JP4949918B2 - 車両およびその制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、車両およびその制御方法に関する。
従来、この種の車両としては、エンジンと、第1モータと、エンジンのクランクシャフトと第1モータの回転軸と駆動軸とにそれぞれキャリアとサンギヤとリングギヤとが接続された遊星歯車機構と、駆動軸に接続された第2モータと、エンジンのクランクシャフトの回転を停止した状態でロックするロック機構と、を備えるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この車両では、減速時にエンジンの運転を停止してクランクシャフトをロックし、第1モータにより回生制動するものとしている。
特開2005−138779号公報
上述と同様の構成の車両では、モータからの動力を用いて走行している最中に、各モータの永久磁石の配置などに起因するコギングトルクやトルクリップルの周波数が車両の共振周波数と一致する場合があり、この場合、車両に振動や異音が生じる。こうした振動や異音は運転者に違和感を与えることから改善することが望ましい。
本発明の車両およびその制御方法は、車両の振動を抑制すると共に要求に応じた走行を行なうことを目的とする。
本発明の車両およびその制御方法は、上述の目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の車両は、
内燃機関と、
動力を入出力可能な第1電動機と、
車軸に連結された駆動軸と前記内燃機関の出力軸と前記第1電動機の回転軸との3軸に接続され、該3軸のうちのいずれか2軸に入出力される動力に基づいて残余の軸に動力を入出力する3軸式動力入出力手段と、
前記駆動軸に動力を入出力可能な第2電動機と、
前記第1電動機および前記第2電動機と電力のやりとりが可能な蓄電手段と、
前記内燃機関の出力軸を回転不能に固定する固定手段と、
前記第1電動機の回転数である第1回転数を検出する第1回転数検出手段と、
前記第2電動機の回転数である第2回転数を検出する第2回転数検出手段と、
前記駆動軸に要求される要求トルクを設定する要求トルク設定手段と、
所定の固定条件が成立して前記固定手段により前記内燃機関の出力軸を回転不能に固定している最中に、前記検出された第1回転数が車両の共振周波数帯を含む共振回転数領域外となると共に前記検出された第2回転数が前記共振回転数領域外となるときには所定の制約に基づいて前記設定された要求トルクに基づくトルクが前記駆動軸に出力されるよう前記第1電動機と前記第2電動機とを制御し、前記検出された第1回転数が前記共振回転数領域内となると共に前記検出された第2回転数が前記共振回転数領域外となるときには前記所定の制約より前記第1電動機から出力されるトルクが小さくなると共に前記設定された要求トルクに基づくトルクが前記駆動軸に出力されるよう前記第1電動機と前記第2電動機とを制御し、前記検出された第1回転数が前記共振回転数領域外となると共に前記検出された第2回転数が前記共振回転数領域内となるときには前記所定の制約より前記第2電動機から出力されるトルクが小さくなると共に前記設定された要求トルクに基づくトルクが前記駆動軸に出力されるよう前記第1電動機と前記第2電動機とを制御する制御手段と、
を備えることを要旨とする。
この本発明の車両では、所定の固定条件が成立して固定手段により内燃機関の出力軸を回転不能に固定している最中に、第1電動機の回転数である第1回転数が車両の共振周波数帯を含む共振回転数領域外となると共に第2電動機の回転数である第2回転数が共振回転数領域外となるときには所定の制約に基づいて駆動軸に要求される要求トルクに基づくトルクが駆動軸に出力されるよう第1電動機と第2電動機とを制御し、第1回転数が共振回転数領域内となると共に第2回転数が共振回転数領域外となるときには所定の制約より第1電動機から出力されるトルクが小さくなると共に要求トルクに基づくトルクが駆動軸に出力されるよう第1電動機と第2電動機とを制御し、第1回転数が共振回転数領域外となると共に第2回転数が共振回転数領域内となるときには所定の制約より第2電動機から出力されるトルクが小さくなると共に要求トルクに基づくトルクが駆動軸に出力されるよう第1電動機と第2電動機とを制御する。所定の固定条件が成立して固定手段により内燃機関の出力軸を回転不能に固定している最中は、固定手段に作用する反力を用いて第1電動機からのトルクを駆動軸に出力することができるから、第1電動機から出力されるトルクと第2電動機から出力されるトルクとにより車両が走行可能な状態にある。このとき、第1回転数または第2回転数のうちいずれか一方が共振回転数領域内となると共に他方が共振回転数領域外となるときにはその一方に対応する電動機から出力されるトルクが所定の制約より小さくなるよう制御するから、車両の振動を抑制することができる。また、要求トルクに基づくトルクが駆動軸に出力されるよう制御するから、要求に応じた走行を行なうことができる。この結果、車両の振動を抑制すると共に要求に応じた走行を行なうことができる。
こうした本発明の車両において、前記制御手段は、前記検出された第1回転数が前記共振回転数領域内となると共に前記検出された第2回転数が前記共振回転数領域外となるときには前記設定された要求トルクが前記駆動軸に出力される範囲内で前記第1電動機から出力されるトルクが最も小さくなるよう前記第1電動機と前記第2電動機とを制御し、前記検出された第1回転数が前記共振回転数領域外となると共に前記検出された第2回転数が前記共振回転数領域内となるときには前記設定された要求トルクが前記駆動軸に出力される範囲内で前記第2電動機から出力されるトルクが最も小さくなるよう前記第1電動機と前記第2電動機とを制御する手段であるものとすることもできる。こうすれば、要求トルクが駆動軸に出力される範囲内で電動機を制御するから、要求に応じた走行をより確実に行なうことができる。また、要求トルクが駆動軸に出力される範囲内で回転数が共振回転数領域内となる電動機から出力されるトルクが最も小さくなるよう制御するから、車両の振動をより確実に抑制することができる。ここで、最も小さくなるトルクとしては値0のトルクが含まれる。
また、本発明の車両において、前記所定の固定条件は、前記蓄電手段の残容量が所定残容量以上になる条件とアクセル操作量が所定操作量以上となる条件とシフトポジションが後進走行用のポジションにある条件と車速が所定車速未満となる条件とのうち少なくともいずれか一つを含む条件であるものとすることもできる。
本発明の車両の制御方法は、
内燃機関と、動力を入出力可能な第1電動機と、車軸に連結された駆動軸と前記内燃機関の出力軸と前記第1電動機の回転軸との3軸に接続され該3軸のうちのいずれか2軸に入出力される動力に基づいて残余の軸に動力を入出力する3軸式動力入出力手段と、前記駆動軸に動力を入出力可能な第2電動機と、前記第1電動機および前記第2電動機と電力のやりとりが可能な蓄電手段と、前記内燃機関の出力軸を回転不能に固定する固定手段と、を備える車両の制御方法であって、
所定の固定条件が成立して前記固定手段により前記内燃機関の出力軸を回転不能に固定している最中に、前記第1電動機の回転数である第1回転数が車両の共振周波数帯を含む共振回転数領域外となると共に前記第2電動機の回転数である第2回転数が前記共振回転数領域外となるときには所定の制約に基づいて前記駆動軸に要求される要求トルクに基づくトルクが前記駆動軸に出力されるよう前記第1電動機と前記第2電動機とを制御し、前記第1回転数が前記共振回転数領域内となると共に前記第2回転数が前記共振回転数領域外となるときには前記所定の制約より前記第1電動機から出力されるトルクが小さくなると共に前記要求トルクに基づくトルクが前記駆動軸に出力されるよう前記第1電動機と前記第2電動機とを制御し、前記第1回転数が前記共振回転数領域外となると共に前記第2回転数が前記共振回転数領域内となるときには前記所定の制約より前記第2電動機から出力されるトルクが小さくなると共に前記要求トルクに基づくトルクが前記駆動軸に出力されるよう前記第1電動機と前記第2電動機とを制御する、
ことを特徴とする。
この本発明の車両の制御方法では、所定の固定条件が成立して固定手段により内燃機関の出力軸を回転不能に固定している最中に、第1電動機の回転数である第1回転数が車両の共振周波数帯を含む共振回転数領域外となると共に第2電動機の回転数である第2回転数が共振回転数領域外となるときには所定の制約に基づいて駆動軸に要求される要求トルクに基づくトルクが駆動軸に出力されるよう第1電動機と第2電動機とを制御し、第1回転数が共振回転数領域内となると共に第2回転数が共振回転数領域外となるときには所定の制約より第1電動機から出力されるトルクが小さくなると共に要求トルクに基づくトルクが駆動軸に出力されるよう第1電動機と第2電動機とを制御し、第1回転数が共振回転数領域外となると共に第2回転数が共振回転数領域内となるときには所定の制約より第2電動機から出力されるトルクが小さくなると共に要求トルクに基づくトルクが駆動軸に出力されるよう第1電動機と第2電動機とを制御する。所定の固定条件が成立して固定手段により内燃機関の出力軸を回転不能に固定している最中は、固定手段に作用する反力を用いて第1電動機からのトルクを駆動軸に出力することができるから、第1電動機から出力されるトルクと第2電動機から出力されるトルクとにより車両が走行可能な状態にある。このとき、第1回転数または第2回転数のうちいずれか一方が共振回転数領域内となると共に他方が共振回転数領域外となるときにはその一方に対応する電動機から出力されるトルクが所定の制約より小さくなるよう制御するから、車両の振動を抑制することができる。また、要求トルクに基づくトルクが駆動軸に出力されるよう制御するから、要求に応じた走行を行なうことができる。この結果、車両の振動を抑制すると共に要求に応じた走行を行なうことができる。なお、3軸式動力入出力手段の3軸の回転数比と共振回転数領域との関係により第1回転数および第2回転数が共に共振回転数領域内となるときには所定の制約に基づいて要求トルクに基づくトルクが駆動軸に出力されるよう第1電動機と第2電動機とを制御するものとする。
次に、本発明を実施するための最良の形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例であるハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。実施例のハイブリッド自動車20は、図示するように、エンジン22と、エンジン22の出力軸としてのクランクシャフト26にダンパ28を介して接続された3軸式の動力分配統合機構30と、動力分配統合機構30に接続された発電可能なモータMG1と、動力分配統合機構30に接続された駆動軸としてのリングギヤ軸32aに取り付けられた減速ギヤ35と、この減速ギヤ35に接続されたモータMG2と、車両全体をコントロールするハイブリッド用電子制御ユニット70とを備える。
エンジン22は、ガソリンまたは軽油などの炭化水素系の燃料により動力を出力する内燃機関であり、エンジン22の運転状態を検出する各種センサから信号を入力するエンジン用電子制御ユニット(以下、エンジンECUという)24により燃料噴射制御や点火制御,吸入空気量調節制御などの運転制御を受けている。エンジンECU24は、ハイブリッド用電子制御ユニット70と通信しており、ハイブリッド用電子制御ユニット70からの制御信号によりエンジン22を運転制御すると共に必要に応じてエンジン22の運転状態に関するデータをハイブリッド用電子制御ユニット70に出力する。なお、エンジンECU24は、図示しないクランクポジションセンサからのクランクポジションに基づいてクランクシャフト26の回転数、即ちエンジン22の回転数Neも演算している。
エンジン22のクランクシャフト26は、クラッチC1を介して車体に固定されており、クラッチC1がオフされるとその回転が自由となると共にクラッチC1がオンされるとその回転が禁止されるようになっている。クラッチC1は、ハイブリッド用電子制御ユニット70によりオンオフされる。
動力分配統合機構30は、外歯歯車のサンギヤ31と、このサンギヤ31と同心円上に配置された内歯歯車のリングギヤ32と、サンギヤ31に噛合すると共にリングギヤ32に噛合する複数のピニオンギヤ33と、複数のピニオンギヤ33を自転かつ公転自在に保持するキャリア34とを備え、サンギヤ31とリングギヤ32とキャリア34とを回転要素として差動作用を行なう遊星歯車機構として構成されている。動力分配統合機構30は、キャリア34にはエンジン22のクランクシャフト26が、サンギヤ31にはモータMG1が、リングギヤ32にはリングギヤ軸32aを介して減速ギヤ35がそれぞれ連結されており、モータMG1が発電機として機能するときにはキャリア34から入力されるエンジン22からの動力をサンギヤ31側とリングギヤ32側にそのギヤ比ρ(サンギヤ31の歯数/リングギヤ32の歯数)に応じて分配し、モータMG1が電動機として機能するときにはキャリア34から入力されるエンジン22からの動力とサンギヤ31から入力されるモータMG1からの動力を統合してリングギヤ32側に出力する。リングギヤ32に出力された動力は、リングギヤ軸32aからギヤ機構60およびデファレンシャルギヤ62を介して、最終的には車両の駆動輪63a,63bに出力される。動力分配統合機構30のギヤ比ρは、エンジン22からの動力を効率よく分配または統合してリングギヤ32側に出力する比として設計されており、このギヤ比ρとモータMG2からの動力を減速してリングギヤ32側に伝達する減速ギヤ35のギヤ比Grとの関係から、モータMG1がモータMG2に比して大きな回転数をもって回転するようになっている。
モータMG1およびモータMG2は、いずれも発電機として駆動することができると共に電動機として駆動できる周知の同期発電電動機として構成されており、インバータ41,42を介してバッテリ50と電力のやりとりを行なう。インバータ41,42とバッテリ50とを接続する電力ライン54は、各インバータ41,42が共用する正極母線および負極母線として構成されており、モータMG1,MG2のいずれかで発電される電力を他のモータで消費することができるようになっている。したがって、バッテリ50は、モータMG1,MG2のいずれかから生じた電力や不足する電力により充放電されることになる。なお、モータMG1,MG2により電力収支のバランスをとるものとすれば、バッテリ50は充放電されない。モータMG1,MG2は、いずれもモータ用電子制御ユニット(以下、モータECUという)40により駆動制御されている。モータECU40には、モータMG1,MG2を駆動制御するために必要な信号、例えばモータMG1,MG2の回転子の回転位置を検出する回転位置検出センサ43,44からの信号や図示しない電流センサにより検出されるモータMG1,MG2に印加される相電流などが入力されており、モータECU40からは、インバータ41,42へのスイッチング制御信号が出力されている。モータECU40は、ハイブリッド用電子制御ユニット70と通信しており、ハイブリッド用電子制御ユニット70からの制御信号によってモータMG1,MG2を駆動制御すると共に必要に応じてモータMG1,MG2の運転状態に関するデータをハイブリッド用電子制御ユニット70に出力する。なお、モータECU40は、回転位置検出センサ43,44からの信号に基づいてモータMG1,MG2の回転数Nm1,Nm2も演算している。
バッテリ50は、バッテリ用電子制御ユニット(以下、バッテリECUという)52によって管理されている。バッテリECU52には、バッテリ50を管理するのに必要な信号、例えば、バッテリ50の端子間に設置された図示しない電圧センサからの端子間電圧,バッテリ50の出力端子に接続された電力ライン54に取り付けられた図示しない電流センサからの充放電電流,バッテリ50に取り付けられた温度センサ51からの電池温度Tbなどが入力されており、必要に応じてバッテリ50の状態に関するデータを通信によりハイブリッド用電子制御ユニット70に出力する。また、バッテリECU52は、バッテリ50を管理するために電流センサにより検出された充放電電流の積算値に基づいて残容量(SOC)を演算したり、演算した残容量(SOC)と電池温度Tbとに基づいてバッテリ50を充放電してもよい最大許容電力である入出力制限Win,Woutを演算している。なお、バッテリ50の入出力制限Win,Woutは、電池温度Tbに基づいて入出力制限Win,Woutの基本値を設定し、バッテリ50の残容量(SOC)に基づいて出力制限用補正係数と入力制限用補正係数とを設定し、設定した入出力制限Win,Woutの基本値に補正係数を乗じることにより設定することができる。図2に電池温度Tbと入出力制限Win,Woutとの関係の一例を示し、図3にバッテリ50の残容量(SOC)と入出力制限Win,Woutの補正係数との関係の一例を示す。
ハイブリッド用電子制御ユニット70は、CPU72を中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPU72の他に処理プログラムを記憶するROM74と、データを一時的に記憶するRAM76と、図示しない入出力ポートおよび通信ポートとを備える。ハイブリッド用電子制御ユニット70には、イグニッションスイッチ80からのイグニッション信号,シフトレバー81の操作位置を検出するシフトポジションセンサ82からのシフトポジションSP,アクセルペダル83の踏み込み量を検出するアクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Acc,ブレーキペダル85の踏み込み量を検出するブレーキペダルポジションセンサ86からのブレーキペダルポジションBP,車速センサ88からの車速Vなどが入力ポートを介して入力されている。ハイブリッド用電子制御ユニット70からは、エンジン22のクランクシャフト26を回転不能に固定するクラッチC1の図示しないアクチュエータへのオンオフ信号などが出力ポートを介して出力されている。ハイブリッド用電子制御ユニット70は、前述したように、エンジンECU24やモータECU40,バッテリECU52と通信ポートを介して接続されており、エンジンECU24やモータECU40,バッテリECU52と各種制御信号やデータのやりとりを行なっている。なお、シフトポジションSPとしては、前進走行用のドライブポジション(Dポジション)、後進走行用のリバースポジション(Rポジション)、中立のニュートラルポジション(Nポジション)、駐車時に用いる駐車ポジション(Pポジション)などがある。
こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20は、運転者によるアクセルペダル83の踏み込み量に対応するアクセル開度Accと車速Vとに基づいて駆動軸としてのリングギヤ軸32aに出力すべき要求トルクを計算し、この要求トルクに対応する要求動力がリングギヤ軸32aに出力されるように、エンジン22とモータMG1とモータMG2とが運転制御される。エンジン22とモータMG1とモータMG2の運転制御としては、要求動力に見合う動力がエンジン22から出力されるようにエンジン22を運転制御すると共にエンジン22から出力される動力のすべてが動力分配統合機構30とモータMG1とモータMG2とによってトルク変換されてリングギヤ軸32aに出力されるようモータMG1およびモータMG2を駆動制御するトルク変換運転モードや要求動力とバッテリ50の充放電に必要な電力との和に見合う動力がエンジン22から出力されるようにエンジン22を運転制御すると共にバッテリ50の充放電を伴ってエンジン22から出力される動力の全部またはその一部が動力分配統合機構30とモータMG1とモータMG2とによるトルク変換を伴って要求動力がリングギヤ軸32aに出力されるようモータMG1およびモータMG2を駆動制御する充放電運転モード、エンジン22の運転を停止してモータMG1,MG2からの要求動力に見合う動力をリングギヤ軸32aに出力するよう運転制御するモータ運転モードなどがある。モータ運転モードでは、クラッチC1をオンとしてクラッチC1に作用する反力を用いてモータMG1からの動力を駆動軸としてのリングギヤ軸32aに出力することができる状態でモータMG1とモータMG2との両モータからの動力や両モータのうちいずれか一方からの動力により走行したり、クラッチC1をオフとしてエンジン22のクランクシャフト26が回転可能な状態でモータMG2からの動力だけで走行することができる。図4に、クラッチC1をオンとしてモータMG1およびモータMG2からの動力により走行している状態の動力分配統合機構30の回転要素における回転数とトルクとの力学的な関係を示す共線図を示す。図中、左のS軸はモータMG1の回転数Nm1であるサンギヤ31の回転数を示し、C軸はエンジン22の回転数Neであるキャリア34の回転数を示し、R軸はモータMG2の回転数Nm2を減速ギヤ35のギヤ比Grで除したリングギヤ32の回転数Nrを示す。R軸上の2つの太線矢印は、クラッチC1に作用する反力を用いてモータMG1からリングギヤ32側に出力されるトルク(−Tm1/ρ)と、モータMG2から減速ギヤ35を介してリングギヤ32側に伝達されるトルク(Tm2・Gr)とを示す。
次に、実施例のハイブリッド自動車20の動作について説明する。図5はハイブリッド用電子制御ユニット70により実行されるクラッチオン時モータ制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、シフトポジションSPがDポジションの状態でクラッチC1がオンのときに所定時間毎(例えば数msec毎)に繰り返し実行される。なお、クラッチC1は、実施例では、車両の運転モードがモータ運転モードのときにバッテリ50の残容量(SOC)が十分に余裕がある状態を示す閾値Sref以上のときやアクセル開度Accがアクセルペダル83の比較的大きな踏み込みを示す閾値Aref以上のときにオンされるものとし、閾値Sref,閾値Arefはバッテリ50の容量やモータMG2の特性などに基づいて予め定められた値を用いるものとした。
クラッチオン時モータ制御ルーチンが実行されると、ハイブリッド用電子制御ユニット70のCPU72は、まず、アクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Acc,車速センサ88からの車速V,モータMG1,MG2の回転数Nm1,Nm2,バッテリ50の入出力制限Win,Woutなど制御に必要なデータを入力する処理を実行する(ステップS100)。ここで、モータMG1,MG2の回転数Nm1,Nm2は、回転位置検出センサ43,44により検出されたモータMG1,MG2の回転子の回転位置に基づいて演算されたものをモータECU40から通信により入力するものとした。また、バッテリ50の入出力制限Win,Woutは、バッテリ50の電池温度Tbとバッテリ50の残容量(SOC)とに基づいて設定されたものをバッテリECU52から通信により入力するものとした。
こうしてデータを入力すると、入力したアクセル開度Accと車速Vとに基づいて車両に要求されるトルクとして駆動軸としてのリングギヤ軸32aに出力すべき要求トルクTr*を設定する(ステップS110)。要求トルクTr*は、実施例では、アクセル開度Accと車速Vと要求トルクTr*との関係を予め定めて要求トルク設定用マップとしてROM74に記憶しておき、アクセル開度Accと車速Vとが与えられると記憶したマップから対応する要求トルクTr*を導出して設定するものとした。図6に要求トルク設定用マップの一例を示す。
続いて、バッテリ50の入出力制限Win,Woutをリングギヤ軸32aの回転数Nrで割ることによりモータMG1およびモータMG2から駆動軸としてのリングギヤ軸32aに出力してもよいトルクの上下限としてのトルク制限Tmin,Tmaxを次式(1)および式(2)により計算し(ステップS120)、モータMG2の定格トルクTm2limに減速ギヤ35のギヤ比Grを乗じたものとモータMG1の定格トルクTm1limを動力分配統合機構30のギヤ比ρで除したものとの差分の絶対値をモータMG1およびモータMG2から駆動軸としてのリングギヤ軸32aに出力してもよい定格最大トルクTlimとして式(3)により設定し(ステップS130)、設定した要求トルクTr*を式(4)によりトルク制限Tmin,Tmaxおよび定格最大トルクTlim,定格最小トルク(−Tlim)で制限して制御用トルクT*を設定する(ステップS140)。ここで、リングギヤ軸32aの回転数Nrは、車速Vに換算係数kを乗じること(Nr=k・V)によって求めたり、モータMG2の回転数Nm2を減速ギヤ35のギヤ比Grで割ること(Nr=Nm2/Gr)によって求めることができる。また、モータMG1,MG2の定格トルクTm1lim,Tm2limは、実施例では、モータMG1,MG2の回転数Nm1,Nm2に基づいて設定することができる。図7にモータの定格トルクの一例を示す。
Tmin = Win/Nr (1)
Tmax = Wout/Nr (2)
Tlim = |Tm2lim・Gr-Tm1lim/ρ| (3)
T* = max(min(Tr*,Tmax,Tlim),Tmin,-Tlim) (4)
こうして制御用トルクT*を設定すると、モータMG1の回転数Nm1の絶対値が車両の共振周波数帯を含む共振回転数領域である閾値Nref1以上かつ閾値Nref2以下の範囲内にあるか否かを判定すると共に(ステップS150)、モータMG2の回転数Nm2の絶対値が同様に車両の共振回転数領域である閾値Nref1以上かつ閾値Nref2以下の範囲内にあるか否かを判定する(ステップS160)。モータMG1,MG2の回転数Nm1,Nm2の絶対値が共に車両の共振回転数領域の範囲外と判定されたときには、モータMG1,MG2の駆動により車両が共振することはないと判断し、設定した制御用トルクT*と入力した車速Vとに基づいて制御用トルクT*のうちモータMG1から駆動軸としてのリングギヤ軸32aに出力すべきトルクのトルク配分率Km1を設定し(ステップS180)、設定したトルク配分率Km1と制御用トルクT*とを用いて次式(5)および式(6)によりモータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*を設定する(ステップS200)。ここで、閾値Nref1,Nref2は、車両の特性に基づいて予め実験等により求められた値を用いることができる。また、モータMG1のトルク配分率Km1は、実施例では、車速Vに対してモータMG1およびモータMG2を効率よく力行駆動または回生駆動して制御用トルクT*が駆動軸としてのリングギヤ軸32aに出力されるよう制御用トルクT*と車速VとモータMG1のトルク配分率Km1との関係を予め定めてROM74に記憶しておき、制御用トルクT*と車速Vとが与えられると記憶したマップから対応するトルク配分率Km1を導出して設定するものとした。
Tm1* = -Km1・T* ・ρ (5)
Tm2* = (1-Km1)・T* /Gr (6)
こうしてモータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*を設定すると、モータMG2のトルク指令Tm2*の絶対値が定格トルクTm2limの絶対値より大きいか否かを判定すると共に(ステップS210)、モータMG1のトルク指令Tm1*の絶対値が定格トルクTm1limの絶対値より大きいか否かを判定する(ステップS220)。モータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*の絶対値が共に定格トルクTm1lim,Tm2limの絶対値以下のときには、設定されたトルク指令Tm1*,Tm2*に相当するトルクをモータMG1,MG2から出力することができると判断し、モータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*をそのままモータECU40に送信して(ステップS250)、クラッチオン時モータ制御ルーチンを終了する。トルク指令Tm1*,Tm2*を受信したモータECU40は、トルク指令Tm1*でモータMG1が駆動されると共にトルク指令Tm2*でモータMG2が駆動されるようインバータ41,42のスイッチング素子のスイッチング制御を行なう。こうした制御により、クラッチC1をオンとしてバッテリ50の入出力制限Win,WoutおよびモータMG1,MG2の定格トルクTm1lim,Tm2limの範囲内でモータMG1とモータMG2とを効率よく駆動して駆動軸としてのリングギヤ軸32aに要求トルクTr*を出力して走行することができる。
モータMG2のトルク指令Tm2*の絶対値が定格トルクTm2limの絶対値より大きいときには、トルク指令Tm2*と定格トルクTm2limとの差分に相当するトルクがモータMG1から出力されるよう次式(7)によりモータMG1のトルク指令Tm1*を再設定すると共にモータMG2のトルク指令Tm2*に定格トルクTm2limを再設定し(ステップS230)、モータMG1のトルク指令Tm1*の絶対値が定格トルクTm1limの絶対値より大きいときには、トルク指令Tm1*と定格トルクTm1limとの差分に相当するトルクがモータMG2から出力されるよう次式(8)によりモータMG2のトルク指令Tm2*を再設定すると共にモータMG1のトルク指令Tm1*に定格トルクTm1limを再設定し(ステップS240)、設定したトルク指令Tm1*,Tm2*をモータECU40に送信して(ステップS250)、クラッチオン時モータ制御ルーチンを終了する。なお、実施例では、ステップS130で設定した定格最大トルクTlimを用いて要求トルクTr*を制限した制御用トルクT*をモータMG1とモータMG2とに分配しているから、再設定されたトルク指令Tm1*,Tm2*がモータMG1,MG2の定格トルクTm1lim,Tm2limを超えることはない。
Tm1* ← Tm1*-(Tm2*-Tm2lim)・Gr・ρ (7)
Tm2* ← Tm2*-(Tm1*-Tm1lim)/Gr/ρ (8)
ステップS150でモータMG1の回転数Nm1の絶対値が共振回転数領域の範囲内と判定されたときには、モータMG1の駆動により車両が共振する可能性が生じると判断し、モータMG1のトルク配分率Km1に値0を設定する(ステップS170)。一方、ステップS150でモータMG1の回転数Nm1の絶対値が共振回転数領域の範囲外と判定されたときであってもモータMG2の回転数Nm2の絶対値が共振回転数領域の範囲内と判定されたときには、モータMG2の駆動により車両が共振する可能性が生じると判断し、モータMG1のトルク配分率Km1に値1、即ちモータMG2のトルク配分率(1−Km1)に値0を設定する(ステップS190)。そして、ステップS200〜S250の処理を実行して、クラッチオン時モータ制御ルーチンを終了する。
いま、バッテリ50の残容量(SOC)に十分余裕があるためにクラッチC1をオンとした状態で、シフトポジションSPがDポジションとされて車両が発進する際に、運転者により比較的小さなトルクが要求されているときと、比較的大きなトルクが要求されているときとを考える。図8は、比較的小さなトルクが要求されているときの駆動軸としてのリングギヤ軸32aに出力すべき要求トルクTr*とモータMG2から出力されるトルクTm2とモータMG1から出力されるトルクTm1に値−1を乗じたものとの時間変化の一例を模式的に示す説明図であり、図9は、比較的大きなトルクが要求されているときの要求トルクTr*とトルクTm2とトルクTm1に値−1を乗じたものとの時間変化の一例を模式的に示す説明図である。図8では、まず、モータMG1とモータMG2とにより要求トルクTr*が効率よく分配され出力されて発進する。動力分配統合機構30のギヤ比ρと減速ギヤ35のギヤ比Grとの関係から、先にモータMG1の回転数Nm1の絶対値が車両の共振回転数領域の範囲内となり、モータMG1に分配されていたトルクをモータMG2から出力して走行する(時間t1−t2)。その後、モータMG2の回転数Nm2の絶対値が車両の共振回転数領域の範囲内となり、モータMG2に分配されていたトルクをモータMG1から出力して走行する(時間t3−t4)。図9では、まず、モータMG1とモータMG2とにより要求トルクTr*が効率よく分配され出力されて発進し、先にモータMG1の回転数Nm1の絶対値が車両の共振回転数領域の範囲内となり、モータMG1に分配されていたトルクをモータMG2の定格トルクTm2limの範囲内でモータMG2から出力して走行する(時間t11−t12)。その後、モータMG2の回転数Nm2の絶対値が車両の共振回転数領域の範囲内となり、モータMG2に分配されていたトルクをモータMG1の定格トルクTm1limの範囲内でモータMG1から出力して走行する(時間t13−t14)。こうして車両の共振回転数領域でモータトルクが小さくなるよう制御するのは、モータトルクが大きいほど回転子の永久磁石の配置や擬似的な三相交流に起因するトルク脈動が大きく増幅されてしまうためである。このように、モータMG1,MG2の回転数Nm1,Nm2のうちいずれか一方が車両の共振回転数領域の範囲内となると共に他方が車両の共振回転数領域の範囲外となるときにはその一方に対応するモータから出力されるトルクがモータMG1,MG2を効率よく駆動するときに出力されるトルクより小さくなるようモータMG1,MG2を制御するから、車両の共振に伴う振動や異音を抑制することができる。また、バッテリ50の入出力制限Win,Woutに基づくトルク制限Tmin,TmaxおよびモータMG1,MG2の定格トルクTm1lim,Tm2limの範囲内で駆動軸としてのリングギヤ軸32aに要求トルクTr*が出力されて走行するようモータMG1,MG2を制御するから、より確実に要求に応じた走行を行なうことができる。しかも、車両の共振回転数領域では対応するモータからのトルクが値0になるよう制御するから、車両の振動や異音をより確実に抑制することができる。これらの結果、車両の共振に伴う振動や異音を抑制すると共に要求に応じた走行を行なうことができる。
以上説明した実施例のハイブリッド自動車20によれば、モータMG1,MG2の回転数Nm1,Nm2のうちいずれか一方が車両の共振回転数領域の範囲内となると共に他方が車両の共振回転数領域の範囲外となるときにはその一方に対応するモータから出力されるトルクがモータMG1,MG2を効率よく駆動するときに出力されるトルクより小さくなるようモータMG1,MG2を制御するから、車両の共振に伴う振動や異音を抑制することができる。また、バッテリ50の入出力制限Win,Woutに基づくトルク制限Tmin,TmaxおよびモータMG1,MG2の定格トルクTm1lim,Tm2limの範囲内で駆動軸としてのリングギヤ軸32aに要求トルクTr*が出力されて走行するようモータMG1,MG2を制御するから、要求に応じた走行を行なうことができる。この結果、車両の振動を抑制すると共に要求に応じた走行を行なうことができる。
実施例のハイブリッド自動車20では、クラッチC1をオンとする条件として、バッテリ50の残容量(SOC)が閾値Sref以上となる条件やアクセル開度Accが閾値Aref以上となる条件を用いるものとしたが、これらに加えて又は代えて、シフトポジションSPがRポジションである条件や車速Vが閾値Vref未満となる条件を用いるものとしてもよい。シフトポジションSPがRポジションの状態でクラッチC1をオンとしてモータMG1およびモータMG2からの動力により走行するときの動力分配統合機構30の回転要素における回転数とトルクとの力学的な関係を示す共線図を図10に示す。このときにも、モータMG1,MG2の回転数Nm1,Nm2のうちいずれか一方が車両の共振回転数領域の範囲内となると共に他方が車両の共振回転数領域の範囲外となるときにはその一方に対応するモータから出力されるトルクがモータMG1,MG2を効率よく駆動するときに出力されるトルクより小さくなるようモータMG1,MG2を制御するものとすればよい。こうすれば、車両の振動を抑制すると共に要求に応じたリバース走行を行なうことができる。
実施例のハイブリッド自動車20では、モータMG1の回転数Nm1の絶対値が車両の共振回転数領域の範囲内と判定されたときには、モータMG1のトルク配分率Km1に値0を設定するものとしたが、モータMG1,MG2を効率よく駆動するときに出力されるトルクよりも小さなトルクがモータMG1から出力されるものであれば、いかなるトルク配分率を設定するものとしてもよい。同様に、モータMG2の回転数Nm2の絶対値が車両の共振回転数領域の範囲内と判定されたときにはモータMG2のトルク配分率(1−Km1)に値0を設定するものとしたが、モータMG1,MG2を効率よく駆動するときに出力されるトルクよりも小さなトルクがモータMG2から出力されるものであれば、いかなるトルク配分率を設定するものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、モータMG1のトルク配分率Km1,モータMG2のトルク配分率(1−Km1)として、モータMG1,MG2の回転数Nm1,Nm2の絶対値がそれぞれ車両の共振回転数領域の範囲内と判定されたときには直ちに値0を設定するものとしたが、モータMG1,MG2の回転数Nm1,Nm2の絶対値がそれぞれ車両の共振回転数領域の範囲内になると予測されたときにはレート処理により値0に向けて徐々に小さな値を設定するものとしてもよい。このときの要求トルクTr*とモータMG2から出力されるトルクTm2とモータMG1から出力されるトルクTm1に値−1を乗じたものとの時間変化の一例を模式的に示す説明図を図11に示す。
実施例のハイブリッド自動車20では、減速ギヤ35を介して駆動軸としてのリングギヤ軸32aにモータMG2を取り付けるものとしたが、リングギヤ軸32aにモータMG2を直接取り付けるものとしてもよいし、減速ギヤ35に代えて2段変速や3段変速,4段変速などの変速機を介してリングギヤ軸32aにモータMG2を取り付けるものとしても構わない。
実施例のハイブリッド自動車20では、モータMG2の動力を減速ギヤ35により変速してリングギヤ軸32aに出力するものとしたが、図12の変形例のハイブリッド自動車120に例示するように、モータMG2の動力をリングギヤ軸32aが接続された車軸(駆動輪63a,63bが接続された車軸)とは異なる車軸(図12における車輪64a,64bに接続された車軸)に出力するものとしてもよい。
また、こうしたハイブリッド自動車に適用するものに限定されるものではなく、自動車以外の車両の形態としてもよいし、こうした車両の制御方法の形態としても構わない。
ここで、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施例では、エンジン22が「内燃機関」に相当し、
モータMG1が「第1電動機」に相当し、動力分配統合機構30が「3軸式動力入出力手段」に相当し、モータMG2が「第2電動機」に相当し、バッテリ50が「蓄電手段」に相当し、クラッチC1が「固定手段」に相当し、モータMG1の回転子の回転位置を検出する回転位置検出センサ43と回転位置検出センサ43により検出された回転位置に基づいてモータMG1の回転数Nm1を演算するモータECU40とが「第1回転数検出手段」に相当し、モータMG2の回転子の回転位置を検出する回転位置検出センサ44と回転位置検出センサ44により検出された回転位置に基づいてモータMG2の回転数Nm2を演算するモータECU40とが「第2回転数検出手段」に相当し、アクセル開度Accと車速Vとに基づいて要求トルクTr*を設定する図5のクラッチオン時モータ制御ルーチンのステップS110の処理を実行するハイブリッド用電子制御ユニット70が「要求トルク設定手段」に相当し、クラッチC1がオンのときにモータMG1,MG2の回転数Nm1,Nm2のうちいずれか一方が車両の共振回転数領域の範囲内となると共に他方が車両の共振回転数領域の範囲外となるときにはその一方に対応するモータから出力されるトルクがモータMG1,MG2を効率よく駆動するときに出力されるトルクより小さくなるように且つバッテリ50の入出力制限Win,Woutに基づくトルク制限Tmin,TmaxおよびモータMG1,MG2の定格トルクTm1lim,Tm2limの範囲内で駆動軸としてのリングギヤ軸32aに要求トルクTr*が出力されて走行するようにモータMG1,MG2を制御する図5のクラッチオン時モータ制御ルーチンを実行するハイブリッド用電子制御ユニット70とトルク指令Tm1*,Tm2*を受信してモータMG1,MG2を制御するモータECU40とが「制御手段」に相当する。ここで、「内燃機関」としては、ガソリンまたは軽油などの炭化水素系の燃料により動力を出力する内燃機関に限定されるものではなく、水素エンジンなど如何なるタイプの内燃機関であっても構わない。「第1電動機」としては、同期発電電動機として構成されたモータMG1に限定されるものではなく、誘導電動機など、動力を入出力可能なものであれば如何なるタイプの発電機としても構わない。「3軸式動力入出力手段」としては、上述の動力分配統合機構30に限定されるものではなく、ダブルピニオン式の遊星歯車機構を用いるものや複数の遊星歯車機構を組み合わせて4以上の軸に接続されるものやデファレンシャルギヤのように遊星歯車とは異なる作動作用を有するものなど、駆動軸と内燃機関の出力軸と第1電動機の回転軸との3軸に接続され3軸のうちのいずれかに軸に入出力される動力に基づいて残余の軸に動力を入出力するものであれば如何なるものとしても構わない。「第2電動機」としては、同期発電電動機として構成されたモータMG2に限定されるものではなく、誘導電動機など、駆動軸に動力を入出力可能なものであれば如何なるタイプの電動機であっても構わない。「蓄電手段」としては、二次電池としてのバッテリ50に限定されるものではなく、キャパシタなど、第1電動機および第2電動機と電力のやりとりが可能であれば如何なるものとしても構わない。「固定手段」としては、クラッチC1に限定されるものではなく、電磁式や油圧式に拘わらずブレーキなど、内燃機関の出力軸を回転不能に固定するものであれば如何なるものとしても構わない。「第1回転数検出手段」としては、センサとセンサにより検出された回転位置に基づいて回転数を演算するものとの組み合わせに限定されるものではなく、第1電動機の回転数を検出するものであれば如何なるものとしても構わない。「第2回転数検出手段」としては、センサとセンサにより検出された回転位置に基づいて回転数を演算するものとの組み合わせに限定されるものではなく、第2電動機の回転数を検出するものであれば如何なるものとしても構わない。「要求トルク設定手段」としては、アクセル開度Accと車速Vとに基づいて要求トルクTr*を設定するものに限定されるものではなく、アクセル開度Accだけに基づいて要求トルクを設定するものや走行経路が予め設定されているものにあっては走行経路における走行位置に基づいて要求トルクを設定するものなど、駆動軸に要求される要求トルクを設定するものであれば如何なるものとしても構わない。「制御手段」としては、ハイブリッド用電子制御ユニット70とエンジンECU24とモータECU40とからなる組み合わせに限定されるものではなく単一の電子制御ユニットにより構成されるなどとしてもよい。また、「制御手段」としては、クラッチC1がオンのときにモータMG1,MG2の回転数Nm1,Nm2のうちいずれか一方が車両の共振回転数領域の範囲内となると共に他方が車両の共振回転数領域の範囲外となるときにはその一方に対応するモータから出力されるトルクがモータMG1,MG2を効率よく駆動するときに出力されるトルクより小さくなるように且つバッテリ50の入出力制限Win,Woutに基づくトルク制限Tmin,TmaxおよびモータMG1,MG2の定格トルクTm1lim,Tm2limの範囲内で駆動軸としてのリングギヤ軸32aに要求トルクTr*が出力されて走行するようにモータMG1,MG2を制御する図5のクラッチオン時モータ制御ルーチンを実行するハイブリッド用電子制御ユニット70とトルク指令Tm1*,Tm2*を受信してモータMG1,MG2を制御するモータECU40とに限定されるものではなく、所定の固定条件が成立して固定手段により内燃機関の出力軸を回転不能に固定している最中に第1回転数が車両の共振周波数帯を含む共振回転数領域外となると共に第2回転数が共振回転数領域外となるときには所定の制約に基づいて要求トルクに基づくトルクが駆動軸に出力されるよう第1電動機と第2電動機とを制御し、第1回転数が共振回転数領域内となると共に第2回転数が共振回転数領域外となるときには所定の制約より第1電動機から出力されるトルクが小さくなると共に要求トルクに基づくトルクが駆動軸に出力されるよう第1電動機と第2電動機とを制御し、第1回転数が共振回転数領域外となると共に第2回転数が共振回転数領域内となるときには所定の制約より第2電動機から出力されるトルクが小さくなると共に要求トルクに基づくトルクが駆動軸に出力されるよう第1電動機と第2電動機とを制御するものであれば如何なるものとしても構わない。なお、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施例が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための最良の形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施例は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
以上、本発明を実施するための最良の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、車両の製造産業などに利用可能である。
本発明の一実施例であるハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。 バッテリ50における電池温度Tbと入出力制限Win,Woutとの関係の一例を示す説明図である。 バッテリ50の残容量(SOC)と入出力制限Win,Woutの補正係数との関係の一例を示す説明図である。 クラッチC1をオンとしてモータMG1およびモータMG2からの動力により走行している状態の動力分配統合機構30の回転要素における回転数とトルクとの力学的な関係を示す共線図の一例を示す説明図である。 実施例のハイブリッド用電子制御ユニット70により実行されるクラッチオン時モータ制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。 要求トルク設定用マップの一例を示す説明図である。 モータの定格トルクの一例を示す説明図である。 比較的小さなトルクが要求されているときの要求トルクTr*とモータMG2からのトルクTm2とモータMG1からのトルクTm1に値−1を乗じたものとの時間変化の一例を模式的に示す説明図である。 比較的大きなトルクが要求されているときの要求トルクTr*とモータMG2からのトルクTm2とモータMG1からのトルクTm1に値−1を乗じたものとの時間変化の一例を模式的に示す説明図である。 クラッチC1をオンとしてモータMG1およびモータMG2からの動力によりリバース走行している状態の動力分配統合機構30の回転要素における回転数とトルクとの力学的な関係を示す共線図の一例を示す説明図である。 トルク配分率をレート処理により設定するときの要求トルクTr*とモータMG2からのトルクTm2とモータMG1からのトルクTm1に値−1を乗じたものとの時間変化の一例を模式的に示す説明図である。 変形例のハイブリッド自動車120の構成の概略を示す構成図である。
符号の説明
20,120 ハイブリッド自動車、22 エンジン、24 エンジン用電子制御ユニット(エンジンECU)、26 クランクシャフト、28 ダンパ、30 動力分配統合機構、31 サンギヤ、32 リングギヤ、32a リングギヤ軸、33 ピニオンギヤ、34 キャリア、35 減速ギヤ、40 モータ用電子制御ユニット(モータECU)、41,42 インバータ、43,44 回転位置検出センサ、50 バッテリ、51 温度センサ、52 バッテリ用電子制御ユニット(バッテリECU)、54 電力ライン、60 ギヤ機構、62 デファレンシャルギヤ、63a,63b 駆動輪、64a,64b 車輪、70 ハイブリッド用電子制御ユニット、72 CPU、74 ROM、76 RAM、80 イグニッションスイッチ、81 シフトレバー、82 シフトポジションセンサ、83 アクセルペダル、84 アクセルペダルポジションセンサ、85 ブレーキペダル、86 ブレーキペダルポジションセンサ、88 車速センサ、C1 クラッチ、MG1,MG2 モータ。

Claims (3)

  1. 内燃機関と、
    動力を入出力可能な第1電動機と、
    車軸に連結された駆動軸と前記内燃機関の出力軸と前記第1電動機の回転軸との3軸に接続され、該3軸のうちのいずれか2軸に入出力される動力に基づいて残余の軸に動力を入出力する3軸式動力入出力手段と、
    前記車軸に連結された前記駆動軸に動力を入出力可能な第2電動機と、
    前記第1電動機および前記第2電動機と電力のやりとりが可能な蓄電手段と、
    前記内燃機関の出力軸を回転不能に固定する固定手段と、
    前記第1電動機の回転数である第1回転数を検出する第1回転数検出手段と、
    前記第2電動機の回転数である第2回転数を検出する第2回転数検出手段と、
    前記駆動軸に要求される要求トルクを設定する要求トルク設定手段と、
    前記蓄電手段の残容量が所定残容量以上になる条件とシフトポジションが後進走行用のポジションにある条件とのうち少なくともいずれかを含む条件である所定の固定条件が成立して前記固定手段により前記内燃機関の出力軸を回転不能に固定している最中に、前記検出された第1回転数が車両の共振周波数帯を含む共振回転数領域外となると共に前記検出された第2回転数が前記共振回転数領域外となるときには所定の制約に基づいて前記設定された要求トルクに基づくトルクが前記駆動軸に出力されるよう前記第1電動機と前記第2電動機とを制御し、前記検出された第1回転数が前記共振回転数領域内となると共に前記検出された第2回転数が前記共振回転数領域外となるときには前記所定の制約より前記第1電動機から出力されるトルクが小さくなると共に前記設定された要求トルクに基づくトルクが前記駆動軸に出力されるよう前記第1電動機と前記第2電動機とを制御し、前記検出された第1回転数が前記共振回転数領域外となると共に前記検出された第2回転数が前記共振回転数領域内となるときには前記所定の制約より前記第2電動機から出力されるトルクが小さくなると共に前記設定された要求トルクに基づくトルクが前記駆動軸に出力されるよう前記第1電動機と前記第2電動機とを制御する制御手段と、
    を備える車両。
  2. 前記制御手段は、前記検出された第1回転数が前記共振回転数領域内となると共に前記検出された第2回転数が前記共振回転数領域外となるときには前記設定された要求トルクが前記駆動軸に出力される範囲内で前記第1電動機から出力されるトルクが最も小さくなるよう前記第1電動機と前記第2電動機とを制御し、前記検出された第1回転数が前記共振回転数領域外となると共に前記検出された第2回転数が前記共振回転数領域内となるときには前記設定された要求トルクが前記駆動軸に出力される範囲内で前記第2電動機から出力されるトルクが最も小さくなるよう前記第1電動機と前記第2電動機とを制御する手段である請求項1記載の車両。
  3. 内燃機関と、動力を入出力可能な第1電動機と、車軸に連結された駆動軸と前記内燃機関の出力軸と前記第1電動機の回転軸との3軸に接続され該3軸のうちのいずれか2軸に入出力される動力に基づいて残余の軸に動力を入出力する3軸式動力入出力手段と、前記車軸に連結された前記駆動軸に動力を入出力可能な第2電動機と、前記第1電動機および前記第2電動機と電力のやりとりが可能な蓄電手段と、前記内燃機関の出力軸を回転不能に固定する固定手段と、を備える車両の制御方法であって、
    前記蓄電手段の残容量が所定残容量以上になる条件とシフトポジションが後進走行用のポジションにある条件とのうち少なくともいずれかを含む条件である所定の固定条件が成立して前記固定手段により前記内燃機関の出力軸を回転不能に固定している最中に、前記第1電動機の回転数である第1回転数が車両の共振周波数帯を含む共振回転数領域外となると共に前記第2電動機の回転数である第2回転数が前記共振回転数領域外となるときには所定の制約に基づいて前記駆動軸に要求される要求トルクに基づくトルクが前記駆動軸に出力されるよう前記第1電動機と前記第2電動機とを制御し、前記第1回転数が前記共振回転数領域内となると共に前記第2回転数が前記共振回転数領域外となるときには前記所定の制約より前記第1電動機から出力されるトルクが小さくなると共に前記要求トルクに基づくトルクが前記駆動軸に出力されるよう前記第1電動機と前記第2電動機とを制御し、前記第1回転数が前記共振回転数領域外となると共に前記第2回転数が前記共振回転数領域内となるときには前記所定の制約より前記第2電動機から出力されるトルクが小さくなると共に前記要求トルクに基づくトルクが前記駆動軸に出力されるよう前記第1電動機と前記第2電動機とを制御する、
    ことを特徴とする車両の制御方法。

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