JP4930468B2 - 画像記録装置 - Google Patents

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本発明は、画像を記録する画像記録装置に関する。
特許文献1には、搬送ベルトの裏面側から搬送ベルトに形成された吸引孔を介して空気を吸引することで、搬送ベルトの担持面に記録媒体であるシート材を吸着するインクジェット記録装置について記載されている。このインクジェット記録装置においては、搬送ベルトによって形成された内側領域であって、搬送ベルトを挟んでインクジェットヘッドと対向する位置にインク受容部材が配置されている。インクジェットヘッドからインクの空吐出を行うと、吐出されたインクは吸引孔を通過してインク受容部材に受容される。
特開2007−168277号公報(図2)
しかしながら、特許文献1に記載のインクジェット記録装置には、搬送ベルトを挟んでインクジェットヘッドと対向する位置にインク受容部材が配置されており、インクジェットヘッドと対向する搬送ベルトの担持面の裏面を支える部材が設けられていない。そのため、搬送ベルトの裏面側から吸引孔を介して空気を吸引した際に、搬送ベルトのインクジェットヘッドと対向する領域が内側に凹んでしまう。このように、搬送ベルトが内側に凹んでしまうと、その内側に凹んだ領域に載置された記録媒体も同様に凹んでしまい、記録媒体への記録精度が低下してしまう。
そこで、本発明の目的は、記録媒体への記録精度を向上させた画像記録装置を提供することにある。
本発明の画像記録装置は、複数の孔が形成された吸着面を有し、記録媒体を搬送方向に搬送する搬送ベルトと、前記吸着面と対向し、前記吸着面に対して液滴を吐出する吐出領域が形成された記録ヘッドと、前記搬送ベルトの前記吸着面と反対の面側から前記孔を介して空気を吸引して前記吸着面に記録媒体を吸着させる吸引手段と、前記搬送ベルトを挟んで前記記録ヘッドと対向し、前記複数の孔のうち少なくともいずれか1つの孔を通して前記記録ヘッドから吐出された液滴を受容する受容部と、前記反対の面のうち前記記録ヘッドと対向する面を支持する支持位置と、前記記録ヘッドと対向しない退避位置とに亘って移動可能な支持面を有する可動支持部材と、前記搬送される記録媒体が前記記録ヘッドと対向したときに前記記録ヘッドから液滴を吐出する記録動作時には、前記支持面は前記支持位置に移動し、前記搬送される記録媒体が前記記録ヘッドと対向していないときに前記記録ヘッドから前記孔を介して前記受容部に液滴を吐出するフラッシング動作時には、前記支持面は前記退避位置に移動するように前記可動支持部材を制御する制御手段と、を備えており、前記フラッシング動作時は、前記記録動作時よりも吸引量を減少させる
本発明の画像記録装置によると、記録動作時には、搬送ベルトの吸着面と反対の面のうち記録ヘッドと対向する面を可動支持部材の支持面によって支持するため、吸着面が凹むことが抑制され、記録媒体への記録精度を向上させることができる。また、フラッシング動作時には、可動支持部材の支持面を記録ヘッドと対向しない退避位置に移動させるため、可動支持部材の支持面が記録ヘッドから吐出された液滴で汚れることがなく、吐出された液滴を受容部で確実に回収することができる。また、フラッシング動作時に記録ヘッドから吐出された液滴の飛翔方向が変わりにくくなり、液滴を確実に受容部に導くことができる。
また、別の観点では、本発明の画像記録装置は、複数の孔が形成された吸着面を有し、記録媒体を搬送方向に搬送する搬送ベルトと、前記吸着面と対向し、前記吸着面に対して液滴を吐出する吐出領域が形成された記録ヘッドと、前記搬送ベルトの前記吸着面と反対の面側から前記孔を介して空気を吸引して前記吸着面に記録媒体を吸着させる吸引手段と、前記搬送ベルトを挟んで前記記録ヘッドと対向し、前記複数の孔のうち少なくともいずれか1つの孔を通して前記記録ヘッドから吐出された液滴を受容する受容部と、前記反対の面のうち前記記録ヘッドと対向する面を支持する支持位置と、前記記録ヘッドと対向しない退避位置とに亘って移動可能な支持面を有する可動支持部材と、前記搬送される記録媒体が前記記録ヘッドと対向したときに前記記録ヘッドから液滴を吐出する記録動作時には、前記支持面は前記支持位置に移動し、前記搬送される記録媒体が前記記録ヘッドと対向していないときに前記記録ヘッドから前記孔を介して前記受容部に液滴を吐出するフラッシング動作時には、前記支持面は前記退避位置に移動するように前記可動支持部材を制御する制御手段と、を備えており、前記可動支持部材が回転することにより、前記支持面は前記支持位置と前記退避位置とに亘って移動し、前記可動支持部材の軸方向は、前記吸着面と平行で前記搬送方向と直交する方向であり、前記可動支持部材は、内部に前記受容部を配置し、前記軸方向に延在した中空の筒状部材であり、前記筒状部材には、前記筒状部材の内部と外部とを連通させる前記吐出領域より大きな開口が形成されており、前記筒状部材の外周面が前記支持面であり、前記フラッシング動作時は、前記記録動作時よりも吸引量を減少させる。
本発明の画像記録装置によると、記録動作時には、搬送ベルトの吸着面と反対の面のうち記録ヘッドと対向する面を可動支持部材の支持面によって支持するため、吸着面が凹むことが抑制され、記録媒体への記録精度を向上させることができる。また、フラッシング動作時には、可動支持部材の支持面を記録ヘッドと対向しない退避位置に移動させるため、可動支持部材の支持面が記録ヘッドから吐出された液滴で汚れることがなく、吐出された液滴を受容部で確実に回収することができる。また、フラッシング動作時に記録ヘッドから吐出された液滴の飛翔方向が変わりにくくなり、液滴を確実に受容部に導くことができる。
さらに、別の観点では、本発明の画像記録装置は、複数の孔が形成された吸着面を有し、記録媒体を搬送方向に搬送する搬送ベルトと、前記吸着面と対向し、前記吸着面に対して液滴を吐出する吐出領域が形成された記録ヘッドと、前記搬送ベルトの前記吸着面と反対の面側から前記孔を介して空気を吸引して前記吸着面に記録媒体を吸着させる吸引手段と、前記搬送ベルトを挟んで前記記録ヘッドと対向し、前記複数の孔のうち少なくともいずれか1つの孔を通して前記記録ヘッドから吐出された液滴を受容する受容部と、前記反対の面のうち前記記録ヘッドと対向する面を支持する支持位置と、前記記録ヘッドと対向しない退避位置とに亘って移動可能な支持面を有する可動支持部材と、前記搬送される記録媒体が前記記録ヘッドと対向したときに前記記録ヘッドから液滴を吐出する記録動作時には、前記支持面は前記支持位置に移動し、前記搬送される記録媒体が前記記録ヘッドと対向していないときに前記記録ヘッドから前記孔を介して前記受容部に液滴を吐出するフラッシング動作時には、前記支持面は前記退避位置に移動するように前記可動支持部材を制御する制御手段と、を備えており、前記可動支持部材が回転することにより、前記支持面は前記支持位置と前記退避位置とに亘って移動し、前記可動支持部材の軸方向は、前記吸着面と平行で前記搬送方向と直交する方向であり、前記可動支持部材は、前記受容部内において、回転軸と、前記回転軸の回転に伴い前記反対の面を支持可能な前記支持面を有する突出部を有しており、前記突出部の前記支持面は、前記退避位置において前記受容部の外部に露出する。
本発明の画像記録装置によると、記録動作時には、搬送ベルトの吸着面と反対の面のうち記録ヘッドと対向する面を可動支持部材の支持面によって支持するため、吸着面が凹むことが抑制され、記録媒体への記録精度を向上させることができる。また、フラッシング動作時には、可動支持部材の支持面を記録ヘッドと対向しない退避位置に移動させるため、可動支持部材の支持面が記録ヘッドから吐出された液滴で汚れることがなく、吐出された液滴を受容部で確実に回収することができる。また、フラッシング動作時に突出部の支持面に液滴が付着するのを防止することができる。
また、別の観点では、本発明の画像記録装置は、複数の孔が形成された吸着面を有し、記録媒体を搬送方向に搬送する搬送ベルトと、前記吸着面と対向し、前記吸着面に対して液滴を吐出する吐出領域が形成された記録ヘッドと、前記搬送ベルトの前記吸着面と反対の面側から前記孔を介して空気を吸引して前記吸着面に記録媒体を吸着させる吸引手段と、前記搬送ベルトを挟んで前記記録ヘッドと対向し、前記複数の孔のうち少なくともいずれか1つの孔を通して前記記録ヘッドから吐出された液滴を受容する受容部と、前記反対の面のうち前記記録ヘッドと対向する面を支持する支持位置と、前記記録ヘッドと対向しない退避位置とに亘って移動可能な支持面を有する可動支持部材と、前記搬送される記録媒体が前記記録ヘッドと対向したときに前記記録ヘッドから液滴を吐出する記録動作時には、前記支持面は前記支持位置に移動し、前記搬送される記録媒体が前記記録ヘッドと対向していないときに前記記録ヘッドから前記孔を介して前記受容部に液滴を吐出するフラッシング動作時には、前記支持面は前記退避位置に移動するように前記可動支持部材を制御する制御手段と、を備えており、前記可動支持部材が回転することにより、前記支持面は前記支持位置と前記退避位置とに亘って移動し、前記可動支持部材の軸方向は、前記吸着面と直交する方向である。
本発明の画像記録装置によると、記録動作時には、搬送ベルトの吸着面と反対の面のうち記録ヘッドと対向する面を可動支持部材の支持面によって支持するため、吸着面が凹むことが抑制され、記録媒体への記録精度を向上させることができる。また、フラッシング動作時には、可動支持部材の支持面を記録ヘッドと対向しない退避位置に移動させるため、可動支持部材の支持面が記録ヘッドから吐出された液滴で汚れることがなく、吐出された液滴を受容部で確実に回収することができる。
また、前記制御手段は、前記吸引手段による吸引量をさらに制御するものであり、前記フラッシング動作時には前記記録動作時よりも吸引量を減少させるように前記吸引手段を制御することが好ましい。これによると、吸引手段によって生じる気流が弱くなるため、フラッシング動作時に記録ヘッドから吐出された液滴の飛翔方向が変わりにくくなり、液滴を確実に受容部に導くことができる。
また、前記筒状部材内の前記受容部には、吸収部材が配置されていることが好ましい。これによると、フラッシング動作時に記録ヘッドから吐出された液滴を吸収部材により吸収し保持することができる。
また、前記吸着面と反対の面を清掃するクリーニング部材をさらに備えていることが好ましい。これによると、搬送ベルトの吸着面と反対の面の汚れをクリーニングすることができる。
加えて、前記複数の孔のうち前記搬送方向に関する特定の孔の位置を検出する検出手段をさらに備えており、前記検出手段によって前記特定の孔が前記記録ヘッドと対向する位置に到達したことが検出されたときに、前記制御手段は、前記可動支持部材の前記支持面を前記退避位置へ移動させて、前記記録ヘッドに前記フラッシング動作を行わせることが好ましい。
<第1実施形態>
以下、本発明の好適な第1実施形態について、図面を参照しつつ説明する。本実施形態は、用紙にインクを吐出して文字や画像などを記録するインクジェットプリンタに本発明を適用した一例である。
図1は、本発明の第1実施形態に係るインクジェットプリンタの概略構成図である。図2は、図1のインクジェットヘッドを下面から見た平面図である。図3は、図1の搬送ベルトを上面から見た平面図である。図4は、図1のインク受容機構の平面図であり、(a)は筒の支持面が支持位置に配置されている場合であり、(b)は筒の支持面が退避位置に配置されている場合である。
図1に示すように、画像記録装置であるインクジェットプリンタ1は、4つのインクジェットヘッド2と、ベルト搬送装置3とを有するカラーインクジェットプリンタである。また、インクジェットプリンタ1は、インクジェットプリンタ1を制御するための制御部60(図5参照)を有している。
4つのインクジェットヘッド2は、4色のインク(マゼンタ、イエロー、シアン、ブラック)に対応して、記録媒体である用紙Pの搬送方向(図1の矢印方向)に沿って4つ並べられて設けられている。つまり、このインクジェットプリンタ1はライン式プリンタである。
4つのインクジェットヘッド2は、後述する搬送ベルト8の吸着面8a(搬送ベルト8の外周面において、インクジェットヘッド2の底面と平行になっており、且つ、用紙Pの搬送方向に移動する面)と平行で搬送方向に直交した幅方向(図1の紙面垂直方向)に長尺な細長い直方体形状となっている。インクジェットヘッド2の底面には、図2に示すように、インクを吐出する微小径の複数のノズル2aが形成されており、これらのノズル2aが集まって吐出領域2bが構成されている。この吐出領域2bは、後述する搬送ベルト8の吸着面8aと対向している。
4つのインクジェットヘッド2は、吸着面8aを搬送される用紙Pが吐出領域2bのすぐ下方を通過する際に、この用紙Pの上面に向かってノズル2aから各色のインクを吐出して、用紙Pに対して所望のカラー画像を記録する記録動作を行う。また、4つのインクジェットヘッド2は、4つの吐出領域2bと後述する搬送ベルト8の4つの開口19とが対向したときに、この4つの開口19を通して後述する筒32内にノズル2aからインクを吐出するフラッシング動作を行う。
図1に戻って、ベルト搬送装置3は、図1中左方に給紙部11と、図1中右方に排紙部12とを有しており、給紙部11から排紙部12に向かって用紙Pを搬送方向に搬送する。給紙部11のすぐ下流側には、用紙を挟持しながら搬送する一対の送りローラ9a、9bが配置されている。一対の送りローラ9a、9bによって用紙Pは図1中左方から右方へ送られる。
また、ベルト搬送装置3は、互いに平行な回転軸を有する一対のベルトローラ13、14と、一対のベルトローラ13、14に巻き掛けられており、一対のベルトローラ13、14の回転に伴って吸着面8aに載置された用紙Pを搬送するエンドレスの搬送ベルト8とを有している。
搬送ベルト8には、図3に示すように、4つのインクジェットヘッドの吐出領域2bと同等な大きさの4つの開口19(特定の孔)が搬送方向に沿って形成されている。また、搬送ベルト8には、4つの開口19が形成された領域を除く領域に、全面に亘って均等に分散した複数の貫通孔18が形成されている。つまり、搬送ベルト8には、4つの開口19及び複数の貫通孔18からなる多数の孔が形成されている。また、搬送ベルト8の外周面のうち、4つの開口19が形成された領域を除く、複数の貫通孔18が形成された領域における外周面が吸着面8aとなっている。用紙Pは、この吸着面8aに載置されて搬送方向に搬送される。
ベルトローラ13は、搬送モータ74(図5参照)から駆動力が与えられ、時計回りに回転する駆動ローラである。ベルトローラ14は、ベルトローラ13の回転に伴って搬送ベルト8から付与される回転力によって従動回転する。搬送ベルト8は、一対のベルトローラ13、14の回転に伴って搬送方向に走行する。
また、ベルトローラ13の回転軸にはエンコーダ15(図5参照)が設けられている。エンコーダ15は、ベルトローラ13の回転位置を検出する。このエンコーダ15によって検出されたベルトローラ13の回転位置によって、後述する開口位置取得部64が、搬送ベルト8に形成された開口19の搬送方向に関する位置を取得する。
給紙部11から送りローラ9a、9bによって送り出された用紙Pは、ベルトローラ14と対向する押さえローラ16によって搬送ベルト8の吸着面8aに押さえ付けられる。押さえローラ16によって吸着面8aに押さえ付けられた用紙Pは、ベルトローラ13の時計回りの回転駆動による搬送ベルト8の走行に伴って、搬送方向下流(図1の右方)に搬送される。そして、搬送ベルト8のすぐ下流側の剥離機構17によって吸着面8aから剥離されて排紙部12に送られる。
図1に戻って、搬送ベルト8によって囲まれた内側領域内には、4つのインク受容機構30と、回転ファン5とが配置されている。4つのインク受容機構30は、搬送ベルト8を挟んで4つのインクジェットヘッド2と対向している。
インク受容機構30は、フラッシング動作時にインクジェットヘッド2から吐出されたインクを受容するものであって、図4(a)に示すように、吸着面8aの裏面側に設けられており、筐体31と、筐体31内に配置された筒32(可動支持部材)と、筒32内に配置されたスポンジ33(吸収部材)とを有している。
筐体31は、搬送ベルト8の幅(図1の紙面垂直方向の幅)と同様の幅を有した略直方体形状であり、上方に開口している。また、筐体31の幅方向両端の面のうち、一方の面(図4の紙面手前方向の面)には、筒32の下端から筐体31の下端よりもやや上の位置まで開口した吸引口34が形成されている。吸引口34は、図示しないダクトにより回転ファン5に接続されている。
回転ファン5は、略直方体形状であり、内部に設けられた回転羽根が回転することによって、図示しないダクトを介して筐体31内の空気を吸引する。すると、筐体31内は減圧され、筐体31と対向する領域に形成された搬送ベルト8の複数の貫通孔18を通過して筐体31内に空気が流れ込む。この空気の流れによって、吸着面8aに載置された用紙Pを吸着面8aに吸着する。
筒32は、筐体31の幅方向両端に亘って延在しており、回転モータ76(図5参照)から駆動力が与えられることで、幅方向を軸として時計回りまたは反時計回りに回転する。また、筒32は、筒32内と外部とを連通させる吐出領域2bより大きな開口32aと、周方向に関して開口32aと隣り合う外周面領域において搬送ベルト8の内周面を支持可能な支持面32bとを有している。
筒32は、後述する回転制御部65の制御により回転することで、インクジェットヘッド2と対向する搬送ベルト8の内周面領域を支持する支持位置と、開口32aが搬送ベルト8を挟んでインクジェットヘッド2と対向する退避位置とに亘って支持面32bを移動させる。
記録動作時には、筒32の支持面32bは支持位置に配置され、インクジェットヘッド2と対向する搬送ベルト8の内周面領域を支持する。この筒32の支持面32bが支持位置に配置された状態で、吸着面8aを搬送される用紙Pがインクジェットヘッド2の吐出領域2bのすぐ下方を通過する際に、この用紙Pの上面に向かってノズル2aから各色のインクが吐出されて、用紙Pに対して所望のカラー画像が記録される。これにより、搬送ベルト8の吸着面8aが凹むことが抑制され、用紙Pへの記録精度を向上させることができる。
また、フラッシング動作時には、筒32の支持面32bが退避位置に配置される。このとき、搬送ベルト8の開口19をインクジェットヘッド2と対向させておく。すると、筒32の開口32aが搬送ベルト8の開口19を介してインクジェットヘッド2と対向する。この状態において、インクジェットヘッド2からインクが吐出され、この吐出されたインクは筒32の内周面32cに受容される。このように、フラッシング動作時には、筒32の支持面32bを退避位置に移動させるため、筒32の支持面32bがインクジェットヘッド2から吐出されたインクで汚れることがなく、吐出されたインクを筒32の内周面32cに確実に回収することができる。つまり、筒32の内周面32cが、本発明における受容部に相当する。
筒32内に配置されたスポンジ33は、筐体31の幅方向両端に亘って延在している。つまり、フラッシング動作時に、インクジェットヘッド2から吐出されたインクは、筒32内のスポンジ33に吸収される。これにより、インクジェットヘッド2から吐出されたインクをスポンジ33で吸収し保持することができる。
さらに、筒32の外周面には、筐体31の幅方向両端に亘って延在した2つのゴム35が取り付けられている。2つのゴム35は、筒32の支持面32bが退避位置に配置されているときは筐体31の側壁と接触する。(図4(b)参照)。これにより、回転ファン5により吸引動作を行っても、筐体31の側壁に2つのゴム35が接触しており、筐体31内におけるゴム35より上方の空間において空気の流れが生じない。つまり、フラッシング動作時にインクジェットヘッド2から吐出されたインクの飛翔方向が変わりにくくなり、インクを確実に筒32内に導くことができる。
そして、図4(a)に示すように、筒32が所定量だけ反時計回りに回転して、支持面32bが支持位置に配置されているときは、一方のゴム35が搬送ベルト8の内周面に接触する。ゴム35が搬送ベルト8の内周面に接触した状態において、搬送ベルト8が走行することで搬送ベルト8の内周面の汚れをクリーニングすることができる。これにより、搬送ベルト8の内周面が汚れて、ベルトローラ13、14との間でスリップすることがなく、用紙Pへの記録精度をさらに向上させることができる。
次に、インクジェットプリンタ1の制御系について、図5を参照して説明する。図5は、本発明の第1実施形態に係るインクジェットプリンタの制御構成を示す概略ブロック図である。インクジェットプリンタ1に含まれる制御部60は、演算処理装置であるCPU(Central Processing Unit)と、CPUが実行する制御プログラム及び制御プログラムに使用されるデータが記憶されているROM(Read Only Memory)と、プログラム実行時にデータを一時記憶するためのRAM(Random Access Memory)とから構成されている。
制御部60は、図5に示すように、ヘッド制御部61、搬送制御部62、ベルトローラ制御部63、開口位置取得部64、回転制御部65及び吸引制御部66を有している。
ヘッド制御部61は、制御部60がPC80(パーソナルコンピュータ)からの印刷信号を受信したときに、ヘッド駆動回路71を制御して対応するインクジェットヘッド2からインクを吐出させて、用紙Pへ画像などの記録動作を行わせる。このとき、筒32の支持面32bは、回転制御部65の制御により支持位置に移動しており、インクジェットヘッド2と対向する搬送ベルト8の内周面領域を支持している。
また、ヘッド制御部61は、開口位置取得部64によって走行する搬送ベルト8の開口19がインクジェットヘッド2と対向する位置に到達したことが取得されると、ベルトローラ制御部63の制御により搬送ベルト8の走行が停止した後に、ヘッド駆動回路71を制御して対応するインクジェットヘッド2から筒32の内周面32cにインクを吐出させて、フラッシング動作を行わせる。このとき、筒32の支持面32bは、回転制御部65の制御により退避位置に移動しており、筒32の開口32aがインクジェットヘッド2と対向している。
搬送制御部62は、制御部60がPC80からの印刷信号を受信したときに、送りモータ72を駆動して、両送りローラ9a、9bを回転させることで、用紙Pを搬送ベルト8の吸着面8a上に供給するように、モータドライバ73を制御する。
ベルトローラ制御部63は、記録動作として搬送制御部62の制御により用紙Pが搬送ベルト8の吸着面8a上に供給されたときに、搬送モータ74を駆動して、ベルトローラ13を回転させることで、搬送ベルト8を走行させて、吸着面8a上の用紙Pを搬送方向に搬送するようにモータドライバ75を制御する。また、ベルトローラ制御部63は、フラッシング動作時には、搬送モータ74を駆動して、開口位置取得部64によって搬送ベルト8の開口19がインクジェットヘッド2と対向する位置に到達したことが取得されると、ベルトローラ13の回転を停止するようにモータドライバ75を制御する。
開口位置取得部64は、エンコーダ15によって検出されたベルトローラ13の回転位置から、搬送ベルト8に形成された開口19の搬送方向に関する位置を取得する。つまり、エンコーダ15及び開口位置取得部64は本発明における検出手段を構成している。
回転制御部65は、記録動作時には、回転モータ76を駆動して、筒32を回転させて筒32の支持面32bを支持位置に移動させるようにモータドライバ77を制御する。また、回転制御部65は、フラッシング動作時には、回転モータ76を駆動して、筒32を回転させて、筒32の支持面32bを退避位置に移動させるとともに、筒32の開口32aをインクジェットヘッド2と対向させるようにモータドライバ77を制御する。
吸引制御部66は、記録動作時には、回転モータ78を駆動して、回転ファン5の回転羽根を回転させるようにモータドライバ79を制御する。また、吸引制御部66は、フラッシング動作時には、記録動作時よりも吸引量を減少させるように、モータドライバ79を制御する。これにより、フラッシング動作時にインクジェットヘッド2から吐出されたインクの飛翔方向が変わりにくくなり、インクを確実に筒32内に導くことができる。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態について説明する。図6は、本発明の第2実施形態に係るインク受容機構の斜視図であり、(a)は支持面が支持位置に配置されたときであり、(b)は支持面が退避位置に配置されたときである。図7は、本発明の第2実施形態に係るインク受容機構の平面図であり、(a)は支持面が支持位置に配置されたときであり、(b)は支持面が退避位置に配置されたときである。第2実施形態は、第1実施形態におけるインク受容機構30がインク受容機構230となっているだけで、それ以外の構成は第1実施形態と同様である。なお、第1実施形態と同様なものについては、同符号で示し説明を省略する。
図6(a)及び図7(a)に示すように、インク受容機構230は、吸着面8aの裏面側に設けられており、筐体231(受容部)と、筐体231内に配置された回転軸232(可動支持部材)とを有している。
筐体231は、搬送ベルト8の幅と同様の幅を有した略直方体形状であり、上方に開口している。また、筐体231の幅方向両端の面のうち、一方の面には、筐体231の上端から筐体231の下端よりもやや上の位置まで開口した吸引口234が形成されている。吸引口234は、図示しないダクトにより回転ファン5に接続されている。筐体231の底面には、フラッシング動作時にインクジェットヘッド2から吐出されたインクが受容される。また、筐体231の搬送方向側面には、後述する2つの突出部材235を筐体231の外部に露出させる2つの開口231aが形成されている。
回転軸232は、筐体231の幅方向両端に亘って延在しており、図示しないモータにより駆動されて幅方向を軸として時計回りまたは反時計回りに回転する。また、回転軸232には、軸方向に沿って離間して配置された2つの円板233と、各円板233の外周面の一部に設けられ、回転軸232の回転に伴い搬送ベルト8の内周面を支持可能な突出部材235とを有している。
回転軸232が回転することで、突出部材235の外周面235a(支持面)は、インクジェットヘッド2と対向する搬送ベルト8の内周面領域を支持する支持位置(図6(a)及び図7(a)参照)と、当該内周面を支持しない退避位置(図6(b)及び図7(b)参照)とに亘って移動する。
記録動作時には、突出部材235の外周面235aは支持位置に配置され、インクジェットヘッド2と対向する搬送ベルト8の内周面領域を支持する。この突出部材235の外周面235aが支持位置に配置された状態で、吸着面8aを搬送される用紙Pがインクジェットヘッド2の吐出領域2bのすぐ下方を通過する際に、この用紙Pの上面に向かってノズル2aから各色のインクが吐出されて、用紙Pに対して所望のカラー画像が記録される。これにより、搬送ベルト8の吸着面8aが凹むことが抑制され、用紙Pへの記録精度を向上させることができる。
また、フラッシング動作時には、突出部材235の外周面235aが退避位置に配置される。このとき、搬送ベルト8の開口19をインクジェットヘッド2と対向させておく。この状態において、インクジェットヘッド2からインクが吐出され、この吐出されたインクは筐体231内に受容される。このように、フラッシング動作時には、突出部材235の外周面235aを退避位置に移動させるため、突出部材235の外周面235aがインクジェットヘッド2から吐出されたインクで汚れることがなく、吐出されたインクを筐体231内に確実に回収することができる。この退避位置においては、突出部材235の外周面235aは筐体231の外部に露出している。これにより、フラッシング動作時に突出部材235の外周面235aにインクが付着するのをより防止することができる。
<第3実施形態>
続いて、第3実施形態について説明する。図8は、第3実施形態に係るインク受容機構の平面図であり、(a)は上方から見たときであり、(b)は側方から見たときである。第3実施形態は、第1実施形態におけるインク受容機構30がインク受容機構330となっているだけで、それ以外の構成は第1実施形態と同様である。なお、第1実施形態と同様なものについては、同符号で示し説明を省略する。
図8(a)及び図8(b)に示すように、インク受容機構330は、吸着面8aの裏面側に設けられており、筐体331(受容部)と、円板332(可動支持部材)とを有している。搬送ベルト8によって囲まれた領域内には、筐体331と鉛直方向に沿って重なる位置に開口350aを有し、吸着面8aの裏面を支持するプラテン350が設けられている。プラテン350は搬送方向に関して筐体331と隣り合う領域の一方が下方に凹んでいる。
筐体331は、搬送ベルト8の幅と同様の幅を有した略直方体形状であり、上方に開口している。また、筐体331の幅方向両端の面のうち、一方の面には、筐体331の上端から筐体331の下端よりもやや上の位置まで開口した吸引口334が形成されている。吸引口334は、図示しないダクトにより回転ファン5に接続されている。筐体331の底面には、フラッシング動作時にインクジェットヘッド2から吐出されたインクが受容される。
円板332は、プラテン350の凹んだ領域と開口350a上に配置されており、図示しないモータにより駆動されて吸着面8aと直交する鉛直方向を軸として回転する。また、円板332には、インクジェットヘッド2の吐出領域2bより大きな半円状の開口332aが形成されている。また、円板332の開口332aを除く半円状の領域には、全面に亘って均等に分散した複数の貫通孔332cが形成されている。回転ファン5の回転羽根が回転することにより、搬送ベルト8の複数の貫通孔18及び円板332の複数の貫通孔332cを通過して筐体331内に空気が流れ込む。この空気の流れによって、吸着面8aに載置された用紙Pを吸着面8aに吸着する。また、円板332が回転することで、円板332の開口332aを除く半円状の上面332b(支持面)は、インクジェットヘッド2と対向する搬送ベルト8の内周面領域を支持する支持位置と、当該内周面を支持しない退避位置とに亘って移動する。
記録動作時には、円板332の上面332bは支持位置(円板332の上面332bが搬送ベルト8を挟んでインクジェットヘッド2と対向する位置)に配置され、インクジェットヘッド2と対向する搬送ベルト8の内周面領域を支持する。この円板332の上面332bが支持位置に配置された状態で、吸着面8aを搬送される用紙Pがインクジェットヘッド2の吐出領域2bのすぐ下方を通過する際に、この用紙Pの上面に向かってノズル2aから各色のインクが吐出されて、用紙Pに対して所望のカラー画像が記録される。これにより、搬送ベルト8の吸着面8aが凹むことが抑制され、用紙Pへの記録精度を向上させることができる。
また、フラッシング動作時には、円板332の上面332bが退避位置(円板332の開口332aが搬送ベルト8を挟んでインクジェットヘッド2と対向する位置)に配置される。このとき、搬送ベルト8の開口19をインクジェットヘッド2と対向させておく。この状態において、インクジェットヘッド2からインクが吐出され、この吐出されたインクは筐体331内に受容される。このように、フラッシング動作時には、円板332の上面332bを退避位置に移動させるため、円板332の上面332bがインクジェットヘッド2から吐出されたインクで汚れることがなく、吐出されたインクを筐体331内に確実に回収することができる。
<第4実施形態>
次に、第4実施形態について説明する。図9は、第4実施形態に係るインク受容機構の平面図であり、(a)は上方から見たときであり、(b)は側方から見たときである。第4実施形態は、第3実施形態におけるインク受容機構330がインク受容機構430となっているだけで、それ以外の構成は第3実施形態と同様である。なお、第3実施形態と同様なものについては、同符号で示し説明を省略する。
図9(a)及び図9(b)に示すように、インク受容機構430は、吸着面8aの裏面側に設けられており、筐体331(受容部)と、3本の支持板432(可動支持部材)とを有している。
3本の支持板432は、プラテン350の凹んだ領域と開口350a上に配置されており、図示しないモータにより駆動されて搬送方向に往復移動する。支持板432は、筐体331の搬送方向に関する幅と同様の長さとなっている。支持板432が往復移動することで、支持板432の上面432b(支持面)は、インクジェットヘッド2と対向する搬送ベルト8の内周面領域を支持する支持位置(支持板432が搬送ベルト8を挟んでインクジェットヘッド2と対向する位置)と、当該内周面を支持しない退避位置(支持板432が搬送ベルト8を挟んでインクジェットヘッド2と対向しない位置)とに亘って移動する。
記録動作時には、支持板432の上面432bは支持位置に配置され、インクジェットヘッド2と対向する搬送ベルト8の内周面領域を支持する。この支持板432の上面432bが支持位置に配置された状態で、吸着面8aを搬送される用紙Pがインクジェットヘッド2の吐出領域2bのすぐ下方を通過する際に、この用紙Pの上面に向かってノズル2aから各色のインクが吐出されて、用紙Pに対して所望のカラー画像が記録される。これにより、搬送ベルト8の吸着面8aが凹むことが抑制され、用紙Pへの記録精度を向上させることができる。
また、フラッシング動作時には、支持板432の上面432bが退避位置に配置される。このとき、搬送ベルト8の開口19をインクジェットヘッド2と対向させておく。この状態において、インクジェットヘッド2からインクが吐出され、この吐出されたインクは筐体331内に受容される。このように、フラッシング動作時には、支持板432の上面432bを退避位置に移動させるため、支持板432の上面432bがインクジェットヘッド2から吐出されたインクで汚れることがなく、吐出されたインクを筐体331内に確実に回収することができる。
次に、上述した本実施形態に種々の変更を加えた変形例について説明する。上述した実施形態においては、搬送ベルト8には、用紙Pの吸着用の貫通孔18と、フラッシング動作時にインクジェットヘッド2と対向させる開口19とを設けていたが、開口19が設けられずに搬送ベルト8の全面に複数の貫通孔18が形成されていてもよい。つまり、用紙Pの吸着用の孔とフラッシング動作時にインクジェットヘッド2と対向させる孔を共用してもよい。このとき、搬送ベルト8の複数の貫通孔18は、インクジェットヘッド2に形成された複数のノズル2aと鉛直方向に沿って重なる位置に形成されている。
また、上述した第1実施形態において、搬送ベルト8の内周面を支持する筒32の支持面32bは、筒32の外周面のいかなる領域であってもよい。
また、本発明は、上述の実施形態のようなインクジェットプリンタに限定されず、画像記録装置であれば、様々な装置に適用可能である。
本発明の第1実施形態に係るインクジェットプリンタの概略構成図である。 図1のインクジェットヘッドを下面から見た平面図である。 図1の搬送ベルトを上面から見た平面図である。 図1のインク受容機構の平面図であり、(a)は筒の支持面が支持位置に配置されている場合であり、(b)は筒の支持面が退避位置に配置されている場合である。 本発明の第1実施形態に係るインクジェットプリンタの制御構成を示す概略ブロック図である。 本発明の第2実施形態に係るインク受容機構の斜視図であり、(a)は支持面が支持位置に配置されたときであり、(b)は支持面が退避位置に配置されたときである。 本発明の第2実施形態に係るインク受容機構の平面図であり、(a)は支持面が支持位置に配置されたときであり、(b)は支持面が退避位置に配置されたときである。 第3実施形態に係るインク受容機構の平面図であり、(a)は上方から見たときであり、(b)は側方から見たときである。 第4実施形態に係るインク受容機構の平面図であり、(a)は上方から見たときであり、(b)は側方から見たときである。
1 インクジェットプリンタ
2 インクジェットヘッド
3 ベルト搬送装置
5 回転ファン
8 搬送ベルト
18 貫通孔
19 開口
30 インク受容機構
31 筐体
32 筒
32a 開口
33 スポンジ
60 制御部

Claims (8)

  1. 複数の孔が形成された吸着面を有し、記録媒体を搬送方向に搬送する搬送ベルトと、
    前記吸着面と対向し、前記吸着面に対して液滴を吐出する吐出領域が形成された記録ヘッドと、
    前記搬送ベルトの前記吸着面と反対の面側から前記孔を介して空気を吸引して前記吸着面に記録媒体を吸着させる吸引手段と、
    前記搬送ベルトを挟んで前記記録ヘッドと対向し、前記複数の孔のうち少なくともいずれか1つの孔を通して前記記録ヘッドから吐出された液滴を受容する受容部と、
    前記反対の面のうち前記記録ヘッドと対向する面を支持する支持位置と、前記記録ヘッドと対向しない退避位置とに亘って移動可能な支持面を有する可動支持部材と、
    前記搬送される記録媒体が前記記録ヘッドと対向したときに前記記録ヘッドから液滴を吐出する記録動作時には、前記支持面は前記支持位置に移動し、前記搬送される記録媒体が前記記録ヘッドと対向していないときに前記記録ヘッドから前記孔を介して前記受容部に液滴を吐出するフラッシング動作時には、前記支持面は前記退避位置に移動するように前記可動支持部材を制御する制御手段と、を備えており、
    前記フラッシング動作時は、前記記録動作時よりも吸引量を減少させることを特徴とする画像記録装置。
  2. 複数の孔が形成された吸着面を有し、記録媒体を搬送方向に搬送する搬送ベルトと、
    前記吸着面と対向し、前記吸着面に対して液滴を吐出する吐出領域が形成された記録ヘッドと、
    前記搬送ベルトの前記吸着面と反対の面側から前記孔を介して空気を吸引して前記吸着面に記録媒体を吸着させる吸引手段と、
    前記搬送ベルトを挟んで前記記録ヘッドと対向し、前記複数の孔のうち少なくともいずれか1つの孔を通して前記記録ヘッドから吐出された液滴を受容する受容部と、
    前記反対の面のうち前記記録ヘッドと対向する面を支持する支持位置と、前記記録ヘッドと対向しない退避位置とに亘って移動可能な支持面を有する可動支持部材と、
    前記搬送される記録媒体が前記記録ヘッドと対向したときに前記記録ヘッドから液滴を吐出する記録動作時には、前記支持面は前記支持位置に移動し、前記搬送される記録媒体が前記記録ヘッドと対向していないときに前記記録ヘッドから前記孔を介して前記受容部に液滴を吐出するフラッシング動作時には、前記支持面は前記退避位置に移動するように前記可動支持部材を制御する制御手段と、を備えており、
    前記可動支持部材が回転することにより、前記支持面は前記支持位置と前記退避位置とに亘って移動し、
    前記可動支持部材の軸方向は、前記吸着面と平行で前記搬送方向と直交する方向であり、
    前記可動支持部材は、内部に前記受容部を配置し、前記軸方向に延在した中空の筒状部材であり、
    前記筒状部材には、前記筒状部材の内部と外部とを連通させる前記吐出領域より大きな開口が形成されており、
    前記筒状部材の外周面が前記支持面であり、
    前記フラッシング動作時は、前記記録動作時よりも吸引量を減少させることを特徴とする画像記録装置。
  3. 複数の孔が形成された吸着面を有し、記録媒体を搬送方向に搬送する搬送ベルトと、
    前記吸着面と対向し、前記吸着面に対して液滴を吐出する吐出領域が形成された記録ヘッドと、
    前記搬送ベルトの前記吸着面と反対の面側から前記孔を介して空気を吸引して前記吸着面に記録媒体を吸着させる吸引手段と、
    前記搬送ベルトを挟んで前記記録ヘッドと対向し、前記複数の孔のうち少なくともいずれか1つの孔を通して前記記録ヘッドから吐出された液滴を受容する受容部と、
    前記反対の面のうち前記記録ヘッドと対向する面を支持する支持位置と、前記記録ヘッドと対向しない退避位置とに亘って移動可能な支持面を有する可動支持部材と、
    前記搬送される記録媒体が前記記録ヘッドと対向したときに前記記録ヘッドから液滴を吐出する記録動作時には、前記支持面は前記支持位置に移動し、前記搬送される記録媒体が前記記録ヘッドと対向していないときに前記記録ヘッドから前記孔を介して前記受容部に液滴を吐出するフラッシング動作時には、前記支持面は前記退避位置に移動するように前記可動支持部材を制御する制御手段と、を備えており、
    前記可動支持部材が回転することにより、前記支持面は前記支持位置と前記退避位置とに亘って移動し、
    前記可動支持部材の軸方向は、前記吸着面と平行で前記搬送方向と直交する方向であり、
    前記可動支持部材は、前記受容部内において、回転軸と、前記回転軸の回転に伴い前記反対の面を支持可能な前記支持面を有する突出部を有しており、
    前記突出部の前記支持面は、前記退避位置において前記受容部の外部に露出することを特徴とする画像記録装置。
  4. 複数の孔が形成された吸着面を有し、記録媒体を搬送方向に搬送する搬送ベルトと、
    前記吸着面と対向し、前記吸着面に対して液滴を吐出する吐出領域が形成された記録ヘッドと、
    前記搬送ベルトの前記吸着面と反対の面側から前記孔を介して空気を吸引して前記吸着面に記録媒体を吸着させる吸引手段と、
    前記搬送ベルトを挟んで前記記録ヘッドと対向し、前記複数の孔のうち少なくともいずれか1つの孔を通して前記記録ヘッドから吐出された液滴を受容する受容部と、
    前記反対の面のうち前記記録ヘッドと対向する面を支持する支持位置と、前記記録ヘッドと対向しない退避位置とに亘って移動可能な支持面を有する可動支持部材と、
    前記搬送される記録媒体が前記記録ヘッドと対向したときに前記記録ヘッドから液滴を吐出する記録動作時には、前記支持面は前記支持位置に移動し、前記搬送される記録媒体が前記記録ヘッドと対向していないときに前記記録ヘッドから前記孔を介して前記受容部に液滴を吐出するフラッシング動作時には、前記支持面は前記退避位置に移動するように前記可動支持部材を制御する制御手段と、を備えており、
    前記可動支持部材が回転することにより、前記支持面は前記支持位置と前記退避位置とに亘って移動し、
    前記可動支持部材の軸方向は、前記吸着面と直交する方向であることを特徴とする画像記録装置。
  5. 前記制御手段は、前記吸引手段による吸引量をさらに制御するものであり、前記フラッシング動作時には前記記録動作時よりも吸引量を減少させるように前記吸引手段を制御することを特徴とする請求項1または2に記載の画像記録装置。
  6. 前記筒状部材内の前記受容部には、吸収部材が配置されていることを特徴とする請求項に記載の画像記録装置。
  7. 前記吸着面と反対の面を清掃するクリーニング部材をさらに備えていることを特徴とする請求項に記載の画像記録装置。
  8. 前記複数の孔のうち前記搬送方向に関する特定の孔の位置を検出する検出手段をさらに備えており、
    前記検出手段によって前記特定の孔が前記記録ヘッドと対向する位置に到達したことが検出されたときに、前記制御手段は、前記可動支持部材の前記支持面を前記退避位置へ移動させて、前記記録ヘッドに前記フラッシング動作を行わせることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像記録装置。
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