JP4950654B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、画像形成装置に関し、特に第1面に画像が形成されたシートを画像形成部に再度搬送し、シートの反対側の第2面に画像を形成するようにしたものに関する。
従来の画像形成装置においては、シートの片面(第1面)に画像を形成するモードの他、片面に画像が形成されたシートの反対側の(第2面)に画像を形成する両面モードを備えたものがある。
そして、このような画像形成装置では、両面モードの際には、画像形成部により片面に画像が形成されたシートの反対側の裏面に画像を形成するようシートを反転させ、画像形成部に再度搬送するようにしている(特許文献1参照)。
図10は、このような従来の画像形成装置の概略構成を示す図である。この画像形成装置は、画像形成の際には、まず装置本体700の下部に設けられた給紙カセット701に収納されているシートPをシート給送ローラ702により、静電転写搬送ユニット705に給送する。
次に、この静電転写搬送ユニット705に設けられた転写ベルト705aによりシートPを静電吸着してシートPをプロセスカートリッジ710に沿って搬送する。そして、このようにプロセスカートリッジ710に沿って搬送する際、プロセスカートリッジ710において形成されたトナー像をシートPに転写する。
次に、トナー画像が転写されたシートPは定着器713まで搬送され、定着器713によってトナー像が定着される。そして、この後、片面に画像を形成するモードの場合には、トナー画像が定着されたシートPは、排紙ローラ対714によって排紙トレイ725に排出される。
また、シートPの両面に画像を形成する両面モードの場合には、排紙ローラ対714よりも下流側でかつ排紙トレイ725の上方に位置する両面反転部715にシートPを導く。ここで、両面反転部715には、排紙ローラ対714を抜けた後に、排紙トレイ725に向けて排出される経路と、両面反転部715に向けて搬送される経路を切り換えるフラッパ717が設けられている。そして、シートPの両面に画像を形成する場合には、フラッパ717を、軸717aを支点として時計方向に回動させ、シートPを反転ローラ対716へと導くようにしている。
次に、シート後端が排紙ローラ対714から抜けた時点で、フラッパ717を反時計方向に回動させ、シートPを再搬送通路726へと搬送可能な位置で停止させる。この後、反転ローラ対716を逆回転させ、シートPを矢印bに示す再搬送通路726の方向に搬送する。
次に、このような反転ローラ対716の逆回転により再搬送通路726に搬送されたシートPは、画像が形成された片面(第1面)側が吸着された状態で静電転写搬送ユニット705によりプロセスカートリッジ710に沿って搬送される。これにより、シートPの裏面(第2面)に画像が形成される。
次に、このように裏面にも画像が形成された、即ち両面に画像が形成されたシートPは定着器713にてトナー像が定着され、排紙ローラ対714に搬送される。この後、シートPは、図10に示すように、回動することなくシートPを再搬送通路726へと搬送可能な位置で停止しているフラッパ717の下面を通過し、排紙トレイ725へと排出される。
特開2004−302182号公報
ところで、このような従来の画像形成装置において、両面反転部715の反転ローラ対716が、図10に示すように排紙ローラ対714の上方に位置している。このため、両面反転部715が排紙トレイ725の上方に突出するばかりでなく、装置本体700の高さも高くなって装置本体700が大型化し、コストが高くなる。
また、反転ローラ対716が排紙ローラ対714の上方に位置する場合、定着器713を構成する加熱ローラ713aと加圧ローラ713bの定着ニップNから反転ローラ対716までの距離、即ちシート搬送距離が長くなる。
ここで、このように定着ニップNから反転ローラ対716までのシート搬送距離が長くなると、定着ニップNから反転ローラ対716までシートPを搬送した後、シートPを反転させてシートPの両面に画像を形成するために必要な時間が長くなる。この結果、特に、シートの両面に画像を形成するのに要する時間が長くなり、スループットが低下する。
そこで本発明では、このような現状に鑑みてなされたものであり、装置が大型化することなく、かつスループットを低下させることなくシートの両面に画像を形成することができる画像形成装置を提供することを目的とするものである。
本発明は、画像形成部により第1面に画像が形成されたシートの反対側の第2面に画像を形成するようシートを反転させ、前記画像形成部に再度搬送する画像形成装置において、シートを搬送するシート搬送部と、前記シート搬送部の下流側に配置され、前記シート搬送部により搬送されてくるシートを排出するシート排出ローラと、前記第1面に画像が形成されたシートを再度、前記画像形成部に搬送するための再搬送通路と、前記シート搬送部と前記シート排出ローラとの間のシート搬送路から分岐して設けられた引込み通路と、前記引込み通路に設けられ、前記シート搬送部により前記シート搬送路と前記引込み通路との分岐点を経て前記引込み通路に搬送されたシートを引込み通路側に一旦引き込んだ後、反転させて前記再搬送通路に搬送する正逆転可能なシート反転搬送ローラと、前記第1面に画像が形成されたシートを前記シート反転搬送ローラに導く位置及び前記シート排出ローラに導く位置に選択的に移動する切換部材と、を備え、前記シート反転搬送ローラを、前記シート排出ローラの上方であって、前記分岐点から前記シート反転搬送ローラまでのシート搬送距離の方が、前記分岐点から前記シート排出ローラまでのシート搬送距離よりも短くなるような位置に設け、前記再搬送通路を、前記引込み通路から見て、前記シート搬送路とは反対側に設け、前記再搬送通路は、前記引き込み通路から分岐して設けられていることを特徴とするものである。
本発明のように、分岐点からのシート搬送距離を、シート排出ローラよりもシート反転搬送ローラの方が短くなるようにすることにより、装置が大型化することなく、かつスループットを低下させることなくシートの両面に画像を形成することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置の一例であるフルカラーレーザービームプリンタの構成を示す図である。100はフルカラーレーザービームプリンタ、101はフルカラーレーザービームプリンタ本体(以下、プリンタ本体という)、102はシートに画像を形成する画像形成部、13は定着部であり、この定着部13は定着ローラ対13a,13bを備えている。
画像形成部102は、スキャナーユニット4と、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(Bk)の4色のトナー画像を形成する4個のプロセスカートリッジ10(10Y、10M、10C、10Bk)を備えている。また、画像形成部102は、プロセスカートリッジ10の上方に配された中間転写ユニット5を備えている。
ここで、各プロセスカートリッジ10は、感光体ドラム20(20Y、20M、20C、20Bk)を備えている。なお、各感光体ドラム20は、その両端部を支持部材によって回転自在に支持されており、一方の端部に不図示の駆動モータからの駆動力が伝達されることにより、時計周りに回転駆動される。また、この各感光体ドラム20は、例えば直径20〜30mmのアルミシリンダの外周面に有機光導伝体層(OPC感光体)を塗布して構成されている。
中間転写ユニット5は、駆動ローラ8及びテンションローラ9に巻き掛けられた中間転写ベルト6を備えている。また、中間転写ユニット5は、中間転写ベルト6の内側に設けられ、感光体ドラム20に対向した位置で中間転写ベルト6に当接する1次転写ローラ7(7Y、7M、7C、7Bk)を備えている。なお、11は中間転写ベルト6を清掃するクリーニング部である。
ここで、中間転写ベルト6は、フィルム状部材で構成されると共に各感光体ドラム20に接するように配置され、不図示の駆動部により駆動される駆動ローラ8により矢印A方向に回転するようになっている。そして、この中間転写ベルト6に1次転写ローラ7によって正極性の転写バイアスを印加することにより、感光体ドラム上の負極性を持つ各色トナー像が順次中間転写ベルト6に多重転写される。これにより、中間転写ベルト上にはフルカラー画像が形成される。
なお、中間転写ユニット5の駆動ローラ8と対向する位置には、中間転写ベルト上に形成されたフルカラー画像をシートPに転写する2次転写部T2を構成する2次転写ローラ12が設けられている。
さらに、この2次転写ローラ12の上部に定着部13が配置され、この定着部13の左上部には排紙ローラ対14及び両面反転部15が配置されている。そして、この両面反転部15は、正逆転可能なシート反転搬送ローラである反転ローラ対16と、切換部材であるフラッパ17を備えている。
なお、図1において、26は画像形成部102により片面に画像が形成されたシートの裏面に画像を形成するため、シートの表裏を反転させて再度、画像形成部へ導くための再搬送通路である。また、24は定着部13の下流側に設けられ、シートPの後端の通過を検知する反転センサである。
次に、このように構成された画像形成装置100の画像形成動作について説明する。
画像形成動作が開始されると、まず不図示のパソコン等からの画像情報に基づきスキャナーユニット4は不図示のレーザ光を照射し、表面が所定の極性・電位に一様に帯電されている感光ドラム20の表面を順次露光して感光ドラム上に静電潜像を形成する。この後、この静電潜像をトナーにより現像し、可視化する。
例えば、まず感光ドラム20Yに、スキャナーユニット4からイエロー成分色の画像信号によるレーザ光を照射し、感光ドラム20Y上にイエローの静電潜像を形成する。そして、このイエローの静電潜像を、現像器からのイエロートナーにより現像し、イエロートナー像として可視化する。
次に、このトナー像が感光ドラム20Yの回転に伴って感光ドラム20Yと中間転写ベルト6とが当接する1次転写部に到来すると、1次転写ローラ7Yに印加した1次転写バイアスにより、感光ドラム上のイエロートナー像が中間転写ベルト6に転写される。
次に、中間転写ベルト6のイエロートナー像を担持した部位が移動すると、このときまでに上記と同様な方法で感光体ドラム20M上に形成されたマゼンタトナー像がイエロートナー像上から中間転写ベルト6に転写される。同様に、中間転写ベルト6が移動するにつれて、それぞれ1次転写部においてシアントナー像、ブラックトナー像が、イエロートナー像、マゼンタトナー像上に重ね合わせて転写される。これにより、中間転写ベルト6上にフルカラートナー画像が形成される。
また、このトナー画像形成動作に並行して給紙カセット1に収容されたシートPがピックアップローラ21により送り出される。そして、このシートPは、この後、フィードローラ22及びリタードローラ23により構成される分離部により1枚ずつに分離されてレジストローラ対2まで搬送される。
次に、レジストローラ対2のシート搬送方向下流に位置するトップセンサ3により、シートPの先端が検知されると、2次転写部T2で中間転写ベルト上のフルカラートナー像とシートPの位置を合わせるようにレジストローラ対2が駆動される。これにより、シートPは2次転写部T2まで搬送され、2次転写部T2にて、2次転写ローラ12に印加した2次転写バイアスにより、フルカラートナー像がシートP上に一括して転写される。
次に、このようにフルカラートナー像が転写されたシートPは、定着部13に搬送され、この定着部13に設けられた定着ローラ対13a,13bにより、熱及び圧力を受けて各色のトナーが溶融混色し、シートPにフルカラーの画像として定着される。この後、このように画像が定着されたシートPは、定着部13の下流に設けられた排出ローラ対14によって排紙トレイ25に排紙される。
ところで、本実施の形態のフルカラーレーザービームプリンタ100は、シートの両面に画像を形成することができるようになっている。そして、シートの両面に画像を形成する場合には、両面反転部15のフラッパ17を、不図示のソレノイド等の駆動機構により時計方向に回動させ、片面に画像が形成されたシートPを反転ローラ対16へと導く。
次に、シート後端が排紙ローラ対14から抜けた時点で、フラッパ17を反時計方向に回動させ、図1に示すシートPを再搬送通路26へと搬送可能な位置で停止させる。この後、反転ローラ対16を逆回転させ、シートPを再搬送通路26の方向に搬送する。そして、このような反転ローラ対16の逆回転により再搬送通路26に搬送されたシートPは、この後、反転した状態で2次転写部T2に搬送される。これにより、シートPの裏面に画像が形成される。
次に、裏面に画像が形成されたシートP、即ち両面に画像が形成されたシートPは定着器13にてトナー像が定着される。ここで、フラッパ17は、シートPの、不図示の次のシートを再搬送通路26に搬送するため、時計方向に回動しているが、この両面に画像が形成されたシートPが到達するまでには、シートPを再搬送通路26へと搬送可能な位置に戻り、停止している。
したがって、シートPは、回動することなくシートPを再搬送通路26へと搬送可能な位置で停止しているフラッパ17の下面を通過して排紙ローラ対14に搬送される。そして、このシート搬送部を構成する定着ローラ対13a,13bの下流側に配置され、定着ローラ対13a,13bにより搬送されてくるシートを排出するシート排出ローラである排紙ローラ対14によりシート積載部である排紙トレイ25に排出される。
次に、このように裏面に画像を形成するため、片面に画像が形成されたシートを反転させる両面反転部15の構成及び動作について説明する。
図2は、両面反転部15の構成を示す図であり、図2において、R1は定着ローラ対13a,13bと排紙ローラ対14(14a、14b)との間のシート搬送路である。また、R2はシート搬送路R1から分岐して設けられた引込み通路であり、この引込み通路R2に反転ローラ対16(16a,16b)が設けられている。
また、図2において、Bはシートを反転ローラ対側に導く位置及び排紙ローラ対側に導く位置に選択的に移動するフラッパ17の動作範囲における、フラッパ17によるシートPの搬送方向の切替えが可能となるフラッパ先端の位置を示している。なお、このフラッパ17によるシートPの搬送方向の切替えが可能となる点Bを、以下、シート搬送路R1と引込み通路R2との分岐点Bという。
そして、シートを反転ローラ対側、即ち引込み通路R2に導く場合は、フラッパ17を、この分岐点Bよりも時計回りに回動させ、シートを排紙ローラ対側、即ちシート搬送路R1に導く場合は、フラッパ17を分岐点Bよりも反時計回りに回動させるようにする。
例えば、シートPの裏面に画像を形成する場合、不図示の制御部は、シートPが分岐点Bに到達する前に、図3の(a)に示すように、フラッパ17を、軸17aを支点として時計回りに回動させる。
これにより、フラッパ17は、シートPを反転ローラ対16に導くことが可能な位置(以下、第1位置という)に移動する。なお、このようにフラッパ17を回動させるタイミングは、ピックアップローラ21により送り出されたシートPの先端が、トップセンサ3で検知された時点から所定の時間経過した後としている。
ここで、このようにフラッパ17を回動させることにより、2次転写部T2及び定着部13を通過したシートPは、図3の(b)に示すようにフラッパ17の上面を通過する。このとき、既に反転ローラ対16は矢印cに示すシート排出方向に回転している。これにより、フラッパ17の上面を通過した後、シート搬送路R1と引込み通路R2との分岐点Bを経て引込み通路R2に搬送されたシートPは、反転ローラ対16により引き込まれて、その一部が排紙トレイ25の上方に搬送される。
なお、排紙トレイ25の上方にはガイド18が配されており、フラッパ17を通過したシートPは、このガイド18に沿って、排紙トレイ側に垂れ下がることなく排紙トレイ25の上方に搬送される。
次に、このような反転ローラ対16の回転により、シートPは定着部13の定着ローラニップNを抜け、やがてシートPの後端が定着部13の下流側に位置する反転センサ24により検知される。そして、このように後端が反転センサ24により検知され、この後、所定時間が経過してシート後端がフラッパ17に到達すると、不図示の制御部からの信号により反転ローラ対16は回転を停止し、シートPの搬送を止める。
この後、図4の(a)に示すように、フラッパ17は反時計方向に回動し、シートPを再搬送通路26に搬送可能な位置(以下、第2の位置という)まで移動する。そして、このようにフラッパ17が反時計方向に回動した直後に反転ローラ対16が、逆回転を始める。
これにより、引込み通路側に一旦引き込まれたシートPは反転して矢印D方向に搬送され、定着部13の上側を通り再搬送通路26に搬送される。この後、再搬送通路26を通過したシートPは両面搬送ローラ対30に達し、この両面搬送ローラ対30によって両面搬送センサ31を経てUターンローラ対32まで搬送される。
次に、シートPは、Uターンローラ対32によって再びレジストローラ対2まで導かれ、この後、片面に画像が形成されたシートPは、レジローラ対2を通過して2次転写部T2に搬送される。そして、この2次転写部T2にてシートPの裏面にフルカラートナー像が転写され、定着部13によってフルカラートナー像がシートPに定着される。
次に、このようにフルカラートナー像が定着された後、シートPが定着ローラニップNを抜ける時点では、図4の(b)に示すようにフラッパ17は、既に既述した第2の位置に回動している。よって、シートPはフラッパ17の下面を通過し、排紙ローラ対14に導かれ、排紙ローラ対14によって排紙トレイ25に排出される。
なお、片面のみに画像が形成されたシートPを排出する場合、フラッパ17は第2の位置に位置したままとなる。これにより、定着部13を通過したシートPは、フラッパ17の下面を通りそのまま排紙ローラ対14を通過し、排紙トレイ25に排出される。
ところで、本実施の形態において、反転ローラ対16は、分岐点Bから排紙ローラ対14までの距離であるシート搬送距離L1よりも、分岐点Bから反転ローラ対16までの距離であるシート搬送距離L2の方が短くなるような位置に設けられている(図2参照)。
そして、このように構成することにより、反転ローラ対16を排紙ローラ対14よりも下流側、例えば定着部13と排紙ローラ対14との間に配置することができ、これによりプリンタ本体101の高さを低くすることができる。
さらに、このように構成することにより、定着ローラニップNから反転ローラ対16までの距離を短くすることができ、これによりシートPを反転させるのに必要な距離を短くすることができる。この結果、シートPの両面に画像を形成するのに要する時間が短くなり、スループットの低下を防ぐことができる。
次に、本発明の参考例について説明する。
図5は、本発明の参考例に係る画像形成装置の一例であるフルカラーレーザービームプリンタの構成を示す図である。なお、図5において、図1と同一符号は、同一又は相当部分を示している。
図5において、150は片面に画像が形成されたシートを搬送した後、反転させるための反転前搬送路であり、この反転前搬送路150は、排紙トレイ25の下方、即ちプリンタ本体内部に設けられている。
また、図5において、200はプリンタ本体101の上部に設けられたシート排出部であり、このシート排出部200は排紙トレイ25の上方に設けられたシート積載部である複数(2つ)の排紙ビン201,202を備えている。
そして、本参考例においては、排紙トレイ25の他、この排紙ビン201,202に、選択的に排紙通路218を経てシートを排出するようにしている。ここで、このようにシート積載部として排紙トレイ25の他に排紙ビン201,202を設けることにより、ユーザニーズを満足させることができる。
115は両面反転部であり、この両面反転部115は正逆転可能なシート反転搬送ローラである反転ローラ対116と、軸117aを支点として回動可能な切換部材であるフラッパ117を備えている。
図6は、このような両面反転部115の構成を示すものであり、図6において、B'はフラッパ117の動作範囲における、フラッパ117によるシートPの搬送方向の切替えが可能となるフラッパ先端の位置を示している。なお、以下、この点B'を分岐点B'という。
そして、シートの裏面に画像を形成する場合は、シートPが分岐点B’に到達する前に、フラッパ117を、軸117aを支点として図7の(a)に示すように、反時計回りに回動させる。これにより、フラッパ117は、シートPを反転ローラ対116に導くことが可能な第1位置に移動する。なお、このようにフラッパ117を回動させるタイミングは、ピックアップローラ21により送り出されたシートPの先端が、トップセンサ3で検知された時点から所定の時間経過した後としている。
ここで、このようにフラッパ17を回動させることにより、2次転写部T2及び定着部13を通過したシートPは、図7の(b)に示すようにフラッパ117の下面を通過する。なお、このときすでに反転ローラ対116は矢印dに示すシート排出方向に回転しており、これによりフラッパ117の下面を通過したシートPは反転前搬送路150内に引き込まれる。
次に、このような反転ローラ対116の回転により、シートPは定着部13の定着ローラニップNを抜け、やがてシートPの後端が定着部13の下流側に位置する反転センサ24により検知される。そして、このように後端が反転センサ24により検知され、この後、所定時間が経過してシート後端がフラッパ117に到達すると、反転ローラ対116は回転を停止し、シートPの搬送を止める。
この直後に、不図示の制御部は、反転ローラ対116を逆回転させる。このように反転ローラ対116が逆回転すると、一旦反転前搬送路150に引き込まれることにより、ほぼ平行な姿勢となったシートPは反転し、その剛性により、図8の(a)に示すように平行な姿勢を保ちながら矢印F方向に搬送される。
これにより、シートPは定着部13の上側を通り再搬送通路26に搬送される。この後、再搬送通路26を通過したシートPは両面搬送ローラ対30に達し、この両面搬送ローラ対30によって両面搬送センサ31を経てUターンローラ対32まで搬送される。
次に、シートPは、Uターンローラ対32によって再びレジストローラ対2まで導かれ、この後、片面に画像が形成されたシートPは、レジストローラ対2を通過して2次転写部T2に搬送される。そして、この2次転写部T2にてシートPの裏面にフルカラートナー像が転写され、定着部13によってフルカラートナー像がシートPに定着される。
なお、反転センサ24でシート後端を検知してからシートPを反転させ、シート後端がフラッパ117の先端の回動範囲を抜けるまで時間が経過した後、フラッパ117はシートPを排紙ローラ対114に搬送可能な位置(第3の位置)まで時計方向に回動する。
したがって、このようにフルカラートナー像が定着された後、シートPが定着ローラニップを抜ける時点では、図8の(b)に示すようにフラッパ117は、既に既述した第3の位置に回動している。よって、シートPはフラッパ117の上面を通過し、排紙ローラ対114に導かれ、排紙ローラ対114によって排紙トレイ25に排出される。
なお、シートPを排紙ビン201,202に排出する場合は、フラッパ117の下流側に設けられたフラッパ203,204を時計回りに回動させるようにしている。例えば、排紙ビン201にシートPを排出する場合は、フラッパ203を時計回りに回動させることにより、フラッパ117の上面を通過したシートPを排紙ローラ対205に導き、排紙ローラ対205によって排紙ビン201に排出する。
また、排紙ビン202にシートPを排出する場合は、フラッパ203,204を時計回りに回動させることにより、フラッパ117の上面を通過したシートPを排紙ローラ対206に導き、排紙ローラ対206によって排紙ビン202に排出する。
さらに、片面のみに画像が形成されたシートPを排出する場合、フラッパ117は第3の位置に位置したままとなる。これにより、定着部13を通過したシートPは、フラッパ117の上面を通りそのまま排紙ローラ対114を通過し、排紙トレイ25、もしくは排紙ビン201,202に排出される。
ここで、本参考例のように、プリンタ本体内部に反転前搬送路150を設け、裏面に画像を形成する場合には、片面に画像が形成されたシートを反転前搬送路150に搬送することにより、シートPがユーザの目に触れないようにすることができる。
これにより、裏面に画像を形成するため反転されるシートPにユーザが触れないようにすることができ、片面に画像が形成されたシートPが反転される前、ユーザが誤って反転動作前にシートPを引き抜くのを防ぐことができる。
さらに、既に排紙トレイ25に排出されたシートに反転シートPが接触しないようにすることができ、これにより排紙トレイ上のシートの整列性が悪化するのを防ぐことができると共に反転中のシートPにもダメージを与えないようにすることができる。
ここで、本参考例において、反転ローラ対116は、分岐点B’から排紙ローラ対114までの距離であるシート搬送距離L1’よりも、分岐点B’から反転ローラ対116までのシート搬送距離L2’の方が短くなる位置に配置されている(図6参照)。
そして、このように構成することにより、定着ローラニップNから反転ローラ対116までの距離を短くすることができ、これによりシートPを反転させるのに必要な距離を短くすることができる。この結果、シートPの両面に画像を形成するのに要する時間が短くなり、スループットの低下を防ぐことができる。
さらに、排紙ローラ対114は、排紙ローラ対114のニップN1の位置よりも反転ローラ対116のニップN2の位置が下方になるよう配置されている(図6参照)。そして、このように装置高さ方向で、反転ローラ対116を排紙ローラ対114よりも下方に配置することにより、プリンタ本体101を小型化することができる。
次に、本発明の第の実施の形態について説明する。
図9は、本実施の形態に係る画像形成装置の一例であるフルカラーレーザービームプリンタの構成を示す図である。なお、図9において、図1と同一符号は、同一又は相当部分を示している。
本実施の形態に係るフルカラーレーザービームプリンタは、図9に示すようにプリンタ本体上部にスキャナーリーダ600が取り付けられている。そして、このスキャナーリーダ600によって読み取った画像情報に基づいて画像形成部102により画像を形成するようにしている。
ところで、このように上部にスキャナーリーダ600が取り付けられている場合、画像が形成されたシートは、プリンタ本体101の側壁面に設けられた排紙トレイ504に排出される。
ここで、このようにシートをプリンタ本体101の側面に設けられた排紙トレイ504に排出するため、プリンタ本体101の上部には片面、或は両面に画像が形成されたシートを排紙トレイ504まで搬送する排紙通路R3が設けられている。なお、この排紙通路R3は、反転前搬送路150の下方に設けられると共に、この排紙通路R3には、第1〜第3搬送ローラ対510〜512と、排紙ローラ対513が設けられている。
そして、片面、或は両面に画像が形成されたシートPが定着ローラニップを抜ける時点では、フラッパ17は、すでに既述した第1の位置に回動している。これにより、シートPはフラッパ17の下面を通過し、第1〜第3搬送ローラ対510〜512により排紙ローラ対513に搬送され、排紙ローラ対513により排紙トレイ504に排出される。
このように、排紙通路R3に、排紙ローラ対513の他に、少なくとも1つ以上の搬送ローラ対を備えることにより、排紙ローラ対513の位置を任意に設定することができる。この結果、スキャナーリーダ600等の様々な排紙オプションの取り付け、及びマルチファンクション化等、様々な対応をとることが可能となり、これによりユーザニーズを満足させることができる。なお、排紙通路R3に配置する搬送ローラ対の数は2対に限らず1対以上であれば良く、排紙通路R3も直線状でなくても良い。
本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置の一例であるフルカラーレーザービームプリンタの構成を示す図。 上記フルカラーレーザービームプリンタに設けられた両面反転部の構成を示す図。 上記フルカラーレーザービームプリンタのシート両面に画像を形成する動作を説明する第1の図。 上記フルカラーレーザービームプリンタのシート両面に画像を形成する動作を説明する第2の図。 本発明の参考例に係る画像形成装置の一例であるフルカラーレーザービームプリンタの構成を示す図。 上記フルカラーレーザービームプリンタに設けられた両面反転部の構成を示す図。 上記フルカラーレーザービームプリンタのシート両面に画像を形成する動作を説明する第1の図。 上記フルカラーレーザービームプリンタのシート両面に画像を形成する動作を説明する第2の図。 本発明の第の実施の形態に係る画像形成装置の一例であるフルカラーレーザービームプリンタの構成を示す図。 従来の画像形成装置の概略構成を示す図。
符号の説明
13 定着部
13a,13b 定着ローラ対
14 排紙ローラ対
15 両面反転部
16 反転ローラ対
17 フラッパ
25 排紙トレイ
26 再搬送通路
100 フルカラーレーザービームプリンタ
101 フルカラーレーザービームプリンタ本体(プリンタ本体)
102 画像形成部
115 両面反転部
116 反転ローラ対
117 フラッパ
150 反転前搬送路
201,202 排紙ビン
504 排紙トレイ
510〜512 第1〜第3搬送ローラ対
600 スキャナーリーダ
B,B’ 分岐点
L1,L1’ 分岐点から排紙ローラ対までのシート搬送距離
L2,L2’ 分岐点から反転ローラ対までのシート搬送距離
P シート
R1 シート搬送路
R2 引込み通路
R3 排紙通路

Claims (3)

  1. 画像形成部により第1面に画像が形成されたシートの反対側の第2面に画像を形成するようシートを反転させ、前記画像形成部に再度搬送する画像形成装置において、
    シートを搬送するシート搬送部と、
    前記シート搬送部の下流側に配置され、前記シート搬送部により搬送されてくるシートを排出するシート排出ローラと、
    前記第1面に画像が形成されたシートを再度、前記画像形成部に搬送するための再搬送通路と、
    前記シート搬送部と前記シート排出ローラとの間のシート搬送路から分岐して設けられ
    た引込み通路と、
    前記引込み通路に設けられ、前記シート搬送部により前記シート搬送路と前記引込み通路との分岐点を経て前記引込み通路に搬送されたシートを引込み通路側に一旦引き込んだ後、反転させて前記再搬送通路に搬送する正逆転可能なシート反転搬送ローラと、
    前記第1面に画像が形成されたシートを前記シート反転搬送ローラに導く位置及び前記シート排出ローラに導く位置に選択的に移動する切換部材と、を備え、
    前記シート反転搬送ローラを、前記シート排出ローラの上方であって、前記分岐点から前記シート反転搬送ローラまでのシート搬送距離の方が、前記分岐点から前記シート排出ローラまでのシート搬送距離よりも短くなるような位置に設け、
    前記再搬送通路を、前記引込み通路から見て、前記シート搬送路とは反対側に設け、前記再搬送通路は、前記引き込み通路から分岐して設けられていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記切換部材は、第1面に画像が形成されたシートを前記シート排出ローラに導く位置にある場合に、前記再搬送通路の一部を形成していることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 装置本体の側面に設けられ、前記シート排出ローラにより排出されるシートが積載されるシート積載部と、
    装置本体内部に設けられ、前記シート搬送部により前記シート排出ローラに向けて搬送されるシートが通過する排紙通路と、を備え、
    前記排紙通路に、前記シート搬送部により搬送されたシートを前記シート排出ローラに向けて搬送する搬送ローラ対を備えたことを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
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