JP4924882B2 - 波形測定装置 - Google Patents

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Description

本発明は、トリガ信号に基づいて取得した被測定信号の波形や、取得した被測定信号の解析値(例えば、バス値)を表示部の表示画面に表示する波形測定装置に関し、詳しくは、ジッタ等が存在しても被測定信号の解析値の観測性を向上した波形測定装置に関するものである。
波形測定装置は、例えば、デジタルオシロスコープ等であり、近年、アナログ/ロジック混在回路の多信号を1台の測定器で観測するため、アナログ入力端子だけでなく、ロジック入力端子も備えたものが製品化されている。
このような装置では、アナログ信号をAD変換してメモリに格納し、2値(”0”(Lレベル)または”1”(Hレベル))のロジック信号をサンプラでサンプリングしてメモリに格納する。そして、メモリからデータを読み出して表示部の表示画面にロジック信号やアナログ信号を波形表示させる。
また、被測定対象(例えば、電子回路)のバス(複数本からなるパラレルバス)上を流れるロジック信号を同時に測定することができるようにサンプラが複数個設けられる。もちろん、AD変換器も複数個受けられる。
そして、パラレルバス上を流れるロジック信号を測定する場合、1本分のバスのロジック信号のロジック値だけでなく、複数本分のバスのロジック信号のロジック値をまとめて解析する必要がある。
このような複数個のロジック信号の解析結果を表示することは、バス表示、バンドル(bundle)表示等と呼ばれる。そして、バス表示には、バス値と変化点との表示が含まれる。ここで、バス値とは、同期を図って測定した同時刻における複数本のロジック信号のロジック値を16進数、8進数、2進数等で表示したものであり、変化点とは、バンドルされた(組み合わされた)複数のロジック信号のうちのいずれか1個でもレベルが変化した位置(時刻)を示すものである。
図5は、従来の波形測定装置におけるバス表示の表示例を示した図である。図5において、一例として、1個のアナログ信号、4個のロジック信号を波形表示し、一番上の波形がアナログ信号の波形表示であり、その他がロジック信号の波形表示である。そしてロジック信号の波形それぞれの変化点およびバス値(一番下のロジック信号を最上位ビットとし、16進数で表示)を求めて表示している。なお、変化点として、図5では、バス値と同じ行に×印(縦棒の場合もある)で示している。また、バス値は、同じ値となる範囲を枠で囲まれる。
表示画面上におけるバス値の表示位置は、変化点を基準とし、変化点から所定の距離だけはなれた位置に表示する場合と、変化点と次の変換点との中心位置に表示する場合がある。
ここで、図6は、バス表示の一例を示した図であり、アナログ信号の波形・ロジック信号の波形の図示は省略し、バス表示のみを図示している。図6(a)は、バス値の表示を変化点から一定距離Δtはなれた固定位置とした場合であり、図6(b)は、変化点間の中心位置に図示している例である。
なお、図6において、バス値は、16個のロジック信号を組み合わせて16進数表示している。そして、バス値は、図5、図6に示すように、組み合わせるロジック信号の個数によって1文字の場合もあれば、複数文字の場合も有る。また、バス値は、数字・文字の双方が有り、以下説明上バス値を、文字列と記載する場合もある。
特開平7−181204号公報
このように複数個のロジック信号をまとめて解析してバス表示するので、ユーザは、表示部に表示される波形を紙等に印刷して個々のロジック信号の波形からレベルを確認し、バス値や変化点を求める必要が無く、波形測定・波形解析等を効率よく行なうことができる。
波形測定装置では、波形の測定等を効率よく行なうため、所定の条件となる波形(アナログ信号や被測定対象のクロック信号等)を検出するとトリガ信号を出力し、このトリガ信号を基準としてアナログ信号、デジタル信号を取り込み、波形表示やバス表示を行なっている。そして、トリガ信号1回だけで測定が終了するのでなく、複数回のトリガ信号それぞれで測定し、繰り返し表示を行なう。
実際の測定では、(1)波形取得の基準となるトリガ信号にジッタが存在したり、(2)バス表示対象のロジック信号の少なくとも1個にジッタが存在したり、(3)トリガ信号およびロジック信号に異なる量のジッタが存在すること等により、トリガ信号とバス表示対象のロジック信号との間に相対的なジッタが存在する場合がある。もちろん、ジッタには、トリガ信号、ロジック信号そのものに存在する場合だけでなく、波形測定装置のサンプラ等によって生ずるジッタも含まれる場合がある。
そして、トリガ信号を時間的な基準としてロジック信号を取り込むので、相対的なジッタが存在する場合、トリガ信号それぞれで取得した信号ごとにジッタ量が異なる。そのため、変化点やバス値が、取得した信号それぞれで時間軸上において微妙にずれて表示される。一方、ユーザの立場からは、このずれから逆にジッタの存在を認識することができる。
なお、波形表示やバス表示は、表示画面の画面更新レートにあわせて、画面更新期間内に新たに取得・解析した波形やバス表示を行なう場合もあれば、複数画面分を重ねて表示する場合もある。
重ねて表示する場合、当然にユーザは変化点やバス値の微妙なずれを認識できるが、画面更新レート(例えば、60「Hz」)にあわせて表示する場合でも、人間の視覚の特性上、残像によって重なって見え、微妙なずれを認識できる。
しかしながら、バス値は文字情報のため、異なるトリガ信号で取得されたバス値それぞれが同じであっても、ジッタによってバス値同士やバス値と変化点とがずれて重なることにより、バス値の数字・文字そのものを読み取ることができなくなり、バス値を認識できなくなるという問題があった。
ここで、図7は、バス値の表示位置を変化点から固定位置とし、ジッタが存在する場合の表示例である。図7に示すように、変化点およびバス値の微妙なずれによってジッタの存在を確認することができるが、バス値を認識することが困難になっている。
そこで本発明の目的は、ジッタ等が存在しても被測定対象の信号の解析値(例えば、バス値)の観測性を向上した波形測定装置を実現することにある。
請求項1記載の発明は、
トリガ信号に基づいて取得した被測定信号の波形や、前記被測定信号の解析値を表示部の表示画面に表示する波形測定装置において、
前記解析値の1キャラクタ分を表示するための領域を前記表示画面の時間軸上に沿った方向に固定的に複数個求める領域算出手段と、
前記解析値を求める基準となる位置を前記表示画面に座標単位で表示する変化点表示手段と、
この変化点表示手段の座標位置に基づいて前記領域算出手段の求めたキャラクタ単位の領域に前記解析値を表示する解析値表示手段と
を設けたことを特徴とするものである。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、
前記トリガ信号と前記被測定信号とには相対的なジッタが存在することを特徴とするものである。
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の発明において、
変化点表示手段は、前記被測定信号の波形の表示に合わせて前記基準となる位置の表示を時間軸方向に移動し、
領域算出手段は、前記基準となる位置の移動に関わらず領域の位置を固定していることを特徴とするものである。
請求項4記載の発明は、請求項1〜3のいずれかに記載の発明において、
解析値表示手段は、前記基準となる位置から時間軸上の所定の距離はなれた前記領域を基準にして前記解析値を表示することを特徴とするものである。
請求項5記載の発明は、請求項1〜3のいずれかに記載の発明において、
解析値表示手段は、前記基準となる位置間の時間軸上における中点を求め、この中点に対応する前記領域を基準にして前記解析値を表示することを特徴とするものである。
請求項6記載の発明は、請求項1〜5のいずれかに記載の発明において、
前回の解析値を表示した領域を記憶する表示領域記憶手段を有し、
解析値表示手段は、今回の解析値を表示する領域と、前記表示領域記憶手段に記憶された領域とを比較することを特徴とするものである。
請求項7記載の発明は、請求項1〜6のいずれかに記載の発明において、
変化点表示手段は、前記被測定信号である複数のロジック信号の論理レベルの変化を示す変化点を前記基準となる位置として表示することを特徴とするものである。
請求項8記載の発明は、請求項7記載の発明において、
解析値表示手段は、前記複数のロジック信号のバス値を表示することを特徴とするものである。

領域算出手段が、解析値を表示するための領域を複数個求め、解析値表示手段が、変化点表示手段の基準となる位置に基づいて、解析値を解析値用の領域にあてはめて表示させる。これにより、トリガ信号とロジック信号との間に時間的なずれが生じたとしても、解析値の表示位置のずれを抑えることができ、被測定信号の解析値の観測性が向上する。
以下図面を用いて本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の一実施例を示した構成図である。
図1において、アナログ信号用の入力端子Ainが複数個(図1では一例として4チャネル)設けられ、2値化されたロジック信号用の入力端子Dinが複数個(例えば、32ビット)設けられる。なお、入力端子Ain,Dinには、被測定対象から信号を取得するプローブ(図示せず)が接続される。また、ロジック入力端子Dinに接続されるプローブ内にはコンパレータが設けられ、被測定対象からの信号を2値化してロジック入力端子Dinに出力する。また、説明上、アナログ信号を測定する個数の単位として”チャネル”、ロジック信号を測定する個数の単位として”ビット”を用いて説明する。
AD変換器1は、入力端子Ainごとに設けられ、入力端子Ainからのアナログ信号をアナログ・デジタル変換し、変換したデジタルデータを出力する。
サンプラ2は、入力端子Dinごとに設けられ、入力端子Dinからのロジック信号をサンプリングして2値化データを出力する。
トリガ回路3は、所望の入力端子Ainからのアナログ信号が入力され、所定の条件となる波形を検出するとトリガ信号を出力する。
なお、AD変換器1、サンプラ2は、同じクロック信号(必要に応じてクロック信号を周波数変換した信号)が供給され、各チャネル間、各ビット間だけでなく、アナログ信号とロジック信号間の時間的な関係が確保される。また、アナログ信号、ロジック信号共に被測定信号である。
データ処理部4は、トリガ回路3からのトリガ信号に従って、AD変換器1からのデジタルデータ、サンプラ2からの2値化データを波形データとしてアクイジョンメモリ5に格納する。ここで、波形データとは、トリガ信号を基準とし、この基準となるトリガ信号前後の所望時間分のデータから構成されるものである。図1に示す装置では、トリガ信号ごとに最大で4チャネル分のアナログ信号の波形データ、32ビット分のロジック信号の波形データが取得される。このように1回のトリガ信号によって各チャネル、各ビットの波形データを取得する動作を1アクイジョンと呼ぶ。
アクイジョンメモリ5は、記憶部であり、トリガ信号ごとに取得された各チャネル、各ビットそれぞれの波形データを記憶する。また、アクイジョンメモリ5は、複数アクイジョン分の波形データを記憶し、何回目のトリガ信号で取得された波形データであるかを関連付けて記憶される。
バス処理部6は、変化点検出手段61、バス値演算手段62を有し、メモリ5から所望数のアクイジョン分の波形データ(ロジック信号の波形データ)を読み出し、32ビットの波形データのなかから所望のビット同士を組み合わせてバス表示対象のロジック信号の波形からレベルの変化点、バス値を求め、求めた変化点およびバス値を出力する。
変化点検出手段61は、組み合わせたロジック信号それぞれの1アクイジョン分の波形データのなかからレベルが変化した変化点(バス値を求める基準となる位置)のデータ(時刻)を検出する。
バス値演算手段62は、組み合わせたロジック信号のバス値(被測定信号の解析値)を変化点検出手段61の変化点に基づいて求める。
表示処理部7は、波形表示手段71、変化点表示手段72、バス値表示手段73、領域算出手段74を有し、アクイジョンメモリ5から各チャネルの波形データ、各ビットの波形データを読み出し、バス処理部6から変化点、バス値が入力される。また、表示処理部7は、表示メモリ8と相互に接続され、波形データ、バス値、変化点から画像データを作成して表示メモリ8に書き込み、表示部9の表示画面の所定の更新レートに従ってメモリ8の画像データを読み出し、表示部9の表示画面に表示する。
波形表示手段71は、波形データから波形の画像データを生成する。変化点表示手段72は、変化点検出手段61の変化点から、変化点を示す記号やバス値を囲む枠等の表示画面上の表示位置を算出し、画像データを生成する。
バス値表示手段73は、解析値表示手段であり、バス値演算手段62の演算結果、変化点表示手段72の変化点の表示位置、領域算出手段74の領域から、バス値を表示する表示位置を算出し、画像データを生成する。領域算出手段74は、表示部9の表示画面上でバス値を表示するための領域を算出する。
表示メモリ8は、画像データを格納する。表示部9は、表示画面を有し、表示メモリ8の画像データを表示する。
このような装置の動作を説明する。ここで、図2は、図1に示す装置の表示部の表示画面例を示した図である。図6、図7と同様に、アナログ信号・ロジック信号の波形表示は省略し、バス表示のみ図示している。図2(a)は、n回目のアクイジョンで取得した波形データから求めたバス表示であり、図2(b)は、(n+1)回目のアクイジョンで取得した波形データから求めたバス表示であり、図2(c)は、(a)、(b)両方のバス表示である。
測定を開始する前にあらかじめ領域算出手段74が、バス値を表示するための領域の位置(表示部9の表示画面上の表示位置)を算出し、バス値表示手段73に出力する。このバス値表示用の領域とは、バス値の数字・文字等のキャラクタ1文字を表示画面上に表示するためのエリアであり、表示画面の表示分解能等から求め、表示画面の時間軸上に沿った方向に複数個並べられる。この領域の大きさは、キャラクタサイズごとに設定しておいてもよく、領域算出手段74が演算して算出してもよい。図2(a)、(b)においては、点線の4角形で図示している。なお、領域を示す枠、変化点からの距離Δtを示す点線の線・矢印等は、説明上図示しているだけであり、実際の表示画面上には表示されない。
測定が開始されると、AD変換器1が、入力端子Ainに入力されたアナログ信号をデジタルデータに変換してデータ処理部4に出力すると共に、サンプラ2が、入力端子Dinに入力されたロジック信号を2値化データにしてデータ処理部4に出力する。一方、トリガ回路3が、所定のトリガ条件となる波形を検出するとトリガ信号をデータ処理部4に出力する。
そして、データ処理部4が、トリガ信号を基準とし、この基準となるトリガ信号前後の所望時間分の各チャネルのデジタルデータおよび各ビットの2値化データそれぞれを波形データとしてメモリ5に格納する。すなわち、1アクイジョンによって最大でアナログ信号の4チャネル分の波形データ、ロジック信号の32ビット分の波形データがメモリ5に書き込まれる。
さらに、バス処理部6が、新たに取得されたロジック信号のうちバス表示用の波形データをアクイジョンメモリ5から読み出す。そして、変化点検出手段61が、読み出したロジック信号で論理レベルが変化した変化点を検出し、バス値演算手段62、変化点表示手段72に出力する。また、バス値演算手段62が、読み出し波形データおよび検出手段61の変化点に基づいて、組み合わせたロジック信号のバス値を求め、バス値表示手段73に出力する。
そして、表示処理部7が、表示を行なうチャネル、ビットの波形データをメモリ5から読み出す。さらに、波形表示手段71が、読み出した波形データから所定の形式に従って画像データを生成し、変化点表示手段72が、表示画面上で変化点を表示する表示位置を求め、変化点やバス値の枠を示す画像データを生成し、表示メモリ8に書き込む。この際、既に書き込まれている波形および変化点に重ね書きして描画してもよい。なお、波形や変化点等は、波形データから求めた情報そのままなので、ジッタが存在する場合、各アクイジョンごとのジッタ量に依存して時間軸方向に微妙にずれた位置に表示される。
そして、バス値表示手段73が、変化点と領域算出手段74があらかじめ算出した各領域の座標位置等からバス値の表示画面上の表示位置を求める。これについて説明する。変化点表示手段72が求めた変化点の時間軸上(X軸とする)の表示位置(表示画面上の座標位置)から+X軸方向に所定の距離Δt離れたX軸上の座標位置を求める。そして、この座標位置に対応するバス値表示用の領域(図2において斜線の領域)を求める。さらに求めた領域の隣の領域(+X軸方向)を文字列の先頭位置(例えば、文字列”AC”なら”A”)とする。そして、先頭位置の領域から順に文字列をあてはめて表示位置を求める。そして、求めた表示位置となるようにバス値を示す画像データを生成し、表示メモリ8に格納する。
さらに、表示部9の表示画面の更新にあわせて、表示処理部7が、表示メモリ8から画像データを読み出し、表示部9の表示画面に波形、変化点、バス値等を表示する。
ここで、図2(c)に示すように、ジッタによる変化点のずれ量が、同一の領域内に収まっていれば、バス値”AC”は、表示位置がずれない。一方、ジッタによる変化点のずれ量が同一の領域内に収まっていなくとも、表示される位置は領域ごとであり、文字列の文字数が分かっていれば(この場合は、2文字”09”)、3文字のうち、重なっている真ん中の文字を除外して、先頭の”0”と最後尾の”9”とから、この文字列は”09”であることが容易に推認できる。
そして、次のトリガ信号が入力されると、波形データの取得や、波形データ、バス表示の画像データの生成等を繰り返す。
このように、領域算出手段74が、バス値の1キャラクタ分を表示するための領域を複数個求めて時間軸方向にあらかじめ配置する。そして、バス値表示手段73が、変化点表示手段72の変化点に基づいて、バス値を各領域にあてはめて表示させる。これにより、ジッタ等によりトリガ信号とロジック信号との間に時間的なずれが生じたとしても、バス値の表示位置のずれを抑えることができ、バス表示対象のロジック信号のバス値の観測性が向上する。
また、変化点表示手段72が、ロジック信号の波形の表示に合わせて変化点を時間軸方向に移動させるが、一方、領域算出手段74は、波形の移動に関わらずバス値表示用の領域の位置を固定しているのでバス値がずれない。これにより、変化点のずれによってジッタの存在を確認できつつ、バス値の値を読み取ることができる。
なお、本発明はこれに限定されるものではなく、以下に示すようなものでもよい。
(1)バス値表示手段73が、一定距離Δtに対応するバス値表示用領域の右隣の領域を文字列の先頭とする構成を示したが、文字列の先頭とするのは、一定距離Δtに対応する領域から何個目の領域でもよく、一定距離Δtに対応する領域でもよい。
(2)バス値表示手段73が、文字列を表示する表示位置を、変化点からの一定距離Δtと領域算出手段74による領域とに基づいて求めたが、変化点間の中央位置と領域とから文字列の先頭となる領域を求めてもよい。例えば、図3に示すように求めてよい。変化点と次の変換点とのX軸上の座標位置の中点を求め、この中点に対応するバス値表示用の領域を求める。そして、求めた領域を文字列の先頭に合わせる。なお、図3では、2文字なので先頭をあわせたが、文字列が多い場合、例えば、m個の場合、m/2番目の文字または(m−1)/2番目の文字を、中点に対応する領域に合わせる等するとよい。
(3)バス値表示手段73が、変化点からの距離Δtを固定して文字列の表示位置を求める構成を示したが、この距離Δtにヒステリシスを持たせてもよい。これにより、文字列の表示位置の変化を少なくすることができる。
図4を用いて説明する。ここで、図4(a)、(b)は、図2(a),(b)と同様である。図4(a)は、n回目のアクイジョンで取得した波形データから求めたバス表示であり、図4(b)は、(n+1)回目のアクイジョンで取得した波形データから求めたバス表示であり、図4(c)は、距離Δtにヒステリシスを持たせ、(n+1)回目のアクイジョンで取得した波形データから求めたバス表示である。
図4(a)で文字列”09”を表示する領域の基準位置となる変化点100を含む領域をA(1)とし、以下、+X軸方向に領域A(2)〜A(4)とする。図4(a)では、距離Δtに対応するのは領域A(3)となり、文字”0”が領域A(4)に表示される。そして、図4(b)では、変化点200からの距離Δtに対応するのは領域A(2)となり、文字”0”が領域A(3)に表示される。その結果、n回目と(n+1)回目とで、文字列”09”の領域が1個分ずれる。
このような場合、図4(c)に示すように、バス値表示手段73が、基準点200からの距離Δtに対する領域A(2)のみでなく、距離Δtに1領域分のヒステリシスを設けた距離Δt’、Δt’’に対する領域A(1)、A(3)を求めてもよい。
ここで、
Δt’ =Δt−Δx
Δt’’=Δt+Δx
である(Δx:領域算出手段74が求めた領域A(1)〜A(4)の時間軸方向の幅)。
そして、バス値表示手段73が、Δt、Δt’、Δt’’それぞれに対応する領域A(1)〜A(3)を求め、求めた領域A(1)〜A(3)の右隣の領域A(2)〜A(4)を求める。右隣の領域A(2)〜A(4)それぞれと、前回(n回目のアクイジョンの波形データによるバス表示)の文字列”0”の領域A(4)とを比較し、前回において表示した領域A(4)と一致した位置を先頭にして、今回表示分の文字列”09”を表示する。さらに、バス値表示手段73が、表示した領域A(4)を表示領域記憶手段(図示せず)に記憶し、次回の表示の際に表示領域記憶手段から位置情報(領域A(4))を読み出して、領域の比較を行なうとよい。
なお、今回求めた複数の領域と、前回表示した領域とが一致しない場合は、距離Δtに基づいて文字列”09”を表示するとよい。
このように、バス値表示手段73が、変化点200からの距離Δtを±1領域分変更させて文字列”09”の表示位置を求めるので、変化点100、200が、n回目と(n+1)回目とで領域をまたいだとしても、文字列の表示位置のずれを抑えることができる。
(4)解析値の一例として、複数のロジック信号からバス値を求めて表示する構成を示したが、DRAMへのパラレルバスや、PCIバスの場合、アドレスのみならずコマンドも伝送される。従って、解析値としてコマンドの文字列を解析値として表示してもよい。例えば、これらのコマンドは、コード化して伝送されている。そこで、バス値とコマンド名との対応を示したテーブルを第2の記憶部にあらかじめ記憶させ、バス値演算手段62が、求めたバス値を第2の記憶部のテーブルを参照してデコード化し、コマンド名をバス値の代わりに表示させてもよい。
(5)また、解析値の一例として、パラレルバスを解析したバス値を求めて表示する構成を示したが、シリアルバス上のデータのデータ値を解析してもよい。例えば、フレームごとのデータのデータ値をバス値として求めた表示していもよい。なお、シリアルバスは、例えば、SPI(Serial Peripheral Interface)バス、CAN(Controller Area Network)バス、I2C(Inter-Integrated Circuit)バス等であり、フレームの始まりの位置をバス値の基準の位置にするとよい。
(6)チャネル数を4チャネル、ビット数を32ビットする構成を示したが、チャネル数、ビット数は何個でもよい。
(7)トリガ回路3は、1番目のチャネルのアナログ信号を入力する構成を示したが、何チャネル目のアナログ信号でもよく、複数チャネルのアナログ信号を組み合わせてもよい。また、入力端子Dinへのロジック信号や、入力端子Ain,Dinに入力されていない外部信号でもよい。
本発明の一実施例を示した構成図である。 図1に示す装置の表示例を示した図である。 図1に示す装置のその他の表示例を示した図である。 図1に示す装置のその他の表示例を示した図である。 従来の波形測定装置における表示例を示した図である。 従来の波形測定装置におけるその他の表示例を示した図である。 従来の波形測定装置におけるその他の表示例を示した図である。
符号の説明
9 表示部
72 変化点表示手段
73 バス値表示手段
74 領域算出手段

Claims (8)

  1. トリガ信号に基づいて取得した被測定信号の波形や、前記被測定信号の解析値を表示部の表示画面に表示する波形測定装置において、
    前記解析値の1キャラクタ分を表示するための領域を前記表示画面の時間軸上に沿った方向に固定的に複数個求める領域算出手段と、
    前記解析値を求める基準となる位置を前記表示画面に座標単位で表示する変化点表示手段と、
    この変化点表示手段の座標位置に基づいて前記領域算出手段の求めたキャラクタ単位の領域に前記解析値を表示する解析値表示手段と
    を設けたことを特徴とする波形測定装置。
  2. 前記トリガ信号と前記被測定信号とには相対的なジッタが存在することを特徴とする請求項1記載の波形測定装置。
  3. 変化点表示手段は、前記被測定信号の波形の表示に合わせて前記基準となる位置の表示を時間軸方向に移動し、
    領域算出手段は、前記基準となる位置の移動に関わらず領域の位置を固定していることを特徴とする請求項1または2記載の波形測定装置。
  4. 解析値表示手段は、前記基準となる位置から時間軸上の所定の距離はなれた前記領域を基準にして前記解析値を表示することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の波形測定装置。
  5. 解析値表示手段は、前記基準となる位置間の時間軸上における中点を求め、この中点に対応する前記領域を基準にして前記解析値を表示することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の波形測定装置。
  6. 前回の解析値を表示した領域を記憶する表示領域記憶手段を有し、
    解析値表示手段は、今回の解析値を表示する領域と、前記表示領域記憶手段に記憶された領域とを比較することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに波形測定装置。
  7. 変化点表示手段は、前記被測定信号である複数のロジック信号の論理レベルの変化を示す変化点を前記基準となる位置として表示することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに波形測定装置。
  8. 解析値表示手段は、前記複数のロジック信号のバス値を表示することを特徴とする請求項7記載の波形測定装置。
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