JP4936641B2 - プロセス・プラント・コンフィギュレーション・システムにおけるモジュール・クラス・オブジェクト - Google Patents

プロセス・プラント・コンフィギュレーション・システムにおけるモジュール・クラス・オブジェクト Download PDF

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Description

本発明は、概して、プロセス・プラントに関し、特に、プロセス・プラントの運転を構成及び表示する際のモジュール・クラス・オブジェクトの使用に関する。
分散型プロセス制御システムは、化学、石油、又はその他のプロセスにおいて使用されるもののように、典型的には、アナログ、デジタル、又はアナログ/デジタルを組み合わせたバスを介して一又は複数のフィールド・デバイスに通信可能に接続された一又は複数のプロセス・コントローラを備えている。例えば、バルブ、バルブ・ポジショナ、スイッチ、及び発信機(例えば、温度、圧力、レベル、及び流量センサ)であり得るフィールド・デバイスは、プロセス環境内に配置され、バルブの開閉、プロセス・パラメータの測定などのようなプロセス機能を実行する。よく知られたFieldbusプロトコルに適合したフィールド・デバイスのように、スマート・フィールド・デバイスは、さらに、コントローラ内で一般に実施される制御演算、警報機能、及びその他の制御機能を実行することが可能である。プロセス・コントローラ(それらもまた、典型的には、プラント環境内に配置される)は、フィールド・デバイスによってなされたプロセス測定を示す信号、及び/又はフィールド・デバイスに関するその他の情報を受信し、コントローラ・アプリケーションを実行し、該コントローラ・アプリケーションは、例えば、プロセス制御決定を下し、受信情報に基づいた制御信号を生成し、HART及びFieldbusフィールド・デバイスのように、フィールド・デバイス内で実行される制御モジュール又はブロックを組み合わせた種々の制御モジュールを実行する。コントローラ内の制御モジュールは、フィールド・デバイスへ通信線を通じて制御信号を送信し、これによって、プロセス・プラントの運転を制御する。
フィールド・デバイス及びコントローラからの情報は、通常、データ・ハイウェイを通じて一又は複数のその他のハードウェア装置(典型的には、より過酷なプラント環境から遠ざけて配置されて、制御室又はその他の場所に配置されるオペレータ・ワークステーション、パーソナル・コンピュータ、データ・ヒストリアン、レポート・ジェネレータ、集中管理データベースなど)にて利用可能である。これらのハードウェア装置は、例えば、オペレータによるプロセスに関する機能の実行を可能とするアプリケーションを実行することが可能である。該プロセスに関する機能とは、プロセス制御ルーチンのセッティングを変更すること、コントローラ又はフィールド・デバイス内の制御モジュールの操作を修正すること、プロセスの現在の状態を見ること、フィールド・デバイス及びコントローラによって生成された警報を見ること、人員を訓練する又はプロセス制御ソフトウェアをテストする目的でプロセスの操作をシミュレートすること、コンフィギュレーション・データベースを維持及び更新することなどである。
例として、フィッシャー・ローズマウント社によって販売されているDeltaV(商標)制御システムは、プロセス・プラント内の種々の場所に配置された種々の装置内に記憶され、該装置によって実行される複数のアプリケーションを含んでいる。コンフィギュレーション・アプリケーション(一又は複数のオペレータ・ワークステーション内に存在する)は、ユーザが、プロセス制御モジュールを生成又は変更し、これらのプロセス制御モジュールを専用の分散型コントローラにデータ・ハイウェイを通じてダウンロードすることを可能にする。典型的には、これらの制御モジュールは、通信可能に相互接続された機能ブロックからなっている。それらの機能ブロックは、オブジェクト指向型のプログラミング・プロトコル内のオブジェクトであり、それへの入力に基づいた制御スキーム内の機能を実行し、制御スキーム内のその他の機能ブロックに出力を提供する。コンフィギュレーション・アプリケーションは、さらに、コンフィギュレーション・デザイナが、オペレータにデータを表示し、且つ、オペレータがプロセス制御ルーチン内の設定ポイントのようなセッティングを変更するのを可能にするための表示アプリケーションによって使用されるオペレータ・インタフェースを生成又は変更することを可能にする。各々の専用のコントローラ及び、或る場合には、フィールド・デバイスは、実際のプロセス制御機能を実施するためにそれに割り当てられ、且つ、ダウンロードされた制御モジュールを実行するコントローラ・アプリケーションを記憶し、且つ、実行する。表示アプリケーションは、一又は複数のオペレータ・ワークステーション上で実行されることが可能であり、データ・ハイウェイを通じてコントローラ・アプリケーションからデータを受信することが可能であり、このデータをユーザ・インタフェースを使用してプロセス制御システムのデザイナ、オペレータ、又はユーザに表示することが可能であり、そして、オペレータの表示、エンジニアの表示、専門家の表示などのような多数の異なる表示のうちの任意のものを提供することが可能である。データ・ヒストリアン・アプリケーションは、データ・ハイウェイを通じて提供されるデータのうちのいくつか又はすべてを収集及び記憶するデータ・ヒストリアン装置に典型的には記憶され、該装置によって実行されるが、コンフィギュレーション・データベース・アプリケーションは、現在のプロセス制御ルーチン・コンフィギュレーション及びそれに関連付けられたデータを記憶するために、データ・ハイウェイへ取り付けられたさらなるコンピュータ内で実行される。これに代えて、コンフィギュレーション・データベースは、コンフィギュレーション・アプリケーションと同一のワークステーション内に配置されることが可能である。
現在、コンフィギュレーション・アプリケーションは、機能ブロック・テンプレート・オブジェクトのような、或る場合には、制御モジュール・テンプレート・オブジェクトのようなテンプレート・オブジェクトのライブラリを含んでいることが可能である。これらのコンフィギュレーション・アプリケーションは、プロセス・プラントのための制御戦略を構成するのに使用される。テンプレート・オブジェクトはすべて、デフォルト・プロパティ、セッティング、及びそれに関連付けられた方法を有しており、コンフィギュレーション・アプリケーションを使用するエンジニアは、これらのテンプレート・オブジェクトを選択し、本質的に、制御モジュールを展開するために、選択されたテンプレート・オブジェクトのコピーをコンフィギュレーション画面内に配置することができる。テンプレート・オブジェクトを選択し、該テンプレート・オブジェクトをコンフィギュレーション画面内に配置するフェーズ中に、エンジニアは、これらのオブジェクトの入力及び出力を相互接続し、プロセス・プラント内での特定の使用のための特定の制御モジュールを生成するために、それらのパラメータ、名前、タグ、及びその他のプロパティを変更する。一又は複数のそのような制御モジュールを生成した後で、それから、エンジニアは、制御モジュールを例示化し、プロセス・プラントの運転中における実行のための適切なコントローラ(複数可)及びフィールド・デバイスにそれをダウンロードすることができる。
その後、エンジニアは、概して、表示オブジェクトを選択し、表示生成アプリケーションにおいて組み立てることによって、プロセス・プラント内のオペレータ、メンテナンス人員などのための一又は複数の表示を生成する。これらの表示は、典型的には、一又は複数のワークステーションにおいてシステム幅単位で実施され、プラント内の制御システム又は装置の操作状態に関与するオペレータ又はメンテナンス人員に予め構成された表示を提供する。典型的には、これらの表示は、プロセス・プラント内のコントローラ又は装置によって生成された警報、プロセス・プラント内のコントローラ及びその他の装置の操作状態を示す制御表示、プロセス・プラント内の装置の機能状態を示すメンテナンス表示などを受信及び表示する警報表示の形態をとる。これらの表示は、概して、プロセス・プラント内のプロセス制御モジュール又は装置から受信される情報又はデータを、公知の方法で、表示するように予め構成される。或る公知のシステムにおいては、表示は、物理的又は論理的な要素と関連するグラフィックを有し、物理的又は論理的な要素に関するデータを受信するために該物理的又は論理的な要素に通信可能に結び付けられたオブジェクトの使用を通じて生成される。オブジェクトは、例えば、タンクが半分満たされていることを示すための、流れセンサによって測定された流れを示すためなどの受信データに基づいて、表示画面上のグラフィックを変更することが可能である。
制御コンフィギュレーション・アプリケーションと同様に、表示生成アプリケーションは、オペレータ表示、メンテナンス表示、及び同種のものを生成するための任意の所望のコンフィギュレーションにおける画面に配置されるかも知れないタンク、バルブ、センサ、スライド・バーのようなオペレータ操作ボタン、on/offスイッチなどのようなテンプレート・グラフィカルな表示アイテムを有している。画面上に配置されるときには、個々のグラフィック・アイテムは、種々のユーザに或る情報又はプロセス・プラントの内部の作用の表示を提供する方法で、画面上で相互接続されることが可能である。しかしながら、グラフィック表示をアクティブにするために、表示生成者は、グラフィカル・アイテムの各々を、センサによって測定されたデータ又はバルブ位置の指示などのようなプロセス・プラント内に生成されたデータに、プロセス・プラント内のグラフィック・アイテムと、関連するデータ・ソースとの間の通信リンクを指定することによって、手動で結び付けなければならない。このプロセスは、退屈で、時間の浪費であり、且つ、恐らく、誤りが多い。
制御コンフィギュレーション・アプリケーション中の制御テンプレート・オブジェクト、及び表示生成アプリケーション中の表示アイテムは、それらをコピーすることができ、多くの種々の制御モジュール及びグラフィカルな表示を生成するのに使用することができるので便利であるが、プロセス・プラント内の種々の設備のための多くの同一の制御モジュール及びグラフィカルな表示を生成する必要がある場合がある。例えば、大きいサイズのプロセス・プラントへの多くの媒体は、同一の基礎的な一般的な制御モジュール及び表示を使用して制御及び閲覧することができる同一又は同様の設備の多数の実例を有している。しかしながら、これらの多数の制御モジュール及び表示を生成するために、一般的な制御モジュール又は表示モジュールが生成され、次に、この一般的な制御又は表示モジュールは、それが適用可能な種々の設備の各々のためにコピーされる。もちろん、コピーされた後で、新しい制御又は表示モジュールの各々は、それが取り付けられる特定の設備を指定するためにコンフィギュレーション・アプリケーション中で手動で変更されなければならなず、その後、これらの制御及び表示モジュールのすべては、実例化され、プロセス制御システムにダウンロードされなければならない。
不運にも、上に議論された制御モジュール及び表示アイテムは、どの方法においてモジュール式ではない。したがって、コピーされた後で、制御モジュール及び表示の各々は、それらが関連付けられるべきプラント内の設備を指定するための適切なコンフィギュレーション・アプリケーションを使用して個々に手動で変更されなければならない。同一のタイプの設備の多くのコピー(つまり、複製された設備)を有するプラントにおいては、このプロセスは、退屈で、時間の浪費であり、且つ、オペレータの持ち込む誤りが多い。さらに、一旦プログラムされると、これらの種々の制御モジュール及び表示は、互いに認識されない。
したがって、一旦生成された制御モジュールに変更を加えるために、エンジニア又はオペレータは、種々の複製された設備について、種々の制御モジュールの各々に同一の変更を手動で加えなければならず、これは更なる時間の浪費であり、退屈である。
同一の問題は、プラント内の複製された設備の種々の組のために生成されたグラフィカルな表示にも該当する。言い換えれば、一旦、特定の制御モジュール又は特定のグラフィカルな表示が(個々に、又はテンプレート・オブジェクトからコピーされることによって)生成されると、次に、プラント内の特定の組の設備に結び付けられ、この制御モジュール又はグラフィカルな表示は、同一又はそれと同様であるその他の制御モジュール又はグラフィカルな表示の如何なる自動的な意識なく、システム内の個別のエンティティ又はオブジェクトとして存在する。その結果として、特定のタイプの制御モジュール及びグラフィカルな表示のすべてに適用可能な変更は、それらのモジュール及び表示上で個々になされなければならない。
さらに、各制御モジュール及び表示が個々のオブジェクトであるので、その内部パラメータ、表示、機能ブロック、及びその他の要素がすべて、任意のユーザにより、変更、表示などされることに利用可能でなければならないという意味で、それはオープンでなければならない。現在、或るオペレータ又はその他のユーザが見るもの、又はこれらの制御モジュール内にアクセスして表示するものを制御する方法はなく、したがって、所有者のソフトウェア及び方法、警報アクティビティなどのような、制御モジュール及び表示のユーザからこれらの制御モジュール及び表示についての或る要素を隠す能力はない。
プロセス・プラントのためのコンフィギュレーション・システムは、プロセス・プラント内の制御及び表示アクティビティを構成し、整理し、及び変更するのを支援するためにモジュール・クラス・オブジェクトを使用する。各モジュール・クラス・オブジェクトは、包括的に、ユニット、一設備、制御アクティビティなどのようなプロセス・エンティティをモデル化又は表わし、プロセス・プラント内の特定の設備を表わし、該設備に結び付けられるオブジェクト(モジュール・オブジェクトと呼ばれる)の実例を生成するのに使用されることが可能である。モジュール・クラス・オブジェクトは、任意の所望の範囲のプロセス・エンティティを表わすことが可能であり、それは、単一のモジュール・クラス・オブジェクトが、単なる制御モジュールのレベルの代わりに、プロセス・プラント内の任意の所望の範囲のプロセス・エンティティの制御及び表示アクティビティを構成するのに使用されることが可能であることを意味する。特に、大きな範囲のモジュール・クラス・オブジェクトは、プロセス・プラントの大きな区域又は部分を構成するのに使用されることが可能であり、それは、プロセス・プラント構成をより容易且つ浪費時間を少なくする。モジュール・クラス・オブジェクトは、例えば、プロセス・プラント内の物理的なユニットを反映したユニットモジュール・クラス・オブジェクト、プロセス・プラント内の物理的な一設備を反映した設備モジュール・クラス・オブジェクト、プロセス・プラント内の制御モジュール又はスキームを反映した制御モジュール・クラス・オブジェクト、又はプロセス・プラント内のユーザへ情報を提供する表示ルーチンを反映した表示モジュール・クラス・オブジェクトであることが可能である。
コンフィギュレーション・アクティビティ中のモジュール・クラス・オブジェクトの使用を向上させるために、モジュール・クラス・オブジェクトは、その他のモジュール・クラス・オブジェクトのための参照又はプレース・ホルダを含むことが可能であり、その結果として、種々のモジュール・クラス・オブジェクトから生成されたモジュール・オブジェクトは、互いに認識又は協働することが可能である。1つの実施の形態においては、ユニットモジュール・クラス・オブジェクトは、設備モジュール・クラス・オブジェクト、制御モジュール・クラス・オブジェクト、及び表示モジュール・クラス・オブジェクトへの参照を含むことが可能であり、ユニットを形成するためにその他の単純な設備及び制御モジュールと必要なときに相互接続される。同様に、設備モジュール・クラス・オブジェクトは、制御及び表示モジュール・クラス・オブジェクトへの参照を含むことが可能である一方、制御モジュール・クラス・オブジェクトは、表示モジュール・クラス・オブジェクトへの参照を含むことが可能である。
各モジュール・クラス・オブジェクトは、そのモジュール・クラス・オブジェクトから生成された実例(モジュール・オブジェクト)を所有するか又は結び付けられ、したがって、生成されたモジュール・オブジェクトは、モジュール・クラス・オブジェクトを依然として認識する。その結果として、モジュール・クラス・オブジェクトになされた変更は、そのモジュール・オブジェクトと関連するモジュール・クラス・オブジェクトに自動的に伝播されることが可能であり、それは、プロセス・プラント内の複数の制御モジュール又は表示アプリケーションに手動で同一の変更を加える必要性を排除する。この特徴のために、複製された設備の多数の組の各々と関連する制御又は表示ルーチンになされる変更は、適切なモジュール・クラス・オブジェクトに変更を加えることによって、そして、それらのモジュール・クラス・オブジェクトから生成されたモジュール・オブジェクトにそれらの変更を自動的に伝播させることによってなされることが可能である。この効果は、複製された設備の種々の組の各々のために多数の種々の個々の制御モジュールに同一の変更を加える必要性を排除する。同様に、同一のモジュール・クラス・オブジェクトと関連する種々のモジュール・オブジェクトの結び付けは、モジュール・オブジェクトのパラメータ、入力及び出力、設備などを単一の表示又は画面表示中のプロセス・プラント内の種々の実際の装置と関連付けるスプレッドシート・アプリケーションを使用するような、バルク方法で実行されることが可能である。また、モジュール・クラス・オブジェクトと関連する種々のモジュール・オブジェクトに関する情報をオペレータ又はその他のユーザに見せないようにすることが可能である。なぜならば、モジュール・クラス・オブジェクト(これらのユーザはそれにアクセスしない)が、そのモジュール・クラス・オブジェクトから生成されたモジュール・オブジェクト内のどの情報が見ることができないか又はアクセスすることができないかを制御することが可能であるからである。
さて、図1を参照しながら、プロセス・プラント10は、例えば、イーサネット(登録商標)接続又はバス15を介して多数のワークステーション14に接続された一又は複数のプロセス・コントローラ12を備えている。また、コントローラ12は、通信線又はバス18の組を通じてプロセス・プラント10内の装置又は設備に接続されており、図1においては、コントローラ12aに接続された一組の通信線18だけを示してある。コントローラ12(単なる例示として、フィッシャー・ローズマウント社によって販売されているDeltaV(商標)コントローラを使用して実現することが可能である)は、一又は複数のプロセス制御ルーチン19を実行し、これによって、プロセス・プラント10の所望の制御を実行するために、プロセス・プラント10の全体に亘って分散されたフィールド・デバイス内のフィールド・デバイス及び機能ブロックのような制御要素と通信することができる。ワークステーション14(例えば、パーソナル・コンピュータであることが可能である)は、コントローラ12によって実行されるプロセス制御ルーチン19、及びワークステーション14又はその他のコンピュータによって実行される表示ルーチンを設計するために、そして、そのようなコントローラ12へのプロセス制御ルーチン19をダウンロードするようにコントローラ12と通信するために、一又は複数のコンフィギュレーション・エンジニアによって使用されることが可能である。さらに、ワークステーション14は、プロセス・プラント10の運転中に、プロセス・プラント10又はその要素に関する表示情報を受信及び表示する表示ルーチンを実行することが可能である。
ワークステーション14の各々は、コンフィギュレーション設計アプリケーション及び表示又は閲覧アプリケーションのようなアプリケーションを記憶し、そして、プロセス・プラント10のコンフィギュレーションに関するコンフィギュレーション・データのようなデータを記憶するメモリ20を備えている。さらに、ワークステーション14の各々は、コンフィギュレーション・エンジニアが、プロセス制御ルーチン及びその他のルーチンを設計すること、及び、コントローラ12へ又はその他のコンピュータへこれらのプロセス制御ルーチンをダウンロードすること、又は、プロセス・プラント10の運転中にユーザへの情報を収集及び表示させることを可能にするアプリケーションを実行するプロセッサ21を備えている。
さらに、コントローラ12の各々は、制御及び通信アプリケーションを記憶するメモリ22と、任意の公知の方法で制御及び通信アプリケーションを実行するプロセッサ24とを備えている。或るケースにおいては、コントローラ12の各々は、多数の種々の、独立して実行される、制御モジュール又はブロック19を使用して制御戦略を実施するコントローラ・アプリケーションを記憶及び実行する。制御モジュール19は、各々、機能ブロックと一般に呼ばれるものから構成されることが可能であり、各機能ブロックは、全体的な制御ルーチンの一部又はサブルーチンであり、プロセス・プラント10内のプロセス制御ループを実施するために、その他の機能ブロック(リンクと呼ばれる通信を通じて)と共に作動する。よく知られているように、オブジェクト指向型のプログラミング・プロトコルにおけるオブジェクトであることが可能である機能ブロックは、典型的には、発信機、センサ、又はその他のプロセス・パラメータ測定装置と関連するような入力機能、PID制御、ファジー・ロジック制御などを実行する制御ルーチンと関連するような制御機能、又は、プロセス・プラント10内の或る物理的な機能を実行するために、バルブのような或る装置の操作を制御する出力機能のうちの1つを実行する。もちろん、ハイブリッド及びその他のタイプの複雑な機能ブロックは、モデル予測コントローラ(MPC)、オプティマイザなどのように存在している。Fieldbusプロトコル及びDeltaVシステム・プロトコルがオブジェクト指向型のプログラミング・プロトコルにおいて設計及び実施された制御モジュール及び機能ブロックを使用する一方、制御モジュールは、任意の所望の制御プログラミング・スキーム(例えば、連続する機能ブロック、ラダー・ロジックなどを含む)を使用して設計されることができ、機能ブロック又は任意のその他の特定のプログラミング技術を使用して設計されることには限定されない。
ワークステーション14は、プロセス制御ルーチン19内の制御要素と、これらの制御要素がプロセス・プラント10の制御を提供するように構成された方法とを示す表示画面を通じて、ユーザにコントローラ12内のプロセス制御ルーチン19のグラフ形式の図を提供することが可能である。図1のシステムにおいては、コンフィギュレーション・データベース25は、コントローラ12及びワークステーション14によって使用されるコンフィギュレーション・データを記憶するために、同様に、将来の使用のためにプロセス・プラントl0において生成されたデータを収集及び記憶することによりデータ・ヒストリアンとして作用するために、イーサネット(登録商標)・バス15に接続されている。
図1において示されているプロセス・プラント10においては、コントローラ12aは、バス18を介して3組の同様に構成された反応器(プラント10内にて複製された設備である)に通信可能に接続されており、これらは、Reactor#01,Reactor#02,及びReactor#03と呼ばれる。Reactor#01は、反応器又はタンク100と、それぞれ、酸、アルカリ、及び水を反応器100に供給する流体入口経路を制御するように接続された3つの入力バルブ・システム(設備エンティティである)101,102,及び103と、反応器100からの流体の流れを制御するように接続された出口バルブ・システム104とを備えている。センサ105(レベルセンサ、温度センサ、圧力センサなどのような任意の所望のタイプのセンサであることが可能である)は、反応器100に、又は反応器100の近くに配置されている。この議論の目的のために、センサ105は、レベルセンサであると仮定されている。さらに、共有ヘッダ・バルブ・システム110は、反応器Reactor#01,Reactor#02,及びReactor#03の各々の上流の水経路上に接続され、これによって、これらの反応器の各々への水の流れを制御するマスタ制御を提供する。
同様に、Reactor#02は、反応器200と、3つの入力バルブ・システム201,202,及び203と、出口バルブ・システム204と、レベルセンサ205とを備えている一方、Reactor#03は、反応器300と、3つの入力バルブ・システム301,302,及び303と、出口バルブ・システム304と、レベルセンサ305とを備えている。図1の例においては、反応器Reactor#01,Reactor#02,及びReactor#03は、入力バルブ・システム101,201,及び301が酸を供給し、入力バルブ・システム102,202,及び302がアルカリを供給し、入力バルブ・システム103,203,及び303が共有水ヘッダ110と連動して反応器100に水を供給して、塩を生成することが可能である。出口バルブ・システム104,204,及び304は、流れ経路からの製品を図1における右方向に向けて送り、流れ経路からの不要物又はその他の不要な材料を図1における下方向に向けて排水するように操作されることが可能である。
コントローラ12aは、反応器ユニットReactor#01,Reactor#02,及びReactor#03に対する一又は複数の操作を実行するこれらの要素の操作を制御するために、バルブ・システム101〜104,110,201〜204,及び301〜304に、そして、バス18を介してセンサ105,205,及び305に通信可能に接続されている。概してフェーズと呼ばれるそのような操作は、例えば、反応器100,200,300を満たすこと、反応器100,200,300内の材料を加熱すること、反応器100,200,300の中身を排出すること、反応器100,200,300を清掃することなどを含むことが可能である。
図1において示されているバルブ、センサ、及びその他の設備は、任意の所望の種類又はタイプの設備(例えば、Fieldbusデバイス、標準的な4〜20ミリアンペアの装置、HARTデバイスなど)を含むことが可能であり、Fieldbusプロトコル、HARTプロトコル、4〜20ミリアンペアのアナログ・プロトコルなどのような任意の知られている又は所望の通信プロトコルを使用してコントローラ12と通信することが可能である。さらに、その他のタイプの装置は、ここに議論された原理に従って、コントローラに接続されることが可能であり、また、コントローラ12によって制御されることが可能である。さらに、その他の数及びタイプのコントローラは、プロセス・プラント10と関連するその他の装置又は領域を制御するためにプラント10内に接続されることが可能であり、そのような追加のコントローラの操作は、任意の所望の方法で、図1において示されているコントローラ12aの操作と組み合わされることが可能である。
概して言えば、図1のプロセス・プラント10は、バッチ処理(例えば、ワークステーション14又はコントローラ12aのうちの1つがバッチ実行ルーチンを実行する)を実行するのに使用されることが可能である。バッチ実行ルーチンは、高レベルの制御ルーチンである。製品(特定のタイプの塩のような)の生産に必要な一連の種々のステップ(一般にフェーズと呼ばれる)を実行するように一又は複数の反応器ユニット(その他の設備と同様に)の操作を導く。種々のフェーズを実施するために、バッチ実行ルーチンは、実行されるステップ、該ステップと関連する量及び時間、並びにステップの順序を指定するレシピ(recipe)と一般に呼ばれるものを使用する。1つのレシピのためのステップは、例えば、適切な素材又は材料で反応器を満たすこと、反応器内の材料を混ぜること、反応器内の材料を或る温度に及び或る時間加熱すること、反応器を空にして、そして、次のバッチ実行の準備をするために反応器を清掃することを含むことが可能である。ステップの各々は、バッチ実行のフェーズを定義し、コントローラ12aの内のバッチ実行ルーチンは、これらのフェーズの各々1つのための種々の制御アルゴリズムを実行する。もちろん、特定の材料、材料の量、加熱温度、時間などは、種々のレシピごとに異なっていてもよく、従って、これらのパラメータは、製造又は生産される製品、及び使用されるレシピに依存して、バッチ実行間で変わるかも知れない。制御ルーチン及びコンフィギュレーションは、図1において示されている反応器におけるバッチ実行のためのものとしてここに記述されているが、当業者は、制御ルーチンが、任意のその他の所望のバッチ処理の実行を実施するか、又は、もし望まれるのであれば、連続的なプロセスの実行を実施するその他の所望の装置を制御するのに使用されることも可能であることを理解するであろう。
さらに理解されるように、バッチ処理の同一のフェーズ又はステップは、図1の種々の反応器ユニットの各々上で、同時に又は異なる時間に実施されることができる。さらに、図1の反応器ユニットは、概して同一の数の、そして、同一のタイプの設備を含んでいるので、特定のフェーズのための同一の包括的フェーズ制御ルーチンは、この包括的フェーズ制御ルーチンが種々の反応器ユニットと関連する種々のハードウェア又は設備を制御するために修正されなければならないが、種々の反応器ユニットの各々を制御するのに使用されることが可能である。例えば、Reactor#01のための充填フェーズ(ここでは、反応器ユニットが満たされる)を実施するために、充填制御ルーチンは、入力バルブ・システム101,102,及び103と関連する一又は複数のバルブを或る時間、例えば、容器100が充填されたことをレベルメータ105が検出するまで開く。しかしながら、これと同一の制御ルーチンは、入力バルブの指示をバルブ・システム101,102,及び103の代わりにバルブ・システム201,202,及び203と関連するものに単に変更することにより、また、レベルメータ105の代わりにレベルメータ205にレベルメータの指示を変更することにより、Reactor#02のための充填フェーズを実施するのに使用されることが可能である。
図2は、図1の反応器のうちの1つを示しており、特に、Reactor#01についてより詳細に示している。図1において同様に示されているように、図2のReactor#01は、反応器タンク100と、酸、アルカリ、及び水をタンク100へ入力するための入力バルブ・システム101,102,103,及び110と、タンク100から材料を取り除くための出口バルブ・システム104と、レベルセンサ105とを含んでいる。図2においてさらに示されているように、入力バルブ・システム101,102,及び110の各々は、互いに並列に配置された2つのバルブと、2つのバルブの下流に配置された流れ測定装置とを備えたトータライザと呼ばれる同様の設備エンティティを使用している。図3により詳細に示されている入力バルブ・システム101のためのトータライザは、粗バルブ101aと名付けられているon/off型バルブと、細バルブ101bと名付けられているon/off型バルブと、バルブ101a及び101bの下流に配置された流量計101cとを含んでいる。トータライザ101は、流量計101cによってなされた測定を使用して酸の入力を制御するのに使用される一又は複数の制御モジュール又はそれに関連付けられたルーチンを有している。第1のそのような制御ルーチンは、粗バルブ101a及び細バルブ101bを使用してトータライザ101を通じた速い流れ制御を実行することが可能である一方、第2のそのような制御ルーチンは、粗バルブ101a及び細バルブ101bを使用してトータライザ101を通じた正確な流れ制御を実行することが可能である。
図2から理解されるように、アルカリ入力バルブ・システム102は、粗バルブ102a、細バルブ102b、及び流量計102cを有するトータライザを備え、共有される水入力バルブ・システム110は、粗バルブ110a、細バルブ110b、及び流量計を110cを備えている。トータライザ101,102,及び110の各々は、それらは、同一のユニット(つまり、Reactor#01ユニット)上の異なる場所において使用されるが、同一のタイプの複製された設備をそこに有している。同様に、Reactor#02及びReactor#03もまた、入力バルブ・システムで201,202,301,及び302におけるトータライザを備えている。
同様に、出口バルブ・システム104は、3つのバルブを備えたもう1つの複製された設備である。図4において最も良く示されているように、出口バルブ・システム104は、タンク100からリリースされる任意の材料に対しても開かれなければならないメイン出口バルブ104aと、タンク100から製品を運ぶためにメイン出口バルブ104aと併せて開かれなければならない製品バルブ104bと、タンク100から排出又は退避システムへ不要物、清掃流体などのような材料を排水するためにメイン出口バルブ104aと併せて開かれなければならない排出バルブ104cとを備えている。もちろん、一又は複数の制御ルーチンが、タンク100を閉じるために、タンク100から製品を排出するために、又はタンク100を空にするようにバルブ104a,104b,及び104cの状態を制御する出口バルブ・システム104と関連している。
過去には、図1の反応器Reactor#01,Reactor#02,及びReactor#03と関連する種々の設備を制御するような制御ルーチンを生成するために、コンフィギュレーション・エンジニアは、最初に、本質的に包括的であり、例えば、ワークステーション14のうちの1つにおけるライブラリに記憶される多数のテンプレート制御モジュールを生成していた。テンプレート制御モジュールを生成するために、エンジニアは、反応器上で実行される種々の要素又はループのための制御ルーチンを提供するために、種々の制御機能ブロックをグラフィカルに接続する。一旦、包括的テンプレート制御モジュールが、典型的には、バルブ又は制御ループ単位で生成されたならば、これらのテンプレート制御モジュールをコピーすることができ、また、テンプレート制御モジュールのコピーは、プラント10内の特定の設備に、例えば、反応器Reactor#01,Reactor#02,及びReactor#03内の特定の設備に手動で結び付けることができる。一旦結び付けられると、直接又は別の名前を使用して、米国特許第6,385,496号により明確に記述されているように、制御モジュールの結び付けられたコピーは、一又は複数のコントローラ12にダウンロードされ、それらが結び付けられている反応器上のプロセス制御アクティビティを実行するのに使用される。しかしながら、テンプレート制御モジュールから生成された結び付けられた制御モジュールは、それらが生成されたテンプレート・モジュールへの参照又は該テンプレート・モジュールとの関係を有さず、事実上、プロセス制御システム内で使用されるときには、スタンドアローン型の制御モジュール又はオブジェクトである。
さらに、これらのシステムにおいては、コンフィギュレーションは、制御モジュールのレベルで実行されなければならず、これは、個別の制御モジュールがプロセス・プラント内の種々の設備又はループの各々のために生成される必要があることを意味している。制御モジュールのレベルにおいては、典型的には、プロセス・プラント内のプロセス・エンティティの各々のために生成されなければならず、該プロセス・エンティティの各々に結び付けられた多数の種々のタイプの制御モジュールが存在する。その結果として、コンフィギュレーション・エンジニアは、プラント内の個々の設備を単にコピーし、該設備に個々の制御モジュールを結び付けるのに多くの時間を費やした。例えば、コンフィギュレーション・エンジニアは、プラント内に反応器ユニットに対して多数の制御モジュールを生成及びコピーする必要があるかも知れず、次に、これらの制御モジュールの各々をその反応器ユニット内の特定の設備に結び付ける。反応器ユニットがプラント内で複製されるときに、コンフィギュレーション・エンジニアのタスクは、もっと退屈なものになる。これは、コンフィギュレーション・エンジニアが、複製された設備の各々のために多数の制御モジュールに対するプロセスをコピーすること及び結び付けることを実行する必要があるからであり、それは時間の浪費であり、人的要因による誤りが多い。
過去に、コンフィギュレーション・エンジニアは、ユニットモジュールを開発することができたが、これらのユニットモジュールは、単に、ユニット上で実行されることができ、ユニット内の設備の基礎的な操作を制御するのに使用されるユニット又は制御スキームと関連する設備表示を含んでいないフェーズのためのコンテナであった。さらに、テンプレートは、種々の設備を制御するのに使用される制御要素のために生成されることができるが、設備及びユニット・エンティティのような、プラント内のより高いレベルの複製されたエンティティを示すのに使用することができる制御モジュールのパッケージはまったくない。言い換えれば、プロセス・プラント10内の種々の複製されたエンティティのための制御ルーチンを生成するために、コンフィギュレーション・エンジニアは、制御の最低レベルに複製された設備の各々に対して制御モジュールをコピーし、プロセス・プラント10内の固有の又は特定の設備の部分又はその他のエンティティにこれらの制御モジュールのそれぞれ1つを合わせていかなければならない。多数の複製された設備を備えた大きなプラントにおいては、このタスクは、時間の浪費であり、コンフィギュレーション・エラーに満ちている。さらに、複製された設備と関連する制御モジュールへの変更は、種々の設備のために種々の制御モジュールの各々に手動でなされなければならず、それは、やはり退屈で、時間の浪費であり、そしてオペレータの導入する誤りに満ちている。同様に、オペレータのための表示は、個別に生成される必要があり、制御モジュールから分離される。そして、制御モジュールと同様に、表示は、プロセス・プラント内に個々に生成され、修正され、設備に結び付けられる必要がある。
プロセス・コンフィギュレーションをより容易に且つ消費時間が少なく生成及び変更するために、図1のワークステーション14のうちの1つに記憶されたコンフィギュレーション・アプリケーション50は、プロセス制御プラント10を構成する際の使用のための1組のモジュール・クラス・オブジェクト52を含んでいる。モジュール・クラス・オブジェクトは、複製された設備の多数の組を備えたプラントを構成する場合には特に有用である。概して言えば、種々のモジュール・クラス・オブジェクト52は、プロセス・プラント10内で複製又は使用される個々の種々のタイプの物理的なユニット又は設備のために、プロセス・プラント10内で複製又は使用される各タイプの制御アクティビティのために、プロセス・プラント10において複製又は使用される個々の種々のタイプの表示アプリケーションのためなどに生成されることができる。一旦生成されると、モジュール・クラス・オブジェクト52は、モジュール・クラス・オブジェクトに対応するプロセス・プラント10の要素を構成するのに使用されることができる。
モジュール・クラス・オブジェクト52(それらは、本質的に包括的なバージョンのプロセス・エンティティであり、任意の特定のプロセス・エンティティには結び付けられない)は、それと関連するより低いレベルのオブジェクト又は実例53,54,55,及び56(ここでは、モジュール・オブジェクト又はモジュール・ブロックと呼ばれる)を有することができる。各モジュール・オブジェクトは、モジュール・クラス・オブジェクトから生成され、それが生成されたモジュール・クラス・オブジェクトと同一の構造及び特性を継承する。しかしながら、各モジュール・オブジェクトは、プロセス・プラント10内の特定のエンティティに結び付けられる。したがって、単一のモジュール・クラス・オブジェクト52は、特定のタイプの反応器ユニット(どれほど多くのそれらの反応器ユニットがプラント10内に存在するかに拘わらず)を表わすために生成されることが可能である一方、種々のモジュール・オブジェクト53は、プラント10内に実際に存在するそのタイプの種々の反応器ユニットの各々のために、存在するか又は生成されることが可能である。
モジュール・クラス・オブジェクトから生成されたモジュール・オブジェクトは、モジュール・クラス・オブジェクトと関連付けられ、該モジュール・クラス・オブジェクトによって所有される。その結果として、モジュール・クラス・オブジェクトになされた変更は、そのモジュール・クラス・オブジェクトと関連するモジュール・オブジェクトの各々に自動的に反映されるか又は伝播されることができる。したがって、多数のモジュール・オブジェクトが特定のモジュール・クラス・オブジェクトから生成され、種々のモジュール・オブジェクトの各々が種々のプロセス・エンティティに結び付けられるときには、種々のモジュール・オブジェクトの各々は、単に、モジュール・クラス・オブジェクトを変更し、関連するモジュール・オブジェクトまで変更を自動的に伝播させることによって変更されることができる。
同様に、一旦、モジュール・オブジェクトがモジュール・クラス・オブジェクトから生成されると、これらのモジュール・オブジェクトは、バルク編集方法を使用して、プロセス・プラント10内の特定の設備に結び付けられることができる。特に、特定のモジュール・クラス・オブジェクトのモジュール・オブジェクトは、すべて、同一のモジュール・クラス・オブジェクトに結び付けられるか又は所有されるので、それらは、すべて、例えば、スプレッドシート型のアプリケーションを使用して構成されることが可能であり、それは、それらのモジュール・オブジェクトと関連するプラント10内のモジュール・オブジェクトと特定の設備との間の特定の関係の仕様をより容易で消費時間の少ないものにする。
図1のモジュール・クラス・オブジェクト52は、一般に、オブジェクト指向型のプログラミング環境又は言語におけるオブジェクトと呼ばれるものであってもよい。その結果として、これらのオブジェクトは、その他のオブジェクトを所有又は参照する能力を有している。概して言えば、モジュール・クラス・オブジェクト52は、プロセス・エンティティと関連する制御ルーチン、設備、又はその他の要素のような個々の要素についての表示又は定義を、物理的な要素が相互に接続される方法又は論理的な要素が物理的な要素に応じて動作する方法のようなそれらの個々の要素が相互に作用する方法の定義又は表示と共に、含むことができる高レベルのオブジェクトである。言い換えれば、モジュール・クラス・オブジェクトは、例えば、オブジェクト指向型のプログラミング言語(プロセス・プラント10内の特定の又は特定のグループの設備、制御要素、表示などの制御及び表示のための基礎を供給する)内のオブジェクトであることが可能であり、また、プロセス制御プラント10内の種々の複製された設備を構成するのに使用されるその要素の多くの実例を生成するのに役立つかも知れない。
基本的に、各モジュール・クラス・オブジェクトは、そのエンティティを制御するコントローラ12によって又はそのエンティティに関する表示アクティビティを実行するワークステーション14によって使用されるそのエンティティに適用可能な種々の制御及び/又は表示アプリケーション若しくはルーチンのすべての形態におけるプロセス・エンティティの包括的な定義を含んでいるコンフィギュレーション・コンテナである。モジュール・クラス・オブジェクトは、ユニット、一設備、制御エンティティ、表示アプリケーションなどのような任意の性質のプロセス・エンティティを表わすことが可能である。プロセス・プラント10の構成中に、モジュール・クラス・オブジェクトは、モジュール・クラス・オブジェクトによって提供される定義に一致する任意の数の種々のプロセス・エンティティのためのプロセス・エンティティのコンフィギュレーション実例を生成するのに使用されることが可能であり、各コンフィギュレーション実例(モジュール・クラス・オブジェクトから生成されたモジュール・オブジェクト)は、種々の実際のプロセス・エンティティと関連付けられるか又は該プロセス・エンティティに結び付けられる。これらの種々のモジュール・オブジェクトは、その他のものとして、プロセス・プラント10内に配置されるような特定のプロセス・エンティティに結び付けられた制御及び/又は表示ルーチンを含んでおり、これらの制御ルーチンは、プロセス・エンティティ上で実際の制御アクティビティを実行する図1のコントローラ12内にダウンロードされ、また、該コントローラ12内で使用されることができ、また、表示ルーチンは、プロセス・プラント10の運転中にエンティティに関する実際の表示アクティビティを実行するワークステーション14にダウンロードされることができる。
種々のタイプのモジュール・クラス・オブジェクトは、種々の範囲のプロセス・エンティティを反映することが可能であり、したがって、種々の範囲のプロセス・エンティティ上で又は該プロセス・エンティティに関して動作するように構成された制御及び/又は表示ルーチンを含むことが可能である。ユニットのようなより大きな範囲のプロセス・エンティティ、より多くの制御及び/又は表示ルーチンは、典型的には、モジュール・クラス・オブジェクトに関連付けられ、それらのモジュール・クラス・オブジェクトを使用してプラントの区域を構成することは、より容易である。しかしながら、モジュール・クラス・オブジェクトと関連するプロセス・エンティティの範囲が大きければ大きいほど、プロセスがその範囲で複製された設備を含む可能性は小さく、したがって、モジュール・クラス・オブジェクトが大きな規模で有用である可能性は小さい。反対に、モジュール・クラス・オブジェクトと関連するプロセス・エンティティの範囲がより小さければ小さいほど、モジュール・クラス・オブジェクトがプラントの様々な種々の位置において使用される可能性は大きいが、そのモジュール・クラス・オブジェクトを任意の特定の実例において使用するときには、より少ない量のコンフィギュレーションが実行される。どのような場合にも、モジュール・クラス・オブジェクトは、制御モジュールのレベルよりも高いレベルの抽出で種々の複製された設備のために実行させるコンフィギュレーションを可能にし、それは、モジュール・クラス・オブジェクト(特に、ユニット・レベルのような大きな範囲のモジュール・クラス・オブジェクト)を使用するときに、複製されたユニット及びその他の設備を備えたプロセス・プラントの構成をより容易でより少ない消費時間にする。
一例において、プロセス制御システムを構成するときには、コンフィギュレーション・エンジニアは、図1の種々の反応器のためのようなプロセス・プラント内に複製された種々の要素のための単一のモジュール・クラス・オブジェクトを生成することが可能である。その後、コンフィギュレーション・エンジニアは、図1の実際の反応器の各々のためのモジュール・クラス・オブジェクト(モジュール・オブジェクト)の実例を生成することが可能である。個々のそのような生成されたモジュール・オブジェクトは、図1の反応器のうちの1つを操作するためにコントローラ12aによって使用される制御ルーチンを含み、特に、図1の反応器のうちの1つ内の設備に結び付けられるか又は結び付けられる。その後、これらの制御ルーチンは、コントローラ12aにダウンロードされることができ、プロセス・プラント10の運転中に使用されることができる。しかしながら、一旦生成されると、モジュール・オブジェクトの各々は、モジュール・クラス・オブジェクトに依然として結び付けられており、モジュール・オブジェクトへのアクセスを提供するか又はアクセスを拒否するなどために、変更されるモジュール・クラス・オブジェクトによって制御されることができる。同様に、同一のモジュール・クラス・オブジェクトからのモジュール・オブジェクトは、ともに生成され、定義されることができる(例えば、スプレッドシート・プログラムを使用してプラント内の設備に結び付けられることができる)。
プロセス・プラント内でコンフィギュレーション・アクティビティを実行するためにプロセス・プラント内で生成又は使用されることができる多くの様々な可能性のあるタイプのモジュール・クラス・オブジェクトが存在するが、ユニットモジュール・クラス・オブジェクト、設備モジュール・クラス・オブジェクト、制御モジュール・クラス・オブジェクト、及び表示モジュール・クラス・オブジェクトを含んだ例としてここでは4つの特定のタイプが議論される。概して言えば、個々の種々のタイプのモジュール・クラス・オブジェクトは、プロセス・プラント10内での制御又は使用の種々の範囲に対して設計又は意図されている。ユニットモジュール・クラス・オブジェクトは、プロセス・プラント内の広い範囲の設備のための制御アクティビティを表わすのに(及び構成するのに)使用されるように意図されている。特に、ユニットモジュール・クラス・オブジェクトは、或る公知の方法で互いに呼応して動作する個々の要素を有する、例えば、図1の反応器のような相互関連する設備(典型的には、複製された設備)の組をモデル化又は構成するのに使用されるように意図されている。
設備モジュール・クラス・オブジェクトは、プロセス・プラント内のより小さい範囲の物理的な設備のための制御アクティビティを表わすのに(及び構成するのに)使用されるように意図されている。設備モジュール・クラス・オブジェクトと関連する設備は、一般に、ユニットのサブシステムを構成するバルブ、流量計などのような一又は複数の物理的なエンティティである。また、設備モジュール・クラス・オブジェクトは、一又は複数のコマンド又はアルゴリズムを含むことが可能であり、それらは、一設備上で実行されるコマンド駆動アルゴリズム(CDA)、状態駆動アルゴリズム(SDA)、連続フローチャート(SFC)アルゴリズム、機能ブロック図(FBD)アルゴリズム、フェーズ・アルゴリズムなどである。したがって、設備モジュール・クラス・オブジェクトは、ユニット内で使用されるようなその設備上の機能の基礎的な組を提供するために、ユニット内の複数の低レベルのコンポーネント又はエンティティの制御を構成することを目的としている。知られているように、コマンド駆動アルゴリズム(コマンド駆動制御ロジック)は、機能を達成する複数のステップを通じて、低レベルのコンポーネントを調整しなければならないときに使用される。例えば、バルブは、特定の時間開かれ、そして閉じられる必要があるかも知れない一方で、別のバルブは、開かれ、そして閉じられる必要があるかも知れない。図3のトータライザ101は、トータライザを通じて所望の流れの総量を供給するために流量計の読みに基づいた粗バルブ及び細バルブを最初に起動し、そして操作するために、この種のコマンド駆動アルゴリズムを使用する。状態駆動アルゴリズム(状態駆動制御ロジック)は、単一のステップで操作することができる種々の低レベルのコンポーネントの状態を指定することが可能である。そのような状態駆動アルゴリズムは、その中の種々のバルブの状態が、タンク100を閉じるために、タンク100から排出するために、又はタンク100から製品を運ぶために、出口バルブ・システム104の所望の状態に基づいて異なって(しかし、単一のステップで)制御される図4の出口バルブ・システム104において使用されることが可能である。
制御モジュール・クラス・オブジェクトは、プロセス・プラント内の個々の制御要素又は制御モジュールを表わすのに(及び構成するのに)使用されるように意図されている。制御モジュール・クラス・オブジェクトは、バルブ、メータなどのようなプラントエンティティ上で、一設備、又はさらにユニット上で実行される特定のタイプの制御を提供又は指定する。概して言えば、制御モジュール・クラス・オブジェクトは、コントローラ内で実行される或る制御モジュールを定義する1組の通信可能に相互接続された機能ブロックのような特定のタイプの制御プログラミングを提供し、プロセス・プラント内の複製された制御アクティビティを実行するのに有用である。ほとんどの場合、制御モジュール・クラス・オブジェクトは、単一の装置又は関連する装置の組を操作するために包括的な制御戦略を提供することが可能である。
表示モジュール・クラス・オブジェクトは、プロセス・プラント10の運転中に、コントロール・オペレータのようなユーザによって見られる表示アクティビティを表わすのに(及び構成するのに)使用されるように意図されている。したがって、表示モジュール・クラス・オブジェクトは、図1のオペレータ・ワークステーション14内で或るタイプの表示を生成するのに必要なプログラミング、及び一又は複数のワークステーション14(プロセス・プラント10内の任意のその他の装置と同様に)内で実行するのに必要なプログラミングを指定することが可能であり、これにより、その表示がプラント10の運転中にプラントから適切な情報を得ることを可能にする。表示クラス・モジュールのタイプは、例えば、警報表示、コンフィギュレーション画面表示、操作画面表示、診断表示などを含んでいる。もちろん、表示モジュール・クラス・オブジェクトは、プロセス・プラント内の物理的な要素又はエンティティの任意の所望の範囲を表わす表示、又は該範囲に結び付けられた表示を提供することが可能である。例えば、表示モジュール・クラス・オブジェクトは、プロセス・プラント10内の全体領域、ユニット、一設備、制御要素、又はこれらの要素の任意の組み合わせについての情報を表示することが可能である。
図5を参照しながら、階層的グラフは、図1のコンフィギュレーション・アプリケーションにおいて使用される種々のタイプのモジュール・クラス・オブジェクト間の相互接続、及びモジュール・クラス・オブジェクトとそれらのモジュール・クラス・オブジェクトから展開されたモジュール・オブジェクトとの間の相互関係を示している。図5のグラフの一番上から始まって、モジュール・クラス・オブジェクトは、ユニットモジュール・クラス・タイプ400、設備モジュール・クラス・タイプ402、制御モジュール・クラス・タイプ404、及び表示モジュール・クラス・タイプ406のうちの1つに、モジュール・クラス・タイプで分類される。もちろん、ここに示されている4つのタイプが単に模範的なモジュール・クラス・タイプであるだけでなく、その他のタイプのモジュール・クラス・オブジェクトも同様に提供又は使用することが可能である。個々のモジュール・クラス・オブジェクト(例えば、オブジェクト指向型のプログラミング言語における高レベルのオブジェクトであることが可能であり、明瞭化のために二重の輪郭線で図5において表わされている)は、種々のタイプのモジュール・クラス400,402,404,及び406の各々に含まれる。特に、プロセス・プラント10内の種々のユニット又は該ユニットのタイプのための多数の種々のユニットモジュール・クラス・オブジェクトが存在することが可能である。例えば、反応器ユニットモジュール・クラス・オブジェクト410は、プロセス・プラント10内の反応器の特定のタイプ又はコンフィギュレーションを表わすことが可能である。同様に、包装機ユニットモジュール・クラス・オブジェクト412は、プロセス・プラント10内の特定のタイプ又はコンフィギュレーションの包装ユニットを表わすことが可能であり、乾燥機ユニットモジュール・クラス・オブジェクト414は、プロセス・プラント10内の特定のタイプ又はコンフィギュレーションの乾燥機ユニットを表わすことが可能である。もちろん、物理的構造において互いに異なる反応器を表わす複数の反応器ユニットモジュール・クラス・オブジェクトが存在することも可能である。さらに、ユニットモジュール・クラス・オブジェクトで表わされるか又はモデル化されることができるプラント内の種々のタイプのユニットをすべてリスト化する試みはなされていない。また、当業者は、様々なタイプのユニットが、ユニットモジュール・クラス・オブジェクトでモデル化されることが可能であるか又は表わされることが可能である種々のタイプのプラント内に存在することに気付くであろう。
同様に、プロセス・プラント10内の種々のタイプの設備を表わし、モデル化し、及び構成するのに使用される様々な設備モジュール・クラス・オブジェクトが存在することが可能である。図5において示されている例は、トータライザ設備モジュール・クラス・オブジェクト416と、出口バルブ設備モジュール・クラス・オブジェクト418とを含み、これらの各々は、プロセス・プラント10内の種々のタイプの設備(好ましくは、複製された設備)に関連付けられている。同一の方法で、on/offバルブ制御モジュール・クラス・オブジェクト422、レベルセンサ制御モジュール・クラス・オブジェクト424、及び流量計制御モジュール・クラス・オブジェクト426として図5において示されている多くの様々なタイプの制御モジュール・クラス・オブジェクトが存在することが可能である。さらに、表示モジュール・クラス・オブジェクトは、警報表示モジュール・クラス・オブジェクト432、画面表示モジュール・クラス・オブジェクト434、及び診断表示モジュール・クラス・オブジェクト436として図5において示されている。もちろん、任意のその他の所望のユニット、設備、制御、及び表示モジュール・クラス・オブジェクトも、ここに記述された法則にしたがって、プロセス・プラント10のコンフィギュレーション・アプリケーション50内に生成され、該コンフィギュレーション・アプリケーション50内で使用されることが可能である。
各モジュール・クラス・オブジェクトは、それに関連付けられた又はそれによって所有されたサブオブジェクトを有することが可能である。これらのサブオブジェクトは、図5において示されているように、それら自身においてモジュール・クラス・オブジェクトであってもよく、それらが属するモジュール・クラス・オブジェクトの実例として生成されるモジュール・オブジェクトであってもよい。図5は、反応器ユニットモジュール・クラス・オブジェクト410がそれに関連付けられたReactor#01,Reactor#02,及びReactor#03と名付けられている3つの反応器モジュール・オブジェクトを有していることを示しており、これらの反応器モジュール・オブジェクトは、図1のそれぞれの反応器に対応している(つまり、結び付けられている)。図5は、さらに、トータライザ設備モジュール・クラス・オブジェクト416がWater1,Acid1,Acid2,Alkali1,及びAlkali2と名付けられている5つの種々のモジュール・オブジェクトを有しているか又は所有することを示している。同様に、on/offバルブ制御モジュール・クラス・オブジェクト422は、Coarse#Valve1,Coarse#Valve2,Coarse#Valve3,Fine#Valve1,Fine#Valve2,及びFine#Valve3と名付けられているモジュール・オブジェクトを含んでいるように示されている。同様の方法で、図5のその他のユニット、設備、制御、及び表示モジュール・クラス・オブジェクトの各々は、それに関連付けられた一又は複数のモジュール・オブジェクトを有することが可能である。しかしながら、単純化のために、これらのモジュール・オブジェクトは、図5においては示されていない。
図5のグラフにおいては、Reactor#01,Reactor#02,及びReactor#03ユニットモジュール・オブジェクト、Acid1,Acid2,Alkali1,Alkali2,及びWater1トータライザ(設備)モジュール・オブジェクト、Coarse#Valve1,Coarse#Valve2,Coarse#Valve3,Fine#Valve1,Fine#Valve2,及びFine#Valve3制御モジュール・オブジェクト、並びに、その他のユニット、設備、制御、及び表示モジュール・オブジェクトの各々は、プロセス・プラント10内の実際のユニット、設備、制御モジュール又は表示アプリケーションに結び付けられた個々のオブジェクトである。例えば、プラント10内において使用される複数の物理的な酸トータライザが存在するので、コンフィギュレーション・ルーチンで生成される複数の酸トータライザモジュール・オブジェクトが存在し、別個の酸トータライザモジュール・オブジェクトは、プラント10内に存在する個別の酸トータライザの各々に対して存在するであろう。しかしながら、別個のトータライザモジュール・オブジェクトの各々は、同一のトータライザモジュール・クラス・オブジェクト416に結び付けられるか、又は同一のトータライザモジュール・クラス・オブジェクト416によって所有される。もちろん、図5のグラフは、限定された数のモジュール・クラス・オブジェクト、及びそれに関連付けられたモジュール・オブジェクトのみを示しており、その他のタイプのモジュール・クラス・オブジェクトが提供され、任意の所望の数のモジュール・オブジェクトが種々のモジュール・クラス・オブジェクトの各々から生成されることが可能であることは理解されるであろう。
図5のモジュール・クラス・オブジェクトの各々(したがって、図5のモジュール・オブジェクトの各々)は、オブジェクトの一部として、モジュールを定義するか又は生成する物理的又は論理的なプロセス要素の定義又は表示、そして、もし望まれるのであれば、それらのプロセス要素がプロセス・プラント10内の或るアクティビティを実行するために互いに物理的に又は論理的に相互作用する方法を含むことが可能である。例えば、ユニットモジュール・クラス・オブジェクトは、典型的には、ユニットとして定義されているプロセス・エンティティ内の又はプロセス・エンティティを生成する物理的な及び制御要素のすべての表示を含むであろう。ユニットモジュール・クラス・オブジェクトは、さらに、個別部分の特定の構成と、どのようにそれらの部分がユニットとして作動するために物理的に共に結び付けられているかを定義することが可能である。同様に、設備モジュール・クラス・オブジェクトは、典型的には、一設備として定義されたエンティティを制御するのに使用される制御ルーチン又は制御モジュールと、及び該部分が、プラント10内に配置されるときに一設備として作動するために、物理的に又は論理的に相互作用する方法を定義するために制御ルーチン又は制御モジュールを使用する設備としてのコマンドとを含むであろう。同様に、各制御モジュール・クラス・オブジェクトは、制御アクティビティを、典型的には、プラント内に実行される或る種類の制御アルゴリズムの形態で定義するであろう。さらに、各表示モジュール・クラス・オブジェクトは、とりわけ、表示画面コンフィギュレーション及び表示される情報、同様に、もしあれば、プラント10内の特定のタイプのユニット、設備、プラントの領域、又はその他の物理的若しくは論理的なエンティティのための、集められるデータ及び集められたデータ上で実行されるデータ操作を定義することが可能である。
モジュール・クラス・オブジェクトは、モジュール・クラスの定義の一部として、そこに組み込まれるか又はそこで使用されるその他のモジュール・クラス・オブジェクトを示すか又は定義することが可能である。これがそうである場合には、そのモジュール・クラス・オブジェクトから生成されたモジュール・オブジェクトは、モジュール・クラス・レベルに定義された関係に応じたその他のモジュール・クラス・オブジェクトから生成されたその他のモジュール・オブジェクトを組み込むか、参照するか、又は含むであろう。厳密に必要なわけでないが、ユニットモジュール・クラス・オブジェクトは、その他のユニットモジュール・クラス・オブジェクト、設備モジュール・クラス・オブジェクト、制御モジュール・クラス・オブジェクト、及び表示モジュール・クラス・オブジェクトを組み込むことが可能である一方、設備モジュール・クラス・オブジェクトは、その他の設備モジュール・クラス・オブジェクト、制御モジュール・クラス・オブジェクト、及び表示モジュール・クラス・オブジェクトを組み込むことが可能である。制御モジュール・クラス・オブジェクトは、その他の制御モジュール・クラス・オブジェクト及び表示モジュール・クラス・オブジェクトを組み込むことが可能であるか、又は参照することが可能である。しかしながら、もし望まれるのであれば、その他のモジュール・クラス・オブジェクトの相互関係が同様に使用されることも可能である。これらの組み込み関係は、図5のグラフの底で大きな矢符によって示されており、図5は、表示モジュール・クラス・オブジェクトのうちのいずれも、制御、設備、及びユニットモジュール・クラス・オブジェクトのうちのいずれかに含まれるか又はいずれかによって参照されることが可能であること、制御モジュール・クラス・オブジェクトのいずれも、設備及びユニットモジュール・クラス・オブジェクトのうちのいずれかに含まれるか又はいずれかによって参照されることが可能であること、及び、設備モジュール・クラス・オブジェクトのうちのいずれも、ユニットモジュール・クラス・オブジェクトのうちのいずれかに含まれるか又はいずれかによって参照されることが可能であることを示している。モジュール・クラス・オブジェクトが同一のタイプのその他のモジュール・クラス・オブジェクトを組み込むことが可能であることは理解されるであろう。例えば、1つのユニットモジュール・クラス・オブジェクトが、その定義の一部として別のユニットモジュール・クラス・オブジェクトを取り込むことが可能である。同様の方法で、設備モジュール・クラス・オブジェクトは、別の設備モジュール・クラス・オブジェクトを含むことが可能であり、制御モジュール・クラス・オブジェクトは、別の制御モジュール・クラス・オブジェクトを含むことが可能であり、また、表示モジュール・クラス・オブジェクトは、別の表示モジュール・クラス・オブジェクトを含むことが可能である。もちろん、もし望まれるのであれば、モジュール・クラス・オブジェクトは、第2のモジュール・クラス・オブジェクトを複数回使用するか又は組み込むことが可能である。例えば、反応器ユニットモジュール・クラス・オブジェクトは、多くの回数、トータライザ設備モジュール・クラス・オブジェクトを組み込むか又は使用することが可能である。これは、反応器が、トータライザの複数の実例を含んでいる反応器ユニットモジュール・クラス・オブジェクトによってモデル化されているからである。
第1のモジュール・クラス・オブジェクトが第2のモジュール・クラス・オブジェクトを組み込むか又は使用するときに、第1のモジュール・クラス・オブジェクトの実例から又はその実例として生成されたいずれのモジュール・オブジェクトも、第2のモジュール・クラス・オブジェクトの実例から又はその実例として生成されたモジュール・オブジェクトを組み込むか又は使用することはさらに理解されるであろう。したがって、反応器ユニットモジュール・クラス・オブジェクト410がその要素又は部分としてトータライザモジュール・クラス・オブジェクト416を使用する場合には、Reactor#01モジュール・オブジェクトは、その要素又は部分として、Acid1モジュール・オブジェクトのようなトータライザモジュール・オブジェクトのうちの1つを使用するか又は含むであろう。同様に、トータライザ設備モジュール・クラス・オブジェクトが出口バルブ設備モジュール・クラス・オブジェクトを組み込むか又は含んでいるならば、例えば、Totalizer#1としてユニークに名付けられるトータライザ設備モジュール・クラス・オブジェクトから生成されるモジュール・オブジェクトは、出口バルブ設備モジュール・クラス・オブジェクトから生成されたモジュール・オブジェクトを含み、例えば、Outlet#Valve#2とユニークに名付けられる。この方法においては、モジュール・クラス・オブジェクト・レベルで定義されるようなモジュール・クラス・オブジェクトの関係は、これらのモジュール・クラス・オブジェクトから展開又は生成されるモジュール・オブジェクトに反映される。モジュール・クラス・オブジェクト(したがって、モジュール・オブジェクト)間のこの相互接続又は参照は、大きな可変性と、コンフィギュレーション・アクティビティ中のオブジェクトの高い転送性を可能にし、その結果として、制御及び設備モジュール・クラス・オブジェクトのような1組の原始的なモジュール・クラス・オブジェクトが生成された後で、ユニットモジュール・クラス・オブジェクトのようなより複雑なモジュール・クラス・オブジェクトは、原始的なモジュール・クラス・オブジェクトに関連付けることにより容易に生成されることが可能である。もちろん、モジュール・クラス・オブジェクトがその他のモジュール・クラス・オブジェクトに関連付けるか又は使用することができる一方、さらに又は代わりに、それらは、関連するモジュール・クラス・オブジェクトを有していないバルブ、センサなどのような単純なオブジェクト又はプロセス・エンティティを定義又は使用することができる。これらの単純なオブジェクトは、モジュール・クラス・オブジェクト自体内に、それのために使用される制御ルーチンの観点において完全に定義されるであろう。
例示の反応器ユニットモジュール・クラス・オブジェクト410は、図6において示されており、ユニットモジュール・クラス・オブジェクトに関連付けられた又は該ユニットモジュール・クラス・オブジェクト内に存在するエンティティについて記述又は定義する1つの方法を示している。図6において示されているように、反応器ユニットモジュール・クラス・オブジェクト410は、タンク(tank)500の表示を含んでいる(モジュール・クラス・オブジェクトが存在しないプロセス・プラント10内の単純なオブジェクト又は要素である)。タンク500は破線で示されている。なぜならば、制御がないか、又は、タンクに対して入力/出力アクティビティを制御又は実行する必要がある低レベルのアクティビティがあるからである。その結果として、タンク500は、単に、反応器ユニットモジュール・クラス・オブジェクト410と関連するその他のオブジェクト間の相互接続を示すために含まれている。さらに、反応器ユニットモジュール・クラス・オブジェクト410は、それぞれ、酸(Acid)、アルカリ(Alkali)、及び水(Water)と名付けられている3つのトータライザ501,502,及び510を含んでおり、それらは、図5のトータライザ設備モジュール・クラス・オブジェクト416への3つの異なる参照である。水(Water)トータライザモジュール・クラス・オブジェクト510は、ユニットモジュール・クラス・オブジェクト410の区域内に示されており、それは、これが、共有モジュール・クラス・オブジェクトであり、したがって、ユニットモジュール・クラス・オブジェクト410がその他のユニットモジュール・クラス・オブジェクトと共にこのオブジェクトに対する共有管理を有していることを示すために、破線によって分離されている。図6の出口(outlet)オブジェクト504は、図5の出口バルブ設備モジュール・クラス・オブジェクト418への参照であり、レベルセンサ(level sensor)505は、図5のレベルセンサ制御モジュール・クラス・オブジェクト424への参照であり、また、water#inバルブ503は、単純なバルブ要素(ユニットモジュール・クラス・オブジェクト410内に完全に定義される)であるか、又は、コンフィギュレーション戦略のどこかその他のところに定義されたバルブ制御モジュール・クラス・オブジェクトへの参照であることが可能なバルブ・オブジェクトへの参照である。さらに、反応器ユニットモジュール・クラス・オブジェクト410の種々のエンティティ又は部分の間の物理的な相互接続は、これらの種々の要素間の相互接続を定義するために示されている。上述されるように、ユニットモジュール・クラス・オブジェクト410又は任意のタイプのその他のモジュール・クラス・オブジェクトは、単純な要素を含むことができ、それは、モジュール・クラス・オブジェクト(それと関連する任意の包括的制御ルーチンを含む)内に完全に定義されるか、及び/又は、モジュール・クラス・オブジェクトの外部に定義されたモジュール・クラス・オブジェクトへの参照を含むことができる。
さらに、ユニットモジュール・クラス・オブジェクト410は、図5の画面表示モジュール・クラス・オブジェクト434及び警報表示モジュール・クラス・オブジェクト432への参照である反応器画面表示(reactor viewing)520及び反応器警報表示(reactor alarm display)522と呼ばれる2つの例示の表示モジュール・クラス・オブジェクトを含んでいる。これらのオブジェクトは、反応器ユニットモジュール・クラス・オブジェクト410において定義された反応器ユニットの設備又はその一部のいずれかと関連する状態(例えば、タンクの充填レベル)及び警報を表示するための包括的な表示アクティビティを定義する。同様に、ユニットモジュール・クラス・オブジェクト410は、投入(Dose)、混合(Mix)、排出(Drain)、及び洗浄(Flush)フェーズ・クラス・オブジェクトとしてボックス524中に示されるフェーズ・クラス・オブジェクトのようなその他の要素を含むことが可能であり、それらの各々は、ユニットモジュール・クラス・オブジェクト410によって定義されるユニット上で作動する包括的制御ルーチンを定義する。ユニットモジュール・クラス・オブジェクトは、フェーズ・クラス・オブジェクトと零又はそれ以上の関連を有することができる。フェーズ・クラス・オブジェクト524は、その他のところに定義され、任意の所望の方法で、ユニットモジュール・クラス・オブジェクト410にインポートされることができる。或る意味では、フェーズ・クラス524は、ユニットを満たすこと、ユニットを加熱すること、ユニットを空にすること、ユニットを清掃することなどのような種々の機能を実行するために、ユニットモジュール・クラス・オブジェクト410によって定義されたユニット上で操作することが可能なコマンド又はルーチンである。
さらに、ユニットモジュール・クラス・オブジェクト410は、このユニットモジュール・クラス・オブジェクト410からコンフィギュレーション・アプリケーション50(図1)によって生成されるモジュール・クラス・オブジェクトへの参照を記憶するメモリ又は区域526を含むことが可能である。区域526は、本質的に、ユニットモジュール・クラス・オブジェクト410から生成され、且つ、該ユニットモジュール・クラス・オブジェクト410によって所有されるモジュール・オブジェクトのリストである。(もちろん、このリスト又は所有されたモジュール・オブジェクトのその他の表示は、任意の所望の方法で、ワークステーションに、又はコンフィギュレーション・アプリケーション50によって記憶されることができ、ユニットモジュール・クラス・オブジェクト410に物理的に含まれる必要がない。)いずれにせよ、図6の例においては、ユニットモジュール・クラス・オブジェクト410は、モジュール・クラス・オブジェクトReactor#01,Reactor#1,Reactor#02などを所有し、それらの各々は、反応器ユニットモジュール・クラス・オブジェクト410から生成されている。
さらに、ユニットモジュール・クラス・オブジェクト410は、コンフィギュレーション・アクティビティ中に又はその後に、ユニットモジュール・クラス・オブジェクト410によって実行されることができる1組の方法530を含んでいる。方法530は、ユニットモジュール・クラス・オブジェクト410になされた変更を、ユニットモジュール・クラス・オブジェクト410によって所有されるモジュール・オブジェクト526の各々へ自動的に伝播させる管理変更方法(change management method)又はアプリケーションを含むことが可能である。その他の方法は、ユニットモジュール・クラス・オブジェクト410に対する、及び/又は、それによって所有されたユニットモジュール・オブジェクト526又はユーザ若しくはコンフィギュレーション・エンジニアに変更パラメータ及び/又はモジュール・クラス・オブジェクトのためのセキュリティ・パラメータ又はそれから生成された任意のモジュール・オブジェクトの指定を可能にさせる方法のうちのいずれかに対するセキュリティ又はアクセス制御を実行するセキュリティ制御方法を含むことが可能である。もちろん、種々の方法530が、ユニットモジュール・クラス・オブジェクト410上で又は該ユニットモジュール・クラス・オブジェクト410に対する任意のその他の処理を実行することが可能である。
もし望まれるのであれば、ユニットモジュール・クラス・オブジェクト410は、モジュール・クラス・オブジェクト410になされた変更が、ユニットモジュール・オブジェクト526に伝播される方法と共に、セキュリティ・アクセスがユニットモジュール・オブジェクト526中でセットアップされる方法を制御することが可能である。この機能性を提供する1つの方法は、変更がユニットモジュール・オブジェクト526に伝播される方法、及びセキュリティがユニットモジュール・オブジェクト526内で扱われる方法を指定するために、ユニットモジュール・クラス・オブジェクト410内の一又は複数のフラグ又はパラメータを設定することである。特に、一又は複数の変更伝播パラメータは、ユニットモジュール・クラス・オブジェクト410になされた変更が一又は複数のモジュール・クラス・オブジェクト526に自動的に伝播されるか否かを指定するように設定されることが可能である。これらの変更伝播パラメータは、ユニットモジュール・オブジェクト526に記憶されることが可能であり、ユニットモジュール・クラス・オブジェクトになされた変更がユニットモジュール・オブジェクトに反映されるか否かを、ユニットモジュール・オブジェクト全体を、又はサブ要素単位でサブ要素を指定することが可能である。例えば、ユニットモジュール・クラス・オブジェクト410は、ユニットモジュール・クラス・オブジェクト410になされた変更がユニットモジュール・オブジェクトに自動的に反映されることを可能にするか又は不能にするために、ユニットモジュール・クラス・オブジェクト410から生成された各ユニットモジュール・オブジェクト内に設定されることが可能なグローバル変更パラメータ534(「C」印)を含むことが可能である。同様に、各サブ要素又はブロック501〜505,510,520,及び522のようなブロックは、ユニットモジュール・クラス・オブジェクト410内のブロックになされた変更がユニットモジュール・オブジェクトに反映されているか否かを、そのブロックに対して指定する変更パラメータ536を含むことが可能である。もちろん、ユニットモジュール・オブジェクトの種々のブロックは、例えば、ユニットモジュール・クラス・オブジェクト410の酸(Acid)ブロック501になされた変更は、モジュール・オブジェクト526の特定の1つの対応する酸(Acid)ブロックに伝播されるが、ユニットモジュール・クラス・オブジェクト410のアルカリ(Alkali)ブロック502になされた変更は、ユニットモジュール・オブジェクトの特定の1つのアルカリ(Alkali)ブロックに伝播されないように、種々に設定されることが可能である。さらに、ユニットモジュール・クラス・オブジェクトから生成された種々のユニットモジュール・オブジェクトは、ユニットモジュール・クラス・オブジェクト410内のアルカリ(Alkali)ブロック502への変更がユニットモジュール・オブジェクト526の第1の1つの対応するアルカリ(Alkali)ブロックへ伝播されるが、ユニットモジュール・オブジェクト526の第2の1つの対応するアルカリ(Alkali)ブロックへは伝播されないように、互いに異なって設定された変更パラメータを有することが可能である。もちろん、ユニットモジュール・クラス・オブジェクト410の管理変更方法は、変更がユニットモジュール・クラス・オブジェクト410になれるときにそれらのオブジェクト内に変更を加えるか又は加えないように、ユニットモジュール・オブジェクト526の変更パラメータを使用又は該変更パラメータにアクセスすることが可能である。
同様の方法で、ユニットモジュール・クラス・オブジェクト410は、ユニットモジュール・オブジェクト526の各々内でセキュリティ又はアクセスが制御される方法を指定する一又は複数のセキュリティ・パラメータを含むことが可能である。ユニットモジュール・クラス・オブジェクト410は、任意の所望のレベルのセキュリティを反応器ユニットモジュール・クラス・オブジェクト410から生成された反応器ユニットモジュール・オブジェクト全体に提供することが可能なグローバル・セキュリティ・パラメータ538(「S」印)を含むことが可能であり、及び/又は、ブロック501〜505,510,520,522の各々などのためのような、ブロック単位でそれらのブロックの各々のためのセキュリティのレベルを指定するユニットモジュール・クラス・オブジェクト410の各サブ要素のための種々のセキュリティ・パラメータ540を含むことが可能である。グローバル・セキュリティ・パラメータ538は、予め許可されたセキュリティ・アクセス・レベルを有しているユーザを除外するすべてのユーザへのユニットモジュール・クラス・オブジェクトをロックするロッキング・パラメータであることが可能である。もちろん、セキュリティ・パラメータ538及び540は、無アクセス、制限付きアクセス、特定のユーザタイプ又はIDへのアクセスなどのような、セキュリティの多くの異なるレベルのうちのいずれか1つを指定することが可能であり、セキュリティ・レベルは、同一のユニットモジュール・クラス・オブジェクトから生成された種々のブロック及び種々のユニットモジュール・オブジェクトにおいて種々に設定されることが可能である。もし望まれるのであれば、セキュリティ対策の一部は、ユニットモジュール・クラス・オブジェクトと関連する一又は複数の方法又はアルゴリズム上の暗号化の提供を含むことが可能である。
ユニットモジュール・クラス・オブジェクト410の変更及びセキュリティ・パラメータがデフォルト値に設定されること、及びユニットモジュール・クラス・オブジェクト410から生成された各ユニットモジュール・オブジェクト526の対応する変更及びセキュリティ・パラメータが、生成されるときにこのデフォルト値を呈してもよいことは理解されるであろう。しかしながら、これらのユニットモジュール・オブジェクトが生成された後で、デフォルトの変更及びセキュリティ・パラメータもまた、ユニットモジュール・オブジェクト526内で(適切なセキュリティアクセス権を持ったユーザによって)個々に変更されることが可能である。変更及びセキュリティ・パラメータは、反応器ユニットモジュール・クラス・オブジェクトについてここで議論されているが、同様の変更及びセキュリティ・パラメータは、その他のタイプのユニットモジュール・クラス・オブジェクト内に、そして同様に、任意の所望のタイプの設備モジュール・クラス・オブジェクト、制御モジュール・クラス・オブジェクト、表示モジュール・クラス・オブジェクトなど内にも提供されることが可能である。
もし望まれるのであれば、ユニットモジュール・クラス・オブジェクト410は、URL又はその他の参照のような、ユニットモジュール・クラス・オブジェクトに対して記憶された又は該ユニットモジュール・クラス・オブジェクトと関連する文書(ユニットモジュール・クラス・オブジェクト410と関連するユニット又は該ユニットの任意のサブ要素と関連する文書を含む)への参照を含むことが可能である。そのような参照は、参照符号549として図6において示されている。
モジュール・クラス・オブジェクトのさらなる例のために、トータライザ設備モジュール・クラス・オブジェクト416は、図7において示されている。トータライザ設備モジュール・クラス・オブジェクト416は、粗バルブ(Coarse#Valve)550及び細バルブ(Fine#Valve) 552(それらの両方は、on/offタイプの制御モジュール・クラス・オブジェクトである)と名付けられている制御モジュール・クラス・オブジェクトと、これらの要素間の相互接続の表示と共にFlow#Meter 554(それは、流量計(flow meter)制御モジュール・クラス・オブジェクトである)と名付けられている制御モジュール・クラス・オブジェクトとを含んでいる。さらに、トータライザ設備モジュール・クラス・オブジェクト416は、トータライザ警報表示モジュール・クラス・オブジェクト560への参照と、設備モジュール・クラス・オブジェクト416上で実施されることが可能な一又は複数のアルゴリズム564への参照とを含む表示モジュール・クラス・オブジェクトへの参照を含んでいる。アルゴリズム564は、Totalize#Fastコマンド及びTotalize#Accurateコマンドを含んでいるようにリスト化されているが、任意のその他のコマンド又はアルゴリズムも同様に含まれるか又は使用されることが可能である。さらに、設備モジュール・クラス・オブジェクトと関連するか又は該設備モジュール・クラス・オブジェクトに含まれたコマンド・アルゴリズム564は、任意の所望の形態をとることが可能であり、例えば、コマンド駆動アルゴリズム(CDA)、状態駆動アルゴリズム(SDA)、連続フローチャート(SFC)アルゴリズム、機能ブロック図(FBD)アルゴリズム、フェーズアルゴリズムなどであることが可能である。しかしながら、概して言えば、アルゴリズム564はすべて、CDA又はSDAのような特定のタイプになるであろう。もちろん、アルゴリズム564は、C,C++プログラミング環境、任意の連続機能チャートプログラミング環境、機能ブロックプログラミング環境などのような任意の所望の言語又はプログラミング環境で書かれることが可能である。
さらに、トータライザ設備モジュール・クラス・オブジェクト416は、設備モジュール・クラス・オブジェクト416から生成されたAcid1,Acid2,Alkali1,Alkali2,Water#Hdr1などと名付けられている1組の所有された設備モジュール・オブジェクト566の表示を記憶するリスト又はメモリ(また、必要ならば、通信経路)を含んでいる。トータライザ設備モジュール・クラス・オブジェクト416は、同様に、設備モジュール・オブジェクト566への変更についての伝播を制御するために、グローバル変更パラメータ572及び/又はオブジェクトベースの変更パラメータ574と共に使用することができる管理変更方法を含む1組の方法570を含むことが可能である。トータライザ設備モジュール・クラス・オブジェクト416もまた、オブジェクトベースのセキュリティ・パラメータ582と同様に、グローバル・セキュリティ・パラメータ580を含んでいる。変更及びセキュリティ・パラメータ572,574,580,及び582は、図6のユニットモジュール・クラス・オブジェクト410の変更及びセキュリティ・パラメータに関して記述されたように概して作動し、コマンド564を含む制御モジュール・クラス・オブジェクト416の要素のうちのいずれにも適用されることが可能である。さらに、特にここで記述されるように、変更及びセキュリティ・パラメータのいずれか又は両方は、全体的に又はオブジェクト若しくは要素レベル以外の、モジュール・クラス・オブジェクト内の(したがって、それから生成されたモジュール・オブジェクト内の)任意の所望のレベルで提供されることが可能である。もし望まれるのであれば、モジュール・クラス・オブジェクト又はそれから生成された任意のモジュール・オブジェクトの変更及びセキュリティ・パラメータは、簡単で直接的な方法で、コンフィギュレーション・エンジニアが、モジュール・クラス・オブジェクト全体又はモジュール・オブジェクトのための種々の変更及びセキュリティ・パラメータを設定又は指定することを可能にするために、スプレッドシート・プログラムのようなバルク・コンフィギュレーション・アプリケーション又はプログラムを使用して設定又は構成されることが可能である。
もし望まれるのであれば、設備モジュール・クラス・オブジェクト416は、URL又はその他の参照のような、設備モジュール・クラス・オブジェクトのために記憶され、該設備モジュール・クラス・オブジェクトと関連する文書(設備モジュール・クラス・オブジェクト416と関連する設備又は該設備の任意のサブ要素と関連する文書を含む)への参照を含むことが可能である。そのような参照は、参照符号599として図7において示されている。同様に、アルゴリズム564のうちのいずれかのような設備モジュール・クラス・オブジェクト416のアルゴリズムのうちのいずれも、暗号化されるか、又は、これらのアルゴリズム564を暗号化又は復号化するそれと関連するセキュリティ・パラメータを有している。もしそのように望まれるのであれば、そのような暗号化又は復号化は、方法570によって実行されることが可能である。
プロセス・プラント10を構成するために、コンフィギュレーション・エンジニアは、コンフィギュレーション・アプリケーション50(図1)と関連するライブラリ内に必要なときに、ユニット、設備、制御、及び表示モジュール・クラス・オブジェクトを生成する。コンフィギュレーション・エンジニアは、もし望まれるのであれば、制御及び表示モジュール・クラスのようなより低い範囲のエンティティで始めることが可能であり、その後、より低い範囲のエンティティを使用又は参照する設備及びユニットモジュール・クラス・オブジェクトのようなより高い範囲のエンティティのためのモジュール・クラス・オブジェクトを展開することが可能である。その後、コンフィギュレーション・エンジニアは、プラント内のプロセス・エンティティの各々のための選択されたモジュール・クラス・オブジェクトに対応する実際のモジュール・オブジェクトを生成するのに必要なときに、モジュール・クラス・オブジェクトを選択又は指定することができる。複製された設備を構成するときには、コンフィギュレーション・エンジニアは、同一のモジュール・クラス・オブジェクトから、複製された設備の各実例のためのモジュール・オブジェクトを生成するであろう。したがって、コンフィギュレーション・エンジニアは、図1の反応器のための反応器ユニットモジュール・クラス・オブジェクトを生成することが可能である(そのようなその他のモジュール・クラス・オブジェクトがライブラリ内にまだ存在しない場合には、反応器ユニットモジュール・クラス・オブジェクトによって参照されたその他のモジュール・クラス・オブジェクトを生成することを含んでいる)。その後、コンフィギュレーション・エンジニアは、反応器ユニットモジュール・クラス・オブジェクトから、図1の反応器Reactor#01,Reactor#02,及びReactor#03の各々のための反応器ユニットモジュール・オブジェクトを生成することによってプロセスを構成することが可能である。
モジュール・クラス・オブジェクトから一又は複数のモジュール・オブジェクトを生成した後で、コンフィギュレーション・エンジニアは、モジュール・オブジェクト(サブオブジェクト又は参照されるオブジェクトを含む)をプラント内の特定の設備に結び付けることが可能である。ユニットモジュール・オブジェクトが単一のユニットモジュール・クラス・オブジェクトと関連しているので、種々のユニットモジュール・オブジェクトのための別名、パラメータ、及びその他の変数は、例えば、スプレッドシート・アプリケーションのようなバルク処理アプリケーションをともに使用して指定することができる。もちろん、モジュール・オブジェクトを特定の設備に結び付けることによって、コンフィギュレーション・エンジニアは、プロセス・プラント10の運転中に制御アクティビティを実行するコントローラ12内の制御ルーチン又は制御モジュールによって使用されるコントロール変数及び通信経路名を、又は、プロセス・プラント10の運転中に例えばワークステーション14内の表示ルーチンによって使用される表示変数を実際に指定する。結び付けアクティビティが完了した後で、コンフィギュレーション・エンジニアは、結び付けられた制御ルーチンをコントローラ12へ、また、結び付けられた表示ルーチンをワークステーション14へダウンロードすることが可能である。
図8乃至図16は、コンフィギュレーション・エンジニアがプロセス・プラント10を構成するためにモジュール・クラス・オブジェクトを生成及び使用する処理中に、図1のコンフィギュレーション・アプリケーション50によって生成されることが可能な画面表示を示している。理解されるように、図8乃至図16における画面表示の大部分は、画面左側のエクスプローラ式表示を含んでおり、それは、プロセス・プラント10のコンフィギュレーションを示す組織的なツリー構造を提供する。同様に、図8乃至図16の画面表示の大部分は、その右側の一又は複数の情報表示を含んでいる。これらの情報表示は、エクスプローラ式表示における要素の選択された1つに関するさらに詳しい情報を提供する。情報表示においてユーザに表示することができるか又はユーザによって変更されることができる情報は、種々のモジュール・クラス・オブジェクト又はそのサブ要素の各々のために設定された図6及び図7の制御及びセキュリティ・パラメータ534,536,538,540,572,574,580,及び582によって決定又は制御されることが可能である。したがって、エクスプローラ式表示内の特定の要素は、表示可能であってもよいし、また、モジュール・クラス・オブジェクト内に設定され、エクスプローラ式表示内に示されたモジュール・オブジェクトに伝播されたセキュリティ及び制御パラメータに基づいて表示又は変更するためにユーザに露出されてもよい。もちろん、先に説明したように、情報は、常に隠されていてもよいし、ユーザがパスワード又はその他のセキュリティ・コードを入力することによってのみ表示可能又は変更可能であってもよいし、常に表示して変更可能でないようにしてもよいし、常に表示可能及び変更可能、あるいは、これら又はその他のセキュリティ及び変更パラメータの任意のその他の組み合わせであってもよい。さらに、もし望まれるのであれば、要素の表示可能性又は変更可能性は、要素がより詳細に表示されるか又は変更されることができることをユーザに知らしめるための、強調表示、グレイアウト、色、又はその他の技術を使用して、エクスプローラ式表示において示されることが可能である。
図8において、画面表示600は、表示の左側に示されたエクスプローラ式コンフィギュレーション表示602の部分を含んでいる。エクスプローラ式表示602の部分は、ユニットモジュール・クラス・オブジェクト604、設備モジュール・クラス・オブジェクト606、及び制御モジュール・クラス・オブジェクト608を含む多数のモジュール・クラス・オブジェクトを記憶するライブラリを示している。反応器ユニットモジュール・クラス・オブジェクト610(それらは、図6の反応器ユニットモジュール・クラス・オブジェクト410に対応することが可能である)は、ユニットモジュール・クラス・ライブラリ604内に記憶され、投入(Dose)、混合(Mix)、排出(Drain)、及び洗浄(Flush)フェーズ・クラス・オブジェクト、酸(Acid)、アルカリ(Alkali)、水(Water)、及び出口(Outlet)設備モジュール・クラス・オブジェクト、注入(Water#In)及びレベルメータ(Level#Meter)制御モジュール・クラス・オブジェクト、及び望まれるようなその他のオブジェクトを含む多数のサブ要素の表示を含んでいる。したがって、ユニットモジュール・クラス・ライブラリ604に定義されるように、反応器(Reactor)ユニットモジュール・クラス・オブジェクト610は、設備モジュール・クラス・オブジェクト及び制御モジュール・クラス・オブジェクトの表示と同様に、フェーズ・クラスの表示も含んでいる。反応器(Reactor)ユニットモジュール・クラス・オブジェクト610が画面600内で選択されているので、その要素は、画面600の右側612により詳細に示されている。
さらに、設備モジュール・クラス・ライブラリ606は、トータライザ設備モジュール・クラス・オブジェクト614(図7のトータライザ設備モジュール・クラス・オブジェクト416に対応する)と、反応器出口(Reactor#Outlet)設備モジュール・クラス・オブジェクト616とを含んでいる。トータライザ設備モジュール・クラス・オブジェクト614は、Command#00001、Command#00002,及びCommand#00003と呼ばれるアルゴリズム(図7のアルゴリズム564のうちの1つのような)の3つの異なる部分を含んでいる。さらに、モジュール・クラス・オブジェクト614は、粗バルブ(Coarse#Valve)及び細バルブ(Fine#Valve)(on/offタイプ制御モジュール・クラス・オブジェクトである)と呼ばれる制御モジュール・オブジェクトと、流量計(Flow#Meter)(流量計タイプ制御モジュール・クラス・オブジェクトである)とへの参照を含んでいる。さらに、反応器出口(Reactor#Outlet)設備モジュール・クラス・オブジェクト616は、State#00001,State#00002,及びState#00003,目標(Target),駆動(Drive)、監視(Monitor)及びリードバック(Readback)モジュール、及び出口(Outlet),排出(Drain)及び製品(Product)バルブ制御モジュール・オブジェクト(on/off制御モジュール・クラス・オブジェクトのタイプのモジュールブロックの表示又は該モジュールブロックへの参照であってもよく、また、出口(Outlet),排出(Drain)及び製品(Product)と名付けられるか、又は単純なオブジェクトであってもよい)と呼ばれる種々の状態を有する状態駆動制御アルゴリズムを含んでいる。トータライザ(Totalizer)及び反応器出口(Reactor#Outlet)モジュール・クラス・オブジェクト614及び616と関連するコマンド及び状態駆動アルゴリズムは、任意の所望のルーチンであることが可能であり、それらのコマンドと共に使用される設備モジュール・クラス・オブジェクト内の制御モジュール・オブジェクトを参照することが可能である。特に、設備モジュール・クラス・オブジェクトのCDA又はSDAコマンド・アルゴリズムは、アルゴリズムを実行するときに一設備が操作されるべきかを示すためにそれらのモジュールの名前を組み込むことによって、制御モジュール(又はその他の設備モジュール)を参照する表現又はアクションを含むことが可能である。これらのアルゴリズム内の制御モジュール(又は別の設備モジュール)の名前の使用は、該アルゴリズムが配置される設備モジュール・オブジェクトによって参照されるか又は該設備モジュール・オブジェクトと関連する制御モジュール・オブジェクトを指定し、特定の名前は、設備モジュール・オブジェクトが設備モジュール・クラス・オブジェクトから生成されるときに結び付けられるか又は例示化されるであろう。
図9は、トータライザ設備モジュール・クラス・オブジェクト614が、Command#00002,Command#00003,及びCommand#00099を有するコマンド駆動アルゴリズムを含む、それと関連する実行ロジックを示すために拡張されているコンフィギュレーション画面620を示している。画面620の右側622に示されているように、実行ロジック制御ルーチンに関する情報はより詳細に提供される。特に、Command#00002は、トータライザを通じた正確な又は細かい流れを制御するのに使用されるトータライズ・アキュレイト・ルーチン(totalize accurate routine)である。Command#00003は、トータライザを通じた速い流れを制御するか又は提供するのに使用されるトータライズ・ファースト・ルーチン(totalize fast routine)であり、また、Command#00099は、トータライザをリセットするリセット・ルーチン(reset routine)である。画面620中の監視(Monitor)ブロックは、監視アクティビティを提供する実行ロジックと関連する機能ブロックである。図8及び図9から理解されるように、ライブラリ604,606,及び608内のモジュール・クラス・オブジェクト内の要素の各々は、サブオブジェクト及びサブ要素であり、及び、或る場合又はすべての場合には、これらのサブ要素は、プロセス・プラント10の運転中に、コントローラ又はワークステーションのようなコンピュータによって実行される制御ルーチン又は表示ルーチンを参照するか又は含んでいる。しかしながら、モジュール・クラス・オブジェクト内の制御及び表示ルーチン並びにその他の設備の参照は、それらがプラント10内の実際の個々の設備に結び付けられないか又は結び付けられないように事実上包括的である。
図10は、トータライザ設備モジュール・クラス・オブジェクト614の実行ロジックにおけるCommand#00002ルーチンの詳細を示すさらなる画面表示630を示している。連続する機能チャート・プログラミング・エディタ634から開発されたポップアップ・ウィンドウ632において示されているように、Command#00002ルーチンは、一連のステップを含んでおり、各ステップは、一連のアクションを含んでいる。Command#00002ルーチンの第1ステップ(S1)の第1アクション(A1)だけが、ウィンドウ632において示されている。注記するように、Command#00002ルーチンの第1ステップの第1アクションは、流量計(Flow#Meter)制御モジュール・オブジェクト・パラメータをリセット(Reset)から「真(True)」に設定し、そして、変数SPの条件に基づいて、粗バルブ(Coarse#Valve)制御モジュール・オブジェクト(又はモジュール・ブロック)の目標状態(Target#State)パラメータを「バルブ開(Valve:Open)」に設定し、細バルブ(Fine#Valve)制御モジュール・オブジェクト(又はモジュール・ブロック)の目標状態(Target#State)パラメータを「バルブ開(Valve:Open)」に設定する。Command#00002ルーチンのこの区域は、この時点で包括的にトータライザ設備モジュール・クラス・オブジェクトに関連する流量計(Flow#Meter)、粗バルブ(Coarse#Valve)、及び細バルブ(Fine#Valve)制御モジュール・オブジェクト(又はモジュール・ブロック)を参照するが、トータライザ設備モジュール・クラス・オブジェクトから生成された任意の実際のトータライザ設備モジュール・オブジェクトのCommand#0002ルーチンは、トータライザ設備モジュール・オブジェクトの一部内に又は該一部として生成された制御モジュール・オブジェクトの実際の名前を参照することは理解されるであろう。
図11は、図8の反応器(Reactor)ユニットモジュール・クラス・オブジェクト610において使用又は参照されることが可能である投入(Dose)フェーズ・クラス642と関連する制御アルゴリズムの詳細を示す画面表示640を示している。特に、投入(Dose)フェーズ・クラス642は、中止(Abort)、失敗(Fail)、保持(Hold)、再始動(Restart)、及び実行(Run)を含む1組の種々の一般的な制御アクションを含んでいる。実行アクション(ロジック実行(Run#Logic)と呼ばれる)と関連するロジックは、ステップ1(S1)、ステップ2(S2)、及びステップ3(S3)、2つのトランジションT1及びT2、並びに終了のような、画面区域644内で示される一連のステップを含んでいる。連続する機能チャートエディタ646は、ブロック図形式でステップ及びトランジションをグラフィカルに示している。ポップアップ画面648は、ステップ1(S1)のアクション1(Action 1)(A1)と関連する実際の制御ロジックを示している。特に、画面648中の実行ロジック(ロジック・エディタである)は、反応器のために、共有水ヘッダを確保するアクションを含んでおり、水注入(water#in)バルブを開き、次に、反応器と関連するトータライザをすべてリセットする。
投入(Dose)フェーズ・クラスが反応器と無関係に記述されているので、それは、ランタイムで又はその前に指定されるが、もちろん、反応器ユニットモジュール・クラス・オブジェクト中に指定することができない設備を参照するために、別名を使用する。しかしながら、制御アルゴリズム648内で使用される実際の装置又はその他のプロセス要素への参照は、この反応器ユニットモジュール・クラス・オブジェクトの場合には、同一のユニットモジュール・クラス・オブジェクト内に配置されるようなそれらの装置へのものである。制御アルゴリズム648においては、別名は#印によって示され、その結果、同一のモジュール(つまり、ユニットモジュール・クラス・オブジェクト610)内の制御モジュール内では、#水注入(WATER#IN)#が水に対する別名である。同様に、#水(WATER)#、#酸(ACID)#、及び#アルカリ(ALKALI)#の記号は、反応器(Reactor)ユニットモジュール・クラス・オブジェクト610内の水(Water)、酸(Acid)、及びアルカリ(Alkali)トータライザモジュール・ブロックを参照している。もちろん、トータライザ及び反応器出口設備モジュール・クラス・オブジェクト、及びon/offバルブ制御モジュール・クラス・オブジェクトが、対応するトータライザ及び反応器設備モジュール・オブジェクト(例えば、Alkali1、Acid1などと名付けられている)、及びon/off制御モジュール・オブジェクト(例えば、Coarse#Valve1、Fine#Valve1、Outlet1などと名付けられている)を介して反応器ユニットモジュール・クラス・オブジェクトと関連し、それで、そのユニット・クラス・オブジェクトの論理的な部分になることは理解されるであろう。
図12は、反応器出口(Reactor#Outlet)設備モジュール・クラス・オブジェクト616がより詳細に示されている画面表示650を示している。反応器出口(Reactor#Outlet)設備モジュール・クラス・オブジェクト616と関連するロジック実行(Run#Logic)は、駆動(Drive)要素、監視(Monitor)要素、そして、重要なのは、反応器出口(Reactor#Outlet)設備モジュール・クラス・オブジェクト616と関連するバルブを制御するのに使用される4つの別個の状態を有する状態駆動アルゴリズムを含んでいるものとして画面部分652に内示されている。右側画面部分654は、実際のバルブを開閉するのに使用される制御ブロック又は制御モジュール内の駆動パラメータの名前Drain#SP,Outlet#SP,及びProduct#SPと、排出(Drain)、出口(Outlet)及び製品(Product)と名付けられているモジュール・ブロック内の各制御モジュールTarget#Stateのための通信経路仕様とを含む駆動(Drive)アイテムに関する詳細を含んでいる。したがって、画面部分654内の駆動(Drive)詳細は、反応器出口(Reactor#Outlet)616が閉状態操作中に、排出、出口、及び製品バルブのがすべて閉じられ、排出操作中に、排出及び出口バルブが開かれて製品バルブが閉じられ、製品のリリース操作中に、排出バルブが閉じられて出口及び製品バルブが開かれることを示している。理解されるように、図12の画面表示650は、設備モジュール・クラス・オブジェクトのための状態駆動制御ロジックを指定する1つの方法を示し、任意のその他の所望の方法もまた同様に使用されることが可能である。
もちろん、もし望まれるのであれば、画面(図9乃至図12)のようなこれら及び同様の画面は、投入(Dose)又はその他のフェーズ・クラス内の、又はユニットモジュール・クラス・オブジェクト、設備モジュール・クラス・オブジェクト、及び表示モジュール・クラス・オブジェクトのようなその他のモジュールのうちのいずれかのための制御アルゴリズムを生成及び指定するために、そして、それによって任意の所望のモジュール・クラス・オブジェクトを生成するために、コンフィギュレーション・エンジニアによって使用されることが可能である。
上に記述されるような一又は複数のモジュール・クラス・オブジェクトを生成した後で、コンフィギュレーション・エンジニアは、プロセス・プラント10内の要素を構成するためにこれらのモジュール・クラス・オブジェクトを使用することが可能である。図13は、プロセス・プラント10のシステム構成662を示す階層的表示661を有する画面表示660を示している。システム構成662は、プロセス・プラント10のための、そして、特に、プロセス・プラント10のプロセス・エンティティを制御するのに使用するための制御戦略を指定する、制御戦略664とタイトルを付けられた区域を含んでいる。制御戦略664は、プラント10の物理的な領域へのように、論理的なグループに分けられている。Area#A 665は、表示661に示されている。Area#A 665は、塩を製造するのに使用される多数の複製された設備又は例をそこに含むことが可能である塩(Salts)と呼ばれる塩製造区域666を含んでいる。
プラント10の塩製造区域を構成するために、コンフィギュレーション・エンジニアは、図8のユニットモジュール・クラス・ライブラリ604内の反応器ユニットモジュール・クラス・オブジェクト610を選択し、そして、塩(Salts)666の下でそれをドラッグ又はそうでなければコピーして、反応器ユニットモジュール・クラス・オブジェクト610によって指定された形式の反応器の実例を生成するように仕向けることが可能である。この反応器は、Reactor#1ユニットモジュール・オブジェクト668として図13において示されている。コンフィギュレーション・アプリケーション50は、それが生成されたユニットモジュール・クラス・オブジェクトの名前に基づいて、しかし、コンフィギュレーション・システム内でユニークな方法に基づいてReactor#1ユニットモジュール・オブジェクト668に自動的に名前を付けることが可能である。図13において示されているように、Reactor#1ユニットモジュール・オブジェクト668は、Acid#1トータライザ設備モジュール・オブジェクト、Alkali#1トータライザ設備モジュール・オブジェクト、及びOutlet#2設備モジュール・オブジェクトを含んでおり、それらは、反応器ユニットモジュール・クラス・オブジェクト610内に指定された酸、アルカリ、及び出口モジュール・クラス・オブジェクトに対応している。さらに、Reactor#1ユニットモジュール・オブジェクト668は、モジュール・クラス・オブジェクト610によって指定されるような投入(Dose)、排出(Drain)、洗浄(Flush)、及び混合(Mix)ユニットフェーズ(フェーズ・クラスから展開される)を含んでいる。別名解消テーブルは、別名(Aliases)と呼ばれるモジュール内に提供され、Reactor#01ユニットモジュール・オブジェクト668内のいかなる場所の制御ルーチンにおいて使用される別名のための解消リストを含んでいる。Reactor#1ユニットモジュール・オブジェクト668内の別名解消テーブルは、これらの制御ルーチンが、プロセス・プラント10内の特定の設備に結び付けるために、ランタイムの前に又はその間に解消させることを可能にする。ユニットフェーズ及び別名解消テーブルの使用は、米国特許第6,385,496号に詳細に記述されており、それは、この特許の譲受人に譲渡され、これによって参照によって明らかにここに組み込まれる。さらに、Reactor#1ユニットモジュール・オブジェクト668は、Water#HDR1及びWater#Inモジュール・オブジェクトを含んでおり、それぞれ、反応器(Reactor)ユニット・クラス・オブジェクト610内に示された水(Water)トータライザ設備モジュール・クラス・オブジェクト、及び反応器(Reactor)ユニット・クラス・オブジェクト610のWater#Inon/offバルブ制御モジュール・クラス・オブジェクトに相当している。
もちろん、コンフィギュレーション・アプリケーション50は、再び、反応器ユニットモジュール・クラス・オブジェクト610の対応する要素の名前に基づいて、Reactor#1ユニットモジュール・オブジェクト668の要素に使用される名前付けスキームを自動的に付与することが可能である。Reactor#1ユニットモジュール・オブジェクト668の個々の要素の各々は、反応器ユニットモジュール・クラス・オブジェクト610から生成された。しかし、Reactor#1ユニットモジュール・オブジェクト668の個々の要素の各々は、これらの名前をユニークにする方法で生成された。
反応器ユニットモジュール・クラス・オブジェクト610に関する議論から理解されるように、Water#HDR1は、共有水ヘッダ(図1の水入口バルブ・システム110に対応している)である。その結果として、塩記号666の下での個別の設備モジュール・オブジェクトは、Water#HDR1 670と呼ばれて提供される。もちろん、コンフィギュレーション・エンジニアは、その要素を画面区域661にコピー又はドラッグすることによって、図8のトータライザ設備モジュール・クラス・オブジェクト614からWater#HDR1 670モジュール・オブジェクトを生成することが可能である。この場合において期待されるように、共有水ヘッダWater#HDR1 670は、特定のon/offバルブ制御モジュール・オブジェクト(Coarse#Valve4及びFine#Valve4と名付けられている)と、特定の流量計制御モジュール・オブジェクト(Flow#Meter4と名付けられている)とを含んでいるように示されており、それらは、図8のトータライザ設備モジュール・クラス・オブジェクト614の粗バルブ(Coarse#Valve)、細バルブ(Fine#Valve)、及び流量計(Flow#Meter)制御モジュール・クラス・オブジェクトに対応している。さらに、Reactor#1モジュール・オブジェクト668内のWater#HDR1の参照は、Water#HDR1設備モジュール・オブジェクト670を参照している。
もちろん、設備又は制御モジュールのいずれも、共有又は非共有モジュール・オブジェクトとして、ユニットモジュール・クラス・オブジェクト内に指定することができる。非共有モジュール・オブジェクトは、非共有モジュール・オブジェクトが生成される、より高いレベルのモジュール・オブジェクトによって完全に所有される。共有モジュール・オブジェクトは、複数のより高いレベルのモジュール・オブジェクトに所有されるか又は該モジュール・オブジェクトと関連している。モジュール・オブジェクトの共有又は非共有の性質は、エクスプローラ式表示におけるモジュール・オブジェクトの図示に影響する。特に、非共有モジュール・オブジェクトの記号は、モジュール・オブジェクトが制御戦略内のより高いレベルのオブジェクトの下でのみ示されることに帰着するが、共有モジュール・オブジェクトの記号は、共有モジュール・ブロック又はモジュール・オブジェクトがエクスプローラ式の階層中のスタンドアローンのモジュール・オブジェクトと同様に、その要素を共有する、より高いレベルのモジュール・オブジェクトの各々の下で示されることに帰着する。
理解されるように、コンフィギュレーション・エンジニアは、反応器ユニットモジュール・クラス・オブジェクト610を単にコピーすることによって、及び、反応器ユニットモジュール・クラス・オブジェクト610内に指定されるすべての要素を有するその実例(反応器ユニットモジュール・オブジェクト668)を生成することによって、反応器全体のためのコンフィギュレーション・システムの制御戦略区域664内に制御戦略を生成することが可能である。しかしながら、個々のユニット、そして、特に、反応器ユニットモジュール・オブジェクト668の制御要素は、モジュール・オブジェクトからモジュール・オブジェクトへと変化する入力/出力記号を使用して、及び、モジュール・オブジェクトがプロセス・プラントに結び付けられる方法をコンフィギュレーション・エンジニアが指定することを可能にするように生成され得るコンフィギュレーション・ダイアログ・ボックスを使用して、プロセス・プラント10内の特定のエンティティに結び付けられるか又は結び付けられることが可能である。また、上に示されているように、生成された反応器モジュール・オブジェクト668は、依然として、反応器ユニットモジュール・クラス・オブジェクト610に接続されているか又は該反応器ユニットモジュール・クラス・オブジェクト610によって所有されており、その結果として、反応器ユニットモジュール・クラス・オブジェクト610内になされた変更は、もしそう望まれるならば、自動的に、Reactor#1モジュール・オブジェクト668に伝播及び反映されることができる。いずれにせよ、コンフィギュレーション・エンジニアは、親モジュール・クラス・オブジェクトからの変更を認めるか又は拒否するために、グローバル(オブジェクト)単位又は要素単位のいずれかで、Reactor#1ユニットモジュール・オブジェクト668のような、生成されたモジュール・オブジェクトを変更するか又は個々に調整することが可能である。
画面660の右側部分672は、Reactor#1モジュール・オブジェクト668(区域661内で選択された要素であるような)内の要素のすべてと関連するパラメータ、警報などと、それと関連する値、フィルタリング、及びその他の情報を示すか又はリスト化している。もちろん、コンフィギュレーション・エンジニアは、Reactor#1モジュール・オブジェクト668の要素の各々のためのこのデータを望むように変更又は指定することが可能であり、それによって、任意の所望の方法でモジュール・クラス・オブジェクトから生成された個々のモジュール・オブジェクトを調整する。
図14は、Reactor#1ユニットモジュール・オブジェクト668のAcid1設備モジュール・オブジェクト682のコンフィギュレーションを示す画面表示680を示している。図14においてAcid1設備モジュール・オブジェクト682が選択されているので、その要素は、画面680の右側部分684において示されている。これらの要素は、Coarse#Valve1,Fine#Valve1,及びFlow#Meter1制御モジュール・オブジェクトと、露出されたパラメータとを含んでいる。
ポップアップ画面686は、これらのサブ・モジュール・オブジェクトが発生又は生成されるモジュール・クラスと同様に、Acid1設備モジュール・オブジェクトと関連するサブ・モジュール・オブジェクトに関する情報を提供する。特に、Acid1設備モジュール・オブジェクトは、トータライザ設備モジュール・クラス・オブジェクトに属し、Coarse#Valve1及びFine#Valve1モジュール・オブジェクトは、図8のライブラリ区域608からのOn#Off#Valve制御モジュール・クラス・オブジェクトに属し、そして、Flow#Meter1モジュール・オブジェクトは、図8のライブラリ区域608におけるFlow#Meter制御モジュール・クラス・オブジェクトに属している。
Acid1コンフィギュレーション・ポップアップ画面686のタブ付きの表示もまた、パラメータ、IO(入力/出力)、警報、及びFieldbus記号を含んでいる。パラメータ・タブは、Reactor#1モジュール・オブジェクト668のAcid1トータライザの要素の各々のパラメータにおいて指定するか又は満たすのに使用されることが可能である。IOタブは、Reactor#1モジュール・オブジェクト668のAcid1トータライザモジュール・オブジェクト682の要素の各々間の入力/出力接続を指定し、それによって、それらの個々の要素をプロセス・プラント10内の実際の設備に結び付けるのに使用されることが可能である。もし望まれるのであれば、これらの結び付けは、モジュール・オブジェクト(任意のレベルで)のすべての要素と、プロセス・プラント10内の実際の要素との間の相互接続をグローバル又はバルク単位で指定するために、図15において示されているようなスプレッドシート・アルゴリズム又はプログラムを使用して指定されることが可能である。図15のスプレッドシート表示688は、コンフィギュレーション・エンジニアが、同時に、種々のトータライザ設備モジュールからの粗バルブをプロセス・プラント10内の設備に結び付けることを可能にするスプレッドシート表示を示している。この場合、IO#Outパス名及びIO#Readbackパス名は、VLV-101A,VLV-201A,VLV-301A,及びVLV-401Aと名付けられたバルブに対して指定される。しかしながら、もし望まれるのであれば、同一のモジュールの種々の要素がバルク方法で指定されることができる。
図14を再び参照して、ポップアップ画面686の警報タブは、Acid#1モジュール・オブジェクトと関連する警報を指定又は構成するのに使用されることが可能であり、Fieldbusタブは、必要なときに、特定のFieldbusデバイスの接続を指定するのに使用されることが可能である。もちろん、同様のコンフィギュレーション画面は、Reactor#1モジュール・オブジェクト668内のその他のモジュール・オブジェクトのために、又はReactor#1モジュール・オブジェクト668全体のために使用されることができる。同様に、同一の又は同様のコンフィギュレーション画面は、その他のモジュール・オブジェクトに対して使用されることが可能である。コンフィギュレーション画面が、ユニットモジュールのレベル、設備モジュールのレベル、制御モジュールのレベルなどを含むモジュール・オブジェクトの任意のレベルで表示又は使用されることが可能であることは理解されるであろう。
図16は、プロセス・プラント10のためのコンフィギュレーション・システムのエクスプローラ式表示661を含む画面表示690を示しており、該画面表示690においては、図8の反応器ユニットモジュール・クラス・オブジェクト610からコピー又は生成されるような、コンフィギュレーション・エンジニアがReactor#1#1と呼ばれるさらなる反応器モジュール・オブジェクト692を追加している。もちろん、Reactor#1#1モジュール・オブジェクト692を生成するときには、コンフィギュレーション・エンジニアは、種々のパラメータ、種々の装置への種々の接続、そして、その個々のサブ要素において使用される種々の制御ルーチンでさえも指定することが可能である。図16において示されているように、Reactor#1#1モジュール・オブジェクトは、Acid2,Alkali2,及びOutlet4設備モジュール・オブジェクトを含む、図8の反応器(Reactor)ユニットモジュール・クラス・オブジェクト610内の設備モジュール・クラス・オブジェクトの各々に対するサブオブジェクトを含んでいる。さらに、Reactor#1#1モジュール・オブジェクトは、Water#In2及びLevel#Meter2制御モジュール・オブジェクトと、Water#HDR1と名付けられた共有設備モジュール・オブジェクトへの参照と、投入(Dose)、排出(Drain)、洗浄(Flush)、及び混合(Mix)ユニットフェーズとを含んでいる。Reactor#1#1モジュール・オブジェクト692のみと関連するサブオブジェクトは、Water#HDR1モジュール・オブジェクトのような共有ユニットが共有水ヘッダの名前で示されている一方で、ユニークな名前を与えられる。
同様の方法で、コンフィギュレーション・エンジニアが、その他のユニットモジュール・クラス・オブジェクト、設備モジュール・クラス・オブジェクト、及び制御モジュール・クラス・オブジェクトと同様に、そこに記述された原理に従って、プロセス制御環境内のユニット、設備、制御要素及び表示要素のコンフィギュレーション要素を生成するために表示モジュール・クラス・オブジェクトを使用してもよいことは理解されるであろう。さらに、これらのモジュール・クラス・オブジェクトの使用(それは本質的にかなり詳述することができる)が、コンフィギュレーションを生成することの大きな利点をコンフィギュレーション・エンジニアに提供することは理解されるであろう。なぜならば、エンジニアが個々の制御要素のそれぞれを別々に生成する必要がないか、又は、個々の制御要素のぞれぞれを別々に制御テンプレートからコピーする必要がないが、代わりに、プロセス・プラント10を構成する際に使用されるより大きなバルク・コンフィギュレーション・アイテムを生成するために、より高いレベル又は範囲で提供されるモジュール・クラス・オブジェクトを使用することができるからである。
さらに、コンフィギュレーション・エンジニアは、ユニットモジュール・クラス・オブジェクトのうちの一又は複数を変更することによって、及び、それらの変更を、それらのユニットモジュール・クラス・オブジェクトから生成され且つ該ユニットモジュール・クラス・オブジェクトと関連するモジュール・オブジェクトの各々に伝播させることによって、グローバル単位で種々のプロセス・エンティティのコンフィギュレーションの要素に変更を加えることが可能である。この特徴は、コンフィギュレーションが既に生成された後におけるコンフィギュレーション内の変更をより容易で消費時間を少なくする。さらに、コンフィギュレーション・エンジニアは、モジュール・クラス・オブジェクト内にセキュリティ・パラメータを設定することによって、コンフィギュレーション・システム内のモジュール・オブジェクトの種々の要素又はコンポーネントへのアクセス・レベルを指定することが可能である。上述されるように、コンフィギュレーション・エンジニアは、ユニットモジュールのレベル、設備モジュールのレベル、制御モジュールのレベル、及び表示モジュールのレベルのように、任意のレベルでモジュール上のセキュリティをモジュール単位で指定することが可能である。この方法においては、ユニットモジュール・オブジェクトの或る要素は見えるかも知れない一方で、その他は見えないかもしれない。
もちろん、一度、コンフィギュレーション・システムが完成され、モジュール・オブジェクトがプロセス・プラント10内の個々のプロセス・エンティティに結び付けられると、制御及び表示モジュール又はこれらのモジュールと関連する要素は、プロセス・プラント10の運転中の実行のために、図1の適切なコントローラ12及びワークステーション14にダウンロードされることが可能である。
実施されるときには、ここに記述されたソフトウェアのうちのいずれも、磁気ディスク、レーザ・ディスク、又はその他の記憶媒体、コンピュータ又はプロセッサのRAM又はROMなどのような任意のコンピュータが読み取り可能なメモリに記憶されることが可能である。同様に、このソフトウェアは、例えば、コンピュータが読み取り可能なディスク又はその他の運搬可能なコンピュータ記憶装置機構、又は、電話線、インターネット、ワールド・ワイド・ウェブ、任意のその他のローカル・エリア・ネットワーク又は広域ネットワークなどのような通信チャネル(その伝送は、運搬可能な記憶媒体を通じてそのようなソフトウェアを提供するのと同一又は互換性のあるものとして見られる)を含む任意の公知の又は所望の伝送方法を使用して、ユーザ、プロセス・プラント、又はオペレータ・ワークステーションに伝送されることが可能である。さらに、このソフトウェアは、変調又は暗号化なしに直接提供されることが可能であるか、又は、通信チャネル上に送信される前に、任意の適切な変調搬送波及び/又は暗号化技術を使用して変調及び/又は暗号化されることが可能である。
本発明が、特定の例に関して記述されているが、それらは例示を意図するのみであって、本発明を限定するものではない。当業者にとっては、追加又は削除が本発明の精神及び範疇から逸脱することなく開示された実施の形態になされ得ることは明白であろう。
プロセス・プラントのための制御及び表示アクティビティを構成するためにモジュール・クラス・オブジェクトを使用するコンフィギュレーション・アプリケーションを実行するオペレータ・ワークステーションを含むプロセス・プラント内に配置された分散型プロセス制御ネットワークのブロック図である。 図1の反応器ユニットの図である。 図2の反応器ユニットにおいて使用されるトータライザ設備エンティティの図である。 図2の反応器ユニットにおいて使用される出口バルブ・システムの図である。 モジュール・クラス・オブジェクトと、モジュール・クラス・オブジェクトのユニット、設備、制御、及び表示タイプのための関連するモジュール・オブジェクトとの間の相互関係を示す論理的な図である。 図1のプラント内の反応器のためのコンフィギュレーション・アクティビティを実行するのに使用されることができる反応器ユニットモジュール・クラス・オブジェクトの論理的な図である。 図1のプラント内のトータライザのためのコンフィギュレーション・アクティビティを実行するのに使用されることができるトータライザ設備モジュール・クラス・オブジェクトの論理的な図である。 モジュール・クラス・オブジェクトを使用してプロセス・プラントを構成するためにコンフィギュレーション・オペレータによって使用されることが可能である第1のコンフィギュレーション画面の図である。 モジュール・クラス・オブジェクトを使用してプロセス・プラントを構成するためにコンフィギュレーション・オペレータによって使用されることが可能である第2のコンフィギュレーション画面の図である。 モジュール・クラス・オブジェクトを使用してプロセス・プラントを構成するためにコンフィギュレーション・オペレータによって使用されることが可能である第3のコンフィギュレーション画面の図である。 モジュール・クラス・オブジェクトを使用してプロセス・プラントを構成するためにコンフィギュレーション・オペレータによって使用されることが可能である第4のコンフィギュレーション画面の図である。 モジュール・クラス・オブジェクトを使用してプロセス・プラントを構成するためにコンフィギュレーション・オペレータによって使用されることが可能である第5のコンフィギュレーション画面の図である。 モジュール・クラス・オブジェクトを使用してプロセス・プラントを構成するためにコンフィギュレーション・オペレータによって使用されることが可能である第6のコンフィギュレーション画面の図である。 モジュール・クラス・オブジェクトを使用してプロセス・プラントを構成するためにコンフィギュレーション・オペレータによって使用されることが可能である第7のコンフィギュレーション画面の図である。 モジュール・クラス・オブジェクトを使用してプロセス・プラントを構成するためにコンフィギュレーション・オペレータによって使用されることが可能である第8のコンフィギュレーション画面の図である。 モジュール・クラス・オブジェクトを使用してプロセス・プラントを構成するためにコンフィギュレーション・オペレータによって使用されることが可能である第9のコンフィギュレーション画面の図である。
符号の説明
10 プロセス・プラント(プロセス制御プラント)
12,12a プロセス・コントローラ
14 オペレータ・ワークステーション
15 イーサネット(登録商標)接続又はバス
18 通信線又はバス
19 プロセス制御ルーチン(制御モジュール又はブロック)
20,22 メモリ
21,24 プロセッサ
25 コンフィギュレーション・データベース
50 コンフィギュレーション・アプリケーション
52 モジュール・クラス・オブジェクト
53,54,55,56 実例(モジュール・オブジェクト)
100 タンク(反応器、容器)
101 入力バルブ・システム(トータライザ)
101a 粗バルブ
101b 細バルブ
101c 流量計
102 アルカリ入力バルブ・システム(トータライザ)
102a 粗バルブ
102b 細バルブ
102c 流量計
103 入力バルブ・システム(トータライザ)
104 出口バルブ・システム
104a メイン出口バルブ
104b 製品バルブ
104c 排出バルブ
105 センサ(レベルメータ、レベルセンサ)
110 共有ヘッダ・バルブ・システム(共有水ヘッダ、入力バルブ・システム、水入力バルブ・システム、水入口バルブ・システム、トータライザ)
110a 粗バルブ
110b 細バルブ
200 反応器
201,202,203 入力バルブ・システム
204 出口バルブ・システム
205 レベルセンサ(レベルメータ)
300 反応器
301,302,303 入力バルブ・システム
304 出口バルブ・システム
305 レベルセンサ(レベルメータ)
400 ユニットモジュール・クラス
402 設備モジュール・クラス
404 制御モジュール・クラス
406 表示モジュール・クラス
410 反応器ユニットモジュール・クラス・オブジェクト
412 包装機ユニットモジュール・クラス・オブジェクト
414 乾燥機ユニットモジュール・クラス・オブジェクト
416 トータライザ設備モジュール・クラス・オブジェクト
418 出口バルブ設備モジュール・クラス・オブジェクト
422 on/offバルブ制御モジュール・クラス・オブジェクト
424 レベルセンサ制御モジュール・クラス・オブジェクト
426 流量計制御モジュール・クラス・オブジェクト
432 警報表示モジュール・クラス・オブジェクト
434 画面表示モジュール・クラス・オブジェクト
436 診断表示モジュール・クラス・オブジェクト
500 タンク
501,502 トータライザ(ブロック)
503 water#inバルブ
504 出口オブジェクト
510 水トータライザモジュール・クラス・オブジェクト
524 ボックス(フェーズ・クラス・オブジェクト)
526 区域(ユニットモジュール・クラス・オブジェクト)
530 方法
534 グローバル変更パラメータ(セキュリティ・パラメータ)
536 変更パラメータ(セキュリティ・パラメータ)
538 グローバル・セキュリティ・パラメータ
540 セキュリティ・パラメータ
560 トータライザ警報表示モジュール・クラス・オブジェクト
564 アルゴリズム(コマンド)
566 設備モジュール・オブジェクト
570 方法
572 グローバル変更パラメータ(セキュリティ・パラメータ)
574 変更パラメータ(セキュリティ・パラメータ)
580 グローバル・セキュリティ・パラメータ
582 セキュリティ・パラメータ
600 画面表示(画面)
602 エクスプローラ式コンフィギュレーション表示
604 ユニットモジュール・クラス・オブジェクト(ユニットモジュール・クラス・ライブラリ)
606 設備モジュール・クラス・オブジェクト(設備モジュール・クラス・ライブラリ)
608 制御モジュール・クラス・オブジェクト(制御モジュール・クラス・ライブラリ)
610 反応器ユニットモジュール・クラス・オブジェクト
612 画面右側
614 トータライザ設備モジュール・クラス・オブジェクト
616 設備モジュール・クラス・オブジェクト
620 コンフィギュレーション画面
622 画面右側
630 画面表示
632 ポップアップ・ウィンドウ
634 機能チャート・プログラミング・エディタ
640 画面表示
642 フェーズ・クラス
644 画面区域
646 機能チャートエディタ
648 ポップアップ画面(制御アルゴリズム、制御ルーチン)
650 画面表示
652 画面部分
654 右側画面部分
660 画面表示(画面)
661 階層的表示(画面区域、エクスプローラ式表示)
662 システム構成
664 制御戦略
666 塩製造区域(塩記号)
668 Reactor#1ユニットモジュール・オブジェクト(Reactor#01ユニットモジュール・オブジェクト、反応器ユニットモジュール・オブジェクト)
670 Water#HDR1設備モジュール・オブジェクト
672 画面右側部分
680 画面表示(画面)
682 Acid1設備モジュール・オブジェクト(Acid1トータライザモジュール・オブジェクト)
684 画面右側部分
686 Acid1コンフィギュレーション・ポップアップ画面
688 スプレッドシート表示
690 画面表示
692 反応器モジュール・オブジェクト(Reactor#1#1モジュール・オブジェクト)

Claims (53)

  1. 一又は複数のプロセス要素から成る複数のプロセス・エンティティを設けたプロセス・プラント(10)を構成するためにプロセッサ(24)上で実行されるコンフィギュレーション・システムであって、
    コンピュータが読み取り可能なメモリ(22)と、
    前記プロセス・プラント(10)内の特定のプロセス・エンティティと結び付けられていないが一又は複数のプロセス要素と関連付けられてその情報を含んでいるモジュール・クラス・オブジェクト(52)(410)を記憶するライブラリと、
    前記プロセッサ(24)上で実行されるように構成されたコンフィギュレーション・ルーチンとを具備し、
    前記コンフィギュレーション・ルーチンは、前記コンピュータが読み取り可能なメモリ(22)上に記憶され、当該コンフィギュレーション・ルーチンを実行した前記プロセッサ(24)が、
    ユーザに前記プロセス・プラント(10)のコンフィギュレーションを表わすコンフィギュレーション画面を表示し、
    前記モジュール・クラス・オブジェクト(52)(410)から、各々が一又は複数のプロセス要素と関連づけられてその情報を含む一又は複数のモジュール・オブジェクト(53)(54)(55)(56)を生成し、
    前記コンフィギュレーション画面内に前記一又は複数のモジュール・オブジェクト(53)(54)(55)(56)の情報を表示し、
    ユーザが1又は2以上のモジュール・オブジェクト(53)(54)(55)(56)をコンフィギュレーション画面内に設定し、各モジュール・オブジェクト(53)(54)(55)(56)について1又は2以上のプロセス要素に関連するプロセス・プラント(10)内の特定のプロセス・エンティティを特定することを可能にし
    前記モジュール・オブジェクトの少なくとも1つからプログラムを生成し、該プログラムはプロセス・プラント(10)の運転中にプロセッサ(24)で実行されるように構成され、モジュール・オブジェクト(53)(54)(55)(56)の1又は2以上のプロセス要素に関連する特定のプロセス・エンティティに関する制御機能又は表示機能を付与し、それによって、モジュール・クラス・オブジェクト(52)(410)に加えられた変更は、関連するモジュール・オブジェクト(53)(54)(55)(56)に自動的に伝播され、
    前記一又は複数のモジュール・オブジェクト(53)(54)(55)(56)の各々をそれが生成された前記モジュール・クラス・オブジェクト(52)(410)と結び付けるように、構成されている、
    コンフィギュレーション・システム。
  2. 前記モジュール・クラス・オブジェクト(52)(410)は、前記モジュール・クラス・オブジェクト(52)(410)から生成された前記一又は複数のモジュール・オブジェクト(53)(54)(55)(56)への参照情報を記憶するように構成された記憶装置(526)を含んでいる請求項1記載のコンフィギュレーション・システム。
  3. 前記プロセス・エンティティは、ユニットであり、前記一又は複数のプロセス要素は、前記ユニットのサブ要素である請求項1記載のコンフィギュレーション・システム。
  4. 前記ユニットの一又は複数のサブ要素は、前記ユニットを制御するためにプロセッサ(24)上で実行される包括的制御プログラミングを含んでいる請求項3記載のコンフィギュレーション・システム。
  5. 前記ユニットの一又は複数のサブ要素は、前記プロセス・プラント(10)の運転中に前記ユニットと関連する情報を表示するためにプロセッサ(24)上で実行されるように構成された包括的表示プログラミングを含んでいる請求項3記載のコンフィギュレーション・システム。
  6. 前記プロセス・エンティティは、設備エンティティであり、前記一又は複数のプロセス要素は、前記設備エンティティのサブ要素である請求項1記載のコンフィギュレーション・システム。
  7. 前記設備エンティティの一又は複数のサブ要素は、前記設備エンティティを制御するためにプロセッサ(24)で実行される包括的制御プログラミングを含んでいる請求項6記載のコンフィギュレーション・システム。
  8. 前記設備エンティティの一又は複数のサブ要素は、前記プロセス・プラント(10)の運転中に前記設備エンティティと関連する情報を表示するためにプロセッサ(24)で実行されるように構成された包括的表示プログラミングを含んでいる請求項6記載のコンフィギュレーション・システム。
  9. 前記プロセス・エンティティは、制御要素であり、前記一又は複数のプロセス要素は、前記プロセス・プラント(10)内に制御アクティビティを提供するのに使用されるように構成された包括的制御ルーチンを含んでいる請求項1記載のコンフィギュレーション・システム。
  10. 前記プロセス・エンティティは、表示エレメントであり、前記一又は複数のプロセス要素は、前記プロセス・プラント(10)内のユーザに表示アクティビティを提供するのに使用されるように構成された包括的表示ルーチンを含んでいる請求項1記載のコンフィギュレーション・システム。
  11. 前記ライブラリは、複数のモジュール・クラス・オブジェクト(400)(402)(404)(406)を含んでおり、それらのうちの第1のモジュール・クラス・オブジェクトが、該第1のモジュール・クラス・オブジェクトと関連する前記一又は複数のプロセス要素のうちの1つとして第2のモジュール・クラス・オブジェクトの情報を含んでいる請求項1記載のコンフィギュレーション・システム。
  12. 前記第1のモジュール・クラス・オブジェクトは、前記プロセス・プラント(10)内のユニットを表わすユニットモジュール・クラス・オブジェクトであり、前記第2のモジュール・クラス・オブジェクトは、前記プロセス・プラント(10)内の設備エンティティを表わす設備モジュール・クラス・オブジェクトである請求項11記載のコンフィギュレーション・システム。
  13. 前記第1のモジュール・クラス・オブジェクトは、前記プロセス・プラント(10)内のユニットを表わすユニットモジュール・クラス・オブジェクトであり、前記第2のモジュール・クラス・オブジェクトは、前記プロセス・プラント(10)内の制御エンティティを表わす制御モジュール・クラス・オブジェクトである請求項11記載のコンフィギュレーション・システム。
  14. 前記第1のモジュール・クラス・オブジェクトは、前記プロセス・プラント(10)内のユニットを表わすユニットモジュール・クラス・オブジェクトであり、前記第2のモジュール・クラス・オブジェクトは、前記プロセス・プラント(10)内の表示エンティティを表わす表示モジュール・クラス・オブジェクトである請求項11記載のコンフィギュレーション・システム。
  15. 前記第1のモジュール・クラス・オブジェクトは、前記プロセス・プラント(10)内の設備エンティティを表わす設備モジュール・クラス・オブジェクトであり、前記第2のモジュール・クラス・オブジェクトは、前記プロセス・プラント(10)内の制御エンティティを表わす制御モジュール・クラス・オブジェクトである請求項11記載のコンフィギュレーション・システム。
  16. 前記第1のモジュール・クラス・オブジェクトは、前記プロセス・プラント(10)内の設備エンティティを表わす設備モジュール・クラス・オブジェクトであり、前記第2のモジュール・クラス・オブジェクトは、前記プロセス・プラント(10)内の表示エンティティを表わす表示モジュール・クラス・オブジェクトである請求項11記載のコンフィギュレーション・システム。
  17. 前記コンフィギュレーション・ルーチンは、さらに、一又は複数のモジュール・クラス・オブジェクトを生成し、該一又は複数のモジュール・クラス・オブジェクトを前記ライブラリ内に記憶することを可能にするように構成されている請求項1記載のコンフィギュレーション・システム。
  18. 前記コンフィギュレーション・ルーチンは、さらに、前記モジュール・クラス・オブジェクトに変更が加えられたときに、当該モジュール・クラス・オブジェクトから生成された
    前記一又は複数のモジュール・オブジェクトに前記変更を加えるように構成されている請求項1記載のコンフィギュレーション・システム。
  19. 前記一又は複数のモジュール・オブジェクトは、前記モジュール・クラス・オブジェクトになされた変更が前記モジュール・オブジェクトに伝播されるべきか否かを示す変更パラメータを含んでいる請求項1記載のコンフィギュレーション・システム。
  20. 前記モジュール・クラス・オブジェクトは、前記モジュール・クラス・オブジェクトから生成された各モジュール・オブジェクトへのセキュリティ・アクセスを指定する一又は複数のパラメータを含んでいる請求項1記載のコンフィギュレーション・システム。
  21. 前記プロセス・エンティティは、設備エンティティであり、前記一又は複数のプロセス要素は、前記設備エンティティのサブ要素であり、前記クラス・オブジェクトは、前記プロセス要素上で実行されるアルゴリズムを含んでいる請求項1記載のコンフィギュレーション・システム。
  22. 前記アルゴリズムは、状態駆動アルゴリズムである請求項21記載のコンフィギュレーション・システム。
  23. 前記アルゴリズムは、コマンド駆動アルゴリズムである請求項21記載のコンフィギュレーション・システム。
  24. 前記アルゴリズムは、暗号化されている請求項21記載のコンフィギュレーション・システム。
  25. 前記モジュール・クラス・オブジェクトは、前記モジュール・クラス・オブジェクトへのセキュリティ・アクセスを指定するセキュリティ・パラメータを含んでいる請求項21記載のコンフィギュレーション・システム。
  26. 前記モジュール・クラス・オブジェクトは、複数のセキュリティ・パラメータと、前記複数のセキュリティ・パラメータを指定することを可能にするルーチンとを含んでいる請求項25記載のコンフィギュレーション・システム。
  27. 前記モジュール・クラス・オブジェクトは、前記モジュール・クラス・オブジェクトと関連する文書への参照情報を含んでいる請求項1記載のコンフィギュレーション・システム。
  28. 一又は複数のプロセス要素から成る複数のプロセス・エンティティを設けたプロセス制御プラントを構成する方法であって、
    各々が、前記プロセス・プラント(10)内の特定のプロセス・エンティティと結び付けられていないが一又は複数のプロセス要素と関連付けられてその情報を含んでいる、一又は複数のモジュール・クラス・オブジェクト(52)を生成するステップと、
    前記プロセス・プラント(10)のコンフィギュレーションを表わすコンフィギュレーション画面を表示するステップと、
    前記モジュール・クラス・オブジェクト(52)から、各々が、前記一又は複数のプロセス要素の情報を含んでいる、一又は複数のモジュール・オブジェクト(53)(54)(55)(56)を生成するステップと、
    前記モジュール・オブジェクト(53)(54)(55)(56)の各々について、そのモジュール・オブジェクトの一又は複数のプロセス要素と関連するプロセスプラント内の特定のプロセス・エンティティを特定するステップと、
    前記コンフィギュレーション画面内に前記一又は複数のモジュール・オブジェクトの情報を表示するステップと、
    前記モジュール・オブジェクトの少なくとも1つからプログラムを生成し、前記プロセッサ(24)へダウンロードし、該プログラムはプロセス・プラント(10)の運転中にプロセッサ(24)で実行されるように構成され、モジュール・オブジェクト(53)(54)(55)(56)の1又は2以上のプロセス要素に関連するプロセス・エンティティに関する制御機能又は表示機能を付与し、それによって、モジュール・クラス・オブジェクト(52)(410)に加えられた変更は、関連するモジュール・オブジェクト(53)(54)(55)(56)に自動的に伝播されるステップと、
    前記一又は複数のモジュール・オブジェクト(53)(54)(55)(56)の各々についてそれが生成された前記モジュール・クラス・オブジェクト(52)の情報を記憶するステップと
    を有する方法。
  29. 前記モジュール・クラス・オブジェクト(52)から一又は複数のモジュール・オブジェクト(53)(54)(55)(56)を生成するステップは、前記モジュール・クラス・オブジェクト(52)と関連する前記一又は複数のモジュール・オブジェクト(53)(54)(55)(56)の情報を記憶することを含んでいる請求項28記載の方法。
  30. 前記一又は複数のモジュール・クラス・オブジェクト(52)を生成するステップは、前記プロセス・プラント(10)内の特定のユニットと結び付けられていない、該ユニットのサブ要素である一又は複数のプロセス要素を含んだユニットモジュール・クラス・オブジェクト(400)を生成することを含んでいる請求項28記載の方法。
  31. 前記ユニットモジュール・クラス・オブジェクト(400)を生成するステップは、前記ユニットのサブ要素のうちの1つとして、前記プロセス・プラント(10)内の前記ユニットを制御するのに使用される包括的制御プログラミングを指定することを含んでいる請求項30記載の方法。
  32. 前記ユニットモジュール・クラス・オブジェクト(400)を生成するステップは、前記ユニットのサブ要素のうちの1つとして、前記ユニットに関する情報を表示するのに使用される表示ルーチンを指定することを含んでいる請求項30記載の方法。
  33. 前記一又は複数のモジュール・クラス・オブジェクトを生成するステップは、前記プロセス・プラント(10)内の特定の設備エンティティと結び付けられていない、該設備エンティティのサブ要素である一又は複数のプロセス要素を含んだ設備モジュール・クラス・オブジェクトを生成することを含んでいる請求項28記載の方法。
  34. 前記設備モジュール・クラス・オブジェクトを生成するステップは、前記設備エンティティのサブ要素のうちの1つとして、前記設備エンティティを制御するのに使用される制御プログラミングを指定することを含んでいる請求項33記載の方法。
  35. 前記設備モジュール・クラス・オブジェクトを生成するステップは、前記設備エンティティのサブ要素のうちの1つとして、ユーザへ前記設備エンティティに関する情報を表示するのに使用される表示ルーチンを指定することを含んでいる請求項33記載の方法。
  36. 前記一又は複数のモジュール・クラス・オブジェクトを生成するステップは、前記プロセス・プラント(10)内の特定の制御エンティティと結び付けられていない制御モジュール・クラス・オブジェクトを生成することを含み、前記プロセス・プラント(10)の運転中に制御アクティビティを実行するのに使用される一又は複数の制御ルーチンを含んでいる請求項28記載の方法。
  37. 前記一又は複数のモジュール・クラス・オブジェクトを生成するステップは、前記プロセス・プラント(10)内の特定の表示エンティティと結び付けられていない表示モジュール・クラス・オブジェクトを生成することを含み、前記プロセス・プラント(10)の運転中に表示アクティビティを提供するのに使用される一又は複数の表示ルーチンを含んでいる請求項28記載の方法。
  38. 前記一又は複数のモジュール・クラス・オブジェクトを生成するステップは、
    第1のモジュール・クラス・オブジェクトがそれと関連する前記一又は複数のプロセス要素のうちの1つとして第2のモジュール・クラス・オブジェクトの情報を含むように、前記第1のモジュール・クラス・オブジェクトを生成することを含んでいる請求項28記載の方法。
  39. 前記プロセス・プラント(10)内の特定のユニットと結び付けられていないユニットモジュール・クラス・オブジェクトとして前記第1のモジュール・クラス・オブジェクトを生成するステップと、
    前記プロセス・プラント(10)内の特定の設備エンティティと結び付けられていない設備モジュール・クラス・オブジェクトとして前記第2のモジュール・クラス・オブジェクトを生成するステップとをさらに有する請求項38記載の方法。
  40. 前記プロセス・プラント(10)内の特定のユニットと結び付けられていないユニットモジュール・クラス・オブジェクトとして前記第1のモジュール・クラス・オブジェクトを生成するステップと、
    前記プロセス・プラント(10)内の特定の制御エンティティと結び付けられていない制御モジュール・クラス・オブジェクトとして前記第2のモジュール・クラス・オブジェクトを生成するステップとをさらに有する請求項38記載の方法。
  41. 前記プロセス・プラント(10)内の特定のユニットと結び付けられていないユニットモジュール・クラス・オブジェクトとして前記第1のモジュール・クラス・オブジェクトを生成するステップと、
    前記プロセス・プラント(10)内の特定の表示エンティティと結び付けられていない表示モジュール・クラス・オブジェクトとして前記第2のモジュール・クラス・オブジェクトを生成するステップとをさらに有する請求項38記載の方法。
  42. 前記プロセス・プラント(10)内の特定の設備エンティティと結び付けられていない設備モジュール・クラス・オブジェクトとして前記第1のモジュール・クラス・オブジェクトを生成するステップと、前記プロセス・プラント(10)内の設備エンティティを制御するのに使用される特定の制御エンティティと結び付けられていない制御モジュール・クラス・オブジェクトとして前記第2のモジュール・クラス・オブジェクトを生成するステップとをさらに有する請求項38記載の方法。
  43. 前記プロセス・プラント(10)内の特定の設備エンティティと結び付けられていない設備モジュール・クラス・オブジェクトとして前記第1のモジュール・クラス・オブジェクトを生成するステップと、前記プロセス・プラント(10)内の特定の表示エンティティと結び付けられていない表示モジュール・クラス・オブジェクトとして前記第2のモジュール・クラス・オブジェクトを生成するステップとをさらに有する請求項38記載の方法。
  44. 前記モジュール・クラス・オブジェクトに変更が加えられたときに、該モジュール・クラス・オブジェクトから生成された前記一又は複数のモジュール・オブジェクトの各々に前記変更を自動的に加えるステップをさらに有する請求項28記載の方法。
  45. 前記モジュール・オブジェクトの各々に変更を自動的に加えるステップは、前記モジュール・クラス・オブジェクトへの変更が前記モジュール・オブジェクトになされるべきか否かを判断するために、前記モジュール・オブジェクトの各々に記憶された変更パラメータにアクセスすることを含んでいる請求項44記載の方法。
  46. 前記モジュール・クラス・オブジェクトの1つから生成された前記モジュール・オブジェクトの各々へのアクセス権を制御するために、前記モジュール・クラス・オブジェクトのうちの1つにセキュリティ・パラメータを記憶するステップをさらに有する請求項28記載の方法。
  47. 前記一又は複数のモジュール・クラス・オブジェクトを生成するステップは、プロセス要素を有した設備エンティティを表わす設備モジュール・クラス・オブジェクトを生成することを含み、前記設備モジュール・クラス・オブジェクトは、前記プロセス要素上で実行されるコマンド・アルゴリズムを含んでいる請求項28記載の方法。
  48. 状態駆動アルゴリズムを含むように、前記設備モジュール・クラス・オブジェクトを生成するステップをさらに有する請求項47記載の方法。
  49. コマンド駆動アルゴリズムを含むように、前記設備モジュール・クラス・オブジェクトを生成するステップをさらに有する請求項47記載の方法。
  50. 暗号化されたコマンド・アルゴリズムを含むように、前記設備モジュール・クラス・オブジェクトを生成するステップをさらに有する請求項47記載の方法。
  51. 前記モジュール・クラス・オブジェクトへのセキュリティ・アクセスを指定するセキュリティ・パラメータを含むように、前記モジュール・クラス・オブジェクトを生成するステップをさらに有する請求項28記載の方法。
  52. 複数のセキュリティ・パラメータと、該複数のセキュリティ・パラメータを指定することを可能にするルーチンとを含むように、前記モジュール・クラス・オブジェクトを生成するステップをさらに有する請求項28記載の方法。
  53. 前記モジュール・クラス・オブジェクトと関連する文書への参照情報を含むように、前記モジュール・クラス・オブジェクトを生成するステップをさらに有する請求項28記載の方法。
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