JP4921757B2 - Icタグ、icタグシステム及びそのコマンドの実行方法 - Google Patents

Icタグ、icタグシステム及びそのコマンドの実行方法 Download PDF

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Description

本発明はICタグ、ICタグシステム及びそのコマンドの実行方法に関し、特に特定コマンドの実行をキーデータと特定コマンドとに基づいて行うICタグ、ICタグシステム及びそのコマンドの実行方法に関する。
近年、例えば工場での物流管理や、小売店での物品管理などにおいて、RFID(Radio Frequency IDentification)に関する技術が注目されている。この技術は商品の固有情報を書き込んだICを有するタグを商品などに貼り付けて、その情報を無線アンテナで読み取る技術である。
このような技術では、リーダ・ライタとRFID用のタグ(以下、ICタグと称す)が用いられる。リーダ・ライタはデータおよび搬送波を含む変調された無線信号によってコマンドをICタグに送信し、ICタグから送信された無線信号を受信するものである。ICタグは受信した無線信号を復調し、受信したコマンドに基づいた処理を行う。また、ICタグは受信したコマンドが応答データを要求するものである場合には返答データをリーダ・ライタに送信する。ここで、ICタグは、例えばICチップとアンテナとが一体化されたものである。ここで、コマンドは、無線信号の搬送波に重畳された低い周波数の信号によって送信される信号である。
ICタグの中でもパッシブ型と呼ばれるICタグでは、リーダ・ライタから無線信号を受け取り、この無線信号のうち周波数の高い搬送波(例えば、2.45GHzの信号)からICタグ内の整流回路が電源電圧を生成している。すなわち、パッシブ型のICタグでは、リーダ・ライタとの間で通信に利用される無線信号が電力供給とデータ送受信に利用されている。
上記のように、受信した無線信号から内部で電源電圧を生成して回路を動作させる技術が非特許文献1に開示されている。この技術を利用した従来のICタグ100のブロック図を図6に示す。
図6に示すICタグ100は、アンテナ200を介して受信した無線信号を受信する。受信した無線信号の搬送波からICチップ300の整流回路311が電源電圧を生成する。生成された電源電圧は、ICチップ300内の各ブロックが動作するための電源電圧として利用される。
また、ICチップ300は、受信した無線信号に基づいて検波回路312がパルス信号を生成する。生成されたパルス信号に基づき、コマンド制御回路302は、コマンドを生成し、送信回路303の制御、あるいはメモリ制御回路304の制御、書き込みデータ及び書き込みアドレスを送信する。メモリ制御回路304は、コマンド制御回路302からの信号に基づき、記憶回路305へのデータの書き込み、あるいはデータの読み出しを制御する。ここでデータの書き込みは、コマンド制御回路302から送信される書き込みデータをアドレスデータに対応した記憶回路305内の記憶セルに書き込むことで行われる。また、データの読み出しは、コマンド制御回路302から送信されるアドレスデータに対応した記憶回路305内の記憶セルに記憶された読み出しデータをメモリ制御回路304の取り込みレジスタ305に取り込むことで行われる。取り込みレジスタ305に取り込まれた読み出しデータは、コマンド制御回路302の制御に基づいて、送信レジスタ345に送られ、その後送信回路303とアンテナ200を介してリーダ・ライタ(不図示)に送信される。
ここで、リーダ・ライタとICタグ100との間で通信される無線信号について説明する。図7(a)に無線信号から検波回路312が生成するパルス信号を示し、図7(b)に図7(a)に対応する無線信号を示す。図7(a)に示すように、パルス信号は、所定時間間隔で送信されるフレームパルスの立ち下がりから次のフレームパルスの立ち下がりまでを1つの単位時間としたフレームの中のパルスの数によって、データなし、データ0、データ1を表している。データなしは、フレームパルスだけが送信される期間であって、このフレームパルスによって、ICタグは内部で利用するクロックを生成する。データ0は、デジタル信号の「0」に相当し、フレームパルスと1つのパルスによって表される。データ1は、デジタル信号の「1」に相当し、フレームパルスと2つのパルスによって表される。また、フレームパルス及びパルスは、所定の閾値レベル以上であった場合にパルスがあったものとしてコマンド制御回路302に認識されるものであって、閾値レベル以下のパルスについては、コマンド制御回路302はパルスとして認識することができない。
フレームパルス、あるいはデータ0、データ1を表す信号は図7(b)に示すような搬送波によってリーダ・ライタからICタグに送信される。図7(b)に示すように、搬送波は、例えば2.45GHzの所定の振幅を有する信号であって、搬送波の送信が停止する部分が上述のフレームパルス、あるいはデータを示すパルスとなる。このような信号の変調方式をASK(Amplitude Shift Keying)変調と呼ぶ。
ICタグ300の整流回路311は、この搬送波から電源電圧を生成する。また、搬送波の振幅が小さくなった部分を検波回路312が検出してパルスを生成する。このとき、検波回路312が生成するパルスの振幅は、整流回路311が生成する電源電圧の大きさに基づいたものとなる。
ウド・カートハウス(Udo Karthaus)他著、「フリー・インテグレーテッド・パッシブ・ユーエイチエフ・アールエフアイディー・トランスポンダー・アイシー・ウィズ・16.7マイクロワット・ミニマム・アールエフ・インプット・パワー(Fully Integrated Passive UHF RFID Transponder IC With 16.7−μW Minimum RF Input Power)」、アイイーイーイー・ジャーナル・オブ・ソリッド−ステート・サーキッツ(IEEE JOURNAL OF SOLID−STATE CIRCUITS)、VOL.38、NO.10、2003年10月、p.1602−1608
しかしながら、ICタグ100が利用される環境によって、例えばICタグ100の近傍にある水分による吸収やICタグ100の近傍にある金属による反射、あるいはICタグのアンテナの干渉など影響により無線信号が乱れる。
この無線信号の乱れが発生すると、例えば電圧生成回路が十分な電源電圧を生成できないために、検波回路が誤動作し、受信した無線信号から生成されるパルス信号とは異なる信号を生成してしまう、あるいはリーダ・ライタから送信された無線信号がノイズによって変化して、検波回路がリーダ・ライタが送信しようとしたパルス信号とは異なるパルス信号を生成してしまう等の問題が発生する。
上記の異なるパルス信号を生成してしまうために発生する問題の一例を示す。この場合、例えば読み出しコマンドが「1011」で定義されており、記憶回路305の情報の全消去コマンドが「1010」で定義されていた場合に、読み出しコマンドの最後のビットに上述のデータの誤認識が発生すると、読み出しコマンドが「1011」から「1010」へと変化してしまい、全消去コマンドと同じになってしまう。この結果、本来ならば記憶回路305のデータを読み出すはずが、記憶回路305の情報が全て消去されてしまう問題が発生する。
本発明にかかるICタグは、複数の記憶セルを有する記憶回路と、無線信号によってコマンドを受信し、該コマンドに基づいて、前記記憶回路を制御するメモリ制御回路とを有するICタグであって、前記コマンドは、前記複数の記憶セルのうち1つの記憶セルを選択するためのアドレスデータあるいは書き込みデータを必要としない、前記複数の記憶セルを一括して消去する全消去コマンドを有し、前記メモリ制御回路は、前記全消去コマンドに関連して受信される第1のキーデータと該全消去コマンドとに基づき、前記第1のキーデータと該第1のキーデータとは別に格納される第2のキーデータとを比較して、前記記憶回路に対して前記全消去コマンドに対応した制御を実行し、前記第1のキーデータは、前記複数の記憶セルのうち1つの記憶セルを選択するためのアドレスデータを格納する第1の記憶回路、あるいは前記記憶セルに対する書き込みデータが格納される第2の記憶回路に格納され、前記第1のキーデータ及び前記第2のキーデータは、前記アドレスデータあるいは書き込みデータよりも長いビット列にて構成される

本発明のICタグによれば、特定コマンドを実行する場合は、その特定コマンドと第1のキーデータとに基づき、その実行を行うか否かが判断される。これにより、ICタグが特定コマンド以外を受信する際に、周囲環境によってデータが変化してしまい受信したコマンドが特定コマンドとなってしまった場合であっても、その特定コマンドは実行されることはない。つまり、ICタグ内で生成する電源電圧が十分な大きさにならないような環境で、コマンドの受信し、コマンドが変化してしまうような場合であっても、誤って特定コマンドを実行してしまうことを回避することが可能である。従って、本発明のICタグによれば、ICタグ内の記憶回路に格納されたデータが特定コマンドの一括制御動作によって破壊されてしまうことを回避することが可能である。
本発明のICタグによれば、ICタグ内の記憶回路に格納されたデータが特定コマンドの一括制御動作によって破壊されてしまう確率を大幅に低減することが可能である。
実施の形態1
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。実施の形態1にかかるICタグ1は、リーダ・ライタと無線信号によってコマンドを通信するICタグシステムにおいて利用されるものである。実施の形態1にかかるICタグ1は、リーダ・ライタから送信されるコマンドとアドレスデータとに基づきICタグ1内の情報の書き込み、読み出し、消去などの動作を行ない、全消去などのアドレスデータを必要としない特定コマンドについては、コマンドを認証するキーデータに基づいてコマンドの実行を行うか否かを判断するものである。
図1に実施の形態1にかかるICタグ1を示す。図1に示すように、ICタグ1は、アンテナ2と半導体装置(ICチップ)3とを有している。アンテナ2は、リーダ・ライタ(不図示)とICタグ1との間で無線信号の送受信を行う。ICチップ3は、半導体基板上に回路が形成されたチップであり、ICタグ1の各種機能が搭載されている。
ICチップ3は、受信回路10、コマンド制御回路20、送信回路30、メモリ制御回路40、記憶回路50とを有している。受信回路10は、整流回路11と検波回路12とを有している。整流回路11は、例えばダイオードとコンデンサなどで構成される回路であり、アンテナ2を介して受信した無線信号の搬送波成分(例えば、2.45GHz)から電源電圧VDDを生成する回路である。検波回路12は、ASK変調された無線信号から周波数の低い信号成分を検出し、コマンドとなるパルス信号を生成する回路である。
コマンド制御回路20は、検波回路12から受信したコマンドに基づいて送信回路30、あるいはメモリ制御回路40を制御する。送信回路30は、コマンド制御回路20の指示に基づき、メモリ制御回路40から受信したデータ信号をアンテナ2を介してリーダ・ライタに送信する。
メモリ制御回路40は、第1の記憶回路(例えば、データレジスタ41、アドレスレジスタ42)、第2の記憶回路(例えば、参照キー設定部)43、比較回路44、メモリ制御信号生成回路45、取り込みレジスタ46、送信レジスタ47を有している。
データレジスタ41は、データを一時記憶するメモリであって、記憶回路50に記憶する書き込みデータを格納する回路である。アドレスレジスタ42は、データを一時記憶するメモリであって、制御を行う記憶回路50の記憶セルのアドレスデータ、あるいはコマンドの認証に使用される第1のキーデータ(例えば、キーデータ)を格納する回路である。参照キー設定部43は、例えばデータを定常的に記憶するメモリであって、ICタグ1の設定時、あるいはICタグ1の起動後に設定される第2のキーデータ(例えば、参照キーデータ)の情報が格納されるブロックである。ここで、参照キーデータは、例えばリーダ・ライタからの参照データ変更コマンドで、変更することも可能である。
比較回路44は、キーデータと参照キーデータとを比較し、キーデータと参照キーデータとが一致していれば、コマンド実行の許可信号をメモリ制御信号生成回路45に送信する回路である。メモリ制御信号生成回路45は、コマンド制御回路20から送信されるコマンドが全消去コマンド以外のコマンドである場合には、許可信号に関わらずメモリを制御する信号を出力する回路である。取り込みレジスタ46は、読み出しコマンドが実行されることによって、記憶回路50から読み出された情報を格納し、送信レジスタ47に出力する回路である。送信レジスタ47は、取り込みレジスタ46に格納された情報を送信回路30に出力する回路である。
メモリ制御回路40は、コマンド制御回路20からのコマンドに基づいて記憶回路50に対して書き込み、読み出し、消去、全消去の動作を行う回路である。メモリ制御回路40の動作の詳細な説明は後述する。
記憶回路50は、例えばフラッシュメモリ等の情報の書き換えが可能な不揮発性メモリである。記憶回路50は、例えばICタグの識別情報であるIDやタグ使用時に書き換え可能な情報であるユーザーデータが記憶される。この記憶回路50についてより詳細に説明する。
図2(a)に記憶回路50内に定義された領域を示す。図2(a)に示すように、記憶回路50は、システム領域とユーザー領域とを有している。システム領域は、ICタグ1の設定を行う場合に情報が書き込まれ、一般ユーザーが使用する場合には情報の書き換えができない領域であって、例えばIDなどのシステム情報が記憶される領域である。ユーザー領域は、一般ユーザーが利用する場合に情報の書き込み、読み出し、消去を行うことが可能な領域であって、例えば商品管理履歴情報が記憶される領域である。
図2(b)に記憶回路50の回路図の一例を示す。図2(b)に示すように、記憶回路50は、情報の記憶部である記憶セルがマトリックス状に配置されており、行方向の記憶セルを選択するためのビット線b00h〜bFFhと列方向の記憶セルを選択するワード線W00h〜WFFhとを有している。記憶回路50は、メモリ制御回路40から送信されるアドレスデータに基づいてビット線とワード線とをそれぞれ1本を活性化することで1つの記憶セルを選択し、選択された記憶セルに対してメモリ制御回路40から指示された動作を行う。
また、ワード線W00h〜WFFhは、それぞれOR回路を介して対応する記憶セルに接続されている。OR回路は、2つの入力端子を有しており、一方の端子には対応するワード線が接続され、ワード線W00h〜W0Fhが接続されるOR回路の他方の端子にはシステムセル一括選択信号が接続され、ワード線W10h〜WFFhが接続されるOR回路の他方の端子にはユーザーセル一括選択信号が接続されている。つまり、システムセル一括選択信号が接続されるOR回路によって制御される記憶セル領域がシステム領域であって、ユーザーセル一括選択信号が接続されるOR回路によって制御される記憶セル領域がユーザー領域である。システムセル一括選択信号、及びユーザーセル一括選択信号は、Highレベル(例えば、電源電位)である場合に、その信号が接続されるOR回路によって制御される記憶セルを全て選択し、選択された記憶セルを一括して制御することを可能にする。また、Lowレベル(例えば、接地電位)である場合には、アドレスデータに基づいて活性化されるワード線に従って記憶セルを制御する状態とする。
なお、記憶回路50の構成は上記の説明に限られたものではなく適宜変更することが可能である。例えば、ワード線及びビット線の本数は適宜変更することが可能である。また、一括制御が可能な領域はシステム領域とユーザー領域とに限られたものではなく、例えばユーザー領域を更に細かい領域に分割し、それぞれを一括制御の単位としても良い。
実施の形態1にかかるICタグ1の動作を詳細に説明する。ここでは、書き込み、読み出し、消去、全消去の動作を各動作に別けて説明する。ただし、下記の各動作におけるコマンドの送信順序及び実行順序は動作の一例であって、下記の説明に限られたものではなく適宜変更することが可能である。
ここで、書き込み、読み出し、消去の動作は、それぞれ書き込みコマンド、読み出しコマンド、消去コマンドに基づき実行される。また、それぞれの動作は、記憶回路50の複数の記憶セルのうち1つの記憶セルを指定するアドレスデータに基づき、そのアドレスデータによって指定された記憶セルに対して行われる。全消去の動作は、全消去コマンドに基づいて実行され、消去の動作は、上記説明の一括して制御可能な領域の記憶セルに対して行われる。従って、全消去コマンドを実行するに当たり、アドレスデータは必要としない。このような、アドレスデータによる記憶セルの指定なしに記憶回路50の複数の記憶セルに対する一括した動作を行うコマンドが特定コマンドである。
書き込み動作について説明する。リーダ・ライタからICタグ1に書き込みデータが送信される。検波回路12は、無線信号から受信した信号よりパルス信号を生成する。生成されたパルス信号に基づいてコマンド制御回路20は書き込みデータを生成する。生成された書き込みデータはコマンド制御回路20によってデータレジスタ41に格納される。
次に、リーダ・ライタからICタグ1にアドレスデータが送信される。検波回路12は、無線信号から受信した信号よりパルス信号を生成し、このパルス信号に基づいてコマンド制御回路20はアドレスデータを生成する。生成されたアドレスデータは、コマンド制御回路20によってアドレスレジスタ42に格納される。
続いて、リーダ・ライタからICタグ1に書き込みコマンドが送信される。検波回路12は、無線信号から受信した信号よりパルス信号を生成し、このパルス信号に基づいてコマンド制御回路20は書き込みコマンドを生成する。生成された書き込みコマンドは、コマンド制御回路20によってメモリ制御信号生成回路45に送信される。ここで、書き込みコマンドは、キーデータによる認証が必要のないコマンドであるため、メモリ制御信号生成回路45は、記憶回路50に書き込み制御信号を送信する。これによって、アドレスレジスタ42に格納されたアドレスデータに対応する記憶回路50の記憶セルにデータレジスタ41に格納された書き込みデータが書き込まれる。
読み出し動作について説明する。リーダ・ライタからICタグ1にアドレスデータが送信される。検波回路12は、無線信号から受信した信号よりパルス信号を生成し、このパルス信号に基づいてコマンド制御回路20はアドレスデータを生成する。生成されたアドレスデータは、コマンド制御回路20によってアドレスレジスタ42に格納される。
続いて、リーダ・ライタからICタグ1に読み出しコマンドが送信される。検波回路12は、無線信号から受信した信号よりパルス信号を生成し、このパルス信号に基づいてコマンド制御回路20はコマンドを生成する。生成されたコマンドはコマンド制御回路20によってメモリ制御信号生成回路45に送信される。ここで、読み出しコマンドは、キーデータによる認証が必要のないコマンドであるため、メモリ制御信号生成回路45は、記憶回路50に読み出し制御信号を送信する。これによって、アドレスレジスタ42に格納されたアドレスデータに対応する記憶回路50の記憶セルに格納された情報が取り込みレジスタ46に読み出される。読み出された情報は、送信レジスタ47と送信回路30とを介して、リーダ・ライタに送信される。
消去動作について説明する。リーダ・ライタからICタグ1にアドレスデータが送信される。検波回路12は、無線信号から受信した信号よりパルス信号を生成し、このパルス信号に基づいてコマンド制御回路20はアドレスデータを生成する。生成されたアドレスデータは、コマンド制御回路20によってアドレスレジスタ42に格納される。
続いて、リーダ・ライタからICタグ1に消去コマンドが送信される。検波回路12は、無線信号から受信した信号よりパルス信号を生成し、このパルス信号に基づいてコマンド制御回路20は消去コマンドを生成する。生成された消去コマンドは、コマンド制御回路20によってメモリ制御信号生成回路45に送信される。ここで、消去コマンドは、キーデータによる認証が必要のないコマンドであるため、メモリ制御信号生成回路45は、記憶回路50に読み出し制御信号を送信する。これによって、アドレスレジスタに格納されたアドレスデータに対応する記憶回路50の記憶セルに格納された情報が消去される。
全消去動作について説明する。全消去動作は、記憶回路50の記憶セルを一括制御可能な範囲で制御するため、記憶セルを指定するアドレスデータを必要としない。そのため、アドレスデータはリーダ・ライタから送信されないが、アドレスデータに代えて、全消去コマンドを認証するためのキーデータが送信される。
リーダ・ライタからICタグ1にキーデータが送信される。検波回路12は、無線信号から受信した信号よりパルス信号を生成し、このパルス信号よりコマンド制御回路20はキーデータを生成する。生成されたキーデータは、コマンド制御回路20によってアドレスレジスタ42に格納される。
続いて、リーダ・ライタからICタグ1に全消去コマンドが送信される。検波回路12は、無線信号から受信した信号よりパルス信号を生成し、このパルス信号に基づいてコマンド制御回路20は全消去コマンドを生成する。生成された全消去コマンドは、コマンド制御回路20によってメモリ制御信号生成回路45に送信される。ここで、全消去コマンドは、キーデータによる認証が必要なコマンドである。コマンドのキー認証は、アドレスレジスタ42に格納されたキーデータと参照キー設定部43に記憶された参照キーデータとを比較回路44で比較することで行われる。比較回路44でキーデータと参照キーデータが一致していると判断されると、比較回路44からメモリ制御信号生成回路45に許可信号が送信される。メモリ制御信号生成回路45は、この許可信号に基づいて記憶回路50に全消去制御信号を送信する。これによって、記憶回路50の記憶セルのうち一括制御可能なユーザー領域の記憶セルの情報が全て消去される。その後、メモリ制御信号生成回路45は、アドレスレジスタ42に格納されたキーデータをCLR信号によって消去する。
上記説明より、本実施の形態のICタグ1によれば、全消去コマンドを認証するためのキーデータを送信し、キーデータと参照キーデータとが一致した場合に全消去コマンドを実行することが可能である。これによって、例えば搬送波の振幅が小さく、電源電圧が十分な電圧まで上昇しない場合などに、データ1がデータ0に変化して、本来は全消去コマンドでないコマンドが全消去コマンドになってしまった場合であっても、キーデータが全消去コマンドを認証するものでなければ、全消去コマンドが実行されることはない。従って、コマンドを誤って受信した場合であっても、記憶回路50に記憶された情報を保護することが可能である。
また、本実施の形態では、従来から用いられてきたアドレスレジスタをキーデータの格納回路とすることで、キーデータ用に新たなレジスタを準備する必要がない。従って、従来回路と比較した場合の設計変更が少ないため、設計期間の短縮が可能である。さらに、従来回路と比較した場合の追加回路を削減することが可能であるため、チップ面積の増加も抑制することが可能である。
さらに、実施の形態1にかかるICタグ1によれば、コマンドを受信する場合にアンテナの干渉等の問題で、通信経路中においてデータが変化してしまう場合であっても、コマンドの実行は、キーデータによる認証に基づいて行われる。従って、実施の形態1にかかるICタグ1は、上記のような場合においても、コマンドが誤って実行されてしまうことはない。
なお、キーデータに基づいてコマンドの実行を制御することは、全消去コマンドのみならず、他のコマンドに適用することも可能である。
実施の形態2
実施の形態2にかかるICタグは、実施の形態1にかかるICタグが参照キーデータを参照キー設定部に記憶していたのに対して、データレジスタを参照キーデータの格納回路とするものである。つまり、2つのキーデータを比較して、その比較結果に基づいて、全消去コマンドを実行する動作については、実施の形態1と実施の形態2とでは実質的に同じ動作となる。図3に実施の形態2にかかるICタグのブロック図を示す。ここで、実施の形態1と同様の動作をするブロックについては同一の符号を付して説明を省略する。
実施の形態2にかかるICタグについて詳細に説明する。実施の形態2にかかるICチップのメモリ制御回路60は、第1の記憶回路(例えば、アドレスレジスタ)62と第2の記憶回路(例えば、データレジスタ)61とを有している。このアドレスレジスタ62は、データを一時記憶するメモリであって、記憶回路50の記憶セルを指定するアドレスデータ、又は第1のキーデータを格納する。また、データレジスタ61は、データを一時記憶するメモリであって、記憶回路50の記憶セルに対する書き込みデータ、又は第2のキーデータを格納する。
実施の形態2にかかるICタグの書き込み、読み出し、消去の動作については、実施の形態1にかかるICタグと同じであるため、説明を省略する。実施の形態2にかかるICタグの全消去動作について説明する。
全消去動作による、記憶回路50の記憶セルに対する動作は実施の形態1と同様である。まず、リーダ・ライタからICタグ1に第1のキーデータが送信される。この第1のキーデータは、検波回路12、コマンド制御回路20を介してアドレスレジスタ62に格納される。次に、リーダ・ライタからICタグ1に第2のキーデータが送信される。この第2のキーデータは、検波回路12、コマンド制御回路20を介してデータレジスタ61に格納される。
続いて、リーダ・ライタからICタグ1に全消去コマンドが送信される。この全消去コマンドは、検波回路12、コマンド制御回路20を介してメモリ制御信号生成回路45に送信される。ここで、全消去コマンドは、キーデータによる認証が必要なコマンドである。コマンドのキー認証は、アドレスレジスタ62に格納された第1のキーデータとデータレジスタ61に格納された第2のキーデータとを比較回路64で比較することで行われる。比較回路64で第1のキーデータと第2のキーデータが一致していると判断されると、比較回路64からメモリ制御信号生成回路45に許可信号が送信される。メモリ制御信号生成回路45は、この許可信号に基づいて記憶回路50に全消去制御信号を送信する。これによって、記憶回路50の記憶セルのうち一括制御可能なユーザー領域の記憶セルの情報が全て消去される。その後、メモリ制御信号生成回路45は、アドレスレジスタ62とデータレジスタ61に格納されたキーデータをCLR信号によって消去する。
上記説明より、実施の形態2にかかるICタグは、比較する2つのキーデータをそれぞれ、従来から準備されていたデータレジスタ61とアドレスレジスタ62に格納するものである。これにより、実施の形態1で必要であった参照キー設定部が必要なくなるため、実施の形態2にかかるICタグは、実施の形態1と比較して回路規模を小さくすることが可能である。また、従来回路に対して、キーデータによるコマンド認証の機能を追加した場合であってもの設計変更が少なく、設計期間を短縮することが可能である。
実施の形態3
実施の形態3にかかるICタグのブロック図を図3に示す。この図3を参照して実施の形態3にかかるICタグについて説明する。実施の形態3にかかるICタグは、実施の形態2にかかるICタグで用いられていた第1、第2のキーデータの形式を変更したものである。従って、実施の形態2と実施の形態3とは、ICタグのコマンド処理の動作は、実質的に同じもとのなる。
実施の形態3にかかるICタグで用いられる第1、第2のキーデータのビット列は、例えば記憶回路50の記憶セルを指定するアドレスデータ及び書き込みデータが6ビットで構成されていた場合、7ビット以上で構成されるデータとなる。つまり、第1、第2のキーデータは、アドレスデータ及び書き込みデータよりも長いビット列を使用しているため、第1、第2のキーデータがアドレスデータ、あるいは書き込みデータと誤認識されることはない。
また、実施の形態3にかかるICタグは、実施の形態2の第2のキーデータに相当するデータとして、第1のキーデータの論理を反転させたデータを用いる。このため、図3に示すように、実施の形態3にかかるICタグは、データレジスタ61から比較回路64への配線にインバータ71が挿入されている。これによって、第1のキーデータと第2のキーデータが、互いに反転されたデータであった場合、比較回路64は、第1のキーデータと第2のキーデータの反転データとを同じデータとして比較することが可能である。
上記説明より、実施の形態3にかかるICタグによれば、第1、第2のキーデータとして、アドレスデータとして利用できないデータを用いる。これによって、アドレスデータ、書き込みデータ、コマンドが受信の際に変化して、全消去コマンドが誤って実行されてしまうことを防ぐことが可能である。つまり、第1、第2のキーデータが、アドレスデータ及び書き込みデータとして利用できないビット数で構成されているために、アドレスデータ及び書き込みデータが変化しても、第1、第2のキーデータに変化する可能性がないために、実施の形態3にかかるICタグは、全消去コマンドを誤って実行することがない。
実施の形態4
実施の形態4にかかるICタグは、整流回路11が生成する電源電圧の大きさによってコマンドのキーデータによる認証を行うか否かを判断するものである。例えば、電源電圧が十分な電圧である場合は、コマンドのキーデータ認証は行わず、さらにキーデータの送信も行わない。一方、電源電圧が十分な電圧でない場合は、コマンドのキーデータ認証を行う。
実施の形態4にかかるICタグは、実施の形態1にかかるICタグに対して、コマンド制御回路20に電源電圧検出回路21を加えたものである。電源電圧検出回路21は、例えば電源電圧が所定の電圧以上である場合には、送信回路30を介してリーダ・ライタに十分な電源電圧が生成できていることを通知し、比較回路44に対してもそのことを通知する。リーダ・ライタは、ICタグが十分な電源電圧が生成できていることの通知を受けた場合は、キーデータの送信は行わない。また、比較回路44は、十分な電源電圧を生成できている場合には、メモリ制御信号生成回路45にキーデータ認証が必要なコマンドが入力されるとキーデータの比較は行わずに許可信号を送信する。
一方、電源電圧検出回路21は、例えば電源電圧が所定の電圧未満である場合には、送信回路30を介してリーダ・ライタに十分な電源電圧が生成できていないとして通知を行わない。また、比較回路44に対してもそのことを通知しない。リーダ・ライタは、ICタグが十分な電源電圧が生成できていることの通知を受けていない場合は、キーデータの送信を行う。また、比較回路44は、十分な電源電圧を生成できていない場合には、メモリ制御信号生成回路45にキーデータ認証が必要なコマンドが入力されるとキーデータの比較を行ない、その認証結果に基づいて許可信号を送信する。
上記説明より、実施の形態4にかかるICタグは、整流回路11が生成する電源電圧の大きさに基づいて、キーデータ認証を行うか否かを判断する。電源電圧が十分な大きさで生成されている場合は、コマンドの受信においてデータが変化してしまう恐れが小さい。つまり、電源電圧が十分な大きさでなく、データが変化してしまう恐れが大きい場合にキーデータ認証を行うことで、電源電圧が十分な大きさである場合には、キーデータの送信時間及びキーデータの認証のためにかかる時間を削減することが可能である。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、適宜変形することが可能である。本発明は、コマンドの実行を行うにあたり、キーデータによるコマンドの認証を行ない、その認証結果に基づいてコマンドの実行を行うか否かを判断するものである。従って、通信で使用される無線信号は上記実施の形態のように、パルスの数でデータ1とデータ0とを定義したものに限られるものではなく、パルスの幅によってデータ1とデータ0とを定義するものであっても良い。また、コマンドの送信順序は適宜変更することが可能である。
実施の形態1にかかるICタグのブロック図である。 実施の形態1にかかるICタグの記憶回路を詳細に示す図である。 実施の形態2にかかるICタグのブロック図である。 実施の形態3にかかるICタグのブロック図である。 実施の形態4にかかるICタグのブロック図である。 従来のICタグのブロック図である。 ICタグにおいてデータを通信するための信号のパルス信号波形と無線信号波形を示す図である。
符号の説明
1 ICタグ
2 アンテナ
3 ICチップ
10 受信回路
11 整流回路
12 検波回路
20 コマンド制御回路
21 電源電圧検出回路
30 送信回路
40 メモリ制御回路
41 データレジスタ
42 アドレスレジスタ
43 参照キー設定部
44 比較回路
45 メモリ制御信号生成回路
46 取り込みレジスタ
47 送信レジスタ
50 記憶回路
60 メモリ制御回路
61 データレジスタ
62 アドレスレジスタ
64 比較回路
71 インバータ

Claims (8)

  1. 複数の記憶セルを有する記憶回路と、
    無線信号によってコマンドを受信し、該コマンドに基づいて、前記記憶回路を制御するメモリ制御回路とを有するICタグであって、
    前記コマンドは、前記複数の記憶セルのうち1つの記憶セルを選択するためのアドレスデータあるいは書き込みデータを必要としない、前記複数の記憶セルを一括して消去する全消去コマンドを有し、
    前記メモリ制御回路は、前記全消去コマンドに関連して受信される第1のキーデータと該全消去コマンドとに基づき、前記第1のキーデータと該第1のキーデータとは別に格納される第2のキーデータとを比較して、前記記憶回路に対して前記全消去コマンドに対応した制御を実行し、
    前記第1のキーデータは、前記複数の記憶セルのうち1つの記憶セルを選択するためのアドレスデータを格納する第1の記憶回路、あるいは前記記憶セルに対する書き込みデータが格納される第2の記憶回路に格納され、
    前記第1のキーデータ及び前記第2のキーデータは、前記アドレスデータあるいは書き込みデータよりも長いビット列にて構成されるICタグ。
  2. 前記記憶回路は、ユーザーが書き換え可能なユーザー領域を有し、前記ユーザー領域は少なくとも1つ以上の一括して制御可能な領域を有し、前記全消去コマンドの実行は前記一括して制御可能な領域の前記複数の記憶セルに対して一括した制御を行うことを特徴とする請求項1に記載のICタグ。
  3. 前記全消去コマンドと前記第1のキーデータとに基づく該全消去コマンドの実行は、無線信号に基づき生成された電源電圧の値が所定の電圧以上であった場合に行われることを特徴とする請求項1に記載のICタグ。
  4. 前記第1のキーデータは、データを一時記憶する第1の記憶回路に格納され、前記第2のキーデータは、データを定常的に記憶する第2の記憶回路に格納されることを特徴とする請求項に記載のICタグ。
  5. 前記第2のキーデータは、前記複数の記憶セルのうち1つの記憶セルを選択するためのアドレスデータを格納する第1の記憶回路、あるいは前記記憶セルに対する書き込みデータが格納される第2の記憶回路に格納されることを特徴とする請求項に記載のICタグ。
  6. 前記第1のキーデータと前記第2のキーデータとは、互いに反転した論理のデータであることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のICタグ。
  7. 無線信号によってコマンドデータを送信するリーダ・ライタと、
    前記リーダ・ライタから送信される無線信号を受信するICタグとを有し、
    前記ICタグは、データを記憶する複数の記憶セルを有する記憶回路と、
    前記コマンドデータに基づきコマンドを実行することによって、前記記憶回路を制御するメモリ制御回路とを有するICタグシステムであって、
    前記コマンドは、前記複数の記憶セルのうち1つの記憶セルを選択するためのアドレスデータあるいは書き込みデータを必要としない、前記複数の記憶セルを一括して消去する全消去コマンドを有し、
    前記メモリ制御回路は、前記全消去コマンドに関連して受信される第1のキーデータと該全消去コマンドとに基づき、前記第1のキーデータと該第1のキーデータとは別に格納される第2のキーデータとを比較して、前記記憶回路に対して前記全消去コマンドに対応した制御を実行し、
    前記第1のキーデータは、前記複数の記憶セルのうち1つの記憶セルを選択するためのアドレスデータを格納する第1の記憶回路、あるいは前記記憶セルに対する書き込みデータが格納される第2の記憶回路に格納され、
    前記第1のキーデータ及び前記第2のキーデータは、前記アドレスデータあるいは書き込みデータよりも長いビット列にて構成されるICタグシステム。
  8. データを記憶する複数の記憶セルを有する記憶回路と、
    無線信号によってコマンドを受信し、該コマンドを実行することによって、前記記憶回路を制御するメモリ制御回路とを有するICタグのコマンドの実行方法であって、
    前記コマンドは、前記複数の記憶セルのうち1つの記憶セルを選択するためのアドレスデータあるいは書き込みデータを必要としない、前記複数の記憶セルを一括して消去する全消去コマンドを有し、
    前記メモリ制御回路は、前記複数の記憶セルのうち1つの記憶セルを選択するためのアドレスデータを格納する第1の記憶回路、あるいは前記記憶セルに対する書き込みデータが格納される第2の記憶回路に格納され、前記全消去コマンドに関連して受信される第1のキーデータと全消去コマンドと、に基づき、前記第1のキーデータと該第1のキーデータとは別に格納される第2のキーデータとを比較して、前記記憶回路に対して前記全消去コマンドに対応した制御を実行し、
    前記第1のキーデータ及び前記第2のキーデータは、前記アドレスデータあるいは書き込みデータよりも長いビット列にて構成するICタグのコマンドの実行方法。
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