JP4950797B2 - 可動ガイド部材付きコネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、オス端子を収容した一方のコネクタの内部に、他方のコネクタと嵌合するまでの間、オス端子の突出先端を保護すると共に、メス端子との接続を案内する可動ガイド部材(「ムービングプレートやアライニングプレート」とも言われる)が装着された可動ガイド部材付きコネクタに関するものである。
一般に、オス・メスコネクタを嵌合する場合、一方のコネクタハウジングの前部に筒形のフード部を設け、そのフード部の内部に、他方のコネクタハウジングを嵌合することにより、オス・メスコネクタハウジングの嵌合位置を規制し、オス・メス端子の正確な接続を実現するようにしていた。
しかし、フード部の周壁だけでオス・メスコネクタハウジングの嵌合位置を規制しようとすると、成形後の変形等を見込んだ、非常に高い成形技術が必要となり、コストが高くなってしまう。
そこで、通常は、例えば、特許文献1に記載された例のように、一方のコネクタハウジングのフード部の内周面にガイド溝を設け、他方のコネクタハウジングの外周面に前記ガイド溝にスライド自在に嵌まるガイド凸部を設け、ガイド溝とガイド凸部のスライド動作により、コネクタの嵌合位置を規制するようにしている。
また、図10の例に示すように、一方のコネクタハウジング901のフード部901Fの内部に、フード部901Fの周壁と平行なガイドリブ903を突設し、他方のコネクタハウジング902に、ガイドリブ902の嵌まるリブ受け溝904を設け、ガイドリブ903とリブ受け溝904のスライド動作により、コネクタハウジング901、902の嵌合位置を規制するようにしたものもある。
ところで、特許文献1に記載の例や図10に示す例は、コネクタハウジング同士の嵌合位置を正確に決める上ではよいが、実際には多数の端子同士を接続する必要のあるコネクタの場合、コネクタハウジング同士の位置決めと同時にオス端子とメス端子を正確に位置決めしないと、オス端子の突出先端が相手コネクタハウジングに「どつき」を起こすという問題がある。
そこで、それを解消するものとして、オス端子を収容した一方のコネクタの内部に、他方のコネクタと嵌合するまでの間、オス端子の突出先端を保護すると共に、メス端子との接続を案内するムービングプレート(アライニングプレート)を装着したムービングプレート付きコネクタが提供されている。
この場合も、オス・メスコネクタハウジングとムービングプレートの位置を正確に出してやらないと、「どつき」の問題を生じるおそれがある。そこで、例えば、特許文献2に記載の例では、ムービングプレートをオス・メスコネクタの嵌合を案内するガイド手段として使うようにしている。
即ち、オスコネクタハウジングのフード部の内部に挿入するムービングプレートにピン(ガイド凸部)を突設し、そのピンを、オスコネクタハウジングのフード部に形成したガイド溝に進入させることで、ムービングプレートをオスコネクタハウジングに位置決めするようにし、また、ムービングプレートに形成したガイド溝に、メスコネクタハウジングに形成したガイド凸部を進入させることで、ムービングプレートにメスハウジングの位置決めするようにし、これにより、ムービングプレートを介して、オスコネクタハウジングとメスコネクタハウジングとを相互位置決めするようにしている。
特開2002−198127号公報 特開2002−352907号公報
しかし、ムービングプレートを介してオス・メスコネクタの位置決めを行うものであっても、特許文献2に記載の例のように、ムービングプレートとオスコネクタハウジングの位置決めは、ムービングプレート側のピンをオスコネクタハウジング側のガイド溝に進入させることで行い、ムービングプレートとメスコネクタハウジングの位置決めは、ムービングプレート側のガイド溝をメスコネクタハウジング側のガイド凸部を進入させることで行うというものでは、ムービングプレートにガイド手段として、タイプの違うピンとガイド溝を形成する必要があるので、製作が面倒な上に、成形時に相対的な寸法公差が生じる可能性が大きく、オス端子とメス端子の位置決め精度を上げるうえでは、好ましくない。
特に、多極コネクタの場合、ボルト締めにより大きなコネクタ嵌合力(挿入力)を確保したり、レバー操作により大きなコネクタ嵌合力(挿入力)を確保したりする関係で、挿入感が操作者の手に伝わりにくいため、僅かな端子相互の位置ずれが致命的な欠陥に繋がりやすいという問題もある。
本発明は、上記事情を考慮し、製作の面倒をあまり増やさずに、ムービングプレート(可動ガイド部材)を介して、コネクタハウジング同士の位置決めとオス・メス端子の位置決めとを正確に行うことのできるコネクタを提供することを目的とする。
請求項1の発明は、各コネクタハウジング内にそれぞれ複数のオス端子と複数のメス端子を収容し、前記オス端子を収容した一方のコネクタハウジングのフード部の内部に他方のコネクタハウジングを嵌合させることにより、前記オス端子とメス端子を電気接続する一対のコネクタと、前記オス端子を収容した一方のコネクタハウジングのフード部の内部に挿入され、両コネクタの嵌合前の初期状態において、前側に位置して前記複数のオス端子の突出先端を保護し、両コネクタの嵌合時に、他方のコネクタに押されて後側に移動し、それにより各メス端子に対するオス端子の接続を案内する可動ガイド部材と、を有し、前記一方のコネクタハウジングのフード部及び他方のコネクタハウジングに、前記両コネクタの嵌合方向に沿ったガイド溝がそれぞれ形成され、前記可動ガイド部材に、前記一方のコネクタハウジングのフード部のガイド溝にスライド自在に係合することで、一方のコネクタハウジングに対する可動ガイド部材の位置を決める第1のガイド凸部と、前記他方のコネクタハウジングのガイド溝にスライド自在に係合することで、前記可動ガイド部材に対する他方のコネクタハウジングの位置を決める第2のガイド凸部とが形成され、且つ、前記第1のガイド凸部と第2のガイド凸部が、一体の帯板状のリブの外側縁部と内側縁部に形成されていることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載の可動ガイド部材付きコネクタであって、前記可動ガイド部材の外側縁に前記リブが2枚平行に設けられており、その2枚のリブの間に、前記可動ガイド部材を前記一方のコネクタハウジングに係止するための弾性係止アームが配置されていることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1または2に記載の可動ガイド部材付きコネクタであって、前記可動ガイド部材と前記一方のコネクタハウジングの間に、コネクタの嵌合前の初期状態において可動ガイド部材を前側の仮係止位置に仮係止し、前記コネクタの嵌合に伴って仮係止が解除されることにより、可動ガイド部材の本係止位置への移動を許容する仮係止手段が設けられていることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、可動ガイド部材を一方のコネクタハウジングのフード部の内部に挿入するとき、また、両コネクタの嵌合に伴って可動ガイド部材が前側の位置から後側の位置まで移動するとき、第1のガイド凸部が一方のコネクタハウジングのフード部に形成されたガイド溝に係合した状態でスライドするので、可動ガイド部材を精度よくガイドすることができて、一方のコネクタハウジングに対する可動ガイド部材の位置を正確に出すことができる。
また、両コネクタを嵌合したときには、嵌合に伴って可動ガイド部材の第2ガイド凸部に、他方のコネクタハウジングのガイド溝が係合した状態でスライドするので、他方のコネクタハウジングを精度よくガイドすることができて、可動ガイド部材に対する他方のコネクタハウジングの位置を正確に出すことができる。
この際、可動ガイド部材は、オス端子の先端を保護しつつその位置を精度よく保つものであるので、第2ガイド凸部とガイド溝の案内作用によって、可動ガイド部材に対して、メス端子を収容した相手コネクタハウジングを正確に位置決めでき、それにより、メス端子に対して精度よくオス端子を誘導することができるようになる。従って、端子の「どつき」がなくなり、円滑なコネクタ接続を行うことができる。
特に、第1のガイド凸部と第2のガイド凸部は、一体のリブの外側縁部と内側縁部に形成してあるので、第1のガイド凸部と第2のガイド凸部の間の相対的な寸法公差を最小に抑えることができる。従って、両コネクタの位置決めを精度良く行うことができ、不良接続を無くすことができる。また、帯板状のリブの板面とリブの側端面でガイド溝との位置決めを行うことができるので、コネクタ嵌合方向と直交する面での両コネクタハウジングと可動ガイド部材との位置関係を精度良く決めることができる。また、単に可動ガイド部材にリブを設けると共に、両コネクタハウジングにガイド溝を設けるだけなので、製作の面倒をほとんど増やすことがなく、低コストに実現可能である。
請求項2の発明によれば、ガイド作用をなすリブを2枚平行に設けたので、より精度よく両コネクタハウジングと可動ガイド部材の位置関係を定めることができる。また、2枚のリブの間に弾性係止アームを配置しているので、可動ガイド部材の取り扱い時に、リブにより弾性係止アームを保護することができる。
請求項3の発明によれば、可動ガイド部材を一方のコネクタハウジングのフード部内に仮係止しておくことができるので、コネクタを接続するまでの間、可動ガイド部材を単独に保管しておく必要がなく、部品の取り扱いが楽である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照しながら説明する。
図1は実施形態のコネクタの嵌合前の外観斜視図、図2はオスコネクタハウジングのフード部内に挿入されるムービングプレート(可動ガイド部材)の詳細な構成を示す斜視図、図3はオスコネクタハウジングのフード部内にムービングプレートを挿入した状態を示す正面図、図4はオスコネクタハウジングの後面図、図5はコネクタ嵌合初期における図3のV−V線矢視断面図、図6はコネクタ嵌合初期における図3のVI−VI線矢視断面図、図7はコネクタ嵌合初期における図3のVII−VII線矢視断面図、図8はコネクタ本嵌合時における図6と同様の断面図、図9はコネクタ本嵌合時における図7と同様の断面図である。
このコネクタは、図1に示すように、互いに嵌合されるオスコネクタ(オス端子が収容された側のコネクタ)100及びメスコネクタ(メス端子が収容された側のコネクタ)200と、オスコネクタ100のコネクタハウジング(以下、オスコネクタハウジングという)101のフード部101F内に前面開口からコネクタ嵌合方向(前後方向)にスライド自在に装着されたムービングプレート(可動ガイド部材)150と、から主に構成されている。
オスコネクタ100は、図5に示すように、オスコネクタハウジング101の後側のブロック壁部110に形成したキャビティ112に、図示略のオス端子を装着したもので、オスコネクタハウジング101の前部の角筒形のフード部101Fの内部に、メスコネクタ200を嵌合できるようになっている。オスコネクタハウジング101は、上壁101Aと下壁101Bと左右側壁101Cとを有する正面角形をなしている。
また、メスコネクタ200は、メスコネクタハウジング201に形成したキャビティ212にそれぞれメス端子(図示略)を装着したものであり、メスコネクタハウジング201も、オスコネクタハウジング101のフード部101Fの内部に嵌まるように、上壁201Aと下壁201Bと左右側壁201Cとを有する正面角形のブロック状をなしている。
また、メスコネクタ200には、正面から見て中心部に、オスコネクタ100の中心ボス部130に固定されたナット132と連結するためのボルト800が配備されている。ボルト800の周囲には、オスコネクタ100の角柱形の中心ボス部130に嵌まる角筒部230が設けられている。そして、ボルト800をナット132に締結するに従い、オスコネクタ100にメスコネクタ200を徐々に嵌合できるようになっている。
また、オスコネクタ100のフード部101Fの内部には、前方から四角形状のムービングプレート150が装着されており、そのムービングプレート150によって、不図示のランスで保持されたオス端子がスライド自在に保護されている。オス端子とメス端子は、オス・メスコネクタ100、200を完全嵌合させた状態で、互いに対応するもの同士が電気接続される。
ムービングプレート150は、図2に示すように、本体プレート151上にオス端子をガイドする多数の貫通孔153、154を形成したもので、相手メスコネクタ200側のメス端子と嵌合するまでの間、オス端子を定位置に保持して、オス端子の突出先端の無用な変形を防止し、相手メスコネクタ200と嵌合した際に、相手コネクタ200のコネクタハウジング201に押されて、前方の仮係止位置から後方の本係止位置へスライドしてオス端子とメス端子の嵌合を案内する機能を果たす。
その仮係止のために、ムービングプレート150の左右側縁部には、仮係止用の係合部156と弾性係止アーム160とが設けられている。また、オスコネクタハウジング101の内部には、仮係止用弾性アーム(仮係止手段)104と係合凸部105とが設けられている。
図6に示すように、仮係止用弾性アーム104には、その先端に、ムービングプレート150に設けた係合部156と係合することで、ムービングプレート150を仮係止するフック104aが設けられると共に、その手前側に、オス・メスコネクタ100、200の嵌合に伴って、メスコネクタハウジング201が進入してきたときに、メスコネクタハウジング201と当接することで、メスコネクタハウジング201から仮係止用弾性アーム104を係止解除方向(図8に示すように外側)に撓ませる力を受ける傾斜壁104bとが設けられている。
オスコネクタハウジング101側の仮係止用弾性アーム104は、そのフック104aが係合部156と係合することにより、ムービングプレート150の後方への移動を阻止するようになっている。
また、図7に示すムービングプレート150側の弾性係止アーム160は、内外方向に撓み自在な板バネ状に形成されており、メスコネクタハウジング101側の係合凸部105を乗り越えて当該係合凸部105と係合することにより、ムービングプレート150の前方への移動を阻止するようになっている。
この弾性係止アーム160は、本体プレート151に連結された基端161から先端162を後方に延ばし、先端162の外面にフック163を有する矩形板状の小片であり、一部の周縁に補強用の起立縁164を有している。
そして、これら係合手段の係止作用により、コネクタ嵌合前の初期状態においてムービングプレート150を、オス端子の突出先端を保護する前側の所定位置に仮係止できるようになっている。
また、オスコネクタハウジング101のフード部101Fの内側面(左右側壁101Cの内面)及びメスコネクタハウジング201の外側面(左右側壁201Cの外面)には、両コネクタ100、200の嵌合方向に沿ったガイド溝106、206がそれぞれ形成されている。
一方、ムービングプレート150の左右側縁には、ガイド手段として機能する帯板状のリブ170が設けられている。これらリブ170は、ムービングプレート150の左右側縁にそれぞれ上下2枚ずつ設けられており、それら2枚の平行なリブ170の間に、前記弾性係止アーム160が配置され、2枚のリブ170によって弾性係止アーム160が保護されている。
これらリブ170は、板面を上下方向に向け、板幅方向を左右方向に向け、長さ方向をムービングプレート150の本体プレート151に垂直な方向に向けて形成されており、本体プレート151の前面と後面から所定寸法だけ突出する形で形成されてている。また、板幅方向の半分が、本体プレート151の左右側縁から突出する形態で形成されている。
この場合、各リブ170の板幅方向の外側半分(外側縁部)が、オスコネクタハウジング101側のガイド溝106にスライド自在に係合することで、オスコネクタハウジング101に対するムービングプレート150の位置を決める第1のガイド凸部171として機能し、また、各リブ170の板幅方向の内側半分(内側縁部)が、メスコネクタハウジング201側のガイド溝206にスライド自在に係合することで、ムービングプレート150に対するメスコネクタハウジング201の位置を決める第2のガイド凸部172として機能するように構成されており、1枚のリブ170に、それら第1のガイド凸部171と第2のガイド凸部172が一体に形成されている。
なお、ムービングプレート150の上下側縁には、ムービングプレート150とオスコネクタハウジング101のガタを吸収するためのバネ片155が設けられている。また、ムービングプレート150の中心部には、オスコネクタハウジング101の中心ボス部130及びメスコネクタハウジング201の角筒部230との干渉を避ける角孔152が設けられている。
次に作用を説明する。
オス・メスコネクタ100、200の嵌合に先だって、まず、オスコネクタハウジング101のフード部101Fの内部に、ムービングプレート150を挿入する。その際、リブ170の第1のガイド凸部171がオスコネクタハウジング101のフード部101Fに形成されたガイド溝106に係合した状態でスライドするので、ムービングプレート150を精度よくガイドすることができて、オスコネクタハウジング101にムービングプレート150を精度よく位置決めした状態で挿入することができる。
このようにムービングプレート150をオスコネクタハウジング101のフード部101Fの内部に挿入すると、図5〜図7に示すように、ムービングプレート150が、仮係止用弾性アーム104と係合部156の係合、及び、係合凸部105弾性係止アーム160の係合により、前側の仮係止位置に仮係止される。
次にオス・メスコネクタ100、200を嵌合させる場合は、オスコネクタハウジング101のフード部101F内にメスコネクタ200を挿入し、ボルト800をナット132に締め付けることで、最終位置まで嵌合させる。
その際、まず、メスコネクタハウジング201の前端が仮係止用弾性アーム104の傾斜壁104bに当接することにより、図8に示すように、仮係止用弾性アーム104が係止解除方向(外方)に撓み、ムービングプレート150の係合部156に対する仮係止が解除される。
その状態で、ムービングプレート150は移動できるようになり、更にコネクタ100、200の嵌合操作が続けられることにより、やがてメスコネクタ200がムービングプレート150に直接当接して、ムービングプレート150が押し移動される。そして、オス・メスコネクタ100、200の嵌合完了時には、ムービングプレート150は、本係止位置まで移動させられる。
その過程において、ムービングプレート150のリブ170の第1のガイド凸部171とオスコネクタハウジング101のガイド溝106の案内作用により、ムービングプレート150が精度よく位置決めされた状態で本係止位置まで挿入される。
また、両コネクタ100、200を嵌合させるのに従い、ムービングプレート150のリブ170の第2のガイド凸部172に、メスコネクタハウジング201のガイド溝206が係合した状態でスライドするので、メスコネクタハウジング201が精度よくガイドされ、ムービングプレート150に対するメスコネクタハウジング201の位置が正確に出されれる。
特に、ムービングプレート150は、オス端子の先端を保護しつつその位置を精度よく保つものであるので、第2のガイド凸部172とガイド溝206の案内作用によって、ムービングプレート150に対して、メスコネクタハウジング201が正確に位置決めされることにより、メス端子に対して精度よくオス端子を誘導することができるようになる。従って、端子の「どつき」がなくなり、円滑なコネクタ接続を行うことができる。
この場合、第1のガイド凸部171と第2のガイド凸部172を1枚のリブ170の外側縁部と内側縁部に形成しているので、第1のガイド凸部171と第2のガイド凸部172の間の相対的な寸法公差を最小に抑えることができ、従って、両コネクタ100、200の位置決めを精度良く行うことができて、不良接続を無くすことができる。また、帯板状のリブ170の板面とリブ170の側端面でガイド溝106、206との位置決めを行うことになるので、コネクタ100、200嵌合方向と直交する面内での両コネクタハウジング101、201とムービングプレート150との位置関係を精度良く決めることができる。
また、ガイド作用をなすリブ170を2枚平行に設け、それら2枚のリブ170の間に弾性係止アーム160を配置しているので、ムービングプレート150の取り扱い時に、リブ170により弾性係止アーム160を安全に保護することができる。
また、本実施形態では、ムービングプレート150をオスコネクタハウジング101のフード部101F内に仮係止しておくことができるので、オス・メスコネクタ100、200を接続するまでの間、ムービングプレート150を単独に保管しておく必要がなく、部品の取り扱いが楽である。
本発明の実施形態のコネクタの嵌合前の外観斜視図である。 オスコネクタハウジングのフード部内に挿入されるムービングプレート(可動ガイド部材)の詳細な構成を示す斜視図である。 オスコネクタハウジングのフード部内にムービングプレートを挿入した状態を示す正面図である。 オスコネクタハウジングの後面図である。 コネクタ嵌合初期における図3のV−V線矢視断面図である。 コネクタ嵌合初期における図3のVI−VI線矢視断面図である。 コネクタ嵌合初期における図3のVII−VII線矢視断面図である。 コネクタ本嵌合時における図6と同様の断面図である。 コネクタ本嵌合時における図7と同様の断面図である。 従来のコネクタの例を示す斜視図である。
符号の説明
100 オスコネクタ
101 オスコネクタハウジング
101F フード部
104 仮係止用弾性アーム
150 ムービングプレート(可動ガイド部材)
151 本体プレート
160 弾性係止アーム
170 リブ
171 第1のガイド凸部
172 第2のガイド凸部
200 メスコネクタ
201 メスコネクタハウジング
206 ガイド溝

Claims (3)

  1. 各コネクタハウジング内にそれぞれ複数のオス端子と複数のメス端子を収容し、前記オス端子を収容した一方のコネクタハウジングのフード部の内部に他方のコネクタハウジングを嵌合させることにより、前記オス端子とメス端子を電気接続する一対のコネクタと、
    前記オス端子を収容した一方のコネクタハウジングのフード部の内部に挿入され、両コネクタの嵌合前の初期状態において、前側に位置して前記複数のオス端子の突出先端を保護し、両コネクタの嵌合時に、他方のコネクタに押されて後側に移動し、それにより各メス端子に対するオス端子の接続を案内する可動ガイド部材と、を有し、
    前記一方のコネクタハウジングのフード部及び他方のコネクタハウジングに、前記両コネクタの嵌合方向に沿ったガイド溝がそれぞれ形成され、
    前記可動ガイド部材に、前記一方のコネクタハウジングのフード部のガイド溝にスライド自在に係合することで、一方のコネクタハウジングに対する可動ガイド部材の位置を決める第1のガイド凸部と、前記他方のコネクタハウジングのガイド溝にスライド自在に係合することで、前記可動ガイド部材に対する他方のコネクタハウジングの位置を決める第2のガイド凸部とが形成され、且つ、前記第1のガイド凸部と第2のガイド凸部が、一体の帯板状のリブの外側縁部と内側縁部に形成されていることを特徴とする可動ガイド部材付きコネクタ。
  2. 請求項1に記載の可動ガイド部材付きコネクタであって、
    前記可動ガイド部材の外側縁に前記リブが2枚平行に設けられており、その2枚のリブの間に、前記可動ガイド部材を前記一方のコネクタハウジングに係止するための弾性係止アームが配置されていることを特徴とする可動ガイド部材付きコネクタ。
  3. 請求項1または2に記載の可動ガイド部材付きコネクタであって、
    前記可動ガイド部材と前記一方のコネクタハウジングの間に、コネクタの嵌合前の初期状態において可動ガイド部材を前側の仮係止位置に仮係止し、前記コネクタの嵌合に伴って仮係止が解除されることにより、可動ガイド部材の本係止位置への移動を許容する仮係止手段が設けられていることを特徴とする可動ガイド部材付きコネクタ。
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