JP4962415B2 - 建設機械の刃先位置計測装置 - Google Patents

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Description

本発明は、建設機械の刃先位置を計測する刃先位置計測装置に関する。
油圧ショベル等の建設機械の刃先位置の計測方法として、最も一般的な方法は、油圧ショベルを運転している作業者の目測である。又、油圧ショベルのブーム、アーム、バケットの各関節に回転角度を計測する回転角度センサを取り付けて、刃先位置の計測を行う方法も試みられている(非特許文献1)。
先村 律雄、他1名、「油圧ショベル掘削指示システムの開発」、土木学会第57回年次学術講演会講演概要集第6部、平成14年9月、p.921−922 特開昭63−004126号公報 特開平02−176023号公報 特開平02−261129号公報
非特許文献1に示す油圧ショベルや従来の油圧ショベルにおいて、刃先位置の計測方法には次の問題がある。
(1)運転作業者の目測により刃先位置の計測を行った場合、運転作業者により計測位置にバラツキが発生する。特に、運転作業者が未熟練の場合、刃先の正しい位置を計測することは難しい。
(2)運転作業者の目測により刃先位置計測を行った場合、その計測位置を数値化することが困難であり、その計測位置をデータ化して他の装置へ流用することが難しい。
(3)回転角度センサにより刃先位置計測を行う場合、ブーム、アーム、バッケットといった可動部分の関節それぞれに回転角度センサを取り付ける必要があり、取り付け作業に時間を要する。
(4)回転角度センサにより刃先位置計測を行う場合、回転角度センサにより測定した関節の回転角度とブーム、アーム、バッケットといった可動部分の長さから刃先位置を計算するため、可動部分の長さを正確に求めておく必要がある。又、可動部分の長さを求める作業は、使用する油圧ショベルが変われば、その油圧ショベル毎に行う必要があり、調整作業が繁雑になる。
(5)回転角度センサにより刃先位置計測を行う場合、回転角度センサにより測定した関節の回転角度とブーム、アーム、バッケットといった可動部分の長さから刃先位置を計算するため、油圧ショベルの本体から刃先に行くに従って、回転関節部のガタ等による計測位置誤差が蓄積される。そのため、正しい刃先位置計測を行うためには、回転関節部にガタ等をできる限り抑えるよう、油圧ショベル自体の運用状態を非常に良好に保つ必要がある。
(6)回転角度センサにより刃先位置計測を行う場合、ブーム、アーム、バッケットといった可動部分の関節の多くの場所に回転角度センサを取り付ける必要があるため、精密機器であるセンサの故障が発生する機会が多くなる。
本発明は上記課題に鑑みなされたもので、建設機械の刃先位置を正確に計測できる建設機械の刃先位置計測装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決する第1の発明に係る建設機械の刃先位置計測装置は、
建設機械のバケットの刃先位置を計測する建設機械の刃先位置計測装置であって、
前記バケットに取り付けられ、前記バケットの回転軸に垂直となる1つの直線上に配置された複数のマーカと、
前記建設機械本体の互いに異なる位置に設けられ、前記複数のマーカを含む画像を撮影する少なくとも2つの撮影手段と、
前記建設機械に設けられ、前記撮影手段で撮影された画像に基づいて、前記バケットの刃先位置を計算する刃先位置計算機とを備え、
前記刃先位置計算機は、
前記撮影手段で撮影された画像を二値化処理することにより、前記複数のマーカを抽出すると共に画像上の位置を検出し、検出した画像上の位置から三角測量法により、前記複数のマーカの三次元位置を求め、求めた前記複数のマーカの三次元位置から前記複数のマーカ間を結ぶベクトルの傾きを求め、求めた前記複数のマーカの三次元位置、求めた前記ベクトルの傾き及び予め求めておいた前記複数のマーカの1つに対する刃先位置のオフセット値から前記バケットの刃先位置を求めることを特徴とする。
上記課題を解決する第2の発明に係る建設機械の刃先位置計測装置は、
建設機械のバケットの刃先位置を計測する建設機械の刃先位置計測装置であって、
前記バケットに取り付けられ、前記バケットの回転軸に垂直となる1つの直線上に配置された複数のマーカと、
前記建設機械本体の互いに異なる位置に設けられ、前記複数のマーカを含む画像を撮影する少なくとも2つの撮影手段と、
前記建設機械に設けられ、前記撮影手段で撮影された画像を無線にて伝送する画像伝送機と、
前記建設機械とは独立して設けられ、前記画像伝送機から伝送された画像を受信する画像受信機と、
前記建設機械とは独立して設けられ、前記画像受信機で受信された画像に基づいて、前記バケットの刃先位置を計算する刃先位置計算機とを備え、
前記刃先位置計算機は、
前記撮影手段で撮影された画像を二値化処理することにより、前記複数のマーカを抽出すると共に画像上の位置を検出し、検出した画像上の位置から三角測量法により、前記複数のマーカの三次元位置を求め、求めた前記複数のマーカの三次元位置から前記複数のマーカ間を結ぶベクトルの傾きを求め、求めた前記複数のマーカの三次元位置、求めた前記ベクトルの傾き及び予め求めておいた前記複数のマーカの1つに対する刃先位置のオフセット値から前記バケットの刃先位置を求めることを特徴とする。
上記課題を解決する第3の発明に係る建設機械の刃先位置計測装置は、
上記第1又は第2の発明に記載の建設機械の刃先位置計測装置において、
前記刃先位置計算機は、前記二値化処理に代えて、予め前記撮影手段で撮影した前記複数のマーカを含む画像との相関計算によるテンプレートマッチングを行うことにより、前記撮影手段で撮影された画像から前記複数のマーカを抽出すると共に画像上の位置を検出することを特徴とする。
上記課題を解決する第4の発明に係る建設機械の刃先位置計測装置は、
上記第1又は第2の発明に記載の建設機械の刃先位置計測装置において、
前記刃先位置計算機は、前記二値化処理に代えて、前記複数のマーカに適合する色抽出を行うことにより、前記撮影手段で撮影された画像から前記複数のマーカを抽出すると共に画像上の位置を検出することを特徴とする。
本発明によれば、以下の効果を奏する。
(1)運転作業者の目測による刃先位置測定に比べて、機械による自動計測を行うため、運転作業者の熟練度に関係なくバラツキの無い刃先位置計測を行うことができる。
(2)運転作業者の目測による刃先位置測定に比べて、刃先位置が数値化されているため、刃先位置データを他の装置へ容易に流用することができる。
(3)回転角度センサによる刃先位置測定に比べて、外部に取り付ける器具はカメラとマーカのみで良く、取り付け作業が容易である
(4)回転角度センサによる刃先位置測定に比べて、ブーム、アーム、バケットといった可動部の長さを求めておく必要がなく。使用する油圧ショベルが変われば、マーカの取り付けとマーカから刃先位置の計測を行うのみで良いため調整作業を簡略化できる。
(5)回転角度センサによる刃先位置測定に比べて、バケットに固定されたマーカから直接刃先位置を求めるため、ブーム、アーム、バケットといった可動部関節のガタ等による計算位置誤差の蓄積が無く、より正確な刃先位置を計測することができる。
(6)回転角度センサによる刃先位置測定に比べて、可動部に設置されるセンサが無いためセンサ故障の発生率が低く、保守に掛かる運用コストを小さく抑えることができる。
以下、図面を参照して、本発明に係る建設機械の刃先位置計測装置の実施形態を説明する。
図1は、本発明に係る建設機械の刃先位置計測装置の実施形態の一例を示す概略構成図である。図2は、本発明に係る建設機械の刃先位置計測装置の実施形態の一例を示すブロック図であり、図3は、本発明に係る建設機械の刃先位置計測装置の実施形態の一例を示すフローチャートである。なお、本実施例を含め、以降の説明においては、建設機械として、油圧ショベルを例示して、本発明に係る建設機械の刃先位置計測装置を説明する。
油圧ショベル1(建設機械)は、本体に取り付けられたブーム2、ブーム2に取り付けられたアーム3、アーム3に取り付けられたバケット4を有するものであり、これらは、作業者の操縦により、対応する油圧シリンダにより駆動されて、所定の作業を行っている。そして、バケット4の刃先5の位置は、従来は、作業者の目測や、ブーム2、アーム3、バケット4に設けた回転角度センサによる計測等により行われており、前述したような課題があった。
そこで、本実施例においては、刃先5の位置を計測するために、バケット4に複数のマーカM1、M2・・・(図1では、一例として、M1、M2の2つのみ図示する。)を取り付け、固定する。又、油圧ショベル1の本体上であり、マーカM1、M2・・・が見える位置(例えば、運転席の屋根の上)に少なくとも2台のカメラ(左カメラ6L、右カメラ6R)を設置し、更に、左カメラ6Lと右カメラ6Rの画像から刃先位置を計算する刃先位置計算機7を設置した。なお、ここでは、運転席から見て、左側にあるカメラを「左カメラ」と呼び、右側にあるもう一方のカメラを「右カメラ」と呼んでいる。
この刃先位置計算機7では、2台のカメラ6L、6Rにより撮影した画像中からマーカM1、M2・・・を抽出し、マーカM1、M2・・・の画像上の位置から、三次元位置計測により、マーカM1、M2・・・の三次元位置を求め、求めたマーカM1、M2・・・の三次元位置から油圧ショベル1の刃先5の位置を計算している。なお、マーカについては、刃先5に近い方からM1、M2・・・と番号を振っておく。又、マーカM1、M2・・・としては、球形状、丸板形状、矩形板に丸模様、矩形板に市松模様、発光体といったマーカ中心位置を求め易い形状を使用する。
そして、マーカM1、M2・・・を取り付けたバケット4について、図1(b)に示すように、刃先5に最も近いマーカM1を原点とした座標系(以降、「バケット座標系Σb」と呼ぶ。)を規定する。このバケット座標系Σbでは、バケット4の回転方向の動きを、X軸に関する回転方向に拘束するように規定している。又、マーカM1、M2・・・は、1つの直線上に配置されると共に、X軸に直交するY−Z平面上に配置されている。つまり、マーカM1、M2・・・は、X軸(即ち、バケット4の回転軸)に垂直となる1つの直線上に配置されている。又、このバケット座標系Σbにおいては、原点(マーカM1の位置)から刃先中央5cまでの各座標軸に関するオフセット値、つまり、刃先中央5cの位置(x_off,y_off,z_off)を予め求めておく。
ここで、図2のブロック図、図3のフローチャートを参照して、刃先位置計算機7における処理手順を詳細に説明する。
(ステップS1)画像入力
油圧ショベル1に取り付けた左カメラ6L及び右カメラ6Rにより、バケット4に取り付けたマーカM1、M2・・・を含めた作業場所の画像を取得し、取得した画像を刃先位置計算機7の画像入力部11を介して、メモリ12に入力し、記録する。なお、刃先位置計算機7において、マーカデータ入力部13では、画像上のマーカM1、M2・・・を囲む部分画像、マーカM1、M2・・・に関する色、形状、模様、画像上での輝度値等の各マーカデータを、予め、メモリ12に入力している。又、カメラデータ入力部14では、カメラ6R、6Lの位置、姿勢、CCD(Charge-Coupled Device)サイズ、レンズの焦点距離等の各カメラデータを、予め、メモリ12に入力している。又、刃先データ入力部15では、前述したバケット座標系Σbにおける刃先中央5cの位置(x_off,y_off,z_off)の刃先データを、予め、メモリ12に入力している。
(ステップS2)マーカ抽出
マーカ抽出部16aにおいて、メモリ12に記録した画像の二値化処理を行い、画像上のマーカM1、M2・・・の位置を検出し、画像上におけるマーカ位置をメモリ12に記録する。球形状、丸形状、発光体のマーカについては、画像上において円となる部分を抽出し、又、市松模様のマーカについては、画像上において矩形の連なりとなる部分を抽出して、マーカとなる部分の位置を検出すればよい。
(ステップS3)マーカ三次元位置の計測
マーカ三次元位置計算部17において、メモリ12に記録した左カメラ6Lの画像(以降「左画像」と呼ぶ。)及び右カメラ6Rの画像(以降「右画像」と呼ぶ。)について、マーカ抽出部16aで検出した画像上のマーカ位置から三角測量法によりマーカM1、M2・・・の三次元位置を求め、求めたマーカM1、M2・・・の三次元位置をメモリ12に記録する。このとき、マーカM1、M2・・・の三次元位置は、対象物座標系Σoにおける位置(x1,y1,z1)、(x2,y2,z2)・・・として求める。
(ステップS4)刃先位置の計算
前述したように、バケット座標系Σbにおける刃先中央5cの位置(x_off,y_off,z_off)は、予め求められて、メモリ12に入力されている。又、マーカ三次元位置計算部17において、対象物座標系ΣoにおけるマーカM1、M2・・・の三次元位置(x1,y1,z1)、(x2,y2,z2)・・・が求められている。そして、刃先位置計算部18においては、メモリ12に記録してある、バケット座標系Σbにおける刃先中央5cの位置(x_off,y_off,z_off)、対象物座標系ΣoにおけるマーカM1、M2・・・の三次元位置(x1,y1,z1)、(x2,y2,z2)・・・を用いて、下記の座標変換を行うことにより、刃先位置(xe,ye,ze)を計算して、その後、計算した刃先位置(xe,ye,ze)をメモリ12に記録している。
このとき、対象物座標系Σoからバケット座標系Σbへの座標変換Tobは、並行移動については、バケット座標系Σbの原点であるマーカM1の位置から求められ、又、回転については、油圧ショベル1の構造上、X軸周りの回転しか無いので、Y−Z平面におけるバケット4の回転から求められる。X軸周りの回転角ψは、原点とするマーカM1から他のマーカM2・・・ヘのベクトルとZ軸とのなす角(傾き)として求められる。
例えば、マーカが2個の場合、回転角ψは、マーカM1とマーカM2により、次の式から求められる。
ψ=−tan-1{(y2−y1)/(z2−z1)}
又、マーカが3個以上ある場合、マーカM1から他のマーカM2・・・ヘのベクトルから、各々の回転角を求め、それらの平均を回転角ψとする。マーカがN個(N≧3)設置されている場合、次の式から求められる。
ψ=−[tan-1{(y2−y1)/(z2−z1)}+
tan-1{(y3−y1)/(z3−z1)}



tan-1{(yN−y1)/(zN−z1)}]/(N−1)
そして、バケット座標系Σbの原点を(xb,yb,zb)=(x1,y1,z1)とすると、刃先位置(xe,ye,ze)は、次の式から計算できる。
xe=x_off+xb
ye=y_off・cosψ−z_off・sinψ+yb
ze=y_off・sinφ+z_off・cosψ+zb
そして、上記計算により求められ、メモリ12に記録された刃先位置(xe,ye,ze)は、刃先位置出力部19を介して、出力される。
本実施例においては、機械による自動計測を行うため、運転作業者の熟練度には関係なく、運転作業者の目測による刃先位置測定に比べて、計測位置にバラツキが無い。又、刃先位置が数値化されているため、刃先位置データを他の装置へ流用することが容易である。又、外部に取り付ける構成はカメラとマーカのみで良く、回転角度センサによる刃先位置測定に比べて、取り付け作業が容易である。又、ブーム、アーム、バケットと言った可動部の状態を知っておく必要が無く、各関節のガタ等による計算位置誤差の蓄積が無い。更に、可動部に取り付けるセンサが無いため、センサ故障の発生率を少なく抑えることが可能である。
図4は、本発明に係る建設機械の刃先位置計測装置の実施形態の他の一例を示すブロック成図である。
本実施例の刃先位置計測装置では、刃先位置計算機7におけるマーカ抽出部16bのみが、実施例1の刃先位置計測装置の刃先位置計算機7におけるマーカ抽出部16aと相違し、マーカ抽出部16aに代えて、マーカ抽出部16bを用いるようにしたものである。従って、実施例1と重複する説明は省略して、本実施例の刃先位置計測装置の説明を行う。
実施例1の刃先位置計測装置の刃先位置計算機7におけるマーカ抽出部16aでは、マーカ抽出を二値化処理によって行っていたが、本実施例の刃先位置計測装置の刃先位置計算機7におけるマーカ抽出部16bでは、マーカ抽出をテンプレートマッチングによって行っている。
具体的には、基準位置に設置したマーカの画像を、カメラ6R、6Lを用いて、予め撮影して、画像上のマーカを囲む部分画像(以降、これを「マーカテンプレート」と呼ぶ。)を取得し、メモリ12に記録しておく。そして、マーカ抽出部16bにおいては、新たに入力された画像上で、マーカテンプレートと絵柄の似ている部分を相関計算により探索することにより(テンプレートマッチング)、入力画像上のマーカ位置を検出し、画像上におけるマーカ位置をメモリ12に記録する。その後は、実施例1と同様の手順により、刃先位置を計算し、出力することになる。
本実施例においては、実施例1に示した刃先位置計測装置の効果に加え、二値化処理よりも情報量の多いマーカの画像情報によるテンプレートマッチングを行うため、マーカの誤検知が少なくなる効果がある。
図5は、本発明に係る建設機械の刃先位置計測装置の実施形態の他の一例を示すブロック図である。
本実施例の刃先位置計測装置では、刃先位置計算機7のマーカ抽出部16cのみが、実施例1、2の刃先位置計測装置の刃先位置計算機7におけるマーカ抽出部16a、16bと相違し、マーカ抽出部16a、16bに代えて、マーカ抽出部16cを用いるようにしたものである。従って、実施例1、2と重複する説明は省略して、本実施例の刃先位置計測装置の説明を行う。
実施例1の刃先位置計測装置の刃先位置計算機7におけるマーカ抽出部16aでは、マーカ抽出を二値化処理によって行っており、実施例2の刃先位置計測装置の刃先位置計算機7におけるマーカ抽出部16bでは、マーカ抽出をテンプレートマッチングによって行っていたが、本実施例の刃先位置計測装置の刃先位置計算機7におけるマーカ抽出部16cでは、マーカ抽出を色抽出によって行っている。
具体的には、予め、マーカの色情報を取得し、メモリ12に記録しておく。そして、マーカ抽出部16cにおいては、新たに入力された画像上からマーカに適合する色部分を抽出することにより、入力画像上のマーカ位置を検出し、画像上におけるマーカ位置をメモリ12に記録する。その後は、実施例1と同様の手順により、刃先位置を計算し、出力することになる。
本実施例においては、実施例1に示した刃先位置計測装置の効果に加え、色抽出によりマーカを抽出するため、様々な既存構造物や自然物が混在する状況下においても、それらの影響を抑えたマーカ抽出を確実に行うことができる。
図6は、本発明に係る建設機械の刃先位置計測装置の実施形態の他の一例を示す概略構成図であり、図7は、本発明に係る建設機械の刃先位置計測装置の実施形態の他の一例を示すブロック図である。
本実施例の刃先位置計測装置では、刃先位置計算機7の設置位置が、実施例1〜3の刃先位置計測装置とは相違している。具体的には、実施例1〜3に示す刃先位置計測装置では、油圧ショベル1本体に刃先位置計算機7を設けているのに対して、本実施例の刃先位置計測装置では、刃先位置計算機7に代えて、カメラ6R、6Lで取得した画像を無線で伝送する画像伝送機8を油圧ショベル1本体に設け、画像伝送機8から伝送された画像を受信する画像受信機9と、画像受信機9で受信した画像が入力されて、刃先位置の計算が行われる刃先位置計算機7とを、油圧ショベル1本体とは別の場所にある遠隔端末10に独立して設けるようにしたものである。
なお、本実施例の刃先位置計測装置における刃先位置計算機7では、上述した実施例1〜3のいずれかと同じ手順により、刃先位置の計算が行われる。つまり、本実施例の刃先位置計算機7におけるマーカ抽出部16として、実施例1〜3の刃先位置計算機7におけるマーカ抽出部16a、16b、16cのいずれかを用いるようにして、刃先位置の計算が行われる。従って、ここでは、刃先位置の計算手順の説明は省略する。
本実施例においては、実施例1〜3に示した刃先位置計測装置の効果に加え、刃先位置の計算に必要な画像を無線により取得することで、油圧ショベル1本体に刃先位置計算機7を設置する余裕が無い場合でも、油圧ショベル1の刃先位置を計算することができる。
本発明は、油圧ショベル等の建設機械に適用可能なものであり、建設機械に搭載した複数のカメラからの画像を処理することにより、刃先位置を計測するものである。
本発明に係る建設機械の刃先位置計測装置の実施形態の一例(実施例1)を示す概略構成図であり、(a)は、その全体を、(b)は、バケット部分を示すものである。 本発明に係る建設機械の刃先位置計測装置の実施形態の一例(実施例1)を示すブロック図である。 本発明に係る建設機械の刃先位置計測装置の実施形態の一例(実施例1)を示すフローチャートである。 本発明に係る建設機械の刃先位置計測装置の実施形態の他の一例(実施例2)を示すブロック図である。 本発明に係る建設機械の刃先位置計測装置の実施形態の他の一例(実施例3)を示すブロック図である。 本発明に係る建設機械の刃先位置計測装置の実施形態の他の一例(実施例4)を示す概略構成図である。 本発明に係る建設機械の刃先位置計測装置の実施形態の他の一例(実施例4)を示すブロック図である。
符号の説明
1 油圧ショベル
4 バケット
5 刃先
6R、6L カメラ
7 刃先位置計算機
8 画像伝送機
9 画像受信機
11 画像入力部
12 メモリ
16a、16b、16c マーカ抽出部
17 マーカ三次元位置計算部
18 刃先位置計算部
19 刃先位置出力部

Claims (4)

  1. 建設機械のバケットの刃先位置を計測する建設機械の刃先位置計測装置であって、
    前記バケットに取り付けられ、前記バケットの回転軸に垂直となる1つの直線上に配置された複数のマーカと、
    前記建設機械本体の互いに異なる位置に設けられ、前記複数のマーカを含む画像を撮影する少なくとも2つの撮影手段と、
    前記建設機械に設けられ、前記撮影手段で撮影された画像に基づいて、前記バケットの刃先位置を計算する刃先位置計算機とを備え、
    前記刃先位置計算機は、
    前記撮影手段で撮影された画像を二値化処理することにより、前記複数のマーカを抽出すると共に画像上の位置を検出し、検出した画像上の位置から三角測量法により、前記複数のマーカの三次元位置を求め、求めた前記複数のマーカの三次元位置から前記複数のマーカ間を結ぶベクトルの傾きを求め、求めた前記複数のマーカの三次元位置、求めた前記ベクトルの傾き及び予め求めておいた前記複数のマーカの1つに対する刃先位置のオフセット値から前記バケットの刃先位置を求めることを特徴とする建設機械の刃先位置計測装置。
  2. 建設機械のバケットの刃先位置を計測する建設機械の刃先位置計測装置であって、
    前記バケットに取り付けられ、前記バケットの回転軸に垂直となる1つの直線上に配置された複数のマーカと、
    前記建設機械本体の互いに異なる位置に設けられ、前記複数のマーカを含む画像を撮影する少なくとも2つの撮影手段と、
    前記建設機械に設けられ、前記撮影手段で撮影された画像を無線にて伝送する画像伝送機と、
    前記建設機械とは独立して設けられ、前記画像伝送機から伝送された画像を受信する画像受信機と、
    前記建設機械とは独立して設けられ、前記画像受信機で受信された画像に基づいて、前記バケットの刃先位置を計算する刃先位置計算機とを備え、
    前記刃先位置計算機は、
    前記撮影手段で撮影された画像を二値化処理することにより、前記複数のマーカを抽出すると共に画像上の位置を検出し、検出した画像上の位置から三角測量法により、前記複数のマーカの三次元位置を求め、求めた前記複数のマーカの三次元位置から前記複数のマーカ間を結ぶベクトルの傾きを求め、求めた前記複数のマーカの三次元位置、求めた前記ベクトルの傾き及び予め求めておいた前記複数のマーカの1つに対する刃先位置のオフセット値から前記バケットの刃先位置を求めることを特徴とする建設機械の刃先位置計測装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の建設機械の刃先位置計測装置において、
    前記刃先位置計算機は、前記二値化処理に代えて、予め前記撮影手段で撮影した前記複数のマーカを含む画像との相関計算によるテンプレートマッチングを行うことにより、前記撮影手段で撮影された画像から前記複数のマーカを抽出すると共に画像上の位置を検出することを特徴とする建設機械の刃先位置計測装置。
  4. 請求項1又は請求項2に記載の建設機械の刃先位置計測装置において、
    前記刃先位置計算機は、前記二値化処理に代えて、前記複数のマーカに適合する色抽出を行うことにより、前記撮影手段で撮影された画像から前記複数のマーカを抽出すると共に画像上の位置を検出することを特徴とする建設機械の刃先位置計測装置。
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