JP4928603B2 - 送信装置及びssb信号形成方法 - Google Patents

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Description

本発明は、送信信号をSSB(Single Side Band)化して送信する送信装置及びSSB化信号形成方法に関する。
従来、送信信号の狭帯域化技術として、SSB技術がある。SSBはアナログ通信全盛の時代に盛んに検討されており、代表的な方式としてはWeaver−SSB方式が挙げられる。一方、ディジタル分野での代表的な方式として、RZ−SSB方式、SSB−QPSK方式(Mujtaba方式)等が挙げられる。Mujtaba方式については、例えば非特許文献1や非特許文献2で紹介されている。
ディジタルSSB技術において、ヒルベルト変換は大変重要である。ここではその基礎について説明する。
(1)ヒルベルト変換
連続時間信号x(t)のフーリエ変換をX(ω)とするとき、周波数領域におけるX(ω)のヒルベルト変換H[X(ω)]は、次式により表される。
Figure 0004928603
一方、時間領域x(t)のヒルベルト変換H[x(t)]は、H[X(ω)]の逆フーリエ変換として定義され、次式により表される。なお、次式において、F−1は逆フーリエ変換を表し、*は畳み込み演算を表すものとする。
Figure 0004928603
X(ω)とH[x(ω)]は位相の変化があるのみなので、x(t)とH[x(t)]のパワースペクトル及び自己相関関数は等しくなる。また、x(t)とH[x(t)]は、次式の関係が成り立つ。
Figure 0004928603
つまり、H[x(t)]とx(t)の複素共役x(t)は互いに直交する。
次に、ヒルベルト変換によって連続時間信号のスペクトルが変化する様子を図的に説明する。今、x(t)が図1Aに示される通り、実軸領域のみの周波数成分にて構成される連続時間信号である場合を考える。これに対するヒルベルト変換H[x(t)]は、式(1)に示される通り、正の周波数成分に−jを、負の周波数成分に+jを乗じることになる。そのため、H[x(t)]のスペクトルは、図1Bに示される通り、虚軸領域のみの周波数成分が、原点を中心とした点対称配置されたかたちとなる。さらにこのH[x(t)]に対してヒルベルト変換を施すと、図1Cに示される通り、スペクトルは実軸領域のみに現れる。ここで、ヒルベルト変換においては式(1)からもわかる通り、コーシーの定理が適用されるため、変換の過程においてエネルギーは常に一定に保たれる。従って、次式が成り立つ。
Figure 0004928603
これを時間領域で考えると次式となる。
Figure 0004928603
図1Cの信号に対してさらにヒルベルト変換を行うと−H[x(t)]が得られ(図1D)、もう一度行うと元の系列x(t)に戻る。
(2)USB・LSB生成方法
上述したヒルベルト変換の性質を利用して、USB(Upper Side Band:上側波帯)及びLSB(Lower Side Band:下側波帯)を生成する方法を示す。上述したのと同様、実軸領域のみの周波数成分にて構成される送信データ系列x(t)を考える。x(t)を改めてスペクトル表記すると図2Aに示す通りとなる。これに対するヒルベルト変換は、図1Bにも示したが、jを乗じると、スペクトル全体が+90°回転することになるので、図2Bに示すようなスペクトルが得られる。
両者をコヒーレント加算した系列は次式の通りとなる。
Figure 0004928603
式(6)を図示すると、図2Cに示す通りとなる。すなわち、実軸領域のみの上側波帯成分で構成されたUSB信号が得られる。これを時間軸上で表記すると次式の通りとなる。
Figure 0004928603
虚数軸成分のみのUSB信号SUSBim(t)、実軸成分のみのLSB信号SLSBre(t)及び虚数軸成分のみのLSB信号SLSBim(t)も同様の手法で生成される。具体的には、虚数軸成分のみのUSB信号SUSBim(t)の形成過程は図3A、図3B及び図3Cに示す通りであり、その結果は式(8)で表される。また、実軸成分のみのLSB信号SLSBre(t)の形成過程は図4A、図4B及び図4Cに示す通りであり、その結果は式(9)で表される。また、虚数軸成分のみのLSB信号SLSBim(t)の形成過程は図5A、図5B及び図5Cに示す通りであり、その結果は式(10)で表される。
Figure 0004928603
Figure 0004928603
Figure 0004928603
(3)Mujtaba方式
次に、ディジタルSSB変調方式の代表例であるMujtaba方式について説明する。なお、Mujtaba方式については、例えば非特許文献1や非特許文献2で紹介されている。この方式は、QPSKにおけるI軸成分及びQ軸成分の各ビットストリームをSSBにより狭帯域化することにより、フェージング等による特性劣化を軽減することを目的としている。
図6に、Mujtaba方式を採用した送信装置の構成を示す。また、図7に、Mujtaba方式を採用した受信装置の構成を示す。
図6の送信装置10は、まず、データ生成部11で生成した送信データをシリアル/パラレル変換部(S/P変換部)12で直並列変換する。送信装置10は、直並列変換した送信系列x(t)及びy(t)をオーバーサンプリング部13、14によってオーバーサンプリングした後、ルートナイキストフィルタ15、16に入力する。ルートナイキストフィルタ15、16はフィルタリング出力u(t)、ν(t)をSSB化・多重化部17に送出する。
SSB化・多重化部17は、フィルタリング出力u(t)を遅延器18及びヒルベルト変換器19に入力し、フィルタリング出力ν(t)をヒルベルト変換器20及び遅延器21に入力する。
ヒルベルト変換器19、20は、タップ係数1/πtのFIRフィルタより構成されている(式(2)参照)。遅延器18、21は、入力信号をヒルベルト変換処理時間分だけ遅延して出力するものである。
遅延器18の出力は乗算器24に、ヒルベルト変換器19の出力は乗算器25に、ヒルベルト変換器20の出力は乗算器26に、遅延器21の出力は乗算器27にそれぞれ送出される。また、乗算器24、26にはキャリア周波数信号発生器22で発生されたキャリア周波数信号(cosωt)が入力され、乗算器25、27には移相器23によって90°だけ位相がシフトされたキャリア周波数信号(sinωt)が入力される。これにより、乗算器24、26では遅延器18、ヒルベルト変換器20の出力にキャリア周波数信号が乗算され、乗算器25、27ではヒルベルト変換器19、遅延器21の出力に90°位相のずれたキャリア周波数信号が乗算される。
加算器28では乗算器24の出力から乗算器25の出力が減算され、加算器29では乗算器26と乗算器27の出力が加算される。さらに、加算器28と加算器29の出力は加算器30によって加算されることにより、SSB変調波SSSB−QPSK(t)が得られる。すなわち、SSSB−QPSK(t)は次式で表される。
Figure 0004928603
図8は、このスペクトルを図示したものである。
次に、図7を用いて、Mujtaba方式の信号を復調する受信装置の構成について説明する。式(11)からもわかる通り、復調において通常の直交検波を行うと、所望のデータ系列u(t)及びν(t)に加えて、ペアブランチのヒルベルト変換成分H[ν(t)]及びH[u(t)]が一次結合された形で現れる。このまま復調処理を行うと、H[ν(t)]及びH[u(t)]が干渉となり受信特性が大幅に劣化する。そこで、Mujtaba方式では受信側にて所望の系列と、その直交系列のヒルベルト変換成分をそれぞれコヒーレント加算することにより、不要なヒルベルト変換成分を除去する。これをDouble Branch法という。
以下、Double Branch法について、図7を用いて説明する。まず、受信装置40は、直交検波部41によって、通常の直交検波と同様に受信信号SSSB−QPS
(t)にキャリア周波数信号(cosωt)を乗じた後、乗算結果をローパスフィルタ(LPF)42を通過させることで、受信信号SSSB−QPSK(t)の同相成分を取り出す。ローパスフィルタ42の出力は、次式の通りとなる。
Figure 0004928603
受信装置40は、これと並行して、直交検波部41によって、受信信号S’SSB−QPSK(t)にキャリア周波数信号(sinωt)を乗じた後、乗算結果をローパスフィルタ(LPF)43を通過させることで、受信信号S’SSB−QPSK(t)の直交成分を取り出し、さらにヒルベルト変換器47によってヒルベルト変換を施す。この処理により、次式の信号が得られる。
Figure 0004928603
受信装置40は、このI(t)とH[Q(t)]を、加算器50によって、次式のようにコヒーレント加算することで、ヒルベルト変換成分を除去し、所望の信号系列u(t)のみを得る。
Figure 0004928603
ペアブランチの信号系列ν’(t)も同様にして得られる。すなわち、受信装置40は、直交検波部41によって、受信信号S’SSB−QPSK(t)にキャリア周波数信号(cosωt)を乗じた後、乗算結果をローパスフィルタ(LPF)44を通過させることで、受信信号S’SSB−QPSK(t)の同相成分を取り出し、さらにヒルベルト変換器48によってヒルベルト変換を施す。
また、受信装置40は、これと並行して、直交検波部41によって、受信信号S’SSB−QPSK(t)にキャリア周波数信号(sinωt)を乗じた後、乗算結果をローパスフィルタ(LPF)45を通過させることで、受信信号S’SSB−QPSK(t)の直交成分を取り出す。
受信装置40は、このH[I(t)]とQ(t)を、加算器51によって、次式のようにコヒーレント加算することで、ヒルベルト変換成分を除去し、所望の信号系列ν’(t)のみを得る。
Figure 0004928603
受信装置40は、以上のようにして得たu’(t)及びν’(t)を、それぞれルートナイキストフィルタ52、53及びダウンサンプリング部54、55を介して閾値判定部56、57に入力し、閾値判定部56、57によって硬判定処理を行うことにより、受信データ系列x’(t)及びy’(t)を得る。その後、受信装置40は、パラレルシリアル変換部(P/S変換部)58によって受信データ系列x’(t)及びy’(t)をシリアルデータに変換する。
Syed Aon Mujtaba, "A Novel Scheme for Transmitting QPSK as a Single-Sideband Signal", IEEE Globalcomm. pp.592-597, 1998 Syed Aon Mujtaba, "Performance Analysis of Coded SSB-QPSK in Mobile Radio Channels", IEEE Globalcomm. pp.112-117, 1998
ところで、上述したように、SSB化を行う際には、ヒルベルト変換を行っている。これは一般的に、1/(πt)をタップ係数としたFIRフィルタを用いることで実現される。
しかしながら、このヒルベルトフィルタのタップ数は数百タップ以上設けないと、スペクトルカットが甘くなるという課題がある。
図9に、ヒルベルトフィルタのタップ係数を変化させたときのLSBスペクトルの変化を示す。ここで、中心周波数は2[Hz]としている。図9からもわかる通り、タップ数を100〜200程度設けても隣接チャネルへの電力漏洩が大きく、500タップ程度設けても、若干の漏洩が発生している。また、図示していないが、USBについても同様の漏洩電力が確認される。
図10は、このときの受信コンスタレーションを示した図である。ここで、伝播路環境は1path Static, Noise Freeとした。従来技術のMujtaba方式では、USBとLSBを密着させたスペクトル配置とするため、各々の隣接チャネル漏洩電力の影響を受けやすい欠点がある。図10は、このことを如実に表している。
本発明の目的は、スペクトルカットの鋭いSSB信号を得ることができる送信装置及びSSB信号形成方法を提供することである。
本発明の送信装置は、送信シンボルをフーリエ変換処理するフーリエ変換回路と、前記フーリエ変換回路から出力されるUSB成分信号及びLSB成分信号のうちいずれか一方の成分をゼロとするゼロインサート回路と、前記ゼロインサート回路の出力を逆フーリエ変換する逆フーリエ変換回路と、前記逆フーリエ回路の出力をパラレル/シリアル変換するパラレル/シリアル変換回路と、を具備する構成を採る。
本発明によれば、スペクトルカットの鋭いSSB信号を得ることができ、隣接チャネルへの漏洩電力を抑制することができるようになる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
(実施の形態1)
図11に、本発明の実施の形態1に係る送信装置の構成を示す。送信装置100は、変調回路101に送信データを入力する。変調回路101は、例えばQPSK(Quadrature Phase Shift Keying)変調を行うことで変調シンボルを得る。
変調回路101によって得られたシンボルは、シリアル/パラレル変換回路(S/P)102に送出される。S/P102は、順次入力されるシンボルを並列化して出力する。すなわち、S/P102は、順次入力される1番目からN番目のシンボルを並列化して同時に続くFFT回路103に送出する。
FFT(Fast Fourier Transform)回路103は、入力されたシンボルに高速フーリエ変換処理を施し、処理後の信号をゼロインサート回路104に送出する。
ゼロインサート回路104は、FFT回路103から出力されるUSB成分信号及びLSB成分信号のうちいずれか一方の成分をゼロとする。すなわち、ゼロインサート回路104は、USB伝送を行う場合はLSB成分を、LSB伝送を行う場合はUSB成分を、それぞれゼロにする。例えば、USB伝送を行う場合は、N系統のFFT出力のうち、USB成分に相当する系統をそのまま続くIFFT(Inverse Fast Fourier Transform)回路105に出力すると共に、LSB成分に相当する系統の信号をゼロとしてIFFT回路105に出力する。このように、ゼロインサート回路104によってSSB化が行われる。
送信装置100は、周波数領域の信号とされた送信データ系列を、続くIFFT回路105及びパラレル/シリアル変換回路(P/S)106によって時間領域の信号に変換する。時間領域に変換された信号は、続く周波数変換器107によってキャリア搬送波fcが乗じられることで無線信号とされ、図示しないアンテナから送信される。
図12に、シミュレーション結果として、本実施の形態の送信装置100により形成されたLSB信号(すなわちゼロインサート回路104でUSB成分をゼロにした場合)の周波数スペクトルを示す。なお、このシミュレーションは、中心周波数を2[Hz]とした場合のものである。図9と比較すると明らかなように、送信装置100を用いれば、従来の構成と比べて、スペクトルカットの鋭いSSB信号を得ることができる。
また図13に、シミュレーション結果として、本実施の形態の送信装置100により形成されたLSB信号の受信コンスタレーションを示す。図10と比較すると明らかなように、送信装置100を用いれば、理想に近い受信コンスタレーションを得ることができる。なお、LSB信号のシミュレーション結果のみを示したが、USB信号についても同様の特性が得られる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、送信シンボルをフーリエ変換処理するFFT回路103と、FFT回路103から出力されるUSB成分信号及びLSB成分信号のうちいずれか一方の成分をゼロとするゼロインサート回路104と、ゼロインサート回路104の出力を逆フーリエ変換するIFFT回路105と、IFFT回路105の出力をパラレル/シリアル変換するパラレル/シリアル変換回路106と、を設けたことにより、スペクトルカットの鋭いSSB信号を得ることができ、隣接チャネルへの漏洩電力を抑制することができるようになる。
(実施の形態2)
図14に、本実施の形態の送信装置の構成を示す。送信装置200は、LSB信号形成部203と、USB信号形成部204と、LSB信号形成部203により形成されたLSB信号とUSB信号形成部204により形成されたUSB信号とを多重する多重化部205とを有する。
送信装置200は、先ず変調回路201によって送信データにQPSK変調等の変調処理を施すことにより変調シンボルを得、続くシリアル/パラレル変換回路(S/P)202によって変調シンボルを2系統に分流する。送信装置200は、第1の系統の信号をLSB信号形成部203に送出すると共に、第2の系統の信号をUSB信号形成部204に送出する。
LSB信号形成部203は、第1の系統の変調シンボルをオーバーサンプラ(OVS)211及びルートナイキストフィルタ212を介してシリアル/パラレル変換回路(S/P)213に入力させる。S/P213は、順次入力されるシンボルを並列化してFFT回路214に出力する。FFT回路214の出力はゼロインサート回路215に入力される。ゼロインサート回路215は、FFT回路214から出力されるUSB成分信号及びLSB成分信号のうち、USB成分をゼロにしてIFFT回路216に出力する。ゼロインサート回路215から出力された信号は、IFFT回路216及びパラレル/シリアル変換回路(P/S)217によって時間領域の信号に変換される。このようにして、LSB信号形成部203によってLSB信号が形成される。
次に、USB信号形成部204について説明する。USB信号形成部204とLSB信号形成部203との違いは、ゼロインサート回路225によってゼロを挿入する対象の成分が異なることである。USB信号形成部204は、第2の系統の変調シンボルをオーバーサンプラ(OVS)221及びルートナイキストフィルタ222を介してシリアル/パラレル変換回路(S/P)223に入力させる。S/P223は、順次入力されるシンボルを並列化してFFT回路224に出力する。FFT回路224の出力はゼロインサート回路225に入力される。ゼロインサート回路225は、FFT回路224から出力されるUSB成分信号及びLSB成分信号のうち、LSB成分をゼロにしてIFFT回路226に出力する。ゼロインサート回路225から出力された信号は、IFFT回路226及びパラレル/シリアル変換回路(P/S)227によって時間領域の信号に変換される。このようにして、USB信号形成部204によってUSB信号が形成される。
多重化部205は、LSB信号形成部203により形成されたLSB信号とUSB信号形成部204により形成されたUSB信号に、90°位相の異なるキャリア搬送波fcを乗じることで、これらのLSB信号とUSB信号を直交多重する。
ここで、LSB信号形成部203では、実施の形態1で説明したようにスペクトルカットが鋭く隣接チャネルへの漏洩電力が非常に小さいLSB信号が形成されると共に、USB信号形成部204でも、スペクトルカットが鋭く隣接チャネルへの漏洩電力が非常に小さいUSB信号が形成されるので、多重化後のLSB信号とUSB信号は互い干渉し合うことなく伝送される。
以上説明したように、本実施の形態によれば、送信シンボルをフーリエ変換処理する第1のFFT回路214と、当該第1のFFT回路214から出力されるUSB成分信号及びLSB成分信号のうちUSB成分をゼロとする第1のゼロインサート回路216と、当該第1のゼロインサート回路216の出力を逆フーリエ変換する第1のIFFT回路216と、当該第1のIFFT回路216の出力をパラレル/シリアル変換する第1のパラレル/シリアル変換回路217と、を有するLSB信号形成部203と、送信シンボルをフーリエ変換処理する第2のFFT回路224と、当該第2のFFT回路224から出力されるUSB成分信号及びLSB成分信号のうちLSB成分をゼロとする第2のゼロインサート回路225と、当該第2のゼロインサート回路225の出力を逆フーリエ変換する第2のIFFT回路226と、当該第2のIFFT回路226の出力をパラレル/シリアル変換する第2のパラレル/シリアル変換回路227と、を有するUSB信号形成部204と、LSB信号形成部203により形成されたLSB信号とUSB信号形成部204により形成されたUSB信号を多重する多重化部205と、を設けた。
これにより、LSB信号とUSB信号を多重化して伝送する場合に、それらの信号を、互いに干渉し合うことなく伝送させることができるようになる。
本発明は、送信信号をSSB化して送信する無線通信機器に広く適用可能である。
連続時間信号x(t)に対するヒルベルト変換についての説明に供する図であり、図1Aは実軸領域のみの周波数成分により構成される連続時間信号x(t)のスペクトルを示し、図1BはH[x(t)]のスペクトルを示し、図1CはH[H[x(t)]]のスペクトルを示し、図1Dは−H[x(t)]のスペクトルを示す図 実数成分のみのUSB生成方法の説明に供する図であり、図2Aは実軸領域のみの周波数成分により構成される連続時間信号x(t)のスペクトルを示し、図2BはjH[x(t)]のスペクトルを示し、図2Cはx(t)+jH[x(t)]のスペクトルを示す図 虚数成分のみのUSB生成方法の説明に供する図であり、図3Aは−H[x(t)]のスペクトルを示し、図3Bはjx(t)のスペクトルを示し、図3Cは−H[x(t)]+jx(t)のスペクトルを示す図 実数成分のみのLSB生成方法の説明に供する図であり、図4Aは実軸領域のみの周波数成分により構成される連続時間信号x(t)のスペクトルを示し、図4Bは−jH[x(t)]のスペクトルを示し、図4Cはx(t)−jH[x(t)]のスペクトルを示す図 虚数成分のみのLSB生成方法の説明に供する図であり、図5AはH[x(t)]のスペクトルを示し、図5Bはjx(t)のスペクトルを示し、図5CはH[x(t)]+jx(t)のスペクトルを示す図 従来のMujtaba方式の送信装置の構成を示すブロック図 従来のMujtaba方式の受信装置の構成を示すブロック図 図6の送信装置により形成されるSSB−QPSK信号のスペクトルを示す図 ヒルベルト変換器のタップ数に応じたLSB信号のスペクトルを示し、図9Aはタップ数を101とした場合のスペクトルを示し、図9Bはタップ数を201とした場合のスペクトルを示し、図9Cはタップ数を501とした場合のスペクトルを示す図 ヒルベルト変換器のタップ数に応じたLSB信号の受信コンスタレーションを示し、図10Aはタップ数を101とした場合の受信コンスタレーションを示し、図10Bはタップ数を201とした場合の受信コンスタレーションを示し、図10Cはタップ数を501とした場合の受信コンスタレーションを示す図 実施の形態1の送信装置の構成を示すブロック図 実施の形態1の送信装置により形成されるSSB信号のスペクトルを示す図 実施の形態1の送信装置により形成されるSSB信号の受信コンスタレーションを示す図 実施の形態2の送信装置の構成を示すブロック図

Claims (4)

  1. 送信信号をSSB化して送信する送信装置であって、
    送信シンボルをフーリエ変換処理するフーリエ変換回路と、
    前記フーリエ変換回路から出力されるUSB成分信号及びLSB成分信号のうちいずれか一方の成分をゼロとするゼロインサート回路と、
    前記ゼロインサート回路の出力を逆フーリエ変換する逆フーリエ変換回路と、
    前記逆フーリエ回路の出力をパラレル/シリアル変換するパラレル/シリアル変換回路と、
    を具備する送信装置。
  2. 送信信号をSSB化して送信する送信装置であって、
    送信シンボルをフーリエ変換処理する第1のフーリエ変換回路と、当該第1のフーリエ変換回路から出力されるUSB成分信号及びLSB成分信号のうちUSB成分をゼロとする第1のゼロインサート回路と、当該第1のゼロインサート回路の出力を逆フーリエ変換する第1の逆フーリエ変換回路と、当該第1の逆フーリエ回路の出力をパラレル/シリアル変換する第1のパラレル/シリアル変換回路と、を有するLSB信号形成部と、
    送信シンボルをフーリエ変換処理する第2のフーリエ変換回路と、当該第2のフーリエ変換回路から出力されるUSB成分信号及びLSB成分信号のうちLSB成分をゼロとする第2のゼロインサート回路と、当該第2のゼロインサート回路の出力を逆フーリエ変換する第2の逆フーリエ変換回路と、当該第2の逆フーリエ回路の出力をパラレル/シリアル変換する第2のパラレル/シリアル変換回路と、を有するUSB信号形成部と、
    前記LSB信号形成部により形成されたLSB信号と、前記USB信号形成部により形成されたUSB信号を多重する多重化部と、
    を具備する送信装置。
  3. 送信シンボルをフーリエ変換し、
    フーリエ変換された信号に含まれるUSB成分信号及びLSB成分信号のうちいずれか一方の成分をゼロにし、
    前記一方の成分がゼロにされたフーリエ変換信号を逆フーリエ変換する
    SSB信号形成方法。
  4. 送信シンボルをフーリエ変換し、フーリエ変換された信号に含まれるUSB成分信号をゼロにし、USB成分がゼロにされたフーリエ変換信号を逆フーリエ変換することで、LSB信号を形成するLSB信号形成ステップと、
    送信シンボルをフーリエ変換し、フーリエ変換された信号に含まれるLSB成分信号をゼロにし、LSB成分がゼロにされたフーリエ変換信号を逆フーリエ変換することで、USB信号を形成するUSB信号形成ステップと、
    前記LSB信号形成ステップで形成されたLSB信号と、前記USB信号形成ステップで形成されたUSB信号を多重する多重化ステップと、
    を含むSSB信号形成方法。
JP2009510647A 2007-04-06 2007-04-06 送信装置及びssb信号形成方法 Expired - Fee Related JP4928603B2 (ja)

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