JP4920309B2 - 開閉装置における開閉体の復帰方法及び復帰構造 - Google Patents

開閉装置における開閉体の復帰方法及び復帰構造 Download PDF

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Description

本発明は、オーバーヘッドドアを含むシャッター装置、ドア、雨戸を含む引戸、窓、ロールスクリーン、ブラインド、オーニング装置、門扉、ゲート、スライディングウォール装置、防煙垂れ壁、防煙垂れ幕等、開閉体によって構造物の空間部分を仕切るための開閉体の復帰方法及び復帰構造に関し、詳しくは、火災等の非常時に、自重や付勢部材等の付勢力によって自動閉鎖した開閉体を全開状態に復帰させる復帰方法及び復帰構造に関するものである。
火災等の非常時に開閉体を自動閉鎖させて、炎や煙等の通過を阻止する開閉装置では、災害等に起因して電源が遮断される場合がある等の理由から、開閉体をそれ自体の自重によって閉鎖させる構造を有するものがある。
例えば、本出願人が出願した特願2004−344070号(以下、「非公開文献」という)に記載の発明や特許文献1に記載の発明のように、収納ケース内で所定の開放位置にある開閉体を係止・係止解除する係止機構を備えた係止装置を具備し、災害時の非常信号に応じて通電されるソレノイドにより、係止片が回動して開閉体の係止を解除することで、開閉体をその自重により閉鎖させる構造である。
具体的には、前記特許文献1及び非公開文献に記載された発明には、閉鎖途中や閉鎖停止状態の開閉体を、持ち上げ操作等の外力により、係止片を係止方向に回動させて開閉体を再度係止片に係止させることによって、この開閉体を開放状態にする構造が記載されている。
この場合、非常脱出等のために開閉体を持ち上げ開放した勢いが強すぎて、前記持ち上げ操作が解除された後も開閉体が慣性力により開放動作を継続し、当該開閉体が初期の全開位置に係止されると開閉体が再度自動閉鎖しなくなるため、非公開文献に記載の発明では、開放位置から閉鎖動作した後の開閉体が再度初期の全開位置まで開放されてしまうのを阻む収納阻止手段を設けている。
特開平8−189249号公報
ところで、前記特許文献1及び非公開文献に記載の発明のような開閉装置の場合、火災等の非常時の状態(閉鎖状態)からリセットして開閉体を通常時の状態(開放状態)に復帰させたり、点検・修理等のメンテナンス時における人為的な開閉体の閉鎖からメンテナンス後に開閉体を開放状態に復帰させたりしている。
このように開閉体を閉鎖状態から開放状態に復帰させる場合、特許文献1に記載の発明における開閉装置では、例えば、シャッター等の開閉体を開閉させるために用いられる開閉棒で開閉体を開放方向に押し上げるとともに、係止片に係止して開放状態に復帰させたり、慣性力により開放動作が継続するように開閉体を勢いよく持ち上げて係止片に係止して開放状態に復帰させたりすることができる。
しかしながら、非公開文献に記載の発明における開閉装置では、前記収納阻止手段が開閉体の開放状態への復帰を阻んでいるため、前記特許文献1のような動作により開閉体を初期の開放状態へ復帰させることができなかった。
すなわち、この開閉装置において開閉体を初期の開放状態に復帰させるには、作業者が自らの手で、収納阻止手段の阻止状態を解除するとともに、この解除状態を自らの手で保持しながら、開閉体を持ち上げたり押し上げたり等の開放動作を行って復帰させる必要がある上に、開閉体を収納したり、係止する係止装置を内装したりする収納ケースが一般的に高所にあるため、前記の開閉体の復帰作業を行うには、作業者が脚立やはしご等に乗って行わなければならず、特に、開閉体の復帰作業が複数個所に亘る場合には、開閉体の復帰作業の1箇所毎に脚立やはしご等を持って移動させる必要があるため、面倒であるし相当の時間を要していた。
そこで、本発明は、閉鎖途中や閉鎖停止状態の開閉体の持ち上げ操作等の外力による初期の開放状態への復帰を阻止された開閉体を、初期の開放状態への復帰作業を迅速、且つ容易に行うことを課題とし、この課題を解決した開閉装置における開閉体の復帰方法及び復帰構造の提供を目的とする。
前記課題を解決するための一手段は、自重による付勢力により閉鎖方向端部を下方へスライドさせて閉鎖動作する開閉体と、開放動作した際の前記開閉体をその上方側で開口部に通過させて収納する収納部と、前記収納部内に収納された開放位置の前記開閉体を係止するように前記収納部に設けられた係止装置と、前記開閉体が前記係止装置の解除により閉鎖動作した後に開放動作した場合に、その開放動作後の前記開閉体が再度前記開放位置まで開放動作するのを阻む当接部材とを含む開閉装置について、復帰装置を用いて、閉鎖動作後の前記開閉体を前記開放位置に復帰するようにした開閉体の復帰方法であって、
前記係止装置は、前記開放位置において閉鎖方向への力が作用している前記開閉体の下端側の被係止部材又は前記当接部材係止片に係止し、この係止状態を前記係止片の閉鎖方向への回動により解し、同係止片が上方へ押されて逆方向へ回することにより元の状態に復帰するように構成され、
前記当接部材は、先端側を上方へ向けて前記収納部の開口部を通過可能な収納位置と、先端側を開閉体厚さ方向へ向けて前記収納部の開口部を通過不能な収納不能位置との間で揺動するように構成され、
前記復帰装置は、前記開閉体の閉鎖側端部を下方から受けるとともに前記当接部材に対し開閉体厚さ方向側から接触して前記当接部材を前記収納位置に保持するように形成された保持体と、該保持体に連結された長尺体とを具備してなり、
閉鎖動作後の前記開閉体を前記開放位置に復帰する際には、前記保持体によって前記開閉体の閉鎖側端部を受けるとともに同保持体によって前記当接部材を前記収納位置に保持しながら、前記長尺体を押し上げることで、前記復帰装置と共に前記開閉体開放方向へ移動させて、開閉体下端側の前記被係止部材又は前記当接部材により前記係止片を上方へ押して回動させ、前記被係止部材又は前記当接部材前記係止片に係止させることを特徴とする。
第1形態は、開閉体が係止状態にあるときには収納部内に収納され、係止が解除された開閉体の閉鎖動作に伴って前記収納部から出ると同時に、開閉体閉鎖方向へ回動するとともに、不動部位に当接することで収納部内へ収納不能な収納阻止状態となる一方、開閉体開放方向に回動することで収納部内へ収納可能な収納可能状態となる当接部材を有した収納阻止手段と、閉鎖方向への力が作用している開閉体を所定の開放位置で係止し、閉鎖方向への回動により開閉体を係止解除するとともに、開閉体開放方向への回動により開閉体を係止可能な状態となる係止装置とを含む開閉装置における開閉体の復帰方法であって、
任意の位置で閉鎖状態にある開閉体の閉鎖側端部と、収納可能状態にされている当接部材とを、当該当接部材の収納可能状態を保持するとともに、開閉体を保持する保持体で保持し、当該保持体に連結された長尺体により、保持体を開閉体の開放方向に移動させて開閉体を係止装置に係止させることを特徴とする開閉装置における開閉体の復帰方法である。
また、第2形態は、前記第1形態の開閉装置における開閉体の復帰方法に用いられる開閉装置における開閉体の復帰装置である。
すなわち、開閉体が係止状態にあるときには収納部内に収納され、係止が解除された開閉体の閉鎖動作に伴って前記収納部から出ると同時に、開閉体閉鎖方向へ回動するとともに、不動部位に当接することで収納部内へ収納不能な収納阻止状態となる一方、開閉体開放方向に回動することで収納部内へ収納可能な収納可能状態となる当接部材を有した収納阻止手段と、閉鎖方向への力が作用している開閉体を所定の開放位置で係止し、閉鎖方向への回動により開閉体を係止解除するとともに、開閉体開放方向への回動により開閉体を係止可能な状態となる係止装置とを含む開閉装置における開閉体の復帰装置であって、
前記当接部材の収納可能状態を保持するとともに、開閉体を保持する保持体と、その保持体に連結され、当該保持体を開閉体の開放方向に移動させる長尺体とを備えてなることを特徴とする開閉装置における開閉体の復帰装置である。
形態でいう開閉装置には、開閉体をその開放方向側の巻取軸によって巻取り、当該巻取軸から繰り出すようにした態様や、開閉体をその開放方向側の収納部へ巻き取ることなく収納し、当該収納部から繰り出すようにした態様等を含む。
また、開閉体に作用している閉鎖方向の力とは、重力によるものでも、ばね力によるものでも、電動モーター等の動力源の動力によるものでもよい。
また、当接部材は、開閉体が収納阻止状態になるように、重力やばね力等によって開閉体閉鎖方向へ回動するように付勢されていることが好ましい。
また、前記開閉体の好ましい具体例としては、複数のスラットやパイプを開閉方向へ連設してなる態様や、単数もしくは複数のパネルや、幕状物、ネット状物を開閉方向へ設けてなる態様、あるいはスラット、パネル、パイプ、幕状物、ネット状物等を適宜に組み合わせてなる態様等が挙げられ、特に、前記幕状物を用いた構成とすれば、他の種類の開閉体よりも比較的軽量であるため、災害時の非常脱出等の際に容易に持ち上げ開放操作することができる。
また、本形態でいう所定の開放位置には、全開位置、及び前記開閉体が中途位置まで開放された場合の位置を含むが、後者の場合の中途位置は、人や物等が通過可能な程度の開口部が形成される位置とするのが好ましい。
また、本形態でいう不動部位とは、開閉体や巻取軸等のように移動したり回転したりすることのない部位であり、この不動部位の具体例としては、開閉体を開閉方向へ案内するガイドレール、開閉体を繰り出したり引き込んだりする開口部を有する収納側部位(例えば、開閉体を収納するための収納ケースや、枠体、まぐさ部材、その他の不動部材等)、巻取軸を支持するブラケット部材、当該開閉装置が設置される躯体等が挙げられる。
前記復帰装置の好ましい構成を具体的に例示すると、第3形態では、前記保持体が開閉体の閉鎖側端部を支持する開閉体支持部と、当該開閉体支持部から開閉体開閉方向に延設されて、前記当接部材の収納可能状態を開閉体厚さ方向側から支持する当接部材支持部とを備えている形態が挙げられる。
また、この場合、開閉体と当接部材に対してより良好な支持状態を確保するという観点から、第4形態のように、前記当接部材支持部と前記開閉体を挟んで対面するように前記開閉体支持部から開閉体開閉方向に延設されて、前記当接部材支持部とで開閉体を挟持するように支持する挟持部を備えることが好ましい。
形態の復帰方法における他の形態として、第5形態では、開閉体が係止状態にあるときには前記収納部内に収納され、係止が解除された開閉体の閉鎖動作に伴って収納部から出ると同時に、開閉体閉鎖方向へ回動するとともに、不動部位に当接することで収納部内へ収納不能な収納阻止状態となる一方、開閉体開放方向に回動することで収納部内へ収納可能な収納可能状態となる当接部材を有した収納阻止手段と、閉鎖方向への力が作用している開閉体を所定の開放位置で係止し、閉鎖方向への回動により開閉体を係止解除するとともに、開閉体開放方向への回動により開閉体を係止可能な状態となる係止装置とを含む開閉装置における開閉体の復帰方法であって、一端側に前記当接部材に対して掛脱可能に掛合する掛合部を備えた略長尺体における当該掛合部を、開閉体が任意の位置で閉鎖状態にされて収納可能状態にされている当接部材に設けられた被掛合部に対して掛合するとともに、当接部材に対して開閉体開放方向への力を作用させることにより、当該当接部材を開閉体開放方向へ回動して収納可能状態にさせるとともに、開閉体を当接部材に作用する力によって開閉体開放方向へ移動させて係止装置に係止させることを特徴とする開閉体の復帰方法である。
また、第6形態は、前記第5形態の開閉装置における開閉体の復帰方法に用いられる開閉装置における開閉体の復帰装置である。
すなわち、開閉体が係止状態にあるときには収納部内に収納され、係止が解除された開閉体の閉鎖動作に伴って前記収納部から出ると同時に、開閉体閉鎖方向へ回動するとともに、不動部位に当接することで収納部内へ収納不能な収納阻止状態となる一方、開閉体開放方向に回動することで収納部内へ収納可能な収納可能状態となる当接部材を有した収納阻止手段と、閉鎖方向への力が作用している開閉体を所定の開放位置で係止し、閉鎖方向への回動により開閉体を係止解除するとともに、開閉体開放方向への回動により開閉体を係止可能な状態となる係止装置とを含む開閉装置における開閉体の復帰装置であって、一端側に前記当接部材に対して掛脱可能に掛合する掛合部を備えた略長尺体からなり、前記掛合部を、当接部材に設けられた被掛合部に対して掛合するとともに、当接部材及び開閉体に対して開閉体開放方向への力を作用させるようにしていることを特徴とする開閉装置における開閉体の復帰装置である
上記形態は、以上の構成により、下記の優れた効果が期待できる。
第1形態によれば、保持体によって、収納阻止状態の収納阻止手段における当接部材を収納可能状態にするとともに、当該収納可能状態を保持し、且つ開閉体を保持することができ、当該保持状態において長尺体によって保持体を開閉体開放方向へ移動させることにより、当接部材の収納可能状態を保持して開閉体を係止装置に係止することができる。
したがって、閉鎖途中や閉鎖停止状態の開閉体の持ち上げ操作等の外力による初期の開放状態への復帰を阻止可能にした上で、開閉体を初期の開放状態への復帰作業を迅速、且つ容易に行える開閉装置における開閉体の復帰方法を提供できる。
また、第2形態によれば、前記第1形態の開閉装置における開閉体の復帰方法を実施できる開閉装置における開閉体の復帰装置を具体的に提供できる。
更に、第3形態によれば、具体的な構成とされた保持体を備えた復帰装置を提供でき、第4形態によれば、開閉体と当接部材に対してより良好な支持状態を確保した保持体を備えた復帰装置を提供できる。
また、第5形態によれば、他の開閉装置における開閉体の復帰方法を具体的に提供でき、更に、第6形態によれば、第5形態に記載の開閉装置における開閉体の復帰方法を実施できる開閉装置における開閉体の復帰装置を具体的に提供できる
次に、上記形態の開閉装置における開閉体の復帰方法及び復帰装置(以下、夫々「復帰方法」「復帰装置」という)を実施するための具体例を図面に基づいて説明する。
以下の復帰方法及び復帰装置は、住宅やビル、倉庫、工場、地下街、トンネル、車両の荷台等、これらの躯体の開口部分や内部に配設されて、前記開口部分を開閉したり、躯体内部の空間を仕切ったり開放したりするシャッター装置とした開閉装置に適用されるものである。
特に、火災等の災害時に開閉体を自動的に閉鎖動作させて、煙や炎の通過を阻むのに好適な防火防煙シャッター装置とした開閉装置の開閉体に適用されるものとして説明する。
また、本形態では、復帰装置の詳細を説明し、その復帰装置の動作説明において復帰方法の説明をする。
また、本明細書中において「開閉体厚さ方向」とは、閉鎖状態の前記開閉体の厚さ方向を意味する。
また、本明細書中において「開閉体開閉方向」とは、前記開閉体が開閉動作する方向を意味する。
また、本明細書中において「開閉体幅方向」とは、前記開閉体の開閉方向と略直交する方向で、且つ前記開閉体の厚さ方向ではない方向を意味する。
本形態の復帰装置Aを用いて開閉体を初期の開放位置に復帰させる開閉装置の一例を説明すると、開閉装置1は、自重による付勢力により閉鎖方向端部を下方へスライドさせて閉鎖動作する開閉体10と、当該開閉体10をその幅方向の両端部で動作方向へ案内するガイドレール20,20と、当該開閉体10をその上方側で巻き取ったり繰り出したりする巻取軸30と、当該巻取軸30及び当該巻取軸30に巻かれた際の開閉体10を収納する収納部40と、当該収納部40内で所定の開放位置にある開閉体10を係止する係止装置50とを具備している(図1参照)。
そして、この開閉装置1は、前記係止装置50を解除することにより繰り出された開閉体10が、持ち上げ操作等の外力により再度前記開放位置まで開放されて前記係止装置50に係止されてしまうのを、収納阻止手段60により阻むように構成してある。
開閉体10は、幕状物である可撓性シート材から略矩形状の開閉体本体11を構成し、この開閉体本体11の下端部に、当接対象部位(地面や、床面、下枠等)に当接させるための座板部材12を開閉体幅方向にわたって接続している。
開閉体本体11は、例えば、ガラスクロスやシリカクロス等の難燃性布地や、フッ素加工を施した塩化ビニル樹脂シート材、ガラス繊維を含んだ合成樹脂シート材等からなる。
この開閉体本体11は、開閉体幅方向に長い略矩形帯状のシート材を、開閉方向に複数連設したり、開閉体方向に長い略矩形帯状のシート材を、開閉幅方向に複数連設したりするように縫い付け等して構成してもよいし、一枚のシート材を略矩形状に裁断することで構成してもよい。
また、座板部材12は、金属製の板材や錘体等を縦断面略逆T字状に構成してなり、その表部と裏部との内の一方に、後述する係止装置50を構成する被係止部材51を固定し、その他方には、後述する収納阻止手段60を構成する当接部材61を支持している。
また、ガイドレール20は、アルミ合金材料の引抜き成形または押し出し成形や、他の金属板(例えばスチール板やステンレス板等)の曲げ加工等によって、開閉体10の幅方向の端部を囲むように形成された部材であり、巻取軸30と開閉体10によって着座される当接対象部位(例えば、地面や床面、枠部材等)との間にわたって配設されている。
また、巻取軸30は、開閉体幅方向にわたって略水平に配設され、開閉体10を外周面に巻き付けるための巻取体を、不動部位である収納部40に対し回動自在に支持してなる。
この巻取軸30は、収納部40に対し固定された本体軸の周囲を前記巻取体が回動する構成としてもよいし、収納部40に対し回動自在に支持された本体軸の周囲に前記巻取体を一体的に具備した構成等としてもよい。
また、収納部40は、巻取軸30及び当該巻取軸30に巻き付けられた際の開閉体10を収納する略ケース状に形成されたものであり、建物等の躯体に固定された不動部位である。
この収納部40の底面には、収納側部位としてのまぐさ部材41が固定され、当該まぐさ部材41には、開閉体10を開閉方向へ通過させるための開口部41aが、開閉体幅方向へわたって形成されている。
そして、前記収納部40は、後述する当接部材61の揺動部材61bを開閉体開放方向へ向けた状態に維持する当接面41bを備える。
この当接面41bは、揺動部材61bが開放方向へ向いた状態において、揺動部材61bにおける後述する第一突出部61b1及び第二突出部61b2に対向して配置され、図示例によれば、まぐさ部材41の内面によって構成される。
また、係止装置50は、前記座板部材12に固定された被係止部材51と、収納部40内に固定された本体部52とを具備している。
被係止部材51は、図示例によれば開閉体幅方向にわたる断面略逆L字状の部材であり、その略垂直状の一片部を座板部材12に固定するとともに、その略水平状の他片部が本体部52側の係止片52aによって係合されるように配置している。
本体部52は、災害時の非常信号(自動的に発信された信号の場合と手動で発信された信号の場合とを含む)に応じて通電されるソレノイド(図示せず)により、係止片52aを回動させるようにした周知の機構である。
前記係止片52aは、上側で開閉体10へ向かって突出する解除突部52a1と、下側で開閉体10へ向かって突出する係止部52a2とから一体に構成された略コ字状を呈し、解除突部52a1と係止部52a2とを連結する部位が、本体部52内に軸支されている。
そして、前記本体部52は、非常信号等に応じて係止片52aを回転させることで、当該係止片52aの係止部52a2と開閉体10側の被係止部材51との係止状態を解除する。
また、同本体部52は、上方へ移動した際の被係止部材51によって解除突部52a1が上方へ押されることで、係止片52aが逆方向へ回転されると、元の係止状態に復帰する。
また、収納阻止手段60は、所定の開放位置で係止装置50により係止された開閉体10が、係止装置50の解除により閉鎖動作した後に、持ち上げ操作等の外力により開放動作した場合に、その開放動作後の開閉体10が再度前記開放位置まで開放動作するのを、係止装置50による係止箇所よりも閉鎖方向側へ適宜間隔を空け、離れた位置で阻むようにした機構である。
換言すれば、この収納阻止手段60は、開閉体10の前記開放位置からの閉鎖動作を妨げず、且つ、開放動作した際の開閉体10の移動を、前記係止装置50に係止される手前で、不動部位である収納部40の外部に当接させて、阻むようにした機構である。
この収納阻止手段60は、開放動作した際の開閉体10を収納部40の外部に当接可能に変形する当接部材61を備えている。
当接部材61は、開閉体10の閉鎖方向端部側(より具体的には座板部材12あるいはその近傍)に配設されていて、開閉体10が前記開放位置の際に開閉体10と共に収納部40内に収納され、開閉体10と共に収納部40の開口部41aから繰り出された際には収納部40の開口部41aへ収納不能な状態となるように、全体形状を変形させる。
より具体的に詳述すれば、この当接部材61は、座板部材12に固定された基部材61aと、当該基部材61aの上方に、蝶番等の軸支部材を介して接続された揺動部材61bとを具備してなる。
基部材61aは、平面視略矩形状の板材であり、座板部材12の開閉体幅方向の略中央側に部分的に配置され、溶接や、リベット、ねじ、ボルト等の固定手段により、座板部材12における開閉体厚さ方向の一端面に固定されている。
また、揺動部材61bは、前記基部材61aに沿って開閉体幅方向へわたる断面略コ字状の部材であり、収納部40内に収納された状態で、基端側(基部材61a側)から開閉体厚さ方向へ突出する第一突出部61b1と、自由端側から同開閉体厚さ方向へ突出する第二突出部61b2とを備える。
そして、この揺動部材61bは、その先端側を開閉体開放方向へ向けて収納部40の開口部41aを通過可能な収納位置と、その先端側を開閉体厚さ方向へ向けて収納部40の開口部41aを通過不能な収納不能位置との間で揺動するように、前記基部材61aに軸支されている。
第一突出部61b1及び第二突出部61b2は、揺動部材61bを揺動させるように付勢する錘体として作用する。
更に、第一突出部61b1は、揺動部材61bが揺動した際に、揺動部材61bの自由端側を開閉体厚さ方向(図示例によれば略水平方向)へ向けた状態に維持する回動規制部材としても作用する。
すなわち、揺動部材61bが倒れるようにして揺動する際、その揺動角度は、第一突出部61b1と基部材61aとの当接により規制されることになる。
また、第一突出部61b1における開閉体幅方向の中央近傍には、切欠部61b11(図3(b)参照)が形成されている。この切欠部61b11は、前記した蝶番等の軸止部材を、基部材61aから揺動部材61bへ跨って止着するために具備されている。
尚、揺動部材61bを揺動させるように付勢する他の手段として、例えば、ばね等の付勢力により揺動させる手段が挙げられる。
このように構成された開閉装置1における開閉体10の閉鎖状態から初期の開放状態に復帰させる復帰装置Aは、図1及び図2(a)に示すように、保持体Bと、当該保持体に連結された長尺体Cとから構成されている。
保持体Bは、平板を屈曲させて側面視略L型状に形成したものであり、具体的には、前記座板部材12における閉鎖側端部121を支持する開閉体支持部B1と、当該開閉体支持部B1から開閉体開閉方向に延設されて、当接部材61の収納可能状態を開閉体厚さ方向側から支持する当接部材支持部B2と、当該当接部材支持部B2と前記座板部材12を挟んで対面するように前記開閉体支持部B1の端部から開閉体開閉方向に延設されて、前記当接部材支持部B2とで開閉体を挟持するように支持する挟持部B3とから形成されている。
長尺体Cは、前記保持体Bを開閉体開放方向に移動させるためのものであり、少なくとも、作業者が地面に立った状態で開閉体10を初期の開放状態に復帰するまで開閉体を開放移動させることができる程度の長さの略杆状体であって、その一端を前記開閉体支持部B1に対して固着している。
尚、前記保持体Bの開閉体幅方向の寸法は、前記当接部材61の開閉体幅方向の寸法に対して、同等、又は同等以下及び同等以上にしてもよい。
以下、前記復帰装置Aを用いた開閉装置1における開閉体10の閉鎖状態から初期の開放状態に復帰させる復帰方法を説明する。
第1工程:収納阻止状態の当接部材61を開閉体開放方向へ回動させて収納可能状態に切り替える(図3(a),図4(a))。
第2工程:当接部材61を収納可能状態に維持した状態で、前記復帰装置Aにおける保持体Bを前記座板部材12にセットする(図3(b),図4(b))。
このとき、当接部材支持部B2と挟持部B3とを、前記座板部材12を挟むように配置して、開閉体支持部B1を前記座板部材12における閉鎖側端部121に沿わせることにより、当接部材支持部B2が当接部材61の収納可能状態を支持するとともに、挟持部B3が前記当接部材支持部B2とで前記座板部材12を開閉体厚み方向の両側から挟持する状態となる。
第3工程:前記当接部材61及び座板部材12を保持した状態の保持体Bを長尺体Cの開閉体開放方向へ押し上げる動作によって、当接部材61及び座板部材12を開口部41aから収納部40へ収納するとともに、係止装置50に被係止部材51を係止させる(図(c))。
第4工程:被係止部材51が係止装置50に係止されたことにより、開閉体が初期の開放状態に復帰し、この状態で、長尺体Cを開閉体閉鎖方向へ引き下げることによって、保持体Bのみが開口部41aから抜き取られ、開閉体10の初期の開放状態が保持される。(図(d))。
以上の工程によって、閉鎖状態にある開閉体10を初期の開放状態に復帰させることができる。
尚、本形態では、当接部材61を収納可能状態にした後に、保持体Bを座板部材12にセットする方法を例示しているが、他の方法として、例えば、保持体Bにおける当接部材支持部B2の先端部分で当接部材61を開閉体開放方向へ回動させながら収納可能状態にするとともに、そのまま当接部材61の収納可能状態を保持するようにセットする方法も挙げられる(図示せず)。
図2(b)は、本発明に係る復帰装置の他の形態を示している。
本形態の復帰装置A’は、保持体B’の形態が、前記保持体Aと同様の開閉体支持部B1及び当接部材支持部B2とから形成された略L形状の、且つ前記保持体Bにおける挟持部B3が形成されてない形態のものであり、前記開閉体支持部B1には前記復帰装置Aと同様の長尺体C’が連結されている。
本形態の復帰装置A’による開閉体10の復帰方法は、前記復帰装置Aによる復帰方法と同様であるので説明は省略する。
図5及び図6は、本発明に係る復帰装置の他の形態を示している。
尚、前記形態と重複する部位についての説明は、同符号を付すことにより省略する。
本形態の復帰装置A’’は、一端側に略円形フック状の掛合部Dを備えた略長尺杆状に形成されたものであり、前記掛合部Dを前記当接部材61に掛合し、この掛合状態で掛合部Dを開閉体開放方向に移動させることにより、当接部材61を開閉体開放方向に回動させて収納可能状態にするとともに、当該収納可能状態を保持した状態で、開閉体10を初期の開放状態に復帰させるようにしている。
本形態の当接部材61に対する掛合部Dの掛合構造は、前記当接部材61における第二突出部61b2に開閉体幅方向に沿う長孔からなる被掛合部Eに対して、前記掛合部Dを貫通するように掛合する構造である。
また、前記被掛合部Eは、掛合部Dが通過可能な幅及び長さのものであり、掛合部Dを被掛合部Eに対して掛合する際には、掛合部Dの径方向を被掛合部Eの長手方向に沿わせることにより掛合部Dを被掛合部Eに通過させ、この通過状態から掛合部Dを回動して掛合部Dの径方向を被掛合部Eの長手方向と交差させることによって掛合状態にされる。
前記復帰装置A’’を用いた開閉装置1における開閉体10の閉鎖状態から初期の開放状態に復帰させる復帰方法を図6に基づいて説明する。
第1工程:掛合部Dを第二突出部61b2に掛合する。
このとき、掛合部Dを開閉体閉鎖方向に向けるとともに、当該掛合部Dを当接部材61の開閉体閉鎖方向側、且つ第二突出部61b2の裏側から被掛合部Eに掛合する(図6(a))。
第2工程:掛合部Dを被掛合部Eに掛合した状態を保持しながら復帰装置A’’で当接部材61を開閉体開放方向に回動させて収納可能状態にするとともに、復帰装置A’’を開閉体開放方向に引き上げて開閉体10を開放方向に移動させる。
このとき、当接部材61には、復帰装置A’’の開閉体開放方向への引上げ力が作用しているので、収納可能状態が保持されている(図6(b))。
第3工程:開閉体10がある程度の位置まで開放されたら、復帰装置A’’を開閉体閉鎖方向に回動させて掛合部Dを開閉体開放方向に向け、そのまま、復帰装置A’’を開閉体開放方向に押し上げて、当接部材61及び座板部材12を開口部41aから収納部40へ収納するとともに、係止装置50に被係止部材51を係止させる(図6(c))。
第4工程:被係止部材51が係止装置50に係止されたことにより、開閉体が初期の開放状態に復帰し、この状態で、掛合部Dを被掛合部Eから抜き取って開口部41aから抜き取る(図6(d))。
この掛合部Dの被合部Eに対する抜き取り動作は、復帰装置A’’を回動させて(図6(c))、掛合部Dの径方向を前記開口部41aの長手方向と平行状にして復帰装置A’’を開閉体閉鎖方向へ引き抜く(図6(d))ことによって掛合部Dを被合部Eから抜き取ることができる。
以上の工程によって、閉鎖状態にある開閉体10を初期の開放状態に復帰させることができる。
尚、本形態の復帰方法では、開閉体が略全閉又は略全閉付近にある状態から初期の開放状態に復帰させる方法として例示しているが、開閉体の閉鎖状態が収納部寄りである場合には、掛合部Dを開閉体開放方向に向けて収納阻止状態にある当接部材61に接触させた状態で、復帰装置A’’を当該開閉体開放方向に押し上げて、当接部材61を回動させて収納可能状態にするとともに、掛合部Dを被掛合部Eに掛合し、復帰装置A’’を開閉体開放方向に押し上げて、当接部材61及び座板部材12を開口部41aから収納部40へ収納するとともに、係止装置50に被係止部材51を係止させる方法も挙げられる(図示せず)。
前記形態で例示した復帰装置は、係止装置50に被係止部材51を係止させることにより、開閉体を初期の開放状態に保持する構成の開閉装置に適用した形態として例示したが、本発明の復帰装置は、図7に示すように、当接部材61を係止装置50に係止させる形態の開閉装置1’においても適用できる。
具体的には、当接部材61の配設位置を座板部材12の係止装置50と対面する面としたものであり、当接部材12における突出部61b2を係止装置50に係止させるようにした開閉装置1’である。
すなわち、図示例のように、前記復帰装置Aにより、当接部材61を収納可能状態に保持して開閉体開放方向に押し上げる動作によって、当接部材61及び座板部材12を開口部41aから収納部40へ収納するとともに、係止装置50に当接部材61における突出部61b2を係止させることにより、開閉体10を初期の開放状態に保持することができる。
尚、前記形態と重複する部位についての説明は、同符号を付すことにより省略する。
本発明に係る開閉装置における開閉体の復帰装置の一例を示す。 (a)は復帰装置の一例を示す要部側面図、(b)は復帰装置の他の例を示す要部側面図。 本発明に係る復帰方法を示す工程図であり、(a)は第1工程を示し、(b)は第2工程を示す。 本発明に係る復帰方法を示す工程図であり、(a)は第1工程を示し、(b)は第2工程を示し、( c)は第3工程を示し、( d)は第4工程を示す。 本発明に係る復帰装置の他の例を示すとともに、復帰方法の第1工程を示す。 本発明に係る復帰方法の他の例を示す工程図であり、(a)は第1工程を示し、(b)は第2工程を示し、(c)は第3工程を示し、(d)は第4工程を示す。 本発明に係る復帰装置を他の形態の開閉装置に適用した状態を示す。
A,A’,A’’:復帰装置
B:保持体
C:長尺体
B1:開閉体支持部
B2:当接部材支持部
B3:挟持部
D:掛合部
E:被掛合部
1,1’:開閉装置
10:開閉体
12:座板部材
40:収納部
41a:開口部
50:係止装置
60:収納阻止手段
61:当接部材

Claims (6)

  1. 自重による付勢力により閉鎖方向端部を下方へスライドさせて閉鎖動作する開閉体と、開放動作した際の前記開閉体をその上方側で開口部に通過させて収納する収納部と、前記収納部内に収納された開放位置の前記開閉体を係止するように前記収納部に設けられた係止装置と、前記開閉体が前記係止装置の解除により閉鎖動作した後に開放動作した場合に、その開放動作後の前記開閉体が再度前記開放位置まで開放動作するのを阻む当接部材とを含む開閉装置について、復帰装置を用いて、閉鎖動作後の前記開閉体を前記開放位置に復帰するようにした開閉体の復帰方法であって、
    前記係止装置は、前記開放位置において閉鎖方向への力が作用している前記開閉体の下端側の被係止部材又は前記当接部材係止片に係止し、この係止状態を前記係止片の閉鎖方向への回動により解し、同係止片が上方へ押されて逆方向へ回することにより元の状態に復帰するように構成され、
    前記当接部材は、先端側を上方へ向けて前記収納部の開口部を通過可能な収納位置と、先端側を開閉体厚さ方向へ向けて前記収納部の開口部を通過不能な収納不能位置との間で揺動するように構成され、
    前記復帰装置は、前記開閉体の閉鎖側端部を下方から受けるとともに前記当接部材に対し開閉体厚さ方向側から接触して前記当接部材を前記収納位置に保持するように形成された保持体と、該保持体に連結された長尺体とを具備してなり、
    閉鎖動作後の前記開閉体を前記開放位置に復帰する際には、前記保持体によって前記開閉体の閉鎖側端部を受けるとともに同保持体によって前記当接部材を前記収納位置に保持しながら、前記長尺体を押し上げることで、前記復帰装置と共に前記開閉体開放方向へ移動させて、開閉体下端側の前記被係止部材又は前記当接部材により前記係止片を上方へ押して回動させ、前記被係止部材又は前記当接部材前記係止片に係止させることを特徴とする開閉装置における開閉体の復帰方法。
  2. 自重による付勢力により閉鎖方向端部を下方へスライドさせて閉鎖動作する開閉体と、開放動作した際の前記開閉体をその上方側で開口部に通過させて収納する収納部と、前記収納部内に収納された開放位置の前記開閉体を係止するように前記収納部に設けられた係止装置と、前記開閉体が前記係止装置の解除により閉鎖動作した後に開放動作した場合に、その開放動作後の前記開閉体が再度前記開放位置まで開放動作するのを阻む当接部材とを具備してなる開閉装置と、閉鎖動作後の前記開閉体を前記開放位置に復帰するための復帰装置と、を備えた開閉装置における開閉体の復帰構造において、
    前記係止装置は、前記開放位置において閉鎖方向への力が作用している前記開閉体の下端側の被係止部材又は前記当接部材係止片に係止し、この係止状態を前記係止片の閉鎖方向への回動により解し、同係止片が上方へ押されて逆方向へ回することにより元の状態に復帰するように構成され、
    前記当接部材は、先端側を上方へ向けて前記収納部の開口部を通過可能な収納位置と、先端側を開閉体厚さ方向へ向けて前記収納部の開口部を通過不能な収納不能位置との間で揺動するように構成され、
    前記復帰装置は、前記開閉体の閉鎖側端部を下方から受けるとともに前記当接部材に対し開閉体厚さ方向側から接触して前記当接部材を前記収納位置に保持するように形成された保持体と、該保持体に連結された長尺体とを具備してなることを特徴とする開閉装置における開閉体の復帰構造
  3. 前記保持体が、前記開閉体の閉鎖側端部を下方から受けて支持する開閉体支持部と、当該開閉体支持部から上方に延設されて、前記当接部材に対し開閉体厚さ方向側から接触して前記当接部材を前記収納位置に保持する当接部材支持部とを備えていることを特徴とする請求項2に記載の開閉装置における開閉体の復帰構造。
  4. 前記当接部材支持部と前記開閉体を挟んで対面するように前記開閉体支持部から上方に延設されて、前記当接部材支持部とで前記開閉体を挟持するように支持する挟持部を備えていることを特徴とする請求項3に記載の開閉装置における開閉体の復帰構造。
  5. 自重による付勢力により閉鎖方向端部を下方へスライドさせて閉鎖動作する開閉体と、開放動作した際の前記開閉体をその上方側で開口部に通過させて収納する収納部と、前記収納部内に収納された開放位置の前記開閉体を係止するように前記収納部に設けられた係止装置と、前記開閉体が前記係止装置の解除により閉鎖動作した後に開放動作した場合に、その開放動作後の前記開閉体が再度前記開放位置まで開放動作するのを阻む当接部材とを含む開閉装置について、復帰装置を用いて、閉鎖動作後の前記開閉体を前記開放位置に復帰するようにした開閉体の復帰方法であって、
    前記係止装置は、前記開放位置において閉鎖方向への力が作用している前記開閉体の下端側の被係止部材又は前記当接部材係止片に係止し、この係止状態を前記係止片の閉鎖方向への回動により解し、同係止片が上方へ押されて逆方向へ回することにより元の状態に復帰するように構成され、
    前記当接部材は、先端側を上方へ向けて前記収納部の開口部を通過可能な収納位置と、先端側を開閉体厚さ方向へ向けて前記収納部の開口部を通過不能な収納不能位置との間で揺動するように構成されるとともに、前記復帰装置によって掛合される被掛合部を備え、
    前記復帰装置は、前記被掛合部に対して掛脱可能に掛合する掛合部を一端側に備えた略長尺体であり、
    閉鎖動作後の前記開閉体を前記開放位置に復帰する際には、前記復帰装置における前記掛合部を、前記収納不能位置にある前記当接部材の前記被掛合部に対して掛合して上方へ移動することにより、前記当接部材を上方へ回動して前記収納位置し、さらに、前記掛合部から前記当接部材に作用する上方への力によって前記開閉体を開放方向へ移動させて、開閉体下端側の前記被係止部材又は前記当接部材により前記係止片を上方へ押して回動させ、前記被係止部材又は前記当接部材前記係止片に係止させることを特徴とする開閉装置における開閉体の復帰方法。
  6. 自重による付勢力により閉鎖方向端部を下方へスライドさせて閉鎖動作する開閉体と、開放動作した際の前記開閉体をその上方側で開口部に通過させて収納する収納部と、前記収納部内に収納された開放位置の前記開閉体を係止するように前記収納部に設けられた係止装置と、前記開閉体が前記係止装置の解除により閉鎖動作した後に開放動作した場合に、その開放動作後の前記開閉体が再度前記開放位置まで開放動作するのを阻む当接部材とを具備してなる開閉装置と、閉鎖動作後の前記開閉体を前記開放位置に復帰するための復帰装置と、を備えた開閉装置における開閉体の復帰構造において、
    前記係止装置は、前記開放位置において閉鎖方向への力が作用している前記開閉体の下端側の被係止部材又は前記当接部材係止片に係止し、この係止状態を前記係止片の閉鎖方向への回動により解し、同係止片が上方へ押されて逆方向へ回することにより元の状態に復帰するように構成され、
    前記当接部材は、先端側を上方へ向けて前記収納部の開口部を通過可能な収納位置と、先端側を開閉体厚さ方向へ向けて前記収納部の開口部を通過不能な収納不能位置との間で揺動するように構成されるとともに、前記復帰装置によって掛合される被掛合部を備え、
    前記復帰装置は、前記被掛合部に対して掛脱可能に掛合する掛合部を一端側に備えた略長尺体であり、閉鎖動作後の前記開閉体を前記開放位置に復帰する際に、前記掛合部を、前記収納不能位置にある前記当接部材の前記被掛合部に対して掛合して上方へ移動することにより、前記当接部材を上方へ回動して前記収納位置にし、さらに、前記掛合部から前記当接部材に作用する上方への力によって前記開閉体を開放方向へ移動させて、開閉体下端側の前記被係止部材又は前記当接部材により前記係止片を上方へ押して回動させ、前記被係止部材又は前記当接部材を前記係止片に係止させるように構成されていることを特徴とする開閉装置における開閉体の復帰構造
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