JP4931920B2 - ケーブル剥離装置および剥離方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ケーブル(特に電線が好適だが、光ファイバーでもよい)の剥離装置および剥離方法に関する。
導線の絶縁体を、部分的に除去するために、該絶縁体に円形断面および縦断面を施すことが可能な装置が、特許文献1から公知である。この装置は、ケーシングと、処理するケーブル端を固定するためのクランプジョーと、少なくとも1つの刃を有するとともに上記ケーブルの絶縁体に対して位置調節可能な回転切り込みヘッドと、上記切り込みヘッドの軸の設定のための調節ユニットと、を有する。さらに発展したケーブル剥離については、例えば、同一の出願人による特許文献2に開示されている。
ドイツ公開実用新案第DE−U−20314835号 国際公開第WO−03100935号パンフレット
しかしながら我々の実験では、上記ケーブルを切り込む際に、回転刃によって該ケーブルに「ねじり」がかかることが認められた。この場合には、上記ケーブルには、ねじりモーメントが作用する。上記ねじりモーメントは、特に、薄いケーブルにおいて、該ケーブルをよじれさせる。この「よじれ」によって、ケーブル断面の長さが相対的に短くなり、剥離長さの正確性に悪影響を及ぼす。さらに、該ねじりモーメントは、上記ケーブル内に引張応力を形成する。この引張応力は、スティックスリップ現象のために、上記ケーブルの編組シールド上に、いわゆる「びびりマーク」(上記ケーブルの表面に沿った多数の乱れた切り込み)を生じさせる。これによって、製品の品質を大幅に悪化させる。
上記クランプジョーに固定されたケーブル端を上記回転刃で切り込む場合に、上記ケーブル内にはねじり作用が発生し得る。これは、上記回転刃が、該刃と上記ケーブルの被膜との間の摩擦によって、該ケーブルの自由端にねじり力を付加するためである。これによって、処理する剥離長さは、設定された所望値、すなわち、上記刃と上記クランプジョーとの間に設定された相互の間隔に比べて、ケーブル軸方向に相対的に短くなる。
上記ねじりによって上記ケーブルの長さが短くなったことに起因して、上記刃が、最初にあてがった場所ではなく、最終的に上記ケーブルの他の場所に切り込んだ場合、上述のように、上記ケーブルの上に上記刃によって生成される「びびりマーク」、つまり、上記刃の跡が付く。換言すると、上記クランプジョーと上記刃とが互いに固定されている相対的構成によって、上記ケーブルが、ねじりにより短くなるため、該ケーブルは上記刃の下を通り抜ける。上記ケーブルは、短くなる方向に向かって、切り込まれた刃の下をむりやり通る。このようにして、上記ケーブル上に、「びびりマーク」または乱れた切り口が生じる。
本発明の目的は、改善された剥離解決方法を提供することにあり、本発明によって、上述の従来技術の欠点を大幅に減少、または、排除することが可能である。つまり、たとえ薄いケーブルであっても、高精度および処理高品質を保ちながら、上記編組シールドおよび上記絶縁体を除去することが可能である。
上記目的は、独立請求項1および7の特徴によって、極めて広範囲にわたって達成される。本発明の好ましい発展形態は、従属請求項に記載されている。
本発明の原理は、上記クランプジョーおよび/または上記刃および/または切り込みヘッドおよび/または上記切り込みヘッドの軸調整ユニットが、ケーシング内において、ケーブル軸方向における該刃と該クランプジョーとの間の(各剥離長さに応じて設定された)相互の間隔内に遊びが設けられるように、配置されている点にある。上記遊びによって、上記切り込みヘッドの調節ユニットとは無関係に、上記クランプジョーおよび/または上記刃および/または切り込みヘッドおよび/または上記切り込みヘッドの軸調整ユニットは、ケーブル軸方向にわずかに移動することが可能になる。
従来技術の上述の不都合な作用を除去するために、本発明では、上記刃と上記クランプジョーとの間の間隔は、必要な場合のみケーブル軸方向の遊びの分だけ短くされ、上記遊びの最大幅は予め設定可能であることが好ましい。これは、例えば上記刃および上記クランプジョーの、軸方向に伸縮性のある互いに相関した軸受けによる、自動調節機能である。
本発明に従って、上記遊びは、上記ねじり作用で短くなったケーブルを用いて決定されるものであり、上記隙間は、自動的に且つ正確に、該遊びの長さだけ縮小される。本発明の要点は、上記ねじりによって上記ケーブルの長さが短くなることに対して、上記刃と上記クランプジョーとの間の間隔を必要に応じて変動させる点である。
本発明の達成され得る最も重要な利点、および、さらなる詳細を、以下の図面の説明において明示する。本発明を、いくつかの実施形態を説明した添付の図面を参照することによってより詳細に説明する。上記図面では、類似および同等の要素には同一の参照番号を付している。
図1〜図4には、本発明の説明に最も重要な、剥離装置1の剥離ステーションの部材のみを示している。ここでは、処理するケーブルを参照記号K、ケーブルを固定しているクランプジョーをKB、刃をM、刃を支えるとともに回転可能な切り込みヘッドをSK、刃MとクランプジョーKBとの間の予め設定された間隔(所望値)をA、切り込みヘッドSKの軸方向の調節ユニットをV、軸方向に相対的に短くされたケーブル端の間隔をA1、および、短くなったケーブルを補正するためのケーブル軸方向の遊びをSによって示している。
上述のように本発明の原理は、切り込みをする間に、切り込みヘッドSKの刃MとクランプジョーKとの間に予め設定された相互の間隔Aが、ケーブル軸方向の遊びSだけ縮小される(間隔A1)点である。これは、切り込みをする間に刃Mのねじり作用によって形成されるケーブルKの引張荷重を解消し、さらに、処理する剥離長さがケーブル軸方向に相対的に短くなることを補正する。
これに応じて、クランプジョーKおよび/または刃Mおよび/または切り込みヘッドSKおよび/または切り込みヘッドの軸方向の調節ユニットVは、上記ケーシング内において、本発明に従って、刃MとクランプジョーKとの間の(各剥離長さに応じて設定された)相互の間隔内に、ケーブル軸方向に補正している遊びSが設けられるように配置されている。この遊びによって、切り込みヘッドの調節ユニットVとは無関係に、クランプジョーKBおよび/または刃M自体および/または切り込みヘッドSKおよび/または切り込みヘッドの軸調節ユニットVは、必要であればケーブル軸方向にわずかに移動することが可能になる。
図1は、切り込みヘッドSKのばね付きの調節ユニットVを有する、本発明による剥離装置1の第1実施形態を示す図である。この解決方法では、ケーブル軸方向に補正している遊びSが、調節ユニットVのばねによる構成によって設けられている。ケーブルKは、公知の方法によってクランプジョーKB内に固定されているので、該ケーブルの自由端は自由に処理可能である。
駆動された切り込みヘッドSKの調節ユニットVは、ここでは調整スピンドル2として形成されている1つのアクチュエータを有する。調整スピンドル2は、保持ブロック4の開口部3を通って自由に貫通し、保持ブロック4は、所定の剥離長さを設定する際に公知の方法によって、切り込みヘッドSKを刃Mと共に軸方向に運んでいく。駆動された調整スピンドル2は、対をなすもの、例えばナットブロック5に(図示していない、ねじタップまたはナットを用いて)接続されている。
ナットブロック5は、保持ブロック4が軸方向の遊びSによって制限された軸方向の動きを可能にするように、形成されている。ナットブロック5の孔6には、少なくとも1つの支持ばね7が配置されている。この支持ばね7は、遊びSを有した状態で保持ブロック4をナットブロック5から離間したままに維持している(これがナットブロック5の位置であり、上記切り込みヘッドが調整スピンドル2の駆動によって送られた位置である)。ナットブロック5は、図1において軸方向の停止環8を備えており、該停止環は、保持ブロック4が上記ばねの力に対して、軸方向に最大に移動するのを制限している。
図1では、保持ブロック4の設定された基本位置は実線によって示されているが、(間隔Aを有する)刃Mの基本位置は点線によって示されている。しかしながら、刃Mの遊びSによって補正された基本位置(間隔A1)は、逆に示されている。上記補正された基本位置では、保持ブロック4は、矢印9の方向に、その軸方向に遊びSだけ移動することによって、ナットブロック5の停止環8にもたれかかっている。切り込みヘッドSKには、矢印10によって概略的に示した回転駆動部が設けられている。
図2は、本発明による剥離装置1の第2の実施形態を示す図である。この実施形態では、上記ケーブル軸方向に補正している遊びSが、刃Mのばね付きの構成によって設けられている。
切り込みヘッドSKの調節ユニットVは、駆動された調整スピンドル2がナット11によって直接保持ブロック4と共に、切り込みヘッドSKの予め設定された軸方向の移動に結びついている点において、図1の構成とは区別される。
図2におけるさらなる(図1との)違いは、図2では刃M自体が、支持ばね12によってクランプジョーKBに対してもたれかかっている点である。図2においては、刃Mは、予め設定された(クランプジョーKBの間隔Aを有する)基本位置では点線によって示されているが、遊びSが、上記ばねの力に対して、矢印9の方向へ遊びSだけケーブル軸方向に移動した後の補正された処理位置(間隔A1参照)は、実線によって示されている。
図3は、本発明による剥離装置の第3の変形形態を示す図である。この変形形態では、ケーブル軸方向に補正している遊びSは、クランプジョーKBのばねによる構成によって設けられている。そのために、クランプジョーKB(図3)の右は、支持ばね13によって刃Mを支えている。(刃Mを有する)切り込みヘッドSKおよび上記調節ユニットの構成は、図2と同様である。
刃Mからの間隔AにおけるクランプジョーKBの設定された基本位置(図3)は、点線によって示されているが、クランプジョーKBがケーブル軸方向の移動に応じて、上記ばねの力に対して矢印14の方向に軸方向の遊びSの分だけ移動した後の、クランプジョーKBの補正された処理位置(間隔A1)は、実線によって示されている。
図4は、本発明による剥離装置1の第4の実施形態を示す図である。この実施形態では、ケーブル軸方向に補正している遊びSが切り込みヘッドSKのばねによる構成によって設けられている。このために、駆動された切り込みヘッドSK(矢印10)は、保持ブロック4に対して、軸方向に相対的に移動可能に搭載されており、支持ばねによって支えられている。切り込みヘッドSKがばねによって構成されているため、切り込みヘッドSKと刃Mとのケーブル軸方向に補正する移動が可能になる。つまり、切り込みヘッドSKと刃Mとは、上記ばねの力に対して、切り込みヘッドSKの調節ユニットVに相対的に(つまり、保持ブロックHBに相対的に)、矢印9の方向に遊びSだけ移動することが可能になる。
クランプジョーKBから間隔Aだけ離れた、刃Mを有する切り込みヘッドSKの設定された基本位置は、点線によって示されているが、刃Mが切り込みヘッドSKと共に補正をしている処理位置(間隔A1)、つまり矢印9の方向に、上記ばねの力に対して軸方向の遊びSだけケーブル軸方向に動いた後の位置は、実線により示されている。
図5〜図9には、図1による剥離装置1の具体的な実施形態が示されている。図5および図6には、最も重要な部材、つまり駆動された切り込みヘッドSK、調整スピンドル2、保持ブロック4、および、ナットブロック5を有する該切り込みヘッドSKの軸方向の調節ユニットVが示されている。ここでは、装置1の骨組み枠16も部分的に示されている。
図1に関連して既に説明したように、保持ブロック4は、ナットブロック5に対して、矢印17(図6)の方向に遊びSだけ移動可能なように構成されている。つまりナットブロック5は、保持ブロック4に軸方向に制限された動き(遊びS)を可能にするように形成されている。ナットブロック5の詳細は、図7〜図9に示されている。
ナットブロック5の穿孔18には、同軸上に受け止めスリーブ20と支持ばね21とを有する、ねじ19が配置されている(図8)。(ねじ19の端部が、ここでは図示していない保持ブロック4の線穴の中にねじ込まれた場合には、(図8参照))支持ばね21は、ナットブロック5をねじ19のねじヘッド22の上に押さえつける。これは、切り込みヘッドSKが軸方向の調節ユニットVによって送られた状態である(図6)。
図9では、ナットブロック5は孔23を有しており、この孔の中に調整スピンドル2と共に機能するナット(図示していない)を、引張ねじ24によってしっかりと締め付けることが可能である。場合によっては、上記ナットの代わりに、1つのねじを孔23の中に用いてもよい。ナットブロック5は、さらに、受け止めねじ25を有し、これによって、軸方向の遊びSは、調節可能に制限される(図6)。
(切り込みヘッドSKが有する)この軸方向の遊びSは、保持ブロック4からナットブロック5までの間隔から成り、該間隔はねじ19によって調節可能である。同様に、上記遊びは、受け止めねじ25の先端部から保持ブロック4までの間隔からも成る。設定された位置では、受け止めねじ25は、止めナット26によって固定されている(図8)。
場合によっては、上記ナット自体がナットブロック5の孔23の中、例えば、ゴム状の軸受け内に収納されることが可能であり、これによっても、刃MとクランプジョーKBとの間のケーブル軸方向に補正している遊びSが設けられる。
本発明による剥離装置1は、様々なケーブル、特に、極めて薄いケーブルに自在に用いることが可能である。
剥離技術における当業者に公知の制御装置、駆動装置、および、センサーについては、文献に十分に開示されているように、当業者に明確に示されている。従って、ここではそれについての詳細に触れる必要はない(例えば、同一の出願人によるWO−03100935参照)。剥離装置1の、好ましくはプログラム可能な駆動部には、例えば、ケーブルリストが形成されたメモリを備えていることが可能である。上記ケーブルリストは、上記ケーブルを介して情報を受け取り、該情報を直接上記剥離装置の駆動部のために用いることが可能である。
刃Mは、同軸上に形成されたケーブルKの様々な層を、様々な深さ、および、場合によってはケーブル端から様々に間隔を取って切り込む(図1〜図4参照)。
我々の実験では、絶縁体の外径が0.4mmであり、シールドへの切り込み直径が0.3mm、誘電体への切り込み直径が0.19mm、および、導体への切り込み直径が0.14mmであるケーブルK(タイプ:マイクロ同軸ケーブル「AWG40」)をテストケーブルとして用いた。剥離長さを各9mm、5mm、および、2mmとした。この場合、本発明によるケーブルKの軸方向の最適な長さ調整(つまり遊びS)は0.15mmであることが明らかになった。これは、驚くべき高精度と処理高品質とに結びついている。
追加的な調節装置(図示していない)を用いた、モーターで動く、ケーブル軸方向の遊びSに合わせた調節も可能であり得ることが認められる。しかしながら、上記調節装置は、切り込みヘッドSKの調節ユニットVとは完全に無関係に機能する必要がある。この実施形態を図10に示した。図10は、図4の対象を組み立てる場合に加えられる。さらに、クランプジョーKBは、力測定システムKMによって機械のシャーシを支えている。上記力測定システムは従来の構成を有し、クランプジョーKBへの引張力を得るために用いられ得る。上記引張力は、典型的には、回転切り込みをする場合の切り込み刃Mのよじれ作用のもとに、ケーブルをよじるときに生じる。
上記引張力または引張力の変化に対して、力測定システムKMは、同じくシャーシを支える駆動部MOを駆動することができる。この駆動部MOは、上記引張力を低減させるために、切り込み刃Mを、スピンドル2を介してケーブル軸方向に動かす。
この場合、つまり駆動部MOが、スピンドル2をある所定の値(好ましくはS)だけ回転させるパルス制御であるか、または、つまり駆動部MOが、上記引張力が再びある特定の値に下がるまでずっと、スピンドル2を永続的に回転させる規制された制御である。
駆動部MOは、図4の構成でも切り込み刃Mの調節に用いられていた駆動部と同じ駆動部であることが好ましい。これはまた、上記駆動部と機械的に直列に接続された追加駆動部であってもよい。本発明の発展形態にとって重要なことは、上記引張力がばね力によって補正されるのでなく、上記切り込み刃の任意の(制御された)方法によって補正される点である。
当然ながら、上記引張力を解消させるために、保持ジョーHBが任意の(および制御されて)動かされ得る別の構成も考慮され得る。
上記実験中に、我々は、切り込み速度がケーブルKのよじれ動作に大きな影響力を有していることを観察した。従って、我々が用いたプロトタイプでは、操作する人は、刃Mの切り込み速度(送り速度)を、従来の2倍の領域内において変動させることが可能である。つまり、従来技術の剥離装置と比べて、処理速度を高めることが可能である。
上述した特徴を組み合わせることによって、以下に記す改善点を達成する。これは、小型剥離装置によって達成するものである。上記小型剥離装置は高精度に作動し、特に剥離長さおよび剥離深さに関して、正確性を改善することを可能にする。本発明によって、ねじれ作用が生じても、実際には、所望の剥離長さを極めて正確に、特に非常に薄いケーブルの場合(これは従来では、実際には不可能であった)でもケーブルを傷つけることなく、且つ、「びびりマーク」をつけることなく達成することが可能である。
当然ながら、本発明は、図示して説明した実施形態に限定されるものではない。さらなる実施形態および組み合わせも、特許請求の範囲内において、想定可能である。
ばね付きの切り込みヘッド調節ユニットを有する本発明による剥離装置の、第1の実施形態の概略的構成を示す図である。 ばね付きの刃を有する本発明による剥離装置の、第2の実施形態のスキーマを示す図である。 ばね付きのクランプジョーを有する本発明による剥離装置の、第3の実施形態のスキーマを示す図である。 ばね付きの切り込みヘッドを有する本発明による剥離装置の、第4の実施形態のスキーマを示す図である。 図1による解決方法の一発展形態の斜視図である。 図5による構成の側面図である。 図6の一部分を示す斜視図である。 部分的に切断された、図7によるナットブロックを示す側面図である。 図8によるナットブロックを示す正面図である。 図4の構成が上記切り込みヘッドのための強制シーケンス制御を有する、一発展形態を示す図である。

Claims (10)

  1. ケーシングと、
    剥離ステーションと、
    処理するケーブル端を固定するクランプジョーと、
    少なくとも1つの刃を有するとともに前記ケーブルの絶縁体に対して調節可能であり、且つ、回転可能に駆動可能である切り込みヘッドと、
    を有し、前記切り込みヘッドの軸方向の設定に応じて前記ケーブルの各剥離長さのいずれか1つの長さについての調節ユニットを装備したケーブルの剥離装置であって、
    前記ケーブルの剥離装置は、
    前記クランプジョー(K)および前記刃(M)および前記切り込みヘッド(SK)および前記切り込みヘッド(SK)の軸方向調節ユニット(V)の少なくとも一つが、ケーシング内において、各剥離長さに応じて設定された、ケーブル軸方向における刃(M)と前記クランプジョー(K)との間の相互の間隔(A)内に遊び(S)が設けられるように配置されており、
    前記遊び(S)によって、前記切り込みヘッドの調節ユニット(V)に依存しないで、前記クランプジョー(K)および前記刃(M)および前記切り込みヘッド(SK)および前記切り込みヘッドの調整ユニット(V)の少なくとも一つが、ケーブル軸方向にわずかに移動することが可能になること、
    を特徴とするケーブルの剥離装置。
  2. 前記クランプジョー(K)および前記刃(M)および前記切り込みヘッド(SK)および前記切り込みヘッドの軸調整ユニット(V)の少なくとも一つは、前記ケーシングに対して、ケーブル軸方向に弾性を有して搭載されていることを特徴とする請求項1に記載のケーブルの剥離装置。
  3. 前記遊び(S)は、好ましくは、少なくとも1つの受け止めねじ(25)を用いて、設定可能であることを特徴とする請求項2または請求項3に記載のケーブルの剥離装置。
  4. 前記ケーブルの剥離装置は、軸方向の前記遊び(S)に反作用する少なくとも1つの支持ばね(7;12;13;15;21)を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のケーブルの剥離装置。
  5. 前記切り込みヘッド(SK)の調節ユニット(V)は、調整スピンドル(2)を有し、1対をなすもの、好ましくはナットに力を伝達して接続されており、
    前記対をなすものと前記調整スピンドル(2)との間の遊び(S)、または、前記調整スピンドル(2)または前記対をなすものと、前記ケーシングとの間の遊び(S)が設けられていることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載のケーブルの剥離装置。
  6. 前記ケーシング内には、前記切り込みヘッド(SK)を搭載した調節ユニット(V)用の保持ブロック(4)が設けられており、前記保持ブロック(4)は、前記調整スピンドル(2)が前記調節ユニット(V)から自由に貫通する開口部(3)を有していることと、
    前記保持ブロック(4)には、前記調整スピンドル(2)に接続されたナットブロック(5)が配置されており、前記調節ユニット(V)における設定可能な遊び(S)は、前記ナットブロック(5)と前記保持ブロック(4)との間に形成されていることとを特徴とする、請求項5に記載のケーブルの剥離装置。
  7. 少なくとも1つのケーブル端は、剥離ステーション内に配置され、クランプジョーによって固定されており、前記ケーブルの絶縁体は、回転可能に駆動可能な切り込みヘッドの少なくとも1つの刃によって、特定の長さおよび深さに除去(剥離)される、ケーブルの剥離方法であって、
    前記ケーブルの剥離方法は、
    剥離の切り込みを行う間に、前記切り込みヘッド(SK)の刃(M)と前記クランプジョー(K)との間に予め設定された相互の間隔(A)は、ケーブル軸方向の遊び(S)だけ縮小され(A1)、これによって、一方では前記切り込み中の前記刃(M)のねじれ作用によって生じる、前記ケーブル(K)の引張力を解消し、他方では処理する剥離長さがケーブル軸方向に相対的に短くなることを補正することを特徴とする、ケーブルの剥離方法。
  8. 前記ケーブル軸方向の遊び(S)は、前記切り込みヘッド(SK)の所定の軸方向の動きによって、前記クランプジョー(KB)の方向に形成されていることを特徴とする、請求項7に記載のケーブルの剥離方法。
  9. 前記刃(M)と前記クランプジョー(KB)との間の相互の間隔(A)は、前記ケーブル軸方向の遊び(S)だけ自動的に縮小されることを特徴とする、請求項7または8に記載のケーブルの剥離方法。
  10. 前記刃(M)と前記クランプジョー(KB)との間の相互の間隔(A)は、切り込み工程中に、必要に応じて力測定装置(KM)によって制御されながら、前記ケーブル軸方向の遊び(S)だけ駆動部(MO)によってモーター駆動されて縮小されることを特徴とする、請求項7または8に記載のケーブルの剥離方法。
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