JP4922408B2 - Wcdmaシステムにおける圧縮モード用の電力制御 - Google Patents

Wcdmaシステムにおける圧縮モード用の電力制御 Download PDF

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Description

本発明は、概して移動通信システムにおける電力制御に関するものであり、具体的には、圧縮モードで動作可能な送信局のための閉ループ電力制御の方法及び装置に関するものである。
WCDMA電話機における周知の問題は、望ましくない電流ドレイン(current drain)及び短いバッテリ寿命につながる過剰な電力消費である。WCDMA電話機は、通常の音声通信で動作する場合、通常、連続的に送信及び受信を行う。この連続的な動作は、WCDMA電話機における望ましくない電流ドレインの主要な原因の1つである。電流ドレインに関する関連した原因は、パスロスを増加させる送信パスにおけるデュプレクサ(送受切替器)の存在である。
特許文献1には、上りリンクの負荷が軽い期間において、移動局が圧縮モード動作へ切り替えることを可能にすることによって、WCDMA電話機における電力消費を低減する方法が記載されている。圧縮モードにおいて、移動局は、連続的に送信するのではなく所望のデューティ比で間欠的に送信するとともに、同一のデータレートを維持するために「オン」期間中の送信電力を増加させる。
米国特許出願公開11/614488号明細書
圧縮モード動作の1つの問題は、移動局の送信電力を制御するための閉ループ電力制御機構に影響を与えることである。基地局は、移動局からの受信信号強度を観測し、受信信号強度において観測された変動に反比例するように移動局の送信電力レベルを変化させる。高速電力制御の場合、基地局は1秒間に約1600個の電力制御コマンドを送信する。移動局が圧縮モードで動作する場合、移動局からの送信において間欠的な「オン」及び「オフ」の期間が生じる。「オフ」の期間中、電力制御機構は、移動局の送信電力を増加させようとする。「オン」の期間中、基地局は予想より高い電力レベルを観測すると、移動局の送信電力レベルを減少させようとする。
従って、移動局による圧縮モード動作に適合し得る電力制御機構が必要である。
本発明は、送信局が圧縮モードで動作している場合に適応され得る、無線通信システムにおける閉ループ電力制御に関するものである。受信局(移動局又は基地局)は、送信局(基地局又は移動局)から受信される信号の信号強度を測定し、当該信号強度測定値に基づいて周期的な電力制御コマンドを生成し、当該送信局の送信電力レベルを調整するために当該電力制御コマンドを当該送信局へ送信する。当該送信局がバースト・モードで動作している場合、当該受信局は、当該送信局による間欠的な送信を補償するために信号強度測定値をフィルタリングする電力制御フィルタを動的に適応させる。
本発明のいくつかの実施形態は、通信局における閉ループ電力制御の方法を含む。典型的な方法の1つは、送信局から送信された受信信号の信号強度を測定するステップと、前記送信局の送信電力レベルを制御するために、前記信号強度の測定値に基づいて周期的な電力制御信号を生成し、該周期的な電力制御信号を該送信局へ送信するステップと、前記送信局がバースト・モードで動作している場合に、バースト・モードの該送信局による間欠的な送信を補償するために、前記信号強度の測定値をフィルタリングする電力制御フィルタを適応させるステップとを含む。
いくつかの実施形態において、電力制御フィルタを適応させる前記ステップは、前記バースト・モードの前記受信信号のデューティ比に応じて、該電力制御フィルタを変化させるステップを含む。
いくつかの実施形態において、電力制御フィルタを適応させる前記ステップは、前記バースト・モードにおける前記受信信号のバーストの頻度にさらに応じて、該電力制御フィルタを変化させるステップを含む。
いくつかの実施形態において、電力制御フィルタを適応させる前記ステップは、前記バースト・モードにおける前記受信信号のバーストの頻度に応じて、該電力制御フィルタを変化させるステップを含む。
いくつかの実施形態において、前記信号強度の測定値に基づいて周期的な電力制御信号を生成する前記ステップは、前記信号強度の測定値に基づいて前記受信信号の信号対雑音比を計算するステップと、計算された前記信号対雑音比と目標の信号対雑音比とを比較するステップと、前記比較の結果に基づいて電力制御信号を生成するステップとを含む。
いくつかの実施形態において、本方法は、前記送信局がバースト・モードで動作している場合に、目標の信号対雑音比を調整するステップをさらに含む。
いくつかの実施形態において、前記送信局は、移動局から成る。
いくつかの実施形態において、前記送信局は、基地局から成る。
いくつかの典型的な実施形態は、無線通信システムの送受信局を含む。前記送受信局の典型的な一実施形態は、送信局から送信された信号を受信する受信機と、前記送信局からの受信信号の信号強度を測定し、該信号強度の測定値に基づいて周期的な電力制御信号を生成する電力制御回路と、前記送信局の送信電力レベルを制御するために、前記周期的な電力制御信号を該送信局へ送信する送信機と、前記送信局がバースト・モードで動作している場合に、バースト・モードの該送信局による間欠的な送信を補償するために、前記信号強度の測定値をフィルタリングする電力制御フィルタを適応させる制御部とを備える。
いくつかの実施形態において、前記送受信局の前記制御部は、前記バースト・モードの前記受信信号のデューティ比に応じて、前記電力制御フィルタを変化させる。
いくつかの実施形態において、前記送受信局の前記制御部は、前記バースト・モードにおける前記受信信号のバーストの頻度にさらに応じて、前記電力制御フィルタを変化させる。
いくつかの実施形態において、前記送受信局の前記制御部は、前記バースト・モードにおける前記受信信号のバーストの頻度に応じて、前記電力制御フィルタを変化させる。
いくつかの実施形態において、前記送受信局の前記電力制御回路は、前記信号強度の測定値に基づいて前記受信信号の信号対雑音比を計算し、計算した前記信号対雑音比と目標の信号対雑音比とを比較し、前記比較の結果に基づいて電力制御信号を生成する。
いくつかの実施形態において、前記送受信局の前記制御部は、前記送信局がバースト・モードで動作している場合に、目標の信号対雑音比をさらに調整する。
いくつかの実施形態において、前記送受信局は、移動局から成る。
いくつかの実施形態において、前記送受信局は、基地局から成る。
移動通信システムの概念図である。 圧縮モード動作用の20%のデューティ比を有する典型的な圧縮パターンを示す図である。 圧縮モード動作用の20%のデューティ比を有する別の典型的な圧縮パターンを示す図である。 典型的な電力制御回路を示す図である。 典型的な電力調整回路を示す図である。 典型的な送受信局を示す図である。 電力制御を調整する典型的な方法を示す図である。
本発明は、無線通信システムにおける電力消費を低減する方法を提供する。当該技術は他の無線通信システムにも適用され得るが、本明細書では、WCDMA無線通信システムに関連して本発明について説明する。さらに、本出願では、本発明の原理がWCDMAシステムの音声チャネルに対してどのように適用され得るかについて説明する。しかしながら、本明細書で説明する原理は、例えば音声、ビデオ及びその他のデータ等の、他の種類の情報に対しても適用され得る。
図1は、無線通信システム10における基地局20と移動局30との間の通信を示す。基地局20は、移動局に対して下りリンク・チャネル(DL)で音声を送信する。移動局30は、基地局に対して上りリンク・チャネル(UL)で音声を送信する。音声チャネルは、回線交換チャネル又はパケット交換チャネルでもよい。通常の音声通信のために、移動局30の送信機及び受信機は、連続的に作動される。WCDMAシステムにおける音声通信の「常時オン」の特性は、移動局30のバッテリ電力に関する過剰なドレインをもたらす。
特許文献1には、移動局30が圧縮モードへ切り替えることを可能にすることによって、WCDMA電話機における電力消費を低減する方法が記載されている。圧縮モードは、バースト・モード送信の一種である。圧縮モードにおいて、移動局30は、連続的に送信するのではなく所望のデューティ比で間欠的に送信し、同一のデータレートを維持するために「オン」期間の送信電力を増加させる。本明細書では、その全体において当該出願を参照する。簡潔に説明すると、基地局20は上りリンクの負荷を連続的に観測するとともに、当該上りリンクの負荷に応じて圧縮モード動作を選択的に使用可能及び使用不可能にするために、1つ以上の移動局30に対して制御信号を送信する。一般に、最新の負荷状態が与えられた上りリンクにおいて基地局20が余剰の容量を有する場合に、圧縮動作は使用可能となる。上りリンクが高い負荷が加わっている場合、圧縮モードは使用不可能とされる。圧縮モードが使用可能とされた場合、移動局30は、移動局30の最新の送信電力レベルに応じて、上りリンクにおいて圧縮モード(例えば、間欠的な送信)と通常モード(例えば、連続的な送信)との間で個々に切り替える。移動局30の最新の送信電力が低く、移動局30が十分な電力ヘッドルーム(headroom)を有する場合、移動局30は上りリンク通信に圧縮モードを使用する。さもなければ、移動局30は上りリンクにおいて通常モードで送信する。
圧縮モードにおいて、移動局30は、定義済みの圧縮パターンに従って間欠的に送信する。図2は、圧縮モード動作用の、20%のデューティ比を有する典型的な圧縮パターンを示す。この例において、圧縮パターンは2つの無線フレーム(0.667ミリ秒の期間の30スロット)に等しい送信期間について定義されている。30スロットの送信期間は、WCDMA用のボコーダ時間ブロックに一致する。圧縮パターンは、送信期間において送信機が作動され及び停止されるスロットを特定し、送信期間ごとに繰り返される。この例において、圧縮パターンはビットマップ111111000000000000000000000000によって表される。ここで、0は移動局の送信機が停止される「オフ」スロットを示し、1は移動局の送信機が作動される「オン」スロットを示す。送信機が作動される一連の連続したスロットは、本明細書において「オン期間」と称する。送信機が停止される一連の連続したスロットは、本明細書において「オフ期間」又は「アイドル期間」と称する。デューティ比は、送信期間におけるスロットの総数でスロット数を割った数に等しい。従って、20%のデューティ比は、30スロット送信期間において6スロットで送信機が作動されることを意味する。オン・スロットは連続していてもよいし、又は送信期間にわたって分散していてもよい。
図3は、20%のデューティ比を有する別の典型的な圧縮パターンを示している。この例において、移動局30は等間隔のバーストで送信する。図3において、移動局30は、スロット2で始まりスロット27で終わる5スロットごとに送信する。
圧縮モード動作は、潜在的に、WCDMAシステムにおいて実行される閉ループ電力制御機構を妨害する可能性がある。WCDMAシステムは、一般的に、システム容量を最大化するために高速電力制御を実行する。高速電力制御の場合、送信局の送信電力レベルは毎秒1600回の頻度で更新され得る。一般的な思想は、電力制御機構は受信信号強度を所望のレベルに維持するためにチャネル状態の変化に追従することである。送信局が圧縮モードで動作する場合、閉ループ電力制御機構は受信信号電力の変化に追従し続ける。オフ期間において、受信局における閉ループ電力制御アルゴリズムは、送信局の送信電力を増加させようとする。オン期間において、送信局は、同一のデータレートを維持するために送信電力を増加させ得る。従って、受信局における受信信号強度が予想よりも高くなり、受信局は送信局の送信電力を減少させようとする。
本発明によれば、送信局が通常送信モードで動作している場合、高速電力制御アルゴリズムが使用される。電力制御アルゴリズムが圧縮モード中のオン期間及びオフ期間に追従することを防止するために、圧縮モード動作における信号強度測定値に対してフィルタが適用され得る。必要とされるフィルタリングは、圧縮モードにおける送信の頻度及びデューティ比の両方に依存し得る。図3に示す例において、送信局は10ミリ秒ごとに3スロットを送信する。この場合における最小のフィルタは、5タイムスロットの期間(3.33ミリ秒)にわたって信号強度測定値を平均化し得る。しかしながら、より合理的な(reasonable)フィルタは、10ミリ秒又は20ミリ秒の期間にわたって信号強度測定値を平均化し得る。当該フィルタは、時間的により離れた測定値よりも、最も新しい測定値に対して大きな重みを与えることによって、測定値の新しさに応じて信号強度測定値に重み付けしてもよい。電力制御信号の頻度は、フィルタの長さに適合するように調整され得る。例えば、10ミリ秒のフィルタの場合、10ミリ秒ごとに一回、新たな電力制御信号を送信することが望ましいであろう。
デューティ比はまた、適用される必要があるフィルタの長さに影響を及ぼす。例えば、10ミリ秒のバースト頻度及び10%のデューティ比を有する圧縮モード送信は、信号強度の測定が行われ得る10ミリ秒の期間において、1ミリ秒のバーストを1つのみ提供する。その一方で、10ミリ秒のバースト頻度及び50%のデューティ比を有する圧縮モード送信は、同じ10ミリ秒の期間において5ミリ秒のデータを提供する。第1のケースでは、10ミリ秒の期間にわたるフィルタリングは、信頼性の高い電力制御を確実にするために十分なデータを提供し得ない。第2のケースでは、10ミリ秒にわたる信号強度測定値のフィルタリングは、受信機が適度な信頼性の程度を有する電力制御信号を生成することを可能にし得る。第1のケースにおいて同一の信頼性レベルを達成するためには、50ミリ秒の期間にわたってデータをフィルタリングすることが要求されるであろう。
図4は、無線通信ネットワーク10における移動局30用又は基地局20用の電力制御回路50を示す。電力制御回路50は、測定回路52、電力制御フィルタ54、電力調整回路56、及び制御回路55を備える。測定回路52は、送信局からの受信信号の信号強度を測定し、信号強度測定値を電力制御フィルタ54へ提供する。信号強度測定値は、通常、拡散符号によって決定される適切なチャネル用の受信信号電力の測定値を含む。電力制御フィルタ54は、信号強度測定値を平滑化する平滑化フィルタ54で構成される。そうであっても、通常モードの送信においては、当該フィルタは非常に短期間にわたって信号強度測定値を平滑化する。送信局が圧縮モードで動作している場合、間欠的な動作を補償するために、バースト頻度及びデューティ比等の、圧縮モード動作のパラメータに基づいて、平滑化フィルタを適応させる。フィルタ長及び重み付け係数等の、電力制御フィルタ54のフィルタ・パラメータは、圧縮モード動作のパラメータに基づいて制御回路55によって決定される。例えば、制御回路55は、上述のように、圧縮モード・パターンのバースト頻度及びデューティ比に基づいてフィルタ・パラメータを調整し得る。制御回路55はまた、圧縮モード・パラメータに応じて目標値の調整値を生成し得る。目標値の調整値は、以下で説明する電力制御コマンドを生成する電力制御ロジック56によって使用される目標値を修正するために使用される。平滑化された信号強度測定値は電力調整回路56へ出力される。
図5に示す電力調整回路56は、送信局の送信電力レベルを制御するための閉ループ電力制御を実行する。メトリック計算部58は、平滑化された信号強度測定値に基づいて電力メトリックを計算する。電力メトリックは、受信信号の信号対雑音比(SNR)又は信号対干渉比(SIR)を含んでもよい。閉ループ(CL)制御部60は、当該電力メトリックを評価し、各制御期間において電力制御信号を生成する。通常モードにおいて、当該制御期間は、0.667ミリ秒の1タイムスロットである。圧縮モードにおいて、当該制御期間は、フィルタの長さに応じて、複数のタイムスロットでもよい。一実施形態において、閉ループ制御部60は、SNR又はSIRと、定義された目標SNRとを比較する。目標SNR又は目標SIRは、開ループ(OL)制御部62によって設定される。開ループ制御回路62は、通常、所望のフレーム誤り率(FER)を維持するために目標値を調整する。測定されたSNRが目標SNRよりも高い場合、閉ループ制御部60は、送信局の送信電力レベルを低減させる電力制御信号を生成する。逆に、測定されたSNRが目標SNRより低い場合、閉ループ制御部60は、送信局の送信電力レベルを増加させる電力制御信号を生成する。通常、電力制御信号は、送信局に対して送信電力レベルを1ステップ(例えば、1dB)増加又は減少させることを指示する電力制御ビット(PCBs)として知られる単一のビット・コマンドである。「1」は送信局に対して送信電力レベルを1ステップ増加させるように命令し、「0」は送信局に対して送信レベルを1ステップ減少させるように命令する。しかしながら、電力制御信号はより高い分解能(より多くのビット)を有するステップサイズ又は絶対的な送信電力レベルを指定することも可能であることは、当業者には理解されよう。
圧縮モード動作の間に、閉ループ制御回路60は、チャネル状態の変化に対してよりゆっくりと応答する。従って、命令された電力レベルは、より長期間において適切でなければならない。そこで、次の電力制御コマンドが送信される前にチャネル状態が悪化する場合には、より大きなマージンを提供するために、圧縮モード動作の間の目標SNRを調整するのが望ましいであろう。マージンの量は、電力制御フィルタ54の群遅延によって決定され得る。一実施形態において、制御部55は、圧縮モード・パラメータ及びフィルタ・パラメータの少なくとも1つに基づいて目標値の調整係数を生成する。この目標値の調整係数は、送信局が圧縮モードで動作している場合に、閉ループ電力制御用の目標値を調整するために、開ループ制御回路62によって使用される。
図6は、一実施形態に係る典型的な送受信局100を示し、移動局30又は基地局20で構成されてもよい。送受信局100は、無線周波数部102及びデジタル部104を含む。無線周波数部102は、デュプレクサ110を介してアンテナ112と接続された送信回路106及び受信回路108を備える。あるいは、送受信機100は、別々の送信及び受信アンテナを備えていてもよい。送受信局100は、送信及び受信の両方のための複数のアンテナを備えていてもよい。送信回路106は、アンテナ112を介した送信のためにデジタル部104によって出力された信号をアップ・コンバートし、フィルタリングし、増幅する。デジタル・アナログ変換器(図示せず)は、送信回路106へ出力される信号を変換する。受信回路108は、受信信号をベースバンド周波数へダウン・コンバートした後に、当該受信信号をフィルタリングし、増幅する。アナログ・デジタル変換器(図示せず)は、デジタル部104における処理のために受信信号をデジタル形式へ変換する。1つの受信回路108のみを図示しているが、基地局20は通常、異なる移動局30へ割り当てることが可能な送信及び受信回路106、108のアレイを含むことは、当業者には理解されよう。
デジタル部104は、ベースバンド回路120及び制御回路122を備える。ベースバンド回路120及び制御回路122は、1つ以上の処理装置又は処理回路を備えていてもよい。ベースバンド回路120は、送受信局100によって送信及び受信される信号を処理する。ベースバンド回路120は、送信信号を符号化し、変調し、拡散する。受信機側では、ベースバンド回路120は、受信信号を逆拡散し、復調し、復号化する。ベースバンド回路120は、音声信号の符号化及び復号化を行うボコーダ124を実装してもよい。制御回路122は、送受信局100の全体の動作を制御する。制御回路122は、閉ループ電力制御を実行する、図4に示す電力制御回路50を含む。
図7は、閉ループ電力制御の典型的な方法200を示す。制御部55は、送信局の最新の動作モードを判定(determine)し(ブロック202)、当該動作モードに基づいてフィルタの設定を決定する。送信局が圧縮モードで動作している場合、制御部55は、圧縮モードの送信用の、電力制御フィルタ54のフィルタ・パラメータを設定し(ブロック204)、目標値の調整係数を生成する(ブロック206)。目標値の調整係数は、閉ループ制御回路60用の目標値を決定するために開ループ制御回路62によって使用される。逆に、送信局が通常モードで動作している場合、制御部55は、通常モードの送信用の、電力制御フィルタ54のフィルタ・パラメータを設定する(ブロック208)。
本発明は、WCDMA用の従来の音声チャネルに関連して説明されている。WCDMA標準のリリース7は、連続パケット接続性(CPC)モードと呼ばれるモードを有し、これは第3世代パートナーシップ・プロジェクト(3GPP)技術レポート25.903(2007年3月22日)に記載されている。CPCモードは、既存のR’99 UMTSネットワークにおいてボイス・オーバ・IP(VoIP)を可能にする。上述の圧縮モードと同様に、CPCモードはバースト・モード送信の別の形式である。音声パケットは上りリンク・チャネルにおいてバーストで送信される。ACK及びNACKバーストはデータ・バーストとインタリーブされてもよい。バースト・パターンは、システム負荷、移動局電力等の要因に応じてデューティ比及びバースト頻度が異なってもよい。
本明細書で説明した圧縮モード動作は、電力の省電力化とシステム容量とのトレードオフを示すことが、当業者には理解されよう。最大容量の付近で動作している高負荷のシステムは、システム容量を最大化するために通常送信モードと高速電力制御とを使用すべきである。圧縮モードの動作は、一般に、システムが低負荷であり、余剰の容量を有する場合に望ましい。低負荷の期間中に、省電力化を目的として圧縮モードへ切り替えることによって、未使用のシステム容量が使用され得る。圧縮モード動作のパラメータは、システム容量に応じてネットワークによって制御され得る。例えば、低負荷のシステムは、25%のデューティ比を有する圧縮モードで動作し得るであろう。適度な負荷を有する同一のシステムは、50%のデューティ比を使用する圧縮モードで動作し得るであろう。高負荷のシステムは、圧縮モードを使用不可能であろう。
本発明は、当然ながら、本発明の範囲及び本質的な特徴を逸脱することなく、本明細書で説明した方法以外の特定の方法で実行されてもよい。従って、本実施形態は、あらゆる点で例示であって限定的ではないものと考えられるべきであり、添付の特許請求の範囲の意義及び均等の範囲内から生じる全ての変形は、特許請求の範囲に含まれることを意図している。

Claims (10)

  1. 通信局における閉ループ電力制御の方法であって、
    送信局(20,30)から送信された受信信号の信号強度を測定するステップと、
    電力制御フィルタ(54)において前記信号強度の測定値をフィルタリングして、フィルタリングされた信号強度の測定値を生成するステップと、
    前記送信局(20,30)の送信電力レベルを制御するために、前記フィルタリングされた信号強度の測定値に基づいて周期的な電力制御信号を生成し、該周期的な電力制御信号を該送信局(20,30)へ送信するステップと、
    前記送信局(20,30)がバースト・モードで動作している場合に、バースト・モードの該送信局(20,30)による間欠的な送信を補償するために、前記電力制御フィルタ(54)の長さを変化させることによって該電力制御フィルタ(54)を適応させるステップと
    を含む方法。
  2. 電力制御フィルタ(54)の長さを変化させる前記ステップは、
    前記バースト・モードの前記受信信号のデューティ比、及び該バースト・モードにおける該受信信号のバーストの頻度の少なくとも1つに応じて、該電力制御フィルタ(54)の長さを変化させるステップを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記信号強度の測定値に基づいて周期的な電力制御信号を生成する前記ステップは、
    前記信号強度の測定値に基づいて前記受信信号の信号対雑音比を計算するステップと、
    計算された前記信号対雑音比と目標の信号対雑音比とを比較するステップと、
    前記比較の結果に基づいて電力制御信号を生成するステップと
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  4. 前記送信局(20,30)がバースト・モードで動作している場合に、目標の信号対雑音比を調整するステップをさらに含むことを特徴とする請求項に記載の方法。
  5. 前記送信局(20,30)は、移動局(30)又は基地局(20)から成ることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  6. 無線通信システム(10)の送受信局(100)であって、
    送信局(20,30)から送信された信号を受信する受信機(108)と、
    前記送信局(20,30)からの受信信号の信号強度を測定する測定回路(52)、前記信号強度の測定値をフィルタリングする電力制御フィルタ(54)、及び前記フィルタリングされた信号強度の測定値に基づいて周期的な電力制御信号を生成する電力調整回路(56)を含む電力制御回路(50)と、
    前記送信局(20,30)の送信電力レベルを制御するために、前記周期的な電力制御信号を該送信局(20,30)へ送信する送信機(106)と、
    前記送信局(20,30)がバースト・モードで動作している場合に、バースト・モードの該送信局(20,30)による間欠的な送信を補償するために、前記電力制御フィルタの長さを変化させることによって該電力制御フィルタ(54)を適応させる制御部(55)と
    を備えることを特徴とする送受信局。
  7. 前記制御部(55)は、
    前記バースト・モードの前記受信信号のデューティ比、及び該バースト・モードにおける該受信信号のバーストの頻度の少なくとも1つに応じて、前記電力制御フィルタ(54)の長さを変化させることを特徴とする請求項に記載の送受信局(100)。
  8. 前記電力制御回路(50)は、
    前記信号強度の測定値に基づいて前記受信信号の信号対雑音比を計算し、計算した前記信号対雑音比と目標の信号対雑音比とを比較し、前記比較の結果に基づいて電力制御信号を生成することを特徴とする請求項に記載の送受信局(100)。
  9. 前記制御部(55)は、
    前記送信局(20,30)がバースト・モードで動作している場合に、目標の信号対雑音比をさらに調整することを特徴とする請求項に記載の送受信局(100)。
  10. 前記送受信局(100)は、移動局(30)又は基地局(20)から成ることを特徴とする請求項に記載の送受信局(100)。
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