設されている。
前記ヘッドレバーユニット52は、前記ヘッドレバー40を前記側板23の長手方向に直交する水平方向に延在させるようにして配設されている。前記ヘッドレバーユニット52は、基台52Aに形成された軸孔52aに軸53を嵌挿させることにより軸支され、前記スロット2側を開放先端部として回動させるように支持されている。
そして、前記基台52Aには、上向きのねじ部材54が回転自在に支持されており、このねじ部材54にヘッドレバー40の後端辺中央部から延出形成された基端部40Aが螺着され、前記ねじ部材54を回転させることによりヘッドレバー40の後方端辺側を昇降させ、前記ヘッドレバー40の水平方向に対する角度を変化させることができるようになっている。
なお、本実施形態において、前記基台52Aに形成された軸孔52aは基台52Aの厚さ方向寸法が前記軸53の直径寸法とされ、それに直交する方向の寸法が前記軸53の直径寸法よりも長い寸法とされた長孔に形成されており、前記軸53を中心として回動可能であるとともに、前記軸53に対する基台52Aの位置をスライド可能に構成されている。また、ヘッドレバー40の基端部40Aが形成された後端辺両側方には、側板23から筐体3の内方へ突出する係合ピン(図示せず)を係合させる係合孔40bが形成された突出片40Bが前記基端部40Aと同様に後方へ向けて突出形成されている。前記係合孔40bは、ヘッドレバー40の基端部側の昇降に合わせて係合ピンの係合位置を変化させることができるように長孔に形成されており、この係合孔40bに係合させる前記係合ピンがヘッドレバー40の回動支点として作用するように構成されている。
前記ヘッドレバー40の下面にはサーマルヘッド取付台41が固定されており、このサーマルヘッド取付台41の下面に、前記サーマルヘッド21が固定されている。前記ヘッドレバー40の前記サーマルヘッド取付台41の取付位置より先端側には凹部42が形成されている。この凹部42内には、該凹部42の開口上部を覆うようにしてヘッドレバー40に配設された板状のばねプレート37のプレート本体37Aの下面にその上部を当接させ、その弾性付勢力によりサーマルヘッド21を下方へ付勢するコイルばね(本実施形態においては等間隔に4本)39が配設されている。
そして、前記サーマルヘッド21の下方には、このサーマルヘッド21との間で光ディスクDを挟持するための前記プラテンローラ22が光ディスクDの搬送方向に回転自在に配設されている。
また、前記ヘッドレバー40の前記凹部42よりさらに先端側には、光ディスクDを保持するための上側保持ローラ58が光ディスクDの搬送方向に回転自在に支持されている。この上側保持ローラ58はサーマルヘッド21による印刷時には、前記光ディスクDから離間するようになっている。そして、前記上側保持ローラ58の下方には、この上側保持ローラ58とともに前記光ディスクDを挟持可能な下側保持ローラ59が配設されている。この下側保持ローラ59はベルクランク状の支持アーム59Aの先端部に回転自在に支持されており、前記支持アーム59Aは、その基端部を支軸59aにより回動自在に支持されている。そして、支持アーム59Aの長手方向となる両端部には、外方へ突出するローラ用カムコロピン59bが形成されており、このローラ用カムコロピン59bが、後述する一対のカムギア50に形成されたローラ用カム溝50cに係合し、前記カムギア50の回転に合わせてローラ用カム溝50c内をスライド移動することにより、前記支持アーム59Aがサーマルヘッド21の圧接(ヘッドダウン)・離間(ヘッドアップ)動作とリンクして揺動することで、下側保持ローラ59を上側保持ローラ58に圧接させる方向または離間させる方向に移動させるように構成されている。
ここで、前記ばねプレート37は、図1乃至図3に示すように、ヘッドレバー40の上面に開口する前記凹部42の開口部を覆うように配設される長尺な板状のプレート本体37Aを備えており、前記プレート本体37Aの長手方向となる両端部には、ヘッドレバー40の側部に沿って延在するように前記凹部42の底部方向へ折り曲げ形成されたプレート側壁37Bが形成されている。プレート側壁37Bにおける前記筐体3のフロント面側となる先端部には、係止孔37aが形成されている。
そして、この係止孔37a内にヘッドレバー40の凹部42を形成する先端側壁から両側方へ突出する係止片40Cを係合させるとともに、プレート本体37Aの前記フロント面とは反対側となる後端辺に配設され、下方へ折り曲げ形成されたベルクランク状の爪状係止部37Cをヘッドレバー40の上面に形成された対応する係合部40Dに係止させることにより、前記ばねプレート37がヘッドレバー40に固定されている。本実施形態において、前記係止孔37aは係合する前記係止片40Cの長さ寸法よりも長く、上下方向に延在する長孔として形成されている。また、前記爪状係止部37Cは前記コイルばね39の配設位置に対応させ、等間隔に4箇所に形成されている。
さらに、本実施形態においては、前記プレート側壁37Bには外方へ突出するヘッド用カムコロピン37bが形成されている。そして、このヘッド用カムコロピン37bが後述する一対のカムギア50に形成されたヘッド用カム溝50bに係合し、前記カムギア50の回転に合わせてヘッド用カム溝50b内をスライド移動することにより、前記ヘッドレバー40が揺動することで、サーマルヘッド21をプラテンローラ22に圧接(ヘッドダウン)・離間(ヘッドアップ)させるように構成されている。
次に、サーマルヘッド21の圧接(ヘッドダウン)・離間(ヘッドアップ)機構について説明する。
まず、一対のカムギア50について説明する。各カムギア50は、前述したようにプラテンローラ22の軸部27が軸孔50aに固定された軸状突起部51を、側板23に形成された軸孔23aに嵌挿させることで両側板23にそれぞれ配設されている。そして、この一対のカムギア50には、一方の側板23の内側に配設された駆動モータ(ヘッドUD(アップダウン)モータ)Mの回転力が、前記筐体3内に回転自在に配設された複数枚のギアとドライブシャフトからなる伝達系4を介し、駆動力として伝達されることで、これらのカムギア50が同期して回転するように構成されている。なお、1つのヘッドUDモータMから一対のカムギア50への駆動力の伝達は、他方のカムギア50に噛合する少なくとも1枚のギアからなる伝達系4を他方の側板の内側に配設し、前記一方のカムギアの伝達系を構成するギアのいずれか1つ(本実施形態においては、この一方のカムギア50に噛合する直前のギア4A)と、これに対応する他方のカムギア50の伝達系を構成するギアとを1本のシャフト4Bで連結することで、1つのヘッドUDモータMの回転力を一対のカムギア50に伝達させ、同期させて回転させることが可能となる。
そして、各カムギア50は、図5に示すように、前記ヘッドUDモータの回転力を伝達する伝達系を構成するギアが噛合するギア部50dが形成されており、各カムギア50の対向面には、前記ばねプレート37に形成されたヘッド用カムコロピン37bがそれぞれ係合するヘッド用カム溝50bが形成されている。
前記ヘッド用カム溝50bは、前記ヘッド用カムコロピン37bを、ヘッド用カム溝50bの一端側であってサーマルヘッド21をヘッドアップ状態に保持するための領域(図5において、カムギア50の回転中心から離れた上方に位置させる領域。以下、ヘッドアップ領域HUAという)と、前記ヘッド用カム溝50bの他端側であってサーマルヘッド21をヘッドダウン状態に保持するための領域(図5において、カムギア50の回転中心に近い上方に位置させる領域。以下、ヘッドダウン領域HDAという)と、そのヘッドアップ領域HUAとヘッドダウン領域HDAとを繋ぐ緩い傾斜状の連結部CAとからなり、カムギア50の160°程度の回転により、前記ヘッド用カムコロピン37bがそのヘッド用カム溝50b内の一端側と他端側との間をスライド移動可能に形成されている。なお、前記ヘッド用カム溝50bのヘッドダウン領域HDAは、前記他端側へ向かうに従って漸次ヘッドダウン状態が大きくなるように傾斜させて形成されている。
さらに、本実施形態において、前記カムギア50の対向面には前述した下側保持ローラ59の支持アーム59Aに形成されたローラ用カムコロピン59bを係合させるローラ用カム溝50cが形成されている。
前記ローラ用カム溝50cは、ローラ用カム溝50cの一端側の近接領域AAと、カム溝の他端側の離間領域BAと、その両領域を繋ぐ連結部CAとからなり、カムギア50の約160°の回転により、前記ローラ用カムコロピン59bがそのローラ用カム溝50c内をスライド移動可能に形成されている。
そして、本実施形態においては、前記カムギア50が回転し、軸孔50aに挿入されたプラテンローラ22の軸心が最も高い位置(図5(b)においては、カムギア50の回転中心と略同位の高さ)へ向かって移動するとき、ヘッド用カムコロピン37bはヘッドダウン領域HDAに位置するとともに、ローラ用カムコロピン59bは前記ローラ用カム溝50c内の近接領域AAに位置するように構成されている。すなわち、プラテンローラ22がサーマルヘッド方向に接近したときに、ヘッドレバー40の先端が下方に揺動し、サーマルヘッド40はヘッドダウン状態となる。具体的には、ヘッド用カムコロピン37bがヘッド用カム溝50bの連結部CAからヘッドダウン領域HDAにおける前記連結部CA側へ移動することにより、サーマルヘッド21と光ディスクDは接触する状態となり、さらに、ヘッド用カムコロピン37bがヘッド用カム溝50bのヘッドダウン領域HDAの奥部へ移動することにより、サーマルヘッド21の光ディスクDに対する圧接荷重が高くなるように調整されている。また、下側保持ローラ59は上側保持ローラ58に近接する方向に移動する。
逆に、図5(a)に示すように、前記カムギア50が回転し、軸孔50aに挿入されたプラテンローラ22の軸心が低くなると、ヘッド用カムコロピン37bがヘッドアップ領域HUAへ移動するとともに、ローラ用カムコロピン59bは前記ローラ用カム溝50c内の離間領域BAへ移動するように構成されている。すなわち、プラテンローラ22がサーマルヘッド方向から離間するとともに、ヘッドレバー40の先端は上方に揺動して、サーマルヘッド21はヘッドアップ状態となるとともに、下側保持ローラ59は上側保持ローラ58から離間する方向へ移動する。
このとき、本実施形態のサーマルヘッド21の圧接・離間機構においては、ヘッド用カムコロピン37bがヘッド用カム溝50b内をスライド移動する際に、前記ヘッド用カムコロピン37bが形成されたばねプレート37を介してヘッドレバー40をその基端部40Aを回動支点として回動させる。本実施形態においては、ばねプレート37に形成された前記係止孔37aが、係合する前記係止片40Cの長さ寸法よりも長く、上下方向に延在する長孔として形成されているので、サーマルヘッド21を圧接・離間させるべくヘッドレバー40を揺動させる際に、前記係止片40Cを係止孔37a内で移動させ、コイルばね39の上面に当接しているばねプレート37と前記凹部42の底面との間の高さ寸法を変化させることで、コイルばね39を伸縮させるので、このコイルばね39の伸縮によっても、サーマルヘッド21の圧接荷重を調整することができる。
このような前記サーマルヘッド21の圧接・離間機構を有することにより、前記サーマルヘッド21とプラテンローラ22は、後述する印刷信号を受信して印刷動作を行なう際に、互いに近接して光ディスクDを挟み込み、記録に合わせてプラテンローラ22を従動回転させて光ディスクDを搬送して排出を行うが、それ以外のときには、互いに離間して位置することとなる。
また、本実施形態の記録装置1においては、搬送される光ディスクDの有無を検出するための第1センサ、および第2センサ(何れも、図示せず)が配設されている。前記第1センサは、前記光ディスクDを前記スロット2から前記筐体3の外部へと送り出すイジェクト動作時の搬送方向における上流側(光ディスク駆動機構側)となる、前記記録装置1のサーマルヘッド21の配設位置の直前部における前記搬送経路の幅方向中央部に配設されている。また、第2センサは、前記サーマルヘッド21の配置位置の直後部における前記搬送経路の幅方向中央部に配設されている。このように、前記第1センサおよび第2センサを前記搬送経路の幅方向中央部に配設することにより、円盤状とされ、搬送経路の中央を搬送される光ディスクの先端部あるいは後端部を確実に検出することが可能となる。また、本実施形態において、前記第1センサおよび第2センサは、発光部と受光部を一体に備えた公知の構成の反射型センサを用い、センサ基板を介して、第1センサは前記ばねプレート37に、第2センサは前記サーマルヘッド21に固定され、前記光ディスクDのレーベル面DLに対向するようにして配設されている。これにより、第1センサおよび第2センサと光ディスクDの表面との距離寸法を適切に保つことができ、安定したセンシングを行なうことができる。
そして、本実施形態の記録装置1は、前記光ディスク駆動機構10の駆動および前記記録装置1の駆動を制御する制御部を具備している。制御部とは、ユーザからの操作入力等に基づいて少なくとも前記光ディスク駆動機構10および記録装置1に対して信号を生成して送るものであり、例えばCPUである。
図6は、本実施形態の記録装置1の制御系の構成を説明するブロック図である。本実施形態の記録装置1の制御部は、該記録装置1が組み入れられる電子機器のCPUをシステム制御部60として利用する。前記システム制御部60は、前記制御ボード6を介して光ディスク駆動機構10の駆動を制御するODD制御部61および前記記録装置の駆動を制御するプリンタ制御部62と接続されている。また、前記システム制御部60とプリンタ制御部62も互いに接続され、データ交換可能とされている。
なお、前記ODD制御部61は、前記光ディスク回転駆動機構、前記ピックアップ機構、前記ピックアップ送り機構、前記光ディスク搬送機構の駆動を制御する。また、プリンタ制御部62は、具体的には、第1センサ、第2センサの光ディスクDの検出判断、前記サーマルヘッド21の発熱素子への通電、前記サーマルヘッド21のサーマルヘッドの圧接/離間動作を連動させる前記カムギア50の回転駆動、そして、前記プラテンローラ22の回転駆動を制御するとともに、前記ODD制御部61を介して、光ディスク駆動機構10の前記光ディスク搬送機構の駆動を制御する。特に、本実施形態においては、前記サーマルヘッド21の圧接/離間動作を連動させる前記カムギア50の回転駆動において、搬送された光ディスクDのレーベル面DLに対する発熱素子の接触長さ寸法に応じてサーマルヘッド21の圧接荷重を随時調整するように制御する。
また、本実施形態において用いる光ディスクDは、その同心の印刷面としてのレーベル面DLに、透明シートからなる基材に異なる温度域の加熱でそれぞれ発色する複数の発色層が設けられた公知の構成のカラー記録用の感熱記録媒体が貼設されている。この感熱記録媒体としては、例えば、特表2004−530576号公報や特開2002−370455号公報に開示されるような、シート状の感熱記録媒体を用いることができる。
以下、本実施形態の記録装置1の駆動・制御について説明する。
本実施形態の記録装置1の駆動・制御においては、円形状の光ディスクDのレーベル面DLへの印刷は、前記光ディスクDが該筐体3内から筐体3外へ排出されるイジェクト動作時に行なう。よって、本実施形態の記録装置1で所望の画像を印刷する場合は、先ず、レーベル面DLにシート状のカラー記録用の感熱記録媒体が貼設された光ディスクDを前記筐体3内の光ディスク装着部に装着した状態とする。
よって、所望の画像の印刷が指示された場合、最初に、前記光ディスクDの有無と該光ディスクDのサイズを検出する。この検出は、前記ODD制御部61を介し、前記光ディスク駆動機構10に配設された図示しないセンサを利用して行なう。
すなわち、該記録装置1のピックアップ機構を用いて前記光ディスクDに対する信号の書き込みおよび/又は読み出しを行った後に、続けて所望の画像を印刷する場合には、光ディスク装着部には既に光ディスクDが装着されている。よって、プリンタ制御部62は、前記ODD制御部61から、光ディスクDが装着されている旨の信号とそのサイズを示す信号を受信し、この状態から印刷の為の制御を開始する。
また、該記録装置1を用いた所望の画像の印刷のみを行なう場合には、前記光ディスク装着部に光ディスクDを装着する動作から各種制御を開始する。すなわち、前記ODD制御部61を介し、前記光ディスク搬送機構を利用して、前記光ディスクDを前記スロット2から前記筐体3の内部へと引き込むローディング動作を行い、前記光ディスク装着部に光ディスクDを装着する。その後、プリンタ制御部62は、前記ODD制御部61から、光ディスクDが装着されている旨の信号と、そのサイズを示す信号を受信し、この状態から印刷の為の制御を開始する。
すなわち、所望の画像データに基づいて印刷を行なうべく、前記プリンタ制御部62の制御により、光ディスク駆動機構10の光ディスク搬送装置を駆動させ、前記光ディスクDを前記スロット2から前記筐体3の外部へと送り出すイジェクト動作を行なう。
前記光ディスク装着部から前記スロット2へ向かって搬送される光ディスクDの先端が前記第2センサによって検出されたことを契機に、常にはヘッドアップ状態に保持されているサーマルヘッド21およびプラテンローラ22を、前記画像データに基づき、所望の画像を印刷すべく、ヘッドダウン状態とする。すなわち、前記プリンタ制御部62は、前記UDモータMを駆動させ、その回転力をギア等の伝達系を介して前記一対のカムギア50に伝達し、同期的に回動させる。
一対のカムギア50が回動することで、該カムギア50に軸支された前記プラテンローラ22は円弧を描きつつサーマルヘッド21の配設側へ回動する。同時に、ヘッド用カムコロピン37bはヘッド用カム溝50b内をヘッドダウン領域HDAへ移動する。この移動により、ばねプレート37を介してヘッドレバー40を下方へ揺動させ、サーマルヘッド21とプラテンローラ22とを互いに近接させてヘッドダウン状態とすることができる。そして、前記サーマルヘッド21とプラテンローラ22との間に前記イジェクト動作によって搬送経路をスロット2方向へ送り出されている光ディスクDを挟持させるとともに、前記光ディスク搬送機構による光ディスクDの搬送動作を終了させる。
まず、最初に、前記第2センサが光ディスクDの先端位置を検出したら、所望の画像の印刷を光ディスクDのレーベル面DLにおける適正な印刷領域に行うべく、前記プラテンローラ22を逆回転させて光ディスクDを再び光ディスク駆動機構側へ搬送し、所謂、印刷のための頭出しを行なう。そして、その後、所望の画像の印刷を開始する。
そのとき、前記サーマルヘッド21は、システム制御部60並びにプリンタ制御部62の制御により所望の画像データに合わせて対応する発熱素子の通電が制御され、選択的に必要な熱量が供給される。この熱量の付加により、サーマルヘッド21が圧接する光ディスクDのレーベル面DLに貼設されたシート状の感熱記録媒体を所望の色調に発色させ、所望の印刷を行ないつつ、光ディスクDをスロット2方向へ搬送する。
このとき、サーマルヘッド21はその発熱素子を光ディスクDのレーベル面の印画直径寸法以上の長さに配列させているので、サーマルヘッド自体の位置を光ディスクDの面方向において移動させる必要がなく、その光ディスクDのサイズに応じて発熱素子の通電範囲を変化させればよい。
その際、本実施形態においては、制御部において、サーマルヘッド21とプラテンローラ22とが圧接する印刷部に搬送される光ディスクDのレーベル面DLの前記発熱素子の接触長さ寸法に応じて、サーマルヘッド21の圧接荷重を随時調整する制御を行なう。すなわち、プリンタ制御部62は、前記ODD制御部61から、光ディスクDが装着されている旨の信号とそのサイズを示す信号を受信することで、光ディスクのサイズを把握することができる。よって、プリンタ制御部62は、前記印刷部に搬送される光ディスクDの印刷面となるレーベル面DLの前記発熱素子の接触長さ寸法に応じて、ヘッドレバー40を揺動させる際のカムギア50の回動を調整し、前記ヘッド用カム溝50b内をスライド移動するヘッド用カムコロピン37bの位置を規制することにより、サーマルヘッド21の圧接・離間を調整すると共に、前記係止片40Cを係止孔37a内で移動させ、コイルばね39の上面に当接しているばねプレート37と前記凹部42の底面との間の高さ寸法を変化させることで、コイルばね39の弾性押圧力を利用し、サーマルヘッド21の圧接荷重を調整する。
具体的には、本実施形態の印刷媒体としての光ディスクDのように、印刷面となるレーベル面DLが円形状とされている場合には、搬送方向における中間部においてサーマルヘッド21の発熱素子の接触線長さが最も長く、光ディスクDの約直径寸法となり、また、搬送方向における当初と最後の部分においてサーマルヘッド21の発熱素子の接触線長さが最も短くなる。
よって、光ディスクDの先端部が印刷部に搬送された時は、サーマルヘッド21の圧接荷重が最も小さくなるように、ヘッド用カムコロピン37bをヘッド用カム溝50bのヘッドダウン領域HDAにおける前記連結部CA側に位置させるべく、カムギア50を回動させ、ヘッドレバー40のヘッドダウン状態及びコイルばね39の弾性押圧力を調節する。その後、光ディスクDの中間部が印刷部に搬送されるまでカムギア50を回動させ、漸次、ヘッド用カムコロピン37aをヘッド用カム溝50bのヘッドダウン領域HDAにおける最奥部、すなわち、ヘッド用カム溝50bの他端部へスライド移動させ、光ディスクDの中間部が印刷部に搬送された際には、最も高いサーマルヘッドの圧接荷重を得られるようにする。
その後は、漸次、ヘッド用カムコロピン37aをヘッド用カム溝50bのヘッドダウン領域HDAにおける前記連結部側へスライド移動させ、光ディスクDの後端部が印刷部に搬送された時は、サーマルヘッド21の圧接荷重が再び最も小さくなるように、カムギア50の回転を調整する。
このように、サーマルヘッド21の光ディスクDに対する接触線長さが変化しても、カムギア50の回転を光ディスクDの搬送に合わせて調整することで、サーマルヘッド21の圧接荷重やプラテンローラ22のサーマルヘッド21に対する近接距離等を変化させて、接触圧を略均一に保持することができ、光ディスクDのレーベル面DLに対する記録結果を良好なものとすることができる。
なお、このカムギア50の回転の調整については、予め、前記プリンタ制御部62に、その光ディスクDのレーベル面DLの形状を考慮した、カムギア50を駆動するためのデータを保存しておき、このデータに基づいてUDモータMを所定のステップ数で正逆回転させることで実行することができる。
そして、所望の画像の印刷が終了したところで、再び、光ディスクDを光ディスク駆動機構方向へ搬送し、光ディスクDの先端部をスロット2から突出させた状態で搬送経路に収容する。
そして、UDモータMを駆動させて、前記一対のカムギア50を回動させ、プラテンローラ22をサーマルヘッド21から離間する方向へ移動させるとともに、ばねプレート37を介してヘッドレバー40を上方へ押し上げる。
このとき、所望の画像が印刷された光ディスクDは、その先端部をスロット2から突出させた状態で搬送経路上において上側保持ローラ58と下側保持ローラ59により挟持された状態でいるので、ユーザーは、その光ディスクDの先端部を把持し、上側保持ローラ58と下側保持ローラ59とを回転させながらスロット2から引き抜くことで、所望の画像の印刷が施された光ディスクDを得ることができる。
なお、別の光ディスクDに対する信号の書き込みおよび/又は読み出しを行なう場合や所望の画像を印刷する場合には、このヘッドアップ状態で互いに離間して位置するサーマルヘッド21とプラテンローラ22との間に形成された搬送経路に前記スロット2から差し入れればよい。光ディスクDの先端部を前記光ディスク駆動機構10の光ディスク装着部に臨ませることで、前記光ディスク駆動機構10に配設されたセンサがこれを検知し、この検知信号を受けて前記ODD制御部61が光ディスク搬送機構を駆動させ、光ディスク装着部に適正に装着させることができる。
なお、前述した光ディスクDの頭出しの際の逆搬送、印刷時の光ディスクDの正搬送、また、印刷終了後の光ディスクDを保持するための逆搬送は、前記プリンタ制御部62において、該ODD制御部61から供給される光ディスクDのサイズを考慮して決定され、管理されているステップ数に基づいて行なうことができる。
このように、本実施形態の記録装置1においては、スロットインタイプの光ディスク駆動機構10と一体とすることで、記録装置1において光ディスクDを搬送する為の機構を特に具備する必要がなく、コンパクトな構成とすることができ、さらに、光ディスクDのレーベル面DLに対する画像の印刷も、該光ディスクDのイジェクト搬送を利用した1回の搬送で、良好に行なうことができる。
なお、本発明は、前述した実施の形態に限定されるものではなく、必要に応じて種々の変更が可能である。
例えば、前記印刷媒体としては、光ディスクのような円形状のものに限らず、前記印刷媒体の搬送方向に直交する幅方向における前記印刷面の発熱素子の接触長さ寸法が搬送方向において異なる部分を有する異形状とされているものであれば、本発明の効果を顕著に得ることができる。例えば、平面形状が星形やハート型の印刷媒体であってもよい。その際、印刷面の形状は矩形であってもよい。本願発明は、サーマルヘッドの印刷面に対する押圧力を均一にすることを目的とするものであり、印刷領域に対する押圧力を調整するという思想ではないためである。
また、本実施形態においては、記録装置を光ディスク駆動機構と一体に形成し、前記光ディスク駆動機構に配設された搬送手段によって搬送される光ディスクのレーベル面に所望の画像を印刷する構成としたが、記録装置に記録媒体の搬送機構(公知の構成であってもよい)を設け、該搬送機構によって搬送される記録媒体に対し、前述のようなサーマルヘッドの圧接・離間の制御により、サーマルヘッドの圧接荷重を変化させながら所望の記録を行なうことも可能である。
本発明の記録装置の実施形態における要部断面図 本発明の記録装置の実施形態における要部斜視図 図2の分解斜視図 本発明の記録装置の実施形態におけるサーマルヘッドの圧接・離間機構の駆動力の伝達系を示す説明図 本発明の記録装置の実施形態におけるカムギアの構成を示す説明図であり、(a)は図2及び図3において図中左側に示し、図4に示すカムギアのヘッドアップ状態を示し、(b)はヘッドダウン状態を示す説明図 本発明の記録装置の実施形態における制御系の構成を説明するブロック図
符号の説明
1 記録装置
2 スロット
3 筐体
4 伝達系
10 光ディスク駆動機構
21 サーマルヘッド
22 プラテンローラ
23 側板
26 ローラ部
27 軸部
37 ばねプレート
37A プレート本体
37B プレート側壁
37C 爪状係止部
37a 係止孔
37b ヘッド用カムコロピン
39 コイルばね
40 ヘッドレバー
40A 基端部
40B 突出片
40C 係止片
40D 係合部
40b 係合孔
41 サーマルヘッド取付台
42 凹部
50 カムギア
50a 軸孔
50b ヘッド用カム溝
50c ローラ用カム溝
50d ギア部
51 軸状突起部
52 ヘッドレバーユニット
52A 基台
52a 軸孔
53 軸
54 ねじ部材
58 上側保持ローラ
59 下側保持ローラ
59A 支持アーム
59a 支軸
59b ローラ用カムコロピン
60 システム制御部
61 ODD制御部
62 プリンタ制御部
D 光ディスク
DL レーベル面
M UDモータ

Claims (3)

  1. 印刷媒体を挿入および排出するためのスロットがフロントに形成された筐体と、
    搬送手段によって搬送される前記印刷媒体の搬送経路上における印刷部において、発熱素子を前記印刷媒体の搬送方向に直交させて配列させたサーマルヘッドが設けられ、前記搬送方向に直交して設けられた軸に軸支され、前記スロット側を開放先端部として回動可能なヘッドレバーユニットと、
    前記搬送方向に直交する前記筐体の対向する一対の側板にそれぞれ配設され、回転駆動することにより前記サーマルヘッドを前記印刷媒体に対してヘッドダウンおよびヘッドアップさせる一対のカムギアと、
    前記カムギアの回転駆動を制御するプリンタ制御部とを備え、
    前記サーマルヘッドを前記印刷媒体の印刷面に圧接させ、前記発熱素子に選択的に通電する制御を行って、前記印刷面内における印刷領域に所望の印刷を行う記録装置であって、
    前記ヘッドレバーユニットは、サーマルヘッド取付台を介して前記サーマルヘッドが固定されたヘッドレバーと、前記ヘッドレバーの前記サーマルヘッド取付台の取付位置より前記フロント面側に形成された凹部と、前記凹部の前記フロント面側の先端側壁に突出して形成された係止片と、前記凹部の開口上部を覆うようにして前記ヘッドレバーに配設された板状のばねプレートと、前記ばねプレートの前記側板側両端部に前記係止片の長さ寸法よりも上下方向に延在する長孔として形成され前記係止片と係合する係止孔と、前記ばねプレートの前記側板側両端部に突出して形成されたヘッド用カムコロピンと、前記ばねプレートの下面に上部を当接させて、弾性付勢力により前記サーマルヘッドを下方へ付勢するコイルばねとを有し、
    前記一対のカムギアの対向面にはそれぞれ前記ヘッド用カムコロピンをスライド移動可能に係合させるとともに、前記ヘッドダウン状態とするためのヘッドダウン領域が設けられたヘッド用カム溝が形成されており、
    前記印刷媒体は、前記印刷媒体の搬送方向に直交する幅方向における印刷面の発熱素子の接触長さ寸法が搬送方向において異なる部分を有する形状とされ、
    前記ヘッドダウン時に前記印刷部に搬送された前記印刷媒体の前記印刷面の前記接触長さ寸法に応じて、前記プリンタ制御部により前記カムギアを回動させ、前記ヘッドダウン領域内における前記ヘッド用カムコロピンの位置の調整を行い、前記ばねプレートの前記係止孔内で前記係止片を移動させ、前記コイルばねの上部に当接している前記ばねプレートと前記凹部の底面との間の高さ寸法を変化させて、前記コイルばねの弾性押圧力を調整することによって前記サーマルヘッドの前記印刷媒体に対する圧接荷重を調整することを特徴とする記録装置。
  2. 前記印刷媒体は円形状の光ディスクであり、前記印刷媒体の印刷面は同心の円形状とされていることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 光ディスク駆動機構と一体に形成されており、前記光ディスク駆動機構に配設された搬送手段によって搬送される光ディスクのレーベル面に所望の画像を印刷することを特徴とする請求項2に記載の記録装置。
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