JP4970100B2 - インクジェットヘッド - Google Patents

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Description

本発明は、インク循環式およびインク非循環式の両方に対応するインクジェットヘッドに関する。
例えば、ヘッド内でインクを循環させた状態で、インク滴を吐出できるようにしたインクジェットヘッドが知られている。このインクジェットヘッドは、複数の流体チャンバを有し、各流体チャンバは、ノズル、入口マニホルド、および出口マニホルドに接続されている。このインクジェットヘッドは、入口マニホルド、各流体チャンバ、出口マニホルドに至る流体の流れを生じさせる部材を有する。
このインクジェットヘッドでは、各チャンバを通る流体の流れが、流体内に含まれる異物をノズルから除去するのに十分な流れになっている。また、入口マニホルドから出口マニホルドまで至る際の流路抵抗が、少量だけ変化するようになっている。このため、小滴の射出特性に重大な差をもたらさないようになっている(例えば、特許文献1参照)。
一方、インクジェットヘッドにおいて、ヘッド内でインクを循環させないものが周知である。このインクジェットヘッドでは、インクタンクから供給されたインクは、インクジェットヘッド内の流路を通り、ノズルから小滴として吐出される。
特表2002−533247号公報
上記従来のインク循環式のインクジェットヘッドは、その吐出信頼性の高さおよびインク流路の洗浄性の高さから、高信頼性のインクジェットヘッドとして需要が高まっている。一方、より安価なシステムでの印字、すなわちインク非循環式のインクジェットヘッドも要望されている。このため、インクの特性や印刷装置の要求に応じて、インク循環式およびインク非循環式のいずれかが選択されるという実情がある。このため、インク循環式およびインク非循環式のいずれにも対応できるインクジェットヘッドが望まれていたが、上記従来のインクジェットヘッドでは、そのような発想や示唆が一切なかった。
本発明の目的は、簡単な構造で、インク循環式およびインク非循環式のいずれにも対応することができるインクジェットヘッドを提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明の一つの形態にかかるインクジェットヘッドは、インクが満たされる圧力室と、前記圧力室の一の面に設けられるノズルと、前記圧力室に設けられるとともに、前記圧力室内のインクを前記ノズルから吐出させる駆動素子と、前記圧力室に前記インクを供給するための第1の供給口および第2の供給口と、前記圧力室から前記インクを排出するための排出口と、前記第2の供給口と前記圧力室との間に設けられるフィルタ部材と、を具備し、前記第1の供給口および前記排出口を閉じた状態で、前記第2の供給口から供給された前記インクが、前記フィルタおよび前記圧力室を経由し、前記ノズルから吐出される第1の使用状態と、前記第2の供給口を閉じた状態で、前記第1の供給口から供給された前記インクが、前記圧力室を経由し、その一部が前記ノズルから吐出されるとともに、その一部が前記排出口から外部に排出される第2の使用状態と、のうちいずれか一方で使用される。
本発明によれば、簡単な構造で、インク循環式およびインク非循環式のいずれにも対応することができるインクジェットヘッドを提供することができる。
以下、図面を参照しながら本発明のインクジェットヘッドの実施形態について説明する。インクジェットヘッドは、いわゆるインク循環式の印刷装置に搭載されて使用されるものであるが、インク非循環式の印刷装置に搭載しても使用できるものである。
図1と図2に示すように、インクジェットヘッド11は、ヘッド本体12と、ヘッド本体12に取り付けられた一対の回路基板13と、ヘッド本体12の圧力室21にインク16を供給するための第1の供給部14および第2の供給部15と、ヘッド本体12の圧力室21からインク16を排出するための排出部17と、を備えている。各回路基板13は、ヘッド駆動用IC18をそれぞれ有している。第1の供給部14および排出部17は、インク16を循環させる第2の使用状態で用いられる。第2の供給部15は、インク16を循環させない第1の使用状態で用いられる。
第1の供給部14は、第1の接続端部14Aを有し、この第1の接続端部14Aは、図示しない印刷装置に搭載された際に循環式のインクタンクと接続するのに用いられる。同様に、第2の供給部15は、第2の接続端部15Aを有し、第2の接続端部15Aは、図示しない印刷装置の非循環式のインクタンクに接続するのに用いられている。排出部17は、前記循環式のインクタンクに接続してインク16を戻すための第3の接続端部17Aを有している。
図2と図3に示すように、ヘッド本体12は、内部に形成された圧力室21と、圧力室21に連通している複数の貫通孔22と、圧力室21に設けられた駆動素子23と、圧力室21の一の面に設けられたノズルプレート24と、第2の供給部15と圧力室21との間に設けられたフィルタ部材25と、第2の供給部15とフィルタ部材25の間に設けられる接続部26と、を有している。ヘッド本体12は、圧力室21と第1の供給部14とを連通させる第1の供給口31と、接続部26と第2の供給部15とを連通させる第2の供給口32と、圧力室21と排出部17とを連通させる排出口33と、を有している。インクジェットヘッド11を使用する際には、圧力室21の内部にインク16が満たされる。
複数の貫通孔22は、第1の供給部14と圧力室21とを連通するための複数の中央孔22Aと、排出部17と圧力室21とを連通するための複数の両端部孔22Bと、を含んでいる。図5に示すように、第1の供給部14と複数の中央孔22Aとは、第1の連絡流路28を介して接続されている。図6に示すように、排出部17と複数の両端部孔22Bとは、第2の連絡流路29を介して接続されている。
ノズルプレート24は、図3に示すように、2列のノズル列34を有している。各ノズル列34は、インクジェットヘッド11の長手方向に沿った方向に延びている。各ノズル列34は、複数のノズル35を含んでいるが、図3では、1個のみを示している。各ノズル35のノズル径(直径)は、20〜40μmで構成されている。各ノズル35は、圧力室21の一の面に設けられている。
駆動素子23は、図4に示すように、分極方向を対向させるようにした第1の圧電素子36と第2の圧電素子37とを張り合わせて形成されている。駆動素子23は、第1と第2の圧電素子36、37を駆動するための電極38をさらに備えている。第1の圧電素子36と、第2の圧電素子37とは、例えば、PZT(チタン酸ジルコン酸鉛)系の圧電セラミックス材料でそれぞれ形成されている。この電極38は、第1、第2の圧電素子36、37の表面に対して、例えば無電解ニッケルメッキを施して形成される。各駆動素子23の間の位置に前記圧力室21が形成されている。すなわち、駆動素子23は、圧力室21に面して設けられている。
フィルタ部材25は、いわゆる電鋳フィルタで構成されている。フィルタ部材25の孔径(直径)は、例えば、ノズル35の直径の1/2から1/3の大きさを有している。
続いて、図3と図4を参照して、このインクジェットヘッド11を非循環方式の印刷装置に搭載して、印刷を行う第1の使用状態について説明する。すなわち、第1の使用状態では、インクジェットヘッド11内でインク16を循環させない非循環方式でインク滴の吐出駆動を行う。印刷装置は、図示しない公知のもので構成されており、例えば、インクジェットヘッド11にインク16を供給するためのインクタンクと、インクジェットヘッド11のインク吐出を制御するための制御部と、を含んでいる。
第1の使用状態では、循環式で使用する第1の供給部14および排出部17は使用しない。このため、第1の供給部14に設けられた第1の接続端部14Aと、排出部17に設けられた第3の接続端部17Aとには、それぞれ例えば図9に示すような密閉部材であるゴム栓42がなされて密閉されており、ヘッド本体12の内部の圧力が一定になるようにしている。また、ゴム栓42によって、ヘッド本体12内のインク16が外部に漏れ出ないようになっている。
図3に示すように、第2の供給部15から供給されたインク16は、第2の供給口32を経由して、接続部26内に満たされる。このときフィルタ部材25上にはメニスカスが形成されている。接続部26内に十分な量のインク16が充填され、接続部26内の圧力が当該メニスカスの破壊圧に到達すると、インク16はフィルタ部材25を通って圧力室21にまで供給される。その際、インク16中に含まれる微小なゴミやパーティクルがフィルタ部材25によって除去される。図3に示すように、第1の使用状態においては、3列の貫通孔22を経由して、インク16が接続部26から圧力室21に供給される。
図4に示すように、圧力室21にインク16が満たされた状態で、ユーザが印刷装置に対して印刷開始を指示すると、印刷装置の制御部は、インクジェットヘッド11に対して印字信号をヘッド駆動用IC18に出力する。印刷信号を受けたヘッド駆動用IC18は、駆動パルス電圧を駆動素子23に印加する。これにより、図4に2点鎖線で示すように、左右一対の駆動素子23は、シェアモード変形を行って湾曲するように互いに離反する。そして、これらを初期位置に復帰させて圧力室21のインク16を加圧することで、ノズル35からインク滴が勢い良く吐出される。
続いて、図5から図9を参照して、このインクジェットヘッド11を循環方式の印刷装置に搭載して、印刷を行う第2の使用状態について説明する。すなわち、第2の使用状態では、インクジェットヘッド11内でインク16を循環させる循環方式でインク滴の吐出駆動を行う。印刷装置は、図示しない公知のもので構成されており、例えば、インクジェットヘッド11にインク16を供給するための循環式のインクタンクと、インクジェットヘッド11のインク吐出を制御するための制御部と、インク16を循環させるためのポンプなどを含んでいる。
第2の使用状態では、非循環式で使用する第2の供給部15は使用しない。このため、図9に示すように、第2の使用状態では、第2の供給部15の第2の接続端部15Aには密閉部材であるゴム栓42がなされている。ゴム栓42によって、ヘッド本体12の内部の圧力が一定に維持され、ヘッド本体12の内部のインク16が外部に漏れ出すことを防いでいる。
図5と図7に示すように、第1の供給部14から供給されたインク16は、第1の供給口31、複数の中央孔22Aを通って、圧力室21に供給される。すなわち、第2の使用状態において、インク16はフィルタ部材25によってろ過されることはない。圧力室21において、図4に示すように、駆動素子23が駆動すると、ノズル35からインク滴が吐出されることは、上記した第1の使用状態と同じである。ただし、第2の使用状態においては、図6と図8に示すように、圧力室21で使用されなかったインク16は、排出口33および排出部17を経由してインクジェットヘッド11の外部に排出され、印刷装置のインクタンクに戻される。
このように、インク16は、印刷装置のインクタンクとインクジェットヘッド11との間で常時循環されている。一連の印刷処理は、インク16が循環した状態で行われる。このため、例えばノズル35にインク16中に混入したパーティクルが嵌って、ノズル35が不吐出の状態になってしまっても、ヘッド本体12の内部のインク16の循環流によってパーティクルが除去される。
なお、第2の使用状態において、圧力室21および貫通孔22内のインク16がフィルタ部材25を超えて接続部26に流れてしまうことは防止される。
以下、この点について具体的に説明する。図9に示すように、第2の使用状態において、接続部26内には空気27が貯留されている。また、貫通孔22および圧力室21の内部にはインク16が貯留されている。フィルタ部材25は、接続部26内の空気27と、圧力室21内のインク16と、を仕切っている。
第1の供給部14から送られた中央孔22Aの付近のインク16は、正圧に維持されている。また、両端部孔22B付近のインク16は、負圧に維持されている。このため、これらの中間にある圧力室21の内部のインク16は弱負圧に維持されている。このため、意図しないときに、ノズル35からインク16が漏れ出さないようになっている。
図9に示すように、中央孔付近のフィルタ部材25の表面には、インク16が微小量漏れ出して、接続部26に向かって凸になったインクメニスカス51が形成される。本実施形態のフィルタ部材25は、このインクメニスカス51の保持圧が圧力室21の圧力よりも高くなるように設計されている。このため、中央孔22A付近のインク16が接続部26に漏れ出して、当初のとおりにインク16が循環しなくなる事態が発生するのが防止されている。なお、このインクメニスカス51の保持圧は、例えば、フィルタ部材25の孔径、インクメニスカス51の表面張力・接触角などによって決定される。
また、何らかの原因で、インクメニスカス51が破壊され、接続部26を介して中央孔22Aから両端部孔22Bにインク16が流れてしまうことが考えられる。本実施形態では、フィルタ部材25は、その内部の流路抵抗が圧力室21の流路抵抗よりも大きくなるように設計されている。これにより、なんらかの事情で接続部26内にインク16が漏れ出してしまう場合であっても、漏れ出したインク16がこの経路で流れ続ける量は、本流(前記循環流)に比べて僅かとなる様になっている。この場合、フィルタ部材25の流路抵抗は、例えば、フィルタ孔径、管路の長さ、インクの粘性などによって決定される。また、このフィルタ部材25の流路抵抗によって、中央孔22A付近のインク16がフィルタ部材25の内部を伝って両端部孔22Bに流れてしまう量が僅かな為、本流に与える影響は無視できる。
なお、図9に示すように、両端部孔22Bの近傍では、負圧になっているため、フィルタ部材25の表面には、両端部孔22Bに向かって凸になったインクメニスカス52が形成されている。
本実施形態にかかるインクジェットヘッド11の製造工程には、洗浄工程が含まれる。以下、洗浄工程について説明する。ヘッド本体12の内部を洗浄する際には、例えば、第1の供給部14から洗浄液を供給するとともに、排出部17から洗浄液を排出するようにする。これによって、フィルタ部材25の下流側の構造を中心に洗浄液で洗浄することができる。また、本実施形態のインクジェットヘッド11は、循環式のものをベースにしているため、洗浄液の流速も適度に維持される。このため、洗浄工程において、ヘッド本体12の内部によどみが生ずることを防止して、効率のよい洗浄がなされる。なお、洗浄液としては、真水のほか、アルコールなどであってもよい。また、洗浄工程は、上記のものに限られず、第2の供給部15から洗浄液を流して、フィルタ部材25の上流側も洗浄できることはいうまでもない。
以上が、インクジェットヘッド11の実施形態である。本実施形態によれば、インクジェットヘッド11は、第1の供給部14および排出部17を閉じた状態で、第2の供給部15から供給されたインク16が、フィルタ部材25および圧力室21を経由し、ノズル35から吐出される第1の使用状態と、第2の供給部15を閉じた状態で、第1の供給部14から供給されたインク16が、圧力室21を経由し、その一部がノズル35から吐出されるとともに、その一部が排出部17から外部に排出される第2の使用状態と、のうちいずれか一方で使用される。
この構成によれば、インク16を循環させない第1の使用状態と、インク16を循環させる第2の使用状態との両方で、インクジェットヘッド11を用いることができる。これにより、インク循環式の印刷装置と、インク非循環式の印刷装置の両方に対応することが可能なインクジェットヘッド11を得ることができる。また、通常の非循環式のインクジェットヘッド11では洗浄することができない箇所、すなわちフィルタ部材25の下流側の構造についても、本実施形態のインクジェットヘッド11では効率よく洗浄できる。これによって、洗浄効率を改善して、インクジェットヘッド製造の際の歩留りを向上できる。
また、循環式のインクジェットヘッドにおいて許容されるパーティクルの量は、非循環式のインクジェットヘッドの許容量に比して大きくなっている。これは、インク循環式のインクジェットヘッドでは、吐出動作中でもインクが循環しているため、ノズルにパーティクルが詰まった場合でも、インクの流れによって不吐出状態が解消されることに基づくものである。このため、循環式のインクジェットヘッドでは、そもそも製造過程で許されるゴミ等のパーティクルの量が非循環式のものよりも緩和されている。本実施形態のインクジェットヘッド11は、循環式のインクジェットヘッドをベースとしているため、許容されるパーティクルの条件もゆるくなっている。この点からも、本実施形態のインクジェットヘッド11は、非循環式のインクジェットヘッドに比して、歩留りを向上することができる。
この場合、第2の供給部15とフィルタ部材25との間に設けられるとともに、第2の使用状態において空気27を貯留する接続部26を具備し、フィルタ部材25は、第2の使用状態において、接続部26内の空気27と、圧力室21内のインク16と、を仕切っている。この構成によれば、第2の使用状態において、使用されないフィルタ部材25によってインク流路の一部を兼ねさせることができる。これにより、第2の使用状態において、インクジェットヘッド11内の流路を規定するための壁部を別途に設ける必要がなく、部品点数を削減と、インクジェットヘッド11の小型化とを実現できる。
第2の使用状態において、フィルタ部材25の表面には、接続部26に向かってインクメニスカス51が形成されており、フィルタ部材25は、圧力室21の圧力よりも大きいインクメニスカス51の保持圧を有する。この構成によれば、フィルタ部材25の表面に形成されたインクメニスカス51が破壊されることがなく、当初予定しない接続部26を介したインク循環を生じてしまうことを防止できる。
この場合、フィルタ部材25の流路抵抗は、圧力室21の流路抵抗よりも大きくなっている。一般に、上記したフィルタ部材25の表面に形成されたインクメニスカス51が破壊されることはないが、なんらかの条件でインクメニスカス51が破壊される可能性も否定できない。この構成によれば、接続部26を介して第1の連絡流路28から第2の連絡流路29にインク16が流れてしまうことがあっても、この流れが継続してしまうことが防止され、インク16は流路抵抗の低い圧力室21に戻される。これにより、インク16が予期しない方向に循環してしまう事態が発生することを防止することができる。
本発明は、前記実施の形態に限定されるものではない。このほか、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能であるのは勿論である。
第1の実施形態に係るインクジェットヘッドを示す斜視図。 図1に示すインクジェットヘッドのヘッド本体を示す斜視図。 図2に示すヘッド本体のF3−F3線に沿った断面図。 図3に示すヘッド本体の駆動素子を示す断面図。 図2に示すヘッド本体のF5−F5線に沿った断面図。 図2に示すヘッド本体のF6−F6線に沿った断面図。 図5に示すヘッド本体のF7−F7線に沿った断面図。 図6に示すヘッド本体のF8−F8線に沿った断面図。 図5に示すヘッド本体のF9−F9線に沿った断面図。
符号の説明
11…インクジェットヘッド、14…第1の供給部、15…第2の供給部、16…インク、17…排出部、21…圧力室、23…駆動素子、25…フィルタ部材、26…接続部、35…ノズル、51…インクメニスカス

Claims (4)

  1. インクが満たされる圧力室と、
    前記圧力室の一の面に設けられるノズルと、
    前記圧力室に面して設けられるとともに、前記圧力室内のインクを前記ノズルから吐出させる駆動素子と、
    前記圧力室に前記インクを供給するための第1の供給部および第2の供給部と、
    前記圧力室から前記インクを排出するための排出部と、
    前記第2の供給部と前記圧力室との間に設けられるフィルタ部材と、
    を具備し、
    インク非循環式の印刷装置に搭載され、前記第1の供給部および前記排出部を閉じた状態で、前記第2の供給部から供給された前記インクが、前記フィルタ部材および前記圧力室を経由し、前記ノズルから吐出される第1の使用状態と、
    インク循環式の印刷装置に搭載され、前記第2の供給部を閉じた状態で、前記第1の供給部から供給された前記インクが、前記圧力室を経由し、その一部が前記ノズルから吐出されるとともに、その一部が前記排出部から外部に排出される第2の使用状態と、
    のうちいずれか一方で使用されることを特徴とするインクジェットヘッド。
  2. 前記第2の供給部と前記フィルタ部材との間に設けられるとともに、前記第2の使用状態において空気が貯留される接続部を具備し、
    前記フィルタ部材は、前記第2の使用状態において、前記接続部内の空気と、前記圧力室内のインクと、を仕切ることを特徴とする請求項1に記載のインクジェットヘッド。
  3. 前記第2の使用状態において、前記フィルタ部材の表面には、前記接続部に向かってインクメニスカスが形成されており、
    前記フィルタ部材は、前記圧力室の圧力よりも高い前記インクメニスカスの保持圧を有することを特徴とする請求項2に記載のインクジェットヘッド。
  4. 前記フィルタ部材の流路抵抗は、前記圧力室の流路抵抗よりも大きいことを特徴とする請求項2または請求項3に記載のインクジェットヘッド。
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