JP4924580B2 - 内燃機関制御装置 - Google Patents

内燃機関制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4924580B2
JP4924580B2 JP2008230459A JP2008230459A JP4924580B2 JP 4924580 B2 JP4924580 B2 JP 4924580B2 JP 2008230459 A JP2008230459 A JP 2008230459A JP 2008230459 A JP2008230459 A JP 2008230459A JP 4924580 B2 JP4924580 B2 JP 4924580B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
discharge
phase
internal combustion
combustion engine
engine control
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008230459A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010065548A (ja
Inventor
大 田中
公彦 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp filed Critical Mitsubishi Motors Corp
Priority to JP2008230459A priority Critical patent/JP4924580B2/ja
Publication of JP2010065548A publication Critical patent/JP2010065548A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4924580B2 publication Critical patent/JP4924580B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
  • Electrical Control Of Ignition Timing (AREA)

Description

本発明は、ガソリンエンジンの内燃機関制御装置に関する。
ガソリンエンジンにおいては、点火プラグにより放電を起こすことで気筒内に供給した混合気を燃焼させているため、ガソリンエンジンの正常な運転には点火プラグにおいて正常に放電が行われていることが重要となる。このため、混合気の着火・燃焼時に生じるイオン電流を検出することにより点火プラグの状態を判定する失火判定装置が知られている。このような失火判定装置の一例が下記特許文献1に開示されている。
特開2002−213337号公報
ところで、点火プラグの接地側の電極である接地電極の回転位置(以下、プラグ位相という)は混合気の燃焼に影響を与える。特に、点火プラグの放電位置における混合気の流速が速い筒内直接噴射式内燃機関や筒内流動を強化した内燃機関では、点火プラグの接地側の電極である接地電極の位置が混合気の燃焼に与える影響は大きい。
点火プラグに向けて直接燃料を噴射することで、点火プラグの放電位置近傍に可燃混合気を配置し、燃焼室全体としては希薄な成層混合気を形成する、所謂スプレーガイド方式の筒内直接噴射式内燃機関では混合気の輸送経路中に点火プラグが存在し、接地電極と混合気との干渉が起こるため、プラグ位相が噴霧及び混合気の輸送に影響を与え、プラグ位相によって放電位置における空燃比や噴霧及び混合気の流速が変化してしまう。また、流速の速い混合気中で点火を行うと、放電火花の吹き消えや吹き流しが生じるため、噴霧及び混合気の流速と接地電極との位置関係により、放電しやすいプラグ位相、又は、放電し難いプラグ位相というものも存在する。
これらの理由から、安定した成層希薄燃焼が成立する燃料噴射時期・点火時期の設定可能領域を示す安定燃焼領域はプラグ位相によって変化するが、一般に点火プラグは点火プラグの側面に設けられたネジ部によってシリンダヘッドに固定されるため、各気筒におけるプラグ位相を固定することは困難であるため、各気筒におけるプラグ位相を把握した上で、各気筒や各エンジンにおいて適切な制御を行うことが重要となる。
しかしながら、上述した従来の失火判定装置では、点火プラグの絶縁性について判定しているに過ぎないため、各気筒におけるプラグ位相を把握した上で、各気筒や各エンジンにおいて適切な制御を行うことはできない。
以上のことから、本発明は、各気筒における点火プラグのプラグ位相を判定し、このプラグ位相に応じて失火を防止する制御を行うことができる内燃機関制御装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決する第1の発明に係る内燃機関制御装置は、
燃焼室内に燃料を供給するインジェクタと、
中心電極と該中心電極の側方に位置し先端が前記中心電極の先端と対向する接地電極とを有する点火プラグと、
前記点火プラグの火花放電時の放電電流値又は放電電圧値のいずれか一方もしくは両方を計測する放電計測手段と
を備えた内燃機関制御装置において、
前記放電計測手段によって計測された、前記点火プラグにおける火花放電時の前記中心電極と前記接地電極との間の、少なくとも放電電圧値又は放電電流値のどちらか一方に基づき、前記燃焼室内のガス流動に対する前記中心電極と前記接地電極の位相を判定する位相判定手段と、
前記位相判定手段の判定に基づいて前記内燃機関の運転状態を制御する制御手段と
を備える
ことを特徴とする
上記の課題を解決する第2の発明に係る内燃機関制御装置は、第1の発明に係る内燃機関制御装置において、
前記位相判定手段は、前記放電計測手段によって計測された前記中心電極と前記接地電極との間の、放電電圧値又は放電電流値の少なくともどちらか一方に基づき前記点火プラグの放電し易さを計測し、前記放電し易さを予め設定された閾値と比較することで前記中心電極と前記接地電極の位相を判定する
ことを特徴とする。
上記の課題を解決する第3の発明に係る内燃機関制御装置は、第1の発明又は第2の発明に係る内燃機関制御装置において、
前記放電し易さの度合いが予め設定された閾値より高いときには、ガス流動に対する前記中心電極と前記接地電極の位相が、燃焼室内のガスの流動方向に沿った状態にあると判定する
ことを特徴とする。
上記の課題を解決する第4の発明に係る内燃機関制御装置は、第3の発明に係る内燃機関制御装置において、
前記位相判定手段は、前記放電計測手段によって計測された前記中心電極と前記接地電極との間の、放電電圧値又は放電電流値の少なくともどちらか一方の変位に基づいて前記点火プラグの放電し易さを計測する
ことを特徴とする。
上記の課題を解決する第5の発明に係る内燃機関制御装置は、第3の発明に係る内燃機関制御装置において、
前記位相判定手段は、前記放電計測手段によって計測された前記中心電極と前記接地電極との間の、放電電圧値又は放電電流値の少なくともどちらか一方で計測される放電時間に基づいて前記点火プラグの放電し易さを計測する
ことを特徴とする。
上記の課題を解決する第6の発明に係る内燃機関制御装置は、第1の発明から第5の発明のいずれかひとつに係る内燃機関制御装置において、
前記制御手段は、前記位相判定手段で判定された位相に応じて、燃料噴射時期と点火時期との間の時間の間隔を変更する
ことを特徴とする。
上記の課題を解決する第7の発明に係る内燃機関制御装置は、第1の発明から第6の発明のいずれかひとつに係る内燃機関制御装置において、
前記制御手段は、前記位相判定手段で判定された位相に応じて、触媒暖機時の点火時期を変更する
ことを特徴とする。
上記の課題を解決する第8の発明に係る内燃機関制御装置は、第1の発明から第7の発明のいずれかひとつに係る内燃機関制御装置において、
前記内燃機関は、運転状態に応じて、少なくともインジェクタから噴射される燃料を直接的に前記点火プラグに輸送する直接供給方式と、インジェクタから噴射される燃料をピストン頂面で案内して前記点火プラグに輸送する間接供給方式とを切り替え可能とし、
前記制御手段は、前記位相判定手段により前記点火プラグの放電し易さの度合いが低い位相と判定されたとき、前記直接供給方式の使用を制限する
ことを特徴とする。
上記の課題を解決する第9の発明に係る内燃機関制御装置は、第1の発明から第8の発明のいずれかひとつに係る内燃機関制御装置において、
前記放電計測手段によって計測された、前記点火プラグにおける放電時の前記中心電極と前記接地電極との間の、放電電圧値又は放電電流値の少なくともどちらか一方に基づき前記点火プラグの放電し易さ度合いを計測し、前記位相判定手段にて判定された位相の放電し易さ度合いと比較し、放電し易さ度合いが所定以上低下したとき前記点火プラグが消耗したと判定する消耗判定手段
を備える
ことを特徴とする。
本発明によれば、各気筒における点火プラグのプラグ位相を判定し、このプラグ位相に応じて失火を防止する制御を行うことができる内燃機関制御装置を実現することができる。
以下、本発明に係る内燃機関制御装置の実施形態について図を用いて説明する。ここで、図1は本発明に係る内燃機関制御装置の構成を示した模式図、図2は本発明に係る内燃機関制御装置におけるプラグ位相を示した模式図、図3は本発明に係る内燃機関制御装置における各プラグ位相を示した模式図、図4は本発明に係る内燃機関制御装置におけるプラグ位相0°の場合とプラグ位相90°の場合の点火プラグの側面図、図5は本発明に係る内燃機関制御装置におけるプラグ位相0°における点火放電時の二次電流及び二次電圧の波形を示した図、図6は本発明に係る内燃機関制御装置におけるプラグ位相45°における点火放電時の二次電流及び二次電圧の波形を示した図、図7は本発明に係る内燃機関制御装置におけるプラグ位相90°における点火放電時の二次電流及び二次電圧の波形を示した図、図8は本発明に係る内燃機関制御装置におけるプラグ位相135°における点火放電時の二次電流及び二次電圧の波形を示した図、図9は本発明に係る内燃機関制御装置におけるプラグ位相180°における点火放電時の二次電流及び二次電圧の波形を示した図、図10は本発明に係る内燃機関制御装置における平均二次電圧VAVE、放電要求電圧VDIS及び放電期間TSPARKの例を示した図、図11は本発明に係る内燃機関制御装置における第1のプラグ位相判定処理を示したフローチャート、図12は本発明に係る内燃機関制御装置における第2のプラグ位相判定処理を示したフローチャート、図13は本発明に係る内燃機関制御装置における放電の吹き消えの例を示した図、図14は本発明に係る内燃機関制御装置における第3のプラグ位相判定処理を示したフローチャート、図15は本発明に係る内燃機関制御装置における第1の内燃機関制御処理を示したフローチャート、図16は本発明に係る内燃機関制御装置における第2の内燃機関制御処理を示したフローチャート、図17は本発明に係る内燃機関制御装置における第3の内燃機関制御処理を示したフローチャート、図18は本発明に係る内燃機関制御装置における第4の内燃機関制御処理を示したフローチャート、図19は本発明に係る内燃機関制御装置における運転ゾーンマップの例を示した図、図20は本発明に係る内燃機関制御装置における第5の内燃機関制御処理を示したフローチャートである。
〔装置構成〕
はじめに、本発明に係る内燃機関制御装置の装置構成について説明する。
図1に示すように、本発明に係る内燃機関制御装置は、気筒(燃焼室)内に供給された混合気に放電により点火する点火プラグ1と、点火プラグ1に放電するための電気エネルギーを供給する点火コイル10と、車両全体の各種の車載装置等を制御しているECU20とにより構成されている。
そして、点火プラグ1は、点火プラグ1の中心に形成された中心電極2と、この中心電極2の側方に位置し先端が中心電極2の先端と対向する形状に形成された接地電極3とを備えている。点火コイル10は、一次電流i1が流れる一次コイル11と二次電流i2が
流れる二次コイル12とを備えている。ECU20は、吸入空気量InQ、吸気温InT、大気圧InP及びアクセル開度等SlL等の各種の車両の情報を取得し、これらの情報を基に各種演算処理を行う汎用的なCPU21と、CPU21における演算結果や予め記憶する各種マップや各種の車両情報を記憶する汎用的な記憶装置22を備えている。
点火プラグ1の接地電極3は接地されている。点火コイル10における二次コイル12は、一方の端子は点火プラグ1の中心電極2と接続されており、他方の端子は二次コイル12を流れる、すなわち、点火プラグ1の放電時には中心電極2と接地電極3との間に流れる放電電流を判定する二次電流検出手段4に接続されている。また、二次電流検出手段4の二次コイル12と接続された端子と反対側の端子は接地されている。
点火プラグ1の中心電極2と点火コイル10の二次コイル12との間の回路上に、二次コイル12に生じる、すなわち、点火プラグ1の放電時には中心電極2と接地電極3との間に生じる放電電圧を判定する二次電圧検出手段5が接続されている。また、二次電圧検出手段5の点火プラグ1の中心電極2及び二次コイル12と接続された端子と反対側の端子は接地されている。
点火コイル10における一次コイル11は、一方の端子が電源30と接続されており、他方の端子がスイッチング素子40のゲート端子G以外の端子と接続されている。また、スイッチング素子40の一次コイル11と接続されたゲート端子G以外の端子と反対側のゲート端子G以外の端子は接地されている。
ECU20は電源30と接続されており、これによりCPU21及び記憶装置22は動作のための電力の供給を受けている。ECU20は、点火信号igsを出力するためにスイッチング素子40のゲート端子Gと接続されている。また、ECU20は、二次電流値i2sを取得するため二次電流検出手段4と接続されており、二次電圧値v2sを取得するため二次電圧検出手段5と接続されている。
〔点火プラグの位相判定原理〕
次に、本発明に係る内燃機関制御装置における、プラグ位相の判定原理について説明する。ここでは筒内直接噴射式内燃機関を例に説明する。
図2に示すように、接地電極3が高圧燃料噴射弁(インジェクタ)7から噴射された噴霧6(ガス流動)の中心電極2への輸送を遮らない噴霧6の下流側の位置にある場合をプラグ位相0°とし、接地電極3が噴霧6の中心電極2への輸送を遮り噴霧6の上流側の位置にある場合をプラグ位相180°とする。なお、図2においては、例として、プラグ位相0°の場合を示している。
ここで、各プラグ位相における点火プラグ1の接地電極3の位置を示す。図3(a)はプラグ位相0°、図3(b)はプラグ位相45°、図3(c)はプラグ位相90°、図3(d)はプラグ位相135°、図3(e)はプラグ位相180°の場合の点火プラグ1の接地電極3の位置を示している。
ここで、プラグ位相0°の場合とプラグ位相90°の場合の点火プラグ1の放電の様子について説明する。なお、図4(a)はプラグ位相0°の場合の点火プラグ1の側面図、図4(b)はプラグ位相90°の場合の点火プラグ1の側面図である。
図4(a)に示すプラグ位相0°の場合、中心電極2と接地電極3との間の放電が噴霧6により流されたとしても、吹き流された先にも接地電極3が存在するため図4(a)中に矢印で示すように放電することができる。
これに対し、図4(b)に示すプラグ位相90°の場合、中心電極2と接地電極3との間の放電が噴霧6により流されると、接地電極3が存在しないため図4(b)中に矢印dで示す放電が吹き消えてしまう。
次に、プラグ位相により点火プラグ1における点火放電時の二次電流及び二次電圧の波形が変化する様子について説明する。
図5はプラグ位相0°、図6はプラグ位相45°、図7はプラグ位相90°、図8はプラグ位相135°、図9はプラグ位相180°の場合の点火プラグ1の点火放電時の二次電流及び二次電圧の波形の一例を示している。
図5〜9より、点火プラグ1における点火放電時の平均放電電圧、つまり、点火放電時の平均二次電圧VAVEは、プラグ位相180°の場合が最も低く、プラグ位相135°が最も高くなっている。なお、図5〜9では、平均二次電圧VAVEは、「プラグ位相180°<プラグ位相0°<プラグ位相45°<プラグ位相90°<プラグ位相135°」となっている。
そして、より低い電圧で放電が可能な程、より放電しやすいということができるため、放電しやすさは、「プラグ位相135°<プラグ位相90°<プラグ位相45°<プラグ位相0°<プラグ位相180°」となっていることが分かる。
また、点火プラグ1における点火放電時の放電期間TSPARKも、プラグ位相180°の場合が最も長く、プラグ位相135°が最も短くなっている。なお、図5〜9では、放電期間TSPARKは、「プラグ位相135°<プラグ位相90°<プラグ位相45°<プラグ位相0°<プラグ位相180°」となっている。
そして、より長く放電が可能な程、より放電しやすいということができるため、放電しやすさは、「プラグ位相135°<プラグ位相90°<プラグ位相45°<プラグ位相0°<プラグ位相180°」となっていることが分かる。
したがって、点火プラグ1の点火放電時の平均二次電圧VAVE及び放電期間TSPARKを検出することにより点火プラグ1の放電しやすさを判定することができるため、プラグ位相を判定することができるということになる。また、後述する点火プラグ1における点火放電時の放電の吹き消え回数NTを検出することによっても放電しやすさを判定することができるため、点火プラグ1における点火放電時の放電の吹き消え回数NTに基づきプラグ位相を判定することもできる。
なお、ここで示した各プラグ位相における点火放電時の二次電圧及び二次電流の波形は一例を示したものに過ぎず、エンジンの種類や、同種のエンジンであっても個体差や各種の設定等により変化するものであるが、各プラグ位相における点火放電時の平均二次電圧VAVE及び放電期間TSPARKの変化の傾向自体は同様であるため、点火プラグ1における点火放電時の平均二次電圧VAVE及び放電期間TSPARKの値からプラグ位相を判定する判定原理を一般化し、種々のエンジンの各気筒におけるプラグ位相の判定に適用することが可能である。
そして、本実施形態においては、上述した点火プラグ1における点火放電時の平均二次電圧VAVE及び放電期間TSPARKの計測結果に基づき放電しやすさに応じ、図2に示すように、プラグ位相180°を含む範囲をPhaseAとし、プラグ位相0°を含む範囲をPhaseBとし、プラグ位相90°を含む範囲をPhaseCとし、PhaseAとPhaseCとの間の範囲をPhaseDと範囲を設定した。
〔平均二次電圧、放電要求電圧及び放電期間に基づく位相判定〕
次に、二次電圧及び二次電流に基づく点火プラグ1における点火放電時の平均二次電圧VAVE、放電要求電圧VDIS及び放電期間TSPARKの算出方法について、図10を参照しながら説明する。
二次電圧検出手段5は、点火放電時の二次電圧値v2sをA/D変換して、この変換結果をECU20へ出力する。ECU20は、二次電圧検出手段5から出力された二次電圧値v2sを基に、ECU20における平均二次電圧VAVEの演算期間である平均二次電圧演算期間TAVE中の二次電圧値v2sの平均値である平均二次電圧VAVEを演算する。
また、二次電圧検出手段5は、点火放電時の二次電圧値v2sをA/D変換して、この変換結果をECU20へ出力する。ECU20は、二次電圧検出手段5から出力された点火放電時の二次電圧値v2sを基に、放電開始時の放電電圧である放電要求電圧VDISを演算する。
さらに、二次電流検出手段4は、点火放電時の二次電流値i2sをA/D変換して、この変換結果をECU20へ出力する。ECU20は、二次電流検出手段4から出力された二次電流値i2sを基に、放電電流の継続期間である放電期間TSPARKを演算する。
<第1のプラグ位相判定処理>
次に、平均二次電圧VAVEからプラグ位相を判定する第1のプラグ位相判定処理の手順について説明する。ここで、判定電圧VA,VB,VCは、「VA<VB<VC」とする。また、プラグ位相は、点火プラグ1の交換を実施するまではプラグ位相が変化することはないため、第1のプラグ位相判定処理を1度行えば点火プラグ1の交換を実施するまでは再度実施する必要はない。
図11に示すように、ステップS10において、ECU20は、記憶装置22に記憶した情報を基に、プラグ位相が未判定であるかどうか判断する。ECU20は、プラグ位相が未判定である場合、ステップS11を実行する。また、ECU20は、プラグ位相が未判定でない場合、第1のプラグ位相判定処理を終了する。
ステップS11において、ECU20は、各種の車両情報を基に、低負荷運転や成層リーン運転等のプラグ位相の判定を行える運転条件であるかどうか判断する。ECU20は、プラグ位相の判定を行える運転条件の場合、ステップS12を実行する。また、ECU20は、プラグ位相の判定を行える運転条件でない場合、第1のプラグ位相判定処理を終了する。
ステップS12において、ECU20は、各気筒における二次電圧値v2sを読み込む。ECU20は、ステップS12の実行後、ステップS13を実行する。
ステップS13において、ECU20は、各気筒における平均二次電圧VAVEを演算する。ECUは、ステップS13の実行後、ステップS14を実行する。
ステップS14において、ECU20は、各気筒における平均二次電圧VAVEが判定電圧VAよりも小さいかどうか判断する。ECU20は、各気筒における平均二次電圧VAVEが判定電圧VAよりも小さい場合、ステップS15を実行する。また、ECU20は、各気筒における平均二次電圧VAVEが判定電圧VAよりも小さくない場合、ステップS16を実行する。
ステップS15において、ECU20は、各気筒におけるプラグ位相をPhaseAと判定する。ECU20は、ステップS15の実行後、ステップS21を実行する。
ステップS16において、ECU20は、各気筒における平均二次電圧VAVEが判定電圧VBよりも小さいかどうか判断する。ECU20は、各気筒における平均二次電圧VAVEが判定電圧VBよりも小さい場合、ステップS17を実行する。また、ECU20は、各気筒における平均二次電圧VAVEが判定電圧VBよりも小さくない場合、ステップS18を実行する。
ステップS17において、ECU20は、各気筒におけるプラグ位相をPhaseBと判定する。ECU20は、ステップS17の実行後、ステップS21を実行する。
ステップS18において、ECU20は、各気筒における平均二次電圧VAVEが判定電圧VCよりも小さいかどうか判断する。ECU20は、各気筒における平均二次電圧VAVEが判定電圧VCよりも小さい場合、ステップS19を実行する。また、ECU20は、各気筒における平均二次電圧VAVEが判定電圧VCよりも小さくない場合、ステップS20を実行する。
ステップS19において、ECU20は、各気筒におけるプラグ位相をPhaseCと判定する。ECU20は、ステップS19の実行後、ステップS21を実行する。
ステップS20において、ECU20は、各気筒におけるプラグ位相をPhaseDと判定する。ECU20は、ステップS20の実行後、ステップS21を実行する。
ステップS21において、ECU20は、各気筒におけるプラグ位相を記憶装置22に判定済みとして記憶する。ECUは、ステップS21の実行後、第1のプラグ位相判定処理を終了する。
以上説明した第1のプラグ位相判定処理により、平均二次電圧VAVEからプラグ位相を判定することができる。
<第2のプラグ位相判定処理>
次に、放電期間TSPARKからプラグ位相を判定する第2のプラグ位相判定処理の手順について説明する。ここで、判定放電期間TA,TB,TCは、「TA>TB>TC」とする。また、プラグ位相は、点火プラグ1の交換を実施するまではプラグ位相が変化することはないため、第2のプラグ位相判定処理を1度行えば点火プラグ1の交換を実施するまでは再度実施する必要はない。
図12に示すように、ステップS30において、ECU20は、記憶装置22に記憶した情報を基に、プラグ位相が未判定であるかどうか判断する。ECU20は、プラグ位相が未判定である場合、ステップS31を実行する。また、ECU20は、プラグ位相が未判定でない場合、第2のプラグ位相判定処理を終了する。
ステップS31において、ECU20は、各種の車両情報を基に、低負荷運転や成層リーン運転等のプラグ位相の判定が行える運転条件であるかどうか判断する。ECU20は、プラグ位相の判定が行える運転条件の場合、ステップS32を実行する。また、ECU20は、プラグ位相の判定が行える運転条件でない場合、第2のプラグ位相判定処理を終了する。
ステップS32において、ECU20は、各気筒における二次電流値i2sを読み込む。ECU20は、ステップS32の実行後、ステップS33を実行する。
ステップS33において、ECU20は、各気筒における放電期間TSPARKを演算する。ECU20は、ステップS33の実行後、ステップS34を実行する。
ステップS34において、ECU20は、各気筒における放電期間TSPARKが判定放電期間TAよりも長いかどうか判断する。ECU20は、各気筒における放電期間TSPARKが判定放電期間TAよりも長い場合、ステップS35を実行する。また、ECU20は、各気筒における放電期間TSPARKが判定放電期間TAよりも長くない場合、ステップS36を実行する。
ステップS35において、ECU20は、各気筒におけるプラグ位相をPhaseAと判定する。ECU20は、ステップS35の実行後、ステップS41を実行する。
ステップS36において、ECU20は、各気筒における放電期間TSPARKが判定放電期間TBよりも長いかどうか判断する。ECU20は、各気筒における放電期間TSPARKが判定放電期間TBよりも長い場合、ステップS37を実行する。また、ECU20は、各気筒における放電期間TSPARKが判定放電期間TBよりも長くない場合、ステップS38を実行する。
ステップS37において、ECU20は、各気筒におけるプラグ位相をPhaseBと判定する。ECU20は、ステップS37の実行後、ステップS41を実行する。
ステップS38において、ECU20は、各気筒における放電期間TSPARKが判定放電期間TCよりも長いかどうか判断する。ECU20は、各気筒における放電期間TSPARKが判定放電期間TCよりも長い場合、ステップS39を実行する。また、ECU20は、各気筒における放電期間TSPARKが判定放電期間TCよりも長くない場合、ステップS40を実行する。
ステップS39において、ECU20は、各気筒におけるプラグ位相をPhaseCと判定する。ECU20は、ステップS39の実行後、ステップS41を実行する。
ステップS40において、ECU20は、各気筒におけるプラグ位相をPhaseDと判定する。ECU20は、ステップS40の実行後、ステップS41を実行する。
ステップS41において、ECU20は、各気筒におけるプラグ位相を記憶装置22に判定済みとして記憶する。ECU20は、ステップS41の実行後、第2のプラグ位相判定処理を終了する。
以上説明した第2のプラグ位相判定処理により、放電期間TSPARKからプラグ位相を判定することができる。
〔吹き消え回数に基づく位相判定〕
次に、二次電圧及び二次電流に基づく点火プラグ1における点火放電時の放電の吹き消え回数NTの算出方法について図13を参照しながら説明する。
二次電圧検出手段5は、点火放電時の二次電圧値v2sをA/D変換して、この変換結果をECU20へ出力する。ECU20は、二次電圧検出手段5から出力された二次電圧値v2sを基に、例えば、放電期間TSPARK内に二次電圧値v2sが所定の値を超えた回数をカウントして放電の吹き消え回数NTを演算する。なお、図13中矢印Iで示す部分が吹き消え後に再放電が発生した部分である。図13に示すように、吹き消えが発生すると、再放電時に絶縁破壊に到る電圧まで二次電圧値v2sが上昇する。
二次電流検出手段4は、点火放電時の二次電流値i2sをA/D変換して、この変換結果をECU20へ出力する。ECU20は、二次電流検出手段4から出力された二次電流値i2sを基に、例えば、放電期間TSPARK内に二次電流値i2sが所定の値を下回った回数をカウントして放電の吹き消え回数NTを演算する。なお、図13中矢印Iで示す部分が吹き消えが発生した部分である。図13に示すように、吹き消えが発生すると、二次電流値i2sは0となる。
<第3のプラグ位相判定処理>
次に、放電の吹き消え回数NTからプラグ位相を判定する第3のプラグ位相判定処理の手順について説明する。ここで、判定吹き消え回数NA,NB,NCは、「NA<NB<NC」とする。また、プラグ位相は、点火プラグ1の交換を実施するまではプラグ位相が変化することはないため、第3のプラグ位相判定処理を1度行えば点火プラグ1の交換を実施するまでは再度実施する必要はない。
図14に示すように、ステップS50において、ECU20は、記憶装置22に記憶した情報を基に、プラグ位相が未判定であるかどうか判断する。ECU20は、プラグ位相が未判定である場合、ステップS51を実行する。また、ECU20は、プラグ位相が未判定でない場合、第3のプラグ位相判定処理を終了する。
ステップS51において、ECU20は、各種の車両情報を基に、低負荷運転や成層リーン運転等のプラグ位相の判定が行える運転条件であるかどうか判断する。ECU20は、プラグ位相の判定が行える運転条件の場合、ステップS52を実行する。また、ECU20は、プラグ位相の判定が行える運転条件でない場合、第3のプラグ位相判定処理を終了する。
ステップS52において、ECU20は、各気筒における二次電流値i2s又は二次電圧値v2sを読み込む。ECU20は、ステップS52の実行後、ステップS53を実行する。
ステップS313において、ECU20は、各気筒における吹き消え回数NTを演算する。ECU20は、ステップS53の実行後、ステップS54を実行する。
ステップS54において、ECU20は、各気筒における吹き消え回数NTが判定吹き消え回数NAよりも少ないかどうか判断する。ECU20は、各気筒における吹き消え回数NTが判定吹き消え回数NAよりも少ない場合、ステップS55を実行する。また、ECU20は、各気筒における吹き消え回数NTが判定吹き消え回数NAよりも少なくない場合、ステップS56を実行する。
ステップS55において、ECU20は、各気筒におけるプラグ位相をPhaseAと判定する。ECU20は、ステップS55の実行後、ステップS61を実行する。
ステップS56において、ECU20は、各気筒における吹き消え回数NTが判定吹き消え回数NBよりも少ないかどうか判断する。ECU20は、各気筒における吹き消え回数NTが判定吹き消え回数NBよりも少ない場合、ステップS57を実行する。また、ECU20は、各気筒における吹き消え回数NTが判定吹き消え回数NBよりも少なくない場合、ステップS58を実行する。
ステップS57において、ECU20は、各気筒におけるプラグ位相をPhaseBと判定する。ECU20は、ステップS57の実行後、ステップS61を実行する。
ステップS58において、ECU20は、各気筒における吹き消え回数NTが判定吹き消え回数NCよりも少ないかどうか判断する。ECU20は、各気筒における吹き消え回数NTが判定吹き消え回数NCよりも少ない場合、ステップS59を実行する。また、ECU20は、各気筒における吹き消え回数NTが判定吹き消え回数NCよりも少なくない場合、ステップS60を実行する。
ステップS59において、ECU20は、各気筒におけるプラグ位相をPhaseCと判定する。ECU20は、ステップS59の実行後、ステップS61を実行する。
ステップS60において、ECU20は、各気筒におけるプラグ位相をPhaseDと判定する。ECU20は、ステップS60の実行後、ステップS61を実行する。
ステップS61において、ECU20は、各気筒におけるプラグ位相を記憶装置22に判定済みとして記憶する。ECU20は、ステップS61の実行後、第3のプラグ位相判定処理を終了する。
以上説明した第3のプラグ位相判定処理により、放電の吹き消え回数からプラグ位相を判定することができる。
〔プラグ位相に応じた内燃機関制御処理〕
次に、上述したようにして求めたプラグ位相に応じ内燃機関の制御を行う内燃機関制御処理の手順について説明する。ここでは筒内直接噴射式内燃機関を例に説明する。
<第1のプラグ位相に応じた内燃機関制御処理>
はじめに、プラグ位相に基づき通電期間を補正して放電時のエネルギーをアップする点火の制御を行う第1のプラグ位相に応じた内燃機関制御処理の手順について説明する。
図15に示すように、ステップS70において、ECU20は、各種の車両情報を基に、成層リーンスプレーガイド運転であるかどうか判断する。ECU20は、成層リーンスプレーガイド運転条件の場合、ステップS71を実行する。また、ECU20は、成層リーンスプレーガイド運転条件でない場合、第1のプラグ位相に応じた内燃機関制御処理を終了する。
ステップS71において、ECU20は、記憶装置22に記憶した情報を基に、プラグ位相が判定済みであるかどうか判断する。ECU20は、プラグ位相が判定済みである場合、ステップS72を実行する。また、ECU20は、プラグ位相が未判定の場合、ステップS74に移行し、上述した第1〜第3のプラグ位相判定処理の内の少なくともいずれかひとつを実行する。
ステップS72において、ECU20は、記憶装置22に記憶した各気筒における通電期間補正係数マップを読み込む。ここで、通電期間補正係数マップを下記表1に示す。また、通電期間補正係数kは、「kA<kB<kC<kD」とする。ECU20は、ステップS72の実行後、ステップS73を実行する。
Figure 0004924580
ステップS73において、ECU20は、各気筒における通電期間TDWELをk×TDWELと変更(つまり、TDWEL→k×TDWEL)して、通電期間TDWELを補正する。ECU20は、ステップS73の実行後、第1の内燃機関制御処理を終了する。
以上説明した第1のプラグ位相に応じた内燃機関制御処理により、プラグ位相に基づき通電期間TDWELを補正して放電時のエネルギーをアップすることができる。これにより、放電し難い点火プラグ位相であっても放電しやすくなるため、失火を防止することができる。
<第2の内燃機関制御処理>
次に、プラグ位相に基づき燃料噴射時期と点火時期との間の時間の間隔を拡大する内燃機関の制御を行う第2のプラグ位相に応じた内燃機関制御処理の手順について説明する。なお、本実施形態においては、燃料噴射時期と点火時期とのインターバルの拡大は、噴射時期を固定して点火時期を遅らせるか、又は、点火時期を固定して噴射時期を早めることにより実現する。以下では後者の場合を例に説明する。
図16に示すように、ステップS80において、ECU20は、各種の車両情報を基に、成層リーンスプレーガイド運転条件であるかどうか判断する。ECU20は、成層リーンスプレーガイド運転条件の場合、ステップS81を実行する。また、ECU20は、成層リーンスプレーガイド運転条件でない場合、第2のプラグ位相に応じた内燃機関制御処理を終了する。
ステップS81において、ECU20は、記憶装置22に記憶した情報を基に、プラグ位相が判定済みであるかどうか判断する。ECU20は、プラグ位相が判定済みである場合、ステップS82を実行する。また、ECU20は、プラグ位相が未判定の場合、ステップS84に移行し、上述した第1〜第3のプラグ位相判定処理の内の少なくともいずれかひとつを実行する。
ステップS82において、ECU20は、記憶装置22に記憶した各気筒における燃料噴射時期補正量マップを読み込む。ここで、燃料噴射時期補正量マップを下記表2に示す。また、燃料噴射時期補正量tADVは、「tA<tB<tC<tD」とする。ECU20は、ステップS82の実行後、ステップS83を実行する。
Figure 0004924580
ステップS83において、ECU20は、各気筒における燃料噴射時期tINJ(進角方向を正の値とする)をtINJ+tADVと変更(つまり、tINJ→tINJ+tADV)して、燃料噴射時期tINJを補正する。ECU20は、ステップS83の実行後、第2の内燃機関制御処理を終了する。
以上説明した第2のプラグ位相に応じた内燃機関制御処理により、プラグ位相に基づき燃料噴射時期と点火時期とのインターバルを変更することができる。これにより、放電し難い点火プラグ位相において、燃料噴射時期と点火時期のインターバルを拡大することで放電位置の流速を低下させることができ、放電し難い点火プラグ位相であっても放電しやすくなるため、失火を防止することができる。
<第3の内燃機関制御処理>
次に、プラグ位相に基づき分割噴射リーンモード運転時の分割噴射割合を変更する内燃機関の制御を行う第3のプラグ位相に応じた内燃機関制御処理の手順について説明する。
ここで、分割噴射とは、吸気行程と圧縮行程の2回に分けて、または圧縮行程中に2回に分けて燃料を噴射するものであり、先の噴射を1回目の噴射とし、後の噴射を2回目の噴射とし、1回目の噴射時の燃料噴射量をFuel1stとし、2回目の噴射時の燃料噴射量をFuel2ndとした場合、1回目の燃料噴射割合R1stは下記式(1)により求めることができる。
Figure 0004924580
また、圧縮行程の噴射を2回目の燃料噴射割合R2ndは下記式(2)により求めることができる。
Figure 0004924580
なお、本実施形態においては、1回目の噴射時の燃料噴射量Fuel1stと2回目の噴射時の燃料噴射量Fuel2ndとをトータルした燃料量を固定し、Fuel1stを増やすことにより、1回目の燃料噴射割合R1stと2回目の燃料噴射割合R2ndを変更するものとする。
図17に示すように、ステップS90において、ECU20は、各種の車両情報を基に、分割噴射リーンスプレーガイド運転条件であるかどうか判断する。ECU20は、分割噴射リーンスプレーガイド運転条件の場合、ステップS91を実行する。また、ECU20は、分割噴射リーンスプレーガイド運転条件でない場合、第3のプラグ位相に応じた内燃機関制御処理を終了する。
ステップS91において、ECU20は、記憶装置22に記憶した情報を基に、プラグ位相が判定済みであるかどうか判断する。ECU20は、プラグ位相が判定済みである場合、ステップS92を実行する。また、ECU20は、プラグ位相が未判定の場合、ステップS94に移行し、上述した第1〜第3のプラグ位相判定処理の内の少なくともいずれかひとつを実行する。
ステップS92において、ECU20は、記憶装置22に記憶した各気筒における1回目噴射割合補正係数マップを読み込む。ここで、1回目噴射割合補正係数マップを下記表3に示す。また、1回目噴射割合補正係数k1stは、「kMA<kMB<kMC<kMD」とする。ECU20は、ステップS92の実行後、ステップS93を実行する。
Figure 0004924580
ステップS93において、ECUは、各気筒における1回目の燃料噴射割合R1stをk1st×R1stと変更(つまり、R1st→k1st×R1st)して、1回目の燃料噴射割合R1stを補正する。ECUは、ステップS603の実行後、第3の内燃機関制御処理を終了する。
以上説明した第3のプラグ位相に応じた内燃機関制御処理により、プラグ位相に基づき分割噴射リーンモード運転時の分割噴射割合を変更することができる。これにより、放電し難い点火プラグ位相において1回目の燃料噴射割合を増やす(2回目の燃料噴射割合を減らす)ことで放電位置の流速を低下させることができ、放電し難い点火プラグ位相であっても点火しやすくなるため、失火を防止することができる。
<第4の内燃機関制御処理>
冷間運転時に触媒コンバータを早く活性化させるため、内燃機関は点火時期を遅角することによって排気ガス温度を上昇させ、それにより触媒温度を上昇させるようにしている。しかしながら、直接噴射火花点火式内燃機関のみならず、フローコントロールバルブ等を装着したガソリンエンジンでも、吸気流動が速いため、放電の吹き消えが発生しやすい。よって、点火プラグ1の位相によって、触媒暖機モード時の点火遅角限界が変化するため、点火プラグ1の位相に応じた内燃機関制御処理が必要となる。
次に、上述した第1〜第3の点火プラグ位相判定処理により求めた点火プラグ1の位相に応じた内燃機関制御処理の手順について説明する。
図18に示すように、ステップS100において、ECU20は、各種の車両情報を基に、触媒の暖機を行う運転条件である触媒暖機モードであるかどうか判断する。ECU20は、触媒暖機モードである場合、ステップS101を実行する。また、ECU20は、触媒暖機モードでない場合、第4の内燃機関制御処理を終了する。
ステップS101において、ECU20は、記憶装置22に記憶した情報を基に、プラグ位相が判定済みであるかどうか判断する。プラグ位相が判定済みの場合、ステップS102を実行する。また、プラグ位相が判定済みでない場合、第4の内燃機関制御処理を終了する。
ステップS102において、ECU20は、記憶装置22に記憶した各気筒における点火プラグ1の位相に応じて触媒暖機時の点火遅角量を変更する点火遅角補正量マップを読み込む。ここで、点火遅角補正量マップを下記表4に示す。また、点火遅角補正量TWUA,TWUB,TWUC,TWUDは、「TWUA<TWUB<TWUC<TWUD」とする。ECU20は、ステップS102の実行後、ステップS103を実行する。
Figure 0004924580
ステップS103において、ECU20は、各気筒における点火時期TSAを「TSA+TWUADV」(進角側を正とする)と変更(つまり、TSA→TSA+TWUADV)して、点火時期TSAを補正する。ECU20は、ステップS103の実行後、第4の内燃機関制御処理を終了する。
以上説明した第4の内燃機関制御処理により、プラグ位相に基づき触媒暖機時の点火時期設定を変更することができる。これにより、触媒暖機時に点火安定性の悪い位相のみ点火進角することで、触媒暖機効果と燃焼安定性を両立することができるため、触媒暖機時の点火遅角量を大きくするなどのマッチングが可能となり、燃費を向上し、排ガスを低減することができる。また、ここではプラグ位相に応じて点火時期の設定を変更したが、前述の第1の内燃機関制御処理同様、点火の通電期間を補正しても良い。
<第5の内燃機関制御処理>
次に、点火プラグ1の消耗度合に基づきリーン運転の許可領域を変更する内燃機関の制御を行う点火プラグ1の消耗度合に応じた内燃機関制御処理の手順について説明する。
ここで、リーン運転の許可領域を設定する運転ゾーンマップについて説明する。図19に示すように、運転ゾーンマップは、エンジン回転数と負荷との関係においてリーン運転領域と予混合ストイキ/リッチ運転領域とを分けて設定している。
また、リーン運転領域は、高圧燃料噴射弁7から噴射される燃料を直接的に前記点火プラグ1に輸送するスプレーガイド方式(直接供給方式)が実施されるスプレーガイドリーン領域と、上述した分割噴射成層燃焼が実施される分割噴射リーン領域と、高圧燃料噴射弁7から噴射される燃料をピストン頂面で案内して前記点火プラグ1に輸送するウォールガイド方式(間接供給方式)が実施されるウォールガイドリーン領域とに分かれている。
ここで、図19に示すように、ウォールガイドリーン領域はエンジン回転数が「0≦NE1」の範囲内にあり負荷が「0≦PE1」の範囲内にあるものとし、分割噴射リーン領域はエンジン回転数が「NEws≦NE1」の範囲内にあり負荷が「PEsd≦PEdw」の範囲内にあるものとし、スプレーガイドリーン領域はエンジン回転数が「NEws≦NE1」の範囲内にあり負荷が「0≦PEsd」の範囲にあるものとする。
図20に示すように、ステップS110において、ECU20は、各種の車両情報を基に、成層リーンスプレーガイド運転条件であるかどうか判断する。ECU20は、成層リーンスプレーガイド運転条件の場合、ステップS111を実行する。また、ECU20は、成層リーンスプレーガイド運転条件でない場合、プラグの消耗に応じた内燃機関制御処理を終了する。
ステップS111において、ECU20は、記憶装置22に記憶した情報を基に、プラグの消耗が判定済みであるかどうか判断する。ECU20は、プラグの消耗が判定済みである場合、ステップS112を実行する。また、ECU20は、プラグの消耗が未判定の場合、ステップS115に移行し、上述したプラグの消耗判定処理を実行する。
ここで、点火プラグ1の消耗度合の判定方法について説明する。点火プラグ1は消耗が進むと放電し難くなる。そして、点火プラグ1における放電時の放電要求電圧VDIS、平均二次電圧VAVEは高くなり、放電期間TSPARKは短くなる。このため、各気筒における点火プラグ1の消耗度合に応じた放電要求電圧VDIS、平均二次電圧VAVE及び放電期間TSPARKを設定し、点火プラグ1における放電時の前記中心電極2と前記接地電極3との間の電圧値又は電流値に基づき点火プラグ1の消耗度合を判定することができる。なお、プラグ消耗度合Rwearは数値が大きいほど点火プラグ1の消耗度合が大きいことを意味している。
ステップS112において、ECU20は、記憶装置22に記憶した各気筒におけるリーン運転上限回転補正量マップを読み込む。ここで、リーン運転上限回転補正量マップを下記表5に示す。ここで、リーン上限回転補正量NLEANは、「NL1<NL2<NL3<NL4」とする。ECU20は、ステップS112の実行後、ステップS113を実行する。
Figure 0004924580
ステップS113において、ECU20は、記憶装置22に記憶した各気筒におけるリーン運転上限負荷補正量マップを読み込む。ここで、リーン運転上限負荷補正量マップを下記表6に示す。ここで、リーン上限負荷補正量PLEANは、「PL1<PL2<PL3<PL4」とする。ECU20は、ステップS113の実行後、ステップS114を実行する。
Figure 0004924580
ステップS114において、ECU20は、各気筒における運転モード領域をプラグの消耗に応じ、リーン運転上限回転補正量マップ及びリーン運転上限負荷補正量マップに従いリーン運転許可領域を補正する。すなわち、点火プラグ1の消耗が進むにつれ、エンジン回転数NE1,NEwsと負荷PE1,PEdw,PEsdを図19に示す矢印方向に変更する。ECU20は、ステップS114の実行後、第4の内燃機関制御処理を終了する。
以上説明した点火プラグ1の消耗度合に応じた内燃機関制御処理により、点火プラグ1の消耗度合いに基づきリーン運転の許可領域を変更することができる。これにより、点火プラグ1の消耗が進行し、放電し難くなっても、高い放電エネルギーの必要なリーン運転を禁止することで失火を防止することができる。
なお、ECU20により、二次電流検出手段4又は二次電圧検出手段5によって計測された、点火プラグ1における放電時の中心電極2と接地電極3との間の、放電電圧値又は放電電流値の少なくともどちらか一方に基づき点火プラグ1の放電し易さ度合いを計測し、
予め判定した位相の放電し易さ度合いと比較して、放電し易さの度合いが所定以上低下したとき点火プラグ1が消耗したと判定することも可能である。
また、点火プラグ1の所定の消耗を判定した場合、エンジンチェックランプを点灯し、運転者に点火プラグ1の交換を促すようにすることも可能である。また、定期的に点火プラグ1の消耗度合を判定し、突然の消耗度合の変化、つまり、突然の点火プラグ1の放電しやすさの変化を判定した場合、燃料系統や点火系統に以上が生じたと判定し、エンジンチェックランプを点灯するようにすることも可能である。
以上のように、本発明に係る内燃機関制御装置によれば、燃焼室内に燃料を供給する高圧燃料噴射弁7と、中心電極2とこの中心電極2の側方に位置し先端が中心電極2の先端と対向する接地電極3とを有する点火プラグ1と、点火プラグ1の火花放電時の放電電流値又は放電電圧値のいずれか一方を計測する二次電流検出手段4又は二次電圧検出手段5もしくは両方を計測する二次電流検出手段4及び二次電圧検出手段5とを備えた内燃機関制御装置において、二次電流検出手段4又は二次電圧検出手段5によって計測された、点火プラグ1における火花放電時の中心電極2と接地電極3との間の、少なくとも放電電圧値又は放電電流値のどちらか一方に基づき、燃焼室内のガス流動に対する中心電極2と接地電極3の位相を判定するECU20(位相判定手段)と、このECU20(位相判定手段)の判定に基づいて内燃機関の運転状態を制御するECU20(制御手段)とを備えることにより、各気筒における点火プラグ1のプラグ位相を判定し、このプラグ位相に応じて失火を防止する制御を行うことができる内燃機関制御装置を実現することができる。
本発明は、例えば、筒内直接噴射式内燃機関や筒内流動を強化した内燃機関に利用することが可能である。
本発明に係る内燃機関制御装置の構成を示した模式図である。 本発明に係る内燃機関制御装置におけるプラグ位相を示した模式図である。 本発明に係る内燃機関制御装置における各プラグ位相を示した模式図である。 本発明に係る内燃機関制御装置におけるプラグ位相0°の場合とプラグ位相90°の場合の点火プラグの側面図である。 本発明に係る内燃機関制御装置におけるプラグ位相0°における点火放電時の二次電流及び二次電圧の波形を示した図である。 本発明に係る内燃機関制御装置におけるプラグ位相45°における点火放電時の二次電流及び二次電圧の波形を示した図である。 本発明に係る内燃機関制御装置におけるプラグ位相90°における点火放電時の二次電流及び二次電圧の波形を示した図である。 本発明に係る内燃機関制御装置におけるプラグ位相135°における点火放電時の二次電流及び二次電圧の波形を示した図である。 本発明に係る内燃機関制御装置におけるプラグ位相180°における点火放電時の二次電流及び二次電圧の波形を示した図である。 本発明に係る内燃機関制御装置における平均二次電圧VAVE、放電要求電圧VDIS及び放電期間TSPARKの例を示した図である。 本発明に係る内燃機関制御装置における第1のプラグ位相判定処理を示したフローチャートである。 本発明に係る内燃機関制御装置における第2のプラグ位相判定処理を示したフローチャートである。 本発明に係る内燃機関制御装置における放電の吹き消えの例を示した図である。 本発明に係る内燃機関制御装置における第3のプラグ位相判定処理を示したフローチャートである。 本発明に係る内燃機関制御装置における第1の内燃機関制御処理を示したフローチャートである。 本発明に係る内燃機関制御装置における第2の内燃機関制御処理を示したフローチャートである。 本発明に係る内燃機関制御装置における第3の内燃機関制御処理を示したフローチャートである。 本発明に係る内燃機関制御装置における第4の内燃機関制御処理を示したフローチャートである。 本発明に係る内燃機関制御装置における運転ゾーンマップの例を示した図である。 本発明に係る内燃機関制御装置における第5の内燃機関制御処理を示したフローチャートである。
符号の説明
1 点火プラグ
2 中心電極
3 接地電極
4 二次電流検出手段
5 二次電圧検出手段
6 噴霧
7 高圧燃料噴射弁
10 点火コイル
11 一次コイル
12 二次コイル
20 ECU
21 CPU
22 記憶装置
30 電源
40 スイッチング素子

Claims (9)

  1. 燃焼室内に燃料を供給するインジェクタと、
    中心電極と該中心電極の側方に位置し先端が前記中心電極の先端と対向する接地電極とを有する点火プラグと、
    前記点火プラグの火花放電時の放電電流値又は放電電圧値のいずれか一方もしくは両方を計測する放電計測手段と
    を備えた内燃機関制御装置において、
    前記放電計測手段によって計測された、前記点火プラグにおける火花放電時の前記中心電極と前記接地電極との間の、少なくとも放電電圧値又は放電電流値のどちらか一方に基づき、前記燃焼室内のガス流動に対する前記中心電極と前記接地電極の位相を判定する位相判定手段と、
    前記位相判定手段の判定に基づいて前記内燃機関の運転状態を制御する制御手段と
    を備える
    ことを特徴とする内燃機関制御装置。
  2. 前記位相判定手段は、前記放電計測手段によって計測された前記中心電極と前記接地電極との間の、放電電圧値又は放電電流値の少なくともどちらか一方に基づき前記点火プラグの放電し易さを計測し、前記放電し易さを予め設定された閾値と比較することで前記中心電極と前記接地電極の位相を判定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の内燃機関制御装置。
  3. 前記放電し易さの度合いが予め設定された閾値より高いときには、ガス流動に対する前記中心電極と前記接地電極の位相が、燃焼室内のガスの流動方向に沿った状態にあると判定する
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の内燃機関制御装置。
  4. 前記位相判定手段は、前記放電計測手段によって計測された前記中心電極と前記接地電極との間の、放電電圧値又は放電電流値の少なくともどちらか一方の変位に基づいて前記点火プラグの放電し易さを計測する
    ことを特徴とする請求項3に記載の内燃機関制御装置。
  5. 前記位相判定手段は、前記放電計測手段によって計測された前記中心電極と前記接地電極との間の、放電電圧値又は放電電流値の少なくともどちらか一方で計測される放電時間に基づいて前記点火プラグの放電し易さを計測する
    ことを特徴とする請求項3に記載の内燃機関制御装置。
  6. 前記制御手段は、前記位相判定手段で判定された位相に応じて、燃料噴射時期と点火時期との間の時間の間隔を変更する
    ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の内燃機関制御装置。
  7. 前記制御手段は、前記位相判定手段で判定された位相に応じて、触媒暖機時の点火時期を変更する
    ことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の内燃機関制御装置。
  8. 前記内燃機関は、運転状態に応じて、少なくともインジェクタから噴射される燃料を直接的に前記点火プラグに輸送する直接供給方式と、インジェクタから噴射される燃料をピストン頂面で案内して前記点火プラグに輸送する間接供給方式とを切り替え可能とし、
    前記制御手段は、前記位相判定手段により前記点火プラグの放電し易さの度合いが低い位相と判定されたとき、前記直接供給方式の使用を制限する
    ことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の内燃機関制御装置。
  9. 前記放電計測手段によって計測された、前記点火プラグにおける放電時の前記中心電極と前記接地電極との間の、放電電圧値又は放電電流値の少なくともどちらか一方に基づき前記点火プラグの放電し易さ度合いを計測し、前記位相判定手段にて判定された位相の放電し易さ度合いと比較し、放電し易さ度合いが所定以上低下したとき前記点火プラグが消耗したと判定する消耗判定手段
    を備える
    ことを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の内燃機関制御装置。
JP2008230459A 2008-09-09 2008-09-09 内燃機関制御装置 Expired - Fee Related JP4924580B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008230459A JP4924580B2 (ja) 2008-09-09 2008-09-09 内燃機関制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008230459A JP4924580B2 (ja) 2008-09-09 2008-09-09 内燃機関制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010065548A JP2010065548A (ja) 2010-03-25
JP4924580B2 true JP4924580B2 (ja) 2012-04-25

Family

ID=42191346

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008230459A Expired - Fee Related JP4924580B2 (ja) 2008-09-09 2008-09-09 内燃機関制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4924580B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012036763A (ja) * 2010-08-04 2012-02-23 Nippon Soken Inc 内燃機関の点火制御装置
JP5998949B2 (ja) * 2013-01-23 2016-09-28 トヨタ自動車株式会社 内燃機関の点火制御装置
US9932955B2 (en) 2014-04-10 2018-04-03 Denso Corporation Ignition apparatus
JP6677497B2 (ja) * 2015-12-09 2020-04-08 株式会社Soken 内燃機関の制御装置
JP6753288B2 (ja) * 2016-12-05 2020-09-09 株式会社デンソー 点火制御システム
JP6531841B2 (ja) * 2018-01-04 2019-06-19 株式会社デンソー 点火装置
JP7023352B2 (ja) * 2018-04-10 2022-02-21 日産自動車株式会社 内燃機関の制御方法及び内燃機関

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3211542B2 (ja) * 1994-02-28 2001-09-25 トヨタ自動車株式会社 内燃機関の燃料噴射制御装置
JP2000068030A (ja) * 1998-08-25 2000-03-03 Ngk Spark Plug Co Ltd 点火プラグ、シリンダヘッド及び内燃機関
JP2002138935A (ja) * 2000-11-01 2002-05-17 Ngk Spark Plug Co Ltd 点火プラグのくすぶり検出装置
JP2003083219A (ja) * 2001-06-25 2003-03-19 Ngk Spark Plug Co Ltd 内燃機関用点火装置
DE10155404A1 (de) * 2001-11-10 2003-05-28 Bosch Gmbh Robert Zündkerze und Brennraumanordnung
JP4248206B2 (ja) * 2002-08-29 2009-04-02 日本特殊陶業株式会社 スパークプラグの組付け方法・装置
JP3979305B2 (ja) * 2003-02-25 2007-09-19 三菱自動車工業株式会社 内燃機関の点火プラグギャップ検出方法及び装置
JP2007303285A (ja) * 2006-05-09 2007-11-22 Denso Corp イオン電流検出装置
JP2009024682A (ja) * 2007-07-24 2009-02-05 Denso Corp スプレーガイド式筒内噴射内燃機関の制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010065548A (ja) 2010-03-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4924580B2 (ja) 内燃機関制御装置
JP4938404B2 (ja) エンジン制御装置
US6354264B1 (en) Control system for self-ignition type gasoline engine
US7448253B2 (en) Combustion state determination method of internal combustion engine
JP5083131B2 (ja) 内燃機関制御装置
US5947077A (en) Control device for cylinder injection internal-combustion engine
JP2007270658A (ja) 筒内噴射型火花点火式内燃機関
JP2000291519A (ja) 内燃機関の点火装置
JP6494189B2 (ja) 内燃機関の制御装置
JP2010133367A (ja) 筒内噴射内燃機関の燃料噴射制御装置
JP2001153016A (ja) 内燃機関の点火制御装置
JP6418811B2 (ja) 内燃機関の制御装置
WO2021106520A1 (ja) 内燃機関用制御装置
JP2018003635A (ja) 内燃機関の制御装置
US11067052B2 (en) Device for controlling internal combustion engine and method for controlling internal combustion engine
JP2007138802A (ja) 内燃機関の燃焼状態検出装置
US10876488B2 (en) Failure diagnosis device for in-cylinder pressure sensor
JP2014001634A (ja) 火花点火式内燃機関の制御装置
JP2007270657A (ja) 筒内噴射型内燃機関の点火制御装置
JP6411951B2 (ja) 内燃機関の制御装置
JP6403146B2 (ja) 内燃機関の制御装置
JP3651304B2 (ja) 内燃機関の点火装置
JP5120468B2 (ja) 多気筒内燃機関の異常判定装置
JP4884516B2 (ja) 内燃機関の点火制御装置
WO2007080800A1 (ja) イオン電流に基づく内燃機関の空燃比判定方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101108

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111216

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120110

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120123

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150217

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4924580

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150217

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees