JP4916935B2 - 眼科装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の眼特性を測定する眼科装置に関する。
被検眼の眼圧を測定する眼圧測定部と被検眼の眼屈折力を測定する眼屈折力測定部を上下に積層配置し、高さ方向に異なる測定光軸を備えた測定ユニットを備え、上下駆動部の駆動により測定ユニットを上下方向に移動させることにより一方の測定光軸を被検眼に合わせて測定を行う複合型の眼科装置が開示されている(特許文献1参照)。特許文献1の装置の場合、被検眼と装置とのアライメントに利用される前眼部撮像用テレビカメラが眼圧測定部と眼屈折力測定部で共用されるような構成となっている。そして、テレビカメラによって撮像された前眼部像は、装置に設置された表示モニタにて観察が可能となっている。
特開平1−265937号公報
しかしながら、上記眼科装置の場合、前眼部撮像用テレビカメラが眼圧測定部と眼屈折力測定部で共用されているため、測定モードの切換中(例えば、眼屈折力測定モードから眼圧測定モードへの移行)表示モニタの画面上に前眼部が表示されない。このため、検者は、測定モードの切換中、被検眼の状態を確認できないこととなる。
本発明は、上記問題点を鑑み、複数の測定機能が用意された測定ユニットを有する複合型の眼科装置において、測定モードの切り換え時に可能な限り被検眼の状態を観察することのできる眼科装置を提供することを技術課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下のような構成を備えることを特徴とする。
(1) 被検眼の第1の眼特性を測定するための測定光学系と被検眼前眼部を撮影するための光学系とを持つ第1測定部と,被検眼の第2の眼特性を測定するための測定光学系と被検眼前眼部を撮影するための光学系とを持つ第2測定部とを有し,被検眼に対する前記第1測定部の測定光軸と第2測定部の測定光軸とが異なる高さとなるように前記第1及び第2測定部が配置された測定ユニットと、
前記第1及び第2測定部の測定光軸を被検眼に対して各々位置合わせして被検眼を測定するために前記測定ユニットを上下動するための上下移動手段と、
前記第1測定部及び第2測定部にて撮影される被検眼前眼部像を表示する表示手段と、
前記第1の眼特性を測定するための第1測定モードと前記第2の眼特性を測定するための第2測定モードとを切り換えるための測定モード切換手段と、
該測定モード切換手段による測定モード切り換えに基づいて、前記上下移動手段の駆動制御及び前記表示手段の表示制御を行う制御手段と、を有し、
該制御手段は、前記測定モード切換手段による測定モード切り換えに基づく前記上下移動手段の駆動制御時において、前記第1測定部にて撮影される撮影画像と前記第2測定部にて撮影される撮影画像とを前記表示手段の画面に同時に表示する制御を行うことを特徴とする。
(2) (1)の眼科装置において、
前記制御手段による撮影画像の同時表示は切り換え後の測定モードに用いる測定部にて得られる撮影画像をメイン撮影画像とし、他方の測定部にて得られる撮影画像を前記メイン撮影画像に対して縮小された画像となるサブ撮影画像として、前記表示手段に同時に表示することを特徴とする。
(3) (2)の眼科装置において、
前記制御手段は、前記測定モードの切り換えに基づいた前記上下移動手段の駆動制御の終了に応じて前記表示手段の画面から前記サブ撮影画像を消すことを特徴とする。
(4) (1)の眼科装置において、
前記制御手段は、前記上下移動手段の駆動制御開始後、所定時間前記同時表示を行うことを特徴とする。
(5) (1)の眼科装置において、
前記第1測定部は被検眼の光学特性を測定する光学系を持つ眼特性測定部であって、
前記第2測定部はノズルを介して被検眼角膜に流体を吹き付ける流体吹付手段を持ち流体の吹き付けにより角膜を変形させて眼圧を測定する眼圧測定部であって、
前記第1測定部に対して少なくとも前記ノズルを前後方向に移動させノズル先端位置を使用位置と収納位置とに変更させる位置変更手段を備え、
前記移動手段による前記測定ユニットの高さ調整完了時間よりも前記位置変更手段による前記ノズルの使用位置への移動完了時間が短くなるように前記位置変更手段を制御する制御手段を備えることを特徴とする。
本発明によれば、複数の測定機能が用意された測定ユニットを有する複合型の眼科装置において、測定モードの切り換え時に可能な限り被検眼の状態を観察することができる。
本発明の一実施形態について図面に基づいて説明する。なお、本実施形態では、眼圧、眼屈折力及び角膜形状を測定する眼科装置を例として説明する。図1は、本実施形態に係る眼科装置の外観構成図である。図1(a)は、眼屈折力、角膜形状測定時の状態を表すものであり、図1(b)は、眼圧測定時の状態を表すものである。
眼科装置は、基台1と、基台1に取り付けられた顔支持ユニット2と、基台1上に移動可能に設けられた移動台3と、移動台3に移動可能に設けられた測定ユニット4を備える。測定ユニット4は、被検眼Eの眼屈折力及び角膜形状の眼特性(第1の眼特性)を測定するための眼屈折力・角膜形状測定部4a(以下、レフ・ケラト測定部と記す)と、レフ・ケラト測定部4aの上に位置するように積層配置され、非接触で被検眼Eの眼圧(第2の眼特性)を測定するための眼圧測定部4bとを持つ。このとき、測定ユニット4には、被検眼に対するレフ・ケラト測定部4aの測定光軸Laと眼圧測定部4bの測定光軸Lbとが異なる高さとなるようにレフ・ケラト測定部4aと眼圧測定部4bが配置され、測定光軸Laと測定光軸Lbを被検眼に対して各々位置合わせして被検眼を測定することにより第1及び第2の眼特性を測定することが可能である。
測定ユニット4は、移動台3に設けられたY駆動部6(上下動ユニット)により、被検眼に対して上下方向(図1に示すY方向)に移動される。また、Y駆動部6は、レフ・ケラト測定部4aや眼圧測定部4bの測定光軸を被検眼と略同じ高さになるように測定ユニット4を被検眼に対して上下方向に移動させるために用いられる。
また、測定ユニット4は、Y駆動部6の上に設けられたXZ駆動部7により、被検眼Eに対して左右方向(X方向)、前後(作動距離)方向(Z方向)に移動される。これにより、測定ユニット4は、3次元方向に移動可能となる。なお、Y駆動部6及びXZ駆動部7としては、Y方向に移動可能なYテーブル上にX方向に移動可能なXテーブルを設け、このXテーブル上にZ方向に移動可能なZテーブルを設け、このZテーブルの上に測定ユニット4を搭載することにより構成できる。各テーブルの移動はXYZ用の各モータを駆動制御することにより行う。
また、眼圧測定部4bは、駆動部8の駆動によりレフ・ケラト測定部4aに対してZ方向に移動可能に配置されており、眼圧測定モードの際には眼圧測定部4bを被検眼Eに近づく方向に移動させ、レフ・ケラト測定モードの際には眼圧測定部4bを被検眼Eから遠ざかる方向に移動させるために用いられる。この場合、駆動部8によって少なくともノズル63が前後方向に移動されノズル63の先端位置が使用位置と収納位置とに変更される。
移動台3は、ジョイスティック5の操作により、基台1上をX方向及びZ方向に移動される。また、検者が回転ノブ5aを回転操作することにより、測定ユニット4はY駆動部6のY駆動によりY方向に移動される。ジョイスティック5の頂部には、測定開始スイッチ5bが設けられている。移動台3には、表示モニタ40が設けられている。
また、151は眼圧測定部4bの前面に形成された図示無き開口部を覆う(塞ぐ)ためのシャッタパネルであり、駆動部8による眼圧測定部4bの前後移動に連動して開閉(挿脱)可能な構成となっている。
以下、本実施形態の眼科装置の光学系、眼圧測定部4bの流体噴射機構、及び本装置の制御系の構成について説明する。図2は、レフ・ケラト測定部4aと眼圧測定部4bの光学系及び制御系の構成について説明するための図である。
まず、レフ・ケラト測定部4aの光学系について説明する。10は被検眼Eの眼屈折力を測定するための眼屈折力測定光学系である。測定光学系10は、眼Eの瞳孔中心部を介して眼Eの眼底Efにスポット状の測定指標を投影する投影光学系と、眼底Efから反射された眼底反射光を瞳孔周辺部を介してリング状に取り出し、二次元撮像素子にリング状の眼底反射像を撮像させる受光光学系と、から構成される。二次元撮像素子からの出力は、制御部20に入力される。
測定光学系10に用いられる測定光束を透過するダイクロイックミラー29は、固視標呈示光学系30からの固視標光束を眼Eに導き、被検眼Eの前眼部からの反射光を観察光学系50に導く。
固視標呈示光学系30は、固視標呈示用可視光源31,固視標を持つ固視標板32,投光レンズ33,全反射ミラー34、ダイクロイックミラー35,及び観察用対物レンズ36を含み、ダイクロイックミラー29により光軸Laと同軸にされる。ダイクロイックミラー35は、可視光を通過し赤外光を反射する特性を有する。この場合、固視光源31は、眼底Efと光学的に共役な位置関係となっている。光源31及び固視標板32は、光軸方向に移動されることにより、被検眼Eの雲霧を行う。
眼Eの前眼部の前方には、眼Eの角膜Ecにリング指標を投影するための近赤外光を発するリング指標投影光学系45と、眼Eの角膜Ecに無限遠指標を投影することにより被検眼に対する作動距離方向のアライメント状態を検出するための近赤外光を発する作動距離指標投影光学系46が光軸Laに対して左右対称に配置されている。なお、リング投影光学系45は、被検眼の角膜形状測定用のリング状指標を投影する投影光学系として用いられる他、アライメント検出用指標、及び眼Eの前眼部を照明する前眼部照明としても用いられる。
被検眼の前眼部を撮影するための光学系としての観察光学系50は、固視標呈示光学系30の対物レンズ36及びダイクロイックミラー35が共用され、ダイクロイックミラー35の反射方向の光軸上に配置された,撮像レンズ51及び二次元撮像素子52を備える。撮像素子52からの出力は、制御部20に入力される。これにより、リング指標投影光学系45によって照明される被検眼Eの前眼部像は、ダイクロイックミラー29、対物レンズ36、ダイクロイックミラー35、撮像レンズ51を介して、二次元撮像素子52により撮像され、モニタ40上に表示される。なお、この観察光学系50は、被検眼Eの角膜Ec上に形成されるリング指標Rや、投影光学系46によるアライメント指標像Mを撮像する撮像光学系を兼ね、制御部20によりリング指標像やアライメント指標像の位置が検出される。
次に、眼圧測定部4bの空気(流体)吹付機構を図2に基づいて説明する。61は空気圧縮用のシリンダである。62はピストンであり、図示なきロータリソレノイドの駆動力によってシリンダ61内を移動する。ピストン62の移動によりシリンダ61内で圧縮された空気は、ノズル63を介して被検眼Eの角膜Ecに向けて噴射される。64はノズル63を保持する透明なガラス板である。65はノズル63の背後に設けられた透明なガラス板である。ガラス板65の背後には、後述する観察及びアライメントのための光学系が配置されている。66はシリンダ61内の圧力を検出する圧力センサである。圧力センサ66からの検出信号は、制御部20に入力され、眼圧値の算出に利用される。
次に、眼圧測定部4bの光学系について説明する。なお、眼圧測定部4bを使用する場合(眼圧測定時)は、レフ・ケラト測定部4aの最前面に対して眼圧測定4bに設けられたノズル63が被検眼E側にせり出した状態にて使用される。
70は前眼部照明用の赤外光源であり、ノズル63の軸線と一致する光軸Lbを中心に4個配置されている。光源70による被検眼Eの前眼部像は、光軸Lb上に配置されたガラス板65,ハーフミラー71,対物レンズ72,ダイクロイックミラー73及びフィルタ74を介して、二次元撮像素子75により撮像される。すなわち、眼圧測定部4bは被検眼の前眼部を撮影するための光学系を有する。なお、ダイクロイックミラー73は、赤外光を透過し可視光を反射する特性を持つ。また、フィルタ74は、光源70及び後述する光源80の光を透過し後述する光源90の光を透過しない特性を持つ。二次元撮像素子75により撮像された前眼部像は、制御部20へ入力されたのちに表示モニタ40上に表示される。
80はX方向及びY方向のアライメント用の赤外光源であり、その光は投影レンズ81,ハーフミラー71及びガラス板65を介して、角膜Ecに正面から投影される。光源80による角膜反射像は、ガラス板65からフィルタ74までを介して撮像素子75に撮像される。撮像素子75からの撮像信号は、制御部20へと入力され、X方向及びY方向のアライメントに利用される。なお、光源70による角膜反射像をX方向及びY方向のアライメントに利用することもできる(詳しくは、本出願人による特開平10−71122号公報を参照)。85は固視標投影用の可視光源であり、光源85により照明された固視標86の光は、投影レンズ87,ダイクロイックミラー73,対物レンズ72,ハーフミラー71及びガラス板65を介して、被検眼Eに向かう。
90は角膜Ecの変形状態検出用の赤外光源であり、光源90による光は、コリメータレンズ91により略平行光束とされて角膜Ecに投影される。光源90による角膜反射像は、受光レンズ92,フィルタ93,ハーフミラー94及びピンホール板95を介して、光検出器96により受光される。フィルタ93は、光源90の光を透過し光源70及び光源80の光を透過しない特性を持つ。これら光学系は、角膜Ecが所定の変形状態(偏平状態)のときに光検出器96の受光量が最大になるように配置されている。光検出器96からの検出信号は、制御部20へと入力され、眼圧値の算出に用いられる。
また、光源90及びコリメータレンズ91はZ方向のアライメント検出の指標投影系に共用され、光源90による角膜反射像は、受光レンズ92からハーフミラー94を介してPSDやラインセンサ等の一次元位置検出素子97に入射する。そして、位置検出素子97からの検出信号は、制御部20に入力され、Z方向のアライメント検出に利用される。すなわち、被検眼E(角膜Ec)がZ方向に移動すると、光源90による角膜反射像の入射位置も位置検出素子97上を移動するため、位置検出素子97からの検出信号に基づき被検眼Eに対するZ方向のアライメント状態を検出することができる。
なお、図2においては、説明の便宜上、これら角膜変形検出及び作動距離検出の光学系を上下に配置しているように図示したが、本来は被検眼に対して左右方向に配置されているものである。
次に、制御系の構成について説明する。装置全体の制御や測定値の算出等を行う制御部20は、レフ・ケラト測定部4aや眼圧測定部4bに備わる各部材の他、表示モニタ40、Y駆動部6、XZ駆動部7、駆動部8、測定結果等を記憶するメモリ21、回転ノブ5a、測定開始スイッチ5b、及び測定モード選択スイッチ24a等の各種スイッチ群が配置されたスイッチ部24などが接続されている。300は移動台3が所定の後方位置まで移動したことを検知する図示無き検知部(例えば、マイクロスイッチ)であり、測定モードの切換時に用いられる(詳しくは、特開2004−313758号公報参照)。150は収納位置に位置したノズル63の前方にシャッタ151を挿脱可能に配置するシャッタ挿脱機構であり、シャッタ151を開閉させるための駆動部(モータ154)とモータ154の駆動力をシャッタ151の開閉動作に変換させるための変換機構を持つ。ここで、第1フォトセンサ161はシャッタ151が閉じられたことを検知する検知部であり、第2フォトセンサ162はシャッタ151が開かれたことを検知する検知部である。なお、シャッタ挿脱機構の詳しい構成については、本出願人による特願2006−286397号公報を参考にされたい。また、115は眼圧測定部4bのせり出し動作を検知するせり出し検知部であり、116は眼圧測定部4bの退避動作を検知する退避検知部である。
ここで、二次元撮像素子52、75はそれぞれ制御部20に接続される。ここで、二次元撮像素子52は第1測定部4aを用いるレフ・ケラト測定モードにおいて前眼部を撮影する第1測定部用前眼部撮像手段としての役割を持つ。そして、二次元撮像素子52による撮像画像は、レフ・ケラト測定モードにおける前眼部観察用として表示モニタ40に表示され、主に被検眼に対して測定光軸Laをアライメントするために用いられる。一方、二次元撮像素子75は第2測定部4bを用いる眼圧測定モードにおいて前眼部を撮影する第2測定部用前眼部撮像手段としての役割を持つ。そして、二次元撮像素子75による撮像画像は、眼圧測定モードにおける前眼部観察用として表示モニタ40に表示され、主に被検眼に対して測定光軸Lbをアライメントするために用いられる。
以上のような構成を備える眼科装置において、その動作について説明する。本実施形態では、レフ・ケラト測定を行った後、眼圧を測定する場合について説明する。
この場合、眼光学特性測定モードとしてレフ・ケラト測定が初めに行われるが、制御部20は、Y駆動部6を駆動させることによりレフ・ケラト測定部4aの測定光軸Laと被検眼Eがほぼ同じ高さになるようにしておく(ラフで構わない)。この場合、制御部20は、顔支持ユニット2に形成される図示なきアイレベル確認ラインと測定光軸Laが略同じ高さになるように測定ユニット4の高さ位置を調整する。また、制御部20は、駆動部8を駆動させることにより、眼圧測定部4bをレフ・ケラト測定部4aに対して装置本体側に後退させ(被検眼Eから遠ざかる方向に移動させ)、レフ・ケラト測定を行う際にノズル63の先端が被検者の額等に接触しないようにしておく。これにより、レフ・ケラト測定が可能な装置形態となる(図3(a)参照)。また、制御部20は、XZ駆動部7を駆動させることにより、測定ユニット4を移動台3に対する原点位置に移動させておくことが好ましい。また、制御部20は、モータ154を駆動させることにより、シャッタ151を閉じておく。このため、ノズル63を装置内部に収納した際に測定ユニット4の前面に形成される開口部は、シャッタ151により塞がれた状態となっている。これにより、レフ・ケラト測定が可能な状態となる(図1(a)参照)。
以下の説明では、レフ・ケラト測定において、初めに右眼の測定を行い、右眼の測定が完了後、左眼の測定に移行する場合について説明する。まず、被検眼Eの右眼ERに対するレフ・ケラト測定部4aのX,Y及びZ方向のアライメントを行う。ここで、検者はモニタ40を観察しながらジョイスティック5及び回転ノブ5aを操作し、ラフなアライメントを行う。すると、二次元撮像素子52に撮像された被検眼像F1がモニタ40に表示されるようになり、やがて、リング指標投影光学系45によるリング指標R及び作動距離投影光学系46による無限遠指標像Mが撮像素子52により撮像される状態になる(図2参照)。なお、LTは、手動アライメント時におけるアライメント基準となるレチクルである。
ここで、制御部20は、被検眼に対するレフ・ケラト測定部4aの上下左右方向及び前後方向のアライメント状態を検出することができる。そこで、制御部20は、アライメント検出結果に基づいてY駆動部6及びXZ駆動部7を駆動制御することにより測定ユニット4をXYZの各方向に自動的に移動させる(自動アライメント)。これにより、被検眼Eとレフ・ケラト測定部4aとの詳細な位置合わせが行われる。この場合、制御部20は、例えば、撮像素子52によって検出されたリング指標Rの中心位置の座標を算出することにより被検眼に対するレフ・ケラト測定部4aの上下左右方向のアライメントずれ量を求めることができる。また、制御部20は、測定ユニット4が被検眼Eに対してZ(作動距離)方向にずれた場合に、作動距離指標投影光学系46による角膜Ec上の無限遠指標Mの間隔がほとんど変化しないのに対して、前述のリング指標Rの所定経線方向の像間隔が変化するという特性を利用して、被検眼に対するレフ・ケラト測定部4の作動距離方向のアライメントずれ量を求めることができる。
このようにして、XYZ方向の被検眼に対するアライメントが完了したら自動的に測定が行われる。一方、オートショットがOFFの場合には、アライメントが完了して、検者から測定開始スイッチ5bが押されると、測定が開始される。
制御部20は、まず、撮像素子52にて撮像されたリング指標像Rの形状に基づいて眼Eの角膜形状を測定する。このとき、制御部20は、角膜形状の測定結果をモニタ40に表示する。そして、測定エラーを除いた測定値が所定数(例えば3個)得られたら、眼屈折力の測定に移行する。
制御部20は、測定開始信号の入力に基づき測定光学系10に設けられた測定光源を点灯させる。測定光源から出射された測定光は、図示なき測定光学系10の投光光学系、ダイクロイックミラー29を介して、被検眼の眼底Efに投影され、眼底Ef上でスポット状の点光源像を形成する。
眼底Ef上に形成された点光源像の光は、反射・散乱されて被検眼Eを射出し、ダイクロイックミラー29を透過したのち、図示なき測定光学系10の受光光学系を介してリング像として撮像素子に受光される。
このとき、はじめに眼屈折力の予備測定が行われ、予備測定の結果に基づいて光源31及び固視標板32が光軸方向に移動されることにより、被検眼Eに対して雲霧がかけられる。その後、雲霧がかけられた被検眼に対して眼屈折力の測定が行われる。
測定光学系10が持つ撮像素子からの出力信号は、メモリ21に画像データとして記憶される。その後、制御部20は、メモリ21に記憶されたリング画像に基づいて被検眼の眼屈折値、S(球面度数)、C(柱面度数)、A(乱視軸角度)の各値を演算し、測定結果をモニタ40に表示する。そして、測定エラーを除いた測定値が所定数(例えば3個)得られたら、眼屈折力測定を終了する。
眼屈折力及び角膜形状の測定によりそれぞれ予め定められた個数の測定結果が得られる等、所定の測定終了条件が満たされると、右眼の測定を完了とする。
右眼の測定が完了すると、表示モニタ40の画面上にFINISHの文字が表示されるので、検者は、これに基づいて左眼の測定に移行する。このとき、制御部20は、XZ駆動部7を駆動させることにより、測定ユニット4を移動台3に対する原点位置に復帰させておく。
検者は、ジョイスティック4の操作により基台1に対して移動台3を右方向に移動させることにより、測定ユニット4を被検眼の左眼EL方向に移動させる。そして、右眼の測定と同様に、検者の手動操作によるレフ・ケラト測定部4aと被検眼とのラフな位置合わせ、制御部20の駆動制御による被検眼に対するレフ・ケラト測定部4aの自動アライメントによって、左眼ELとレフ・ケラト測定部4aとの位置合わせを行う。
このようにして、アライメントが完了したら自動的に左眼ELに対する測定が行われる。このとき、制御部20は、右眼測定時と同様に、被検眼の角膜形状・眼屈折力測定を行う。そして、所定の測定終了条件が満たされると、左眼の測定を完了とする。
図3(a)は、レフ・ケラト測定時及び測定完了後の測定ユニット4と被検眼との位置関係を示す図である。測定完了信号が発せられると、制御部20は、移動台3を後方へ移動する旨のメッセージをモニタ40に表示する。この表示に従って検者がジョイスティック5を操作して移動台3を後方に移動させると、移動台3が所定の後方位置まで移動したことを検知する検知部300の検知信号により、レフ・ケラト測定モードから眼圧測定モードへの切り換えが許可され、制御部20によってモード切換信号が発せられる。この場合、制御部20は、検知部300から検知信号と、測定モード選択スイッチ24aからの操作信号の両方の信号が入力されているときに、眼圧測定へのモード切換(選択)を行うようにしてもよい(いわゆる手動切換)。
図5は、測定モード切換信号が発せられた後の装置の動作について説明するフローチャートである。ここで、制御部20は、前述の測定モード切換に基づいて、Y駆動部6の駆動制御及び表示モニタ40の表示制御を行う。より具体的には、眼圧測定モードへの切換信号が入力される(発せられる)と、制御部20は、Y駆動部6を駆動させることにより測定ユニット4を下方向に移動させ、眼圧測定部4bの測定光軸Lbと被検眼Eとがほぼ同じ高さになるようにする(ラフで構わない)。
ここで、制御部20は、レフ・ケラト測定終了後の測定ユニット4の高さ位置に対して測定光軸Laと測定光軸Lbの光軸間距離分測定ユニット4を下方向に移動させるようにY駆動部6を駆動させる(この場合、測定光軸Laと測定光軸Lbとの光軸間距離を予めメモリ21に記憶させておけばよい)。
また、眼圧測定モードへの切換信号が入力されると、制御部20は、前述の測定モード切り換えに基づくY駆動部6の駆動制御時において、切り換え後の測定モードに用いる測定部(第2測定部4b)にて得られる撮影画像をメイン撮影画像(図4中の表示画面AG1)とし、他方の測定部(第1測定部4a)にて得られる撮影画像をメイン撮影画像に対して縮小された画像となるサブ撮影画像(図4中の表示画面AG2参照)として、表示モニタ40に同時に表示する(図4(a)参照)。より具体的には、制御部20は、表示モニタ40でメイン表示する画像を二次元撮像素子52による撮像画像から二次元撮像素子75による撮像画像に切り換えると共に、これまでメインで表示していた画像を二次元撮像素子75による撮像画像の右上端に重合して表示させる。
また、眼圧測定モードへの切換信号が入力されると、制御部20は、シャッタ151がノズル63の前から退避されるようにモータ154を駆動させる。このとき、制御部20は、第2フォトセンサ162からの検知信号が入力されると、シャッタ151が開かれたと判定し、モータ154の駆動を停止させる。これにより、眼圧測定部4bが被検眼方向に移動可能となり、次に、制御部20は、駆動部8を駆動させることにより眼圧測定部4bを被検眼Eへ近づく方向に移動させていき、ノズル63の先端をレフ・ケラト測定部4aの筐体前面より被検者側に位置させる(せり出す)。そして、せり出し検知部115からの検知信号が入力されたら、ノズル63が使用位置までせり出されたと判定し、駆動部8の駆動を停止させる。なお、モード切換信号の入力直後は、シャッタ151が閉じた状態にあるため、表示画面AG2にはシャッタ151の背面が表示されるが(前眼部は表示されず)、シャッタ151の開放に応じて前眼部が表示されていく。一方、表示画面AG1には被検眼像F1が表示されるため、検者は、被検眼の観察が可能である。
ここで、制御部20の駆動制御によってY駆動部6が駆動し、測定ユニット4が下方向に移動されていくと、第1測定部4aと被検眼の高さがずれていくため、表示画面AG1に表示される被検眼像F1は画面上方へと移動されていく。そして、さらなる測定ユニット4の下移動によって、二次元撮像素子52の撮像範囲から被検眼が外れて、第1表示画面AG1には被験者の頬等が表示されるようになる。
一方、第2測定部4bは、測定ユニット4の下方向への移動によって被検眼に接近する方向に移動されていき、二次元撮像素子75の撮像範囲に被検眼が入ってくると、第2表示画面AG2には、二次元撮像素子75によって撮像される被検眼像F2が表示されるようになる。なお、被検眼像F2が表示可能になるタイミングは、シャッタ151の開放動作にかかる時間によって変動するが、本実施形態では、モード切換信号が入力されてから、二次元撮像素子75の撮像範囲に被検眼の上部が入ってくるまでの時間よりも、シャッタ151が開放されるまでの時間の方が短くなるように装置設定されているので、撮像範囲に入った段階で表示モニタ40に被検眼像F2を表示させることが可能である。
図3(b)は、測定モード切換の途中段階であって二次元撮像素子75によって被検眼が撮像されたときの装置と被検眼の位置関係を示す図であり、図4(b)は、図3(b)の位置関係に対応する表示モニタの表示画面を示す図である。この場合、第2表示画面AG2には被検眼像F2の下半分が表示され、第1表示画面AG1には被験者の頬が表示された状態となる。なお、本実施形態では、図4(b)のような表示画面となったが、測定光軸Laと測定光軸Lbとの上下方向の光軸間距離や撮像素子52及び撮像素子75の撮像可能範囲によって表示状態が変化される。
その後、測定ユニット4がさらに下方向に移動されていくと、第2測定部4bの測定光軸Lbと被検眼との高さがほぼ同じ高さになる(図3(c)参照)。ここで、制御部20は、測定ユニット4がレフ・ケラト測定完了後の高さからメモリ21に予め記憶された光軸間距離分移動されると、Y駆動部6の駆動を停止させ、測定ユニット4の高さ調整を完了する。図3(c)は測定ユニット4の高さ調整完了後における被検眼と装置との位置関係について示す図であり、図4(c)は測定ユニット4の高さ調整完了後における表示モニタの表示画面を示す図である。
この場合、制御部20は、眼圧測定に移行するための測定ユニット4の高さ調整が完了したら、表示画面AG1を消去すると共に、表示画面AG2をモニタ40の画面上に継続表示させる。すなわち、制御部20は、前述の測定モードの切り換えに基づいたY駆動部6の駆動制御の終了に応じて表示モニタ40の画面からサブ撮影画像を消す。このとき、制御部20は、表示モニタ40に表示されるレチクルLTや測定結果等の電子的表示を眼圧測定用のものに切り換える。なお、上記制御において、Y駆動部6の駆動制御開始後、所定時間レフ・ケラト測定部4aにて撮影される撮影画像と眼圧測定部4bにて撮影される撮影画像が表示手段の画面に同時に表示されるものであればよく、例えば、二次元撮像素子52の撮像範囲から被検眼が外れた時点で、第1表示画面AG1をモニタ40の画面上に消去させるようにしてもよい。
また、本実施形態では、モード切換信号が入力されてから、測定ユニット4の高さ調整が完了するまでの時間よりも、ノズル63の前進動作が完了するまでの時間の方が短くなるように装置設定されている。そのため、測定ユニット4の高さ調整が完了した状態ではノズル63の前進動作が完了されており、眼圧測定部4bと被検眼との作動距離が適正に近づいているので、モニタ40の第1表示画面には、ぼけのない鮮明な被検眼像が表示される。以上の動作により、装置が眼圧測定可能な装置形態に移行される。(図3(c)参照)。この場合、制御部20は、測定ユニット4の高さ調整後に、ノズル63の前進動作を行うようにしてもよい。
以上示したように、測定モードの切り換え(測定モードの切換に伴う装置形態の切換)に基づいてY駆動部6を駆動制御している時に、レフ・ケラト測定部(第1測定部)4aにて撮影される撮影画像と,レフ・ケラト測定部4aに対して異なる高さに配置された眼圧測定部(第2測定部)4bにて撮影される撮影画像と、を表示モニタ40の画面に同時に表示させることにより、被検眼前眼部における観察範囲を広くすることができる。よって、検者は、被検眼の状態(例えば、固視状態)や被験者の顔の顔支持ユニット2への支持状態等を確認しやすくなる。このため、検者は、被験者の不意な動作などに迅速に対応することが可能である。なお、上記撮影画像の表示制御において、表示画面AG1と表示画面AG2をモニタ40上で2分割表示するようにしてもよいし、表示画面AG1を大きく表示し表示画面AG2を小さく表示にするようにしてもよい。また、これらの表示制御を任意に選択できるようにしてもよい。
なお、上記モード切換において、測定ユニット4の高さ調整の中間段階や高さ調整完了後に、メイン画像として表示される撮影画像が二次元撮像素子52による撮影画像から二次元撮像素子75による撮像画像に切り換わると、被検眼像が上方向に移動したり下方向に移動されて検者が混同してしまう可能性がある。具体的には、第1測定部4aの測定光軸Laが被検眼の高さに戻ったような印象を与えてしまう。
そこで、本実施形態では、第1の眼特性測定の完了後、測定モード切換信号が入力された時点で、二次元撮像素子75による撮影画像を予めメインで表示しておくことにより、検者は、測定ユニット4の高さ調整が実行され眼圧測定が可能となった後に、スムーズにアライメント操作及び眼圧測定を行うことができる。また、前述のように測定モード切換信号が入力された時点で、二次元撮像素子75による撮像画像をモニタ40に表示させると、初期段階ではシャッタ151の裏側が表示されてしまう(シャッタ151がなければ額部分)ため、被検眼像をモニタ40に表示できないが、上記のようにサブ画面に二次元撮像素子52による撮像画像を表示させることによりモニタ40にて被検眼像の観察が可能となる。
なお、制御部20の負荷を低減するために、サブ画面はリアルタイムで撮像された動画画像ではなく、経時的に取得したキャプチャ画像をサブ画像としてモニタ40に順次表示(更新)させるようにすることもできる。
以下に、眼圧測定モードへ移行した後(眼圧測定可能な装置形態に移行した後)の動作について説明する。
ここで、被検眼Eの左眼ELに対する眼圧測定部4bのX、Y、Z方向のアライメントを行う。検者はモニタ40を観察しながらジョイスティック5を操作し、左眼ELに対する眼圧測定部4bのXZ方向のラフなアライメントを行う。ここで、光源90による角膜反射像が位置検出素子97に入射する状態になると、制御部20は、この検出結果に基づいてXZ駆動部7を駆動制御し、Z方向の詳細なアライメントを行う。また、制御部20は、撮像素子75の光源80による角膜反射像の検出結果に基づき、XZ駆動部7及びY駆動部6を駆動制御し、X方向及びY方向の詳細なアライメントを行う。
左眼ELに対する眼圧測定部4bのX,Y及びZ方向のアライメントがそれぞれ許容範囲に入ると、制御部20は、自動的にトリガ信号を発し(またはアライメント完了の旨をモニタ40に表示することにより、検者が測定開始スイッチ5bを押してトリガ信号を入力し)、図示なきロータリソレノイドを駆動させる。ロータリソレノイドの駆動によりピストン62が移動されると、シリンダ61内の空気が圧縮され、圧縮空気がノズル63から角膜Ecに向けて吹き付けられる。角膜Ecは、圧縮空気の吹き付けにより徐々に変形し、扁平状態に達したときに光検出器96に最大光量が入射される。制御部20は、圧力センサ66からの出力信号と光検出器96からの出力信号とに基づき眼圧値を求める。そして、測定結果を表示モニタ40に表示する。ここで、所定の測定終了条件が満たされると、左眼の測定を完了とする。左眼の測定が完了したら、検者は、右眼の測定に移行する。
検者は、ジョイスティック5を一旦手前に引いてから、右眼の正面にノズル63を移動させる。ここで、制御部20は、XZ駆動部7を駆動させることにより、測定ユニット4を移動台3に対する原点位置(XZ方向)に復帰させておく。
そして、検者は、被検眼Eの右眼ERに対する眼圧測定部4bのX,Y及びZ方向のアライメントを行う。検者はモニタ40を観察しながらジョイスティック5を操作し、ラフなアライメントを行う。この場合、左眼の眼圧測定の際と同様に、検者の手動操作による眼圧測定部4bと右眼ERとのラフな位置合わせ、制御部20の駆動制御による被検眼に対する眼圧測定部4bの自動アライメントによって、右眼ERと眼圧測定部4bとの位置合わせを行う。このようにして、アライメントが完了したら自動的に右眼ERの眼圧測定が行われる。
本実施形態に係る眼科装置の外観構成図である レフ・ケラト測定部と眼圧測定部の光学系及び制御系の構成について説明するための図である。 本実施形態に係る眼科装置における測定モード切り換えでの装置形態の変化について説明する図である。 測定モードの切り換え時における表示モニタの表示制御について説明する図である。 測定モード切換信号が発せられた後の装置の動作について説明するフローチャートである。
符号の説明
4 測定ユニット
4a レフ・ケラト測定部
4b 眼圧測定部
6 Y駆動部
20 制御部
21 メモリ
40 表示モニタ
La レフ・ケラト測定部の測定光軸
Lb 眼圧測定部の測定光軸
63 ノズル

Claims (5)

  1. 被検眼の第1の眼特性を測定するための測定光学系と被検眼前眼部を撮影するための光学系とを持つ第1測定部と,被検眼の第2の眼特性を測定するための測定光学系と被検眼前眼部を撮影するための光学系とを持つ第2測定部とを有し,被検眼に対する前記第1測定部の測定光軸と第2測定部の測定光軸とが異なる高さとなるように前記第1及び第2測定部が配置された測定ユニットと、
    前記第1及び第2測定部の測定光軸を被検眼に対して各々位置合わせして被検眼を測定するために前記測定ユニットを上下動するための上下移動手段と、
    前記第1測定部及び第2測定部にて撮影される被検眼前眼部像を表示する表示手段と、
    前記第1の眼特性を測定するための第1測定モードと前記第2の眼特性を測定するための第2測定モードとを切り換えるための測定モード切換手段と、
    該測定モード切換手段による測定モード切り換えに基づいて、前記上下移動手段の駆動制御及び前記表示手段の表示制御を行う制御手段と、を有し、
    該制御手段は、前記測定モード切換手段による測定モード切り換えに基づく前記上下移動手段の駆動制御時において、前記第1測定部にて撮影される撮影画像と前記第2測定部にて撮影される撮影画像とを前記表示手段の画面に同時に表示する制御を行うことを特徴とする眼科装置。
  2. 請求項1の眼科装置において、
    前記制御手段による撮影画像の同時表示は切り換え後の測定モードに用いる測定部にて得られる撮影画像をメイン撮影画像とし、他方の測定部にて得られる撮影画像を前記メイン撮影画像に対して縮小された画像となるサブ撮影画像として、前記表示手段に同時に表示することを特徴とする眼科装置。
  3. 請求項2の眼科装置において、
    前記制御手段は、前記測定モードの切り換えに基づいた前記上下移動手段の駆動制御の終了に応じて前記表示手段の画面から前記サブ撮影画像を消すことを特徴とする眼科装置。
  4. 請求項1の眼科装置において、
    前記制御手段は、前記上下移動手段の駆動制御開始後、所定時間前記同時表示を行うことを特徴とする眼科装置。
  5. 請求項1の眼科装置において、
    前記第1測定部は被検眼の光学特性を測定する光学系を持つ眼特性測定部であって、
    前記第2測定部はノズルを介して被検眼角膜に流体を吹き付ける流体吹付手段を持ち流体の吹き付けにより角膜を変形させて眼圧を測定する眼圧測定部であって、
    前記第1測定部に対して少なくとも前記ノズルを前後方向に移動させノズル先端位置を使用位置と収納位置とに変更させる位置変更手段を備え、
    前記移動手段による前記測定ユニットの高さ調整完了時間よりも前記位置変更手段による前記ノズルの使用位置への移動完了時間が短くなるように前記位置変更手段を制御する制御手段を備えることを特徴とする眼科装置。
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