JP4933919B2 - 画像形成装置、文書方向判定方法、及び文書方向判定プログラム - Google Patents

画像形成装置、文書方向判定方法、及び文書方向判定プログラム Download PDF

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Description

本発明は、画像形成装置、文書方向判定方法、及び文書方向判定プログラムに関し、特にPSデータに基づいて文書を印刷する画像形成装置、文書方向判定方法、及び文書方向判定プログラムに関する。
アプリケーションソフトによって作成された文書を印刷する場合、当該文書は、プリンタドライバによって印刷先のプリンタが解釈可能なプリンタ言語による印刷コマンドに変換される。プリンタは、当該プリンタ言語による印刷コマンドを解釈することにより、文書の印刷画像を生成し、当該印刷画像を印刷用紙に印字する。
斯かるプリンタ言語の一つとして、PS(PostScript)言語が普及している。PS(PostScript)言語は、文書を描画する際の原点や描画回転角度を自由に設定できる等、描画に関する自由度が高い。
例えば、図1は、Landscapeの描画例を示す図である。図1において(A)は、PS言語のコマンドである<</PageSize[X Y]>>setpagedeviceにおいて、X>Yが指定され、描画オブジェクトd1(横方向の文字列「ABC」)の回転角度が0度で描画された例を示す。また、(B)は、縦長のページに、描画オブジェクトd1が270度(−90度)回転されて描画された例を示す。また、(C)は、原点が移動された後に、縦長のページ全体が270度(−90度)回転され、描画オブジェクトd1は回転されずに描画された例を示す。ここで、(A)、(B)、及び(C)いずれの場合も、人間にとっては横長方向、すなわち、Landscapeの文書であると認識される。このように、PS言語では、同じ描画結果(印刷結果)を得るために様々な指定が可能である。
特開平11−70705号公報
しかしながら、その自由度の高さにより、PSデータを解釈するプリンタ側では、当該PSデータに基づいて印刷される文書の方向(Orientation)、すなわち、Portrait(縦長方向)であるのか、又はLandscape(横長方向)であるのかを自動的に判定するのが困難であるという問題がある。
したがって、例えば、パンチ機能を利用された場合、ユーザの意図とは異なった位置にパンチされてしまうということがあった。
図2は、ユーザの意図とは異なった位置にパンチされた例を示す図である。図2に示される文書500の方向は、通常、ユーザにはLandscapeであると認識される。したがって、文書500についてP1で示される位置にパンチを行いたい場合、ユーザは、直感的に左パンチを指定する。しかし、プリンタにおいて文書500の方向がPortraitとして扱われてしまうと、P2に示される位置にパンチ穴が空けられてしまう。このような結果を避けるために、従来、ユーザは、印刷結果を想定し、その上で結果的に自らの意図する位置にパンチされるような設定を行わなければならなかった。
なお、斯かる事態は、パンチ機能だけではなく、ステープル機能や折り機能等、仕上げ機能一般において同様に発生し得る。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであって、PSデータに基づいて印刷される文書の方向を適切に判定することのできる画像形成装置、文書方向判定方法、及び文書方向判定プログラムの提供を目的とする。
そこで上記課題を解決するため、本発明は、PSデータに基づいて文書を印刷する画像形成装置であって、前記PSデータにおいて指定されている用紙の方向が横長のときは、当該PSデータに基づいて印刷される文書の方向はLandscapeであると判定し、前記用紙の方向が横長でないときは、当該PSデータにおいて指定されている各描画オブジェクトの回転角度に応じて前記文書の方向を判定する文書方向判定手段を有することを特徴とする。
このような画像形成装置では、PSデータに基づいて印刷される文書の方向を適切に判定することができる。
本発明によれば、PSデータに基づいて印刷される文書の方向を適切に判定することのできる画像形成装置、文書方向判定方法、及び文書方向判定プログラムを提供することができる。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。図3は、本発明の実施の形態における画像形成装置のハードウェア構成例を示す図である。図3において画像形成装置10は、コントローラ11、プリンタエンジン18、及び操作パネル19等のハードウェアを有するプリンタである。
コントローラ11は、バスBによって接続された、ホストI/F(インタフェース)12、CPU13、ROM14、RAM15、エンジンI/F16、及びHDD17等を含む。ROM14には、各種のプログラムやプログラムによって利用されるデータ等が記録されている。RAM15は、プログラムをロードするための記憶領域や、ロードされたプログラムのワーク領域等として用いられる。CPU13は、RAM15にロードされたプログラムを処理することにより、後述される機能を実現する。HDD17は、各種のデータの保存領域やプログラムの仮想メモリ(記憶)領域として用いられる。ホストI/F12は、印刷データを送信するPC(Personal Computer)等のホストコンピュータと、ネットワーク又はUSB(Universal Serial Bus)ケーブル等を介して接続するためのインタフェースである。エンジンI/F16は、プリンタエンジン18をコントローラ11に接続するためのインタフェースである。
プリンタエンジン18は、画像データ(印刷画像)を印刷用紙に印刷するためのハードウェアである。操作パネル19は、ユーザからの入力の受け付けや、ユーザに対する情報の通知等を行うめのボタン、液晶パネル等を備えたハードウェアである。
図4は、本発明の実施の形態における画像形成装置のソフトウェア構成例を示す図である。図4に示される各ブロックは、CPU13によってプログラムが処理されることにより実現される。
図4において、画像形成装置10のソフトウェアは、システム部110とインタプリタ部120とに大別される。システム部110は、OS(Operating System)等、システム制御を担う部分であり、入力I/F111、ホストバッファ112、及びフレームバッファ113を含む。インタプリタ部120は、ホストコンピュータ20より送信される印刷データ(PS(PostScript)データ)に含まれているPS(PostScript)言語を解釈し、PS言語によって指示された処理を実行する部分であり、ストリームバッファ121、言語解析部122、印刷設定部123、及び描画処理部124等を含む。なお、ホストバッファ112、ストリームバッファ121、及びフレームバッファ113は、RAM15又はHDD17上に確保される記憶領域である。
ホストコンピュータ20より送信されるPSデータは、入力I/F111によって受信され、ホストバッファ112に一時的に格納される。ホストバッファ112に格納されたPSデータは、ストリームバッファ121にコピーされる。言語解析部122は、ストリームバッファ121にコピーされたPSデータを解析し、中間形式のデータであるディスプレイリスト125を生成すると共に、パンチ、ステープル、及び集約等の仕上げ機能に関する設定情報を印刷設定部123に出力する。
描画処理部124は、ディスプレイリスト125に基づいてフレームバッファ113に画像データを描画(生成)する。フレームバッファ113に描画された画像データは、プリンタエンジン18によって印刷される。この際、印刷設定部123より仕上げ機能に関する指示がプリンタエンジン18に出力され、パンチ、ステープル、集約等の処理が行われる。
図4に示される構成において、本実施の形態では、言語解析部122、印刷設定部123、及び描画処理部124が、PSデータに基づいて印刷される文書の方向の自動判定機能(以下、「印刷文書方向判定機能」という。)に関係する。
ところで、PSデータに基づいて、文書の方向を判定するのは困難である。PS言語の仕様にOrientationという概念が無いからである。そこで、本発明者は、印刷文書方向判定機能を実現すべく独自に調査を行った。その結果、PS言語において文書方向の判定に利用し得るパラメータの候補として、DSCコメント、<</PageSize[X Y]>>setpagedeviceコマンド、CTM(Current Transfer Matrix)、及びOrientationOverrideが挙げられた。
DSCコメントとは、Adobe(登録商標)社によって記述が推奨されているコメントであり、その一つとしてOrientationコメントが存在する。Orientationコメントには、値として「Portrait」(縦長方向)又は「Landscape」(横長方向)の別を指定することができる。但し、当該パラメータは、推奨されているコメントに過ぎない。したがって、PSデータを出力するソフトウェアにおいて必ずしも記述されているとは限らず、また、その値の信頼性も低い。本発明者が市販されている主なアプリケーションを調査したところ、この値が当該PSデータに係る文書の方向と一致しないものが多数あることが判明した。したがって、本発明者は、Orientationコメントに基づいて判定するのは適切ではないと判断した。
<</PageSize[X Y]>>setpagedeviceコマンド(以下、「setpagedevice/PageSizeコマンド」という。)とは、用紙サイズの縦方向の長さ(X)と横方向の長さ(Y)とが指定される(すなわち、用紙の方向が指定される)コマンドである。図5は、setpagedevice/PageSizeコマンドによる文書方向の判定の可否を説明するための図である。
本発明者が調査したところ、X<Yの場合(用紙が縦長の場合、図5において上段に示される。)、当該PSデータに係る文書の方向を確定できないことが判明した。用紙が縦長の場合、描画オブジェクトが回転される場合が有るからである。図5の上段においても、縦長の用紙に、「Portrait」という横文字列が回転されずに描画された例と、「Landscape」という横文字列が90度回転された例とが示されている。前者は、ユーザから見ればPortraitの文書であるが、後者はユーザからみればLandscapeの文書である。
一方、当該コマンドにおいてX>Yの場合(用紙が横長の場合、図5において下段に示される。)、当該PSデータに係る文書の描画方向は横方向であると判定できることが分かった。横長の用紙を指定しておいて、あえて描画オブジェクトを回転させるようなPSデータを出力するようなソフトウェアは、確認した範囲では存在しなかったからである。すなわち、図5の下段において、横長の用紙に「Landscape」という横文字列が回転されずに描画された例が示されているが、当該文字列を回転させることによりPortraitの文書にするようなソフトウェアは確認されなかった。そこで、本発明者は、setpagedevice/PageSizeコマンドにおいて、X>Yの場合は、文書の方向はLandscapeであると判定してよいと判断した。
CTMは、文書のページ中の描画オブジェクトを回転等させるための変換行列であり、描画オブジェクトごとに指定されている。印刷文書方向判定機能は、人間によって判断される文書の方向を自動的に判断するための機能であるところ、人間は描画オブジェクトを視認することによって文書の方向を判断する。したがって、用紙の方向が特定できれば描画オブジェクトの回転角度によって文書の方向を判断するのが合理的である。ところで、上述したように、setpagedevice/PageSizeコマンドによって、用紙の方向が横長のときは、文書の方向はLandscapeであると判定してよいことが調査によって分かっている。したがって、文書の方向が不明なケースは用紙の方向が縦長の場合に特定される。よって、本発明者は、用紙の方向が縦長の場合(横長以外の場合をいう)について、CTMによって文書の方向を判定するのが妥当であると判断した。
図6は、本実施の形態におけるCTMによる文書方向の判断基準を示す図である。図6に示されるように、用紙が縦長の場合、描画オブジェクトの回転角度が0度又は180度の場合、文書の方向はPortraitであると判定する。一方、回転角度が90度又は270度の場合、文書の方向はLandscapeであると判定する。
OrientationOverrideは、PS言語の仕様として定義されているものではなく、各ベンダが独自にOrientationを定義するために設けたパラメータを本実施の形態において総称したものである。すなわち、当該パラメータの名前は、各ベンダに応じて異なるが、本実施の形態では、総称してOrientationOverrideと呼ぶ。当該パラメータは、通常、ユーザによる強制的な指定に応じてPSデータ内に記述される。したがって、当該パラメータがPSデータ内に含まれているときは、当該パラメータに従うのが妥当である。
上記より、本実施の形態の画像形成装置10は、OrientationOverride、setpagedevice/PageSizeコマンド、及びCTMを用いて文書方向を判定する。OrientationOverride、及びsetpagedevice/PageSizeコマンドは、言語解析部122によってPSデータより取得され、印刷設定部123に出力される。CTMは、描画処理部124によって用いられるため、描画処理部124より描画オブジェクトごとのCTMが印刷設定部123に出力される。印刷設定部123は、言語解析部122及び描画処理部124より出力された情報に基づいて、文書方向を判定し、判定された文書方向に応じた仕上げ機能の設定(例えば、パンチの位置、ステープルの位置、又は折りの方向等)を判断する。
以下、印刷設定部123の処理手順について説明する。図7は、印刷設定部による文書方向の判定処理を説明するためのフローチャートである。なお、図7の処理は、文書が複数ページの場合、ページごとに行われる。
まず、言語解析部122よりOrientationOverrideが出力されたか否か(すなわち、PSデータ内にOrientationOverrideが指定されているか否か)を判定する(S101)。OrientationOverrideが指定されている場合(S101でYES)、OrientationOverrideに指定されたOrientaionを文書の方向として判定する(S102)。
OrientationOverrideが指定されていない場合(S101でNO)、言語解析部122より出力されたsetpagedevice/PageSizeコマンドにおいてX>Y(用紙が横長方向)であるか否かを判定する(S103)。用紙が横長方向である場合(S103でYES)、文書の方向は、Landscape(横長方向)であると判定する(S104)。
setpagedevice/PageSizeコマンドにおいてX>Yでない場合(S103でNO)、描画処理部124より出力された描画オブジェクトごとの各CTMに基づいて、以下の処理を実行する。
一つのCTMを処理対象とし、当該CTMに基づいて当該描画オブジェクトの回転角度を判定する(S105)。回転角度が0度又は180度の場合、文書方向がPortraitである可能性を示す値(以下、「Portraitポイント」という。)に対してポイントを加算する(S106)。一方、回転角度が90度又は270度の場合、文書方向がLandscapeである可能性を示す値(以下、「Landscapeポイント」という。)に対してポイントを加算する(S107)。なお、「ポイント」については後述する。
ステップS105〜S107は、処理対象となっているページの全て又は所定の範囲の描画オブジェクトの各CTMについて実行される。当該各CTMの全てについて当該処理が完了すると(S108でYES)、PortraitポイントとLandscapeポイントとを比較し、値の大きい方のポイントに係る文書方向を判定結果とする(S109)。
なお、CTM[a b c d tx ty]に基づいて描画オブジェクトの回転角度を判定する場合、a要素及びd要素の値が0のときは、回転角度は90度又は270度であると判定すればよい。一方、b要素及びc要素が0のときは、回転角度は0度又は180度であると判定すればよい。
図7においてCTMに基づいて文書方向を判定するために用いられる「ポイント」の加算方法についていくつかの例を説明する。
第一の方法は、描画回数をポイントとする。すなわち、ステップS106又はS107では「1」が加算される。この場合、回転角度が0度又は180度の描画オブジェクトの総数と270度(−90度)又は270度の描画オブジェクトの総数とが比較され、前者が大きければPortrait、後者が大きければLandscapeと判定される。第一の方法によれば、文書の方向が描画オブジェクトの方向の多数決によって判定される。したがって、ユーザが見た全体的な印象に近い判定結果を出力することができる。
第二の方法は、描画面積をポイントとする。すなわち、ステップS106又はS107では当該描画オブジェクトの描画面積が加算される。この場合、回転角度が0度又は180度の描画オブジェクトの描画面積の合計値と270度(−90度)又は270度の描画オブジェクトの描画面積の合計値とが比較され、前者が大きければPortrait、後者が大きければLandscapeと判定される。第二の方法によれば、描画方向ごとにおける描画オブジェクト大きさの合計値によってページの描画方向が判定される。大きい描画オブジェクト程、ページ全体に与える印象は大きい。したがって、ユーザが見た全体的な印象に近い判定結果を出力することができる。
第三の方法は、アプリケーション等において文書が作成されるときの描画オブジェクトの描画順に応じてポイントの値(重み付け)を変化させる。文書をメイン部分(例えば、本文等、文書の内容において主要部となる部分)とサブ部分(例えば、欄外に付記される付加情報等)とに分けた場合、メイン部分によって文書方向を判定するのが妥当であると考えられるところ、メイン部分とサブ部分との描画順は、文書を作成するアプリケーションや、作成される文書の種類(帳票等)に応じて或る程度のパターンがあるものと考えられる。第三の方法は、このような事情に着目し、できるだけ文書のメイン部分によって文書方向を判定しようとするものである。
図8は、第三の方法卯におけるポイントの重み付けパターンの例を示す図である。図8において、パターン(A)は、最初にメイン部分が描かれ、その後サブ部分が描かれる文書に対して適用されるポイントの重み付けのパターンである。この場合、ステップS106又はS107では、ループの回数(描画順)が、最初から所定の範囲までは相対的に高い値(図8の例では「3」)が加算され、所定の範囲以降は相対的に低い値(図8の例では「1」)が加算される。なお、PSデータにおいて、描画オブジェクト及びCTMは、描画順に出現するため、描画オブジェクトが処理される順番(ループの回数)を描画順とみなせばよい。
パターン(B)は、中間にメイン部分が描かれ、その前後でサブ部分が描かれる文書に対して適用されるポイントの重み付けパターンである。この場合、ステップS106又はS107では、ループの回数が、途中から所定の範囲において相対的に高い値(図8の例では「3」)が加算され、その前後の範囲においては相対的に低い値(図8の例では「1」)が加算される。
パターン(C)は、最初にサブ部分が描かれ、その後メイン部分が描かれる文書に対して適用されるポイントの重み付けのパターンである。この場合、ステップS106又はS107では、ループの回数(描画順)が、最初から所定の範囲までは相対的に低い値(図8の例では「1」)が加算され、所定の範囲以降は相対的に高い値(図8の例では「3」)が加算される。
なお、印刷対象とされている文書がいずれのパターンに相当するかは、印刷の指示の際にユーザに指定させてもよいし、言語解析部122が、PSデータに含まれているアプリケーションの種類を示すパラメータに基づいて、自動的に判定するようにしてもよい。
図9は、第一の方法から第三の方法によるポイントの加算方法による文書方向の判定例を示す図である。
図9では、10個の描画オブジェクトがサンプルとされており、描画オブジェクトごとに、描画順番、回転角度、及び描画面積の他、第一の方法、第二の方法、及び第三の方法によるポイントの値が示されている。なお、第三の方法については、パターン(B)が適用された例が示されている。
図9においては、第一の方法(第一の例)の場合、Portraitポイントは「7」、Landscapeポイントは「3」となり、Portraitが文書方向の判定結果とされている。第二の方法(第二の例)の場合、Portraitポイントは「13」、Landscapeポイントは「20」となり、Portraitが文書方向の判定結果とされている。第三の方法(第三の例)の場合、Portraitポイント及びLandscapeポイントの双方が同じ値(同点)となっている。
このように、第一の方法から第三の方法のいずれかを採用してポイントを計算した結果、PortraitポイントとLandscapeポイントが等しい場合、又はほぼ等しい場合(双方のポイント差が予め定められた範囲内である場合)には、常にPortrait又はLandscapeのいずれかを判定結果とするようにしてもよい。また、操作パネル19に、文書方向を確定できない旨のメッセージを表示させ、操作パネル19を介してユーザに選択させるようにしてもよい。
また、採用した方法以外の方法によって、改めてポイントを算出するようにしてもよい。すなわち、例えば、第二の方法において同点だった場合、第一の方法又は第三の方法による判定結果を採用してもよい。また、二つの方法(例えば、第一の方法と第二の方法)によっても判定できない場合は、残りの方法(例えば、第三の方法)の判定結果を採用してもよい。更に、三つの方法によっても判定できない場合、常にPortrait又はLandscapeのいずれかを判定結果としたり、操作パネル19を介してユーザに問い合わせるようにしたりしてもよい。
上述したように、本実施の形態における画像形成装置10によれば、PSデータに基づいて印刷文書の方向を合理的かつ自動的に判定することができる。したがって、パンチ、ステープル、及び折り等に代表されるような仕上げ機能等、印刷文書の方向に応じて処理結果が異なる処理について、ユーザの感覚に即した処理結果を出力することができる。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明は斯かる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
Landscapeの描画例を示す図である。 ユーザの意図とは異なった位置にパンチされた例を示す図である。 本発明の実施の形態における画像形成装置のハードウェア構成例を示す図である。 本発明の実施の形態における画像形成装置のソフトウェア構成例を示す図である。 setpagedevice/PageSizeコマンドによる文書方向の判定の可否を説明するための図である。 本実施の形態におけるCTMによる文書方向の判定基準を示す図である。 印刷設定部による文書方向の判定処理を説明するためのフローチャートである。 第三の方法におけるポイントの重み付けパターンの例を示す図である。 第一の方法から第三の方法によるポイントの加算方法による文書方向の判定例を示す図である。
符号の説明
10 画像形成装置
11 コントローラ
12 ホストI/F
13 CPU
14 ROM
15 RAM
16 エンジンI/F
17 HDD
18 プリンタエンジン
19 操作パネル
110 システム部
111 入力I/F
112 ホストバッファ
113 フレームバッファ
120 インタプリタ部
121 ストリームバッファ
122 言語解析部
123 印刷設定部
124 描画処理部
B バス

Claims (11)

  1. PSデータに基づいて文書を印刷する画像形成装置であって、
    前記PSデータにおいて指定されている用紙の方向が横長のときは、当該PSデータに基づいて印刷される文書の方向はLandscapeであると判定し、前記用紙の方向が横長でないときは、当該PSデータにおいて指定されている各描画オブジェクトの回転角度に応じて前記文書の方向を判定する文書方向判定手段を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記文書方向判定手段は、前記回転角度が0度又は180度の描画オブジェクトの総数と、前記回転角度が90度又は270の描画オブジェクトの総数とを比較し、当該比較結果に応じて前記文書の方向を判定することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記文書方向判定手段は、前記回転角度が0度又は180度の描画オブジェクトの描画面積の合計値と、前記回転角度が90度又は270の描画オブジェクトの描画面積の合計値とを比較し、当該比較結果に応じて前記文書の方向を判定することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 前記文書方向判定手段は、前記描画オブジェクトの描画順に応じて変化する値について、前記回転角度が0度又は180度の描画オブジェクトの合計値と、前記回転角度が90度又は270の描画オブジェクトの描画順との合計値とを比較し、当該比較結果に応じて前記文書の方向を判定することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  5. 前記文書方向判定手段による判定結果に応じて前記文書に対する仕上げ機能を実行することを特徴とする請求項1乃至4いずれか一項記載の画像形成装置。
  6. PSデータに基づいて文書を印刷する画像形成装置が実行する文書方向判定方法であって、
    前記PSデータにおいて指定されている用紙の方向が横長のときは、当該PSデータに基づいて印刷される文書の方向はLandscapeであると判定し、前記用紙の方向が横長でないときは、当該PSデータにおいて指定されている各描画オブジェクトの回転角度に応じて前記文書の方向を判定する文書方向判定手順を有することを特徴とする文書方向判定方法。
  7. 前記文書方向判定手順は、前記回転角度が0度又は180度の描画オブジェクトの総数と、前記回転角度が90度又は270の描画オブジェクトの総数とを比較し、当該比較結果に応じて前記文書の方向を判定することを特徴とする請求項6記載の文書方向判定方法。
  8. 前記文書方向判定手順は、前記回転角度が0度又は180度の描画オブジェクトの描画面積の合計値と、前記回転角度が90度又は270の描画オブジェクトの描画面積の合計値とを比較し、当該比較結果に応じて前記文書の方向を判定することを特徴とする請求項6記載の文書方向判定方法。
  9. 前記文書方向判定手順は、前記描画オブジェクトの描画順に応じて変化する値について、前記回転角度が0度又は180度の描画オブジェクトの合計値と、前記回転角度が90度又は270の描画オブジェクトの描画順との合計値とを比較し、当該比較結果に応じて前記文書の方向を判定することを特徴とする請求項6記載の文書方向判定方法。
  10. 前記文書方向判定手順における判定結果に応じて前記文書に対する仕上げ機能を実行することを特徴とする請求項6乃至9いずれか一項記載の文書方向判定方法。
  11. 請求項6乃至10いずれか一項記載の文書方向判定方法を画像形成装置に実行させるための文書方向判定プログラム。
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