JP4951632B2 - 集積回路を製造する方法 - Google Patents

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Description

本発明は、集積回路を製造する方法であって、
第1面および第2面を有する半導体ウエハを設ける工程と、
第1面の領域の少なくとも一つの規定されたウエハ部の下方にウエハキャビティを生成する工程と、
規定されたウエハ部に回路構造を生成する工程と、
半導体ウエハから規定されたウエハ部を解除する工程であって、ウエハ部は、ウェブ状接続部を経てのみ残りの半導体ウエハ上に保持されるようにして、1工程シーケンスで解放され、かつウェブ状接続部は、第2工程シーケンスで分断される工程とを含む方法に関する。
そのような方法は、下記特許文献1から公知である。
より特定的には、本発明は、集積電子回路を備えるいわゆるチップを製造する方法に関し、チップおよびチップ材料は、それぞれ非常に薄い。本発明によるチップは、100μmよりかなり薄い厚さ、有利にはほぼ50μm以下の厚さ、かつさらにより好ましくはほぼ20μmの厚さを有してもよい。そのような薄型チップは、いわゆる3Dチップを製造するのによく適しており、各々集積回路を備える複数の薄型チップは、上下に積み重ねられる。さらに、そのような薄型チップは、例えばプラスチックフィルム等の可撓性キャリア材料上で用いることができるように、薄い材料厚さの結果としてある可撓性を有する。
集積回路を備えるそのような薄型チップを製造する一つの可能性は、まず第一に例えば500μmから800μmまでの厚さを有する半導体ウエハ上に集積回路を製造することにある。集積回路が製造された後、半導体ウエハの後面は、機械的および/または化学的工程によって侵食される。典型的に複数の集積回路を搭載する半導体ウエハは、次に、チップを形成するために分割されなければならない。このことは、従来、のこ引き、研磨による分離、切断、またはスクライビングおよび破壊によってなされる。半導体ウエハを分割して、チップを形成する一つの方法は、下記特許文献2に記載されている。
公知の手順には、ウエハ材料のかなりの部分が侵食の結果として失われるという欠点がある。さらに、のこ引き、研磨による分離等に利用可能な十分な空間があるように、ウエハ上の個々のチップ間に比較的大きな距離を提供する必要がある。典型的な距離は、この場合、およそ150μmである。これすべては、薄型集積回路、すなわち、150μm未満の材料厚さを有するチップの製造費に不利な影響を及ぼす。
冒頭に挙げた下記特許文献1は、まず第一に複数の垂直トレンチが、異方性エッチング工程を用いて半導体ウエハの第1面で生成される方法を記載している。その後、開かれた第1面は、エピタキシャル層を用いて再び閉じられ、かつ半導体ウエハは、熱処理(アニーリング)される。その目的は、それによって第1面の下方に個々の閉鎖チャネルを形成することである。隠れたチャネルの垂直入口は、次にさらなる異方性エッチング工程で生成される。チャネルおよび垂直入口の内壁には、その後酸化工程を用いて酸化物層が設けられる。チャネルおよび垂直入口は、第1面でウエハ部を取り囲み、該部分には、回路構造が次に従来の方法で生成される。その後、酸化物層は、ウエハ部がその下側のウェブ状接続部を経てのみウエハの残りに接続されるように、さらなるエッチング工程を用いてチャネルおよび垂直入口で除去される。これらの接続部は、残りの半導体ウエハから上方にウエハ部を引き抜くことによって破壊され、ねじれ移動も提案されている。本方法は、10μm未満の厚さを有するチップを製造することができるよう意図されている。
本公知の方法では、深部に位置する酸化物層をウエハ部の下方に生成することおよび該酸化物層を後で選択的にエッチアウトすることは、複雑でありかつ困難である。しかも、本方法には、ウェブ状接続部の形成が、多種多様に変動することがある個々の工程パラメータに大きく依存しているという欠点がある。したがって、正確に規定された特性を有するウェブ状接続部の形成は、不可能ではないにしても、極めて困難である。ウェブ状接続部が厚すぎることが判明するならば、チップが解除される過程で損傷するというかなりの危険性がある。ウェブ状接続部が薄すぎることが判明するならば、回路構造の生成に必要な安定性が欠けている。したがって、ウェブ状接続部の再現性および工程の信頼性を、仮にあったとしても、非常に高い費用でのみ保証することができる。
下記非特許文献1は、さまざまなエッチング工程を用いてのみシリコン材料からマイクロメカニカルセンサ、すなわち傾斜計を解除することを開示している。この場合、SOIウエハ(絶縁体上シリコン)は、出発材料として役立つ。傾斜センサを解除するために、トレンチおよび正孔は、ウエハ材料の前面および後面の両方からエッチングされる。さらに、半導体材料にある酸化物層は、フッ化水素酸蒸気を前面および後面の正孔を通して半導体ウエハの内部に導入することによって部分的にエッチアウトされる。
下記特許文献3は、可撓性基板に該基板を曲げることによって固定された薄型チップを解除する方法を記載している。下記特許文献4は、基板からチップを分離する方法であって、該チップの下方の領域がレーザによって加熱される方法を開示している。
下記特許文献5は、いわゆる擬似基板を用いてチップを除去することを記載している。
最後に、多孔質シリコンの生成および使用は、先行技術において公知である。下記特許文献6は、膜センサを製造する方法であって、炭化珪素または窒化珪素の薄層を、多孔質シリコンの領域上に被着する方法を開示している。多孔質結晶シリコンは、その後アンモニアを用いて犠牲材料として除去される。結果として、キャビティは、炭化珪素または窒化珪素の膜層の下方に生じ、該キャビティは、センサ膜を残りの基板から熱的に減結合する。
単結晶シリコンからなる自由に懸垂された膜を持つ圧電式圧力センサを製造する類似の方法は、下記非特許文献2に記載されている。本方法において、第1段階では、pドープシリコン基板には、浅いnドープ領域および深いn+ドープ領域が設けられる。浅いnドープ領域は、pドープシリコン基板の面で格子構造を形成する。格子構造の下方のpドープシリコン基板は、その後多孔質シリコンに変換される。このために、nドープ格子領域の下方のpドープ基板の領域は、濃縮フッ化水素酸内で下方侵食される。次の焼結工程は、焼結多孔質シリコンが、格子構造の下方でキャビティを形成するという効果がある。エピタキシャル層は、その後格子構造の上方で塗布され、該エピタキシャル層は、圧力センサのセンサ膜を形成する。多孔質シリコンを用いて形成されるキャビティは、このようにして再び閉鎖される。
さらに、多孔質シリコンは、SOIウエハを生成するために用いることができるいわゆるELTRAN工程(エピタキシャル層転写)で用いられる。手順は、下記非特許文献3に記載されている。
国際公開第2005/104223号パンフレット 独国特許出願第4029973号明細書 米国特許第6,165,813号明細書 米国特許第6,521,068号明細書 特開平2002−299500号公報 独国特許出願第19752208号明細書 Overstolz et al., "A Clean Wafer-Scale Chip-Release Process without Dicing Based on Vapor Phase Etching", 17th IEEE International Conference on Micro Electro Mechanical Systems, January 2004, Pages 717 to 720 Armbruster et al., "Surface Micromachining of Monocrystalline Silicon Membranes Using a Silicon Micro Grid on Sintered Porous Silicon", Technical Digest of Eurosensors XVIII, Rome, September 12 to 15, 2004, Pages 22/23 T. Yonehara and K. Sakaguchi, "ELTRAN; Novel SOI-Wafer Technology", JSAP International No.4, July 2001
こういう背景において、本発明の目的は、薄型集積回路チップを、費用効率よくかつ高品質および高歩留まりで製造する代わりの方法を提供することである
本発明の一態様によれば、本目的は、導入部で述べた種類の方法を用いて達成され、ウエハキャビティは、第1面の領域にpドープシリコンからなる基板ウエハを設けることによって生成され、pドープシリコンは、規定されたウエハ部の領域では、陽極エッチング工程を用いて複数の孔を有する多孔質シリコンに変換され、かつ多孔質シリコンは、その後熱処理され、その過程で孔は、第1面で再び少なくとも実質的に閉じ、これに必要な材料は、多孔質シリコンのより深部に位置する層から生じる。
好ましくは、複数のウエハキャビティは、このようにして半導体ウエハの第1面の領域に生成され、個々のウエハキャビティは、外側壁によって互いに分離される。よって、複数のウエハ部が形成され、それぞれのウエハキャビティは、該ウエハ部の各々の下方に位置する。回路構造は、好ましくは、同一のまたは異なる回路構造を有する複数の薄型チップを共通の工程サイクルで生成することができるように、各規定されたウエハ部に生成される。
本発明のさらなる態様にしたがって、本目的は、少なくとも第1材料層および第2材料層を有する半導体材料に形成される回路構造を備える集積回路を用いて達成され、第1および第2材料層は互いに上下に配置され、回路構造は、本質的に第1材料層に形成され、かつ分断されたウェブ状接続部の残りは、第2材料層の領域に配置され、第2材料層は、熱処理されたpドープ多孔質シリコンを含む。
新規方法には、個々のウエハキャビティを、非常に高い再現性および工程信頼性を持って生成することができるという利点があり、それによって薄型チップの製造において高い歩留まりが可能になる。さらに、分断前に個々の規定されたウエハ部を保持するウェブ状接続部を、非常に正確に寸法入れしかつ位置決めすることができる。このことは、ウエハ部の横周縁部のウェブ状接続部および規定されたウエハ部の下方のウェブ状接続部の両方に当てはまる。後者は、導入部で引用した上記特許文献1から原理上公知であるように、別途解放されるウエハ部を残りの半導体ウエハ上に下向きに柱状に支持している。それに記載されている手順とは対照的に、好ましい例示的な実施形態に基づいて以下に説明するように、本発明によって、非常に簡単な方法でかつ高い再現性でウエハキャビティ内に深部に位置する垂直ウェブ状接続部を生成することができる。さらに、新規方法が、フューチャチップの懸垂に関してかなりより柔軟であるように、ウェブ状接続部の縦、横および両方の変形例を、同じ技術を用いてかつ共通の工程シーケンスで生成することができる。したがって、フューチャチップの「懸垂」を、横周縁部におよび/または規定されたウエハ部の下方に比較的正確に規定された寸法を有するウェブ状接続部を任意に配置することによって、次の工程ステップに関してよりよく最適化することができる。このように、解除工程においてウエハの安定性およびチップの破断行動を最適化することが可能である。
したがって、全体としては、新規方法によって、薄型集積回路の十分に制御可能で、費用効率の高い、かつ高品質の製造が可能になる。したがって、上記の目的が完全に達成される。
本発明の改良形態では、規定されたウエハ部の下方のウエハキャビティは、閉鎖ウエハキャビティとして生成される。
本改良形態では、ウエハキャビティは、外側に向かって閉鎖され、その結果半導体ウエハに隠れる。外部からキャビティへの意図的な入口は存在しない。そのようなキャビティには、半導体ウエハを、キャビティにもかかわらず貯蔵しておくことができるという利点があり、それによって製造工程を、さらに合理化しかつさらにより費用効率を高くすることができる。
全製造工程中にウエハキャビティを閉鎖キャビティとして形成するならば、このことが汚染物のキャビティへの侵入を防ぐので、特に好ましい。陽極エッチング工程中の孔の形成を陽極電流および作用時間によっては変動させることができるので、本好ましい改良形態を、多孔質シリコンを用いて十分実現することができる。言い換えると、ウエハキャビティは、この場合多孔質半導体材料によって常に被覆される。多孔質半導体材料は孔を有するが、これらの孔は、孔径に対して比較的広範囲にわたって広がる空間的に非常に狭い開口部を表している。したがって、実質的に閉じられたカバーは、キャビティの上方に位置する。本改良形態によって、回路構造を生成するのに利用可能な半導体材料がさらに高品質であるように、キャビティの上方に非常に均一な面がもたらされる。したがって、本改良形態によって、歩留まりをさらに大きくすることができるようになる。
さらなる改良形態では、多孔質シリコンは、規定されたウエハ部の面積範囲に対応する面積範囲を有する。
本改良形態では、ウエハキャビティは、規定されたウエハ部が半導体ウエハの残りの上方に「浮遊する」ような程度まで横方向に延びている規定されたウエハ部の下方に生成される。キャビティおよびウエハ部の面積範囲は、実質的に同一である。これに代わるものとして、その横方向の面積範囲が、規定されたウエハ部よりかなり大きいウエハキャビティを生成することもできる。好ましい改良形態は、比較すると、一層大きな安定性を有し、このことは歩留まりのさらなる向上の一因となる。
さらなる改良形態では、複数の局所nドープ領域は、基板ウエハのpドープシリコンに、pドープシリコンが陽極エッチング工程を用いて多孔質シリコンに変換される前に生成される。
本改良形態は、nドープ領域が陽極エッチング工程の過程で攻撃されないので特に好ましい。したがって、ウエハキャビティの寸法およびウェブ状接続部の位置および寸法を、本改良形態において非常に正確に設定することができる。
さらなる改良形態では、取り囲まれたpドープファセットを持つnドープ格子構造を第1面で形成する第1グループの帯状nドープ領域が生成される。好ましくは、pドープファセットは、規定されたウエハ部の面積範囲に対応する側面積範囲を有する、すなわちpドープファセットは、回路構造を持ち上げるための規定されたウエハ部を形成する。
帯状領域がキャビティ間の仕切りとして働くので、隠れたウエハキャビティの大きさを、これらの改良形態を用いて非常に正確に設定することができる。さらに、効率的な面積の利用を得るために利用可能なウエハ面を最適に細分することができるように、ウエハ部間の横方向距離を、そのような帯状n型領域を用いて設定することができる。より幅広い帯状領域により、隠れたキャビティにもかかわらず、例えばウエハ面の安定性を増すことができる。より狭い領域によって、面積の特に効率的な利用が可能になる。nドープ領域を、公知のマスキング法を用いて非常に正確に形成することができるので、本改良形態によって、ウエハを非常に正確に細分することができるようになる。
さらなる改良形態では、第2グループの点状nドープ領域が生成され、少なくとも一つの点状nドープ領域は、規定されたウエハ部の領域に配置される。好ましくは、少なくとも一つの点状nドープ領域は、各ファセットに配置される。
本改良形態によって、規定されたウエハ部の下側に非常に正確なウェブ状接続部を形成することが可能になる。下側のそのような垂直ウェブは、キャビティの上方の材料の著しいたわみを防ぎまたは少なくとも減じる。したがって、本改良形態によって、工程シーケンスの非常に柔軟な実施および回路構造の生成中のウエハ部の安定した懸垂も可能になる。
さらなる改良形態では、好ましくは半導体ウエハに対して同心円状に配置される少なくとも一つの輪状nドープ領域が生成され、点状nドープ領域は、輪状nドープ領域内で実質的に均一に分布される。
本改良形態によって、固定ファセットまたは細分を実施することなく、半導体ウエハの全面上に垂直ウェブ状接続部を準備することが可能になる。輪状nドープ領域内にあるウエハの全面を自由に懸垂させることができるので、ユーザには、フューチャチップのチップ面積を個々に決定する可能性が与えられる。したがって、異なるチップ面積を有するチップさえ、ウエハ上に個々に生成することができる。
さらなる改良形態では、熱処理の後、エピタキシャル層は、多孔質シリコンに塗布され、回路構造は、少なくとも主にエピタキシャル層に生成される。好ましくは、回路構造は、エピタキシャル層に完全に配置される。
本発明の好ましい改良形態では、エピタキシャル層は、半導体ウエハの全面上の全面積にわたって生成され、よってその結果、一方では隠れたキャビティを有する半導体ウエハが生じ、かつ他方では非常に均一な、好ましくは単結晶の面が生じる。そのような面は、高い歩留まりを持つ回路構造の実質的に故障のない生成を容易にするので有利である。ウエハの面での半導体材料の欠陥は、歩留まりを減じる工程故障の危険性を含む。発明の好ましい改良形態では、エピタキシャル層は、上記特許文献1の方法に対して著しい利点となる実質的な平面上に生成される。
さらなる改良形態では、回路構造が生成された後、規定されたウエハ部は、ウェブ状接続部がウエハ部の横周縁部に生じるようにして解放される。好ましくは、規定されたウエハ部は、ウエハ部の側面でウエハの深部までトレンチをエッチングすることによって、好ましくは異方性エッチング工程を用いて規定される。
横ウェブ状接続部には、規定されたウエハ部をせん断力を用いて残りの半導体ウエハから容易に破壊して取り外すことができるという利点がある。この場合、規定されたウエハ部の回路構造への損傷の危険性は比較的低い。さらに、ウェブ状接続部と回路構造が生成される面積領域との間の横方向距離の選択を通して、自由に選択可能な「安全マージン」を確立することができるが、このことは、簡単な方法で歩留まりのさらなる向上の一因となる。しかも、横ウェブ状接続部は、チップの下側を大部分均一に形成することができるように、チップの横周縁部へのブレイクポイントをずらすが、このことは薄型チップを積み重ねるのに有利である。
さらなる改良形態では、ウエハ部は、半導体ウエハの[100]方向または[110]方向に配置され、かつウェブ状接続部は、ウエハ部の角部または横端縁に配置される。
本改良形態は、半導体ウエハの破壊行動が結晶格子に対する破断端縁の位置によって異なるので好ましい。本改良形態によって、横ウェブ状接続部を分断するのに必要な力を最小にすることが可能になり、それによって望ましくない損傷の危険性がさらに最小にされる。
さらなる改良形態では、pドープシリコンは、規定されたウエハ部の領域では、陽極エッチング工程を用いて、複数の細孔を有する多孔質シリコンからなる上方層および複数の大孔を有する下方層に変換される。
層の侵入深さおよび孔径を、例えば、陽極として用いられる基板ウエハまでフッ化水素酸溶液を流れるその電流の電流密度を変化させることによって、多孔質領域の生成中に変化させることができる。大孔下方層(より深部に位置する)および細孔上方層(より上層に位置する)を生成することによって、半導体ウエハの頂側面が完全に開かれる必要なく隠れたウエハキャビティを形成することが可能である。このことは、より高い材料品質を、このように半導体ウエハの面で生じさせることができるので有利である。したがって、歩留まりをさらに大きくすることができる。
さらなる改良形態では、第1面に上方層および下にある下方層を有する基板ウエハが提供され、上方層は、下方層より高濃度のpドープシリコンである。多孔質シリコンは、有利には、より高濃度のpドープ上方層に形成され、一方、より弱くpドープされた下方層は、支持基板材料としてのみ役立つ。
改良形態は、ウエハキャビティの形成の結果として必然的に生じる材料応力を、異なるドープを用いて補償することができるので有利である。そのような材料応力による破断損傷を、異なるドーピングを用いて避けることができる。
さらなる改良形態では、規定されたウエハ部が解除された後、残りの半導体ウエハは、研削され、かつさらなる集積回路の製造のための基板ウエハとして設けられる。
本改良形態は、それによって半導体材料の効率的な利用が可能になるので特に有利である。したがって、本改良形態によって、集積回路を備える薄型チップの特に費用効率の高い製造がもたらされる。
上述した特徴および以下でなお説明すべき特徴を、それぞれ特定した組合せでのみならず、本発明の範囲を逸脱することなく、他の組合せでまたは単独で用いることができるのは言うまでもない。
本発明の実施形態を、図に示し、かつ以下の説明でより詳細に説明する。
図1では、半導体ウエハを、参照番号10で表記する。半導体ウエハ10は、第1面12および対向第2(下方)面14を有する。図1(a)に図示するように、半導体ウエハ10は、半導体材料内に隠れている複数のキャビティ16を有する。キャビティ16は、ウエハ部18が該キャビティ16の上方に「懸垂」形で支持されるように、第1面12の下方に配置される。
本発明の第1の実施形態では、そのような半導体ウエハ10が提供される図1(a)。その後、それぞれの回路構造が、キャビティ16の上方のウエハ部18に従来の方法で生成される。これらの回路構造を、図1(b)では参照番号20を用いて模式的に示す。本実施形態では、該回路構造は、ウエハ材料の結晶格子に対して[100]方向または[110]方向にある。回路構造20を持つウエハ部18は、次に半導体ウエハ10から解除される集積回路を備えたフューチャチップを形成する。
図示した実施形態では、この解除は、複数のトレンチ22が半導体ウエハ10の面12内にエッチングされることによってなされ、個々のトレンチ22は、ウェブ状領域24によって互いに分離される。好ましい実施形態では、トレンチ22は、半導体ウエハ10の面12上に格子状に分布され、かつ該トレンチは、垂直および水平トレンチのパターンを形成する。垂直および水平トレンチ22が出会うところに、エッチアウトされなかったウェブ状領域24が残っている。4つのトレンチは、いずれの場合にも、集積回路構造20を持つウエハ部18を取り囲む。よって、ここで各ウエハ部18は、その4つの角部においてのみウェブ状接続部24によって保持される。その代わりに、ウエハ部18を、各ウエハ部18の角部でなく、例えばウエハ部18の横端縁の中央に配置されるウェブ状接続部を経て保持することもできる。個々のウエハ部18の横周縁部のウェブ状接続部24に加えて、図2、図5および図6を参照して以下で説明するように、個々のウエハ部の下側にウェブ状接続部を設けることも可能である。新規方法によって、規定されたウエハ部18の下方にのみ、その横周縁部にのみ、または底部および横周縁部の両方とを組み合わせて、任意にウェブ状接続部を配置することも可能になる。
図1(c)に示すように、個々のウエハ部18を、トレンチ22の格子蓋から破壊して取り外すことができ、かつ集積半導体構造を備えるチップ26は、このようにして得られる。
図2は、図1による半導体ウエハ10を製造するための好ましい実施形態を示す。図2(a)に従って、まず第一に、単結晶の、弱くpドープされたシリコンからなる基板ウエハ32が提供される。図2(b)に従って、基板ウエハ32には、その頂側面に、より高濃度のpドープシリコンからなる上方層34が設けられる。本実施形態では、このことは、公知の方法で基板ウエハ32の頂側面にさらなるドーピング原子を設けることによってなされ、該ドーピング密度はこの場合ほぼ1018であってもよい。基板ウエハ32は、より高いp型ドーピングを有する上方層34およびより弱いp型ドーピングを有する下方層36を有する。さらに、nドープ領域38,40は、上方層34に形成される。好ましくは、ここではn+ドープ領域が含まれ、すなわち領域38,40には高濃度のn型ドーピング原子が与えられる。領域38,40を、例えばイオン注入または従来のマスク技術を用いる他の方法等の公知の方法によって形成することができる。
図2(c)に従って、多孔質層42,44は、その後高濃度pドープ層34に生成される。このために、本実施形態では、基板ウエハ32は、フッ化水素酸およびアルコールからなる溶液に、電流が基板ウエハまで該溶液を流れることができるように、陽極として通される。この結果として、多孔質シリコンは、上方層34の領域に生じ、電流密度を変化させることによって孔径を変化させることができる。本実施形態では、細孔層42は、基板ウエハの面に生成され、かつ大孔層40は、下部に生成される。これらの層の生成のより詳細な説明は、導入部において述べた上記非特許文献2に含まれており、該刊行物を、多孔質シリコン層の生成に関して本願に引用して援用する。
図2(d)に従って、多孔質層42,44を持つウエハは、次に、例えばほぼ1100度の熱処理45を受け。この結果は、上方層42が実質的に均一な単結晶層42’に再び変換されるように、上方細孔層42の孔が再び少なくとも実質的に閉じるということである。その下には層44’があり、その孔径は、それをまだ材料層と呼べない程度まで大きくなっている。大孔層44’は、次に図1に参照番号16で表記するキャビティを形成する。底部に位置する基板材料に上方層42’を接続する分離ウェブ(ここでは図示せず)が、該キャビティ内に残っていてもよい。そのようなウェブは、キャビティ16を生成する際の工程変動および実施上の制限の結果であってもよい。さらに、垂直接続ウェブは、図5および6を参照して実施例に基づき以下でさらに詳細に説明するように、nドープ領域40を用いて目標とする方法で生成することができる。
図2(f)に従って、次の工程は、さらなる層48を層42’の面に被覆層として塗布することを含む。本実施形態では、フューチャ回路部品に適しているドーピングを有する単結晶エピタキシャル層を含み、該エピタキシャル層は、層42’を含むウエハの全面上に成長する。ドーピングは、n型またはp型であってもよい。この結果、半導体ウエハ10が、図1に従う工程ステップ10のための出発材料として設けられる。
図2(f)からわかるように、キャビティ44’は、キャビティ44’の側面境界を実質的に形成する横方向に位置するnドープ領域38間に延びている。キャビティ44’の側面積範囲を、ここではWで表記する。本実施形態では、キャビティ44’は、図1(a)〜1(c)に図示するように、矩形のかつ好ましくは少なくともほぼ正方形のベース領域を有する。よって、視方向の深部へのキャビティ44’の側面積範囲は、同様にWである。
図3からわかるように、nドープ領域38は、ウエハ10全体にわたって帯状に延びている。この場合、帯状領域38,38’がファセット50を形成するように、いずれの場合にも互いに直交して延びている第1グループの帯状nドープ領域38および第2グループのnドープ帯状領域38’を有する。各ファセット50の側面積範囲は、ウエハ10の面の下方のキャビティ44’に対応する。点状nドープ領域40は、キャビティ内に配置されてもよく(配置されなくてもよく)、かつキャビティ44’の形成後、残りの自由に懸垂されたウエハ部のための点状垂直支持接続部としての機能を果たしてもよい。
図1および図2を合わせて考慮するとわかるように、キャビティ16の側面積範囲Wは、回路構造22が生成されるウエハ部18の側面積範囲にほぼ対応している。したがって、多孔質層42,44の側面積範囲は、後のチップ26のチップ面積も決定する。言い換えると、多孔質層42,44の側面積範囲は、フューチャチップの面積にほぼ等しい。
図4は、チップ26を解除するための好ましい実施形態を示す。この場合、チップ26は、チップ26(より正確には、ウェブ状接続部24上にまだ懸垂されているウエハ部18)を真空によって吸い上げる把持具52を用いて把持される。上方からの圧力を通して(矢印54)、ウェブ状接続部24は、個々のチップ26がキャビティ内に下方に押し付けられることによって破壊される。チップ26を、その後把持具52を用いて上方に取り除くことができ、かつさらに処理することができる。あるいはまたはさらに、チップ26は、引張力および/またはねじり力によってウエハ10から破壊して取り外されてもよい。把持具は、好ましくは、SMD部品の取り扱いのために用いられるようなピックアンドプレース器具である。
図1および図2に図示する方法の利点には、残りの半導体ウエハ10を、すべてのチップ26が除去された後再利用することができるということがある。このために、残ったウェブ領域24(図4(d))を持つ半導体ウエハ10は、その頂側面上で研削されかつ研磨されるが、このことを図4(e)では参照番号56で記号的に示す。この結果、(やや薄い)基板ウエハ32を、図2の工程シーケンスで再び用いることができる。
図4に図示するように、把持具52は、個々のチップ26を実質的にまとめて把持する。よって、把持具52は、その下方把持面積58の領域では、チップ26の側面積範囲とほぼ同じにされている。その結果、把持具52は、高感度チップ26を確実に保持することができる。半導体ウエハ10から破壊して取り外す過程での損傷の危険性は、さらに最小にされる。
図5は、ウエハ10からの部分的な抜粋を横断面図で示す。図5の図示は、対応して切り取ったウエハ10の電子顕微鏡記録自体を十分な品質で再生することができないので、該記録からコピーしたものである。しかしながら、特性を観察するために、図5の図示は、厳密には一定の縮尺に従っているとはいえない。同じ参照符号は、前と同じ要素を示す。
図5からわかるように、上にある層42’と下にある基板材料32との間で比較的はっきりとした分離を形成する隠れたキャビティ44'を、説明した手順を用いて生成することができる。nドープ領域、ここでは領域40は、陽極エッチング工程においては攻撃されないので、キャビティ44’はそのようなnドープ領域で終わる。nドープ領域が局所点型範囲を有するならば、このようにして局所ウェブ状基準点が生じ、それを経てエピタキシャル層48が支持基板材料32上に支持される。
対照的に、nドープ領域が半導体ウエハ10を通って帯状に延びているならば、隣接するキャビティ44’を互いに分離し、よって図3に図示するようなファセットを形成する外側境界壁が生じる。
図6は、集積回路構造を備えるチップ26からの部分抜粋を示し、該チップは新規方法にしたがって生成された。図5との比較でわかるように、チップ26は、局所ウェブ状接続部40を破壊することによって下にある基板材料32から分離された。チップ26は、結果として、本質的にエピタキシャル層48によって形成される第1上方材料層を有する。好ましい実施形態では、回路構造20は、この材料層で実施される。第2下方材料層42’が下に配置され、該層42は、材料濃縮によって再び実質的に閉鎖されたようなそれより前の細孔層42によって本質的に形成される。層42’の下側には、まず第一にnドープ領域38,40の領域の破壊点に生じるある起伏または粗さがある。
図7は、ウエハの周縁部64でほぼ同心円状に配置される輪状nドープ領域62を持つ基板ウエハ32’の平面図を示す。複数の局所点状nドープ領域40は、輪状nドープ領域62内で実質的に均一に分布される。この基板ウエハの場合に、多孔質シリコンが次に生成されるならば、ウエハ領域全体の大部分にわたって延びている連続閉鎖キャビティが生じる。該キャビティ内では、点状nドープ領域40は、垂直支持点を形成し、それによって多孔質層42’が下向きに支持される。そのようなウエハによって、ユーザがそのチップ26の面積範囲を個々にかつ可変的に構成することが可能になる。したがって、基板ウエハ32’は、在庫管理に特に適している。ユーザは、次に、図1に示すような垂直トレンチ22を用いて、個々のチップ面積を細分することができる。点状nドープ領域40の垂直支持点のため、この場合、横ウェブ状接続部24なしですますこともできる。しかしながら、横ウェブ状接続部24を、チップ領域のさらに安定な懸垂を得るために、トレンチ22をエッチングする際にさらに残すこともできる。
新規方法の好ましい実施形態を説明する簡略化された図を示す。 規定されたウエハ部の下方にウエハキャビティを生成するのに用いられる工程シーケンスを説明するための簡略化された図を示す。 新規方法を用いて処理される半導体ウエハの模式的平面図を示す。 新規方法の好ましい変形例におけるチップの分離の模式図を示す。 半導体ウエハの図3からの抜粋を横断面で示す。 集積回路を備える分離チップの一部を、図5と類似の横断面で示す。 図3と類似の半導体ウエハの模式平面図を示し、大きいキャビティが輪状境界壁内に設けられる。

Claims (15)

  1. 集積回路(26)を製造する方法であって、
    第1面および第2面(12,14)を有する半導体ウエハ(10)を設ける工程と、
    前記第1面(12)の領域の少なくとも一つの規定されたウエハ部(18)の下方にウエハキャビティ(16;44’)を生成する工程と、
    前記ウエハ部(18)に回路構造(20)を生成する工程と、
    前記半導体ウエハ(10)から前記ウエハ部(18)を解除する工程であって、前記ウエハ部(18)は、ウェブ状接続部(24)を介して、前記半導体ウエハ(10)上に保持されるようにして、第1工程シーケンスで解放され、かつ前記ウェブ状接続部(24)は、第2工程シーケンスで分断される工程とを含み、
    前記第1面(12)には、格子の交点を除いて格子状の溝部(22)が形成され、該格子の交点には前記ウェブ状接続部(24)が配置され、前記ウエハ部(18)は、前記格子状の溝部(22)によって区画され、
    前記ウエハキャビティ(16;44’)は、まず前記第1面(12)の前記領域にpドープシリコン(34)からなる基板ウエハ(32)を設けることによって生成され、前記pドープシリコン(34)は、前記ウエハ部(18)の領域では、陽極エッチング工程を用いて、複数の孔を有する多孔質シリコン(42,44)に変換され、かつ前記多孔質シリコン(42,44)は、その後熱処理(45)され、その過程で前記複数の孔は、前記第1面(12)で再び少なくとも実質的に閉じ、このために必要とされる材料は、前記多孔質シリコンのより深部に位置する層(44)から供給される、方法。
  2. 前記ウエハ部(18)の下方の前記ウエハキャビティは、閉鎖ウエハキャビティ(16;44)として生成される、請求項1に記載の方法。
  3. 前記多孔質シリコンは、前記ウエハ部(18)の面積範囲に対応する面積範囲(W)を有する、請求項1または請求項2に記載の方法。
  4. 前記基板ウエハ(32)の前記pドープシリコン(34)に、複数のnドープ領域(38,40)が、前記pドープシリコン(34)が前記陽極エッチング工程を用いて多孔質シリコン(42,44)に変換される前に生成される、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の方法。
  5. 第1グループの帯状nドープ領域(38)が生成され、該領域は、前記第1面でpドープファセット(50)を取り囲むnドープ格子構造(38,38’)を形成する、請求項4に記載の方法。
  6. 前記回路構造(20)が生成された後、前記ウエハ部(18)は、前記ウェブ状接続部(24)が前記ウエハ部(18)の横周縁部に残るようにして解放される、請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の方法。
  7. 前記ウエハ部(18)は、前記半導体ウエハ(10)の[100]方向または[110]方向に配置され、かつ前記ウェブ状接続部(24)は、前記ウエハ部(18)の角部または横端縁に配置される、請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の方法。
  8. 集積回路(26)を製造する方法であって、
    第1面および第2面(12,14)を有する半導体ウエハ(10)を設ける工程と、
    前記第1面(12)の領域の少なくとも一つの規定されたウエハ部(18)の下方にウエハキャビティ(16;44’)を生成する工程と、
    前記ウエハ部(18)に回路構造(20)を生成する工程と、
    前記半導体ウエハ(10)から前記ウエハ部(18)を解除する工程であって、前記ウエハ部(18)は、前記ウエハキャビティ(16;44’)の中に形成された点状ウェブ状接続部(40)を介して、前記半導体ウエハ(10)上に保持されるようにして、第1工程シーケンスで解放され、かつ前記点状ウェブ状接続部(40)は第2工程シーケンスで分断される工程とを含み、
    前記ウエハキャビティ(16;44’)は、まず前記第1面(12)の前記領域にpドープシリコン(34)からなる基板ウエハ(32)を設けることによって生成され、前記pドープシリコン(34)は、前記ウエハ部(18)の領域では、陽極エッチング工程を用いて、複数の孔を有する多孔質シリコン(42,44)に変換され、かつ前記多孔質シリコン(42,44)は、その後熱処理(45)され、その過程で前記複数の孔は、前記第1面(12)で再び少なくとも実質的に閉じ、このために必要とされる材料は、前記多孔質シリコンのより深部に位置する層(44)から供給されることを特徴とする方法。
  9. 前記基板ウエハ(32)の前記pドープシリコン(34)に、複数のnドープ領域(40)が、前記pドープシリコン(34)が前記陽極エッチング工程を用いて多孔質シリコン(42,44)に変換される前に生成されることを特徴とする、請求項8に記載の方法。
  10. 第2グループの点状nドープ領域(40)が生成され、少なくとも一つの点状nドープ領域は、前記ウエハ部(18)の前記点状ウェブ状接続部(40)に配置されることを特徴とする、請求項8または請求項9に記載の方法。
  11. 前記基板ウエハ(32)に対して同心円状に配置される輪状nドープ領域(62)が生成され、前記点状nドープ領域(40)は、前記輪状nドープ領域(62)内に実質的に均一に分布されることを特徴とする、請求項8に記載の方法。
  12. エピタキシャル層(48)が、前記熱処理(45)の後、前記多孔質シリコン(46)に堆積され、前記回路構造(20)は、その大部分が前記エピタキシャル層(48)に生成されることを特徴とする、請求項1〜請求項11のいずれか1項に記載の方法。
  13. 前記pドープシリコン(34)は、前記ウエハ部(18)の前記領域では、前記陽極エッチング工程を用いて、複数の細孔を有する多孔質シリコンからなる上方層(42)および複数の大孔を有する下方層(44)に変換されることを特徴とする、請求項1〜請求項12のいずれか1項に記載の方法。
  14. 前記基板ウエハ(32)は、前記第1面(12)で、上方層(34)および下にある下方層(36)を有し、前記上方層(34)は、前記下方層(36)より高濃度のpドープシリコンであることを特徴とする、請求項1〜請求項13のいずれか1項に記載の方法。
  15. 前記ウエハ部(18)が解除された後、前記残りの半導体ウエハ(10)は、研削され、かつさらなる集積回路(26)の製造のための基板ウエハ(32)として設けられることを特徴とする、請求項1〜請求項14のいずれか1項に記載の方法。
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