JP4958747B2 - 洗濯機 - Google Patents

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Description

この発明は、洗濯機に関する。
洗濯機筐体(以下、単に「筐体」という。)の前面(前面板に相当する。)に、筐体内の洗濯槽に対して洗濯物を出し入れするための投入口を設け、この前面において投入口の上方に操作パネルを設けた洗濯機が公知である(たとえば、特許文献1参照)。投入口は、筐体の前面に設けられたドアによって開閉される。
特開2007−117429号公報
操作パネルは、一般的に、ユーザの手指が届き易い位置にある。そのため、筐体の前面における操作パネルの近傍に、たとえば、洗濯に用いられる洗剤を収容する洗剤ボックスや、乾燥運転時に生じるリントなどの異物を捕獲する乾燥用フィルタユニットを配置し、ユーザが洗剤ボックスおよび乾燥用フィルタユニットを掴んで筐体の前面から引き出せる構成とすることが考えられる。
ところで、筐体の前面において、投入口は大きく確保できることが望ましい。投入口が大きくなると洗濯物の出し入れが容易になり、また、洗濯槽を大きくすることができるので、洗濯槽における洗濯物の収容量を増やすことができる。しかし、筐体の前面の外観を大きくせずに投入口を大きくすると、筐体の前面において、洗剤ボックス、乾燥用フィルタユニットおよび操作パネルを配置するスペースが制限される。
また、洗剤ボックスおよび乾燥用フィルタユニットは、筐体の前面から簡易な構成で引き出せることが望ましい。そして、操作パネルは、筐体の前面に対して簡易な構成で装着できることが望ましい。
この発明は、かかる背景のもとになされたもので、前面板を大きくすることなく、前面板において、洗剤ボックス、乾燥用フィルタユニットおよび操作パネルを確実に配置しつつ、洗濯物を出し入れするための出入口を大きくすることができる洗濯機を提供することを主たる目的とする。
この発明は、洗剤ボックスおよび乾燥用フィルタユニットを前面板から簡易な構成で引き出すことができる洗濯機を提供することを別の目的とする。
この発明は、操作パネルを前面板に対して簡易な構成で装着することができる洗濯機を提供することをさらに別の目的とする。
請求項1記載の発明は、正面視で左右に延びる上辺を有する前面板と、前記前面板のほぼ中央部に配置された円形のドアと、前記前面板の上方左側に設けられ、正面視が略矩形をし、その上辺が前記前面板の上辺に重なっていて、上辺の後方に引き出し用手掛け部が備えられ、手掛け部に手を掛けて前方へ引き出すことのできる洗剤ボックスと、前記前面板の上方右側に設けられ、正面視が略矩形をし、その上辺が前記前面板の上辺に重なっていて、上辺の後方に引き出し用手掛け部が備えられ、手掛け部に手を掛けて前方へ引き出すことのできる乾燥用フィルタユニットと、前記前面板の上方中央部に設けられた操作パネルであって、正面視が横長の略矩形をし、その上辺が前記前面板の上辺に重なっていて、その左辺は前記洗剤ボックスの右辺に隣接しており、その右辺は前記乾燥用フィルタユニットの左辺に隣接しており、その下辺は、左端が相対的に低く、右端が相対的に高い位置にあり、下辺の左部分は、前記洗剤ボックスの下端と同じ高さ位置で水平に延び、下辺の右部分は、前記乾燥用フィルタユニットの下端と同じ高さ位置で水平に延び、下辺の左部分と右部分との間の途中には、前記円形ドアの上部を回避するために、左から右へ向って上昇する上昇部が形成されていて、前記前面板の前方から嵌められて右側へスライドされることによって装着される操作パネルと、を含むことを特徴とする、洗濯機である。
請求項2記載の発明は、正面視で左右に延びる上辺を有する前面板と、前記前面板のほぼ中央部に配置された円形のドアと、前記前面板の上方左側に設けられ、正面視が略矩形をし、その上辺が前記前面板の上辺に重なっていて、前方へ引き出すことのできる洗剤ボックスと、前記前面板の上方中央部に設けられた操作パネルであって、正面視が横長の略矩形をし、その上辺が前記前面板の上辺に重なっていて、その左辺は前記洗剤ボックスの右辺に隣接しており、その下辺は、左端が相対的に低く、右端が相対的に高い位置にあり、下辺の左部分は水平に延び、下辺の右部分は水平に延び、下辺の左部分と右部分との間の途中には、前記円形ドアの上部を回避するために、左から右へ向って上昇する上昇部が形成されていて、前記前面板の前方から嵌められて右側へスライドされることによって装着される操作パネルと、を含むことを特徴とする、洗濯機である。
請求項3記載の発明は、前記前面板は、上方に向って斜め後方へ延びており、前記洗剤ボックスは、押し込まれたときに前記前面板と面一になる、上方に向って斜め後方へ延びる前カバーと、前記前カバーの後方に連結されており、水平に後方へ延びる洗剤収容部と、を含み、前記前面板の上辺には、前記洗剤ボックスが押し込まれて前記前カバーが前記前面板と面一になった状態において、前記前カバーの上辺に手指を掛けられるように、手指を入れるための凹部が形成されていることを特徴とする、請求項1または2記載の洗濯機である。
請求項4記載の発明は、前記前面板は、上方に向って斜め後方へ延びており、前記乾燥用フィルタユニットは、押し込まれたときに前記前面板と面一になる、上方に向って斜め後方へ延びる前カバーと、前記前カバーの後方に連結されており、水平に後方へ延びるフィルタと、を含み、前記前面板の上辺には、前記乾燥用フィルタユニットが押し込まれて前記前カバーが前記前面板と面一になった状態において、前記前カバーの上辺に手指を掛けられるように、手指を入れるための凹部が形成されていることを特徴とする、請求項1記載の洗濯機である。
請求項5記載の発明は、洗濯機の筐体には、前記洗剤ボックスを収容するための洗剤ボックス収容部が設けられ、前記前面板には、係止用の爪が形成され、前記洗剤ボックス収容部には、前記爪に係止されるリブが備えられていることを特徴とする、請求項3記載の洗濯機である。
請求項6記載の発明は、前記操作パネルの裏面に設けられ、右向きに突出するフックと、前記前面板に設けられ、前記フックを受け入れるための凹部と、を有し、前記前面板に前側から嵌めた前記操作パネルを右側へスライドさせることによって、前記フックは、前記凹部に受け入れられた状態で右側へ移動して、前記前面板における前記凹部の右縁に掛止されることを特徴とする、請求項1または2記載の洗濯機である。
請求項7記載の発明は、前記フックが前記前面板における前記凹部の右縁に掛止された状態で前記操作パネルの左端が前記前面板にねじ止めされることを特徴とする、請求項6記載の洗濯機である。
請求項1記載の発明によれば、洗濯機では、前面板において、そのほぼ中央部に円形のドアが配置され、上方左側に、正面視が略矩形をした洗剤ボックスが設けられ、上方右側に、正面視が略矩形をした乾燥用フィルタユニットが設けられ、上方中央部に、正面視が横長の略矩形をした操作パネルが設けられている。
ここで、洗剤ボックス、乾燥用フィルタユニットおよび操作パネルのそれぞれの上辺は、前面板の上辺に重なっている。そして、操作パネルでは、その左辺が洗剤ボックスの右辺に隣接しており、その右辺が乾燥用フィルタユニットの左辺に隣接している。つまり、洗剤ボックス、乾燥用フィルタユニットおよび操作パネルは、前面板の上端部において、左右方向に並ぶようにまとめて配置されている。
さらに、操作パネルにおいて、下辺の左部分は、洗剤ボックスの下端と同じ高さ位置で水平に延び、下辺の右部分は、乾燥用フィルタユニットの下端と同じ高さ位置で水平に延びている。つまり、洗剤ボックス、乾燥用フィルタユニットおよび操作パネルのそれぞれの下辺が連続しているので、洗剤ボックス、乾燥用フィルタユニットおよび操作パネルを、前面板の上端部において、一層まとめて配置できる。
そのため、前面板では、洗剤ボックス、乾燥用フィルタユニットおよび操作パネルの下方において、ドアに開閉される出入口を大きくすることができる。特に、操作パネルにおいて、その下辺は、左端が相対的に低く、右端が相対的に高い位置にあり、操作パネルの下辺の左部分と右部分との間の途中には、円形ドアの上部を回避するために、左から右へ向って上昇する上昇部が形成されている。そこで、この上昇部まで円形ドアの上部を接近させることによって、出入口を一層大きくすることができる。
この結果、前面板を大きくすることなく、前面板において、洗剤ボックス、乾燥用フィルタユニットおよび操作パネルを確実に配置しつつ、出入口を大きくすることができる。
また、洗剤ボックスおよび乾燥用フィルタユニットのそれぞれの上辺の後方には、引き出し用手掛け部が備えられているので、それぞれの手掛け部に手を掛けることで、洗剤ボックスおよび乾燥用フィルタユニットのそれぞれを前方へ容易に引き出すことができる。つまり、洗剤ボックスおよび乾燥用フィルタユニットを前面板から簡易な構成で引き出すことができる。
また、前面板の前方から嵌めて右側へスライドさせるといった簡易な構成で操作パネルを前面板に装着することができる。
請求項2記載の発明によれば、洗濯機では、前面板において、そのほぼ中央部に円形のドアが配置され、上方左側に、正面視が略矩形をした洗剤ボックスが設けられ、上方中央部に、正面視が横長の略矩形をした操作パネルが設けられている。
ここで、洗剤ボックスおよび操作パネルのそれぞれの上辺は、前面板の上辺に重なっている。そして、操作パネルでは、その左辺が洗剤ボックスの右辺に隣接している。つまり、洗剤ボックスおよび操作パネルは、前面板の上端部において、左右方向に並ぶようにまとめて配置されている。
そのため、前面板では、洗剤ボックスおよび操作パネルの下方において、ドアに開閉される出入口を大きくすることができる。特に、操作パネルにおいて、その下辺は、左端が相対的に低く、右端が相対的に高い位置にあり、操作パネルの下辺の左部分と右部分との間の途中には、円形ドアの上部を回避するために、左から右へ向って上昇する上昇部が形成されている。そこで、この上昇部まで円形ドアの上部を接近させることによって、出入口を一層大きくすることができる。
この結果、前面板を大きくすることなく、前面板において、洗剤ボックスおよび操作パネルを確実に配置しつつ、出入口を大きくすることができる。
請求項3記載の発明によれば、洗剤ボックスが押し込まれたときに、洗剤ボックスの前カバーが前面板と面一になるので、前面板において洗剤ボックスをコンパクトに配置することができる。
そして、前面板の上辺に形成された凹部に手指を入れ、前面板と面一になった前カバーの上辺に手指を掛けることによって、洗剤ボックスを前方へ容易に引き出すことができる。つまり、洗剤ボックスを前面板から簡易な構成で引き出すことができる。
請求項4記載の発明によれば、乾燥用フィルタユニットが押し込まれたときに、乾燥用フィルタユニットの前カバーが前面板と面一になるので、前面板において乾燥用フィルタユニットをコンパクトに配置することができる。
そして、前面板の上辺に形成された凹部に手指を入れ、前面板と面一になった前カバーの上辺に手指を掛けることによって、乾燥用フィルタユニットを前方へ容易に引き出すことができる。つまり、乾燥用フィルタユニットを前面板から簡易な構成で引き出すことができる。
請求項5記載の発明によれば、洗濯機の筐体に設けられた洗剤ボックス収容部のリブに前面板の爪を係止するといった簡易な構成によって、前面板を筐体に取り付けることができる。
請求項6記載の発明によれば、前面板に前側から嵌めた操作パネルを右側へスライドさせることによって、操作パネルの裏面で右向きに突出するフックは、前面板に設けられた凹部に受け入れられた状態で右側へ移動して、前面板における凹部の右縁に掛止される。つまり、ねじ等を用いなくても、操作パネルを前面板に容易に取り付けることができる。
請求項7記載の発明によれば、フックが前面板における凹部の右縁に掛止された状態で操作パネルの左端が前面板にねじ止めされるので、操作パネルの左方向へのずれが防止され、操作パネルを前面板に確実に取り付けることができる。
以下では、この発明の一実施形態に係る洗濯機1を、添付図面を参照して詳細に説明する。なお、本発明に係る洗濯機1は、洗濯機能に加えて乾燥機能も有しているが、本発明は、洗濯機能のみを有する洗濯機や、乾燥機能のみを有する乾燥機にも適用される。
図1は、洗濯機1を正面右上から見た斜視図である。なお、方向について言及する場合には、図示した方向矢印を参照する(以下同様)。ここで、前側と正面側とは同じであり、後側と背面側と裏側と奥側とは同じであり、左右方向と幅方向とは同じである。
図1に示すように、洗濯機1は、縦長のボックス形状のケーシング2を筐体として有している。
図示されていないが、ケーシング2内には、外槽および内槽が収容されている。外槽には、水を溜めることができる。内槽は、外槽内に配置され、前側に開口を有しており、この開口を介して、外部から内槽内部に洗濯物を出し入れすることができる。洗濯機1では、外槽内に溜めた水を用いて、内槽内の洗濯物を洗濯することができる。
ケーシング2において、左右側面および前後面は、鉛直方向にほぼ沿って延びているが、前面の略上半分(前面全体において上下方向における約3分の2の領域)は、上方へ向って斜め後方へ緩やかに傾斜している。以下では、この部分を傾斜面2Aという。傾斜面2Aは、鉛直面に対して、たとえば約15°後側に傾斜している。
ケーシング2は、骨格をなすフレーム3と、カバー4とを含んでいる。
フレーム3は、金属製であり、ケーシング2より背の低い略直方体状に形成されている。上述した外槽および内槽は、フレーム3内に収容され、フレーム3によって支持されている。
カバー4は、樹脂製であり、フレーム3を外側から覆うように、フレーム3に取り付けられている。詳しくは、カバー4は、フレーム3の前面および天面に応じて個別に設けられており、以下では、フレーム3の前面を前から覆うカバー4を、前カバー5という。前カバー5は、縦長の板状であり、その外縁部は、後側へ折れ曲っている。
前カバー5は、前面板としての傾斜部6と、鉛直部7とを備えている。
傾斜部6は、前カバー5の略上半分(前カバー5全体において上下方向における約3分の2の領域)をなし、上方へ向って斜め後方へ延びている。正面視における傾斜部6の上辺6Aは、左右に延びている。
図2は、図1における前カバー5の傾斜部6を抜き出して示した図である。
図2に示すように、傾斜部6の上端部は、前カバー5の上側外縁部として後側へ折れ曲っており、以下では、この折れ曲った部分を、折れ曲り部分8という。そして、傾斜部6の前面が、上述した傾斜面2Aである。正面視における傾斜部6のほぼ中央部には、出入口9が形成されている。出入口9は、丸穴であり、傾斜部6を貫通して、上述した内槽の開口(図示せず)に対向および連通している。出入口9および内槽の開口を介して、内槽へ洗濯物を出し入れすることができる。
出入口9は、出入口9とほぼ同じ大きさの円形のドア25によって開閉される(図1参照)。
傾斜部6の前面(傾斜面2A)において、出入口9の上方には、3つの凹部が幅方向に並んで形成されている。これらの凹部を、左から順に、第1凹部10、第2凹部11、第3凹部12と区別して呼ぶ。
第1凹部10は、傾斜部6の上方左側、詳しくは、傾斜面2Aの左端縁より僅か右側に形成されている。第1凹部10は、傾斜面2A(折れ曲り部分8の前面も含まれる。)上では、上下方向に沿って延びる2本の縁と幅方向に沿って延びる2つの縁とによって、正面視において略正方形状に区画されている。ここで、傾斜面2A上における第1凹部10の上側の縁10Aは、折れ曲り部分8の前端において、傾斜部6の上辺6Aと一致するように、幅方向に沿って延びている。また、傾斜面2A上における第1凹部10の下側の縁10Bは、出入口9の上端9Aよりやや下側において、幅方向に沿って延びている。第1凹部10の奥面10Cには、洗剤ボックス着脱口13が形成されている。洗剤ボックス着脱口13は、矩形状の穴であり、第1凹部10の奥面10Cにおいて傾斜部6(つまり前カバー5)を貫通している。
ここで、洗濯機1では、洗濯に用いる洗剤を収容する洗剤ボックス14が引き出し可能に装着されており(図1参照)、洗剤ボックス14が、ケーシング2に対して引き出されたり押し込まれたりするときに、洗剤ボックス着脱口13を通過する。図1に示すように、洗剤ボックス14は、その前端をなす洗剤ボックス前カバー14Aと、洗剤ボックス前カバー14Aの後方に連結されて水平に後方へ延びる洗剤収容部(図示せず)とを含んでいる。洗剤ボックス前カバー14Aは、第1凹部10(図2参照)をちょうど覆い得る大きさの正面視で略正方形の板状であり、傾斜部6に沿うように、上方に向って斜め後方に延びている。洗剤ボックス14がケーシング2に装着された(完全に押し込まれた)状態において、洗剤ボックス前カバー14Aは、第1凹部10(図2参照)を前側からほぼ隙間なく塞ぎ、洗剤ボックス前カバー14Aの前面は、傾斜部6の前面(つまり、傾斜面2A)と面一となっている。これにより、傾斜部6において洗剤ボックス14をコンパクトに配置することができる。また、正面視において、洗剤ボックス前カバー14Aの上辺14Bが傾斜部6の上辺6Aに重なっている。
図2に示すように、第1凹部10において洗剤ボックス着脱口13の上方(傾斜部6の上辺6Aの左側)には、引き出し用手掛け部としての洗剤ボックス指掛け部15が形成されている。洗剤ボックス指掛け部15は、第1凹部10の上端部および折れ曲り部分8にまたがって設けられた凹部であり、第1凹部10の上側の縁10Aの一部と、この縁10Aの近傍の折れ曲り部分8とを切欠いて下方へ窪んでいる。図1に示すように、洗剤ボックス14がケーシング2に押し込まれて洗剤ボックス前カバー14Aが傾斜部6と面一となった状態において、洗剤ボックス前カバー14Aの上辺14B、つまり、裏面(後面)の上端部の一部が、その後方にある洗剤ボックス指掛け部15内に露出される。そのため、洗剤ボックス指掛け部15に手指を入れると、洗剤ボックス前カバー14Aの上辺14Bに後側から手指を掛けることができ、そのまま手を手前に引くことによって、洗剤ボックス14を前方へ容易に引き出すことができる。つまり、洗剤ボックス14を傾斜部6から簡易な構成で引き出すことができる。
たとえば、洗剤ボックス前カバー14Aに、手指を掛けるための穴とこの穴を開閉自在に塞ぐ蓋(いわゆるフラップ)を設け、このフラップを押し開けて穴に手指を入れて洗剤ボックス14を引き出すことも考えられるが、複雑な構成となり、洗剤ボックス前カバー14A周りの大型化が懸念される。しかし、ケーシング2の天面側に洗剤ボックス指掛け部15を設ければ、簡易な構成で洗剤ボックス14を引き出すことができる。このことは、後述する乾燥用フィルタユニット指掛け部22についても当てはまる。
また、図2に示すように、第1凹部10の右上端には、ねじ穴49が形成されている。
第2凹部11は、仕切り16を挟んで、第1凹部10の右側、換言すれば傾斜部6の上方中央部に設けられている。第2凹部11は、傾斜面2A上では、上下方向に沿って延びる2本の縁と幅方向に延びる2つの縁とによって、正面視において横長の略矩形状に区画されている。ここで、傾斜面2A上における第2凹部11の上側の縁11Aは、折れ曲り部分8の前端において、第1凹部10の上側の縁10Aの右端に連続し、傾斜部6の上辺6Aと一致するように、湾曲することなく幅方向に沿って延びている。一方、傾斜面2A上における第2凹部11の下側の縁11Bは、出入口9の上端9Aよりやや下側かつ左側において、第1凹部10の下側の縁10Bの右端に連続して、幅方向に沿って右側へ延びている。そして、第2凹部11の下側の縁11Bは、出入口9の縁9B近傍まで到達すると、出入口9の縁9Bを回避するように、出入口9の縁9Bと同じ曲率で右上側へ湾曲し、その後、出入口9の上端9A(つまり、縁9Bの上端)より僅か上側において幅方向に沿って右側へ延びている。このため、第2凹部11の上側の縁11Aと下側の縁11Bとの間隔(第2凹部11の上下寸法)は、右側へ向って小さくなっている。
第2凹部11内には、第2凹部11の上側の縁11Aに沿って、上側段部17が設けられ、第2凹部11の下側の縁11Bに沿って下側段部18が設けられている。
上側段部17は、第2凹部11の上側の縁11Aに隣接して設けられた中空体であり、第2凹部11の上側の縁11Aから下側へ一段突き出ている。上側段部17の前端面は、上側の縁11Aの下側において、この縁11Aに沿って平行に延びており、上レール17Aとされる。上レール17Aには、複数の上スリット17Bが、幅方向に間隔を隔てて形成されている。上スリット17Bは、幅方向に細長い矩形状の凹部であり、上レール17Aから上側段部17内に窪んでいる。
下側段部18は、第2凹部11の下側の縁11Bに隣接して設けられた中空体であり、第2凹部11の下側の縁11Bから上側へ一段突き出ている。下側段部18の前端面は、縁11Bの上側かつ後側において、縁11Bに沿って平行に延びており、下レール18Aとされる。下レール18Aには、複数の下スリット18Bが、幅方向に間隔を隔てて形成されている。下スリット18Bは、幅方向に細長い矩形状の凹部であり、下レール18Aから下側段部18内に窪んでいる。
第3凹部12は、仕切り19を挟んで、第2凹部11の右側、換言すれば傾斜部6の上方右側に設けられている。また、第3凹部12は、出入口9の右上側、詳しくは、傾斜面2Aの右端縁より僅か左側に形成されている。第3凹部12は、傾斜面2A上では、上下方向に沿って延びる2本の縁と幅方向に沿って延びる2つの縁とによって、正面視において縦長の略矩形状に区画されている。ここで、傾斜面2A上における第3凹部12の上側の縁12Aは、折れ曲り部分8の前端において、第2凹部11の上側の縁11Aの右端に連続し、傾斜部6の上辺6Aと一致するように、幅方向に沿って延びている。また、傾斜面2A上における第3凹部12の下側の縁12Bは、出入口9の上端9Aよりわずか上側において、第2凹部11の下側の縁11Bの右端に連続して、幅方向に沿って延びている。第3凹部12の奥面12Cには、乾燥用フィルタユニット着脱口20が形成されている。乾燥用フィルタユニット着脱口20は、矩形状であり、第3凹部12の奥面12Cにおいて傾斜部6(つまり前カバー5)を貫通している。
ここで、洗濯機1では、洗濯(詳しくは乾燥運転)で生じたリント(糸屑)を捕獲するための乾燥用フィルタユニット21が引き出し可能に装着されており(図1参照)、乾燥用フィルタユニット21が、ケーシング2に対して引き出されたり押し込まれたりするときに、乾燥用フィルタユニット着脱口20を通過する。図1に示すように、乾燥用フィルタユニット21は、その前端をなす乾燥用フィルタユニット前カバー21Aと、乾燥用フィルタユニット前カバー21Aの後方に連結されて水平に後方へ延びるフィルタ(図示せず)とを含んでいる。乾燥用フィルタユニット前カバー21Aは、第3凹部12(図2参照)をちょうど覆い得る大きさの正面視で略矩形の板状であり、傾斜部6に沿うように、上方に向って斜め後方に延びている。乾燥用フィルタユニット21がケーシング2に装着された(完全に押し込まれた)状態において、乾燥用フィルタユニット前カバー21Aは、第3凹部12を前側からほぼ隙間なく塞ぎ、乾燥用フィルタユニット前カバー21Aの前面は、傾斜部6の前面(つまり、傾斜面2A)と面一となっている。これにより、傾斜部6において乾燥用フィルタユニット21をコンパクトに配置することができる。また、正面視において、乾燥用フィルタユニット前カバー21Aの上辺21Bが傾斜部6の上辺6Aに重なっている。
図2に示すように、第3凹部12において乾燥用フィルタユニット着脱口20の上方(傾斜部6の上辺6Aの右側)には、引き出し用手掛け部としての乾燥用フィルタユニット指掛け部22が形成されている。乾燥用フィルタユニット指掛け部22は、第3凹部12の上端部および折れ曲り部分8にまたがって設けられた凹部であり、第3凹部12の上側の縁12Aの一部と、この縁12Aの近傍の折れ曲り部分8を切欠いて下方へ窪んでいる。図1に示すように、乾燥用フィルタユニット21がケーシング2に押し込まれて乾燥用フィルタユニット前カバー21Aが傾斜部6と面一となった状態において、乾燥用フィルタユニット前カバー21Aの上辺21B、つまり、裏面(後面)の上端部の一部が、その後方にある乾燥用フィルタユニット指掛け部22内に露出される。そのため、乾燥用フィルタユニット指掛け部22に手指を入れると、乾燥用フィルタユニット前カバー21Aの上辺21Bに後側から手指を掛けることができ、そのまま手を手前に引くことによって、乾燥用フィルタユニット21を前方へ容易に引き出すことができる。つまり、乾燥用フィルタユニット21を傾斜部6から簡易な構成で引き出すことができる。
鉛直部7は、鉛直方向にほぼ沿うように、傾斜部6の下端から連続して下方へ延びている。鉛直部7の右端には、リントフィルタ着脱口23が形成されている。リントフィルタ着脱口23は、矩形状であり、鉛直部7(つまり前カバー5)を貫通している。リントフィルタ着脱口23は、通常は蓋24によって塞がれており、蓋24を開くことによって開放される。洗濯機1では、洗濯に用いた水に含まれたリントを捕獲するためのリントフィルタ(図示せず)が引き出し可能に装着されており、このリントフィルタが、ケーシング2に対して引き出されたり押し込まれたりするときに、開放されたリントフィルタ着脱口23を通過する。
次に、フレーム3(ケーシング2)に対する前カバー5の取り付けについて説明する。
図3は、洗剤ボックス収容部30を正面右下から見た斜視図である。図4は、洗剤ボックス収容部30のリブ33の位置において前後方向に沿った鉛直面で洗濯機1を切断したときの要部断面を右側から見た縦断面図である。
フレーム3において洗剤ボックス着脱口13(図2参照)の後方には、図3に示す洗剤ボックス収容部30が設けられている。洗剤ボックス収容部30は、ケーシング2に装着された洗剤ボックス14(上述した洗剤収容部)を収容する。
洗剤ボックス収容部30は、前後方向に長手で中空のボックス状に形成されている。洗剤ボックス収容部30の前面には、収容部開口31が形成されている。収容部開口31は、正面視において幅方向にやや長手の矩形状であり、洗剤ボックス収容部30内に連通している。洗剤ボックス収容部30の下側壁30Aの前端部(収容部開口31の下端縁に隣接する部分)には、左右1対の脚32とリブ33とが下向きに突設されている。脚32は、下側壁30Aの幅方向両端に、それぞれ配置されている。これらの脚32がフレーム3(詳しくはフレーム3の前面壁)に上から当接することで、洗剤ボックス収容部30が、収容部開口31周辺においてフレーム3に固定される(図4参照)。リブ33は、これらの脚32の間において、洗剤ボックス収容部30の下側壁30Aの下側面から突出し、幅方向に延びる突条である。
なお、洗剤ボックス収容部30には、右側から注水ユニット35が取り付けられ、洗剤ボックス収容部30の後端には、給水ダクト36が取り付けられている。洗濯時において、洗剤ボックス収容部30に収容された洗剤ボックス14には注水ユニット35から水が注がれ、洗剤ボックス14内の洗剤がこの水に溶けて、給水ダクト36を介して、上述した外槽へ供給される。
ここで、図2に示すように、前カバー5(傾斜部6)の裏面(後面)において、洗剤ボックス着脱口13の下端縁より僅かに下側の位置に、爪としてのカバーフック27が形成されている。カバーフック27は、後方へ延びてから上側へ僅かに折れ曲る鉤状に形成されており、たとえば幅方向に間隔を隔てて2つ設けられている。前カバー5を、図4に示すように、洗剤ボックス着脱口13が洗剤ボックス収容部30の収容部開口31に前から対向するように、フレーム3に被せ、カバーフック27を洗剤ボックス収容部30のリブ33に下側から係止させる。このような簡易な構成によって、洗剤ボックス収容部30を介して前カバー5がフレーム3(ケーシング2)に取り付けられる。これにより、ねじ止めで前カバー5をフレーム3に取り付ける場合に比べて、ねじ、および、ねじ止めされる部分を省略することができるので、前カバー5およびフレーム3の簡略化および小型化を図ることができる。
フレーム3に取り付けられた前カバー5の第2凹部11(図2参照)には、図1に示す操作パネル40が嵌め込まれる。
図5において、図5(a)は、操作パネル40の正面図であり、図5(b)は、操作パネル40の平面図であり、図5(c)は、操作パネル40の底面図であり、図5(d)は、操作パネル40の左側面図であり、図5(e)は、操作パネル40の右側面図である。
操作パネル40は、洗濯機1に所望の運転を実行させるために操作される回転ダイヤル41やボタン42、および、洗濯機1の運転に関する情報を表示する表示部43等が配置されたパネルである。なお、操作パネル40の裏面(後面)には、電気回路基板や、この電気回路基板を収容するケース(いずれも図示されず)などが設けられているが、これらの説明は、省略される。
操作パネル40は、図5(a)に示すように、正面視において第2凹部11(図2参照)をちょうど覆い得る大きさの横長の略矩形板状である。詳しくは、操作パネル40の上端部は、幅方向におけるほぼ全てに亘って後方へ屈曲しており、屈曲部40Aとされる(図5(d)および図5(e)参照)。また、操作パネル40の下辺40Bは、第2凹部11の下側の縁11B(図2参照)に沿うように、左から水平に延びた後に上側へ湾曲し、再度右側へ向って水平に延びている。すなわち、下辺40Bにおいて、左端が相対的に低く、右端が相対的に高い位置にある。また、下辺40Bにおいて、左部分40Lおよび右部分40Rは、ともに水平に延びているが、これらの間の途中には、左から右へ向って湾曲しながら上昇する上昇部40Uが形成されている。
また、操作パネル40には、上述した回転ダイヤル41(図1参照)を露出させるための開口40Cが設けられている。
操作パネル40の裏面(後面)には、図5(c)、図5(d)および図5(e)に示すように、後方へ突出する位置決めリブ45が複数設けられている。また、操作パネル40の裏面の左端には、左側へ突出するねじ止め部48が設けられている(図5(a)も参照)。ねじ止め部48には、貫通穴48Aが形成されている。
図5(b)に示すように、操作パネル40の裏面(後面)の上端部、つまり、屈曲部40Aの後端縁には、複数のパネル上フック46が、幅方向に間隔を隔てて設けられている。パネル上フック46は、右向きに突出しており、詳しくは、後方へ延びてから右側へ折れ曲る鉤状に形成されている。
図5(c)に示すように、操作パネル40の裏面の下端部には、複数のパネル下フック47が、上述した下辺40Bに沿うように、幅方向に間隔を隔てて設けられている。パネル下フック47は、右向きに突出しており、詳しくは、後方へ延びてから右側へ折れ曲る鉤状に形成されている。
次に、前カバー5(ケーシング2)に対する操作パネル40の取り付けについて説明する。ここで、前カバー5(ケーシング2)に対する操作パネル40の取り付けは、洗剤ボックス14(図1)がケーシング2から離脱された状態で行われる。
図6は、操作パネル40を前カバー5に前側から嵌めただけの状態における洗濯機1の正面図である。図7は、図6におけるA−A矢視断面図である。図8は、図6において、操作パネル40を右側へスライドさせた状態を示す。図9は、図8におけるB−B矢視断面図である。図10は、図8における操作パネル40を前カバー5にねじ止めした状態における洗濯機1を正面上側から見た図である。なお、図6〜図10では、説明の便宜上、上述した洗剤ボックス収容部30(図3参照)が省略されている。
まず、図6に示すように、操作パネル40を、第2凹部11(図2参照)に嵌るように、前カバー5に対して前側から被せる。このとき、図7に示すように、操作パネル40のパネル上フック46(図5(b)参照)が、第2凹部11の上レール17Aにおいて対応する上スリット17B(図2参照)に前側から嵌り込み、上スリット17B内(上側段部17内)に受け入れられる。また、図示されていないが、操作パネル40のパネル下フック47(図5(c)参照)が、第2凹部11の下レール18Aにおいて対応する下スリット18B(図2参照)に前側から嵌り込み、下スリット18B内(下側段部18内)に受け入れられる。そして、操作パネル40の屈曲部40A(図5(b)参照)の後端縁が、上レール17A(図2参照)に当接し(図7参照)、操作パネル40の裏面の下端縁(図5(e)参照)が下レール18A(図2参照)に当接すると、操作パネル40を前カバー5に前側から嵌める作業が完了する。
操作パネル40を前カバー5(傾斜部6)に前側から嵌める作業が完了した状態において、位置決めリブ45(図5(c)、図5(d)および図5(e)参照)が第2凹部11の奥面11C(図2参照)に当接しており、操作パネル40の前面は、傾斜部6の前面(つまり、傾斜面2A)とほぼ面一となっている。そして、図6に示すように、操作パネル40は、第2凹部11において、左側へやや偏って配置されており、操作パネル40の右辺40Dと、乾燥用フィルタユニット前カバー21Aの左辺21Cとの間には、たとえば幅方向に約7mmの隙間Xが形成されている。操作パネル40の下辺40Bの上述した湾曲部分(上昇部40U)と、第2凹部11の下側の縁11Bの上述した湾曲部分との間にも、幅方向において隙間が形成されている。これらの隙間より、第2凹部11が前側に露出されている。また、正面視において、操作パネル40の上辺40Eが傾斜部6の上辺6Aに重なっている。
その後、図8に示すように、隙間Xに相当する距離だけ、操作パネル40を右側へスライドさせる。このとき、図9に示すように、操作パネル40のパネル上フック46が、対応する上スリット17Bに受け入れられた状態で右側へ移動する。また、図示されていないが、操作パネル40のパネル下フック47(図5(c)参照)が、対応する下スリット18B(図2参照)に受け入れた状態で右側へ移動する。そして、パネル上フック46が、上レール17Aにおける上スリット17Bの右縁に掛止されると、パネル上フック46のそれ以上右側への移動が規制される。これと同時に、パネル下フック47が、下レール18Aにおける下スリット18Bの右縁に掛止され、パネル下フック47のそれ以上右側への移動が規制される(図示せず)。これにより、操作パネル40のスライドが停止する。このように、ねじ等を用いなくても、操作パネル40を傾斜部6に容易に取り付けることができる。また、傾斜部6の前方から嵌めて右側へスライドさせるといった簡易な構成で操作パネル40を傾斜部6に装着することができる。
操作パネル40のスライドが停止すると、図8に示すように、操作パネル40の右辺40Dが乾燥用フィルタユニット前カバー21Aの左辺21Cに対してほぼ隙間なく隣接し、操作パネル40の下辺40Bが、上昇部40Uを含む全域に亘って、第2凹部11の下側の縁11Bに一致する。つまり、上述した隙間X(図6参照)、および、操作パネル40の下辺40Bの上昇部40Uと第2凹部11の下側の縁11Bの湾曲部分との上述した隙間がほとんどなくなる。そのため、操作パネル40は、第2凹部11を、前側からほとんど隙間なく塞ぐ。このとき、前カバー5における第1凹部10の右上端(第2凹部11の左上端でもある。)のねじ穴49(図2参照)と操作パネル40のねじ止め部48における貫通穴48Aとが対向する。
その後、対向しているねじ穴49と貫通穴48Aとに、図10に示すねじ50を通すことによって、操作パネル40が、ねじ止め部48(操作パネル40の左端)において、前カバー5にねじ止めされる。これにより、前カバー5(ケーシング2)に対する操作パネル40の取り付けが完了する。この後、洗剤ボックス14をケーシング2に装着すると、ねじ止め部48およびねじ50は、洗剤ボックス前カバー14Aによって前側から覆われるので、図1に示すように、外部に露出されない。このとき、操作パネル40の左辺40Fが、洗剤ボックス前カバー14Aの右辺14Cにほぼ隙間なく隣接する。また、操作パネル40の下辺40Bにおいて、左部分40Lは、洗剤ボックス14(詳しくは、洗剤ボックス前カバー14A)の下端と同じ高さ位置にあり、右部分40Rは、乾燥用フィルタユニット21(詳しくは、乾燥用フィルタユニット前カバー21A)の下端と同じ高さ位置にある。そして、操作パネル40の下辺40Bの上昇部40Uは、ドア25の上部を回避している。
以上のように、この洗濯機1では、前カバー5の傾斜部6において、そのほぼ中央部に円形のドア25が配置され、上方左側に洗剤ボックス14が設けられ、上方右側に乾燥用フィルタユニット21が設けられ、上方中央部に操作パネル40が設けられている。
ここで、洗剤ボックス14、乾燥用フィルタユニット21および操作パネル40のそれぞれの上辺(上辺14B、上辺21Bおよび上辺40E)は、傾斜部6の上辺6Aに重なっている。そして、操作パネル40では、その左辺40Fが洗剤ボックス14の右辺14Cに隣接しており、その右辺40Dが乾燥用フィルタユニット21の左辺21Cに隣接している。つまり、洗剤ボックス14、乾燥用フィルタユニット21および操作パネル40は、傾斜部6の上端部において、左右方向に並ぶようにまとめて配置されている。
さらに、操作パネル40において、下辺40Bの左部分40Lは、洗剤ボックス14(詳しくは、洗剤ボックス前カバー14A)の下端と同じ高さ位置で水平に延び、下辺40Bの右部分40Rは、乾燥用フィルタユニット21(詳しくは、乾燥用フィルタユニット前カバー21A)の下端と同じ高さ位置で水平に延びている。つまり、洗剤ボックス14、乾燥用フィルタユニット21および操作パネル40のそれぞれの下辺が連続しているので、洗剤ボックス14、乾燥用フィルタユニット21および操作パネル40を、傾斜部6の上端部において、一層まとめて配置できる。
そのため、傾斜部6では、洗剤ボックス14、乾燥用フィルタユニット21および操作パネル40の下方において、ドア25に開閉される出入口9を大きくすることができる。特に、操作パネル40において、その下辺40Bは、左端が相対的に低く、右端が相対的に高い位置にあり、操作パネル40の下辺40Bの左部分40Lと右部分40Rとの間の途中には、ドア25の上部を回避するために、左から右へ向って上昇する上昇部40Uが形成されている。そこで、この上昇部40Uまでドア25の上部を接近させることによって、出入口9を一層大きくすることができる。
この結果、傾斜部6(前カバー5)を大きくすることなく、傾斜部6において、洗剤ボックス14、乾燥用フィルタユニット21および操作パネル40を確実に配置しつつ、出入口9を大きくすることができる。
そして、上述したように、操作パネル40では、その左辺40Fが洗剤ボックス14の右辺14Cに隣接しており、その右辺40Dが乾燥用フィルタユニット21の左辺21Cに隣接し、さらに、洗剤ボックス14、乾燥用フィルタユニット21および操作パネル40のそれぞれの下辺が連続している。このため、洗剤ボックス14、乾燥用フィルタユニット21および操作パネル40周辺の見映えがよい。
また、この洗濯機1では、パネル上フック46を上スリット17Bに嵌めて上レール17A(詳しくは、上レール17Aにおいて上スリット17Bの右端に相当する部分)に掛止させている(図9参照)。そして、パネル下フック47を下スリット18Bに嵌めて下レール18A(詳しくは、下レール18Aにおいて下スリット18Bの右端に相当する部分)に掛止させている(図2および図5(c)参照)。これにより、操作パネル40が第2凹部11に嵌め込まれた状態において、操作パネル40の右側への移動が規制され、かつ、操作パネル40が上下前後方向に位置決めされる。そして、この状態で、図10に示すように、操作パネル40の左端が、ねじ50よって、傾斜部6にねじ止めされるので、操作パネル40の左方向へのずれが防止され、操作パネル40が上下前後左右のどの方向においても位置決めされる。これにより、操作パネル40を傾斜部6に確実に取り付けることができる。そして、このようにパネル上フック46およびパネル下フック47を用いる構成によれば、操作パネル40を1箇所のみねじ止めすればよい。そのため、ねじ止め部48(図5(a)参照)およびねじ穴49(図2参照)を複数設けなくても、簡易な構成で、操作パネル40を前カバー5(ケーシング2)に取り付けることができる。そして、ねじ止め部48が1つで済むので、ねじ止め部48を複数設ける場合に比べて、ねじ止め部48およびねじ50を隠す部材(上述した洗剤ボックス前カバー14Aに相当する部材)を余分に設けずに済み、部品点数の削減を図ることもできる。
この発明は、以上の実施形態の内容に限定されるものではなく、請求項記載の範囲内において種々の変更が可能である。
洗濯機1を正面右上から見た斜視図である。 図1における前カバー5の傾斜部6を抜き出して示した図である。 洗剤ボックス収容部30を正面右下から見た斜視図である。 洗剤ボックス収容部30のリブ33の位置において前後方向に沿った鉛直面で洗濯機1を切断したときの要部断面を右側から見た縦断面図である。 図5(a)は、操作パネル40の正面図であり、図5(b)は、操作パネル40の平面図であり、図5(c)は、操作パネル40の底面図であり、図5(d)は、操作パネル40の左側面図であり、図5(e)は、操作パネル40の右側面図である。 操作パネル40を前カバー5に前側から嵌めただけの状態における洗濯機1の正面図である。 図6におけるA−A矢視断面図である。 図6において、操作パネル40を右側へスライドさせた状態を示す。 図8におけるB−B矢視断面図である。 図8における操作パネル40を前カバー5にねじ止めした状態における洗濯機1を正面上側から見た図である。
符号の説明
1 洗濯機
2 ケーシング
5 前カバー
6 傾斜部
6A 上辺
14 洗剤ボックス
14A 洗剤ボックス前カバー
14B 上辺
14C 右辺
15 洗剤ボックス指掛け部
17B 上スリット
21 乾燥用フィルタユニット
21A 乾燥用フィルタユニット前カバー
21B 上辺
21C 左辺
22 乾燥用フィルタユニット指掛け部
25 ドア
27 カバーフック
30 洗剤ボックス収容部
33 リブ
40 操作パネル
40D 右辺
40E 上辺
40F 左辺
40L 左部分
40R 右部分
40U 上昇部
46 パネル上フック

Claims (7)

  1. 正面視で左右に延びる上辺を有する前面板と、
    前記前面板のほぼ中央部に配置された円形のドアと、
    前記前面板の上方左側に設けられ、正面視が略矩形をし、その上辺が前記前面板の上辺に重なっていて、上辺の後方に引き出し用手掛け部が備えられ、手掛け部に手を掛けて前方へ引き出すことのできる洗剤ボックスと、
    前記前面板の上方右側に設けられ、正面視が略矩形をし、その上辺が前記前面板の上辺に重なっていて、上辺の後方に引き出し用手掛け部が備えられ、手掛け部に手を掛けて前方へ引き出すことのできる乾燥用フィルタユニットと、
    前記前面板の上方中央部に設けられた操作パネルであって、正面視が横長の略矩形をし、その上辺が前記前面板の上辺に重なっていて、その左辺は前記洗剤ボックスの右辺に隣接しており、その右辺は前記乾燥用フィルタユニットの左辺に隣接しており、その下辺は、左端が相対的に低く、右端が相対的に高い位置にあり、下辺の左部分は、前記洗剤ボックスの下端と同じ高さ位置で水平に延び、下辺の右部分は、前記乾燥用フィルタユニットの下端と同じ高さ位置で水平に延び、下辺の左部分と右部分との間の途中には、前記円形ドアの上部を回避するために、左から右へ向って上昇する上昇部が形成されていて、前記前面板の前方から嵌められて右側へスライドされることによって装着される操作パネルと、
    を含むことを特徴とする、洗濯機。
  2. 正面視で左右に延びる上辺を有する前面板と、
    前記前面板のほぼ中央部に配置された円形のドアと、
    前記前面板の上方左側に設けられ、正面視が略矩形をし、その上辺が前記前面板の上辺に重なっていて、前方へ引き出すことのできる洗剤ボックスと、
    前記前面板の上方中央部に設けられた操作パネルであって、正面視が横長の略矩形をし、その上辺が前記前面板の上辺に重なっていて、その左辺は前記洗剤ボックスの右辺に隣接しており、その下辺は、左端が相対的に低く、右端が相対的に高い位置にあり、下辺の左部分は水平に延び、下辺の右部分は水平に延び、下辺の左部分と右部分との間の途中には、前記円形ドアの上部を回避するために、左から右へ向って上昇する上昇部が形成されていて、前記前面板の前方から嵌められて右側へスライドされることによって装着される操作パネルと、
    を含むことを特徴とする、洗濯機。
  3. 前記前面板は、上方に向って斜め後方へ延びており、
    前記洗剤ボックスは、押し込まれたときに前記前面板と面一になる、上方に向って斜め後方へ延びる前カバーと、前記前カバーの後方に連結されており、水平に後方へ延びる洗剤収容部と、を含み、
    前記前面板の上辺には、前記洗剤ボックスが押し込まれて前記前カバーが前記前面板と面一になった状態において、前記前カバーの上辺に手指を掛けられるように、手指を入れるための凹部が形成されていることを特徴とする、請求項1または2記載の洗濯機。
  4. 前記前面板は、上方に向って斜め後方へ延びており、
    前記乾燥用フィルタユニットは、押し込まれたときに前記前面板と面一になる、上方に向って斜め後方へ延びる前カバーと、前記前カバーの後方に連結されており、水平に後方へ延びるフィルタと、を含み、
    前記前面板の上辺には、前記乾燥用フィルタユニットが押し込まれて前記前カバーが前記前面板と面一になった状態において、前記前カバーの上辺に手指を掛けられるように、手指を入れるための凹部が形成されていることを特徴とする、請求項1記載の洗濯機。
  5. 洗濯機の筐体には、前記洗剤ボックスを収容するための洗剤ボックス収容部が設けられ、
    前記前面板には、係止用の爪が形成され、
    前記洗剤ボックス収容部には、前記爪に係止されるリブが備えられていることを特徴とする、請求項3記載の洗濯機。
  6. 前記操作パネルの裏面に設けられ、右向きに突出するフックと、
    前記前面板に設けられ、前記フックを受け入れるための凹部と、
    を有し、
    前記前面板に前側から嵌めた前記操作パネルを右側へスライドさせることによって、前記フックは、前記凹部に受け入れられた状態で右側へ移動して、前記前面板における前記凹部の右縁に掛止されることを特徴とする、請求項1または2記載の洗濯機。
  7. 前記フックが前記前面板における前記凹部の右縁に掛止された状態で前記操作パネルの左端が前記前面板にねじ止めされることを特徴とする、請求項6記載の洗濯機。
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