JP4948309B2 - コネクタ接続検知装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複数のコネクタの接続を検知するコネクタ接続検知装置に関する。
従来、複数の負荷を制御する制御部には、装置内の複数の箇所にそれぞれ配置された複数の負荷を制御するための信号配線が接続されている。例えば、画像形成装置である場合、複数の負荷として、用紙の位置を検出するセンサ、用紙の搬送を行う駆動モータ、駆動を伝達する電磁クラッチ等が挙げられる。
これらの負荷は、機器の動作に対して所定の役割を持っており、故障などの動作不良を起こした際には、負荷の動作不良は、画像形成装置の様々な動作不良の現象として顕在化することになる。
これらの動作不良の現象は、すぐには一義的な原因に結びつかないことが多く、複数の要因から原因を究明する必要がある。例えば、画像形成装置の紙搬送部の動作不良について説明する(図2参照)。用紙カセット(21a)は用紙を収納する。ピックアップローラ(22a)は用紙カセット(21a)から用紙206を搬送するためのピックアップローラである。ピックアップローラ(22a)は、これを上下駆動するソレノイドによって駆動され、用紙給送開始時に下に下がって用紙(206)に当接し、用紙(206)が給紙されると、上に上がって用紙(206)から離間する。ローラ対(23)は用紙(206)を1枚ずつ用紙搬送路(24)に分離・給送するローラである。
また、紙センサ(112)は、用紙搬送開始後、所定の時間で用紙が用紙搬送路(24)に達したこと、また用紙を検出してから所定時間内に用紙が通過することを検知する。この紙センサ(112)が用紙搬送開始後、所定時間で用紙を検知できない場合、もしくは用紙を検知した後所定時間で用紙が紙センサ(112)を通過し終わらない場合、用紙詰まりが発生したことになる。
用紙詰まりが発生する原因としては、用紙を検出するセンサ、そのセンサをON/OFFに駆動するためのメカニカル部品、用紙を搬送するローラ(22a)、ローラ対(23)を駆動するモータ等の不良がある。その他、ピックアップローラ(22a)を上下に動作させるソレノイドとそれに係わるメカニカルな機構、またセンサ、ソレノイド、モータを駆動するコネクタの接続不良や、信号断線、制御基板の不良など、多岐にわたる。このため、このような問題の迅速な原因究明および修復には、時間がかかってしまう場合が多かった。
こうした中で、特に近年の画像形成装置においては、制御の複雑化による信号/制御負荷の増加があり、それらを制御する基板から多数の信号コネクタが引き出されている。接続するコネクタが多いことは、製造時や装置メンテナンス時などにコネクタを接続し忘れや接続不良を起こす原因の1つとなっている。それによって生じる様々な現象からその原因がコネクタの接続不良であることを突き止めるまでに、前述のような様々な要因から特定していく必要があるため、時間を要してしまっていた。
また、コネクタの接続検知に関しては、特許文献1に記載の方法が開示されている。この方法は、制御基板側のコネクタの第一端をプルアップし、もう一端をGNDに接続し、コネクタの配線や接続先の基板等でこのコネクタの両端を接続し、制御基板でコネクタの第一端の電圧を監視することで、コネクタの接続を検出する方法である。
特開平05−289790号公報
しかしながら、上記従来のコネクタ接続検知方法では、コネクタ1つ1つに対して検知が必要になっていた。このため、コネクタ抜け箇所を迅速に特定することが難しかった。すなわち、コネクタの接続不良がある場合、どのコネクタが抜けているかといった明確な対応を迅速に取ることが難しかった。
そこで、本発明は、装置が異常動作を行ってしまう前に、複数のコネクタの中から迅速にコネクタ抜け箇所を特定できるコネクタ接続検知装置を提供することを目的とする。
本発明のコネクタ接続検知装置は、第1のピンおよび第2のピンを有する第1〜第Nの被装着側コネクタに、前記第1のピンおよび第2のピンにそれぞれ対応した第3のピンおよび第4のピンを有する第1〜第N(Nは値3以上の整数)の装着側コネクタがそれぞれ装着される際、コネクタの接続を検知するコネクタ接続検知装置であって、前記第1〜第Nの被装着側コネクタのうち、前記第1の被装着側コネクタの前記第1のピンを第1の抵抗を介して電源に接続するとともに、前記第1の被装着側コネクタの前記第2のピンを第1のコンデンサを介してグランドに接続し、前記第2〜第N−1の被装着側コネクタの前記第1のピンをそれぞれ前記第1〜第N−2の被装着側コネクタの前記第2のピンに接続し、前記第2〜第N−1の被装着側コネクタの前記第2のピンをそれぞれ第2のコンデンサ〜第N−1のコンデンサを介してグランドに接続し、第Nの被装着側コネクタの前記第2のピンを第Nのコンデンサを介してグランドに接続するとともに、前記第Nの被装着側コネクタの前記第1のピンを前記第N−1の被装着側コネクタの前記第2のピンに接続し、前記第1〜第Nの装着側コネクタのそれぞれの前記第3のピン前記第4のピンを導通させて構成され、前記第1の被装着側コネクタの前記第1のピンの電圧立ち上がり時間を計測する立ち上がり時間計測手段と、前記時間計測手段により計測された電圧立ち上がり時間に応じて、前記第1〜第Nの被装着側コネクタの各々の接続状況を検知する接続状況検知手段とを備えたことを特徴とする。
本発明のコネクタ接続検知装置は、第1の被装着側コネクタの第1のピンの電圧立ち上がり時間を計測し、この計測された電圧立ち上がり時間に応じて、複数のコネクタの接続状況を検知する。これにより、コンデンサの充電時間に基づき、コネクタの未接続箇所を予め判別することができる。従って、装置が異常動作を行ってしまう前に、迅速に問題箇所を特定することができる。
請求項に係るコネクタ接続検知装置によれば、構成を単純化することができる。請求項に係るコネクタ接続装置によれば、使用者等がコネクタ抜け箇所を容易に知ることができる。請求項に係るコネクタ接続装置によれば、正常な範囲内での動作を確保することができる。
本発明のコネクタ接続検知装置の実施の形態について図面を参照しながら説明する。本実施形態のコネクタ接続検知装置は、画像形成装置である電子写真カラー複写機内の制御基板に取り付けられた複数のコネクタの接続検知に適用される。
[第1の実施形態]
図1は第1の実施形態における電子写真カラー複写機の全体構成を概略的に示す断面図である。本実施形態の電子写真カラー複写機は、複数の画像形成部を並列に配し、かつ中間転写方式を採用したカラー画像出力装置である。
この電子写真カラー複写機は、画像読取部1Rおよび画像出力部1Pを有する。画像読取部1Rは、原稿画像を光学的に読み取り、電気信号に変換して画像出力部1Pに送信する。画像出力部1Pは、複数(本実施形態では4つ)並設された画像形成部10(10a、10b、10c、10d)、給紙ユニット20、中間転写ユニット30、定着ユニット40、クリーニングユニット50および制御ユニット80を有する。
個々のユニットについて詳しく説明する。各画像形成部10(10a、10b、10c、10d)は同じ構成を有する。各画像形成部10(10a、10b、10c、10d)では、第一の像担持体としてのドラム状の電子写真感光体、即ち、感光体ドラム11(11a、11b、11c、11d)が回転自在に軸支され、図中矢印方向に回転駆動される。
感光体ドラム11a〜11dの外周面に対向してその回転方向に、一次帯電器12(12a、12b、12c、12d)、光学系13(13a、13b、13c、13d)および折り返しミラー16(16a、16b、16c、16d)が配置されている。また、現像装置14(14a、14b、14c、14d)およびクリーニング装置15(15a、15b、15c、15d)が配置されている。
一次帯電器12a〜12dは、感光体ドラム11a〜11dの表面に均一な帯電量の電荷を与える。光学系13a〜13dは、記録画像信号出力部1Rからの記録画像信号に応じて変調した、例えばレーザビームなどの光線を、折り返しミラー16a〜16dを介して感光体ドラム11a〜11d上に露光する。これにより、感光体ドラム11a〜11d上には、静電潜像が形成される。
現像装置14a〜14dは、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックといった4色の現像剤(以下、「トナー」という)をそれぞれ収納し、上記静電潜像を顕像化する。顕像化された可視画像は、画像転写領域Ta、Tb、Tc、Tdで、中間転写ユニット30を構成する第二の像担持体としてのベルト状の中間転写体、即ち中間転写ベルト31に転写される。
画像転写領域Ta、Tb、Tc、Tdの下流側では、クリーニング装置15a、15b、15c、15dは、中間転写体に転写されずに感光体ドラム11a〜11d上に残されたトナーを掻き落とし、ドラム表面の清掃を行う。上記プロセスにより、各トナーによる画像形成が順次行われる。
給紙ユニット20は、転写材Pを収納するためのカセット21a、21bおよび手差しトレイ27、およびカセット21a、21bもしくは手差しトレイ27より転写材Pを一枚ずつ送り出すためのピックアップローラ22a、22b、26を有する。また、給紙ユニット20は、各ピックアップローラ22a、22b、26から送り出された転写材Pを更に搬送するための給紙ローラ対23、給紙ガイド24およびレジストローラ25a、25bを有する。レジストローラ25a、25bは、各画像形成部の画像形成タイミングに合わせて転写材Pを二次転写領域Teへ送り出すために用いられる。
本実施形態では、特に、用紙給紙部であるカセット21aを例にとって説明する。図2はカセット21aの概略構成を示す図である。図中、用紙カセット21aは用紙を収納する。ピックアップローラ22aは用紙カセット21aから転写材Pである用紙206を搬送するためのピックアップローラである。ピックアップローラ22aは、ピックアップローラ22aを上下駆動するソレノイド(図示せず)によって駆動され、用紙給送開始時に下に下がって用紙206に当接し、用紙206が給紙されると上に上がって用紙206から離間する。ローラ対23は用紙206を1枚ずつ用紙搬送路24に分離・給送するローラである。
また、紙センサ112は、用紙搬送開始後、所定の時間で用紙が用紙搬送路24に達したこと、また用紙を検出してから所定時間内に用紙が通過することを検知する。この紙センサ112が用紙搬送開始後、所定時間で用紙を検知できない場合、もしくは用紙を検知した後所定時間で用紙が紙センサ112を通過し終わらない場合、用紙詰まりが発生したことになる。
図3は画像形成装置を制御する制御基板114の構成の一部を示す図である。制御基板114は制御ユニット80に搭載されている。本実施形態では、制御基板114には、第1〜第Nの被装着側コネクタとして、第1、第2、第3のコネクタとして、コネクタ105、106、107が取り付けられ(実装され)ている。また、コネクタ105、107、109とそれぞれ嵌合する第1〜第Nの装着側コネクタとして、ハーネス側コネクタ106、108、110が用意されている。
コネクタ105の左端のピン105aは、抵抗R1(第1の抵抗)を介して電源3.3Vに接続され、電圧検出信号102が入力される電圧検出回路(図4参照)に接続される。電圧検出回路の動作については後述する。
コネクタ105の右端ピン105bは、コネクタ107の左端ピン107aに接続されるとともに、抵抗R2(第2の抵抗)を介してGND(グランド)に接続される。コネクタ107の右端ピン107bは、コネクタ109の左端ピン109aに接続されるとともに、抵抗R3を介してGNDに接続される。コネクタ109の右端ピン109bは抵抗R4を介してGNDに接続される。これらのコネクタは、カセット21aの制御を行う、主な負荷と接続されている。
コネクタ105は、ハーネス側コネクタ106と嵌合され、ピックアップローラ22aを上下駆動するソレノイド(SL)111に接続される。コネクタ107は、ハーネス側コネクタ108と嵌合され、用紙搬送路24上の用紙を検出する紙センサ(SNS)112に接続される。コネクタ109は、ハーネス側コネクタ110と嵌合され、ピックアップローラ22aおよびローラ対23を回転駆動するモータ(MT)113に接続される。
各ハーネス側コネクタ106,108,110では、各々の右端のピン(第3のピン)と左端のピン(第4のピン)がハーネスで接続されており、導通している。これにより、各々のコネクタが制御基板上のコネクタと嵌合されると、制御基板上のコネクタ105,107,109の左右の端ピンがそれぞれ接続されることになる。
ここで、電圧検知信号102とコネクタの接続状況に関して説明する。本実施形態においては、説明を簡略化するために、R1=R2=R3=R4=10KΩとする。この場合、第2〜第Nの抵抗は全て同じ抵抗値を有する。まず、コネクタが全て接続されている場合、電圧検知信号102に現れる電圧Vdetは、数式(1)に示すとおりである。
Vdet = 3.3×(R2,R3,R4の合成抵抗)/{(R2,R3,R4の合成抵抗)+R1} = 0.825V ……(1)
また、コネクタ110が未接続(接続不良を含む)の場合、抵抗R4は接続されていないことと同じなので、電圧検知信号102に現れる電圧Vdetは数式(2)に示すとおりである。
Vdet = 3.3×(R2,R3の合成抵抗)/{(R2,R3の合成抵抗)+R1}= 1.1V ……(2)
また、コネクタ108が未接続の場合、抵抗R3,R4は接続されていないことと同じなので、電圧検知信号102に現れる電圧Vdetは数式(3)に示すとおりである。
Vdet = 3.3×R2/(R2+R1) = 1.65V …… (3)
最後に、コネクタ106が未接続の場合、抵抗R2,R3,R4は接続されていないことと同じなので、電圧検知信号102に現れる電圧Vdetは数式(4)に示すとおりである。
Vdet(106未接続) = 3.3V …… (4)
このように、電圧検知信号102の検出電圧Vdetを検知することによって、3つのコネクタのうちどのコネクタが外れているのか(未接続状態であるか)を判別することが可能である。
図4は制御回路300の構成を示すブロック図である。制御回路300は、制御基板114に搭載され、A/D変換器302、CPU301、ROM303、RAM304、I/Oインタフェース305および表示部306を有する。I/Oインタフェース305には、上記各コネクタを介してソレノイド(SL)111、紙センサ(SNS)112およびモータ(MT)113が接続される。前述した電圧検出回路は、主にA/D変換器302およびCPU301から構成される。電圧検知信号102がA/D変換器302に入力されてデジタル値に変換されると、このデジタル値(電圧検知情報)は制御のメインCPUであるCPU301に入力され、CPU301によって電圧検知信号102の電圧レベルが検出される。
CPU301は、ROM303に格納された制御プログラムに従って、ワークメモリであるRAM304を使用しながら、I/Oインタフェース305や表示部306の動作を制御するとともに、画像形成装置全体の動作を制御する。
CPU301は、A/D変換器302からの電圧検知情報に基づき、コネクタの嵌合状態を判別する。本実施形態では、前述したように、検出電圧Vdetが0.825Vである場合に「全て接続」、1.1Vである場合に「コネクタ110未接続」、1.65Vである場合に「コネクタ108未接続」、3.3Vである場合に「コネクタ106未接続」と判別される。CPU301は、これらのコネクタ接続状況(第1〜第Nのコネクタの接続状況検知)に応じて、I/Oインタフェース305の動作を禁止したり、表示部306に警告表示を行う。
図5はコネクタ接続検知動作手順を示すフローチャートである。この処理プログラムは、前述したようにROM303に格納されており、CPU301によって実行される。まず、画像形成装置に電源が投入され、制御基板114の動作が開始されると、CPU301はコネクタ接続検出信号である電圧検知信号102の検知電圧レベルが全て接続されていることを示す0.85Vであるか否かを判別する(ステップS1)。
検知電圧レベルが0.825Vである場合、CPU301は、全て接続されていると判断し、そのまま本処理を終了し、通常の初期化シーケンスを行って画像形成装置を動作させる。一方、ステップS1で、検知電圧レベルが0.825Vでない場合、CPU301は、検知電圧レベルが1.1V、1.65V、3.3Vのいずれかの電圧レベルと合致するかを判別する(ステップS2)。
いずれの電圧レベルとも合致しない場合、CPU301は、制御基板114の故障と判断し、制御基板114の故障を示す警告表示(警告コード)を表示部306に表示させ(ステップS3)、画像形成装置の動作を禁止する(ステップS5)。これにより、コネクタ抜け箇所を容易に知ることができる。また、異常動作を回避することができる。この後、CPU301は、本処理を終了する。
一方、ステップS2で、検知電圧レベルがいずれかの電圧レベルに合致した場合、CPU301は、1.1Vならコネクタ110、1.65Vならコネクタ108、あるいは3.3Vならコネクタ106が未接続であると判断する。CPU301は、未接続コネクタを指定する警告表示を表示部306に表示させる(ステップS4)。そして、CPU301は、ステップS5で画像形成装置の動作を禁止する。なお、この場合、CPU301は、未接続コネクタの箇所を特定し、この特定された未接続コネクタの箇所によっては、部分的に画像形成装置の動作(例えば、未接続コネクタに接続される負荷だけ)を禁止(一部禁止)するようにしてもよい。これにより、正常な範囲内での動作を確保することができる。
第1の実施形態のコネクタ接続検知装置によれば、抵抗により分圧された電圧値に基づき、画像形成装置の制御基板のコネクタの未接続箇所を予め判別することができ、画像形成装置が異常動作を行ってしまう前に、迅速に問題箇所を特定することができる。従って、画像形成装置の動作不良の解析効率を向上させることが可能となる。また、コネクタの左右両端のピンを使用したことで、コネクタ抜けを初期の段階で検知することができる。
なお、第1の実施形態では、コネクタ数が3つの場合を説明したが、コネクタ数が4つ以上であってもよく、同様の効果を得ることが可能である。
また、抵抗R1〜R4はすべて同じ抵抗値としたが、抵抗値に差が有っても電圧検知信号102の電圧レベルで区別がつく程度であれば問題ない。
[第2の実施形態]
前記第1の実施形態では、コネクタ接続検知方法として、抵抗により分圧された電圧値を用いたが、第2の実施形態では、抵抗R2〜R4をコンデンサC1〜C3に置き換え、充電時定数の変化を検出することで、コネクタの接続検知を行う場合を示す。
図6は第2の実施形態における画像形成装置を制御する制御基板414の構成の一部を示す図である。画像形成装置の構成は前記第1の実施形態と同様である。また、前記第1の実施形態と同一の構成要素については同一の符号を付すことによりその説明を省略する。
コネクタ105の左端のピン105aは、抵抗R1およびトランジスタ403を介して電源3.3Vに接続され、充電時間検出信号402が入力される充電時間計数回路602(図8参照)に接続される。この充電時間計数回路の動作については後述する。また、抵抗R1に接続される電源は、トランジスタ403により、充電開始制御信号504に従ってON/OFFされる。
コネクタ105の右端ピン105bは、コネクタ107の左端ピン107aに接続されるとともに、コンデンサC1(第1のコンデンサ)を介してGNDに接続される。コネクタ107の右端ピン107bは、コネクタ109の左端ピン109aに接続され、コンデンサC2(第2のコンデンサ)を介してGNDに接続される。コネクタ109の右端ピン109bは、コンデンサC3を介してGNDに接続される。このように、第1〜第Nのコンデンサは、コンデンサC1、C2、C3に相当する。また、第2〜第N−1のコネクタの第2ピン(右端ピン)はそれぞれ第2のコンデンサ〜第N−1のコンデンサを介してGNDに接続される。
また、これらのコネクタは、カセット21aの制御を行う主な負荷に接続されている。コネクタ105は、ハーネス側コネクタ106と嵌合され、ピックアップローラ22aを上下駆動するソレノイド(SL)111に接続される。コネクタ107は、ハーネス側コネクタ108と嵌合され、用紙搬送路24上の用紙を検出する紙センサ(SNS)112に接続される。コネクタ109は、ハーネス側コネクタ110と嵌合され、ピックアップローラ22aおよびローラ対23を回転駆動するモータ(MT)113に接続される。
各ハーネス側コネクタ106,108,110では、各々の右端のピンと左端のピンがハーネスで接続されている。これにより、各々のコネクタが制御基板上のコネクタと嵌合されると、制御基板上のコネクタ105,107,109の左右の端ピンがそれぞれ接続されることになる。
ここで、充電時間検出信号402とコネクタの接続状況に関して説明する。図7はコンデンサに充電を開始してからどれぐらいの時間で所定の閾値レベルまでに達するかを示すグラフである。グラフの横軸は充電時間を示し、縦軸は充電電圧を示す。ここで、全てのコンデンサC1、C2、C3は同じ容量値を有する。
まず、コネクタが全て接続されている場合、全てのコンデンサC1、C2、C3に充電することになるので、C=C1+C2+C3の線に示すように、充電時間は一番長くなる。よって、閾値電圧Vthまで達するために要する時間はt3となる。
また、コネクタ110が未接続の場合、2つのコンデンサC1、C2に充電することになるので、C=C1+C2の線に示すような充電時間になる。よって、閾値電圧Vthまで達するために要する時間はt2となる。
また、コネクタ108が未接続の場合、コンデンサC1のみに充電することになるので、C=C1の線に示すような充電時間になる。よって、閾値電圧Vthまで達するために要する時間はt1となる。
最後に、コネクタ106が未接続の場合、コンデンサは充電されないので、充電電圧は即座に立ち上がり、充電時間は時間0となる。
このように、充電時間検出信号402が所定の閾値まで達する時間を検知することによって、3つのコネクタのうちどのコネクタが外れているのかを判別することが可能である。
図8は制御回路300の構成を示すブロック図である。前記第1の実施形態と同一の構成要素については同一の符号が付されている。制御回路300は、制御基板114に搭載され、充電時間計数回路602、CPU301、ROM303、RAM304、I/Oインタフェース305および表示部306を有する。
制御回路300では、充電時間検出信号402は充電時間計数回路602に入力されると、充電時間計数回路602では、充電電圧が閾値電圧Vthに達するまでの立ち上がり時間が計数される(立ち上がり時間計測)。計数された充電時間は、制御のメインCPUであるCPU301に入力される。
CPU301は、ROM303に格納された制御プログラムに従って、ワークメモリであるRAM304を使用しながら、I/Oインタフェース305や表示部306の動作を制御するとともに、画像形成装置全体の動作を制御する。
CPU301は、充電時間計数回路602からの充電時間情報に基づき、コネクタの嵌合状態を判別する。本実施形態では、前述したように、充電時間tがt3である場合に「全て接続」、t2である場合に「コネクタ110未接続」、t1である場合に「コネクタ108未接続」、充電時間tが時間0である場合に「コネクタ106未接続」と判別される。CPU301は、これらのコネクタ接続状況に応じて、I/Oインタフェース305の動作を禁止したり、表示部306に警告表示を行う。
また、充電時間の検出開始のタイミングは、CPU301によってI/Oインタフェース305より出力される充電開始信号504がトランジスタ403を駆動するタイミングである。充電時間計数回路602は、充電開始信号504が入力されると、充電時間の計測を開始し、充電信号検出信号402の電圧レベルが閾値電圧Vthに達すると、充電時間の計測を終了する。
図9はコネクタ接続検知動作手順を示すフローチャートである。この処理プログラムは、前述したようにROM303に格納されており、CPU301によって実行される。まず、画像形成装置に電源が投入され、制御基板414の動作が開始されると、CPU301は充電開始信号をONにする(ステップS11)。
CPU301は、充電時間検出信号402によって検出された充電時間tが全て接続されていることを示す時間t3であるか否かを判別する(ステップS12)。時間t3である場合、全てのコネクタが接続されているので、CPU301は、そのまま本処理を終了し、通常の画像形成装置の初期化シーケンスを行い、画像形成装置を動作させる。
一方、ステップS12で時間tでない場合、CPU301は、時間t2、t1、時間0のいずれかと合致するか否かを判別する(ステップS13)。いずれにも合致しない場合、CPU301は、制御基板414の故障と判断し、制御基板414の故障を示す警告表示を表示部306に表示させ(ステップS14)、画像形成装置の動作を禁止する(ステップS16)。この後、CPU301は、本処理を終了する。
一方、ステップS13でいずれかに合致した場合、CPU301は、それぞれ時間t2ならコネクタ110、時間t1ならコネクタ108、時間0ならコネクタ106が未接続であると判断する。そして、CPU301は、未接続コネクタを指定する警告表示を表示部306に表示させ(ステップS15)、ステップS16で画像形成装置の動作を禁止する。なお、この場合、CPU301は、未接続コネクタの箇所を特定し、この特定された未接続コネクタの箇所によっては、部分的に画像形成装置の動作(例えば、未接続コネクタに接続される負荷だけ)を禁止するようにしてもよい。
このように、第2の実施形態のコネクタ接続検知装置によれば、コンデンサの充電時間に基づき、画像形成装置の制御基板のコネクタの未接続箇所を予め判別することができ、画像形成装置が異常動作を行ってしまう前に、迅速に問題箇所を特定することができる。従って、画像形成装置の動作不良の解析効率を向上させることが可能となる。
なお、第2の実施形態では、コネクタ数が3つの場合を説明したが、前記第1の実施形態と同様、コネクタ数が4つ以上であってもよく、同様の効果を得ることが可能である。
なお、コンデンサC1〜C3はすべて同じ容量値としたが、容量値に差が有っても電検知される充電時間検出信号402で区別がつく程度であれば問題ない。
[第3の実施形態]
前記第1の実施形態では、抵抗により分圧された電圧値に基づき、制御基板に接続されるコネクタの未接続を判断する際、全ての抵抗値は同じであったが、コネクタの数や電圧検出回路の性能に応じて、抵抗値を変更することは容易である。第3の実施形態では、異なる抵抗値を有する抵抗により分圧された電圧値に基づき、コネクタの未接続を検知する場合を示す。
図10は第3の実施形態における画像形成装置を制御する制御基板1027の構成の一部を示す図である。画像形成装置の構成は前記第1の実施形態と同様である。また、前記第1の実施形態と同一の構成要素については同一の符号を付すことによりその説明を省略する。ここでは、制御基板1027にコネクタが6個接続された場合を示す。即ち、本実施形態では、制御基板1027には、第1〜第Nの被装着側コネクタとして、第1、第2、第3、第4、第5、第6のコネクタとして、コネクタ1009、1011、1013、1015、1017、1019が取り付けられている。また、第2〜第N−1のコネクタはコネクタ1011、1013、1015、1017に相当する。また、コネクタ1010、1011、1013、1015、1017、1019とそれぞれ嵌合する第1〜第Nの装着側コネクタとして、ハーネス側コネクタ1010、1012、1014、1016、1018、1020が用意されている。
コネクタ1009の左端のピン1009aは、抵抗R1を介して電源3.3Vに接続され、電圧検出信号1002が入力される電圧検出回路(図12参照)に接続される。この電圧検出回路の動作は前記第1の実施形態と同じである。
コネクタ1009の右端ピン1009bは、コネクタ1011の左端ピン1011aに接続されるとともに、抵抗R2を介してGNDに接続される。コネクタ1011の右端ピン1011bは、コネクタ1013の左端ピン1013aと接続されるとともに、抵抗R3を介してGNDに接続される。コネクタ1013の右端ピン1013bはコネクタ1015の左端ピン1015aと接続されるとともに、抵抗R4を介してGNDに接続される。
また、コネクタ1015の右端ピン1015bは、コネクタ1017の左端ピン1017aと接続されるとともに、抵抗R5を介してGNDに接続される。コネクタ1017の右端ピン1017bは、コネクタ1019の左端ピン1019aと接続されるとともに、抵抗R6を介してGNDに接続される。コネクタ1019の右端ピン1019bは、直接にGNDに接続される。このように、第2〜第N−1のコネクタの第2のピン(右端ピン)はそれぞれ第3の抵抗〜第Nの抵抗を介してGNDに接続される。
また、これらのコネクタは、上段のカセット21a、下段のカセット21bの制御を行うための主な負荷と接続されている。前記第1の実施形態では、上段のカセット21aについてだけ示したが、第3の実施形態では、上段のカセット21aと下段のカセット21bの2つの給紙段について示す。
図11はカセット21bの概略構成を示す図である。図中、用紙カセット21bは用紙を収納する。ピックアップローラ22bは用紙カセット21bから転写材Pである用紙206を搬送するためのピックアップローラである。ピックアップローラ22bは、ピックアップローラ22bを上下駆動するソレノイドによって駆動され、用紙給送開始時に下に下がって用紙206に当接し、用紙206が給紙されると上に上がって用紙206から離間する。ローラ対23は用紙206を1枚ずつ用紙搬送路24に分離・給送するローラである。
また、紙センサ1212は、用紙搬送開始後、所定の時間で用紙が用紙搬送路24に達したこと、また用紙を検出してから所定時間内に用紙が通過することを検知する。この紙センサ1212が用紙搬送開始後、所定時間で用紙を検知できない場合、もしくは用紙を検知した後所定時間で用紙が紙センサ1212を通過し終わらない場合、用紙詰まりが発生したことになる。
コネクタ1009は、ハーネス側コネクタ1011と嵌合され、ピックアップローラ22a(図2参照)を上下駆動するソレノイド111に接続される。コネクタ1011は、ハーネス側コネクタ1012と嵌合され、搬送路24上の用紙を検出する紙センサ112に接続される。コネクタ1013は、ハーネス側コネクタ1014と嵌合され、ピックアップローラ22aおよびローラ対23を回転駆動するモータ113に接続される。
コネクタ1015は、ハーネス側コネクタ1016と嵌合され、ピックアップローラ22b(図11参照)を上下駆動するソレノイド1211と接続される。コネクタ1017は、ハーネス側コネクタ1018と嵌合され、搬送路24上の用紙を検出する紙センサ1212に接続される。コネクタ1019は、ハーネス側コネクタ1020と嵌合され、ピックアップローラ22bおよびローラ対23を駆動するモータ1213と接続される。
各ハーネス側コネクタ1010,1012,1014,1016,1018,1020の各々の右端のピンと左端のピンは、ハーネスで接続されている。これにより、各ハーネス側コネクタが制御基板1027上の対応するコネクタと嵌合されると、制御基板1027上のコネクタ1009,1011,1013,1015,1017,1019の左右の端ピンがそれぞれ接続されることになる。
図12は制御回路300の構成を示すブロック図である。制御回路300の構成は前記第1の実施形態と同一であるので、構成およびその動作の説明を省略する。I/Oインタフェース305には、上段の給紙カセット21a用のソレノイド(SL)111、紙センサ(SNS)112およびモータ(MT)113の他、下段の給紙カセット21b用のソレノイド1211、紙センサ1212およびモータ1213が接続される。なお、前述した電圧検出信号1002が入力される電圧検出回路は、主にA/D変換器302およびCPU301から構成される。
ここで、前記第1の実施形態と同様、抵抗R1〜R6が全て同じ抵抗値=10KΩである場合を示す。図13は抵抗R1〜R6が全て同じ抵抗値=10KΩである場合のコネクタの接続状況と電圧検出信号1002の関係を示すグラフである。
図中、横軸はコネクタ抜け箇所を示し、縦軸は電圧検出信号1002の値を示す。コネクタ抜け箇所に対応する電圧検出信号1002の検出電圧Vdetは以下のとおりである。
コネクタ抜け箇所1:全てのコネクタが全て接続されている場合、コネクタ1019の右ピン1019bがGNDに接続されるので、検出電圧Vdetは数式(5)で示される。
Vdet = 0V …… (5)
コネクタ抜け箇所2:コネクタ1020が抜けている場合、検出電圧Vdetは数式(6)で示される。
Vdet = 3.3×(R2〜R6の合成抵抗)/{(R2〜R6の合成抵抗)+R1}
=0.55V …… (6)
コネクタ抜け箇所3:コネクタ1018が抜けている場合、検出電圧Vdetは数式(7)で示される。
Vdet = 3.3×(R2〜R5の合成抵抗)/{(R2〜R5の合成抵抗)+R1}
=0.66V …… (7)
コネクタ抜け箇所4:コネクタ1016が抜けている場合、検出電圧Vdetは数式(8)で示される。
Vdet = 3.3×(R2〜R4の合成抵抗)/{(R2〜R4の合成抵抗)+R1}
=0.825V …… (8)
コネクタ抜け箇所5:コネクタ1014が抜けている場合、検出電圧Vdetは数式(9)で示される。
Vdet = 3.3×(R2〜R3の合成抵抗)/{(R2〜R3の合成抵抗)+R1}
=1.1V …… (9)
コネクタ抜け箇所6:コネクタ1012が抜けている場合、検出電圧Vdetは数式(10)で示される。
Vdet=3.3×R2/(R2+R1)
=1.65V …… (10)
コネクタ抜け箇所7:コネクタ1010が抜けている場合、検出電圧Vdetは数式(11)で示される。
Vdet = 3.3V …… (11)
図13のグラフからもわかるように、抵抗値が同じある場合、コネクタの接続個数が増えるほど電圧検出信号1002の電圧レベルの差がどんどん小さくなってしまい、最小では、コネクタ抜け箇所2と3における電圧レベルの差が0.11Vとなってしまう。この結果、コネクタ抜け箇所の判別が容易ではなくなり、後段のA/D変換器302に対して変換精度が要求される。
このようにコネクタ数が増えることによって電圧検出信号1002の電圧レベルの差が小さくなってしまう場合、抵抗R2〜R6の値を、R2>R3>R4>R5>R6となるように、抵抗R1から遠くの抵抗ほど、抵抗値が小さくなるように設定すればよい。この場合、第3〜第Nの抵抗はそれぞれ第2〜第N−1の抵抗より小さい抵抗値を有することになる。
図14は実際に抵抗値を変化させた場合のコネクタの接続状況と電圧検出信号1002の関係を示すグラフである。ここでは、R2=51KΩ、R3=33KΩ、R4=20KΩ、R5=9.1KΩ、R6=3.3KΩである。また、図中、横軸はコネクタ抜け箇所を示し、縦軸は電圧検出信号1002の値を示す。コネクタ抜け箇所に対応する検出電圧Vdetは以下のとおりである。
コネクタ抜け箇所1:全てのコネクタが全て接続されている場合、コネクタ1019の右ピン1019bがGNDに接続されるので、検出電圧Vdetは数式(12)で示される。
Vdet = 0V …… (12)
コネクタ抜け箇所2:コネクタ1020が抜けている場合、検出電圧Vdetは数式(13)で示される。
Vdet = 3.3×(R2〜R6の合成抵抗)/{(R2〜R6の合成抵抗)+R1}
=0.54V …… (13)
コネクタ抜け箇所3:コネクタ1018が抜けている場合、検出電圧Vdetは数式(14)で示される。
Vdet = 3.3×(R2〜R5の合成抵抗)/{(R2〜R5の合成抵抗)+R1}
=1.07V …… (14)
コネクタ抜け箇所4:コネクタ1016が抜けている場合、検出電圧Vdetは数式(15)で示される。
Vdet = 3.3×(R2〜R4の合成抵抗)/{(R2〜R4の合成抵抗)+R1}
=1.65V …… (15)
コネクタ抜け箇所5:コネクタ1014が抜けている場合、検出電圧Vdetは数式(16)で示される。
Vdet = 3.3×(R2〜R3の合成抵抗)/{(R2〜R3の合成抵抗)+R1}
=2.2V …… (16)
コネクタ抜け箇所6:コネクタ1012が抜けている場合、検出電圧Vdetは数式(17)で示される。
Vdet=3.3×R2/(R2+R1)
=2.8V …… (17)
コネクタ抜け箇所7:コネクタ1010が抜けている場合、検出電圧Vdetは数式(18)で示される。
Vdet = 3.3V …… (18)
図14からも明らかなように、接続されるコネクタが増えていった場合でも、電圧検出信号1002の電圧レベルの差を等しくすることができる。本実施形態では、ほぼ0.5Vづつ変化するように設定されている。
第3の実施形態の制御装置では、抵抗R2〜R6の値を、R2>R3>R4>R5>R6となるように、抵抗R1から遠くの抵抗ほど、抵抗値が小さくなるように設定した。これにより、電圧検出信号1002の電圧レベルの差を等しくすることができる。従って、コネクタ数が多い大規模な制御回路においても、コネクタ抜け箇所を容易に特定することができる。なお、抵抗R2〜R6の全てにおいて、前段の抵抗に比べて後段の抵抗(例えば、抵抗R2に比べて抵抗R3)の値を小さくしなくても、つまり一部の前後の抵抗の値を等しくてもほぼ同様の効果が得られる。また、未接続コネクタの箇所によっては、部分的に画像形成装置の動作(例えば、未接続コネクタに接続される負荷だけ)を禁止するようにしてもよいことは、前記第1、第2の実施形態と同様である。
なお、本発明は、上記実施形態の構成に限られるものではなく、特許請求の範囲で示した機能、または本実施形態の構成が持つ機能が達成できる構成であればどのようなものであっても適用可能である。
例えば、前記第2の実施形態では、コンデンサC1、C2、C3は同じ容量値を有していたが、C1≦C2≦C3となるような容量値を有してもよい。この場合、第2〜第Nのコンデンサはそれぞれ第1〜第N−1のコンデンサと同じ容量値もしくはそれより大きな容量値を有することになる。これにより、立ち上がり時間の差が調整可能となり、コネクタ抜け箇所をより容易に特定することができる。
また、上記実施形態では、画像形成装置であるカラー複写機内の制御基板に適用された場合を示したが、本発明は任意の装置内の基板に適用可能である。特に、上記実施形態では、画像形成装置の用紙カセットを制御する制御基板を示したが、定着装置を制御する制御基板等であってもよい。また、基板に取り付けられたコネクタに限らず、装置内の基板や各部から引き出された状態のコネクタ同士の接続検知にも、本発明は適用可能である。
本発明のコネクタ接続検知装置は、例えば画像形成装置を制御する制御基板などに適用可能である。
第1の実施形態における電子写真カラー複写機の全体構成を概略的に示す断面図である。 カセット21aの概略構成を示す図である。 画像形成装置を制御する制御基板114の構成の一部を示す図である。 制御回路300の構成を示すブロック図である。 コネクタ接続検知動作手順を示すフローチャートである。 第2の実施形態における画像形成装置を制御する制御基板414の構成の一部を示す図である。 コンデンサに充電を開始してからどれぐらいの時間で所定の閾値レベルまでに達するかを示すグラフである。 制御回路300の構成を示すブロック図である。 コネクタ接続検知動作手順を示すフローチャートである。 第3の実施形態における画像形成装置を制御する制御基板1027の構成の一部を示す図である。 カセット21bの概略構成を示す図である。 制御回路300の構成を示すブロック図である。 抵抗R1〜R6が全て同じ抵抗値=10KΩである場合のコネクタの接続状況と電圧検出信号1002の関係を示すグラフである。 実際に抵抗値を変化させた場合のコネクタの接続状況と電圧検出信号1002の関係を示すグラフである。
符号の説明
105、106、107、108、109、110 コネクタ
114、414 制御基板
300 制御回路
301 CPU
302 A/D変換器
306 表示部
602 計数回路
R1、R2、R3、R4 抵抗
C1、C2、C3 コンデンサ

Claims (4)

  1. 第1のピンおよび第2のピンを有する第1〜第N(Nは値3以上の整数)の被装着側コネクタに、前記第1のピンおよび第2のピンにそれぞれ対応した第3のピンおよび第4のピンを有する第1〜第Nの装着側コネクタがそれぞれ装着される際、コネクタの接続を検知するコネクタ接続検知装置であって、
    前記第1〜第Nの被装着側コネクタのうち、前記第1の被装着側コネクタの前記第1のピンを第1の抵抗を介して電源に接続するとともに、前記第1の被装着側コネクタの前記第2のピンを第1のコンデンサを介してグランドに接続し、
    前記第2〜第N−1の被装着側コネクタの前記第1のピンをそれぞれ前記第1〜第N−2の被装着側コネクタの前記第2のピンに接続し、前記第2〜第N−1の被装着側コネクタの前記第2のピンをそれぞれ第2のコンデンサ〜第N−1のコンデンサを介してグランドに接続し、
    第Nの被装着側コネクタの前記第2のピンを第Nのコンデンサを介してグランドに接続するとともに、前記第Nの被装着側コネクタの前記第1のピンを前記第N−1の被装着側コネクタの前記第2のピンに接続し、
    前記第1〜第Nの装着側コネクタのそれぞれの前記第3のピンと前記第4のピンとを導通させて構成され、
    前記第1の被装着側コネクタの前記第1のピンの電圧立ち上がり時間を計測する立ち上がり時間計測手段と、
    前記時間計測手段により計測された電圧立ち上がり時間に応じて、前記第1〜第Nの被装着側コネクタの各々の接続状況を検知する接続状況検知手段とを備えたことを特徴とするコネクタ接続検知装置。
  2. 前記第1〜第Nのコンデンサは全て同じ容量値を有することを特徴とする請求項記載のコネクタ接続検知装置。
  3. 前記第1〜第Nの被装着側コネクタは制御基板に実装され、前記制御基板を搭載する装置は表示装置を有し、
    前記接続状況検知手段によって、前記第1〜第Nの被装着側コネクタのいずれかが未接続状態であると検知された場合、その警告表示を行う警告表示手段を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載のコネクタ接続検知装置。
  4. 前記第1〜第Nの被装着側コネクタは装置内の制御基板に実装され、
    前記接続状況検知手段によって検知された、前記第1〜第Nの被装着側コネクタの未接続状態に応じて、前記装置の動作を少なくとも一部禁止することを特徴とする請求項1又は2に記載のコネクタ接続検知装置。
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