JP4962615B2 - 電子機器及びこの電子機器に使用されるコネクタモジュール - Google Patents

電子機器及びこの電子機器に使用されるコネクタモジュール Download PDF

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Description

この出願は電子機器及びこの電子機器に使用されるコネクタモジュールに関し、特に、この出願は情報処理装置に使用される内部コネクタに関するものである。
従来、電子機器、例えば、サーバーのような情報機器では,いくつかの着脱式モジュールをラックと呼ばれる棚に収納して、1つの電子機器を構成するものがある。このような電子機器では一般に、ラックの奥に内部コネクタがあり、各モジュールはラックに差し込まれた時に、その背面に設けられたコネクタをラック側のコネクタに嵌合させることによって電気的な接続が行われる。
着脱式モジュールはラックの前面側から挿入されるために、背面のコネクタとラックの内部コネクタとの接続を目視によって確認することができない。そこで従来は、ラック側の基板に2本のガイドピンを突設しておき、着脱式モジュールの背面にはこのガイドピンを受け入れるためのガイドホールを設けていた。そして、着脱式モジュールをラックに取り付ける場合は、まず、着脱式モジュールの背面にあるガイドホールにラックにあるガイドピンを挿入させる。ガイドホールは、例えば、その開口部の直径が大きく、テーパ状の斜面でガイドピンをガイドホールに導くようになっている。ガイドピンがガイドホールに嵌合した状態で、着脱式モジュールをラックに押し込んで行けば、ラック側のコネクタの位置に着脱式モジュールのコネクタが位置合わせされ、コネクタが位置ずれなく正しく嵌合される。
一方、2つのコネクタが正しく接続されたロック状態と、コネクタのロック状態が解除されそうかどうかを検出する機構を備えた接続装置が特許文献1に開示されている。特許文献1に開示の接続装置には、複数のピンを備えた雄コネクタと、ピンに対応するレセプタクルを備えた雌コネクタとがあり、更に、雄コネクタ本体と雌コネクタ本体のロック時に対向する所定の位置には、光ファイバの端面が露出している。この接続装置では、ロック機構の完全ロック、不完全ロックを、光信号の導通の有無によって検知するようになっている。
特開昭61−206183号公報
しかしながら、従来の機器では、ガイドピンのために基板に本来必要のない穴や実装禁止部を設けなければならず、基板上の配線に制限が生じていた。また、どんなに嵌合時にコネクタ同士の位置をずれないように規制しても、コネクタのピンが製造不良等の理由により初めから曲がっていた場合は、ピン曲がりの障害を防ぐことはできなかった。また、特許文献1に記載の接続装置では、コネクタの不完全ロックは検出できても、接続時のピンの曲がりによる接続不良については検出できなかった。
そこでこの出願は、少なくとも1つの着脱式モジュールがコネクタを介してラックに接続されて構成される電子機器において、ラックの内部に設けられた基板上に設置されたコネクタと着脱式モジュールの背面に設置されたコネクタとが、ピン曲がりを起こすことなく正常に接続することができるコネクタモジュールによって接続できる電子機器を提供することを目的としている。また、この出願は、目視できない場所において接合される多数のピンとこれに対応するレセプタクルをそれぞれ備えた雌雄のコネクタから構成されるコネクタモジュールにおいて、雌雄のコネクタの接続時にピンの曲がりによる接続不良を検出することができるコネクタモジュールを提供することを目的としている。
前記目的を達成する電子機器の第1の形態は、筐体に少なくとも1つの着脱式モジュールを搭載する電子機器であって、モジュールの各個に対応して筐体内に設けられた基板上に実装され、複数の平行なピンを有する第1のコネクタ、モジュールの筐体との接続面に設けられ、ピンのそれぞれに対応するレセプタクルを有する第2のコネクタ、及び第1と第2のコネクタの接続前に、ピンの状態を監視する監視部を備え、監視部が、第1のコネクタの各ピンから第2のコネクタの対応するレセプタクルに向けて光の照射を指示する照射指示部、第2のコネクタからの反射光の検出状態に基づいてピンの状態を検出するピン状態検出部、及び筐体内へのモジュールの挿入を検出するモジュール挿入検出部を備え、モジュールの挿入状態に基づいて光の照射指示を行うことを特徴とするものである。
第2の形態の電子機器は、筐体に少なくとも1つの着脱式モジュールを搭載する電子機器であって、モジュールの各個に対応して筐体内に設けられた基板上に実装され、複数の平行なピンを有する第1のコネクタ、モジュールの筐体との接続面に設けられ、ピンのそれぞれに対応するレセプタクルを有する第2のコネクタ、及び第1と第2のコネクタの接続前に、ピンの状態を監視する監視部を備え、監視部が、第1のコネクタの各ピンから第2のコネクタの対応するレセプタクルに向けて光の照射を指示する照射指示部、第1のコネクタからの照射光が全てレセプタクルに届かない時に、ピンが異常であると検出するピン異常検出部、及び筐体内へのモジュールの挿入を検出するモジュール挿入検出部を備え、モジュールの挿入状態に基づいて光の照射指示を行うことを特徴とするものである。
第3の形態の電子機器は、筐体に少なくとも1つの着脱式モジュールを搭載する電子機器であって、モジュールの各個に対応して筐体内に設けられた基板上に実装され、複数の平行なピンを有する第1のコネクタ、モジュールの筐体との接続面に設けられ、ピンのそれぞれに対応するレセプタクルを有する第2のコネクタ、第1と第2のコネクタの接続前に、ピンの状態を監視する監視部、及びモジュールの挿入防止部を備え、監視部が、第1のコネクタの各ピンから第2のコネクタの対応するレセプタクルに向けて光の照射を指示する照射指示部、及び第2のコネクタからの反射光の検出状態に基づいてピンの状態を検出するピン状態検出部とを備え、ピンの状態が異常である時に、挿入防止部によってモジュールの挿入を防止することを特徴とするものである。
第4の形態の電子機器は、筐体に少なくとも1つの着脱式モジュールを搭載する電子機器であって、モジュールの各個に対応して筐体内に設けられた基板上に実装され、複数の平行なピンを有する第1のコネクタ、モジュールの筐体との接続面に設けられ、ピンのそれぞれに対応するレセプタクルを有する第2のコネクタ、第1と第2のコネクタの接続前に、ピンの状態を監視する監視部、及びモジュールの挿入防止部を備え、監視部が、第1のコネクタの各ピンから第2のコネクタの対応するレセプタクルに向けて光の照射を指示する照射指示部、及び、第1のコネクタからの照射光が全てレセプタクルに届かない時に、ピンが異常であると検出するピン異常検出部とを備え、ピンの状態が異常である時に、挿入防止部によってモジュールの挿入を防止することを特徴とするものである。
この出願に記載の電子機器によれば、少なくとも1つの着脱式モジュールがコネクタを介してラックに接続されて構成される電子機器において、コネクタモジュールに設けられた光による嵌合不良の検出機構により、ラックの内部に設けられた基板上に設置されたコネクタと着脱式モジュールの背面に設置されたコネクタとが、ピン曲がりを起こすことなく正常に接続することができる。また、この出願は、目視できない場所において接合される多数のピンとこれに対応するレセプタクルをそれぞれ備えた雌雄のコネクタから構成されるコネクタモジュールにおいて、雌雄のコネクタの接続時にピンの曲がりによる接続不良を検出することができる。
以下、図面を用いて本出願の好適な実施例を説明するが、その前に、図1A、1Bにより従来のコネクタの位置決めについて説明する。
図1A及び図1Bは、電子機器90のラック9に着脱式モジュール5を取り付ける場合の、従来のコネクタ同士の位置決め方法を示すものである。ラック9の内部には着脱式モジュール5を装着するための基板8があり、この基板8にコネクタ1が実装されている。一方、着脱式モジュール5の背面には取付基板51があり、この取付基板51に、ラック9の基板8に実装されたコネクタ1に接続するコネクタ2が設けられている。一般に、基板8に実装されているコネクタ1が、ピン3を有する雄型であり、着脱式モジュール5の背面に設けられたコネクタ2が雌型である。このため、コネクタ1のピン3の状態は外部からは視認できない。
そして従来は、コネクタ1とコネクタ2の位置決めを確実にするために、ラック9の基板8に2本のガイドピン7が突設され、着脱式モジュール5の背面にはこのガイドピン7を受け入れるためのガイドホール6Hを有するスリーブ6が設けられていた。着脱式モジュール5をラック9に取り付ける場合は、まず、着脱式モジュール5の背面にあるスリーブ6のガイドホール6Hに、基板8にあるガイドピン5を挿入する。
ガイドホール6Hは、例えば、図1Aに示すようにその開口部の直径が大きく、テーパ状の斜面でガイドピン7をガイドホール6Hに導くようになっている。ガイドピン7がガイドホール6Hに挿入された状態で、着脱式モジュール5をラック9に押し込んで行けば、コネクタ1の位置にコネクタ2が位置合わせされ、コネクタ1と2が位置ずれなく正しく接続される。なお、ガイドピン7とスリーブ6は、実際には図1Bに示す位置に設けられるが、図1Aでは、各部材の形状を説明するために、ガイドピン7とスリーブ6の位置を変えて示してある。
このように、従来の電子機器90では、ガイドピン7が設けられているために、基板8に本来必要のない穴や、部品の実装禁止部を設けなければならず、基板8の上の配線に制限が生じていた。また、接続時にどんなにコネクタ同士の位置をずれないように規制しても、目視できない基板8にあるコネクタ1のピン3が製造不良等の理由により初めから曲がっていた場合は、ピン曲がりによるコネクタ1とコネクタ2の接続不良の障害を防ぐことはできなかった。
そこで、着脱式モジュール5をラック9に収容する場合に、ピン3の曲がりを検出することが可能で、従来の問題点を解決することができるラック9の内部に設けられるコネクタモジュールの構成、及びこのコネクタモジュールを使用した電子機器50の構成を、以下に図2Aから図12を用いて説明する。なお、図1A,1Bで説明した従来の電子機器90に使用されている部材で、以下に説明する実施例においても使用される部材には、同じ番号を付して説明する。
図2Aと図2Bは、図1A,1Bに示したラック9側に設けられる第1の実施例の雄型コネクタ11の構成を示すものである。図1Bに示したように、実際にはラック9の基板8には多数のコネクタ1(4個)が設けられているが、ここでは基板8に1個のコネクタ11が設けられているものとする。第1の実施例のコネクタ11にはそのハウジング11Hの内部に、従来のコネクタ1と同様に多数のピン3が設けられている。
更に、第1の実施例のコネクタ11には、そのハウジング11Hのピン3の取り付け面に、ピン3と同心円状の発光部31が設けられている。そして、この発光部31からは、ピン3の軸線方向に平行に進む直進性の高い光、例えば、レーザー光源から放射されたレーザー光が放射されるようになっている。
次に、図2Cと図2Dは、図1A,1Bに示した着脱式モジュール5側の取付基板51に設けられる第1の実施例の雌型コネクタ21の構成を示すものである。第1の実施例のコネクタ21には、そのハウジング21Hの、ピン3を受け入れるレセプタクル4が設けられている面に、コネクタ11に設けられた発光部31と同形状の受光部32が設けられている。そして、この受光部32には、受光部32に入力される光量を検出する検出部がある。検出部の構成については後述する。
図3Aは、図2Aから2Dに示した雄型コネクタ11と雌型コネクタ21の接続前の状態を示すものである。雄型コネクタ11のピン3の基部にある発光部31からは、ピン3に平行なレーザー光線Lが出射されており、このレーザー光線Lは雌型コネクタ21の先端部に設けられている受光部32によって受光される。雄型コネクタ11のピン3に曲がりがなく、全てのピン3が雌型コネクタ21のレセプタクルに挿入された場合には、受光部31からのレーザー光線Lは全量受光部32に入射されるので、雄型コネクタ11と雌型コネクタ21が正常に接続されたことが、雌型コネクタ21を備える着脱式モジュール5側で分かる。
図3Bは、図3Aに示したコネクタ11のピン3に曲がりがあったが、そのまま着脱式モジュール5をラック9に押し込んでしまった結果、ピン3が曲がったまま雄型コネクタ11と雌型コネクタ21とが接合された状態を示すものである。雄型コネクタ11のピン3に曲がりがある場合は、ピン3が雌型コネクタ21のレセプタクルに挿入された時点で、受光部31からのレーザー光線Lは曲がったピン3に遮られて、全量受光部32には入射されない。よって、着脱式モジュール5をラック9に押し込む前にピン3の曲がりを検出することができるので、ピン3の曲がりを知らずに着脱式モジュール5をラック9に押し込むことが防止できる。
図4は、第1の実施例の雌雄のコネクタ11,21の具体的な構成例、及び電気回路等との接続を示すものである。前述のように、第1の実施例のコネクタ11には、そのハウジング11Hのピン3の取り付け面に、ピン3と同心円状の発光部31が設けられている。発光部31は導光部材33によって接続されており、導光部材33の端部はハウジング11Hの所定の面に露出している。コネクタ11の外部にはレーザー光源などの発光源41がある。また、コネクタ11のピン3は、ラック側に設けられた電気回路42に接続されている。この構成により、発光源41からのレーザー光が導光部材33を通じて各ピン3の基部にある発光部31から出射されて、ピン3の軸線方向に平行に進む。
一方、第1の実施例のコネクタ21には、そのハウジング21Hのピン3を受け入れるレセプタクル4が設けられている面に、コネクタ11に設けられた発光部31と同形状の受光部32が設けられている。そして、レセプタクル4の内部には、ピン3と電気的に接続する接点34がある。接点34は、配線によって着脱式モジュール5側の電気回路43に接続されている。受光部31には、CCD,CMOS等の光‐電気変換素子を使用することができ、受信光の強さに応じた電気信号が出力される。
受光部32からの受信光の強さに応じた電気信号は、コネクタ21の外部に設けられた検出器44に入力される。検出器44では、受光部32からの受信光の強さに応じた電気信号を分析して、受光部32に入力される発光部31からの光量が全量であるか否かを検出する。この検出器4にはアラーム45が接続されている。そして、検出器44が、受光部32に入力される発光部31からの光量が全量ではないと判定した場合には、アラーム45に信号を送って警告音を発生させる。この警告音により、着脱式モジュール5をラック9に装着しようとする作業者がピン3の曲がりを知ることができ、着脱式モジュール5をラック9に押し込む動作を途中で停止できる。
図5は、第2の実施例の雌雄のコネクタ12,22の具体的な構成例、及び電気回路などとの接続を示すものである。第2の実施例のコネクタ12では、そのハウジング12Hに取り付けられたピン3の内部に発光部35が設けられている。各発光部35は導光ワイヤ(光ファイバ)37に接続されており、導光ワイヤ37はハウジング12Hの外部で分光器46を介して第1の実施例と同様の発光源41に接続されている。コネクタ21のピン3は、ラック側に設けられた電気回路42に接続されていることも同様である。この構成により、発光源41からのレーザー光が導光部ワイヤ37を通じて各ピン3の内部にある発光部35を通り、ピン3の先端部から出射されて、ピン3の軸線方向に平行に進む。
一方、第2の実施例のコネクタ22には、そのハウジング22Hにピン3を受け入れるレセプタクル4が設けられている。レセプタクル4の内部には、ピン3と電気的に接続する接点34があり、レセプタクル4の底部にはピン3の発光部35からのレーザー光を受光する受光部36がある。接点34は、配線によって着脱式モジュール5側の電気回路43に接続されている。受光部36には、CCD,CMOS等の光‐電気変換素子が設けられており、受信光の強さに応じた電気信号が出力される。
受光部36からの受信光の強さに応じた電気信号は、コネクタ22の外部に設けられた検出器44に入力される。検出器44では、受光部32からの受信光の強さに応じた電気信号を分析して、受光部32に入力される発光部31からの光量が全量であるか否かを検出する。この検出器4にはアラーム45が接続されている。
そして、第2の実施例では、ピン3に曲がりがない場合は、全てのピン3の発光部35から出射されたレーザー光が全てのレセプタクル4に全量入力される。これに対して、ピン3に曲がりがある場合は、全てのピン3の発光部35から出射されたレーザー光の全量が全てのレセプタクル4に入力されず、受光量が少ない受光部36がある。このように、受光部36の中に発光部35から入力される光量が全量ではないものがあると検出器44が判定した場合には、アラーム45に信号を送って警告音を発生させる。この警告音により、作業者はピン3の曲がりを知ることができ、着脱式モジュール5をラック9に押し込む動作を途中で停止できる。
図6Aは、第3の実施例の雌雄のコネクタ13,23の具体的な構成例を示すものである。第3の実施例のコネクタ13でも、そのハウジング13Hに取り付けられたピン3の内部に発光部35が設けられている。各発光部35と分光器46との接続、及びピン3の電気回路との接続は第2の実施例と同様であるので、ここでは図示を省略する。
第3の実施例のコネクタ13が第2の実施例のコネクタ12と異なる点は、ハウジング13Hのピン3の基部に受光部38が設けられている点である。この受光部38もCCDやCMOS等の光‐電気変換素子で構成されており、受信光の強さに応じた電気信号を出力する。受光部38には、コネクタ23の外部に設けられた検出器4とアラーム45が第2の実施例と同様に設けられている。
一方、第3の実施例のコネクタ23には、そのハウジング23Hにピン3を受け入れるレセプタクル4が設けられていると共に、ハウジング23Hのレセプタクル4の開口部の周囲にはミラー39が設けられている。レセプタクル4の内部にピン3と電気的に接続する接点34があり、接点34が配線によって着脱式モジュール5側の電気回路43に接続されている点は第2の実施例と同様である。
このような第3の実施例では、ピン3に曲がりがない場合は、図6Aに示すように、ピン3の全ての発光部35から出射されたレーザー光Lが、全てのレセプタクル4に全量入力される。これに対して、ピン3に曲がりがある場合は、図6Bに示すように曲がったピン3の発光部35から出射されたレーザー光Lはレセプタクル4に入力されず、ミラー39で反射してコネクタ13の受光部38に達する。受光部38は反射光を検出するとこれを検出器44に伝え、検出器44はアラーム45に信号を送って警告音を鳴らす。この警報により、作業者がピン3の曲がりを知ることができ、着脱式モジュール5をラック9に押し込む動作を途中で停止できる。
図7Aは、第4の実施例の雌雄のコネクタ14,24の具体的な構成例を示すものである。第4の実施例の構成は第3の実施例の構成と似ているので、相違点のみを説明する。第3の実施例のコネクタ13には、ハウジング13Hのピン3の基部に受光部38が設けられているが、第4の実施例のコネクタ14には、ハウジング14Hのピン3の基部には何も設けられていない。更に、第3の実施例のコネクタ23には、そのハウジング23Hのレセプタクル4の開口部の周囲にはミラー39が設けられているが、第4の実施例のコネクタ14にはミラー39の代わりに受光部40が設けられている。この受光部40もCCDやCMOS等の光‐電気変換素子で構成されており、受信光の強さに応じた電気信号が出力される。受光部40には、コネクタ24の外部に設けられた検出器4とアラーム45が第2の実施例と同様に設けられている。
このような第4の実施例では、ピン3に曲がりがない場合は、図7Aに示すように、ピン3の全ての発光部35から出射されたレーザー光Lが、全てのレセプタクル4に全量入力され、受光部40には入力されない。これに対して、ピン3に曲がりがある場合は、図7Bに示すように曲がったピン3の発光部35から出射されたレーザー光Lはレセプタクル4に入力されず、受光部40に入力される。受光部40はレーザー光Lの入力を検出するとこれを検出器44に伝え、検出器44はアラーム45に信号を送って警告音を鳴らす。この警告音により、作業者がピン3の曲がりを知ることができ、着脱式モジュール5をラック9に押し込む動作を途中で停止できる。
図8は、図6A,6Bに示した第3の実施例のコネクタ13が取り付けられたラック9と着脱式モジュール5とからなる第1の実施例の電子機器61を示しており、ラック9に着脱式モジュール5が挿入されて接続される状態を説明するものである。この図における光源40は発光源と分光器を含むものとする。また、回路30は、コネクタ13を通じて信号をやり取りする電気回路と、受光部38からの信号からピン3の曲がりを検出する検出器の機能を備えるものとする。光源40からのレーザー光はピン3の先端部から出射される。
また、ラック9には着脱式モジュール5のラック9内への進入を検出するセンサ52と、着脱式モジュール5のラック9内への進入を、コネクタ23がコネクタ13に接続する前の時点で止めるストッパ53が設けられている。この実施例のストッパ53は、ケーシング54の中にばね55で付勢されて先端部がラック9内に突出するプランジャ56、及び通電されるとプランジャ56をばね55に抗して吸引してプランジャ56の先端部から引き抜くソレノイド57とから構成されている。
先端面にミラー39を備えたコネクタ23が実装された着脱式モジュール5がラック9内に入ってくると、センサ52が着脱式モジュール5を検知し、光源40に信号を送る。すると光源40からレーザー光がコネクタ13に供給され、ピン3の先端部からレーザー光Lがコネクタ23に対して照射される。この時、ピン3に曲がりが無ければ前述のように受光部38に反射光は入ってこないので、回路30がピン3に曲がりが無いと判断し、ストッパ53のソレノイド57に通電する。この結果、プランジャ56がストッパ53のケーシング54内に収容され、ストッパ53によるロックが解除され、着脱式モジュール5をラック9の奥まで挿入することができ、コネクタ13とコネクタ23とが正しく接続される。
一方、コネクタ13のピン3に曲がりがある場合は、光源40からレーザー光がコネクタ13に供給され、ピン3の先端部からレーザー光Lがコネクタ23に対して照射されると、レーザー光Lはコネクタ23の先端部に設けられたミラー39で反射し、受光部38に反射光が入力される。この場合は回路30がピン3に曲がりが有ると判断し、ストッパ53のソレノイド57に通電せず、アラーム45に信号を送って警告音を発生させる。この結果、ストッパ53によるロックが維持され、着脱式モジュール5をラック9の奥まで挿入することができなくなり、作業者にコネクタ13のピン3の曲がりを知らせることができる。
図9は、図6A,6Bに示した第3の実施例のコネクタ13が取り付けられたラック9と着脱式モジュール5とからなる第2の実施例の電子機器62を示しており、ラック9に着脱式モジュール5が挿入されて接続される状態を説明するものである。この実施例でも光源40は発光源と分光器を含み、回路30は、コネクタ13を通じて信号をやり取りする電気回路と、受光部38からの信号からピン3の曲がりを検出する検出器の機能を備えるものとする。光源40からのレーザー光はピン3の先端部から出射される。
また、ラック9には着脱式モジュール5のラック9内への進入を、コネクタ23がコネクタ13に接続する前の時点で止めるストッパ73が設けられている。この実施例のストッパ73は、モータ74とモータ74によって回転してラック9内に突出する回転板75とから構成されている。また、基板8に実装されているコネクタ13のハウジング13Hの先端部には接点16が設けられており、コネクタ23のハウジング23Hの先端部には接点26が設けられている。接点16と接点26は、着脱式モジュール5のラック9内への挿入がストッパ73で止められた状態で接触するようになっている。
先端面にミラー39を備えたコネクタ23が実装された着脱式モジュール5がラック9内に入ってきて、ストッパ73で止められると、接点16と接点26の接触を回路30が検出し、光源40に信号を送る。すると光源40からレーザー光がコネクタ13に供給され、ピン3の先端部からレーザー光Lがコネクタ23に対して照射される。この時、ピン3に曲がりが無ければ前述のように受光部38に反射光は入ってこないので、回路30がピン3に曲がりが無いと判断し、ストッパ73のモータ74に通電する。この結果、回転板75が回転してラック9内から外れ、ストッパ73によるロックが解除される。すると、着脱式モジュール5をラック9の奥まで挿入することができ、コネクタ13とコネクタ23とが正しく接続される。
一方、コネクタ13のピン3に曲がりがある場合は、光源40からレーザー光がコネクタ13に供給され、ピン3の先端部からレーザー光Lがコネクタ23に対して照射されると、レーザー光Lはコネクタ23の先端部に設けられたミラー39で反射し、受光部38に反射光が入力される。この場合は回路30がピン3に曲がりが有ると判断し、ストッパ73のモータ74に通電せず、アラーム45に信号を送って警告音を発生させる。この結果、ストッパ73によるロックが維持され、着脱式モジュール5をラック9の奥まで挿入することができなくなり、作業者にコネクタ13のピン3の曲がりを知らせることができる。
図10は、図5に示した第2の実施例のコネクタ12が取り付けられたラック9と、コネクタ22を備える着脱式モジュール5とからなる第3の実施例の電子機器63を示しており、ラック9に着脱式モジュール5が挿入されて接続される状態を説明するものである。この実施例でも光源40は発光源と分光器を含み、回路30は、コネクタ12を通じて信号をやり取りする電気回路の機能を備えるものとする。光源40からのレーザー光はピン3の先端部から出射され、底部に受光部36があるコネクタ22のレセプタクル4に入力される。受光部36からの信号は着脱式モジュール5内に設けられた検出器44に入力される。
また、ラック9には着脱式モジュール5のラック9内への進入を、コネクタ23がコネクタ13に接続する前の時点で止める第2の実施例と同様のストッパ73が設けられている。この実施例のストッパ73は、モータ74とモータ74によって回転してラック9内に突出する導電性の回転板75とから構成されている。着脱式モジュール5側には、回転板75に接触する接点76が設けられており、この接点76は検出器44に接続している。モータ74は回転板75に接続する駆動回路70によって駆動される。また、基板8に実装されているコネクタ12のハウジング12Hの先端部には接点16が設けられており、コネクタ22のハウジング22Hの先端部には接点26が設けられている。接点16と接点26は、着脱式モジュール5のラック9内への挿入がストッパ73で止められた状態で接触するようになっている。
ハウジング22Hの内部に受光部36を備えたコネクタ22が実装された着脱式モジュール5がラック9内に入ってきて、ストッパ73で止められると、接点16と接点26の接触を回路30が検出し、光源40に信号を送る。すると光源40からレーザー光がコネクタ12に供給され、ピン3の先端部からレーザー光Lがコネクタ22に対して照射される。この時、ピン3に曲がりが無ければ前述のように受光部36に全てレーザー光が入射されるので、検出器44がピン3に曲がりが無いと判断し、接点76に信号を送る。この信号は回転板75を通じて駆動回路70に入力され、駆動回路70がストッパ73のモータ74に通電する。この結果、回転板75が回転してラック9内から外れ、ストッパ73によるロックが解除される。すると、着脱式モジュール5をラック9の奥まで挿入することができ、コネクタ12とコネクタ22とが正しく接続される。
一方、コネクタ12のピン3に曲がりがある場合は、光源40からレーザー光がコネクタ12に供給され、ピン3の先端部からレーザー光Lがコネクタ22に対して照射されると、受光部36の中にレーザー光Lが全量入射されない、或いは全く入射されないものが出てくる。この場合は検出器44がピン3に曲がりが有ると判断し、接点76に信号を出力せず、アラーム45に信号を送って警告音を発生させる。この結果、駆動回路70がストッパ73のモータ74に通電しないのでストッパ73によるロックが維持され、着脱式モジュール5をラック9の奥まで挿入することができなくなり、作業者にコネクタ13のピン3の曲がりを知らせることができる。
図11は、図7A,7Bに示した第4の実施例のコネクタ14が取り付けられたラック9とコネクタ24を備えた着脱式モジュール5とからなる第4の実施例の電子機器64を示すものであり、ラック9に着脱式モジュール5が挿入されて接続される状態を説明するものである。第4の実施例の電子機器64の構成は第3の実施例の電子機器63の構成と似ているので、相違点のみを説明する。
第3の実施例の電子機器63のコネクタ22には、ハウジング22Hの内部に受光部36が設けられているが、第4の実施例の電子機器64のコネクタ24にはこれがなく、代わりにハウジング24Hの先端面に受光部40が設けられている。第4の実施例の電子機器64のその他の構成は第3の実施例の電子機器63の構成と同じであるので、その説明を省略する。
このような第4の実施例の電子機器64では、ピン3に曲がりがない場合は、ピン3から出射されたレーザー光Lが全量レセプタクル4に入力され、受光部40には入力されない。すると、検出器44がピン3に曲がりが無いと判断し、接点76に信号を送る。この信号は回転板75を通じて駆動回路70に入力され、駆動回路70がストッパ73のモータ74に通電する。この結果、回転板75が回転してラック9内から外れ、ストッパ73によるロックが解除される。すると、着脱式モジュール5をラック9の奥まで挿入することができ、コネクタ14とコネクタ24とが正しく接続される。
一方、コネクタ12のピン3に曲がりがある場合は、ピン3の先端部からレーザー光Lがコネクタ22に対して照射されると、曲がったピン3から出射されたレーザー光Lはその全量がレセプタクル4に入力されず、一部または全部が受光部40に入力される。この場合は検出器44がピン3に曲がりが有ると判断し、接点76に信号を出力せず、アラーム45に信号を送って警告音を発生させる。この結果、駆動回路70がストッパ73のモータ74に通電しないのでストッパ73によるロックが維持され、着脱式モジュール5をラック9の奥まで挿入することができなくなり、作業者にコネクタ13のピン3の曲がりを知らせることができる。
図12は、複数の着脱式モジュールを搭載することができるラックを備えた電子機器60の構成の一実施例を示すものである。電子機器60のハウジング60H内には3段のラック9があり、それぞれに着脱式モジュール5が装着できるようになっている。この実施例では、基板8に雄型コネクタ10が実装され、着脱式モジュール5側に雌型コネクタ20が取り付けられている。また、この実施例では、電子機器60の前面パネルに光源40のオンオフスイッチ65が設けられており、着脱式モジュール5をラック9に挿入するときだけ、このスイッチ65を押せば、光源40からレーザー光が雄型コネクタ10に供給されるようになっている。
なお、以上説明した実施例では、ラック側のコネクタに光源を設ける構成を説明したが、光源は着脱式モジュール側に設けることもできる。この場合は、着脱式モジュール側に光源の発光用の電池を搭載し、スイッチを設け、ユニット挿入時にそのスイッチを入れることによって光源の光が発光するようにすれば良い。
以上、本発明を特にその好ましい実施の形態を参照して詳細に説明した。本発明の容易な理解のために、本発明の具体的な形態を以下に付記する。
(付記1)筐体に少なくとも1つの着脱式モジュールを搭載する電子機器であって、
前記モジュールの各個に対応して前記筐体内に設けられた基板上に実装され、複数の平行なピンを有する第1のコネクタ、
前記モジュールの前記筐体との接続面に設けられ、前記ピンのそれぞれに対応するレセプタクルを有する第2のコネクタ、及び
前記第1と第2のコネクタの接続前に、前記ピンの状態を監視する監視部を備え、
前記監視部が、
前記第1のコネクタの各ピンから前記第2のコネクタの対応するレセプタクルに向けて光の照射を指示する照射指示部、及び、
前記第2のコネクタからの反射光の検出状態に基づいて前記ピンの状態を検出するピン状態検出部とを備えることを特徴とする電子機器。
(付記2)筐体に少なくとも1つの着脱式モジュールを搭載する電子機器であって、
前記モジュールの各個に対応して前記筐体内に設けられた基板上に実装され、複数の平行なピンを有する第1のコネクタ、
前記モジュールの前記筐体との接続面に設けられ、前記ピンのそれぞれに対応するレセプタクルを有する第2のコネクタ、及び
前記第1と第2のコネクタの接続前に、前記ピンの状態を監視する監視部を備え、
前記監視部が、
前記第1のコネクタの各ピンから前記第2のコネクタの対応するレセプタクルに向けて光の照射を指示する照射指示部、及び、
前記第1のコネクタからの照射光が全て前記レセプタクルに届かない時に、前記ピンが異常であると検出するピン異常検出部とを備えることを特徴とする電子機器。
(付記3)付記2に記載の電子機器であって、
前記レセプタクルの底部に前記照射光の受光部があり、全ての受光部に前記照射光が届かない場合に、前記ピン異常検出部が前記ピンが異常であると検出することを特徴とする電子機器。
(付記4)付記2に記載の電子機器であって、
前記レセプタクルの開口部の周囲に前記照射光の受光部があり、少なくとも1つの受光部に前記照射光が届いた場合に、前記ピン異常検出部が前記ピンが異常であると検出することを特徴とする電子機器。
(付記5)付記1から4の何れかに記載の電子機器であって、
前記筐体内への前記モジュールの挿入を検出するモジュール挿入検出部を更に備え、前記監視部は、前記モジュールの挿入状態に基づいて光の照射指示を行うことを特徴とする電子機器。
(付記6)付記5に記載の電子機器であって、
前記監視部は、モジュール挿入検出部が前記モジュールの挿入を検出してから所定時間の間だけ光の照射指示を行うことを特徴とする電子機器。
(付記7)付記1から6の何れかに記載の電子機器であって、
前記モジュールの挿入防止部を更に備え、
前記監視部は、前記ピンの状態が異常である時に、前記挿入防止部によって前記モジュールの挿入を防止することを特徴とする電子機器。
(付記8)筐体に少なくとも1つの着脱式モジュールを搭載する電子機器であって、
前記モジュールの各個に対応して前記筐体内に設けられた基板上に実装され、複数の平行なピンを有する第1のコネクタ、
前記モジュールの前記筐体との接続面に設けられ、前記ピンのそれぞれに対応するレセプタクルを有する第2のコネクタ、及び
前記第1と第2のコネクタの接続前に、前記ピンの状態を監視する監視部を備え、
前記着脱式モジュールが、
前記第2のコネクタから前記第1のコネクタに向けて光の照射を指示する照射指示部を備え、
前記監視部が、
前記第2のコネクタからの照射光の検出結果に基づいて前記ピンの状態を検出するピン異常検出部を備えることを特徴とする電子機器。
(付記9)付記8に記載の電子機器であって、
前記着脱式モジュールに信号入力部を更に設け、
前記監視部は、前記信号入力部から入力された所定の信号に基づいて、前記照射指示部に光の照射を指示することを特徴とする電子機器。
(付記10)付記8又は9に記載の電子機器であって、
前記モジュールの挿入防止部を更に備え、
前記監視部は、前記ピンの状態が異常である時に、前記挿入防止部によって前記モジュールの挿入を防止することを特徴とする電子機器。
(付記11)複数のピンが平行に配置された第1のコネクタと、前記ピンの各個に対応するレセプタクルを有する第2のコネクタとを備えたコネクタモジュールであって、以下を備える:
前記第1のコネクタの前記ピンにそれぞれ設けられ、対応する前記第2のコネクタのレセプタクルに向けて光を照射する照射部、
第2のコネクタの前記レセプタクルの周囲に設けられた反射部、及び
前記第1のコネクタに設けられ、前記第2のコネクタからの反射光を検出する検出部。
(付記12)複数のピンが平行に配置された第1のコネクタと、前記ピンの各個に対応するレセプタクルを有する第2のコネクタとを備えたコネクタモジュールであって、以下を備える:
前記第1のコネクタの前記ピンにそれぞれ設けられ、対応する前記第2のコネクタのレセプタクルに向けて光を照射する照射部、及び
前記レセプタクルにそれぞれ設けられ、前記ピンからの入射光を検出する検出部。
(付記13)複数のピンが平行に配置された第1のコネクタと、前記ピンの各個に対応するレセプタクルを有する第2のコネクタとを備えたコネクタモジュールであって、以下を備える:
前記第1のコネクタの前記ピンにそれぞれ設けられ、対応する前記第2のコネクタのレセプタクルに向けて光を照射する照射部、及び
前記第2のコネクタの前記レセプタクルを除く端面に設けられ、前記ピンからの入射光を検出する検出部。
(付記14)複数のピンが平行に配置された第1のコネクタと、前記ピンの各個に対応するレセプタクルを有する第2のコネクタとを備えたコネクタモジュールであって、以下を備える:
前記第1のコネクタの前記ピンにそれぞれ設けられ、対応する前記第2のコネクタのレセプタクルに向けて光を照射する照射部、及び
前記レセプタクルの周囲に前記照射部の形状に対応してそれぞれ設けられ、前記ピンからの入射光を検出する検出部。
(付記15)付記11から13の何れかに記載のコネクタモジュールであって、
前記照射部は前記ピンの内部に設けられていることを特徴とするコネクタモジュール。
(付記16)付記12に記載のコネクタモジュールであって、
前記検出部が、前記レセプタクルの底部にそれぞれ設けられた光‐電気変換素子と、この光‐電気変換素子からの電気信号に基づいて前記ピンの曲がりを検出する検出器とから構成されていることを特徴とするコネクタモジュール。
(付記17)付記11に記載のコネクタモジュールであって、
前記第1のコネクタの検出部に接続するアラームを備え、前記検出部が前記ピンの曲がりを検出した場合に前記アラームを鳴らすことを特徴とするコネクタモジュール。
(付記18)付記12から14の何れかに記載のコネクタモジュールであって、
前記第2のコネクタの検出部に接続するアラームを備え、前記検出部が前記ピンの曲がりを検出した場合に前記アラームを鳴らすことを特徴とするコネクタモジュール。
(付記19)付記11から13の何れかに記載のコネクタモジュールであって、
前記ピンの内部に導光部材が設けられており、前記ピンの背面側の端面から直進性の高い光が前記導光部材に対して入力されることを特徴とするコネクタモジュール。
(付記20)付記14に記載のコネクタモジュールであって、
前記第1のコネクタの本体の内部に導光部材が成型によって設けられており、該導光部材の一端は前記コネクタの本体の側面に露出し、他端は前記ピンの前記コネクタ本体への植設部の周囲にそれぞれ露出しており、前記コネクタの本体の側面の露出部から直進性の高い光が前記導光部材に対して入力されることを特徴とするコネクタモジュール。
図1Aは従来の着脱式モジュールとラックとの接続を説明する側断面図、図1Bは図1Aに示した部位の斜視図である。 図2Aはラック側に設けられるコネクタの、第1の実施例の構成を示す斜視図、図2Bは図2Aのコネクタの部分拡大正面図、図2Cは着脱式モジュール側に設けられるコネクタの、第1の実施例の構成を示す斜視図、図2Dは図2Cのコネクタの部分拡大正面図である。 図3Aは図2Aから2Dに示したコネクタの接続前の状態を示す側面図、図3Bは図3Aに示したコネクタのピンに曲がりがあり、ピンが曲がったまま接合された状態示す側面図である。 図4は第1の実施例に使用される雌雄のコネクタの具体的な構成及び電気回路などとの接続を示す説明図である。 図5は第2の実施例に使用される雌雄のコネクタの具体的な構成及び電気回路などとの接続を示す説明図である。 図6Aは第3の実施例の雌雄のコネクタの具体的な構成とアラームとの接続を示す説明図、図6Bは図6Aのように構成された雌雄のコネクタの接続時にピンが曲がった状態を示す説明図である。 図7Aは第4の実施例の雌雄のコネクタの具体的な構成とアラームとの接続を示す説明図、図6Bは図6Aのように構成された雌雄のコネクタの接続時にピンが曲がった状態を示す説明図である。 図8は、図6A,6Bに示した第3の実施例のコネクタが取り付けられたラックと着脱式モジュールとからなる第1の実施例の電子機器において、ラックに着脱式モジュールが挿入されて接続される状態を説明する説明図である。 図9は、図6A,6Bに示した第3の実施例のコネクタが取り付けられたラックと着脱式モジュールとからなる第2の実施例の電子機器において、ラックに着脱式モジュールが挿入されて接続される状態を説明する説明図である。 図10は、図5に示した第2の実施例のコネクタが取り付けられたラックと着脱式モジュールとからなる第3の実施例の電子機器において、ラックに着脱式モジュールが挿入されて接続される状態を説明する説明図である。 図11は、図7A,7Bに示した第4の実施例のコネクタが取り付けられたラックと着脱式モジュールとからなる第4の実施例の電子機器において、ラックに着脱式モジュールが挿入されて接続される状態を説明する説明図である。 図12は、複数の着脱式モジュールを搭載することができるラックを備えた電子機器の構成の一実施例を示す断面図である。
1 PC(パーソナルコンピュータ本体)
2 ディスプレイ
11,21 TVチューナ
16 第1の記憶媒体
26 第2の記憶媒体
30 第1のコントローラ
31 チャンネル設定検出回路
32 チャンネル設定データ読出回路
33 チャンネル設定データ書込回路
40 第2のコントローラ
41 チャンネル設定データ書込回路

Claims (10)

  1. 筐体に少なくとも1つの着脱式モジュールを搭載する電子機器であって、
    前記モジュールの各個に対応して前記筐体内に設けられた基板上に実装され、複数の平行なピンを有する第1のコネクタ、
    前記モジュールの前記筐体との接続面に設けられ、前記ピンのそれぞれに対応するレセプタクルを有する第2のコネクタ、及び
    前記第1と第2のコネクタの接続前に、前記ピンの状態を監視する監視部を備え、
    前記監視部が、
    前記第1のコネクタの各ピンから前記第2のコネクタの対応するレセプタクルに向けて光の照射を指示する照射指示部、
    前記第2のコネクタからの反射光の検出状態に基づいて前記ピンの状態を検出するピン状態検出部、及び
    前記筐体内への前記モジュールの挿入を検出するモジュール挿入検出部を備え、
    前記モジュールの挿入状態に基づいて光の照射指示を行うことを特徴とする電子機器。
  2. 筐体に少なくとも1つの着脱式モジュールを搭載する電子機器であって、
    前記モジュールの各個に対応して前記筐体内に設けられた基板上に実装され、複数の平行なピンを有する第1のコネクタ、
    前記モジュールの前記筐体との接続面に設けられ、前記ピンのそれぞれに対応するレセプタクルを有する第2のコネクタ、及び
    前記第1と第2のコネクタの接続前に、前記ピンの状態を監視する監視部を備え、
    前記監視部が、
    前記第1のコネクタの各ピンから前記第2のコネクタの対応するレセプタクルに向けて光の照射を指示する照射指示部、
    前記第1のコネクタからの照射光が全て前記レセプタクルに届かない時に、前記ピンが異常であると検出するピン異常検出部、及び
    前記筐体内への前記モジュールの挿入を検出するモジュール挿入検出部を備え、
    前記モジュールの挿入状態に基づいて光の照射指示を行うことを特徴とする電子機器。
  3. 前記レセプタクルの底部に前記照射光の受光部があり、全ての受光部に前記照射光が届かない場合に、前記ピン異常検出部が前記ピンが異常であると検出することを特徴とする請求項2に記載の電子機器。
  4. 前記レセプタクルの開口部の周囲に前記照射光の受光部があり、少なくとも1つの受光部に前記照射光が届いた場合に、前記ピン異常検出部が前記ピンが異常であると検出することを特徴とする請求項2に記載の電子機器。
  5. 前記監視部は、モジュール挿入検出部が前記モジュールの挿入を検出してから所定時間の間だけ光の照射指示を行う事を特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の電子機器。
  6. 前記モジュールの挿入防止部を更に備え、
    前記監視部は、前記ピンの状態が異常である時に、前記挿入防止部によって前記モジュールの挿入を防止する事を特徴とする請求項1からの何れか1項に記載の電子機器。
  7. 筐体に少なくとも1つの着脱式モジュールを搭載する電子機器であって、
    前記モジュールの各個に対応して前記筐体内に設けられた基板上に実装され、複数の平行なピンを有する第1のコネクタ、
    前記モジュールの前記筐体との接続面に設けられ、前記ピンのそれぞれに対応するレセプタクルを有する第2のコネクタ、
    前記第1と第2のコネクタの接続前に、前記ピンの状態を監視する監視部、及び
    前記モジュールの挿入防止部を備え、
    前記監視部が、
    前記第1のコネクタの各ピンから前記第2のコネクタの対応するレセプタクルに向けて光の照射を指示する照射指示部、及び、
    前記第2のコネクタからの反射光の検出状態に基づいて前記ピンの状態を検出するピン状態検出部とを備え、
    前記ピンの状態が異常である時に、前記挿入防止部によって前記モジュールの挿入を防止することを特徴とする電子機器。
  8. 筐体に少なくとも1つの着脱式モジュールを搭載する電子機器であって、
    前記モジュールの各個に対応して前記筐体内に設けられた基板上に実装され、複数の平行なピンを有する第1のコネクタ、
    前記モジュールの前記筐体との接続面に設けられ、前記ピンのそれぞれに対応するレセプタクルを有する第2のコネクタ、
    前記第1と第2のコネクタの接続前に、前記ピンの状態を監視する監視部、及び
    前記モジュールの挿入防止部を備え、
    前記監視部が、
    前記第1のコネクタの各ピンから前記第2のコネクタの対応するレセプタクルに向けて光の照射を指示する照射指示部、及び、
    前記第1のコネクタからの照射光が全て前記レセプタクルに届かない時に、前記ピンが異常であると検出するピン異常検出部とを備え、
    前記ピンの状態が異常である時に、前記挿入防止部によって前記モジュールの挿入を防止することを特徴とする電子機器。
  9. 筐体に少なくとも1つの着脱式モジュールを搭載する電子機器であって、
    前記モジュールの各個に対応して前記筐体内に設けられた基板上に実装され、複数の平行なピンを有する第1のコネクタ、
    前記モジュールの前記筐体との接続面に設けられ、前記ピンのそれぞれに対応するレセプタクルを有する第2のコネクタ、
    前記第1と第2のコネクタの接続前に、前記ピンの状態を監視する監視部、及び
    前記モジュールの挿入防止部を備え、
    前記着脱式モジュールが、
    前記第2のコネクタから前記第1のコネクタに向けて光の照射を指示する照射指示部を備え、
    前記監視部が、
    前記第2のコネクタからの照射光の検出結果に基づいて前記ピンの状態を検出するピン異常検出部を備え、
    前記ピンの状態が異常である時に、前記挿入防止部によって前記モジュールの挿入を防止することを特徴とする電子機器。
  10. 前記着脱式モジュールに信号入力部を更に設け、
    前記監視部は、前記信号入力部から入力された所定の信号に基づいて、前記照射指示部に光の照射を指示することを特徴とする請求項に記載の電子機器。
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