JP4923057B2 - 自動車用エアバッグモジュール - Google Patents

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Description

本発明は、エアバッグモジュールから冷却ガスが流出する際に、当該流出ガスが冷却されるという、請求項1の前段部分(プレアンブル)に記載された特徴を有するエアバッグモジュールに関する。
このようなモジュールは、膨張して人を保護することが可能なエアバッグと、膨張したエアバッグから少なくとも一部流出するガスをモジュールから放出することが可能な少なくとも一つの流出口と、流出ガスを冷却するための冷却剤を有する貯留部とを備えている。
事故時に、エアバッグモジュールのエアバッグは、ガス発生装置から放出されるガスによって膨張し、高温ガス発生装置が用いられていると、エアバッグは高温となる。その結果、エアバッグモジュールから(具体的にはエアバッグから)高温ガスが放出されることによって、ガスと接触する恐れのある人が負傷する危険がある。また、高温ガスによって車両室内備品の一部が損傷する可能性がある。一方、冷却されたガスの場合、冷却されなかったガスの場合に比べて、必要とするガスの量が少ないため、少なくとも一部が密封された空間にかなり容易に導入することが可能となる。したがって、これまで、ガスがエアバッグモジュールから流出する前にガスを冷却するための様々な試みがなされてきた。
エアバッグから流出するガスをスチールウール又はアルミニウムウール上を通すことによって、ガスが当該メタルウールを加熱して冷却される方法が、EP0620140A1によって公知である。この方法は、ガスの冷却に用いられる材料の有効熱容量が制限されるという欠点がある。
エアバッグに充填するために発生させたガスが、エアバッグに充填される前に液体と直接接触することによって冷却可能であるガス発生装置が、DE19602695C2によって公知である。このため、非耐熱材で形成され、冷却剤及び発泡シリコーンゴムの充填された冷却要素が用いられている。高温ガスが冷却要素の構成材と接触すると、当該構成材が損傷し、冷却剤が放出される。発泡シリコーンゴムは、冷却剤の有効表面積を増加させる目的で用いられる。しかし、このガス発生装置の場合、ガス冷却によってガス量が減少するため、エアバッグの充填には比較的多量のガスが必要とされる。
EP0620140A1 DE19602695C2
したがって、本発明の目的は、ガスがエアバッグを膨張させるために既に導入されている場合でも、ガスをエアバッグモジュールから放出させる際に、急速かつ効果的にガスを冷却することを可能とすることにある。
この目的は、請求項1に記載された特徴を有するエアバッグモジュールによって達成される。
本発明によれば、エアバッグモジュールから放出されるガスは、冷却剤が充填された貯留部へ導入される。これに関連して、貯留部の構成壁は、冷却剤を密封するように全面から囲む構成となっているため、貯留部の構成壁が損傷のない状態で密封していれば、冷却剤が貯留部から漏出することはない。また、当該構成壁は、冷却剤と冷却するガスとを直接接触可能とするために開口可能に構成されている。
したがって、エアバッグから流出するガスの温度は、ガスと冷却剤との直接接触によって急速に低下するとともに、冷却剤の必要量が比較的少量で効果的に低下するため、本発明の目的が有利に達成される。
本発明の好ましい実施の形態においては、ガスが放出される流出口は、ガス発生装置キャリアに設けられている。あるいは、当該流出口は、エアバッグモジュールの底面に設けることも可能である。この場合、エアバッグモジュールの流出口を枠状に取り囲む大きな開口部を有するガイドプレートも、エアバッグモジュールの底面に固定されている。このガイドプレートは、ガス発生装置キャリアとして直接機能するのではなく、(運転手用エアバッグモジュールのガス発生装置キャリアと同様)乗員用エアバッグモジュールに用いられ、例えば、バルブスライド等のエアバッグモジュールの特定の要素を案内したり、ガスを放出する開口部や、場合によっては、火工要素(火薬を利用した要素)を固定するための装置や他の要素をガイドプレートに固定するためのネジ部を収容している。したがって、当該ガイドプレートは、エアバッグモジュールのハウジングに取付けられ、エアバッグモジュールの一構成要素を成している。
本発明は、冷却剤貯留部が、エアバッグモジュールの流出口より上流側の放出ガスの流路に配置されるように構成されることが好ましい。あるいは、冷却剤貯留部が、エアバッグモジュールの流出口より下流側の放出ガスの流路に配置されていてもよい。
冷却剤貯留部の構成壁は、冷却剤が配置された1つ又は複数の中空スペースを取り囲んでいることが好ましい。また、冷却剤貯留部の構成壁は、プラスチック材で形成されていることが好ましい。
本発明の好ましい実施形態においては、冷却剤貯留部は、平面状の基本形、例えば、円盤型リング状又は矩形であるように構成されている。「平面」という用語は、この場合、貯留部が、高さ方向よりも長さ方向及び幅方向に大きく広がり、長さ方向及び幅方向がほぼ同一平面上に延在しているということを示している。
本発明の発展形態は、固体の冷却剤でも液体の冷却剤でも実施可能とされる。したがって、複数の利用可能な物質によって、ガスを広範囲な温度領域で冷却することが可能である。冷却剤として、例えば、水が好適である。冷却剤貯留部は、冷却剤のみが充填されていればよく、その他の物質を充填する必要がないため、製造が簡単である。
本発明の好ましい実施形態において、冷却剤は、冷却されるガスの温度領域に、昇華点、蒸発点又は他の相転移点を有している。その結果、冷却されるガスと、冷却剤が充填された貯留部とが直接又は間接的に接触することによって、冷却剤の相転移の過程で冷却剤による高いエネルギー吸収が行われる。ガスの温度損失に供される冷却剤の蒸発点、昇華点又は他の相転移エンタルピが高いということは、ガスが効果的に冷却されるということである。ガスの温度に対応する温度領域で相転移のない冷却剤の場合と比べると、冷却剤の相転移エンタルピを利用することによって、エアバッグガスを冷却するのにかなり少量の冷却剤で同程度の冷却効果が得られ、冷却処理の効率が向上する。
したがって、冷却剤の体積増加を出来る限り大きくするために、冷却剤の相転移は、気相への転移であることが好ましい。
冷却剤の相転移に伴う体積変化によって、冷却剤貯留部の内圧は非常に高くなる。この圧力上昇のみによって、あるいは、流出するガスによって冷却剤貯留部に加わる圧力、及び/又は、高温ガスによって冷却剤貯留部に加わる熱負荷と協働して、冷却剤貯留部の構成壁が開口するように構成されることが好ましい。その結果、冷却剤は、元の状態でも転移した新たな状態でも放出される。冷却されるガスと放出される冷却剤とが直接接触することによって、ガスと冷却剤との接触表面積がかなり増大するため、間接的な接触によるよりもさらに効果的にガスから冷却剤へのエネルギー伝達がなされる。
本発明の一つの発展形態においては、冷却剤貯留部は、主に、蒸発又は昇華する冷却剤の内圧によって開口するのではなく、主に、冷却剤貯留部に加わる流出ガスの圧力によって開口し、ガスと冷却剤との直接接触が可能とされる。
別の発展例においては、火工ユニット(火薬を利用したユニット装置。単体として構成され、特に冷却剤貯留部に関連する)が、冷却剤貯留部上に密封されて設けられ、冷却剤貯留部に加わる圧力によって起動すると(場合によっては、火工ユニットにより起動される力伝達要素を介して間接的に)、冷却剤貯留部の構成壁を開口させる。
冷却剤貯留部の構成壁は、場合によっては、破開又は裂開による、及び/又は、冷却剤貯留部の構成壁が損傷することに伴う同様の作用による熱負荷とともに、内部あるいは外部から構成壁に作用する過圧に反応するように構成されることが好ましい。このために、構成壁は、少なくとも一つの所定の破断点を有し、当該破断点で構成壁が容易に破断するように構成することが可能である。このような所定の破断点は、例えば、ミシン目又は切込み線、及び/又は、同様の脆弱部として構成されている。
本発明の一つの発展形態では、エアバッグモジュールは、モジュールの流出口が常時開口され、エアバッグ及び/又はモジュールからガスが連続して流出可能なように構成されている。これは、エアバッグの充填時でも、(エアバッグとその周辺の圧力条件に応じて)エアバッグガスの一部は、エアバッグ及び/又はモジュールの外部に流出し、冷却剤貯留部と接触可能であることを意味している。
本発明の別の発展形態では、モジュールからのガス流出は、少なくとも一つの制御可能なバルブによって制御されている。そのような制御は、例えば、DE10361887A1に開示されているように、バルブスライドなどの閉鎖要素によって行うことが可能とされている。この場合、閉鎖要素として環状調整ディスクが、火工要素によって加えられた圧力によって限定的な回転動作で移動する。調整ディスクの上方に設けられたバルブ本体の流出口と同形かつ同数の調整ディスクの流出口は、最初の位置では、当該バルブ本体の流出口と合致しておらず、閉鎖要素は閉鎖されている。調整ディスクは、限定的な回転動作を行うことによって、当該流出口がバルブ本体の流出口と合わさるところまで移動し、閉鎖要素は開口状態となる。このように構成されるのは、主に、エアバッグモジュールがステアリングホイール内に収容されるように設計されて円筒形に構成される場合である。しかし、このようなガス流の制御は、エアバッグモジュールが、例えば、車両の乗員側で使用するように設計されて矩形の基本形を有するように構成される場合でも可能とされる。この場合、同等のバルブスライドが、ガイドプレートに対して同様の限定的な直進動作を行う。この動作に必要なエネルギーは、上記の回転動作と同じように火工要素によって付与される。
本発明の一つの発展形態においては、閉鎖要素は、冷却剤貯留部に面する側に突出部を形成するように構成されている。したがって、エアバッグモジュールの流出口を開口するために閉鎖要素が限定的に回転あるいは直進すると、当該突出部が、冷却剤貯留部の構成壁と接触する。これによって、突出部は、冷却剤貯留部の構成壁に所定の破断点(切込み又はミシン目)を作るか、あるいは、構成壁を損傷することによって冷却剤貯留部を直接裂開させることが可能となる。このようにして、エアバッグから流出するガスと冷却剤との直接接触はさらに急速に行われるとともに、ガスがエアバッグモジュールから流出するのに要する時間が短縮される。
他の手法として、冷却剤貯留部の構成壁にかかる内部又は外部からの過圧によって、例えば、バルブやフラップなどの開口装置が可逆的に開口して冷却剤を解放し、冷却剤とガスとが直接接触する構成がある。この場合、冷却剤貯留部の構成壁は、冷却剤貯留部の開口時に損傷を受けないばかりか、開口装置の閉鎖後も損傷のない状態のままである。
モジュールから流出するガスは、一部又は完全に密閉された専用の容器に導入されることが好ましい。ガスの温度が低いため、必要なガス量は、冷却されなかったガスの場合に比べて比較的少量ですむ。さらに、一部又は完全に密閉された容器を用いることによって、負傷の危険性を極力減らすことができる。ガス温度が低いこと、及びこのような容器を使用することによって、車両室内備品の損傷を減らす、又は無くすことも可能とされる。
本発明の好ましい実施態様においては、冷却剤貯留部には、キャリア(担体。例えばキャリアプレート)が設けられ、キャリアと冷却剤貯留部が互いに固定接続されるとともに、エアバッグモジュールの好適な収容部に固定接続されるように、ネジ等の締付要素によってエアバッグ装置に取付けられている。キャリアと冷却剤貯留部は、例えば、ガス発生装置キャリアとガス発生装置フランジとの間に固定することが可能である。このために、キャリア及び冷却剤貯留部は、ともに円形の凹部を有し、当該凹部は、互いに合わさり、ネジが螺合されるガス発生装置キャリアのネジ部と合同の形状である。キャリアと冷却剤貯留部をエアバッグモジュールに固定する方法としては、ネジ締付以外に、又はこれに加えて、クランプ締付、接着、溶接及びそれらに類する方法も可能である。また、キャリアと冷却剤も、クランプ締付、接着、溶接等の固定方法で互いに接続させることが可能である。キャリアによって、冷却剤貯留部を安定させ、安定性が得られることよって、冷却剤貯留部を形成しうる材料の幅が広くなる。キャリア自体は、プラスチック材で形成されることが好ましい。キャリアと冷却剤貯留部は、接続させることによって冷却ユニットを構成する。
キャリアと冷却剤貯留部は、異なった形状のエアバッグモジュールに装着可能な形状にそれぞれ構成することが可能である。例えば、ステアリングホイール又はこれと同様の形状のハウジングに用いるように構成されたエアバッグモジュールに組み込む場合、キャリアと冷却剤貯留部は、環状の基本形に構成されてもよい。さらに、例えば、冷却剤貯留部は、開リング状に構成されるのに対して、キャリアは、閉リング状で、冷却剤貯留部の開環領域に凹部を有するように構成されてもよい。完全な閉リングに対してこれらの断続部を設けることによって、キャリアと冷却剤貯留部は、バルブスライドを動かすための圧力を発生させる火工ユニットが設けられたエアバッグモジュールに組み込むことが可能とされる。また、キャリアプレートと冷却剤貯留部がそれぞれ矩形であり、例えば、自動車の乗員座席や他の矩形ハウジングに用いるために構成されたエアバッグモジュールに組み込むことが可能とされる。
キャリアが、ガス発生装置キャリアの流出口又はバルブ本体の流出口と冷却剤貯留部との間に配置される場合、モジュールから放出されるガスは、最初に、ガス発生装置キャリアの流出口又はバルブ本体の流出口を通り、キャリアの開口部を通って、冷却剤貯留部と接触する。モジュールの流出口が、ガス発生装置キャリアにではなく、エアバッグモジュールの底面に設けられている乗員用エアバッグモジュールを用いる場合、キャリアプレートと冷却剤貯留部が同位置にあることによって、モジュールから放出されるガスは、エアバッグから流出し、最初に冷却剤と接触し、冷却剤貯留部を通り抜けた後、キャリアプレートの開口部及びエアバッグモジュールの流出口を通ってモジュールから流出する。
本発明は、エアバッグガスが、エアバッグモジュールから流出可能なように、キャリアには少なくとも一つの開口部が設けられるように構成されることが好ましい。この開口部は、エアバッグモジュールの流出口(特に、ガス発生装置キャリアの流出口、及び/又は、バルブ本体の流出口、又は、エアバッグモジュールの底面に設けられた流出口)と同形かつ同数である。キャリアの一つ及び/又は複数の開口部は、エアバッグモジュールの一つ及び/又は複数の流出口と合同の形状であり、モジュールからのガスの流出がキャリアによって妨害されることはない。
円筒形のエアバッグモジュールを用いる場合、取付板は、ネジなどの好適な締付要素によってモジュールに固定可能とされる。当該取付板は、冷却剤貯留部とキャリアプレートを締着によってそれぞれ径方向外側の面で安定させる。したがって、取付板は、冷却ユニットの任意の構成部材と見なされる。また、取付板によって、ステアリングホイール内、又は、自動車内の別の収容スペースにエアバッグモジュールが組込まれ、及び/又は、組込みが可能となるように構成されている。
また、本発明の更なる利点及び詳細は、図を参照して以下に詳細に記載される。
図1は、モジュールカバー2、膨張式エアバッグ3、ガス発生装置キャリア4及びガス発生装置フランジ5からなる円筒形のエアバッグモジュール1(運転手用、及び/又は、ポット形エアバッグモジュール)である。化学プロセスによってエアバッグの充填に要するガスを供給する高温ガス発生装置であるガス発生装置は、モジュール1の内部に配置され、締付ネジ7によってガス発生装置フランジ5を介してガス発生装置キャリア4に固定接続されている。モジュール1は、ガス発生装置キャリア4に設けられた4つの常時開口流出口6を有する。エアバッグ3内のガスは、連続して前記流出口6を通ってモジュール1外部に流出可能な構成となっている。平面環状キャリアプレート8は、4つの均等に配置された開口部10と4つの均等に配置された円形開口部11とを有し、平面環状冷却剤貯留部9は、中空スペースを取り囲む構成壁16と4つの円形開口部12を有する。平面環状キャリアプレート8及び平面環状冷却剤貯留部9は、キャリアプレート8がガス発生装置キャリア4側に位置し、冷却剤貯留部9がガス発生装置フランジ5側に位置するように、ネジ7によってガス発生装置フランジ5とガス発生装置キャリア4との間に固定されている。この場合、キャリアプレート8の円形開口部11も、合同の冷却剤貯留部9の円形開口部12と同様、ガス発生装置キャリア4のネジ部に螺合される締付ネジ7を通すためのものである。キャリアプレート8の4つの開口部10は、ガス発生装置キャリア4の流出口6と位置が合わされているので、モジュール1から流出するガスは、障害なく冷却剤貯留部9と接触することが可能とされる。取付板13は、大きな円形開口部を有し、当該開口部の径がキャリアプレート8及び冷却剤貯留部9の外径よりもかなり小さく、ネジ14をモジュール1のネジ部15に螺合することによって固定されると、キャリアプレート8及び冷却剤貯留部9の径方向外部領域が効果的に締め付けられるように構成されている。当該取付板13によって、キャリアプレート8及び冷却剤貯留部9を一体的に有するエアバッグモジュール1全体が、エアバッグモジュールを収容するように構成されたステアリングホイール内に固定可能とされる。
本発明に係るエアバッグから流出する際の高温ガスについての冷却処理の方法は、図1を参照して、以下に簡単に説明する。流出口6及び開口部10から流出するガスは、中空スペースを取り囲む構成壁16を有して内部に冷却剤が充填された冷却剤貯留部9と接触する。冷却剤としては、例えば、水が使用可能である。高温ガスによって、冷却剤は加熱されて気化し、冷却剤貯留部9の内圧が上昇する。冷却剤貯留部9は、その構成壁16が上昇した圧力によって破断し、冷却剤を放出するように構成されている。その結果、ガスと冷却剤が直接接触する。これによって冷却処理効果が著しく高まる。
図2は、図1に示された平面環状キャリアプレート8及び平面冷却剤貯留部9の拡大図である。冷却剤貯留部9の構成壁16の、外部環状領域16a及び内部環状領域16bにおいては、構成壁16の2つのプラスチック層が、中空スペースを形成することなく直接重ね合わせられている。中空スペースは、構成壁16の中央環状領域16cにのみ形成され、当該スペースには冷却剤が充填されている。キャリアプレート8の円形開口部11は、冷却剤貯留部9の円形開口部12と同様、ネジ締めのための開口部である。キャリアプレート8の4つの流出口10は、エアバッグモジュールから冷却剤貯留部9へのガスの流出を可能とする。流出口10は、図1のガス発生装置キャリア4の流出口6と同様に構成され、エアバッグモジュール1にキャリアプレート8と冷却剤貯留部9が装着された後、流出口6に合わせられる(図1参照)。したがって、キャリアプレート8が、モジュール1内のエアバッグ3(図1参照)からのガス流に対して更に抵抗を加えることはない。
図3は、モジュールカバー22、膨張式エアバッグ23、バルブ本体24及びガス発生装置フランジ25を有する円筒形のエアバッグモジュール21(運転手用、及び/又は、ポット形エアバッグモジュール)を示している。ガス発生装置は、モジュール21内に設けられ、締付ネジ30によってガス発生装置フランジ25を介してバルブ本体24に接続される。従って、バルブ本体24は、ガス発生装置キャリアとして機能する、ガス発生装置キャリアの特殊な形態である。また、バルブ本体24は複数の閉鎖可能な流出口26aを有し、開口時には、エアバッグ23内のガスが、当該流出口を通ってモジュール21から流出可能とされている。図には、全流出口26aのうち2つだけが代表例として特定されている。最初は閉鎖されている流出口26aは、ユニオンナット28によってバルブ本体24の突出部に固定されている火工要素27が外部信号によって起動されると開口する。この起動によって、火工要素27は、バルブ本体24とエアバッグ23との間に設けられた平面環状調整ディスク29を、バルブ本体24の圧力チャンバ内の圧力上昇によって、限定的に回転して移動させることが可能である。当該調整ディスクは、バルブ本体24の流出口26aと同数かつ同形の流出口26bを有する。図には、全流出口26bのうち2つだけがその代表例として特定されている。調整ディスク29の限定的な回転動作によって、その流出口26bは、(図3に示されているように)バルブ本体24の流出口26aに合わさる位置に移動し、流出口26aを開口する。
平面キャリアプレート31は、閉リング状の基本形を有しているが、プレートの外縁から内側に向かって突出する凹部34を有する。凹部34は、キャリアプレート31の全幅には至らないため、キャリアプレート31のリング状の基本形は、完全には分断されていない。ネジ30によって、キャリアプレート31と開リング状の基本形を有する平面冷却剤貯留部32は、キャリアプレート31がバルブ本体24側に、冷却剤貯留部32がガス発生装置フランジ25側に配置されるように、ガス発生装置フランジ25とバルブ本体24との間に固定されている。したがって、冷却剤貯留部32の環状開口部は、火工要素27がキャリアプレート31にも冷却剤貯留部32にも当接しないように、キャリアプレート31の凹部34上に位置している。キャリアプレート31には、バルブ本体の流出口26a及び調整ディスク29の流出口26bと同数かつ同形の開口部33が、同様に配置されている。図3では、開口部33のうちの1つが代表例として特定されている。キャリアプレート31は、開口部33と流出口26aの位置が合うようにバルブ本体24に固定されている。したがって、モジュールから流出するガスは、流出口26aの形状が流出口26bと合同であり、かつ、調整ディスク29によって閉鎖されていなければ、何の障害もなく冷却剤貯留部32と接触することが可能となる。さらに、キャリアプレート31には、ネジ30を固定するための開口部として円形開口部35が設けられている。図には、冷却剤貯留部32に設けられた円形開口部36と同様に形成された開口部35のうち一つだけが代表例として特定されている。また、同様に形成された開口部36も、そのうち一つだけが代表例として特定されている。
冷却剤貯留部32は、中空スペースを取り囲む構成壁38を有する。図2の実施例のように、中空スペースは、開リングの中央領域38aに位置し、冷却剤が充填されている。冷却剤貯留部32は、閉リング状ではなく開リング状である点のみが、図1及び2の冷却剤貯留部9と異なっている。
取付板39は、大きな円形開口部を有し、当該開口部の径がキャリアプレート31及び冷却剤貯留部32の外径よりも小さく、ネジ37をモジュール21のネジ部40に螺合することによって固定されると、キャリアプレート31と冷却剤貯留部32の径方向外部領域が効果的に締め付けられるように構成されている。当該取付板によって、キャリアプレート31及び冷却剤貯留部32を一体的に有するエアバッグモジュール21全体が、エアバッグモジュールを収容するように構成されたステアリングホイール内に固定可能とされる。
図3に示された装置の一般的な冷却機構は、図1に示された装置の冷却機構と相違はない。2つの装置の相違点は、図1のモジュール1からはガスが連続して流出するのに対して、図3のモジュール21の場合は、様々なパラメータに応じて調整ディスク29によってガスが放出可能とされる点である。
図4には、底面に複数の流出口が設けられたモジュールハウジング51と、大きな中央開口部と複数のネジ部61を有して前記流出口を取り囲むフレーム状のガイドプレート52とを有する矩形エアバッグモジュール50(乗員用エアバッグモジュール)が示されている。図には、ネジ部61のうち一つだけが代表例として特定されている。モジュールハウジング51の底面に設けられた流出口は、図4では見えないが、流出口とガイドプレート52との間に取付けられた可動バルブスライドの突出部54によって被覆されている。バルブスライドの突出部54が、図4に示されたように、モジュールハウジング51の底面に設けられた流出口を覆う位置に配置されている場合には、流出口は閉鎖されている。当該流出口は、ガイドプレート52の突出部にユニオンナット56によって固定された火工要素55によって開口可能とされている。そのために、火工要素55は、外部信号によって起動される。火工要素55が起動すると、当該火工要素は、圧力チャンバ内の圧力の上昇によって、バルブスライドを限定的に直進して移動させることが可能となる。その結果、バルブスライドの突出部54は、流出口を被覆しない位置へ移動して、当該流出口が開口する。キャリアプレート57は、円形凹部60を有するとともに、内側へ湾曲した角部を有する矩形の基本形を有し、図5に詳細が記載されている。冷却剤貯留部58は、冷却剤が充填された複数の中空スペース62を取り囲む構成壁を有している。キャリアプレート57と冷却剤貯留部58は、(例えば、接着あるいは溶接によって)互いに固定接続されている。冷却剤貯留部58とキャリアプレート57は、ネジ59及び凹部60によってガイドプレート52に固定接続されている。凹部60は、ガイドプレート52のネジ部61と同様、ネジ59の挿入箇所として設けられている。図では、ネジ59、キャリアプレート57の円形凹部60、ガイドプレート52のネジ部61及び冷却剤貯留部58の中空スペース62について、それぞれ一つずつ代表例として特定されている。ガスを発生させ、エアバッグ(図示されていない)にガスを充填させるガス発生装置63は、冷却剤貯留部58とキャリアプレート57で構成されたユニットの前面に取付けられ、ネジ65をネジ部66に螺合することによってモジュールハウジング51に固定される。さらに、ガス発生装置は、モジュールハウジング51に取付けられた環状の支持ユニット67によって固定される。支持ユニット67は、ガス発生装置から流出するガスをエアバッグ内に誘導する機能も同時に果たす。
図4の応用例においては、モジュールハウジング51から流出させるガスは、エアバッグから流出後、最初に冷却剤貯留部58と接触し、中空スペース62の冷却剤を加熱する。この結果、冷却剤は気化し、冷却剤貯留部58の構成壁を破断させる。冷却剤で充填された冷却剤貯留部58の中空スペース62は、モジュールハウジング51の底面に設けられた流出口とそれぞれ対応して設けられている。ガスと冷却剤とが直接接触することによって、エアバッグから流出するガスは効果的に冷却され、モジュールハウジング51の底面の開口した流出口を通ってエアバッグモジュールから流出する。
図5及び図6は、図4の乗員用エアバッグモジュールに使用可能な例として、矩形冷却ユニットの分解図(図5)と通常の図(図6)を示している。当該冷却ユニットは、中空スペースを取り囲む構成壁74を有する矩形冷却剤貯留部72と、図4に示されたガイドプレート52に冷却剤貯留部72を安定させて固定するための矩形キャリアプレート57とで構成されている。完全な矩形に対し、冷却剤貯留部72には、短辺側の一方の側部に2つの凹部75が設けられている。当該凹部75は、図4に示されているガイドプレート52にキャリアプレート57を固定するために必要な2つの開口部60の領域に設けられている。さらに、冷却剤貯留部72とキャリアプレート57は、内側へ湾曲した角部76及び/又は77を有し、冷却剤貯留部72及びキャリアプレート57が互いに固定接続されると当該角部の位置が合うようになされている。冷却剤貯留部72の構成壁74は、エアバッグガスの温度領域で蒸散する冷却剤が内部に充填されている連続した中空スペースを取り囲んでいる。冷却剤としては、例えば、水が使用可能とされる。蒸散によって冷却剤の体積が増加し、冷却剤貯留部72の内圧が急激に上昇する。このため、当該冷却剤貯留部72の構成壁74が破断し、エアバッグガスと冷却剤貯留部72の冷却剤とが直接接触する。図4に示された冷却剤貯留部58とは異なり、図5及び6に示された冷却剤貯留部72は、互いに離間した独立チャンバ及び/又は中空スペースを有していないが、冷却剤が充填された単一の連続した中空スペースを有している。図4に図示されたエアバッグモジュールには、互いに離間した中空スペース62を有する冷却剤貯留部58(図4参照)も、連続した中空スペースを有する冷却剤貯留部72も両方とも使用可能である。キャリアプレート57は複数の流出口73を有する。流出口73のうちの一つが代表例として図5で特定されている。当該流出口73は、図4のモジュールハウジング51の底面に設けられた流出口と、同数かつ同形であり、ネジ59を通すための円形開口部60とネジ59を使って(図4参照)キャリアプレート57をガイドプレート52に組み付けると、当該流出口は、互いに位置が合うように構成されている。キャリアプレート57及び冷却剤貯留部72は、エアバッグモジュールに使用する際には、図6に示されるように、(例えば、接着あるいは溶接によって)互いに固定接続される。従って、ネジ等の固定要素を通すための円形開口部を冷却剤貯留部72に設ける必要がない。
本発明では、「前記冷却剤貯留部(9;32;58;72)は、前記エアバッグモジュール(50)の前記流出口より上流側の前記放出ガスの流路に配置されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のエアバッグモジュール」という構成(態様1)が想到される。
また、本発明では、「前記冷却剤貯留部(9;32;58;72)は、前記エアバッグモジュール(1;21)の前記流出口(6;26a)より下流側の前記放出ガスの流路に配置されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のエアバッグモジュール」という構成(態様2)が想到される。
また、本発明では、「前記冷却剤貯留部(9;32;58;72)は、ほぼ一つの平面上に延在し、前記平面に対して垂直方向よりも水平方向により大きな広がりを有していることを特徴とする請求項4又は5に記載のエアバッグモジュール」という構成(態様3)が想到される。
また、本発明では、「前記冷却剤は、固体又は液体であることを特徴とする請求項1から5、前記態様1から3までのいずれか1項に記載のエアバッグモジュール」という構成(態様4)が想到される。
また、本発明では、「前記冷却剤は水であることを特徴とする前記態様4に記載のエアバッグモジュール」という構成(態様5)が想到される。
また、本発明では、「前記冷却剤は、冷却するガスと直接的又は間接的に接触することによって相転移するように構成されていることを特徴とする請求項1から5、前記態様1から5までのいずれか1項に記載のエアバッグモジュール」という構成(態様6)が想到される。
また、本発明では、「前記冷却剤の前記相転移は、気相への転移であることを特徴とする前記態様6に記載のエアバッグモジュール」という構成(態様7)が想到される。
また、本発明では、「前記冷却剤貯留部(9;32;58;72)の前記構成壁(16;38;74)は、前記相転移の結果、前記冷却剤の過圧によって開口するように構成されていることを特徴とする前記態様6又は7に記載のエアバッグモジュール」という構成(態様8)が想到される。
また、本発明では、「前記冷却剤貯留部(9;32;58;72)は、前記放出ガスを収容する空間を形成していることを特徴とする請求項1から5、前記態様1から8までのいずれか1項に記載のエアバッグモジュール」という構成(態様9)が想到される。
また、本発明では、「前記冷却剤貯留部(9;32;58;72)の前記構成壁(16;38;74)は、前記放出ガスの圧力によって開口するように構成されていることを特徴とする前記態様9に記載のエアバッグモジュール」という構成(態様10)が想到される。
また、本発明では、「前記冷却剤貯留部(9;32;58;72)の前記構成壁(16;38;74)は、前記冷却剤の過圧、前記放出ガスの圧力、及び、前記放出ガスによって前記冷却剤貯留部(9;32;58;72)に加わる熱負荷の協働によって開口するように構成されていることを特徴とする前記態様8、態様10ないし請求項6に記載のエアバッグモジュール」という構成(態様11)が想到される。
また、本発明では、「前記冷却剤貯留部(9;32;58;72)の前記構成壁(16;38;74)は、前記構成壁(16;38;74)に空間的に近接して配置された単体の火工要素によって開口されるように構成されていることを特徴とする請求項1から6、前記態様1から11までのいずれか1項に記載のエアバッグモジュール」という構成(態様12)が想到される。
また、本発明では、「前記冷却剤貯留部(9;32;58;72)の前記構成壁(16;38;74)は、破断して開口するように構成されていることを特徴とする前記態様8,10,11及び12のいずれか1項に記載のエアバッグモジュール」という構成(態様13)が想到される。
また、本発明では、「前記冷却剤貯留部(9;32;58;72)の前記構成壁(16;38;74)は、破断可能な少なくとも一つの所定の破断点を有することを特徴とする前記態様13に記載のエアバッグモジュール」という構成(態様14)が想到される。
また、本発明では、「前記所定の破断点は、切込み線又はミシン目として構成されていることを特徴とする前記態様14に記載のエアバッグモジュール」という構成(態様15)が想到される。
また、本発明では、「前記エアバッグモジュール(21;50)は、前記モジュールからガスを放出するために開口された少なくとも一つの流出口(26a)を有することを特徴とする請求項1から6、前記態様1から15までのいずれか1項に記載のエアバッグモジュール」という構成(態様16)が想到される。
また、本発明では、「前記エアバッグモジュール(21;50)は、前記少なくとも一つの流出口(26a)が、前記エアバッグモジュール(21;50)の前記流出口(26a)に対して閉鎖要素(29)が相対移動することによって開口するように構成されていることを特徴とする前記態様16に記載のエアバッグモジュール」という構成(態様17)が想到される。
また、本発明では、「前記閉鎖要素(29)は、移動すると、前記冷却剤貯留部(32;58;72)の前記構成壁(38;74)と接触するように構成されることを特徴とする前記態様17に記載のエアバッグモジュール」という構成(態様18)が想到される。
また、本発明では、「前記閉鎖要素(29)は、前記構成壁(38;74)と接触して前記構成壁(38;74)を破壊するように構成されていることを特徴とする前記態様18に記載のエアバッグモジュール」という構成(態様19)が想到される。
また、本発明では、「前記閉鎖要素(29)は、前記構成壁(38;74)と接触して前記構成壁に前記所定の破断点を作り出すように構成されていることを特徴とする前記態様15及び18に記載のエアバッグモジュール」という構成(態様20)が想到される。
また、本発明では、「前記閉鎖要素は、調整ディスク(29)又はバルブスライドとして構成されていることを特徴とする前記態様17から20までのいずれか1項に記載のエアバッグモジュール」という構成(態様21)が想到される。
また、本発明では、「前記冷却剤貯留部(9;32;58;72)の前記構成壁(16;38;74)は、過圧、圧力又は熱負荷が加わった結果、可逆的開放フラップ又は対応するバルブによって開口されるように構成されていることを特徴とする前記態様8,10ないし11に記載のエアバッグモジュール」という構成(態様22)が想到される。
また、本発明では、「前記キャリアは、キャリアプレートであることを特徴とする請求項10に記載のエアバッグモジュール」という構成(態様23)が想到される。
また、本発明では、「前記冷却剤貯留部(9;32;58;72)及び前記キャリア(8;31;57)は、前記エアバッグモジュールに固定接続されていることを特徴とする請求項9、10、前記態様23のいずれか1項に記載のエアバッグモジュール」という構成(態様24)が想到される。
また、本発明では、「前記キャリア(8;31;57)は、前記ガス発生装置キャリア(4;24)の前記流出口(6;26a)、及び/又は、前記エアバッグモジュール(50)の底面の前記流出口と前記冷却剤貯留部(9;32;58;72)との間に設けられていることを特徴とする請求項9から11、前記態様23、24のいずれか1項に記載のエアバッグモジュール」という構成(態様25)が想到される。
また、本発明では、「前記キャリア(8;31;57)は、ガスが放出されるための少なくとも一つの開口部(10;33;73)を有するように構成されていることを特徴とする請求項9から11、前記態様23から25のいずれか1項に記載のエアバッグモジュール」という構成(態様26)が想到される。
また、本発明では、「前記キャリア(8;31;57)は、前記キャリアの前記開口部(10;33;73)が前記エアバッグモジュール(1;21;50)の前記流出口と合わさるように、前記エアバッグモジュールに位置決めされていることを特徴とする前記態様26に記載のエアバッグモジュール」という構成(態様27)が想到される。
また、本発明では、「前記エアバッグモジュール(1;21)に固定接続されている取付板(13;39)を有することを特徴とする請求項1から11、前記態様1から27のいずれか1項に記載のエアバッグモジュール」という構成(態様28)が想到される。
また、本発明では、「前記取付板(13;39)は、前記冷却剤貯留部(9;32;58;72)及び前記キャリア(8;31;57)を外面上で固定することを特徴とする請求項9から11、前記態様23から28のいずれか1項に記載のエアバッグモジュール」という構成(態様29)が想到される。
また、本発明では、「前記取付板(13;39)は、自動車に前記エアバッグモジュール(1;21)を配置するために構成配置されていることを特徴とする前記態様28又は29に記載のエアバッグモジュール」という構成(態様30)が想到される。
環状冷却ユニットの分解図、及び、冷却ユニットが取り付けられていない状態の、常時開口された流出口を有する好適なポット型エアバッグモジュールを示す図である。 環状冷却剤貯留部及びキャリアプレートを示す図である。 開リング状冷却ユニットの分解図、及び、冷却ユニットが取り付けられていない状態の、制御可能なバルブによって開口制御可能な流出口を有する好適なポット型エアバッグモジュールを示す図である。 矩形の冷却ユニット、及び、冷却ユニットが取り付けられていない状態の、制御可能なバルブによって開口制御可能な流出口を有する好適なエアバッグモジュールを示す図である。 矩形の冷却ユニットの分解図である。 矩形の冷却ユニットを示す図である。

Claims (10)

  1. 人を保護するために膨張可能なエアバッグと、
    膨張した前記エアバッグから少なくとも一部のガスをエアバッグモジュール外部に放出するための少なくとも一つの流出口と、
    前記流出口を通ってエアバッグモジュールから放出される放出ガスを冷却するための冷却剤が収容された冷却剤貯留部とを備える自動車用エアバッグモジュールであって、
    前記冷却剤貯留部(9;32;58;72)は、前記冷却剤を密封するように全面から囲む構成壁(16;38;74)を有し、前記構成壁が前記放出ガスにより前記冷却剤貯留部に作用する過圧及び熱負荷によって破断し前記放出ガスを冷却するために開口されて、前記冷却剤と前記放出ガスが直接接触可能となるように構成されていることを特徴とするエアバッグモジュール。
  2. 前記少なくとも一つの流出口(6;26a)が設けられたガス発生装置キャリア(4;24)を有することを特徴とする請求項1に記載のエアバッグモジュール。
  3. 前記少なくとも一つの流出口が設けられた底面を有するモジュールハウジング(51)を有することを特徴とする請求項1に記載のエアバッグモジュール。
  4. 前記冷却剤貯留部(9;32;58;72)は、冷却剤を収容するための少なくとも一つのスペース(62)を前記構成壁(16;38;74)が囲むように構成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のエアバッグモジュール。
  5. 前記冷却剤貯留部(9;32;58;72)の前記構成壁(16;38;74)は、プラスチック材で形成されていることを特徴とする請求項4に記載のエアバッグモジュール。
  6. 前記冷却剤貯留部(9;32;58;72)の前記構成壁(16;38;74)は、前記放出ガスによって熱負荷が加わるように構成されていることを特徴とする請求項1から5までのいずれか1項に記載のエアバッグモジュール。
  7. 前記エアバッグモジュール(1)は、ガスを前記モジュールから連続して放出することが可能である少なくとも一つの常時開口流出口(6)を有することを特徴とする請求項1から6までのいずれか1項に記載のエアバッグモジュール。
  8. 前記冷却剤貯留部(9;32;58;72)と接続され、当該冷却剤貯留部を安定させるキャリア(8;31;57)は、前記冷却剤貯留部に対応して設けられていることを特徴とする請求項1からまでのいずれか1項に記載のエアバッグモジュール。
  9. 前記キャリアは、プラスチック材で形成されていることを特徴とする請求項に記載のエアバッグモジュール。
  10. 前記冷却剤貯留部(9;32;58;72)及び前記キャリア(8;31;57)は、例えば、運転手用又は乗員用のエアバッグモジュールなどの異なった形状のエアバッグモジュール内に変形することなく組み込むことが可能なように構成されていることを特徴とする請求項またはに記載のエアバッグモジュール。
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