JP4935279B2 - Osnr測定装置およびosnr測定方法 - Google Patents

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Description

本発明は、WDM光通信システムにおける通信チャネルのOSNRを測定するOSNR測定装置およびOSNR測定方法に関する。
近年、情報通信量の増加に伴って、大容量、低コストの光ファイバ通信システムの研究開発が活発である。光ファイバ通信システムの大容量化、低コスト化に関しては、複数の波長を多重して伝送する波長多重伝送方式(WDM:Wavelength Division Multiplexing)が研究開発されており、その多重度は上がる一方である。
多重度の指標となるチャネル間隔は、国際電気通信連合電気通信標準化部門(ITU−T:International Telecommunications Union Telecommunications Standardization Sector)で標準化されている。現在の標準的なWDMシステムでは、1チャネル(ch)あたり伝送容量10Gbpsの信号を、100GHz(約0.8nm)間隔、もしくは50GHz(約0.4nm)間隔で多重化するシステムが一般的である。
WDMシステムでは、光ファイバの線路損失を補うためにエルビウム添加光ファイバ増幅器(EDFA:Er−Doped Fiber Amplifer)を中継器に用いるのが一般的である。EDFAを用いたシステムでは、自然放出光(ASE:Amplified Spontaneous Emission)が発生して雑音となり、エラー率(BER:Bit Error Rate)を劣化させる。そのため、信号毎の光信号対雑音比(OSNR:Optical Signal Noise Ratio)の評価が重要になる。
WDMシステムでは複数のchを同時に伝送するため、各chの受信端(伝送後)におけるOSNRがch毎に異なるとch毎のBERも異なり、ch間の伝送品質が不均一となる。そこで、各chのOSNRを均一化する手法として、OSNRが均一化するように各chの送信レベルを最適化するプリエンファシス(Preenphasis)方式が一般的に用いられている(たとえば、特許文献1参照。)。
プリエンファシス処理では、OSNRを基に送信側の各chのレベルを決定するため、OSNRを正確に測定する必要がある。OSNRの測定方法としては、スペクトラムモニタ(以下、スペクトラムモニタの一例として「スペクトラムアナライザ」という場合もある)を用いて信号成分のスペクトルとASE成分を測定し、これらに基づいてOSNRを算出する方法が最も精度が高い。
特開平6−69891号公報
しかしながら、WDM光通信の伝送容量増加に伴って、1chあたりのビットレートが上昇し(高速化)、または、ch間の間隔が狭くなると(高密度化)、スペクトラムアナライザによる測定では下記の問題が生じる。
スペクトラムアナライザで正確にOSNRを測定するには、信号成分のスペクトルと雑音成分(ここでは、主にASE成分)をいかに正確に分離して測定できるかが重要になる。信号スペクトルについては、スペクトラムアナライザの分解能の帯域内にすべての信号スペクトルが入る必要がある。これによって、信号成分のトータルパワーを正確に測定することができる。また、ASE成分については、スペクトラムアナライザの分解能の帯域内にASE成分以外の余分な成分(たとえば、信号スペクトル)が入らないことが必要になる。
図12は、ch間隔50GHzのWDM信号のスペクトルの概略を示す図(その1)である。図12は、各chの信号が10GbpsでNRZ(No Return to Zero)変調された信号である場合のスペクトルの概略を示している。横軸は光周波数fを、縦軸は測定されるスペクトルのパワーを、符号1201,1202,1203は各chの信号スペクトルを示している。符号1204はEDFAによって発生したASE成分を示している。また、ここでは信号スペクトル1201を、OSNRを測定したい被測定chの信号スペクトルとする。
図12に示すように、1chあたりのビットレートが高く(各信号のスペクトル幅が広がる)、または、ch間隔が狭くなると、各chの信号スペクトル1201,1202および1203の裾野同士が重なり、ASE成分1204が信号スペクトル1201,1202および1203に埋もれてしまう。このため、ASE成分1204を正確に測定することができなくなるという問題がある。
一方、ASE成分1204をより正確に測定するために分解能を上げ過ぎると、分解能の帯域内に被測定chの信号スペクトル(ここでは、信号スペクトル1201)のすべてが入りきらず、信号スペクトルを正確に測定することができなくなるという問題がある。
なお、図13は、ch間隔50GHzのWDM信号のスペクトルの概略を示す図(その2)である。図13は、各chの信号が、強度が時間的に一定なCW(Continuous Wave)光である場合の信号スペクトル1201,1202および1203の概略を示している。図13に示すように、各chの信号がCW光である場合、ビットレートは0となるため、信号スペクトル1201,1202および1203の幅もなくなり、ASE成分1204が信号スペクトル1201,1202および1203に埋もれてしまい正確に把握できないという問題は生じない。
図14−1は、40GbpsのRZ−DQPSK信号のスペクトル測定結果(分解能0.1nm)の計算例を示す図である。図14−2は、図14−1に示す信号をch間隔100GHzで3ch並べたスペクトル測定結果(分解能0.1nm)の計算例を示す図である。図14−1および図14−2においては、変調方式の一例として、RZ−DQPSK方式で変調した信号のスペクトル測定結果(分解能0.1nm)の計算例を示している。RZ−DQPSK(Return to Zero−Differential Quadrature Phase Shift Keying)方式とは、ビット区間の途中で0に戻る信号形式において、情報信号に差動符号化を行う4相の位相変調方式である。
図14−1および図14−2において、横軸はRZ−DQPSK信号の相対周波数を、縦軸は測定されるスペクトルのパワー(Relative Optical power)を示している。図14−1および図14−2において、符号1401は被測定chの信号スペクトル(上述した信号スペクトル1201に相当)を示す。また、図14−2において、符号1402および1403は被測定chの隣接chの信号スペクトル(上述した信号スペクトル1202,1203に相当)を示す。
図14−2に示すように、1chあたりのビットレートが高く(40Gbps)、さらに、ch間隔が狭く(100GHz)なると、各chの信号スペクトル1401,1402および1403の裾野同士が重なることが分かる。なお、ここでは、問題となっているASE成分は図示していない。また、ここではスペクトラムアナライザの分解能の帯域(resolution)を0.1nmとしてスペクトルの解析を行っている。
図15−1は、図14−2に示す信号スペクトルとASE成分を示す図(その1)である。図15−2は、図14−2に示す信号スペクトルとASE成分を示す図(その2)である。図15−3は、図14−2に示す信号スペクトルとASE成分を示す図(その3)である。
図15−1、図15−2および図15−3は、それぞれASE成分のパワーが異なっており、その結果、測定されるOSNRの値もそれぞれ異なっている。図15−1、図15−2および図15−3において、符号1501は実際のOSNRを、符号1502は測定されるOSNRを示している。符号1503は、ASE成分を示している。
図15−1に示す例では、実際のOSNR1501は40dB、測定されるOSNR1502は23.5dBとなっている。図15−2に示す例では、実際のOSNR1501は30dB、測定されるOSNR1502は22.2dBとなっている。図15−3に示す例では、実際のOSNR1501は20dB、測定されるOSNR1502は16.4dBとなっている。
また、符号1504は各chをCW光とした場合の信号スペクトルを示している。変調された信号スペクトル1401、1402および1403は、CW光の信号スペクトル1504と比べてスペクトル幅が広がっている一方、スペクトルのパワーのピーク値が低くなっていることが分かる。
このように、1chあたりのビットレートが高く、さらに、ch間隔が狭くなると、各ch間のスペクトルの裾野が重なり、ASE成分1503が信号スペクトルに埋もれてしまう。また、変調された信号スペクトル1401、1402および1403は、CW光の信号スペクトル1504と比べてスペクトルのパワーのピーク値が低くなる。このため、実際のOSNR1501を正確に測定することができなくなることが分かる。
この発明は、上述した問題点を解消するものであり、高ビットレートでch間隔が高密度に多重化された光ファイバ通信において、OSNRを正確に測定することができるOSNR測定装置およびOSNR測定方法を提供することを目的とする。
本発明にかかるOSNR測定装置は、WDM光通信システムにおける通信チャネルのOSNRを測定するOSNR測定装置であって、被測定チャネルにおいて送信される光信号のスペクトル幅を狭める制御を行う信号制御手段と、前記信号制御手段によって制御される前記被測定チャネルにおいて受信された前記光信号から測定されたスペクトルデータを受信する受信手段と、前記受信手段によって受信された前記スペクトルデータに基づいて前記被測定チャネルのOSNRを測定する測定手段と、を備えることを特徴とする。
上記構成によれば、高ビットレートでch間隔が高密度に多重化された光ファイバ通信において、被測定チャネルのスペクトル幅を狭めることでASE成分を正確に測定することができるため、OSNRを正確に測定することができる。
また、本発明にかかるOSNR測定装置は、前記スペクトルデータを測定するスペクトル測定分解能を変更する分解能変更手段をさらに備え、前記受信手段は、前記分解能変更手段によって変更されるスペクトル測定分解能によって測定されたスペクトルデータを受信することを特徴とする。
上記構成によれば、上記作用に加えて、適切なスペクトル測定分解能を用いることで被測定チャネルの光信号の信号スペクトルを正確に測定することができるため、OSNRを正確に測定することができる。
以上説明したように、本発明によれば、高ビットレートでch間隔が高密度に多重化された光ファイバ通信において、OSNRを正確に測定することができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、本発明にかかるOSNR測定装置およびOSNR測定方法の好適な実施の形態を詳細に説明する。
図1は、本発明の基本的な概念を示す図である。図1において、符号101は被測定chの信号スペクトル(図12における信号スペクトル1201に相当)を、符号102および103は被測定chの隣接chの信号スペクトルを示している。また、符号104は、EDFAによって発生したASE成分を示している。
図1は、被測定ch(図12符号1201参照)のビットレートが、本発明にかかるOSNR測定装置の制御によって一時的に10Gbpsから2.5Gbpsに低下させられた場合を示している。被測定chのビットレートが低下すると、被測定chの信号スペクトル101のスペクトル幅が狭くなり、信号スペクトル101と、隣接chの信号のスペクトル102および103との重なりを避けることができる。
これによって、ASE成分104が信号スペクトル101,102および103に埋もれてしまう状態を避けることができ、符号105で示す部分のASE成分104を正確に測定することができる。また、被測定chの信号スペクトル101のスペクトル幅が狭くなることにより、スペクトラムアナライザの分解能を適当に選べば、被測定chの信号スペクトルもより正確に測定可能となる。
図2−1は、図15−1に示した例において被測定chをCW光とした場合のスペクトル測定結果(分解能0.1nm)の計算例を示す図である。図2−2は、図15−2に示した例において被測定chをCW光とした場合のスペクトル測定結果(分解能0.1nm)の計算例を示す図である。図2−3は、図15−3に示した例において被測定chをCW光とした場合のスペクトル測定結果(分解能0.1nm)の計算例を示す図である。なお、CW光とした信号は線スペクトルとなるが、スペクトラムアナライザで測定した場合、スペクトラムアナライザの分解能の幅以下で表示されることはないため、図2−1、図2−2および図2−3に示す被測定chの信号スペクトルも一定の幅を有している。
図2−1、図2−2および図2−3において、符号201はCW光である被測定chの信号スペクトルを、符号202および203は被測定chの隣接chの信号スペクトルを示している。また、符号204は、EDFAによって発生したASE成分を示している。図2−1、図2−2および図2−3に示すように、被測定chをCW光とすることで被測定chの信号スペクトル201のスペクトル幅が狭くなり、図15−1、図15−2および図15−3に示した例では埋もれていたASE成分204を正確に測定することができる。
なお、OSNRは、図2−1の例では40dB、図2−2の例では30dB、図2−3の例では20dBとなっている。図2−1、図2−2および図2−3から分かるように、OSNRが高い場合ほど、ASE成分204を測定可能な領域が狭くなることになるが、この場合、スペクトラムアナライザの分解能を上げることで、被測定chの(スペクトラムアナライザ上の)スペクトル幅を狭くし、ASE成分204を正確に測定することができる。
ただし、分解能を上げる際は、被測定chの実際のスペクトル幅以下まで分解能を上げないことに注意する。分解能を実際のスペクトル幅以下まで上げると、上述したように、分解能の帯域内に信号スペクトル201のすべてが入りきらず、信号スペクトル201を正確に測定することができなくなるからである。
また、ここでは説明の便宜上、被測定chをCW光とした場合について説明したが、実際の光ファイバ通信では、増幅器の特性上、CW光を通した場合と変調光を通した場合とで増幅器の動作条件が変わる場合があるため、被測定chはある程度の(低速の)変調が掛かっていることが望ましい。
図3は、実施の形態にかかる送信器(その1)の基本的構成を示すブロック図である。図4は、実施の形態にかかる送信器(その1)の基本的構成の変形例を示すブロック図である。実施の形態にかかる送信器(その1)は、外部の制御に基づいてビットレートを変化させる送信器である。ここでは、送信器の一例として、一般的によく用いられている外部変調による強度変調方式のものを挙げる。図3に示すように、送信器300は、CW光源301と、LD駆動回路302と、光強度変調器303と、信号処理部304と、ビットレート切替部305と、正弦波発振器306と、を備えている。
CW光源301は、LD(Laser Diode)駆動回路302から出力されるバイアス電流(bias)に基づいて光強度変調器303へCW光を出力する。
光強度変調器303は、信号処理部304の制御に従って、CW光源301から入力するCW光に対して強度変調を掛けて光信号を生成する。光強度変調器303によって生成された光信号は、伝送路を介して受信器へ送信される(不図示)。
信号処理部304は、光強度変調器303を制御して、CW光源301から光強度変調器303へ出力されるCW光に強度変調を掛ける。具体的には、信号処理部304は、光強度変調器303に対して、データ信号(data)と、クロック信号(clk)と、バイアス電流(bias)と、を出力する。また、信号処理部304は、ビットレート切替部305から変調停止指示を入力すると、光強度変調器303を制御して、CW光に対する強度変調を停止する。
ビットレート切替部305は、ビットレート切替トリガ信号を送信器300の外部から入力すると、信号処理部304へ変調停止指示を出力する。また、上述したように、増幅器の特性上、低速の変調が必要な場合は、ビットレート切替部305は、信号処理部304へ変調停止指示を出力するとともに、信号処理部304から光強度変調器303へ出力されるバイアス電流に低周波の正弦波を重畳するように正弦波発振器306を制御する。
正弦波発振器306は、低周波の正弦波を生成し、ビットレート切替部305の制御に従って、信号処理部304から光強度変調器303へ出力されるバイアス電流に正弦波を重畳する。なお、CW光を通した場合と変調光を通した場合とで増幅器の動作条件が変わらないように増幅器側で制御することも可能である。この場合、バイアス電流に正弦波を重畳する必要はなく、正弦波発振器306は省略することも可能である。
また、図4に示すように、正弦波発振器306は、LD駆動回路302からCW光源301へ出力されるバイアス電流に低周波の正弦波を重畳してもよい。
図5は、実施の形態にかかる送信器(その2)の基本的構成を示すブロック図である。実施の形態にかかる送信器(その2)は、変調方式として上述したRZ−DQPSK方式を用いる送信器である。図5に示すように、送信器500は、CW光源501と、光位相遅延器502と、光位相変調器503aと、光位相変調器503bと、信号処理部504と、発振器(CLK)505と、1/N分周器506と、光強度変調器507と、ビットレート切替部508と、を備える。
CW光源501は、送信器300のCW光源301と同様に、LD駆動回路(ここでは不図示)から出力されるバイアス電流に基づいて光位相変調器503aおよび光位相変調器503bへCW光を出力する。
光位相遅延器502は、CW光源501と光位相変調器503bとの間に設けられ、CW光源501から光位相変調器503bへ出力されるCW光の位相を1シンボル(あるいは1ビット)分遅延させる。
光位相変調器503aは、信号処理部504の制御に従って、CW光源501から入力するCW光に対して位相変調を掛ける。光位相変調器503bも同様に、信号処理部504の制御に従って、CW光源501から光位相遅延器502を介して入力する遅延したCW光に対して位相変調を掛ける。
具体的には、光位相変調器503aおよび光位相変調器503bは、信号処理部504から入力するクロック信号(ここでは20Gbpsとする)に基づいて位相変調を行う。光位相変調器503aおよび光位相変調器503bによって位相変調された信号は、合波されてDQPSK信号(ここでは40Gbpsとなる)となり、光強度変調器507に出力される。
信号処理部504は、CW光源501から光位相変調器503aおよび光位相変調器503bへ出力されるCW光に位相変調を掛けるように、光位相変調器503aおよび光位相変調器503bを制御する。具体的には、信号処理部504は、発振器505から入力するクロック信号を、光位相変調器503aおよび光位相変調器503bへ出力することで光位相変調器503aおよび光位相変調器503bを制御する。また、信号処理部504は、ビットレート切替部508から変調停止指示を入力すると、CW光に対する変調を停止するように光強度変調器507を制御する。
発振器(CLK)505は、信号処理部504および光強度変調器507へクロック信号を出力する。ここでは、信号処理部504および光強度変調器507のそれぞれに20GHzのクロック信号を出力するものとする。
1/N分周器506は、発振器505と光強度変調器507との間に設けられ、ビットレート切替部508の制御に従って、発振器505から光強度変調器507へ出力されるクロック信号を1/nの周波数に分周する。1/N分周器506は、1/nに分周した(n=1の場合は分周せずに)クロック信号を光強度変調器507へ出力する。たとえば、ここでは発振器505から入力するクロック信号を20GHzとし、n=2とすると、10GHzのクロック信号を光強度変調器507へ出力することとなる。
光強度変調器507は、光位相変調器503aおよび光位相変調器503bから出力されて合波されたDQPSK信号(ここでは40Gbpsとする)を入力する。光強度変調器507は、入力したDQPSK信号に対して1/N分周器506から入力するクロック信号に基づいて強度変調を掛けることによってRZ−DQPSK信号(ここでは40Gbpsとなる)を生成する。光強度変調器507によって生成されたRZ−DQPSK信号は、伝送路を介して受信器へ送信される(不図示)。
ビットレート切替部508は、ビットレート切替トリガ信号を送信器500の外部から入力すると、信号処理部504へ変調停止指示を出力するとともに、光強度変調器507へ出力されるクロック信号を分周するように1/N分周器506を制御する。光強度変調器507へ出力されるクロック信号を分周することによって、光強度変調器507の変調周波数が低下する。
たとえば、ビットレート切替部508は、1/N分周器506が入力する20GHzのクロック信号を、周波数が半分の10GHzのクロック信号に分周するように1/N分周器506を制御する。これによって、光強度変調器507へ出力されるクロック信号の周波数が半分になり、光強度変調器507の変調周波数を半分に低下させることができる。
図6は、分解能の最適化を説明する図(その1)である。図7は、分解能の最適化を説明する図(その2)である。上述したように、分解能を実際のスペクトル幅以下まで上げると、分解能の帯域内に信号スペクトルのすべてが入りきらず、信号スペクトル201を正確に測定することができなくなる。一方、分解能を下げすぎると、分解能の帯域内に隣接chの信号スペクトル202および203の裾野部分まで入り込んでしまうため、この場合も信号スペクトル201を正確に測定することができなくなる。
このため、信号スペクトル201を正確に測定するためには、分解能を適当な値に設定する必要がある。図6は、図2−1に示したスペクトルの計算例を示しているが、分解能は固定されていない。本発明においては、スペクトラムアナライザの分解能を変化させながら、図6における被測定chの信号スペクトル201の測定ピーク値601をプロットする。図7は、スペクトラムアナライザの分解能を変化させながら被測定chの信号スペクトル201の測定ピーク値601をプロットしたグラフを示している。横軸はスペクトラムアナライザの分解能を、縦軸は測定される信号スペクトル201の測定ピーク値を示している。
図7に示すように、分解能を低い値から高い値に変化させていった場合(図中、分解能a,b,c,dの順に高くなる)、まず、分解能aの時点では、分解能の帯域内に隣接chの信号スペクトル202または203の裾野部分が入り込んでいるため、測定ピーク値が実際の信号レベルよりも高い値となってしまっている。分解能bおよび分解能cの時点では、分解能の帯域内から隣接chの信号スペクトル202または203の裾野部分がなくなり、被測定chの信号スペクトル201のみが測定されるため、測定ピーク値は実際の信号レベルの値で一定となる。
分解能dの時点では、分解能の帯域内に信号スペクトル201が入りきらなくなるため、測定ピーク値は実際の信号レベルの値よりも低くなる。以上に示したグラフから、傾きが最も小さくなる領域(ここでは分解能bおよび分解能cの領域)を抽出し、その領域の分解能における測定ピーク値を実際の信号レベルの値とする。また、このときの分解能を最適分解能とする。
図8は、ビットレートの最適化を説明する図(その1)である。図9は、ビットレートの最適化を説明する図(その2)である。上述したように、被測定chのビットレートが高い場合、被測定chの信号スペクトル201と、隣接chの信号スペクトル202および203の裾野が重なり、ASE成分204が信号スペクトル201、202および203に埋もれてしまうため、ASE成分204を正確に測定することができなくなる。
このため、信号スペクトル201を正確に測定するためには、ビットレートを適当な値に設定する必要がある。図8は、図2−1に示したスペクトルの計算例を示している。本発明においては、ビットレートを変化させながら、図8における被測定chの周辺のスペクトルの包絡線801上の値をプロットする。図9は、ビットレートを変化させながら被測定chの周辺のスペクトルの包絡線801上の値をプロットしたグラフを示している。横軸は被測定chの中心周波数からのずれを、縦軸は測定されるスペクトルのパワーを示している。
図9に示すように、高いビットレートAから低いビットレートD(ビットレートA,B,C,Dの順に低くなる)まで変化させていった場合、まず、ビットレートAの時点では、被測定chの信号スペクトル201と隣接chの信号スペクトル202および203の裾野とが重なり合っているため(図15−1、図15−2および図15−3参照)、正確なASEレベルを測定することができない。
ビットレートB、ビットレートCおよびビットレートDの時点では、被測定chの信号スペクトル201と隣接chの信号スペクトル202および203の裾野との重なりがなくなり、スペクトルのパワーの最小値が一定の値になる。このときのスペクトルのパワーの最小値を実際のASEレベルの値とする。また、このときのビットレート(たとえば、ビットレートB)を最適ビットレートとする。
図6および図7で説明した方法でスペクトラムアナライザの分解能を最適化し、図8および図9で説明した方法で送信器のビットレートを最適化することによって、正確なOSNRを測定することが可能となる。
なお、これらのスペクトラムアナライザの分解能を最適化する方法と、送信器のビットレートを最適化する方法とを行う順序はどちらでもよい。また、より正確なOSNRを測定するにはこれらの方法を何度か繰り返すことが望ましい。また、被測定chをCW光とした場合は、送信器のビットレートを最適化する方法は省略することができる。
図10は、実施の形態にかかる通信システムの基本的構成を示すブロック図である。実施の形態にかかる通信システム1000は、本発明にかかるOSNR測定装置を用いてプリエンファシス処理を行う通信システムである。図10に示すように、通信システム1000は、ネットワーク制御・監視センタ1010と、送受信ブロック1020と、MUX/DMUXブロック1030と、伝送路1040と、MUX/DMUXブロック1050と、伝送路1060と、から構成されている。
ネットワーク制御・監視センタ1010は、ネットワーク全体を制御・監視する。ネットワーク制御・監視センタ1010に備えられた制御端末1011は、送受信ブロック1020およびMUX/DMUXブロック1030が通信を行うネットワークを制御・監視する。特に、制御端末1011は、本発明にかかるOSNR測定装置の機能を備えている。制御端末1011は、送受信ブロック1020の送信器1022のビットレートおよびMUX/DMUXブロック1050のスペクトラムモニタ1056の分解能を最適化し、OSNRを測定した上でプリエンファシス処理を行う。
送受信ブロック1020は、送受信器制御・監視部1021と、複数の送信器1022と、複数の受信器1023と、を備えている。送受信器制御・監視部1021は、複数の送信器1022および複数の受信器1023を制御・監視することでデータの送受信を行う。特に、本発明において、送受信器制御・監視部1021は、ネットワーク制御・監視センタ1010から受信するビットレート制御信号(図中、経路E)に基づいて、複数の送信器1022にビットレート切替トリガ信号を出力する(経路F)ことによって、各送信器1022が送信する光信号のビットレートを制御する。
送信器1022は、複数設けられている。各送信器1022は、それぞれ異なる波長(λ1,λ2,λ3,・・・)の光信号(以下、「データ信号」ともいう)をMUX/DMUXブロック1030へ送信する。各送信器1022は、上述した送信器300あるいは送信器500の機能を備えている。すなわち、各送信器1022は、送受信器制御・監視部1021から出力されるビットレート切替トリガ信号(経路F)に基づいて、送信する光信号のビットレートを変化させる。
また、送受信ブロック1020には、稼働中の送信器1022があっても、さらに新たな送信器1022を増設することができる。たとえば、図中λ1の送信器1022およびλ3の送信器1022が稼働中である場合、さらにλ2の送信器1022を新たなchとして増設することができる。
受信器1023は、複数設けられており、送受信ブロック1050から送信されてMUX/DMUXブロック1030によって分波されたデータ信号をそれぞれ受信する。
MUX/DMUXブロック1030は、MUX/DMUX制御・監視部1031と、MUX部1032と、増幅器1035と、WDM監視部1036と、合波器1037と、分波器1038と、増幅器1039aと、分波器1039bと、スペクトラムモニタ1039cと、DMUX部1039dと、分波器1039eと、を備えている。
MUX/DMUX制御・監視部1031は、MUX部1032およびDMUX部1039dの監視・制御を行う。特に、本発明において、MUX/DMUX制御・監視部1031は、ネットワーク制御・監視センタ1010から受信するプリエンファシス制御信号(経路D)に従ってMUX部1032の光可変ATT1033を制御し、被測定chの送信レベルを最適化する。
MUX部1032は、複数の光可変ATT1033と、合波器1034と、を備えている。光可変ATT1033(Attenuator)は、送受信ブロック1020の送信器1022の数に対応した数が備えられており、各送信器1022から送信される光信号をそれぞれ受信する。各光可変ATT1033は、MUX/DMUX制御・監視部1031から出力されるプリエンファシス制御信号(経路G)に従って、受信した光信号の送信レベルを減衰させ、減衰させた光信号を合波器1034へ出力する。合波器1034は、各光可変ATT1033から出力された光信号を合波(多重化)し、合波した光信号を増幅器1035へ出力する。
増幅器1035は、合波器1034から出力された光信号を増幅し、増幅した光信号を合波器1037へ出力する。WDM監視部1036は、MUX/DMUXブロック1050から送信されるスペクトルデータ(経路B)を監視し、当該スペクトルデータをMUX/DMUX制御・監視部1031へ出力する(経路C)。
また、WDM監視部1036は、MUX/DMUX制御・監視部1031から出力される分解能制御信号(経路C)を監視し、当該分解能制御信号を合波器1037へ出力する。合波器1037は、増幅器1035から出力される光信号とWDM監視部1036から出力される分解能制御信号とを合波して、合波した光信号を伝送路1040を介してMUX/DMUXブロック1050へ送信する。
分波器1038は、MUX/DMUXブロック1050から伝送路1060を介して送信される光信号を受信し、受信した光信号をスペクトルデータとデータ信号とに分波する。分波器1038は、分波したスペクトルデータをWDM監視部1036へ(経路B)、データ信号を増幅器1039aへ出力する。なお、増幅器1039a、分波器1039b、スペクトラムモニタ1039c、DMUX部1039dおよび分波器1039eは、後述するMUX/DMUXブロック1050における構成と同様であるためここでは説明を省略する。
MUX/DMUXブロック1050は、分波器1051と、増幅器1052と、分波器1053と、DMUX部1054と、スペクトラムモニタ1056と、WDM監視部1057と、増幅器1058と、合波器1059と、を備えている。分波器1051は、MUX/DMUXブロック1030から伝送路1040を介して送信される光信号を受信し、受信した光信号をデータ信号と分解能制御信号とに分波する。分波器1051は、分波したデータ信号を増幅器1052へ、分解能制御信号をWDM監視部1057へ出力する。
増幅器1052は、分波器1051から出力されたデータ信号を増幅し、増幅したデータ信号を分波器1053へ出力する。分波器1053は、増幅器1052から出力されたデータ信号を分波し、それぞれDMUX部1054とスペクトラムモニタ1056とに出力する。DMUX部1054は分波器1055を備え、分波器1055は、分波器1053から出力されたデータ信号を分波(多重分離)し、分波したそれぞれのデータ信号を図示しない送受信ブロックへ送信する。
スペクトラムモニタ1056は、分波器1053から出力されるデータ信号の波形からスペクトルデータを測定する。スペクトラムモニタ1056は、WDM監視部1057から出力される分解能制御信号(経路A)に従って、スペクトルデータを測定する際の分解能を変化させることができる。スペクトラムモニタ1056は、取得したスペクトルデータをWDM監視部1057へ出力する(経路A)。
WDM監視部1057は、MUX/DMUXブロック1030から送信され、分波器1051を介して入力する分解能制御信号を監視し、当該分解能制御信号をスペクトラムモニタ1056へ出力する(経路A)。また、WDM監視部1057は、スペクトラムモニタ1056から出力されるスペクトルデータ(経路A)を監視し、当該スペクトルデータを合波器1059へ出力する(経路B)。増幅器1058は、図示しない送受信ブロックから送信されるデータ信号を増幅し、増幅したデータ信号を合波器1059へ出力する。
合波器1059は、WDM監視部1057から出力されるスペクトルデータと、増幅器1058から出力されるデータ信号を合波し、合波した光信号を伝送路1060を介してMUX/DMUXブロック1030へ送信する(経路B)。
なお、ここでは伝送路1040と伝送路1060とは別々の構成としたが、各種多重化方式を用いることによって一つの伝送路で構成することも可能である。また各増幅器1035,1052,1058,1039aは、上述したEDFAなどによって構成される。
また、図10で示した経路A〜Gは、実施の形態にかかる光通信システム1000のOSC(Optical Service Channel)を用いて実現することができる。
このように、ネットワーク制御・監視センタ1010の制御端末1011は、送信器1022へビットレート切替トリガ信号を出力することで被測定ch(たとえば、λ2の送信器1022)から送信される光信号のスペクトル幅を狭め、スペクトル幅を狭めた光信号からスペクトラムモニタ1056が測定したスペクトルデータを受信する。
また、制御端末1011は、スペクトラムモニタ1056に対して分解能制御信号を送信することで分解能を適切に変更し、分解能を適切に変更したスペクトラムモニタ1056が測定したスペクトルデータを受信する。これによって、端末装置1011は、被測定chにおけるOSNRを正確に測定することができる。
また、ここでは、ネットワーク制御・監視センタ1010の制御端末1011が送受信ブロック1020およびMUX/DMUXブロック1030が通信を行うネットワークを制御・監視し、OSNRを測定する場合について説明したが、OSNR測定装置の実施の形態はこれに限られるものではない。たとえば、送受信ブロック1020およびMUX/DMUXブロック1030が一体的な送信装置を構成し、この送信装置がOSNR測定装置の機能を有していてもよい。
図11−1は、実施の形態にかかる通信システムのプリエンファシス処理を示すフローチャート(その1)である。図11−2は、実施の形態にかかる通信システムのプリエンファシス処理を示すフローチャート(その2)である。実施の形態にかかる通信システム1000では、たとえば、ネットワーク制御・監視センタ1010の制御端末1011がプリエンファシス処理を行う。
ここでは、図10中λ1の送信器1022およびλ3の送信器1022が稼働中であり、λ2の送信器1022を新たなchとして増設する場合に、このλ2の送信器1022におけるOSNRを測定し、OSNRの測定結果に基づいてプリエンファシス処理を行う場合について説明する。
図11−1に示すように、まず、変数n=1,m=1とし(ステップS1101)、送受信器制御・監視部1021にλ2の送信器1022が増設される(ステップS1102)。つぎに、スペクトラムモニタ1056へ分解能制御信号を送信することで、スペクトラムモニタ1056の分解能δ(n)の初期値δ(1)を適当な初期値δ1に設定するとともに、送信器1022へビットレート切替トリガ信号を出力することで送信器1022のビットレートB(m)の初期値B(1)を適当な初期値B1に設定する(ステップS1103)。
つぎに、スペクトラムモニタ1056からスペクトルデータを受信し(ステップS1104)、受信したスペクトルデータから信号スペクトルのピーク値L(n)を取得する(ステップS1105)。つぎに、変数nの値が1であるか否かを判断する(ステップS1106)。すなわち、ステップS1106において、分解能δ(n)が最適分解能であるか否かを判定するために(後述するステップS1107参照)信号スペクトルのピーク値L(n)が2以上取得されているか否かを判断する。
ステップS1106において、変数nの値が1でない場合(ステップS1106:No)、L(n)とL(n−1)との差が、分解能収束の判定値Tλ以下であるか否かを判断する(ステップS1107)。すなわち、ステップS1107においては、現在のピーク値L(n)と一つ前のピーク値L(n−1)とを比較することによって、ピーク値L(n)が実際の信号レベルの値で一定となっているか否かを判断する(図7参照)。
ステップS1106において、変数nの値が1である場合(ステップS1106:Yes)、または、ステップS1107において、L(n)とL(n−1)との差が、分解能収束の判定値Tλ以下でない場合(ステップS1107:No)、スペクトラムモニタ1056へ分解能制御信号を送信することで、分解能δ(n)を所定の変化量Δδだけ高くする(ステップS1108)。つぎに、変数nに1を加え(ステップS1109)、ステップS1104に戻って処理を続行する。
ステップS1107において、L(n)とL(n−1)の差が、分解能収束の判定値Tλ以下である場合(ステップS1107:Yes)、図11−2のステップS1110へ移行する。以上のステップS1104〜ステップS1109が、上述した最適分解能を設定するための処理である(図6,図7参照)。すなわち、分解能δ(n)を変化させながら、信号スペクトル201のピーク値L(n)が実際の信号レベルの値で一定の値となる最適領域を探し、最適領域における分解能δ(n)を最適分解能とする。
つぎに、図11−2に示すように、ステップS1104で受信したスペクトルデータからスペクトルのパワーP(m)を取得する(ステップS1110)。なお、ここでいうスペクトルデータとは、ステップS1104〜ステップS1109を経た最終的なスペクトルデータ、すなわち、最適分解能を決定した際のスペクトルデータである。
つぎに、変数mの値が1であるか否かを判断する(ステップS1111)。すなわち、ステップS1111において、ビットレートB(m)が最適ビットレートであるか否かを判定するために(後述するステップS1112参照)、スペクトルのパワーP(m)が2以上取得されているか否かを判断する。
ステップS1111において、変数mの値が1でない場合(ステップS1111:No)、P(m)とP(m−1)との差が、ビットレート収束の判定値Tb以下であるか否かを判断する(ステップS1112)。すなわち、ステップS1112においては、現在のスペクトルのパワーP(m)と一つ前のスペクトルのパワーP(m−1)とを比較することによって、パワーP(m)が実際のASEレベルの値で一定となっているか否かを判断する(図9参照)。
ステップS1111において、変数mの値が1である場合(ステップS1111:Yes)、または、ステップS1112において、P(m)とP(m−1)との差がビットレート収束の判定値Tb以下でない場合(ステップS1112:No)、送信器1022へビットレート切替トリガ信号を出力することで、送信器1022のビットレートB(m)を所定の変化量ΔBだけ低くし(ステップS1113)、変数mに1を加える(ステップS1114)。つぎに、スペクトラムモニタ1056からスペクトルデータを再度受信し(ステップS1115)、ステップS1110に戻り、処理を続行する。
ステップS1112においてP(m)とP(m−1)の差が、ビットレート収束の判定値Tb以下である場合(ステップS1112:Yes)、ステップS1116へ移行する。以上のステップS1110〜ステップS1115が、上述した最適ビットレートを設定するための処理である(図8,図9参照)。すなわち、ビットレートB(m)を変化させながら、スペクトルのパワーP(m)が実際のASEレベルで一定の値となる最適領域を探し、最適領域におけるビットレートP(m)を最適ビットレートとする。
つぎに、その時点で受信している最終的なスペクトルデータからOSNRを算出する(ステップS1116)。すなわち、ステップS1107において最適と判断した分解能δ(n)におけるピーク値L(n)(実際の信号スペクトル201のピーク値601、図6中符号601参照)と、ステップS1112において最適と判断したビットレートP(m)におけるスペクトルのパワーP(m)(実際のASE成分のパワー、図8中符号204参照)との比を求めることによってλ2の送信器1022におけるOSNRを算出する。
つぎに、ステップS1116において算出したλ2の送信器1022におけるOSNRが、他の複数の送信器1022におけるOSNRの平均値Tの±x(判定基準値)の範囲内であるか否かを判断する(ステップS1117)。λ2の送信器1022におけるOSNRが平均値Tの±xの範囲内でない場合(ステップS1117:No)、λ2の送信器1022におけるOSNRと平均値Tに基づいてプリエンファシス量を算出し(ステップS1118)、算出したプリエンファシス量によってλ2の送信器1022に対してプリエンファシス処理を行う(ステップS1119)。
すなわち、制御が必要な光可変ATT1033に対して、MUX/DMUX制御・監視部1031を介してプリエンファシス制御信号を出力することによって、送信器1022の光信号の送信レベルを減衰させることによって、各送信器1022のOSNRを均一化する。
つぎに、スペクトラムモニタ1056からスペクトルデータを再度受信し(ステップS1120)、ステップS1116に戻って処理を続行する。λ2の送信器1022におけるOSNRが平均値Tの±xの範囲内である場合(ステップS1117:Yes)、プリエンファシス処理は必要ないので、一連の処理を終了する。
なお、ここでは最適分解能を設定してから最適ビットレートを設定する順番としたが、この順番はどちらでもよい。また、上述したステップS1120においては、ステップS1119によるプリエンファシス処理の後、もう一度スペクトルデータを取得して再度OSNRを再度確認的に算出するが、この確認的処理は省いてもよい。すなわち、ステップS1119によるプリエンファシス処理の後、そのまま一連の処理を終了してもよい。
また、上述したステップS1107において最適分解能を設定したものの、ステップS1110〜ステップS1115において送信器1022のビットレートB(m)を変化させたことによってスペクトラムモニタ1056で測定されるスペクトルデータが変化し、設定した分解能δ(n)が最適でなくなる場合がある。このため、ステップS1112において最適ビットレートを設定した後、設定した分解能δ(n)が最適であるか否かを再度判断してもよい。設定した分解能δ(n)が最適でなくなっていた場合、再度最適分解能を探して設定する。
また、再度最適分解能を設定するために分解能δ(n)を変化させたことによってスペクトラムモニタ1056で測定されるスペクトルデータが変化し、設定したビットレートB(m)が最適でなくなる場合もある。このため、再度最適分解能を設定した後、設定したビットレートB(m)が最適であるか否かを再度判断してもよい。設定したビットレートB(m)が最適でなくなっていた場合、再度最適ビットレートを探して設定する。
また、上述したように送信器の送信する光信号をCW光とした場合は、最適ビットレートの設定は不要であるため、上述したステップS1110〜ステップS1115を省くことが可能である。
以上説明したように、本発明にかかるOSNR測定装置およびOSNR測定方法によれば、被測定chの光信号のスペクトル幅を狭めることで、ASE成分を正確に測定することができる。また、本発明にかかるOSNR測定装置およびOSNR測定方法によれば、スペクトラムモニタに対して適切な分解能を設定することで、信号スペクトルのピーク値を正確に測定することができる。したがって、本発明にかかるOSNR測定装置およびOSNR測定方法によれば、高ビットレートで高密度に多重化された光ファイバ通信システムにおいて、OSNRを正確に測定することができるという効果を奏する。
なお、上述した実施の形態においては、被測定chの信号スペクトル201のスペクトル幅を狭めるために、被測定chのビットレートを低下させることについて説明したが、NRZ変調を用いる場合には、実際のビットレートは低下させずに、固定ビットパターンを用いることによって擬似的にビットレートを低下させることも可能である。
たとえば、まず、被測定chから10Gbpsで固定ビットパターン「1010・・・」を送信し、つぎに、10Gbpsで固定ビットパターン「1111000011110000・・・・」を送信する。これによって、擬似的にビットレートを低下させ、被測定chの信号スペクトル201のスペクトル幅が狭くなり、被測定chのビットレートを実際に低下させた場合と同様に、OSNRを正確に測定することができる。
また、上述した実施の形態においては、被測定chのビットレートを低下させることによって、信号スペクトル201のスペクトル幅を狭くしてOSNRを正確に測定できるようにしたが、信号スペクトル201のスペクトル幅を狭くするためには、ビットレートを低下させるのではなく変調方式を変更してもよい。
たとえば、まず、RZ変調方式で被測定chの変調を行っていた場合、変調方式をNRZ変調方式に変更することで、信号スペクトル201のスペクトル幅が狭くなり、被測定chのビットレートを低下させた場合と同様に、OSNRを正確に測定することができる。
(付記1)WDM光通信システムにおける通信チャネルのOSNRを測定するOSNR測定装置であって、
被測定チャネルにおいて送信される光信号のスペクトル幅を狭める制御を行う信号制御手段と、
前記信号制御手段によって制御される前記被測定チャネルにおいて受信された前記光信号から測定されたスペクトルデータを受信する受信手段と、
前記受信手段によって受信された前記スペクトルデータに基づいて前記被測定チャネルのOSNRを測定する測定手段と、
を備えることを特徴とするOSNR測定装置。
(付記2)前記スペクトルデータを測定するスペクトル測定分解能を変更する分解能変更手段をさらに備え、
前記受信手段は、前記分解能変更手段によって変更されるスペクトル測定分解能によって測定されたスペクトルデータを受信することを特徴とする付記1に記載のOSNR測定装置。
(付記3)前記信号制御手段は、前記被測定チャネルの光信号のビットレートを低下させることによって前記スペクトル幅を狭めることを特徴とする付記1または2に記載のOSNR測定装置。
(付記4)前記信号制御手段は、前記被測定チャネルのASE成分が測定可能となるまで前記被測定チャネルの光信号のビットレートを低下させることを特徴とする付記3に記載のOSNR測定装置。
(付記5)前記信号制御手段は、前記被測定チャネルの光信号をCW光とすることを特徴とする付記1または2に記載のOSNR測定装置。
(付記6)前記信号制御手段は、前記被測定チャネルの光信号の符号化方式を変更することによって前記スペクトル幅を狭めることを特徴とする付記1または2に記載のOSNR測定装置。
(付記7)前記被測定チャネルの光信号の運用符号化方式はRZ方式であり、
前記信号制御手段は、前記被測定チャネルの光信号の符号化方式をNRZ方式へ変更することによって前記スペクトル幅を狭めることを特徴とする付記6に記載のOSNR測定装置。
(付記8)前記分解能変更手段は、前記スペクトル測定分解能の帯域を、前記被測定チャネルの光信号の全スペクトル成分が入る幅とすることを特徴とする付記2〜7のいずれか一つに記載のOSNR測定装置。
(付記9)前記分解能変更手段は、前記スペクトル測定分解能の帯域を、前記被測定チャネルの光信号の全スペクトルを測定した場合に当該被測定チャネルの隣接チャネルの光信号のスペクトル成分が入らない幅とすることを特徴とする付記8に記載のOSNR測定装置。
(付記10)前記受信手段は、前記WDM光通信システムのOSCを介して前記スペクトルデータを受信することを特徴とする付記1〜9のいずれか一つに記載のOSNR測定装置。
(付記11)WDM光通信システムにおける通信チャネルのOSNRを測定するOSNR測定方法であって、
被測定チャネルにおいて送信される光信号のスペクトル幅を狭める制御を行う信号制御工程と、
前記信号制御工程によって制御される前記被測定チャネルにおいて受信された前記光信号から測定されたスペクトルデータを受信する受信工程と、
前記受信工程によって受信された前記スペクトルデータに基づいて前記被測定チャネルのOSNRを測定する測定工程と、
を含むことを特徴とするOSNR測定方法。
(付記12)前記スペクトルデータを測定するスペクトル測定分解能を変更する分解能変更工程をさらに備え、
前記受信工程は、前記分解能変更工程によって変更されるスペクトル測定分解能によって測定されたスペクトルデータを受信することを特徴とする付記11に記載のOSNR測定方法。
(付記13)前記信号制御工程は、前記被測定チャネルの光信号のビットレートを低下させることによって前記スペクトル幅を狭めることを特徴とする付記11または12に記載のOSNR測定方法。
(付記14)前記信号制御工程は、前記被測定チャネルの光信号をCW光とすることを特徴とする付記11または12に記載のOSNR測定方法。
(付記15)前記分解能変更工程は、前記スペクトル測定分解能の帯域を、前記被測定チャネルの光信号の全スペクトル成分が入る幅とすることを特徴とする付記12〜14のいずれか一つに記載のOSNR測定方法。
以上のように、本発明にかかるOSNR測定装置およびOSNR測定方法は、WDM光通信におけるOSNR測定に有用であり、特に、EDFAを中継器に用いるWDM光通信におけるOSNR測定に適している。
本発明の基本的な概念を示す図である。 図15−1に示した例において被測定chをCW光とした場合のスペクトル測定結果(分解能0.1nm)の計算例を示す図である。 図15−2に示した例において被測定chをCW光とした場合のスペクトル測定結果(分解能0.1nm)の計算例を示す図である。 図15−3に示した例において被測定chをCW光とした場合のスペクトル測定結果(分解能0.1nm)の計算例を示す図である。 実施の形態にかかる送信器(その1)の基本的構成を示すブロック図である。 実施の形態にかかる送信器(その1)の基本的構成の変形例を示すブロック図である。 実施の形態にかかる送信器(その2)の基本的構成を示すブロック図である。 分解能の最適化を説明する図(その1)である。 分解能の最適化を説明する図(その2)である。 ビットレートの最適化を説明する図(その1)である。 ビットレートの最適化を説明する図(その2)である。 実施の形態にかかる通信システムの基本的構成を示すブロック図である。 実施の形態にかかる通信システムのプリエンファシス処理を示すフローチャート(その1)である。 実施の形態にかかる通信システムのプリエンファシス処理を示すフローチャート(その2)である。 ch間隔50GHzのWDM信号のスペクトルの概略を示す図(その1)である。 ch間隔50GHzのWDM信号のスペクトルの概略を示す図(その2)である。 40GbpsのRZ−DQPSK信号のスペクトル測定結果(分解能0.1nm)の計算例を示す図である。 図14−1に示す信号をch間隔100GHzで3ch並べたスペクトル測定結果(分解能0.1nm)の計算例を示す図である。 図14−2に示す信号スペクトルとASE成分を示す図(その1)である。 図14−2に示す信号スペクトルとASE成分を示す図(その2)である。 図14−2に示す信号スペクトルとASE成分を示す図(その3)である。
符号の説明
101,201,1201,1401 被測定chの信号スペクトル
102,103,202,203,1202,1203,1402,1403 隣接chの信号スペクトル
104,204,1204,1503 ASE成分
601 ピーク値
801 包絡線
1011 制御端末
1022 送信器
1033 光可変ATT
1056 スペクトラムモニタ

Claims (7)

  1. WDM光通信システムにおける通信チャネルのOSNRを測定するOSNR測定装置であって、
    被測定チャネルにおいて送信される光信号のスペクトル幅を、前記被測定チャネルの光信号のビットレートを低下させることによって狭める制御を行う信号制御手段と、
    前記信号制御手段によって制御される前記被測定チャネルにおいて受信された前記光信号から測定されたスペクトルデータを受信する受信手段と、
    前記受信手段によって受信された前記スペクトルデータに基づいて前記被測定チャネルのOSNRを測定する測定手段と、
    を備えることを特徴とするOSNR測定装置。
  2. 前記スペクトルデータを測定するスペクトル測定分解能の帯域を、前記被測定チャネルの光信号の全スペクトル成分が入る幅となるように変更する分解能変更手段をさらに備え、
    前記受信手段は、前記分解能変更手段によって変更されるスペクトル測定分解能によって測定されたスペクトルデータを受信することを特徴とする請求項1に記載のOSNR測定装置。
  3. 前記信号制御手段は、前記スペクトルデータが示す被測定チャネルのパワーに基づいて、前記被測定チャネルのパワーの変化量が所定の判定値以下となるまで前記被測定チャネルの光信号のビットレートを低下させることを特徴とする請求項1または2に記載のOSNR測定装置。
  4. 前記分解能変更手段は、前記スペクトル測定分解能の帯域を、前記被測定チャネルの光信号の全スペクトルを測定した場合に当該被測定チャネルの隣接チャネルの光信号のスペクトル成分が入らない幅とすることを特徴とする請求項2に記載のOSNR測定装置。
  5. 前記受信手段は、前記WDM光通信システムのOSCを介して前記スペクトルデータを受信することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載のOSNR測定装置。
  6. WDM光通信システムにおける通信チャネルのOSNRを測定するOSNR測定方法であって、
    被測定チャネルにおいて送信される光信号のスペクトル幅を、前記被測定チャネルの光信号のビットレートを低下させることによって狭める制御を行う信号制御工程と、
    前記信号制御工程によって制御される前記被測定チャネルにおいて受信された前記光信号から測定されたスペクトルデータを受信する受信工程と、
    前記受信工程によって受信された前記スペクトルデータに基づいて前記被測定チャネルのOSNRを測定する測定工程と、
    を含むことを特徴とするOSNR測定方法。
  7. 前記スペクトルデータを測定するスペクトル測定分解能の帯域を、前記被測定チャネルの光信号の全スペクトル成分が入る幅となるように変更する分解能変更工程をさらに備え、
    前記受信工程は、前記分解能変更工程によって変更されるスペクトル測定分解能によって測定されたスペクトルデータを受信することを特徴とする請求項6に記載のOSNR測定方法。
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