JP4924893B2 - コイル部品の製造方法及びコイル部品の製造装置 - Google Patents

コイル部品の製造方法及びコイル部品の製造装置 Download PDF

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Description

本発明は、コイル部品の製造方法及びコイル部品の製造装置に関し、特に電源系のコイル部品を製造するためのコイル部品の製造方法及びコイル部品の製造装置に関する。
コイル部品としては、一対の鍔部と当該一対の鍔部を連結する巻芯部とを有するドラムコアを有する構成のものが知られている。ドラムコアの巻芯部には、絶縁被覆導線からなる巻線が巻回されており、その上から、一対の鍔部間を埋めるようにして磁性粉入りの樹脂が充填され固定されている。
特開2006−114536号公報(特許文献1)には、このようなコイル部品の製造方法が記載されている。コイル部品の製造方法では、先ず、金型に形成された凹部に流体状の磁性粉入りの樹脂を注入する。次に、巻芯部に巻線が巻回された状態のドラムコアを当該凹部に挿入することにより、一対の鍔間に当該樹脂を充填する。
特開2006−114536号公報
しかし、上述した従来のコイル部品の製造方法では、ドラムコアを凹部に挿入するときに、凹部中の樹脂が溢れてしまい、ドラムコアに設けられた端子部等の、樹脂を付着させたくない部分に付着してしまうという問題が生ずる。
また、巻芯部に巻回されている巻線間に樹脂が素早く流入するため、巻線間に存在する空気が十分に抜けず、鍔部間に充填された樹脂中に気泡が多数閉じ込められた状態となってしまうという問題が生ずる。
そこで、本発明は、凹部中の樹脂が溢れることを防止し、巻線間に存在する空気を十分に抜くことができるコイル部品の製造方法及びコイル部品の製造装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、流体状の樹脂を貯留可能な樹脂供給用槽と、コイル部品を構成するコイル部の少なくとも一部を収容可能なコイル部収容槽と、該樹脂供給用槽と該コイル部収容槽とを連通し大気開放状態となっている連通路が形成された連通部とを有する型を準備する型準備工程と、該コイル部収容槽に該コイル部の少なくとも一部を収容する収容工程と、該樹脂供給用槽に流体状の樹脂を供給することにより、該連通部を通して該流体状の樹脂を該コイル部の少なくとも一部が収容されている該コイル部収容槽へ流込む樹脂供給工程と、少なくとも該コイル部収容槽内の該流体状の樹脂を硬化させる硬化工程とを有するコイル部品の製造方法を提供している。
コイル部収容槽にコイル部の少なくとも一部を収容する収容工程と、樹脂供給用槽に流体状の樹脂を供給することにより、連通部を通して流体状の樹脂をコイル部の少なくとも一部が収容されているコイル部収容槽へ流込む樹脂供給工程とを行うようにしたため、コイル部の所望の箇所に樹脂を十分に充填・付着させるために、当該所望の箇所に複数回樹脂を供給したりする等の複雑な工程を行わずに済み、簡単な製造工程により、当該所望の箇所に十分な量の樹脂を有するコイル部品とすることができ、且つコイル部品の特性を向上させ、個々の特性バラツキを少なくすると共に、当該所望の箇所の保護を図ることができる。
また、樹脂供給工程で適切な量の流体状の樹脂を供給することで、コイル部収容槽において樹脂が溢れてしまうことを防止でき、コイル部の所望の部分以外の部分に流体状の樹脂が付着してしまうことを防止することができる。また、連通部を通して樹脂供給用槽から流体状の樹脂がコイル部収容槽へと流れてくるため、流体状の樹脂はゆるやかにコイル部の所望の箇所を覆うことができ、当該コイル部を覆う樹脂中に空気が含まれてしまうことを極力防止することができる。
ここで、該樹脂供給工程では、該流体状の樹脂が該樹脂供給用槽に供給され該連通部を通して該コイル部収容槽へ流入することにより該樹脂供給用槽と該連通部と該コイル部収容槽とに該流体状の樹脂が貯留されている状態のときの該流体状の樹脂の液面を所定の位置にする制御を行うことが好ましい。
樹脂供給用槽と連通部とコイル部収容槽とに流体状の樹脂が貯留されている状態のときの流体状の樹脂の液面を所定の位置にする制御を行うため、高い精度でコイル部の所望の位置に樹脂を設けることができる。
また、該樹脂供給工程では、該樹脂供給用槽における流体状の樹脂の液面を所定の位置にする制御を行うことが好ましい。樹脂供給工程では、樹脂供給用槽における流体状の樹脂の液面を所定の位置にする制御を行うため、樹脂供給用槽とコイル部収容槽とをそれぞれ大気開放状態としておけば、樹脂供給用槽内の樹脂の液面の位置とコイル部収容槽内の樹脂の液面の位置とは一致させることができ、樹脂供給用槽内の樹脂の液面を所定の位置にすることによりコイル部収容槽内の樹脂の液面を所定の位置にすることができる。このため、コイル部において樹脂を設ける部分を、樹脂供給用槽内の樹脂の液面を所定の位置にすることにより制御することができる。従って、コイル部収容部内において流体状の樹脂の液面の管理が困難な場合であっても、樹脂供給用槽内の液面の位置を管理することで、間接的にコイル部収容槽内の液面の位置を管理することができる。
また、該樹脂供給工程では、該コイル部収容槽における流体状の樹脂の液面を所定の位置にする制御を行うことが好ましい。樹脂供給工程では、コイル部収容槽における流体状の樹脂の液面を所定の位置にする制御を行うようにしたため、コイル部収容槽内の樹脂の液面の管理が高い精度で可能となり、より高い精度でコイル部の所望の位置に樹脂を設けることができる。
また、該樹脂供給工程を行う前に該型及び該コイル部を予熱することが好ましい。樹脂供給工程を行う前に型及びコイル部を予熱するため、樹脂の流動性を高めることができ、樹脂供給用槽から連通部を通してコイル部収容槽内へ流入する流体状の樹脂の流れをスムーズにすることができる。
また、該コイル部は一の平面を有し、該コイル部収容槽の内側底面は平面をなし、少なくとも該収容工程が完了してから硬化工程が完了するまでの間、該一の平面を該内側底面に面で当接するように該コイル部を該コイル部収容槽に対して押圧することが好ましい。
コイル部は一の平面を有し、コイル部収容槽の内側底面は平面をなし、少なくとも収容工程が完了してから硬化工程が完了するまでの間、一の平面を内側底面に面で当接するようにコイル部をコイル部収容槽に対して押圧するようにしたため、コイル部と一の平面とを面で密着させることができ、コイル部の一の平面に流体状の樹脂が回りこむことを防止することができ、一の面上に樹脂が付着することを防止することができる。
また、該コイル部は、巻線が巻回された巻芯部と、該巻芯部の両端にてそれぞれ該巻芯部の軸と直交する方向に延在する一対の鍔部とを有し、少なくとも該樹脂供給工程では、該コイル部収容槽に収容された該コイル部の少なくとも該巻芯部の一部が、該コイル部収容槽に接続された該連通部の接続部たる開口部に対向するように該コイル部を支持することが好ましい。
コイル部は、巻線が巻回された巻芯部と、巻芯部の両端にてそれぞれ巻芯部の軸と直交する方向に延在する一対の鍔部とを有し、少なくとも樹脂供給工程では、コイル部収容槽に収容されたコイル部の少なくとも巻芯部の一部が、コイル部収容槽に連通する連通部の開口部に対向するようにコイル部を支持するため、巻線が巻回された巻芯部に対してスムーズに流体状の樹脂を連通部を通して供給することができる。
また、本発明は、流体状の樹脂を貯留可能な樹脂供給用槽と、コイル部品を構成するコイル部の少なくとも一部を収容可能なコイル部収容槽と、該樹脂供給用槽と該コイル部収容槽とを連通し大気開放状態となっている連通路が形成された連通部と、該樹脂供給用槽に流体状の樹脂を供給するための樹脂供給手段と、該連通部を通して該樹脂供給用槽から該コイル部収容槽へ流入した流体状の樹脂を該コイル部収容槽内で固化させるための固化手段とを有するコイル部品の製造装置を提供している。
流体状の樹脂を貯留可能な樹脂供給用槽と、コイル部の少なくとも一部を収容可能なコイル部収容槽と、樹脂供給用槽とコイル部収容槽とを連通する連通部と有するため、樹脂供給用槽に流体状の樹脂を供給することによりコイル部収容槽内に収容されたコイル部の所望の部分を流体状の樹脂で覆って、樹脂部を有するコイル部品を製造することができる。このため、コイル部の所望の箇所に樹脂を十分に充填・付着させるために、コイル部の所望の箇所に複数回樹脂を供給したりする等の複雑な工程を行わずに済み、簡単な製造工程により、コイル部の所望の箇所に十分な量の樹脂を有するコイル部品とすることができ、且つコイル部品の特性を向上させ、個々の特性バラツキを少なくすると共に、当該所望の箇所の保護を図ることができる。
また、適切な量の流体状の樹脂を樹脂供給用槽へ供給することで、コイル部収容槽において樹脂が溢れてしまうことを防止でき、コイル部の所望の部分以外の部分に流体状の樹脂が付着してしまうことを防止することができる。また、連通部を通して樹脂供給用槽から流体状の樹脂がコイル部収容槽へと流れてくるため、流体状の樹脂はゆるやかにコイル部の所望の箇所を覆うことができ、当該コイル部を覆う樹脂中に空気が含まれてしまうことを極力防止することができる。
ここで、該流体状の樹脂が該樹脂供給用槽に供給され該連通部を通して該コイル部収容槽へ流入することにより該樹脂供給用槽と該連通部と該コイル部収容槽とに該流体状の樹脂が貯留されている状態のときの該流体状の樹脂の液面を所定の位置に維持するための液面制御手段を有することが好ましい。
樹脂供給用槽と連通部とコイル部収容槽とに流体状の樹脂が貯留されている状態のときの流体状の樹脂の液面を所定の位置に維持するための液面制御手段を有するため、高い精度でコイル部の所望の位置に樹脂を設けることができる。
また、該液面制御手段は、該樹脂供給用槽内の該流体状の樹脂の液面を該所定の位置に維持するための樹脂供給用槽内液面制御手段からなることが好ましい。
樹脂供給用槽内液面制御手段を有するため樹脂供給用槽内の流体状の樹脂の液面を所定の位置に維持することができる。樹脂供給用槽とコイル部収容槽とをそれぞれ大気開放状態としておけば、樹脂供給用槽内の樹脂の液面の位置とコイル部収容槽内の樹脂の液面の位置とを一致させることができ、このことにより、コイル部収容槽内の流体状の樹脂の液面を所定の位置に維持することができ、コイル部の所望の位置に樹脂を設けることができる。従って、コイル部収容部内において流体状の樹脂の液面の管理が困難な場合であっても、樹脂供給用槽内の液面の位置を管理することで、間接的にコイル部収容槽内の液面の位置を管理することができる。
また、該液面制御手段は、該コイル部収容槽内の該流体状の樹脂の液面を該所定の位置に維持するためのコイル部収容槽内液面制御手段からなることが好ましい。
コイル部収容槽内液面制御手段を有するため、直接コイル部収容槽内の流体状の樹脂の液面を所定の位置に維持することができる。このため、コイル部収容槽内の樹脂の液面の管理が高い精度で直接可能となり、より高い精度でコイル部の所望の位置に樹脂を設けることができる。
また、該樹脂供給用槽と、該コイル部収容槽と、該連通部とは、変形可能な弾性部材からなる型の表面における凹部が形成された部分からなることが好ましい。
樹脂供給用槽と、コイル部収容槽と、連通部とは、変形可能な弾性部材からなる型の表面に形成された凹部からなるため、コイル部収容槽内で固化した樹脂を有するコイル部品を、型を変形させることにより取り出すことができ、離型を容易とすることができる。
また、少なくとも該樹脂供給用槽と該コイル部収容槽と該連通部と該コイル部とを予熱するための予熱手段を備えたことが好ましい。予熱手段を備えるため、流体状の樹脂を樹脂供給用槽へ供給する前に樹脂供給用槽とコイル部収容槽と連通部とコイル部とを予熱することができる。このため、予熱された樹脂供給用槽に流体状の樹脂を供給することにより樹脂の流動性を高めることができ、樹脂供給用槽から連通部を通してコイル部収容槽内へ流入する流体状の樹脂の流れをスムーズにすることができる。
また、該コイル部は一の平面を有し、該コイル部収容槽の内側底面は平面をなし、該一の平面を該内側底面に面で当接するように該コイル部を該コイル部収容槽に対して押圧する押圧装置を有することが好ましい。
押圧装置を有するため、コイル部の一の平面をコイル部収容槽の内側底面に面で当接するようにコイル部をコイル部収容槽に対して押圧することができる。このため、コイル部と一の平面とを面で密着させることができ、コイル部の一の平面に流体状の樹脂が回りこむことを防止することができ、一の面上に樹脂が付着することを防止することができる。
また、該コイル部は、巻線が巻回された巻芯部と、該巻芯部の両端にてそれぞれ該巻芯部の軸と直交する方向に延在する一対の鍔部とを有し、該コイル部収容槽に接続された該連通部の接続部たる開口部は、該コイル部収容槽に収容された該コイル部の少なくとも該巻芯部の一部に対向することが好ましい。
コイル部は、巻線が巻回された巻芯部と、巻芯部の両端にてそれぞれ巻芯部の軸と直交する方向に延在する一対の鍔部とを有し、コイル部収容槽に連通する連通部の開口部は、コイル部収容槽に収容されたコイル部の少なくとも巻芯部の一部に対向するため、巻線が巻回された巻芯部に対してスムーズに流体状の樹脂を連通部を通して供給することができる。
以上により、本発明は、凹部に注入されている樹脂が溢れることを防止し、巻線間に存在する空気を十分に抜くことができるコイル部品の製造方法及びコイル部品の製造装置を提供することができる。
本発明の実施の形態によるコイル部品の製造方法及びコイル部品の製造装置について図1乃至図8に基づき説明する。先ず、コイル部品の製造装置が用いられて実施されるコイル部品の製造方法により製造されるコイル部品について説明する。コイル部品1は、より具体的には電源系のコイル部品であり、図4に示されるように、コア2と、一本の巻線6と、端子電極部7と、樹脂部20とから主に構成されている。樹脂部20を除いたコイル部品1の部分はコイル部に相当する。
コア2は、フェライト等の磁性体を基材として、略円柱状の巻芯部3(図7等)と、巻芯部3の両端に設けられて一対を成す第一鍔部4及び第二鍔部5とから構成されている。第一鍔部4と第二鍔部5とは対称な形状であるため、特に言及しない限りは第二鍔部5のみについて説明して、第一鍔部4についての説明は省略する。
第二鍔部5は、所定の厚さを有して底面5Aが略八角形を成す略板状に構成されており、底面5Aは、図3に示されるように、全て同一長の辺である、第一辺51と、第二辺52と、第一欠落辺53と、第二欠落辺54と、第三辺55と、第四辺56と、第三欠落辺57と、第四欠落辺58とを有している。
第一辺51と第二辺52とは、平行な辺であり、第一欠落辺53及び第二欠落辺54は、第一辺51及び第二辺52の一端側に設けられている。また第三欠落辺57及び第四欠落辺58は第一辺51及び第二辺52の他端側に設けられている。第三辺55は第一欠落辺53と第二欠落辺54との間に設けられており、第四辺56は第三欠落辺57と第四欠落辺58との間に設けられている。また第三辺55と第四辺56とは略平行になっている。これら第一辺51〜第四欠落辺58から底面5Aの周縁部が構成されている。
第一欠落辺53、第二欠落辺54、第三欠落辺57、第四欠落辺58は、図3に示されるように底面5Aを第一鍔部4と第二鍔部5とを結ぶ底面視方向で見たときに、第一辺51、第二辺52、第三辺55、及び第四辺56それぞれを延長して構成される仮想の四角形の四隅の角部をあたかも面取りした形状をしており、後述の樹脂部20は、当該面取りされた四隅の角部を埋めて当該四角形の四隅をなすようにして設けられている。従って、図3に示されるように底面5Aを第一鍔部4と第二鍔部5とを結ぶ底面視方向で見たときに、後述の樹脂部20により略正方形状の輪郭が形成されている。この底面5Aが、コア2の一端面であって図示せぬ基板に実装される実装面となる。
図4に示されるように、第一鍔部4にもコア2の他端面となる底面4Aが規定されている。また第二鍔部5は、底面5Aの周縁部から底面4Aの側へ延出された周面部として、図4に示されるように、第一周面51Aと、第二周面52Aと、第一欠落周面53Aと、第二欠落周面54Aと、第三周面55Aと、第四周面56A(図3)と、第三欠落周面57A(図3)と、第四欠落周面58A(図3)とを有している。これら第一周面51A〜第四欠落周面58Aは、それぞれ対応する第一辺51〜第四欠落辺58から延出されている。
巻線6は絶縁被覆で覆われた銅線が巻芯部3(図7等)に巻回されて構成されており、その一端6Aと他端6Bとが端子電極部7に継線されている。
端子電極部7は第一端子電極7Aと第二端子電極7Bとから構成されている。図3〜図4に示されるように、第一端子電極7Aは第一欠落周面53A上の一部分と底面5A上の一部分と第三欠落周面57A上の一部分とに亘って設けられている。第二端子電極7Bは第二欠落周面54Aの一部分上と底面5A上であって第一端子電極7Aと離間した部分と第四欠落周面58A上の一部分とに亘って設けられている。また第一端子電極7Aには、図4等に示されように、第一欠落周面53A部分で巻線6の一端6Aが継線されており、第二端子電極7Bには第二欠落周面54A部分で巻線6の他端6Bが継線されている。
コア2の周りには、図4等に示されるように、コア2の第一鍔部4と巻線6が巻回された巻芯部3(図7等)と第二鍔部5の一部とを覆うようにして樹脂部20が設けられている。樹脂部20は、磁性体粉を含有した熱硬化性樹脂であり、主にエポキシ樹脂硬化物及びフェライトから構成され、後述のように加熱硬化させられて固形化されている。樹脂部20は、図4に示されるように、第一鍔部4と第二鍔部5との間を埋めるようにして巻線6が巻回された巻芯部3を覆っており、更に、第一鍔部4の全体及び第二鍔部5の一部を覆っている。また、図3に示されるように、底面視における輪郭は略正方形状をなしている。
より具体的には、コア2の第一辺51、第二辺52、第三辺55、及び第四辺56それぞれを延長して構成される仮想の四角形の四隅の角部をあたかも面取りして規定される第一欠落辺53、第二欠落辺54、第三欠落辺57、及び第四欠落辺58の部分の、当該面取りした四隅の角部の部分を補うように埋めて、底面視で略正方形状をなしている。図4に示されるように、第二鍔部5の底面5Aの全面と、底面5Aに接続された第一周面51A、第二周面52A、第一欠落周面53A、第二欠落周面54A、第三周面55A、第四周面56(図3)、第三欠落周面57A、及び第四欠落周面58Aのほとんどの部分は、樹脂部20によって覆われてはおらず、外部に露出している。
樹脂部20により底面視の輪郭が略正方形状をなしているため、平面視が略正方形をした凹部が多数形成されたキャリアテープの当該凹部に、第一端子電極7Aと第二端子電極7Bとを結ぶ方向を所定の方向に指向させてコイル部品1を収容して搬送しているときに、当該凹部内においてコイル部品1が回転してしまい第一端子電極7Aと第二端子電極7Bとを結ぶ方向が所定の方向に指向していない状態となってしまうことを防止することができ、コイル部品1を一定の方向に指向させた状態を維持したまま、キャリアテープにより搬送することができる。また、コア2の第一鍔部4及び第二鍔部5は八角形をしているため、フェライト等の磁性体からなる基材に対して削出しをすることにより第一鍔部4と第二鍔部5と巻芯部3とを有するコア2を成形するときに、コア2となる当該フェライト等の磁性体からなる基材を、巻芯部3の軸心となる回転軸を中心として回転させて削出しを行うことが可能である。
また、樹脂部20が底面視においてコア2の第一鍔部4及び第二鍔部5の輪郭よりも突出しているため、好適なL値を有する特性の優れたコイル部品1とすることができ、且つ巻線6が巻回されたコア2の巻芯部3の部分の保護を図ることができる。
次に、上述のコイル部品1を製造するための製造装置について説明する。コイル部品の製造装置は、図5に示されるように、変形可能な弾性部材たるシリコーンからなる型100を有している。型100の表面には、略直方体形状をした樹脂供給用凹部110と、コイル部収容凹部120と、これらを連通する連通路130とが形成されており、樹脂供給用凹部110、コイル部収容凹部120、及び連通路130は大気開放状態となっている。従って、後述のように樹脂供給用凹部110から連通路130を通ってコイル部収容凹部120内に流入した流体状の樹脂20´(図8)の液面の位置は、樹脂供給用凹部110の樹脂20´の液面の位置と一致するように構成されている。樹脂供給用凹部110を画成する型100の部分は樹脂供給用槽に相当し、コイル部収容凹部120を画成する型100の部分はコイル部収容槽に相当し、連通路130を画成する型100の部分は連通部に相当する。型100が変形可能な弾性部材たるシリコーンにより構成されているため、コイル部収容凹部120内で固化した樹脂たる樹脂部20を有するコイル部品1を、型100を変形させることにより取り出すことができ、離型を容易とすることができる。
樹脂供給用凹部110には、後述の硬化工程において硬化して樹脂部20となる液体状の樹脂20´が供給され、当該樹脂20´を一時的に貯留可能である。樹脂供給用凹部110は略直方体形状をなしており、後述のコイル部収容凹部120の底面121と同一の深さを有する平坦な底面111を有している。コイル部収容凹部120には、樹脂部20が設けられていない状態のコイル部のコア2の巻芯部3と第一鍔部4の全体と第二鍔部5の一部とを収容可能である。コイル部収容凹部120は略直方体形状をなしており、それぞれ平坦面からなる第1側面122、第2側面123、第3側面124、第4側面125、及び底面121により画成されている。また、コイル部収容凹部120は、図5に示されるように平面視で略正方形状をなしており、この寸法は、図3に底面視で示される略正方形状をしたコイル部の輪郭の寸法と同一である。
連通路130は長細い略直方体形状をなしており、その底面131は水平な平坦面をしており、図7等に示されるように、コイル部収容凹部120にコイル部を構成するコア2が収容されているときの当該コア2の、第一鍔部4と巻芯部3との接続位置よりも若干上方に位置している。従って、コイル部収容凹部120に連通する連通路130の開口部130Aは、コア2の巻芯部3に対向する位置に配置されており、換言すれば、コア2は、コア2の巻芯部3がコイル部収容凹部120に連通する連通路130の開口部130Aに対向するように支持されている。このため、巻線6が巻回された巻芯部3に対してスムーズに流体状の樹脂20´を連通路130を通して供給することができる。
また、コイル部品の製造装置は、図示せぬ樹脂供給手段と、図示せぬ固化手段と、図示せぬ樹脂供給用凹部内液面制御手段と図示せぬ予熱用ヒータとを備えている。図示せぬ樹脂供給手段は、樹脂供給用凹部110に流体状の樹脂20´を供給可能である。図示せぬ固化手段は、連通路130を通して樹脂供給用槽からコイル部収容槽へ流入した流体状の樹脂20´と、連通路130内の樹脂20´と、樹脂供給用凹部110内の樹脂20´とをそれぞれ加熱し、コイル部収容凹部120内、連通路130内、樹脂供給用凹部110内でそれぞれ固化させることができるように構成されている。また、図示せぬ予熱用ヒータは、後述の樹脂供給工程を行う前に型100及びコイル部を40℃〜80℃に予熱することができるように構成されている。図示せぬ樹脂供給用槽内液面制御手段は、図示せぬ樹脂供給手段による樹脂供給用凹部110内への流体状の樹脂20´の供給量を調整することにより、樹脂供給用凹部110内の流体状の樹脂20´の液面を所定の位置に維持するように構成されている。図示せぬ予熱用ヒータは予熱手段に相当する。図示せぬ樹脂供給用槽内液面制御手段は液面制御手段を構成する。
コイル部品の製造方法では、先ず、コイル部を構成するコア2を用意し、コア2の巻芯部3に巻線6を巻回してコイル部を構成する。次に、樹脂供給用凹部110とコイル部収容凹部120と連通路130とが表面に形成されたシリコーン製の型100を用意する型準備工程を行う。
次に収容工程を行う。収容工程では、図7に示されるように、コイル部収容凹部120において、第一鍔部4の底面4Aが底面121に面で対向するようにして、第一鍔部4が最も下となるようにし、巻芯部3の軸方向が鉛直方向に指向するようにコイル部のコア2をコイル部収容凹部120に挿入し、第一鍔部4と、巻芯部3と、第二鍔部5の部分であって巻芯部3に接続されている接続部分とを、コイル部収容凹部120内に収容する。
次に予熱工程を行う。予熱工程では、図示せぬ予熱用ヒータを用いて、最適な流速でコイル部収容凹部120内へ流体状の樹脂20´(図8)が流入するように当該樹脂20´が最適な粘度となるように、コア2と型100とが40℃〜80℃程度の温度となるように加熱する。この温度にコア2と型100とが維持された状態で、次に樹脂供給工程を行う。樹脂供給工程では、図示せぬ樹脂供給手段により樹脂供給用凹部110内に液体状の樹脂20´を供給する。樹脂20´を供給し続け、樹脂供給用凹部110内において液面が上昇して連通路130の底面131の高さを越えると、樹脂20´が連通路130内に流入する。そして、連通路130を通して流体状の樹脂20´はコイル部収容凹部120内へ流れ込む。
このとき、図示せぬ樹脂供給手段により樹脂供給用凹部110内へ供給する樹脂20´の量を調整することにより、コイル部収容凹部120内へ流込む流体状の樹脂20´の流込む速度を速すぎないようにすることができる。このことにより、第一鍔部4と第二鍔部5との間の、巻線6が巻回されている巻芯部3の部分に適度な速度で樹脂20´が流込み、この部分に存在していた空気を徐々に抜くことができる。このため、コイル部品1の樹脂部20に気泡が含まれることを極力抑制することができる。
そして、図8に示されるように、樹脂供給用凹部110内における流体状の樹脂20´の液面が所定の位置となるように、樹脂供給用槽内液面制御手段により樹脂20´の供給量を制御する。コイル部収容凹部120内の樹脂20´の液面は、樹脂供給用凹部110内における流体状の樹脂20´の液面と同じ高さになっているため、樹脂供給用凹部110内の樹脂20´の液面を制御することにより、コイル部収容凹部120内の樹脂20´の液面の高さも所定の位置となるように制御することができる。このため、コイル部において樹脂20´を設ける部分を、樹脂供給用凹部110内において樹脂20´の液面が所定の位置に制御されているときの、コイル部収容凹部120内の当該樹脂20´に浸漬しているコア2の部分として制御することができる。従って、コイル部収容凹部120内において流体状の樹脂20´の液面の管理が困難な場合であっても、樹脂供給用凹部110内の液面の位置を管理することで、間接的にコイル部収容凹部120内の液面の位置を管理することができる。
次に硬化工程を行う。硬化工程では図示せぬ固化手段によって、コイル部収容凹部120へ流入した流体状の樹脂20´と、連通路130内の樹脂20´と、樹脂供給用凹部110内の樹脂20´とをそれぞれ略150℃に加熱し、コイル部収容凹部120内、連通路130内、樹脂供給用凹部110内で固化させる。次に、型100を変形させ、コイル部収容凹部120内において樹脂部20が設けられたコイル部品1を型100のコイル部収容凹部120から取出し、余分な樹脂を切断することにより、コイル部品1を製造する。
収容工程と樹脂供給工程とを行うようにしたため、巻芯部3の軸方向における当該巻芯部3の長さが比較的長い場合であっても、十分に一対の鍔部4、5間の巻芯部3の部分に樹脂20´を供給することができ、コイル部品1の特性を向上させると共に巻芯部3の保護を図ることができる。従って、一対の鍔部4、5間の巻芯部3の部分に十分に樹脂20´を供給するために、複数回樹脂20´を供給したりする等の複雑な工程を行わずに済み、簡単な製造工程により、コイル部品1を製造することができる。
また、樹脂供給工程で適切な量の流体状の樹脂20´を図示せぬ樹脂供給手段を用いて供給して、樹脂供給用凹部110内の流体状の樹脂20´の液面を所定の位置とすることで、コイル部収容凹部120において樹脂20´が溢れてしまうことを防止でき、第二鍔部5の端子電極部7に流体状の樹脂20´が付着してしまうことを防止することができる。また、連通路130を通して樹脂供給用凹部110から流体状の樹脂20´がコイル部収容凹部120へと流れてくるため、流体状の樹脂20´はゆるやかにコア2の巻芯部3の部分を覆うことができ、当該巻芯部3を覆う樹脂部20中に空気の気泡が含まれてしまうことを極力防止することができる。
また、予熱工程では、図示せぬ予熱用ヒータを用いて型100及びコア2を予熱するため、樹脂20´の流動性を高めることができ、樹脂供給用槽から連通路130を通してコイル部収容槽内へ流入する流体状の樹脂20´の流れをスムーズにすることができる。
本発明によるコイル部品の製造方法及びコイル部品の製造装置は、上述した実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載した範囲で種々の変形や改良が可能である。例えば、型100は、図5に示されるように、1つの樹脂供給用凹部110に対して1つのコイル部収容凹部120が形成されていたが、この数に限定されない。例えば、図9に示されるように、型200において1つの樹脂供給用凹部110に対して複数のコイル部収容凹部120が形成されていてもよい。樹脂供給用凹部110内及び連通路130内において硬化した樹脂20´は廃棄されることになるのであるが、このような構成とすることで、製造するコイル部品1の数に対して廃棄される樹脂20´の量を少なくすることができ、効率よくコイル部品1を製造することができる。
また、コイル部品の製造装置は、第一鍔部4の底面4Aをコイル部収容凹部120の底面121に面で当接するように密着させてコイル部を押圧させるための押圧装置を有していてもよい。この場合には、少なくとも収容工程が完了してから硬化工程が完了するまでの間、押圧装置によりコイル部を押圧し続ける。この構成により、第一鍔部4の底面4Aに流体状の樹脂20´が回り込まないようにすることができ、第一鍔部4の底面4Aに樹脂部20が設けられることを防止することができる。このため、第一鍔部上に端子電極部が設けられている等の場合には、当該端子電極部を樹脂部が覆ってしまうことを防止することができる。このように押圧することにより、押圧されていない部分にのみ樹脂部20を設けることができる。第一鍔部4の底面4A上及び第二鍔部5の底面5A上に樹脂部20が設けられていないため、巻芯部3の軸方向における低背化を図ることができる。更に、型100のコイル収容凹部の形状を調整することにより、例えば、第一鍔部4と第二鍔部5との間の巻芯部3の部分にのみ樹脂部20を設けることや、底面視で第一鍔部4、第二鍔部5よりもはみ出さないように樹脂部20を設けることも可能である。
また、樹脂供給用凹部110はコイル部収容凹部120の底面121と同一の深さを有する平坦な底面111を有していたが、このように同一の深さでなくてもよい。また、連通路の底面131の深さも本実施の形態の深さに限定されない。また、底面131は本実施の形態のように水平な平坦面に限定されず、例えば傾斜していてもよい。
また、樹脂供給工程では、樹脂供給用槽内液面制御手段を用いて樹脂供給用凹部110内の流体状の樹脂20´の液面を所定の位置に維持する制御を行うようにしたが、樹脂供給用槽内液面制御手段を設けなくてもよい。この場合には、作業者の目視により、樹脂供給用槽内の流体状の樹脂の液面が所定の位置にあるか否かを判断し、所定の位置に液面が至っていない場合には、樹脂を更に樹脂供給用槽に供給する等して、樹脂供給用槽内の流体状の樹脂の液面が当該所定の位置になるように作業者が制御を行えばよい。
また、樹脂供給工程では、樹脂供給用槽内液面制御手段を用いて樹脂供給用凹部110内の流体状の樹脂20´の液面を所定の位置に維持する制御を行うようにしたが、これに代えて、コイル部収容槽内の流体状の樹脂20´の液面を所定の位置に維持するためのコイル部収容槽内液面制御手段を設けて、コイル部収容槽における流体状の樹脂20´の液面を所定の位置にする制御を行ってもよい。コイル部収容槽内液面制御手段は液面制御手段を構成する。また、コイル部収容槽内の液面が作業者から目視可能である場合には、コイル部収容槽内液面制御手段を設けなくてもよい。この場合には、作業者の目視により、流体状の樹脂20´の液面が所定の位置にあるか否かを判断し、所定の位置に液面が至っていない場合には、樹脂20´を更に樹脂供給用槽に供給する等して、流体状の樹脂20´の液面を当該所定の位置になるように作業者が制御を行えばよい。このようにコイル部収容槽内の樹脂20´の液面を所定の位置に直接制御することにより、コイル部収容槽内の樹脂20´の液面の管理が高い精度で可能となり、より高い精度でコイル部の所望の位置に樹脂部20を設けることができる。
また、樹脂供給工程では、樹脂供給用槽内液面制御手段を用いて樹脂供給用凹部110内の流体状の樹脂20´の液面を所定の位置に維持する制御を行うようにしたが、これに代えて、連通部内の流体状の樹脂20´の液面を所定の位置に維持するための連通部内液面制御手段を設けて、連通部における流体状の樹脂20´の液面を所定の位置にする制御を行ってもよい。また、連通部内の液面が作業者から目視可能である場合には、連通部内液面制御手段を設けなくてもよい。この場合には、作業者の目視により、流体状の樹脂20´の液面が所定の位置にあるか否かを判断し、所定の位置に液面が至っていない場合には、樹脂20´を更に樹脂供給用槽に供給する等して、流体状の樹脂20´の液面を当該所定の位置になるように作業者が制御を行えばよい。
また、樹脂部20は、磁性体粉を含有した熱硬化性樹脂であり、主にエポキシ樹脂硬化物及びフェライトから構成され、硬化工程において加熱硬化させられて固形化されたが、これに限定されない。例えば、2液性のエポキシ樹脂を用いて、硬化工程において常温硬化させるようにしてもよい。
また、図示せぬ予熱用ヒータは、樹脂供給工程を行う前に型100を40℃〜80℃に予熱することができるように構成されていたが、型100全体を予熱せずに、樹脂供給用凹部110を画成する型100の部分である樹脂供給用槽の部分と、コイル部収容凹部120を画成する型100の部分であるコイル部収容槽の部分と、連通路130を画成する型100の部分である連通部の部分とを予熱するように構成されてもよい。
また、型100はシリコーンにより構成されていたが、これに限定されない。例えば、ポリスチレン樹脂等の変形可能な弾性部材により構成されてもよい。
また、コイル部品1の形状は本実施の形態の形状に限定されず、また、巻線6の本数も本実施の形態の数に限定されない。
本発明は、特に電源系のコイル部品を製造する分野において有用である。
本発明の実施の形態によるコイル部品の製造方法により製造されたコイル部品を示す上方斜視図。 本発明の実施の形態によるコイル部品の製造方法により製造されたコイル部品を示す下方斜視図。 本発明の実施の形態によるコイル部品の製造方法により製造されたコイル部品を示す底面図。 本発明の実施の形態によるコイル部品の製造方法により製造されたコイル部品を示す断面図。 本発明の実施の形態によるコイル部品の製造装置の型を示す平面図。 本発明の実施の形態によるコイル部品の製造装置の型を示す側方概略図。 本発明の実施の形態によるコイル部品の製造方法の収容工程を示す側方概略図。 本発明の実施の形態によるコイル部品の製造方法の樹脂供給工程を示す側方概略図。 本発明の実施の形態によるコイル部品の製造装置の型の変形例を示す平面図。
符号の説明
1 コイル部品
2 コア
4 第一鍔部
4A 底面
5 第二鍔部
6 巻線
20 樹脂部
100 型
110 樹脂供給用凹部
111 底面
120 コイル部収容凹部
130 連通路
130A 開口部

Claims (15)

  1. 流体状の樹脂を貯留可能な樹脂供給用槽と、コイル部品を構成するコイル部の少なくとも一部を収容可能なコイル部収容槽と、該樹脂供給用槽と該コイル部収容槽とを連通し大気開放状態となっている連通路が形成された連通部とを有する型を準備する型準備工程と、
    該コイル部収容槽に該コイル部の少なくとも一部を収容する収容工程と、
    該樹脂供給用槽に流体状の樹脂を供給することにより、該連通部を通して該流体状の樹脂を該コイル部の少なくとも一部が収容されている該コイル部収容槽へ流込む樹脂供給工程と、
    少なくとも該コイル部収容槽内の該流体状の樹脂を硬化させる硬化工程とを有することを特徴とするコイル部品の製造方法。
  2. 該樹脂供給工程では、該流体状の樹脂が該樹脂供給用槽に供給され該連通部を通して該コイル部収容槽へ流入することにより該樹脂供給用槽と該連通部と該コイル部収容槽とに該流体状の樹脂が貯留されている状態のときの該流体状の樹脂の液面を所定の位置にする制御を行うことを特徴とする請求項1記載のコイル部品の製造方法。
  3. 該樹脂供給工程では、該樹脂供給用槽における流体状の樹脂の液面を該所定の位置にする制御を行うことを特徴とする請求項2記載のコイル部品の製造方法。
  4. 該樹脂供給工程では、該コイル部収容槽における流体状の樹脂の液面を該所定の位置にする制御を行うことを特徴とする請求項2記載のコイル部品の製造方法。
  5. 該樹脂供給工程を行う前に該型及び該コイル部を予熱することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一記載のコイル部品の製造方法。
  6. 該コイル部は一の平面を有し、該コイル部収容槽の内側底面は平面をなし、
    少なくとも該収容工程が完了してから硬化工程が完了するまでの間、該一の平面を該内側底面に面で当接するように該コイル部を該コイル部収容槽に対して押圧することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか一記載のコイル部品の製造方法。
  7. 該コイル部は、巻線が巻回された巻芯部と、該巻芯部の両端にてそれぞれ該巻芯部の軸と直交する方向に延在する一対の鍔部とを有し、
    少なくとも該樹脂供給工程では、該コイル部収容槽に収容された該コイル部の少なくとも該巻芯部の一部が、該コイル部収容槽に接続された該連通部の接続部たる開口部に対向するように該コイル部を支持することを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか一記載のコイル部品の製造方法。
  8. 流体状の樹脂を貯留可能な樹脂供給用槽と、
    コイル部品を構成するコイル部の少なくとも一部を収容可能なコイル部収容槽と、
    該樹脂供給用槽と該コイル部収容槽とを連通し大気開放状態となっている連通路が形成された連通部と、
    該樹脂供給用槽に流体状の樹脂を供給するための樹脂供給手段と、
    該連通部を通して該樹脂供給用槽から該コイル部収容槽へ流入した流体状の樹脂を該コイル部収容槽内で固化させるための固化手段とを有することを特徴とするコイル部品の製造装置。
  9. 該流体状の樹脂が該樹脂供給用槽に供給され該連通部を通して該コイル部収容槽へ流入することにより該樹脂供給用槽と該連通部と該コイル部収容槽とに該流体状の樹脂が貯留されている状態のときの該流体状の樹脂の液面を所定の位置に維持するための液面制御手段を有することを特徴とする請求項8記載のコイル部品の製造装置。
  10. 該液面制御手段は、該樹脂供給用槽内の該流体状の樹脂の液面を該所定の位置に維持するための樹脂供給用槽内液面制御手段からなることを特徴とする請求項9記載のコイル部品の製造装置。
  11. 該液面制御手段は、該コイル部収容槽内の該流体状の樹脂の液面を該所定の位置に維持するためのコイル部収容槽内液面制御手段からなることを特徴とする請求項9記載のコイル部品の製造装置。
  12. 該樹脂供給用槽と、該コイル部収容槽と、該連通部とは、変形可能な弾性部材からなる型の表面における凹部が形成された部分からなることを特徴とする請求項8乃至請求項11のいずれか一記載のコイル部品の製造装置。
  13. 少なくとも該樹脂供給用槽と該コイル部収容槽と該連通部と該コイル部とを予熱するための予熱手段を備えたことを特徴とする請求項8乃至請求項12のいずれか一記載のコイル部品の製造装置。
  14. 該コイル部は一の平面を有し、該コイル部収容槽の内側底面は平面をなし、
    該一の平面を該内側底面に面で当接するように該コイル部を該コイル部収容槽に対して押圧する押圧装置を有することを特徴とする請求項8乃至請求項13のいずれか一記載のコイル部品の製造装置。
  15. 該コイル部は、巻線が巻回された巻芯部と、該巻芯部の両端にてそれぞれ該巻芯部の軸と直交する方向に延在する一対の鍔部とを有し、
    該コイル部収容槽に接続された該連通部の接続部たる開口部は、該コイル部収容槽に収容された該コイル部の少なくとも該巻芯部の一部に対向することを特徴とする請求項8乃至請求項14のいずれか一記載のコイル部品の製造装置。
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