JP4943812B2 - 板形状矯正機能を有する圧延機 - Google Patents

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本発明は、個別に荷重検出及び圧下制御可能な分割バックアップロールを備えた所謂知能型の板形状矯正機能を有する圧延機に関する。
この種圧延機として、例えば特許文献1に開示されたようなものがある。
これは、軸方向のロールクラウンパターンを調整可能とする分割バックアップロールにおいて、分解、組み立て作業を簡易化することを目的として、補強ロールフレームにロール支持軸を回動自在に支持すると共に、該ロール支持軸の複数箇所に偏心量の異なる偏心部を設け、この偏心部に分割補強ロールを軸着してなる分割バックアップロールにおいて、前記ロール支持軸が、軸方向と交差する方向に複数に分割可能に構成されている。
特開2005−118822号公報
しかしながら、特許文献1に開示されたものにあっては、ロールクラウンパターンの調整時には、全ての分割補強ロールが一本に連続したロール支持軸上に軸着され、構造上、隣接する分割補強ロールの位置に拘束されることから、自由度のある高精度な位置制御を応答性良く行うことができないという問題点があった。また、シャフト+偏心ブッシュ等の構造となるので、偏心機構の部品点数が多く、偏心ブッシュの肉厚の制約から例えば5mm以上の大きな偏心量がとれないと共にメンテナンス性が悪いという問題点もあった。
そこで、本発明の目的は、分割バックアップロールにおける高精度な位置制御を応答性良く行うことができると共に、偏心機構の簡素化により10mm以上の大きな偏心量を有し、かつメンテナンス性の向上も図れる板形状矯正機能を有する圧延機を提供することにある。
前記目的を達成するための本発明に係る板形状矯正機能を有する圧延機は、少なくとも上下いずれか一方において、軸方向に3分割以上複数分割した入側及び出側の分割バックアップロールによってワークロールを支持する機構を有し、入出側の各々の分割バックアップロールに対しそれぞれ独立して荷重を検出し得る荷重検出装置とそれぞれ独立して圧下力を付与し得る圧下装置とを設けた圧延機及び板形状矯正装置において、前記各々の分割バックアップロールを回転自在に支持する偏心軸を分割バックアップロール毎に分割し、前記偏心軸を個別に偏心回転させて前記各々の分割バックアップロールの圧下力を調整する前記圧下装置を前記隣接する分割バックアップロール間の隙間を利用して設けたことを特徴とする。
また、前記偏心軸の両端部は、ミルハウジングに出入り可能なフレーム側に荷重方向へ摺動自在に支持されたロールチョックにそれぞれベアリングを介して回転自在に支持され、同偏心軸の一端側に前記圧下装置による偏心回転力が伝達されることを特徴とする。
また、前記ベアリングの内輪径は、前記偏心軸の両端部において異なり、前記偏心回転力が伝達される側のベアリングの内輪径の方が反対側のベアリングの内輪径より大径に設定されることを特徴とする。
前記構成の本発明に係る板形状矯正機能を有する圧延機によれば、各々の分割バックアップロールを回転自在に支持する偏心軸を分割バックアップロール毎に分割したので、隣接する分割バックアップロールの位置に拘束されることはなく、広範囲で高精度な位置制御を応答性良く行うことができる。また、各々の分割バックアップロールは偏心軸に回転自在に支持されるので、偏心機構の簡素化によりメンテナンス性の向上が図れる。また、圧下装置を隣接する分割バックアップロール間の隙間を利用して設けたので、軸方向のロールクラウンパターンを連続的に微調整できる一方で、圧下装置をコンパクトに独立させて設置することが可能となる。
また、前記偏心軸の両端部は、ミルハウジングに出入り可能なフレーム側に荷重方向へ摺動自在に支持されたロールチョックにそれぞれベアリングを介して回転自在に支持され、同偏心軸の一端側に前記圧下装置による偏心回転力が伝達されることで、圧下装置のコンパクト化がより一層図れる。
また、前記ベアリングの内輪径は、前記偏心軸の両端部において異なり、前記偏心回転力が伝達される側のベアリングの内輪径の方が反対側のベアリングの内輪径より大径に設定されることで、偏心軸の捩じりトルクによる悪影響を効果的に回避することができると共に、分割バックアップロールの組替を前記反対側から容易に行える。
以下、本発明に係る板形状矯正機能を有する圧延機を実施例により図を用いて詳細に説明する。
図1は本発明の一実施例を示す圧延機の側断面図、図2はキャリッジの側断面図、図3はキャリッジにおける圧下機構の正断面図、図4はキャリッジにおける圧下機構の側断面図、図5は圧下装置の圧延時の作用説明図、図6は圧下装置のキャリッジ組替時の作用説明図である。
図1に示す圧延機10は、個別に荷重検出及び圧下制御可能な分割バックアップロールを備えた所謂知能型圧延機である。
これを詳述すると、架構体を呈するミルハウジング11内に上下一対のワークロール12a,12bがそれぞれ上下一対のワークロールチョック13a,13bを介して回転自在支持され、この上下一対のワークロール12a,12b間を適当数のサポートロール14を介して、圧延機10の入側(前側:図中左方)から圧延機10の出側(後側:図中右方)へと板材が通板可能になっている。
下ワークロール12bを支持する下ワークロールチョック13bはキャリッジ52に支持され、ミルハウジング11上にキャリッジ52と一体で支持される。キャリッジ52には前後一対の分割下バックアップロール50が回転自在に支持されている。一方、上ワークロール12aを支持する上ワークロールチョック13aは、下ワークロールチョック13bに内蔵される前後一対のリフトシリンダ54で下方より支持される。
上記ミルハウジング11には、前後一対の油圧等流体圧タイプのバランスシリンダ19によりフレーム18が上下動可能に支持される。また、フレーム18は、ミルハウジング11に下向きに支持された左右一対の油圧等流体圧タイプの圧下シリンダ20により、バランスシリンダ19の付勢力に抗して下方へ付勢され、所定の圧下力を上ワークロール12a及び下ワークロール12bに付与し得るようになっている。
そして、フレーム18はブロック状の本体部18a下方に前後一対の脚部18bを有し、これら前,後両脚部18b間に、キャリッジ21が圧延ラインの作業側から出入り可能に支持されると共に前後一対の油圧等流体圧タイプのリフトシリンダ22により上下動可能に支持される。
上記キャリッジ21は、フレーム18の前面における板材の板幅方向中央部に設けたクランプ機構23により、当該位置でフレーム18に対し位置決め・固定されるようになっていると共に、図1中に吹き出しで示すように、フレーム18に内蔵された左右一対の押付けシリンダ56によってキャリッジ21をフレーム18の後脚部18bにおける基準面に押し付けることでライン方向の位置決めも可能になっている。
上記キャリッジ21の下面部には、圧延機入側と出側に位置して、ロールチョック27が板幅方向(軸方向)に3分割以上複数配置され、これらロールチョック27に分割上バックアップロール28が回転自在に支持されている。
上記各ロールチョック27は、図2乃至図4に示すように、正面視で二股状の本体部27aと該本体部27aの二股状部にそれぞれボルト等で結合される左右一対のキャップ27bとからなり、その本体部27aにおいてキャリッジ21に対し当該本体部27aに結合されたロッド29と該ロッド29の先端部に巻装されたスプリング30により荷重方向に摺動可能に支持される(図2参照)。また、各ロールチョック27の本体部27aとキャリッジ21との荷重方向に沿った対向面間には、リニアガイド等の低摩擦のガイド機構60が左右一対介装される。
前記本体部27aの二股状部とキャップ27bとで形成される円孔部に、分割上バックアップロール28を同芯で支持する偏心軸33の両端部がそれぞれベアリング47a,47bを介して回転自在に支持される。図中C1は偏心軸33の回転中心で、C2は分割上バックアップロール28の回転中心であり、Lがその偏心距離である。また、図示例では、分割上バックアップロール28の分解組立を容易にするため、ベアリング47a,47bの内輪径は、前記偏心軸33の両端部において異なり、後述する偏心回転力が伝達される側のベアリング47bの内輪径の方が反対側のベアリング47aの内輪径より大径に設定される。
そして、各ロールチョック27の本体部27aの上面とキャリッジ21の下面との間に、各分割上バックアップロール28に加わる荷重を検出する例えばロードセル等の荷重検出装置31が介装される。
また、上記フレーム18とキャリッジ21間に、各分割上バックアップロール28に対し個別に圧下力を付与する圧下装置32が設けられる(図1参照)。
即ち、圧下装置32は、キャリッジ21において各分割上バックアップロール28を回転自在に支持する偏心軸33の一端面に、隣接する各分割上バックアップロール28間の隙間を利用して、ボルト34で結合されたアーム35と、図1に示すように、フレーム18において当該フレーム18上に水平に取り付けられた油圧等流体圧タイプの圧下力調整シリンダ(アクチュエータ)36により揺動自在に支持されたレバー37と、を有すると共に、各アーム35の上端部と各レバー37の下端部とはピンレス構造で連係される。尚、偏心軸33の一端面にはキー溝61が形成され、このキー溝61にアーム35の下部側面に形成したキー62が嵌合されて組付精度が高められている。
図示例では、上記ピンレス構造として、各アーム35の上端部にピン38で支持されたコロ39が各レバー37の下端部に形成されたU字状の受け口(ワニ口)40(図1参照)に微小隙間を有して挿入されている。また、各レバー37の中間部はフレーム18の本体部18aに付設された左右一対のブラケット間にピン42で結合されると共に、その上端部に上述した圧下力調整シリンダ36のピストンロッド先端がピン43で結合されている。
なお、圧下装置32は、圧延機10の入側の分割上バックアップロール28用と圧延機10の出側の分割上バックアップロール28用とが、フレーム18及びキャリッジ21において前後方向に互いに反転した状態で、かつ左右方向に交互に配設されている。尚、後述する作用説明に用いる図5及び図6中44は、各圧下力調整シリンダ36の原点位置を検出するためにその伸限位置を規制するストッパで、図6中45は、コロ39と受け口40との間に隙間を設けるために無負荷時(キャリッジ組替時)に各アーム35が重心によるモーメントによって倒れる位置を規制するストッパである。
そして、圧下装置32は、図5に示すように、圧延(矯正)時には、圧下力調整シリンダ36が伸縮することで、レバー37がピン42を中心に例えば図5の(b)の状態から時計方向(図5の(c)参照)或いは反時計方向(図5の(a)参照)に揺動し、これによりアーム35を介して偏心軸33(図5中には図示せず)が分割上バックアップロール28と共に反時計方向(図5の(c)参照)或いは時計方向(図5の(a)参照)に偏心回転することにより、上ワークロール12aに対する圧下力が調整(増減)されるようになっている。この際、コロ39は受け口40内を上下方向に転動し、偏心軸33及び分割上バックアップロール28を円滑に偏心回転させる。
一方、キャリッジ組替時は、図6に示すように、圧下力調整シリンダ36を例えば図5の(a)の状態から所定ストロークだけ収縮させてアーム35を偏心軸33の回転中心C1を中心に時計方向に揺動させた後(図6の(a)参照)、リフトシリンダ22を収縮してキャリッジ21をフレーム18に対し下降させれば(図6の(b)参照)、コロ39が受け口40から下方へ抜け出し、フレーム18に対しキャリッジ21が分離されるようになっている。コロ39の抜出し後、アーム35は自重で時計方向に倒れるが、やがてストッパ45で倒れ位置が規制されるので、その後キャリッジ21が圧延ラインの作業側へ搬出されるときの動作に支障をきたすことがない。
また、下ワークロール12bに圧下力を付与する分割下バックアップロール50は、分割上バックアップロール28と同様に、圧延機10の入側と出側に位置して、板幅方向に複数配置されるが、これらは圧延機10の入側と出側とでそれぞれ1本のロール支持軸51上に所定の偏心量を有した後述する偏心ブッシュを介して回転自在に支持される点で、個別に圧下力を調整することができる上述した分割上バックアップロール28とは構造が異なる。なお、このような分割下バックアップロール50は、特許文献1等で既に公知である。
そして、上記ロール支持軸51の両端部はキャリッジ52に回転自在に支持され、圧延ラインの駆動側において、図示しない駆動源によりスピンドル等を介して所要の角度宛回転されるようになっている。
上記キャリッジ52は、ミルハウジング11に対し圧延ラインの作業側から出入り可能に支持されると共に、板材の板幅方向の所定位置で、上述したクランプ機構23と同様のクランプ機構53により、ミルハウジング11に対し位置決め・固定されるようになっている。また、キャリッジ52の下方に位置したミルハウジング11には、キャリッジ52の組立時に当該キャリッジ52を持ち上げるための前後一対のリフトシリンダ55が内蔵される。
このように構成されるため、圧延(矯正)時には、フレーム18がバランスシリンダ19の収縮で図1の状態から下降された状態となり、この状態下で板材が上,下両ワークロール12a,12b間を通板される。
この際、上,下両ワークロール12a,12bには、左右一対の圧下シリンダ20によりフレーム18がミルハウジング11に対し下方に付勢されることで所定の圧下力が付与される。また、圧延機10の入側及び出側に配置した分割上バックアップロール28と分割下バックアップロール50によって、板幅方向の圧下力が調整される。
分割上バックアップロール28にあっては、荷重検出装置31により個々に荷重が検出される。そして、図示しない制御装置により、分割上バックアップロール28の個々の荷重が目標荷重になるように、圧下装置32を介して分割上バックアップロール28の個々の圧下力が調整される。
分割下バックアップロール50にあっては、図示しない制御装置により、ロール支持軸51が図示しない駆動源によりスピンドル等を介して所要の角度宛回転され、この時の各偏心ブッシュの偏心量に見合った圧下力に個々に調整される。
従って、特に、分割上バックアップロール28にあっては、圧延機10の出側で板形状を検出してフィードバックする必要はなく、時間遅れなく直接的に板形状を制御することができる。また、複数分割された分割上バックアップロール28及び分割下バックアップロール50によって板幅方向に細かい調整が可能となり、良好な板品質、つまり良好な板クラウンおよび平坦度を得ることができる。
そして、本実施例では、点検・交換頻度の高い分割上バックアップロール28をキャリッジ21に支持させ、該キャリッジ21を点検・交換頻度の低いフレーム18に支持させると共に、圧下装置32をフレーム18とキャリッジ21とに分割して支持させている。
これにより、フレーム18及びキャリッジ21の軽量化が図れると共にキャリッジ21を可及的に小型化できる一方で、必要に応じてフレーム18とキャリッジ21とを分離して取り扱うことができる。
この結果、分割上バックアップロール28の分割数が多くなってフレーム18やキャリッジ21等の構造物が大きく、重量物となっても、分割上バックアップロール28の組替や圧下装置32(単独圧下機構)等の保全作業性を向上させると共にクレーン等の輸送機器や治具等の軽量化・低容量化が実現できる。
また、各々の分割上バックアップロール28は、キャリッジ21に対しロールチョック27を介して荷重方向に摺動自在に支持され、該ロールチョック27(の本体部27a)とキャリッジ21との間に荷重検出装置31が介装されることで、各々の分割上バックアップロール28の荷重を確実に精度良く検出できる。
また、圧下装置32において、アーム35とレバー37とがピンレス構造で連係されることで、フレーム18とキャリッジ21を容易に分離させられる。つまり、分割上バックアップロール28の組替時等にキャリッジ21のみをフレーム18から容易に機外へ抜き出すことができるのである。
また、クランプ機構23により、キャリッジ21をフレーム18に対し板幅方向中央部で位置決めさせることで、圧延機10が曲げ変形してもフレーム18とキャリッジ21の位置関係を一定に保つことができると共に、フレーム18に内蔵した左右一対の押付けシリンダ56でキャリッジ21をフレーム18の後脚部18bにおける基準面に押し付けることによって、ライン方向の位置関係を一定に保ち、ワークロール12aと分割上バックアップロール28の軸心を平行に保つことができる。
さらに、本実施例によれば、各々の分割上バックアップロール28を回転自在に支持する偏心軸33を分割上バックアップロール毎に分割したので、隣接する分割上バックアップロール28の位置に拘束されることはなく、高精度な位置制御を応答性良く行うことができる。また、各々の分割上バックアップロール28は偏心軸33に回転自在に支持されるので、偏心機構の簡素化により大きな偏心量が設計可能で、かつメンテナンス性の向上も図れる。また、圧下装置32を隣接する分割上バックアップロール28間の隙間を利用して設けたので、軸方向のロールクラウンパターンを連続的に微調整できる一方で、圧下装置32をコンパクトに独立させて設置することが可能となる。
また、前記偏心軸33の両端部は、ミルハウジング11に出入り可能なフレーム側に荷重方向へ摺動自在に支持されたロールチョック27にそれぞれベアリング47a,47bを介して回転自在に支持され、同偏心軸33の一端側にアーム35、レバー37及び圧下力調整シリンダ36等からなる圧下装置32により偏心回転力が伝達されるので、圧下装置32のコンパクト化がより一層図れる。
また、前記ベアリング47a,47bの内輪径は、前記偏心軸33の両端部において異なり、前記偏心回転力が伝達される側のベアリング47bの内輪径の方が反対側のベアリング47aの内輪径より大径に設定されるので、偏心軸33の捩じりトルクによる悪影響を効果的に回避することができると共に、分割上バックアップロール28の組替を前記反対側から容易に行える。
尚、本発明は上記実施例に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、圧下装置32(単独圧下機構)を分割下バックアップロール50に適用したり、圧下装置32の構造を変更する等各種変更が可能であることはいうまでもない。また、本発明は圧延機に限らず、板形状矯正装置にも適用することができる。
本発明の一実施例を示す圧延機の側断面図である。 キャリッジの側断面図である。 キャリッジにおける圧下機構の正断面図である。 キャリッジにおける圧下機構の側断面図である。 圧下装置の圧延時の作用説明図である。 圧下装置のキャリッジ組替時の作用説明図である。
符号の説明
10 圧延機、11 ミルハウジング、12a 上ワークロール、12b 下ワークロール、13a 上ワークロールチョック、13b 下ワークロールチョック、14 サポートロール、18 フレーム、18a 脚部、18b 本体部、19 バランスシリンダ、20 圧下シリンダ、21 キャリッジ、22 リフトシリンダ、23 クランプ機構、27 ロールチョック、27a 本体部、27b キャップ、28 分割上バックアップロール、29 ロッド、30 スプリング、31 荷重検出装置、32 圧下装置、33 偏心軸、34 ボルト、35 アーム、36 圧下力調整シリンダ、37 レバー、38 ピン、39 コロ、40 受け口、42 ピン、43 ピン、44 ストッパ、45 ストッパ、47a,47b ベアリング、50 分割下バックアップロール、51 ロール支持軸、52 キャリッジ、53 クランプ機構、54 リフトシリンダ、55 リフトシリンダ、56 押付けシリンダ、60 ガイド機構。

Claims (3)

  1. 少なくとも上下いずれか一方において、軸方向に3分割以上複数分割した入側及び出側の分割バックアップロールによってワークロールを支持する機構を有し、入出側の各々の分割バックアップロールに対しそれぞれ独立して荷重を検出し得る荷重検出装置とそれぞれ独立して圧下力を付与し得る圧下装置とを設けた圧延機及び板形状矯正装置において、
    前記各々の分割バックアップロールを回転自在に支持する偏心軸を分割バックアップロール毎に分割し、
    前記偏心軸を個別に偏心回転させて前記各々の分割バックアップロールの圧下力を調整する前記圧下装置を前記隣接する分割バックアップロール間の隙間を利用して設けたことを特徴とする板形状矯正機能を有する圧延機
  2. 前記偏心軸の両端部は、ミルハウジングに出入り可能なフレーム側に荷重方向へ摺動自在に支持されたロールチョックにそれぞれベアリングを介して回転自在に支持され、同偏心軸の一端側に前記圧下装置による偏心回転力が伝達されることを特徴とする請求項1記載の板形状矯正機能を有する圧延機
  3. 前記ベアリングの内輪径は、前記偏心軸の両端部において異なり、前記偏心回転力が伝達される側のベアリングの内輪径の方が反対側のベアリングの内輪径より大径に設定されることを特徴とする請求項2記載の板形状矯正機能を有する圧延機
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