JP4369920B2 - ケーブルシース剥取工具 - Google Patents

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Description

本発明は、高圧電力用ケーブルの端末処理に際してシース(外側保護被覆)を切開して剥ぎ取るための工具に関する。
高圧電力を輸送するための配電ケーブルには、架橋ポリエチレン絶縁ケーブル(CVケーブル)をはじめとするプラスチック系ケーブルが最も広く利用されている。図9は、比較的単純な内部構造を有する単心ケーブル9の断面図である。中心側から順に、銅線を束ねた導体91、内部半導電層92、架橋ポリエチレン等からなる絶縁体93、軟銅テープ94、紙テープ95、ポリ塩化ビニルや耐熱ポリエチレン等からなるシース(外側保護被覆)96を同心状に積層した構造になっている。
この種の高圧電力用ケーブル(以下、単に「ケーブル」と称する。)の布設工事においては、ケーブルの端末を接続する際に、電工ナイフ等の刃物でシース96を周方向及び延長軸方向に切開して剥ぎ取り、露出した紙テープ95及び軟銅テープ94の一部をめくり、さらに絶縁体93の一部を剥ぎ取る必要がある。このとき、軟銅テープ94の表面が刃物で傷つけられると、高圧電流によって損傷箇所に局所的な発熱が生じ、ケーブル9が焼失したり、接地端と非接地端との間に生じる大きな電位差が損傷箇所のトラッキング劣化を招いて絶縁破壊に至るといった重大事故を招く。そのため、ケーブルの端末処理を行う作業員には技能検定が義務づけられているが、強靱な素材からなるシースを精度良く切開するのは、技能を有する作業者にとっても困難な作業である。
ケーブルの布設現場においてシースを切開するのに用いられる工具としては、電工ナイフのほか、例えば特許文献1〜3に記載されたものが知られている。これらの工具は、グリップと一体に設けた略C字状のケーブル把持部にケーブルを挿入して、ケーブル把持部の内側に設けた回転刃によりケーブルを挟圧しながら、工具をケーブルの周方向に回転させることにり、シースを一定の深さで周方向に切開できるように構成されたものである。回転刃は、グリップ内に設けた支持手段によってケーブルの径方向に進退し、切り込み深さを調節することができる。ケーブル把持部の内側には、ケーブルの周面に当接するガイドローラが複数個取り付けられて、工具の回転操作を円滑にする。さらに、回転刃の切開方向を90度回動させて、ケーブル把持部に挿入したケーブルを延長軸方向にも切開することができるようにしたものも公知である。
実開昭55−64829号公報 実開昭55−98111号公報 特開平5−219619号公報
上記従来のようなケーブルシース剥取工具には、以下のような解決課題があった。
(a)シースの厚さは、厳密には均一でなく、ケーブルの種類によって十分の数ミリ程度のばらつきがある。また、連続する1本のケーブルでも、切開する位置によってシースの厚さは微妙に変化する。回転刃の切り込み深さが調節可能であっても、回転刃をシースに食い込ませたときに刃先がどこまで達しているかを視認することはできないので、軟銅テープを傷つけないぎりぎりの深さに刃先位置を調節するのは、現実的には困難である。このような事情から、ケーブルの種類や規格に応じて、回転刃の切り込み深さを精度良く調整しうる機構が求められる。
(b)シースを周方向に切開するとき、ケーブル把持部に取り付けられたガイドローラはケーブルの周面に当接して回転するが、ケーブル自体は真っ直ぐな剛体ではなく、また、工具を回転させるときに工具自体がケーブルの垂直切断面に対して不規則に傾くこともある。すると、しばしば周方向の切開ラインの始端と終端とがずれてしまう。このような事情から、周方向の切開ラインの始端と終端とを精度良く合致させて、切開面を綺麗な円形にすることのできる案内機構が求められる。
(c)実際の端末処理作業としては、周方向の切開よりも延長軸方向の切開のほうが切開寸法が長く、かつ、工具を操作するための力も必要で、難易度が高い。しかし、上記従来の工具に設けられたガイドローラは、その回転軸がケーブルの軸と平行に取り付けられており、ケーブルの周方向に沿ってしか回転しないので、シースを延長軸方向に切開する場合の案内機能を十分に果たさない。ケーブルは湾曲していることも多く、そのようなケーブルを延長軸方向に切開する際には、切開ラインがケーブルの軸からずれていってしまうこともしばしば起きる。寒冷期でケーブルが硬化している場合はなおさらである。かかる事情から、ケーブルの延長軸方向に刃先を精度良く案内しうる機構が求められる。
本発明は、上述のように、シースを周方向及び延長軸方向に切開する際のいずれにおいても、回転刃の切り込み深さを適切に調整することができ、かつ、刃先の進行方向を精度良く案内しうる機構を備えたケーブルシース剥取工具を提供し、もってケーブルの端末処理作業における施工品質や作業性、安全性等を向上させようとするものである。
上述の課題を解決するため、本発明のケーブルシース剥取工具は、グリップ部とケーブル受け部とが略C形のアーム部を介して一体に形成され、ケーブル受け部は略溝形に形成されて、その溝内には2組の受けローラが、それぞれの回転軸を互いに平行にし、適宜距離だけ離隔した状態で配置され、上記グリップ部には回転刃支持体が、その支持軸部を該グリップ部内に挿通された状態で進退自在に保持され、ケーブルが、上記ケーブル受け部と上記回転刃支持体との間に挟持され、上記回転刃支持体に取り付けた円形の回転刃が上記ケーブルのシースを切開するように構成されたケーブルシース剥取工具において、上記受けローラは左右に二分割され、略円錐台形状をなす左右各部が略90度の受け角をなすV字状のガイド面を形成して、左右それぞれ独立して回転するとともに、上記2組の受けローラは、上記アーム部の内側に挿入されるケーブルの軸方向に離隔するように配置されて、ケーブルは常に、その軸方向を上記2組の受けローラの回転軸に直交させる姿勢で上記受けローラのガイド面上に保持され、上記回転刃支持体は支持軸部の軸回りに90度回動自在に保持され、回転刃を上記受けローラの回転軸と直交させてケーブルのシースを軸方向に切開する作業と、回転刃を上記受けローラの回転軸と平行にしてケーブルのシースを周方向に切開する作業とが切替自在となされたことを特徴とする。かかる受けローラを採用することにより、ケーブルの挟持状態が安定し、シースを周方向に切開するときには切開ラインの始端と終端とを精度良く合致させることができ、また、ケーブルを延長軸方向に切開するときには回転刃の刃先をケーブルの軸に沿って真っ直ぐに案内することができる。
上記ケーブルシース剥取工具においては、回転刃の両面に、回転刃よりも小径のゲージリングが交換可能に装着されて、装着するゲージリングの径を変更することにより回転刃の刃先寸法を調整しうるように構成されるのが好ましい。これにより、シースの厚みのばらつきに対応して、回転刃の切り込み深さを精度良く調整することが可能になる。
さらに、本発明のケーブルシース剥取工具は、回転刃支持体は、その支持軸部がグリップ部内に挿通されて、該支持軸部に挿装された圧縮コイルバネにより回転刃の後退方向に付勢されるとともに、上記支持軸部はグリップ部の後端へと延びる支持ロッドを有し、この支持ロッドの中間に形成された大径部分と、該支持ロッドを挿通させる調整筒の後端に取り付けられた止め部材との当接面に、上記付勢状態で爪と溝とが互いに係合して支持ロッドの回動を拘束するクラッチ機構が設けられ、上記支持ロッドの後端に取り付けられたノブを上記圧縮コイルバネの付勢力に抗して押込む操作により上記クラッチ機構の係合が解かれて、支持ロッド及びこれに結合された回転刃支持体が軸周りに90度回動するように構成されたことを特徴とする。この構成によれば、支持軸部が刃先とは反対側に付勢されるので、刃先がケーブルに強く押し当てられても、刃先は全く後退しない。したがって、支持軸部を付勢するコイルバネの弾性力は小さくて済み、軽い力で刃先方向を変えることが可能になるとともに、内部機構もコンパクト化することができる。
さらに、本発明のケーブルシース剥取工具は、回転刃支持体が、ケーブル受け部と対向するように配置された略溝形の支持ベースと、この支持ベースの溝内に回転刃を挟んで取り付けられた2組のローラ軸受けとを介して、回転刃の刃先面の延長上に2組の押えローラを具備してなり、これら2組の押えローラは、その回転軸を回転刃の回転軸と平行にして配置され、周面が略円弧状のガイド面を形成し、各押えローラが左右に二分割されて左右各部がそれぞれ独立して回転するとともに、上記支持ベースの両側片とローラ軸受けの両起立片との間に若干の隙間を設けた状態で、各ローラ軸受けの底板が支持ベースの底板に対しそれぞれ1本のリベットピンによって結合されることにより、ローラ軸受けが支持ベースに対し2度乃至4度の確度範囲で揺動自在に保持されたことを特徴とする。この構成に係る押えローラは、シースを延長軸方向に切開するときのケーブルの挟持状態を安定させるのに寄与する。
さらに、受けローラ及び押えローラがそれぞれ左右に二分割され、左右が独立して回転するとともに、押えローラがケーブルの軸方向に対して微小角度、揺動することにより、特に延長軸方向のシース切開において、ケーブルが湾曲している場合でも、回転刃の刃先をケーブルの延長軸方向に沿って精度良く追随させることができる。
上述のように構成される本発明のケーブルシース剥取工具は、ケーブル受け部に設けられた2組の受けローラが、そのV字状の周面によってケーブルを安定的に保持するので、シースを周方向に切開する際には、切開ラインの始端と終端とを精度良く合致させて、綺麗な円形の切開面を形成することができ、また、ケーブルを延長軸方向に切開するときには回転刃の刃先をケーブルの軸に沿って真っ直ぐに案内することができる。
さらに、回転刃の両面にゲージリングを交換可能に装着することにより、シースの厚みのばらつきに対応して、回転刃の切り込み深さを適切に調整することができる。
また、本発明のケーブルシース剥取工具は、2組の受けローラと2組の押えローラとを対向させて、これらの間にケーブルを挟持することにより、シースを延長軸方向に切開する際の回転刃の刃先の案内精度を向上させることができる。
そして、これらにより、ケーブルの端末処理作業における施工品質や作業効率が向上するとともに、安全性も確保される。
以下、本発明の実施の形態について図を参照して説明する。図1及び図2は本発明の実施形態に係るケーブルシース剥取工具の外観斜視図、図3〜図6は該ケーブルシース剥取工具の使用状態を示す説明図、図7は該ケーブルシース剥取工具の要部断面図である。
図1及び図2に示すように、このケーブルシース剥取工具1の主要な構成要素は、グリップ部21、アーム部22、及びケーブル受け部23が一体に形成された工具本体2と、ケーブル受け部23に取り付けられた受けローラ3と、グリップ部21に取り付けられて回転刃4及び押えローラ5を保持する回転刃支持体6である。
工具本体2は、例えばアルミ合金のダイキャストによって成形された部材である。グリップ部21は、片手で把持しうる程度の大きさの略筒形をなしている。アーム部22は略C形をなし、グリップ部21の一端から延出して、その先端にケーブル受け部23を保持している。ケーブル受け部23は略溝形に形成され、その溝開口を回転刃支持体6の側に向けている。ケーブル9は、ケーブル受け部23の溝方向に沿ってアーム部22の内側に挿入される。
受けローラ3は、ケーブル受け部23の溝内に2組、配置されている。図3〜図7に示すように、2組の受けローラ3は同寸・同形状で、溝の延長方向、すなわちケーブル9の軸方向に適宜距離だけ離隔し、それぞれの回転軸をケーブル9の軸方向と直交させて取り付けられている。各受けローラ3は、ケーブル9の軸方向に対して左右に二分割された構成を有している。左右各部は、それぞれ略円錐台形の回転体31で、これらの回転体31が互いの小径側を突き合わせて同軸上に配置されることにより、V字状のガイド面が形成されている。V字状のガイド面の受け角は略90度に設定されている。これにより、異なる径のケーブル9を、同じ受け角で安定的に保持することができる。図7に示すように、受けローラ3の軸心には軸ピン32が挿通され、この軸ピン32にベアリング33、34を介して各回転体31が個々に軸支されている。これにより、左右の回転体31は互いに独立して回転する。軸ピン32は、ケーブル受け部23の両側壁に形成された軸孔に挿通され、一端に形成された大径の頭部35と、他端に嵌合された止め輪36とによって、軸孔から抜け出さないように取り付けられている。
回転刃支持体6は、ケーブル受け部23と対向するように配置された略溝形の支持ベース61によって、回転刃4及び押えローラ5を保持している。支持ベース61は、その底板の中心において、回転刃4を軸支する刃軸受け41とともに支持軸部7の一端に結合され、支持軸部7に対して軸回りに回転しないように保持されている。支持軸部7はグリップ部21の内側に挿通されている。
刃軸受け41は一対の起立片を有する略溝形の部材である(図7参照)。刃軸受け41は、その溝方向を支持ベース61の溝方向と合致させて、底板の中心を支持軸部7の一端に結合されている。刃軸受け41も、支持軸部7に対して軸回りに回転しないように保持されている。起立片の上部には軸穴が形成されている。両起立片の間には、回転刃4と、その両側を挟み込む2枚のゲージリング42とが取り付けられ、軸穴に挿通された刃軸部材43によって回転自在に軸支される。
図7及び図8に示すように、刃軸部材43は、一方の雄部材43aと他方の雌部材43bとからなり、雄部材43aに形成された軸ピン44が刃軸受け41の軸穴に挿入されて、軸ピン44の先端に形成された雄ネジ部が雌部材43bに形成された雌ネジ孔に螺合される。雄部材43a及び雌部材43bの頭部は指先で摘んで回転させ得る程度の径を有し、その周面にはローレット加工がなされている。
ゲージリング42は回転刃4よりも小径の短円筒体で、その周面をケーブル9に当接させることにより、回転刃4の切り込み深さを一定に規制する。例示の回転刃4は、円板状の刃体の中心部両面に小径のスリーブ部を有する形状のもので、このスリーブ部を収容するために、ゲージリング42の片面には凹部が形成されている。ゲージリング42には、径が十分の数ミリずつ異なるものが複数種類用意され、シース96の厚さのばらつきに応じて適正な径のゲージリング42に交換できるようになっている。ゲージリング42の交換は、刃軸部材43の両頭部を逆方向に回転させて雄部材43aと雌部材43bとに分離し、雄部材43aを刃軸受け41から抜き出して、回転刃4とゲージリング42とを一緒に刃軸受け41から取り出す、という手順で簡単に行うことができる。
押えローラ5は、略溝形のローラ軸受け51を介して、支持ベース61の溝内に2組、取り付けられている。2組の押えローラ5は同寸・同形状で、溝の延長方向、すなわち回転刃4の刃先の延長方向に適宜距離だけ離隔し、それぞれの回転軸を回転刃4の回転軸と平行にして配置されている。
各押えローラ5は、受けローラ3と同様、左右に二分割されている。左右各部は、それぞれ周面の母線が略円弧状に凹んだ回転体52で、これらの回転体52が互いの小径側を突き合わせて同軸上に配置されることにより、略円弧状のガイド面が形成されている。円弧状のガイド面の曲率は、使用されるケーブル9の周面曲率と近似するように設定されている。
押えローラ5の軸心には軸ピン53が挿通され、この軸ピン53にベアリングを介して各回転体52が個々に軸支される。これにより、左右の回転体52は互いに独立して回転する。軸ピン53は、ローラ軸受け51の両起立片に形成された軸孔に挿通されて、軸孔から抜け出さないように取り付けられている。
ローラ軸受け51は、その底板の中心が支持ベース61の底板に対して1本のリベットピン55により結合されている。支持ベース61の両側片とローラ軸受け51の両起立片との間には若干の隙間S(図8参照)が設けられており、そのため、ローラ軸受け51はリベットピン55を中心にして支持ベース61に対し微小角度、具体的には概ね2度乃至4度の角度範囲で揺動しうる状態に保持されている。
支持軸部7は、図7に示すように、回転刃支持体6の支持ベース61に結合されてグリップ部21の後端へと延びる支持ロッド71と、この支持ロッド71を挿通させる調整筒81とから構成されている。支持ロッド71は、先端側(刃先側)の小径部分72と、中間の大径部分73とを有し、大径部分73の後端には細径のノブ軸74を介して略球形のノブ75が取り付けられている。調整筒81には、先端側の小径部分82と、中間から後端にかけての大径部分83とからなる筒孔が形成されている。筒孔と、筒孔に挿入された支持ロッド71との間には隙間が設けられて、この隙間に圧縮コイルバネ76が挿装されている。圧縮コイルバネ76は、筒孔の小径部分82と大径部分83との段差、及び支持ロッド71の小径部分72と大径部分73との段差をバネ受座として圧縮され、支持ロッド71を常時、後端側に付勢している。調整筒81の後端には、短筒状の止め部材84が、その軸心に支持ロッド71のノブ軸74を挿通した状態で取り付けられ、支持ロッド71が後端に抜け出さないように拘束している。止め部材84は、その周面に形成された雄ネジを、調整筒81の後端部内面に形成された雌ネジに螺合させて取り付けられている。
支持ロッド71の大径部分73と止め部材84との当接面には、支持ロッド71を軸回りに回転させて固定するクラッチ機構が設けられている。例示のクラッチ機構は、支持ロッド71の大径部分73に形成された爪77を、止め部材84に形成された溝85に係合させるものである。図7右側の添付図に示すように、溝85は、支持ロッド71を軸回りに90度回転させる位置にも形成されている。ノブ75を押し込んでコイルバネ76を圧縮させると、クラッチ機構の係合状態が解かれ、そのまま支持ロッド71を回転させてノブ75を戻すと、爪77が異なる位置の溝85に係合して、支持ロッド71の回転が拘束される。
調整筒81は、その外側面に形成された軸方向に延びる凹溝(図示せず)に、グリップ部の外側から嵌め込まれたガイドピン86の先端を係合させることにより、グリップ部21に対して軸回りに回転しないように、かつ、軸方向には進退し得るように保持されている。調整筒81の後端側の外周面には雄ネジが形成されており、この雄ネジは、グリップ部21に取り付けられた調整ダイヤル24の操作によって進退する送りネジとなる。調整ダイヤル24は、グリップ部21の内側に挿入される筒部25を有し、筒部25の内側に形成された雌ネジが調整筒81の外周面に形成された雄ネジと螺合している。筒部25の外周面には周方向の係合溝27が形成され、グリップ部21の外側から嵌め込まれた係合ピン28の先端が係合溝27に係合している。これにより、調整ダイヤル24はグリップ部21に対して回転自在に保持され、その回転によって調整筒81を無段階に進退させる。
かかる構造のケーブルシース剥取工具1を使用してケーブル9のシース96を切開する場合の、各部の作用について説明する。
シース96を周方向に切開する場合は、図3及び図4に示すように、回転刃4を、受けローラ3上にセットしたケーブル9の軸方向に対して直交させる。そして、調整ダイヤル24を回して回転刃支持体6をケーブル9に向かって前進させ、回転刃4をシース96に食い込ませる。ケーブル9は、2組の受けローラ3のV字状のガイド面と、回転刃4の両脇に取り付けられた2個のゲージリング42とによって挟持され、ほぼ直伸した状態(若しくは僅かにU字状に撓んだ状態)で良好に保持される。当然ながら、このとき回転刃4の切開面が、2組の受けローラ3の軸間距離をちょうど二分する位置になるように、各部寸法が設定されている。
このまま、グリップ部21を持って工具本体2をケーブル9の軸回りに一回転させると、シース96が周方向に切開される。本発明のケーブルシース剥取工具1は、2組の受けローラ3を離隔して配置することにより、従来一般の工具よりもケーブルの支点間距離を拡げているので、ケーブル9の軸方向に対する回転刃4の直立精度が高くなり、工具本体2を回転させている最中でも、回転刃4の傾きを極めて小さく抑えることができる。2組の受けローラ3の軸間距離は、ケーブル9の径の少なくとも1倍以上、実用的には1.5〜3倍程度の範囲で設定されるのが好ましい。
シース96を周方向に切開しているとき、シース96の表面に当接しているゲージリング42と、シース96に食い込んでいる回転刃4とは、工具本体2の回転に連動して回転する。ゲージリング42が回転刃4に近接して取り付けられているので、刃先の切り込み深さは高い精度で均一化される。
なお、受けローラ3は、その回転軸がケーブル9の軸方向に直交しているため、周方向の切開作業中は回転しない。しかし、シース96を構成するポリ塩化ビニルや耐熱ポリエチレンは比較的潤滑性の高い樹脂であるから、受けローラ3の周面が平滑であれば、工具本体2の回転に対しては僅かな抵抗しか及ぼさない。加えて、受けローラ3のガイド面がV字状に形成されていることから、受けローラ3とシース96とは点接触に近い状態となる。この点も、シース96と受けローラ3との摩擦抵抗を低減させるのに寄与する。受けローラ3のガイド面の受け角については、90度を最適として、概ね80度乃至110度の範囲で好適に設定することができる。
シース96を延長軸に切開する場合は、調整ダイヤル24を操作して、一旦、回転刃支持体6をケーブル9から離反させた後、図5及び図6に示すように、受けローラ3にセットしたケーブル9の軸方向に回転刃4を向ける。そして、調整ダイヤル24を回転させて回転刃支持体6をケーブル9に向かって前進させ、回転刃4をシース96に食い込ませる。ケーブル9は、2組の受けローラ3のV字状のガイド面と、2個のゲージリング42と、2組の押えローラ5によって挟持され、図3に示した状態よりも一層しっかりと直伸状態で保持される。このまま、グリップ部21を持って工具本体2をケーブル9の延長軸方向に平行移動させると、シース96が直線的に切開される。なお、例示形態では、ケーブル受け部23の外側にネジ孔を設け、ここにグリップ部と対向する補助グリップを必要に応じて取り付けることができるようにもなっている。
本発明のケーブルシース剥取工具1は、受けローラ3のガイド面がV字状、押えローラ5のガイド面が円弧状に、それぞれ形成されているので、切開距離が長くなってもケーブル9が確実に保持され、真っ直ぐで歪みのない切開ラインを形成することができる。加えて、受けローラ3及び押えローラ5が左右に二分割されて左右が独立して回転し、さらに、押えローラ5を保持するローラ軸受け51が微小角度だけ揺動するように構成されているので、ケーブル9が不規則に湾曲している場合でも、回転刃4の刃先をケーブル9の延長軸方向に沿って精度良く追随させることができる。
また、本発明のケーブルシース剥取工具1は、回転刃4の切開方向を変える際に、ノブをグリップ部21に押し込んで回転刃支持体6を回転させるクラッチ機構を採用しているが、この機構には以下のような長所がある。すなわち、ノブをグリップ部21から引き出して回転刃支持体6を回転させるクラッチ機構では、本発明とは逆に、回転刃支持体6の支持軸部7を刃先側に向けて付勢しておく必要がある。この場合、刃先がケーブル9に強く押し当てられると、その反発力が刃先側への付勢力に勝って、刃先が後退してしまうおそれがある。これを避けるためには、支持軸部7を刃先側に向けて付勢するコイルバネ等の弾性力を相当程度、高めなければならない。すると、切開方向を変える際には、ノブを引き出す操作に過剰な力が必要になり、使い勝手が低下する。
これに対して本発明のケーブルシース剥取工具1では、支持軸部7が刃先とは反対側に付勢され、かつ、調整筒81の後端に取り付けられた止め部材84によって後退位置が拘束されているので、刃先がケーブル9に強く押し当てられても、刃先は全く後退しない。したがって、支持軸部7を付勢するコイルバネの弾性力は小さくて済み、軽い力で刃先方向を変えることができるとともに、内部機構もコンパクト化することができる。
このように、本発明のケーブルシース剥取工具1は、回転軸をケーブル9の軸方向と直交させて取り付けられた2組の受けローラ3や、回転刃4を挟んで2組の押えローラ5を保持する回転刃支持体6、さらに回転刃4の刃先方向を変更するクラッチ機構等によって、ケーブル9の端末処理作業における作業性や安全性を大きく向上させる。なお、本発明のケーブルシース剥取工具1は、上記した実施形態に限らず、発明の主旨を逸脱しない範囲で、細部の形状や構造を適宜変形することはもちろん可能である。
本発明の実施形態に係るケーブルシース剥取工具の外観斜視図である。 同じく、別方向から見たケーブルシース剥取工具の外観斜視図である。 シースを周方向に切開するときの使用状態を示したケーブルシース剥取工具の正面図である。 同じく、側面図である。 シースを延長軸方向に切開するときの使用状態を示したケーブルシース剥取工具の正面図である。 同じく、側面図である。 ケーブルシース剥取工具の要部断面図である。 回転刃支持体を刃先側から見た図である。 ケーブルの内部構造を簡略的に示す断面図である。
符号の説明
1 ケーブルシース剥取工具
2 工具本体
21 グリップ部
22 アーム部
23 ケーブル受け部
24 調整ダイヤル
3 受けローラ
4 回転刃
42 ゲージリング
5 押えローラ
6 回転刃支持体
7 支持軸部
75 ノブ
9 ケーブル
96 シース

Claims (3)

  1. グリップ部とケーブル受け部とが略C形のアーム部を介して一体に形成され、
    ケーブル受け部は略溝形に形成されて、その溝内には2組の受けローラが、それぞれの回転軸を互いに平行にし、適宜距離だけ離隔した状態で配置され、
    上記グリップ部には回転刃支持体が、その支持軸部を該グリップ部内に挿通された状態で進退自在に保持され、
    ケーブルが、上記ケーブル受け部と上記回転刃支持体との間に挟持され、上記回転刃支持体に取り付けた円形の回転刃が上記ケーブルのシースを切開するように構成されたケーブルシース剥取工具において、
    上記受けローラは左右に二分割され、略円錐台形状をなす左右各部が略90度の受け角をなすV字状のガイド面を形成して、左右それぞれ独立して回転するとともに、
    上記2組の受けローラは、上記アーム部の内側に挿入されるケーブルの軸方向に離隔するように配置されて、ケーブルは常に、その軸方向を上記2組の受けローラの回転軸に直交させる姿勢で上記受けローラのガイド面上に保持され、
    上記回転刃支持体は支持軸部の軸回りに90度回動自在に保持され、回転刃を上記受けローラの回転軸と直交させてケーブルのシースを軸方向に切開する作業と、回転刃を上記受けローラの回転軸と平行にしてケーブルのシースを周方向に切開する作業とが切替自在となされたことを特徴とするケーブルシース剥取工具。
  2. 請求項1に記載のケーブルシース剥取工具において、
    回転刃支持体は、その支持軸部がグリップ部内に挿通されて、該支持軸部に挿装された圧縮コイルバネにより回転刃の後退方向に付勢されるとともに、
    上記支持軸部はグリップ部の後端へと延びる支持ロッドを有し、この支持ロッドの中間に形成された大径部分と、該支持ロッドを挿通させる調整筒の後端に取り付けられた止め部材との当接面に、上記付勢状態で爪と溝とが互いに係合して支持ロッドの回動を拘束するクラッチ機構が設けられ、
    上記支持ロッドの後端に取り付けられたノブを上記圧縮コイルバネの付勢力に抗して押込む操作により上記クラッチ機構の係合が解かれて、支持ロッド及びこれに結合された回転刃支持体が軸周りに90度回動するように構成されたことを特徴とするケーブルシース剥取工具。
  3. 請求項1または2に記載のケーブルシース剥取工具において、
    回転刃支持体は、ケーブル受け部と対向するように配置された略溝形の支持ベースと、この支持ベースの溝内に回転刃を挟んで取り付けられた2組のローラ軸受けとを介して、回転刃の刃先面の延長上に2組の押えローラを具備してなり、
    これら2組の押えローラは、その回転軸を回転刃の回転軸と平行にして配置され、周面が略円弧状のガイド面を形成し、各押えローラが左右に二分割されて左右各部がそれぞれ独立して回転するとともに、
    上記支持ベースの両側片とローラ軸受けの両起立片との間に若干の隙間を設けた状態で、各ローラ軸受けの底板が支持ベースの底板に対しそれぞれ1本のリベットピンによって結合されることにより、ローラ軸受けが支持ベースに対し2度乃至4度の確度範囲で揺動自在に保持されたことを特徴とするケーブルシース剥取工具。
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