JP4968148B2 - 表示駆動装置、表示装置、及び表示駆動方法 - Google Patents

表示駆動装置、表示装置、及び表示駆動方法 Download PDF

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Description

本発明は、階調アンプ方式を用いた表示駆動を行うことができる表示駆動装置、表示装置、及び表示駆動方法に関する。
液晶表示装置等において階調表示を行うための方式の一つとして、階調アンプ方式とよばれる方式がある。階調アンプ方式は、電源電圧を抵抗分割等の手法によって分割して生成される複数の階調電圧の中から表示データの示す階調レベルに応じた階調電圧を選択して表示画素に供給することで階調表示を行う方式である(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1等の従来の階調アンプ方式においては、1つの階調レベルが1つの階調アンプに対応している。したがって、例えばラスタ表示(1行内の表示画素が同じ階調レベルの表示)を行う場合には、1つの階調アンプで対応する行内の全ての表示画素を駆動することになる。
特開2007−17597号公報
上述したように、従来では、ラスタ表示の際に1行内の全ての表示画素を1つの階調アンプで駆動することしかできない。したがって、階調アンプの駆動能力が不足して表示画素への階調電圧の書き込み不足が発生するおそれがある。この書き込み不足を防止するための手法の1つとして、階調アンプの駆動能力を十分に高めておくことが考えられる。しかしながら、この場合にはコストアップに繋がりやすい。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、比較的駆動能力の低い階調アンプを用いつつも適切なラスタ表示を行うことができる表示駆動装置、表示装置、及び表示駆動方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の第1の態様の表示駆動装置は、表示画素をデジタル信号の表示データに基づいて駆動する表示駆動装置において、前記表示データが示す階調レベルに対応する複数の階調電圧を生成するための階調電圧生成手段と、前記階調電圧生成手段から出力される前記複数の階調電圧をそれぞれ増幅して出力する複数の増幅手段と、所定期間の間、前記増幅手段でそれぞれ増幅された複数の階調電圧の中で、入力された前記表示データが示す階調レベルに対応した階調電圧を含む複数の階調電圧を同時に選択して前記表示画素に供給する選択手段とを具備することを特徴とする。
また、上記の目的を達成するために、本発明の第4の態様の表示装置は、複数の走査ライン及び複数の信号ラインの各交点近傍に配列された複数の表示画素を有する表示パネルをデジタル信号の表示データに基づいて駆動して画像表示を行う表示装置において、前記複数の走査ラインに走査信号を順次出力して前記表示画素を順次選択状態に設定する走査側駆動手段と、前記選択状態に設定された表示画素に前記表示データに対応した映像信号を出力する信号側駆動手段とを具備し、前記信号側駆動手段は、前記表示データが取り得る全ての階調レベルに対応する複数の階調電圧を生成するための階調電圧生成手段と、前記階調電圧生成手段から出力される前記複数の階調電圧をそれぞれ増幅して出力する複数の増幅手段と、所定期間の間、前記増幅手段で増幅された複数の階調電圧の中で前記表示データが示す階調レベルを含む複数の階調電圧を選択して前記表示画素に供給する選択手段とを具備することを特徴とする。
また、上記の目的を達成するために、本発明の第7の態様の表示駆動方法は、表示データが取り得る全ての階調レベルに対応する複数の階調電圧を生成し、前記生成された複数の階調電圧をそれぞれ増幅し、所定期間の間、前記増幅された複数の階調電圧の中で前記表示データが示す階調レベルを含む複数の階調電圧を選択して前記表示画素に供給することを特徴とする。
本発明によれば、比較的駆動能力の低い階調アンプを用いつつも適切なラスタ表示を行うことができる表示駆動装置、表示装置、及び表示駆動方法を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態に係る表示駆動装置を適用した表示装置の構成を示す図である。図1に示す表示装置1は、表示パネル10と、信号ドライバ(信号側駆動手段)20と、走査ドライバ(走査側駆動手段)30と、RGBデコーダ40と、共通電圧発生回路50と、コントローラ60と、電源電圧発生回路70とを有している。
表示パネル10は、行方向に配設された複数の走査ラインと、列方向に配設された複数の信号ラインとを備え、走査ラインと信号ラインとの各交点近傍に図2に示す表示画素が設けられて構成されている。
図2は、表示パネル10に設けられる1つの表示画素の等価回路を示す図である。図2に示す走査ラインGには薄膜トランジスタ(TFT)11のゲート電極が接続され、信号ラインSにはTFT11のソース電極が接続されている。さらに、TFT11のドレイン電極には画素電極12と補助容量14の一方の電極とが接続されている。そして、共通電極13と補助容量14の他方の電極とは共通信号ラインCに接続されている。さらに、画素電極12と共通電極13との間には液晶が充填され、液晶層を構成している。このような構成の表示画素において、画素電極12と共通電極13との間に電圧が印加されると、この電圧の値に応じて画素電極12と共通電極13との間に充填された液晶の配向状態が変化して液晶層中における光の透過率が変化する。これにより、図2に示す表示画素の背面等に配置された図示しない光源からの光の透過状態が変化して画像表示が行われる。
信号ドライバ20は、図2の信号ラインSが接続され、コントローラ60から出力される水平制御信号に基づいて、RGBデコーダ40から供給されるR(赤)、G(緑)、B(青)の各色の表示データを1行単位で取り込み、この取り込んだ表示データに対応する階調電圧を選択して信号ラインSに供給する。この信号ドライバ20については後で詳しく説明する。
走査ドライバ30は、図2の走査ラインGが接続され、コントローラ60からの垂直制御信号を受け、1行分のTFT11をオンするための走査信号を各走査ラインGに順次印加して、TFT11をオン状態とし、信号ラインSと交差する位置の表示画素における画素電極12に、信号ドライバ20から信号ラインSを介して供給された階調電圧を印加する。
RGBデコーダ40は、例えば表示装置1の外部から供給される映像信号(例えばコンポジットビデオ信号)から水平同期信号、垂直同期信号、及び輝度・色差信号を抽出してコントローラ60に供給するとともに、輝度・色差信号からR、G、Bの各色の表示データを生成して信号ドライバ20に出力する。
共通電圧発生回路50には、図2の共通信号ラインCが接続されている。この共通電圧発生回路50は、コントローラ60からの制御信号に基づいて共通電圧Vcomを生成して、共通信号ラインCに印加する。
コントローラ60は、RGBデコーダ40からの垂直同期信号Vを受けて垂直制御信号を生成して走査ドライバ30に出力する。また、コントローラ60は、RGBデコーダ40からの水平同期信号Hを受けて水平制御信号を生成して信号ドライバ20に出力する。
電源電圧発生回路70は、信号ドライバ20において階調電圧を生成するための電源電圧VL及びVHを生成して信号ドライバ20に供給する。
次に、図1のような構成を有する表示装置1の動作について説明する。
RGBデコーダ40から垂直同期信号が供給されるとコントローラ60において垂直制御信号が生成される。そして、垂直制御信号が走査ドライバ30に出力される。
走査ドライバ30は、垂直制御信号が入力されて、1行分のTFT11をオンするための走査信号を各走査ラインGに順次印加する。
また、RGBデコーダ40から水平同期信号が供給されるとコントローラ60において水平制御信号が生成されて信号ドライバ20に出力される。また、これに伴って、RGBデコーダ40から表示データが出力される。信号ドライバ20は、水平制御信号を受けてRGBデコーダ40からの表示データを取り込み、この取り込んだ表示データに対応する階調電圧を選択して対応する信号ラインSに印加する。
走査ラインGに走査信号が印加され、信号ラインSに階調電圧が印加されると、これらの交点付近に設けられたTFT11がオンし、オンしたTFT11を介して表示画素の画素電極12と補助容量14とに信号ラインSからの階調電圧が印加される。そして、この印加された階調電圧と共通電圧との差に応じた電圧が液晶層と補助容量とに保持される。液晶層に発生した電界の強さによって液晶の配向状態が変化して液晶層における光の透過率が変化する。これにより、図2に示す表示画素の背面等に配置された図示しない光源からの光の透過状態が変化して画像表示が行われる。なお、補助容量14は、液晶に印加されている電圧を次の階調電圧の印加時まで保持しておくために設けられている。
次に、信号ドライバ20についてさらに説明する。図3は、本実施形態における信号ドライバ20の構成を示す図である。図3に示す信号ドライバ20は、階調電圧生成部21と、階調アンプ部22と、デジタルアナログコンバータ(DAC)部23とを有している。
階調電圧生成部21は、電源電圧発生回路から供給される電圧VHとVLの差の電圧を抵抗分割等の手法によって分割することで、表示データが取り得る全ての階調レベルに応じたn個の階調電圧を生成する。
階調アンプ部22は、階調電圧生成部21によって生成されるn個の階調電圧にそれぞれ対応したn個の階調アンプAMP1〜AMPnを有している。階調アンプAMP1〜AMPnは、バッファ回路として動作し、階調電圧生成部21において発生する階調電圧をそれぞれ1倍の増幅率で増幅する。また、バイアス電流制御部221は階調アンプAMP1〜AMPnにバイアス電流を供給することで、階調アンプAMP1〜AMPnの駆動能力を制御する。
DAC部23は、信号ラインSの数に対応したp個のデジタルアナログコンバータDAC1〜DACpを有している。それぞれのDACは、RGBデコーダ40から入力される表示画素毎の表示データ(mビット)が示す階調レベルに対応する階調電圧を選択して対応する信号ラインSに出力する。
図4は、本実施形態におけるDAC部23の1つのDACの内部構成を示す図である。図4に示すように、本実施形態におけるDACは、デコーダ231と、選択スイッチ232とを有している。
デコーダ231は、RGBデコーダ40から表示データと階調アンプ分散制御信号とが入力される。そして、デコーダ231は、表示データの示す階調レベルと階調アンプ分散制御信号の内容とから選択信号を生成して選択スイッチ232に出力する。選択スイッチ232は、階調アンプの数に対応したn個のスイッチから構成されている。各スイッチは、デコーダ231から選択信号が供給された場合にオンして対応する階調アンプの出力を対応する信号ラインSに出力する。
図5は、第1の実施形態におけるデコーダ231によって生成される選択信号について示す図である。
まず、各DACのデコーダ231に階調アンプ分散制御信号が入力されると、デコーダ231は階調アンプ分散制御信号の値を判定する。
階調アンプ分散制御信号がLowの場合には、1つの表示画素への階調電圧の書き込みを1つの階調アンプからの出力を用いて行う。したがって、図5に示すように、デコーダ231は、表示データによって示される階調レベルに対応した階調アンプからの出力を選択するように選択信号を出力する。例えば、表示データの示す階調レベルが階調レベル1の場合に、デコーダ231は、階調アンプAMP1の出力を選択するように選択信号を出力する。
一方、階調アンプ分散制御信号がHighの場合には、1つの表示画素への階調電圧の書き込みを複数の階調アンプからの出力を用いて行う。ここで、図5の例は、4階調レベル毎にグループ分けされた階調アンプを用いて階調電圧の分散書き込みを行う例を示している。即ち、階調レベル1〜階調レベル4については階調アンプAMP1〜階調アンプAMP4を同時に用いて書き込みを行う。また、階調レベル5〜階調レベル8については階調アンプAMP5〜階調アンプAMP8を同時に用いて書き込みを行う。これ以後も同様である。
例えば、各DACに入力された表示データの示す階調レベルが階調レベル1だった場合には、デコーダ231は、階調アンプAMP1、階調アンプAMP2、階調アンプAMP3、階調アンプAMP4を同時に選択するように選択信号を出力する。また、各DACに入力された表示データの示す階調レベルが階調レベルnだった場合には、デコーダ231は、階調アンプAMPn−3、階調アンプAMPn−2、階調アンプAMPn−1、階調アンプAMPnを同時に選択するように選択信号を出力する。
図6は、本実施形態における階調アンプ分散制御信号を用いた表示駆動の際のタイミングチャートである。なお、図6は、1水平期間(1行分の表示画素に階調電圧の書き込みを行う期間)毎のタイミングチャートを示している。なお、図6の例では、表示画素への階調電圧の書き込みの初期段階のみ、階調アンプ分散制御信号をHighとする。
コントローラ60は水平同期信号をHighとすると同時に階調アンプ分散制御信号をHighとする。これにより、デコーダ231に入力される表示データが示す階調レベルを含むグループの階調アンプからの出力が全て選択される。このとき、選択された階調アンプが互いにショートされ、各階調アンプからの階調電圧が表示画素に供給される。したがって、階調アンプ部22における出力インピーダンスが、階調アンプを1つだけ選択した場合よりも下がるので、1つの階調アンプのみで階調電圧の書き込みを行う場合よりも駆動能力が高まることになる。
階調アンプ分散制御信号をHighとした後、表示画素の電圧が安定する程度の所定期間(この期間は例えば実測によって求めておくものとする)の経過後に、コントローラ60は階調アンプ分散制御信号をLowとする。これにより、各表示画素は、それぞれ、対応する表示データによって示される階調レベルに応じた階調アンプのみで駆動される。表示画素の電圧は目標の電圧となる。
ここで、書き込みの初期段階では、各表示画素に書き込むべき目標の電圧と実際に表示画素に書き込まれる電圧との差が大きい。また、目標の階調レベルの近隣の階調レベルのグループで階調電圧の書き込みを行うので、比較的短期間で表示画素の電圧を目標電圧に安定させることができる。
ここで、液晶には、直流電圧を長時間印加すると特性が劣化する性質がある。したがって、液晶に印加する電圧の極性は、所定期間(例えば、1水平期間毎や1垂直期間毎)に反転させる必要がある。図6は、1水平期間毎に信号ドライバ20の出力の極性を反転させる例を示している。この反転の手法については種々の手法がある。例えば、階調電圧生成部21で生成される階調電圧の極性を反転させる、即ち電圧VHと電圧VLとを所定期間毎に反転させる手法や、信号ドライバ20に入力する表示データのビット値を所定期間毎に反転させる手法等がある。このような極性反転を行う場合であっても、表示データに対する階調電圧の対応を切り替えることで、本実施形態の手法を適用することが可能である。
以上説明したように、第1の実施形態によれば、特に高い駆動能力が必要な階調電圧の書き込み初期の段階において、1つの表示画素に対して複数の階調アンプを用いて階調電圧の書き込みを行う。したがって、個々の階調アンプの駆動能力が低くとも、書き込み不足等がない適正な表示が可能である。このような本実施形態の手法は、特に、ラスタ表示等、1ライン内で多数の表示画素を同一の階調レベルの表示とする必要がある場合に効果的である。
また、低い駆動能力を持つ階調アンプを用いることができるので、階調アンプ部22のシュリンクを図ることが可能である。したがって、分散書き込みを行わない場合に比べて表示パネルの他画素化を図ることが可能である。また、バイアス電流制御部221から供給するバイアス電流を小さくしても書き込みが可能となるため、省電力化にも繋がる。
ここで、第1の実施形態では、1つの表示画素に対して4つの階調アンプを用いて階調電圧の書き込みを行う例を説明したが、この数は4つに限るものではない。2つ又は3つの階調アンプを用いて書き込みを行うむようにしても良いし、5つ以上の階調アンプを用いて書き込みを行うようにしても良い。
また、第1の実施形態では、階調電圧の書き込みの初期段階では複数の階調アンプを用いた書き込みを行うようにしているが、1ライン内で所定の画素数以上、同一の階調レベルの表示を行う場合にのみ分散書き込みを行うようにしても良い。
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。第1の実施形態は、1つの表示画素への階調電圧の書き込みを複数の階調アンプからの出力を用いて行っている。これに対し、第2の実施形態は、階調アンプを複数の系統に分けて駆動することで、1つの階調アンプへの負荷を低減させる例である。
図7は、本実施形態における信号ドライバ20の構成を示す図である。ここで、図7においては、第1の実施形態と同様の構成を有する階調電圧生成部21の図示を省略している。また、階調アンプ部22の構成も第1の実施形態と同様であるので説明を省略する。
図7に示すように、第2の実施形態におけるDAC部23はp個のDACを有している。そして、このp個のDACは、それぞれがq個のDACからなる3系統のDAC DAC11〜DAC1q、DAC21〜DAC2q、DAC31〜DAC3qとして構成されている。これらの3系統のDACには階調アンプ分散制御信号の代わりに後述する画素分散制御信号が入力される。なお、図7に示すDACの内部構成は図4で示したものと同様である。したがって、図7に示すDACの内部構成については説明を省略する。
図8〜図10は、第2の実施形態におけるデコーダ231によって生成される選択信号について示す図である。ここで、図8はDAC11〜DAC1q内のデコーダ231によって生成される選択信号を示し、図9はDAC21〜DAC2q内のデコーダ231によって生成される選択信号を示し、図10はDAC31〜DAC3q内のデコーダ231によって生成される選択信号を示している。
まず、各DACのデコーダ231に画素分散制御信号が入力されると、デコーダ231は画素分散制御信号の値を判定する。
画素分散制御信号がLowの場合には、図8、図9、図10に示すように、デコーダ231は、入力された表示データによって示される階調レベルに対応した階調アンプからの出力を選択するように選択信号を出力する。
一方、画素分散制御信号がHighの場合には、階調電圧の書き込みを3系統のDACに分散して行う。DAC11〜DAC1qの系統のデコーダ231は、階調アンプAMP1、AMP4、AMP7、…、AMPn−3、AMPnにのみ対応している。DAC11〜DAC1qの系統のデコーダ231に表示データが入力された場合、デコーダ231は、図8に示すように、入力された表示データが示す階調レベルに従って、階調アンプAMP1、AMP4、AMP7、…、AMPn−3、AMPnの出力の何れかを選択するように選択信号を出力する。また、DAC21〜DAC2qの系統のデコーダ231は、階調アンプAMP2、AMP5、AMP8、…、AMPn−2にのみ対応している。DAC21〜DAC2qの系統のデコーダ231に表示データが入力された場合、デコーダ231は、図9に示すように、入力された表示データが示す階調レベルに従って、階調アンプAMP2、AMP5、AMP8、…、AMPn−2の出力の何れかを選択するように選択信号を出力する。さらに、DAC31〜DAC3qの系統のデコーダ231は、階調アンプAMP3、AMP6、AMP8、…、AMPn−1にのみ対応している。DAC31〜DAC3qの系統のデコーダ231に表示データが入力された場合、デコーダ231は、図10に示すように、入力された表示データが示す階調レベルに従って、階調アンプAMP3、AMP6、AMP8、…、AMPn−1の出力の何れかを選択するように選択信号を出力する。
例えば、各DACに入力された表示データの示す階調レベルが階調レベル1だった場合には、DAC11、DAC12、…、DAC1qのデコーダ231は、それぞれ、階調アンプAMP1からの出力を選択するように選択信号を出力する。また、DAC21、DAC22、…、DAC2qのデコーダ231は、それぞれ、階調アンプAMP2からの出力を選択するように選択信号を出力する。さらに、DAC31、DAC32、…、DAC3qのデコーダ231は、それぞれ、階調アンプAMP3からの出力を選択するように選択信号を出力する。
また、各DACに入力された表示データの示す階調レベルが階調レベルnだった場合には、DAC11、DAC12、…、DAC1qのデコーダ231は、それぞれ、階調アンプAMPn−3と階調アンプAMPnからの出力を選択するように選択信号を出力する。また、DAC21、DAC22、…、DAC2qのデコーダ231は、それぞれ、階調アンプAMPn−2からの出力を選択するように選択信号を出力する。さらに、DAC31、DAC32、…、DAC3qのデコーダ231は、それぞれ、階調アンプAMPn−1からの出力を選択するように選択信号を出力する。
図11は、本実施形態における画素分散制御信号を用いた表示駆動の際のタイミングチャートである。なお、図11においても、1水平期間毎のタイミングチャートを示している。また、図11においても、表示画素への階調電圧の書き込みの初期段階のみ、画素分散制御信号をHighとする。
コントローラ60は水平同期信号をHighとすると同時に画素分散制御信号をHighとする。これにより、系統毎の階調電圧の書き込みが行われる。画素分散制御信号をHighとした後、表示画素の電圧が安定する程度の所定期間の経過後に、コントローラ60は画素分散制御信号をLowとする。これにより、各表示画素は、それぞれ、対応する表示データによって示される階調レベルに応じた階調アンプのみで駆動される。
以上説明したように、第2の実施形態によれば、階調電圧の書き込みの初期段階においては、1ライン内の画素(即ちDAC)と階調レベル(即ち階調アンプ)とを3系統に分割して書き込みを行う。このような手法により、ラスタ表示等の、1ライン内で多数の表示画素を同一の階調レベルの表示とする必要がある場合に、階調アンプ側から見た負荷を低減することができる。例えば、階調レベル1のラスタ表示を行う場合、DAC11、DAC12、…、DAC1qの系統で階調アンプAMP1が選択され、DAC21、DAC22、…、DAC2qの系統で階調アンプAMP2が選択され、DAC31、DAC32、…、DAC3qの系統で階調アンプAMP3が選択される。この場合、階調アンプ側から見た負荷は表示画素数の1/3になる。なお、この例では、書きこみの初期段階では階調レベル1、階調レベル2、階調レベル3の3種類の階調レベルの表示がなされることになる。しかしながら、これらの階調レベルは互いに近接した階調レベルであるため、人間の目にはほぼ1種類の階調レベルの表示がなされているものとみなすことができる。
このようにして第2の実施形態では、第1の実施形態と同様に、個々の階調アンプの駆動能力を低くすることができるので、階調アンプのシュリンク、階調アンプの低バイアス化による省電力化等を図ることが可能である。
ここで、第2の実施形態では、表示画素(DAC)を3系統に分散させる例を説明したが、この分散させる数は3系統に限るものではない。即ち、2系統又は4系統以上としても良い。
[第3の実施形態]
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。第3の実施形態は、階調アンプに対して駆動する表示画素をできるだけ均等に割り付けるようにして駆動を行う例である。
図12は、本実施形態における信号ドライバ20の構成を示す図である。ここで、負荷を低減させる例である。
図12は、本実施形態における信号ドライバ20の構成を示す図である。ここで、図12においては、第1の実施形態と同様の構成を有する階調電圧生成部21の図示を省略している。また、階調アンプ部22の構成も第1の実施形態と同様であるので説明を省略する。
図12に示すように、第2の実施形態におけるDAC部23はp個のDACを有している。そして、このp個のDACは、3つずつq系統のDAC DAC1、DAC2、…、DACqとして構成されている。なお、ここではq=n=p/3として説明を続ける。
これらのq系統のDACには階調アンプ分散制御信号の代わりに後述する画素分割制御信号が入力される。なお、図12に示すDACの内部構成は図4で示したものと同様である。したがって、図12に示すDACの構成については説明を省略する。
図13〜図15は、第3の実施形態におけるデコーダ231によって生成される選択信号について示す図である。ここで、図13はDAC1内のデコーダ231によって生成される選択信号を示し、図14はDAC2内のデコーダ231によって生成される選択信号を示し、図15はDACq内のデコーダ231によって生成される選択信号を示している。
まず、各DACのデコーダ231に画素分割制御信号が入力されると、デコーダ231は画素分割制御信号の値を判定する。
画素分割制御信号がLowの場合には、図13〜図14に示すように、デコーダ231は、入力された表示データによって示される階調レベルに対応した階調アンプの出力を選択するように選択信号を出力する。
一方、画素分割制御信号がHighの場合には、表示データによらずに各DACに固定の階調アンプからの出力を選択する。即ち、図13に示すように、DAC1のデコーダ231は階調アンプAMP1の出力を選択するように選択信号を出力する。また、図14に示すように、DAC2は階調アンプAMP2の出力を選択するように選択信号を出力する。さらに、図15に示すように、DACqは階調アンプAMPnの出力を選択するように選択信号を出力する。DAC3〜DACq−1についても同様に固定の階調アンプからの出力を選択するように選択信号を出力する。
図16は、本実施形態における画素分割制御信号を用いた表示駆動の際のタイミングチャートである。なお、図16においても、1水平期間毎のタイミングチャートを示している。また、図16においても、表示画素への階調電圧の書き込みの初期段階のみ、画素分割制御信号をHighとする。
コントローラ60は水平同期信号をHighとすると同時に画素分割制御信号をHighとする。これにより、DAC毎に予め決められた階調アンプの出力が選択される。画素分割制御信号をHighとした後、表示画素の電圧が所定の電圧(例えば、中間の階調レベルに対応した電圧)に達した時点でコントローラ60は画素散制御信号をLowとする。これにより、各表示画素は、それぞれ、対応する表示データによって示される階調レベルに応じた階調アンプのみで駆動される。
以上説明したように、第3の実施形態によれば、1つの階調アンプによって駆動する表示画素の数を第1の実施形態や第2の実施形態に比べてさらに少なくすることができる。したがって、第1及び第2の実施形態に比べて階調アンプ側から見た負荷を低減させることができる。このようにして第3の実施形態では、個々階調アンプの駆動能力を低くすることができるので、階調アンプのシュリンク、階調アンプの低バイアス化による省電力化等を図ることが可能である。
以上実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形や応用が可能なことは勿論である。
さらに、上記した実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件の適当な組合せにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、上述したような課題を解決でき、上述したような効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成も発明として抽出され得る。
本発明の第1の実施形態に係る表示駆動装置を適用した表示装置の構成を示す図である。 表示パネルに設けられる1つの表示画素の等価回路を示す図である。 本発明の第1の実施形態における信号ドライバの構成を示す図である。 DAC部の1つのDACの内部構成を示す図である。 本発明の第1の実施形態におけるデコーダによって生成される選択信号について示す図である。 本発明の第1の実施形態における階調アンプ分散制御信号を用いた表示駆動の際のタイミングチャートである。 本発明の第2の実施形態における信号ドライバの構成を示す図である。 DAC11〜DAC1q内のデコーダによって生成される選択信号を示す図である。 DAC21〜DAC2q内のデコーダによって生成される選択信号を示す図である。 DAC31〜DAC3q内のデコーダによって生成される選択信号を示す図である。 本発明の第2の実施形態における画素分散制御信号を用いた表示駆動の際のタイミングチャートである。 第3の実施形態における信号ドライバの構成を示す図である。 DAC1内のデコーダによって生成される選択信号を示す図である。 DAC2内のデコーダによって生成される選択信号を示す図である。 DACq内のデコーダによって生成される選択信号を示す図である。 本発明の第3の実施形態における画素分割制御信号を用いた表示駆動の際のタイミングチャートである。
符号の説明
1…表示装置、10…表示パネル、20…信号ドライバ、21…階調電圧生成部、22…階調アンプ部、23…デジタルアナログコンバータ(DAC)部、30…走査ドライバ、40…RGBデコーダ、50…共通電圧発生回路、60…コントローラ、70…電源電圧発生回路

Claims (7)

  1. 表示画素をデジタル信号の表示データに基づいて駆動する表示駆動装置において、
    前記表示データが示す階調レベルに対応する複数の階調電圧を生成するための階調電圧生成手段と、
    前記階調電圧生成手段から出力される前記複数の階調電圧をそれぞれ増幅して出力する複数の増幅手段と、
    所定期間の間、前記増幅手段でそれぞれ増幅された複数の階調電圧の中で、入力された前記表示データが示す階調レベルに対応した階調電圧を含む複数の階調電圧を同時に選択して前記表示画素に供給する選択手段と、
    を具備することを特徴とする表示駆動装置。
  2. 前記所定期間は、1水平期間内の開始から前記表示画素の電圧が前記表示データが示す階調レベルの電圧となるまでの期間であることを特徴とする請求項1に記載の表示駆動装置。
  3. 前記選択手段で選択される複数の階調電圧は、前記表示データが示す階調レベルに隣接する階調レベルに対応した階調電圧を含むことを特徴とする請求項1に記載の表示駆動装置。
  4. 前記選択手段は、前記所定期間が経過した後、前記増幅手段で増幅された複数の階調電圧の中で、入力された前記表示データが示す階調レベルに対応した階調電圧のみを選択して前記表示画素に供給することを特徴とする請求項1に記載の表示駆動装置。
  5. 前記増幅手段は、前記階調電圧を1倍の増幅率で増幅することを特徴とする請求項1に記載の表示駆動装置。
  6. 複数の走査ライン及び複数の信号ラインの各交点近傍に配列された複数の表示画素を有する表示パネルをデジタル信号の表示データに基づいて駆動して画像表示を行う表示装置において、
    前記複数の走査ラインに走査信号を順次出力して前記表示画素を順次選択状態に設定する走査側駆動手段と、
    前記選択状態に設定された表示画素に前記表示データに対応した映像信号を出力する信号側駆動手段と、
    を具備し、
    前記信号側駆動手段は、前記表示データが示す階調レベルに対応する複数の階調電圧を生成するための階調電圧生成手段と、
    前記階調電圧生成手段から出力される前記複数の階調電圧をそれぞれ増幅して出力する複数の増幅手段と、
    所定期間の間、前記増幅手段で増幅された複数の階調電圧の中で前記表示データが示す階調レベルを含む複数の階調電圧を選択して前記表示画素に供給する選択手段と、
    を具備することを特徴とする表示装置。
  7. 表示データが取り得る全ての階調レベルに対応する複数の階調電圧を生成し、
    前記生成された複数の階調電圧をそれぞれ増幅し、
    所定期間の間、前記増幅された複数の階調電圧の中で前記表示データが示す階調レベルを含む複数の階調電圧を選択して前記表示画素に供給する、
    ことを特徴とする表示駆動方法。
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