以下、情報処理システム等の実施形態について図面を参照して説明する。なお、実施の形態において同じ符号を付した構成要素は同様の動作を行うので、再度の説明を省略する場合がある。
(実施の形態1)
図1は、本実施の形態における情報処理システムの概念図である。情報処理システムは、媒体11、電子ペン12、情報処理装置13、サーバ装置14を具備する。ここでの媒体11は、特殊ドットパターンが印刷されている媒体であり、例えば、紙でできている。媒体11は、ここでは、テストの解答用紙を例にとり説明する。しかし、媒体11は、選挙の投票用紙や、アンケートの回答用紙、報告書、ビジネスパーソンの日報書や月報書、テストや添削の採点を行う解答用紙など、電子ペン12で情報を記載する媒体であれば何でも良い。電子ペン12は、例えば、上述した非特許文献1の電子ペンであるが、かかるペンに限らない。電子ペン12は、記載した情報を取得でき、外部の装置に受け渡しできるペンであれば良い。情報処理装置13は、例えば、いわゆるパーソナルコンピュータである。情報処理装置13は、設置型でも携帯型でも良い。情報処理装置13は、携帯電話機などの情報機器でも良い。サーバ装置14は、情報処理装置13から送信されてくる情報を処理する装置である。ここでは、サーバ装置14は、テストを採点する処理を行う装置である。ただし、サーバ装置14は、情報処理装置13から送信される情報を処理するものであれば何でも良い。なお、テストとは、添削なども含む広い概念である。
図2は、本実施の形態における情報処理システムのブロック図である。電子ペン12は、電子ペン識別子格納部1201、座標情報取得部1202、電子ペン記載情報構成部1203、ペン側電子ペン記載情報送信部1204を有する。
情報処理装置13は、ユーザ識別子受付部1301、ログイン画面出力部1302、認証結果受信部1303、認証結果出力部1304、電子ペン識別子受信部1305、対応情報取得部1306、対応情報送信部1307、電子ペン記載情報受信部1308、電子ペン記載情報送信部1309、処理結果受信部1310、端末側処理結果出力部1311を具備する。
サーバ装置14は、対応情報受信部1401、認証部1402、認証結果送信部1403、ユーザ情報格納部1404、サーバ側電子ペン記載情報受信部1405、記載情報処理部1406、処理結果蓄積部1407、処理結果出力部1408を具備する。
記載情報処理部1406は、正解情報格納手段14061、解答情報取得手段14062、正誤判断手段14063、点数算出手段14064を具備する。
電子ペン識別子格納部1201は、電子ペンを識別する情報である電子ペン識別子を格納している。電子ペン識別子のデータ構造や内容は問わない。電子ペン識別子格納部1201は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。
座標情報取得部1202は、媒体11の中の座標の情報である座標情報を取得する。座標情報取得部1202が座標情報を取得する方法として、例えば、以下の方法がある。媒体11に特殊ドットパターンが印刷されている場合に、座標情報取得部1202は、特殊ドットパターンによる座標検出技術で実現され得る。具体的には、例えば、以下の構成になる。座標情報取得部1202は、CCDカメラ、パターン認識と解析を行うプロセッサで構成される。特殊ドットパターンは、0.3mmピッチのグリッドに沿ってドットを示し、そのドットの配置をRight/Left/Up/Downの4パターンで振り分けることでコード化を図る。そして、CCDカメラより、特殊ドットパターンを60フレーム/秒で撮影し、入力する。そして、撮影した画像情報を解析することにより、入力装置であるCCDカメラの移動(すなわち撮影されるドットパターンの変化)を検出することができる。CCDカメラの移動を検出することにより、静的物体中の相対的な座標情報を取得できる。なお、座標情報取得部1202の別の手段として、以下のものが考えられる。媒体11の表面に、座標情報を示すバーコードが印刷されており、座標情報取得部1202は、当該バーコードを読み込み、座標情報を得るバーコードリーダーで実現される。
電子ペン記載情報構成部1203は、電子ペン識別子格納部1201の電子ペン識別子を読み出し、当該電子ペン識別子と記載情報から電子ペン記載情報を構成する。記載情報は、ここでは、ユーザが媒体11上に電子ペン12で文字や図形などを記載した際に、電子ペン12の座標情報取得部1202が取得した1以上の座標情報を有する。ただし、電子ペン記載情報構成部1203は、座標情報から電子ペンで記載した文字を認識する文字認識手段を具備し、かかる文字認識手段により、複数の座標情報を文字コード列に変換しても良い。かかる場合、記載情報は文字コード列である。電子ペン記載情報構成部1203は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。電子ペン記載情報構成部1203が記載情報を構成するための処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
ペン側電子ペン記載情報送信部1204は、電子ペン記載情報構成部1203が構成した電子ペン記載情報を、情報処理装置13に送信する。ペン側電子ペン記載情報送信部1204は、無線または有線の通信手段で実現され得る。特に、無線通信手段で実現するのが好適である。但し、放送手段により実現しても良い。ペン側電子ペン記載情報送信部1204は、例えば、ブルートゥース(登録商標)により実現され得る。
ユーザ識別子受付部1301は、ユーザがログイン(情報処理装置13へのログイン、サーバ装置14へのログイン、または特定のアプリケーションへのログインなど)するために入力する情報であり、ユーザを識別する情報であるユーザ識別子を受け付ける。ユーザ識別子受付部1301は、ユーザ識別子とパスワードの入力を受け付けても良い。ユーザ識別子は、ユーザを識別できる情報であれば何でも良く、例えば、数字列、メールアドレス、情報処理装置のMACアドレス、IPアドレス等、でも良い。ユーザ識別子は、パスワードだけでも良い。かかる場合、電子ペン識別子で、ユーザが一意に特定できる。なお、ユーザ識別子がユーザIDの場合、電子ペン12を複数人で共有する(使いまわす)ことが可能である。一方、ユーザ識別子がパスワードであり、例えば、電子ペン識別子により、ユーザを一意に特定する場合、電子ペン12を複数人で共有する(使いまわす)ことを想定していない。ユーザ識別子等の入力手段は、テンキーやキーボードやマウスやメニュー画面によるもの等、何でも良い。ユーザ識別子受付部1301は、テンキーやキーボード等の入力手段のデバイスドライバーや、メニュー画面の制御ソフトウェア等で実現され得る。
ログイン画面出力部1302は、格納しているログイン画面の情報を読み出し、ディスプレイに表示する。ログイン画面の情報は、例えば、HTMLやXMLで記述されている。ログイン画面出力部1302の処理は公知技術であるので詳細な説明を省略する。ログイン画面出力部1302は、後述する電子ペン識別子受信部1305が電子ペン識別子を受信した後、直ちにログイン画面を出力することは好適である。後述する対応情報取得部1306が、ユーザが特別なボタンを押下するなどの指示を要せず、電子ペン識別子とユーザ識別子の対応を容易にとれるからである。ログイン画面出力部1302は、ディスプレイとそのデバイスドライバー等で実現され得る。
認証結果受信部1303は、ユーザ識別子送信部1302におけるユーザ識別子等の送信に対応して、サーバ装置14で実施された認証処理の結果である認証結果(例えば、認証許可「1」、または認証不許可「0」)を受信する。認証結果受信部1303は、認証結果受信部1303は、無線または有線の通信手段で実現され得る。但し、放送手段により実現しても良い。
認証結果出力部1304は、認証結果受信部1303が受信した認証結果を出力する。なお、認証結果は、例えば、認証許可の結果、ユーザが次の作業に移るための画面の情報を含んでも良い。画面の情報は、例えば、テストの実施を促す画面の情報や、テストの問題を表示する画面などである。画面の情報は、例えば、HTMLやXMLなどのスクリプトで記載されている。ここで、出力とは、通常、ディスプレイへの表示であるが、音声出力等でも良い。認証結果出力部1304は、ディスプレイとディスプレイのドライバー等で実現され得る。ただし、認証結果出力部1304は、ディスプレイを含まず、ディスプレイのドライバー等で実現されても良い。
電子ペン識別子受信部1305は、電子ペン12から当該電子ペンを識別する情報である電子ペン識別子を受信する。電子ペン識別子受信部1305は、電子ペン識別子と記載情報を一緒(多重化されてなど)に受信しても良いし、時間的に連続的に受信しても良いし、離散的に受信しても良い。電子ペン識別子受信部1305は、無線の通信手段が好適であるが、放送を受信する手段や有線の通信手段でも実現可能である。
対応情報取得部1306は、ユーザ識別子受付部1301が受け付けたユーザ識別子と、電子ペン識別子受信部1305が受信した電子ペン識別子を対応付けて記憶媒体(主メモリ、レジスタなどの揮発性の記憶媒体でも良いし、ハードディスク等の不記憶媒体でも良い)に書き込む。ユーザ識別子と電子ペン識別子とを対応付ける方法は、リンク、同一の配列に書き込むなど、如何なる方法でも良い。対応情報取得部1306がユーザ識別子と電子ペン識別子とを対応付けるタイミングは問わない、2つの情報を取得できた段階で、両者を対応付けることは好適である。対応情報取得部1306は、上述したように、電子ペン識別子を取得した直後に表示された画面から入力されたユーザ識別子と、当該電子ペン識別子を、ユーザ識別子が入力され、確定された後、直ちに対応付けることは好適である。対応情報取得部1306は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。対応情報取得部1306の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
対応情報送信部1307は、対応情報取得部1306が対応付けて取得したユーザ識別子と電子ペン識別子を有する対応情報を、サーバ装置14に送信する。対応情報送信部1307が対応情報をサーバ装置14に送信するタイミングは問わない。対応情報送信部1307は、無線または有線の通信手段等で実現され得る。
電子ペン記載情報受信部1308は、電子ペン12で記載した情報である記載情報と電子ペン識別子を有する電子ペン記載情報を受信する。電子ペン記載情報受信部1308は、無線の通信手段が好適であるが、放送を受信する手段や有線の通信手段でも実現可能である。
電子ペン記載情報送信部1309は、電子ペン記載情報受信部1308が受信した電子ペン記載情報を、サーバ装置14に送信する。電子ペン記載情報送信部1309が電子ペン記載情報をサーバ装置14に送信するタイミングは問わない。電子ペン記載情報受信部1308が電子ペン記載情報を受信した場合に、直ちにサーバ装置14に送信することは好適である。ただし、ユーザの指示に応じて、電子ペン記載情報をサーバ装置14に送信しても良い。電子ペン記載情報送信部1309は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送手段で実現されても良い。
処理結果受信部1310は、サーバ装置14から記載情報の処理結果を受信する。記載情報の処理結果とは、例えば、テストの点数や、解答の正誤の情報などである。処理結果は、正誤判断手段14063の正誤判断の結果を少なくとも有することは好適である。ただし、記載情報の処理結果は、サーバ装置14における処理内容により異なり、その内容は問わない。処理結果は、選挙の結果や、アンケートの集計情報などでも良い。処理結果受信部1310は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送受信手段で実現されても良い。
端末側端末側処理結果出力部1311は、処理結果受信部1310が受信した処理結果を出力する。ここで、出力とは、ディスプレイへの表示、プリンタへの印字、音出力、外部の装置への送信、記録媒体への蓄積等を含む概念である。端末側端末側処理結果出力部1311は、ディスプレイやスピーカー等の出力デバイスを含むと考えても含まないと考えても良い。端末側端末側処理結果出力部1311は、出力デバイスのドライバーソフトまたは、出力デバイスのドライバーソフトと出力デバイス等で実現され得る。
対応情報受信部1401は、情報処理装置13から対応情報を受信し、記憶媒体に少なくとも一時的に格納する。対応情報は、ユーザ識別子と電子ペン識別子を有する。ただし、対応情報は、ユーザ識別子とパスワードと電子ペン識別子を有しても良い。つまり、対応情報は、ユーザ認証に必要な情報と電子ペン識別子を有しても良い。記憶媒体は、揮発性の記憶媒体、不揮発性の記憶媒体を問わない。対応情報受信部1401は、無線の通信手段が好適であるが、放送を受信する手段や有線の通信手段でも実現可能である。
認証部1402は、対応情報受信部1401が受信した対応情報が有するユーザ識別子等を用いて、認証処理を行い、認証許可か認証不許可かを判断する。認証部1402は、例えば、ユーザ情報格納部1404のユーザ情報の中に、対応情報受信部1401が受信したユーザ識別子が含まれるか否かにより、認証許可か認証不許可かを判断する。また、認証部1402は、例えば、ユーザ情報格納部1404のユーザ情報の中に、対応情報受信部1401が受信したユーザ識別子とパスワードの組が含まれるか否かにより、認証許可か認証不許可かを判断する。認証部1402の処理は公知技術である。認証部1402は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。認証部1402の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
認証結果送信部1403は、認証部1402が得た認証結果を情報処理装置13に送信する。上述したように、認証結果は、認証許可の結果、次の作業の画面情報などを含んでも良い。かかる場合、認証結果送信部1403は、作業の画面情報を記憶媒体に保持しており、かかる作業の画面情報を読み出してから送信する。次の作業の画面情報とは、例えば、テストの開始を促す画面の情報や、テストの問題の情報を表示する画面の情報などである。認証結果送信部1403は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送手段で実現されても良い。
ユーザ情報格納部1404は、ユーザ識別子と当該ユーザ識別子で識別されるユーザの情報であるユーザ情報を対に有する。ユーザ情報は、例えば、パスワードや、ユーザの氏名や、住所や、生年月日など、ユーザに関する情報であれば何でも良い。ユーザ情報格納部1404は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。
サーバ側電子ペン記載情報受信部1405は、情報処理装置13から電子ペン記載情報を受信する。サーバ側電子ペン記載情報受信部1405は、時々刻々と電子ペン記載情報を受信しても良いし、まとめて(例えば、複数の文字を構成する情報を有する)電子ペン記載情報を受信しても良い。サーバ側電子ペン記載情報受信部1405は、無線の通信手段が好適であるが、放送を受信する手段や有線の通信手段でも実現可能である。
記載情報処理部1406は、サーバ側電子ペン記載情報受信部1405が受信した電子ペン記載情報が有する記載情報を処理し、処理結果を取得する。記載情報処理部1406は、例えば、後述する正解情報格納手段14061、解答情報取得手段14062、正誤判断手段14063、および点数算出手段14064を用いて、テストの自動採点を行い、点数を算出しても良い。処理結果は、例えば、テストの点数を有する情報である。ただし、記載情報処理部1406が行う処理は、アンケートの集計であったり、選挙の投票の集計であったり、記載情報を出力するだけであったり、記載情報を蓄積するだけであったり、記載情報を送信するだけであっても良い。また、記載情報処理部1406は、NOP(何もしない)でも良い。記載情報処理部1406の処理がNOPの場合、処理結果蓄積部1407により、記載情報はユーザ識別子と対応付けられて記憶媒体に蓄積されるだけでも良いし、処理結果出力部1408により、記載情報はユーザ識別子と対応付けられて出力デバイスに出力されるだけでも良い。ここでの処理内容は、問わない。なお、以下では、処理をテストの自動採点を例にとり説明する。記載情報処理部1406は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。記載情報処理部1406の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
正解情報格納手段14061は、テストの正解を示す情報である正解情報を格納している。テストに複数の問題が存在する場合、正解情報は、問題に対応して格納されている。正解情報格納手段14061は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。
解答情報取得手段14062は、サーバ側電子ペン記載情報受信部1405が受信した電子ペン記載情報が有する記載情報から、テストの受講生の解答を示す情報である解答情報を取得する。記載情報が、例えば、座標情報である場合、解答情報取得手段14062は、1以上の座標情報を文字認識処理し、文字コード列を得る。また、解答情報取得手段14062は、1以上の座標情報から、解答が記載された問題番号を特定する。そして、解答情報取得手段14062は、問題番号と文字コード列を対に取得し、メモリ上に配置する。なお、1以上の座標情報から問題番号を特定する処理、1以上の座標情報から文字コード列を取得する処理は、共に公知技術であるので、詳細な説明を省略する。解答情報取得手段14062は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。解答情報取得手段14062の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
正誤判断手段14063は、正解情報格納手段14061から正解情報を読み出し、当該正解情報と、解答情報取得手段14062が取得した解答情報を比較し、テストの受講生の解答の正誤を判断する。問題が複数問存在するテストの場合、正誤判断手段14063は、問題ごとに、正解情報格納手段14061から正解情報を読み出し、当該正解情報と、解答情報取得手段14062が取得した問題に対応する解答情報を比較し、テストの受講生の解答の正誤を判断し、判断結果をメモリ上に配置する。正誤判断手段14063は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。正誤判断手段14063の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
点数算出手段14064は、正誤判断手段14063が取得した解答の正誤から点数を算出する。例えば、1問正解ごとに「+10点」と決められている場合、点数算出手段14064は、正誤判断手段14063が取得した解答の正解の数を取得し、当該正解の数を10倍し、点数を得て、当該点数をメモリ上に配置する。点数算出手段14064は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。点数算出手段14064の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
処理結果蓄積部1407は、サーバ側電子ペン記載情報受信部1405が受信した電子ペン記載情報が有する電子ペン識別子を取得し、当該電子ペン識別子と対応付けられているユーザ識別子を、対応情報受信部1401が受信した対応情報から取得し、当該取得したユーザ識別子と対応づくように、記載情報処理部1406が取得した処理結果を、ユーザ情報格納部1404に蓄積する。処理結果蓄積部1407は、例えば、対応情報受信部1401が受信した対応情報から電子ペン識別子と対応付けられているユーザ識別子を取得する。そして、処理結果蓄積部1407は、ユーザ識別子と対になるユーザ情報の一部の情報として、処理結果を書き込む。処理結果蓄積部1407は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。処理結果蓄積部1407の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
処理結果出力部1408は、ユーザ情報格納部1404から、ユーザ識別子と、当該ユーザ識別子に対応する処理結果を読み出し、出力する。出力とは、ディスプレイへの表示、プリンタへの印字、音出力、外部の装置(情報処理装置13)への送信、記録媒体への蓄積等を含む概念である。処理結果出力部1408は、ディスプレイやスピーカー等の出力デバイスを含むと考えても含まないと考えても良い。処理結果出力部は、出力デバイスのドライバーソフトまたは、出力デバイスのドライバーソフトと出力デバイス等で実現され得る。
次に、情報処理システムの動作について説明する。まず、電子ペン12の動作について説明する。電子ペン12の電子ペン記載情報構成部1203は、電子ペン識別子格納部1201の電子ペン識別子を読み出す。そして、座標情報取得部1202は、映像を取得する。映像とは、電子ペン12で記載された媒体11の表面を撮影した映像である。次に、座標情報取得部1202は、取得した映像および/または先に取得した映像から座標情報を構成する。そして、電子ペン記載情報構成部1203は、構成した座標情報を一時的に記録する。そして、電子ペン記載情報構成部1203は、当該電子ペン識別子と構成した座標情報(記載情報)から電子ペン記載情報を構成する。次に、ペン側電子ペン記載情報送信部1204は、電子ペン記載情報を情報処理装置13に送信する。なお、記載情報が存在しない場合、電子ペン記載情報構成部1203は、電子ペン識別子のみで電子ペン記載情報を構成しても良い。また、電子ペン12は、図示しない手段により、ユーザの指示(電子ペン12のボタンを押下した場合など)を受け付け、当該指示に応じて、電子ペン識別子のみで電子ペン記載情報を構成しても良い。以上の処理により、電子ペン12は、電子ペン識別子を情報処理装置13に送信する。また、電子ペン12は、電子ペン記載情報を情報処理装置13に送信する。
次に、情報処理装置13の動作について、図3のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS301)電子ペン識別子受信部1305は、電子ペン12から電子ペン識別子を受信したか否かを判断する。電子ペン識別子を受信すればステップS302に行き、電子ペン識別子を受信しなければステップS301に戻る。なお、例えば、ユーザが電子ペン12を用いてテストの開始を指示した(テスト開始のための媒体11上の所定の領域を電子ペン12でチェックしたなどの)場合に、電子ペン12が電子ペン識別子を送信する。また、受信した電子ペン識別子はメモリ上に配置される。
(ステップS302)ログイン画面出力部1302は、予め格納しているログイン画面の情報を読み出し、ログイン画面を表示する。
(ステップS303)ユーザ識別子受付部1301は、ログイン画面からユーザ識別子、またはユーザ識別子とパスワードを受け付けたか否かを判断する。通常、ユーザ識別子等は、ユーザがログイン画面からキーボード等の入力手段を用いて入力する。ユーザ識別子等を受け付ければステップS304に行き、ユーザ識別子等を受け付けなければステップS303に戻る。
(ステップS304)ユーザ識別子受付部1301は、ステップS303で受け付けたユーザ識別子等をメモリ上に配置する。
(ステップS305)対応情報取得部1306は、メモリ上のユーザ識別子等と電子ペン識別子とを読み出し、対応情報を構成する。
(ステップS306)対応情報送信部1307は、ステップS305で構成した対応情報をサーバ装置14に送信する。
(ステップS307)認証結果受信部1303は、サーバ装置14から認証結果を受信したか否かを判断する。認証結果を受信すればステップS308に行き、認証結果を受信しなければステップS307に戻る。
(ステップS308)認証結果受信部1303は、ステップS307で受信した認証結果をメモリ上に配置する。
(ステップS309)認証結果出力部1304は、メモリ上の認証結果を出力する。
(ステップS310)認証結果出力部1304は、ステップS309で出力した認証結果が認証許可であるか、認証不許可であるかを判断する。認証許可であればステップS311に行き、認証許可でなければ処理を終了する。
(ステップS311)電子ペン記載情報受信部1308は、電子ペン記載情報を受信したか否かを判断する。電子ペン記載情報を受信すればステップS312に行き、電子ペン記載情報を受信しなければステップS310に行く。
(ステップS312)電子ペン記載情報受信部1308は、ステップS311で受信した電子ペン記載情報をメモリ上に配置する。
(ステップS313)電子ペン記載情報送信部1309は、メモリ上の電子ペン記載情報をサーバ装置14に送信する。
(ステップS314)処理結果受信部1310は、サーバ装置14から記載情報の処理結果を受信したか否かを判断する。処理結果を受信すればステップS315に行き、処理結果を受信しなければステップS311に戻る。
(ステップS315)処理結果受信部1310は、ステップS314で受信した処理結果をメモリ上に配置する。
(ステップS316)端末側処理結果出力部1311は、メモリ上の処理結果を出力する。処理を終了する。
なお、図3のフローチャートにおいて、電子ペン識別子の受信に対応してログイン画面を出力した。しかし、ログイン画面でのユーザ識別子等の入力を受け付けた後に、電子ペン識別子を受信しても良い。つまり、電子ペン識別子やユーザ識別子等の受信のタイミングは問わない。
また、図3のフローチャートにおいて、図示しない手段により、電子ペン記載情報を受信した後、電子ペン記載情報に含まれる電子ペン識別子が、ステップS301で受信した電子ペン識別子と異なるか否かを判断し、異なれば、ステップS302に戻り、ログイン画面を表示するようにしても良い。かかる処理を行えば、例えば、テストの途中で電子ペン12を交換しても、何ら問題なく処理が進む。
さらに、図3のフローチャートにおいて、認証結果を受信したり、出力したりする処理は行わなくても良い場合がある。
次に、サーバ装置14の動作について、図4、図5のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS401)対応情報受信部1401は、対応情報を受信したか否を判断する。対応情報を受信すればステップS402に行き、対応情報を受信しなければステップS401に戻る。なお、対応情報受信部1401は、受信した対応情報をメモリ上に配置する。
(ステップS402)認証部1402は、ステップS401で受信した対応情報が有するユーザ識別子、またはユーザ識別子とパスワードを取得し、メモリ上に配置する。
(ステップS403)認証部1402は、ステップS402で取得したユーザ識別子等を用いて認証処理を行う。具体的には、認証部1402は、ユーザ情報格納部1404に格納されているユーザ識別子等の中に、ステップS402で取得したユーザ識別子等が存在するか否かを判断し、存在すれば認証許可(例えば「1」)、存在しなければ認証不許可(例えば「0」)という認証結果を得て、メモリ上に配置する。
(ステップS404)認証結果送信部1403は、メモリ上の認証結果を情報処理装置13に送信する。
(ステップS405)サーバ側電子ペン記載情報受信部1405は、情報処理装置13から電子ペン記載情報を受信したか否かを判断する。電子ペン記載情報を受信すればステップS406に行き、電子ペン記載情報を受信しなければステップS405に行く。
(ステップS406)記載情報処理部1406は、ステップS405で受信した電子ペン記載情報から記載情報を取得し、メモリ上に配置する。
(ステップS407)記載情報処理部1406は、メモリ上の記載情報を処理する。記載情報処理の例について、図5のフローチャートを用いて説明する。なお、本ステップにおいて、処理結果が得られ、メモリ上に配置される。
(ステップS408)処理結果蓄積部1407は、ステップS405で受信した電子ペン記載情報から電子ペン識別子を取得する。
(ステップS409)処理結果蓄積部1407は、ステップS401で受信した対応情報から、ステップS408で取得した電子ペン識別子と対になるユーザ識別子を取得する。
(ステップS410)処理結果蓄積部1407は、ステップS407で得られた処理結果を、ステップS409で取得したユーザ識別子と対応付けて、ユーザ情報格納部1404に蓄積する。
(ステップS411)処理結果出力部1408は、ステップS410で蓄積した処理結果を出力する。処理を終了する。
なお、図4のフローチャートにおいて、ステップS411における処理結果の出力は、処理結果の蓄積の後直ちに行ったが、ユーザからの要求を受信するなど、何らかのトリガーに応じて、処理結果の出力を行っても良い。
また、図4のフローチャートにおいて、電子ペン記載情報を受信するごとに処理したが、受信した電子ペン記載情報を一時蓄積しておき、一括して電子ペン記載情報を処理しても良い。
また、図4のフローチャートにおいて、認証処理は必須ではないことは言うまでもない。
次に、記載情報処理の動作について、図5のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS501)記載情報処理部1406は、カウンタiに1を代入する。
(ステップS502)記載情報処理部1406は、正解情報格納手段14061に格納されている1以上の正解情報から、i番目の問題(解答でも良い)が存在するか否かを判断する。i番目の問題が存在すればステップS503に行き、i番目の問題が存在しなければステップS509に行く。
(ステップS503)解答情報取得手段14062は、i番目の問題に対応する記載情報群を取得する。解答情報取得手段14062は、例えば、正解情報格納手段14061に格納されている各問題の解答領域を示す媒体11上での座標情報の領域(例えば、矩形の解答領域の左上座標(x1,y1)と右下座標(x2,y2))を取得し、記載情報群が有する座標情報から問題の番号を決定し、i番目の問題に対応する記載情報群を取得する。かかる処理は公知技術である。
(ステップS504)解答情報取得手段14062は、ステップS503で取得した記載情報群(座標情報の集合)から、解答情報を得る。かかる技術は、公知の文字認識技術である。
(ステップS505)正誤判断手段14063は、i番目の問題に対応する正解情報を、正解情報格納手段14061から読み出し、メモリ上に配置する。
(ステップS506)正誤判断手段14063は、ステップS505で取得した正解情報と、ステップS504で得た解答情報から正誤を判断する。正誤判断手段14063は、通常、両者が一致していれば正解、両者が不一致であれば不正解と判断する。
(ステップS507)正誤判断手段14063は、ステップS506における判断結果(例えば、正解「1」、不正解「0」)とiを対応付けて、メモリ上に一時格納する。
(ステップS508)記載情報処理部1406は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS501に戻る。
(ステップS509)点数算出手段14064は、ステップS507で一時格納した1以上の判断結果から点数を算出する。点数の算出は、例えば、演算式「100×(正解数/問題数)」により行われる。つまり、点数算出手段14064は、ステップS507で一時格納した1以上の判断結果から正解数と、問題数を取得し、演算式「100×(正解数/問題数)」を読み出し、正解数と問題数を代入し、演算を実行する。上位にリターンする。なお、点数算出手段14064における点数算出のアルゴリズムは問わないことは言うまでもない。
以下、本実施の形態における情報処理システムの具体的な動作について説明する。情報処理システムの概念図は図1である。
図6は、媒体11の例である。図6の媒体11は、テストの問題が記載された解答用紙である。ユーザは、電子ペン12で解答を記載する。
図7は、ユーザ情報格納部1404に格納されているユーザ情報管理表である。ユーザ情報管理表は、「ID」「ユーザ識別子」「パスワード」「氏名」「学年」「点数」などを属性値に有するレコードを1以上管理している。「ID」は、レコードを識別する情報であり、表におけるレコード管理のために存在する。「ユーザ識別子」「パスワード」は、ここでは、認証処理に利用される。図8は、正解情報格納手段14061に格納されている正解情報である。
また、今、電子ペン12の電子ペン識別子格納部1201には、「abcd」という電子ペン識別子が格納されている、とする。
かかる状況で、例えば、ユーザは、媒体11上でテストを開始するために、電子ペン12で媒体11上のいずれかの領域をチェックした、とする。すると、電子ペン12の座標情報取得部1202は1以上の座標情報を取得する。そして、電子ペン記載情報構成部1203は、電子ペン識別子格納部1201から電子ペン識別子「abcd」を読み出し、1以上の座標情報と電子ペン識別子「abcd」を対にして、情報処理装置13に送信する。
次に、情報処理装置13の電子ペン識別子受信部1305は、1以上の座標情報と電子ペン識別子「abcd」を受信する。なお、ここでは、電子ペン識別子受信部1305は、1以上の座標情報も受信しているが、受信する情報は電子ペン識別子「abcd」だけでも良い。
次に、ログイン画面出力部1302は、電子ペン識別子「abcd」の受信に応答して、ログイン画面の情報を読み出し、図9に示すようなログイン画面をディスプレイに表示する。そして、ユーザに、ユーザID(ユーザ識別子)とパスワードの入力を促す。
次に、ユーザは、キーボードなどの入力手段を用いて、ユーザ識別子「27222」、パスワード「zzzz」を入力した、とする。そして、ユーザは、マウスなどの入力手段を用いて、「送信ボタン」を押下した、とする。
次に、対応情報取得部1306は、電子ペン識別子「abcd」と、ユーザ識別子「27222」、パスワード「zzzz」から、図10に示すような対応情報を構成する。対応情報は、ここでは、電子ペン識別子と認証情報を有する。認証情報は、ユーザ識別子とパスワードを有する。
そして、対応情報送信部1307は、図10に示す対応情報をサーバ装置14に送信する。
次に、対応情報受信部1401は、図10に示す対応情報を情報処理装置13から受信し、メモリ上に配置する。そして、認証部1402は、対応情報からユーザ識別子「27222」、パスワード「zzzz」を取得し、かかる組み合わせの認証情報が、ユーザ情報格納部1404に格納されているか否かを判断する。図7のユーザ情報管理表によれば、ユーザ識別子「27222」、パスワード「zzzz」の認証情報は存在するので、認証部1402は、認証許可と判断する。次に、認証結果送信部1403は、認証結果「認証許可」を情報処理装置13に送信する。なお、ここでは、認証結果には、ユーザにテストの開始を促す画面の情報が含まれる、とする。
そして、情報処理装置13の認証結果受信部1303は、認証結果「認証許可」を受信し、認証結果出力部1304は、認証結果「認証許可」を図11に示すように出力する。図11の認証結果の表示は、ユーザにテストの開始を促す画面である。また、残り時間「30分」が表示されており、時々刻々と残り時間が少なくなっていくことが表示される、とする。
そして、ユーザは、電子ペン12を使って、媒体11上に解答を書き込んでいく。そして、電子ペン12は、図12に示すような電子ペン記載情報を、定期的に情報処理装置13に送信する。電子ペン記載情報は、電子ペン識別子と記載情報(座標情報の集合)を有する。
次に、情報処理装置13は、電子ペン12から電子ペン記載情報を受信し、当該電子ペン記載情報をサーバ装置14に送信する。通常、情報処理装置13は、かかる電子ペン記載情報の受信と送信を繰り返し行う。
次に、サーバ側電子ペン記載情報受信部1405は、情報処理装置13から電子ペン記載情報を受信する。そして、記載情報処理部1406は、受信した電子ペン記載情報から記載情報を取得し、採点の処理をする。
具体的には、解答情報取得手段14062は、1番目から各問題に対応する記載情報群(座標情報の集合)を取得する。そして、解答情報取得手段14062は、取得した記載情報群から、解答情報(ここでは、「○」または「×」)を得る。
次に、正誤判断手段14063は、取得した正解情報と、取得した解答情報から正誤を判断する。正誤判断手段14063は、両者が一致していれば正解、両者が不一致であれば不正解と判断する。
そして、正誤判断手段14063は、判断結果(例えば、正解「1」、不正解「0」)と問題番号を対応付けて、図13に示すように、メモリ上に一時格納する。次に、点数算出手段14064は、一時格納した図13の表から点数を算出する。ここでは、正誤判断手段14063は、演算式「100×(正解数/問題数)」により、点数を算出し、「90点」を得る。
次に、処理結果蓄積部1407は、受信した電子ペン記載情報(図12)から電子ペン識別子「abcd」を取得する。次に、処理結果蓄積部1407は、受信した図10の対応情報から、取得した電子ペン識別子「abcd」と対になるユーザ識別子「27222」を取得する。なお、複数のユーザの情報処理装置13がサーバ装置14と接続されている場合に、サーバ装置14は、複数の対応情報を受信している可能性がある。
次に、処理結果蓄積部1407は、得られた処理結果「90点」を、取得したユーザ識別子「27222」と対応付けて、ユーザ情報格納部1404に蓄積する。そして、図7の「ID=3」のレコードの「点数」の属性値として、点数「90」が書き込まれる。
そして、処理結果出力部1408は、蓄積した処理結果「90」を、情報処理装置13に送信する。
次に、処理結果受信部1310は、サーバ装置14から記載情報の処理結果「90」を受信する。そして、端末側処理結果出力部1311は、図14に示すように、処理結果「90」をディスプレイに出力する。
以上、本実施の形態によれば、電子ペンで記載したユーザの特定が容易にできる。具体的には、電子ペン12で記載したユーザの特定が、情報処理装置13のユーザIDを用いて、容易にできる。その結果、情報処理装置13におけるアプリケーションで行う入力作業を電子ペン12で行わせることが容易になる。つまり、例えば、今まで、e−learningシステムにおいて、テストの解答結果を情報処理装置にキーボードで入力していた受講生が、電子ペンを用いて解答しても、従来のサーバ装置での管理情報を利用して、ユーザ管理が確実に行える。
なお、本実施の形態によれば、記載情報処理部1406は、テストの採点処理だけではなく、他の処理でも良い。他の処理とは、アンケートの集計であったり、選挙の投票の集計であったり、記載情報を出力するだけであったり、記載情報を蓄積するだけであったり、記載情報を送信するだけ、などである。かかることは、他の実施の形態でも同様である。
また、本実施の形態によれば、電子ペン12を用いて、テストの解答を記載したが、他の情報を記載しても良い。つまり、電子ペン12を用いて、テストの採点を行っても良いし、アンケートの回答や、報告書の作成などを行っても良い。つまり、本実施の形態において、電子ペンを用いて記載した情報が、容易に、ユーザ管理の情報と対応付けられれば、そのアプリケーションは問わない。かかることは、他の実施の形態でも同様である。
また、本実施の形態において、記載情報処理部1406の処理がNOPであり、必須ではない。かかる場合、記載情報はユーザ識別子と対応付けられて記憶媒体に蓄積されるだけでも良いし、記載情報はユーザ識別子と対応付けられて出力デバイスに出力されるだけでも良い。そして、この場合、例えば、サーバ装置は、ユーザ識別子と当該ユーザ識別子で識別されるユーザの情報であるユーザ情報を対に有するユーザ情報格納部と、前記情報処理装置から対応情報を受信する対応情報受信部と、前記情報処理装置から電子ペン記載情報を受信するサーバ側電子ペン記載情報受信部と、前記サーバ側電子ペン記載情報受信部が受信した電子ペン記載情報が有する電子ペン識別子を取得し、当該電子ペン識別子と対応付けられているユーザ識別子を、前記対応情報受信部が受信した対応情報から取得し、当該取得したユーザ識別子と対応づくように、前記サーバ側電子ペン記載情報受信部が受信した電子ペン記載情報が有する記載情報を、前記ユーザ情報格納部に蓄積する処理結果蓄積部を具備する装置となる。また、ここでの処理結果蓄積部の蓄積は、主メモリ等の揮発性メモリへの書き込みでも良い。その場合、通常、処理結果出力部がユーザ識別子と対応づくように電子ペン記載情報が有する記載情報を出力する。
また、本実施の形態において、例えば、情報処理装置とサーバ装置だけで、テストの自動採点を実施するアプリケーションを提供しているとした場合に、さらに本実施の形態における情報処理システムでは、電子ペンで解答を記載する手段を受講生に与え、情報処理装置のキーボードなどの入力手段を用いた入力方法と、電子ペンを用いた入力方法の2つの入力方法を与え、かつ、ユーザ管理(認証処理なども含む)は同様に行える。
また、本実施の形態によれば、情報処理装置13、サーバ装置14が分離されていた。しかし、情報処理装置13、またはサーバ装置14で行う処理を一つの装置で行っても良いし、3つ以上の装置で分散処理しても良い。情報処理装置13、またはサーバ装置14で行う処理を一つの装置で行う場合、かかる情報処理装置は、以下のような情報処理装置である。つまり、ユーザがログインするために入力する情報であり、ユーザを識別する情報であるユーザ識別子を受け付けるユーザ識別子受付部と、前記電子ペンから当該電子ペンを識別する情報である電子ペン識別子を受信する電子ペン識別子受信部と、前記ユーザ識別子受付部が受け付けたユーザ識別子と、前記電子ペン識別子受信部が受信した電子ペン識別子を対応付けて有する対応情報を記憶媒体に書き込む対応情報取得部と、ユーザ識別子と当該ユーザ識別子で識別されるユーザの情報であるユーザ情報を対に有するユーザ情報格納部と、前記電子ペンで記載した情報である記載情報と電子ペン識別子を有する電子ペン記載情報を受信する電子ペン記載情報受信部と、前記電子ペン記載情報受信部が受信した電子ペン記載情報が有する記載情報を処理し、処理結果を取得する記載情報処理部と、前記電子ペン記載情報受信部が受信した電子ペン記載情報が有する電子ペン識別子を取得し、当該電子ペン識別子と対応付けられているユーザ識別子を、前記対応情報取得部が取得した対応情報から取得し、当該取得したユーザ識別子と対応づくように、前記記載情報処理部が取得した処理結果を、前記ユーザ情報格納部に蓄積する処理結果蓄積部と、
前記処理結果蓄積部が蓄積した処理結果を出力する処理結果出力部を具備する情報処理装置、である。
さらに、本実施の形態における処理は、ソフトウェアで実現しても良い。そして、このソフトウェアをソフトウェアダウンロード等により配布しても良い。また、このソフトウェアをCD−ROMなどの記録媒体に記録して流布しても良い。なお、このことは、本明細書における他の実施の形態においても該当する。なお、本実施の形態における情報処理装置を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、コンピュータを、前記電子ペンから当該電子ペンを識別する情報である電子ペン識別子を受信する電子ペン識別子受信部と、ユーザがログインするために入力する情報であり、ユーザを識別する情報であるユーザ識別子を受け付けるユーザ識別子受付部と、前記ユーザ識別子受付部が受け付けたユーザ識別子と、前記電子ペン識別子受信部が受信した電子ペン識別子を対応付けて記憶媒体に書き込む対応情報取得部と、前記対応情報取得部が対応付けて取得したユーザ識別子と電子ペン識別子を有する対応情報を、前記サーバ装置に送信する対応情報送信部と、前記電子ペンで記載した情報である記載情報と電子ペン識別子を有する電子ペン記載情報を、前記電子ペンから受信する電子ペン記載情報受信部と、前記電子ペン記載情報受信部が受信した電子ペン記載情報を、前記サーバ装置に送信する電子ペン記載情報送信部として機能させるためのプログラム、である。
また、本実施の形態におけるサーバ装置を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、コンピュータを、前記情報処理装置から対応情報を受信する対応情報受信部と、前記情報処理装置から電子ペン記載情報を受信するサーバ側電子ペン記載情報受信部と、前記サーバ側電子ペン記載情報受信部が受信した電子ペン記載情報が有する記載情報を処理し、処理結果を取得する記載情報処理部と、前記サーバ側電子ペン記載情報受信部が受信した電子ペン記載情報が有する電子ペン識別子を取得し、当該電子ペン識別子と対応付けられているユーザ識別子を、前記対応情報受信部が受信した対応情報から取得し、当該取得したユーザ識別子と対応づくように、前記記載情報処理部が取得した処理結果を、前記ユーザ情報格納部に蓄積する処理結果蓄積部と、前記処理結果蓄積部が蓄積した処理結果を出力する処理結果出力部として機能させるためのプログラム、である。
(実施の形態2)
本実施の形態において、対応情報がユーザ識別子と電子ペン識別子を有する情報ではなく、ユーザ識別子と用紙特定情報を有する情報である点が異なる。つまり、本実施の形態における情報処理装置は、媒体11から電子ペン12が読み取った記載情報により、媒体11を特定する情報である用紙特定情報を得て、当該用紙特定情報と、ユーザが入力したユーザ識別子とを対応付けて、ユーザ管理を行う情報処理システムである。
図1は、本実施の形態における情報処理システムの概念図である。図15は、本実施の形態における情報処理システムのブロック図である。情報処理システムは、媒体11、電子ペン12、情報処理装置153、サーバ装置154を具備する。
情報処理装置153は、ユーザ識別子受付部1301、ログイン画面出力部1302、認証結果受信部1303、認証結果出力部1304、対応情報取得部15306、対応情報送信部1307、電子ペン記載情報受信部1308、電子ペン記載情報送信部1309、処理結果受信部1310、端末側処理結果出力部1311を具備する。
サーバ装置154は、対応情報受信部1401、認証部1402、認証結果送信部1403、ユーザ情報格納部1404、サーバ側電子ペン記載情報受信部1405、記載情報処理部1406、処理結果蓄積部15407、処理結果出力部1408を具備する。
対応情報取得部15306は、ユーザ識別子受付部1301が受け付けたユーザ識別子と、電子ペン記載情報受信部1308が受信した用紙特定情報を含む記載情報を対応付けて記憶媒体に書き込む。なお、上述したアノトペンにおいて、媒体11により、異なる座標情報を取得するように、媒体11上のドットを記録できることが知られており、かかる公知知識を用いれば、座標情報から媒体11を特定できる。用紙特定情報は、媒体11をユニークに特定できる情報である。対応情報取得部15306は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。対応情報取得部15306の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
処理結果蓄積部15407は、記載情報処理部1406が処理した記載情報から用紙特定情報を取得し、当該用紙特定情報から、対応するユーザ識別子を取得し、当該ユーザ識別子と対応づくように、記載情報処理部1406が取得した処理結果を、ユーザ情報格納部1404に蓄積する。処理結果蓄積部15407は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。処理結果蓄積部15407の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。なお、記載情報から用紙特定情報を取得する技術は公知技術であるので詳細な説明を省略する。
次に、情報処理システムの動作について説明する。本情報処理システムを構成する各装置において、対応情報取得部15306、処理結果蓄積部15407が、実施の形態1の対応する装置と、若干異なるのみである。具体的には、図3の情報処理装置の動作において、情報処理装置153の動作は、ステップS301の動作に代えて、電子ペン記載情報受信部1308が用紙特定情報を含む記載情報と電子ペン識別子を有する電子ペン記載情報を受信したか否かを判断する。そして、受信すれば、ステップS302に行く、という処理を行う。また、ステップS305の動作に代えて、対応情報取得部15306は、ユーザ識別子受付部1301が受け付けたユーザ識別子と、電子ペン記載情報受信部1308が受信した用紙特定情報を含む記載情報を対応付けて、対応情報を構成し、当該対応情報を記憶媒体に書き込む。
また、サーバ装置154の動作について、ステップS410の動作に代えて、処理結果蓄積部15407は、記載情報処理部1406が処理した記載情報から用紙特定情報を取得し、当該用紙特定情報と対になるユーザ識別子を、受信した対応情報から取得し、当該ユーザ識別子と対応づくように、記載情報処理部1406が取得した処理結果を、ユーザ情報格納部1404に蓄積する、という処理を行う。
以上、本実施の形態によれば、電子ペンで記載したユーザの特定が容易にできる。具体的には、電子ペン12で記載したユーザの特定が、情報処理装置153のユーザIDを用いて、容易にできる。その結果、情報処理装置153におけるアプリケーションで行う入力作業を電子ペン12で行わせることが容易になる。つまり、例えば、今まで、e−learningシステムにおいて、テストの解答結果を情報処理装置にキーボードで入力していた受講生が、電子ペンを用いて解答しても、従来のサーバ装置での管理情報を利用して、ユーザ管理が確実に行える。
なお、本実施の形態によれば、情報処理装置153、サーバ装置154が分離されていた。しかし、情報処理装置153、またはサーバ装置154で行う処理を一つの装置で行っても良いし、3つ以上の装置で分散処理しても良い。情報処理装置153、またはサーバ装置154で行う処理を一つの装置で行う場合、かかる情報処理装置は、以下のような情報処理装置である。つまり、ユーザ識別子と当該ユーザ識別子で識別されるユーザの情報であるユーザ情報を対に有するユーザ情報格納部と、前記電子ペンから当該電子ペンで用紙に記載した情報であり、用紙を特定する情報である用紙特定情報を含む記載情報と電子ペン識別子を有する電子ペン記載情報を、前記電子ペンから受信する電子ペン記載情報受信部と、ユーザがログインするために入力する情報であり、ユーザを識別する情報であるユーザ識別子を受け付けるユーザ識別子受付部と、前記ユーザ識別子受付部が受け付けたユーザ識別子と、前記記載情報受信部が受信した用紙特定情報を含む記載情報を対応付けて記憶媒体に書き込む対応情報取得部と、前記電子ペン記載情報受信部が受信した記載情報を処理し、処理結果を取得する記載情報処理部と、前記電子ペン記載情報受信部が受信した電子ペン記載情報が有する記載情報から用紙特定情報を取得し、当該用紙特定情報と対応付けられているユーザ識別子を、前記対応情報取得部が取得した対応情報から取得し、当該取得したユーザ識別子と対応づくように、前記記載情報処理部が取得した処理結果を、前記ユーザ情報格納部に蓄積する処理結果蓄積部と、前記処理結果蓄積部が蓄積した処理結果を出力する処理結果出力部を具備する情報処理装置、である。
また、本実施の形態において、記載情報処理部1406の処理がNOPであり、必須ではない。かかる場合、記載情報はユーザ識別子と対応付けられて記憶媒体に蓄積されるだけでも良いし、記載情報はユーザ識別子と対応付けられて出力デバイスに出力されるだけでも良い。そして、この場合、例えば、サーバ装置は、ユーザ識別子と当該ユーザ識別子で識別されるユーザの情報であるユーザ情報を対に有するユーザ情報格納部と、前記情報処理装置から対応情報を受信する対応情報受信部と、前記情報処理装置から電子ペン記載情報を受信するサーバ側電子ペン記載情報受信部と、前記サーバ側電子ペン記載情報受信部が受信した電子ペン記載情報が有する記載情報から用紙特定情報を取得し、当該用紙特定情報と対応付けられているユーザ識別子を、前記対応情報受信部が受信した対応情報から取得し、当該取得したユーザ識別子と対応づくように、前記サーバ側電子ペン記載情報受信部が受信した電子ペン記載情報が有する記載情報を、前記ユーザ情報格納部に蓄積する処理結果蓄積部を具備する装置である。
さらに、本実施の形態における情報処理装置を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、コンピュータを、前記電子ペンから当該電子ペンで用紙に記載した情報であり、用紙を特定する情報である用紙特定情報を含む記載情報と電子ペン識別子を有する電子ペン記載情報を、前記電子ペンから受信する電子ペン記載情報受信部と、ユーザがログインするために入力する情報であり、ユーザを識別する情報であるユーザ識別子を受け付けるユーザ識別子受付部と、前記ユーザ識別子受付部が受け付けたユーザ識別子と、前記電子ペン記載情報受信部が受信した用紙特定情報を含む記載情報を対応付けて記憶媒体に書き込む対応情報取得部と、前記対応情報取得部が対応付けて取得したユーザ識別子と用紙特定情報を有する対応情報を、前記サーバ装置に送信する対応情報送信部と、前記電子ペン記載情報受信部が受信した電子ペン記載情報を、前記サーバ装置に送信する電子ペン記載情報送信部として機能させるためのプログラム、である。
また、本実施の形態におけるサーバ装置を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、コンピュータを、前記情報処理装置から対応情報を受信する対応情報受信部と、前記情報処理装置から電子ペン記載情報を受信するサーバ側電子ペン記載情報受信部と、前記サーバ側電子ペン記載情報受信部が受信した電子ペン記載情報が有する記載情報を処理し、処理結果を取得する記載情報処理部と、前記サーバ側電子ペン記載情報受信部が受信した電子ペン記載情報が有する記載情報から用紙特定情報を取得し、当該用紙特定情報と対応付けられているユーザ識別子を、前記対応情報受信部が受信した対応情報から取得し、当該取得したユーザ識別子と対応づくように、前記記載情報処理部が取得した処理結果を蓄積する処理結果蓄積部と、前記処理結果蓄積部が蓄積した処理結果を出力する処理結果出力部として機能させるためのプログラム、である。
(実施の形態3)
本実施の形態において、実施の形態1、2と比較して、前記電子ペンで記載する対象の媒体が2以上である場合について説明する。つまり、本実施の形態において、電子ペンで記載する媒体が代わった場合(テストの科目が代わった場合など)にでも、対応情報受信部が既に受信している対応情報を使用する。そのことにより、ユーザは、媒体が代わった場合(テストの科目が代わった場合まど)にでも、再度、ログインなどする必要がなく、連続して電子ペンで情報を記載する(テストを受ける)ことができる。
また、本実施の形態において、解答情報を文字認識処理により取得し、取得した解答情報に対する正誤判断結果を簡易に訂正するボタンを自動取得し、出力する機能について説明する。かかるボタンにより、文字認識が完全でない場合でも、容易に採点が可能となる。
さらに、本実施の形態において、添削なども含むテスト特有の文字認識方法、正誤判定方法について説明する。
本実施の形態における情報処理システムや情報処理装置等が有する機能は、実施の形態1と実施の形態2で説明した情報処理システムや情報処理装置等に適用可能な機能も存在するが、ここでは、実施の形態1における情報処理システムや情報処理装置等に適用した場合について、主として説明する。
図1は、本実施の形態における情報処理システムの概念図である。図18は、本実施の形態における情報処理システムのブロック図である。本情報処理システムは、電子ペン12、情報処理装置183、サーバ装置184を具備する。
情報処理装置183は、ユーザ識別子受付部1301、ログイン画面出力部1302、認証結果受信部1303、認証結果出力部1304、電子ペン識別子受信部1305、対応情報取得部1306、対応情報送信部1307、電子ペン記載情報受信部1308、電子ペン記載情報送信部1309、処理結果受信部1310、端末側処理結果出力部1311、終了受付部18301、終了部18302、正誤反転受付部18303、正誤反転送信部18304を具備する。
サーバ装置184は、対応情報受信部1401、認証部1402、認証結果送信部1403、ユーザ情報格納部1404、サーバ側電子ペン記載情報受信部1405、記載情報処理部18401、処理結果構成部18402、処理結果蓄積部1407、処理結果出力部1408、終了受信部18403、終了処理部18404、正誤反転部18405を具備する。
記載情報処理部18401は、正解情報格納手段14061、解答情報取得手段184012、正誤判断手段184013、点数算出手段14064を具備する。
解答情報取得手段184012は、文字数取得手段1840121、文字認識手段1840122を具備する。
正誤判断手段184013は、誤認識可能性情報格納手段1840131、文字数合致判断手段1840132、文字列合致判断手段1840133を具備する。
終了受付部18301は、ユーザ(テスト受講者など)から、終了指示を受け付ける。ユーザは、終了指示を、入力手段や電子ペン12を用いて、情報処理装置183に入力する。電子ペン12を用いた終了指示の入力は、例えば、媒体11上の「終了」の領域の電子ペン12によるチェックである。終了指示の入力手段は、テンキーやキーボードやマウスやメニュー画面によるもの等、何でも良い。終了受付部18301は、テンキーやキーボード等の入力手段のデバイスドライバーや、メニュー画面の制御ソフトウェア等で実現され得る。なお、終了受付部18301が終了指示を受け付けるまで、本システム(サーバ装置184)は、対応情報受信部1401が受信した対応情報を使用する。かかる場合は、テストの科目が代わるなど、電子ペン12で記載する媒体11が代わった場合でも、ユーザは、再度、ログインIDなどの入力をする必要がないことを示す。また、終了指示の入力方法は問わない。終了受付部18301は、例えば、テンキーやキーボード等の入力手段のデバイスドライバーや、メニュー画面の制御ソフトウェア等で実現され得る。
終了部18302は、終了受付部18301が終了指示を受け付けた場合に、情報処理装置183の処理を終了する。この終了とは、アプリケーション(例えば、テストのアプリ)の終了や、シャットダウン等でも良い。また、終了部18302は、サーバ装置184に情報処理装置183の処理の終了を通知(終了信号を送信)する。終了部18302は、例えば、MPUやメモリや通信手段等から実現され得る。終了部18302の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
正誤反転受付部18303は、出力された正誤を反転させるためのボタン(正誤反転ボタン)の押下である正誤反転指示を受け付ける。正誤反転指示は、例えば、マウスで入力され得る。正誤反転受付部18303は、テンキーやキーボード等の入力手段のデバイスドライバーや、メニュー画面の制御ソフトウェア等で実現され得る。
正誤反転送信部18304は、正誤反転受付部18303が正誤反転指示を受け付けた場合、正誤反転指示をサーバ装置184に送信する。正誤反転送信部18304は、無線または有線の通信手段等で実現され得る。
記載情報処理部18401は、サーバ側電子ペン記載情報受信部1405が受信した電子ペン記載情報が有する記載情報を処理し、処理結果を取得する。記載情報処理部18401は、例えば、後述する正解情報格納手段14061、解答情報取得手段184012、正誤判断手段184013、および点数算出手段14064を用いて、テストの自動採点を行い、点数を算出しても良い。処理結果は、例えば、テストの点数を有する情報である。ただし、記載情報処理部18401が行う処理は、アンケートの集計であったり、選挙の投票の集計であったり、記載情報を出力するだけであったり、記載情報を蓄積するだけであったり、記載情報を送信するだけであっても良い。また、記載情報処理部18401は、NOP(何もしない)でも良い。記載情報処理部18401の処理がNOPの場合、処理結果蓄積部1407により、記載情報はユーザ識別子と対応付けられて記憶媒体に蓄積されるだけでも良いし、処理結果出力部1408により、記載情報はユーザ識別子と対応付けられて出力デバイスに出力されるだけでも良い。ここでの処理内容は、問わない。なお、以下では、処理をテストの自動採点を例にとり説明する。記載情報処理部18401は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。記載情報処理部18401の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
解答情報取得手段184012は、サーバ側電子ペン記載情報受信部1405が受信した電子ペン記載情報が有する記載情報から、テストの受講生の解答を示す情報である解答情報を、文字認識処理により取得する。文字認識処理のアルゴリズムは問わない。文字認識処理については、各種のアルゴリズムがあり、通常、いかなるアルゴリズムを用いても良い。
文字数取得手段1840121は、解答情報の文字数を取得する。解答情報の文字数は、文字認識され、文字列が得られた後に、当該文字列の文字列長から取得されても良いし、文字認識される前に、記載情報から取得されても良い。記載情報から取得する方法として、記載情報が有する座標値から、解答欄のどの枠(文字)まで記載されているかを取得する方法などがある。かかる場合、文字数取得手段1840121は、例えば、媒体11上の記載枠に対応する座標情報(矩形の座標を特定する情報)を保持している。
文字認識手段1840122は、サーバ側電子ペン記載情報受信部1405が受信した電子ペン記載情報が有する記載情報を文字認識し、解答情報を得る。文字認識処理については、各種のアルゴリズムがあり、通常、いかなるアルゴリズムを用いても良い。文字認識手段1840122は、一マスに一文字記載されている状況において、一文字ずつ文字認識することが好適である。文字認識手段1840122は、一マスの領域を、マスを特定する座標情報により認識でき、ある一マスに記載された記載情報(座標情報の集合)を取得し、文字認識することが好適である。また、文字認識手段1840122は、解答情報を構成する文字ごとに、参照する辞書を代えて文字認識することは好適である。例えば、文字認識手段1840122は、正解情報が英大文字であることが分かっている解答情報の文字を認識する場合は、複数の英大文字が格納された英大文字辞書を参照し、正解情報が英小文字であることが分かっている解答情報の文字を認識する場合は、複数の英小文字が格納された英小文字辞書を参照することは好適である。その他、正解情報が漢字であることが分かっている解答情報の文字を認識する場合は、複数の漢字が格納された漢字辞書を参照し、正解情報がひらがなであることが分かっている解答情報の文字を認識する場合は、複数のひらがなが格納されたひらがな辞書を参照することは好適である。つまり、文字認識手段1840122は、正解情報を読み出し、例えば、正解情報の認識対象の文字が「英大文字」か「英小文字」か「ひらがな」か「カタナカ」か「漢字」か「数字」か、を決定する。その後、文字認識手段1840122は、決定した文字の種類に応じて、辞書を選択し、文字認識を行う。なお、かかる場合、住所は、文字の種類ごとに存在する。また、文字認識手段1840122は、文字の種類に応じた辞書を切り替えながら、辞書の数だけ、文字認識を行い、辞書数だけ文字の候補を得て、最終的に、解答情報から認識対象の文字の種類(「英大文字」か「英小文字」か「ひらがな」か「カタナカ」か「漢字」か「数字」かなど)を決定し、当該決定した文字の種類に対応する辞書を用いた認識結果を得ても良い。また、文字認識手段1840122は、文字の種類に応じた辞書を切り替えながら、辞書の数だけ、文字認識を行い、辞書数だけ文字の候補を得て、最終的に、認識度(正しいであろう尤度)が最大のものを認識結果としても良い。
正誤判断手段184013は、各解答ごとに、正解情報の文字列と解答情報の文字列が一致するか否かの判断を行う。なお、正誤判断手段184013は、後述するように、正解情報の文字数と解答情報の文字数を比較し、当該2つの文字数が異なる場合に、解答情報に対応する解答が不正解であると判断することは好適である。また、正誤判断手段184013は、1以上の誤認識可能性情報を格納しており、当該誤認識可能性情報を用いて、誤認識された可能性のある文字は正解であると判断することは好適である。なお、誤認識可能性情報は、文字と、当該文字に対して誤認識される可能性のある他の文字である1以上の誤認識可能性文字を対応付けて有する情報である。例えば、誤認識可能性情報は、文字「i」と「l」と「j」(文字「i」と「l」と「j」の間で誤認識される可能性があることを示す)、文字「r」と「v」、などの情報群である。また、正誤判断手段184013は、正解情報の文字列と解答情報の文字列が一致するか否かの判断を行う前に、正解情報の文字数と解答情報の文字数を比較し、当該2つの文字数が異なる場合に、解答情報に対応する解答が不正解であると判断することは好適である。ここで、正解情報の文字数は、正解情報格納手段14061に格納されている正解情報から取得できる。この処理は、文字列の文字列長の取得処理であり、公知技術である。
誤認識可能性情報格納手段1840131は、1以上の誤認識可能性情報を格納している。誤認識可能性情報格納手段1840131は、ハードディスクやROM等の不揮発性の記録媒体が好適であるが、RAM等の揮発性の記録媒体でも実現可能である。
文字数合致判断手段1840132は、正解情報の文字数と解答情報の文字数を比較し、当該2つの文字数が一致するか否かを判断する。
文字列合致判断手段1840133は、正解情報の文字列と解答情報の文字列が合致するか否かを判断する。
処理結果構成部18402は、1以上の各解答ごとに、正誤判断手段184013の正誤判断の結果に応じたボタンであり、正誤の判断を反対に変更するためのボタンである正誤反転ボタンを取得し、各解答ごとに、当該正誤反転ボタンと正誤判断手段184013の正誤判断の結果を少なくとも有する処理結果を構成する。正誤反転ボタンは、例えば、2種類あり、正解のものを不正解とするボタン、不正解のものを正解とするボタンである。ただし、正誤反転ボタンは、正誤反転させることを示す一のボタンでも良い。正誤反転ボタンは、処理結果構成部18402に格納されていても良いし、処理結果構成部18402が正誤反転ボタンを生成しても良い。
終了受信部18403は、終了信号を受信する。終了受信部18403は、無線または有線の通信手段等で実現され得る。
終了処理部18404は、終了受信部18403が終了信号を受信した場合に、当該情報処理装置183(当該ユーザ)の終了処理を行う。終了処理は、例えば、対応情報の記憶媒体(メモリなど)からの削除である。終了処理は、例えば、当該ユーザのログアウト処理である。終了処理部18404は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。終了処理部18404の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
正誤反転部18405は、情報処理装置183から正誤反転ボタンの押下(正誤反転指示)を受け付けた(受信した)場合、正誤判断手段184013の正誤判断の結果を反転させる。反転とは、正解を不正解とし、不正解を正解とすることである。正誤反転部18405が反転させた結果は、処理結果構成部18402により、処理結果に反映され、処理結果蓄積部1407により蓄積されたり、処理結果出力部1408により出力されたりする。正誤反転部18405は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。正誤反転部18405の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
次に、情報処理装置183の動作について、図19のフローチャートを用いて説明する。図19のフローチャートにおいて、図3のフローチャートと同様のステップについて、説明を省略する。
(ステップS1901)終了受付部18301は、終了指示を受け付けたか否かを判断する。終了指示を受け付ければ、終了部18302は終了処理を行い、終了する。終了指示を受け付けなければステップS311に戻る。なお、かかるステップS1901の処理により、電子ペン12で記載する媒体11が代わった場合(テストの科目が代わった場合まど)にでも、対応情報受信部1401が受信した対応情報を使用できることを示す。そのことにより、ユーザは、媒体11が代わった場合(テストの科目が代わった場合まど)にでも、再度、ログインなどする必要がなく、連続して電子ペン12で情報を記載する(テストを受ける)ことができる。なお、終了処理とは、例えば、ログアウトの処理や、シャットダウンの処理などである。
(ステップS1902)正誤反転受付部18303は、正誤反転指示を受け付けたか否かを判断する。正誤反転指示を受け付ければステップS1903に行き、正誤反転指示を受け付けなければステップS1904に行く。なお、正誤反転指示は、通常、問題または解答を特定する情報を含む。この問題等を特定する情報は、押下された正誤反転ボタンにより取得されえる。
(ステップS1903)正誤反転送信部18304は、ステップS1902で受け付けた正誤反転指示をサーバ装置184に送信する。ステップS1902に戻る。
(ステップS1904)正誤反転受付部18303は、正誤反転指示の受け付けを終了するか否かを判断する。正誤反転指示の受け付けを終了するならばステップS311に行き、終了しないならばステップS1903に戻る。正誤反転指示の受け付けの終了は、例えば、ユーザからの指示(図示しないボタンの押下などによる指示)がトリガーとなる。
次に、サーバ装置184の動作について、図20のフローチャートを用いて説明する。図20のフローチャートにおいて、図4のフローチャートと同様のステップについて、説明を省略する。
(ステップS2001)記載情報処理部18401は、メモリ上の記載情報を処理する。記載情報処理の例について、図21のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS2002)処理結果構成部18402は、処理結果を構成する。処理結果構成処理の例について、図22のフローチャートを用いて説明する。なお、本ステップにおいて、処理結果が得られ、メモリ上に配置される。なお、ステップS2002で構成した処理結果と、ステップS410で蓄積される処理結果は、同一とは限らず、ステップS2002で構成した処理結果の一部が蓄積される処理結果であっても良いし、データ構造が異なっても良い。
(ステップS2003)終了受信部18403は、終了信号を受信したか否かを判断する。終了信号を受信すれば終了処理(例えば、ログアウト処理など)を行い、処理を終了する。終了信号を受信しなければステップS2004に行く。
(ステップS2004)正誤反転部18405は、正誤反転指示を受信したか否かを判断する。正誤反転指示を受信すればステップS2005に行き、正誤反転指示を受信しなければステップS2006に行く。
(ステップS2005)正誤反転部18405は、正誤反転指示に含まれる解答または問題を特定する情報(解答番号など)の正誤を判断させる。ステップS2004に戻る。
(ステップS2006)正誤反転部18405は、正誤判定の修正を終了するか否かを判断する。終了するならばステップS410に行き、終了しないならばステップS2004に戻る。
次に、ステップS2001の記載情報処理の例について、図21のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS2101)文字数取得手段1840121は、解答情報の文字数を取得する。なお、解答情報の文字数の取得前に、例えば、文字認識手段1840122は、i番目の解答に対応する記載情報を文字認識し、解答情報を得る。
(ステップS2102)正誤判断手段184013は、正解情報の文字数を取得する。正誤判断手段184013は、例えば、正解情報格納手段14061に格納されている正解情報を読み出し、当該正解情報の文字数を得る。なお、正解情報の文字数は、予め格納されていても良い。
(ステップS2103)正誤判断手段184013は、ステップS2101で取得された解答情報の文字数と、ステップS2102で取得した正解情報の文字数が一致するか否かを判断する。一致すればステップS2104に行き、一致しなければステップS2113に行く。
(ステップS2104)正誤判断手段184013は、カウンタjに1を代入する。
(ステップS2105)正誤判断手段184013は、正解情報または解答情報の中に、j番目の文字が存在するか否かを判断する。j番目の文字が存在すればステップS2106に行き、j番目の文字が存在しなければステップS2116に行く。なお、少なくとも、この段階では、解答情報は、文字認識手段1840122により、文字認識され、取得されている、とする。なお、文字認識を行う手段は、電子ペン12に存在しても、情報処理装置183に存在しても、サーバ装置184に存在しても良い。
(ステップS2106)正誤判断手段184013は、i番目の解答情報のj番目の文字を取り出す。
(ステップS2107)正誤判断手段184013は、i番目の正解情報のj番目の文字を取り出す。
(ステップS2108)正誤判断手段184013は、ステップS2106で取得した解答情報中の文字と、ステップS2107で取得した正解情報中の文字が一致するか否かを判断する。一致すればステップS2109に行き、一致しなければステップS2110に行く。
(ステップS2109)正誤判断手段184013は、カウンタjを1、インクリメントする。ステップS2105に戻る。
(ステップS2110)正誤判断手段184013は、i番目の正解情報中のj番目の文字に対応する1以上の誤認識可能性文字を誤認識可能性情報格納手段1840131から取得する。
(ステップS2111)正誤判断手段184013は、i番目の解答情報のj番目の文字が、ステップS2110で取得された1以上の誤認識可能性文字の中に存在するか否かを判断する。存在すればステップS2112に行き、存在しなければステップS2113に行く。
(ステップS2112)正誤判断手段184013は、予め決められたバッファ(警告コメントバッファ)に、誤認識の旨、または上手い字の記載を促す旨などの警告情報を追記する。なお、警告コメントバッファは、最初は、NULLである。また、警告情報は、例えば、正解情報中のj番目の文字に対して、ユーザが記載した文字が解答情報中のj番目の文字と認識された旨の情報である。
(ステップS2113)正誤判断手段184013は、i番目の解答情報に対応する解答(判断結果)を不正解とする。
(ステップS2114)正誤判断手段184013は、判断結果をiと対応付けて、記憶媒体に一時格納する。
(ステップS2115)正誤判断手段184013は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS502に戻る。
(ステップS2116)正誤判断手段184013は、判断結果を正解とする。ステップS2114に行く。
次に、ステップS2002の処理結果構成処理の例について、図22のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS2201)処理結果構成部18402は、カウンタiに1を代入する。
(ステップS2202)処理結果構成部18402は、i番目の解答情報が存在するか否かを判断する。i番目の解答情報が存在すればステップS2203に行き、i番目の解答情報が存在しなければ上位処理にリターンする。
(ステップS2203)処理結果構成部18402は、i番目の記載情報を取得し、メモリ上に配置する。
(ステップS2204)処理結果構成部18402は、i番目の解答情報を取得し、メモリ上に配置する。
(ステップS2205)処理結果構成部18402は、i番目の正誤判断結果を取得し、メモリ上に配置する。
(ステップS2206)処理結果構成部18402は、i番目の得点を取得し、メモリ上に配置する。
(ステップS2207)処理結果構成部18402は、i番目の正誤判断結果に対応する正誤反転ボタンを取得する。ここでの正誤反転ボタンは、少なくとも正誤反転ボタンの図柄を示すデータ(ビットマップやグラフデータなどの構造を有する)を含む。
(ステップS2208)処理結果構成部18402は、ステップS2203からステップS2207で取得した情報から、i番目の解答に対応する情報であり、出力する情報を構成し、メモリ上に配置する。
(ステップS2209)処理結果構成部18402は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS2202に戻る。
なお、上記の説明によれば、情報処理装置183、サーバ装置184が分離されていた。しかし、情報処理装置183、またはサーバ装置184で行う処理を一つの装置で行っても良いし、3つ以上の装置で分散処理しても良い。情報処理装置183、またはサーバ装置184で行う処理を一つの装置で行う場合、かかる情報処理装置は、以下のような情報処理装置である。本情報処理装置のブロック図を図23に示す。
本情報処理装置は、ユーザを識別する情報であるユーザ識別子を受け付けるユーザ識別子受付部と、電子ペンから当該電子ペンを識別する情報である電子ペン識別子を受信する電子ペン識別子受信部と、前記ユーザ識別子受付部が受け付けたユーザ識別子と、前記電子ペン識別子受信部が受信した電子ペン識別子を対応付けて有する対応情報を記憶媒体に書き込む対応情報取得部と、ユーザ識別子と当該ユーザ識別子で識別されるユーザの情報であるユーザ情報を対に有するユーザ情報格納部と、前記電子ペンで記載した情報である記載情報と電子ペン識別子を有する電子ペン記載情報を受信する電子ペン記載情報受信部と、前記電子ペン記載情報受信部が受信した電子ペン記載情報が有する記載情報を処理し、処理結果を取得する記載情報処理部と、前記電子ペン記載情報受信部が受信した電子ペン記載情報が有する電子ペン識別子を取得し、当該電子ペン識別子と対応付けられているユーザ識別子を、前記対応情報取得部が取得した対応情報から取得し、当該取得したユーザ識別子と対応づくように、前記記載情報処理部が取得した処理結果を、前記ユーザ情報格納部に蓄積する処理結果蓄積部と、前記処理結果蓄積部が蓄積した処理結果を出力する処理結果出力部を具備する情報処理装置であり、前記電子ペンで記載する対象の媒体が2以上であり、前記電子ペンで記載する媒体が代わった場合にでも、前記対応情報受信部が受信した対応情報を使用する情報処理装置、である。
また、本情報処理装置は、テストの採点を行う情報処理装置であって、ユーザを識別する情報であるユーザ識別子を受け付けるユーザ識別子受付部と、電子ペンから当該電子ペンを識別する情報である電子ペン識別子を受信する電子ペン識別子受信部と、前記ユーザ識別子受付部が受け付けたユーザ識別子と、前記電子ペン識別子受信部が受信した電子ペン識別子を対応付けて有する対応情報を記憶媒体に書き込む対応情報取得部と、ユーザ識別子と当該ユーザ識別子で識別されるユーザの情報であるユーザ情報を対に有するユーザ情報格納部と、前記電子ペンで記載した情報である記載情報と電子ペン識別子を有する電子ペン記載情報を受信する電子ペン記載情報受信部と、前記電子ペン記載情報受信部が受信した電子ペン記載情報が有する記載情報を処理し、処理結果を取得する記載情報処理部と、前記電子ペン記載情報受信部が受信した電子ペン記載情報が有する電子ペン識別子を取得し、当該電子ペン識別子と対応付けられているユーザ識別子を、前記対応情報取得部が取得した対応情報から取得し、当該取得したユーザ識別子と対応づくように、前記記載情報処理部が取得した処理結果を、前記ユーザ情報格納部に蓄積する処理結果蓄積部と、前記処理結果蓄積部が蓄積した処理結果を出力する処理結果出力部を具備する情報処理装置であり、前記記載情報処理部は、テストの正解を示す情報である正解情報を格納している正解情報格納手段と、前記サーバ側電子ペン記載情報受信部が受信した電子ペン記載情報が有する記載情報から、テストの受講生の解答を示す情報である解答情報を、文字認識処理により取得する解答情報取得手段と、前記正解情報格納手段から正解情報を読み出し、当該正解情報と、前記解答情報取得手段が取得した解答情報を比較し、テストの受講生の解答の正誤を判断する正誤判断手段を具備し、1以上の各解答ごとに、前記正誤判断手段の正誤判断の結果に応じたボタンであり、正誤の判断を反対に変更するためのボタンである正誤反転ボタンを取得し、前記各解答ごとに、当該正誤反転ボタンと前記正誤判断手段の正誤判断の結果を少なくとも有する処理結果を構成する処理結果構成部と前記正誤反転ボタンの押下を受け付けた場合、前記正誤判断手段の正誤判断の結果を反転させる正誤反転部をさらに具備する情報処理装置、である。
また、本情報処理装置は、テストの採点を行う情報処理装置であって、ユーザを識別する情報であるユーザ識別子を受け付けるユーザ識別子受付部と、電子ペンから当該電子ペンを識別する情報である電子ペン識別子を受信する電子ペン識別子受信部と、前記ユーザ識別子受付部が受け付けたユーザ識別子と、前記電子ペン識別子受信部が受信した電子ペン識別子を対応付けて有する対応情報を記憶媒体に書き込む対応情報取得部と、ユーザ識別子と当該ユーザ識別子で識別されるユーザの情報であるユーザ情報を対に有するユーザ情報格納部と、前記電子ペンで記載した情報である記載情報と電子ペン識別子を有する電子ペン記載情報を受信する電子ペン記載情報受信部と、前記電子ペン記載情報受信部が受信した電子ペン記載情報が有する記載情報を処理し、処理結果を取得する記載情報処理部と、前記電子ペン記載情報受信部が受信した電子ペン記載情報が有する電子ペン識別子を取得し、当該電子ペン識別子と対応付けられているユーザ識別子を、前記対応情報取得部が取得した対応情報から取得し、当該取得したユーザ識別子と対応づくように、前記記載情報処理部が取得した処理結果を、前記ユーザ情報格納部に蓄積する処理結果蓄積部と、前記処理結果蓄積部が蓄積した処理結果を出力する処理結果出力部を具備する情報処理装置であり、前記記載情報処理部は、テストの正解を示す情報である正解情報を格納している正解情報格納手段と、前記サーバ側電子ペン記載情報受信部が受信した電子ペン記載情報が有する記載情報から、テストの受講生の解答を示す情報である解答情報を、文字認識処理により取得する解答情報取得手段と、前記正解情報格納手段から正解情報を読み出し、当該正解情報と、前記解答情報取得手段が取得した解答情報を比較し、テストの受講生の解答の正誤を判断する正誤判断手段を具備し、前記解答情報取得手段は、前記解答情報の文字数をも取得し、前記正誤判断手段は、前記正解情報の文字列と前記解答情報の文字列が一致するか否かの判断を行う前に、前記正解情報の文字数と、前記解答情報の文字数を比較し、当該2つの文字数が異なる場合に、前記解答情報に対応する解答が不正解であると判断する情報処理装置、である。
また、本情報処理装置は、テストの採点を行う情報処理装置であって、ユーザを識別する情報であるユーザ識別子を受け付けるユーザ識別子受付部と、電子ペンから当該電子ペンを識別する情報である電子ペン識別子を受信する電子ペン識別子受信部と、前記ユーザ識別子受付部が受け付けたユーザ識別子と、前記電子ペン識別子受信部が受信した電子ペン識別子を対応付けて有する対応情報を記憶媒体に書き込む対応情報取得部と、ユーザ識別子と当該ユーザ識別子で識別されるユーザの情報であるユーザ情報を対に有するユーザ情報格納部と、前記電子ペンで記載した情報である記載情報と電子ペン識別子を有する電子ペン記載情報を受信する電子ペン記載情報受信部と、前記電子ペン記載情報受信部が受信した電子ペン記載情報が有する記載情報を処理し、処理結果を取得する記載情報処理部と、前記電子ペン記載情報受信部が受信した電子ペン記載情報が有する電子ペン識別子を取得し、当該電子ペン識別子と対応付けられているユーザ識別子を、前記対応情報取得部が取得した対応情報から取得し、当該取得したユーザ識別子と対応づくように、前記記載情報処理部が取得した処理結果を、前記ユーザ情報格納部に蓄積する処理結果蓄積部と、前記処理結果蓄積部が蓄積した処理結果を出力する処理結果出力部を具備する情報処理装置であり、前記記載情報処理部は、テストの正解を示す情報である正解情報を格納している正解情報格納手段と、前記サーバ側電子ペン記載情報受信部が受信した電子ペン記載情報が有する記載情報から、テストの受講生の解答を示す情報である解答情報を、保持している2以上の辞書を参照して行う文字認識処理により取得する解答情報取得手段と、前記正解情報格納手段から正解情報を読み出し、当該正解情報と、前記解答情報取得手段が取得した解答情報を比較し、テストの受講生の解答の正誤を判断する正誤判断手段を具備し、
前記解答情報取得手段は、1以上の各解答情報が有する文字列に含まれる各文字を認識する際に、文字によって、参照する辞書が異なる情報処理装置、である。
また、本情報処理装置は、テストの採点を行う情報処理装置であって、ユーザを識別する情報であるユーザ識別子を受け付けるユーザ識別子受付部と、電子ペンから当該電子ペンを識別する情報である電子ペン識別子を受信する電子ペン識別子受信部と、前記ユーザ識別子受付部が受け付けたユーザ識別子と、前記電子ペン識別子受信部が受信した電子ペン識別子を対応付けて有する対応情報を記憶媒体に書き込む対応情報取得部と、ユーザ識別子と当該ユーザ識別子で識別されるユーザの情報であるユーザ情報を対に有するユーザ情報格納部と、前記電子ペンで記載した情報である記載情報と電子ペン識別子を有する電子ペン記載情報を受信する電子ペン記載情報受信部と、前記電子ペン記載情報受信部が受信した電子ペン記載情報が有する記載情報を処理し、処理結果を取得する記載情報処理部と、前記電子ペン記載情報受信部が受信した電子ペン記載情報が有する電子ペン識別子を取得し、当該電子ペン識別子と対応付けられているユーザ識別子を、前記対応情報取得部が取得した対応情報から取得し、当該取得したユーザ識別子と対応づくように、前記記載情報処理部が取得した処理結果を、前記ユーザ情報格納部に蓄積する処理結果蓄積部と、前記処理結果蓄積部が蓄積した処理結果を出力する処理結果出力部を具備する情報処理装置であり、前記記載情報処理部は、テストの正解を示す情報である正解情報を格納している正解情報格納手段と、前記サーバ側電子ペン記載情報受信部が受信した電子ペン記載情報が有する記載情報から、テストの受講生の解答を示す情報である解答情報を、文字認識処理により取得する解答情報取得手段と、前記正解情報格納手段から正解情報を読み出し、当該正解情報と、前記解答情報取得手段が取得した解答情報を比較し、テストの受講生の解答の正誤を判断する正誤判断手段を具備し、前記正誤判断手段は、1以上の各文字と、当該各文字に対して誤認識される可能性のある他の文字である1以上の誤認識可能性文字を対応付けて有する誤認識可能性情報を格納している誤認識可能性情報格納手段を具備し、前記正解情報格納手段から正解情報を読み出し、当該正解情報と、前記解答情報取得手段が取得した解答情報を比較し、一致しない場合に、前記解答情報が有する一致しない文字が、前記正解情報が有する文字に対応する1以上の誤認識可能性文字に一致する場合に、当該解答情報に対応する解答を正解であると判断する情報処理装置、である。
以下、本実施の形態における情報処理装置を含む情報処理システムの具体的な動作について説明する。図24は、本情報処理システムの概念図である。図24は、媒体11、電子ペン12、および情報処理装置を含む。図25は、誤認識可能性情報格納手段1840131が保持している誤認識可能性情報管理表である。誤認識可能性情報管理表は、「ID」と「誤認識可能性情報」を有する。「誤認識可能性情報」は、2以上のアルファベットを対にして有する。「ID=1」の誤認識可能性情報は、「l」「i」「j」が誤認識されやすいことを示す。また、図26は、処理結果構成部18402が保持している正誤反転ボタン管理表である。正誤反転ボタン管理表では、正解または不正解に対応するボタンの形状、図柄(例えば、ビットマップまたはグラフデータ)と、ボタン押下時の処理を示すスクリプト(図26では、スクリプトが格納されているファイル名)を格納している。このスクリプトは、正誤を反転させる処理(メモリ上の正誤判断結果の書き換え処理など)を行う。
まず、ユーザは、図24の媒体11の「英語語句の英訳」の領域の電子ペン12でチェックする。そして、そのチェック結果と電子ペン識別子が電子ペン12から情報処理装置に送信される。次に、情報処理装置は、当該チェック結果を受信する。受信中の画面の表示イメージが図27(a)である。また、情報処理装置は、チェック結果を受信すると、ログイン画面出力部1302が保持しているログイン画面(図27(b)参照)を読み出し、出力する。次に、ユーザは、パスワードを入力する。すると、情報処理装置のユーザ識別子受付部1301は、ユーザ識別子(ここでは、パスワード)を受け付ける。
そして、対応情報取得部1306は、受信した電子ペン識別子と、受け付けたユーザ識別子から対応情報を取得し、認証部1402は認証処理を行い、認証許可の判断を行った、とする。そして、認証結果出力部1304は、図27(c)に示す認証結果の画面を出力する。なお、実施の形態1、2で述べたように、ユーザIDおよびパスワードを入力するようにしても良いことは言うまでもない。なお、図27における「ペンS/N」とは、電子ペン識別子のことである。
次に、情報処理装置は、受信したチェック結果を受信し、対応する英語語句の英訳の問題情報を読み出し、図28に示すようにディスプレイに表示する。なお、かかる問題情報の表示までの一連の処理は公知技術であるので詳細な説明を省略する。なお、問題情報は、予め情報処理装置が保持している。
次に、ユーザは、図29に示すように媒体11(解答用紙)に、解答(英語訳)を、電子ペン12で記載する。この記載により、電子ペン12の軌跡情報である記載情報(座標情報を有する)が、電子ペン12内のメモリに蓄えられる。
そして、ユーザは、媒体11の下方の「答え合せ」の領域を、電子ペン12でチェックする(図29参照)。その後、ユーザは、媒体11の下方の「送信」の領域を、電子ペン12でチェックする。すると、電子ペン12は、メモリに蓄えられた記載情報と、電子ペン識別子を有する電子ペン記載情報(図12のような情報)を情報処理装置に送信する。ここで、10問の記載情報すべてが、一度に、情報処理装置に送信された、とする。
次に、情報処理装置は、10問の記載情報を受信する。そして、情報処理装置の記載情報処理部18401は、以下のように、記載情報の処理(採点)を行う。つまり、まず、記載情報処理部18401は、1問目の解答から採点する。まず、文字認識手段1840122は、1問目の解答に対応する記載情報を文字認識処理し、解答情報「radio」を取得する。
次に、文字数取得手段1840121は、解答情報「radio」の文字数「5」を取得する。そして、正誤判断手段184013は、正解情報格納手段14061に格納されている正解情報「radio」を読み出し、正解情報の文字数「5」を取得する。次に、正誤判断手段184013は、取得された解答情報の文字数「5」と、取得した正解情報の文字数「5」が一致する、と判断する。次に、正誤判断手段184013は、正解情報「radio」と解答情報「radio」を、1文字ずつ比較し、すべてが一致していると判断する。正誤判断手段184013は、判断結果を正解とする。正誤判断手段184013は、判断結果「正解」を問題番号(解答番号)「1」と対応付けて、記憶媒体に一時格納する。
次に、記載情報処理部18401は、2問目の解答を採点する。2問目も正解であるので、判断結果「正解」が問題番号(解答番号)「2」と対応付けられて、記憶媒体に一時格納される。同様に、3問目も正解であるので、判断結果「正解」が問題番号(解答番号)「3」と対応付けられて、記憶媒体に一時格納される。
次に、記載情報処理部18401は、4問目の解答を採点する。文字認識手段1840122は、4問目の解答に対応する記載情報を文字認識処理し、解答情報「aftevnoon」を取得した、とする。
次に、文字数取得手段1840121は、解答情報「aftevnoon」の文字数「9」を取得する。そして、正誤判断手段184013は、正解情報格納手段14061に格納されている正解情報「afternoon」を読み出し、正解情報の文字数「9」を取得する。次に、正誤判断手段184013は、取得された解答情報の文字数「9」と、取得した正解情報の文字数「9」が一致する、と判断する。
次に、正誤判断手段184013は、正解情報「afternoon」と解答情報「aftevnoon」を、1文字ずつ比較していく。ここで、正誤判断手段184013は、解答情報の5文字目の「v」は正解情報の5文字目の「r」と異なる、と判断する。
次に、正誤判断手段184013は、正解情報中の5番目の文字「r」に対応する1以上の誤認識可能性文字「v」を誤認識可能性情報管理表(図25)の「ID=2」のレコードから取得する。そして、正誤判断手段184013は、解答情報の5番目の文字「v」が、取得された1以上の誤認識可能性文字の中に存在すると判断する。
次に、正誤判断手段184013は、警告情報「警告:「r」が「v」と認識されました。注意してください。」と、解答情報の「v」、正解情報の「r」を用いて構成する。そして、正誤判断手段184013は、警告情報を警告コメントバッファに追記する。
そして、続いて、正誤判断手段184013は、6文字以降の文字が、正解情報「afternoon」と解答情報「aftevnoon」で一致すると判断する。そして、正誤判断手段184013は、4問目の解答に対する判断結果を正解とする。そして、正誤判断手段184013は、判断結果「正解」を問題番号(解答番号)「4」と対応付けて、記憶媒体に一時格納する。
以降、同様に、記載情報処理部18401は、5問目から9問目まで処理を行い、ここでは、すべての解答の判断結果を「正解」である、と判断する。
次に、記載情報処理部18401は、10問目の解答を採点する。まず、文字認識手段1840122は、正解情報の「Sunday」の「S」を検出し、英大文字の辞書を用いた文字認識結果を採用する。また、次に、文字認識手段1840122は、「Sunday」の「n」以降、英小文字の辞書を用いた文字認識結果を採用する。このように、文字認識手段1840122は、媒体11(解答用紙)の解答欄のマスに記載された文字ごとに認識を行い、かつ、認識対象の文字の種類に対応する辞書を用いて文字認識を行う。かかる処理により、解答用紙に記載された文字の認識率が大幅に向上する。そして、正誤判断手段184013は、10問目の解答に対する判断結果も「正解」とする。
次に、電子ペン識別子とユーザ識別子を取得する。そして、以下のように処理結果が構成される。
つまり、処理結果構成部18402は、各問題ごとに、問題情報、解答情報、認識結果、判断結果(「正解」の場合は「○」、「不正解」の場合は「×」)、正誤反転ボタンなどを取得し、各問題ごとに、処理結果を構成する。また、処理結果構成部18402は、警告情報も含めて処理結果を構成する。
そして、処理結果蓄積部1407は、処理結果(例えば、構成した処理結果のうちで、各問題の判断結果と合計得点のみ)を蓄積する。ここでの蓄積は、メモリ上への配置でも良い。
次に、処理結果出力部1408は、処理結果構成部18402が構成した処理結果を、図30に示すように、ディスプレイに出力する。
なお、上記処理において、処理結果構成部18402は、正誤の判断のごとに、処理結果を構成し、処理結果出力部1408は、1問ずつ、処理結果を出力しても良い。かかる場合、図31に示すように、採点後、すぐに、処理結果構成部18402は処理結果を構成し、出力するようになる。図31において、4問目を採点中である。
次に、引き続いて、ユーザは、英語訳の用紙とは別の用紙(媒体11)を机上に取り出した、とする。
そして、ユーザは、電子ペン12で「漢字の書き取り」の領域をチェックした、とする。すると、図32に示すように、漢字の書き取りの問題が、情報処理装置のディスプレイ上に出力される。
次に、ユーザは、情報処理装置の画面を見て、ひらがなの用語を、漢字で、媒体11に、電子ペン12で記述する。この記述した内容を示す記述情報は、電子ペン12のメモリに蓄えられていく。
そして、ユーザは、すべての問題に対して、解答を完了した後、媒体11の「答え合せ」領域のチェック、「送信」領域のチェックを電子ペン12で行う(図33(a)参照)。
すると、上述したように、記載情報と電子ペン識別子を有する電子ペン記載情報が情報処理装置に送信される(図33(b)参照)。情報処理装置は、電子ペン記載情報を受信し、採点する(図33(c)参照)。以上の採点処理については、上述した通りである。
英単語のテストから漢字のテストに移行した場合でも、先に入力したユーザ識別子が有効となる。
以上、本実施の形態によれば、電子ペンで記載する媒体が代わった場合(テストの科目が代わった場合まど)にでも、既に受信している対応情報を使用する。そのことにより、ユーザは、媒体が代わった場合(テストの科目が代わった場合まど)にでも、再度、ログインなどする必要がなく、連続して電子ペンで情報を記載する(テストを受ける)ことができる。
また、本実施の形態によれば、解答情報を文字認識処理により取得し、取得した解答情報に対する正誤判断結果を簡易に訂正するボタンを自動取得し、出力する機能により、文字認識が完全でない場合でも、容易に採点が可能となる。
また、本実施の形態によれば、添削なども含むテスト特有の文字認識方法、正誤判定方法を採用することにより、正誤の判定精度が大幅に向上する。なお、本実施の形態の文字認識方法、正誤判定方法において、文字認識した解答情報と正解情報を比較する前に両者の文字数を比較し、正誤を判定する第一の処理が採用された。また、文字認識する際に、認識対象の文字により、参照する辞書を切り替える(英大文字辞書と英小文字辞書の切り替えなど)第二の処理が採用された。さらに、正誤判定方法において、誤認識可能性文字を利用して、誤認識された場合でも精度高く正誤判定を行う第三の処理が採用された。かかる第一から第三の処理は、単独でも利用可能である。また、3つの処理のうち2つの処理を組み合わせても良いし、3つの処理を行っても良い。
また、本実施の形態において、ユーザ識別子受付部1301はユーザ識別子を、必ずしも受け付ける必要はない。かかる場合、ユーザ識別子受付部1301は不要である。そして、かかる場合、例えば、ユーザのログインボタンの押下等により、ログインされ、処理が開始される。
また、上記各実施の形態において、各処理(各機能)は、単一の装置(システム)によって集中処理されることによって実現されてもよく、あるいは、複数の装置によって分散処理されることによって実現されてもよい。
また、図16は、本明細書で述べたプログラムを実行して、上述した種々の実施の形態の情報処理装置を実現するコンピュータの外観を示す。上述の実施の形態は、コンピュータハードウェア及びその上で実行されるコンピュータプログラムで実現され得る。図16は、このコンピュータシステム340の概観図であり、図17は、コンピュータシステム340のブロック図である。
図16において、コンピュータシステム340は、FD(Flexible Disk)ドライブ、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)ドライブを含むコンピュータ341と、キーボード342と、マウス343と、モニタ344とを含む。
図17において、コンピュータ341は、FDドライブ3411、CD−ROMドライブ3412に加えて、CPU(Central Processing Unit)3413と、CD−ROMドライブ3412及びFDドライブ3411に接続されたバス3414と、ブートアッププログラム等のプログラムを記憶するためのROM(Read−Only Memory)3415と、CPU3413に接続され、アプリケーションプログラムの命令を一時的に記憶するとともに一時記憶空間を提供するためのRAM(Random Access Memory)3416と、アプリケーションプログラム、システムプログラム、及びデータを記憶するためのハードディスク3417とを含む。ここでは、図示しないが、コンピュータ341は、さらに、LANへの接続を提供するネットワークカードを含んでも良い。
コンピュータシステム340に、上述した実施の形態の情報処理装置の機能を実行させるプログラムは、CD−ROM3501、またはFD3502に記憶されて、CD−ROMドライブ3412またはFDドライブ3411に挿入され、さらにハードディスク3417に転送されても良い。これに代えて、プログラムは、図示しないネットワークを介してコンピュータ341に送信され、ハードディスク3417に記憶されても良い。プログラムは実行の際にRAM3416にロードされる。プログラムは、CD−ROM3501、FD3502またはネットワークから直接、ロードされても良い。
プログラムは、コンピュータ341に、上述した実施の形態の情報処理装置の機能を実行させるオペレーティングシステム(OS)、またはサードパーティープログラム等は、必ずしも含まなくても良い。プログラムは、制御された態様で適切な機能(モジュール)を呼び出し、所望の結果が得られるようにする命令の部分のみを含んでいれば良い。コンピュータシステム340がどのように動作するかは周知であり、詳細な説明は省略する。
なお、上記プログラムにおいて、情報を送信するステップや、情報を受信するステップなどでは、ハードウェアによって行われる処理、例えば、送信するステップにおけるモデムやインターフェースカードなどで行われる処理(ハードウェアでしか行われない処理)は含まれない。
また、上記プログラムを実行するコンピュータは、単数であってもよく、複数であってもよい。すなわち、集中処理を行ってもよく、あるいは分散処理を行ってもよい。
また、上記各実施の形態において、一の装置に存在する2以上の通信手段(認証結果受信部や対応情報送信部など)は、物理的に一の媒体で実現されても良いことは言うまでもない。
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。