JP4935003B2 - 可変利得増幅器及び差動増幅器 - Google Patents

可変利得増幅器及び差動増幅器 Download PDF

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Description

本発明は、可変利得増幅器及び差動増幅器に関する。より詳しくは、信号増幅用トランジスタと、この信号増幅用トランジスタのコレクタにそれぞれのエミッタが接続された出力側,非出力側の利得制御用トランジスタとを備えた可変利得増幅器及び差動増幅器に関する。
図9は従来技術1として、従来のシングルエンド可変利得増幅器での典型的な負帰還方式の概念回路図(バランス型、MOSトランジスタを含む)を示す。図9の上段の出力トランジスタ4の電流量により信号増幅用トランジスタ3への負帰還量が変化し、特に増幅度を最大に減衰させた時に負帰還が殆どかからなくなるという欠点がある。
図10は同じ従来技術1による可変利得増幅回路を2つ備えた差動増幅器のシミュレーション回路図である。図10の可変利得差動増幅器の利得制御電圧(vagc)を変化させた時の50MHz、275MHz、500MHzにおける雑音指数(Noise Figure. 以下、NFという)、Sパラメータの入力反射特性(以下、S11という)、Sパラメータの入力伝達特性(以下、S21という)、相互変調歪み特性を表す3次入力インターセプトポイント(Third Order Input Intercept Point。以下、IIP3という)をそれぞれプロットしたグラフを図11A乃至図11Dに示す。図11A乃至図11DのグラフのX軸は図10の上段の電流制御トランジスタペア4a、5a及び4b、5bの2つのベース端子間(vagc印加点9と10)の電圧の1/2(vagc)をボルト(V)単位で表示したものである。vagcが変化した時の利得変動の様子は図11CのS21に表されている。IIP3の測定はそれぞれの中心周波数から±10kHz離れた2つのトーン信号を−50dBmで入力してシミュレーションを行った。シミュレーションに用いたトランジスタモデルでは、500MHz程度が実用的な動作周波数の上限である。図中、太い実線が500MHz、中ぐらいの太さの実線が275MHz、細い実線が50MHzのプロットである。
図11Dの275、500MHzの結果にはトランジスタの寄生容量の影響が現れており、50MHzでの値が理想的なトランジスタ素子を用いた時の理論値に近いと考えられる。図11Dの50MHzのプロット(細い実線)を参照すると、利得を減衰させるにしたがって負帰還量も一緒に減衰してしまうためにIIP3が悪化し、図11BのS11は−30dB以下であったものが−3dB程度まで悪化してしまっていることが分かる。また利得可変量は50MHzでは70dB以上とれている。広帯域に渡って利得によらずS11が−10dB程度以下であって、利得を減衰させた場合にIIP3が減衰しない特性を有することが広帯域可変利得増幅器では要求されるが、この従来技術1ではこれらの要求を満たすことができない。
従来技術2として図12に示す回路方式(差動増幅回路)は、米国特許USP6600371B2において2003年に公開されたものである。図12の回路を使うことで利得が変わった場合でも常に一定の帰還量が負帰還されるようになり、従来技術1における欠点が解消されている。ただし図12の回路では以下のような欠点がある。
(1)最大/最小利得の比は図12の抵抗AP(AM)とBP(BM)の抵抗値の比で決まり、高々40dBの最大/最小利得比を得るためにも100:1という抵抗比が必要で、ダイ上の面積が大きくなりがちである。40dB以上の利得可変域を有する広帯域可変利得増幅器をこの方式で実現することは困難である。
(2)40dBの利得可変量を確保するためには前記の理由から抵抗BP(BM)の値は、特に高周波増幅器の場合小さな値となり、標準的な50Ωの入力信号源に対して満足な入力反射特性と雑音指数特性、相互変調歪み特性を同時に達成することが困難となってしまう。
図13は同じ従来技術2による可変利得差動増幅器のシミュレーション回路図である。従来技術1のシミュレーションの際と同じトランジスタを用い、LNA(Low Noise Amplifire)コア電流を同じ値としており基本的には従来技術1の回路と同程度の性能が実現可能な動作条件としている。
図13の可変利得差動増幅器において、利得制御電圧を変化させた時の50MHz、275MHz、500MHzにおけるNF(dB)、S11(dB)、S21(dB)、IIP3(dBm)のプロットをそれぞれ図14A乃至図14Dに示す。図14A乃至図14DのグラフのX軸は、図13の回路図上段の電流制御トランジスタペア4a、5a及び4b、5bの2つのベース端子間(vagc印加点9と10)の電圧の1/2(vagc)をボルト(V)単位で表示したものである。vagc変化時の利得変動の様子は図14CのS21に表されている。IIP3の測定はそれぞれの中心周波数から±10kHz離れた2つのトーン信号を−50dBmで入力してシミュレーションを行った。シミュレーションに用いたトランジスタモデルでは、500MHz程度が実用的な動作周波数の上限である。図14A乃至図14Dでは、太い実線が500MHz、中ぐらいの実線が275MHz、細い実線が50MHzのプロットである。
図14A乃至図14Dの275、500MHzの結果にはトランジスタの寄生容量の影響が現れており、50MHzでの値が理想的なトランジスタ素子を用いた時の理論値に近いと考えられる。図14B及び図14Dの50MHzのプロット(細い実線)を参照すると、利得を減衰させても負帰還量が不変なため、IIP3やS11の値はほぼ一定となっていることが分かる。このシミュレーション例ではr1とr12をそれぞれ360Ω、40Ωとしており、利得可変量は20dBとなっている。50MHzではほぼ満足なNF、S11、IIP3特性が得られていることが分かる。500MHzでのIIP3(図14D)を見ると最大利得時には最小利得時よりも約4dB悪化している。トランジスタを換えずにこれを改善するためには負荷抵抗値r1及びr12を小さくする必要があるが、その場合負帰還抵抗値rfbも合わせて小さくする必要が生じ、これによりNFの悪化が引き起こされる。このように高周波帯で相互変調歪み特性が劣化しやすいことが従来技術2の第一の欠点である。
図15A乃至図15Dは、同じシミュレーション回路でr1とr12を396Ω、4Ωとして利得可変量を40dBとした時の結果である。図15A乃至図15Dのシミュレーションにおいて、利得可変量が20dBの時の50MHzにおけるS11の値(約−16dB)と同じ程度の値が得られるように負帰還抵抗値を小さくしている。最大利得時のNFとIIP3を利得可変量の20dBの時の結果と比較すると、NFが1dB、IIP3が1dBm程度悪化している。IIP3を利得可変量20dBの場合と同じ値まで向上させるにはさらに負帰還抵抗値を小さくする必要があり、これは更なるNFの悪化を引き起こす。このようにNFやIIP3の悪化を起こさずに利得可変量を20dB程度以上にすることが困難であることが、この従来技術2の第二の欠点である。
その他、可変利得増幅回路の特性を改善する方法として、次の文献に示す技術がある。
特許文献1は、外部から入力される制御電圧の増加に応じて利得を減衰させる可変利得増幅回路を複数個並列に接続して、可変利得増幅回路の制御電圧が増加するとエミッタ抵抗の小さい可変利得増幅回路から順に、可変利得増幅回路の利得が減衰する方法が記載されている。この方法によって、可変利得増幅器において、雑音指数特性と相互変調歪特性を同時に満足させることができるとされている。
特許文献2は、利得制御用のトランジスタのうち、出力側でない方のトランジスタのコレクタと電源との間に負荷抵抗を接続し、前記コレクタとグランドの間にコンデンサを接続して、高周波のノイズを低減する方法が記載されている。
特開2002−252532号公報 特開2001−7667号公報
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、利得を変化させた場合でも常にほぼ一定の負帰還量が印加され、広帯域で安定した増幅度、歪み特性、入力反射特性が得られる可変利得増幅器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点に係る可変利得増幅器は、
信号増幅用トランジスタと、該信号増幅用トランジスタのコレクタ又はドレインに、それぞれのエミッタ又はソースが接続された出力側及び非出力側の利得制御用トランジスタとを備えた可変利得増幅器において、
前記非出力側の利得制御用トランジスタのコレクタ又はドレインと電源側との間に、前記出力側の利得制御用トランジスタのコレクタ又はドレインと電源側との間に接続された出力負荷と同じ負荷を備え、
前記出力側の利得制御用トランジスタの出力端子から入力端子への負帰還路と同じ回路形式と回路定数で構成される負帰還路を、前記非出力側の利得制御用トランジスタの負荷の端子と入力端子との間に備える、
ことを特徴とする。
さらに、前記負帰還路がエミッタフォロワ又はソースフォロワであることを特徴とする。
本発明の第2の観点に係る差動増幅器は、信号増幅用トランジスタと、該信号増幅用トランジスタのコレクタ又はドレインに、それぞれのエミッタ又はソースが接続された出力側及び非出力側の利得制御用トランジスタとを備えた可変利得増幅器を2つ設けて構成した差動増幅器において、
前記非出力側の2つの利得制御用トランジスタの各コレクタ又は各ドレインと電源側との間に、前記出力側の利得制御用トランジスタのコレクタ又はドレインと電源側との間に接続された出力負荷と同じ負荷を備え、
前記出力側の利得制御用トランジスタの出力端子から入力端子への負帰還路と同じ回路形式と回路定数で構成される負帰還路を、前記非出力側の2つの利得制御用トランジスタの負荷の端子と入力端子の間に備える、
することを特徴とする。
さらに、前記負帰還路がエミッタフォロワ又はソースフォロワであることを特徴とする。
なお、前記負帰還路のエミッタフォロワのバイアス電流を、前記可変利得増幅器の出力電流からとる構成としてもよい。
また、前記負帰還路のエミッタフォロワのバイアス電流を、前記可変利得増幅器の出力電流以外の外部電源からとる構成とすることが好ましい。
本発明の可変利得増幅器によれば、利得を変化させた場合でも常にほぼ一定の負帰還量が印加され、広帯域で安定した増幅度、歪特性、入力反射特性が得られる。
実施の形態1
本発明に係る可変利得増幅器の一実施の形態について、図1により説明する。図1は、本発明の一実施の形態である可変利得増幅器を示す回路図である。以下に示す回路図において、接続線路の三叉路は接続されている点であり、十字路は非接続の点である。図1に示す可変利得増幅器1において、信号増幅用トランジスタ(以下、信号増幅Trという)3のベースは入力端子7に接続され、エミッタは抵抗14を介して接地されている。信号増幅Tr3のコレクタは、出力側の利得制御用トランジスタ4のエミッタと、非出力側の利得制御用トランジスタ5のエミッタに接続されている。出力側の利得制御用トランジスタ(以下、出力側Trという)4のコレクタは出力負荷6を介して電圧源31に接続されている。出力側Tr4のコレクタは出力端子8に接続している。また、出力側Tr4のコレクタは、コンデンサ21と抵抗12が直列に接続された負帰還路F1を通じて、入力端子7に接続されている。
一方、非出力側の利得制御用トランジスタ(以下、非出力側Trという)5のコレクタは、出力負荷6と同じ負荷11を介して電圧源31に接続されている。非出力側Tr5のコレクタは、出力側Tr4と同様に、コンデンサ22と抵抗13が直列に接続された負帰還路F2を通じて、入力端子7に接続されている。
出力側Tr4のベースと非出力側Tr5のベースは、それぞれ利得制御電圧+vagcと−vagcが入力される+vagc端子9と−vagc端子10にそれぞれ接続している。
次に動作について説明する。入力端子7に入力された信号は、信号増幅用トランジスタ3のベースに供給され、この信号が信号増幅用トランジスタ3のコレクタ電流として増幅される。このコレクタ電流は、出力側Tr4と非出力側Tr5のエミッタを引っ張るように流れ、接地抵抗14に流れ込む。このコレクタ電流は、出力側Tr4及び非出力側Tr5のコレクタ電流の総和に等しく、出力側Tr4及び非出力側Tr5それぞれのコレクタ電流に振り分けて供給される。このコレクタ電流を振り分ける制御は、出力側Tr4、非出力側Tr5のそれぞれのベースから供給される制御電圧により、それぞれのコレクタ電流として出力側Tr4、非出力側Tr5に振り分けられる。このコレクタ電流の振り分けにより、利得を変化させることができる。例えば、利得を大きくしたい場合は、利得制御電圧+vagc側の制御電圧を高くして出力側Tr4側のコレクタ電流を多く流せばよい。また、利得を小さくしたい場合は、利得制御電圧−vagc側の制御電圧を高くして、非出力側Tr5のコレクタ電流を多く流せばよい。この制御電圧により利得が制御され、入力信号が入力端子7に入力されると出力側Tr4のコレクタ電流は、出力負荷6に流れることで電圧変換される。この変換された出力信号が出力端子8より出力される。
出力側Tr4のコレクタからの負帰還路F1と、非出力側Tr5のコレクタからの負帰還路F2は等しい。出力側Tr4のベース電圧を、基準電位+vagc、非出力側Tr5のベース電圧を、基準電位−vagcとすれば、負帰還路F1、F2で入力に負帰還されるので、vagcを変えて利得を変化させても、負帰還量の合計は一定になる。そのため、利得によらずほぼ一定の入力反射特性が得られ、広帯域で利得によらず良好な入力マッチング特性が得られる。また、利得によらずほぼ一定の歪特性が得られる。
本実施の形態1では負帰還回路が受動部品のみから構成されるため特に高速な動作が可能となる。また余計な電流を必要とせず低消費電力で動作させられる利点がある。しかし実用的に使用可能な利得の最大減衰量は、後述する実施の形態3や4によるものよりも小さい値となる。
実施の形態2
次に、本発明の可変利得増幅回路を用いた差動増幅器の一実施の形態について説明する。図2は、本発明の一実施の形態である差動増幅器2の回路を示す回路図である。
この実施の形態2では、図2に示すように、正相信号を増幅する可変利得増幅回路Aと逆位相信号を差動増幅する可変利得増幅回路Bとにより差動増幅器2を構成したものである。この場合、信号増幅用トランジスタ3a、3b、出力負荷6a、6b、出力端子8a、8b、出力側Tr4a、4b、非出力側Tr5a、5b、入力端子7a、7b、負荷11a、11bは左右対称に構成され、図2の下側の可変利得増幅回路Aで正相信号を増幅し、上側の可変利得増幅回路Bで逆位相信号を増幅する。
図2に示す差動増幅器2において、信号増幅用トランジスタ(以下、信号増幅Trという)3a、3bのベースは入力端子7a、7bに接続され、エミッタは電流源を介して接地されている。信号増幅Tr3a、3bのコレクタは、それぞれ出力側の利得制御用トランジスタ4a、4bのエミッタと、非出力側の利得制御用トランジスタ5a、5bのエミッタに接続されている。出力側の利得制御用トランジスタ(以下、出力側Trという)4a、4bのコレクタは出力負荷6a、6bを介して電圧源31に接続されている。出力側Tr4a、4bのコレクタは出力端子8a、8bに接続している。また、出力側Tr4a、4bのコレクタは、コンデンサ21a、21bと抵抗12a、12bが直列に接続された負帰還路F1a、F1bを通じて、入力端子7a、7bに接続されている。
一方、非出力側の利得制御用トランジスタ(以下、非出力側Trという)5a、5bのコレクタは、出力負荷6a、6bと同じ負荷11a、11bを介して電圧源31に接続されている。非出力側Tr5a、5bのコレクタは、出力側Tr4a、4bと同様に、コンデンサ21a、21bと抵抗13a、13bが直列に接続された負帰還路F2a、F2bを通じて、入力端子7a、7bに接続されている。
出力側Tr4a、4bのベースと非出力側Tr5a、5bのベースは、それぞれ利得制御電圧+vagcと−vagcが入力される+vagc端子9と−vagc端子10にそれぞれ接続している。従って、実施の形態1と同様に、出力側Tr4a、4bのコレクタからの負帰還路F1a、F1bと、非出力側Tr5a、5bのコレクタからの負帰還路F2a、F2bは等しい。出力側Tr4a、4bのベース電圧(+vagc端子9の電圧)を、基準電位+vagc、非出力側Tr5a、5bのベース電圧(+vagc端子10の電圧)を、基準電位−vagcとすれば、負帰還路F1a、F2a及びF1b、F2bでそれぞれ入力に負帰還されるので、vagcを変えて利得を変化させても、負帰還量の合計は一定になる。そのため、利得によらずほぼ一定の入力反射特性が得られ、広帯域で利得によらず良好な入力マッチング特性が得られる。また、利得によらずほぼ一定の歪特性が得られる。
本実施の形態2では、入力は信号電圧源Xによる終端抵抗15の電流をトランス51を介してバランス入力として信号増幅用Tr3a、3bのベースに印加している。また、出力は出力側Tr4a、4bのコレクタからトランジスタ61a、61bを用いてエミッタフォロワで取り出し、それらの差動信号をトランス52を介してバランス出力としている。
本実施の形態2の差動増幅器2では、出力負荷6a、6bの値を前記従来技術2に比べて小さい値に設定できる。そのため、最大利得時に高周波帯域でも歪特性があまり悪化しない。また、本発明によれば40dB程度の利得可変量が広帯域で実現可能である。前記従来技術2で利得可変量を40dB程度まで大きくした場合に入力マッチングと雑音指数特性、歪特性を同時に良好なものとすることが困難となるが、本発明によれば40dB程度の利得可変量と、広帯域での良好な入力マッチング、雑音指数特性を同時に実現することが可能である。
本実施の形態2では、出力側の負帰還路F1a、F1bと非出力側の負帰還路F2a、F2bの間が受動部品で直結されているので、後述する実施の形態3や4のエミッタフォロワを用いたものに比べて利得可変量が小さいが、負帰還回路が受動部品のみから構成されるため特に高速な動作が可能となる。また余計な電流を必要とせず低消費電力で動作させられる利点がある。
実施の形態3
図3は、本発明に係る可変利得増幅器1の別の実施の形態を示す回路図である。本実施の形態3では、負帰還路をエミッタフォロワで構成する。図3において、出力側Tr4のコレクタと非出力側Tr5のコレクタはそれぞれ、トランジスタ62、63を用いたエミッタフォロワを介して抵抗12、13とコンデンサ21、22が直列に接続された負帰還路F1、F2を通じて、入力端子7に接続している。その他の構成は実施の形態1と同様である。
これにより入力から出力への影響と、電流分配器の2つの出力間(出力側Tr4及び非出力側Tr5のコレクタ間)の結合を小さくし、実施の形態1に比べて利得可変範囲を大きくとることが可能となっている。
実施の形態4
図4は、本発明に係る差動増幅器の別の実施の形態を示す回路図である。本実施の形態4では、負帰還路をエミッタフォロワで構成する。図4において、出力側Tr4a、4bのコレクタと非出力側Tr5a、5bのコレクタはそれぞれ、トランジスタ62a、62b、63a、63bを用いたエミッタフォロワを介して抵抗12a、12b、13a、13bとコンデンサ21a、21bが直列に接続された負帰還路F1a、F1b、F2a、F2bを通じて、入力端子7a、7bに接続している。その他の構成は実施の形態2と同様である。
これにより入力から出力への影響と、電流分配器の2つの出力間(出力側Tr4a、4b及び非出力側Tr5a、5bのコレクタ間)の結合を小さくし、実施の形態2に比べて利得可変範囲を大きくとることが可能となっている。本実施の形態4では、エミッタフォロワのバイアス電流を出力電流から取るように構成している。
図5は、実施の形態4の変形例である。図5の差動増幅器2は、図4の回路に比べて、エミッタフォロワのバイアス電流を出力電流以外の、外部の回路から与えるように構成している。すなわち、エミッタフォロワを構成するトランジスタ61a、61b、62a、62b、63a、63bのベースは出力電流の電圧源31とは別の電圧源32に接続されている。
本発明を説明するために、前記実施の形態1乃至4では、バイポーラトランジスタを用いた構成を記載したが、バイポーラトランジスタをMOSなどのFETで置き換えて構成することも可能である。トランジスタをMOS型FETとした場合、出力側Tr4及び非出力側Tr5のコレクタはドレインに、エミッタはソースに、ベースはゲートに相当する。また、エミッタフォロワはソースフォロワに相当する。
次に、前記実施の形態の回路について実際の動作のシミュレーションを行った結果を説明する。以下の実施の形態2及び4のシミュレーションでは従来技術1のシミュレーションで用いたのと同じトランジスタを用い、LNAコア電流を同じ値としており、基本的に従来技術1の回路と同程度の性能が実現可能な動作条件とした。
実施例1
実施の形態2のバランス入出力である可変利得差動増幅器(図2)について、利得制御電圧を変化させた場合の、入力信号が50MHz、275MHz、500MHzにおける雑音指数(Noise Figure. 以下、NFという)、Sパラメータの入力反射特性(以下、S11という)、Sパラメータの入力伝達特性(以下、S21という)、相互変調歪み特性を表す3次入力インターセプトポイント(Third Order Input Intercept Point。以下、IIP3という)をそれぞれプロットしたグラフを図6A乃至図6Dに示す。グラフのX軸は図2の、出力側Tr4a、4bと非出力側Tr5a、5bのペアで構成される電流制御トランジスタペアの2つのベース端子9及び10の間の電圧の1/2(vagc)をボルト単位で表示したものである。vagcを変化させた時の利得変動の様子は図6CのS21のグラフに表されている。IIP3の測定はそれぞれの中心周波数から±10kHz離れた2つのトーン信号を、−50dBmで入力してシミュレーションを行った。シミュレーションに用いたトランジスタモデルでは、500MHz程度が実用的な動作周波数の上限である。図6A乃至図6D中、太い実線が500MHz、中ぐらいの太さの実線が275MHz、細い実線が50MHzのプロットである。
図6CのS21のプロットから、vagcが−0.06〜−0.07Vの間に利得減衰量のピークが現れていることが分かる。図6Aと図6Dを参照して、利得減衰の変化に伴いNFとIIP3の局所的悪化が生じている。これは電流分配器の2つの出力(出力側Tr4a、4b及び非出力側Tr5a、5bのコレクタ間)が受動部品により互いに直結された状態となっているために生じるもので構造的なものである。ただし図6B及び図6Dで、vagc=−0.06V以上の範囲ではS11、IIP3はほぼ一定でNFの極端な悪化も起こらない(図6A)ため、30dB程度の利得減衰量で仕様が満たされる場合には構成例1、2を用いて消費電力の少ない、前記実施の形態1及び2で述べた利点を備えた広帯域利得可変増幅器を構成することができることがわかる。
実施例2
実施の形態4で示したエミッタフォロワのバイアス電流を出力電流からとる構成の可変利得差動増幅器(図4)について、利得制御電圧を変化させた場合の、入力信号が50MHz、275MHz、500MHzにおけるNF(dB)、S11(dB)、S21(dB)、IIP3(dBm)をそれぞれプロットしたグラフを図7A乃至図7Dに示す。グラフのX軸は図4の、出力側Tr4a、4bと非出力側Tr5a、5bのペアで構成される電流制御トランジスタペアの2つのベース端子9と10の間の電圧の1/2(vagc)をボルト単位で表示したものである。vagcを変化させた時の利得変動の様子は図7CのS21に表されている。IIP3の測定はそれぞれの中心周波数から±10kHz離れた2つのトーン信号を−50dBmで入力してシミュレーションを行った。シミュレーションに用いたトランジスタモデルでは500MHz程度が実用的な動作周波数の上限である。図7A乃至図7D中、太い実線が500MHz、中ぐらいの太さの実線が275MHz、細い実線が50MHzのプロットである。
実施の形態4ではエミッタフォロワを用いているため構成例2のシミュレーション結果と異なり、vagc変動時に利得減衰量のピークが現れることはない(図7C)。ほぼ理想素子としてトランジスタが振る舞うと考えられる50MHzでの結果では、利得を変化させた時のIIP3は大体一定となっている(図7D)。最大利得時のNFは2.3dB@50MHz〜2.6dB@500MHzとなっている(図7A)。利得可変幅は50〜500MHzの帯域で60dB以上とれていることが分かる(図7C)。実施の形態2よりも電力消費量はエミッタフォロワの分だけ増加するが、60dB程度の利得可変幅を有し、前記実施の形態1及び2で述べた利点を備えた広帯域利得可変増幅器を実施の形態4の構成により実現できることが分かる。
実施例3
実施の形態4で説明したエミッタフォロワのバイアス電流を外部回路からとる構成の可変利得差動増幅器(図5)について、利得制御電圧を変化させた場合の、入力信号が50MHz、275MHz、500MHzにおけるNF(dB)、S11(dB)、S21(dB)、IIP3(dBm)をそれぞれプロットしたグラフを図8A乃至図8Dに示す。グラフのX軸は図5の、出力側Tr4a、4bと非出力側Tr5a、5bのペアで構成される電流制御トランジスタペアの2つのベース端子9と10の間の電圧の1/2(vagc)をボルト単位で表示したものである。vagcを変化させた時の利得変動の様子は図8CのS21に表されている。IIP3の測定はそれぞれの中心周波数から±10kHz離れた2つのトーン信号を−50dBmで入力してシミュレーションを行った。シミュレーションに用いたトランジスタモデルでは500MHz程度が実用的な動作周波数の上限である。図8A乃至図8D中、太い実線が500MHz、中ぐらいの太さの実線が275MHz、細い実線が50MHzのプロットである。
実施例3のNF、S11、S21、IIP3の各特性は実施例2とほぼ同様である。利得可変幅が実施例2より少し拡大している(図8C)。60dB以上の利得可変幅を有し、前記実施の形態1及び2で述べた利点を備えた広帯域利得可変増幅器を、実施の形態4のエミッタフォロワのバイアス電流を外部回路からとる構成の可変利得差動増幅器により実現できることが示されている。
以上述べたように、本発明によれば、利得によらずほぼ一定の入力反射特性が得られ、広帯域で利得によらず良好な入力マッチング特性と、ほぼ一定の歪特性が得られる。また、最大利得時に高周波帯域でも歪特性があまり悪化しない。そして、本発明によれば60dB程度の利得可変量と、広帯域での良好な入力マッチング、雑音指数特性を同時に実現することが可能である。
本発明の一実施の形態である可変利得増幅器を示す回路図である。 本発明の一実施の形態である差動増幅器を示す回路図である。 本発明の別の実施の形態に係る可変利得増幅器を示す回路図である。 本発明に係る差動増幅器の負帰還をエミッタフォロワとする実施の形態を示す回路図である。 本発明に係る差動増幅器の負帰還を、バイアス電流を外部回路からとるエミッタフォロワとする実施の形態を示す回路図である。 本発明の実施の形態2の差動増幅器について、利得制御電圧を変化させた場合の、雑音指数NFをプロットしたグラフである。 本発明の実施の形態2の差動増幅器について、利得制御電圧を変化させた場合の、入力反射特性S11をプロットしたグラフである。 本発明の実施の形態2の差動増幅器について、利得制御電圧を変化させた場合の、入力伝達特性S21をプロットしたグラフである。 本発明の実施の形態2の差動増幅器について、利得制御電圧を変化させた場合の、3次入力インターセプトポイントIIP3をプロットしたグラフである。 図4の差動増幅器について、利得制御電圧を変化させた場合の、雑音指数NFをプロットしたグラフである。 図4の差動増幅器について、利得制御電圧を変化させた場合の、入力反射特性S11をプロットしたグラフである。 図4の差動増幅器について、利得制御電圧を変化させた場合の、入力伝達特性S21をプロットしたグラフである。 図4の差動増幅器について、利得制御電圧を変化させた場合の、3次入力インターセプトポイントIIP3をプロットしたグラフである。 図5の差動増幅器について、利得制御電圧を変化させた場合の、雑音指数NFをプロットしたグラフである。 図5の差動増幅器について、利得制御電圧を変化させた場合の、入力反射特性S11をプロットしたグラフである。 図5の差動増幅器について、利得制御電圧を変化させた場合の、入力伝達特性S21をプロットしたグラフである。 図5の差動増幅器について、利得制御電圧を変化させた場合の、3次入力インターセプトポイントIIP3をプロットしたグラフである。 従来のシングルエンド可変利得増幅器の回路図である。 従来の可変利得増幅回路を2つ備えた差動増幅器の回路図である。 図10の差動増幅器について、利得制御電圧を変化させた場合の、雑音指数NFをプロットしたグラフである。 図10の差動増幅器について、利得制御電圧を変化させた場合の、入力反射特性S11をプロットしたグラフである。 図10の差動増幅器について、利得制御電圧を変化させた場合の、入力伝達特性S21をプロットしたグラフである。 図10の差動増幅器について、利得制御電圧を変化させた場合の、3次入力インターセプトポイントIIP3をプロットしたグラフである。 従来技術の差動増幅器を示す回路図である。 従来技術による可変利得差動増幅器のシミュレーション回路図である。 図13の差動増幅器について、利得制御電圧を変化させた場合の、雑音指数NFをプロットしたグラフである。 図13の差動増幅器について、利得制御電圧を変化させた場合の、入力反射特性S11をプロットしたグラフである。 図13の差動増幅器について、利得制御電圧を変化させた場合の、入力伝達特性S21をプロットしたグラフである。 図13の差動増幅器について、利得制御電圧を変化させた場合の、3次入力インターセプトポイントIIP3をプロットしたグラフである。 図13の差動増幅器について、利得可変量を40dBとした場合の、雑音指数NFをプロットしたグラフである。 図13の差動増幅器について、利得可変量を40dBとした場合の、入力反射特性S11をプロットしたグラフである。 図13の差動増幅器について、利得可変量を40dBとした場合の、入力伝達特性S21をプロットしたグラフである。 図13の差動増幅器について、利得可変量を40dBとした場合の、3次入力インターセプトポイントIIP3をプロットしたグラフである。
符号の説明
1 可変利得増幅器
2 差動増幅器
3、3a、3b 信号増幅用トランジスタ
4、4a、4b 出力側利得制御用トランジスタ
5、5a、5b 非出力側利得制御用トランジスタ
6、6a、6b 出力負荷
7、7a、7b 入力端子
8、8a、8b 出力端子
9 +vagc端子
10 −vagc端子
11、11a、11b 負荷
F1、F2、F1a、F2a、F1b、F2b 負帰還路
A、B 可変利得増幅回路

Claims (4)

  1. 信号増幅用トランジスタと、該信号増幅用トランジスタのコレクタ又はドレインに、それぞれのエミッタ又はソースが接続された出力側及び非出力側の利得制御用トランジスタとを備えた可変利得増幅器において、
    前記非出力側の利得制御用トランジスタのコレクタ又はドレインと電源側との間に、前記出力側の利得制御用トランジスタのコレクタ又はドレインと電源側との間に接続された出力負荷と同じ負荷を備え、
    前記出力側の利得制御用トランジスタの出力端子から入力端子への負帰還路と同じ回路形式と回路定数で構成される負帰還路を、前記非出力側の利得制御用トランジスタの負荷の端子と入力端子との間に備える、
    ことを特徴とする可変利得増幅器。
  2. 信号増幅用トランジスタと、該信号増幅用トランジスタのコレクタ又はドレインに、それぞれのエミッタ又はソースが接続された出力側及び非出力側の利得制御用トランジスタとを備えた可変利得増幅器を2つ設けて構成した差動増幅器において、
    前記非出力側の2つの利得制御用トランジスタの各コレクタ又は各ドレインと電源側との間に、前記出力側の利得制御用トランジスタのコレクタ又はドレインと電源側との間に接続された出力負荷と同じ負荷を備え、
    前記出力側の利得制御用トランジスタの出力端子から入力端子への負帰還路と同じ回路形式と回路定数で構成される負帰還路を、前記非出力側の2つの利得制御用トランジスタの負荷の端子と入力端子の間に備える、
    ことを特徴とする差動増幅器。
  3. 前記負帰還路がエミッタフォロワ又はソースフォロワである請求項1に記載の可変利得増幅器。
  4. 前記負帰還路がエミッタフォロワ又はソースフォロワである請求項2に記載の差動増幅器。
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