JP4958830B2 - 落花生種皮加工物を有効成分とする食品組成物 - Google Patents

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Description

本発明は、落花生種皮加工物を有効成分として含有する食品組成物に関する。より具体的には、本発明は、機能性成分を体内に補助的に供給するためのサプリメントとして用いられる食品組成物、好ましくは優れたヒアルロニダーゼ阻害作用に基づいて、特に抗老化効果、美肌効果、抗炎症効果または抗アレルギー効果を発揮しえる食品組成物に関する。
近年、老化が注目され、多くの研究が精力的に進められている。老化の原因は、加齢が主な要因であるが、例えば皮膚老化の具体的な現象としては、ヒアルロン酸をはじめとするムコ多糖類の減少、コラーゲンの架橋反応、紫外線による細胞の損傷などを挙げることができる。
ヒアルロン酸は、β−D−N−アセチルグルコサミンとβ−D−グルクロン酸が交互に結合してできた直鎖状の高分子多糖である。当該ヒアルロン酸は、哺乳類の結合組織等に広く分布し、細胞間隙の水分保持、組織の弾力性、潤滑性、柔軟性及び保湿性の保持、機械的障害などの外力に対する抵抗、および細菌感染の防止など、多くの機能を有している(非特許文献1)。また、皮膚のヒアルロン酸の量は加齢とともに減少し、それに伴って小皺やかさつき等の皮膚老化が現れると言われている。これを改善する方法としてヒアルロン酸を配合した化粧料や食品が数多く提案されている。しかしながら、生体には、皮膚を始め広くヒアルロン酸を分解する酵素(ヒアルロニダーゼ)が存在しており、このためヒアルロン酸を配合した化粧料や食品は、期待されるほど抗老化効果や美肌などの美容効果をあげていないのが実情である。特に皮膚中でのヒアルロン酸の分解速度は速く、その半減期はおよそ一日であるとの報告もある(非特許文献2)。
このため、抗老化効果や美肌効果をより高く得るためには、積極的に体内にヒアルロン酸を供給する方法に加えて、または当該ヒアルロン酸の供給とは別に、生体内におけるヒアルロニダーゼの活性を抑制してやることが必要である。すなわち、生体内におけるヒアルロニダーゼの活性を抑制することによって、生体内に本来的に存在するヒアルロン酸が安定化し、また化粧料や食品として外から投与したヒアルロン酸の分解を抑制することができるため、体内のヒアルロン酸またはヒアルロン酸を配合した化粧料や食品の抗老化または美肌などの美容効果をより実効あるものにすることができる。
また、ヒアルロニダーゼは、炎症酵素として、またアレルギー誘引酵素として知られている。具体的には、ヒアルロニダーゼは炎症時に活性化され、結合組織のマトリックスを破壊し、炎症系の組織への浸潤・血管の透過性を亢進すること、ならびにヒアルロニダーゼはI型アレルギーにおける肥満細胞からのヒスタミンの遊離の過程に介在していることが知られている。このため、ヒアルロニダーゼの活性を抑制することによって、炎症を抑制することができ、また花粉症やアトピー性皮膚炎などのアレルギー性疾患を改善することもできる。
こうした理由から、ヒアルロニダーゼ阻害剤を配合することによって優れた抗老化効果、美肌などの美容効果、抗炎症効果、または抗アレルギー効果を発揮する食品の開発が求められている。
なお、ヒアルロニダーゼ阻害作用を有する天然由来成分として、例えばブドウの種子、ひじき、モロヘイヤ、ハマスゲ、豆,米および麦などの穀類、ミルラ、シソならびにホップなどの植物またはその抽出物が知られている(特許文献1〜7等参照)。また落花生種皮抽出物にもヒアルロニダーゼ阻害作用があることが知られている(特許文献8参照)。
Bio Industry, Vol.8, p.346 (1991) J.Invest. Dermatol. Invest. Dermatol, ,97, 1260-130, 1991 特開2000−26306号公報 特開2002−293740号公報 特開2003−238434号公報 特開2003−137726号公報 特開2003−252778号公報 特開2005−263730号公報 特開平11−318387号公報 特開2000−145757号公報
本発明は、優れたヒアルロニダーゼ阻害作用を有する食品組成物、具体的には優れたヒアルロニダーゼ阻害作用に基づいて、特に抗老化効果、美肌(特に保湿)効果、抗炎症効果、または抗アレルギー効果を発揮しえる食品組成物を提供することを目的とする。特に本発明は、上記効果を期待して、通常の食事とは別に体内に補助的に供給するためのサプリメントとして用いられる食品組成物を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意検討していたところ、(1)落花生種皮抽出物と、(2)(a)グルコサミン若しくはその塩、または(b)コンドロイチン硫酸の少なくとも一方を併用することによって、落花生種皮抽出物が有するヒアルロニダーゼ阻害活性が顕著に増強することを見出した。かかる知見から、本発明者らは上記(1)成分と(2)成分((a)成分または/および(b)成分)を併用することによって、優れたヒアルロニダーゼ阻害活性を有し、それに基づいて抗老化効果、美肌(特に保湿)効果、抗炎症効果、または抗アレルギー効果を発揮しえる、上記目的の食品組成物を提供することができることを確信して、本願発明を完成するにいたった。
本発明はかかる知見に基づいて完成したものであり、下記の態様を包含するものである。
(I)食品組成物
(I-1)(1)落花生種皮加工物、および(2)(a)グルコサミンまたはその塩、および(b)コンドロイチン硫酸からなる群から選択される少なくとも1種を含有する食品組成物。
(I-2)(1)落花生種皮加工物と、少なくとも(2)(a)グルコサミンまたはその塩を含有する食品組成物であって、(1)落花生種皮加工物1重量部に対する(2)(a)グルコサミンまたはその塩の割合が100〜1300重量部であることを特徴とする、(I-1)に記載する食品組成物。
(I-3)(1)落花生種皮加工物と、少なくとも(2)(b) コンドロイチン硫酸を含有する食品組成物であって、(1)落花生種皮加工物1重量部に対する(2)(b) コンドロイチン硫酸の割合が1.2〜1200重量部であることを特徴とする、(I-1)に記載する食品組成物。
(I-4)1日あたり(1)落花生種皮加工物の摂取量が0.1〜500mgとなるような割合で(1)落花生種皮加工物を含有する、(I-1)乃至(I-3)のいずれかに記載する食品組成物。
(I-5)1日あたり(2)(a)グルコサミンまたはその塩の摂取量が総量で500〜5000mg、(b)コンドロイチン硫酸の摂取量が50〜2500mgとなるような割合で、(2)(a)グルコサミンまたはその塩、および(b)コンドロイチン硫酸からなる群から選択される少なくとも1種を含有する、(I-1)乃至(I-4)のいずれかに記載する食品組成物。
(I-6)(1)落花生種皮加工物、および(2)(b)コンドロイチン硫酸を含有する食品組成物であって、当該(2)(b)としてコンドロイチン硫酸を含む食品加工物を含有することを特徴とする(I-1)に記載する食品組成物。
(I-7)(1)落花生種皮加工物と、少なくとも(2)(b) コンドロイチン硫酸を含む食品加工物を含有する食品組成物であって、(1)落花生種皮加工物1重量部に対する(2)(b) コンドロイチン硫酸を含む食品加工物の割合が、コンドロイチン硫酸の量に換算して1.2〜1200重量部であることを特徴とする、(I-6)に記載する食品組成物。
(I-8)1日あたり(2)(a)グルコサミンまたはその塩の摂取量が総量で500〜5000mg、(b)コンドロイチン硫酸を含有する食品加工物の摂取量が、コンドロイチン硫酸の量に換算して50〜2500mgとなるような割合で、(2)(a)グルコサミンまたはその塩、および(b)コンドロイチン硫酸を含む食品加工物からなる群から選択される少なくとも1種を含有する、(I-6)または(I-7)に記載する食品組成物。
(I-9)コンドロイチン硫酸を含む食品加工物がサメ軟骨の加工物である、(I-6)乃至(I-8)のいずれかに記載する食品組成物。
(I-10)グルコサミンの塩が、グルコサミン塩酸塩である、(I-1)乃至(I-9)のいずれかに記載する食品組成物。
(I-11)錠剤、丸剤、粉末剤、顆粒剤またはカプセル剤の固形製剤形態を有する、(I-1)乃至(I-10)のいずれかに記載する食品組成物。
(I-12)サプリメントである、(I-1)乃至(I-11)のいずれかに記載する食品組成物。
なお「サプリメント」とは、日常の食生活では不足しがちな栄養素(例えばビタミンやミネラル)や日常の食生活では十分に補給することができない機能性成分を、通常の食事とは別に体内に補給するために摂取されるものであり、錠剤、丸剤、粉末剤、顆粒剤、カプセル剤(軟カプセル剤および硬カプセル剤を含む)の固形製剤や、ドリンクやシロップなどのような液状製剤など、一般の食品とは異なる製剤形態を有するものをいう。なお、日本では「栄養補助食品」または「健康補助食品」と、また米国では「dietary supplement」とも称される。当該「サプリメント」は、一般の食品より積極的な意味での保健、健康維持・増進等の目的をもった食品である。本発明が対象とするサプリメントには、包装容器などに当該食品の機能や効果を具体的に示すことが可能な特定保健用食品(条件付き特定保健用食品を含む)も含まれるが、これに限らず、具体的な機能や効果の記載に代えて、その機能や効果が消費者にイメージされるような表示を付した食品も含まれる。
(II)落花生種皮加工物のヒアルロニダーゼ阻害活性の増強方法
また、後述する実験例で示すように、本発明者らの研究により、落花生種皮加工物に、(a)グルコサミンまたはその塩、および(b)コンドロイチン硫酸からなる群から選択される少なくとも1種を組み合わせて用いることによって、落花生種皮加工物が有するヒアルロニダーゼ阻害活性が顕著に増強されることが判明した。従って本発明はかかる知見に基づいて下記の方法を提供するものでもある。
(II-1)(1)落花生種皮加工物に、(2)(a)グルコサミンまたはその塩、および(b) コンドロイチン硫酸からなる群から選択される少なくとも1種を組み合わせることを特徴とする、(1)落花生種皮加工物が有するヒアルロニダーゼ阻害活性を増強する方法。
(II-2)(1)落花生種皮加工物1重量部に対して、(2)(a)グルコサミンまたはその塩を100〜1300重量部の割合で組み合わせることを特徴とする、(II-1)に記載する方法。
(II-3)(1)落花生種皮加工物1重量部に対して、(2)(b) コンドロイチン硫酸を1.2〜1200重量部の割合で組み合わせることを特徴とする、(II-1)に記載する方法。
(II-4)(1)落花生種皮加工物に、(2)(b)コンドロイチン硫酸を組み合わせることによって(1)落花生種皮加工物が有するヒアルロニダーゼ阻害活性を増強する方法であって、当該(b)として、コンドロイチン硫酸を含む食品加工物を用いることを特徴とする(II-1)に記載する方法。
(II-5)(1)落花生種皮加工物1重量部に対して、(2)(b) コンドロイチン硫酸を含む食品加工物を、コンドロイチン硫酸の量に換算して1.2〜1200重量部の割合で組み合わせることを特徴とする、(II-4)に記載する増強方法。
(II-6)コンドロイチン硫酸を含む食品加工物がサメ軟骨の加工物である、(II-4)または(II-5)に記載する方法。
本発明によれば、ヒアルロニダーゼ阻害活性に優れている食品組成物であって、当該ヒアルロニダーゼ阻害活性に基づいて抗老化効果、美肌(特に保湿)効果、抗炎症効果、または抗アレルギー効果を有する食品組成物を提供することができる。
また本発明の食品組成物は、食経験のあるグルコミンまたはその塩、コンドロイチン硫酸、特にサメ軟骨抽出物、並びに食用に使用されている落花生種皮を有効成分とするものであるため安全性が高く、食事とは別に補助食品として日常的に摂取されるサプリメントとして、特に固形製剤形態を有するサプリメントとして有効に用いることができる。
(I)食品組成物
本発明の食品組成物は、有効成分として(1)落花生種皮加工物に加えて、(2)(a)グルコサミンまたはその塩、および(b)コンドロイチン硫酸からなる群から選択される少なくとも1種を組み合わせて含むことを特徴とする。
(I-1) 落花生種皮加工物
落花生(Arachis hypogaeaL.)は、バラ目、マメ科、蝶形花亜科、南京豆属の1種である。種子は固い莢殻中にあり薄い種皮に覆われており、広く食用として流通されている。一方、種皮は、一般には食用に供されないものの、種子とともに食用に用いられる場合もある。
本発明において落花生種皮は、公知のあらゆる落花生の種皮を使用することができる。落花生の種類としては、例えば立1号、改良和田岡、立ラクダ1号、千葉半立、千葉55号、千葉43号、千葉74号、ジャワ13号、白油7−3、飽託中粒、バレンシア、334A、アズマハンダチ、テコナ、ワセダイリュウ、ベニハンダチ、サチホマレ、およびタチマサリなどが知られているが、これらの落花生の種皮を制限なく使用することができる。
落花生の種皮は、通常、乾燥後、本発明の形態や目的とする剤型に応じて種々の加工処理〔粉砕処理、抽出処理、濃縮処理、乾燥処理(スプレードライ処理、凍結乾燥処理を含む)、造粒処理など〕に供され、加工物として調製される(以下、本発明が対象とする落花生種皮の加工物を、単に「落花生種皮加工物」という)。また、本発明においては予め発酵処理や酵素処理したものを使用することもできる。
本発明が対象とする落花生種皮加工物としては、例えば、粉砕加工物(粗粉末、細粉末のいずれを含む)、溶媒で抽出した抽出エキス、その乾燥物(乾燥抽出エキス)、さらにこれを粉末にした粉末乾燥抽出エキスなどを挙げることができる。好ましくは抽出エキス、またはその乾燥物(乾燥抽出エキスまたは粉末乾燥抽出エキス)であり、これらを包括して「落花生種皮抽出物」という。
なお、抽出エキスは、落花生種皮を、そのまま、或いは必要に応じて、乾燥、細切、破砕、圧搾または煮沸処理したものを冷水、熱水若しくは有機溶媒、あるいは水と有機溶媒の混合液等の抽出溶媒で抽出することにより取得することができる。この抽出に使用される有機溶媒としては、例えばメタノール、エタノール、イソプロパノール、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、アセトン、酢酸エチル、クロロホルム、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン等の単独或いは2種以上の組み合わせを挙げることができる。上記抽出溶媒の中で、好ましくは水;メタノール、エタノールおよびイソプロパノール等の低級アルコール(より好ましくはエタノール)、あるいは水とこれらの低級アルコールとの混合液を挙げることができる。
また、抽出温度としては、室温以上であることが好ましく、例えば室温〜200℃程度で行うことがより好ましい。
かかる抽出エキスの調製方法は、特に制限されるものではなく、常法に従って行うことができる。一例として、落花生種皮の乾燥粉砕物1重量部に対して2〜500重量部、好ましくは50〜200重量部の水または含水エタノールを加え、室温〜100℃程度、好ましくは50〜80℃程度で撹拌しながら1〜300分程度、好ましくは10〜90分程度抽出を行った後、濾過や遠心分離などの固液分離法により固形分を取り除く方法を挙げることができる。
斯くして得られる抽出エキスは、落花生種皮の可溶性成分(水溶性成分)が抽出溶媒に溶解した液状物である。このままでも使用することができるが、さらに効果に影響がない範囲で、脱臭や脱色などの精製処理を施してもよい。また得られた抽出エキスは、乾燥物(乾燥抽出エキス、粉末乾燥抽出エキス)として調製されてもよい。抽出エキスを乾燥して乾燥抽出エキスを得る方法としては、減圧蒸留等により抽出溶媒を除去する方法、または減圧乾燥や凍結乾燥等の乾燥処理を施して抽出溶媒を除去する方法、ドライスプレーや噴霧乾燥処理などを挙げることができる。落花生種皮加工物としては、例えば乾燥落花生種皮形態のものが、有限会社福井商店、有限会社フクヤ商店より市販されており、誰でも商業的に入手することができる。
これらの落花生種皮加工物は、本発明の食品組成物の一日摂取量中に0.1〜500mg、好ましくは1〜100mg、より好ましくは5〜50mg(乾燥物相当量)となるような割合で含まれていることが望ましい。また本発明の食品組成物100重量%中に含まれる上記落花生種皮加工物の割合は、上記の範囲となるように、0.2〜20重量%の範囲から適宜調整することができる。
本発明の食品組成物は、かかる(1)落花生種皮加工物に加えて、さらに(2)(a)グルコサミン若しくはその塩、または(b)コンドロイチン硫酸のいずれか一方、またはこれら両方を含有することもでき、斯くしてより高いヒアルロニダーゼ阻害活性を有する組成物として調製することができる(実験例参照)。
(I-2) グルコサミンまたはその塩との併用
グルコサミンは、天然のアミノ酸であり、動物体内では、軟骨や結合組織などにムコ多糖の構成成分として広く分布している成分である。また、カニやエビなどの甲殻類のキチンに多く含まれている。
本発明においてグルコサミンは、グルコサミンそのものとして使用することもできるが、吸収性の点から、塩の形態を有することが好ましい。かかる塩としては、グルコサミン硫酸塩やグルコサミン塩酸塩などの無機酸との塩、およびN−アセチルグルコサミンを挙げることができる。好ましくはグルコサミン塩酸塩である。これらの塩の形態を有するグルコサミンは、いずれも摂食後、腸で吸収され、血液に入る前に塩がはずれてグルコサミンになり体内の隅々まで行き渡ることが知られている。
グルコサミンまたはその塩は、通常、エビやカニの殻を原料としてキチンを抽出し、これを加水分解後、精製して調製することができる。例えば、グルコサミン塩酸塩や硫酸塩は、カニやエビなどの甲殻類から得られたキチンを原料として、特開2004−359908号公報や米国特許3683076号公報等に記載されている方法に従って、またN−アセチルグルコサミンは、同様に特公平5−33037号公報や特開2000−281696号公報等に記載されている方法に従って調製することができる。かかるエビやカニに由来するグルコサミンまたはその塩は、例えば扶桑化学工業株式会社、三栄源エフ・エフ・アイ株式会社、株式会社中原より市販されており、誰でも商業的に入手することができる。ただし、グルコサミンまたはその塩は、食品として摂取できる限度において、必ずしも精製されている必要はなく、例えばエビやカニの殻などから調製される粗精製物であってもよい。
本発明の食品組成物が、落花生種皮加工物に加えてグルコサミンまたはその塩を含む場合、当該グルコサミンまたはその塩の配合割合としては、本発明の食品組成物の一日摂取量中に含まれる量が総量として500〜5000mg、好ましくは1000〜3000mg、より好ましくは1500〜2000mg(乾燥物相当量)となるような割合を挙げることができる。
また、食品組成物における落花生種皮加工物との配合比率としては、両者を併用することによって落花生種皮加工物のヒアルロニダーゼ阻害活性が増強される比率を挙げることができる。具体的には、後述する実験例で示すように、落花生種皮加工物1重量部に対してグルコサミンまたはその塩が総量で20〜3000重量部、好ましくは100〜1300重量部、より好ましくは400〜1000、さらに好ましくは400〜750重量部となる割合をあげることができる。
なお、本発明の食品組成物100重量%中に含まれる上記グルコサミンまたはその塩の割合(%)は、一日摂取量が上記範囲、また落花生種皮加工物との配合比率が上記範囲となるものであればよく、10〜99重量%の範囲から適宜調整することができる。
(I-3) コンドロイチン硫酸との併用
コンドロイチン硫酸は1861年にフィッシャーらによって軟骨組織から発見されたムコ多糖の一種で、D−グルクロン酸とN−アセチル−D−ガラクトサミンの2糖と硫酸残基で構成されている。コンドロイチン硫酸は、硫酸基の結合位置によって、A、C、D、E、K等のタイプに分けられており、コンドロイチン硫酸AはD−ガラクトサミンのC-4位に、コンドロイチン硫酸Cは、D-ガラクトサミンのC-6位に硫酸基が結合している。また、硫酸基を複数有するコンドロイチン硫酸DはD−ガラクトサミンのC-6位とD−グルクロン酸のC-2位に、コンドロイチン硫酸EはD-ガラクトサミンのC-4位とC-6位に、コンドロイチン硫酸KはD-ガラクトサミンのC-4位、C-6位とD−グルクロン酸のC-2位に硫酸基が結合している。なお、コンドロイチン硫酸Bは、D-グルクロン酸の代わりにL-イズロン酸を構成糖としており、デルタマン硫酸とも称されている。一般に、牛や豚などの高等な脊椎動物ではコンドロイチン硫酸Aが多く、下等な脊椎動物ではコンドロイチン硫酸Cが多い、原料ソースとしてよく用いられるサメでは、ヒレ、頭骨、中骨の軟骨にコンドロイチン硫酸CとDが豊富に含まれ、コンドロイチン硫酸Aは比較的少ない。ちなみにコンドロイチン硫酸Eはイカ軟骨に、コンドロイチン硫酸Kはカブトガニに特徴的な成分である(FOOD Style 21, 2003, 11 (Vol.7, No.11))。
コンドロイチン硫酸は、魚介類や哺乳類の皮膚、気管または軟骨等の結合組織を原料として、例えば特開2000−273102号公報や特開2007−63400号公報に記載される方法に従って調製することができる。かかる魚介類、鳥類または哺乳類の結合組織に由来するコンドロイチン硫酸は、例えば株式会社東洋発酵、焼津水産化学工業株式会社、アダブトゲン製薬株式会社などから、入手することが可能である。
ただし、コンドロイチン硫酸は、食品として摂取できる限度において、必ずしも精製されている必要はなく、例えば上記魚介類、鳥類または哺乳類の結合組織から調製される粗精製物であってもよい。なお、かかる粗精製物には、コンドロイチン硫酸を含む魚介類、鳥類または哺乳類の結合組織を、食品として加工してなる食品加工物が含まれる。
かかるコンドロイチン硫酸を含む食品加工物は、好ましくはサメの軟骨やひれ、豚の軟骨や気管、鶏の軟骨、またはサケやエイの軟骨などを原料として調製することができる。
これらは、食用に適するように、通常、乾燥後、その形態や目的とする剤型に応じて種々の加工処理〔粉砕処理、抽出処理、酵素処理、濃縮処理、乾燥処理(スプレードライ処理、凍結乾燥処理を含む)、造粒処理など〕に供され、食品加工物として調製される。
本発明が対象とする食品加工物としては、例えば、上記原料を食品として摂取できるように加工された、乾燥粉砕加工物(粗粉末、細粉末のいずれを含む);有機溶媒、水またはこれらの混合液などの溶媒で抽出した抽出エキス;その乾燥物(乾燥抽出エキス);さらにこれを粉末にした粉末乾燥抽出エキスなどを挙げることができる。好ましくは抽出エキス、またはその乾燥物(乾燥抽出エキスまたは粉末乾燥抽出エキス)である。
かかる食品加工物として、好ましくはサメの軟骨を原料として食品に加工されたサメ軟骨加工物を挙げることができる。より好ましくはサメの軟骨の抽出エキス、またはその乾燥物(乾燥抽出エキスまたは粉末乾燥抽出エキス)であり、以下、これを「サメ軟骨抽出物」ともいう。
サメ軟骨抽出物の調製方法としては、制限されないが、例えば特開2002−281935号公報に記載される方法を例示することができる。具体的には、サメ軟骨原料を水で洗浄した後、該サメ軟骨原料からアルカリ液で抽出する方法、蛋白質分解酵素を用いる方法、熱水で抽出する方法等によりサメ軟骨抽出液を抽出する。得られたサメ軟骨抽出液は、そのまままたは蛋白質加水分解酵素を用いて酵素分解した後、例えば、活性炭、アルミナ、シリカゲル、活性白土等の固体吸着剤を用いて脱色、脱臭する。次いで、脱色、脱臭したサメ軟骨抽出液、またはその酵素分解液を、好ましくは食塩阻止率10〜60%のNF膜を用いて分離膜処理することにより、ヒ素含量が低く、かつ異味、異臭のないサメ軟骨抽出物を得ることができる。
なお、サメ軟骨抽出物は、例えば焼津水産化学工業株式会社、株式会社東洋発酵などから市販されており、誰でも商業的に入手することができる。また、サメ軟骨抽出物以外でも、豚軟骨抽出物は、日本ピュアフード株式会社、日本バイオコン株式会社、山東凱莱(国際)貿易有限公司から;鶏軟骨抽出物は、日本バイオコン株式会社から;エイ軟骨抽出物は、丸共バイオフーズ株式会社から;またサケ軟骨抽出物は、シーデーフーズ株式会社、株式会社日本バリアフリーから、それぞれ商業的に入手することが可能である。
本発明の食品組成物が、落花生種皮加工物に加えてコンドロイチン硫酸を含む場合、当該コンドロイチン硫酸の配合割合としては、本発明の食品組成物の一日摂取量中に含まれる量が50〜2500mg、好ましくは100〜2000mg、より好ましくは250〜1500mg(乾燥物相当量)となるような割合を挙げることができる。
また、食品組成物における落花生種皮加工物との配合比率としては、両者を併用することによって落花生種皮加工物のヒアルロニダーゼ阻害活性が増強される比率を挙げることができる。具体的には、後述する実験例で示すように、落花生種皮加工物1重量部に対してコンドロイチン硫酸が1.2〜1200重量部、好ましくは3〜300重量部、より好ましくは12〜120重量部、さらに好ましくは12〜60重量部となる割合をあげることができる。
なおここで、精製されたコンドロイチン硫酸に代えて粗精製物、特にコンドロイチン硫酸を含む食品加工物(好ましくはサメ軟骨加工物)を用いる場合も、その中に含まれるコンドロイチン硫酸の量から換算して、上記と同様にして、食品組成物中への配合割合および食品組成物中に含まれる落花生種皮加工物1重量部に対する配合比を設定することができる。
例えば、コンドロイチン硫酸を60重量%の割合で含む食品加工物を使用する場合、本発明の食品組成物に対する当該食品加工物の配合量としては、本発明の食品組成物の一日摂取量中に含まれる量が85〜4200mg、好ましくは170〜3400mg、より好ましくは420〜2500mg(乾燥物相当量)となるような割合を挙げることができる。また、落花生種皮加工物1重量部に対する当該食品加工物の割合として2〜2000重量部、好ましくは5〜500重量部、より好ましくは20〜200重量部、さらに好ましくは20〜100重量部となる割合をあげることができる。
なお、本発明の食品組成物100重量%中に含まれる上記コンドロイチン硫酸(またはコンドロイチン硫酸を含む食品加工物)の割合(%)は、一日摂取量が上記範囲、また落花生種皮加工物との配合比率が上記範囲となるものであればよく、10〜99重量%の範囲から適宜調整することができる。
(I-4) 食品組成物
前述するように、(1)落花生種皮加工物に、(2)(a)グルコサミンまたはその塩、または(b) コンドロイチン硫酸を組み合わせて用いることによって、落花生種皮加工物のヒアルロニダーゼ阻害活性が増強され、顕著に高いヒアルロニダーゼ阻害活性を有する食品組成物を調製することができる。このため、本発明の食品組成物には、(1)落花生種皮加工物と(2)(a)グルコサミンまたはその塩を含有するもの(態様1)、(1)落花生種皮加工物と(2)(b) コンドロイチン硫酸を含有するもの(態様2)、並びに(1)落花生種皮加工物と(2)(a)グルコサミンまたはその塩、および(2)(b) コンドロイチン硫酸を含有するもの(態様3)が含まれる。
本発明の食品組成物が上記態様3、すなわち(1)落花生種皮加工物と、(2)(a)グルコサミンまたはその塩および(2)(b) コンドロイチン硫酸を含有するものである場合も、組成物中の落花生種皮加工物、(a)グルコサミンまたはその塩、および(b) コンドロイチン硫酸の配合量や配合割合は、前述に従って設定することができる。
具体的には、本発明の食品組成物中の落花生種皮加工物、グルコサミンまたはその塩、およびコンドロイチン硫酸の配合量としては、一日摂取量あたり、落花生種皮加工物が0.1〜500mg、好ましくは1〜100mg、より好ましくは5〜50mg;グルコサミンまたはその塩(その総量として)が500〜5000mg、好ましくは1000〜3000mg、より好ましくは1500〜2000mg;コンドロイチン硫酸が50〜2500mg、好ましくは100〜2000mg、より好ましくは250〜1500mgとなるような割合を挙げることができる。また、各成分の配合比率としては、落花生種皮加工物1重量部に対して、グルコサミンまたはその塩(総量として)が20〜3000重量部、好ましくは100〜1300重量部、より好ましくは400〜1000重量部、さらに好ましくは400〜750重量部;コンドロイチン硫酸が1.2〜1200重量部、好ましくは3〜300重量部、より好ましくは12〜120重量部、さらに好ましくは12〜60重量部の割合を挙げることができる。
なおここで、精製されたコンドロイチン硫酸に代えて粗精製物、特にコンドロイチン硫酸を含む食品加工物(好ましくはサメ軟骨加工物)を用いる場合も、その中に含まれるコンドロイチン硫酸の量から換算して、上記と同様に、食品組成物中への配合割合および落花生種皮加工物1重量部に対する配合比を設定することができる。
本発明の食品組成物は、上記の成分からなるものであってもよいし、それを有効成分とし、他成分として、薬学上又は食品衛生上許容される担体又は添加物等の成分が配合されているものであってもよい。かかる担体又は添加物の種類及び配合量は、本発明の効果を損なわないことを限度として、本発明の食品組成物の剤型又は使用目的に応じて、適宜選択調整することができる。
本発明の食品組成物は、(1)落花生種皮加工物と(2)(a)グルコサミンもしくはその塩、または/および(b)コンドロイチン硫酸を併用することによって高いヒアルロニダーゼ阻害活性を発揮し、その結果、体内のヒアロニン酸や体外から投与されたヒアロニン酸の生体内での分解を抑制し、ヒアロニン酸の効果(例えば、抗老化や保湿などの美容効果)を安定的に得ることができる。また本発明の食品組成物は、その高いヒアルロニダーゼ阻害活性に基づいて抗炎症作用や抗アレルギー作用を有し、花粉症やアトピー症などの改善にも有効に使用することができる。
かかる本発明の食品組成物は、本発明の効果を妨げない限り、上記成分に加えてさらに他の成分、例えば植物加工物、機能性成分または薬効成分を配合することができる。なお、これらの成分は、1種単独で上記成分と組み合わせて使用してもよいし、また2種以上を任意に組み合わせて、上記成分と併用することもできる。
植物加工物としては、本発明で使用する落花生種皮加工物と同様に、ヒアルロニダーゼ阻害活性を有する、例えばブドウの種子、ひじき、モロヘイヤ、ハマスゲ、豆、米および麦などの穀類、ならびにミルラなどの植物抽出物、バジル、タイムなどのハーブ類、カカオエキス、コーヒーエキス、梅肉エキス、サンザシエキス、クロレラなど(特許文献1〜7等参照)、ミチヤナギ加工物(特願2007−71349)を挙げることができる。
機能性成分としては、保湿剤、抗酸化剤、血糖降下剤、抗コレステロール剤、免疫賦活剤などを挙げることができる。
ここで、保湿剤としては、ヒアルロン酸またはその塩、コラーゲン、セラミド、ベタインを挙げることができる。
ここで、抗酸化剤としては、制限されないが、乾燥酵母、グルタチオン、リポ酸、ケルセチン、カテキン、コエンザイムQ10、エンゾジノール、プロアントシアニジン類、アントシアニジン、アントシアニン、カロチン類、リコピン、フラボノイド、リザベラトロール、イソフラボン類、亜鉛、イチョウ葉、月桃葉、ハイビスカス、メラトニンを挙げることができる。なかでも、抗酸化剤として知られるグルタチオンを比較的多く含み、かつそれ以外のミネラルも多様に含んでいることから、乾燥酵母が好ましい。
血糖降下剤としては、制限されないが、難消化性デキストリン、グアバ葉、小麦アルブミン、L-アラビノース、豆鼓エキス、桑葉、しょうが、サラシア、α-リノレン酸、アマチャヅル、オオムギ、オタネニンジン、キダチアロエ、セイヨウタンポポ、ダイダイ、チョウセンアザミ、ニンニク、ハトムギ、バナバ、ビルベリー、ブラックコホシュ、マコモ、コタラヒム、杜仲葉を挙げることができる。
抗コレステロール剤としては、制限されないが、大豆タンパク質、リン脂質結合大豆ペプチド、キトサン、植物ステロールエステル、植物ステロール、植物スタノールエステル、難消化性デキストリン、アルギン酸ナトリウム、サイリウム種皮、アスタキサンチン、イノシトール、コエンザイムA、カルシウム、マグネシウム、カルニチン、シルクプロテイン、タウリン、メチオニン、α-リノレン酸、グアガム、コンドロイチン硫酸、アマチャヅル、アルファルファ、イチョウ、オオバコ、オオムギ、オタネニンジン、オーツ麦、オリーブ、ガジュツ、ギムネマ、キャッツクロー、クコ、クロレラ、スピルリナ、西洋サンザシ、大豆サポニン、唐辛子、ニンニク、ビルベリー、ベニバナ、ユッカ、ラフマ、アガリクス、冬虫夏草、紅麹、レイシを挙げることができる。
免疫賦活剤としては、アガリクス、ラクトフェリン、冬虫夏草、アルギニン、トリプトファン、バリン、ロイシン、キチン、キトサン、アロエ、キダチアロエ、エキナセア、オウギ、キャッツクロー、クコ、スピルリナ、ハトムギ、紅花、マカ、マコモ、ラフマを挙げることができる。
その他の薬効成分としては、ビタミン、アミノ酸、ペプチド、タンパク質、ミネラル分(鉄、亜鉛、マグネシム、ヨードなど)、脂肪酸(EPA、DHAなど)を挙げることができる。ここでビタミンとしては、ビタミンA群に属するビタミン〔例えば、レチナール、レチノール、レチノイン酸、カロチン、デヒドロレチナール、リコピン及びそれらの薬理学的に許容される塩類(例えば、酢酸レチノール、パルミチン酸レチノールなど)など〕、ビタミンB群に属するビタミン〔例えば、チアミン、チアミンジスルフィド、ジセチアミン、オクトチアミン、シコチアミン、ビスイブチアミン、ビスベンチアミン、プロスルチアミン、ベンフォチアミン、フルスルチアミン、リボフラビン、フラビンアデニンジヌクレオチド、ピリドキシン、ピリドキサール、ヒドロキソコバラミン、シアノコバラミン、メチルコバラミン、デオキシアデノコバラミン、葉酸、テトラヒドロ葉酸、ジヒドロ葉酸、ニコチン酸、ニコチン酸アミド、ニコチニックアルコール、パントテン酸、パンテノール、ビオチン、コリン、イノシトール、パンガミン酸及びそれらの薬理学的に許容されるこれらの塩類(例えば、塩酸チアミン、硝酸チアミン、塩酸ジセチアミン、塩酸フルスルチアミン、酪酸リボフラビン、フラビンアデニンジヌクレオチドナトリウム、塩酸ピリドキシン、リン酸ピリドキサール、リン酸ピリドキサールカルシウム、塩酸ヒドロキソコバラミン、酢酸ヒドロキソコバラミン、パントテン酸カルシウム、パントテン酸ナトリウムなど)など〕、ビタミンC群に属するビタミン〔アスコルビン酸及びその誘導体、エリソルビン酸及びその誘導体及びそれらの薬理学的に許容される塩類(例えば、アスコルビン酸ナトリウム、エリソルビン酸ナトリウムなど)など〕、ビタミンD群に属するビタミン〔例えば、エルゴカルシフェロール、コレカルシフェロール、ヒドロキシコレカルシフェロール、ジヒドロキシコレカルシフェロール、ジヒドロタキステロール及びそれらの薬理学的に許容される塩類など)など〕、ビタミンE群に属するビタミン〔例えば、トコフェロール及びその誘導体、ユビキノン誘導体及びそれらの薬理学的に許容される塩類(酢酸トコフェロール、ニコチン酸トコフェロール、コハク酸トコフェロール、コハク酸トコフェロールカルシウムなど)など〕、その他のビタミン[例えば、カルニチン、フェルラ酸、γ−オリザノール、オロチン酸、ルチン(ビタミンP)、エリオシトリン、ヘスペリジン及びそれらの薬理学的に許容される塩類(塩化カルニチンなど)など〕を挙げることができる。
またアミノ酸としては、ロイシン、イソイロイシン、バリン、メチオニン、トレオニン、アラニン、フェニルアラニン、トリプトファン、リジン、グリシン、アスパラギン、アスパラギン酸、セリン、グルタミン、グルタミン酸、プロリン、チロシン、システイン、ヒスチジン、オルニチン、ヒドロキシプロリン、ヒドロキシリジン、グリシルグリシン、アミノエチルスルホン酸(タウリン)、シスチンまたはこれらの薬理学的に許容される塩類(例えばアスパラギン酸カリウム、アスパラギン酸マグネシウム、塩酸システインなど)などを挙げることができる。好ましくは、バリン、ロイシンおよびイソロイシン等の分岐鎖アミノ酸、グルタチオン、システイン、グルタミン酸、グリシン、セリン、トリプトファン、チロシン、フェニルアラニン、ヒスチジン、メチオニン、スレオニン、リジン、シスチン、アルギニン、アラニン、アスパラギン酸、プロリン、アミノエチルスルホン酸である。
本発明の食品組成物は、上記の配合物をそのまま経口組成物として使用してもよいし、また必要に応じて、錠剤、丸剤、カプセル剤(軟カプセル剤、硬カプセル剤)、散剤(粉末剤)、および顆粒剤(ドライシロップを含む)などの各種の固形製剤、または内服用液剤(液剤、懸濁剤、シロップ剤を含む)などの液状製剤などの、通常の剤型にすることができる。各成分の安定性から、好ましくは固形製剤の形態(剤型)である。
製剤化は、医薬や食品(特にサプリメント)の分野で採用されている通常の製剤化手法を適用することができる。例えば、錠剤は、各成分を処方に従って添加配合し、粉砕、造粒、乾燥、整粒および混合を行い、得られた調製混合物を打錠することによって調製することができる。
さらに、必要に応じて、製剤化のための添加物、例えば、賦形剤、滑沢剤、結合剤、崩壊剤、流動化剤、分散剤、湿潤剤、防腐剤、粘稠剤、pH調整剤、着色剤、矯味矯臭剤、界面活性剤、溶解補助剤などを配合することができ、また、コーティング剤を用いてコーティング錠剤にすることもできる。ペースト状の膠剤とすることもできる。
本発明の食品組成物の1日の目安摂取量は、対象者の年齢、性別、体重、症状に応じて、適宜設定調整することができる。例えば、成人(体重60kgを基準)を対象とする場合、落花生種皮加工物の1日摂取量が0.1〜500mg、好ましくは1〜100mg、より好ましくは5〜50mgの範囲(乾燥物相当量)となるように、適宜設定することができる。
なお、本発明の食品組成物が、落花生種皮加工物に加えて(a)グルコサミンまたはその塩を含有する場合は、落花生種皮加工物の1日摂取量が上記範囲になることに加えて、(a)グルコサミンまたはその塩の1日摂取量が500〜5000mg、好ましくは1000〜3000mg、より好ましくは1500〜2000mgの範囲(乾燥物相当量)となるように設定されることが望ましい。また本発明の食品組成物が(b)コンドロイチン硫酸を含有する場合は、落花生種皮加工物の1日摂取量が上記範囲になることに加えて、(b) コンドロイチン硫酸の1日摂取量が60〜2500mg、好ましくは100〜2000mg、より好ましくは250〜1500mg(乾燥物相当量)となるように設定されることが好ましい。
なお、本発明の食品組成物は、かかる摂取量を1日に1〜数回に分けて摂取することもできる。
(II)落花生種皮加工物のヒアルロニダーゼ阻害活性の増強方法
落花生種皮加工物が有するヒアルロニダーゼ阻害活性の増強は、(1)落花生種皮加工物に、前述する(2)(a)グルコサミンまたはその塩、および(b)コンドロイチン硫酸からなる群から選択される少なくとも1種を組み合わせて使用することによって実施することができる。
対象とする(1)落花生種皮加工物としては、前記(I)に記載するものを挙げることができる。好ましくは落花生種皮抽出物である。
なお、前述するように、(a)グルコサミンまたはその塩も(b)コンドロイチン硫酸も、いずれも精製物である必要はなく、(a)グルコサミンまたはその塩、または(b)コンドロイチン硫酸を含んでおり、且つ食用に適するように加工されていることを限度として、粗精製物であってもよい。(b)コンドロイチン硫酸の粗精製物としては、好ましくはコンドロイチン硫酸を含む魚介類、鳥類または哺乳類の結合組織などを食品に加工した食品加工物であり、特に好ましくはサメ軟骨を食品に加工したサメ軟骨加工物である。
(1)落花生種皮加工物と組み合わせて用いられる(2)(a)グルコサミンまたはその塩の割合としては、(1)落花生種皮加工物および(2)(a) グルコサミンまたはその塩が有するヒアルロニダーゼ阻害活性に悪影響を与えることなく、且つ併用することで互いのヒアルロニダーゼ阻害活性を増強することのできる範囲である。例えば(1)落花生種皮加工物1重量部に対する(2)(a) グルコサミンまたはその塩の割合として、通常20〜3000重量部の範囲から適宜選択することができる。好ましくは100〜1300重量部、より好ましくは400〜1000重量部、さらに好ましくは400〜750重量部の範囲である。
また(1)落花生種皮加工物と組み合わせて用いられる(2)(b) コンドロイチン硫酸の割合としては、(1)落花生種皮加工物および(2)(b) コンドロイチン硫酸が有するヒアルロニダーゼ阻害活性に悪影響を与えることなく、且つ併用することで互いのヒアルロニダーゼ阻害活性を増強することのできる範囲である。例えば(1)落花生種皮加工物1重量部に対する(2)(b) コンドロイチン硫酸の配合として、通常1.2〜1200重量部の範囲から適宜選択することができる。好ましくは3〜300重量部、より好ましくは12〜120重量部、さらに好ましくは12〜60重量部の範囲である。精製されたコンドロイチン硫酸に代えて、前述するコンドロイチン硫酸を含む食品加工物(好ましくはサメ軟骨加工物)を用いる場合も、その中に含まれるコンドロイチン硫酸の量から換算して、上記と同様に、落花生種皮加工物1重量部に対する配合を設定することができる。
本発明の方法によれば、(1)落花生種皮加工物に、前述する(2)(a) グルコサミンまたはその塩、または(2)(b) コンドロイチン硫酸のいずれか少なくとも一方を組み合わせて使用することにより、(1)落花生種皮加工物のヒアルロニダーゼ阻害活性を顕著に増強することができる。よって本発明は、高いヒアルロニダーゼ阻害活性を有することで、体内のヒアロニン酸や体外から投与されたヒアロニン酸の生体内での分解を抑制し、ヒアロニン酸の効果(例えば、抗老化や保湿などの美容効果)を安定的に有する組成物、また高いヒアルロニダーゼ阻害活性に基づいて抗炎症作用や抗アレルギー作用を有し、花粉症やアトピー症などの改善にも有効に使用することができる組成物を調製し、また提供するために有効に利用することができる。
以下、調製例、実施例および実験例を挙げて本発明を説明するが、本発明はこれらの実施例等に限定されるものではない。
なお、以下の実施例で使用するグルコサミン塩酸塩は、和光純薬工業株式会社から市販されているグルコサミン塩酸塩(粉末)を使用した。またコンドロイチン硫酸として、コンドロイチン硫酸を含む食品加工物であるサメ軟骨抽出物(コンドロイチン硫酸含量が約60重量%である市販のサメ軟骨抽出物(粉末))を使用した。また、落花生種皮加工物は、下記の参考調製例に記載する方法で調製した。
参考調製例1 落花生種皮加工物の調製
精製水500mL中に落花生種皮の乾燥粉末0.5gを入れ、60〜70℃で加温しながら30分間撹拌抽出した。その後抽出液をろ過し、抽出液(1mg/ml)を回収した(落花生種皮抽出物)。これを以下の実験で落花生種皮加工物として使用する。
実験例1
参考調製例1に従って調製した落花生種皮加工物(1mg/ml)とグルコサミン塩酸塩(粉末)を表1に記載する割合で混合して各種の被験試料を調製した(実施例1〜5,比較例1〜6)。調製した各被験試料について、下記の方法に従ってヒアルロニダーゼ阻害作用を調べた。
なお、ここでグルコサミン塩酸塩は、グルコサミン塩酸塩(粉末)80gを精製水500mLに溶解したものを使用した(160 mg/ml)。
(1)ヒアルロニダーゼ阻害作用
<試験方法>
(1)表1に従って調製した被験試料0.2mLとヒアルロニダーゼ溶液0.2mL(ヒアルロニダーゼ0.6mgを0.1Mアセテート溶液1mLで溶解したもの)を37℃で20分混和した。なお、対照試験として、上記被験試料のかわりに0.1Mアセテート(対照試料)を、0.2mLを用いる以外は、同様に試験を行った。
(2)反応後、上記混和溶液に、ヒアルロン酸溶液1.4mL(ヒアルロン酸5mgを0.1Mアセテート溶液1mLに溶解したもの)と25mM塩化カルシウム水溶液0.2mLを添加して混和し、37℃で40分間反応させた後、4N水酸化ナトリウム溶液を20μL加えて反応を停止させた。
(3)精製水100mLに4ホウ酸2カリウム4水和物6.1gを混合して調製した溶液50μLを、(2)で得られた反応停止溶液250μLに加え、100℃で3分間反応させて、次いで室温まで冷却した。
(4)あらかじめ、濃塩酸11mLに精製水1.5mLおよび氷酢酸87.5mLを混合し、4(N,N−ジメチルアミノ)−ベンズアルデヒド10gを溶解した溶液10mLに氷酢酸90mLを加えて調製した溶液を、上記の(3)で得られた反応溶液に2.5mL加え、37℃で20分間反応させた後、2000rpmで2分間遠心した。
(5)上記(4)で得られた反応液200μLを96穴プレートに移し、プレートリーダー(製品名:GENIOS Spectra FLUOR plus、製造元:TECAN)を用いて測定波長585nmで吸光度を測定し、下式に従って、ヒアルロニダーゼ活性阻害率(%)を測定した。
Figure 0004958830
<結果>
結果を表1にあわせて示す。
Figure 0004958830
なお、表1は実施例1〜5および比較例1〜6の各被験試料について測定したヒアルロニダーゼ活性阻害率(%)(測定値)を示すとともに、2種併用による影響を評価するため、グルコサミン塩酸塩単品(比較例1〜5)および落花生種皮加工物単品(比較例6)の各ヒアルロニダーゼ活性阻害率(%)(測定値)から算出した理論値を示す。
実施例1〜5の各被験試料について測定したヒアルロニダーゼ活性阻害率(%)(測定値)から、実質効果を下記の基準で評価した。また、測定値と理論値との比〔(測定値/理論値)×100)を求め、この値から2種併用による相乗効果を、下記の基準で評価した。
Figure 0004958830
上記表1に示す実験結果は、落花生種皮加工物とグルコサミン塩酸塩とを併用すること、特に落花生種皮加工物1重量部に対してグルコサミン塩酸塩を100〜1300重量部の割合で併用することで、ヒアルロニダーゼ阻害活性が増強することを示している(実施例1〜5)。特にその増強効果は、落花生種皮加工物1重量部に対してグルコサミン塩酸塩400〜1000重量部の併用、好ましくは400〜750重量部の併用により高くなることが判明した。
実験例2
落花生種皮加工物とコンドロイチン硫酸を表2に記載する割合で混合して調製した被験試料について、実験例1と同様の方法でヒアルロニダーゼ阻害作用を調べた。なお、ここでコンドロイチン硫酸の配合量は、コンドロイチン硫酸原料として使用したサメ軟骨抽出物中のコンドロイチン硫酸含量(約60重量%)から計算して求めた。なお、サメ軟骨抽出物は、サメ軟骨抽出物(粉末)5gを精製水500mLに溶解したものを使用した(10 mg/ml、コンドロイチン硫酸の量に換算すると6mg/ml)。また、落花生種皮加工物は、落花生種皮抽出物(1mg/ml)とそれをさらに精製水で10倍に希釈したもの(0.1 mg/ml)の二種類を使用した。
<結果>
結果を表3および4にあわせて示す。
Figure 0004958830
Figure 0004958830
なお、表3は実施例11〜15および比較例11〜16の各被験試料について測定したヒアルロニダーゼ活性阻害率(%)(測定値)を示すとともに、2種併用による影響を評価するため、コンドロイチン硫酸に由来するヒアルロニダーゼ活性阻害率(%)(比較例11〜15)および落花生種皮加工物に由来するヒアルロニダーゼ活性阻害率(%)(比較例16)から算出した理論値を示す。
また、表4は実施例21〜24および比較例21〜25の各被験試料について測定したヒアルロニダーゼ活性阻害率(%)(測定値)を示すとともに、2種併用による影響を評価するため、コンドロイチン硫酸に由来するヒアルロニダーゼ活性阻害率(%)(比較例21〜24)および落花生種皮加工物に由来するヒアルロニダーゼ活性阻害率(%)(比較例25)から算出した理論値を示す。
上記表3と4に示す実験結果は、落花生種皮加工物とコンドロイチン硫酸とを併用すること、特に落花生種皮加工物1重量部に対してコンドロイチン硫酸を1.2〜300重量部の割合で併用することで、ヒアルロニダーゼ阻害活性が増強することを示している。特にその増強効果は、3〜300重量部の併用、好ましくは3〜120重量部の併用、さらに好ましくは12〜120重量部、特に好ましくは12〜60重量部の併用により高くなることが判明した(実施例11〜15、21〜24)。
処方例1〜29
表5に記載する処方からなる組成物(処方例1〜29)を、慣用法に従って錠剤として調製した。具体的には、各成分を処方に従って配合し、粉砕、造粒、乾燥、整粒および混合を行い、それを定法に従って打錠して錠剤の形態に調製した。
Figure 0004958830
処方例30〜59
表6に記載する処方からなる組成物(処方例30〜58)を、慣用法に従って顆粒剤として調製した。具体的には、各成分を処方に従って配合し、定法に従って混合、造粒、乾燥および整粒して顆粒剤の形態に調製した。
Figure 0004958830

Claims (7)

  1. (1)落花生種皮加工物、ならびに
    (2)(a)グルコサミンまたはその塩、および(b)コンドロイチン硫酸からなる群から選択される少なくとも1種
    を含有する食品組成物であって、
    (1)落花生種皮加工物1重量部に対する(2)(a)グルコサミンまたはその塩の割合が総量で20〜1300重量部、及び/又は(1)落花生種皮加工物1重量部に対する(2)(b)コンドロイチン硫酸の割合が1.2〜1200重量部であることを特徴とする食品組成物
  2. (1)落花生種皮加工物と、少なくとも(2)(a)グルコサミンまたはその塩を含有する食品組成物であって、
    (1)落花生種皮加工物1重量部に対する(2)(a)グルコサミンまたはその塩の割合が総量で20〜1300重量部であることを特徴とする、請求項1に記載する食品組成物。
  3. (1)落花生種皮加工物と、少なくとも(2)(b)コンドロイチン硫酸を含有する食品組成物であって、
    (1)落花生種皮加工物1重量部に対する(2)(b)コンドロイチン硫酸の割合が1.2〜1200重量部であることを特徴とする、請求項1に記載する食品組成物。
  4. 1日あたり(1)落花生種皮加工物の摂取量が0.1〜500mgとなるような割合で
    (1)落花生種皮加工物を含有する、請求項1乃至3のいずれかに記載する食品組成物。
  5. 1日あたり(2)(a)グルコサミンまたはその塩の摂取量が総量で500〜5000mg、(b)コンドロイチン硫酸の摂取量が50〜2500mgとなるような割合で、(2)(a)グルコサミンまたはその塩、および(b)コンドロイチン硫酸からなる群から選択される少なくとも1種を含有する、請求項1乃至4のいずれかに記載する食品組成物。
  6. 錠剤、丸剤、粉末剤、顆粒剤またはカプセル剤の固形製剤形態を有する、請求項1乃至5のいずれかに記載する食品組成物。
  7. サプリメントである、請求項1乃至6のいずれかに記載する食品組成物。
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