JP4962592B2 - 電子楽器および電子楽器に適用されるコンピュータプログラム - Google Patents

電子楽器および電子楽器に適用されるコンピュータプログラム Download PDF

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Description

本発明は、伴奏音およびアルペジオ音を発生することが可能な電子楽器に関する。
従来から、和音名を表す和音情報(和音根音および和音タイプ)に応じて、予め用意された伴奏パターンデータ(伴奏スタイルデータともいう)の音高を変換することにより、所定のタイミングで和音およびベース音を自動的に発生する自動伴奏機能は知られている(下記特許文献1参照)。
また、演奏者による演奏を表す1つまたは複数の演奏情報(音高情報)を、予め用意されて発音タイミングおよび発音される演奏音(オクターブ関係にある音も含む)を規定するアルペジオパターンデータに従って分散させて自動的に発音させるアルペジオ演奏も知られている(下記特許文献2参照)。
特開平06−337677号公報 特開平11−126074号公報
しかし、従来においては、伴奏音とアルペジオ音の発生は互いに独立した機能であり、伴奏音とアルペジオ音とを同時に発生することは考えられていなかった。言い換えれば、伴奏音の発生機能とアルペジオ音の発生機能とを同時に行うことはできなかった。
本発明は、上記問題に対処するためになされたもので、その目的は、伴奏音とアルペジオ音とを不具合なく同時に発生することができるようにした電子楽器を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の特徴は、演奏者による演奏を表す演奏情報を入力する演奏情報入力手段と、複数のトラックにそれぞれ記憶されて伴奏音を発生させるための複数の一連の伴奏パターンデータを1組の伴奏パターンデータとし、複数組の伴奏パターンデータを記憶するとともに、アルペジオ音の発生時に伴奏音の発生が禁止されるトラックを表すデータを複数組の伴奏パターンデータにそれぞれ対応させて記憶する伴奏パターンデータ記憶手段と、複数のアルペジオパターンデータを複数組の伴奏パターンデータにそれぞれ関連付けて記憶するアルペジオパターンデータ記憶手段と、伴奏パターンデータ記憶手段に記憶されている複数組の伴奏パターンデータのうちのいずれか1組の伴奏パターンデータに従って複数の伴奏音を発生する伴奏音発生手段と、演奏情報入力手段によって入力された演奏情報を用いて、アルペジオパターンデータ記憶手段に記憶されている複数のアルペジオパターンデータのうちのいずれかのアルペジオパターンデータに従ったアルペジオ音を発生するアルペジオ音発生手段と、伴奏音発生手段およびアルペジオ音発生手段によって伴奏音およびアルペジオ音が同時に発生されるとき、伴奏パターンデータ記憶手段に記憶されていてアルペジオ音の発生時に伴奏音の発生が禁止されるトラックを表すデータに基づいて、1組の伴奏パターンデータに従った複数の伴奏音のうちの伴奏音の発生が禁止されるトラックに対応した一部の伴奏音の発生を禁止し、かつ他の伴奏音の発生を許容する発生禁止制御手段とを備えたことにある。
この場合、伴奏音の発生とは、和音および和音に関連したベース音などを、1組の伴奏パターンデータに従って自動的に発生することを意味する。この伴奏パターンデータは、和音、ベース音などの和音に関連する楽音の発生タイミングを規定するとともに、ベース音の種類(通常、和音構成音のいずれかの音)を規定する。また、アルペジオ音の発生とは、演奏者による演奏を表す1つまたは複数の演奏情報(音高情報)によって指定される音高の楽音を、アルペジオパターンデータに従って分散させて自動的に発生することを意味する。このアルペジオパターンデータは、発生される演奏音(オクターブ関係にある音も含む)および演奏音の発音タイミングを規定する
前記のように構成した本発明の特徴においては、発生禁止制御手段により、伴奏音とアルペジオ音の同時発生によって不具合が生じる伴奏音の発生を禁止できる。これにより、音楽的に互いにマッチした伴奏音演奏とアルペジオ音演奏との同時演奏を簡単に実現できるようになるとともに、前記同時演奏による変化に富んだ演奏が得られるようになる。
さらに、本発明の実施にあたっては、電子楽器の発明に限定されることなく、同電子楽器に適用されるコンピュータプログラムおよび方法の発明としても実施し得るものである。
本発明に係る電子楽器の基本構成を示す機能ブロック図である。 本発明の具体的な実施形態に係る電子楽器の全体ブロック図である。 図2の電子楽器にて実行される設定処理プログラムを示すフローチャートである。 前記電子楽器にて実行される演奏処理プログラムを示すフローチャートである。 前記電子楽器にて記憶されている伴奏パターンデータを示すとともに、伴奏パターンデータとアルペジオパターンデータとの関係を示す図である。 (A)は前記電子楽器にて記憶されているアルペジオパターンデータを示す図であり、(B)は前記電子楽器に設けられたノート順位バッファを示す図である。 前記電子楽器にて記憶されているOTSデータを示すとともに、OTSデータと、伴奏パターン、マニアル演奏音色およびアルペジオパターンとの関係を示す図である。 前記電子楽器にて記憶されている音高変換テーブルの内容を示す図である。
a.基本構成
以下、本発明に係る電子楽器の具体的な実施形態について説明する前に、同電子楽器の基本構成について、図1の機能ブロック図を用いて説明しておく。この電子楽器は、演奏情報入力部1、伴奏パターンデータ記憶部2およびアルペジオパターンデータ記憶部3を備えている。
演奏情報入力部1は、複数の鍵からなる鍵盤等で構成され、和音を指定するための第1演奏領域1aと、アルペジオ演奏のための音高指定を含む通常演奏を行う第2演奏領域1bとに分割されている。第1演奏領域における和音の指定方法はシングルフィンガー(根音およびタイプによって和音を指定するモード)、フィンガード(和音構成音によって和音を指定するモード)などの種々の方法のうちで、いずれの方法を採用してもよく、複数の方法の中から演奏者が選択できるようにしてもよい。また、演奏情報入力部1としては、MIDIキーボード等の外部装置からの演奏情報を受信するものであってもよい。第1演奏領域1aは、和音を指定するための演奏情報を和音検出部4に供給する。和音検出部4は、前記供給された演奏情報に基づいて、第1演奏領域によって指定された和音を検出する。検出アルゴリズムとしては、前記和音の各種指定方法に対応したものを採用する。
第2演奏領域1bは、アルペジオ演奏のための音高指定を含む通常演奏を表す演奏情報を音高変換部5に供給し、またはアルペジオ音生成部9に直接供給する。音高変換部5は、前記演奏情報に加えて和音検出部4によって検出された和音を表す和音情報も入力し、和音情報に従って演奏情報によって表された音高を和音に合った音高に変換する。例えば和音タイプごとに利用可能な音高を規定したテーブル(図8)を備え、供給された和音情報によって表された和音タイプに対応したテーブル内容を参照し、利用可能な音高の中から入力された演奏情報に最も近い音高を採用する。新しい演奏情報の入力があったときに音高情報を出力するのはもちろんのこと、供給される和音が変化したときにも、変化後の和音に合った音高情報を出力する。
伴奏パターンデータ記憶部2は、複数の伴奏パターンデータを記憶している。伴奏パターンデータは、発音タイミングを表すタイミングデータおよび発音される楽音(和音構成音およびベース音)の音名を表すノートコードを対とする複数のデータからなり、所定の区間(例えば、1または複数小節)に渡る伴奏パターンを規定するものである。伴奏パターンデータ選択部6は、演奏者の選択操作に応じて、伴奏パターンデータ記憶部2に記憶された複数の伴奏パターンデータのうちのいずれか1つの伴奏パターンデータを選択して伴奏音生成部8に供給する。伴奏音生成部8は、前記供給された伴奏パターンデータと、和音検出部4からの和音情報とを用いて、和音情報によって指定される和音、ベース音などを所定のタイミングで生成して発生する。この伴奏音の発生においては、同時にアルペジオ音が発生される場合には、伴奏音の一部の発生が禁止され、残りの一部の発生が許容される。
アルペジオパターンデータ記憶部3は、複数のアルペジオパターンデータを記憶している。アルペジオパターンデータは、タイミングデータおよびノート順位データを対とする複数のデータからなり、所定の区間(例えば、1または複数小節)に渡るアルペジオパターンを規定するものである。タイミングデータは、アルペジオ音の発生タイミングを表す。ノート順位データは、第2演奏領域1bまたは音高変換部5から供給される演奏情報によって表された1または複数の音高のうちで、発音されるべき音高を表す。
アルペジオパターンデータ選択部7は、伴奏パターン選択部6と連動しており、アルペジオパターンデータ記憶部3に記憶された複数のアルペジオパターンデータのうちで、前記選択された伴奏パターンデータと関連付けられた1つのアルペジオパターンデータを選択してアルペジオ音生成部9に供給する。アルペジオ音生成部9は、前記供給されたアルペジオパターンデータと、第2演奏領域1bまたは音高変換部5からの演奏情報とを用いて、アルペジオ音を発生する。
このようにして、音楽的にマッチした伴奏音とアルペジオ音とが同時に発生されるので、音楽的に不具合なく、伴奏音演奏とアルペジオ音演奏との同時演奏を簡単に実現できるようになるとともに、前記同時演奏による変化に富んだ演奏が得られるようになる。
b.具体的な実施形態
次に、本発明に係る電子楽器の具体的な実施形態について説明する。図2は、本発明に係る電子楽器の全体ブロック図である。この電子楽器は、鍵盤11、設定操作子群12、ディスプレイ13および音源回路14を備えている。
鍵盤11は、発生楽音の音高を指定するための演奏操作子としての複数の鍵からなり、各鍵の操作はバス20に接続された検出回路11aによって検出される。また、鍵盤11は、予め決められた鍵音高または演奏者によって選択設定された鍵音高を境に、下鍵域と上鍵域に分けられており、下鍵域に属する複数の鍵は和音演奏に用いられ、上鍵域に属する複数の鍵はアルペジオおよびメロディを含む通常演奏に用いられる。設定操作子群12は、この電子楽器の操作パネル上に設けられて電子楽器の各部の動作を指示するものであり、それらの操作はバス20に接続された検出回路12aによって検出される。特に本実施形態では、伴奏モード操作子、伴奏パターン選択操作子、アルペジオモード操作子、OTSモード操作子、音色選択操作子などの設定操作子を含む。
伴奏モード操作子は、伴奏音を発生させるオン動作と、伴奏音を発生させないオフ動作とを切り換えるものである。伴奏パターン選択操作子は、予め用意された複数の伴奏パターンデータの中から1つの伴奏パターンデータを選択するものである。アルペジオモード操作子は、アルペジオ音を発生させるオン動作と、アルペジオ音を発生させないオフ動作とを切り換えるものである。OTSモード操作子は、通常演奏(上鍵域の演奏)に適した演奏環境(通常演奏による楽音の音色、音量、効果など)を、選択された伴奏パターンに応じて自動的に設定するワンタッチセッティングモード(以下、OTSモードという)を選択するオン動作と、前記OTSモードを選択しないオフ動作とを切り換えるものである。音色選択操作子は、通常演奏によって発生される楽音の音色を選択するものである。
ディスプレイ13は、操作パネル上に設けられた液晶ディスプレイ、CRTなどで構成され、文字、数字、図形などを表示する。このディスプレイ13の表示内容は、バス20に接続された表示回路13aによって制御される。音源回路14は、バス20に接続されていて、後述するコンピュータ部30の制御のもとに供給される演奏データおよび各種楽音制御パラメータに基づいてディジタル楽音信号を生成して効果回路15に出力する。効果回路15は、バス20に接続されていて、後述するコンピュータ部30の制御のもとに供給される効果制御データに基づいて、音源回路14から出力されたディジタル楽音信号にコーラス、リバーブなどの各種音楽的効果を付与してサウンドシステム16に出力する。サウンドシステム16は、D/A変換器、アンプ、スピーカなどを含んでいて、供給されるディジタル楽音信号をアナログ楽音信号に変換するとともに、同アナログ楽音信号に対応した楽音を放音する。
また、この電子楽器は、バス20に接続されていてコンピュータ部30、外部記憶装置41、MIDIインターフェース回路42および通信インターフェース回路43も備えている。コンピュータ部30は、CPU31、タイマ32、ROM33およびRAM34からなる。外部記憶装置41は、HDD、FDD、CD−ROM、MO、DVD、半導体メモリなどの不揮発性の記録媒体と、同各記録媒体に対するドライブユニットを含むものであり、後述するデータおよびプログラムの記憶及び読出しを可能にしている。これらのデータおよびプログラムは予め外部記憶装置41に記憶されていてもよいし、MIDIインターフェース回路42または通信インターフェース回路43を介して外部から取り込んでもよい。
この外部記憶装置41には、図3の設定処理プログラムおよび図4の演奏処理プログラムに加え、各種プログラムおよびデータを記憶している。特に、データに関しては、外部記憶装置41には、複数の伴奏パターンデータ、複数のアルペジオパターンデータおよび複数のOTSデータが記憶されているとともに、音名変換テーブルが設けられている。
複数の伴奏パターンデータは、ロック、ワルツ、マーチなどの伴奏スタイルにそれぞれ対応しており、各伴奏パターンデータは、図5に示すように、ヘッダ部および複数のトラック1〜nからなる。ヘッダ部には、各伴奏パターンデータを識別するための伴奏パターン名データ、アルペジオ音の発生時に発音が禁止されるトラックを表すミュートトラックデータなど記憶されている。ただし、このミュートトラックは、1つの伴奏パターンデータに含まれる複数のトラック1〜nの一部であって、複数のトラック1〜nの中にはミュートトラックでないトラックも必ず存在する。各トラックは、所定の和音(例えば、Cmaj)を基準にして、所定の区間(例えば、1または複数小節)に渡って、発音タイミングを表すタイミングデータおよび発音される楽音(和音構成音およびベース音)の音名を表すノートコードを対とする一連の伴奏パターンデータを時間経過に従って記憶している。
各アルペジオパターンデータは、図6(A)に示すように、ヘッダ部と、所定の区間(例えば、1または複数小節)に渡る一連のタイミングデータおよびノート順位データとからなる。ヘッダ部には、各アルペジオパターンデータを識別するためのアルペジオパターン名データ、アルペジオパターンに関連付けられたマニアル演奏音色を表す音色名データなどが記憶されている。タイミングデータは、アルペジオ音の発音タイミングを表す。ノート順位データは、鍵盤11の上鍵域にて押鍵され、後述する処理により図6(B)に示すノート順位バッファに記憶されている鍵を表す音名(音高)の中で、アルペジオ音として発音されるべき楽音の音名を指定するものである。このノート順位データには、アルペジオ音の発音時間を表すゲートタイムおよびアルペジオ音の音量を表すベロシティデータを含んでいる場合もある。各OTSデータは、図7に示すように、伴奏パターン名を表す伴奏パターン名データと、同伴奏に適したマニアル演奏音の音色、音量、効果などを表すデータを記憶している。
音名変換テーブルは、伴奏音の発生に利用する和音に応じて、鍵盤11の上鍵域での演奏鍵を表す音名を修正するためのものである。この音名変換テーブルは、図8に示すように、和音タイプ(例えば、Maj、M7など)ごとに、「0」以外の「1」、「2」、「3」などの数字により、変換先の音名を根音からの半音数で(言い換えれば、C音を基準に)表している。この場合、演奏鍵の音名は、「0」以外の「1」、「2」、「3」などの数字により指定される音名の中で、最も近い音名に変更される。また、「1」、「2」、「3」などは、同時押鍵数に応じて変換先の音名候補を変更するもので、押鍵数が「1」である場合には、「1」によって指定される音名が変換先の音名候補であることを示す。押鍵数が「2」である場合には、「1」および「2」によって指定される音名が変換先の音名候補であることを示す。押鍵数が「3」である場合には、「1」、「2」および「3」によって指定される音名が変換先の音名候補であることを示す。
MIDIインターフェース回路42は、他の電子音楽装置、パーソナルコンピュータなどのMIDI対応の外部機器51に接続可能となっていて、この電子楽器が外部機器51と各種プログラム及びデータを交信可能としている。通信インターフェース回路43は、通信ネットワーク52に接続可能となっていて、この電子楽器が各種プログラム及びデータをサーバコンピュータ53から受信し、またはサーバコンピュータ53に送信できるようになっている。
次に、上記のように構成した実施形態の動作を説明する。電子楽器の図示しない電源スイッチが投入されると、コンピュータ部30は、図3の設定処理プログラムおよび図4の演奏処理プログラムを所定の短時間ごとに繰り返し実行し始める。演奏者が設定操作子群12中の伴奏パターン選択操作子を操作することにより複数の伴奏パターンデータのうちのいずれかの伴奏パターンデータの選択を指示すると、コンピュータ部30は、図3の設定処理プログラム中のステップS11にて「Yes」と判定して、ステップS12にて前記選択された伴奏パターン名を更新記憶する。次に、ステップS13にて、OTSモードがオン状態に設定されているかを判定し、オン状態に設定されていれば、ステップS14,S15の処理を実行する。
ステップS14においては、図7に示す複数のOTSデータのうちで選択されている伴奏パターンに対応したOTSデータを読み出して、読み出したOTSデータ中の音色、音量、効果などの発生楽音の楽音要素を設定する。これにより、鍵盤11の上鍵域による演奏音の音色、音量、効果などの楽音要素が設定される。ステップS15においては、図6(A)に示す複数のアルペジオパターンデータの中から、現在設定されている上鍵域用の音色(マニアル音色)を指定しているアルペジオパターンデータを選択する。
また、演奏者によって設定操作子群12中のOTSモード操作子の操作により、OTSモードがオン動作に切り換えられると、コンピュータ部30はステップS16にて「Yes」と判定して、前記ステップS14,S15と同じステップS17,S18の処理が実行される。このようなステップS11〜S18の処理により、図7に示すように、演奏者によって選択された伴奏パターンに関連付けられて、鍵盤11の上鍵域におけるアルペジオ演奏を含む通常演奏による演奏音の音色が決定されるとともに、この決定された音色を介してアルペジオパターンデータも決定される。
また、演奏者が設定操作子群12中の音色選択操作子を操作することにより、鍵盤11の上鍵域におけるアルペジオ演奏を含む通常演奏による演奏音の音色の選択を指示すると、コンピュータ部30は、ステップS19にて「Yes」と判定して、ステップS20,S21の処理を実行する。ステップS20においては、前記通常演奏による演奏音の音色を選択された音色に設定する。ステップS21においては、前記ステップS15,S18と同様に、現在設定されている上鍵域用の音色(マニアル音色)を指定しているアルペジオパターンデータを選択する。ただし、この場合には、前記ステップS15,S18の場合とは異なり、前記ステップS20にて選択された音色に対応したアルペジオパターンが選択される。これは、伴奏モードがオン状態に設定されていない場合、OTSモードがオン状態に設定されていない場合には、演奏者によって直接選択された音色に応じたアルペジオ演奏を行おうとするためである。
また、演奏者が設定操作子群12中のアルペジオモード操作子を操作することにより、アルペジオモードがオン状態に切り換えられると、ステップS22にて「Yes」と判定して、ステップS23,S24の処理を実行する。ステップS23においては、現在選択されている伴奏パターンデータ中のミュートトラックデータを読み出して、ミュートトラックデータによって指定されるトラック内の伴奏パターンデータによる伴奏音の発生を禁止するためのミュート設定処理を実行する。ステップS24においては、アルペジオモードをオン状態に設定する。
さらに、演奏者が設定操作子群12中のアルペジオモード操作子を操作することにより、アルペジオモードがオン状態からオフ状態に切り換えられると、ステップS25にて「Yes」と判定して、ステップS26,S27の処理を実行する。ステップS26においては、現在選択されている伴奏パターンデータ中のミュートトラックデータを読み出して、ミュートトラックデータによって指定されるトラック内の伴奏パターンデータによる伴奏音の発生を許容するためのミュート設定解除処理を実行する。ステップS27においては、アルペジオモードをオフ状態に設定する。
次に、図4の伴奏音およびアルペジオ音の発音を制御する演奏処理プログラムについて説明する。演奏者が鍵盤11の下鍵域にていずれかの鍵を押鍵または離鍵すると、コンピュータ部30は、ステップS31にて「Yes」と判定して、ステップS32にて押鍵されている鍵を表す鍵情報(音高情報)を用いて和音を検出する。この和音検出においては、前述のように、シングルフィンガー、フィンガードなどのような和音の指定方法に応じた和音検出処理が実行される。
次に、コンピュータ部30は、ステップS33にて鍵盤11の上鍵域に押鍵中の鍵があるか否かを判定する。上鍵域に押鍵中の鍵があれば、ステップS33にて「Yes」と判定して、ステップS34にて前記押鍵中の鍵を表す音高を検出和音に合った音高に変化する。この音高変換処理は、図8の音高変換テーブルを参照して実行される。まず、上鍵域にて押鍵中の鍵を表す鍵情報(音高情報)のそれぞれに対して、前記検出和音の根音音名から前記鍵情報によって表される音名までの半音数(0〜11)を計算する。
そして、前記検出和音のタイプ(Maj,M7など)に対応した音高変換テーブルの欄を参照し、前記計算した半音数が最も近い和音に合った音名(「1」,「2」,「3」などが記録されている音名)が変換後の仮音名として決定される。ただし、変換後の仮音名として決定される候補は、上鍵域にて押鍵中の押鍵数に応じて変化するもので、前記押鍵数が「1」ならば「1」が記録されている音名中から前記計算した半音数が最も近い音名が変換後の仮音名として決定される。前記押鍵数が「2」ならば「1」および「2」が記録されている音名中から前記計算した半音数が最も近い音名が変換後の仮音名として決定される。前記押鍵数が「3」ならば「1」ないし「3」が記録されている音名中から前記計算した半音数が最も近い音名が変換後の仮音名として決定される。
このようにして、上鍵域にて押鍵中の鍵を表す鍵情報(音高情報)のそれぞれに対して変換後の仮音名を決定した後、前記鍵情報によって表された音名から仮音名までの半音数すなわち変更半音数をそれぞれ計算する。そして、前記鍵情報(音高情報)に前記変更半音数を加算することにより、音名変換した鍵情報を最終的に決定する。なお、押鍵中の鍵を表す音高そのものが音高変換テーブルの該当する欄に存在する場合には、音高変換は省略されて、押鍵されている鍵を表す鍵情報がそのまま最終的な鍵情報として決定される。
このステップS34の音高変換処理後、ステップS35にて、図6(B)に示すノート順位バッファに変換後の鍵情報を所定ルールに従った順位で格納する。所定ルールとは、例えば低音順、高音順、押鍵順、ランダムなどに従った順序である。例えば、上鍵域にて押鍵中の鍵を表す鍵情報の変換後の鍵情報がC4,E4,G4であり、所定ルールとして低音順が採用されていれば、図6(B)に示すように、ノート順位1〜3に対して、C4,E4,G4を表す鍵情報がノート順位バッファに格納される。
次に、ステップS36にて、発音中のアルペジオ音および伴奏音の再発音処理を実行する。この再発音処理は、鍵盤11の下鍵域における押離鍵状態の変化に伴うアルペジオ音および伴奏音の修正処理である。すなわち、後述するステップS42,S45の処理による現在発音中のアルペジオ音および伴奏音が、下鍵域における押離鍵状態の変化によって変更されるべき場合には、現在発音中のアルペジオ音および伴奏音の発音が停止されて、ステップS42,S45の条件に従って現在のタイミングに対応した新たなアルペジオ音および伴奏音が決定されて発音制御される。下鍵域における押離鍵状態の変化があっても、現在発音中のアルペジオ音および伴奏音を変更する必要のない場合には、現在発音中のアルペジオ音および伴奏音が発音し続ける。また、現在発音中のアルペジオ音および伴奏音がない場合には、アルペジオ音および伴奏音の発音処理が実行されない。
また、鍵盤11の上鍵域のいずれかの鍵が新たに押離鍵操作されると、コンピュータ部30は、ステップS37にて「Yes」と判定して、ステップS38,S39の処理を実行する。ステップS38においては、新たに押離鍵された鍵に関し、前述したステップS34の処理と同様に、同押離鍵された鍵を表す鍵情報(音高情報)を現在検出されている和音を表す和音情報を用いて音高変換する。ステップS39にておいては、この音高変換された鍵情報で、前記ノート順位バッファの記憶内容を更新する。すなわち、鍵盤11の上鍵域にて新たな押鍵があった場合には、この新たに押鍵された鍵に関して音高変換された鍵情報が、ノート順位バッファに追加される。また、鍵盤11の上鍵域にて新たな離鍵があった場合には、この新たに離鍵された鍵に関して音高変換された鍵情報が、ノート順位バッファから削除される。
前記ステップS37,S39の処理後、コンピュータ部30は、ステップS40にて、設定操作子群12内のアルペジオモード操作子の操作によってアルペジオモードがオン状態に設定されているかを判定する。オン状態に設定されていれば、ステップS41にて、現在の進行タイミングが、選択されているアルペジオパターンデータ(図6(A)参照)内のノート順位データの発生タイミングであるか、すなわち図示しないプログラムの実行によって時間経過に従ってカウントされている楽曲の進行を表す進行タイミングに一致するタイミングデータが前記選択されたアルペジオパターンデータ内に存在するかを判定する。そして、進行タイミングに一致するタイミングデータが存在すれば、ステップS42にて、前記タイミングデータに対応したノート順位に応じて、ノート順位バッファ内に記憶されている該当するノート順位の鍵情報(音高情報)を読み出して、音源回路14に出力する。
音源回路14は、供給された鍵情報(音高情報)に応じたディジタル楽音信号を生成して効果回路15に供給する。なお、ノート順位データに、ゲートタイムおよびベロシティデータが含まれている場合には、アルペジオ音の発音時間および音量が個々に制御される。効果回路15は、供給されたディジタル楽音信号に効果を付加してサウンドシステム16に供給する。サウンドシステム16は、前記ディジタル楽音信号をアナログ楽音信号に変換して、同アナログ楽音信号に対応した楽音すなわちアルペジオ音を発生する。この場合、伴奏パターンデータが選択され、かつOTSモードがオン状態にあれば、アルペジオ音の音色、音量、効果などは、OTSデータを用いた前記図3のステップS11〜S18の処理により、選択されている伴奏パターンに関連付けられる。また、伴奏音の発音とは別に、前記図3のステップS19〜S21などの処理により、設定操作子群12中の音色設定操作子によってアルペジオ音の音色、音量、効果などが設定される場合もある。
前記ステップS40〜S42の処理後、コンピュータ部30は、ステップS43にて、設定操作子群12内の伴奏モード操作子の操作によって伴奏モードがオン状態に設定されているかを判定する。オン状態に設定されていれば、ステップS44にて、現在の進行タイミングが、選択されている伴奏パターンデータ(図5参照)内のノートコード(和音構成音、ベース音など表すノートコード)の発生タイミングであるか、すなわち前記進行タイミングに一致するタイミングデータが前記選択された伴奏パターンデータ内に存在するかを判定する。
そして、進行タイミングに一致するタイミングデータが存在すれば、ステップS45にて、同タイミングデータに対応したノートコードを現在検出されている和音を表す和音情報(和音の根音およびタイプ情報)を用いて変換して、同変換したノートコード(音高情報)を音源回路14に出力する。このステップS45の処理においては、前記図3のステップS23,S26の処理によってミュート設定されたトラック内のノートコードは、何ら処理されずに音源回路14へも出力されない。そして、ミュート設定されていないトラック内のノートコードのみが、変換処理されて音源回路14へ出力される。これにより、図5に示すように、伴奏パターンデータの一部のトラックが、アルペジオパターンデータによって差し替えられたような状態になる。
音源回路14は、前記アルペジオ音の場合と同様に、ノートコード(音高情報)に応じたディジタル楽音信号を生成して効果回路15に供給する。効果回路15およびサウンドシステム16も前記アルペジオ音の場合と同様に動作して、前記ディジタル楽音信号に対応した楽音すなわち伴奏音が発生される。この場合、伴奏音の音色、音量、効果などの楽音要素は、設定操作子群12によって制御され、または伴奏パターンデータ内に前記楽音要素を制御するデータが存在すれば、同データによって制御される。
上記作動説明からも理解できるように、上記具体的な実施形態によれば、図3のステップS11〜S18の処理により、伴奏音およびアルペジオ音の発生に利用される伴奏パターンデータおよびアルペジオパターンデータは互いに関連付けられるので、図4のステップS41〜S45の処理によって自動的に発生される伴奏音およびアルペジオ音が音楽的に互いにマッチしたものとなる。その結果、音楽的に不具合なく、伴奏音演奏とアルペジオ音演奏との同時演奏を簡単に実現できるようになるとともに、前記同時演奏による変化に富んだ演奏が得られるようになる。
また、図3のステップS34,S35,S38,S39の処理により、アルペジオ音の発生に利用される鍵盤11の上鍵域の演奏情報は、下鍵域にて指定されて伴奏音の発生に利用される和音に合った音高を表す演奏情報に変換される。したがって、発生される伴奏音とアルペジオ音との調和を図ることができ、より伴奏音演奏とアルペジオ音演奏とを音楽的に互いにマッチしたものとすることができる。また、図3のステップS23,S26および図4のステップS45の処理により、伴奏パターンデータのうちの一部のトラックのデータに基づく伴奏音の発生を禁止して、残りのトラックのデータに基づく伴奏音の発生のみを許容するようにしたので、伴奏音とアルペジオ音の同時発生によって不具合が生じる伴奏音の発生を禁止できる。これによっても、音楽的に互いにマッチした伴奏音演奏とアルペジオ音演奏との同時演奏を簡単に実現できるようになるとともに、前記同時演奏による変化に富んだ演奏が得られるようになる。
さらに、本発明の実施にあたっては、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。
例えば、上記実施形態においては、アルペジオ音の発生のための鍵盤11の上鍵域の演奏情報は、下鍵域にて指定されて伴奏音の発生に利用される和音に合った音高を表す演奏情報に変換されるようにした。しかし、これに代えて、前記変換を行うことなく、鍵盤11の上鍵域における押鍵を表す演奏情報をそのままアルペジオ音の発生のために利用するようにしてもよい。この場合、図3のステップS34,S38の処理を省略するようにすればよい。
また、上記実施形態においては、鍵盤11の下鍵域の演奏によって和音を指定入力するようにした。しかし、前記鍵盤11によって指定入力される和音情報に代えて、曲の進行に従って和音データを記憶した和音進行データ(楽曲を表す一連の曲データ中に含まれる和音データも含む)を用意しておき、この和音進行データに基づいて入力される和音情報を用いるようにしてもよい。また、上記実施形態の伴奏パターンデータ中に和音進行データを含ませておき、それを読み出して利用するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、1つの伴奏パターンに対して1つのアルペジオパターンが関連付けられている例について説明した。しかし、1つの伴奏パターンに対して、複数のアルペジオパターンを関連付けるようにしてもよい。この場合、別途設けたアルペジオパターン選択操作子の操作により、演奏者が1つの伴奏パターンに関連付けられた複数のアルペジオパターンのうちのいずれか1つまたは複数のアルペジオパターンを選択するようにすればよい。また、1つのアルペジオパターンを複数の伴奏パターンに共通に関連付けるようにしてもよい。
伴奏パターン中の複数のトラックのうち、アルペジオパターンと差し替えられるトラック(ミュートトラック)に関しては、前記のように1つの伴奏パターンと複数のアルペジオパターンとが関連付けられている場合には、差し替えられるトラックは全てのアルペジオパターンに対して同一のトラックとしてもよいし、アルペジオパターンによって異なるトラックが差し替えられるようにしてもよい。異なるトラックとした場合は、アルペジオパターンごとに好適なトラックを差し替えることができる。また、差し替えるトラックを演奏者が設定したり、修正したりできるようにしてもよい。
また、上記実施形態においては、伴奏パターンとアルペジオパターンとをOTSデータおよび音色を介して間接的に関連付けるようにした。しかし、これに限らず、伴奏パターン中にアルペジオパターンを対応付ける情報を含ませてもよいし、OTSデータ中にアルペジオパターンを対応付ける情報を含ませてもよい。つまり、どのような方法であっても、伴奏パターンとアルペジオパターンとが関連付けられていればよい。また、関連付けを演奏者が設定したり、修正したりできるようにしてもよい。
さらに、上記実施形態においては、演奏操作子として鍵盤11を採用した電子楽器に本発明を適用したが、鍵に代えて、単なる押圧スイッチ、タッチスイッチなどを音高を指定する演奏操作子を採用した電子楽器に本発明を適用してもよい。特に、本発明は、形態を問わず、種々の電子楽器にも適用され得る。
1…演奏情報入力部、2…伴奏パターンデータ記憶部、3…アルペジオパターンデータ記憶部、4…和音検出部、5…音高変換部、6…伴奏パターン選択部、7…アルペジオパターン選択部、8…伴奏音生成部、9…アルペジオ音生成部、11…鍵盤、12…設定操作子群、14…音源回路、30…コンピュータ部、41…外部記憶装置

Claims (2)

  1. 演奏者による演奏を表す演奏情報を入力する演奏情報入力手段と、
    複数のトラックにそれぞれ記憶されて伴奏音を発生させるための複数の一連の伴奏パターンデータを1組の伴奏パターンデータとし、複数組の伴奏パターンデータを記憶するとともに、アルペジオ音の発生時に伴奏音の発生が禁止されるトラックを表すデータを前記複数組の伴奏パターンデータにそれぞれ対応させて記憶する伴奏パターンデータ記憶手段と、
    複数のアルペジオパターンデータを前記複数組の伴奏パターンデータにそれぞれ関連付けて記憶するアルペジオパターンデータ記憶手段と、
    前記伴奏パターンデータ記憶手段に記憶されている複数組の伴奏パターンデータのうちのいずれか1組の伴奏パターンデータに従って複数の伴奏音を発生する伴奏音発生手段と、
    前記演奏情報入力手段によって入力された演奏情報を用いて、前記アルペジオパターンデータ記憶手段に記憶されている複数のアルペジオパターンデータのうちのいずれかのアルペジオパターンデータに従ったアルペジオ音を発生するアルペジオ音発生手段と、
    前記伴奏音発生手段および前記アルペジオ音発生手段によって伴奏音およびアルペジオ音が同時に発生されるとき、前記伴奏パターンデータ記憶手段に記憶されていてアルペジオ音の発生時に伴奏音の発生が禁止されるトラックを表すデータに基づいて、前記1組の伴奏パターンデータに従った複数の伴奏音のうちの前記伴奏音の発生が禁止されるトラックに対応した一部の伴奏音の発生を禁止し、かつ他の伴奏音の発生を許容する発生禁止制御手段
    を備えたことを特徴とする電子楽器。
  2. 演奏者による演奏を表す演奏情報を入力する演奏情報入力手段と、
    複数のトラックにそれぞれ記憶されて伴奏音を発生させるための複数の一連の伴奏パターンデータを1組の伴奏パターンデータとし、複数組の伴奏パターンデータを記憶するとともに、アルペジオ音の発生時に伴奏音の発生が禁止されるトラックを表すデータを前記複数組の伴奏パターンデータにそれぞれ対応させて記憶する伴奏パターンデータ記憶手段と、
    複数のアルペジオパターンデータを前記複数組の伴奏パターンデータにそれぞれ関連付けて記憶するアルペジオパターンデータ記憶手段とを備えた電子楽器に適用され、
    前記電子楽器内のコンピュータに、
    前記伴奏パターンデータ記憶手段に記憶されている複数組の伴奏パターンデータのうちのいずれか1組の伴奏パターンデータに従って複数の伴奏音を発生させる伴奏音発生機能と、
    前記演奏情報入力手段によって入力された演奏情報を用いて、前記アルペジオパターンデータ記憶手段に記憶されている複数のアルペジオパターンデータのうちのいずれかのアルペジオパターンデータに従ったアルペジオ音を発生させるアルペジオ音発生機能と、
    前記伴奏音発生機能および前記アルペジオ音発生機能によって伴奏音およびアルペジオ音が同時に発生されるとき、前記伴奏パターンデータ記憶手段に記憶されていてアルペジオ音の発生時に伴奏音の発生が禁止されるトラックを表すデータに基づいて、前記1組の伴奏パターンデータに従った複数の伴奏音のうちの前記伴奏音の発生が禁止されるトラックに対応した一部の伴奏音の発生を禁止させ、かつ他の伴奏音の発生を許容させる発生禁止制御機能
    を実現させるようにしたことを特徴とするコンピュータプログラム。
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