JP4919066B2 - 網戸落下防止装置 - Google Patents

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Description

本発明は、網戸が枠体から外れても落下しないようにした網戸落下防止装置に関する。
従来、特許文献1の図10から図12に記載のように、網戸が枠体から外れないようにするために、網戸の上桟にねじにより取り付けられた外れ止めの先端部を枠体の上枠のレールに接近させることにより、網戸が上下移動できる距離を短く制限することが知られている。ところが、特許文献1に記載の網戸では、外れ止めによって網戸の上方への移動を規制しているだけなので、極度の暴風や不注意等により網戸に限度以上の荷重が作用して網戸が撓んだ場合に、網戸が枠体から外れて落下するという問題があった。
そこで、特許文献1の図1から図9に記載のように、上枠の室外側に上枠に沿って四角筒状のレールを上枠の全長に渡って取り付け、そのレールの下壁の幅方向中央部にレールに沿って直線状に延びる開口部を形成している。また、網戸の左右の縦枠の上端部に夫々係合部材を取り付け、それらの係合部材の上端部にレールの開口部の幅よりも大きい幅の拡大部が形成され、それらの拡大部がレールに係合され、網戸が枠体から完全に外れても、係合部材の拡大部がレールに係合し、レールに網戸が吊り下がることによって、網戸が落下しないようにした開口部装置が提案されている。レールの開口部には、その幅が広くされた切欠部が2箇所形成され、係合部材に形成された拡大部の幅は、切欠部の幅よりも少し狭く設定されている。両係合部材間の間隔は、レールの両切欠部間の間隔と同じに設定されている。網戸を枠体に取り付けるには、まず、網戸の各係合部材をレールの各切欠部の位置に合わせた後、網戸を持ち上げて、各係合部材の拡大部をこの切欠部を通してレール内に挿入する。次いで、さらに網戸を持ち上げて、網戸の上枠の溝部を枠体の上枠の上レールの下端部に嵌め込んだ後、網戸を下ろして、網戸の下枠の戸車を枠体の下枠の下レールに載せる。その後、網戸を左側または右側に移動させる。
特開2005−213901号公報
特許文献1の図1から図9に記載のものでは、網戸を開けたり閉めたりしているうちに、網戸を枠体に取り付けた位置に網戸を置いた状態にしておく場合も考えられる。そのため、係合部材が切欠部に位置する箇所に網戸が置かれている状態で、極度の暴風や不注意等により網戸に限度以上の荷重が枠見込方向に作用して網戸が撓んだ場合に、網戸が枠体から外れて落下するという問題点がある。また、係合部材が切欠部に位置する箇所に網戸が置かれていないときでも、網戸が枠体から外れた状態にあることを知らないで、網戸を枠体から外れた状態のまま左右方向に移動した場合に、係合部材が切欠部から外れて網戸が落下する問題点がある。また、網戸の縦枠の上端部に取り付ける係合部材が2個必要なので、2個の係合部材を互いに傾けて取り付けると、網戸を枠体に取り付けるときに取り付けにくくなり、取り付けた後に左右開閉移動するときに係合部材と落下防止レール間の摩擦が大きくなって動きが悪くなるという問題点もある。また、落下防止レールが上枠の室外側に取り付けられているため、見栄えが悪くなるという問題点もある。
そこで本発明の課題は、上記問題点を解決するもので、網戸の落下を確実に防ぐようにした網戸落下防止装置を提供することを目的とする。
本発明は、枠体に左右開閉可能に嵌め込んだ網戸の落下を防止するようにした網戸落下防止装置において、網戸上部に止着可能な落下防止片を備え、落下防止片に枠見込方向幅の小さい首部とその首部の上部に枠見込方向幅の大きい係合部を設け、枠体の上枠に上枠の室外側片との間に落下防止片の首部の枠見込方向幅より大きくて落下防止片の係合部の枠見込方向幅より小さい幅の移動間隙を形成すると共にその上方に落下防止片の係合部を収容可能な係合空間を形成する落下防止枠材を設け、落下防止枠材に落下防止片の網戸開閉方向長さより長い着脱口を設け、係合部を着脱口から係合空間に係合させた落下防止片を網戸上部に網戸移動領域において着脱口と対向しないように取着し、網戸を落下防止片に取着した状態で落下防止片の係合部が落下防止枠材から外れないようにしたことを特徴とする(請求項1)。
また、本発明は、落下防止片に上下方向の長孔を設け、その長孔に取り付ける止めねじの頭部と網戸の間隔が落下防止片の厚みより大きくなるようにねじ部とねじ孔の螺合量を規制するストッパ部材を備え、網戸上部を落下防止片に上下動可能に止着したことを特徴とする(請求項2)。
また、本発明は、落下防止枠材を、上枠の室外側片と外障子案内片との間に上下方向に位置される垂下板部と、垂下板部の上端から上枠の上壁下面に沿うように外障子案内片側へ向いている取付板部と、垂下板部の下端から上枠の室外側片側へ向いている係止板部を供えた長尺部材によって構成し、落下防止枠材の長さを上枠の長さより短くして落下防止枠材の端側に形成される枠材欠如部によって着脱口を構成したことを特徴とする(請求項3)。
本発明における請求項1に記載の発明によれば、網戸上部に止着可能な落下防止片を備え、落下防止片に枠見込方向幅の小さい首部とその首部の上部に枠見込方向幅の大きい係合部を設け、枠体の上枠に上枠の室外側片との間に落下防止片の首部の枠見込方向幅より大きくて落下防止片の係合部の枠見込方向幅より小さい幅の移動間隙を形成すると共にその上方に落下防止片の係合部を収容可能な係合空間を形成する落下防止枠材を設け、落下防止枠材に落下防止片の網戸開閉方向長さより長い着脱口を設け、係合部を着脱口から係合空間に係合させた落下防止片を網戸上部に網戸移動領域において着脱口と対向しないように取着し、網戸を落下防止片に取着した状態で落下防止片の係合部が落下防止枠材から外れないようにしたので、網戸が枠体から外れた場合に、網戸が左右開閉方向のどの位置にあっても、落下防止片が着脱口と対向しないので落下防止片が着脱口から落ちることが無く、落下防止片の係合部が落下防止枠材から外れない状態を保つことができ、網戸が室外側に落下するのを確実に防止できる効果がある。
請求項2に記載の発明によれば、落下防止片に上下方向の長孔を設け、その長孔に取り付ける止めねじの頭部と網戸の間隔が落下防止片の厚みより大きくなるようにねじ部とねじ孔の螺合量を規制するストッパ部材を備えたので、ストッパ部材に止めねじのねじ部の先端が当たることによって、網戸に知識の無い人が枠体に網戸を嵌め込むときでも止めねじを締めすぎる事が無く、網戸上部を落下防止片に上下動可能に簡単に止着できる効果がある。また、上下のレールが曲がっている場合や、網戸を左右開閉させるときに人の力で浮き上がる場合にも、網戸をスムーズに開閉移動できる効果がある。また、落下防止片に上下方向の長孔を設けたので、網戸を枠体に取り付けるときに網戸の傾きが吸収されて落下防止枠材と落下防止片の間の摩擦が少なくなる効果がある。
請求項3に記載の発明によれば、落下防止枠材を、上枠の室外側片と外障子案内片との間に上下方向に位置される垂下板部と、垂下板部の上端から上枠の上壁下面に沿うように外障子案内片側へ向いている取付板部と、垂下板部の下端から上枠の室外側片側へ向いている係止板部を供えた長尺部材によって構成し、落下防止枠材の長さを上枠の長さより短くして落下防止枠材の端側に形成される枠材欠如部によって着脱口を構成したので、落下防止枠材を枠体の上枠に下側から容易に取り付けることができ、既設のサッシにも容易に実施できる効果がある。また、落下防止枠材を、上枠の室外側片と外障子案内片との間に取り付けているので、落下防止枠材やその取付部分を室外側から完全に見えないようにでき、サッシ全体の見栄えを良くできる効果がある。
実施の形態について図面を参照して説明する。図1に示す引違いサッシ1は、上枠2と下枠3と左右の竪枠4、5を枠組みして構成された枠体6に、網戸7と内障子47と外障子46が横引き可能に嵌め込まれて構成されている。網戸7は、上框8、下框9および左右の竪框10、11とからなる方形状の網戸框12と、この網戸框12に張り付けられた網13とを備えている。網戸7は、網戸7の上部に設けられた嵌合溝7aと網戸7の下部に設けられた戸車7bが上枠2の室外側片14と下枠3のレール15に夫々嵌合されてレール15に沿って開閉可能に設けられている。
引違いサッシ1には、枠体6に左右開閉可能に嵌め込んだ網戸7の落下を防止する網戸落下防止装置Aが装着されている。網戸落下防止装置Aは、網戸7の上部に取着可能な落下防止片21と枠体6の上枠2に取着可能な落下防止枠材22を備え、落下防止片21を網戸7の上框8に取着し、落下防止枠材22を枠体6の上枠2に取着してある。
落下防止片21には、枠見込方向幅の小さい首部23とその首部23の上部に枠見込方向幅の大きい係合部24を設けてある。本実施形態の落下防止片21は、金属板を折り曲げて構成してあり、上下方向の金属板の上端部を室内側の枠見込方向へ折り曲げた折曲部を係合部24とし、上下方向の金属板の中間部を首部23とし、金属板の下部を室外側の枠見込方向へ折り曲げた後、網戸7の上框8に沿って下方へ折り曲げた下端部分を取付部25としてある。落下防止片21は、金属板を折り曲げて構成してあるので、網戸落下防止装置Aを装着する引違いサッシ1の上枠2や網戸7の大きさや形状に合わせて折り曲げることで簡易迅速に製造することができ、種々の大きさや形状の引違いサッシ1に容易に実施できるが、特定の引違いサッシ1用に落下防止片21を型材で構成しても良い。落下防止片21の取付部25には、図3に示すように、左右2箇所に上下方向の長孔25aが設けられている。
本実施形態の落下防止枠材22は、上枠2に沿った長尺部材によって構成され、例えば金属板を折り曲げた部材または長尺の型材などによって構成されている。落下防止枠材22は、上枠2の室外側片14と外障子案内片33との間に上下方向に配置される垂下板部34と、垂下板部34の上端から上枠2の上壁35下面に沿うように外障子案内片33側へ向いている取付板部36と、垂下板部34の下端から上枠2の室外側片側へ向いている係止板部37を備えている。落下防止枠材22は、取付板部36が上枠2の上壁35に下側からねじ部材38で螺合されることで上枠2に固着されている。落下防止枠材22は、上枠2に対して別部材で構成し、上枠2にねじ部材38で螺合しているので、建物に固定された既設の枠体6の上枠2に容易に取り付けることができる。なお、落下防止枠材22は、新設のサッシの場合、上枠2と一体に成型して量産化を図るようにしても良く、その場合、取付板部36が不要である。
落下防止枠材22は、係止板部37が上枠2の室外側片14との間に、落下防止片21の首部23の枠見込方向幅より大きくて落下防止片21の係合部24の枠見込方向幅より小さい幅の移動間隙31を形成している。また、落下防止枠材22は、移動隙間31の上方に、上枠2との間で落下防止片21の係合部24を収容可能な係合空間32を形成している。落下防止枠材22の網戸開閉方向の長さは、上枠2の網戸開閉方向の長さより短く形成され、落下防止枠材22が上壁35に取付けられた状態で、落下防止枠材22の網戸開閉方向の一方側に、落下防止枠材22が存在しない枠材欠如部によって、落下防止枠材22の係合空間32に落下防止片21の係合部24を着脱するための着脱口39が設けられている。着脱口39の網戸開閉方向の長さは、落下防止片21の網戸開閉方向の長さより長く設定され、着脱口39を通して落下防止片21の係合部24を落下防止枠材22の係合空間32に挿入離脱可能にしてある。
前記落下防止片21は、枠体6内で左右開閉移動する網戸7の網戸移動領域Lにおいて着脱口39と対向しない位置である、上框8の長手方向中央の1箇所に取着されている。即ち、落下防止片21は、網戸7をどの位置に開閉移動させても、着脱口39と対向しない上框8の位置に取着され、網戸7に取着した落下防止片21の係合部24が落下防止枠材22の係合空間32から決して外れないようにしてある。上框8の室内側上向片8aの中央には、落下防止片21を上下案内可能に嵌合させるための切欠き部40が形成され、その切欠き部40に落下防止片21が嵌合され、落下防止片21が上下方向へ真っ直ぐ案内されるようにしてある。落下防止片21は、上框8への取着に先立ち、落下防止片21の係合部24を着脱口39から落下防止枠材22の係合空間32に係合させた後、その係合部24を係合空間32内で長手方向へ移動させて網戸7の上框8の切欠部40に嵌合させ、その状態で落下防止片21の長孔25a、上框8を貫通させた止めねじ42のねじ部43を後述するストッパ部材44のねじ孔44aに螺合させることで上框8に上下動可能に取着されている。落下防止片21の係合部24には、落下防止枠材22の係合空間32内での移動をスムーズにするために例えば樹脂製の摺動部材41が固着され、その摺動部材41が係合空間32内に摺動可能に嵌合されている。
落下防止片21を上框8へ相対的に上下動可能に取着するために、網戸7の上框8にストッパ部材44が装着されている。ストッパ部材44は網戸7の上框8内に嵌挿固着され、そのストッパ部材44に止めねじ42のねじ部43の先端を受け止めるストッパ部44bが設けられている。ストッパ部44bは、止めねじ42のねじ部43とねじ孔44aの螺合量を規制し、上框8の室内側面と止めねじ42の頭部45間に落下防止片21の厚み48より大きな間隙49を形成し、網戸7を落下防止片21に相対的に上下動できるようにしてある。ストッパ部材44により止めねじ42の捩じ込み量を規制するので、落下防止片21を網戸7に止着するときに止めねじ42を最後まで締め付けることで、網戸7の上部を確実に落下防止片21に相対的に上下動可能に取着できる。なお、上框8の室内側面と止めねじ42の頭部45間に落下防止片21の厚み48より大きな間隙49を形成するために、止めねじ42のねじ部43の元部にストッパ部を設けたり、止めねじ42のねじ部43の元部に座金を嵌合しても良い。
次に、上記構成の網戸落下防止装置Aの作用について説明する。網戸7を枠体6に嵌め込み、落下防止片21の係合部24に設けた摺動部材41を落下防止枠材22に構成した着脱口39に位置させ、摺動部材41を落下防止枠材22の係合空間32に嵌合させて落下防止片21の係合部24を落下防止枠材22の係合空間32に係合させる。係合部24を落下防止枠材22の係合空間32に嵌合させた落下防止片21と、網戸7の上框8に設けられた切欠き部40の位置を合致させ、落下防止片21を切欠き部40に嵌合させる。そして、落下防止片21の一対の長孔25a、上框8に貫通不能の頭部45を有する一対の止めねじ42のねじ部43をそれぞれ貫通させ、ストッパ部材44のねじ孔44aにそれぞれ螺合させ、ストッパ部44bに当接するまで止めねじ42を捩じ込む。これにより頭部45と上框8とに間隔49が形成され、網戸7と落下防止片21とが相対的に上下動可能に止着される。網戸7の上框8を落下防止片21に取着した状態では、室外側から落下防止片21や落下防止枠材22が室外側にも室内側にも露出することなく隠されているので、引違いサッシ1の外観が網戸落下防止装置Aを備えないサッシと同じ外観に保持され、実用的な美観が保持されている。
網戸7に落下防止片21を止着した状態で網戸7を左右開閉するとき、落下防止片21も網戸7と一体となって左右開閉方向に移動する。この場合、落下防止片21は、上框8の切欠き部40に上下案内可能に嵌合されているので、姿勢が保持されたまま網戸7と一体となって移動され、摺動部材41が落下防止枠材22の係合空間32内を開閉方向へスムーズに移動される。また、網戸7はレール15の起伏や振動などで枠体6に対して上下動するが、網戸7が落下防止片21に対して上下移動可能に設けられているので、網戸7が落下防止片21を押し上げることなく落下防止片21に対して上下動しながら開閉移動され、その結果、摺動部材41の摺動抵抗が大きくなるのを防止できて網戸7をスムーズに開閉移動できる。また、網戸7を網戸移動領域Lの全範囲に亘って左右開閉移動させるとき、網戸7に取着した落下防止片21の係合部24が着脱口39に対向することがないので、落下防止片21の係合部24は落下防止枠材22の係合空間32から離脱することなく落下防止枠材22の係合空間32に係合した状態が保持される。
網戸7に対して枠見込方向への人的、物理的外力が作用して網戸7に撓みが生じ、撓み量が大きくなると網戸7の上下方向の縮み代が大きくなり、その縮み代が網戸7のかかり代を超えると、図4に示すように網戸7の戸車7bがレール15から外れたり網戸7の嵌合溝7aが上枠2の室外側片14から外れ、網戸7が枠体6から外れることが起こり得る。網戸7が枠体6から外れると網戸7が枠体6から落下することになるが、網戸7が落下防止片21に取着され、その落下防止片21の係合部24が落下防止枠材22の係合空間32に係合した状態が保持されているので、網戸7は落下防止片21によって吊り下げられた状態となって網戸7の落下が確実に防止される。落下防止片21によって吊り下げ状態となって網戸7を再び枠体6に嵌め込む場合には、網戸7を持ち上げて落下防止片21に対して上昇させ、網戸7の戸車7bをレール15に嵌め込むことで簡易迅速に枠体6に嵌め込むことができる。網戸7の修理などで網戸7を枠体6から取り外したいときは、室内側から止めねじ45を緩めて網戸7を落下防止片21から取り外すことで、網戸7を枠体6から容易に取り外すことができる。
なお、本実施形態では、落下防止枠材22の網戸開閉方向長さを上枠2の網戸開閉方向長さより短くして、落下防止枠材22の端側に形成される枠材欠如部によって着脱口39を構成しているが、上枠2の網戸開閉方向長さと同じ長さで設けた落下防止枠材22の係止板部37を、網戸7の上部に取着した落下防止片21と網戸7の網戸移動領域Lで対向しない位置で切除することによって落下防止枠材22に着脱口39を設けるようにしても良い。また、本実施形態では、落下防止片21の係合部24に係合空間32内で摺動する摺動部材41を設けて落下防止片21が上枠2に対して上下動しないようにし、その落下防止片21に網戸7を相対的に上下動可能に取着して網戸7を上枠2に対して相対的に上下動可能に設けているが、落下防止片21の係合部24をコーティング等の他の手段によって係合空間32内を円滑に摺動するように構成し、落下防止枠材22の係合空間32を上下に大きくし、落下防止片21の係合部24が落下防止枠材22の係合空間32内で上下動可能とし、落下防止片21を網戸7に一体的に固着することで、網戸7を上枠2に対して相対的に上下動可能に設けても良い。また、本実施形態では、落下防止片21と着脱口39を夫々1箇所に設けているが、落下防止片21のみを複数箇所に設けたり、両者を複数箇所に設けても良い。
本発明の網戸落下防止装置を備えた引違いサッシを示す図である。 図1のII−II線断面図である。 落下防止片の取付状態を示す図である。 網戸が吊り下げられた状態を示す図である。
符号の説明
2 上枠
6 枠体
7 網戸
14 室外側片
21 落下防止片
22 落下防止枠材
23 首部
24 係合部
25a 長孔
31 移動間隙
32 係合空間
33 外障子案内片
34 垂下板部
35 上壁
36 取付板部
37 係止板部
39 着脱口
42 止めねじ
43 ねじ部
44 ストッパ部材
44a ねじ孔
45 頭部
48 厚み
49 間隔
A 網戸落下防止装置
L 網戸移動領域

Claims (3)

  1. 枠体に左右開閉可能に嵌め込んだ網戸の落下を防止するようにした網戸落下防止装置において、網戸上部に止着可能な落下防止片を備え、落下防止片に枠見込方向幅の小さい首部とその首部の上部に枠見込方向幅の大きい係合部を設け、枠体の上枠に上枠の室外側片との間に落下防止片の首部の枠見込方向幅より大きくて落下防止片の係合部の枠見込方向幅より小さい幅の移動間隙を形成すると共にその上方に落下防止片の係合部を収容可能な係合空間を形成する落下防止枠材を設け、落下防止枠材に落下防止片の網戸開閉方向長さより長い着脱口を設け、係合部を着脱口から係合空間に係合させた落下防止片を網戸上部に網戸移動領域において着脱口と対向しないように取着し、網戸を落下防止片に取着した状態で落下防止片の係合部が落下防止枠材から外れないようにしたことを特徴とする網戸落下防止装置。
  2. 落下防止片に上下方向の長孔を設け、その長孔に取り付ける止めねじの頭部と網戸の間隔が落下防止片の厚みより大きくなるようにねじ部の螺合量を規制するストッパ部材を備え、網戸上部を落下防止片に上下動可能に止着したことを特徴とする請求項1記載の網戸落下防止装置。
  3. 落下防止枠材を、上枠の室外側片と外障子案内片との間に上下方向に位置される垂下板部と、垂下板部の上端から上枠の上壁下面に沿うように外障子案内片側へ向いている取付板部と、垂下板部の下端から上枠の室外側片側へ向いている係止板部を供えた長尺部材によって構成し、落下防止枠材の長さを上枠の長さより短くして落下防止枠材の端側に形成される枠材欠如部によって着脱口を構成したことを特徴とする請求項1または2項に記載の網戸落下防止装置。
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