JP4940533B2 - 半導体集積回路装置の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体集積回路装置の製造方法に関する。
近年、素子の微細化に伴う高集積化により、トランジスタの使用ゲート数が大幅に増加し、論理回路のセル間、また、マイクロ機能のブロック間を結合する配線層のレイアウトが複雑化している。
配線層は、上記セル間またはブロック間を最短距離や等長距離で結ぶことが望ましいが、レイアウトの都合により、このように結ぶことが困難となってきている。
そこで、このような問題を解決するために、基板の表面側のみならず、基板の裏面側にも配線層を形成する方法が知られている(特許文献1参照)。
ここで、このような構成を有する半導体集積回路装置を、図13を用いて説明する。
この半導体集積回路装置70は、素子分離領域52により分離された単結晶シリコン層71上に、ゲート絶縁膜53を介して所定の位置に形成されたゲート電極54と、このゲート電極54の両側で、単結晶シリコン層71中に形成された活性層(ソース領域55及びドレイン領域56)とから構成されたトランジスタ57が形成され、単結晶シリコン層71の表面側及び裏面側に、トランジスタ57に接続される配線層が、それぞれ形成されている。
なお、ゲート電極54の側壁には側壁絶縁膜72が形成され、ソース領域55及びドレイン領域56の内側にはLDD領域(55A,56A)が形成されている。また、73はシリサイド層、76はエッチングストッパー膜である。
なお、この半導体集積回路装置70は、単結晶シリコン層71の厚さDと比較して、トランジスタ57の活性層(ソース領域55,ドレイン領域56)が浅いため、ソース領域55及びドレイン領域56間に形成されたチャネル領域下のボディ領域711では、一部に空乏層68が形成される。そして、裏面側に形成された配線は、接続層64によりトランジスタ57に接続されている。
表面側の配線層は、単結晶シリコン層71の表面側に形成された層間絶縁膜60内において、コンタクト用の配線61を介して接続形成された1層目の配線74と、この1層目の配線74上に再びコンタクト用の配線61を介して形成された2層目の配線75とから構成されている。
なお、最上層の配線75上にはパッシベーション膜からなる平坦化膜77が形成され、この平坦化膜77上に接着剤層78を介して支持基板79が貼り付けられている。
裏面側に形成された配線層は、単結晶シリコン層71の裏面側に、埋め込み酸化膜(所謂BOX層)80を介して形成された層間絶縁膜60中において、コンタクト用の配線61を介して形成された配線81から構成されている。
特開平9−260669号公報
ところで、図13に示す構成の半導体集積回路装置70を製造する場合、次に示すような問題点が生じることが考えられる。
すなわち、半導体集積回路装置70の場合、裏面側に形成された配線81は、接続層64により表面側に形成されたトランジスタ57(ドレイン領域56)に接続されている。
しかしながら、この接続層64は、単結晶シリコン層71の表面側にトランジスタ57や配線(74,75)を形成した後、裏面側からドレイン領域56と対応する位置にコンタクトホール611を形成し、このコンタクトホール611を通じて単結晶シリコン層71内にイオン注入を行った後、イオン注入された領域を活性化することにより形成しているので、例えば、活性化の際の高温の熱処理によって、先に形成された、耐熱性の低い材料からなる配線(74,75)に熱的な影響を与えてしまう虞が生じる。
また、例えばマスクの位置ずれ等により、コンタクトホール611がドレイン領域56に対応する位置からずれて形成された場合、接続層64が、ドレイン領域56と接続されなかったり、ドレイン領域56との間で充分な接続面積が得られない構成となってしまう。このような接続不良が生じた場合、例えば装置自体の動作不良を引き起こしてしまう。
このような問題は、図13に示したように、SOI基板を元に表面側と裏面側に配線を有する半導体集積回路装置を製造した場合だけではなく、単なる基板を元に表面側と裏面側に配線を有する半導体集積回路装置を製造した場合にも生じることが考えられる。
上述した点に鑑み、本発明は、表面側の配線層に影響を与えず、且つ接続不良を起こさずに接続層を形成することができる半導体集積回路装置の製造方法を提供するものである。
本発明に係る半導体集積回路装置の製造方法は、半導体層に、表面側から裏面側にまで達する接続層を形成する工程と、接続層が形成されている半導体層の表面側に、トランジスタを形成して、接続層とトランジスタのドレイン領域とを直接接続する工程と、トランジスタが形成されている半導体層の表面側に、トランジスタのソース領域に接続して、第1の配線層を形成する工程と、その後、半導体層の裏面側に、接続層に接続して、第2の配線層を形成する工程とを有するようにする。
上述した本発明の半導体集積回路装置の製造方法によれば、半導体層に、表面側から裏面側にまで達する接続層を形成する工程と、接続層が形成されている半導体層の表面側に、トランジスタを形成して、接続層とトランジスタのドレイン領域とを直接接続する工程と、トランジスタが形成されている半導体層の表面側に、トランジスタのソース領域に接続して、第1の配線層を形成する工程と、その後、半導体層の裏面側に、接続層に接続して、第2の配線層を形成する工程とを有するので、例えば、半導体層の表面側にトランジスタ及び第1の配線層を形成した後に、半導体層に、トランジスタのドレイン領域と第2の配線層とを接続する接続層を形成する方法に比べて、第1の配線層に与える熱的な影響を抑えることが可能になる。
また、先に接続層を形成してしまう分、接続層とトランジスタのドレイン領域との接続不良の発生を低減することが可能になる。また、例えばトランジスタのドレイン領域との位置合わせずれ等を考慮しなくても済むので、接続層を簡易に形成することが可能である。
本発明に係る半導体集積回路装置の製造方法は、支持基板上に絶縁膜を介して半導体層が積層された基板に対して、半導体層に、表面側から裏面側にまで達する接続層を形成する工程と、接続層が形成されている半導体層の表面側に、トランジスタを形成して、接続層とトランジスタのドレイン領域とを直接接続する工程と、トランジスタが形成されている半導体層の表面側に、トランジスタのソース領域に接続して、第1の配線層を形成する工程と、その後、支持基板を除去する工程と、支持基板が除去された後の半導体層の裏面側に、接続層に接続して、第2の配線層を形成する工程とを有するようにする。
上述した本発明の半導体集積回路装置の製造方法によれば、支持基板上に絶縁膜を介して半導体層が積層された基板に対して、半導体層に、表面側から裏面側にまで達する接続層を形成する工程と、接続層が形成されている半導体層の表面側に、トランジスタを形成して、接続層とトランジスタのドレイン領域とを直接接続する工程と、トランジスタが形成されている半導体層の表面側に、トランジスタのソース領域に接続して、第1の配線層を形成する工程と、その後、支持基板を除去する工程と、支持基板が除去された後の半導体層の裏面側に、接続層に接続して、第2の配線層を形成する工程とを有するので、例えば、半導体層の表面側にトランジスタ及び第1の配線層を形成した後に、半導体層に、トランジスタのドレイン領域と第2の配線層とを接続する接続層を形成する方法に比べて、第1の配線層に与える熱的な影響を抑えることが可能になる。
また、先に接続層を形成してしまう分、接続層とトランジスタのドレイン領域との接続不良の発生を低減することが可能になる。また、例えばトランジスタのドレイン領域との位置合わせずれ等を考慮しなくても済むので、接続層を簡易に形成することが可能である。
本発明に係る半導体集積回路装置の製造方法は、支持基板上に絶縁膜を介して半導体層が形成された基板に対して、半導体層の表面側からのイオン注入により、半導体層の裏面側のみに、半導体層の電位を固定するための不純物領域を形成する工程と、不純物領域が形成されている半導体層の表面側に、トランジスタを形成する工程と、半導体層の表面側に、トランジスタのソース領域に接続して、第1の配線層を形成する工程と、支持基板を除去する工程と、半導体層の裏面側に、不純物領域に接続して、第2の配線層を形成する工程とを有するようにする。
上述した本発明の半導体集積回路装置の製造方法によれば、支持基板上に絶縁膜を介して半導体層が形成された基板に対して、半導体層の表面側からのイオン注入により、半導体層の裏面側のみに、半導体層の電位を固定するための不純物領域を形成する工程と、不純物領域が形成されている半導体層の表面側に、トランジスタを形成する工程と、半導体層の表面側に、トランジスタのソース領域に接続して、第1の配線層を形成する工程と、支持基板を除去する工程と、半導体層の裏面側に、不純物領域に接続して、第2の配線層を形成する工程とを有するので、例えば、半導体層の表面側にトランジスタ及び第1の配線層を形成した後に、裏面側より、トランジスタの空乏化されていない領域の電位を固定する不純物領域を半導体層に形成するようにした方法に比べて、例えば第1の配線層に与える熱的な影響を抑えることが可能になる。
また、第1のトランジスタの閾値の変動によるドレイン電流の増大が抑制された構成の半導体集積回路装置を製造することができる。
また、本発明の半導体集積回路装置の製造方法によれば、半導体層に表面側から裏面側にまで達する接続層を形成し、半導体層の表面側にトランジスタ及び第1の配線層を形成した後、半導体層の裏面側に第2の配線層を形成したので、表面側の配線層に影響を与えず、且つ、表面側のトランジスタとの間で接続不良等を起こさずに接続層を形成することができる。
また、本発明の半導体集積回路装置の製造方法によれば、支持基板上に絶縁膜を介して半導体層が積層された基板に対して、表面側からのイオン注入により半導体層の裏面側のみに不純物領域を形成した後、半導体層の表面側に第1のトランジスタ及び第1の配線層を形成して、半導体層の裏面側に不純物領域に接続して第2の配線層を形成するので、表面側の配線層に影響を与えず、トランジスタの閾値電圧が変動してドレイン電流が増大することが抑えられた構成の半導体集積回路装置を製造することができる。
したがって、信頼性が確保され、且つキンク現象等の基板浮遊効果が抑制された構成の半導体集積回路装置を得ることができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。
先ず、本発明に係る半導体集積回路装置の製造方法を適用する、半導体集積回路装置の一実施の形態の概略構成図を、図5に示す。
この半導体集積回路装置1は、素子分離領域6により分離された単結晶シリコン層(半導体層)4上に、ゲート絶縁膜13を介して所定の位置に形成されたゲート電極14と、このゲート電極14の両側で、単結晶シリコン層4中に形成された活性層(ソース領域15及びドレイン領域16)とから構成されたMOS型の電界効果トランジスタ(以下MOSFETと示す)12が形成され、単結晶シリコン層4の表面側に、MOSFET12の一方の活性層(ソース領域15)に接続される配線層(第1の配線層)が形成され、単結晶シリコン層4の裏面側に、MOSFET12の他方の活性層(ドレイン領域16)に接続される配線層(第2の配線層)が形成されている。
なお、ゲート電極14の側壁には側壁絶縁膜17が形成され、ソース領域15及びドレイン領域16の内側にはLDD領域(15A,16A)が形成されている。また、場合によっては、その下部にハロー或いはポケットと呼ばれる領域が形成される。また、ソース領域15及びドレイン領域16の表面側、並びにゲート電極14上にはシリサイド層18が形成され、単結晶シリコン層4の全面にはエッチングストッパー膜19が形成されている。なお、図5に示す場合は、シリサイド層18が形成された構成を示したが、シリサイド層18は必要に応じて取り除くこともできる。
表面側の配線層は、単結晶シリコン層4上に形成された層間絶縁膜23中において、ソース領域15と対応する位置にコンタクト用の配線24を介して接続形成された1層目の配線211と、この1層目の配線211上に再びコンタクト用の配線24を介して接続形成された2層目の配線212とから構成されている。
なお、最上層の配線212上にはパッシベーション膜からなる平坦化膜25が形成され、この平坦化膜25上に接着剤層26を介して支持基板27が貼り付けられている。
裏面側に形成された配線層は、単結晶シリコン層4の裏面側に埋め込み酸化膜(所謂BOX層)3を介して形成された層間絶縁膜23中において、表面側に形成されたMOSFET12のドレイン領域16と対応する位置に形成されたコンタクト用の配線24と、このコンタクト用の配線24に接続形成された1層目の配線221とから構成されている。
ここで、本実施の形態の半導体集積回路装置1の場合、単結晶シリコン層4の膜厚Dが厚く形成されているので(数十nm〜100nm)、この単結晶シリコン層4中に形成されるチャネル領域下のボディ領域41が完全に空乏化されず、部分的に空乏層28が形成された構造となっている。したがって、単結晶シリコン層4中のドレイン領域16と対応する位置に接続層8を形成することにより、表面側に形成されたMOSFET12と裏面側の配線221とを接続するようにしている。
そして、本実施の形態においては、特に、裏面側に形成された配線221が、単結晶シリコン層4内の表面側から裏面側まで形成された接続層8を介して、表面側に形成されたMOSFET12のドレイン領域16と接続されている
すなわち、本実施の形態の場合では、接続層8がドレイン領域16の内部で直接接することで、MOSFET12と裏面側の配線221が接続されている。
なお、この他にも、例えば接続層8の片側のみが、ドレイン領域16の内部で直接接することで、MOSFET12と裏面側の配線221が接続される場合も考えられる。
上述した本実施の形態の半導体集積回路装置1によれば、表面側に形成されたMOSFET12と裏面側に形成された配線221とを接続する接続層8が、MOSFET12のドレイン領域16を貫通することにより接続されているので、接続層8とドレイン領域16との間で確実な接続を得ることができる。また、接続層8とドレイン領域16との間で充分な接続面積を得ることができる。
これにより、表面側のMOSFET12と裏面側の配線221との間での接続不良が抑制された半導体集積回路装置を得ることができる。
次に、本発明の製造方法の一実施の形態として、図5に示した構成の半導体集積回路装置1を製造する方法を、図1〜図4を用いて説明する。なお、図5と対応する部分には同一符号を付している。
先ず、図1Aに示すように、例えばシリコンからなる支持基板2上に、埋め込み酸化膜(所謂BOX層)3を介して、単結晶シリコン層(所謂SOI層)4が形成されたSOI基板5を用意する。
なお、SOI基板5としては、例えば張り合わせ法や水素イオン注入法を用いて形成されたもの等が挙げられる。特に、例えば支持基板2上に、エピタキシャル成長により形成された単結晶シリコン層が熱酸化されることにより形成された埋め込み酸化膜3を介して、単結晶シリコン層4が形成されたSOI基板5は、埋め込み酸化膜3と単結晶シリコン層4との界面に欠陥が少なく望ましい。また、埋め込み酸化膜3や単結晶シリコン層4の膜厚は任意に設定することができる。
次に、SOI基板5の単結晶シリコン層4の所定の位置に、例えばSTI(シャロートレンチ素子分離)法を用いて素子分離領域6を形成し、図1Bに示すように、単結晶シリコン層4中に、素子分離領域6によりそれぞれ分離された素子形成領域7を形成する。
そして、本実施の形態においては、特に、SOI基板5の表面側にトランジスタ及び配線層を形成する前に、表面側に形成されるトランジスタと裏面側の配線層とを接続する接続層8を形成する。
すなわち、このように、SOI基板5の表面側にトランジスタや配線層が形成される前に接続層8を形成することにより、従来のような、基板の表面側にトランジスタや配線層を形成した後に接続層を形成する場合に比べて、基板の表面側に形成された耐熱性の低い材料よりなる配線層に与える熱的な影響を防止することができる。
接続層8は、例えば、以下に示すようにして形成することができる。
先ず、単結晶シリコン層4をエッチングすることにより、素子形成領域7内の所定の位置にトレンチ溝やヴィアホール等の所謂穴9を形成する。ここで、単結晶シリコン層4のエッチングは埋め込み酸化膜(BOX層)3に到達するまで行う。
この際、単結晶シリコン層4と埋め込み酸化膜3との間で高い選択比を確保することができるため、埋め込み酸化膜3に影響を与えずに、均一な深さの穴9を単結晶シリコン層4と埋め込み酸化膜3との界面まで形成することができる。また、酸化膜3がストッパーとなるので、このような点においても、埋め込み酸化膜3や支持基板2に影響を与えずに、均一な深さの穴9を単結晶シリコン層4と埋め込み酸化膜3との界面まで形成することができる。
そして、この穴9内に、CVD法を用いて不純物がドープされた多結晶シリコン10を堆積させる。この後、例えばEB法やCMP法を用いて研磨することにより、穴9の内部以外の多結晶シリコン10を除去する。これにより、上述したような接続層8が形成される。
なお、多結晶シリコン10にドープする不純物としては、後述する工程で形成されるトランジスタのソース領域及びドレイン領域と同じ導電型(例えばN型)とする。
次に、従来より公知の方法にしたがい、図2Cに示すように、SOI基板5の表面側にMOS型の電界効果トランジスタ(以下MOSFETと示す)12を形成する。
具体的には、先ず、素子形成領域7上の所定の位置に、ゲート酸化膜13を介してゲート電極14を形成し、さらに、素子形成領域7内の所定の位置にLDD領域(15A,16A)を形成する。また、場合によっては、その下部にハロー或いはポケットと呼ばれる領域を形成する。
次に、ゲート電極14の側壁に側壁絶縁膜17を形成し、この側壁絶縁膜17が形成されたゲート電極14をマスクとして、素子形成領域7内に不純物(例えばN型)をイオン注入した後、不純物が注入された領域を活性化することにより、素子形成領域7中の所定の位置にソース領域15及びドレイン領域16を形成する。
この後、ソース領域15及びドレイン領域16の表面側、並びにゲート電極14上にシリサイド層18を形成し、MOSFET12を含んで全面にはエッチングストッパー膜19を形成する。
ここで、イオン注入を行う際に、ドレイン領域が形成される位置に、上述したように接続層8が形成されているので、イオン注入領域が、接続層8を跨ぐように形成される。したがって、活性化した後は、接続層8がドレイン領域16を貫通して形成された状態となる。
次に、図2Dに示すように、SOI基板5上に表面側の配線層を形成する。
具体的には、先ず、例えばSOI基板5上の全面に層間絶縁膜23を形成して平坦化処理を行った後、平坦化された層間絶縁膜23のドレイン領域16に対応する位置にコンタクト用の配線24を形成する。そして、コンタクト用の配線24に接続するように1層目となる配線211を形成する。
次に、1層目の配線211を含んで全面に再び層間絶縁膜23を形成して平坦化処理を行った後、平坦化された層間絶縁膜23の1層目の配線211に対応する位置に再びコンタクト用の配線24を形成した後、コンタクト用の配線24に接続するように2層目となる配線212を形成する。
尚、図2Cに示す場合では配線層が2層構造の場合を示したが、3層以上の場合はこのような工程が繰り返される。
この後、最表面の配線212上に、例えばSiN膜やSiON膜等からなるパッシベート膜からなる平坦化膜25を形成する。
次に、後述する工程で支持基板を接着するために、平坦化膜25上に接着材層26を塗布する。ここで、接着材層26としては、可能な限り耐熱性の高いものを用いることが望ましく、例えばSOG膜や有機膜等の塗布系のもの、あるいは接着シート等を用いることができる。次いで、支持基板27を張り合わせることにより、図3Eに示すように、配線層上に支持基板27が張り合わされた状態にする。
なお、SOI基板5の表面側に支持基板27を張り合わせるのは、後述する工程において、その支持基板2を研磨してSOI基板5を薄膜化させる際に、機械的な強度を確保するためである。
次に、上下を反転させることにより、図3Fに示すように、SOI基板5の裏面側、すなわち支持基板2が露出された状態にする。
次に、支持基板2を除去して、図4Gに示すように、SOI基板5の埋め込み酸化膜3が露出された状態にする。
この際、最初は機械的研磨やCMP法を用いて支持基板2を研磨し、表面が埋め込み酸化膜3の近傍に近づいた段階で、例えばウェットエッチング法に切り換えて支持基板2と埋め込み酸化膜3とのエッチングレートを確保できる条件で支持基板2をエッチングする。
このように段階的に研磨とエッチングとを切り換えることにより、埋め込み酸化膜3に影響を与えずに、埋め込み酸化膜3の表面を完全に露出した状態にすることができる。
次に、図4Hに示すように、埋め込み酸化膜3上に裏面側の配線層を形成する。
具体的には、先ず、埋め込み酸化膜3上の全面に層間絶縁膜23を形成して平坦化処理を行った後、層間絶縁膜23の接続層8に対応する位置にコンタクト用の配線24を接続形成し、平坦化された層間絶縁膜23上のコンタクト用の配線24と接続するように配線221を形成する。
この際、上述したように、接続層8が単結晶シリコン層4と埋め込み酸化膜3との界面まで形成されているので、例えば、コンタクト用の配線24を接続層8に確実に接続することができる。
尚、上述した表面側の配線層の場合と同様に、配線層が例えば3層以上の場合は、このような工程が繰り返される。
この後、再び上下を反転させることにより、図5に示したように、表面側と裏面側にそれぞれ配線層が形成された構成の半導体集積回路装置1を得ることができる。
上述した本実施の形態の半導体集積回路装置1の製造方法によれば、単結晶シリコン層4の表面側にMOSFET12及び配線(211,212)を形成する前に、表面側より、単結晶シリコン層4に接続層8を先に形成するようにしたので、例えば、単結晶シリコン層4の表面側にMOSFET12及び配線(211,212)を形成した後に、単結晶シリコン層4の裏面側からMOSFET12のドレイン領域16と対応する位置にコンタクトホールを形成し、このコンタクトホールを通じて単結晶シリコン層4内にイオン注入を行った後、イオン注入された領域を活性化して接続層8を形成する方法と比較して、単結晶シリコン層4の表面側に形成された、耐熱性の低い材料よりなる配線(211,212)に与える熱的な影響を抑制することができる。
また、従来のように、コンタクトホールを形成し、コンタクトホールより基板中にイオン注入を行って接続層を形成する方法と比較すると、先にSOI基板5に接続層8を形成する分、マスクの位置ずれ等による接続層8とドレイン領域16との接続不良を低減することができる。
また、マスクの位置ずれ等を考慮しなくても済むので、簡易に接続層8を形成することができる。
本実施の形態においては、図1Bに示す工程において、単結晶シリコン層4の所定の位置に穴9を形成し、この穴9内に、CVD法を用いて不純物がドープされた多結晶シリコンを堆積させることにより接続層8を形成したが、この工程の際、図6に示すように、例えば、表面側より、単結晶シリコン層4の所定の位置に不純物をイオン注入することにより接続層81を形成することもできる。これ以降の工程は、図2C〜図4Hに示す工程と同様の工程を行うことにより、図7に示すような、表面側と裏面側にそれぞれ配線層が形成された構成の半導体集積回路装置111を得ることができる。
なお、不純物の注入条件は任意に設定することができる。
なお、接続層8となるイオン注入領域の活性化は、イオン注入に引き続いて行うこともできるが、この後の工程で形成されるMOSFET12のソース領域15及びドレイン領域16の活性化の際に同時に行うこともできる。
上述した本実施の形態においては、本発明を、支持基板2上に埋め込み酸化膜(絶縁膜)3を介して半導体層(単結晶シリコン層)4が積層されたSOI基板5を元に、表面側と裏面側に配線層を有する半導体集積回路装置を製造する場合に適用して説明を行ったが、SOI基板5ではなく、単なる基板を元に、表面側と裏面側に配線層を有する半導体集積回路装置を製造する場合にも、本発明を適用することができる。
このような場合においても、本実施の形態の場合と同様に、基板の表面側に形成された、耐熱性の低い材料よりなる配線に与える熱的な影響を抑制することができる。
また、先に基板に接続層を形成する分、マスクの位置ずれ等による接続層とドレイン領域との接続不良を低減することができる。また、マスクの位置ずれ等を考慮しなくても済むので、簡易に接続層を形成することができる。
次に、本発明に係る半導体集積回路装置の他の実施の形態を説明するにあたり、先ず、
本発明に係る半導体集積回路装置の製造方法を適用する、半導体集積回路装置の一形態を、図12を用いて説明する。なお、図5と対応する部分には同一符号を付している。
この半導体集積回路装置11は、素子分離領域6により分離された単結晶シリコン層4上に、ゲート絶縁膜13を介して所定の位置に形成されたゲート電極14と、このゲート電極14の両側で、単結晶シリコン層4内に形成された活性層(ソース領域15及びドレイン領域16)とから構成されたMOS型の電界効果トランジスタ(以下MOSFETと示す)12が形成され、このMOSFET12と接続される配線層が、それぞれ単結晶シリコン層4の表面側及び裏面側に形成されている。なお、ゲート電極14の側壁には側壁絶縁膜17が形成され、ソース領域15及びドレイン領域16の内側にはLDD領域(15A,16A)が形成されている。また、場合によっては、その下部にハロー或いはポケットと呼ばれる領域が形成される。また、ソース領域15及びドレイン領域16の表面側、並びにゲート電極14上にはシリサイド層18が形成され、MOSFET12を含んで全面にはエッチングストッパー膜19が形成されている。
表面側の配線層は、単結晶シリコン層4上に形成された層間絶縁膜23中において、ソース領域15と対応する位置にコンタクト用の配線24を介して接続形成された1層目の配線211と、この1層目の配線211上に再びコンタクト用の配線24を介して接続形成された2層目の配線212とから構成されている。
なお、最上層の配線212上には、パッシベーション膜からなる平坦化膜25が形成され、この平坦化膜25上に接着剤層26を介して支持基板27が貼り付けられている。
裏面側の配線層は、単結晶シリコン層4の裏面側に、埋め込み酸化膜(所謂BOX層)3を介して形成された層間絶縁膜23中において、後述する接触層に対応して形成されたコンタクト用の配線24と、このコンタクト用の配線24に接続形成された1層目の配線221とから構成されている。
そして、このような構成の半導体集積回路装置11においては、単結晶シリコン層4の裏面側に、表面側に形成されたMOSFET12のボディ領域41の電位を固定する不純物領域(接触層)30が形成されている。
具体的には、MOSFET12が形成されている素子形成領域7の裏面側において、単結晶シリコン層4と埋め込み酸化膜(所謂BOX層)3との界面の所定の位置に接触層30が形成される。そして、この接触層30が、裏面側に形成された配線221と接続される。
なお、この接触層30の形成位置は、ゲート電極14の真下に限定されず、素子形成領域7内であれば特に限定されるものではない。
すなわち、MOSFET12のボディ領域41の電位を固定するための接触層30を形成することにより、裏面側の配線221を通じて接触層30に与える電圧を変化させることで、ボディ領域41の電位を固定することができる。これにより、ボディ領域41に蓄積された正孔を引き抜くことが可能になるので、ボディ領域41において正孔蓄積量が増大してしまう問題を解決することができる。
この場合、例えばボディ領域41の電位がプラス(+)側に上昇することを抑えて、MOSFET12の閾値電圧(Vth)が変動することによるドレイン電流の増加を抑制することができるので、例えば急激なドレイン電流の増加(キンク)が発生してしまうことを防止することができる。
また、この半導体集積回路装置11においては、レイアウトが複雑化された表面側ではなく、裏面側にボディ領域41の電位を固定する接触層30が形成されているので、例えば表面側にボディ領域41の電位を固定する接触層30が形成された構成に比べて、表面側のレイアウトを簡素化することができる。
次に、本発明の他の実施の形態として、図12に示した構成の半導体集積回路装置11を製造する方法の一実施の形態を、図8〜図11を用いて説明する。なお、図12と対応する部分には同一符号を付して重複説明を省略する。
先ず、図8Aに示すように、例えばシリコンからなる支持基板2上に、埋め込み酸化膜(所謂BOX層)3を介して、単結晶シリコン層(所謂SOI層)4が形成されたSOI基板5を用意する。
なお、SOI基板5としては、例えば張り合わせ法や水素イオン注入法を用いて形成されたもの等が挙げられる。特に、例えば支持基板2上に、エピタキシャル成長により形成された単結晶シリコン層が熱酸化されて形成された埋め込み酸化膜3を介して、単結晶シリコン層4が形成されたSOI基板5は、埋め込み酸化膜3と単結晶シリコン層4との界面に欠陥が少なく望ましい。
また、埋め込み酸化膜3や単結晶シリコン層4の膜厚は任意に設定することができる。
次に、SOI基板5の単結晶シリコン層4の所定の位置に、例えばSTI(シャロートレンチ素子分離)法を用いて素子分離領域6を形成し、図8Bに示すように、単結晶シリコン層4中に、素子分離領域6によりそれぞれ分離された素子形成領域7を形成する。
そして、本実施の形態においては、特に、SOI基板5の表面側にトランジスタ及び配線層を形成する前に、トランジスタのボディ領域41の電位を固定する接触層30を、表面側より先に形成してしまう。
具体的には、素子分離領域6により分離された単結晶シリコン層4内の所定の位置に、イオン注入により不純物を注入し、この後、注入された領域を活性化することにより低抵抗化された接触層30を形成する。
なお、注入される不純物としては、単結晶シリコン層4と同じ導電型(例えばN型)にすることが望ましい。
すなわち、このように、SOI基板5の表面側にトランジスタや配線層が形成される前に先に接触層30を形成することにより、例えば、基板の表面側に形成された耐熱性の低い材料よりなる配線(211,212)に与える熱的な影響を防止することができる。
次に、従来より公知の方法にしたがい、図8Cに示すように、SOI基板5の表面側にMOS型の電界効果トランジスタ(以下MOSFETと示す)12を形成する。
具体的には、先ず、素子形成領域7上の所定の位置に、ゲート酸化膜13を介してゲート電極14を形成し、さらに、素子形成領域7内の所定の位置にLDD領域(15A,16A)を形成する。また、場合によっては、その下部にハロー或いはポケットと呼ばれる領域を形成する。
次に、ゲート電極14の側壁に側壁絶縁膜17を形成し、この側壁絶縁膜17が形成されたゲート電極14をマスクとして、素子形成領域7内に不純物(例えばN型)をイオン注入した後、不純物が注入された領域を活性化することにより、素子形成領域7中の所定の位置にソース領域15及びドレイン領域16を形成する。
この後、ソース領域15及びドレイン領域16の表面側、並びにゲート電極14上にシリサイド層18を形成し、MOSFET12を含んで全面にはエッチングストッパー膜19を形成する。
次に、図9Dに示すように、SOI基板5上に表面側の配線層を形成する。
具体的には、先ず、例えばSOI基板5上の全面に層間絶縁膜23を形成して平坦化処理を行った後、平坦化された層間絶縁膜23のドレイン領域16に対応する位置にコンタクト用の配線24を形成する。そして、コンタクト用の配線24に接続するように1層目となる配線211を形成する。
次に、1層目の配線211を含んで全面に再び層間絶縁膜23を形成して平坦化処理を行った後、平坦化された層間絶縁膜23の1層目の配線211に対応する位置に再びコンタクト用の配線24を形成した後、コンタクト用の配線24に接続するように2層目となる配線212を形成する。
尚、図9Dに示す場合では配線層が2層構造の場合を示したが、3層以上の場合はこのような工程が繰り返される。
この後、最表面の配線212上に、例えばSiN膜やSiON膜等からなるパッシベート膜からなる平坦化膜25を形成する。
次に、後述する工程で支持基板を接着するために、平坦化膜25上に接着材層26を塗布する。ここで、接着材層26としては、可能な限り耐熱性の高いものを用いることが望ましく、例えばSOG膜や有機膜等の塗布系のもの、あるいは接着シート等を用いることができる。次いで、支持基板27を張り合わせることにより、図9Eに示すように、配線層上に支持基板27が張り合わされた状態にする。
なお、SOI基板5の表面側に支持基板27を張り合わせるのは、後述する工程において、その支持基板2を研磨してSOI基板5を薄膜化させる際に、機械的な強度を確保するためである。
次に、上下を反転させることにより、図10Fに示すように、SOI基板5の裏面側、すなわち支持基板2が露出された状態にする。
次に、露出された支持基板2を研磨して、図10Gに示すように、SOI基板5の埋め込み酸化膜3が露出された状態にする。
この際、最初は機械的研磨やCMP法を用いて支持基板2を研磨し、表面が埋め込み酸化膜3の近傍に近づいた段階で、例えばウェットエッチング法に切り換えて支持基板2と埋め込み酸化膜3とのエッチングレートを確保できる条件で支持基板2をエッチングする。
このように段階的に研磨やエッチングを切り換えることにより、埋め込み酸化膜3に影響を与えずに、埋め込み酸化膜3の表面を完全に露出した状態にすることができる。
次に、図11に示すように、埋め込み酸化膜3上に裏面側の配線層を形成する。
具体的には、先ず、埋め込み酸化膜3上の全面に層間絶縁膜23を形成して平坦化処理を行った後、層間絶縁膜23の接続層8に対応する位置にコンタクト用の配線24を接続形成し、平坦化された層間絶縁膜23上のコンタクト用の配線24と接続するように配線221を形成する。
この際、接続層8が単結晶シリコン層4と埋め込み酸化膜3との界面まで形成されているので、上述したように、コンタクト用の配線24を接続層8に確実に接続することができる。
尚、上述した表面側の配線層の場合と同様に、配線層が例えば3層以上の場合は、このような工程が繰り返される。
この後、再び上下を反転させることにより、図12に示したように、単結晶シリコン層4の裏面側に、表面側に形成されたMOSFET12のボディ領域28の電位を固定する接触層30が設けられた構成の半導体集積回路装置11を得ることができる。
本実施の形態においては、接触層30を形成する際において(図7B参照)、イオン注入された領域の活性化は、イオン注入に引き続いて行った場合を示したが、この後の工程で形成されるMOSFET12のソース領域15及びドレイン領域16を形成する際の活性化の際に同時に行うこともできる。
上述した本実施の形態の半導体集積回路装置11の製造方法によれば、SOI基板5の表面側にMOSFET12及び配線(211,212)を形成する前に、表面側より、基板5の所定の位置に接触層30をイオン注入して形成するようにしたので、例えば、SOI基板5の表面側にMOSFET12及び配線(211,212)を形成した後に、裏面側から、基板5の所定の位置に接触層30をイオン注入して形成する方法と比較して、基板5の表面側に形成された耐熱性の低い材料よりなる配線(211,212)に与える活性化の際の熱的な影響を抑制することができる。
また、前述したように、MOSFET12の閾値の変動によるドレイン電流の増大が抑制された構成の半導体集積回路装置を製造することができる。
図5に示した構成と、図12に示した構成とを、組み合わせて半導体集積回路装置を構成することもできる。この場合、単結晶シリコン層4の裏面側の配線は、MOSFET12の活性層(ドレイン領域16)に接続する配線と、接触層30に接続する配線とが、それぞれ独立して設けられる。
尚、本発明は、上述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲でその他様々な構成が取り得る。
A〜B 本発明の半導体集積回路装置の製造方法の一実施の形態を示す製造工程図(その1)である。 C〜D 本発明の半導体集積回路装置の製造方法の一実施の形態を示す製造工程図(その2)である。 E〜F 本発明の半導体集積回路装置の製造方法の一実施の形態を示す製造工程図(その3)である。 G〜H 本発明の半導体集積回路装置の製造方法の一実施の形態を示す製造工程図(その4)である。 本発明の半導体集積回路装置の一実施の形態を示す概略断面図である。 本発明の半導体集積回路装置の製造方法の他の実施の形態を示す概略断面図(その1)である。 本発明の半導体集積回路装置の製造方法の他の実施の形態を示す概略断面図(その2)である。 A〜C 本発明の半導体集積回路装置の製造方法の他の実施の形態を示す製造工程図(その1)である。 D〜E 本発明の半導体集積回路装置の製造方法の他の実施の形態を示す製造工程図(その2)である。 F〜G 本発明の半導体集積回路装置の製造方法の他の実施の形態を示す製造工程図(その3)である。 本発明の半導体集積回路装置の製造方法の他の実施の形態を示す製造工程図(その4)である。 本発明の半導体集積回路装置の他の実施の形態を示す概略断面図である。 従来の半導体集積回路装置の構成を示す概略断面図である。
符号の説明
1,11・・・半導体集積回路装置、2・・・支持基板、3・・・埋め込み酸化膜(BOX層)、4・・単結晶シリコン層、5・・・SOI基板、6・・・素子分離領域、7・・・素子形成領域、8・・・接続層、9・・・穴、10・・・多結晶シリコン、12・・・MOSFET、13・・・ゲート絶縁膜、14・・・ゲート電極、15・・・ソース領域、16・・・ドレイン領域、19・・・エッチングストッパー膜、21・・・配線層(表面側)、22・・・配線層(裏面側)、23・・・層間絶縁膜、24・・・コンタクト用の配線、25・・・平坦化膜、26・・・接着剤層、27・・・支持基板、30・・・接触層

Claims (5)

  1. 半導体層に、表面側から裏面側にまで達する接続層を形成する工程と、
    前記接続層が形成されている前記半導体層の表面側に、トランジスタを形成して、前記接続層と前記トランジスタのドレイン領域とを直接接続する工程と、
    前記トランジスタが形成されている前記半導体層の表面側に、前記トランジスタのソース領域に接続して、第1の配線層を形成する工程と、
    その後、前記半導体層の裏面側に、前記接続層に接続して、第2の配線層を形成する工程とを有する
    半導体集積回路装置の製造方法。
  2. 支持基板上に絶縁膜を介して半導体層が積層された基板に対して、
    前記半導体層に、表面側から裏面側にまで達する接続層を形成する工程と、
    前記接続層が形成されている前記半導体層の表面側に、トランジスタを形成して、前記接続層と前記トランジスタのドレイン領域とを直接接続する工程と、
    前記トランジスタが形成されている前記半導体層の表面側に、前記トランジスタのソース領域に接続して、第1の配線層を形成する工程と、
    その後、前記支持基板を除去する工程と、
    前記支持基板が除去された後の前記半導体層の裏面側に、前記接続層に接続して、第2の配線層を形成する工程とを有する
    半導体集積回路装置の製造方法。
  3. 前記接続層は、前記半導体層に、穴を形成し、前記穴内に不純物を添加した半導体層を埋め込むことにより形成する請求項1又は請求項2に記載の半導体集積回路装置の製造方法。
  4. 前記接続層は、前記半導体層に、表面側よりイオン注入することにより形成する請求項1又は請求項2に記載の半導体集積回路装置の製造方法。
  5. 支持基板上に絶縁膜を介して半導体層が形成された基板に対して、
    前記半導体層の表面側からのイオン注入により、前記半導体層の裏面側のみに、前記半導体層の電位を固定するための不純物領域を形成する工程と、
    前記不純物領域が形成されている前記半導体層の表面側に、トランジスタを形成する工程と、
    前記半導体層の表面側に、前記トランジスタのソース領域に接続して、第1の配線層を形成する工程と、
    前記支持基板を除去する工程と、
    前記半導体層の裏面側に、前記不純物領域に接続して、第2の配線層を形成する工程とを有する
    半導体集積回路装置の製造方法。
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