JP4932443B2 - 個別情報管理機能を持つ電子装置 - Google Patents

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本発明は、トレーサビリティを持たせるために個別情報管理機能を付与した電子装置及び個別情報管理方法並びにこれを利用した電子装置のメンテナンスシステムに関する。
各種電子装置のうち、例えばボタン電話システムにおける主装置について言えば、図7に示すように、主装置100の筐体内に複数のボードB1、B2、B3、B4、・・・が実装されて構成されている。図7には代表的なボードのみを示しており、ここでは、ボードB1は主装置100及びこれに接続された複数の端末(ここでは電話機)110−1〜110−nを含むボタン電話システム全体を管理、制御するためのCPUが搭載されたボードである。ボードB2は公衆電話回線等の通信回線と接続するための回線用ボードであり、ボードB3は複数の端末110−1〜110−nと接続するための内線用ボードである。ボードB4はボイスメール機能を実現するためのボードである。ボードB1〜B3は主装置として必須の構成要素であるが、主装置として実現すべき機能に応じて様々なボードが実装される。この種のボードは、カード、パッケージと呼ばれることもある。いずれにしても、各ボードB1〜B4はそれぞれ、主装置100の筐体に用意されているスロットに挿入することで実装され、ボードB1〜B4用の各スロットにはNo.1〜No.4のスロット番号が与えられている。
ところで、このような主装置100には、これまで、製品としての識別を可能にするためにバーコードラベルが貼り付けられている。バーコードラベルによるバーコード情報により、主装置100の、例えば製造年月を識別することができる。しかしながら、主装置100がどこに設置されたかを示す設置先情報、いつ、どのような修理が行われたかというような修理内容を示す修理情報などについてはバーコードと連携した新たなシステム構築が必要となる。また、ボード単体では、設置後のトレーサビリティを実現することが困難である。更に、ボード追加というようなシステム増設工事を行った場合、各ボードの保守期間の管理が複雑となる。
電子装置を設置した後に、そのトレーサビリティを実現する手法として、例えば特許文献1に開示された「製品出荷情報管理システム及びその管理方法」がある。この方法では、電子装置、つまり電子機器製品がその筐体内に実装された複数のパッケージから成る場合、製品の設置後であってもどのパッケージがどの製品に搭載されているのか、出荷先はどこで製造時期はいつであるのかを管理することができる。
特開2001−287810号公報
しかしながら、特許文献1に開示されたシステムでは、パッケージに搭載されているEPROMに、製造の際に書き込まれているパッケージ自体の管理情報と、製品筐体情報からなるパッケージ管理情報を、製品筐体単位、システム構成単位あるいは出荷先単位で関連付けし、データベースを構築するという作業を製品の出荷前に行わなければならない。
本発明の課題は、出荷前のデータベースの構築無しで、電子装置におけるトレーサビリティを、電子装置のみならずそれを構成している複数のボード単位でも実現できるようにすることにある。
本発明による電子装置は、装置筐体内に、メインCPU及びメインメモリを搭載したメインボードと、ユニットCPU及びオプションメモリを搭載した複数のオプションボードが実装され、前記メインボードと各オプションボードとの間が相互に通信可能に構成されている電子装置であって、前記メインCPUは当該電子装置全体を制御し、各オプションボードは前記メインCPUの制御下で当該オプションボードに規定された制御を実行する電子装置であり、前記メインメモリ、前記オプションメモリにはそれぞれ、メインボード、オプションボードの製造時に、少なくとも製品種別、仕向先、製造年月、搭載したCPUのIDを含む個別情報が記録されており、当該電子装置の立上げシーケンス実行に際して、前記複数のオプションボードはそれぞれ、前記メインメモリに前記複数のオプションボードに対応して記録されている、少なくともオプションボードの設置先情報、稼動開始日時情報を含む設置運用情報を前記メインボードから受信して前記オプションメモリに別の個別情報として記録する一方、前記メインボードは、前記複数のオプションボードから前記個別情報を受信して前記メインメモリに記録することを特徴とする。
本発明による電子装置においては、前記装置筐体に新たなオプションボードが実装される場合にも、該新たなオプションボードのオプションメモリには、当該オプションボードの製造時に、少なくとも製品種別、仕向先、製造年月、搭載したCPUのIDを含む個別情報が記録されており、当該電子装置の立上げシーケンス実行に際して、前記新たなオプションボードを含む複数のオプションボードはそれぞれ、前記メインメモリに前記新たなオプションボードを含む複数のオプションボードに対応して記録されている、少なくともオプションボードの設置先情報、稼動開始日時情報を含む設置運用情報を前記メインボードから受信して前記オプションメモリに別の個別情報として記録する一方、前記メインボードは、前記新たなオプションボードを含む複数のオプションボードから前記個別情報を受信して前記メインメモリに記録することを特徴とする。
本電子装置においては、前記メインメモリ、前記オプションメモリにそれぞれ、前記メインメモリ、前記オプションボードの修理時に修理内容を示す修理情報が前記個別情報の一部として記録されても良い。
当該電子装置はボタン電話システムの主装置又はPBXであることが好ましい。
本発明によればまた、上記のいずれかの電子装置と、該電子装置に対して公衆回線を介して接続されたメンテナンスサーバ又は該電子装置に直接接続されたメンテナンスPCとからなり、前記メンテナンスサーバ又は前記メンテナンスPCから該電子装置における前記メインメモリ及びオプションメモリにアクセスして前記個別情報、前記別の個別情報を含む情報をメンテナンス情報として取り出すことにより、当該電子装置に対するメンテナンスを行うことを特徴とする電子装置のメンテナンスシステムが提供される。
本発明によれば更に、装置筐体内に、メインCPU及びメインメモリを搭載したメインボードと、ユニットCPU及びオプションメモリを搭載した複数のオプションボードが実装され、前記メインボードと各オプションボードとの間が相互に通信可能に構成されている電子装置であって、前記メインCPUは当該電子装置全体を制御し、各オプションボードは前記メインCPUの制御下で当該オプションボードに規定された制御を実行する電子装置に対する個別情報管理方法が提供される。本個別情報管理方法においては、前記メインメモリ、前記オプションメモリにはそれぞれ、メインボード、オプションボードの製造時に、少なくとも製品種別、仕向先、製造年月、搭載したCPUのIDを含む個別情報を記録し、当該電子装置の立上げシーケンス実行に際しては、前記メインCPUが、前記メインメモリに前記複数のオプションボードに対応して記録している、少なくともオプションボードの設置先情報、稼動開始日時情報を含む設置運用情報を前記複数のオプションボードのそれぞれに送信してオプションメモリに別の個別情報として記録させる一方、前記複数のオプションボードからそれぞれ、オプションメモリに記録されている前記個別情報を受信して前記メインメモリに記録する。
本個別情報管理方法においては、前記装置筐体に新たなオプションボードを実装する場合にも、該新たなオプションボードのオプションメモリには、当該オプションボードの製造時に、少なくとも製品種別、仕向先、製造年月、搭載したCPUのIDを含む個別情報を記録し、当該電子装置の立上げシーケンス実行に際し、前記メインCPUは、前記メインメモリに前記新たなオプションボードを含む複数のオプションボードに対応して記録している、少なくともオプションボードの設置先情報、稼動開始日時情報を含む設置運用情報を前記新たなオプションボードを含む複数のオプションボードのそれぞれに送信してオプションメモリに別の個別情報として記録させる一方、前記新たなオプションボードを含む複数のオプションボードからそれぞれ、オプションメモリに記録されている前記個別情報を受信して前記メインメモリに記録する。
本個別情報管理方法においても、前記メインメモリ、前記オプションメモリにそれぞれ、前記メインボード、前記オプションボードの修理時に修理内容を示す修理情報を前記個別情報の一部として記録するようにしても良い。
本発明によれば、電子装置に対して特別なハードウェアを追加することなく、しかも出荷前のデータベースの構築無しで、電子装置におけるトレーサビリティを、電子装置のみならずそれを構成している複数のボード単位でも実現できる。
また、個別情報がメインボード、オプションボード単体においても記録されているため、瑕疵期間・保障期間等の管理をボード単位で容易に行うことができる。
以下に、本発明を、図7で説明したようなボタン電話システムにおける主装置に適用した場合の実施形態について説明する。
図1は、主装置の内部構成を概略的に示しており、図7で説明したように主装置の筐体内には主装置を構成するための複数のボードが実装されている。なお、以降ではメインボード10を除くボードをオプションボードと呼ぶ。主装置は、ボタン電話システム全体を管理、制御するメインCPUを搭載したCPUボード(メインボード)10、主装置における各種機能を実現するために実装されている複数のオプションボード20−1〜20−n(例えば、図7で説明した回線用ボードB2、内線用ボードB3等)を有する。
CPUボード10にはメインCPU11のほか、少なくとも、CPU10で実行する制御プログラム等のプログラムや各種情報を格納するためのフラッシュメモリ(メインメモリ)12、メインCPU11と他のオプションボードとを接続するためのI/F回路部13が搭載されている。
オプションボード20−1にも、ユニットCPU21のほか、少なくとも、ユニットCPU21で実行する制御プログラム等のプログラムや各種情報を格納するためのフラッシュメモリ(オプションメモリ)22、ユニットCPU21とCPUボード10とを接続するためのI/F回路部23が搭載されている。オプションボード20−1にはまた、そこで実現されるべき機能実現手段として個別回路24が搭載されている。他のオプションボードについても同様である。
以上のような構成により、メインCPU11は各オプションボード20−1〜20−nと定期的にデータ通信を行って、ボタン電話システム全体を制御する。一方、各オプションボードに搭載されたユニットCPUは、各オプションボード内部の制御及びメインCPU11との通信を行う。
上記のようなハードウェア構成自体は周知であり、本発明は以下のような機能を持たせた点に特徴を有する。つまり、本発明による主装置は、以降で説明される個別情報管理方法を実行するためのプログラムを有しており、このプログラムはフラッシュメモリ12、22に格納されている制御プログラムに含まれている。
CPUボード10のフラッシュメモリ12及び各オプションボードのフラッシュメモリ22には、起動のためのBOOTプログラム、各種機能実現のためのアプリケーションプログラムの他に、少なくとも製品種別、仕向先、製造年月、固有のCPU−IDを示す情報のほか、好ましくは更にバージョン情報等が個別情報として製造時に記録される。なお、本明細書においては、仕向先というのはOEM先・販売チャネルを意味する。
図2は、フラッシュメモリ12、22における記憶エリアの構成例を示す。CPUボード10のフラッシュメモリ12について言えば、BOOTプログラム格納エリア、アプリケーションプログラム格納エリア、システム運用データ格納エリア、ユーザデータ格納エリア等を有する。フラッシュメモリ12の上記格納エリアのうち、特にシステム運用データ格納エリアに記憶される情報としては、図2の右側に示されるように、製品種別、仕向先、バージョン情報、製造年月、修理情報、ライセンス情報、設置運用情報、オプションボード情報、端末情報等があり、これらの情報はメンテナンス情報と総称することができる。これらの情報のうち、製品種別、仕向先、バージョン情報、製造年月、修理情報、ライセンス情報はCPUボード10に固有の個別情報である。端末情報は、主装置に接続される複数の端末のための情報である。設置運用情報については後述するが、オプションボード毎に記憶されており、後述するシステム立上げシーケンス等に際してCPUボード10から対応するオプションボードに送信される。オプションボード情報についても後述する。
一方、オプションボード20−1におけるフラッシュメモリ22について言えば、BOOTプログラム格納エリア、アプリケーションプログラム格納エリア、システム運用データ格納エリア等を有する。フラッシュメモリ22の上記格納エリアのうち、特にシステム運用データ格納エリアに記憶される情報としては、図2の右側に示されるように、製品種別、仕向先、バージョン情報、製造年月、修理情報、収容システム情報等があり、これらの情報はすべてオプションボード20−1に固有の個別情報である。これらの情報もメンテナンス情報と総称することができる。但し、上述したCPUボード10から送信されてきた設置運用情報(別の個別情報)がオプションボード20−1のフラッシュメモリ22において収容システム情報として記録される。これらの情報は、システム運用データとしてCPUボード10側に送信され、フラッシュメモリ12におけるシステム運用データ格納エリアにオプションボード情報として記録される。したがって、オプションボード情報は、複数のオプションボード毎に記録される。他のオプションボードについても同様である。
主装置と複数の端末からなるボタン電話システムとしての運用開始時には、システム構成に関する情報(例えば主装置のどのスロットにどのボードが実装されているかといった情報)、端末数、データ設定(例えば、短縮ダイヤルデータや、回線の種別DB,PB,ISDNなど、各種システム機能の有無を設定するデータ)等のシステム情報もCPUボード11のフラッシュメモリ12におけるシステム運用データ格納エリアに記録される。そして、ボタン電話システムの立上げあるいはオプションボードが追加実装された場合には、システム立上げシーケンスが実行される。そして、このシステム立上げシーケンスの実行に併せて以下のような、本発明による個別情報管理のための動作が実行される。
図3は、システム立上げシーケンスの実行に伴うCPUボード10とオプションボード20−1との間のデータの流れを説明するための図であるが、他のオプションボードでも同じである。
システム立上げシーケンスの実行に際しては、各オプションボード20−1〜20−nからメインCPU11に対し、自動的に製品種別、仕向先、バージョン情報、CPU−ID等を含むシステム運用データが個別情報として送信される(図3のステップS1)。
メインCPU11は受信した各オプションボードからの個別情報(システム運用データ)をフラッシュメモリ12のシステム運用データ格納エリアにオプションボード情報として記録する(図3のステップS2)。
一方、メインCPU11から各オプションボードに対しては、少なくとも設置先情報及び稼動開始日時、更にはメインCPU11のCPU−ID等からなる設置運用情報が別の個別情報として送信され(図3のステップS3)、各オプションボードでは受信した設置運用情報をフラッシュメモリ22に収容システム情報として記録する(図3のステップS4)。なお、設置先情報というのはユーザを意味する。
図4は、CPUボード10のフラッシュメモリ12におけるシステム運用データ格納エリアに記録されているオプションボード情報の記録内容の遷移を示した図である。
前述したように、フラッシュメモリ12のシステム運用データ格納エリアにおいては、オプションボード情報を記録するためのエリアが、オプションボードの追加を含めた最大実装数を想定して用意されている。つまり、主装置の筐体に用意されているオプションボード実装用の最大スロット数分だけオプションボード情報記録エリアがスロット番号に対応させて用意されている。
図4では、便宜上、最初にスロット番号No.1に対応するオプションボード情報記録エリアにオプションボードAに関するオプションボード情報が記録され、スロット番号No.2のスロットは空いているものとする(図4a)。
ボタン電話システムの運用開始後、空きのスロット番号No.2のスロットに新しいオプションボードBが追加実装された場合、図3で説明したステップS1、S2により、フラッシュメモリ12においてはスロット番号No.2に対応するオプションボード情報記録エリアに新しいオプションボードBに関するオプションボード情報が記録される(図4b)。
一方、スロット番号No.2のスロットに実装されているオプションボードBをオプションボードCに変更した場合にも、図3で説明したステップS1、S2により、フラッシュメモリ12においてはスロット番号No.2に対応するオプションボード情報記録エリアに、オプションボードCに関するオプションボード情報が上書きされる(図4c)。
また、図示していないが、例えばスロット番号No.1に対応するスロットに実装されているオプションボードAを取り外して何らかの修理が行われた場合には、修理終了後にオプションボードAのフラッシュメモリ22のシステム運用データ格納エリアにおける修理情報記録エリアが書き換えられる。そして、これを主装置のスロットに実装すると、図3で説明したステップS1、S2により、フラッシュメモリ12においてはスロット番号No.1に対応するオプションボード情報記録エリアにおける修理情報Aが書き換えられる。
図5は、オプションボード20−1のフラッシュメモリ22における収容システム情報記録エリアに記録されている収容システム情報(別の個別情報)の記録内容の遷移を示した図である。この収容システム情報記録エリアにおいても複数の収容システム情報が記録できるように複数の記録エリアが用意されている。
オプションボード20−1の新規設置時は、収容システム情報記録エリアは初期化状態にあり(図5a)、前述したシステム立上げシーケンスの実行に際してCPUボード10から送信されてくる設置運用情報(設置先情報:システム設置先1、稼動開始日時:稼動開始日時1、メインCPU11のCPU−ID:CPU−ID1等)が別の個別情報として収容システム情報記録エリアの先頭ブロックに記録される(図5b)。なお、設置運用情報のうち、設置先情報、稼動開始日時は、システム立上げシーケンスに際してオペレータによりフラッシュメモリ12に記録されたものであることは言うまでも無い。
以後、オプションボード20−1が主装置のスロットから取り外され、別のボタン電話システムにおける主装置のスロットに実装されたとする。勿論、別のボタン電話システムにおける主装置(以下、別の主装置と呼ぶ)及びオプションボードは上述した機能を有しているものとする。この場合、別の主装置のスロットにオプションボード20−1が実装されると、オプションボード20−1からは自動的に図3で説明したようにシステム運用データが別の主装置に送信される。別の主装置ではこれをオプションボード情報としてフラッシュメモリに記録すると共に、オプションボード20−1に対して設置運用情報(設置先情報:システム設置先2、稼動開始日時:稼動開始日時2、メインCPUのCPU−ID:CPU−ID2等)を送信する。この設置運用情報は別の個別情報としてオプションボード20−1で受信され、収容システム情報記録エリアの最上位に記録される(図5c)。
図5(d)に示すように、オプションボード20−1における収容システム情報記録エリアにおいては、最新の設置運用情報が収容システム情報として最上位に記録され、以前の設置運用情報は過去の記録エリアにシフトされる。そして、収容システム情報記録エリアが満杯になった場合には、最も古い情報から消去される、いわゆるFIFOリングバッファ形式での記録が行われる。なお、稼動開始日時は、オプションボード単体のみならず、CPUボードのメインメモリにも記録されることは言うまでも無い。
図6は、上述したような個別情報管理機能を持つ主装置に対してメンテナンスを行う場合のメンテナンスシステムの構成図である。
図6は、メンテナンスサーバ30等を使用して主装置40に対するリモートメンテナンスを行うリモートメンテナンス方式と、メンテナンスPC(パーソナルコンピュータ)50を用いて主装置40に対するメンテナンスを行うオンサイトメンテナンス方式の両方を実現するシステム構成を示している。勿論、いずれか一方だけの方式でも良い。
リモートメンテナンス方式の場合、メンテナンスサーバ30はIP電話回線IPや公衆電話回線PSTNを介して主装置40と接続され、主装置40におけるCPUボード、オプションボードのフラッシュメモリから個別情報、別の個別情報を含む情報をメンテナンス情報として取り出して主装置40に対するメンテナンスを実行することができる。勿論、メンテナンスサーバ30は、他の主装置とも接続することができるので、複数の主装置に対して一括管理を行うことができる。
一方、オンサイトメンテナンス方式の場合、メンテナンスPC50は主装置40と直接接続され、主装置40におけるCPUボード、オプションボードのフラッシュメモリから個別情報、別の個別情報を含む情報をメンテナンス情報として取り出して主装置40に対するメンテナンスを実行することができる。ここでいうメンテナンスとは、例えば各ボードの製造年月やバージョン情報、更には修理情報を調べて検査時期や交換時期等を判断したり、主装置に何らかの異常が発生した場合に上記の各情報を調べて異常発生の原因を追究したり、更には瑕疵期間・保証期間等の管理を行ったりすることである。
このように、メンテナンスサーバ(あるいはメンテナンスセンター)30より、主装置における各ボードに対して個別情報、別の個別情報をメンテナンス情報として読み出しを行うことができ、これを複数の主装置について行うことで複数の主装置に対する一元管理を行うこともでき、保守効率が向上する。メンテナンスPC50においては、メンテナンスサーバ30と同様に主装置における各ボードの個別情報、別の個別情報をメンテナンス情報として読み出しができる。
以上、本発明をボタン電話システムの主装置に適用した場合について説明したが、本発明はこれに限らず、PBXのほか、CPUとメモリを搭載した複数のボードを実装して構成されている電子装置全般に適用可能である。
図1は、本発明が適用されるボタン電話システムにおける主装置の内部構成を概略的に示した図である。 図2は、図1に示されたCPUボード、オプションボードそれぞれのフラッシュメモリにおける記憶エリアの例を示す。 図3は、システム立上げシーケンスの実行に伴うCPUボードとオプションボードとの間のデータの流れを説明するための図である。 図4は、CPUボードのフラッシュメモリにおけるシステム運用データ格納エリアに記録されているオプションボード情報の記録内容の遷移を示した図である。 図5は、オプションボードのフラッシュメモリにおける収容システム情報記録エリアに記録されている収容システム情報の記録内容の遷移を示した図である。 図6は、本発明により主装置に対するメンテナンスを行う場合のメンテナンスシステムの構成図である。 図7は、電子装置の一例としてボタン電話システムにおける主装置の概略構成を示した図である。
符号の説明
10 CPUボード
11 メインCPU
12、22 フラッシュメモリ
20−1〜20−n オプションボード
21 ユニットCPU
24 個別回路

Claims (8)

  1. 装置筐体内に、メインCPU及びメインメモリを搭載したメインボードと、ユニットCPU及びオプションメモリを搭載した複数のオプションボードが実装され、前記メインボードと各オプションボードとの間が相互に通信可能に構成されている電子装置であって、前記メインCPUは当該電子装置全体を制御し、各オプションボードは前記メインCPUの制御下で当該オプションボードに規定された制御を実行する電子装置において、
    前記メインメモリ、前記オプションメモリにはそれぞれ、メインボード、オプションボードの製造時に、少なくとも製品種別、仕向先、製造年月、搭載したCPUのIDを含む個別情報が記録されており、
    当該電子装置の立上げシーケンス実行に際して、前記複数のオプションボードはそれぞれ、前記メインメモリに前記複数のオプションボードに対応して記録されている、少なくともオプションボードの設置先情報、稼動開始日時情報を含む設置運用情報を前記メインボードから受信して前記オプションメモリに別の個別情報として記録する一方、前記メインボードは、前記複数のオプションボードから前記個別情報を受信して前記メインメモリに記録することを特徴とする電子装置。
  2. 請求項1に記載の電子装置において、前記装置筐体に新たなオプションボードが実装される場合にも、該新たなオプションボードのオプションメモリには、当該オプションボードの製造時に、少なくとも製品種別、仕向先、製造年月、搭載したCPUのIDを含む個別情報が記録されており、
    当該電子装置の立上げシーケンス実行に際して、前記新たなオプションボードを含む複数のオプションボードはそれぞれ、前記メインメモリに前記新たなオプションボードを含む複数のオプションボードに対応して記録されている、少なくともオプションボードの設置先情報、稼動開始日時情報を含む設置運用情報を前記メインボードから受信して前記オプションメモリに別の個別情報として記録する一方、前記メインボードは、前記新たなオプションボードを含む複数のオプションボードから前記個別情報を受信して前記メインメモリに記録することを特徴とする電子装置。
  3. 請求項1又は2に記載の電子装置において、前記メインメモリ、前記オプションメモリにはそれぞれ、前記メインメモリ、前記オプションボードの修理時に修理内容を示す修理情報が前記個別情報の一部として記録されることを特徴とする電子装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の電子装置において、該電子装置はボタン電話システムの主装置又はPBXであることを特徴とする電子装置。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の電子装置と、該電子装置に対して公衆回線を介して接続されたメンテナンスサーバ又は該電子装置に直接接続されたメンテナンスPCとからなり、前記メンテナンスサーバ又は前記メンテナンスPCから該電子装置における前記メインメモリ及びオプションメモリにアクセスして前記個別情報、前記別の個別情報を含む情報をメンテナンス情報として取り出すことにより、当該電子装置に対するメンテナンスを行うことを特徴とする電子装置のメンテナンスシステム。
  6. 装置筐体内に、メインCPU及びメインメモリを搭載したメインボードと、ユニットCPU及びオプションメモリを搭載した複数のオプションボードが実装され、前記メインボードと各オプションボードとの間が相互に通信可能に構成されている電子装置であって、前記メインCPUは当該電子装置全体を制御し、各オプションボードは前記メインCPUの制御下で当該オプションボードに規定された制御を実行する電子装置に対する個別情報管理方法であって、
    前記メインメモリ、前記オプションメモリにはそれぞれ、メインボード、オプションボードの製造時に、少なくとも製品種別、仕向先、製造年月、搭載したCPUのIDを含む個別情報を記録し、
    当該電子装置の立上げシーケンス実行に際しては、前記メインCPUが、前記メインメモリに前記複数のオプションボードに対応して記録している、少なくともオプションボードの設置先情報、稼動開始日時情報を含む設置運用情報を前記複数のオプションボードのそれぞれに送信してオプションメモリに別の個別情報として記録させる一方、前記複数のオプションボードからそれぞれ、オプションメモリに記録されている前記個別情報を受信して前記メインメモリに記録することを特徴とする個別情報管理方法。
  7. 請求項6に記載の個別情報管理方法において、前記装置筐体に新たなオプションボードを実装する場合にも、該新たなオプションボードのオプションメモリには、当該オプションボードの製造時に、少なくとも製品種別、仕向先、製造年月、搭載したCPUのIDを含む個別情報を記録し、
    当該電子装置の立上げシーケンス実行に際し、前記メインCPUは、前記メインメモリに前記新たなオプションボードを含む複数のオプションボードに対応して記録している、少なくともオプションボードの設置先情報、稼動開始日時情報を含む設置運用情報を前記新たなオプションボードを含む複数のオプションボードのそれぞれに送信してオプションメモリに別の個別情報として記録させる一方、前記新たなオプションボードを含む複数のオプションボードからそれぞれ、オプションメモリに記録されている前記個別情報を受信して前記メインメモリに記録することを特徴とする個別情報管理方法。
  8. 請求項6又は7に記載の個別情報管理方法において、前記メインメモリ、前記オプションメモリにそれぞれ、前記メインボード、前記オプションボードの修理時に修理内容を示す修理情報を前記個別情報の一部として記録することを特徴とする個別情報管理方法。
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