JP4937588B2 - 軸受装置およびこれを備えたモータ - Google Patents

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Description

本発明は、軸受部材と、軸受部材の内周に挿入された軸部材とからなる軸受装置に関するものである。
滑り軸受装置の一種である流体軸受装置は、軸受部材と軸部材の間の軸受隙間に生じる流体の潤滑膜で軸部材を回転自在に支持する軸受装置である。この流体軸受装置は、高速回転、高回転精度、低騒音等の特徴を備えるものであり、情報機器、例えばHDD、FDD等の磁気ディスク装置、CD−ROM、CD−R/RW、DVD−ROM/RAM等の光ディスク装置、MD、MO等の光磁気ディスク装置等におけるディスクドライブ用のスピンドルモータ、パーソナルコンピュータ(PC)のファンモータ、レーザビームプリンタ(LBP)のポリゴンスキャナモータ、プロジェクタのカラーホイール、あるいは軸流ファンなどの小型モータ用として好適で、近年その用途を拡大させている。
この種の流体軸受は、軸受隙間内の流体(例えば、潤滑油)に動圧を発生させる動圧発生手段を備えた、いわゆる動圧軸受と、動圧発生手段を備えていない、いわゆる真円軸受(軸受面が真円形状である軸受)とに大別される。
流体軸受装置では、軸部材をラジアル方向に回転自在に支持するラジアル軸受部と、スラスト方向に回転自在に支持するスラスト軸受部とが設けられる。例えば、ファンモータや磁気ディスク用のスピンドルモータに組み込まれる流体軸受装置では、ラジアル軸受部として軸部材をラジアル方向に非接触支持する動圧軸受を、またスラスト軸受部として軸部材の一端を接触支持するピボット軸受を用いる構成が知られている。このような軸受構造を有する流体軸受装置では、各種モータの低価格化に対応するため、軸受部材を金属から樹脂に置換したものが提案されている(例えば、特許文献1、2参照)。
特開2000−46057号公報 特開平10−306822号公報
軸受運転時には、軸部材と流体間で生じる摩擦熱等によって、軸受装置の内部温度が上昇する。しかしながら、一般に樹脂材料は熱伝導率が小さいため、上記特許文献1、2に開示された軸受装置のように樹脂で軸受部材を形成すると、軸受外部への放熱を円滑に行うことが困難で、特にラジアル軸受隙間近傍で熱が蓄積し易い。この場合、一般に樹脂材料は線膨張係数が大きく温度変化の影響を受け易いため、昇温に伴って軸受部材の内周面形状が変化し、軸受性能に悪影響を与えるおそれがある。
そこで本発明は、安定した軸受性能を発揮可能な軸受装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明にかかる軸受装置は、軸受部材と、軸受部材の内周に挿入された軸部材とからなる軸受装置において、軸受部材が、電鋳加工でマスター部材の外表面に目的の金属を析出させることにより形成された電鋳部および電鋳部をインサートして射出成形された樹脂部からなり、電鋳部の析出開始面に軸部材を支持する軸受面が形成され、軸受面がマスター部材の外表面から分離された状態の表面精度を維持しており、電鋳部に、樹脂部および軸部材以外の他部材との接触部が形成され、他部材は、樹脂部よりも高い熱伝導率を有することを特徴とするものである。
なお、上記でいう「軸受面」は、ラジアル方向に支持するラジアル軸受面およびスラスト方向に支持するスラスト軸受面を含み、少なくとも何れか一方が電鋳部に形成されていればよい。また、上記の「他部材」としては、例えば、モータの必須構成部材であり、軸受部材の外周を保持する保持部材等が挙げられる。
電鋳部は、電鋳加工でマスター部材の表面にCuやNi等の金属を多数析出させることにより形成される金属層であるため、樹脂(樹脂部)よりも熱伝導性に優れる。従って、これを軸部材以外の他部材(特に、外気に触れる他部材)に接触させれば、軸受装置の運転に伴って軸受内部で生じる熱を、電鋳部→他部材を介して外気に放熱することができ、軸受内部の温度上昇を抑制することができる。これにより、温度上昇に伴う軸受隙間の変動を抑制し、軸受性能の安定化を図ることができる。
このとき、上記他部材が、軸受部材の樹脂部よりも高い熱伝導率を有していれば、軸受内部で発生した熱を、他部材を介して一層効率良く外気に放熱することができるため、より一層の軸受性能の安定化を図ることができる。
ところで、軸受部材を樹脂で形成した従来の軸受装置を、例えば、磁気ディスク装置用のスピンドルモータに使用すると、磁気ディスク等の回転体と空気との摩擦によって発生した静電気を逃がすことができず、回転体に帯電しやすくなる。この帯電を放置すると、磁気ディスクと磁気ヘッド間での電位差の発生や、静電気の放電による周辺機器の損傷等の不具合を招くおそれがある。
この場合、上記他部材が樹脂部よりも高い導電性を有していれば、静電気の帯電を防止することができる。すなわち、上記構成とすることにより、ディスク等に蓄積された静電気を、軸部材→軸受部材の電鋳部→他部材という経路を経て、放電させることが可能となり、静電気の帯電による電位差の発生や周辺機器の損傷を確実に防止することができる。
上記電鋳部には、ラジアル軸受隙間およびスラスト軸受隙間の何れか一方又は双方に流体動圧を発生させる動圧発生部を設けることができ、これにより軸受部を回転精度に優れた動圧軸受で構成することができる。電鋳加工の特性上、電鋳部には、マスター部材の表面形状が精度良く転写されるため、予めマスター部材(特に、動圧発生部の成形部)の表面精度を高めておけば、動圧発生部を高精度に成形することができる。
以上の構成を有する軸受装置は、ステータコイルと、ロータマグネットとを備えたモータ、例えばパーソナルコンピュータに搭載されるファンモータや磁気ディスク等のディスクドライブ装置に搭載されるスピンドルモータ等に好ましく用いることができる。
以上のように本発明の構成によれば、温度変化に影響されることなく、安定した軸受性能を発揮可能な軸受装置を提供することができる。またこれにより、この軸受装置を搭載したモータの動作安定性を高めることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る軸受装置1を組込んだファンモータを概念的に示すものである。このファンモータは、軸部材2を回転自在に支持する軸受装置1と、軸部材2と共に回転する羽根と、軸部材2に固定されたロータ3と、例えば半径方向(ラジアル方向)のギャップを介して対向させたステータコイル4およびロータマグネット5とを備えるものであり、一般的にはラジアルギャップ型ファンモータと称される。ステータコイル4はブラケット(保持部材)6の外周に取付けられ、ロータマグネット5はロータ3に取付けられている。保持部材6の内周には軸受装置1の軸受部材7が固定される。ステータコイル4に通電すると、ステータコイル4とロータマグネット5との間の電磁力で羽根(ロータ3)が軸部材2と一体に回転する。なお、図示は省略するが、ファンモータの形態として、ステータコイル4とロータマグネット5とを軸方向(アキシャル方向)のギャップを介して対向させる、いわゆるアキシャルギャップ型ファンモータとすることもできる。
羽根の回転中は、その送風作用の反力として軸部材2に図中の矢印Yと逆方向の推力が作用する。ステータコイル4とロータマグネット5との間には、この推力を打ち消す方向(矢印Y方向)の磁力(斥力)を作用させており、この推力と磁力の大きさの差により生じたスラスト荷重が軸受装置1のスラスト軸受部Tで支持される。軸部材2に作用するラジアル荷重は、軸受装置1のラジアル軸受部R1、R2によって支持される。
図2は、図1に示す軸受装置1の拡大断面図である。この軸受装置1は、軸部材2と、内周に軸部材2を挿入した軸受部材7とを主要な構成要素として備えている。なお、説明の便宜上、軸受部材7の開口した側を上側、これと軸方向反対側を下側として以下説明を進める。
軸部材2は、例えばステンレス鋼等の金属材料で一端が凸球状をなす中実軸状に形成され、本実施形態では下側端面2bが凸球状に形成されている。軸部材2の外周面2aは、凹凸のない断面真円状に形成されている。
軸部材2の上端外周には、例えば外周面に羽根を有するロータ3が固定される。ロータ3は、円盤状の円盤部3aと、円盤部3aの外径側から下方に伸びる円筒状の円筒部3bとで構成され、円筒部3bの内周面には図1に示すロータマグネット5が取付けられる。ロータ3は、例えば、軸部材2をインサートして樹脂で射出成形することにより軸部材2と一体に形成することができる。ロータ3が軸部材2と一体回転可能である限り、ロータ3の形状や取付け方法は任意であり、例えば別途製作されたロータ3を接着や圧入で軸部材2に固定することもできる。またロータ3は樹脂材料に限らず、金属材料やセラミックで形成することもできる。
軸受部材7は、電鋳部8をインサートして成形された樹脂の射出成形品で、電鋳加工で形成される電鋳部8と、樹脂材料からなる樹脂部9とで有底筒状に形成される。
軸受部材7の内周面7a(電鋳部8の内周面)には、ラジアル軸受部R1、R2のラジアル軸受面となる上下2つの領域が軸方向に離隔して設けられ、これら2つの領域には、図3に示すように、動圧発生部として、例えばヘリングボーン形状に配列された複数の動圧溝7a1、7a2がそれぞれ形成されている。上側の動圧溝7a1は、軸方向中心(上下の傾斜溝間領域の軸方向中心)mに対して軸方向非対称に形成され、軸方向中心mより上側領域の軸方向寸法X1が下側領域の軸方向寸法X2よりも大きくなっている。一方、下側の動圧溝7a2は軸方向対称に形成され、その上下領域の軸方向寸法はそれぞれ上記軸方向寸法X2と等しくなっている。この場合、軸部材2の回転時には、動圧溝による潤滑油の引き込み力(ポンピング力)は下側の対称形の動圧溝7a2に比べ、上側の動圧溝7a1で相対的に大きくなる。
また、軸受部材7の内底面7b(電鋳部8の内底面)は、スラスト軸受部Tのスラスト軸受面となり、本実施形態では平滑平面に形成されている。
軸受装置1は以上の構成部材からなり、軸受部材7のラジアル軸受隙間を含む内部空間には、流体(潤滑流体)として、例えば潤滑油が充満される。
軸受装置1は、以上のようにして形成された後、モータに組み込まれる。軸受装置1のモータへの組み込みは、例えばアルミ合金やステンレス鋼等の金属材料で形成された保持部材6の内周に軸受装置1の軸受部材7を接着、圧入、あるいは圧入接着等することにより行われる。
図示例における保持部材6は、略円筒状の側部6aと、側部6aの上端から内径側に伸びる円盤状の円盤部6bと、側部6aの下端から外径側に伸びるベース部6cと、ベース部6cの外径端から上方に伸びる円筒部6dとで構成される。各部6a〜6dは界面のない一体品として形成されている。この保持部材6は、ファンモータの各構成部品を収容するケーシングとしての機能も果たしており、ベース部6cがファンモータの底部を、円筒部6dがファンモータの側部を構成する。
軸受部材7は、上記構成の保持部材6の下方側から保持部材6の側部6aの内周に挿入され、円盤部6bの下側端面6b1に軸受部材7の上側端面7cを当接させた状態で側部6aの内周面6a1に接着や圧入で固定される。保持部材6に固定された状態で、電鋳部8の上端部は、円盤部6bの下側端面6b1と接触しており、これにより電鋳部6と保持部材6との接触部10が構成される。なお、電鋳部8は、後述するマスター部材や射出成形型を変更することで任意形状とすることができる。そのため、図示した形態以外の任意の接触部10を構成することもでき、例えば電鋳部8を樹脂部9の上端よりも突出させて形成し、この突出した部分で保持部材6との接触部10を構成してもよい。
上記構成の軸受装置1において、軸部材2が回転すると、軸受部材7を構成する電鋳部8の内周面の上下2箇所に離隔形成されたラジアル軸受面となる領域は、それぞれ軸部材2の外周面2aとラジアル軸受隙間を介して対向する。軸部材2の回転に伴って、ラジアル軸受隙間に潤滑油の動圧が発生し、その圧力によってラジアル軸受隙間に生じる潤滑膜の油膜剛性が高められ軸部材2がラジアル方向に回転自在に非接触支持される。これにより、軸部材2をラジアル方向に回転自在に非接触支持する第1のラジアル軸受部R1と第2のラジアル軸受部R2とが形成される。
また、これと同時に、軸部材2の下側端面2bと軸受部材7の内底面7bとの間に、軸部材2をスラスト方向に回転自在に支持するスラスト軸受部Tが形成される。
次に、上記軸受装置1の製造工程を、軸受部材7の製造工程を中心に図面に基づいて説明する。
図4(a)〜(c)は、上記軸受装置1における軸受部材7の製造工程の一部を示すものである。詳述すると、図4(a)はマスター部材11を製作する工程(マスター部材製作工程)、図4(b)はマスター部材11の所要箇所をマスキングする工程(マスキング工程)、図4(c)は電鋳加工により電鋳部材13を形成する工程(電鋳加工工程)を示すものである。これらの工程を経た後、電鋳部材13の電鋳部8を樹脂材料でモールドする工程、および電鋳部8とマスター部材11とを分離する工程を経て軸受部材7が製作される。
図4(a)に示すマスター部材製作工程では、導電性材料、例えば焼入処理を施したステンレス鋼、ニッケルクロム鋼、その他のニッケル合金、あるいはクロム合金等で形成された中実軸状のマスター部材11が形成される。マスター部材11は、これら金属材料以外にも、導電処理(例えば、表面に導電性の被膜を形成する)を施されたセラミック等の非金属材料で形成することもできる。
マスター部材11には、軸受部材7の電鋳部8を成形する成形部Nが形成される。本実施形態において成形部Nは、マスター部材11の外周面11aの一部領域および下側端面11bに形成され、このうち外周面11aは電鋳部内周面の凹凸パターンが反転した形状をなし、その軸方向二箇所には、動圧溝7a1、7a2間の丘部を成形するヘリングボーン形状をなす凹部11a1、11a2の列が円周方向に形成されている。もちろん凹部11a1、11a2の形状は動圧溝形状に対応させ、スパイラル形状等に形成してもよい。
図4(b)に示すマスキング工程では、成形部Nを除いてマスター部材11の外表面にマスキング12(図中、散点模様で示す)が施される。マスキング12用の被覆材としては、非導電性、および電解質溶液に対する耐食性を有する既存品が選択使用される。
電鋳加工は、NiやCu等の金属イオンを含んだ電解質溶液にマスター部材11を浸漬させた後、マスター部材11に通電して、マスター部材11の外表面のうち、マスキング12が施されていない領域(成形部N)に目的の金属を電着(電解析出)させることにより行われる。電解質溶液には、カーボンなどの摺動材、あるいはサッカリン等の応力緩和材を必要に応じて含有させてもよい。電着金属の種類は、軸受装置の軸受面に求められる硬度、疲れ強さ等の物理的性質や、化学的性質に応じて適宜選択される。
電鋳部8は、以上に述べた電解メッキに準じた方法の他、無電解メッキに準じた方法で形成することもできる。その場合、マスター部材11の導電性やマスキング12の絶縁性は不要となる。
以上の工程を経ることにより、図4(c)に示すように、マスター部材11の成形部Nに電鋳部8を被着した電鋳部材13が形成される。このとき、電鋳部8の内周面には、成形部Nに形成された凹部11a1、11a2の形状が転写され、図3に示す複数の動圧溝7a1、7a2が軸方向に離隔して形成される。なお、電鋳部8の厚みは、これが厚すぎるとマスター部材11からの剥離性が低下し、逆に薄すぎると電鋳部8の耐久性低下につながるので、求められる軸受性能や軸受サイズ、さらには用途等に応じて最適な厚み(10μm〜200μm程度)に設定される。
次に、上記工程を経て形成された電鋳部材13は、モールド工程に移送される。図示は省略するが、モールド工程では、電鋳部材13をインサート部品として所定の金型(射出成形型)にセットした後、軸受部材7を構成する樹脂部9が射出成形される。樹脂材料の射出後、樹脂材料を固化させて型開きを行うと、図5に示すように、マスター部材11および電鋳部8からなる電鋳部材13と、樹脂部9とが一体となった成形品が得られる。
なお、上記モールド工程で用いられ、樹脂部9を形成する樹脂材料は、射出成形可能なものであれば特に限定はなく、例えば、ポリサルフォン(PSU)、ポリエーテルサルフォン(PES)、ポリフェニルサルフォン(PPSU)、ポリエーテルイミド(PEI)等の非晶性樹脂の他、液晶ポリマー(LCP)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリフェニレンサルファイド(PPS)等の結晶性樹脂が使用可能である。これらは、あくまでも使用可能な樹脂材料を例示したものであり、もちろん、この他の樹脂材料を使用することもできる。樹脂材料には、必要に応じて強化材(繊維状、粉末状等の形態は問わない)や導電材、および潤滑剤等の各種充填材を一種または二種以上配合してもよい。
この成形品は、その後分離工程に移送され、電鋳部8および樹脂部9が一体化したもの(軸受部材7)と、マスター部材11とに分離される。この分離工程では、例えばマスター部材11あるいは軸受部材7に衝撃を与え、電鋳部8の内面を半径方向および軸方向に拡大させてマスター部材11の外表面との間に微小隙間(1μm〜数μm程度)を形成し、マスター部材11を電鋳部8の内面から引き抜く。この他、電鋳部8とマスター部材11との熱膨張量差を利用してマスター部材11を分離することもできる。
上記のようにしてマスター部材11と分離された軸受部材7に、マスター部材11とは別に製作された軸部材2を挿入し、軸受部材7の内部空間に潤滑油を充満させることにより、図2に示す軸受装置1が完成する。一方、分離されたマスター部材11は、繰り返し電鋳加工に用いることができるので、高精度な軸受部材7を安定してかつ低コストに量産することができる。なお、図示および詳細な説明は省略するが、マスター部材11の一端を凸球状に形成すると共に他端側を平坦な平滑面に形成し、該他端側で電鋳加工を行って上記工程を経た後、凸球状に形成された一端を軸受部材7の内周に挿入して、軸部材2として用いることも可能である。
以上に示すように、本発明では軸受部材7の電鋳部8を軸部材2以外の他部材、本実施形態では軸受部材7の外周を保持する保持部材6と接触させて接触部10を形成した。電鋳部8は、電鋳加工で形成される金属層であり、樹脂よりも熱伝導性に優れる。そのため、軸受部材7を樹脂のみで形成する従来構成と比べ、軸受運転に伴って軸受装置の内部空間に発生する熱は、電鋳部8→保持部材6との接触部10→保持部材6という経路を辿って保持部材6に伝搬され、軸受外部に放熱される。特に本実施形態における保持部材6は、軸受部材7の樹脂部9よりも高い熱伝導率を有する材料(金属材料)で形成され、かつ大気に触れる面積も大きいため、一層効率的に軸受外部に放熱することができる。これにより、温度上昇に伴う軸受隙間幅の変動を抑制し、軸受性能の安定化を図ることができる。
また、本発明では、(ラジアル軸受隙間に面する)軸受部材7の内周面を電鋳部8で構成した。電鋳加工の特性上、電鋳部の表面精度はマスター部材の表面精度に倣うので、マスター部材11の外表面のうち、特に成形部Nを高精度に形成しておけば、電鋳部8、その中でも特にラジアル軸受面の動圧溝7a1、7a2を高精度に形成することができる。したがって本発明の構成によれば、特にラジアル軸受部R1、R2における回転精度を高精度に維持・管理することができる。
また、本実施形態では、軸受部材7の内底面7bが電鋳部8で形成されているので、軸受部材の内底面を樹脂で形成する場合に比べ、スラスト軸受部における耐摩耗性を高め、長期使用に耐え得る軸受装置1を提供することができる。
以上、本発明の構成を有する軸受装置1の一例について説明を行ったが、本発明の構成は上記形態の軸受装置1に限らず、他の形態の軸受装置にも好ましく用いることができ、以下その構成例を図面に基づいて説明する。なお、説明の簡略化のため、以上に示す形態と構成・作用を同一にする部材、および部位については同一の参照番号を付与し、重複説明を省略する。
図6は、本発明の構成を有する軸受装置1の第2実施形態を示すものである。同図に示す軸受装置1は、図2に示す軸受装置と同様ファンモータに組み込まれて使用されるもので、主に、スラスト軸受部Tを、ピボット軸受ではなく動圧軸受で構成した点、および電鋳部8で軸受部材7の上側端面7cを構成した点で、図2に示す実施形態と構成を異にする。
同図に示す電鋳部8は、ラジアル軸受隙間に面するラジアル電鋳部81と、ラジアル電鋳部81と一体に形成され、ラジアル電鋳部81の上端から外径側に伸びるスラスト電鋳部82とで構成される。軸受部材7の上側端面7c(スラスト電鋳部82の上側端面)の一部あるいは全部環状領域は、スラスト軸受部Tのスラスト軸受面となり、該スラスト軸受面には、ロータ3の下側端面3a1との間に形成されるスラスト軸受隙間に流体動圧を発生させる動圧発生部として、例えばスパイラル形状に配列された複数の動圧溝が形成されている(図示省略)。
本実施形態においては、スラスト電鋳部82の外径側端面で金属製の保持部材6と接触させて電鋳部8と他部材との接触部10を形成している。この構成とすることにより、図2に示す実施形態と同様、軸受内部、特にラジアル軸受隙間で発生する熱を効率的に軸受外部へ放出することができる。
なお、以上では、本発明の構成を有する軸受装置1をファンモータに組み込んで使用する場合について説明を行ったが、本発明の構成を有する軸受装置1はファンモータに限らず、例えば磁気ディスク等のスピンドルモータに組み込んで使用することもできる。
図7は、本発明の構成を有する軸受装置31を組み込んだHDD等の磁気ディスク装置用のスピンドルモータの一例を概念的に示すものである。このスピンドルモータでは、図1に示すファンモータと異なり、軸部材2の上端には、一又は複数枚のディスクDを載置するディスクハブ23が固定される。
この種の磁気ディスク用のスピンドルモータに組み込まれる軸受装置では、上記ファンモータに組み込まれる軸受装置で問題となった温度変化に伴う軸受性能の低下に加え、磁気ディスク等の回転体と空気との摩擦で発生した静電気によって、ディスクと磁気ヘッドの間で電位差を生じたり、静電気の放電により周辺機器が損傷したりする不具合を招くおそれがある。
この場合でも、保持部材6(のベース部6c)が図示例のように接地していれば、軸部材2の回転に伴いディスクDに蓄積された静電気が、軸部材2→軸受部材7の電鋳部8を経て保持部材6に放電されるため、静電気の帯電による電位差の発生や周辺機器の損傷を確実に防止することができる。もちろん、保持部材6が直接接地していなくても、接地する部材との間に導電経路が確保されていれば同様の効果が得られる。
図8は、HDD等の磁気ディスク装置用のスピンドルモータに、本発明の構成を有する軸受装置31を組み込んだ第2の実施形態を示すものである。この軸受装置31は、主に、軸部材2が、軸部21と軸部21の下端から外径側に張り出したフランジ部22とからなり、スラスト軸受部Tがフランジ部22の両端面とこれに対向する部材との間に動圧軸受で構成される点、および軸受部材7の下端開口部が軸受部材7とは別体の蓋部材24で封口されている点で図7に示す実施形態と構成を異にする。蓋部材24は、例えばアルミ等の導電性に優れた金属材料で形成され、その下側端面は接地している。
本実施形態では、電鋳部8と他部材との接触部10が、蓋部材24との接触部に設けられる。この場合、内部空間、特にラジアル軸受隙間に発生した熱は、電鋳部8→接触部10を介して蓋部材24から放熱され、また、ディスクDに蓄積された静電気は、軸部材2→電鋳部8→接触部10という経路を経て蓋部材24から接地側に放電される。
以上で説明を行った実施形態では、ラジアル軸受部R1、R2として、へリングボーン形状やスパイラル形状の動圧溝により流体動圧を発生させる構成を例示しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、ラジアル軸受部R1、R2として、いわゆる多円弧軸受やステップ軸受、あるいは非真円軸受を採用することもできる。これらの軸受ではそれぞれ、複数の円弧面、軸方向溝、調和波形面が動圧発生部となる。これらの動圧発生部は、上記の実施形態と同様、軸受部材7の電鋳部8に形成されるが、その形成方法は、動圧溝を形成する場合の各工程に準じるので詳細な説明は省略する。
図9は、ラジアル軸受部R1、R2の一方又は双方を多円弧軸受で構成した場合の一例を示している。この例では、軸受部材7(電鋳部8)の内周面のラジアル軸受面となる領域が、3つの円弧面33で構成されている(いわゆる3円弧軸受)。3つの円弧面33の曲率中心は、それぞれ、軸受部材7(軸部材2)の軸中心Oから等距離オフセットされている。3つの円弧面33で区画される各領域において、ラジアル軸受隙間は、円周方向の両方向に対して、それぞれ楔状に漸次縮小したくさび状隙間35である。そのため、軸受部材7と軸部材2とが相対回転すると、その相対回転の方向に応じて、ラジアル軸受隙間内の潤滑油がくさび状隙間35の最小隙間側に押し込まれて、その圧力が上昇する。このような潤滑油の動圧作用によって、軸受部材7と軸部材2とが非接触支持される。なお、3つの円弧面33相互間の境界部に、分離溝と称される、一段深い軸方向溝を形成しても良い。
図10は、ラジアル軸受部R1、R2の一方又は双方を多円弧軸受で構成した場合の他の例を示している。この例においても、軸受部材7の内周面のラジアル軸受面となる領域が、3つの円弧面33で構成されているが(いわゆる3円弧軸受)、3つの円弧面33で区画される各領域において、ラジアル軸受隙間は、円周方向の一方向に対して、それぞれ楔状に漸次縮小したくさび状隙間35である。このような構成の多円弧軸受は、テーパ軸受と称されることもある。また、3つの円弧面33相互間の境界部に、分離溝34と称される、一段深い軸方向溝が形成されている。そのため、軸受部材7と軸部材2とが所定方向に相対回転すると、ラジアル軸受隙間内の潤滑油がくさび状隙間35の最小隙間側に押し込まれて、その圧力が上昇する。このような潤滑油の動圧作用によって、軸受部材7と軸部材2とが非接触支持される。
図11は、ラジアル軸受部R1、R2の一方又は双方を多円弧軸受で構成した場合の他の例を示している。この例では、図10に示す構成において、3つの円弧面33の最小隙間側の所定領域θが、それぞれ、軸受部材7(軸部材2)の軸中心Oを曲率中心とする同心の円弧面で構成されている。従って、各所定領域θにおいて、ラジアル軸受隙間(最小隙間)は一定になる。このような構成の多円弧軸受は、テーパ・フラット軸受と称されることもある。
図12は、ラジアル軸受部R1、R2の一方又は双方をステップ軸受で構成した場合の一例を示している。この例では、軸受部材7(電鋳部8)の内周面のラジアル軸受面となる領域に、複数の軸方向溝形状の動圧溝36が円周方向所定間隔に設けられている。
図13は、ラジアル軸受部R1、R2の一方又は双方を非真円軸受で構成した場合の一例を示している。この例では、軸受部材7(電鋳部8)のラジアル軸受面となる領域が、3つの調和波形面37で構成されている。3つの調和波形面37で区画される各領域において、ラジアル軸受隙間は、円周方向の両方向に対して、それぞれくさび状に漸次縮小したくさび状隙間38となる。そのため、軸部材2と軸受部材7とが相対回転すると、その相対回転の方向に応じて、ラジアル軸受隙間内の潤滑油がくさび状隙間38の最小隙間側に押し込まれて、その圧力が上昇する。このような潤滑油の動圧作用によって、軸部材2と軸受部材7とが非接触支持される。なお、くさび状隙間38の最小幅hは、偏心がない場合(軸中心O)には次式によって近似的に表される。
h=c+aw・cos(Nw・θ)
但し、上式において、c、aw、Nwは定数で、cは平均軸受半径隙間、awは波の振幅、θは円周方向の位相、Nwは波数を表す(但し、Nw≧2とする。本実施形態ではNw=3である)。なお、図示例では、軸部材2と軸受部材7の軸中心Oを同心としているが、軸部材2を軸中心O’に偏心させて使用することもできる。
以上の説明では、ラジアル軸受部R1、R2のように、ラジアル軸受部を軸方向に2箇所離隔して設けた構成としたが、軸受部材7の内周面の上下領域に亘って1箇所、あるいは3箇所以上のラジアル軸受部を設けた構成としても良い。また、図9〜図11で示した多円弧軸受は、いわゆる3円弧軸受であるが、これに限らず、いわゆる4円弧軸受、5円弧軸受、さらに6円弧以上の数の円弧面で構成された多円弧軸受を採用しても良い。また、図13に示した非真円軸受は、3つの調和波形面で構成されているが、多円弧軸受同様に、4以上の調和波形面で構成された非真円軸受を採用してもよい。
また、以上説明した実施形態では、軸受部材7の内周面7aに動圧発生部を形成した場合を例示したが、ラジアル軸受隙間を介して対向する軸部材2の外周面2aに動圧発生部を設けても良い。この場合、軸受部材7(電鋳部8)の内周面7aは、以上の説明で示した形状の何れかを選択して組み合わせても良いし、凹凸のない円筒面状に形成しても良い。
また、以上では、軸受部材7の内周面7aまたは軸部材2の外周面2aに動圧発生部を設け、当該動圧発生部でラジアル軸受隙間に流体動圧を発生させてラジアル軸受部R1、R2を動圧軸受で構成する場合について説明を行ったが、軸受部材7の内周面7a(電鋳部8の内周面)を凹凸のない円筒面状に、かつ軸部材2の外周面2aを凹凸のない断面真円状に形成することで、ラジアル軸受部R1、R2を真円軸受で構成することもできる(図示省略)。
さらに、動圧軸受で構成されたスラスト軸受部Tとして、スパイラル形状の動圧溝により潤滑油の動圧作用を発生させる構成を例示したが、スラスト軸受面となる領域に、複数の半径方向溝形状の動圧溝を円周方向所定間隔に設けた、いわゆるステップ軸受、いわゆる波型軸受(ステップ型が波型になったもの)等で構成することもできる(図示省略)。
また、以上の実施形態では、軸受装置1、31の内部に充満する潤滑流体として、潤滑油を例示したが、それ以外にも各軸受隙間に動圧を発生させることができる流体、例えば磁性流体等を使用することもできる。
また、以上の実施形態では、軸受装置1、31の内部空間に潤滑油等の潤滑流体を注入して、軸受装置1、31を流体軸受として用いる形態について説明を行ったが、無給油で使用することもできる。
さらに、以上の実施形態では、ラジアル軸受面およびスラスト軸受面の双方を電鋳部8に設けた構成について説明を行ったが、ラジアル軸受面あるいはスラスト軸受面のうちの何れか一方のみを電鋳部8に設けた構成とすることもできる。
本発明の構成を有する軸受装置を組み込んだファンモータの一例を示す断面図である。 図1にかかる軸受装置の要部拡大断面図である。 軸受部材の縦断面図である。 (a)図はマスター部材の斜視図、(b)図はマスター部材にマスキングを施した状態を示す斜視図、(c)図は電鋳部材の斜視図である。 インサート成形直後の軸受部材の断面図である。 軸受装置の他の形態を示す断面図である。 本発明の構成を有する流体軸受装置を組み込んだスピンドルモータの一例を示す断面図である。 スピンドルモータの他の構成例を示す断面図である。 ラジアル軸受部の他の形態を示す断面図である。 ラジアル軸受部の他の形態を示す断面図である。 ラジアル軸受部の他の形態を示す断面図である。 ラジアル軸受部の他の形態を示す断面図である。 ラジアル軸受部の他の形態を示す断面図である。
符号の説明
1、31 軸受装置
2 軸部材
3 ロータ
4 ステータコイル
5 ロータマグネット
6 保持部材
7 軸受部材
8 電鋳部
9 樹脂部
10 接触部
11 マスター部材
13 電鋳部材
N 成形部
R1、R2 ラジアル軸受部
T スラスト軸受部

Claims (4)

  1. 軸受部材と、軸受部材の内周に挿入された軸部材とからなる軸受装置において、
    軸受部材が、電鋳加工でマスター部材の外表面に目的の金属を析出させることにより形成された電鋳部および電鋳部をインサートして射出成形された樹脂部からなり、電鋳部の析出開始面に軸部材を支持する軸受面が形成され、軸受面がマスター部材の外表面から分離された状態の表面精度を維持しており、電鋳部に、樹脂部および軸部材以外の他部材との接触部が形成され、他部材は、樹脂部よりも高い熱伝導率を有することを特徴とする軸受装置。
  2. 他部材が、樹脂部よりも高い導電性を有する請求項1に記載の軸受装置。
  3. 電鋳部が、流体動圧を発生させる動圧発生部を有する請求項1又は2に記載の軸受装置。
  4. 請求項1〜3の何れか一項に記載の軸受装置と、ステータコイルと、ロータマグネットとを備えたモータ。
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