JP4927659B2 - レーザ溶接方法 - Google Patents

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Description

本発明は、重ね合わせられた複数の被加工物に対しレーザビームを所定時間照射することにより、被加工物上に設定された溶接予定領域に沿ってスポット状の溶接部を順次形成するレーザ溶接方法に関する。
従来のレーザ溶接方法として、溶接中にレーザ照射によって被加工物で発生するプラズマ光をプラズマ光センサで検出し、その溶接部形成位置にギャップ異常による溶接異常が発生しているか否かの判定を行うものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−210575号公報
しかしながら、上述したレーザ溶接方法のように、溶接部形成位置にギャップ異常が有るか否かを溶接部を形成した後に判定する場合には、以下のような問題が生じ得る。すなわち、ギャップ異常が発生している場所にレーザビームを照射した場合、被加工物の溶け込み部がギャップ内へ侵出し、ギャップを更に広げるように作用することが考えられる。そのような現象を放置したまま溶接を続行していくと、新たな溶接部形成位置に進むに従って徐々にギャップ量が拡大していってしまう可能性がある。従って、上述のレーザ溶接方法のように、ギャップ異常の判定を溶接後に行う手法では、接合体の歩留まりを確保することが困難であった。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、溶接予定領域に沿ってスポット状の溶接部を順次形成する場合に、接合体の歩留まりを向上させることのできるレーザ溶接方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係るレーザ溶接方法は、重ね合わせられた複数の被加工物に対しレーザビームを所定時間照射することにより、被加工物上に設定された溶接予定領域に沿ってスポット状の溶接部を順次形成するレーザ溶接方法であって、レーザビームの照射開始時刻から照射終了時刻までの間に所定の判定基準時刻を設定し、照射開始時刻から判定基準時刻までの間、レーザビームを被加工物に対して照射すると共に、レーザビームの照射によって被加工物内を伝播した振動を振動検出手段で検出し、判定基準時刻において、振動検出手段から出力された出力値に基づいて算出された判定値と、予め設定した所定の閾値とを比較することによって、被加工物間のギャップ異常の有無を判定する工程を備え、ギャップ異常が無いと判定した場合には、照射終了時刻までレーザビームの照射を継続し、ギャップ異常が有ると判定した場合には、レーザビームの照射を判定基準時刻において中断することを特徴とする。
このようなレーザ溶接方法によれば、レーザビームの照射開始時刻から照射終了時刻までの間に設定された判定基準時刻でギャップ異常の有無の判定を行い、ギャップ異常が有ると判定した場合には、レーザビームの照射を照射終了時刻まで行うことなく判定基準時刻において中断する。従って、溶接部形成位置にギャップ異常が発生している場合であっても、被加工物の溶け込み部がギャップ内へ侵出してしまうことを抑制できる。これによって、溶接予定領域に沿って溶接部を順次形成する場合であっても、被加工物間のギャップが拡大していくことを防止し、接合体の歩留まりを向上させることができる。
また、判定基準時刻は、溶接部を形成する際のレーザビーム照射による溶け込みが、レーザビームの照射側の被加工物の裏面側に達したとき以降の時刻に設定されることが好ましい。本発明者らは、レーザビーム照射による溶け込みが照射側の被加工物の裏面側に達したときを境として、ギャップ異常が有る場合と無い場合とで振動検出手段の出力値に明確な差異が生じることを見出しており、そのような時刻以降に判定基準時刻を設定することによって、ギャップ異常の判定の正確性を向上させることができる。更に、ギャップ異常が有る場合であっても、被加工物の溶け込み部がギャップ内へ侵出し、ギャップを更に広げるように作用してしまう前にギャップの有無を判定することができるため、溶接予定領域に沿って溶接部を順次形成する場合であっても、被加工物間のギャップが拡大していくことを防止し、接合体の歩留まりを向上させることができる。
また、ギャップ異常が有ると判定した場合に、圧力付与手段によって被加工物が互いに押し付けられるように被加工物に圧力を付与しながら、判定基準時刻から照射終了時刻までのレーザビームの照射を継続することが好ましい。この場合、ギャップ異常が発生している溶接部形成位置については、レーザビームの照射を照射終了時刻まで行うことなく判定基準時刻において一旦中断して、圧力付与手段によって被加工物の間のギャップ異常をなくした状態で再びレーザビームを照射することができる。これによって、被加工物間のギャップが広がることを防止し、接合体の歩留まりを向上させることができる。更に、ギャップ異常を検出した時点で速やかに当該ギャップを狭めることができるため、溶接の作業効率を向上させることができる。
また、ギャップ異常が有ると判定した場合に、レーザビームの照射を判定基準時刻において中断し、レーザビームの照射位置を、次の溶接部形成位置へ移動させることが好ましい。この場合、所定の溶接部形成位置にギャップ異常が発生していた場合でも、ギャップ異常をなくす動作のために溶接作業を中断させることなく、次の溶接部形成位置へ移動することができるため、作業性を向上させることができる。更に、ギャップ異常が発生している溶接部形成位置については、レーザビームの照射を判定基準時刻において中断することにより、被加工物の溶け込み部がギャップ内へ侵出してしまうことを抑制しているため、ギャップ異常をなくすための作業を行わなくても、被加工物間のギャップの拡大を抑制することができ、これによって、接合体の歩留まりを確保することができる。
また、ギャップ異常の有無の判定結果を溶接部形成位置と関連付けて情報記憶手段に記憶させる工程を更に備えることが好ましい。この場合、情報記憶手段に記憶されている情報を用いることによって、例えば、一度溶接作業が終了した後に、ギャップ異常が発生している溶接部形成位置を特定し、当該溶接部形成位置にのみ再度レーザビームを照射することができる。更に、そのような溶接部形成位置の数をカウントし、所定の数値よりも上回っていた場合にのみ再度のレーザビームの照射を行うこともできる。更に、接合体についての各溶接部形成位置のギャップ異常の有無の判定結果を保持しておくことによって、その接合体を用いた製品のトレーサビリティを確保することができる。
本発明によれば、溶接予定領域に沿ってスポット状の溶接部を順次形成する場合に、被加工物間のギャップが拡大していくことを防止し、接合体の歩留まりを向上させることができる。
以下、図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、本実施形態において、「上」、「下」等の語は、図面に示される状態に基づいており、便宜的なものである。
図1は、本発明の一実施形態に係るレーザ溶接システムを示す概略図である。図1に示すように、レーザ溶接システム1は、例えば鉄道車両構体に用いる外板パネルと骨部材と(以下、これらを「ワーク(被加工物)10A,10B」と称す)をレーザビームにより重ね溶接(以下、単に「レーザ溶接」という)するためシステムとして構築されている。レーザ溶接システム1は、レーザビームを照射してワーク10A,10Bにスポット状の溶接部を形成するレーザ溶接装置2と、レーザ溶接に関する制御を行う制御装置3と、を備えて構成されている。以下の説明では、ワーク10A,10Bにおいてレーザ照射方向から見た略中央部分に直線状に設定された溶接予定領域Rに沿って順次溶接部W1〜Wnを形成する場合について例示する。また、ワーク10A,10Bにおいて、溶接部W1〜Wnが形成される位置をそれぞれ溶接部形成位置N1〜Nnとする。
レーザ溶接装置2は、送り装置21と、レーザビーム照射装置22と、ガス供給装置23と、ガイド装置(圧力付与手段)24とを備えている。これらの装置21〜24は、制御装置3に接続されており、制御装置3から出力される動作指示情報に従って、各動作を自動で実行する。
送り装置21は、ワーク10A,10Bへのレーザビームの照射位置を走査させる装置であり、ワーク10A,10Bを載置可能な可動ステージ27を有している。この送り装置21は、制御装置3から走査開始を指示する旨の動作指示情報を受け取ると、可動ステージ27を溶接予定領域Rに沿って走査させる。これにより、可動ステージ27に載置されたワーク10A,10Bは、溶接予定領域Rに沿って、レーザヘッド28によるレーザビームの照射位置に対して相対的に移動する。
レーザビーム照射装置22は、ワーク10A,10Bの溶接予定領域Rに向けてレーザビームを照射する装置である。レーザビーム照射装置22は、ワーク10A,10Bの上方に配置されたレーザヘッド28を有している。レーザビーム照射装置22は、制御装置3から照射開始を指示する動作指示情報を受け取ると、レーザヘッド28の先端から例えば波長1.06μm、出力約4.0kWのYAGレーザを出射させる。
ガス供給装置23は、ワーク10A,10Bの溶接予定領域Rに対してアシストガスを供給する装置であり、ワーク10A,10Bに対して約45度傾斜するように配置された供給ノズル29を有している。ガス供給装置23は、レーザビーム照射装置22の動作中に制御装置3から供給開始を指示する動作指示情報を受け取ると、所定の供給量でワーク10A,10Bにおけるレーザビームの照射位置(以下、「加工点」という)にアシストガスを供給する。アシストガスとしては、ワーク10A,10Bの酸化防止及びスパッタ防止等を目的として、ヘリウムガス又はアルゴンガス等が用いられる。
ガイド装置24は、ワーク10Aへ圧力を付与してワーク10Bに押付けるための装置であり、レーザヘッド28の側面に取り付けられたガイドローラ支持部31と、ガイドローラ支持部31の下端部に装着されたガイドローラ32を有している。ガイド装置24は、制御装置3から押付け開始を指示する動作指示情報を受け取ると、ガイドローラ支持部31を下方へ移動させ、ガイドローラ32でワーク10Aの表面を押圧する。これにより、加工点の近傍において、ワーク10Aがワーク10Bに対して押付けられる。
一方、制御装置3は、物理的には、CPU、メモリ、通信インタフェイス、ハードディスクといった情報記憶部、ディスプレイといった表示部等を備えたコンピュータシステムである。この制御装置3には、AE(Acoustic Emission)センサ(振動検出手段)26が接続されている。
このAEセンサ26は、ワーク10A,10Bに溶接部W1〜Wnを形成する際に、それらの加工点において、溶融凝固現象に伴い発生する弾性波の振動強度を測定するものである。ワーク10Bには、可動ステージ27の走査方向の一端部側に、ワーク10Aと重ならない領域が形成されており、AEセンサ26は、その領域の上面側に配置されている。AEセンサ26は、レーザビーム照射時に、ワーク10Aからワーク10B内へ伝播した弾性波の振動強度に対応する出力信号を制御装置3における後述のギャップ異常判定部37に出力する。
この制御装置3は、機能的な構成要素として、レーザビーム照射制御部33と、移動制御部34と、付与圧力制御部36と、ギャップ異常判定部37と、情報記憶部(情報記憶手段)38とを有している。レーザビーム照射制御部33は、溶接時において、照射開始時刻から照射終了時刻に至るまでレーザビームがパルス状に照射されるように、レーザビーム照射装置22に対して所定の間隔で動作指示情報を出力する。また、レーザビーム照射制御部33は、1パルス分のレーザビームを照射させている過程で、ギャップ異常判定部37からワーク10A,10B間にギャップ異常が有る旨の判定結果情報を受け取ったときは、その時点でレーザビーム照射装置22からのレーザビームの照射を中断させる旨の動作指示情報を出力し、ギャップ異常が無い旨の判定結果情報を受け取ったときは、照射終了時刻までレーザビームの照射を継続させる旨の動作指示情報を出力する。
移動制御部34は、溶接時において、可動ステージ27を一定速度で移動させ、レーザヘッド28から所定の間隔でパルス照射されるレーザビームによりワーク10A,10Bの溶接予定領域Rに沿って溶接部W1〜Wnが等間隔で形成されるように、送り装置21へ動作指令情報を出力する。
付与圧力制御部36は、ギャップ異常判定部37から溶接部形成位置Niにギャップ異常が有る旨の判定結果情報を受け取った場合に、ガイドローラ支持部31を下方へ移動させる旨の動作指示情報をガイド装置24へ出力する。なお、ギャップ異常が無い旨の判定結果情報を受け取った場合、ガイド装置24へは特に動作指示情報は出力しない。
ギャップ異常判定部37は、AEセンサ26からの出力値(出力信号)を受け取り、この出力値に基づいてワーク10A,10Bの間のギャップ異常の有無の判定を行う。具体的には、ギャップ異常判定部37は、一のスポット溶接部を形成するにあたってのレーザビームの照射開始時刻から予め設定した判定基準時刻までの間のAEセンサ26からの出力値の累積二乗和を、判定基準時刻における判定値として算出する。そして、判定基準時刻において、ギャップ異常判定部37は、算出した判定値と予め設定した閾値とを比較して、判定値が閾値以上であるときはギャップ異常は無いと判定し、判定値が閾値より下回っているときはギャップ異常が有ると判定する。ギャップ異常判定部37は、ギャップ異常が有る旨の判定結果情報あるいはギャップ異常が無い旨の判定結果情報を、レーザビーム照射制御部33及び付与圧力制御部36へ出力する。なお、設定する判定基準時間と閾値とについての詳細な説明は後述する。
また、ギャップ異常判定部37は、溶接部形成位置N1〜Nnにおけるギャップ異常の有無の判定結果テーブルを生成し、情報記憶部38に出力する。図2は情報記憶部38に記憶される判定結果テーブルの一例を示す図である。図2に示すように、情報記憶部38は、溶接部形成位置Niと、当該溶接部形成位置Niに形成された溶接部Wiのギャップ異常の判定結果とを関連付けた判定結果テーブルを有している。図2に示す例では、溶接部形成位置「N1」ではギャップ異常が「有り」、溶接部形成位置「N2」,「N3」ではギャップ異常が「無し」、溶接部形成位置「Nn」ではギャップ異常が「有り」となっている。また、情報記憶部38には、予め設定した判定基準時刻と閾値とがワーク10A,10Bの製品番号ごとに格納されている。
次に、上述した構成を有するレーザ溶接システム1の第1の動作形態について、図3を参照しつつ説明する。図3は、レーザ溶接システム1の第1の動作形態を示すフローチャートである。
レーザ溶接システム1では、まず始めに、判定基準時刻設定用のレーザ溶接をワーク10A,10B(以下、「判定基準時刻設定用のワーク10A,10B」と称す)に対して実施し、判定基準時刻を予め設定する。具体的には、以下の動作を実施する。
まず、基準時刻設定用のワーク10A,10Bを可動ステージ25に載置する。続いて、制御装置3から送り装置21、レーザビーム照射装置22、及びガス供給装置23の各装置に動作指示情報を出力し、ワーク送り、レーザ照射、及びアシストガスの供給を開始する。
レーザヘッド28からは、レーザビームが所定の間隔でパルス照射され、これに併せて、可動ステージ27が速度約10m/minで矢印A方向(図1参照)に走査される。これにより、平面形状が略円形となる溶接部W1〜Wnが、基準時刻設定用のワーク10A,10Bの溶接部形成位置N1〜Nnに所定の間隔で順次形成される(基準時刻設定用レーザ溶接:S100)。ここで、レーザビームのパルス幅、すなわち一の溶接部形成位置に対してのレーザビーム照射時間は、溶接部形成位置ごとに異なったものとする。例えば、溶接部形成位置N1に対してはパルス幅20ms、溶接部形成位置N2に対してはパルス幅40ms、溶接部形成位置N3に対してはパルス幅60ms、そして溶接部形成位置Nnに対してはパルス幅n(ms)というように、溶接部形成位置が一つ進むごとに、そこへ照射するレーザビームのパルス幅を20msごと増加させる。これによって、溶接部W1〜Wnの溶け込みの深さをそれぞれ異なるものとする。
レーザヘッド28からワーク10A,10Bに対してレーザビームを照射している間、AEセンサ26は、ワーク10Aにおける加工点及びその近傍で発生してワーク10B内を伝播して来た弾性波の振動強度を検出し、その電圧を出力値としてギャップ異常判定部37へ出力する。ギャップ異常判定部37は、1パルスあたりのレーザビームの照射開始時刻から所定の時刻までの間の出力値の累積二乗和を算出し、その値を所定の時刻における判定値として取得する。
ここで、図4は、2種類のワーク10A,10Bに対してパルス幅Xmsのレーザビームを照射したときの所定時刻における判定値をプロットした線図である。図4の線図の横軸は、レーザビームの照射開始時刻Ts(=0ms)から照射終了時刻Te(=Xms)までの間の所定時刻を示し、縦軸は、所定時刻における判定値を示す。図4に示すように、一方のワーク10A,10Bについては、グラフCのように、判定値が略一定の傾きをもって増加していた。これに対して、他方のワーク10A,10Bでは、グラフGのように、時刻T3を境として判定値のグラフの傾きが減少し、所定の時刻における判定値がグラフCにおける判定値に比べて小さくなっていた。
上述の結果に関して、本発明者らは、鋭意研究を重ねる過程で、グラフGの時刻T3での傾きの減少が、ワーク10A,10B間のギャップ量に基づくものであることを見出した。図5は、ギャップ異常が無い場合のスポット溶接部の形成の様子を示す断面図、図6は、ギャップ異常が有る場合のスポット溶接部の形成の様子を示す断面図である。図5及び図6を参照して、ギャップ量と判定値との関係について説明する。
まず、ギャップ異常が無い場合のスポット溶接部の形成について説明する。図5(a),(b),(c),(d)はそれぞれ時刻T1,T2,T3,T4での状態を示す断面図である。図5(a),(b)に示すように、時刻T1,T2において、溶け込み部Mはワーク10Bへ及ぶことなく、ワーク10A側にのみ形成される。そして、溶け込み部Mは、図5(c)に示すように時刻T3でワーク10Aの裏面側に達し、図5(d)に示すように時刻T4でワーク10B側へ進行する。
次に、ギャップ異常が有る場合のスポット溶接部の形成について説明する。図6(a),(b),(c),(d)はそれぞれ時刻T1,T2,T3,T4での状態を示す断面図である。図6(a),(b)に示すように、時刻T1,T2において、溶け込み部Mはワーク10Bへ及ぶことなく、ワーク10A側にのみ形成される。そして、溶け込み部Mは、図6(c)に示すように時刻T3でワーク10Aの裏面側に達する。ここで、ワーク10A,10B間にはギャップが形成されているため、図6(d)に示すように時刻T4では、ワーク10Bが溶け始める前に、溶け込み部Mがワーク10A,10B間のギャップ内に侵出する。
ワーク10A,10B間のギャップ量と、判定値の変化量との関係は、以下の理由をもって説明できる。すなわち、溶け込み部Mがワーク10A内のみを進行しているときは、ギャップ異常が有るか否かに関わらず、レーザビームの照射によって新たに溶解するワークの体積に違いがないので、加工点及びその近傍で発生する弾性波の振動強度にも差がなく、AEセンサ26の出力値には殆ど差異がない。しかし、溶け込み部Mがワーク10Aの裏面側まで進行したとき以降では、ギャップ異常が無い場合は、ワーク10Aとワーク10Bとが一体となって溶解することとなるため、新たに溶解するワークの体積は略一定の割合をもって増加するが、ギャップ異常が有る場合は、溶け込み部Mがギャップ内へ侵出するだけでワーク10B側へ溶け込み部Mが及ぶことが無いか、及んだとしても少量に留まるため、新たに溶解するワークの体積が、ギャップ異常が無い場合に比べて小さくなる。従って、両者の間では、新たに溶解するワークの体積の違いにより、溶解凝固現象に伴う弾性波の振動強度に差異が生じる。その結果として、AEセンサの出力値に差異が生じることとなる。
以上のことを考慮すると、ギャップ異常の影響により判定値に差異が生じている時刻、すなわちレーザビームの照射を開始してから溶け込み部Mがワーク10Aの裏面側に達する時刻T3よりも後の時刻である時刻T3´を判定基準時刻と設定すれば、ワーク10A,10B間のギャップ異常の有無の判定を行うことが可能であると考えられる。
図3へ戻り、判定基準時刻を設定するにあたり、溶接部W1〜Wnのうち、ワーク10Aの裏面側に僅かに溶接ビードが及んでいるものを選定し、選定された溶接部Wiに対するパルス幅を参照する。そして、そのときの照射終了時刻(図4におけるT3)以降の時刻を判定基準時刻Td(図4におけるT3´)であると決定して、情報記憶部38へ格納し、判定基準時刻Tdとして設定する(S105)。
判定基準時刻Tdを設定した後、閾値設定用のレーザ溶接をギャップ異常が無いとされるワーク10A,10B(以下、「閾値設定用のワーク10A,10B」と称す)に対して実施し、閾値を設定する。具体的には、レーザビームのパルス幅を所定の幅に設定し、判定基準時刻設定用レーザ溶接と同様にして、溶接部形成位置N1〜Nnに溶接部W1〜Wnを順次形成すると共に(閾値設定用レーザ溶接:S110)、ギャップ異常判定部37によって、溶接部W1〜Wnのそれぞれについての判定基準時刻Tdにおける判定値を取得する。そして、作業者は、ギャップ異常判定部37が取得した判定値をモニタなどで参照し、それらの判定値のうち、一定以上の判定値が閾値であると決定し、決定した判定値を情報記憶部38に格納し、閾値として設定する(S115)。
なお、本実施形態においては、ワーク10A,10Bとして板厚0.8mm、1.5mmのSUS304材をそれぞれ用い、レーザビームの出力を4kWとする。このような条件とした場合は、レーザビームの照射を開始してから約15msで溶け込み部がワーク10Aの裏面側に達するため、判定基準時刻Tdを15msと設定することができる。また、このときの閾値を225と設定することができる。
閾値を設定した後、判定の対象とするレーザ溶接をワーク10A,10Bに対して実施する。図7は、判定用のワーク10A,10Bに照射するレーザビームのパルス波形の一例を示す線図である。なお、レーザビームが照射開始時刻Tsから照射終了時刻Teに至るまでパルス状に照射されることによって、ワーク10A,10Bに一つの溶接部Wiが形成される。図7に示すように、レーザビームの照射開始時刻Tsを0msと設定し、照射終了時刻Teを60msと設定する。そして、ギャップ異常の有無を判定する時刻である判定基準時刻Tdを、情報記憶部38に格納された値である15msに設定する。
まず、上記のレーザ溶接と同様にして、判定用のワーク10A,10Bの溶接部形成位置N1に対してレーザビームを照射する(判定対象レーザ照射)。レーザビームが照射されている間、AEセンサ26は、溶接中の加工点及びその近傍で発生してワーク10B内を伝播して来た弾性波の振動強度を検出し、制御装置3のギャップ異常判定部37に出力する。
レーザビームの照射時刻が判定基準時刻Tdに達すると、ギャップ異常判定部37は、照射開始時刻Tsから判定基準時刻TdまでのAEセンサ26からの出力値の累積二乗和を算出することによって、基準判定時刻Tdにおける判定値を取得する(S125)。
続いて、ギャップ異常判定部37は、算出により取得した判定値と情報記憶部38から取得した閾値とを比較して溶接部形成位置N1におけるギャップ異常の有無を判定し、判定結果情報を取得する。具体的には、ギャップ異常判定部37は、判定値が閾値以上である場合にギャップ異常が無いと判定し、下回っている場合にギャップ異常が有ると判定する(S130)。そして、ギャップ異常判定部37は、溶接部形成位置N1における判定結果情報を取得したら、溶接部形成位置N1にギャップ異常が有るか否かを判定結果テーブルに格納する(S135)。
レーザビーム照射制御部33及び付与圧力制御手段36は、上述の判定結果情報をギャップ異常判定部37から受け取ると共に、その内容を参照する(S140)。そして、ギャップ異常が無い旨の判定がなされていた場合、レーザビーム照射制御部33は、照射終了時刻Teまでレーザビーム照射装置22からのレーザビームの照射を継続させる(S145)。なお、このとき、付与圧力制御部36は、ガイド装置24に対しては特に動作指示情報を出力せず、これによって、ガイドローラ32のワーク10Aの表面に対する押圧の圧力は一定に保たれる。
一方、ステップS140でギャップ異常が有るとの判定がなされていた場合、レーザビーム照射制御部33は、レーザビーム照射装置22からのレーザビームの照射を判定基準時刻Tdにおいて中断させる(S150)。その後、付与圧力制御部36は、ガイドローラ支持部31を下方へ移動させることによって、ガイドローラ32でワーク10Aの表面を押圧してワーク10A,10B間のギャップを狭める(S155)。このような圧力付与によってギャップ異常を無くした状態で、レーザビーム照射制御部33は、レーザビーム照射装置22からのレーザビームの照射を照射終了時刻Teまで継続させる(S145)。
この後、レーザビーム照射制御部33は、判定用ワーク10A,10Bにおいて、レーザ溶接が完了したか否か、すなわち、溶接部W1〜Wnが全て形成されたか否かを判断する(S160)。溶接部W1を形成した時点ではレーザ溶接が完了していないと判断され、レーザ溶接システム1は、次の溶接部形成位置N2について、ステップS120〜S160の各処理を繰り返し行う。溶接部形成位置N3〜Nnについて同様の処理が順次行われた後、レーザビーム照射制御部33は、レーザ溶接が完了したと判断し、レーザ溶接システム1の動作が終了する。
以上のように、本実施形態に係るレーザ溶接方法によれば、レーザビームの照射開始時刻Tsから照射終了時刻Teまでの間に設定された判定基準時刻Tdでワーク10A,10B間のギャップ異常の有無の判定を行い、ギャップ異常が有ると判定した場合には、レーザビームの照射を照射終了時刻Teまで行うことなく判定基準時刻Tdにおいて中断する。従って、溶接部形成位置Niでギャップ異常が発生している場合であっても、レーザビーム照射による溶け込み部がギャップ内へ侵出し、ギャップを更に広げるように作用してしまう前にギャップの有無を判定することができるため、レーザビームの照射による溶け込み部がギャップ内へ侵出してしまうことを抑制できる。これによって、溶接予定領域Rに沿って溶接部W1〜Wnを順次形成する場合であっても、ワーク10A,10B間のギャップが拡大していくことを防止し、接合体の歩留まりを向上させることができる。
また、このレーザ溶接方法では、レーザビーム照射による溶け込み部がワーク10Aの裏面側に達する以降の時刻に判定基準時刻Tdを設定することによって、ギャップ異常の判定の正確性を図っている。
また、このレーザ溶接方法では、ギャップ異常が有ると判定した場合に、ガイド装置24のガイドローラ32によってワーク10A,10Bが互いに押し付けられるようにワーク10Aに圧力を付与しながら、判定基準時刻Tdから照射終了時刻Teまでのレーザビームの照射を継続している。この場合、ギャップ異常が発生している溶接部形成位置Niについては、レーザビームの照射を照射終了時刻Teまで行うことなく判定基準時刻Tdにおいて一旦中断して、ガイド装置24のガイドローラ32によってワーク10A,10Bの間のギャップ異常をなくした状態で再びレーザビームを照射することができる。これによって、ワーク10A,10B間のギャップが広がることを防止し、接合体の歩留まりを向上させることができる。更に、ギャップ異常を検出した時点で速やかに当該ギャップを狭めることができるため、溶接の作業効率を向上させることができる。
次に、レーザ溶接システム1による第2の動作形態について、図8を参照しつつ説明する。図8は、レーザ溶接システム1の第2の動作形態を示すフローチャートである。この第2の動作形態は、上述した第1の動作形態の変形であり、図8に示すように、ステップS140でギャップ異常が無い旨の判定がなされていた場合の動作形態が第1の動作形態と相違する。なお、第2の動作形態は、ステップS100からステップS135までの動作形態、及びステップS140でギャップ異常が無い旨の判定がなされていた場合の動作形態について第1の動作形態と同一である。
すなわち、ステップS140でギャップ異常が有るとの判定がなされていた場合、レーザビーム照射制御部33は、レーザビーム照射装置22からのレーザビームの照射を判定基準時刻Tdにおいて中断させる(S150)。その後、ワーク10A,10B間のギャップを狭める処理(図3におけるステップS155)、及び照射終了時刻Teまでレーザビーム照射装置22からのレーザビームの照射を継続させる処理(S145)を実行することなく、レーザビーム照射制御部33は、判定用ワーク10A,10Bにおいて、レーザ溶接が完了したか否か、すなわち、溶接部W1〜Wnが全て形成されたか否かを判断する(S160)。例えば、溶接部形成位置Niでレーザ溶接が完了していないと判断した場合は、レーザ溶接システム1は、次の溶接部形成位置について、ステップS120〜S160の各処理を繰り返し行い、レーザ溶接が完了したと判断した場合は、レーザ溶接システム1の動作が終了する。
上述のように、第2の動作形態では、ステップ150でレーザビームの照射を判定基準時刻Tdにおいて中断した後は、その溶接部形成位置Niについてそれ以上レーザビームを照射することなく、次の溶接部形成位置Ni+1へ移動するか、動作を終了させている。
本動作形態によれば、溶接部形成位置Niにギャップ異常が発生していた場合でも、ギャップ異常をなくす動作のために溶接作業を中断させることなく、次の溶接部形成位置Ni+1へ移動することができるため、作業性を向上させることができる。更に、ギャップ異常が発生している溶接部形成位置Niについては、レーザビームの照射を判定基準時刻Tdにおいて中断することにより、レーザビームの照射による溶け込み部がギャップ内へ侵出してしまうことを抑制しているため、ギャップ異常をなくすための作業を行わなくても、ワーク10A,10B間のギャップの拡大を抑制することができ、これによって、接合体の歩留まりを確保することができる。
また、このレーザ溶接方法では、情報記憶部38に格納されている判定結果テーブルを用いることによって、例えば、一度溶接作業が終了した後に、ギャップ異常が発生している溶接部形成位置Niを特定し、溶接部形成位置Niにのみ再度レーザビームを照射することができる。更に、そのような溶接部形成位置Niの数をカウントし、所定の数値よりも上回っていた場合にのみ再度のレーザビームの照射を行うこともできる。更に、接合体についての各溶接部形成位置N1〜Nnのギャップ異常の有無の判定結果を判定結果テーブルに保持しておくことによって、その接合体を用いた製品のトレーサビリティを確保することができる。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。例えば、判定基準時刻を設定するにあたり、溶接部W1〜Wnのうち、ワーク10Aの裏面側に僅かに溶接ビードが及んでいるものを選定したが、ワーク10Aの裏面側に溶接ビードが及ぶ直前のものを選定してもよい。
本発明の一実施形態に係るレーザ溶接システムを示す概略図である。 情報記憶部に記憶される判定結果テーブルの一例を示す図である。 レーザ溶接システムの第1の動作形態を示すフローチャートである。 2種類のワークに対してパルス幅Xmsのレーザビームを照射したときの所定時刻における判定値をプロットした線図である。 ギャップ異常が無い場合のスポット溶接部の形成の様子を示す断面図である。 ギャップ異常が有る場合のスポット溶接部の形成の様子を示す断面図である。 判定用のワークに照射するレーザビームのパルス波形の一例を示す線図である。 レーザ溶接システム1の第2の動作形態を示すフローチャートである。
符号の説明
10A,10B…ワーク(被加工物)、24…ガイド装置(圧力付与手段)、26…AEセンサ(振動検出手段)、38…情報記憶部(情報記憶手段)、Ts…照射開始時刻、Td…判定基準時刻、Te…照射終了時刻、R…溶接予定領域、N1〜Nn…溶接部形成位置、W1〜Wn…溶接部。

Claims (5)

  1. 重ね合わせられた複数の被加工物に対してレーザビームを所定時間照射することにより、前記被加工物上に設定された溶接予定領域に沿ってスポット状の溶接部を順次形成するレーザ溶接方法であって、
    前記レーザビームの照射開始時刻から照射終了時刻までの間に所定の判定基準時刻を設定し、
    前記照射開始時刻から前記判定基準時刻までの間、前記レーザビームを前記被加工物に対して照射すると共に、前記レーザビームの照射によって前記被加工物内を伝播した振動を振動検出手段で検出し、
    前記判定基準時刻において、前記振動検出手段から出力された出力値に基づいて算出された判定値と、予め設定した所定の閾値とを比較することによって、前記被加工物間のギャップ異常の有無を判定する工程を備え、
    前記ギャップ異常が無いと判定した場合に、前記照射終了時刻まで前記レーザビームの照射を継続し、前記ギャップ異常が有ると判定した場合に、前記レーザビームの照射を前記判定基準時刻において中断することを特徴とするレーザ溶接方法。
  2. 前記判定基準時刻は、前記溶接部を形成する際の前記レーザビーム照射による溶け込みが、前記レーザビームの照射側の前記被加工物の裏面側に達したとき以降の時刻に設定されることを特徴とする請求項1記載のレーザ溶接方法。
  3. 前記ギャップ異常が有ると判定した場合に、圧力付与手段によって前記被加工物が互いに押し付けられるように前記被加工物に圧力を付与しながら、前記判定基準時刻から前記照射終了時刻までの前記レーザビームの照射を継続することを特徴とする請求項1又は2記載のレーザ溶接方法。
  4. 前記ギャップ異常が有ると判定した場合に、前記レーザビームの照射を前記判定基準時刻において中断し、前記レーザビームの照射位置を、次の溶接部形成位置へ移動させることを特徴とする請求項1又は2記載のレーザ溶接方法。
  5. 前記ギャップ異常の有無の判定結果を溶接部形成位置と関連付けて情報記憶手段に記憶させる工程を更に備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項記載のレーザ溶接方法。
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