JP4926823B2 - 魚釣用リール - Google Patents

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Description

本発明は、釣糸を係止する釣糸係止装置を備えた魚釣用リールに関する。
特許文献1または特許文献2に開示されるように、従来、魚釣用リールには、両軸受リールの側板やスピニングリールのスプール等、リールを構成する構成部材の適宜部位に、釣糸を係止する釣糸係止装置(糸止め;ラインクリップ)が設けられている。
図8及び図9に示すように、特許文献1に開示された釣糸係止装置1は、リール本体3の側板5に設けた取付孔(貫通孔)7に、貫通孔9を有するラインホルダー受11を装着すると共に、大径頭部13aを有するラインホルダー13の軸部13bを前記貫通孔9に上下方向にスライド可能に挿入して、該軸部13bをバネ部材15で弾性係止したもので、該バネ部材15の弾性力を利用して、ラインホルダー13の大径頭部13aとラインホルダー受11との間で釣糸を抜け止め係止できるようになっている。
また、図10に示すように、特許文献2に開示された釣糸係止装置17は、一例としてスピニングリールのスプール19に貫通孔21を設け、該貫通孔21に、胴体部23aの一端側に抜止め鍔部23b、他端側に釣糸係止鍔部23cが一体形成されたゴム製の釣糸係止部材23を挿着したもので、図示するように釣糸係止鍔部23cとスプール19との間に釣糸25を挿入して、釣糸25を弾性的に抜け止め係止できるようになっている。
実公平4−8780号公報 特許第3330481号公報
しかし乍ら、図9の釣糸係止装置1は、バネ部材15の弾性力を利用して、ラインホルダー13の大径頭部13aとラインホルダー受11との間で釣糸を挟持する構造上、釣糸が外れ易く、また、バネ部材15のバネ力を強くすると、釣糸が変形,損傷してしまうと共に、釣糸を係止し難くなってしまう欠点があった。
また、従来から、釣糸を所定量繰り出した処で、スピニングリールのスプールに装着した釣糸係止装置に釣糸を係止して再繰出し時の棚取りを行う、所謂「ポイントメモリー」として釣糸係止装置を使用する場合があるが、この再繰出し時に釣糸の繰出しが係止位置で停止するとき、前記釣糸係止装置1にあっては、ラインホルダー13の係止部(大径頭部13a)に急激な負荷(ラインテンション)が加わってラインホルダー13が損傷したり、ラインホルダー受11との間に釣糸が食い込んで釣糸が損傷,切断されてしまう等の問題があった。
一方、特許文献2に開示された釣糸係止装置17は、ゴム製の釣糸係止部材23を用いることで、前記スプール19と釣糸係止鍔部23cとの間に釣糸を容易に挿入係止することができるものの、該釣糸係止鍔部23cの外周縁部が容易に変形して釣糸が外れ易く、釣糸係止の確実性に欠ける不具合が指摘されている。
更に、既述した「ポイントメモリー」として釣糸係止装置17を使用した場合、釣糸係止部材23自体が、急激な負荷の影響でスプール19から脱落してしまう虞があり、実用面で課題を残している。
本発明は斯かる実情に鑑み案出されたもので、釣糸に損傷を与えることなく確実に係止でき、また、「ポイントメモリー」として使用した場合に、装置自体が損傷せず、同時に釣糸の損傷や切断を防止できる釣糸係止装置を備えた魚釣用リールを提供することを目的とする。
斯かる目的を達成するため、請求項1に係る発明は、スプールに巻回された釣糸を糸止めする釣糸係止装置をリール構成部材に設けた魚釣用リールにおいて、前記釣糸係止装置を、釣糸を係止する釣糸係止部と前記構成部材に設けた貫通孔を挿通する軸部とからなる釣糸係止部材と、当該釣糸係止部を構成部材の内方へ付勢するバネ部材とで構成するとともに、前記釣糸係止部の裏面側に環状凹部を設け、当該環状凹部に、前記軸部が挿通する弾性変形可能な緩衝部材を収納し、当該緩衝部材と前記構成部材との間で釣糸を挟持することを特徴とする。
そして、請求項2に係る発明は、請求項1に記載の魚釣用リールにおいて、前記構成部材の外周に切欠き凹部を形成し、当該切欠き凹部に前記貫通孔を設けるとともに、当該貫通孔の開口縁部に、釣糸保持用の凹部を設けたことを特徴とし、請求項3に係る発明は、請求項1または請求項2に記載の魚釣用リールにおいて、前記環状凹部の底部と緩衝部材との間に、緩衝部材が弾性変形可能な空間部を設けたことを特徴とする。
更に、請求項4に係る発明は、請求項3に記載の魚釣用リールにおいて、前記緩衝部材に、前記環状凹部の底部に当接する環状突起を立設して、環状凹部の底部と緩衝部材との間に空間部を設けたことを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、釣糸係止部を構成部材の内方へ付勢するバネ部材のバネ力と、緩衝部材の弾発の相乗作用によって、損傷を抑え乍ら釣糸を緩衝部材と構成部材との間で確実に係止することができる。
また、「ポイントメモリー」として釣糸係止装置を使用した場合、釣糸に急激な負荷(ラインテンション)が加わるが、緩衝部材が撓んで釣糸に加わる負荷を低減させるため、釣糸係止部の破損や釣糸の損傷,切断を確実に防止することが可能である。
また、釣糸係止装置を「ポイントメモリー」として利用した場合、釣糸に急激な負荷(ラインテンション)が加わっても、緩衝部材が撓んで釣糸に加わる負荷を低減させるため、釣糸係止部の破損や釣糸の損傷,切断を確実に防止することができる。
そして、請求項2に係る発明によれば、貫通孔の開口縁部に設けた釣糸保持用の凹部の形状と緩衝部材の弾性力及び釣糸係止部を構成部材側に付勢するバネ部材のバネ力の相乗作用によって、損傷を抑え乍ら釣糸を確実に係止することができ、また、釣糸は凹部内に落とし込まれて挟持係止されるため、釣糸の係止保持を無理なく確実に行うことができる。
また、請求項3及び請求項4に係る発明によれば、上述したように「ポイントメモリー」として釣糸係止装置を使用した場合、釣糸に急激な負荷が加わるが、空間部内で緩衝部材が大きく撓んで釣糸に加わる負荷を低減させるため、釣糸係止部の破損や釣糸の損傷,切断をより確実に防止することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1乃至図4は請求項1乃至請求項4に係る発明をスピニングリールに適用した第一実施形態を示し、図1に於て、31は軸受を介してリール本体33内に回転可能に軸支された中空なフライヤ軸で、その先端にロータ35が、図示しない公知のナットで固定されている。
また、フライヤ軸33の後端のピニオン37に、ハンドル39のハンドル軸41に固着した駆動歯車43が噛合しており、ハンドル39の回転操作が駆動歯車43,ピニオン37からフライヤ軸31に伝達されて、ロータ35が回転するようになっている。
そして、ロータ35の基部には、一対の支持アーム45がリール本体33の前方へ一体に延設されており、両支持アーム45の先端に、ベール支持部材47が釣糸巻取り位置と釣糸放出位置とに反転自在に取り付けられている。そして、両ベール支持部材47の間に半環状のベール49が取り付き、一方のベール支持部材47に釣糸案内部(ラインローラ)が回転可能に装着されている。
また、図1中、51はフライヤ軸31を挿通してリール本体33に取り付くスプール軸で、スプール軸51は、その後端部に固着した摺動子53やトラバースカム軸55,前記ピニオン37に噛合する従動歯車57等からなる周知のトラバース機構59により、ハンドル39の巻取り操作(ロータ35の回転)に連動してリール本体33の前後方向へ往復動するようになっている。
そして、スプール軸51の先端に、スプール(スピニングリールの構成部材)61が回り止め嵌合または公知のドラグ機構によって摩擦結合されている。
図1及び図2に示すようにスプール61は、テーパー状(前方に向け漸次小径)に形成された釣糸巻回胴部63と、その前方に一体形成された前側フランジ部65と、釣糸巻回胴部63の後方に一体形成された筒状のスカート部67とで構成され、該スカート部67に釣糸係止装置69が設けられている。
即ち、図1乃至図4に示すように、前記スカート部67の外周に、釣糸巻回胴部63側に向けて平面視略V字状の切欠き凹部71が形成され、該切欠き凹部71のやや釣糸巻回胴部63側底部中央に貫通孔73が設けられている。そして、該貫通孔73に、ステンレス製の釣糸係止部材(ラインクリップ)75が弾性的に抜け止め係止されている。
図3に示すように釣糸係止部材75は、車両の内燃機関の吸排気系に使用される吸排気弁の如き形状をなし、上面が断面円弧状に形成された平面視円形状の釣糸係止部77と、該釣糸係止部77の中央から下方へ延設された軸部79とで構成されている。
そして、軸部79の先端側外周溝79aに係止したストッパ(E型止め輪等)81とスカート部67の内周との間にコイルバネ(バネ部材)83が巻装されており、該コイルバネ83のバネ力で、釣糸係止部77が切欠き凹部71の底部85に圧接する方向(スプール61の径方向内方)へ付勢されている。そして、前記ストッパ81によって、釣糸係止部材75は貫通孔73からの抜け止めが図られている。
また、図3中、87は釣糸係止部材75とスカート部67との間に装着された緩衝部材(ライン保護用クッションパーツ)で、該緩衝部材87は、前記軸部79を中心に釣糸係止部77の裏面側に設けられた環状凹部89内に収納される環状のフランジ部91と、該フランジ部91に一体形成されて前記軸部79が挿通する筒状部93とからなり、緩衝部材87は弾性変形可能で比較的硬質な樹脂材料(例えば、アセタール樹脂やABS樹脂等)で形成されている。
そして、フランジ部91の周縁部には、前記環状凹部89の底部95に当接する環状突起97が立設されており、図3に示すように釣糸係止装置69の非使用時に、該環状突起97が環状凹部89の底部95に当接して、フランジ部91(緩衝部材87)と釣糸係止部77(釣糸係止部材75)との間に空間部99が設けられている。そして、既述したようにコイルバネ83のバネ力で、釣糸係止部77が切欠き凹部71の底部85に圧接する方向へ付勢されているが、図3に示すように釣糸係止装置69の非使用時に、コイルバネ83のバネ力で、緩衝部材87のフランジ部91が釣糸係止部77によって切欠き凹部71の底部85に圧接されている。
更に、図3に示すように貫通孔73の切欠き凹部71側の開口縁部に凹部101が設けられており、図4の如く釣糸103を切欠き凹部71と釣糸係止部材75,緩衝部材87との間から凹部101内に案内すると、緩衝部材87のフランジ部91が前記空間部99を利用して変形し乍ら、釣糸103が凹部101内に落とし込まれて、該凹部101の形状とフランジ部91の弾性力及び釣糸係止部77をスプール61側に付勢するコイルバネ83のバネ力によって、釣糸103が確実に係止されるようになっている。
その他、図1及び図3に示すように、釣糸係止部77には6個のデザイン穴105が同一円周上に設けられている。そして、前記緩衝部材75の少なくともフランジ部91の表面は例えば赤色に着色され、各デザイン穴105を通して内側の赤いフランジ部91が視認できるようになっている。
本実施形態に係るスピニングリール107に装着した釣糸係止装置69はこのように構成されており、従来と同様、実釣に当たりベール49を釣糸放出位置へ倒して釣竿を振り下ろせば、釣糸巻回胴部63に巻回された釣糸103がスパイラル状に解かれて前方へ繰り出され、ハンドル39の巻取り操作に伴いベール49を釣糸巻取り位置へ反転させれば、釣糸がベール49から釣糸案内部に案内されて、ロータ35の回転に連動して前後方向へ往復動するスプール61に釣糸が巻回される。
そして、釣糸係止装置69に釣糸103を係止するには、図4の如く釣糸103を切欠き凹部71と釣糸係止部材75(釣糸係止部77),緩衝部材87との間から凹部101内に案内すればよく、緩衝部材87のフランジ部91が空間部99を利用して変形し乍ら、釣糸103が凹部101内に落とし込まれて、該凹部101の形状とフランジ部91の弾性力及び釣糸係止部77をスプール61側に付勢するコイルバネ83のバネ力で、釣糸103が凹部101内に無理なく確実に係止される。
また、釣糸係止装置69を「ポイントメモリー」として利用した場合に、釣糸103に急激な負荷(ラインテンション)が加わると、図4の如く空間部99内で緩衝部材87のフランジ部91が撓んで(弾性変形して)、釣糸103に加わる負荷を低減させる。
そして、スピニングリール107をはじめこの種の魚釣用リールは過酷な条件下で使用されるが、金属材料で形成された釣糸係止部材75が、内部の樹脂製の緩衝部材87を保護し、また、該釣糸係止部材75の釣糸係止部77に設けたデザイン穴105を通して内側の赤いフランジ部91が視認できるため、釣糸係止装置69が意匠的なアクセントとなって美観を向上させ、購買者の目を引くこととなる。
このように本実施形態に係る釣糸係止装置69によれば、
[1]凹部101の形状とフランジ部91の弾性力及び釣糸係止部77をスプール61側に付勢するコイルバネ83のバネ力の相乗作用によって、損傷を抑え乍ら釣糸103を確実に係止することができ、また、釣糸103は凹部101内に落とし込まれて挟持係止されるため、釣糸103の係止保持を無理なく確実に行うことができる。
[2]また、釣糸係止装置69を「ポイントメモリー」として利用した場合、釣糸103に急激な負荷(ラインテンション)が加わると、空間部99内で緩衝部材87のフランジ部91が撓んで釣糸103に加わる負荷を低減させるため、釣糸係止部77の破損や釣糸103の損傷,切断を確実に防止することができる。
[3]そして、釣糸係止部材75は金属材料で形成されているため、過酷な条件下でも支障なく使用できると共に、内部の樹脂製の緩衝部材87の強度的保護が図れる利点を有する。
[4]更に、釣糸係止部77に設けたデザイン穴105を通して内側の赤いフランジ部91が視認できるため、釣糸係止装置69が意匠的なアクセントとなって美観を向上させ、この結果、購買者の目を引いて購買意欲を刺激する効果が期待できる。
尚、緩衝部材の形状は前記実施形態に限定されず、例えば、図5に示す請求項1乃至請求項4の第二実施形態に係る釣糸係止装置109のように、緩衝部材111を、前記緩衝部材87と同一材料を用いて、釣糸係止部75に設けた環状凹部89内に収納可能で、該釣糸係止部材75の軸部79が挿通する平面視ドーナツ状に形成すると共に、その外周と内周に、夫々、環状凹部89の底部95に当接する環状のフランジ部113,115を設けて、緩衝部材111と釣糸係止部77との間に空間部99を設けてもよい。
尚、その他の構成は図1の実施形態と同様であるので、同一のものには同一符号を付してそれらの説明は省略する。
而して、本実施形態によっても、前記実施形態と同様、所期の目的を達成することが可能であり、また、緩衝部材111の表面を着色すれば、釣糸係止部77に設けたデザイン穴105を通して着色された緩衝部材111が視認できるため、意匠的なアクセントとなって美観を向上させることができる。
また、図6は請求項1及び請求項2の一実施形態に係るスピニングリールに装着した釣糸係止装置を示し、この釣糸係止装置117は、前記緩衝部材111に代え、緩衝部材119をゴム材を用いて平面視ドーナツ状に形成すると共に、釣糸係止装置117の非使用時に、緩衝部材119が環状凹部89の底部95と切欠き凹部71の底部85とに当接可能な肉厚に形成したもので、本実施形態では、釣糸係止部材75-1の釣糸係止部77-1にデザイン穴は形成されていない。
尚、本実施形態に於ても、その他の構成は図1の実施形態と同様であるので、同一のものには同一符号を付してそれらの説明は省略する。
本実施形態の釣糸係止装置117はこのように構成されているから、該釣糸係止装置117に釣糸を係止するには、釣糸を切欠き凹部71と釣糸係止部材75-1,緩衝部材119との間から凹部101内に案内すればよく、緩衝部材119が変形し乍ら釣糸が凹部101内に落とし込まれて、該凹部101の形状と緩衝部材119の弾性力及び釣糸係止部77-1をスプール61側に付勢するコイルバネ83のバネ力で、釣糸が凹部101内に無理なく確実に係止される。
また、釣糸係止装置117を「ポイントメモリー」として利用した場合、釣糸に急激な負荷(ラインテンション)が加わると、緩衝部材119が撓んで釣糸に加わる負荷を低減させる。
そして、金属材料で形成された釣糸係止部材75-1が、内部の緩衝部材119を保護する。
従って、本実施形態に係る釣糸係止装置117によっても、既述した各実施形態と同様、所期の目的を達成することが可能で、釣糸の係止保持を無理なく確実に行うことができ、また、「ポイントメモリー」として利用した場合に、釣糸係止部77-1の破損や釣糸の損傷,切断を確実に防止することができる。
図7は請求項1乃至請求項4に係る発明を両軸受リールに適用した第三実施形態を示し、図中、121,123はフレーム125の左右のフレーム枠体125a,125bに取り付く側板(両軸受リールの構成部材)で、両側板121,123とフレーム125とによって両軸受リール127のリール本体129が構成されている。
そして、両側板121,123間に、スプール軸131を介してスプール133が回転自在に支持されており、従来周知のようにハンドル135の巻き取り操作で、該スプール133が釣糸巻取り方向へ回転するようになっているが、本実施形態は、反ハンドル側の側板121の上部前方に切欠き凹部71を設け、該切欠き凹部71に図1の実施形態と同一構造の釣糸係止装置69を装着したものである。
従って、本実施形態に於ても、図1の釣糸係止装置69と同様、所期の目的を達成することが可能で、釣糸の係止保持を無理なく確実に行うことができると共に、「ポイントメモリー」として利用した場合に、釣糸係止部77の破損や釣糸の損傷,切断を確実に防止することができる利点を有する。
尚、既述した各実施形態では、釣糸係止部材75,75-1を金属材料で形成したが、金属材料に代え、釣糸係止部材を緩衝部材75と同一の樹脂材料等で形成してもよい。
請求項1乃至請求項4の第一実施形態に係るスピニングリールの側面図である。 スプールの要部切欠き断面図である。 釣糸係止装置の拡大断面図である。 釣糸係止装置の拡大断面図である。 請求項1乃至請求項4の第二実施形態に係るスピニングリールに装着した釣糸係止装置の拡大断面図である。 請求項1及び請求項2の一実施形態に係るスピニングリールに装着した釣糸係止装置の拡大断面図である。 請求項1乃至請求項4の第三実施形態に係る両軸受リールの平面図である。 従来の釣糸係止装置を備えた両軸受リールの斜視図である。 従来の釣糸係止装置の拡大断面図である。 従来の他の釣糸係止装置の拡大断面図である。
符号の説明
31 フライヤ軸
33 リール本体
35 ロータ
39 ハンドル
45 支持アーム
49 ベール
51,131 スプール軸
59 トラバース機構
61,133 スプール
63 釣糸巻回胴部
65 前側フランジ部
67 スカート部
69,109,117 釣糸係止装置
71 切欠き凹部
73 貫通孔
75,75-1 釣糸係止部材
77,77-1 釣糸係止部
79 軸部
81 ストッパ
83 コイルバネ
87,111,119 緩衝部材
91,113,115 フランジ部
93 筒状部
97 環状突起
99 空間部
101 凹部
103 釣糸
105 デザイン穴
107 スピニングリール
121,123 側板
125 フレーム
127 両軸受リール

Claims (4)

  1. スプールに巻回された釣糸を糸止めする釣糸係止装置をリール構成部材に設けた魚釣用リールにおいて、
    前記釣糸係止装置を、釣糸を係止する釣糸係止部と前記構成部材に設けた貫通孔を挿通する軸部とからなる釣糸係止部材と、当該釣糸係止部を構成部材の内方へ付勢するバネ部材とで構成するとともに、前記釣糸係止部の裏面側に環状凹部を設け、当該環状凹部に、前記軸部が挿通する弾性変形可能な緩衝部材を収納し、当該緩衝部材と前記構成部材との間で釣糸を挟持することを特徴とする魚釣用リール。
  2. 前記構成部材の外周に切欠き凹部を形成し、当該切欠き凹部に前記貫通孔を設けるとともに、当該貫通孔の開口縁部に、釣糸保持用の凹部を設けたことを特徴とする請求項1に記載の魚釣用リール。
  3. 前記環状凹部の底部と緩衝部材との間に、緩衝部材が弾性変形可能な空間部を設けたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の魚釣用リール。
  4. 前記緩衝部材に、前記環状凹部の底部に当接する環状突起を立設して、環状凹部の底部と緩衝部材との間に空間部を設けたことを特徴とする請求項3に記載の魚釣用リール。
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