JP4962489B2 - 熱式質量流量計 - Google Patents

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Description

本発明は、配管内を流れる流体の質量流量を、流体の流れ方向における温度分布に基づいて測定する熱式質量流量計に関するものである。
図7A及び図7Bを参照しながら従来の熱式質量流量計を説明する。図7Aは従来の熱式質量流量計の一例を示す断面図であり、図7Bは図7Aの配管表面の温度分布を示すグラフである。図7Bにおいて、縦軸は温度であり、横軸は配管の流れ方向における位置である。なお、破線で示された曲線は配管内を流体が流れていない状態での温度分布を示し、実線で示された曲線は配管内を流体が流れている状態での温度分布を示している。
図7Aに示されているように、配管30の周面の表面上に発熱素子32が接触され、さらに配管30の流れ方向における発熱素子32の上流側と下流側の等距離の位置に配管の表面温度を測定する1対の温度センサ34(34a,34b)が配置されている。この例では、例えばMEMS(Micro Electro Mechanical System)技術によって1つの基板に発熱素子32と温度センサ対34を作りこんで流量測定用チップ36を用い、その流量測定用チップ36を配管30に取り付けて、配管30内を流れる流量の測定を行なっている(例えば、特許文献1参照。)。
上記の熱式質量流量計は、配管内の流体の流れが静止しているとき、発熱素子32によって配管内の流体を所定温度まで加熱し、発熱素子32から一定距離だけ離れた温度センサ対34にてそれぞれ配管30の表面温度を測定する。発熱素子30によって暖められた流体の温度分布がガウス分布に従うことを前提とすると、流体が静止しているときは2つの温度センサ34aと34bで検出される温度は等しく、両者の測定温度差は0となる。図7Bに示されるように、配管30内を流体が流れると温度分布が下流側に移動し、温度センサ34aと34bで検出される温度に差が生じる。配管30表面の温度分布は配管30内を流れる流体の流量が増大するほど下流側に移動することから、配管30表面の温度分布の頂点が温度センサ34aと34bの間にあるときは、温度センサ対34の測定温度差は配管30内を流れる流体の流量が増大するほど大きい値となる。したがって、配管30内を流れる流体の流量と温度センサ対34の測定温度差には相関関係が成立しており、この相関関係から温度センサ対34の測定温度差を利用して配管30内を流れる流体の流量を算出することができる。
このような発熱素子32と対をなす温度センサ34aと34bが作りこまれた流量測定用チップ36を用いた熱式質量流量計では、MEMS技術によって対をなす温度センサ対34を発熱素子に近接して配置することができるので、温度分布の移動量が小さい場合でも、温度センサ温度分布を示す曲線(図7Bを参照)の傾斜が急な位置で温度センサ34aと34bが温度を測定することができ、流量が微量である場合でも測定温度差として大きな値を得ることができ、流量測定を高感度で行なうことができる。
米国特許6813944号
しかし、MEMS技術を用いて1枚の基板に発熱素子32と温度センサ対34を作りこむことは、製造設備などの問題から安価に実現することはできない。
そこで本発明は、配管を流れる流体の流量を測定できる熱式質量流量計を安価に提供することを目的としている。
本発明にかかる熱式質量流量計は、配管の周面の表面上に固着され、配管内の流体を加熱するチップタイプの発熱素子と、配管の表面上で配管内の流体の流れ方向に沿って発熱素子の上流側と下流側の等距離の位置に固着され、発熱素子とは別体として構成されたチップタイプの温度センサ対と、温度センサ対の温度差からその配管中を流れる流体の流量を求める演算部と、を備えたものである。
また、図7Aに示したような、発熱素子32と温度センサ対34が1枚の基板上に近接して作りこまれたチップを用いると、ヒータと温度センサが近接していることによって配管内を流れる流体の流量が、例えば高速液体クロマトグラフの場合にnL/minオーダー程度の低流量域であれば高感度に測定できるが、配管内を流れる流体の流量が、例えばμL/minオーダー、mL/minオーダーといった高流量域である場合には、配管表面の温度分布の頂点が温度センサ対の間に存在しなくなり、温度センサ対の測定温度差と流体の流量との間の相関関係が成立しなくなって正確な流量測定を行なうことができないという問題が生じる。
そこで、本発明の熱式質量流量計の好ましい一形態では、温度センサ対は発熱素子からの距離の異なる位置に配置された2対以上を含み、演算部は流量の大きさに応じていずれかの温度センサ対からの温度測定信号を使用して流量を求めるものであるのが好ましい。そうすれば、配管を流れる流体の流量域に対応して測定に用いる温度センサ対を選択することができ、測定可能な流量範囲を広くすることができる。
上記の場合、演算部は、温度センサ対のうち、下流側の温度センサが配管中を流れる流体の温度分布の頂点位置よりも下流側にあってその頂点位置に最も近い位置にある温度センサ対を使用して流量を求めるものであることが好ましい。
発熱素子及び温度センサの配管への固着は熱伝導性接着剤による接着によりなされているのが好ましい。
本発明の熱式質量流量計は、配管が周面の表面の一部が露出するように基板の溝に埋め込まれ、その露出面に発熱素子及び温度センサが固着されているものであってもよいし、発熱素子及び温度センサが基板に支持されて固定されており、その発熱素子及び温度センサ上に配管が固着されているものであってもよい。
その場合の基板は配線パターンが形成された配線基板であって、発熱素子及び温度センサがその配線パターンに電気的に接続されているのが好ましい。
本発明の熱式質量流量計の好ましい用途の1つは、熱式質量流量計を取り付ける配管が高速液体クロマトグラフで移動相が流れる配管である。
本発明の熱式質量流量計は、発熱素子と温度センサ対が1つの基板に一体として作りこまれた流量測定用チップを用いるのではなく、それぞれ独立して製作された発熱素子と温度センサ対を用いるので、設備投資が高額なMEMS技術を利用することなく、安価に配管内を流れる流体の流量を測定できる。
さらに、発熱素子の上流側と下流側に2対以上の温度センサ対を配置し、演算部は流量の大きさに応じていずれかの温度センサ対からの温度測定信号を使用して流量を求めるようにすれば、より広い範囲の流体流量を測定できるようになる。
発熱素子及び温度センサの配管への固着は熱伝導性接着剤による接着によりなされていれば、発熱素子によって発生した熱を効率よく配管に伝えることができるし、温度センサによって配管表面の温度を正確に測定できる。
本発明の熱式質量流量計において、配管が周面の表面の一部が露出するように基板の溝に埋め込まれ、その露出面に発熱素子及び温度センサが固着されているようにするか、又は発熱素子及び温度センサが基板に支持されて固定されており、その発熱素子及び温度センサ上に配管が固着されているようにすれば、発熱素子及び温度センサの取付けが容易になる。
さらに、上記基板が配線基板であれば、サイズの小さい発熱素子及び温度センサの端子の引出しを配線基板を利用して行なうことができるので、発熱素子及び温度センサの回路構成を簡略化することができる。
図1Aは高速液体クロマトグラフの配管内を流れる移動相の流量を測定する熱式質量流量計の一実施例を示す断面図であり、図1Bは図1Aの配管の温度分布を示すグラフである。図1Bにおいて、縦軸は温度を示しており、横軸は配管2の流れ方向における位置を示している。破線で示された曲線は配管内を移動相が流れていない状態でのヒータによって生じる配管表面の温度分布を示しており、実線で示された曲線は配管内を移動相が流れている状態でのヒータによって生じる配管表面の温度分布を示している。
図1Aにおいて、2は高速液体クロマトグラフの配管である。移動相は配管2内を図において左側から右側に流れる。配管2の周面の表面上に発熱素子であるヒータチップ4が固着されている。さらに配管2の周面の表面上に、配管2を流れる移動相の流れ方向に沿って1対の温度センサチップ対6が配置されている。そのうち、一方の温度センサチップ6aはヒータチップ4の上流側に配置され、他方の温度センサチップ6bはヒータチップ4の下流側に配置されている。
ヒータチップ4として例えばチップダイオードISS387(株式会社東芝の製品)やチップ抵抗RK73H1JT(コーア株式会社の製品)を用いることができる。また、温度センサチップ6a,6bとして、熱電対やダイオードがチップ型に形成されたものを用いる。
対をなす温度センサチップ6aと6bはそれぞれヒータチップ4から等しい距離に配置されている。
ヒータチップ4及び温度センサチップ6a,6bは、例えば熱伝導性シリコーンシーラントKE3467(信越化学工業株式会社の製品)などの熱伝導性接着剤により配管2の周面の表面上に固着されている。
図1Bに示されるように、配管2内を移動相が流れていない状態(破線)では、ヒータチップ4が固着されている位置を温度分布の頂点として、その位置を中心に左右対称に温度が分布する。したがって、この状態では温度センサチップ6aと6bの検出温度は等しい。
配管2内を移動相が流れると(実線)、温度分布の頂点は下流側(図において右側)に移動して温度センサチップ6aと6bの検出温度に差が生じる。配管2内を流れる移動相の流量が大きいほど温度分布の頂点は下流側に移動し、温度分布の頂点が温度センサチップ6aと6bの間にある場合、温度分布の頂点が下流側に移動するほど温度センサチップ6aと6bの検出温度差が大きくなる。したがって、温度センサチップ6aと6bからなる温度センサチップ対6の検出温度差と移動相の流量との間に相関関係が成立し、この相関関係を予め測定して検量線データとして用意しておくことで、温度センサチップ対6の検出温度差から検量線に基づいて配管2内を流れる移動相の流量を算出することができる。
図示は省略されているが、温度センサチップ6aと6bはそれぞれ演算部に接続されており、演算部は温度センサチップ6aと6bの測定温度を信号として読み取り、その温度差によって配管2内を流れる移動相の流量を予め求めて保存している検量線に基づいて算出するようになっている。すなわち、演算部には予め測定された温度センサチップ対6の検出温度差と流体の流量との相関関係が検量線として記憶されており、温度センサチップ対6の検出温度差から配管2内を流れる流体の流量が自動的に算出されるようになっている。演算部はCPUやパーソナルコンピュータにより実現される。
ただし、上記の相関関係が成立するのは温度分布の頂点が温度センサチップ対6の間に存在している場合のみである。配管2内を流れる流体の流量が温度分布の頂点が温度センサチップ6bよりも下流側に移動して温度センサチップ対6の間に存在しない状態では、配管2内を流れる流体の流量が増大して温度分布がさらに下流側に移動しても、温度センサチップ対6での測定温度差は減少し、流量と測定温度差の間に相関関係が成立しなくなるので、温度センサチップ対6間の測定温度差から予め測定した相関関係を利用して流量を算出することができない。本明細書中において、温度分布の頂点が対象となる温度センサ対を超えて相関関係が成立しなくなった状態を「飽和状態」と呼ぶこととする。
「飽和状態」を回避するために、温度センサチップ対6の間隔を広くする必要がある。温度センサチップ対6の間隔を広くすることにより、温度分布の移動量が大きい高流量域にも対応することができる。しかし、温度センサチップ対6の間隔が広い状態で低流量域の測定を行なうと、温度センサチップ対6間の測定温度差が小さくなるため、測定感度が低下する。配管2内を流れる流体の流量を高感度に測定するためには、温度センサチップ対6が測定する流量範囲に対して適当な間隔で配置されているのが好ましい。
図2Aは低流量域から高流量域までの広い流量範囲を高感度で測定できる熱式質量流量計の一例を示す断面図であり、図2B及び図2Cは図2Aの配管の温度分布を示すグラフである。図2B及び図2Cにおいて、縦軸は温度を示しており、横軸は配管2の流れ方向における位置を示している。破線で示された曲線は配管2内を流体が流れていない状態でのヒータチップ4が与える配管2表面の温度分布を示しており、実線で示された曲線は配管2内を流体が流れている状態でのヒータチップ4が与える配管2表面の温度分布を示している。
図2Aにおいて、高速液体クロマトグラフを構成する配管2の周面の表面にヒータチップ4が固着されている。この実施例において、移動相は配管2内を図において左側から右側に流れる。配管2内を流れる移動相の流れ方向に沿ってヒータチップ4の上流側と下流側に対をなす2つの温度センサチップ6aと6bからなる温度センサチップ対6がヒータチップ4に近接して配置されている。温度センサチップ6aはヒータチップ4の上流側に配置されており、温度センサチップ6bはヒータチップ4の下流側に配置されている。
温度センサチップ6aのさらに上流に温度センサチップ8aが配置されており、温度センサチップ6bのさらに下流に温度センサチップ8bが配置されている。温度センサチップ8aと温度センサチップ8bで一対の温度センサチップ対8を構成している。
温度センサチップ8aのさらに上流に温度センサチップ10aが配置されており、温度センサチップ8bのさらに下流に温度センサチップ10bが配置されている。温度センサチップ10aと温度センサチップ10bで一対の温度センサチップ対10を構成している。
この実施例において、温度センサチップ6a,6b,8a,8b,10a,10bはダイオードがチップ型に形成されたものを用いる。
対をなす2つの温度センサチップ6aと6b,8aと8b及び10aと10bはそれぞれヒータチップ4から等しい距離に配置されている。
ヒータチップ4,温度センサチップ6a,6b,8a,8b,10a,10bは、例えば熱伝導性シリコーンシーラントKE3467(信越化学工業株式会社の製品)などの熱伝導性接着剤により配管2の周面の表面上に固着されている。
図示は省略されているが、温度センサチップ6a,6b,8a,8b,10a,10bはそれぞれCPUやパーソナルコンピュータからなる演算部に接続されている。演算部は、温度センサチップ6a,6b,8a,8b,10a,10bで検出された温度を信号として読み取り、温度センサ対として対をなしている温度センサチップ6aと6b,8aと8b,10aと10bの測定温度差に基づいて配管2内を流れる移動相の流量を算出するようになっている。すなわち、演算部には予め測定された配管2内を流れる移動相の流量とそれぞれの温度センサチップ対6,8及び10の測定温度差との相関関係が検量線として保存されており、温度センサチップ対6,8及び10の測定温度差からその検量線に基づいて流量を算出することができるようになっている。
図2B及び図2Cについて説明する。ここでは、温度センサチップ対6間の測定温度差をΔT1、温度センサチップ対8間の測定温度差をΔT2、温度センサチップ対10間の測定温度差をΔT3とする。
配管2内を流れる移動相の流量が例えばnL/minオーダー程度の低流量域である場合、配管2表面の温度分布の下流側への移動は小さく、図2Bに示されるように、温度分布の頂点は温度センサチップ対6の間に存在する。このような場合、対をなすそれぞれの温度センサチップ対6,8及び10の間に温度分布の頂点が存在しているので、それぞれの温度センサ対における測定温度差ΔT1,ΔT2,ΔT3からそれぞれの相関関係に基づいて配管2内を流れる流体の流量を求めることができる。そして、このように温度分布の移動量が少ない場合、ヒータチップ4に近接して配置されている温度センサチップ対6は温度分布曲線の勾配が急な場所で温度を測定することになるため、流量が小さくても測定温度差ΔT1として比較的大きな値を検出することができる。それに対し温度センサチップ対8及び10では、温度分布曲線の勾配が温度センサチップ対6のそれよりも緩やかな場所で温度測定を行なうことになるので、測定温度差ΔT2,ΔT3はΔT1よりも小さな値しか得ることはできない。したがって、配管2内を流れる移動相の流量が低流量域である場合には、配置間隔が最も狭い温度センサチップ対6を用いて測定を行なうことで、高感度で流量測定を行なうことができる。一般的には、演算部は、温度センサチップ対6,8,10のうち、下流側の温度センが配管中を流れる流体の温度分布の頂点位置よりも下流側にあってその頂点位置に最も近い位置にある温度センサ対を使用して流量を求める。
図2Cに示されるように、図2Bの場合よりも流量が増大し、温度分布がさらに下流側に移動して温度分布の頂点が温度センサチップ対6及び8の間には存在しなくなった場合、温度センサチップ対6及び8については「飽和状態」となっているため、温度センサチップ対6,8の測定温度差から検量線に基づいて流量を算出することはできない。この場合、温度分布の頂点が温度センサチップ対10の間には存在しているため、温度センサチップ対10の測定温度差から検量線に基づいて流量を算出することができる。
また、図には示されていないが、温度分布の頂点が温度センサチップ対6の間に存在せず、温度センサチップ対8及び10の間に存在する場合には、温度センサチップ対8,10のいずれの測定温度差からも流量を算出することができるが、温度センサチップ対8のほうが大きい測定温度差を検出でき、高感度で流量測定を行なうことができるので、温度センサチップ対8を用いて測定を行なうようにするのが好ましい。
なお、この実施例では、3対の温度センサチップ対6,8及び10が配管2の周面の表面上に配置されているが、本発明はこれに限定されるものではなく、2対又は4対以上の温度センサ対が設けられていてもよい。
この実施例に示されるように、ヒータチップ4に近接した位置からヒータチップ4から離れた位置までの間に複数対の温度センサチップ対を設けるようにすれば、低流量域から高流量域までの広い流量範囲において任意の測定可能な温度センサチップ対を用いて流量測定を行なうことができる。このような熱式質量流量計では、測定する流量域において飽和状態となっていない温度センサチップ対のうち、対をなす温度センサチップが最も狭い間隔で配置されている温度センサチップ対を用いて流量測定を行なうのが好ましい。そうすれば、温度センサチップ対間の測定温度差を大きな値で検出することができ、流量測定を高感度で行なうことができる。
図2A,図2B及び図2Cを用いて説明した実施例における温度分布の頂点位置の判定方法の一例を、例えば図3のフローチャート図を用いて説明する。図3において、iは図2の熱式質量流量計で得た温度データのサンプリング数であり、一定間隔ごとにサンプリングする。サンプリング数がiであるときの各温度センサチップ対6,8,10における検出温度差をΔT1[i]、ΔT2[i]、ΔT3[i]と表わす。また、流体が流れていない状態のときをi=0、ΔT1[0]=A、ΔT2[0]=B、ΔT3[0]=Cとし、A,B,Cは定数とする。A,B,Cは演算部に予め記憶されているものとする。
なお、図3中のステップS3の[条件1]、ステップS5の[条件2]及びステップS7の[条件3]は以下に示すとおりである。
[条件1]
ΔT1[i-1]<ΔT1[i]かつ、
ΔT2[i-1]<ΔT2[i]かつ、
ΔT3[i-1]<ΔT3[i]
又は、
ΔT1[i-1]>ΔT1[i]かつ、
ΔT2[i-1]>ΔT2[i]かつ、
ΔT3[i-1]>ΔT3[i]
[条件2]
ΔT1[i-1]>ΔT1[i]かつ、
ΔT2[i-1]<ΔT2[i]かつ、
ΔT3[i-1]<ΔT3[i]
又は、
ΔT1[i-1]<ΔT1[i]かつ、
ΔT2[i-1]>ΔT2[i]かつ、
ΔT3[i-1]>ΔT3[i]
[条件3]
ΔT1[i-1]>ΔT1[i]かつ、
ΔT2[i-1]>ΔT2[i]かつ、
ΔT3[i-1]<ΔT3[i]
又は、
ΔT1[i-1]<ΔT1[i]かつ、
ΔT2[i-1]<ΔT2[i]かつ、
ΔT3[i-1]>ΔT3[i]
測定開始時(初期状態、i=0)は、ΔT1[0]=A、ΔT2[0]=B、ΔT3[0]=Cである。i=1として(ステップS1)、各温度センサチップ対6,8,10の検出温度差ΔT1[i]、ΔT2[i]、ΔT3[i]を取り込む(ステップS2)。取り込んだΔT1[i]、ΔT2[i]、ΔT3[i]が[条件1]に当てはまるかどうかを判定する(ステップS3)。[条件1]に当てはまる場合は温度分布の頂点がヒータチップ4と温度センサチップ6aの間に存在していると判定し(ステップS4)、i=i+1としてステップS2に戻る。[条件1]に当てはまらない場合は、[条件2]に当てはまるかどうかを評価する(ステップS5)。[条件2]に当てはまる場合は温度分布の頂点が温度センサチップ6aと温度センサチップ8aの間に存在していると判定し(ステップS6)、i=i+1としてステップS2に戻る。[条件2]に当てはまらない場合は、[条件3]に当てはまるかどうかを評価する(ステップS7)。[条件3]に当てはまる場合は温度分布の頂点が温度センサチップ8aと温度センサチップ10aの間に存在していると判定し(ステップS8)、i=i+1としてステップS2に戻る。[条件3]にも当てはまらない場合は温度分布の頂点が温度センサチップ10aよりもさらに下流側に存在していると判定し(ステップS9)、i=i+1としてステップS2に戻る。
上記手順により判定された温度分布の頂点位置に基づいて、その条件における流量測定に最も適している温度センサチップ対を選択することができる。すなわち、図3において、ステップS4に示されるように、温度分布の頂点がヒータチップ4と温度センサチップ6aの間に存在していると判定された場合には、温度センサチップ対6が最も測定に適しており、ステップS6に示されるように、温度分布の頂点が温度センサチップ6aと温度センサチップ8aの間に存在していると判定された場合には、温度センサチップ対8が最も測定に適しており、温度分布の頂点が温度センサチップ8aと温度センサチップ10aの間に存在していると判定された場合には、温度センサチップ対10が測定に適している判定する。
図1A及び図2Aに示した熱式質量流量計において、配管2が外径の小さいキャピラリであり、ヒータチップ4や温度センサチップ6,8,10を配管2に直接固着するのが困難である場合には、基板を利用してヒータチップ4や温度センサチップ6,8,10の取付けを容易にすることができる。この場合の基板としては、シリコーン基板などの樹脂基板のほか、例えばプリント基板など配線パターンが形成された基板を利用することができる。図4はプリント基板を利用した熱式質量流量計の一実施例を説明するための形成工程を示した図であり、(1a),(2a),(3a)及び(4a)は各工程段階における平面図、(1b),(2b),(3b)及び(4b)はそれぞれ(1a),(2a),(3a),(4a)のX−X位置での拡大断面図である。
12は例えばガラスエポキシ基板やポリイミド基板などの表面に複数の配線パターン14が形成されたプリント基板である。(1a)及び(1b)に示されるように、プリント基板12の表面側に配管2の外径よりも大きい溝16を形成する。配線パターン14は、溝16を挟んで溝16に対して垂直方向に外側に対称に配置されることになるように溝16の形成位置を設定する。
(2a)及び(2b)に示されるように、溝16に配管2を埋め込み、例えば断熱性シリコーンシーラントSE−9120(トーレダウコーニング株式会社の製品)などの断熱性接着剤18によってプリント基板12に固着する。プリント基板12の表面側に配管2周面の表面が露出している。
(3a)及び(3b)に示されるように、プリント基板12の表面側に露出した配管2周面の表面上に、熱伝導性接着剤20によってヒータチップ4と温度センサチップ対6を固着する。この実施例では、温度センサチップ対6を構成する温度センサチップ6a及び6bとして、例えばダイオードがチップ内に形成されたチップ型ダイオードなどチップ型の温度センサチップを用いる。このような温度センサチップは、外部にリード端子が設けられており、内部のセンサ部がそのリード端子に接続されている。温度センサチップ6a及び6bのリード端子は例えば半田接続によって配線パターン14に電気的に接続する。
(4a)及び(4b)に示されるように、プリント基板12の表面側に露出した配管2周面の表面を含む溝16部分を、例えばトーレペフ(登録商標、東レ株式会社の製品)からなる断熱材22によって覆う。これにより、温度センサチップ6a及び6bの外気との接触が遮断され、外気の影響を受けることなく温度測定を行なうことができる。
図示は省略されているが、温度センサチップ6a及び6bが接続された配線パターン14は、それぞれ温度センサチップ6a及び6bからの信号を読み取り、温度センサチップ対6の測定温度差に基づいて流量を算出する演算部に接続する。
この実施例では、1対の温度センサチップ対6が設けられているが、図5に示されているように、図2Aに示した3対の温度センサチップ対6,8及び10が設けられていてもよい。また、本発明の熱式質量流量計は、図4,図5に示されているものに限定されず、2対又は4対以上の温度センサ対が設けられたものであってもよい。なお、図5では断熱材22が鎖線で描かれており、プリント基板12の表面にヒータチップ4,温度センサチップ6a,6b,8a,8b,10a,10bが見えているが、実際にはヒータチップ4,温度センサチップ6a,6b,8a,8b,10a,10bは断熱材22で覆われている。
このように、配管2を基板に固定した状態でヒータチップ4や温度センサチップ6a,6b,8a,8b,10a,10bを配管2に取り付けるようにすれば、特に配管2が外径の小さいキャピラリなどである場合に、ヒータチップ4や温度センサチップ6a,6b,8a,8b,10a,10bを取り付けやすくなる。そして、配管2を固定する基板としてプリント基板12などの配線基板を用いることで、ヒータチップ4,温度センサチップ6a,6b,8a,8b,10a,10bなどの素子の端子の引出しが容易になる。
なお、図4及び図5に示した熱式質量流量計は、配管2を固定するための基板としてプリント基板12を用いているが、本発明はこれに限定されるものではなく、配線パターンが形成されていない基板を用いてもよい。
また、他に基板を利用したものとしては、例えば図6A及び図6Bに示されるようなものであってもよい。すなわち、図6A及び図6Bに示されている熱式質量流量計は、基板として配線パターン26が形成されたプリント基板24が用いられており、プリント基板24には、ヒータチップ4,温度センサチップ6a,6b,8a,8b,10a,10bの本体部分の上面を下向きにした状態で嵌め込むための溝25が形成されている。配線パターン26は溝25から外側に向かって引き出されており、溝25の幅寸法は、ヒータチップ4,温度センサチップ6a,6b,8a,8b,10a,10bが嵌め込まれた状態で、それらの本体部分とプリント基板24との間に隙間ができるように形成されている。溝25に嵌め込まれたヒータチップ4,温度センサチップ6a,6b,8a,8b,10a,10bの端子は、溝25側方の配線パターン26に接した状態で、例えばはんだ接続により電気的に接続されている。ヒータチップ4,温度センサチップ6a,6b,8a,8b,10a,10b上には、例えば熱伝導性シリコーンシーラントKE3467(信越化学工業株式会社の製品)などの熱伝導性接着剤28を介して配管2が固着されている。
なお、図6A及び図6Bに示された熱式質量流量計は3対の温度センサチップ対6,8,10がプリント基板24に固着されているが、1対、2対又は4対以上の温度センサ対が固着されていてもよい。
配管内を流れる流体の流量を測定する熱式質量流量計の一実施例を示す断面図である。 図1Aの配管の温度分布を示すグラフである。 低流量域から高流量域までの広い流量範囲を高感度で測定できる熱式質量流量計の一実施例を示す断面図である。 図2Aの配管の低流量動作時の温度分布を示すグラフである。 図2Aの配管の高流量動作時の温度分布を示すグラフである。 温度分布の頂点位置の判定方法を示すフローチャート図である。 プリント基板を利用した熱式質量流量計の一実施例を製造する工程を示した図であり、(1a),(2a),(3a)及び(4a)は各工程段階における平面図、(1b),(2b),(3b)及び(4b)はそれぞれ(1a),(2a),(3a),(4a)のX−X位置での拡大断面図である。 プリント基板を利用した熱式質量流量計のさらに他の実施例を示す平面図である。 プリント基板を利用した熱式質量流量計のさらに他の実施例を示す平面図である。 図6AのY−Y位置での拡大断面図である。 従来の熱式質量流量計の一例を示す断面図である。 図7Aの配管表面の温度分布を示すグラフである。
符号の説明
2 配管
4 ヒータチップ
6,8,10 温度センサチップ対
6a,6b,8a,8b,10a,10b 温度センサチップ
12,24 プリント基板
14,26 配線パターン
16 溝
18 断熱性接着剤
20,28 熱伝導性接着剤
22 断熱材

Claims (6)

  1. 内部を流体が流れる配管の周面の表面上に固着され、配管内の流体を加熱するためのチップ型ダイオード又はチップ型抵抗からなるチップタイプの発熱素子と、
    前記配管の前記表面上で配管内の流体の流れ方向に沿って前記発熱素子の上流側と下流側の等距離の位置に固着され、前記発熱素子とは別体として構成されたチップ型ダイオード又はチップ型熱電対からなるチップタイプの温度センサ対と、
    前記温度センサ対の温度差からその配管中を流れる流体の流量を求める演算部と、
    を備えた熱式質量流量計において、
    前記温度センサ対は前記発熱素子からの距離の異なる位置に配置された2対以上を含み、
    前記演算部は流量の大きさに応じていずれかの温度センサ対からの温度測定信号を使用して流量を求め、前記2対以上の温度センサ対のうち、下流側の温度センサが配管中を流れる流体の温度分布の頂点位置よりも下流側にあってその頂点位置に最も近い位置にある温度センサ対を使用して流量を求めることを特徴とする熱式質量流量計。
  2. 前記発熱素子及び温度センサの配管への固着は熱伝導性接着剤による接着によりなされている請求項1に記載の熱式質量流量計。
  3. 前記配管は周面の表面の一部が露出するように基板の溝に埋め込まれ、その露出面に前記発熱素子及び温度センサが固着されている請求項1から2のいずれかに記載の熱式質量
    流量計。
  4. 前記発熱素子及び温度センサが基板に支持されて固定されており、その発熱素子及び温度センサ上に前記配管が固着されている請求項1から3のいずれかに記載の熱式質量流量
    計。
  5. 前記基板は配線パターンが形成された配線基板であって、
    前記発熱素子及び前記温度センサは前記配線パターンに電気的に接続されている請求項3又は4に記載の熱式質量流量計。
  6. 前記配管は高速液体クロマトグラフで移動相が流れる配管である請求項1から5のいずれかに記載の熱式質量流量計。
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