JP4947295B2 - 送受信装置、データ量調整方法、データ量調整プログラムおよび通信システム - Google Patents

送受信装置、データ量調整方法、データ量調整プログラムおよび通信システム Download PDF

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Description

この発明は、例えば、USB(Universal Serial Bus)などのシリアルインターフェイスを通じてデータの送受信を行う装置、当該装置で用いられる送信データ量の調整方法、当該装置のコンピュータによって実行される送信データ量の調整プログラム、および、シリアルインターフェイスを通じて接続されて構成される通信システムに関する。
インターネットやイントラネットのようなIP(Internet Protocol)ネットワークの普及に伴い、VoIP(Voice over IP)技術を利用して、IPネットワーク上で音声通話を行うようにするいわゆるIP電話が普及し始めている。このIP電話は、デジタル符号化した音声信号を一定の時間毎に区切ってパケット化して送受するものである。IP電話は、回線使用効率が高いIPネットワークを使うことにより、長距離電話料金を安くすることができるなどのメリットがある。
このようなIP電話を安価にしかも簡単に利用できるようにするために、特許文献1には、送受話用ハンドセット付きパーソナルコンピュータについての技術が開示されている。この特許文献1に記載の発明は、通信ラインに接続されたパーソナルコンピュータに、送受話用のハンドセットを接続して構成するものである。
この場合、パーソナルコンピュータは、通信ラインを介して受信した音声データをハンドセットに対して出力すると共に、ハンドセットからの音声データを通信ラインに対して出力するための音声ドライバを備えたものであり、当該パーソナルコンピュータとハンドセットとは、シリアルインターフェイスであるRS−232Cインターフェイスによって接続されるものである。
この特許文献1に記載の発明を用いることにより、パーソナルコンピュータとハンドセットとにより高機能のIP電話機を構成することができ、専用のIP電話機を用いなくても、安価に、しかも使い勝手のよいIP電話機を構成し、IP電話を簡単に利用することができるようにされる。
なお、上記の特許文献1は、以下の通りである。
特開平10−340181号公報
ところで、上述した特許文献1に記載の発明のように、パーソナルコンピュータとハンドセットとをシリアルインターフェイスで接続して、両機器間で音声データ等を送受する場合、両機器で用いるクロック信号が、送受されるデータに対して完全には同じものとはならないために、所定の単位時間当たりに送信されるデータ量と受信されるデータ量とが一致しない場合が発生する可能性がある。
例えば、図5に示すように、パーソナルコンピュータ100とハンドセット200とがシリアルインターフェイスであるUSBで接続され、両機器間で音声データ等が送受可能なシステムにおいて、パーソナルコンピュータ100から音声データを送信し、これをハンドセット200で受信する場合を考える。
パーソナルコンピュータ100は、クロックジェネレータ103から供給されるクロック信号に基づいて動作する音声ドライバ101と、USBインターフェイス(以下、USBI/Fと略称する。)102とを備えている。そして、パーソナルコンピュータ100は、通信ネットワークを介して送信されてくるパケット化された音声データを受信し、音声ドライバ101においてパケット分解し、これをUSBインターフェイス(以下、USBI/Fと略称する。)102に供給する。USBI/F102においては、これに供給された音声データについて、図5(A)に示すように1ms(ミリ秒)毎に同期フレームであるSOF(Start of Frame)を付加して送出するようにしている。
一方、ハンドセット200は、クロックジェネレータ203から供給されるクロック信号に基づいて動作するUSBI/F201と、コーデック202とを備えている。そして、ハンドセット200においては、USBI/F201を通じてパーソナルコンピュータ100からの音声データを受信して、これをコーデック202のバッファメモリ202Mに蓄積すると共に、コーデック202がバッファメモリ202Mに蓄積された音声データを順次にデコードして再生用の音声データを形成し、これをアナログ音声信号に変換して図示しない受話器に供給することにより、通信ネットワークを通じて送信されてきた音声データに応じた音声が、当該受話器から放音するようにされる。
しかし、図5に示すように、パーソナルコンピュータ100と、ハンドセット200とでは、それぞれにクロック信号を生成して用いている。このため、ハンドセット200においては、パーソナルコンピュータ100からの音声データに対して、パーソナルコンピュータ100で用いられたクロック信号と同じタイミングを提供するクロック信号を生成するようにするものの、実際にはある程度の誤差が生じてしまい、各フレームにおいて8バイト検出すべきデータが、7バイトしか検出できなかったり、逆に、本来のフレームを超えて9バイト検出してしまったりする場合があると考えられる。
このように、本来一致すべき送信側の機器から送信するデータの送信データ量と受信側の機器において受信するデータの受信データ量とが一致しない場合には、再生すべき音声データが欠落していわゆる音切れの原因になったり、再生すべき音声データが重複していわゆる音の間延びの原因になったりするなどの不都合の発生原因になる可能性があると考えられる。
また、パーソナルコンピュータ100において通信ネットワークを通じて伝送されてくる音声データの受信量と、ハンドセット200における音声データの再生量とが大きく隔たってしまったのでは、送信されてくる音声データをハンドセット200を通じて適切な処理速度で再生することができないために、いわゆる音声遅延を発生させてしまい、自然な通話ができなくなってしまう可能性があると考えられる。
以上のことに鑑み、この発明は、シリアルインターフェイスで接続されてデータの送受を行う機器において、自機から送信するデータの送信データ量と、相手機器において受信されるデータの受信データ量とが不整合となることによって発生する不都合を回避できるようにすることを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明の送受信装置は、
規格上において単位時間当たりに伝送されるデータ量が定められているシリアルインターフェイスを通じてデータの送受信を行う送受信装置であって、
前記単位時間を定めるためのクロック信号を生成するクロック生成手段と、
前記シリアルインターフェイスを通じて送信されてきて自機において受信する受信データについての、前記クロック信号生成手段からの前記クロック信号によって定められる前記単位時間当たりの受信データ量を検出する検出手段と、
前記シリアルインターフェイスを通じて相手機器に送信する送信データについての、前記クロック信号生成手段からの前記クロック信号によって定められる前記単位時間当たりの送信データ量を、前記検出手段で検出された前記受信データ量に基づいて決定する決定手段と
を備えることを特徴とする。
この請求項1に記載の発明の送受信装置によれば、単位時間当たりに伝送されるデータ量が定められたインターフェイスを通じてデータの送受を行うが、検出手段により、自機のクロック生成手段からのクロック信号によって定められる単位時間当たりの受信データ量が検出される。すなわち、自機で発生させるクロック信号によって定められる単位時間において、相手先の機器はどれだけデータを送出しているか(データを処理しているか)が検出される。
そして、決定手段により、検出手段で検出された受信データ量に基づいて、自機のクロック生成手段からのクロック信号によって定められる単位時間当たりに送信すべきデータの送信データ量が決定される。すなわち、受信データ量によって分かる相手先機器のデータ処理量に応じて単位時間当たりの送信データ量を決定し、これに応じてデータを送出するようにする。
これにより、相手先機器における自機のクロック信号に基づく単位時間当たりのデータ処理量に応じて、単位時間当たりの送信データ量を決めることができるので、自機から送信するデータの送信データ量と、相手先機器で受信されるデータの受信データ量との間に不整合を生じさせないようにすることができ、データ量の不整合に起因する問題を回避することができるようにされる。
また、請求項2に記載の発明の送受信装置は、請求項1に記載の送受信装置であって、
前記シリアルインターフェイスを通じてデータを送信する相手機器の受信バッファの使用容量を取得する取得手段を備え、
前記決定手段は、前記取得手段により取得された前記受信バッファの使用容量をも考慮して、前記送信データ量を決定することを特徴とする。
この請求項2に記載の送受信装置によれば、取得手段を通じて、相手先機器において受信データを一時記憶する受信バッファの使用容量が取得される。この取得される受信バッファの使用量をも考慮して、決定手段により、単位時間当たりの送信データ量が決定される。
これにより、相手先機器の受信バッファの使用容量をも考慮して、送信データ量を適切に決定することができるようにされる。より具体的には、自機から送出するデータが相手先機器において処理されるまでに生じる遅延を最小にするように、相手先機器に送信するデータの送信データ量を決定することができるようにされる。従って、送受されるデータが音声データである場合には、いわゆる音声遅延を発生させることがないようにされる。
この発明によれば、シリアルインターフェイスで接続されてデータの送受を行う機器において、自機から送信するデータの送信データ量と、相手機器において受信するデータの受信データ量とが不整合となることによって発生する不都合を回避することができる。
以下、図を参照しながら、この発明による装置、方法、プログラム及びシステムの一実施の形態についてついて説明する。以下に説明する実施の形態においては、インターネットに接続することができるようにされたパーソナルコンピュータ1と電話通信を行うための送話器と受話器を備えたハンドセット2とが、USBI/Fを通じて接続されて構成されたIP電話通信システムに、この発明による通信システムを適用した場を例にして説明する。この場合、当該パーソナルコンピュータ1が、この発明による装置、方法、プログラムが適用されたものである。
[システム構成及び機器構成について]
図1は、この発明の一実施の形態が適用されたIP電話通信システムを説明するためのブロック図である。図1に示すように、この実施の形態の通信システムは、パーソナルコンピュータ1とハンドセット2とのそれぞれはUSBI/F機能を備え、USBI/Fケーブル3を通じて接続されて構成されたものである。
ここで、USBI/Fは、1ms(ミリ秒)に8byte(バイト)のデータを伝送する区間を1フレームとし、音声データ等のデータを1ms毎のフレーム単位にまとめて送受することができるものである。この場合、クロック信号はUSBI/Fを通じて伝送されることはない。クロック信号はパーソナルコンピュータ1とハンドセット2とでそれぞれ独自に生成されるものを使用するようになっている。
そして、パーソナルコンピュータ1は、図1に示すように、音声ドライバ11、USBI/F12、制御部13、クロックジェネレータ14を備えたものである。音声ドライバ11は、インターネットを通じて送信されてくるパケット化された音声データをパケット分解して音声データを抽出し、これをUSBI/F12に供給するものである。また、音声ドライバ11は、USBI/F12から供給された送信対象の音声データから送信用のパケット化した音声データを生成して、これを通信ネットワークに送出するものである。
なお、VoIP技術が用いられて、インターネットを通じて送受されるパケット化された音声データは、例えば1パケットが20ms(ミリ秒)とされた比較的に大きな単位で送受されるものである。
USBI/F12は、音声ドライバ11からの受信した音声データの供給を受けて、これを8byte/msとなるフレーム単位にまとめてハンドセット2に送信するものである。また、USBI/F12は、ハンドセット2からのフレーム単位の音声データを受信して、これを音声ドライバ11に供給するものである。
制御部13は、音声ドライバ11、USBI/F12などのパーソナルコンピュータ1の各部を制御するものであり、図示しないが、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、不揮発性メモリなどがCPUバスを通じて接続されて構成されたマイクロコンピュータである。また、制御部13は、例えば、VCXO(Voltage Controlled Crystal Oscillator)などの発振器が用いられて形成されたクロックジェネレータ14からのクロック信号の各部への供給制御をも行うことができるものである。
一方、ハンドセット2は、USBI/F21、コーデック22、D/Aコンバータ23、アンプ24、受話器(スピーカー)25、送話器(マイクロホン)26、アンプ27、A/Dコンバータ28、制御部29、クロックジェネレータ30を備えたものである。
USBI/F21は、フレーム単位に送信されてくるパーソナルコンピュータ1から8byte/ms単位(フレーム単位)の音声データを取り込んで、これをコーデック22に供給するものである。また、USBI/F21は、コーデック22からの送信対象の音声データの供給を受けて、これを8byte/ms単位(フレーム単位)の音声データにまとめてパーソナルコンピュータ1に供給するものである。
コーデック22は、受信バッファとして用いられるバッファメモリ22Mを備え、USBI/F21を通じて供給されるパーソナルコンピュータ1からの音声データをバッファメモリ22Mに一時記憶し、このバッファメモリ22に一時記憶した音声データをデコード処理して再生用の音声データを形成し、これをD/Aコンバータ23に供給するものである。この場合、バッファメモリ22Mは、FIFO(First In First Out)方式で用いられるものである。また、コーデック22は、A/Dコンバータ28からの送信対象の音声データの供給を受けて、これをエンコードし、エンコード後の送信対象の音声データをUSBI/F21に供給するものである。
D/Aコンバータ23は、コーデック22からの再生用の音声データを再生用のアナログ音声信号に変換し、当該アナログ音声信号をアンプ24を通じて受話器25に供給するものである。アンプ24は、D/Aコンバータ13からのアナログ音声信号のレベルを増幅するものであり、受話器24はこれに供給されたアナログ音声信号に応じた音声を放音するものである。
また、送話器26は、ユーザーから発生られる音声等を集音して電気信号(アナログ音声信号)に変換し、これをアンプ27を通じてA/Dコンバータ28に供給するものである。アンプ27は、送話器26からのアナログ音声信号を増幅するものであり、A/Dコンバータ28は、アンプ27からのアナログ音声信号をデジタル音声信号に変換して、これをコーデック22に供給するものである。
また、制御部29は、図示しないがCPU、ROM、RAM、不揮発性メモリCPUバスを通じて接続されて構成されたマイクロコンピュータである。また、制御部29は、例えば、VCXO(Voltage Controlled Crystal Oscillator)などの発振器が用いられて形成されたクロックジェネレータ30からのクロック信号の各部への供給制御をも行うことができるものである。
そして、インターネットを通じて送信されてくる自機宛てのパケット化された音声データは、パーソナルコンピュータ1において受信され音声ドライバ11において分解されて音声データが抽出され、これがUSBI/F12に供給される。USBI/F12は、音声ドライバ11からの音声データを8byte/msとなるフレーム単位にまとめて、ハンドセット2に送信する。
ハンドセット2のUSBI/F21は、パーソナルコンピュータ1からのフレーム単位の音声データを受信して取り込み、これをコーデック22に供給する。コーデック22は、USBI/F21からの音声データヲバッファメモリ22Mに一時記憶し、これを順次に読み出してデコードし、再生用の音声データを形成して、これをD/Aコンバータ23に供給する。
D/Aコンバータ23は、これに供給された再生用の音声データをアナログ音声信号に変換し、これをアンプ24を通じて受話器25に供給する。これにより、インターネットを通じて送信されてきた自機宛てのパケット化された音声データに応じた音声が、受話器25から放音するようにされる。
一方、ユーザーの話音声などの音声は、送話器26によって集音され、ここで電気信号に変換されてアンプ27で増幅された後、A/Dコンバータ28に供給される。A/Dコンバータ28は、これに供給されたアナログ音声信号をデジタル音声信号に変換して、コーデック22に供給する。
コーデック22は、A/Dコンバータ28からの音声データをエンコードして送信用の音声データを形成し、これをUSBI/F21に供給する。USBI/F21は、コーデック22からの音声データを8byte/msとなるフレーム単位にまとめて、パーソナルコンピュータ1に送信する。
パーソナルコンピュータ1のUSBI/F12は、ハンドセット2からのフレーム単位の音声データを受信して取り込み、これを音声ドライバ11に供給する。音声ドライバ11は、USBI/F12からの送信用の音声データをインターネットに送出するためにパケット化した送信用データを形成し、これをインターネットに送出する。
このようにして、パーソナルコンピュータ1とハンドセット2とによりIP電話機が構成され、インターネットを通じて音声データの送受を行って電話通信(通話)を行うことができるようにされる。
ところで、図1に示しように構成されるIP電話通信システムにおいては、クロック信号はUSBI/Fを通じて伝送されず、パーソナルコンピュータ1とハンドセット2とでそれぞれ独立して生成されるクロック信号を用いるようにしている。このため、両機器で生成されるクロック信号間に誤差が生じ、パーソナルコンピュータ1から送出されるデータの送信データ量と、これを受信するハンドセット2における受信データ量とにずれが生じる場合があると考えられる。
しかし、機器間においてクロック信号同士の誤差が生じても、パーソナルコンピュータ1内、ハンドセット2内においては、共通のクロック信号が用いられているので、機器内でクロック信号の誤差が生じることはない。このため、所定の単位時間において、ハンドセット2において、USBI/F21を通じて受け付けて再生される音声データのデータ量と、送話器を通じて集音され、USBI/F21を通じてパーソナルコンピュータ1に送信される音声データのデータ量とは等しいことになる。
そこで、この実施の形態のパーソナルコンピュータ1は、ハンドセット2から送信されてきた音声データの単位時間当たりの受信データ量を検出し、この受信データ量に応じて、自機からハンドセット2に送信する単位時間当たりの音声データの送信データ量を調整することにより、パーソナルコンピュータ1から送出するデータの送信データ量と、これを受信するハンドセット2における受信データ量とにずれが生じないようにしている。なお、この実施の形態における単位時間は、1フレーム期間、すなわち、1msである。
さらに、この実施の形態のパーソナルコンピュータ1は、USBI/Fを通じて、ハンドセット2のコーデック22が有する受信データ用のバッファメモリ22Mの使用容量(どの位使用されているか)を検出し、このバッファメモリ22Mの使用容量をも考慮して、音声データの送信データ量を調整するようにしている。
バッファメモリ22Mの使用容量をも考慮して、音声データの送信データ量を調整するのは、ハンドセット2のバッファメモリ22Mに適切に再生されるべき音声データが蓄積されていなければ、音声データの再生が滞ることにもなり、パーソナルコンピュータ1で受信される音声データに比べて、ハンドセット2においての音声データの再生処理が遅延し、いわゆる音声遅延が大きくなり好ましくないためである。
このように、ハンドセット2からの受信データ量と、ハンドセット2のバッファメモリ22Mの使用容量とを考慮して、パーソナルコンピュータ1からハンドセット2への送信データ量を調整することにより、いわゆる音飛びなどの再生音声に係る不都合を防止することができると共に、音声遅延を最小限に抑えて、良好に電話通信(通話)を行うことができるようにしている。
[送信データ量調整機能1について]
図2は、この実施の形態のIP電話通信システムのパーソナルコンピュータ1が有する送信データ量の調整機能1について説明するための図である。この送信データ量の調整機能1は、パーソナルコンピュータ1がUSBI/Fを通じてハンドセット2から受信するデータのデータ量に応じて、パーソナルコンピュータ1からハンドセット2に送信するデータのデータ量を調整するものである。
図2に示すように、パーソナルコンピュータ1の制御部13は、受信データ量検出部131と、送信データ量検出部132とを備えたものである。そして、上述もしたように、パーソナルコンピュータ1のUSBI/F12とハンドセット2のUSBI/F21との間において、データが送受されることになるが、まず、パーソナルコンピュータ1の制御部13は、ハンドセット2から送信され、パーソナルコンピュータ1においてUSBI/F1を通じて受信する受信データの1フレーム内のデータ量(受信データ量)を検出する。
すなわち、上述もしたように、USBI/F間においては、1msに8byteのデータを伝送する区間を1フレームとしてデータが送受される。このため、パーソナルコンピュータ1の制御部13の受信データ量検出部131は、クロックジェネレータ14からのクロック信号に基づいてUSBI/F12において受信されるハンドセット2からの受信データを監視して、1フレーム(1ms)単位の区間毎に受信データ量を検出する。
ここで、受信データ量検出部131において、1フレーム当たりに7バイトのデータしか検出できない場合には、ハンドセット2で用いているクロック信号は、パーソナルコンピュータ1で用いているクロック信号よりも、1フレーム当たりに1byte分少ないことが分かる。逆に、受信データ量検出部131において、1フレーム当たりに9バイトのデータを検出した場合には、ハンドセット2で用いているクロック信号は、パーソナルコンピュータ1で用いているクロック信号よりも、1フレーム当たりに1byte分多いことが分かる。
そして、受信データ検出部131は、検出した1フレーム当たりの受信データ量を送信データ決定部132に通知する。送信データ決定部132は、受信データ検出部131からの1フレーム当たり受信データ量に基づいて、1フレーム当たりにパーソナルコンピュータ1から送出すべきデータ量(送信データ量)を決定し、1フレーム毎に決定したデータ量のデータを送出するように、USBI/F12を制御する。
これにより、パーソナルコンピュータ1とハンドセット2とで用いるクロック信号に誤差が生じている場合であっても、パーソナルコンピュータ1からハードディスク2に送信するデータの1フレーム当たりのデータ量を調整して、音切れや音の間延びなどの不都合を生じさせることが無いようにすることができる。
[送信データ量調整機能2について]
図3は、この実施の形態のIP電話通信システムのパーソナルコンピュータ1が有する送信データ量の調整機能2について説明するための図である。図2を用いて説明した送信データ量の調整機能1により、パーソナルコンピュータ1からハンドセット2に送信するデータのデータ量と、ハンドセット2において処理されるデータのデータ量とを同じにすることができるので、音切れなどの不都合を発生させないようにすることが可能となる。
しかし、本来、1フレーム当たりに8バイト送信すべきデータを、1フレームに例えば7バイトしか送信できない場合には、ハンドセット2のコーデック22のバッファメモリ22Mに適切な量の音声データを蓄積できずに、パーソナルコンピュータ1が受信した音声データについて、ハンドセット2で処理遅延が発生し、パーソナルコンピュータ1が受信した音声データを、ハンドセット2を通じて適切なタイミングで処理できなくなってしまう場合があると考えられる。
そこで、この実施の形態のIP電話通信システムのパーソナルコンピュータ1は、ハンドセット2のコーデック22のバッファメモリ(受信バッファメモリ)22Mの使用容量をも考慮して、パーソナルコンピュータ1からハンドセット2に送信するデータのデータ量を調整する受信データ量調整機能2をも備えたものである。
図3に示すように、パーソナルコンピュータ1のUSBI/F12は、例えばバッファメモリ12Mを備え、ハンドセット2のUSBI/F21を通じて提供されるコーデック22のバッファメモリ22Mの使用容量を示す情報を一時記憶することができるようにしている。この場合、バッファメモリ22Mの総記憶容量を示す情報の提供をも受けるようにしておくことにより、ハンドセット2のバッファメモリ22Mの空き容量をも把握することができる。
また、パーソナルコンピュータ2の制御部13は、図3に示すように、受信データ量検出部131、送信データ量決定部132に加えて、バッファ使用量検出部133をも備えたものである。バッファ使用量検出部133は、USBI/F12のバッファメモリ12Mに一時記憶される情報に従って、ハンドセット2のコーデック22で用いられるバッファメモリ22Mの使用容量を検出することができるようにしている。
そして、この実施の形態のIP電話通信システムのパーソナルコンピュータ1は、USBI/F12の機能を用いて、例えば、受信データの1フレーム毎に、ハンドセット2のコーデック22のバッファメモリ22Mの使用容量を取得することができるものである。この場合、ハンドセット2のUSBI/F21は、例えば、パーソナルコンピュータ1のUSBI/F12からの要求に応じて、1フレーム毎にコーデック22のバッファメモリ22Mの使用容量を取得して、パーソナルコンピュータ1に通知することができるものである。
パーソナルコンピュータ1のUSBI/F12は、ハンドセット2からのバッファメモリ22Mの使用容量が通知された場合には、これを、例えば、USBI/F12内に有するバッファメモリ12Mに一時記憶する。そして、制御部13のバッファ使用量検出部133は、現時点におけるハンドセット2のバッファメモリ22Mの使用容量を検出し、これを送信データ決定部132に通知する。
送信データ量決定部132には、上述したように、受信データ量検出部131からの自機における1フレーム当たりの受信データ量も供給されるので、送信データ量決定部132は、1フレーム当たりの受信データ量に基づいて送信データ量を決定し、さらに、ハンドセット2のバッファメモリ22Mの使用容量とを考慮して、パーソナルコンピュータ1からハンドセット2に送信する音声データの1フレーム当たりの送信データ量を調整して決定する。そして、上述もしたように、制御部13は、送信データ量決定部132での決定結果に応じて、USBI/F12を制御し、1フレーム当たりの送信データ量を調整する。
これにより、例えば、受信データ量検出部131において検出した1フレーム当たりの受信データ量が7byteであるが、ハンドセット2のバッファメモリ22Mの使用容量が、総記憶容量の半分以下である場合には、バッファメモリ22Mの使用可能容量に未だ余裕があるので、送信データ量決定部132は、本来の送信データ量よりも多く、例えば1フレーム当たり8バイトを送信するようにすることができる。
また、例えば、受信データ量検出部131において検出した1フレーム当たりの受信データ量が9byteであるが、ハンドセット2のバッファメモリ22Mの使用容量が、総記憶容量の7割以上である場合には、バッファメモリ22Mの使用可能容量が少なくなってきているので、送信データ量決定部132は、1フレーム当たり8バイトを送信するようにすることができる。
このように、送信データ量決定部132は、受信データ量検出部131からの1フレーム当たりの受信データ量と、ハンドセット2のバッファメモリの使用容量とに基づいて、音切れなどの不都合を発生させることなく、しかも、音声遅延を発生させずに、パーソナルコンピュータ1が受信した音声データをハンドセット2において適切なタイミングで処理できるように、パーソナルコンピュータ1から送出する音声データの1フレーム当たりのデータ量を決定するようにしている。
なお、ここでは、図3を用いて説明したように、パーソナルコンピュータ1のUSBI/F12が備えるバッファメモリ12Mを介して、ハンドセット2のバッファメモリ22Mの使用容量を検出するようにしたが、これに限るものではない。ハンドセット2からのバッファメモリ22Mの使用容量等の情報を、USBI/F12を通じて受信して制御部13に供給し、制御部13内のRAMなどに一時記憶してこれを用いるようにするようにしてももちろんよい。
[送信データ量の調整処理について]
図2を用いて説明した送信データ量の調整機能1を用いることにより、いわゆる音切れなどの不都合を防止することができ、また、図3を用いて説明した送信データ量の調整機能2を用いることにより、いわゆる音声遅延を防止することができる。すなわち、送信データ量の調整機能1、2のいずれか一方を用いるだけでも音切れ、または、音声遅延を防止することが可能である。
しかし、この実施の形態のIP電話通信システムのパーソナルコンピュータ1においては、上述した送信データの調整機能1と調整機能2との両方を用いることによって、音切れなどの防止と音声遅延の防止との両方に対応するようにしている。以下、この実施の形態のIP電話通信システムのパーソナルコンピュータ1で行われる送信データ量の調整処理について説明する。
図4は、この実施の形態のパーソナルコンピュータ1において行われる送信データ量の調整処理について説明する。図4に示す処理は、パーソナルコンピュータ1がハンドセット2と協働して電話通信を開始するようにした場合に、主に、制御部13において実行される処理である。
まず、制御部13の受信データ量検出部131は、自機のクロックジェネレータ14において発生させるクロック信号を用いて、単位時間当たりの受信データ量を検出する(ステップS1)。ここで用いられる単位時間は、上述もしたように、1フレーム期間、すなわち、1ms(ミリ秒)の期間である。
次に、制御部13の送信データ量決定部132は、ステップS1において、受信データ量検出部131が検出した単位時間当たりの受信データ量と同じになるように、当該単位時間当たりに送信すべき送信データ量を決定して、送信データ量を調整する(ステップS2)。すなわち、1ms当たりに送信するデータ量を、ハンドセット2からの音声データの受信データ量と同じになるようにする。
この後、制御部13のバッファ使用量検出部133は、ハンドセット2のコーデック22のバッファメモリ22Mの使用容量を監視するようにし、その時点のハンドセット2のバッファメモリ22Mの使用容量を検出して、これを送信データ量決定部132に供給する(ステップS3)。
そして、送信データ量決定部132は、バッファ使用量検出部133からのバッファメモリ22Mの使用量から、バッファメモリ22の空き容量が少ないか否か(使用容量が多いか否か)を判断する(ステップS4)。上述もしたように、ハンドセット2からバッファメモリ22Mの総記憶容量を示す情報の提供をも受けておくことにより、バッファメモリ22Mの空き容量をも正確に把握することができるようにされる。
ステップS4の判断処理において、空き容量が多い(使用容量が少ない)と判断したときには、送信データ量決定部132は、ステップS2において決定して調整するようにした送信データ量を増加させるようにする(ステップS5)。また、ステップS4の判断処理において、空き容量が少ない(使用容量が多い)と判断したときには、送信データ量決定部132は、ステップS2において決定して調整するようにした送信データ量を減少させるようにする(ステップS6)。
なお、ステップS5において送信データ量をどの位増加させるか、また、ステップS6において送信データ量をどの位減少させるかは、例えば、バッファメモリ22Mの使用容量、あるいは、空き容量に応じて、予め決めておくようにすればよい。また、バッファメモリ22Mの使用容量、あるいは、空き容量に加えて、ステップS2で決定した送信データ量をも考慮して、増加させる送信データ量や減少させる送信データ量を決定するようにしてもよい。
また、ハンドセット2のバッファメモリ22Mの使用容量の取り得る範囲が、ある程度限られている場合などにおいては、増加させる送信データ量や減少させる送信データ量を、1byteづつ、あるいは、2byteづつというように予め固定的に決めておくようにしてもよい。
そして、ステップS5の処理の後、または、ステップS6の処理の後においては、調整された送信データ量に従って、パーソナルコンピュータ1からハンドセット2にデータが送信するようにされる。そして、制御部13は、通話が終了したか否かを判断し(ステップS7)、終了していないと判断した時には、ステップS1からの処理を繰り返すようにする。また、ステップS7の判断処理において、通話が終了したと判断したときには、図4に示す処理を終了する。
このように、この実施の形態のパーソナルコンピュータ1においては、ハンドセット2から送信され自機において受信するデータの単位時間当たりの受信データ量と、ハンドセット2のバッファメモリ22Mの使用容量に基づいて、パーソナルコンピュータ1からハンドセット2に送信するデータの単位時間当たりの送信データ量を制御することができるので、音切れや音声遅延を発生させないようにすることができる。
なお、図2、図3に示した受信データ量検出部131の機能や送信データ量決定部132の機能、図3に示したバッファ使用量検出部133の機能は、制御部13において実行されるプログラム(ソフトウェア)によっても実現することができる。
従って、図4を用いて説明した処理を行うプログラムを作成し、これをインターネット等の通信ネットワークを通じてハンドセット2が接続されたパーソナルコンピュータに提供することにより、あるいは、CD(Compact Disc)やDVD(Digital Versatile Disc)などの光ディスクなどの種々の記録媒体を用いてハンドセット2が接続されたパーソナルコンピュータに提供することにより、送信データ量を適切に調整する機能を種々のパーソナルコンピュータに後から搭載することもできる。
また、上述した実施の形態においては、予め決められる単位時間を1ms(ミリ秒)である場合を例にして説明したが、これに限るものではない。例えば、USBI/Fを通じてデータを送受する場合には、1パケット毎にSOF(Start Of Frame)と呼ばれる同期フレームが付加するようにされるが、SOFから次のSOFまでを1単位区間とし、このような単位区間毎に受信データ量を検出して、これに応じて単位区間毎の送信データ量を調整するようにしてもよい。もちろん、その他の適宜の時間区間を単位時間とすることも可能である。
また、上述した実施の形態においては、USBI/Fを通じて、パーソナルコンピュータ1とハンドセット2とが接続される場合を例にして説明したが、これに限るものではない。規格上、単位時間当たりに伝送されるデータ量が定められている種々のシリアルインターフェイスを通じて機器間を接続する場合に、この発明を適用することができる。
また、上述した実施の形態においては、IP電話通信システムにこの発明を適用した場合を例にして説明したが、これに限るものではない。すなわち、送受されるデータは音声データに限るものではない。少なくとも2つの機器間において、種々のデータを送受する種々の通信システムにこの発明を適用することができる。
この発明の一実施の形態が適用されたIP電話通信システムを説明するためのブロック図である。 図1に示したパーソナルコンピュータ1が有する送信データ量の調整機能1を説明するためのブロック図である。 図1に示したパーソナルコンピュータ1が有する送信データ量の調整機能2を説明するためのブロック図である。 図1に示したパーソナルコンピュータ1において行われる送信データ量の調整処理について説明するためのフローチャートである。 パーソナルコンピュータとハンドセットとで構成されるIP電話通信システムの一例を説明するための図である。
符号の説明
1…パーソナルコンピュータ、11…音声ドライバ、12…USBI/F、13…制御部、14…クロックジェネレータ、131…受信データ量検出部、132…送信データ量決定部、133…バッファ使用量検出部、2…ハンドセット、21…USBI/F、22…コーデック、22M…バッファメモリ、23…D/Aコンバータ、24…アンプ、25…受話器(スピーカー)、26…送話器(マイクロホン)、27…アンプ、28…A/Dコンバータ、29…制御部、30…クロックジェネレータ

Claims (9)

  1. 規格上において単位時間当たりに伝送されるデータ量が定められているシリアルインターフェイスを通じてデータの送受信を行う送受信装置であって、
    前記単位時間を定めるためのクロック信号を生成するクロック生成手段と、
    前記シリアルインターフェイスを通じて送信されてきて自機において受信する受信データについての、前記クロック信号生成手段からの前記クロック信号によって定められる前記単位時間当たりの受信データ量を検出する検出手段と、
    前記シリアルインターフェイスを通じて相手機器に送信する送信データについての、前記クロック信号生成手段からの前記クロック信号によって定められる前記単位時間当たりの送信データ量を、前記検出手段で検出された前記受信データ量に基づいて決定する決定手段と
    を備えることを特徴とする送受信装置。
  2. 請求項1に記載の送受信装置であって、
    前記シリアルインターフェイスを通じてデータを送信する相手機器の受信バッファの使用容量を取得する取得手段を備え、
    前記決定手段は、前記取得手段により取得された前記受信バッファの使用容量をも考慮して、前記送信データ量を決定することを特徴とする送受信装置。
  3. 規格上において単位時間当たりに伝送されるデータ量が定められているシリアルインターフェイスを通じてデータの送受信を行う送受信装置においての送信データのデータ量調整方法であって、
    前記シリアルインターフェイスを通じて送信されてきて自機において受信する受信データについての、自機のクロック信号生成手段からのクロック信号によって定められる前記単位時間当たりの受信データ量を検出する検出ステップと、
    前記シリアルインターフェイスを通じて相手機器に送信する送信データについての、前記クロック信号生成手段からの前記クロック信号によって定められる前記単位時間当たりの送信データ量を、前記検出ステップにおいて検出した前記受信データ量に基づいて決定する決定ステップと
    を備えることを特徴とするデータ量調整方法。
  4. 請求項3に記載のデータ量調整方法であって、
    前記シリアルインターフェイスを通じてデータを送信する相手機器の受信バッファの使用容量を取得する取得ステップを備え、
    前記決定ステップにおいては、前記取得ステップにおいて取得した前記受信バッファの使用容量をも考慮して、前記送信データ量を決定することを特徴とするデータ量調整方法。
  5. 規格上において単位時間当たりに伝送されるデータ量が定められているシリアルインターフェイスを通じてデータの送受信を行う送受信装置に搭載されたコンピュータで実行される送信データのデータ量調整プログラムであって、
    前記シリアルインターフェイスを通じて送信されてきて自機のインターフェイス手段を通じて受信する受信データについて、自機のクロック信号生成手段からのクロック信号によって定められる前記単位時間当たりの受信データ量を検出する検出ステップと、
    自機のインターフェイス手段と前記シリアルインターフェイスを通じて相手機器に送信する送信データについての、自機のクロック信号生成手段からのクロック信号によって定められる前記単位時間当たり送信データ量を、前記検出ステップにおいて検出した前記受信データ量に基づいて決定する決定ステップと
    を実行させることを特徴とするコンピュータ読み取り可能なデータ量調整プログラム。
  6. 請求項5に記載のデータ量調整プログラムであって、
    前記シリアルインターフェイスを通じてデータを送信する相手機器の受信バッファの使用容量を自機のインターフェイス手段を通じて取得する取得ステップを備え、
    前記決定ステップにおいては、前記取得ステップにおいて取得した前記受信バッファの使用容量をも考慮して、前記送信データ量を決定することを特徴とするコンピュータ読み取り可能なデータ量調整プログラム。
  7. 第1の送受信装置と第2の送受信装置とが、規格上において単位時間当たりに伝送されるデータ量が定められているシリアルインターフェイスを通じて接続されて構成される通信システムであって、
    前記第1の送受信装置は、
    前記単位時間を定めるためのクロック信号を生成するクロック生成手段と、
    前記シリアルインターフェイスを通じて送信されてきて自機において受信する受信データについての、前記クロック信号生成手段からの前記クロック信号によって定められる前記単位時間当たりの受信データ量を検出する検出手段と、
    前記シリアルインターフェイスを通じて相手機器に送信する送信データについての、前記クロック信号生成手段からの前記クロック信号によって定められる前記単位時間当たりの送信データ量を、前記検出手段で検出された前記受信データ量に基づいて決定する決定手段と
    を備えることを特徴とする通信システム。
  8. 請求項7に記載の通信システムであって、
    前記第1の送受信装置は、
    前記シリアルインターフェイスを通じてデータを送信する相手機器の受信バッファの使用容量を取得する取得手段を備え、
    前記決定手段は、前記取得手段により取得された前記受信バッファの使用容量をも考慮して、前記送信データ量を決定するものであり、
    前記第2の送受信装置は、
    前記シリアルインターフェイスを通じて前記第1の送受信装置から送信されてくる受信データを蓄積する受信バッファと、
    前記受信バッファの使用容量を検出して前記制御装置に提供する提供手段と
    を備えることを特徴とする通信システム。
  9. 請求項7または請求項8に記載の通信システムであって、
    前記第1の送受信装置は、
    通信ネットワークに接続され、前記通信ネットワークを通じて送信されてくる前記第2の送受信装置に送信すべき音声データを受信する受信手段と、
    前記通信ネットワークに接続され、前記第2の送受信装置から送信されてくる音声データを前記通信ネットワークを通じて目的とする相手先に送信するようにする送信手段と
    を備え、
    前記第2の送受信装置は、
    前記第1の送受信装置から送信された音声信号に応じた音声を放音するための受話器と、
    前記第1の送信装置を介して前記通信ネットワークに送出すべき音声を集音して電気信号に変換する送話器と
    を備えることを特徴とする通信システム。
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