JP4922437B2 - ラッチモジュール、ユニット及び電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、電子機器に対して着脱可能なユニットに取り付けられ、当該ユニットの電子機器への装着状態を維持するためのラッチモジュールに関する。
ノートPC等のような電子機器に対してハードディスク等のような着脱可能なユニットを装着する場合、その装着状態を維持するためにラッチ機構が用いられている(例えば、特許文献1参照)。なお、この種のユニットとしては、例えば、CD−ROMドライブユニットやDVD−ROMドライブユニットなどの光学デバイスユニットその他の記録・記憶デバイスユニットや、バッテリユニットなどがある。
特開2000−82884号公報
最近では、ラッチ機構の解除と連動して操作部材又はハンドルを突出させ、ユニットを電子機器から取り外す方向へ突出した操作部材を引くことでユニットを電子機器から取り外すような機構もあり、その機構の具体的構造には、大別して、ラッチ機構を電子機器側に組み込んでなるタイプとラッチ機構をユニットに取り付けてなるタイプとがある。前者のタイプでは、操作部材を引く力をユニットの排出又は取外しに関連付けるための力伝達機構が電子機器内部に必要となるのに対して、後者のタイプでは操作部材を含むラッチ機構がユニットに取り付けられていることから操作部材に加えた力がユニットの排出又は取外しにダイレクトに結びついており、力伝達機構は不要となっている。従って、前者のタイプにおいて力伝達機構で占められていたスペースを後者のタイプでは他の部品の配置等のために用いることができることとなるので、後者のタイプは前者のタイプに比較して電子機器内部のスペースの有効活用を図ることができる。
本発明は、後者のタイプ(ラッチ機構がユニットに取り付けられているタイプ)に使用可能なラッチモジュールであって、小型化され、それによって電子機器内部のスペースの有効活用を更に図ることのできるラッチモジュールを提供することを目的とする。
本発明によれば、第1のラッチモジュールとして、
被係止部を有する電子機器に対して所定方向に沿って着脱可能に取り付けられるユニットに取付固定されるラッチモジュールであって、
前記ユニットに相対的に移動不可となるように固定されるベースであって、カム溝を形成されたベースと、
前記所定方向外側に突出可能となるように前記ベースに支持された操作部材と、
前記被係止部に係止する係止部と軸部とを有するロック部材であって、前記係止部が前記被係止部に係止可能となる係止位置と係止不能となる解除位置との間で前記軸部の周りに回動可能となるように前記ベースに支持されたロック部材と、
前記ロック部材を前記係止位置に向けて付勢するロック用付勢部材と、
前記操作部材の前記突出に伴って前記ロック部材を前記解除位置に移動させる解除機構と
を備えるラッチモジュールが得られる。
また、本発明によれば、第2のラッチモジュールとして、第1のラッチモジュールであって、
前記解除機構は、前記ロック部材に形成された被押圧部と、前記操作部材に取り付けられ前記操作部材の前記突出に伴って前記被押圧部を押圧して前記ロック部材を前記解除位置に向けて移動させる押圧部材とを備える
ラッチモジュールが得られる。
また、本発明によれば、第3のラッチモジュールとして、第2のラッチモジュールであって、
前記被押圧部は、前記軸部と前記係止部との間に位置している
ラッチモジュールが得られる。
また、本発明によれば、第4のラッチモジュールとして、第2又は第3のラッチモジュールであって、
前記被押圧部は、前記所定方向に斜交する方向に延びる被押圧面を有している
ラッチモジュールが得られる。
また、本発明によれば、第5のラッチモジュールとして、第2乃至第4のいずれかのラッチモジュールであって、
前記ベースを少なくとも部分的に覆うシェルを備えており、
前記押圧部材は、前記ロック部材が前記係止位置にあるとき、前記シェル内に位置しており、
前記被押圧部は、前記ロック部材が前記係止位置にあるとき、少なくとも部分的に前記シェルの外に突出している
ラッチモジュールが得られる。
また、本発明によれば、第6のラッチモジュールとして、第1乃至第5のいずれかのラッチモジュールであって、
前記ロック部材には、前記軸部を挟んで前記係止部と反対側に位置する被付勢部が設けられており、
前記ロック用付勢部材による力を前記被付勢部が受けることにより前記ロック部材は前記係止位置に向けて付勢されている
ラッチモジュールが得られる。
また、本発明によれば、第7のラッチモジュールとして、第1乃至第5のいずれかのラッチモジュールであって、
前記ロック部材には、前記軸部と前記係止部との間に位置する被付勢部が設けられており、
前記ロック用付勢部材による力を前記被付勢部が受けることにより前記ロック部材は前記係止位置に向けて付勢されている
ラッチモジュールが得られる。
また、本発明によれば、第8のラッチモジュールとして、第6又は7のラッチモジュールであって、
前記ロック用付勢部材は、前記ベースに一端を保持されたねじりコイルバネを備えており、
前記ねじりコイルバネの他端は前記被付勢部を押圧しており、それにより前記ロック部材は前記係止位置に向けて付勢されている
ラッチモジュールが得られる。
また、本発明によれば、第9のラッチモジュールとして、第6乃至第8いずれかのラッチモジュールであって、
前記軸部から前記係止部までの距離は、前記軸部から前記被付勢部までの距離よりも長い
ラッチモジュールが得られる。
また、本発明によれば、第10のラッチモジュールとして、第6乃至第9のいずれかのラッチモジュールであって、
前記ベースには収容部が形成されており、
前記ロック部材には、前記ベースの前記収容部に収容された回動規制部であって、当該ロック部材が前記係止位置を越えて不適切な回動をしようとした場合に前記収容部の内壁に当接することにより前記不適切な回動を規制する回動規制部が設けられている
ラッチモジュールが得られる。
また、本発明によれば、第11のラッチモジュールとして、第10のラッチモジュールであって、
前記ベースには、前記回動規制部が前記収容部の内壁に当接した際に前記被付勢部を受ける受部が形成されている
ラッチモジュールが得られる。
また、本発明によれば、第12のラッチモジュールとして、第11のラッチモジュールであって、
前記軸部は、前記回動規制部と前記被付勢部と間に位置している
ラッチモジュールが得られる。
また、本発明によれば、第13のラッチモジュールとして、第1乃至第12のいずれかのラッチモジュールであって、
前記ロック部材は、金属材料からなる
ラッチモジュールが得られる。
また、本発明によれば、第1乃至第13のいずれかラッチモジュールを備えるユニットが得られる。
更に、本発明によれば、上述したユニットを備える電子機器が得られる。
本発明によれば、係止部を備えるロック部材をベースにて回動支持すると共に係止位置(係止部が電子機器の被係止部に係止可能となる位置)に向けてロック部材を付勢するロック用付勢部材をロック部材とは別体で構成したことから、ロック用付勢部材のサイズ・材料の自由度を高めることができ、ラッチモジュールの小型化をトータルで図ることができる。
本発明の第1の実施の形態によるラッチモジュールを備えるユニットと電子機器との関係を示す図である。 本発明の第1の実施の形態によるラッチモジュールを備えるユニットと電子機器との関係を示す他の図である。 図1のラッチモジュールを示す斜視図である。 図3のラッチモジュールの一部を構成するシェルとその他構成要素とを分解して示す斜視図である。 図4のラッチモジュールを示す上面図である。ここで、ラッチモジュールを構成する操作部材は収容状態にある。 図5のラッチモジュールを示す底面図である。 図4のラッチモジュールを示す上面図である。ここで、操作部材は突出状態にある。 図7のラッチモジュールを示す底面図である。 図4のラッチモジュールの一部を構成するベースを示す斜視図である。 図9のベースを示す上面図である。 図4のラッチモジュールの一部を構成する操作部材を示す底面側斜視図である。 図11の操作部材を示す上面図である。 図11の操作部材に取り付けられる押圧部材を示す斜視図である。 図4のラッチモジュールの一部を構成するガイドピンを示す斜視図である。 図4のラッチモジュールの一部を構成するロック部材を示す斜視図である。 図15のロック部材を示す他の斜視図である。 図15のロック部材を示す上面図である。 本発明の第2の実施の形態によるラッチモジュールを備えるユニットと電子機器との関係を示す他の図である。 図18のラッチモジュールを示す斜視図である。 図19のラッチモジュールを示す他の斜視図である。なお、図において、シェルは省略されている。 図20のラッチモジュールおける収容部付近の部分拡大図である。 図20のラッチモジュールを示す上面図である。ここで、ラッチモジュールを構成する操作部材は収容状態にある。 図20のラッチモジュールを示す上面図である。ここで、操作部材は突出状態にある。 図20のラッチモジュールの一部を構成するベースを示す斜視図である。 図20のラッチモジュールの一部を構成する操作部材を示す上面図である。 図25の操作部材に取り付けられる押圧部材を示す斜視図である。 図20のラッチモジュールの一部を構成するロック部材を示す斜視図である。 図27のロック部材を示す他の斜視図である。 図27のロック部材を示す上面図である。 第1の実施の形態によるラッチモジュールに用いられるロック部材の回動の軌跡と、ロック部材及び被係止部との間に必要なスペースを模式的に表した図である。 第2の実施の形態によるラッチモジュールに用いられるロック部材の回動の軌跡と、ロック部材及び被係止部との間に必要な隙間を模式的に表した図である。
(第1の実施の形態)
図1及び図2を参照すると、本発明の第1の実施の形態によるラッチモジュール10は、電子機器30に着脱可能なユニット20に取り付けられるものであり、ユニット20を電子機器30から取り外す際にはユニット20と共に電子機器30外部に取り出されるものである。このタイプにおいてラッチモジュール10の前後方向(X方向)におけるサイズを小さくすることができると、ラッチモジュール10の後側のスペース25を大きくとれることとなる。即ち、電子機器30の筺体内において利用可能なスペース25が増えることとなる。他のスペースに配置していた部品・回路等を上述したスペース25に対して配置することとすると、電子機器30全体の小型化を図ることができる。
図示された電子機器30は、ノートPCであり、その筺体等には、ラッチモジュール10の係止部(後述)が係止可能な被係止部32が設けられている。図示されたユニット20は、光学ドライブユニットであり、図1及び図2においては簡略化して示されている。本発明のラッチモジュール10を適用可能な電子機器30及びユニット20は、上述したものには限られず、電子機器30としては例えばノートPC用の拡張ステーションなどでもよく、ユニット20としては例えばバッテリユニットや記録デバイスユニットなどでもよい。
図3乃至図8を参照すると、本実施の形態によるラッチモジュール10は、ユニット20に固定される絶縁体からなるベース100と、絶縁体からなるベース100に支持された操作部材200と、操作部材200に取り付けられた金属製の押圧部材300と、金属製のガイドピン400と、ベース100に支持されたスプリング(操作部材用付勢部材)500と、ベース100に保持された金属製のロック部材600と、回動軸(回動ピン)700と、ねじりコイルバネ(ロック用付勢部材)800と、これらの大部分を覆う金属製のシェル900とを備えている。ベース100は、上述したように、ユニット20に固定されていることから、ベース100はユニット20に対して相対的に移動することができない。従って、ベース100に加えられた力は直接ユニット20に加えられる。
図9及び図10に示されるように、ベース100には、カム溝102が形成されている。図示されたカム溝102は、所謂「ハートカム」を構成するものであり、カム溝102で規定される島状部の側面がカム面として機能する。このカム溝102には、図14に示されるガイドピン400の一方の端部404がカム溝102内を移動可能となるように係合している。このガイドピン400の端部404は、カム溝102のカム面上をフォローするカムフォロワとして機能する。これらカム溝102及びガイドピン400は、後述する操作部材200と共に所謂「プッシュ−プッシュ機構」を構成する。
図9及び図10を再び参照すると、カム溝102の横には、ベース100の後端から前方に向かってX方向(所定方向)に沿って延びる支持棒104が形成されている。この支持棒104は、スプリング500に挿入されて、当該スプリング500を支持するものである(例えば、図7及び図8も参照)。支持棒104の側部前方には、幅方向(Y方向)内側に張り出した肩状の部位が形成されており、そのうちX方向と直交する面は、後述するように操作部材200のX方向における突出量を規制する突出量規制部106として機能する。
ベース100における突出量規制部106と反対側の側部には、回動軸700が挿入される軸孔108が形成されている。また、X方向において軸孔108を挟むような位置に収容部112と溝116が形成されている。換言すると、収容部112と溝116とは軸孔108を中心として互いに反対側に位置している。後述するように、本実施の形態においては、収容部112の内壁114と溝116の終端を規定する面(受部118)とがロック部材600の回動の一方向における限界位置を規定している。
更に溝116の奥側(ベース100の後端より)には、ねじりコイルバネ800を支持する支持部120が形成されている。支持部120は、Z方向に突出したボス状突起であり、ねじりコイルバネ800の本体部に挿入され、それによってねじりコイルバネ800を支持する(図5及び図7も参照)。図5、図7及び図10から理解されるように、支持部120近傍には、ねじりコイルバネ800の一方の端部802を保持する保持部122が形成されている。
図5、図7及び図8を参照すると、操作部材200は、X方向(即ち、ベース100から操作部材200が突出する方向)に向けてスプリング500によって押圧されている。即ち、スプリング500は、操作部材200をX方向外側に突出させるように付勢する操作部材用付勢部材として機能している。
図11を参照すると、操作部材200の底面側には、ガイドピン400の他方の端部402を所定の範囲で回動可能となるように保持する保持部202が設けられている。上述したように、ガイドピン400の端部404はカム溝102内を移動可能な状態でカム溝102に係合しているので、スプリング500の押圧力に抗って操作部材200を−X方向に向けて押圧すると、ガイドピン400の端部404はカム溝102で構成されたカム面上をフォローすることとなり、上述したようなプッシュ−プッシュ機構が実現される。
図1を参照すると、操作部材200の後端側近傍には側方に張り出した部位がある。その前端面は、図5及び図7を参照すると、操作部材200が+X方向に移動した場合にベース100の突出量規制部106に当接する当接部204として機能する。このことから理解されるように、本実施の形態による操作部材200は、X方向(所定方向)において、突出量規制部106と当接部204とが当接している状態(突出状態:図7及び図8参照)と、スプリング500のバネ力に抗いつつカム溝102及びガイドピン400等によって決まる状態であって操作部材200の大部分がベース100に収容されている状態(収容状態:図5及び図6参照)との2つの状態をとることができ、且つ、その2つの状態の間でのみ状態遷移可能となるように構成されている。即ち、本実施の形態による操作部材200の状態の過渡期は、突出状態と収容状態との間のみにある。電子機器30が通常使用されるには、操作部材200は収容状態にあるが、電子機器30からユニット20を取り外そうとする際には、上述したプッシュ−プッシュ機構を利用して、操作部材200を電子機器30内に軽く押しこむことにより、スプリング500の力を利用して操作部材200を突出状態に状態移行させる。このようにして突出させた操作部材200を引くと、ユニット20を電子機器30から抜き取ることができる。
図5、図7及び図12を参照すると、操作部材200の上面であって後端に近い位置には、圧入溝206が形成されており、この圧入溝206には、図13に示されるような押圧部材300の圧入部302が圧入される(図5及び図7参照)。なお、図示された押圧部材300は、略L字状の形状を有しており、圧入部302が形成されている端部の反対側の端部は押圧部304として機能する。図13を参照すると明らかなように、本実施の形態における押圧部304の先端面は、X方向及びY方向の双方に斜交している。
なお、図6及び図11を参照すると、操作部材200の底面には、ネジ止め固定用のネジ穴208が設けられている。上述したように操作部材200は、X方向においてベース100に対して相対的に移動可能となるようにベース100に支持されているが、例えば、電子機器30の輸送中のように操作部材200のベース100に対する相対移動を強制的に規制して操作部材200を収容位置にロックしたい場合もある。また、電子機器30から頻繁には着脱されないユニット20の場合、着脱したいとき以外の誤操作によって操作部材200が突出してしまうことを防止したい場合もある。かかる場合、例えば、電子機器30の筺体(図示せず)に対してネジ穴208に対応する孔を形成し、その孔を通してネジ穴208に対してネジ止めを行うことにより、操作部材200を固定することができる。
図15乃至図17を参照すると、本実施の形態によるロック部材600は、電子機器30の被係止部32に係止する係止部602と、回動軸700が挿入される軸部604と、係止部602に対して軸部604を挟んで反対側に位置する被付勢部606と、係止部602と軸部604との間に位置する被押圧部608と、回動規制部612とを備えている。このロック部材600は、一枚の金属片を折り曲げ加工してなるものである。但し、本発明はこれに限定されるものではなく、強度の必要条件を満たせば、ロック部材600は、樹脂等の非金属材料により形成されていてもよい。
図5及び図17から理解されるように、軸部604に対して回動軸700が挿入されると、ロック部材600はベース100に対して係止位置と解除位置との間で回動可能となるようにベース100に支持されることとなる。なお、本実施の形態に例示した構成では、回動軸700がベース100に固定され、その回動軸700によってロック部材600が軸支されているが例えば、ロック部材600に回動軸700を固定する一方で、回動軸700が軸孔108内で回動可能となるように軸孔108に対して回動軸700を挿通することとしてもよい。
ここで、係止位置とは、係止部602が被係止部32に係止可能になるときのロック部材600の位置であり、具体的には、図5及び図6に示されるようなロック部材600の位置をいう。図示されたロック部材600から理解されるように、本実施の形態における係止部602は、ロック部材600が係止位置にあるとき、X方向と直交しており、また、Y方向においてベース100から大きく張り出している。
一方、解除位置とは、係止部602が被係止部32に係止不能となるときのロック部材600の位置であり、具体的には、図7及び図8に示されるようなロック部材600の位置をいう。図から理解されるように、ロック部材600が解除位置にあるとき、係止部602の大部分はベース100上に位置しており、ベース100からはみ出している部分はかなり小さくなっている。従って、ラッチモジュール10をX方向に移動させたとしても係止部602が被係止部32に係止しないので、ラッチモジュール10と共にユニット20を引き出すことができる。
図5、図7、図9、図15及び図16から理解されるように、被付勢部606は、略U字状の断面を有しており、U字の底に相当する部分が溝116内に位置するように設けられている。この被付勢部606は、ねじりコイルバネ800の端部804によって溝116の奥側にある受部118側に向けて常時押圧されている。そのため、ロック部材600にねじりコイルバネ800以外の力が加わっていない状態においては、ロック部材600は、係止位置にあることになっている。即ち、ねじりコイルバネ800は、ロック部材600を係止位置に向けて付勢するロック用付勢部材として機能する。
なお、本実施の形態においては、軸部604に対して係止部602とは反対側に位置している被付勢部606にねじりコイルバネ800のバネ力を加えることにより、ロック部材600を係止位置に位置させているが、この際にロック部材600の係止部602の張り出し量を大きくとるため、軸部604から係止部602までの距離を軸部604から被付勢部606までの距離よりも長く設定してある。これにより、被付勢部606のわずかな移動で係止部602を大きく張り出させることができる。
図16及び図17に示されるように、被押圧部608は、ロック部材600の一部を係止部602の張り出す方向に向けて折りたたむように形成されており、その軸部604側には押圧部材300の押圧部304によって押圧される被押圧面610が形成されている。本実施の形態による被押圧面610は、ロック部材600が係止位置にある状態において、X方向及びY方向の双方に斜交する方向に延びている面(エッジ)である。この被押圧面610を押圧部304によってX方向に押圧すると、ロック部材600には軸部604を中心とした回転力が加わることとなり、ロック部材600は図5に示される係止位置から図7に示される解除位置に向けて回動することとなる。なお、本実施の形態において、被押圧部608と押圧部304とは、それらの母材の面に直交する方向ではなく、母材の端面(エッジ部分)に相当する部分同士で当たるように構成されている。これにより、両者の強度の確保を図れると共にラッチモジュール10の高さ方向(Z方向)のサイズの大型化を防ぐことができる。
上述した構成等から理解されるように、本実施の形態においては、操作部材200が収容状態にあるときロック部材600が係止位置にあり、操作部材200が収容状態から突出状態に状態移行する途中で押圧部材300の押圧部304とロック部材600の被押圧部608とで構成される解除機構が機能して、操作部材200が突出状態にあるときロック部材600が解除位置に位置するように構成されている。従って、収容状態にある操作部材200を引いてもロック部材600による電子機器30に対する係止が効いているのでユニット20を電子機器30から引き出すことはできないが、操作部材200が突出状態にある場合、ロック部材600は解除位置にあり、係止が解除され、従って、操作部材200を引くことでユニット20を電子機器30から取り外すことができる。
ロック部材600が係止位置にあるとき、電子機器30に加わる衝撃などによって、係止部602に対して−X方向に向かう力が加わることがある。この場合、ロック部材600には、係止位置を越えて回転するような方向へ向かう力が加わる。これにより、ロック部材600や他の部材が破損してしまってはラッチモジュール10の機能が発揮できなくなってしまうことから、上述したような力が加わった場合にも対抗できるようにロック部材600等を構成することが好ましい。本実施の形態においては、かかる状況に対応するため、図16に示されるように、ロック部材600に回動規制部612を設けている。この回動規制部612は、係止部602の側部に設けられており、ベース100の収容部112内に収容されている。ロック部材600が係止位置と解除位置との間で回動している際には、回動規制部612はその移動を規制することはないが、ロック部材600が係止位置を越えて回動しようとしても回動規制部612は収容部112の内壁114に押し当てられることとなるため、そのような回動を防ぐことができる。加えて、本実施の形態においては、回動規制部612が収容部112の内壁114に押し当てられる際に、軸部604に対して回動規制部612と反対側に位置する被付勢部606もまたベース100の受部118に押し当てられるように構成されている。即ち、受部118が被付勢部606を受けることによっても、ロック部材600の好ましくない回動が防止されている。更に、ロック部材600が係止位置にあるときに係止部602に加わる力は、軸部604及び回動軸700にも加えられている。即ち、本実施の形態においては、ロック部材600が係止位置にあるときに係止部602に加わる力が、回動規制部612と収容部112の内壁114、被付勢部606と受部118、並びに軸部604及び回動軸700の三カ所に分散して受けられている。そのため、比較的強い力が加わったとしてもロック部材600等が破損することを避けることができる。
ロック部材600の係止部602を電子機器の被係止部32に係止させることによるラッチ機構では、係止部602の張り出し量は重要な要素を占める。この係止部602の動きを大きくするためには、押圧部材300の押圧部304を可能な限り操作部材200から離すことが好ましい。一方で、押圧部材300は、少なくとも操作部材200が収容状態にあるときシェル900内部に位置していなければならない。従って、ラッチモジュール10内のスペースを有効活用しようとすると、押圧部304はシェル900内部であってY方向ギリギリの位置(シェル900のY方向内側面近傍)をX方向に沿って移動することになる。かかる押圧部304によって確実に押圧され且つ、回動量を大きくとろうとすると、ロック部材600の被押圧部608は、Y方向において押圧部304よりも外側に位置していることが好ましい(例えば、図5参照)。その場合、押圧部304がシェル900のY方向内側面近傍に配置されていることを考慮すると、シェル900の構造の複雑化を避けるためには、図3に示されるように、被押圧部608を少なくとも部分的にシェル900の外部に位置させることが好ましい。
以上、本発明について具体的な実施の形態を掲げて説明してきたが、本発明はそれらに限定されるものではないし、実施の形態に記載されていない事項によって限定されることもない。例えば、ラッチモジュール10のユニット20への取り付け方法については、上述した実施の形態ついては言及していないが、シェル900をユニット20のシャーシなどに固定した後、そのシェル900に対して他の構成要素の組立体を挿入してネジ止め等により更に固定することとしてもよいし、ラッチモジュール10を組み立ててしまった後に、それをユニット20のシャーシなどに組み付けることとしてもよい。
(第2の実施の形態)
図18及び図19を参照すると、本発明の第2の実施の形態によるラッチモジュール10aは、上述した第1の実施の形態によるラッチモジュール10(図1及び図2参照)と同様に電子機器30に対して着脱可能なユニット20aに取り付けられるものであり、第1の実施の形態によるラッチモジュール10aとは、特にロック部材600a及びロック部材600aが取り付けられるベース100aの構造が異なっている。以下の説明においては、第1の実施の形態によるラッチモジュール10と重複する部分についてはその説明を省略する。
図19乃至図23を参照すると、本実施の形態によるラッチモジュール10aは、ユニット20aに固定されるベース100aと、ベース100aに支持された操作部材200aと、操作部材200aに取り付けられた押圧部材300aと、ガイドピン400aと、ベース100aに支持されたスプリング(操作部材用付勢部材)500aと、ベース100aに保持されたロック部材600aと、ベース100aに形成された回動軸700a(図24参照)と、ねじりコイルバネ(ロック用付勢部材)800aと、これらの大部分を覆う金属製のシェル900aとを備えている。なお、ベース100aは、ユニット20aに固定されている。
図24を参照すると、本実施の形態によるベース100aにも、カム溝102aと、支持棒104aと、突出量規制部106aが形成されている。各部位の機能は第1の実施の形態におけるものと同じである。即ち、カム溝102aは「ハートカム」を構成しており、図20及び図23に部分的に示されるガイドピン400aの一方の端部404aが係合されることにより、当該ガイドピン400aと、操作部材200aと共に所謂「プッシュ−プッシュ機構」を構成する。また、図20乃至図23に示されるように、支持棒104aはスプリング500aを支持しており、当該スプリング500aは操作部材200aをX方向外側に突出させるように付勢する操作部材用付勢部材として機能している。図24に示されるように、本実施の形態によるベース部100aには、Y方向において凹形状を有する突出量規制部106aが形成されている。また、図25に示されるように、操作部材200aには、Y方向において凸形状を有する当接部204aが形成されている。このような構成により、ベース部100aに取り付けられた操作部材200aがX方向に引き出された際、当接部204aが突出量規制部106aの前側面に当接することとなり、操作部材200aのX方向における突出量が規制される。即ち、操作部材200aは、突出状態(図23参照)と、収容状態(図20及び図22参照)との2つの状態をとることができ、且つ、その2つの状態の間でのみ状態遷移可能となるように構成されている。なお、本実施の形態においても、電子機器30からユニット20aを取り外す場合は、上述したプッシュ−プッシュ機構を利用して、操作部材200aを電子機器30内に軽く押しこみ、スプリング500aの力を利用して突出させた操作部材200aを引くことにより、ユニット20aを電子機器30から抜き取ることができる。
図24を参照すると、本実施の形態によるベース100aは、ベース100aからZ方向に突出する回動軸700aと、回動軸700aの前方に形成された凹状の収容部116aと、収容部116aの更に前方に形成された支持部120a及び保持部122aとが形成されている。回動軸700aはロック部材600aの軸部604aに挿通されるものである(図23参照:詳細は後述する)。図20及び図21を参照すると、本実施の形態による収容部116aはベース100aの製造工程における金型製作を容易にするために略四角形の窪みとしている。なお、ベース100aの内部レイアウト最適化による小型化を図る場合は、第1の実施の形態による収容部112(図5参照)と同様に被付勢部606aが最低限動くことができるような形状(扇形等)としてもよい。図22に示されるように、支持部120aは、ねじりコイルばね800aを支持するものであり、ねじりコイルばね800aの一方の端部802aは保持部122aに収容される。
図20及び図25を参照すると、操作部材200aは、押圧部材300aが取り付けられた状態でベース100aに保持される。本実施の形態による操作部材200aには、2つの溝206a、207aが形成されている。溝206a、207aには、図26に示される押圧部材300aの圧入部302a及び差込部303aが挿入される。押圧部材300aは、操作部材200aに対して圧入部302a及び差込部303aの2箇所で固定されることとなるため、第1の実施の形態に比べてより強固に固定することができ、押圧部材300a自体の変形も防ぐことができる。
図26に示されるように、本実施の形態による押圧部材300aに形成された押圧部304aの先端面も、X方向及びY方向の双方に斜交するものである。
図27乃至図29を参照すると、本実施の形態によるロック部材600aは、電子機器30の被係止部32(図18参照)と係止する係止部602aと、上述した回動軸700aが挿入される軸部604aと、係止部602aと軸部604aとの間に位置する被付勢部606aと、係止部602aと被付勢部606aとの間に位置する被押圧部608aと、折り曲げ部613aと、U字部615aとを備えている。本実施の形態によるロック部材600aも、一枚の金属片を折り曲げ加工してなるものである。但し、強度の必要条件を満たせば、ロック部材600aは、樹脂等の非金属材料により形成されていてもよい。
図29を参照しつつ図22及び図23を比較することにより理解されるように、ロック部材600aは、軸部604aに回動軸700aが挿入された状態でベース100aに保持される。これにより、ロック部材600aは、ベース100aに対して係止位置(図22参照)と解除位置(図23参照)との間で回動可能となる。なお、本実施の形態においても、ロック部材600aの方に回動軸700aを形成し、ベース100aに当該回動軸700aが挿入される孔を設けてもよい。
図22を参照すると、ロック部材600aが係止位置にあるとき、係止部602aはX方向と直交しており、Y方向においてベース100aから大きく張り出している。この状態においては、ラッチモジュール10aをX方向に引き出そうとしても。係止部602aが、電子機器30の被係止部32に係止することとなり、ラッチモジュール10a及びユニット20aを引き出すことができない。一方、図23を参照すると、ロック部材600aが解除位置にあるとき、係止部602aの大部分はベース100a上に位置しており、ベース100aからはみ出している部分はかなり小さくなっている。この状態で、ラッチモジュール10aをX方向に移動させた場合、係止部602aが被係止部32に係止しないので、ラッチモジュール10aと共にユニット20aを引き出すことができる。なお、本実施の形態による係止部602aは、ロック部材600aの端部から下方に折り曲げた部位として構成されている。これにより、電子機器30の被係止部32に対しては面接触により係止されるため、第1の実施の形態のように端部(エッジ)で接触する場合に比べて(図16参照)電子機器30の削れ等の損傷を防ぐことができる。
図20及び図21によく示されているように、被付勢部606aは、ロック部材600aの端部から下方に向けて延びている。図21に示されるように、ロック部材600aは、被付勢部606aが収容部116a内に位置するようにしてベース100aに保持される。このとき、ロック部材600aの被付勢部606aは、ねじりコイルバネ800aの端部804aによって収容部116aの側面に設けられた受部118a側に向けて常時押圧される。
本実施の形態においては、被付勢部606aは、ロック部材600の好ましくない回動を防止する回動規制部としても機能する。即ち、ロック部材600aが係止位置(図21及び図22参照)を越えて回動しようとしても、被付勢部606aが収容部116aの受部118aに押し当てられることとなる。一方、ロック部材600aが解除位置(図23参照)を越えて回動しようとしても、被付勢部606aがY方向において受部118aと反対側の側面119aに押し当てられることとなる。
図27乃至図29を参照すると、本実施の形態による被押圧部608aも上述した第1の実施の形態(図16参照)と同様に、ロック部材600aの一部を折りたたむように形成されており、被押圧面610aが形成されている。被押圧面610aは、ロック部材600aが係止位置にある状態において、X方向及びY方向の双方に斜交する方向に延びている面(エッジ)であり、押圧部材300aの押圧部304aによって押圧されることにより、ロック部材600aに対して軸部604aを中心とした回転力が加わることとなる。これにより、ロック部材600aは、図22に示される係止位置から図23に示される解除位置に向けて回動する。なお、図5と図22とを比較して理解されるように、第1の実施の形態による押圧部304よりも本実施の形態による押圧部304aの方がY方向において被押圧部608aからベース100aの外側の方へ離れて位置している。また、図30及び図31を比較して理解されるように、本実施の形態においては、軸部604aから係止部602aのうち被係止面33と当接する点(押圧作用点)までの距離R2と、軸部604aから被押圧面610aのうち押圧部304aと当接する点までの距離L2との比、即ちR2に対するL2の比(L2/R2)は、第1の実施の形態のものよりも大きい(L2/R2>L1/R1)。これにより、第1の実施の形態によるロック部材600と、第2の実施の形態によるロック部材600aとが、共に同じ力で係止位置(図5及び図22参照)に付勢されている場合であっても、第2の形態による押圧作用点に必要な力は第1の実施の形態によるものよりも少なくすることができる。例えば、ラッチモジュールの規格等により係止部を一定値以上の力で係止位置に維持しておくことが望まれる場合、ロック部材が係止位置へ付勢される力は第1及び第2の実施の形態において共に同じものである一方、押圧部材を用いてロック部材を回動させるために必要な力(即ち、被押圧部へ加えるべき力)は第2の実施の形態によるラッチモジュールを用いたときの方が少なくて済む。そのため、第2の実施の形態における押圧部材300aとロック部材600aとが互いに及ぼす力を小さくすることができ、これらの部品を小型化することができる。
図27及び図29を参照すると、本実施の形態によるロック部材600aは、被付勢部606aと反対側の端部から下方に向けて延び更に係止部602aの方向へ延びる折り曲げ部613aを有している。折り曲げ部613aにはY方向に対して斜交する当接斜面614aが設けられている。図18及び図22から理解されるように、ラッチモジュール10a及びユニット20aが電子機器30内へ挿入される際、被係止部32の前端の角には当接斜面614aが当接し、ラッチモジュール10a及びユニット20aの移動に伴って、被係止部32の前端の角は当接斜面614a上を摺動することとなる。このように、被係止部32と当接する部分(当接斜面614a)を面状としたことにより、当接する部分が端部(エッジ)である第1の実施の形態に比べ(図15参照)、電子機器30に対する削れ等の損傷を低減することができる。
図27を参照すると、ロック部材600aには、ロック部材600aの端部からロック部材600aの下へ回り込むようにして延び略U字状の断面を有するU字部615aが形成されている。U字部615aは、当該U字の底に該当する部分がベース100aの下に回り込むことにより(図23参照)、ロック部材600aのZ方向(上下方向)への意図しない移動やガタつきを防ぐ部分として機能する。
図30及び図31から理解されるように、上述した実施の形態によるラッチモジュール10、10aにおいては、ロック部材600、600aの回動の妨げとならないように、係止部602、602a、と被係止部32の面33との間に隙間T1、T2を夫々設ける必要がある。ここで、隙間T1及びT2の長さはロック部材600aの回動に伴って係止部602、602aが描く軌跡P1、P2を考慮する必要がある。図31に示されるように、第2の実施の形態によれば被付勢部606aを軸部604aと被係止部602aとの間に位置するように構成したことから、軸部604aと係止部602aとの距離(回動半径)R2を、図30に示される第1の実施の形態による軸部604と係止部602との距離(回動半径)R1よりも長くすることができる。これにより、軌跡P2のX方向の変化量を、軌跡P1のものより小さくすることができるため、隙間T2を第1の実施の形態の隙間T1よりも小さくすることがでる。従って、第2の実施の形態によれば、ラッチモジュール10aのX方向におけるサイズを更に小さくすることができる。
10、10a ラッチモジュール
20、20a ユニット
25 スペース
30 電子機器
32 被係止部
33 面
100、100a ベース
102、102a カム溝
104、104a 支持棒
106、106a 突出量規制部
108 軸孔
112 収容部
114 内壁
116 溝
116a 収容部
118、118a 受部
119a 側面
120、120a 支持部
122、122a 保持部
200、200a 操作部材
202、202a 保持部
204、204a 当接部
206 圧入溝
206a、207a 溝
208 ネジ穴
300、300a 押圧部材
302、302a 圧入部
303a 差込部
304、304a 押圧部
400、400a ガイドピン
402、402a 端部
404、404a 端部
500、500a スプリング(操作部材用付勢部材)
600、600a ロック部材
602、602a 係止部
604、604a 軸部
606、606a 被付勢部
608、608a 被押圧部
610、610a 被押圧面
613a 折り曲げ部
614a 当接面
615a U字部
612 回動規制部
700、700a 回動軸
800、800a ねじりコイルバネ(ロック用付勢部材)
802、802a 端部
804、804a 端部
900、900a シェル

Claims (15)

  1. 被係止部を有する電子機器に対して所定方向に沿って着脱可能に取り付けられるユニットに取付固定されるラッチモジュールであって、
    前記ユニットに相対的に移動不可となるように固定されるベースであって、カム溝を形成されたベースと、
    前記所定方向外側に突出可能となるように前記ベースに支持された操作部材と、
    前記被係止部に係止する係止部と軸部とを有するロック部材であって、前記係止部が前記被係止部に係止可能となる係止位置と係止不能となる解除位置との間で前記軸部の周りに回動可能となるように前記ベースに支持されたロック部材と、
    前記ロック部材を前記係止位置に向けて付勢するロック用付勢部材と、
    前記操作部材の前記突出に伴って前記ロック部材を前記解除位置に移動させる解除機構と
    を備えるラッチモジュール。
  2. 請求項1記載のラッチモジュールであって、
    前記解除機構は、前記ロック部材に形成された被押圧部と、前記操作部材に取り付けられ前記操作部材の前記突出に伴って前記被押圧部を押圧して前記ロック部材を前記解除位置に向けて移動させる押圧部材とを備える
    ラッチモジュール。
  3. 請求項2記載のラッチモジュールであって、
    前記被押圧部は、前記軸部と前記係止部との間に位置している
    ラッチモジュール。
  4. 請求項2又は請求項3記載のラッチモジュールであって、
    前記被押圧部は、前記所定方向に斜交する方向に延びる被押圧面を有している
    ラッチモジュール。
  5. 請求項2乃至請求項4のいずれかに記載のラッチモジュールであって、
    前記ベースを少なくとも部分的に覆うシェルを備えており、
    前記押圧部材は、前記ロック部材が前記係止位置にあるとき、前記シェル内に位置しており、
    前記被押圧部は、前記ロック部材が前記係止位置にあるとき、少なくとも部分的に前記シェルの外に突出している
    ラッチモジュール。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のラッチモジュールであって、
    前記ロック部材には、前記軸部を挟んで前記係止部と反対側に位置する被付勢部が設けられており、
    前記ロック用付勢部材による力を前記被付勢部が受けることにより前記ロック部材は前記係止位置に向けて付勢されている
    ラッチモジュール。
  7. 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のラッチモジュールであって、
    前記ロック部材には、前記軸部と前記係止部との間に位置する被付勢部が設けられており、
    前記ロック用付勢部材による力を前記被付勢部が受けることにより前記ロック部材は前記係止位置に向けて付勢されている
    ラッチモジュール。
  8. 請求項6又は請求項7記載のラッチモジュールであって、
    前記ロック用付勢部材は、前記ベースに一端を保持されたねじりコイルバネを備えており、
    前記ねじりコイルバネの他端は前記被付勢部を押圧しており、それにより前記ロック部材は前記係止位置に向けて付勢されている
    ラッチモジュール。
  9. 請求項6乃至請求項8のいずれかに記載のラッチモジュールであって、
    前記軸部から前記係止部までの距離は、前記軸部から前記被付勢部までの距離よりも長い
    ラッチモジュール。
  10. 請求項6乃至請求項9のいずれかに記載のラッチモジュールであって、
    前記ベースには収容部が形成されており、
    前記ロック部材には、前記ベースの前記収容部に収容された回動規制部であって、当該ロック部材が前記係止位置を越えて不適切な回動をしようとした場合に前記収容部の内壁に当接することにより前記不適切な回動を規制する回動規制部が設けられている
    ラッチモジュール。
  11. 請求項10記載のラッチモジュールであって、
    前記ベースには、前記回動規制部が前記収容部の内壁に当接した際に前記被付勢部を受ける受部が形成されている
    ラッチモジュール。
  12. 請求項11記載のラッチモジュールであって、
    前記軸部は、前記回動規制部と前記被付勢部と間に位置している
    ラッチモジュール。
  13. 請求項1乃至請求項12のいずれかに記載のラッチモジュールであって、
    前記ロック部材は、金属材料からなる
    ラッチモジュール。
  14. 請求項1乃至請求項12のいずれかに記載のラッチモジュールを備えるユニット。
  15. 請求項14記載のユニットを備える電子機器。
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