JP4927164B2 - 半導体装置 - Google Patents

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Description

本発明は、昇圧回路を備えた半導体装置に関し、例えば昇圧電圧をゲートに受けるトランジスタの破壊によるリーク電流を検出する技術に関し、電気的に書き換え可能なフラッシュメモリ更には当該フラッシュッメモリを搭載したマイクロコンピュータ等の半導体装置に適用して有効な技術に関する。
本発明完成後の先行技術調査において以下の特許文献を見出した。特許文献1にはEEPROMにおいて選択ワード線に高電圧を印加して短絡を検出したとき当該ワード線を代替ワード線に置き換える技術が記載される。特許文献2には隣接ビット線間におけるリーク電流の有無をテスト用のワード線とセンスアンプを用いて検出する技術について記載される。また特許文献3にはDRAMに関する技術であるが、ワード線のリーク電流の有無を測定するために測定用の外部端子を設け、ワード線に接続される昇圧回路を停止させてリーク電流を測定する技術について記載される。
特開平03−181097号公報 特開平01−296500号公報 特開平08−241589号公報
本発明者は昇圧回路の出力をゲートに受けるトランジスタの破壊によって生ずるリーク電流を検出することについて検討した。これによれば、MOSトランジスタの微細化に伴ってサブスレッショルドリーク電流の増加が顕著であるため、半導体集積回路をスタンバイ状態にした時のリーク電流を検出しても、上記高電圧を受けるトランジスタの破壊を含めてそれが故障によるリーク電流であるか否かを知ることは難しい。例えばフラッシュメモリにおいてそのようなリーク電流の有無を確かめるには、実際に消去及び書込み動作を行って消去及び書込みデータを検証しなければならず、デバイステストにとって大きな負担になることが本発明者によって見出された。特許文献1の技術では実動作における高電圧を用いて短絡検出を行って異常に対処するので、これをデバイステストに用いてもテスト効率の向上は期待できない。実際に消去及び書込み動作を行ってテストするのと変わりない。引用文献2に記載の検出対象ではゲートに高電圧を受けるトランジスタの破壊によって生ずるリーク電流を検出することはできない。特許文献3の技術ではワード線を駆動するための駆動MOSトランジスタのチャネルをオン状態にすることにより昇圧回路で発生した電圧をワード線に印加し、ワード線のリーク電流の有無を測定しているため、駆動MOSトランジスタの破壊によって生じるリーク電流を検出することはできない。
本発明の目的は、高電圧を受けるトランジスタの破壊によって生ずるリーク電流を効率的に検出することができる半導体装置を提供することにある。
本発明の別の目的は、ゲートに高電圧を受けるトランジスタの破壊による不良を簡単に検出可能にすることができる半導体装置を提供することにある。
本発明の前記並びにその他の目的と新規な特徴は本明細書の記述及び添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち代表的なものについて簡単に説明すれば下記のとおりである。
すなわち、昇圧回路の昇圧電圧を受けるトランジスタにゲート破壊によるリーク電流を生じているか否かを検出するために、前記昇圧回路の昇圧動作が停止された状態で、外部電源電圧を受けて前記昇圧回路の昇圧電圧出力ノードに定電流を供給する定電流回路と、前記定電流回路からの電流供給によって変化される前記昇圧電圧出力ノードの電圧をリファレンス電圧と比較する比較回路とを設ける。比較回路により、昇圧電圧出力ノードの電圧が電源電圧よりも低い所定の電圧になったとき、前記リーク電流が発生していると判定することができる。
本願において開示される発明のうち代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記のとおりである。
すなわち、高電圧を受けるトランジスタの破壊によって生ずるリーク電流を効率的に検出することができる。
また、ゲートに高電圧を受けるトランジスタの破壊による不良を簡単に検出可能にすることができる。
図1は本発明の一例に係る第1のマイクロコンピュータが備えるフラッシュメモリモジュールを例示するブロック図である。 図2は本発明の一例に係る第1のマイクロコンピュータを例示するブロック図である。 図3はスプリットゲート型フラッシュメモリ素子の書込み、消去及び読出動作における電圧印加条件を例示する説明図である。 図4は図1に記載されたテスト回路に関連する回路部分を抜き出して示したブロック図である。 図5は定電流回路を例示する回路図である。 図6は比較回路を例示する回路図である。 図7は電源スイッチ回路を例示する回路図である。 図8はテスト回路の動作波形を例示するタイミングチャートである。 図9はリーク電流テスト時におけるフラッシュモジュールの動作シーケンスを例示するフローチャートである。 図10はテスタ等によるリーク電流テストの動作フローチャートである。 図11はテスト回路を用いた別の例を示すブロック図である。 図12は全ての昇圧ノードを選択的に導通させるための電源接続回路を例示する回路図である。 図13は本発明に係る第2のマイクロコンピュータを例示するブロック図である。 図14は第2のマイクロコンピュータが備えるフラッシュメモリモジュールの詳細を例示するブロック図である。 図15は第2のマイクロコンピュータにおいてオンボードでフラッシュメモリモジュールを書換える動作を示すフローチャートである。 図16は第2のマイクロコンピュータにおいてオンボードでフラッシュメモリモジュールに対する単独のリーク電流テスト動作を示すフローチャートである。 図17は本発明に係る第3のマイクロコンピュータを例示するブロック図である。 図18は第3のマイクロコンピュータが備えるフラッシュメモリモジュールの詳細を例示するブロック図である。 図19は第3のマイクロコンピュータにおいてオンボードでフラッシュメモリモジュールを書換える動作を示すフローチャートである。 図20には本発明に係る第4のマイクロコンピュータを例示するブロック図である。 図21は第4のマイクロコンピュータが備えるフラッシュメモリモジュールの詳細を例示するブロック図である。
符号の説明
1,1ma,1mb,1mc マイクロコンピュータ
HBUS 高速バス
PBUS 周辺バス
2 中央処理装置(CPU)
3 ダイレクトメモリアクセスコントローラ(DMAC)
4 バスインタフェース回路(BIF)
5 ランダムアクセスメモリ(RAM)
6,6ma,6mb,6mc フラッシュメモリモジュール(FMDL)
7,7ma,7mb,7mc フラッシュシーケンサ(FSQC)
8,9 外部入出力ポート(PRT)
10 タイマ(TMR)
11 クロックパルスジェネレータ(CPG)
13 システムコントローラ(SYSCON)
VCC 外部電源端子
VSS 外部グランド端子
MD0〜MDi モード端子
LAT ラッチ回路
MC メモリセル
WL ワード線
MGL メモリゲート選択線
SBL 副ビット線SBL
19 メモリマット
19R 冗長メモリマット
20 副ビット線セレクタ
WMBL 書込み系主ビット線WMBL
22 読出し列セレクタ
23 階層センスアンプアレイ(SAA)
24 第1行デコーダ(RDEC_1)
25 第2行デコーダ(RDEC_2)
36、37 ドライバ
38 ディスチャージ回路
Qds ディスチャージMOSトランジスタ
31,31m 電源回路(VPG)
40、41 昇圧回路(BST)
BN_1、BN_2 昇圧ノード(昇圧電圧出力ノード)
44,44m 電源スイッチ回路(PSW)
φLTST リーク電流テスト信号
φRD 読出し制御信号
46 定電流回路(CC)
47 比較回路(CMP)
Vref リファレンス電圧
φCMP 比較結果信号
81 昇圧回路
NB_3 昇圧ノード
80 電源接続回路(PCC)
100 置換え制御回路(RPLC)
RPLCD 代替制御データ
MSDAT マット選択データ
1.実施の形態の概要
先ず、本願において開示される発明の代表的な実施の形態について概要を説明する。代表的な実施の形態についての概要説明で括弧を付して参照する図面中の参照符号はそれが付された構成要素の概念に含まれるものを例示するに過ぎない。
〔1〕本発明の代表的な実施の形態に係る半導体装置は、昇圧回路(40)と、前記昇圧回路から出力される昇圧電圧を受けて動作する回路(38)とを有する。前記昇圧回路の昇圧動作が停止された状態で、外部電源電圧(VCC)を受けて前記昇圧回路の昇圧電圧出力ノード(BN_1)に定電流を供給する定電流回路(46)と、前記定電流回路からの電流供給によって変化される前記昇圧電圧出力ノードの電圧をリファレンス電圧(Vref)と比較する比較回路(47)と、前記比較回路による比較結果を保持する記憶素子(LAT)とを有する。
上記より、高電圧を受けるトランジスタの破壊によってリーク電流が生じているか否かを、比較回路による比較結果に基づいて、効率的に検出することができる。
〔2〕別の観点による実施の形態に係る半導体装置は、複数の昇圧回路と、前記昇圧回路から出力される昇圧電圧を受けて動作する回路とを有する。前記複数個の昇圧回路の昇圧動作が停止された状態で、外部電源電圧を受けて一つの昇圧回路の昇圧電圧出力ノードに定電流を供給する定電流回路と、前記複数個の昇圧回路の昇圧電圧出力ノードを導通させる電源接続回路と、前記定電流回路からの電流供給によって変化される前記昇圧電圧出力ノードの電圧をリファレンス電圧と比較する比較回路と、前記比較回路による比較結果を保持する記憶素子とを有する。
上記より、複数個の昇圧回路毎に定電流回路と比較回路を設けなくても済み、テストのためにのみ利用される回路の規模を小さくすることができる。
〔3〕別の観点による実施の形態に係る半導体装置はメモリ(6)を有する。前記メモリは、メモリトランジスタ(MC)と、前記メモリトランジスタが接続するソース線を選択的にディスチャージするディスチャージトランジスタ(Qds)と、前記ディスチャージトランジスタのゲートに出力ノードが接続可能にされ当該出力ノードに昇圧電圧を出力する昇圧回路(40)と、前記昇圧回路の昇圧動作が停止された状態で、外部電源電圧を受けて前記昇圧回路の前記出力ノードに定電流を供給する定電流回路(46)と、前記定電流回路からの電流供給によって変化される前記出力ノードの電圧をリファレンス電圧と比較する比較回路(47)とを有する。
上記より、高電圧を受けるトランジスタの破壊によってリーク電流が生じているか否かを、比較回路による比較結果に基づいて、効率的に検出することができる。
〔4〕項3の半導体装置において、例えば前記ディスチャージトランジスタのゲートと前記出力ノードとの間に電源スイッチ回路を有し、前記電源スイッチ回路は、リーク電流テストモードの指示に応答して、前記出力ノードを前記ディスチャージトランジスタのゲートに接続する。
〔5〕項3の半導体装置において、前記比較回路による比較結果を保持する記憶素子を更に有する。
〔6〕項3の半導体装置において、前記メモリと前記記憶素子をアクセス可能な中央処理装置を更に有する。
〔7〕項3の半導体装置において、前記メモリは電気的に書込み及び消去可能な不揮発性メモリである。
〔8〕更に別の観点による半導体装置は、昇圧回路と、前記昇圧回路から出力される昇圧電圧を受けて動作する回路と、前記昇圧電圧供給経路の電流リークを検出するリーク電流テストモードを有するテスト回路と、を備える。前記昇圧回路は前記リーク電流テストモードに呼応して昇圧動作が停止される。前記テスト回路は、前記リーク電流テストモードにおいて外部電源電圧を受けて前記昇圧回路の昇圧電圧出力ノードに定電流を供給する定電流回路と、前記定電流回路から供給される電流による前記昇圧電圧供給経路の電圧とリファレンス電圧と比較する比較回路とを有する。前記リファレンス電圧は、前記昇圧電圧供給経路に制御端子が接続されたトランジスタの破壊により前記昇圧電圧供給経路に電流リークを生じているか否かを識別するための電圧である。
上記より、高電圧を受けるトランジスタの破壊によってリーク電流が生じているか否かを、比較回路による比較結果に基づいて、効率的に検出することができる。
〔9〕項8の半導体装置において、前記リーク電流テストモードを指示する制御回路(7ma、7mb)を更に有し、前記制御回路は例えば前記リーク電流テストモードによる前記比較回路の比較結果(φCMP)を入力する。
〔10〕項9の半導体装置において、前記制御回路は、入力した比較結果が前記電流リーク有りを意味するとき前記昇圧電圧を受けて動作する回路を対象としてエラー処理を行なう。例えば、昇圧電圧を受けて動作する回路が、電気的に書換え可能な不揮発性メモリマットである場合には、その判定結果が得られた以降において前記制御意回路は不揮発性メモリマットに対する書換え動作を抑止する。
〔11〕項10の半導体装置において、昇圧電圧を受けて動作する回路は、例えば複数の被救済回路ユニット(19)と、前記被救済回路ユニットを代替する救済回路ユニット(19R)とから成る。前記リーク電流テストモードにおいて前記昇圧回路の昇圧電圧出力ノードに接続する前記被救済回路ユニットを前記制御回路からの切換え制御データに基づいて順次一つづつ切換えて選択する接続切換え回路(44m)を更に有する。前記制御回路(7mb)は比較回路による電流リークありの比較結果に対応する前記被救済回路ユニットを救済回路に代替するための代替制御データ(RPLCD)を生成する。高電圧を受けるトランジスタが破壊されても冗長救済を行うことが可能になる。
〔12〕項11の半導体装置において、前記制御回路は中央処理装置、又は中央処理装置からコマンドを受けて動作するロジック回路である。
〔13〕項12の半導体装置において、前記被救済回路は、例えば昇圧電圧を用いて電気的に書換え可能にされる不揮発性メモリセルが配置されたメモリマット(19)である。
〔14〕項13の半導体装置において、前記制御回路は、不揮発性メモリセルから記憶情報を読出す読出し動作と、不揮発性メモリセルの記憶情報を書き換える書換え動作と、前記リーク電流テストモードによるテスト動作とを制御し、前記書換え動作の前に前記テスト動作の制御を行う。高電圧を受けるトランジスタが破壊されて書き換えを正常に行うことができない状態において消去動作によって必要なプログラムや制御データが不所望に消去されてシステム動作が不能になる虞を確実に防止することができる。
〔15〕項14の半導体装置において、前記制御回路は、書換え動作とは独立に前記テスト動作を制御可能である。単独で前記テスト動作が可能であるからシステムメインテナンスの便に供することができる。
〔16〕項8の半導体装置において、昇圧電圧を受けて動作する回路は、複数の被救済回路ユニット(19)と、前記被救済回路ユニットを代替する救済回路ユニット(19R)とから成る。前記リーク電流テストモードにおいて前記昇圧回路の昇圧電圧出力ノードに接続する前記被救済回路ユニットを切換え制御データに基づいて順次一つづつ切換えて選択する接続切換え回路(44m)と、前記切換え制御データを生成すると共に、前記リーク電流テストモードによる前記比較回路の比較結果を入力し、比較回路による電流リークありの比較結果に対応する前記被救済回路ユニットを救済回路ユニットに代替するための代替制御データを生成する置換え制御回路(100)と、を更に有する。高電圧を受けるトランジスタが破壊された場合の冗長救済に対して制御回路の負担を軽減することができる。
〔17〕項16の半導体装置において、前記被救済回路ユニットは、昇圧電圧を用いて電気的に書換え可能にされる不揮発性メモリセルが配置されたメモリマットである。
〔18〕項17の半導体装置において、前記リーク電流テストモードを指示すると共に前記置換え制御回路の動作を指示する制御回路(7mc)を更に有する。
〔19〕項18の半導体装置において、前記制御回路は中央処理装置、又は中央処理装置からコマンドを受けて動作するロジック回路である。
〔20〕項19の半導体装置において、前記制御回路は、不揮発性メモリセルから記憶情報を読出す読出し動作と、不揮発性メモリセルの記憶情報を書き換える書換え動作と、前記リーク電流テストモードによるテスト動作を制御し、前記書換え動作の前に前記テスト動作の制御を行う。
〔21〕項2の半導体装置において、前記制御回路は、書換え動作とは独立に前記テスト動作を制御可能である。
2.実施の形態の詳細
実施の形態について更に詳述する。
《第1のマイクロコンピュータ》
図2には本発明の一例に係るマイクロコンピュータ(MCU)1が示される。同図に示されるマイクロコンピュータ1は例えば相補型MOS集積回路製造技術等により単結晶シリコンのような1個の半導体チップに形成される。
マイクロコンピュータ1は、特に制限されないが、高速バスHBUSと周辺バスPBUSの2バス構成を有する。高速バスHBUSと周辺バスPBUSは特に制限されないが夫々データバス、アドレスバス及びコントロールバスを有する。バスを2バス構成に分離することにより、共通バスに全ての回路を共通接続する場合に比べてバスの負荷を軽くし、高速アクセス動作を保証しようとするものである。
高速バスHBUSには、命令制御部と実行部を備えて命令を実行する中央処理装置(CPU)2、ダイレクトメモリアクセスコントローラ(DMAC)3、高速バスHBUSと周辺バスPBUSとのバスインタフェース制御若しくはバスブリッジ制御を行うバスインタフェース回路(BIF)4、中央処理装置2のワーク領域等に利用されるランダムアクセスメモリ(RAM)5、及びデータやプログラムを格納する不揮発性メモリモジュールとしてのフラッシュメモリモジュール(FMDL)6が接続される。
周辺バスPBUSには、フラッシュメモリモジュール(FMDL)6に対するコマンドアクセス制御を行うフラッシュシーケンサ(FSQC)7、外部入出力ポート(PRT)8,9、タイマ(TMR)10、マイクロコンピュータの内部クロック信号を生成するクロックパルスジェネレータ(CPG)11、及びシステムコントローラ(SYSCON)13が接続される。XTAL/EXTALに発振子が接続され或いは外部クロック信号が供給されるクロック端子、STBはスタンバイ状態を指示する外部ハードウェアスタンバイ端子、RESはリセットを指示する外部リセット端子、Vccは外部電源端子、Vssは外部グランド端子である。MD0〜MDiはマイクロコンピュータ1の動作モードを指定するためのモード端子である。
ここではロジック回路としてのフラッシュシーケンサ7は論理合成により設計され、アレイ構成のフラッシュメモリモジュール6はCADツールを用いて設計されているため、便宜上別々の回路ブロックとして図示されているが、双方併せて一つのフラッシュメモリを構成する。フラッシュメモリモジュール6は読出し専用の高速アクセスポート(HACSP)を介して高速バスHBUSに接続される。CPU又はDMACは高速バスHBUSから高速アクセスポートを介してフラッシュメモリモジュール6をリードアクセスすることができる。CPU2又はDMAC3はフラッシュメモリモジュール6に対して書込み及び消去のアクセスを行うときは、バスインタフェース4を介して周辺バスPBUS経由でフラッシュシーケンサ7にコマンドを発行し、これによってフラッシュシーケンサ7が周辺バスPBUSから低速アクセスポート(LACSP)を通じてフラッシュメモリモジュールの消去や書込み動作の制御を行う。
フラッシュメモリモジュール6は昇圧回路の出力ノードに接続するトランジスタにゲート破壊を生じているか否かを検出するためのテスト回路(LTST)12を備える。テスト動作において前記フラッシュシーケンサ7のコントロールレジスタの1ビット分のラッチ回路LATはそのテスト回路12による検出結果等を格納する記憶素子に用いられる。
《フラッシュメモリモジュール》
図1にはフラッシュメモリモジュール6の構成が例示される。メモリアレイ(MARY)19には、電気的に書込み及び消去可能な不揮発性メモリセルMCがマトリクス配置される。不揮発性メモリセルMCは、特に制限されないが、図3に例示されるスプリットゲート型フラッシュメモリ素子とされる。このメモリ素子は、ソース・ドレイン領域の間のチャネル形成領域の上にゲート絶縁膜を介して配置されたコントロールゲート(CG)とメモリゲート(MG)を有し、メモリゲートとゲート絶縁膜の間にはシリコンナイトライド等の電荷トラップ領域(SiN)が配置されて構成される。選択ゲート側のソース又はドレイン領域はビット線(BL)に接続され、メモリゲート側のソース又はドレイン領域はソース線(SL)に接続される。メモリセルMCの閾値電圧(Vth)を下げる(例えば消去動作)にはBL=Hi−Z(高インピーダンス状態)、CG=1.5V、MG=−10V、SL=6、WELL=0Vとし、ウェル領域(WELL)とメモリゲートMG間の高電界によって電荷トラップ領域(SiN)からウェル領域(WELL)に電子が引き抜かれる。この処理単位はメモリゲートを共有する複数メモリセルとされる。メモリセルMCの閾値電圧(Vth)を上げる(例えば書込み動作)にはBL=0V、CG=1.5V、MG=10V、SL=6、WELL=0Vとし、ソース線SLからビット線に書込み電流を流し、それによってコントロールゲートとメモリゲートの境界部分で発生するホットエレクトロンが電荷トラップ領域(SiN)に注入される。電子の注入はビット線電流を流すか否かによって決まるからこの処理はビット単位で制御される。読出しはBL=1.5V、CG=1.5V,MG=0V、SL=0V、WELL=0Vで行われる。メモリセルの閾値電圧が低ければメモリセルはオン状態にされ、閾値電圧が高ければオフ状態にされる。
メモリセルMCのメモリゲートMGはメモリゲート選択線MGLに接続され、コントロールゲートCGはワード線WLに接続される。実際には多数のメモリセルMCがマトリクス配置され、行方向の配列単位で対応するメモリゲート選択線MGL及びワード線WLに接続される。メモリセルMCは列単位で副ビット線SBLに接続され、副ビット線セレクタ20を介して書込み系主ビット線WMBLに接続する。夫々の書込み系主ビット線WMBLには複数の副ビット線SBLが副ビット線セレクタ20によって階層化されて接続されている。副ビット線SBLの階層化された単位をメモリマット19と称する。前記副ビット線SBLは前記メモリマット毎に読出し列セレクタ22を介して階層センスアンプアレイ(SAA)23の対応するセンスアンプの入力端子に接続される。ワード線WLは第1行デコーダ(RDEC_1)24によって選択的され、メモリゲート線MGL及び副ビット線セレクタ20は第2行デコーダ(RDEC_2)25によって選択される。第1行デコーダ24及び第2行デコーダ25による選択動作は、読出しアクセスではHACSPに供給されるアドレス情報等に従い、データの書込み動作及び消去動作ではLACSPに供給されるアドレス情報等に従う。第1行デコーダ24にはワード線を駆動するドライバ34が代表的に示される。第2行デコーダ25には副ビット線セレクタ20の選択信号線を駆動するドライバ35、メモリゲート線MGLを駆動するドライバ36、及びソース線SLを駆動するドライバ37が代表的に示される。38は選択的にソース線SLを回路のグランド電位VSSにディスチャージするディスチャージ回路であり、ソース線SLとグランド電位VSSとの間に配置されたnチャンネル型のディスチャージMOSトランジスタQdsが代表的に示される。
階層センスアンプアレイ23のセンスアンプによるセンス増幅出力は出力バッファ(OBUF)26を介して高速バスHBUSのデータバスHBUS_Dに接続される。書込み系主ビット線WMBLは書込みデータラッチ回路27のラッチデータに従って選択的に書込み電流が流れるようにされる。書込みデータラッチ回路27は書換え列セレクタ28で選択され、また、書換え列セレクタ28で選択された書き込み系主ビット線WMBLはベリファイセンスアンプVSAに接続される。ベリファイセンスアンプVSAの出力及び書込みデータラッチ回路27は、周辺バスPBUSのデータバス(PBUS_D)にインタフェースされる入出力回路(IOBUS)29に接続する。書換え列セレクタ28は列デコーダ(CDEC)30によって選択される。列デコーダ30の選択動作はLACSPからバスPBUSに供給されるアドレス情報等に従う。
タイミングジェネレータ(TMG)32はCPU2等からHACSPに供給されるアクセスストローブ信号、FSQC7からLACSPに供給されるアクセスコマンド等に従って、内部動作タイミングを規定する内部制御信号を生成する。フラッシュメモリの制御部はFSQC7とタイミングジェネレータ32によって構成される。
《テスト回路》
電源回路(VPG)31は読出し、書込み、及び消去に必要な各種動作電源を生成する。前記テスト回路12は便宜上電源回路31に配置される。電源回路31は、代表的に示された昇圧回路(BST)40,41を有する。昇圧回路40,41は例えばチャージポンプを利用して電源電圧を昇圧する。昇圧電圧が出力される昇圧ノード(昇圧電圧出力ノード)BN_1、BN_2にはグランド電位VSSとの間に安定化容量42,43が接続される。昇圧ノードBN_1は第2行デコーダ25においてソース線SLを駆動するドライバ37の電源端子に結合される。昇圧ノードBN_2はメモリゲート線MGLを駆動するドライバ36の電源端子に結合される。更に昇圧ノードBN_1は電源スイッチ回路(PSW)44で選択的にディスチャージMOSトランジスタQdsのゲートに接続される。電源スイッチ44はリーク電流テスト信号φLTSTと読出し制御信号φRDを受ける論理和ゲートの出力が供給され、リーク電流テスト信号φLTSTによるリークテスト又は読出し制御信号φRDによる読出し動作の指示に応答して昇圧ノードBN_1をディスチャージMOSトランジスタQdsのゲートに導通させる。リーク電流テスト信号φLTSTは、特に制限されないが、マイクロコンピュータ1の外部から、例えばテスタ等から、供給される。
ディスチャージMOSトランジスタQdsのゲートには読出し動作(ベリファイ読出しを含む)において高電圧が印加される。読出し動作においてメモリセルMCからソース線SLに流れる電流によってソース線SLのレベルが不所望に上昇しないようにするためにMOSトランジスタQdsの相互コンダクタンスを大きくするためである。前記ディスチャージMOSトランジスタQdsは、書込み高電圧又は消去高電圧をゲートに受けるMOSトランジスタに比べて印加電圧は低いが、高電圧の印加によるゲート酸化膜が受けるストレス時間は格段に長くされる。したがって、当該トランジスタに対しては厳しい電圧条件を用いてバーンインテスト等を行うことが望ましい。そのようなバーンインテストの結果、ディスチャージMOSトランジスタQdsのゲート破壊によるリークを生じた場合にこれを容易に検出するために前記テスト回路12が設けられる。ディスチャージMOSトランジスタQdsのゲートが破壊されてゲート・ドレイン・ソース間が不所望にリークすると、書き込み動作や読出し動作においてソース線を必要な電圧に制御することができなくなって、記憶情報の読出しや記憶情報の書き換えを正常に行うことができなくなる。
前記テスト回路12は、前記昇圧回路の昇圧動作が停止された状態で、外部電源電圧VCCを受けて前記昇圧回路40の昇圧ノードBN_1に定電流を供給する定電流回路(CC)46と、前記定電流回路46からの電流供給によって変化される前記昇圧電圧出力ノードBN_1の電圧をリファレンス電圧Vrefと比較する比較回路(CMP)47とを有する。ディスチャージMOSトランジスタQdsにゲート破壊を生じている場合、昇圧ノードBN_1に定電流回路46から電流が供給されても基板や其の他の経路にリークして其の電圧レベルは比較的低いレベルになろうとする。半導体製造技術の進歩により微細化プロセスが進み、その結果としてMOSトランジスタのサブスレッショルドリーク電流(単にゲートリーク電流とも記す)が増加したとしても、ゲート破壊を生じたMOSトランジスタのリーク電流の方が大きいことから、このリファレンス電圧Vrefはゲートリーク電流による電圧降下よりも大きな電圧降下を検出可能に設定すればよい。または定電流回路46から供給する電流はゲートリーク電流よりも多くゲート破壊によるリーク電流よりも少ない電流を供給するように設定すれば、ゲートリーク電流では電圧降下を生じず、ゲート破壊によるリーク電流により生じる電圧降下を検出することが可能となる。例えば、ディスチャージMOSトランジスタQdsの近傍にゲートリーク電流を測定するためのディスチャージMOSトランジスタQdsと実質的に同じテストサンプルMOSトランジスタを配置しておき、このテストサンプルMOSトランジスタのゲートに昇圧ノードBN_1を導通させて流れる電流量を測定し、それとの比較によりディスチャージMOSトランジスタQdsのリーク電流を測定するようにしてもよい。テストサンプルMOSトランジスタを用いたテストを行うことで、ディスチャージMOSトランジスタQdsがゲート破壊を生じているものの破壊の程度が小さいため高抵抗状態であり、継続的に使用を続けることにより将来的にゲート破壊が進行する可能性がある場合でもその前に検出することが可能となる。
比較回路47は昇圧ノードBN_1のレベルがリファレンス電圧Vrefよりも低い状態によってそれを検出する。この状態で比較回路47の比較結果信号φCMPはローレベルからハイレベルに変化される。この信号φCMPの変化はラッチ回路LATに論理値“1”の検出フラグをセットする。例えばCPU2が検出フラグを外部に出力し、或いは外部から当該検出フラグを参照することによって、ゲートが昇圧ノードに接続しているトランジスタの破壊が生じていることを外部で簡単に認識することができる。尚、リーク電流テストを行うときは、トランジスタのゲートに昇圧ノードが接続する昇圧回路の昇圧動作は少なくとも停止させることが必要であるが、CPU2等のその他の回路の動作について停止させることは必須ではない。上記テスト動作を行うのにモード端子MD0〜MDiを用いてリーク電流テストモードを設定すればよい。
図4には図1からテスト回路12に関連する回路部分を抜き出して示してある。ND1は論理和ゲートORの出力ノード、ND2は電源スイッチ回路の電圧出力ノードを意味する。
図5には定電流回路46の一例が示される。VCCがマイクロコンピュータの外部電源端子に印加される外部電源電圧、VDDは外部電源電圧VCCを降圧して得られるロジック回路用の内部電源電圧である。MOSトランジスタ記号においてゲートが太く図示されたトランジスタはゲートが細く図示されたトランジスタに比べてゲート耐圧が高くされた高耐圧MOSトランジスタを意味する。図面においてpチャンネル型MOSトランジスタにはバックゲートに矢印を付することによってnチャンネルMOSトランジスタと区別している。
テスト信号φLTSTのハイレベルによってテスト動作が指示されると、昇圧回路40の動作が停止される。テスト信号φLTSTはインバータ50で反転され、テスト信号φLTSTの非反転及び反転信号を受けるレベルシフト回路51はテスト信号φLTSTの電圧振幅0〜VDDを0〜BN_1の電圧振幅に変換し、レベルシフトされた信号はインバータ52で反転される。インバータ50の出力を受ける分割回路53はpチャンネル型MOSトランジスタQp1のソースにVDD/2の電圧を形成する。外部電源電圧VCCに接続するカレントミラー回路54の一方の負荷MOSトランジスタQp2にはMOSトランジスタQn3,Qn4,Qn5の直列回路が接続され、これに流れる電流を他方の負荷MOSトランジスタQp6を介して昇圧ノードBN_1に鏡映する。MOSトランジスタQp7はリーク電流テスト以外の時にノードBN_1から電源電圧VCCへ電流が逆流するのを防止するために設けられている。この定電流回路46により、テストモードにおいて、昇圧動作が停止された昇圧回路の昇圧ノードBN_1に定電流を供給することができる。
図6には比較回路47の一例が示される。差動アンプ60は差動入力端子にリファレンス電圧Vrefと昇圧ノードBN_1の電圧とを受け、昇圧ノードBN_1の電圧がリファレンス電圧Vrefよりも低くなると、シングルエンド出力がローレベルからハイレベルに反転する。差動アンプ60のシングルエンド出力には直列2段のインバータ61,62が結合され、インバータ62の出力が比較結果信号φCMPとされる。インバータ62の入力にはプルアップMOSトランジスタQp8が結合され、差動アンプ60とインバータ61にはイネーブルスイッチMOSトランジスタQn9,Cn10が結合され、それらトランジスタQp8,Qn9,Qn10はテスト信号φLTSTによってスイッチ制御される。差動アンプ60およびインバータ61はテスト信号φLTSTのハイレベルによって動作可能にされる。昇圧ノードBN_1の電圧がリファレンス電圧Vrefよりも低くなると、比較結果信号φCMPがローレベルからハイレベルに反転され、これによって、昇圧ノードBN_1にゲートが結合するとMOSトランジスタQdsにゲート絶縁破壊を生じていることが検出される。
図7には電源スイッチ回路44の一例が示される。電源スイッチ回路44は、特に制限されないが、ラッチ回路70を流用して構成され、選択的に昇圧ノードBN_1の電圧をノードND2に出力可能にする回路である。ノードBN_2がハイレベルのとき、ノードND1がハイレベルにされることにより、ラッチ回路70は昇圧ノードBN_1の電圧をノードND2に出力する。ノードBN_2がハイレベルのとき、ノードND1がローレベルにされることにより、ラッチ回路70はグランド電圧VSSをノードND2に出力する。リーク電流テストモードにおいて、テスト信号φLTSTはハイレベルにされ、昇圧回路41は昇圧動作を行うので、昇圧ノードBN_1はノードND2に導通される。
図8にはテスト回路の動作波形が例示される。ここでは、便宜上、トランジスタQdsにゲート破壊を生じておらずリーク電流が小さい(ゲートリーク電流が支配的に生じている)場合には、テスト動作中に昇圧ノードBN_1は大凡電源電圧VCCを維持する場合を一例としている。この状態から、トランジスタQdsのゲート破壊が顕在化したことを想定すると、昇圧ノードBN_1のレベルが徐々に低下し、リファレンス電圧Vrefよりも低くなったとき、検出信号φCMPはローレベルからハイレベルに反転される。リーク電流テストを行うとき図示のように昇圧ノードBN_1を予め電源電圧VCCに初期化する場合は、昇圧ノードBN_1を電源電圧VCCにプリチャージすればよい。テスト時間を短縮する必要性が低ければ、トランジスタQdsの破壊を検出するのにソース線SLを予め電源電圧VCCに初期化することは必須ではない。リーク電流が少なければ徐々に昇圧ノードBN_1が充電されてリファレンス電圧Vrefを超え、ゲート破壊によってリーク電流が多い場合には昇圧ノードBN_1は常にリファレンス電圧Vrefを超えることがないように、定電流回路46の電流供給能力を設定すれば、リーク電流テスト開始後、所定時間経過後の検出信号φCMPによって、ゲート破壊の有無を検出することができる。尚、電源スイッチ回路はノードND1のハイレベルによってオン動作する単なるスイッチ回路を用いてよいことは言うまでもない。
図9にはリーク電流テスト時におけるフラッシュモジュールの動作シーケンスが例示される。リーク電流テスト信号φLTSTによってリーク電流テストの開始が指示されると、昇圧回路40の昇圧動作が停止され(S1)、定電流回路46から昇圧ノードBN_1経由の電流供給は開始される(S2)。比較回路47による電圧比較動作が行われ(S3,S4)、昇圧ノードBN_1のレベルがリファレンスレベルVref以上であれば昇圧ノードBN_1の経路におけるリーク電流は小さく、検出信号φCMPはローレベルにされる(S5)。昇圧ノードBN_1のレベルがリファレンスレベルVrefよりも低ければ、昇圧ノードBN_1の経路におけるリーク電流は大きく、検出信号φCMPはハイレベルにされる(S6)。検出信号φCMPのハイレベルによってラッチ回路LATにエラーフラグがセットされる(S7)。
図10にはテスタ等によるリーク電流テストの動作フローが例示される。マイクロコンピュータ1のバーンインテスト又はウェーハテストが行われた後(S11)、マイクロコンピュータ1にテスタからのリーク電流テスト信号φLTSTによってリーク電流テストモードが設定されると(S12)、マイクロコンピュータ1の内部で図9のシーケンスに従ってリーク電流テスト動作が行われる。テスタはそのテスト結果が得られるのを待ち(S13)、ラッチ回路LATを参照してエラーフラグがセットされているか否かを判別する(S14)。エラーフラグの参照は、特に制限されないが、CPU2にテストプログラムを実行させてエラーフラグを外部に出力させ、或いはテスタが直接エラーフラグをアクセスする、などの可能な手法によって行えばよい。テスタはエラーフラグがセット状態にされていなければ当該マイクロコンピュータ1を良品と判定し(S15)、エラーフラグがセットされていれば不良品と判定する(S16)。
図11にはテスト回路12を用いた別の例を示す。図11において昇圧回路81はフラッシュメモリモジュール6が保有するその他全ての昇圧回路を総称する。NB_3は昇圧回路の昇圧電圧出力ノード(昇圧ノード)、82は安定化容量である。ここでは、リーク電流テストモードにおいて全ての昇圧ノードBN_1,BN_2,BN_3を導通させる電源接続回路(PCC)80が設けられる。その他の構成は図4と同じである。電流接続回路80はリーク電流テスト信号φLTSTのハイレベルによってリーク電流テスト動作が指示されると、昇圧ノードBN_1,BN_2,BN_3を相互に導通させ、それら昇圧ノードBN_1,BN_2,BN_3に一つの定電流源回路46から定電流が供給可能になる。したがって、昇圧ノードにゲートが接続するトランジスタQdsだけでなく、昇圧ノードBN_2に接続するドライバを構成するとトランジスタのソース破壊等による電流リーク、或いは昇圧回路40,41,81を構成するトランジスタ等の破壊による電流リークの有無について検出することができる。要するに、昇圧回路それ自体並びに昇圧ノードに接続する回路のトランジスタ破壊等に起因するリーク電流の有無を全般的に検出することができる。
図12には電源接続回路80の一例が示される。90,92,94,96はレベルシフト回路であり、91,93,95,97は選択的に逆方向ダイオード接続状態を採り得るpチャンネル型の逆流防止MOSトランジスタである。リーク電流テスト信号φLTSTがハイレベルにされると、逆流防止MOSトランジスタ91,93,05,97は対応するレベルシフト回路90,92,94,96の出力を受けてオン状態にされ、昇圧ノードBN_1をBN_2とBN_3に導通させる。これによって前記リーク電流テストが可能になる。リーク電流テスト信号φLTSTがローレベルにされると、逆流防止MOSトランジスタ91,93,05,97は自らのゲートがソースに接続する逆方向ダイオード接続状態を採ることができるようになり、昇圧ノードBN_2と昇圧ノードBN_3は昇圧ノードBN_1から電気的に分離され、通常動作では支障を生じないようになっている。
《第2のマイクロコンピュータ》
図13には本発明に係る第2のマイクロコンピュータ1maが例示される。第1のマイクロコンピュータ1についてはリーク電流テストをテスタを使って行うものとして説明したが、第2のマイクロコンピュータ1maについてはオンボードでもリーク電流テストが可能なものとして説明する。主にマイクロコンピュータ1との相違点について説明する。
マイクロコンピュータ1maはフラッシュメモリモジュール6maを有し、このフラッシュメモリモジュール6maはフラッシュシーケンサ7maからバスPBUS及びアクセスポートLACSPを介して与えられる信号LTSL,LTWEによってリーク電流テストが指示され、タイミングジェネレータ32mがリーク電流テスト信号φLTSTを生成する。RDはフラッシュシーケンサ7maからバスPBUS及びアクセスポートLACSPを介して与えられるリード信号を意味する。フラッシュシーケンサ7maからバスPBUS及びアクセスポートLACSPを介して与えられる書き込み信号、消去信号は図示を省略してある。テスト結果はラッチ回路LATに保持され、CPU2のプログラム処理等に用いられる。
図14にはフラッシュメモリモジュール6maの詳細が示される。ここでは複数のメモリマット19とディスチャージ回路38を図示してある。図1との相違点は電源回路31mの構成である。電源スイッチ回路44mはマット選択レジスタMSREGを有し、制御信号φLTSTが活性化されているときマット選択レジスタMSREGにセットされたデータMSDATに従って電源スイッチ回路44mは昇圧ノードBN_1を接続する一つのディスチャージ回路38を選択する。制御信号φRDが活性化されているときは電源スイッチ回路44mは昇圧ノードBN_1を全てのディスチャージ回路38に接続する。制御信号φRDはリード信号RDによりリード動作が指示されるのに呼応して活性化される。制御信号φLTSTは信号LTSL又はLTWEによってリーク電流テストが指示されるのに呼応して活性化される。尚、ADRSはアドレスバスHBUS_A又はPBUS_AからデコーダRDEC_1に供給されるロウアドレス信号を代表的に示したものである。
フラッシュシーケンサ7maはレジスタMSREGにセットするデータMSDATを順次切換えながら逐次比較結果信号φCMPをラッチ回路LATに蓄積する。特に制限されないがフラッシュシーケンサ7maは蓄積結果に基づいて昇圧電流供給経路で大きな電流リークが発生しているか否かを判別し、その判別結果に応じた処理を行なう、あるいは大きな電流リークの発生をエラーとしてCPU2に通知したりする。CPU2はそのエラー通知によって、例えばそれ以降、フラッシュメモリモジュール6maに対する書換え動作を抑止する。昇圧ノードのリークによって正常な書き換え動作を保証することができなくなるからである。
図15にはオンボードでフラッシュメモリモジュールを書換えるときの動作フローが例示される。CPU2によってフラッシュメモリモジュール6maに対するデータの書き込み動作がフラッシュシーケンサ7maに与えられると、フラッシュシーケンサ7maはフラッシュメモリモジュール6maに対する書換え動作の制御を開始する(S20)。先ず、記憶情報の書換えの前にリーク電流テストを行う。即ち、信号LTWEによってリークテスト信号φLTSTを活性化し、昇圧回路40の昇圧動作を停止させ(S21)、定電流回路46を動作させ(S22)、レジスタMSREGにデータMSDATを設定してディスチャージ回路38を選択したとき比較回路47で生成される比較結果信号φCMPをラッチ回路LATに保持する(S23)。保持された結果はリファレンス電圧以上であるか否かが判定される(S24)。メモリマット19のディスチャージ回路38を順次切換えながらステップS23、S24の動作行うが、全てのディスチャージ回路38の選択が一巡するまでの間に全くエラーが無ければ(全ての比較結果がリファレンス電圧以上であれば)S25の処理に、一度でもエラーがあれば(比較結果が一つでもリファレンス電圧よりも低ければ)S31の処理に分岐する。
S25では、昇圧電圧経路のリーク電流はサブスレッショルドリークによるものであって、昇圧電圧をゲートに受けるMOSトランジスタは破壊されていない、即ち、昇圧電圧供給経路の電流リークは小さいと判別する。これによってフラッシュシーケンサ7maはフラッシュメモリモジュール6maに対する消去開始(S26)、消去終了(S27)、書込み開始(S28)、書込み終了(S29)、及びフラッシュメモリモジュール6maの書換え終了(S30)のそれぞれの処理を完了する。
一方、S31では、昇圧電圧供給経路のリーク電流はサブスレッショルドリークによるものだけでなく、昇圧電圧をゲートに受けるMOSトランジスタの破壊に起因するリーク電流も含まれている、即ち、昇圧電圧供給経路の電流リークは大きいと判別する。これによってフラッシュシーケンサ7maはエラー信号を出力し(S32)、フラッシュメモリモジュール6maの書換え動作を中断して異常終了する(S33)。エラー信号は例えばCPU2に出力され、CPUはそれに対応するエラー処理を行なう。前記エラー信号は割込み要求信号として処理されてもよい。
これにより、高電圧を受けるトランジスタが破壊されて書き換えを正常に行うことができない状態において消去動作によって必要なプログラムや制御データが不所望に消去されてシステム動作が不能になる虞を確実に防止することができる。
図16にはオンボードでフラッシュメモリモジュールに対するリーク電流テストを行うときの動作フローが例示される。CPU2によってフラッシュメモリモジュール6maに対するリーク電流テストの指示がフラッシュシーケンサ7maに与えられると、フラッシュシーケンサ7maはフラッシュメモリモジュール6maに対する単独のリーク電流テスト動作の制御を開始する。CPU2からフラッシュシーケンサ7maへのリーク電流テストの指示は、特定のコマンド、又はフラッシュシーケンサ7ma内のコントロールレジスタへの制御データの書き込み等によって行われる。リーク電流テストが指示されると、シーケンサ7maは信号LTSLによってリークテスト信号φLTSTを活性化し、昇圧回路40の昇圧動作を停止させ(S40)、定電流回路46を動作させ(S41)、レジスタMSREGにデータMSDATを設定してディスチャージ回路38を選択したとき比較回路47で生成される比較結果信号φCMPをラッチ回路LATに保持する(S42)。保持された結果はリファレンス電圧以上であるか否かが判定される(S43)。メモリマット19のディスチャージ回路38を順次切換えながらステップS42、S43の動作行うが、全てのディスチャージ回路38の選択が一巡するまでの間に全くエラーが無ければ(全ての比較結果がリファレンス電圧以上であれば)S44の処理に、一度でもエラーがあれば(比較結果が一つでもリファレンス電圧よりも低ければ)S45の処理に分岐する。
S44では、フラッシュシーケンサ7maは昇圧電圧供給経路のリーク電流が小さいことを示すスタータスをCPU2に返して処理を終了する。一方、S45では、昇圧電圧供給経路のリーク電流が大きいことを示すステータス若しくはエラー信号をCPU2に返して処理を終了する。
これによれば、単独で前記リーク電流テスト動作が可能であるからマイクロコンピュータ6maのシステムメインテナンスの便に供することができる。
《第3のマイクロコンピュータ》
図17には本発明に係る第3のマイクロコンピュータ1mbが例示される。第2のマイクロコンピュータ1maについてはリーク電流テストの結果に対して冗長救済を考慮していないが、第3のマイクロコンピュータ1mbではリーク電流テストの結果を参照して冗長救済を行う。主に、第2のマイクロコンピュータ1maとのその点の相違について説明する。
マイクロコンピュータ1mbはフラッシュメモリモジュール6mbを有し、このフラッシュメモリモジュール6mbはフラッシュシーケンサ7mbからバスPBUS及びアクセスポートLACSPを介して与えられる信号LTSL,LTWEによってリーク電流テストが指示され、タイミングジェネレータ32mがリーク電流テスト信号φLTSTを生成する。テスト結果はラッチ回路LATに保持され、CPU2のプログラム処理等に用いられる。ここでは冗長による救済として、複数ワード線を単位とするメモリマット19単位の救済を想定する。救済のプログラムは代替制御データRPLCDが第1デコーダ24m及び第2デコーダ25mに与えられて行われる。代替制御データRPLCDは、例えばフラッシュシーケンサ7mbが生成する。
図18にはフラッシュメモリモジュール6mbの詳細が示される。ここでは、被救済回路ユニットとして複数のメモリマット19が示され、被救済回路ユニットを代替する救済回路ユニットとして冗長メモリマット19Rが示される。それぞれのメモリマット19にはディスチャージ回路38が対応されて図示されている。冗長メモリマット19Rにはディスチャージ回路38Rが対応される。34R,36R,37Rは代表的に示された冗長用のドライバである。
第2のマイクロコンピュータ6maと同様に、電源スイッチ回路44mはマット選択レジスタMSREGを有し、制御信号φLTSTが活性化されているときマット選択レジスタMSREGにセットされたデータMSDATに従って電源スイッチ回路44mは昇圧ノードBN_1を接続する一つのディスチャージ回路38を選択する。制御信号φRDが活性化されているときは電源スイッチ回路44mは昇圧ノードBN_1を全てのディスチャージ回路38に接続する。制御信号φRDはリード信号RDによりリード動作が指示されるのに呼応して活性化される。制御信号φLTSTは信号LTSL又はLTWEによってリーク電流テストが指示されるのに呼応して活性化される。
フラッシュシーケンサ7mbはレジスタMSREGにセットするデータMSDATを順次切換えながら逐次比較結果信号φCMPをラッチ回路LATに蓄積する。特に制限されないがフラッシュシーケンサ7mbは蓄積結果に基づいて昇圧電流供給経路で大きな電流リークが発生しているか否かを判別し、大きな電流リークが発生していることを判別したときは、それに対応するメモリマットを冗長メモリマット19Rに置き換えるための代替制御データRPLCDを生成してデコーダ24m,25mに供給する。代替方式について特に図示はしないが電気的に書換え可能阿な不揮発性レジスタに代替制御データRPLCDを設定することによって行われる。例えば、救済されるメモリマットのメモリマットアドレスの入力を判別し、これを判別したときメモリマット19の選択を禁止し、冗長メモリマット19Rを選択するように、不揮発性レジスタに代替制御データRPLCDに従ってデコーダ24m,25mの論理構成が可変化能にされる。高電圧を受けるトランジスタが破壊されて不所望なリーク電流を生ずる故障を生じても、冗長救済を行うことが可能になる。
図19にはオンボードでフラッシュメモリモジュール6mbを書換えるときの動作フローが例示される。CPU2によってフラッシュメモリモジュール6mbに対するデータの書き込み動作がフラッシュシーケンサ7mbに与えられると、フラッシュシーケンサ7mbはフラッシュメモリモジュール6mbに対する書換え動作の制御を開始する(S50)。先ず、リーク電流テストを行う(S51)。その処理内容はステップS21,S22,S23と同じ内容であり、比較回路47で順次生成された比較結果信号φCMPがフラッシュシーケンサ7mbのラッチ回路LATに保持される。保持された結果はリファレンス電圧よりも低い異常状態であるか否かが判定され(S52)、異常状態であればその比較結果に対応されるメモリマット(エラーマット)のアドレスが記憶される(S53)。ステップS52,S53の処理は、保持した全ての比較結果に対して繰り返し行われる(S54,S55)。保持した全ての比較結果に対してエラーマットが存在する場合にはエラーマットを冗長メモリマットに置き換える処理が行なわれる(S56,S57)。置き換え処理は、フラッシュシーケンサ7mbがステップS53で格納したエラーマットのアドレスを代替制御データRPLCDとしてデコーダ24m,25mの不揮発性レジスタにセットする処理である。その後、フラッシュシーケンサ7mbはフラッシュメモリモジュール6mbに対する消去開始(S58)、消去終了(S59)、書込み開始(S60)、書込み終了(S61)、及びフラッシュメモリモジュール6mbの書換え終了(S62)のそれぞれの処理を完了する。図19に示されるCNT1−CNT3の制御処理は全てフラッシュシーケンサ7mbが行なう。
図16の単独のリーク電流テスト動作の制御に対応するには、図19のCNT2の制御処理行ない、電流リーク異常がなかった場合には図16のS44の処理を行ない、電流リーク異常があった場合には図16のS45の処理を行なえばよい。
《第4のマイクロコンピュータ》
図20には本発明に係る第4のマイクロコンピュータ1mcが例示される。第4のマイクロコンピュータ1mcは、冗長救済の制御をフラッシュメモリモジュール6mcで行う点が第3のマイクロコンピュータ1mbと相違する。この相違点について説明する。
マイクロコンピュータ1mcはフラッシュメモリモジュール6mcを有し、このフラッシュメモリモジュール6mcはフラッシュシーケンサ7mcからバスPBUS及びアクセスポートLACSPを介して与えられる信号LTSL,LTWEによってリーク電流テストが指示され、タイミングジェネレータ32mがリーク電流テスト信号φLTSTを生成する。テスト結果φCMPは冗長救済を制御するための置換え制御回路(RPLC)100に供給され、置換え制御回路100はテスト結果φCMP及びマット選択データMSDATに基づいて代替制御データRPLCDを生成してデコーダ24m,25mに供給する。
図21にはフラッシュメモリモジュール6mcの詳細が示される。ここでは、被救済回路ユニットとして複数のメモリマット19が示され、被救済回路ユニットを代替する救済回路ユニットとして冗長メモリマット19Rが示される。それぞれのメモリマット19にはディスチャージ回路38が対応されて図示されている。冗長メモリマット19Rにはディスチャージ回路38Rが対応される。34R,36R,37Rは代表的に示された冗長用のドライバである。
第3のマイクロコンピュータ6mbと同様に、電源スイッチ回路44mはマット選択レジスタMSREGを有し、制御信号φLTSTが活性化されているときマット選択レジスタMSREGにセットされたデータMSDATに従って電源スイッチ回路44mは昇圧ノードBN_1を接続する一つのディスチャージ回路38を選択する。制御信号φRDが活性化されているときは電源スイッチ回路44mは昇圧ノードBN_1を全てのディスチャージ回路38に接続する。制御信号φRDはリード信号RDによりリード動作が指示されるのに呼応して活性化される。制御信号φLTSTは信号LTSL又はLTWEによってリーク電流テストが指示されるのに呼応して活性化される。
リーク電流テストを指示した後、フラッシュシーケンサ7mcはフラッシュメモリモジュール6mcに所定のインターバルでデータMSDATを順次供給する。データMSDATは電源スイッチ回路44mのレジスタMSREGと置換え制御回路100のレジスタMSREGにセットされる。置換え制御回路100はテスト結果φCMPが前記電流リークの大きいことを示している場合にレジスタMSREGにセットされているマット選択データで示されるメモリマットアドレスを救済アドレスとするための代替制御データRPLCDを生成してデコーダ24m,25mに供給する。置換え制御回路は、置き換えを要するメモリマット19の数が冗長メモリマット19Rの数を越えたときは、エラー信号ERRをフラッシュシーケンサ7mcに出力して、未救済メモリマットが残っていることを通知する。CPU2はフラッシュシーケンサ7mcを介してそのようなエラーの発生を認識することにより、フラッシュメモリモジュール6mcに対するその後の書き換えを禁止する。
このフラッシュメモリモジュール6mcを用いた場合、図19のCNT2の処理は、マット選択データMSDATの発生意外の制御をフラッシュメモリモジュール6mcそれ自体で行うことができる。したがって、このフラッシュメモリモジュール6mcによれば高電圧を受けるトランジスタが破壊された場合の冗長救済に対してフラッシュシーケンサの負担を軽減することができる。
図16の単独のリーク電流テスト動作の制御に対応するには、図19のCNT2の制御処理行ってから、電流リーク異常がなかった場合には図16のS44の処理を行ない、電流リーク異常があった場合には図16のS45の処理を行なえばよい。
以上本発明者によってなされた発明を実施形態に基づいて具体的に説明したが、本発明はそれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは言うまでもない。
例えば、昇圧回路はフラッシュメモリに代表される電気的に書換え可能な不揮発性メモリのための回路に限定されず、その他のメモリのためのブースト電圧、或いはA/D変換器、液晶ドライバなど、その他の回路に用いるものであってもよい。本発明はマイクロコンピュータに限定されず、システムオンチップ形態のその他のデータプロセッシングデバイス、メモリデバイス等、種々の半導体装置に広く適用することができる。また、フラッシュメモリにおいて、メモリ素子はスプリットゲート型フラッシュメモリ素子に限定されず、スタックド・ゲート型フラッシュメモリ素子であってよく、書込みはホットキャリア注入に限定されず、FNトンネルで行ってもよい。また、半導体装置を実装基板に搭載した後に、上記リーク電流テストモードを設定して、昇圧ノードに接続する回路の異常を検出可能にすれば、昇圧ノードに接続するMOSトランジスタの経年劣化による破壊もいち早く検出することができる。
また、上記ではフラッシュシーケンサを制御回路として用いる場合について説明したが、本発明はそれに限定されず、フラッシュシーケンサの制御機能をCPUとその動作プログラムによって実現してもよい。
本発明は、昇圧回路を有し電気的に書き換え可能なフラッシュメモリ、当該フラッシュッメモリを搭載したマイクロコンピュータ、更には昇圧回路を有するその他の半導体集積回路に広く適用することができる。

Claims (21)

  1. 昇圧回路と、前記昇圧回路から出力される昇圧電圧を受けて動作する回路とを有する半導体装置であって、
    前記昇圧回路の昇圧動作が停止された状態で、外部電源電圧を受けて前記昇圧回路の昇圧電圧出力ノードに定電流を供給する定電流回路と、前記定電流回路からの電流供給によって変化される前記昇圧電圧出力ノードの電圧をリファレンス電圧と比較する比較回路と、前記比較回路による比較結果を保持する記憶素子とを有する半導体装置。
  2. 複数の昇圧回路と、前記昇圧回路から出力される昇圧電圧を受けて動作する回路とを有する半導体装置であって、
    前記複数個の昇圧回路の昇圧動作が停止された状態で、外部電源電圧を受けて一つの昇圧回路の昇圧電圧出力ノードに定電流を供給する定電流回路と、前記複数個の昇圧回路の昇圧電圧出力ノードを導通させる電源接続回路と、前記定電流回路からの電流供給によって変化される前記昇圧電圧出力ノードの電圧をリファレンス電圧と比較する比較回路と、前記比較回路による比較結果を保持する記憶素子とを有する半導体装置。
  3. メモリを有し、
    前記メモリは、メモリトランジスタと、前記メモリトランジスタが接続されるソース線を選択的にディスチャージするディスチャージトランジスタと、前記ディスチャージトランジスタのゲートに出力ノードが接続可能にされ当該出力ノードに昇圧電圧を出力する昇圧回路と、前記昇圧回路の昇圧動作が停止された状態で、外部電源電圧を受けて前記昇圧回路の前記出力ノードに定電流を供給する定電流回路と、前記定電流回路からの電流供給によって変化される前記出力ノードの電圧をリファレンス電圧と比較する比較回路とを有する半導体装置。
  4. 前記ディスチャージトランジスタのゲートと前記出力ノードとの間に電源スイッチ回路を有し、
    前記電源スイッチ回路は、リーク電流テストモードの指示に応答して、前記出力ノードを前記ディスチャージトランジスタのゲートに接続する請求項3記載の半導体装置。
  5. 前記比較回路による比較結果を保持する記憶素子を更に有する請求項3記載の半導体装置。
  6. 前記メモリと前記記憶素子をアクセス可能な中央処理装置を更に有する請求項3記載の半導体装置。
  7. 前記メモリは電気的に書込み及び消去可能な不揮発性メモリである請求項3記載の半導体装置。
  8. 昇圧回路と、前記昇圧回路から出力される昇圧電圧を受けて動作する回路と、前記昇圧電圧供給経路の電流リークを検出するリーク電流テストモードを有するテスト回路と、を備え、
    前記昇圧回路は前記リーク電流テストモードに呼応して昇圧動作が停止され、
    前記テスト回路は、前記リーク電流テストモードにおいて外部電源電圧を受けて前記昇圧回路の昇圧電圧出力ノードに定電流を供給する定電流回路と、前記定電流回路から供給される電流による前記昇圧電圧供給経路の電圧とリファレンス電圧と比較する比較回路とを有し、
    前記リファレンス電圧は、前記昇圧電圧供給経路に制御端子が接続されたトランジスタの破壊により前記昇圧電圧供給経路に電流リークを生じているか否かを識別するための電圧である、半導体装置。
  9. 前記リーク電流テストモードを指示する制御回路を更に有し、
    前記制御回路は前記リーク電流テストモードによる前記比較回路の比較結果を入力する、請求項8記載の半導体装置。
  10. 前記制御回路は、入力した比較結果が前記電流リーク有りを意味するとき前記昇圧電圧を受けて動作する回路を対象としてエラー処理を行なう、請求項9記載の半導体装置。
  11. 昇圧電圧を受けて動作する回路は、複数の被救済回路ユニットと、前記被救済回路ユニットを代替する救済回路ユニットとから成り、
    前記リーク電流テストモードにおいて前記昇圧回路の昇圧電圧出力ノードに接続する前記被救済回路ユニットを前記制御回路からの切換え制御データに基づいて順次一つづつ切換えて選択する接続切換え回路を更に有し、
    前記制御回路は比較回路による電流リークありの比較結果に対応する前記被救済回路ユニットを救済回路ユニットに代替するための代替制御データを生成する、請求項10記載の半導体装置。
  12. 前記制御回路は中央処理装置、又は中央処理装置からコマンドを受けて動作するロジック回路である、請求項11記載の半導体装置。
  13. 前記被救済回路ユニットは、昇圧電圧を用いて電気的に書換え可能にされる不揮発性メモリセルが配置されたメモリマットである、請求項12記載の半導体装置。
  14. 前記制御回路は、不揮発性メモリセルから記憶情報を読出す読出し動作と、不揮発性メモリセルの記憶情報を書き換える書換え動作と、前記リーク電流テストモードによるテスト動作とを制御し、前記書換え動作の前に前記テスト動作の制御を行う、請求項13記載の半導体装置。
  15. 前記制御回路は、書換え動作とは独立に前記テスト動作を制御可能である、請求項14記載の半導体装置。
  16. 昇圧電圧を受けて動作する回路は、複数の被救済回路ユニットと、前記被救済回路ユニットを代替する救済回路ユニットとから成り、
    前記リーク電流テストモードにおいて前記昇圧回路の昇圧電圧出力ノードに接続する前記被救済回路ユニットを切換え制御データに基づいて順次一つづつ切換えて選択する接続切換え回路と、
    前記切換え制御データを生成すると共に、前記リーク電流テストモードによる前記比較回路の比較結果を入力し、比較回路による電流リークありの比較結果に対応する前記被救済回路ユニットを救済回路ユニットに代替するための代替制御データを生成する置換え制御回路と、を更に有する請求項8記載の半導体装置。
  17. 前記被救済回路ユニットは、昇圧電圧を用いて電気的に書換え可能にされる不揮発性メモリセルが配置されたメモリマットである、請求項16記載の半導体装置。
  18. 前記リーク電流テストモードを指示すると共に前記置換え制御回路の動作を指示する制御回路を更に有する、請求項17記載の半導体装置。
  19. 前記制御回路は中央処理装置、又は中央処理装置からコマンドを受けて動作するロジック回路である、請求項18記載の半導体装置。
  20. 前記制御回路は、不揮発性メモリセルから記憶情報を読出す読出し動作と、不揮発性メモリセルの記憶情報を書き換える書換え動作と、前記リーク電流テストモードによるテスト動作とを制御し、前記書換え動作の前に前記テスト動作の制御を行う、請求項19記載の半導体装置。
  21. 前記制御回路は、書換え動作とは独立に前記テスト動作を制御可能である、請求項20記載の半導体装置。
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