JP4930451B2 - 基地局装置、基地局管理装置、及び、基地局管理システム - Google Patents

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Description

無線端末に無線接続される基地局装置の基地局管理システムに関する。
近年、IEEE 802.11無線Local Area Network(無線LAN)に代表されるInternet Protocol(IP)無線アクセス技術が大幅に進歩している。その通信帯域は、1
00Mbpsに迫る勢いである(802.11nなど)。このような十分な通信帯域の確保、および、無線アクセスによる利便性から、無線LANシステムは、コンシューマ向けだけでなく、企業、公共自治体、文教関連施設などでの大規模なシステム構築が広まってきている。
こうした大規模システム構築と平行して、IPをベースとして多様なサービスが、広がりを見せている。特に、無線ネットワークを介して音声通話を行なう、Voice over Wireless LAN(VoWLAN)などのリアルタイム系のサービスが、主流となりつつある他、
従来のWebブラウジングや、ファイル転送といった非リアルタイム系サービスについても、今後ますます、トラヒック量が激増していくと想定される。
無線LANがIEEE 802.11標準規格に準拠したものであることは、良く知られている。IEEE 802.11標準規格は、物理層(PHY)、MAC副層(MAC)におけるアクセス制御方法についてのみを規定したものであり、ノード配置等を含めたシステム設計には多くの柔軟性が残されている。
こうした性質上、無線LANネットワークインフラストラクチャーとしては、その発展の歴史の中で、現在、単体APアーキテクチャ、分散型統合アーキテクチャ、集中統合型アーキテクチャの3種類の形態が並存している。特に中規模から大規模の無線LANシステムでは、その統合監視を行なう点において、分散型統合アーキテクチャ、もしくは、集中型統合アーキテクチャが採用されるケースが増大してきている。
特開2007−36641号公報
分散型統合アーキテクチャ方式は、WLAN SWと各APとが実際にはIPネットワークを経由してIPトンネルで接続され、すべてのトラヒック(制御パケット、データパケット)のうち、制御パケットのみをWLAN SWへ集約する一方で、データパケットについては、WLAN SWを経由せず、直接通信相手のノードと通信するようにした方式である。
端末は、各APが接続しているサブネットワークに直接くくり付けられるため、端末がサブネットワークをまたがって移動した場合には、IPアドレスの付け替えが必要となり、音声などのリアルタイム系のサービスに悪影響が出る可能性がある。
集中型統合アーキテクチャ方式は、分散型統合アーキテクチャ方式と同様に、WLAN
SWと各APは、実際にはIPネットワークを経由してIPトンネルで接続されるが、この方法では、すべてのトラヒック(制御パケット、データパケットともに)がWLAN
SWを経由するようにした方式である。すべてのデータがWLAN SWを経由することで、WLAN SWの性能によって無線LAN全体の性能が制約されるほか、転送経路の観点で無駄が発生する。
図1は、分散型統合アーキテクチャ方式と、集中型統合アーキテクチャ方式との比較を示す図である。分散型統合アーキテクチャ方式は、ネットワークキャパシティ(性能、収容ユーザ数など)、経路遅延において、優れる。また、集中型統合アーキテクチャは、機能集約(セキュリティ、位置情報サービスなど)、IPモビリティにおいて、優れる。
市場に存在する無線LAN機器については、いずれか一方のみの方式を採用しているもの、あるいは、2つの方式をサポートしているが初期設定の時点でいずれか一方を選択するものである。2つの方式は、それぞれ性質が大きく異なるものであり、いずれか一方の方式のみでは、すべてのサービスにおいて最適化が困難である。
本件は、通信環境等に応じて、最適なネットワーク設計を可能とするシステムを提供することを課題とする。
開示の実施形態は、上記課題を解決するために、以下の手段を採用する。
即ち、第1の態様は、
基地局管理装置に接続される基地局装置であって、
無線端末から送信データを受信する無線受信部と、
前記送信データの送信先を前記基地局管理装置にする集中モード、または、前記送信データの送信先を前記基地局管理装置にしない分散モードを格納するモード保持部と、
前記送信データを送信する有線送信部と、
を備え、
前記有線送信部は、
前記モード保持部に設定されたモードが前記集中モードである場合、前記無線端末から受信した送信データを、前記基地局管理装置に送信し、
前記モード保持部に設定されたモードが前記分散モードである場合、前記無線端末から受信した送信データを、前記送信データの宛先の装置に向けて、送信する、
基地局装置とした。
第1の態様によると、設定されたモードによって、無線端末から受信した送信データの送信先を変更することができる。
第2の態様は、
基地局装置に接続される基地局管理装置であって、
自装置の負荷を測定する測定部と、
前記基地局装置における送信データの送信先を自装置にする集中モードまたは前記基地局装置における送信データの送信先を自装置にしない分散モードである前記基地局装置のモード、および、モード変更を判定する自装置の負荷の閾値を管理するモード設定部と、
前記測定部が測定した測定値と、前記モード設定部が管理する自装置の負荷の閾値とを比較して、モード変更の要否を判定する判定部と、
前記判定部が、モード変更が必要であると判定した場合、前記基地局装置に変更後のモードを指示するモード設定指示を送信する有線送信部と、
を備える基地局管理装置とした。
第2の態様によると、基地局管理装置は、自装置の負荷によって基地局装置のモードを判定し、基地局装置のモードを制御することができる。第2の態様によれば、基地局管理装置は、基地局装置のモードを制御することで、自装置の負荷を制御することができる。
開示の実施形態によれば、環境等に応じて、最適なネットワーク設計を可能とするシステムを提供することができる。
以下、図面を参照して実施形態について説明する。実施形態の構成は例示であり、開示の実施形態の構成に限定されない。
〔実施形態〕
〈無線LANシステムの形態〉
無線LANシステムにおける3種類の形態について説明する。
(単体APアーキテクチャ)
図2は、単体APアーキテクチャの構成例を示す図である。IPネットワーク100に、それぞれ独立のAP300が接続されている。無線LAN端末400は、AP300を経由して、IPネットワークと通信する。
単体APアーキテクチャは、無線LANの用途として、主に、Webブラウジングや、ファイル転送といった非リアルタイム系サービスのみを前提としたアーキテクチャである。単体APアーキテクチャは、それぞれのアクセスポイント(Access Point、AP)が独立に動作し、それぞれが直接IPネットワークに接続されるという最も原始的なシステム構成である。この構成では、各AP間は連携動作することができず、かつ、システムの大規模化にともない、システム全体の監視・制御が困難になる。
(分散型統合アーキテクチャ)
図3は、分散型統合アーキテクチャの構成例を示す図である。
分散統合型アーキテクチャは、単体APアーキテクチャにおいて、システム全体の監視・制御を容易化する目的で、WLAN SW200と呼ばれる上位ノードを導入し、当該WLAN SW200にてすべてのAP300を統合的に監視・制御するアーキテクチャである。WLAN SW200がシステムを統合的に監視・制御することで、AP300間の連携動作が可能となり、AP間のシームレスなハンドオーバーや、各無線チャネルの全体最適化調整(隣接チャネル干渉、カバレッジホールの回避など)も可能となる。なお、当該アーキテクチャでは、データ伝送の観点では、依然として、各AP300がそれぞれ直接IPネットワーク100とデータ送受を行なっている状態であり、WLAN SW200とAP300との間では、制御データのみが送受されている。
図4及び図5は、分散型統合アーキテクチャのより詳細な構成例を示す図である。AP#0、AP#1、AP#2、AP#3及びWLAN SWが、IPアクセスネットワークに接続される。Subnet#Aには、WLAN SWが存在する。Subnet#Bには、AP#2、AP#3が存在する。Subnet#Cには、AP#0,AP#1が存在する。WLAN SWと各APとの間は、IPトンネルが設定される。図4の例では、AP#1の下に無線端末が存在し、当該無線端末に対し、Subnet#CのIPアドレスが設定される。図5の例では、AP#2の下に無線端末が存在し、当該無線端末に対し、Subnet#BのIPアドレスが設定される。
APは、無線端末からの制御パケットのみをWLAN SWに転送し、通常のデータパケットを、WLAN SWを経由せず、直接APとIPネットワーク(IPアクセスネットワーク、および、IPコアネットワーク)との間で通信を行う。制御パケットをWLAN SWで終端することで監視制御を一元化する機能は保持したまま、データパケットの
みWLAN SWを迂回することで、WLAN SWへの負荷集中を軽減できる。転送データは、純粋にIPネットワークの経路制御機能に従うため、最短経路による転送が可能である。しかし、APが複数のサブネットにまたがって配置された場合は、サブネットをまたがったAP間ハンドオーバーの際に無線端末のIPアドレスの変更処理が必要となる。よって、分散型統合アーキテクチャは、リアルタイム系サービスの継続性に対して、脆弱である。
WEBブラウジングやファイルダウンロードなどの一般のデータ通信については、IEEE 802.11nの規格化等により今後さらに通信容量が激増すると考えられている。こうしたトラヒックに対しては、ネットワークキャパシティを大きくできる分散型統合アーキテクチャが好ましい。
(集中型統合アーキテクチャ)
図6は、集中型統合アーキテクチャの構成例を示す図である。
ハンドセット等によるVoIPなどのリアルタイム系サービスの需要が高まってきたことを受け、シームレスモビリティ、すなわち、AP間移動時のサービス継続性が重要となってきた。集中型統合アーキテクチャは、分散型統合アーキテクチャにおける統合監視・制御アーキテクチャの特徴を活かしながら、AP200を経由するすべてのデータをWLAN SW200を介して伝送する。これによって、WLAN SW200がすべてのサービスのアンカーポイントとなることで、AP300が属するサブネット等に依存せず、高いサービス継続性を提供することが可能となる。
図7及び図8は、集中型統合アーキテクチャのより詳細な構成例を示す図である。AP#0、AP#1、AP#2、AP#3及びWLAN SWが、IPアクセスネットワークに接続される。Subnet#Aには、WLAN SWが存在する。Subnet#Bには、AP#2、AP#3が存在する。Subnet#Cには、AP#0,AP#1が存在する。WLAN SWと各APとの間は、IPトンネルが設定される。図7の例では、AP#1の下に無線端末が存在し、当該無線端末に対し、Subnet#CのIPアドレスが設定される。図8の例では、AP#2の下に無線端末が存在し、当該無線端末に対しても、Subnet#CのIPアドレスが設定される。
集中型統合アーキテクチャでは、WLAN SWが、すべてのデータを一元的に扱うことができるため、セキュリティ機能の集約が容易である。また、端末のIPアドレスがWLAN SWの属するサブネット上のDHCPサーバから割り当てられることで、端末がサブネットワークをまたがって移動した場合でもIPアドレスをそのまま継続使用可能であり、サービスの継続性が良い。一方で、すべてのデータがWLAN SWを経由することで、WLAN SWの性能によって無線LAN全体の性能が制約され、また、転送経路の観点で無駄が発生する。
無線LAN上でのVoIPについては、IPモビリティをいかに確保し、シームレスなハンドオーバーを実現するかが非常に重要な課題となっており、こうしたサービス要求に対しては、IPモビリティに適した集中型統合アーキテクチャが好ましい。
〈構成〉
(ネットワーク構成)
図9は、本実施形態のネットワーク構成の例を示す図である。本実施形態のネットワークは、IPコアネットワーク120、IPアクセスネットワーク150、IPアクセスネットワークに接続されたWLAN SW200、IPアクセスネットワークに接続されたAP300A及び300B、AP300Bのエリアに存在する無線LAN端末#0(40
0A)、無線LAN端末#1(400B)を含む。AP300AおよびAP300Bは、AP300として同等の機能を有する。無線LAN端末#0(400A)、無線LAN端末#1(400B)は、それぞれ、単に端末400A、端末400Bともいう。APの数、及び、無線LAN端末の数は、これらに限られない。IPコアネットワーク120、及び、IPアクセスネットワーク150は、IPネットワークに含まれる。
WLAN SW200は、無線LANシステムを管理する。WLS SW200は、APを経由して、無線LAN端末(無線端末、又は、端末ともいう)と通信する。
AP300A及びAP300Bは、無線LAN端末と、直接、無線通信を行う。また、WLAN SW200及びIPネットワークと、無線LAN端末との通信を中継する。
無線LAN端末は、AP及びWLAN SW200を経由して、IPネットワークと通信を行う。
無線LANシステムでは、Extended Service Set(ESS)と呼ばれる、無線LANシステムにおける仮想的なネットワーク単位を定義することが可能である。また、無線LANシステムでは、1つの無線LANシステムに対して複数のESSを定義することが可能である。このことは、同一の無線チャネルに接続している複数の端末を、いくつかのESSにグループ分けすることが可能であることを意味する。ESS idは、無線端末が属する無線ネットワークを識別する識別子である。
本実施形態の無線LANシステムでは、ESS#0、ESS#1の2つのESSが設定されている。ESS#0、ESS#1は、それぞれ、集中型統合アーキテクチャ(集中型)、分散型統合アーキテクチャ(分散型)の方式に対応付けがされている。また、端末400A、端末400Bは、それぞれESS#0、ESS#1に属するような設定があらかじめされている。
このような設定条件において、端末400Aが送受信するデータパケットは、すべてWLAN SW200を経由した伝送制御がされる。一方、端末400Bが送受信するデータパケットは、WLAN SW200を経由せず、AP300とIPコアネットワーク120との間で直接送受信される。
(WLAN SW)
図10は、WLAN SWの構成例を示す図である。WLAN SW200は、有線IF部202、パケット受信部204、パケット送信部206、フレーム種別判定部208、トンネル処理部(UL)212、トンネル処理部(DL)214、システム制御部220、WLAN SW負荷テーブル232、遅延情報テーブル234、モード設定テーブル236、AP設定テーブル238を含む。これらの機能部のうち、複数の機能部が1つの機能部として、機能してもよい。また、これらの機能部の1つが、複数の機能部として機能してもよい。例えば、システム機能部220は、WLAN SW200の負荷を測定する測定部、モード変更の要否を判定する判定部等として機能してもよい。
有線IF部202は、WLAN SW200の外部装置等との間で、パケットの送受信処理を終端する機能部である。
パケット受信部204は、有線IF部202から受信したパケットのプロトコル処理(MAC処理、IP処理)を行う機能部である。パケット受信部204は、パケット数を計数し、当該計数情報を格納する受信カウンタ205を有する。
パケット送信部206は、トンネル処理部(UL)212、または、トンネル処理部(DL)214から受信したパケットに対して必要なプロトコル処理(MAC処理、IP処理)を行う機能部である。パケット送信部206は、プロトコル処理されたデータを有線IF部202に転送する。パケット送信部206は、送信パケット数を計数し、当該計数情報を格納する送信カウンタ207を有する。
フレーム種別判定部208は、パケット受信部204でプロトコル処理された伝送メッセージを解析し、フレーム種別を識別し、適切な機能部へ受信メッセージを転送する。
フレーム種別判定部208は、WLAN SW200とAP300との間の制御に使用する制御パケット、および、集中型統合アーキテクチャにおけるデータパケット(UL)を、トンネル処理部(UL)212に転送する。これらのパケットは、WLAN SW200とAP300との間で設定されたIPトンネルで伝送されるからである。
フレーム種別判定部208は、制御メッセージ(制御パケット)のうち、WLAN SW200とAP300との間の制御に使用する制御パケット以外のパケットを、直接システム制御部220に転送する。このようなパケットには、PINGパケットや、外部ツールからのパラメタ設定のための制御メッセージなどが含まれる。
フレーム種別判定部208は、集中型統合アーキテクチャにおけるデータパケット(DL)を、WLAN SW200とAP300との間で設定されたIPトンネルでAP300に対して送信するため、トンネル処理部(DL)214に転送する。集中型統合アーキテクチャにおけるデータパケット(DL)は、上流ノードから送信されたものである。
WLAN SW200とAP300との間の制御に使用する制御パケット、および、集中型統合アーキテクチャにおけるデータパケット(UL)については、WLAN SW200とAP300との間で設定されたIPトンネルで伝送されることを識別するUDP Port番号を、それぞれ独自に設定することで識別が可能である。
制御メッセージのうち、WLAN SW200とAP300との間の制御に使用する制御パケット以外のパケットについては、IPレイヤのプロトコル種別(PINGは、プロトコル種別がICMPとなる)、およびTCP、UDP Port番号といった上位アプリケーションポートを示す情報(Telnet、HTTPなど)により識別が可能である。
フレーム種別判定部208は、フレーム種別が上記いずれにも該当しない場合には、集中型統合アーキテクチャにおけるデータパケット(DL)であるとみなす。
トンネル処理部(UL)212は、フレーム種別判定部208から受信したメッセージに対して、トンネルプロトコルの解析を行い、トンネルプロトコルで伝送されてきたデータ内容が、WLAN SW200とAP300との間の制御メッセージ、および、集中型統合アーキテクチャにおけるデータパケット(UL)のいずれなのかを判別する。WLAN SW200とAP300との間の制御メッセージである場合は、トンネル処理部(UL)212は、当該データをシステム制御部220に転送する。また、集中型統合アーキテクチャにおけるデータパケット(UL)である場合には、トンネル処理部(UL)212は、当該データはそのまま上流ノードに転送されることになるため、パケット送信部206に転送する。
トンネル処理部(DL)214は、フレーム種別判定部208から転送される集中型統合アーキテクチャにおけるデータパケット(DL)、または、システム制御部220から転送されるWLAN SW200とAP300との間の制御メッセージについてトンネル
プロトコル処理を行い、当該プロトコル処理後のデータをパケット送信部206に転送する。
システム制御部220は、WLAN SW200および、AP300を含んだ無線LANシステム全体の制御を行う機能部である。システム制御部220は、トンネル処理部(UL)212から受信したWLAN SW200とAP300との間の制御メッセージ(当該メッセージはAP300から送信されたものである)を解析し必要な制御を行なう。また、システム制御部220は、AP300に対して制御を行う必要がある場合には、制御メッセージを編集し、当該メッセージをトンネル処理部(DL)214に転送する。上記の通り、システム制御部220は、システム全体の制御を行うが、特に本実施形態における主要機能としては、システム再開時におけるAP300への動作モード設定、および、動作モード変更判断に必要な各種統計情報の収集管理、および、動作モード変更判断とAP300への動作モード変更制御である。
システム制御部220は、HMI(Human Machine Interface)221を具備し、外部
設定ツールとの間で制御メッセージの送受信機能を終端し、設定されたデータを対応するテーブル(モード設定テーブル236、AP設定テーブル238)に格納する機能を具備する。
システム制御部220は、WLAN SW200とAP300との間のPING等による遅延測定機能を具備しており、計測情報を遅延情報テーブル234に格納する機能を具備する。
システム制御部220は、WLAN SW200の負荷情報を必要な機能部から収集し、WLAN SW負荷テーブル232に格納する機能を具備する。具体的には、システム制御部220は、受信カウンタ205、送信カウンタ207に格納されている情報を読出し、適切に加工したうえで、WLAN SW200負荷テーブルに格納する。また、WLAN SW200のCPU負荷(使用率)を適切な方法(ハードウェア情報や、OS機能等を使用すれば取得可能である)で取得し、WLAN SW負荷テーブル232に格納する。
(AP)
図11は、APの構成例を示す図である。AP300は、有線IF部302、パケット送信部304、パケット受信部306、有線フレーム種別判定部308、フレーム変換部(UL)312、トンネル処理部(UL)314、フレーム変換部(DL)322、トンネル処理部(DL)324、AP制御部340、dataフレーム処理部352、Mgmt(Management)フレーム処理部354、無線フレーム種別判定部356、無線フレーム受信部362、無線フレーム送信部364、無線IF部370を備える。AP300は、端末管理テーブル332、モード保持テーブル334を有する。これらの機能部のうち、複数の機能部が1つの機能部として、機能してもよい。また、これらの機能部の1つが、複数の機能部として機能してもよい。
有線IF部302は、APの外部の有線ネットワークとの間で、パケットの送受信処理を終端する機能部である。
無線IF部370は、無線チャネル上のデータ送受信を終端する機能を具備する。具体的には、無線IF部370は、IEEE 802.11規格における物理層の終端機能を具備する。
無線フレーム受信部362は、無線IF部370から受信したデータに対して、応答確
認を行なったり、フレーム正常性チェックを行なったりするなどの無線フレームプロトコル処理を行う機能部である。
無線フレーム種別判定部356は、無線フレーム受信部362から受信したフレームのヘッダ情報からメッセージ種別を解析し、適切な機能部に受信メッセージを転送する。
無線フレーム種別判定部356は、受信フレームがManagementフレーム(IEEE 802.11にて規定される無線LAN制御用メッセージ)の場合には、当該フレームをMgmtフレーム処理部354に転送する。
無線フレーム種別判定部356は、受信フレームがデータパケットであった場合には、当該フレームをdataフレーム処理部352に転送する。
Mgmtフレーム処理部354は、無線フレーム種別判定部356から受信したManagementフレームを終端し、制御情報をトンネル処理部(UL)314に通知する。
dataフレーム処理部352は、無線フレーム種別判定部356から受信したデータパケットの送信元MACアドレス(即ち、端末のMACアドレス)を抽出し、端末管理テーブル332に格納された情報と照合することにより、当該フレームがどのESS idに属しているかを判定する。さらに、dataフレーム処理部352は、モード保持テーブル334と照合することにより、当該フレームが属するESS idの動作モードが分散型、集中型のいずれなのかを識別する。当該フレームが属するESS idの動作モードが分散型である場合は、当該フレームは分散型データパケットである。当該フレームが属するESS idの動作モードが集中型である場合は、当該フレームは集中型データパケットである。
dataフレーム処理部352は、当該データパケットが分散型データパケットである場合には、当該データをフレーム変換部(UL)312に転送する。
dataフレーム処理部352は、当該データパケットが集中型データパケットである場合には、当該データをトンネル処理部(UL)314に転送する。
フレーム変換部(UL)312は、dataフレーム処理部352から受信したデータを、WLAN SW200に対してではなく、直接IPネットワークに転送する必要がある。よって、フレーム変換部(UL)312は、dataフレーム処理部352から受信したデータに対してIPネットワークに送信する際のフレームフォーマット(具体的には、有線MACフレーム)に変換し、パケット送信部304に転送する。
トンネル処理部(UL)314は、dataフレーム処理部352から受信した集中型データパケット、または、Mgmtフレーム処理部354から受信したManagementフレーム、または、AP制御部340から受信したWLAN SW200とAP300との間の制御メッセージについて、トンネルプロトコル処理を行い、生成したデータをパケット送信部304に転送する。
パケット送信部304は、フレーム変換部(UL)312から受信した分散型データパケット、または、トンネル処理部(UL)314から受信した集中型データパケットまたはWLAN SW200とAP300との間の制御パケットに対して、必要なプロトコル処理(有線MAC処理、IP処理)を行なう機能部である。パケット送信部304は、プロトコル処理されたデータを有線IF部302に転送する。当該データは、有線IF部302によって、装置外部に送信される。
パケット受信部306は、IPネットワークから受信した各種パケットのプロトコル処理(MAC処理、IP処理)を行う機能部である。パケット受信部306は、プロトコル処理されたパケットを、有線フレーム種別判定部308に転送する。
有線フレーム種別判定部308は、パケット受信部306でプロトコル処理されたパケットを解析し、フレーム種別を識別し、適切な機能部に受信メッセージを転送する。
有線フレーム種別判定部308は、WLAN SW200とAP300との間の制御に使用する制御パケット、および、集中型統合アーキテクチャにおけるデータパケットについては、WLAN SW200とAP300との間で設定されたIPトンネルで伝送されるため、トンネル処理部(DL)324に転送する。
有線フレーム種別判定部308は、制御メッセージのうちWLAN SW200とAP300との間の制御に使用する制御パケット以外のパケットを、直接AP制御部340に転送する。このようなパケットには、PINGパケットなどが含まれる。
有線フレーム種別判定部308は、分散型データパケットについてはトンネルプロトコルで伝送されていないため、当該パケットをフレーム変換部(DL)322に転送する。
WLAN SW200とAP300との間の制御に使用する制御パケット、および、集中型におけるデータパケットについては、WLAN SW200とAP300との間で設定されたIPトンネルで伝送されることを識別するUDP Port番号を、それぞれ独自に設定することで識別が可能である。
制御メッセージのうち、WLAN SW200とAP300との間の制御に使用する制御パケット以外のパケットについては、IPレイヤのプロトコル種別(例えば、PINGは、プロトコル種別がICMPとなる)により識別が可能である。
有線フレーム種別判定部308は、フレーム種別が上記いずれにも該当しない場合には、分散型データパケットであるとみなす。
トンネル処理部(DL)324は、有線フレーム種別判定部308から受信したメッセージに対して、トンネルプロトコルの解析を行い、トンネルプロトコルで伝送されてきたデータ内容が、WLAN SW200とAP300との間の制御メッセージ、Managementフレーム、および、集中型におけるデータパケットのいずれなのかを判別する。
トンネル処理部(DL)324は、WLAN SW200とAP300との間の制御メッセージである場合は、当該データをAP制御部340に転送する。
トンネル処理部(DL)324は、Managementフレーム、または、集中型におけるデータパケットである場合には、当該データを、そのまま無線LAN端末400に転送することになるため、当該データに対して無線LANフレーム化処理を行い、無線フレーム送信部364に転送する。
フレーム変換部(DL)322は、有線フレーム種別判定部308から受信した分散型データパケットについて、無線IF部370に送信する際のフレームフォーマット(具体的には、IEEE 802.11フレーム)に変換し、無線フレーム送信部364に転送する。
無線フレーム送信部364は、トンネル処理部(DL)324、または、フレーム変換部(DL)322から受信した無線LANフレームに対して、送信スケジューリング処理等を行い、送信すべきタイミングにおいて当該データを無線IF部370に転送する。
AP制御部340は、AP300全体の制御を行う機能部である。AP制御部340は、主に、WLAN SW200からのWLAN SW200とAP200との間の制御メッセージの内容に従って動作する。特に、AP制御部340は、WLAN SW200から設定されるESS情報、それぞれのESS idに対応するモードの最新状態(分散型、もしくは、集中型)をモード保持テーブル334に格納する機能を有する。また、AP制御部340は、無線LAN端末400の接続時にWLAN SW200から通知される端末情報(MACアドレス)と当該端末400が属するESS idの対応情報について端末管理テーブル332に設定する機能を具備する。
〈動作例〉
(システム再開)
図12は、システム再開時の初期化シーケンスを示す図である。
外部ツール(PC等)は、システム動作前に、あらかじめ、WLAN SW200に対して必要なパラメタを設定する(SQ1002)。外部ツールからの設定情報は、WLAN SW200のシステム制御部220のHMI221で受信され、モード設定テーブル236、および、AP設定テーブル238に値が格納される。
図13は、モード設定テーブルの構成例を示す図である。モード設定テーブルは、ESS id毎に、モード初期設定、モード最新状態、自律最適化制御の有効/無効設定を格納する。
モード初期設定は、システム再開時に分散型、および、集中型のいずれのモードで動作するかを示す初期値である。また、モード最新状態は、それぞれのESS idが現在、分散型と集中型のどちらのモードになっているかを示すものである。また、自律最適化設定は、無線LANシステムの状況に応じて、分散型と集中型との間で自律的な状態移行(動作モード変更)を行なうか否かを示す情報である。モード設定テーブル236は、HMI221を介して外部ツール(PC等)から設定される。
自律最適化設定が無効である場合には、モード初期設定が示す動作モードのみが適用される。
自律最適化制御が有効である場合には、最適化を実施する閾値情報として、CPU負荷の上限閾値および下限閾値、帯域の上限閾値および下限閾値、遅延の上限閾値および下限閾値の設定情報を格納され、これらの閾値との比較により動作モードの移行判定制御を行う。上限閾値と下限閾値とは、同一の値としてもよい。また、上限閾値および下限閾値の代わりに、1つの閾値としてもよい。
図14は、AP設定テーブルの構成例を示す図である。AP設定テーブル238は、AP毎に、当該APのIPアドレス、当該APに設定されるESS数、および、当該設定ESS数のESS idを格納する。なお、AP設定テーブルのうち、設定ESS数、および、ESS id、無線チャネルに関する各種設定は、HMI221を介して外部ツールから設定される。なお、その他、AP毎に無線チャネル番号の設定など無線チャネルに関する各種設定情報はAP設定テーブル238にて保持され得る。
図12に戻って、外部ツールがシステム再開指示を行う(SQ1004)と、WLAN
SW200のシステム制御部220がシステムの再開制御を行う(SQ1006)。すべてのAP300を含む再開制御については、無線LANシステムにおける一般的な方法が用いられる。例えば、システム再開時に各AP300がWLAN SW200に自動的に接続処理を行い、必要なパラメタがWLAN SW200から各AP300に設定される方法を採ることができる。
WLAN SW200と各AP300との再開処理が完了し、WLAN SW200と各AP300が通信可能な状態になった後、WLAN SW200のシステム制御部220は、AP設定テーブル238に格納されているAP id毎に、当該AP300に設定されるべきESS情報(ESS id)と当該ESS idに対応したモード状態(この時点では、初期設定の情報となっている)を読出し、AP300に対して、WLAN SW200とAP300との間の制御メッセージ(制御パケット)により、対応するESS
idとモード状態を通知する(SQ1010)。
AP200のAP制御部340は、WLAN SW200が送信したWLAN SW200とAP300との間の制御メッセージを受信し、ESS idと動作モードとをモード保持テーブル334に格納する。
図15は、モード保持テーブルの構成例を示す図である。モード保持テーブル334は、WLAN SW200のAP設定テーブル238の内容に相当する情報を格納するものである。モード保持テーブル334は、設定ESS数、ESS id、モード最新状態を有する。また、モード保持テーブル334は、無線チャネルに関する各種設定情報を格納し得る。AP制御部340は、WLAN SW200からの制御メッセージに従って、モード保持テーブル334に値を格納する。
(端末が分散型に設定されているESS idに接続する処理、および、パケット転送処理)
図16及び図17は、無線LAN端末が分散型に設定されているESS idに接続処理を行う際のシーケンス、および、その後の分散型データパケットの転送処理のシーケンスの例を示す図である。図16のA1、B1、C1、D1、E1は、それぞれ、図17のA1、B1、C1、D1、E1と接続する。
最初に、接続処理について説明する。
無線LAN端末#2(MAC#2のアドレスを持つとする)は、接続要求メッセージをAP300に送信する(SQ2002)。当該メッセージには、無線LAN端末#2のMACアドレス(送信元MACアドレス)と当該端末が属することを希望するESS idが格納されている。
Mgmtフレーム処理部354は、無線フレーム種別判定部356から受信したManagementフレームを終端し、制御情報をトンネル処理部(UL)314に通知する(SQ2004)。
トンネル処理部(UL)314は、Mgmtフレーム処理部354から受信した制御情報に対し、WLAN SW200向けのトンネルプロトコル処理(Managementフレームのカプセル化処理)を行う。(SQ2006)。カプセル化処理された当該パケットは、パケット送信部304及び有線IF部302を経由して、WLAN SW200に送信される(SQ2008)。
WLAN SW200のフレーム種別判定部208は、AP300から受信した制御メ
ッセージ(制御パケット)がトンネルプロトコルで処理されたフレームであることを識別する。WLAN SW200は、当該メッセージをトンネル処理部(UL)にてカプセル化を解除し、Managementフレームを抽出し、システム制御部220に転送する。システム制御部220は、無線LAN端末#2からの接続要求に対して、各種パラメタ等の照合によって接続許可判断を行う(SQ2010)。
システム制御部220は、接続を許可する場合には、トンネル処理部(DL)214、パケット送信部206、および、有線IF部202を経由して、無線LAN端末#2に対して接続許可メッセージを返送する(SQ2012)。この接続許可メッセージには、該当する無線LAN端末のMACアドレス(送信先MACアドレス)と、当該無線LAN端末
が属することを許可されたESS idが格納されている。
AP300の有線フレーム種別判定部308は、WLAN SW200が送信した接続許可メッセージを、AP200の有線IF部302、パケット受信部306を経由して受信する。有線フレーム種別判定部308は、当該メッセージがトンネルプロトコルで処理されたフレームであることを識別し(SQ2014)、当該メッセージをトンネル処理部(DL)324に転送する(SQ2016)。
トンネル処理部(DL)324は、UDP port番号から当該メッセージがWLAN SW200とAP300との間の制御メッセージであることを識別し、当該メッセージを、無線フレーム送信部364を介して、無線LAN端末に転送する(SQ2020)。また、トンネル処理部(DL)324は、当該メッセージをAP制御部340に転送する(SQ2022)。AP制御部340は、当該メッセージに格納されている無線LAN端末のMACアドレスとESS idを端末管理テーブル332に格納する。
図18は、端末管理テーブルの構成例を示す図である。端末管理テーブル332は、端末のMACアドレス及び、当該端末が属するESS idを格納する。AP制御部340は、端末接続制御時にWLAN SWから受信した接続許可メッセージ内の、端末のMACアドレスと当該端末が属するESS idとを、端末管理テーブル332内に格納する。
次に、接続処理が完了した後にデータ疎通が行なわれる際のパケット転送処理について説明する。なお、前提として、無線LAN端末#2が属するESS(ESS id:#0)は、分散型の設定がされているものとする。
無線LAN端末#2からIPコアネットワークに向けたUplinkデータ(ULデータ)の処理を説明する。
AP300の無線フレーム種別判定部308は、無線LAN端末#2が送信したULデータがデータフレームであることを識別する。無線フレーム種別判定部308は、当該フレームを、dataフレーム処理部352に転送する(図17:S2102)。
dataフレーム処理部352は、受信したULデータの無線フレーム内のヘッダ情報から送信元MACアドレスを抽出し、当該情報に対応するESS idを端末管理テーブルから参照する。dataフレーム処理部352は、参照したESS idに対応する動作モードをモード保持テーブル334から参照する。これにより、dataフレーム処理部352は、該当ULデータが、分散型であることを判断し(SQ2104)、当該ULデータをフレーム変換部(UL)312に転送する(SQ2106)。
フレーム変換部(UL)312は、ブリッジ処理(無線MACフレームから有線MAC
フレームへの変換処理)を行う(SQ2108)。フレーム変換部(UL)312は、変換後のULデータを、パケット送信部304、有線IF部302を経由して、IPコアネットワーク120(IPコアネットワーク上の装置)に送信する(SQ2110)。
IPコアネットワーク120(IPコアネットワーク上の装置)から無線LAN端末に向けたDownlinkデータ(DLデータ)の処理を説明する。上述のULデータ疎通によって、途中経路の各種ノード(ルータやスイッチ)の経路テーブルが構築されているため、IPコアネットワークから送信されてきたDLデータはAP300で直接受信される(SQ2202)。
AP300の有線フレーム種別判定部308は、当該DLデータの種別判定を行う(SQ2204)。有線フレーム種別判定部308は、当該DLデータが分散型データパケットであると識別すると、フレーム変換部(DL)322を経由して、当該DLデータを無線LAN端末に送信する(SQ2206、SQ2208)。
(端末が集中型に設定されているESS idに接続する処理、および、パケット転送処理)
図19、図20、および、図21は、無線LAN端末が集中型に設定されているESS
idに接続処理を行う際のシーケンス、および、その後の集中型データパケットの転送処理のシーケンスの例を示す図である。図19のF1、G1、H1、I1、J1、K1、L1は、それぞれ、図20のF1、G1、H1、I1、J1、K1、L1と接続する。図20のF2、G2、H2、L2は、それぞれ、図21のF2、G2、H2、L2と接続する。
最初に接続処理について説明する。
無線LAN端末#0(MAC#0アドレスを持つとする)は、接続要求メッセージをAPに送信する。当該メッセージには、無線LAN端末#0のMACアドレス(送信元MACアドレス)と当該端末が属することを希望するESS idが格納されている。AP300の無線フレーム種別判定部356は、無線LAN端末#2から送信された接続要求メッセージを、Managementフレームであると判定し、Mgmtフレーム処理部354に転送する(図19:SQ3002)。
この後、WLAN SW200にて接続許可判断がなされ、無線LAN端末に接続許可メッセージが送信され、AP300にて、当該無線LAN端末のMACアドレスと当該無線LAN端末が接続を許可されたESS idの情報が端末管理テーブル332に格納されるまでの動作は、図16の処理の例と、同様である。
次に、接続処理が完了した後にデータ疎通が行なわれる際のパケット転送処理について説明する。なお、前提として、無線LAN端末#0が属するESS(ESS id:#1)は、集中型の設定がされているものとする。
無線LAN端末#0からIPコアネットワークに向けたUplinkデータ(ULデータ)の処理を説明する。
AP300の無線フレーム種別判定部308は、無線LAN端末#2が送信したULデータがデータフレームであることを識別する。無線フレーム種別判定部308は、当該フレームを、dataフレーム処理部352に転送する(図20:S3102)。
dataフレーム処理部352は、受信したULデータの無線フレーム内のヘッダ情報から
送信元MACアドレスを抽出し、当該情報に対応するESS idを端末管理テーブルから参照する。dataフレーム処理部352は、参照したESS idに対応する動作モードをモード保持テーブル334から参照する。これにより、dataフレーム処理部352は、該当ULデータが集中型であることを判断し(SQ3104)、当該ULデータをトンネル処理部(UL)314に転送する(SQ3106)。
トンネル処理部(UL)314は、受信したデータのカプセル化処理を行った(SQ3108)後、パケット送信部304、有線IF部302を経由して、当該データをWLAN SW200に転送する(SQ3110)。
WLAN SW200のフレーム種別判定部208は、AP300から受信したフレームを、集中型データパケット(UL)であることを識別する。フレーム識別判定部208は、当該フレームをトンネル処理部(UL)212に転送する。トンネル処理部(UL)212では、受信したフレームのカプセル化解除処理を行い(SQ3112)、抽出したフレームをIPコアネットワークに送信する(SQ3114)。
IPコアネットワークから無線LAN端末に向けたDownlinkデータ(DLデータ)の処理を説明する。上述のULデータ疎通によって、途中経路の各種ノード(ルータやスイッチ)の経路テーブルが構築されているため、IPコアネットワークから送信されてきたデータはWLAN SW200で受信される(図21:SQ3202)。
WLAN SW200のフレーム種別判定部208は、当該DLデータの種別判定を行う。フレーム種別判定部208は、当該DLデータが集中型データパケット(DL)であると識別する。トンネル処理部(DL)は、当該データフレームのカプセル化処理を実施する(SQ3204)。WLAN SW200は、当該データフレームを、WLAN SW200とAP300との間のIPトンネルで、AP300に転送する(SQ3206)。
AP300の有線フレーム種別判定部308は、WLAN SW200から受信したフレームの種別判定を行う(S3208)。有線フレーム種別判定部308は、当該フレームが集中型データPKTであると識別すると、当該フレームをトンネル処理部(DL)32
4に転送する(SQ3210)。
トンネル処理部(DL)324は、受信したフレームのカプセル化を解除し(SQ3212)、抽出したデータから無線LANフレームを生成し、無線フレーム送信部364、無線IF部370を経由して、無線LAN端末に送信する(SQ3214)。
(分散型と集中型とのモード変更)
図22および図23は、分散型と集中型とを自律的にモード変更する処理の例を示す図である。図22のJ1、K1、L1、M1は、それぞれ、図23のJ1、K1、L1、M1と接続する。
WLAN SW200のシステム制御部220は、常時、システムの統計情報(CPU負荷、および、疎通データ量、および、WLAN SW−AP間伝送遅延)を監視する。
システム制御部220は、その監視方法の一例として、周期タイマを用いて、周期的に統計情報の取得を行う。すなわち、システム制御部220は、周期タイマを設定し、当該タイマが満了(図22:SQ4002)したら、その時点におけるCPU負荷(CPU使用率)を取得する(SQ4004)。また、システム制御部220は、受信カウンタ205、送信カウンタ207からパケット疎通データ量(累積値)を取得し、それぞれの値を
WLAN SW負荷テーブル232に格納する。その後、受信カウンタ205、送信カウンタ207の値はクリアする(SQ4006)。また、システム制御部220は、AP設定テーブル238に設定されているすべてのAPに対してPING処理を実施し(SQ4010)、AP毎に伝送遅延時間を計測し、結果を遅延情報テーブル234に格納する。WLAN SW200は、以上の測定(SQ4000)を周期的に所定の回数だけ実施する。
図24は、WLAN SW負荷テーブルの構成例を示す図である。WLAN SW負荷テーブル232は、所定個数の測定履歴を保持可能な構成であり、WLAN SW負荷の測定項目として、CPU使用率と疎通データ量を含む。WLAN SWの負荷の情報は、これらに限定されない。システム制御部220は、各測定タイミングにおいて、CPU使用率、および、疎通データ量を計測し、WLAN SW負荷テーブル232に格納する。疎通データ量は、システム制御部220によって、受信カウンタ205および送信カウンタ207に格納される疎通データ量が合算され、当該合算値が格納される。情報の格納は、測定Noが#0から開始し、所定番号まで到達した場合には、再度#0に戻り上書き格納することを繰り返す。所定個数の測定履歴を格納するのは、一定時間における平均値を算出するためである。
図25は、遅延情報テーブルの構成例を示す図である。遅延情報テーブル234は、AP毎に所定個数の測定履歴を保持可能な構成であり、測定項目としては、WLAN SWとAPとの間の遅延時間である、当該遅延時間はシステム制御により計測、格納される。AP毎に、所定個数の測定履歴を格納するのは、一定時間における平均値を算出するためである。
上記の所定回数の測定処理が完了したのち、システム制御部220は、WLAN SW負荷テーブル232、遅延情報テーブル234から情報を読出し、過去所定回数分の情報の平均値を算出する。その後、モード設定テーブル236から、自律最適化が有効となっているESS毎に、モード最新状態、CPU負荷閾値(上限閾値および下限閾値)、帯域閾値の閾値(上限閾値および下限閾値)、遅延閾値(上限閾値および下限閾値)を読出し、算出した平均値との比較を行う。システム制御部220は、比較の際、これらの情報のうち、1つ又は複数の情報を抽出して使用することができる。また、使用する情報は、これらに限定されない。また、算出した平均値との比較ではなく、最高値、または、最低値との比較としてもよい。
システム制御部220は、比較対象のESSのモード最新状態が分散型の場合、次の条件にて、集中型に遷移させる。
Figure 0004930451
また、システム制御部220は、比較対象のESSのモード最新状態が分散型の場合、次の条件にて、分散型に遷移させる。
Figure 0004930451
上限閾値と下限閾値との差が0又は小さい場合、頻繁に動作モード変更を行うことになり得る。頻繁な動作モード変更を防ぐには、上限閾値と下限閾値との差を大きくするとよい。
システム制御部220は、比較の結果、状態の遷移が必要なESSが存在する場合(図23:SQ4102;YES)、当該ESSにそのESSが設定されているAPを、AP設定テーブル238から読出し、当該APに対して動作モードの変更の指示を行う(SQ4110)。動作モードの変更の指示は、当該ESS(ESS id)と変更後の動作モードを含む。AP300は、動作モードの変更の指示に従い、動作モードの変更を行う。システム制御部220は、モード設定テーブルのモード最新状態を更新する。
また、システム制御部220は、SQ4002に戻り、再び、周期タイマを設定する。
システム制御部220は、比較の結果、状態の遷移が必要なESSが存在しない場合(SQ4102;NO)、SQ4002に戻り、再び、周期タイマを設定する。
〈本実施形態の作用、効果〉
本実施形態で示したESSを基本として動作モードの独立化によると、異なるサービス要件をもつ複数のサービスをESS毎に分離することで、それぞれのサービス要件に最適な動作モードを1つのシステムで構築することができる。また、設定によっては、ESS毎に自動的に分散型統合アーキテクチャ、集中型統合アーキテクチャとの間の動作モードのうちの最適な方式を自律的に選択するようにすることも可能であり、各サービスに対して、常にその状況下での最善の環境を提供することが可能である。
このように、単一のシステムで多様なサービスのすべてに対して最適な通信環境を提供することからシステム導入時のコストを著しく低減することが可能であるとともに、自動的に最適な動作モードを選択可能な点から運用管理を容易化する効果も高い。こうした点からも、本実施形態は、システム導入コストが大きく運用管理が煩雑であると言われる無線LANシステムに対して有効な解決方法を提供することができる。
図1は、分散型統合アーキテクチャ方式と、集中型統合アーキテクチャ方式との比較を示す図である。 図2は、単体APアーキテクチャの構成例を示す図である。 図3は、分散型統合アーキテクチャの構成例を示す図である。 図4は、分散型統合アーキテクチャの詳細な構成例を示す図(1)である。 図5は、分散型統合アーキテクチャの詳細な構成例を示す図(2)である。 図6は、集中型統合アーキテクチャの構成例を示す図である。 図7は、集中型統合アーキテクチャの詳細な構成例を示す図(1)である。 図8は、集中型統合アーキテクチャの詳細な構成例を示す図(2)である。 図9は、本実施形態のネットワーク構成の例を示す図である。 図10は、WLAN SWの構成例を示す図である。 図11は、APの構成例を示す図である。 図12は、システム再開時の初期化シーケンスを示す図である。 図13は、モード設定テーブルの構成例を示す図である。 図14は、AP設定テーブルの構成例を示す図である。 図15は、モード保持テーブルの構成例を示す図である。 図16は、無線LAN端末が分散型に設定されているESS idに接続処理を行う際のシーケンスの例を示す図である。 図17は、分散型データパケットの転送処理のシーケンスの例を示す図である。 図18は、端末管理テーブルの構成例を示す図である。 図19は、無線LAN端末が集中型に設定されているESS idに接続処理を行う際のシーケンスの例を示す図である。 図20は、集中型データパケットの転送処理(UL)のシーケンスの例を示す図である。 図21は、集中型データパケットの転送処理(DL)のシーケンスの例を示す図である。 図22は、分散型と集中型とを自律的にモード変更する処理の例(1)を示す図である。 図23は、分散型と集中型とを自律的にモード変更する処理の例(2)を示す図である。 図24は、WLAN SW負荷テーブルの構成例を示す図である。 図25は、遅延情報テーブルの構成例を示す図である。
符号の説明
100 IPネットワーク
120 IPコアネットワーク
150 IPアクセスネットワーク
200 WLAN SW(Wireless LAN Switch)
202 有線IF部
204 パケット受信部
205 受信カウンタ
206 パケット送信部
207 送信カウンタ
208 フレーム種別判定部
212 トンネル処理部(UL)
214 トンネル処理部(DL)
220 システム制御部
221 HMI
232 WLAN SW負荷テーブル
234 遅延情報テーブル
236 モード設定テーブル
238 AP設定テーブル
300 AP(Access Point)
300A AP
300B AP
302 有線IF部
304 パケット送信部
306 パケット受信部
308 有線フレーム種別判定部
312 フレーム変換部(UL)
314 トンネル処理部(UL)
322 フレーム変換部(DL)
324 トンネル処理部(DL)
332 端末管理テーブル
334 モード保持テーブル
340 AP制御部
352 dataフレーム処理部
354 Mgmtフレーム処理部
356 無線フレーム種別判定部
362 無線フレーム受信部
364 無線フレーム送信部
370 無線IF部
400 無線LAN端末
400A 無線LAN端末#0
400B 無線LAN端末#1

Claims (8)

  1. 基地局管理装置に接続される基地局装置であって、
    無線端末から送信データ及び制御信号を受信する無線受信部と、
    前記送信データの送信先を前記基地局管理装置にする集中モード、または、前記送信データの送信先を前記基地局管理装置にしない分散モードを格納するモード保持部と、
    前記送信データを送信する有線送信部と、
    を備え、
    前記有線送信部は、
    前記制御信号を前記基地局管理装置に送信し、
    前記モード保持部に設定されたモードが前記集中モードである場合、前記無線端末から受信した送信データを、前記基地局管理装置に送信し、
    前記モード保持部に設定されたモードが前記分散モードである場合、前記無線端末から受信した送信データを、前記送信データの宛先の装置に向けて、送信する、
    基地局装置。
  2. 前記基地局管理装置からモード設定指示を受信する有線受信部を備え、
    前記モード保持部は、前記モード設定指示に基づいて、前記集中モード、または、前記分散モードを格納する、
    請求項1に記載の基地局装置。
  3. 前記モード保持部は、前記無線端末が属する無線ネットワークを識別する識別子毎に、前記集中モード、または、前記分散モードを格納する、
    請求項1に記載の基地局装置。
  4. 前記基地局管理装置から前記無線端末が属する無線ネットワークを識別する識別子毎にモード設定指示を受信する有線受信部を備え、
    前記モード保持部は、前記モード設定指示に基づいて、前記識別子毎に、前記集中モード、または、前記分散モードを格納する、
    請求項1に記載の基地局装置。
  5. 基地局装置に接続される基地局管理装置であって、
    自装置の負荷を測定する測定部と、
    前記基地局装置における送信データの送信先を自装置にする集中モードまたは前記基地局装置における送信データの送信先を自装置にしない分散モードである前記基地局装置のモード、および、モード変更を判定する自装置の負荷の閾値を管理するモード設定部と、
    前記測定部が測定した測定値と、前記モード設定部が管理する自装置の負荷の閾値とを比較して、モード変更の要否を判定する判定部と、
    前記判定部が、モード変更が必要であると判定した場合、前記基地局装置に変更後のモードを指示するモード設定指示を送信する有線送信部と、
    を備える基地局管理装置。
  6. 前記モード設定部は、前記基地局装置と通信する無線端末が属する無線ネットワークを識別する識別子毎に、前記モード、および、前記閾値を管理する、
    請求項5に記載の基地局管理装置。
  7. 前記判定部は、前記識別子毎に、前記測定値が測定した測定値と、前記モード設定部が管理する自装置の負荷の閾値とを比較して、モード変更の要否を判定し、
    前記有線送信部は、モード変更が必要であると判定した場合、前記識別子毎に前記基地局装置に変更後のモードを指示するモード設定指示を送信する、
    請求項6に記載の基地局管理装置。
  8. 基地局管理装置と基地局管理とを有する基地局管理システムであって、
    前記基地局管理装置は、
    自装置の負荷を測定する測定部と、
    前記基地局装置における送信データの送信先を前記基地局管理装置にする集中モードまたは前記基地局装置における送信データの送信先を前記基地局管理装置にしない分散モードである前記基地局装置のモード、および、モード変更を判定する自装置の負荷の閾値を管理するモード設定部と、
    前記測定部が測定した測定値と、前記モード設定部が管理する自装置の負荷の閾値とを比較して、モード変更の要否を判定する判定部と、
    前記判定部が、モード変更が必要であると判定した場合、前記基地局装置に変更後のモードを指示するモード設定指示を送信する有線送信部と、
    を備え、
    前記基地局装置は、
    無線端末から送信データ及び制御信号を受信する無線受信部と、
    前記集中モード、または、前記分散モードを格納するモード保持部と、
    前記基地局管理装置から前記モード設定指示を受信する有線受信部を備え、
    前記送信データを送信する有線送信部と、
    を備え、
    前記モード保持部は、前記モード設定指示に基づいて、集中モード、または、分散モードを格納し、
    前記基地局装置の前記有線送信部は、
    前記制御信号を前記基地局管理装置に送信し、
    前記モード保持部に設定されたモードが前記集中モードである場合、前記無線端末から受信した送信データを、前記基地局管理装置に送信し、
    前記モード保持部に設定されたモードが前記分散モードである場合、前記無線端末から受信した送信データを、前記送信データの宛先の装置に向けて、送信する、
    基地局管理システム。
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