JP4967930B2 - 焦点検出装置 - Google Patents

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本発明は、カメラの焦点検出装置に関する。
CCDイメージセンサなどの撮像素子を用いて被写体像を撮像し、撮像素子から出力される撮像信号に基づいて撮影レンズによる焦点位置の調節状態を検出するカメラの焦点検出方法が知られている(特許文献1参照)。中でも山登り方式と呼ばれる焦点検出方法は、フォーカスレンズを光軸方向に進退駆動させながら、撮像信号の高周波数成分によるデータ、すなわち、鮮鋭度(コントラスト)を示す焦点評価値が極大値をとるように合焦位置を検出する。
特開2003−295040号公報
従来技術では、撮像信号に含まれるノイズなどによって異常値が発生した場合、焦点評価値を示す「山」のピーク判定して行うフォーカスレンズの移動方向の制御を適切に行えないという問題があった。
請求項1に記載の発明による焦点検出装置は、撮影レンズのフォーカスレンズが光軸に沿って所定量移動される毎に撮像素子からの出力信号を積算して焦点評価値を算出する積算部と、前記フォーカスレンズを前記所定量移動される毎に算出された複数の前記焦点評価値を記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶された前記複数の焦点評価値のうち、前記フォーカスレンズの現在位置に対応する前記焦点評価値を含む所定数の前記焦点評価値から、前記焦点評価値の大きさに関するメジアンを算出するメジアン算出部と、前記記憶部に記憶された前記複数の焦点評価値のうち、最大の焦点評価値である最大値を算出する最大値算出部と、所定時刻に前記メジアン算出部が算出した第1メジアンが、前記所定時刻よりも前に前記メジアン算出部が算出した第2メジアンよりも所定量以上減少したか判定する第1の判定部と、前記第1メジアンが前記最大値算出部により算出された前記最大値よりも所定量以上小さいか判定する第2の判定部と、前記第1の判定部によって、前記第1メジアンが前記第2メジアンよりも所定量以上減少したと判定されない場合には、前記フォーカスレンズの駆動方向を反転させないで前記フォーカスレンズを移動させることにより前記積算部による前記焦点評価値の算出を継続し、前記第1の判定部によって、前記第1メジアンが前記第2メジアンよりも所定量以上減少したと判定され、かつ、前記第2の判定部によって、前記第1メジアンが前記最大値よりも所定量以上小さいと判定されないとき、前記フォーカスレンズの駆動方向を反転させて前記フォーカスレンズを移動させることにより前記積算部による前記焦点評価値の算出を継続するように制御する制御部とを含むことを特徴とする。
本発明によれば、フォーカスレンズの移動方向を適切に制御できる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態について説明する。図1は、本発明の一実施の形態によるオートフォーカス(AF)電子カメラの要部構成を説明するブロック図である。図1において、電子カメラは、レンズユニット1と、撮像素子2と、A/D変換器3と、メモリ4と、画像処理回路5と、コントロール回路8と、CPU12と、モータ13と、フォーカス制御機構14と、操作部材15とを有する。
レンズユニット1は、不図示のフォーカスレンズを含む。フォーカスレンズは、レンズユニット1を通過した被写体光束が撮像素子2の撮像面上に像を結ぶように、焦点位置を調節するレンズである。モータ13がフォーカス制御機構14を駆動することにより、フォーカス制御機構14がフォーカスレンズを光軸方向に進退移動させる。モータ13は、CPU12から出力されるレンズ駆動信号によって駆動される。
撮像素子2は、たとえば、二次元CCDイメージセンサなどによって構成される。撮像素子2は、撮像面上の被写体像を撮像し、各画素に対応する撮像信号を出力する。撮像素子2から出力される撮像信号は、各画素に入射される光の強さに応じてその信号レベルが異なる。なお、撮像素子2は、CCDの代わりにMOSセンサやCIDなどを用いて構成してもよい。コントロール回路8は、撮像素子2に対するタイミング信号を生成して撮像素子2へ送出する。
撮像素子2から出力された撮像信号は、A/D変換器3によってディジタル信号に変換された後でメモリ4に格納される。画像処理回路5は、メモリ4に格納された画像データに対して所定の方式(たとえば、JPEG)で圧縮処理を施し、圧縮処理後の画像データを外部記憶回路6に記憶させる。画像処理回路5は、外部記憶回路6に記録されている圧縮データを読み出して伸長する際の伸長処理も行う。外部記憶回路6は、たとえば、メモリカードなどのデータストレージ部材によって構成される。
CPU12は、AE/AWB回路7と、バンドパスフィルタ(BPF)9と、積算回路10と、AF回路11とを含む。CPU12は、コントロール回路8、メモリ4などと接続され、電子カメラの焦点検出(AF)や測光(AE)、ホワイトバランス調整(AWB)などの各種演算とカメラ動作のシーケンス制御とを行う。CPU12には、操作部材15から各種操作信号が入力される。CPU12は、操作部材15から入力される操作信号に応じて、電子カメラの焦点検出制御、露出制御、およびカラーバランス制御を総括的に管理する。
AE/AWB回路7は、周知の露出演算やホワイトバランス調整処理を行う。ホワイトバランス調整処理は、メモリ4に格納されている画像データに対して行われる。
バンドパスフィルタ9は、メモリ4に格納されている画像処理前の画像データのうち、焦点検出用の領域(AFエリア)に対応する画像データから差分成分を抽出したり、高周波数成分を抽出したりするフィルタである。バンドパスフィルタ9によるフィルタ処理後の画像データは、フィルタ処理前の画像データに比べて、低周波数成分、とくに直流成分が除去されている。
積算回路10は、バンドパスフィルタ9によってフィルタ処理された画像データを積算する。積算処理では、高周波数成分による差分を積算するために、画像データの絶対値が積算される。
AF回路11は、積算回路10による積算値を用いて焦点評価値(コントラスト値)を得る。図2は、撮影レンズ1内の不図示のフォーカスレンズの位置と焦点評価値との関係の一例を示す図である。図2において、横軸はフォーカスレンズの位置であり、縦軸は焦点評価値を表す。焦点評価値曲線L21のピークに対応するレンズ位置D1は、主要被写体に対するフォーカスレンズの合焦位置である。
本実施形態のAF回路11(CPU12)は、焦点評価値が増加する方向へフォーカスレンズを移動させ、焦点評価値が増加から減少に転じるとフォーカスレンズの移動方向を反転させる反転駆動動作を繰り返しながら、焦点評価値の「山」のピークを求める。図3は、フォーカスレンズの動きと焦点評価値の変化の一例を説明する図である。図3において、上段の波形は焦点評価値を表す曲線L32であり、下段の波形はフォーカスレンズの動きを表す曲線L31である。上下段ともに横軸は時間であり、上段の縦軸は焦点評価値の大きさ、下段の縦軸はフォーカスレンズの位置をそれぞれ表す。
AF回路11は、たとえば、時刻t0にフォーカスレンズを∞(無限遠)端から至近端方向へ向けて移動を開始させる。フォーカスレンズが時刻t1に合焦位置を通過すると、焦点評価値は減少に転ずる。AF回路11は、時刻t2においてフォーカスレンズの移動を一旦停止させ、時刻t3に至近端から∞端方向へ向けて移動を開始させる。
AF回路11は、同様の反転駆動動作を繰り返しながら(時刻t3〜t6)焦点評価値の「山」のピークを求め、ピークに対応するレンズ位置P31へフォーカスレンズを移動させて合焦状態を得る(時刻t7)。
上記AF電子カメラのCPU12が行うAF処理について、図4および図5のフローチャートを参照して説明する。図4による処理は、たとえば、操作部材15を構成するレリーズスイッチから半押し操作信号がCPU12に入力されると開始される。図4のステップS1において、CPU12は、処理に必要なフラグ類を初期化してステップS2へ進む。
ステップS2において、CPU12はAFエリアを決定してステップS3へ進む。AFエリアは、たとえば、操作部材15を構成するAFエリア選択スイッチからの操作信号に応じて決定する。ステップS3において、CPU12は、後述するメジアン計算に用いるデータ数を決定してステップS4へ進む。
CPU12は通常、メジアン計算時のデータ数を3個とするが、以下に列記する条件のいずれかに該当する場合は、データ数をより大きな数(たとえば、5個)に変更する。
[1]被写体の中にフリッカ光源(明るさが周期的に変化するもの)が含まれる場合
[2]被写体輝度が所定値(たとえばLv5)以下の場合
[3]撮影倍率が所定値(たとえば1/5倍)以上の場合
[4]被写体が移動している場合
CPU12は、上記条件判定を行うために、フィルタ処理していない生の画像データを積算することによって輝度情報を取得する。輝度情報が周期的に変化する場合、撮影画面にフリッカ光源が含まれると判定する。また、輝度情報(Bv)と感度情報(Sv)の和がLvに相当する。
ステップS4において、CPU12は、積算回路10による積算値(焦点評価値)を取得してステップS5へ進む。ステップS5において、CPU12は、フォーカスレンズの位置情報を計算してステップS6へ進む。フォーカスレンズの位置は、たとえば、フォーカス制御機構14からレンズ位置を示す情報を入力して算出する。
ステップS6において、CPU12は履歴データを更新してステップS7へ進む。具体的には、焦点評価値の履歴データHisFVal[n]と、レンズ位置情報の履歴データHisLPave[n]とを関連づけてAF回路11内にそれぞれ記憶する。nは取得順を表し、取得順に直近のものから0,1,2,…とする。
ステップS7において、CPU12はメジアン計算を行う。CPU12は、焦点評価値の履歴データHisFVal[n]のうち直近の3個(ステップS3において決定したデータ数に対応)のメジアン(中央値)を計算し、メジアン履歴データHisFValMedian[n]としてAF回路11内に記憶してステップS8へ進む。
ステップS8において、CPU12は、焦点評価値の履歴データHisFVal[n]の中から最大値FValMaxを算出してステップS9へ進む。ステップS9において、CPU12はフォーカスレンズの移動量を計算してステップS10へ進む。フォーカスレンズの駆動量計算の詳細については後述する。
ステップS10において、CPU12は合焦停止判定を行う。CPU12は、焦点評価値の「山」のピーク越えを所定回数行った(すなわち、反転駆動動作を所定回繰り返した)場合にステップS10を肯定判定してステップS11へ進む。CPU12は、焦点評価値の「山」のピーク越えを所定回数行っていない場合にはステップS10を否定判定し、ステップS4へ戻る。ステップS4へ戻るのは、フォーカスレンズの反転駆動動作を繰り返す場合である。
ステップS11において、CPU12は、焦点評価値の履歴データHisFVal[n]のうち最大値FValMaxを含む3つの履歴データを用いて3点内挿演算を行うことにより、フォーカスレンズの合焦位置FocusPosを算出する。CPU12は、フォーカスレンズを合焦位置FocusPosへ移動させてステップS12へ進む。
ステップS12において、CPU12は再起動準備を行ってステップS13へ進む。具体的には、合焦位置FocusPosへフォーカスレンズを移動終了後に積算回路10による積算値(焦点評価値)を取得する。CPU12はさらに、取得した焦点評価値をFValRestartとしてAF回路11内に記憶する。また、CPU12は、このときの輝度情報を再起動判定輝度値BVRestartとしてAF回路11内に記憶する。輝度情報は、上述した通り、フィルタ処理されていない生の画像データを積算することによって得る。
ステップS13において、CPU12は、積算回路10による積算値(焦点評価値)を取得してステップS14へ進む。なお、このときの輝度情報も取得する。ステップS14において、CPU12は、フォーカスレンズの位置情報を計算してステップS15へ進む。
ステップS15において、CPU12は履歴データを更新してステップS16へ進む。具体的には、焦点評価値の履歴データHisFVal[n]と、レンズ位置情報の履歴データHisLPave[n]とを関連づけてAF回路11内にそれぞれ記憶する。nは取得順を表し、直近のものから0,1,2,…とする。
ステップS16において、CPU12はメジアン計算を行う。CPU12は、焦点評価値の履歴データHisFVal[n]のうち直近の3個(ステップS3において決定したデータ数に対応)のメジアン(中央値)を計算し、メジアン履歴データHisFValMedian[n]としてAF回路11内に記憶してステップS17へ進む。
ステップS17において、CPU12は、焦点評価値の履歴データHisFVal[n]の中から最大値FValMaxを算出してステップS18へ進む。ステップS18において、CPU12は再起動判定を行う。CPU12は、下記条件のいずれかに該当する場合にステップS18を肯定判定してステップS2へ戻る。CPU12は、下記条件のいずれにも該当しない場合にはステップS18を否定判定し、ステップS13へ戻る。
[1]ステップS13で取得した最大値FValMaxが、焦点評価値FValRestartに対して所定値以上変化している場合
[2]ステップS13で取得した輝度情報が、再起動判定輝度値BVRestartに対して所定値以上変化している場合
[3]合焦判定(ステップS10)後に所定時間が経過した場合
[4]操作部材15からズーム操作信号が入力された場合
フォーカスレンズの駆動量計算の詳細について、図5のフローチャートを参照して説明する。図5のステップS1001において、CPU12は、焦点評価値のメジアンが前回算出したメジアンと比べて所定値以上減少しているか否かを判定する。CPU12は、直近のメジアン履歴データHisFValMedian[n]が前回算出値から所定値を超えて減少している場合にステップS1001を肯定判定してステップS1003へ進む。CPU12は、直近のメジアン履歴データHisFValMedian[n]の前回算出値からの減少幅が所定値に満たない場合、前回算出値より増加している場合にはステップS1001を否定判定し、ステップS1002へ進む。
ステップS1002において、CPU12は、現在のフォーカスレンズの移動方向を維持させて図5による処理を終了し、図4へ戻る。フォーカスレンズの移動方向を維持するのは、図6(a)に例示するように、焦点評価値が増加する方向へフォーカスレンズを移動させている場合に対応する。図6(a)は、フォーカスレンズの移動と図5のフローチャートとの対応関係を説明する図である。
ステップS1003において、CPU12は、フォーカスレンズ移動によって焦点評価値がピークを越えたか否かを判定する。CPU12は、下記条件のいずれかに該当する場合にステップS1003を肯定判定してステップS1005へ進む。CPU12は、下記条件のいずれにも該当しない場合にはステップS1003を否定判定し、ステップS1004へ進む。
[1]焦点評価値のメジアン履歴データHisFValMedian[n]が、最大値FValMaxに対して所定値以上減少している場合
[2]再起動後のフォーカスレンズの駆動開始時に取得した焦点評価値が、最大値FValMaxと異なる場合
ステップS1004において、CPU12は、現在のフォーカスレンズの移動方向を反転させて図5による処理を終了し、図4へ戻る。フォーカスレンズの移動方向を反転するのは、図6(b)に例示するように、再起動後のフォーカスレンズ移動によって焦点評価値が減少した場合に対応する。図6(b)は、フォーカスレンズの移動と図5のフローチャートとの対応関係を説明する図である。
ステップS1005において、CPU12は、焦点評価値の履歴データHisFVal[n]に基づいてピーク位置(対応する合焦位置)へのレンズ移動量(駆動量)を算出して図5による処理を終了し、図4へ戻る。焦点評価値履歴曲線のピーク越えを判定するのは、図6(c)に例示するように、焦点評価値が増加から減少に転じた場合である。図6(c)は、フォーカスレンズの移動と図5のフローチャートとの対応関係を説明する図である。
本実施形態の作用効果について、図7を参照して説明する。図7は、とくに焦点評価値が増加から減少に転じる付近においてフォーカスレンズの動きと焦点評価値の変化を例示するものである。図7において、上段の波形は焦点評価値を表す理想曲線L61であり、下段の波形はフォーカスレンズの動きを表す曲線LM61である。上下段ともに横軸は時間であり、上段の縦軸は焦点評価値の大きさ、下段の縦軸はフォーカスレンズの位置をそれぞれ表す。
判定閾値V61は、焦点評価値の最大値FValMaxに対応する。判定閾値V62は、ピーク越え判定に用いる判定閾値(最大値FValMaxより所定値Δh低い値)に対応する。CPU12は、時刻t61にフォーカスレンズを移動開始させるとともに、所定間隔で焦点評価値FV201、FV202、…、FV208、FV209をそれぞれ取得する。図7の例では、焦点評価値の最大値FValMaxを取得した時刻t63より前の時刻t62において、画像データにノイズが重畳する。これにより、時刻t62で取得された焦点評価値FV204は一時的に減少し、時刻t62より前に取得された焦点評価値FV202、FV201より小さくなり、理想曲線L61と大きく異なる。
(1)焦点評価値の履歴データHisFVal[n]のうち直近の3個(ステップS3において決定したデータ数に対応)のメジアンを算出し、このメジアン算出値が前回のメジアン算出値から減少した減少幅が所定値に満たない場合(前回のメジアン算出値から増加している場合も含む)は、フォーカスレンズの移動方向(駆動方向)を維持するようにした。これにより、たとえば焦点評価値VF202、VF203、VF204のうち、1回の異常値(VF204)によって焦点評価値履歴が減少したと誤判定することを防止できる。メジアンを用いたことで、移動平均を用いる場合よりも焦点評価値履歴の減少を判定する精度を高め、フォーカスレンズの移動方向を適切に制御することができる。
(2)焦点評価値の履歴データHisFVal[n]のうち直近の3個(ステップS3において決定したデータ数に対応)のメジアンを算出し、このメジアン算出値が判定閾値V62より小さい場合にピーク越えを判定するようにした。これにより、上記(1)の場合と同様に、たとえば焦点評価値VF207、VF208、VF209のうちいずれかに異常値が含まれる場合であっても、焦点評価値履歴曲線のピーク越えを誤判定することを防止し、フォーカスレンズの移動方向を適切に制御することができる。
(3)ステップS3において、メジアン計算時のデータ数を通常3個とし、上述した4つの条件のいずれかに該当する場合は、メジアン算出時のデータ数をより大きな数に変更するようにした。画像が変化しやすい(焦点評価値にばらつきが生じやすい)状況でデータ数を増やすことにより、焦点評価値履歴の一部に異常値が発生したとしても、焦点評価値履歴が減少したと誤判定すること、焦点評価値履歴曲線のピーク越えを誤判定することを防止できる。
(変形例1)
ステップS3の説明では、メジアン計算時のデータ数を決定するために、画像が変化しやすい(焦点評価値にばらつきが生じやすい)状況として4つの場合を例示した。上記4つの判定条件に加えて、以下の4例をさらに含めてもよい。
[5]撮影感度が所定感度より高い場合
[6]手振れ補正機構がオフされている場合
[7]夜景撮影モードに設定されている場合
[8]マクロ撮影モードに設定されている場合
(変形例2)
メジアン算出に用いるデータ数は、上述した3個または5個に限ることなく、奇数であれば7個であっても9個であってもよい。データ数を増やすことで、複数の異常値が発生するおそれがある場合にも対応できる。
(変形例3)
AF処理時にフォーカスレンズを∞(無限遠)端から至近端方向へ向けて移動を開始させる例を説明したが、反対に至近端から無限遠方向へ向けて移動を開始させるようにしてもよい。
(変形例4)
ステップS2の説明では、AFエリア選択スイッチからの操作信号に応じてAFエリアを決定する例を説明したが、複数のAFエリアの中からCPU12が自動選択するように構成してもよい。
(変形例5)
電子カメラに限らず、銀塩カメラの焦点検出装置に本発明を適用してもよい。この場合には、撮影用の感光部材と別に焦点検出用の撮像素子を備えればよい。
以上の説明はあくまで一例であり、上記の実施形態の構成に何ら限定されるものではない。
本発明の一実施の形態によるAF電子カメラの要部構成を説明するブロック図である。 フォーカスレンズの位置と焦点評価値との関係の一例を示す図である。 フォーカスレンズの動きと焦点評価値の変化の一例を説明する図である。 AF処理について説明するフローチャートである。 フォーカスレンズの駆動量計算について説明するフローチャートである。 フォーカスレンズの移動と図5との対応関係を説明する図である。 焦点評価値が増加から減少に転じる付近においてフォーカスレンズの動きと焦点評価値の変化を例示する図である。
符号の説明
1…レンズユニット
2…撮像素子
9…バンドパスフィルタ
10…積算回路
11…AF回路
12…CPU

Claims (2)

  1. 撮影レンズのフォーカスレンズが光軸に沿って所定量移動される毎に撮像素子からの出力信号を積算して焦点評価値を算出する積算部と、
    前記フォーカスレンズを前記所定量移動される毎に算出された複数の前記焦点評価値を記憶する記憶部と、
    前記記憶部に記憶された前記複数の焦点評価値のうち、前記フォーカスレンズの現在位置に対応する前記焦点評価値を含む所定数の前記焦点評価値から、前記焦点評価値の大きさに関するメジアンを算出するメジアン算出部と、
    前記記憶部に記憶された前記複数の焦点評価値のうち、最大の焦点評価値である最大値を算出する最大値算出部と、
    所定時刻に前記メジアン算出部が算出した第1メジアンが、前記所定時刻よりも前に前記メジアン算出部が算出した第2メジアンよりも所定量以上減少したか判定する第1の判定部と、
    前記第1メジアンが前記最大値算出部により算出された前記最大値よりも所定量以上小さいか判定する第2の判定部と、
    前記第1の判定部によって、前記第1メジアンが前記第2メジアンよりも所定量以上減少したと判定されない場合には、前記フォーカスレンズの駆動方向を反転させないで前記フォーカスレンズを移動させることにより前記積算部による前記焦点評価値の算出を継続し、前記第1の判定部によって、前記第1メジアンが前記第2メジアンよりも所定量以上減少したと判定され、かつ、前記第2の判定部によって、前記第1メジアンが前記最大値よりも所定量以上小さいと判定されないとき、前記フォーカスレンズの駆動方向を反転させて前記フォーカスレンズを移動させることにより前記積算部による前記焦点評価値の算出を継続するように制御する制御部とを含むことを特徴とする焦点検出装置。
  2. 請求項1に記載された焦点検出装置であって、
    前記制御部は、前記第1の判定部によって、前記第1メジアンが前記第2メジアンよりも所定量以上減少したと判定され、かつ、前記第2の判定部によって、前記第1メジアンが前記最大値よりも所定量以上小さいと判定されたとき、前記記憶部に記憶された前記焦点評価値を用いて前記フォーカスレンズの合焦位置に対応する位置に前記フォーカスレンズを駆動制御することを特徴とする焦点検出装置。
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