JP4916062B2 - パネルの取付構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、オフィス等において複数のパネル同士を連結するために好適な取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
現在、オフィス等で使用されるパーテイションパネル等の構造としては、いわゆるブロックタイプと呼ばれるものと、一体型タイプと呼ばれる種類のタイプがある。ブロックタイプのものは、パネル本体の骨格を形成する側枠部材及び横枠材から構成される構造枠体と、この構造枠体の前後両面に取付けられるパネル要素とを具備してなるものである。一方、一体型タイプは、ペーパーハニカム等の内部コアの前後面にパネル面を形成する化粧面材を貼着して構成したものである。
【0003】
そして、ブロックタイプのパネル同士を隣接する方向に取り付ける場合、パネル要素を外して隣接するパネル同士の対向する2つの側枠部材を貫通するねじ穴を設け、側枠部材の内側から挿入したボルトをこのねじ穴に貫通させて、ナット部材によって締め付けるのが一般的である。
【0004】
また、一体型タイプのパネル同士を連結する場合には、隣接する2つのパネルの間に、独立した支柱を設け、この支柱を介した2つのパネルに跨るようにバックルや平板状の取付板を配置して、この取付板の複数箇所をを上方からビス留めして2つのパネル同士を取り付けるようにするものがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、前述したようなブロックタイプのパネルにおいては、ひとつのパネルを隣接したパネルに取り付けようとすると、都度、表面に取り付けたパネル要素を構造枠体から取り外し、それから、その側枠部材の内側から取り付ける対象であるパネルの側枠部材に向かってボルトを挿入する作業を行わねばならないという不具合があった。
【0006】
一方、一体型タイプのパネルにおいては、上記したようなバックルや取付板と、これらバックルや取付板に2枚のパネルおよび支柱をそれぞれ固定するための複数のビスとを必要とするため、部品点数が多くなってしまう。この結果、このような複数の部品の管理が面倒になり、また製造コストが高くなる。さらに取付作業においても、部品点数の数に対応して作業が増え、煩雑になるという不具合を生じる。
【0007】
そこで、本発明は、上記課題に着目して、パネルを被取付部材に対して容易に取り付けできるようなパネルの取付構造を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
すなわち、パネルの外側から操作可能な場所、例えば笠木などを外せば、取り付けのための作業ができるような場所に、パネル要素を有する状態で取付操作できるような取付操作部を設け、すでに設置しているパネルの側枠部材や独立した支柱などの被取付部材を引き寄せてパネルを被取付部材に対して取り付けるものである。つまり本発明に係るパネルの取付構造は、内部構造体の表裏にパネル要素を設けたパネルを、ボルトを用いて被取付部材に取り付けるパネルの取付構造において、前記被取付部材に、ボルトに締め付けられるめねじ孔を当該被取付部材と前記パネルとの取付面に対して傾けて設けるとともに、パネルの側端近傍に、当該めねじ孔に締め付け可能にボルトを挿入するためのボルト挿入部を設け、前記パネル要素を表裏に取り付けた状態で、当該ボルト挿入部から挿入されたボルトを前記めねじ孔に締め付けることによって前記被取付部材を引き寄せて取り付けるものとし、前記めねじ孔を有するナットに突出片を設け、ボルトのねじ込み作用によって前記ナットを軸方向である斜め上方向に引き寄せた際に、この突出片に係り合わさる凹部を、前記パネル及び前記被取付部材の当該突出片に対応する位置にそれぞれ設け、前記突出片における前記凹部に係り合わさる面を水平に設け、この突出片を被取付部材の側端面側から突出させて前記パネル及び前記被取付部材に設けた凹部にそれぞれ引っ掛けるようにしたことを特徴とするものである。
【0009】
このようなものに構成したので、パネル同士を隣接して取り付ける際に、すでに設置しているパネルの側枠部材や独立した支柱などの被取付部材に対して、さらにパネルを取り付けようとした場合、パネル要素を有する状態のまま、パネルの外側から取付作業をすることができるようになる。すなわち、従来のように、パネルからのパネルの取り外し作業やパネルの周辺に配置されていた家具類の移動作業などを行うことなく、パネルの取り付け作業のみを行えばよいようにできる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を、図面を参照して説明する。
【0011】
図1に示すパネル1は、いわゆるブロックタイプと呼ばれるパネルで、このパネル1の表裏面を形成するパネル要素2と、このパネル要素2を前後面に装着するための内部構造体たる構造枠体3とを具備してなるものである。なお隣接するパネル1’も同じ構造を有するものである。
【0012】
パネル要素2は、板金製の板状部材の内面に芯材を充填してなる長方形状のもので、構造枠体3の略全域を覆うようにしている。これらのパネル要素2の内側には、合成樹脂製の図示しない爪部を設けて、この爪部を後述する構造枠体3の開口部6に嵌め込むことによって、当該構造枠体3に着脱可能に装着し得るようにしている。
【0013】
構造枠体3は、左右の側端面40を形成する2つの側枠部材4と、これらの側枠部材4に跨って水平方向に取り付けた複数の横枠部材5とから構成されている。この側枠部材4や横枠部材5は、断面を中空形状にした金属フレームによって成形したものであり、表裏面の適所にパネル要素2を嵌め合わせるための開口部6を複数設けている。
【0014】
このように構成したパネル1を、本実施の形態においては、被取付部材たる隣接するパネル1’の側枠部材4’に取り付けるために、パネル1の側枠部材4および被取付部材である側枠部材4’それぞれに、パネル1の側端面40に対し傾けて設けた内部ナット81とボルト挿入口82とを備えた取付具8を固定手段F(図4)によって固定し、さらにボルト7を2つの側枠部材4、4’に跨って挿入できるように側枠部材4、4’の側端面40、40’に開口部41、41’を設けている。そして、ボルト7をこれら二の取付具8の一方のボルト挿入口82にパネル1の上方側から挿入し、それぞれの側枠部材4、4’に設けた開口部41、41’を通し、他方の取付具8内の内部ナット81にねじ込むことによって取り付けるようにするとともに、規制手段Rを設けて上下方向のずれを防止するようにしている。
【0015】
以下、各構成について図を参照して詳述する。図2は、取付具8の平面図(a)および側面図(b)を示したもので、図3は、取付具8の外観斜視図を示したものである。また図4は、図1に示したパネル1を側枠部材4’に取り付けた場合の中央断面図を示したものである。なお、図面において、被取付部材たる側枠部材4’を有するパネル1’側に設けた部材、要素等には、符号番号に「’」をつけているが、その構造はパネル1に設けられたものと同様のものである。
【0016】
取付具8は、取付具本体80と、この取付具本体80内に設けた内部ナット81とを備えてなるものである。
【0017】
この内部ナット81は、二つの取付具8を対向させた場合に、一方のボルト挿入口82から斜め下方に向けて挿入したボルト7に嵌まるめねじ孔81aを有する略円柱状のもので、取付具8内に側枠部材4の側端面40に対して所定の角度(略45度)斜め上方に傾けて配設したものである。
【0018】
取付具本体80は、その外観を側枠部材4に内接する大きさの略直方体に所定の角度(略45度)を有する傾斜面80a設けた略直方体のアルミダイキャスト製のもので、傾斜面80aに設けたボルト挿入口82と、このボルト挿入口82から対向する取付具8’の内部ナット81’へボルト7を到達させるための案内孔83と、ボルト7を一方のパネル1から隣接するパネル1’の側枠部材4’へ到達させるために側枠部材4に設けた開口部41に対応させて設けた連通口84、84’と、内部ナット81を取付面たる側枠部材4の側端面40に向かって斜め上方へ移動可能に保持する内部ナット保持部85とを備えたものである。
【0019】
ボルト挿入口82は、傾斜面80a上に設けたもので、パネル1の上方側からこの傾斜面80aに対して直交する向きである斜め下方へ、すなわち、側枠部材4に対して所定の角度(略45度下向き)にボルト7を挿入するためのものである。
【0020】
案内孔83は、ボルト挿入口82から連通口84へボルト7を案内する第1の案内孔83aと、連通口84’から内部ナット81’へボルト7を案内する第2の案内孔83b’とからなるもので、これら第1の案内孔83aと第2の案内孔83b’とを、二つの取付具8を対向させてた場合に連続するように設けて、ボルト7をボルト挿入口82から斜め下方に導くようにしたものである。
【0021】
連通口84は、第1の案内孔83aの当該取付具8の取付面側の開口部分と、第2の案内孔83bの取付面側の開口部分とを兼ねさせるように縦長状の開口に形成したもので、隣設する側枠部材4、4’同士に跨ってボルト7を挿入できるようにしたものである。
【0022】
内部ナット保持部85は、内部ナット81と略同径の保持孔85aを側枠部材4の側端面40に対して所定の角度(略45度)傾けて設けるとともに、その底面に内部ナット81が下方にすべり落してしまうのを防止するために脱落防止部材85bを配設したもので、その内部に内部ナット81を所定の角度(略上向き45度)に保ったまま移動可能に保持するためのものである。この脱落防止部材85bは、弾性を有する樹脂によって内部ナット81と接触させ内部ナット81を保持するようにしたもので、取付面側およびその反対面側に設けた係り合い突部85b1および係り合い段部85b2を、それぞれ取付具本体80の底面側近傍に設けた係り合い凹部80bおよび80cに係り合せることによって取り付けている。なお、この脱落防止部材85bを、その弾性力によって着脱可能に設けて、内部ナット81を取付具8内に配置させる場合に、この脱落防止部材85bを外して内部ナット81を取り付けるための空間を設けることができるようにしている。
【0023】
以上のような取付具8を、側枠部材4の上端部に固定するための固定手段Fは取付本体80の取付面側の上端部略中央位置に設けた凸部80dを、側枠部材4の側端面40の上端部に設けた凹部42に嵌め込んで当該取付具8を位置決めし、取付具本体80の側面に設けたねじ孔80eに図示しないねじを締めることによって固定するようにしているものである。
【0024】
また、側枠部材4の開口部41は、側枠部材4の側端面40上の、取付具8に設けた連通口85に対応した位置に開口させたものであり、ボルト7を隣接する二つの側枠部材4、4’を跨って挿入可能にするためのものである。
【0025】
また、規制手段Rは、内部ナット81の取付面側の下方に設けた突出片81bと、この突出片81bを側端面から突出させた際にこの突出片81bを引っ掛けるために対向する側枠部材4の側端面40およびに取付具8に設けた凹部たるスリット部4S、8Sとからなるもので、ねじ作用によって内部ナット81が側枠部材4の側端面40側に引き寄せられた際に、側端面40から突出する突出片81bをスリット部8S、4Sに引っ掛けることによって、上下方向のずれを規制しているものである。なお、スリット部4Sおよびスリット部8Sには、側端面40から突出片81bを突出させるための開口部としての機能を兼ねさせるようにしている。
【0026】
次にこのように構成した取付構造を採用して、パネル1を、隣接するパネル1’の側枠部材4’に取り付ける手順について述べる。
【0027】
まず、取り付けたいパネル1の側枠部材4上端部に、取付具8を挿入して固定手段Fによって固定する。次に、パネル要素2をその図示しない爪部を開口部6に引っ掛けることによって構造枠体3に取り付ける。そして、パネル1の側枠部材4の側端面40を、側枠部材4’の側端面40’に隣り合わせるように配置する。そして、図1に示すように、パネル1、1’にパネル要素2、2’を取り付けた状態で、パネル1の取付具8のボルト挿入口82に、上方側からボルト7を斜め下方に向けて挿入し、パネル1’の取付具8’の内部ナット81’に対して締め付けるようにする。具体的には、図4に示すようにボルト7を、ボルト挿入口82から、第1の案内孔83a、連通口84、側枠部材4の開口部41を通し、続いて、側枠部材4’に設けた開口部41’、取付具8’に設けた連通口84’、第2の案内孔83b’を通して、取付具8’内の内部ナット81’に到達させる。そして、ボルト7をこの内部ナット81’にねじ込んでいき、この内部ナット81’の突出片81b’を側枠部材4に設けたスリット部4Sおよび取付具8に設けたスリット部8Sに引っ掛る位置までボルト7の軸方向に引き寄せる。
【0028】
また、このように上端部分を取り付けた後には、図示していないパネル1の下端部を側枠部材4’に対して取り付ける適宜の取付手段によって取り付けて、上端部側および下端部側ともにパネル1を側枠部材4’に取り付けるようにする。
【0029】
以上、詳述したように本実施の形態における取付構造は、被取付部材たる側枠部材4’に、ボルト7に締め付けられる内部ナット81’を設けるとともに、パネル1の側枠部材4の上端部にこの内部ナット81’に締め付け可能にボルト7を挿入するためのボルト挿入部82を設け、ボルト挿入部82から挿入されたボルト7を内部ナット81’に締め付けることによって取り付けるようにしたものなので、パネル1にパネル要素2を取り付けた状態のまま、パネル1を被取付部材たる隣接するパネル1’の側枠部材4’に取り付けることができる。
【0030】
また、内部ナット81、81’を取付面たる側枠部材4、4’の側端面40、40’に対して所定の角度傾けて設けるとともに、この傾けて設けた内部ナット81’に締め付け可能にボルト挿入口82を設け、側端面40に対してボルト7を斜めに取り付けるようにしたので、側端面40を境界とするパネル1と1’とのねじれを防止することができる。
【0031】
また、ボルト7を挿入する部材と、これに締め付けられるナットを有する部材とを兼用するようにしたので、1種類の取付具によって、パネル1を側枠部材4’に対して取り付けることを実現することができる。
【0032】
また内部ナット81に突出片81bを設けるとともに、側枠部材4およびこの側枠部材4に固定した取付具8にこの突出片81bを引っ掛けるスリット部4Sおよび8Sを設けたので、この突出片81bを内部ナット81のねじ作用によって側端面40側から突出させて、このスリット部に引っ掛けることとによって、上下方向のずれを防止してパネル1を側枠部材4’に対して適正に取り付けることができる。
【0033】
以上述べたような本実施の形態に限ることなく種々変形が可能である。
【0034】
たとえば、上記実施の形態において被取付部材としてパネル1’の側枠部材4’を例に挙げて説明したが、これに限らずパネル1を取り付けるための取付面を4方向に設けた図5に示す支柱9を被取付部材としてもよい。この場合には、パネル側に取付具8固定し、図6に示すような突出片8a2を設けた内部ナット8a1を備えて構成した第2の取付具8aを、この支柱9の取付面に取り付けて、この取付具8と、第2の取付具8aとを用いて、パネル1を支柱9に取り付けるようにする。
【0035】
具体的には、被取付部材たる支柱9の4方向の取付面側にスライド片92と第2の取付具8aを収納するためのV字状の凹部93とを備えた保持部90を設ける。一方、第2の取付具8aをこの保持部90に取り付けられるように、スライド片92に嵌まる溝部8a7を設けるとともに、V字状の凹部93に嵌まる形状に形成しする。しかして、この第2の取付具8aを保持部90によって支柱9の取付面に対して取り付け、この第2の取付部9内の内部ナット8a1に、パネル1側に固定した取付具8に設けたボルト挿入口80から挿入したボルト7を締め付けることによって、支柱9をパネル1に引き寄せる。そしてこの引き寄せに伴って取付面から突出させた突出片8a2を、スリット部4Sおよびスリット部8Sに引っ掛ける規制手段R2によって上下方向へのずれを防止して、取り付けるようにする。
【0036】
このように構成すれば、支柱9を介してパネル1同士を直交する向きに取り付ける際に、パネル要素2を取り付けた状態のまま外側からパネルの支柱9に対する取り付けを行うことができる。
【0037】
また、本発明の比較例としては、ボルト7を挿入するためのボルト挿入部を、図7に示すようにパネル1における構造枠体3の角部の表出している部分に設けたボルト7を収納できる程度の凹溝12と、この凹溝12内に隣接するパネル1'の側枠部材4側に水平方向に挿入可能なボルト挿入口13とからなるものに構成し、上方からこの凹溝12にボルト7を入れて、そこから側枠部材4'に設けためねじ孔を有するナット14に対し、水平方向にボルト7を締め付けるようにして側枠部材4'を取付面側に引き寄せてパネル1に取り付けるようにしたものが挙げられる
【0038】
また本発明の他の比較例として、図8から10に示すような構成が挙げられる。図8は、この他の比較例における取付具15によってパネル1を被取付部材たるパネル1'の側枠部材4'に取り付けた状態における側枠部材4、4'の上端近傍の要部正面図を示したものである。図9は、取付具15の断面を示した図であり、図10は、被取付部材たる側枠部材4'の正面図を示したものである。なお、被取付部材たる側枠部材4'に設けた部材、要素等には、その符号に「'」を付けている。
【0039】
この他の比較例における取付構造は、パネル1の側枠部材4および被取付部材たる隣接するパネル1'の側枠部材4'内部の上端の開口近傍に、回転軸たるピンPによって回転可能に保持されるバックル状の取付具15、15'をそれぞれ設けて、この取付具15、15'をそれぞれ隣接する側枠部材4'、4側に回転させ、この取付具15、15'を係り合い手段によって両側枠部材4,4'に跨るようにするとともに上下に位置させて、さらにねじ止めして取り付けるように構成したものである。すなわち、このような取付操作を行うための取付操作部たる空間Sを、側枠部材の上端部近傍付近に設けたものである。
【0040】
具体的には、長孔状のピン保持孔16aを、側枠部材4の内部上端近傍に設け、このブラケット16に設けたピン保持部16aにピンPを保持させながら、取付具15を側枠部材4の上方側に移動させて回転できるようにする。また、係り合い手段として、取付具15の先端下方に突部15aを設け、この突部15aを側枠部材4から突出させられるように開口17を設けるとともに、取付具15を上下に位置させた場合に取付具15に設けた突部15aが係り合う凹部15bを取付具自身に設けて構成する。また、一方のねじ孔15c、15dと、二つの取付具15上下に位置させた場合に、他方のねじ孔15d’、15c’とを連続させるように設けて、上方から図示しないねじで、二つの取付具15を一緒に留められるようにする。
【0041】
そして、パネル1を隣接方向に接続する場合、パネル要素2を取り付けたままの状態で、まず、空間Sにパネルの上方から操作して、取付具15をピン保持孔16aにピンPを保持させながら上方へ向かって移動させ、被取付部材たるパネル1’の側枠部材4’側に回転させ、パネル1’の開口17’の下端に突部15aを引っ掛ける。そして、突部15aの傾斜部分15a1をの開口17’の下端に押し当てることによって、パネル1側に引き寄せるようにし、さらにパネル1’に設けた取付具15’を取付具15の上方に重なるように回転させて、その突部15a’を下方に位置する取付具15に設けた凹部15bに係り合わせ、図示しないねじを締めることによって取り付けるようにする。
【0042】
その他、各部の具体的構成についても本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。
【0043】
【発明の効果】
すなわち、本発明は、パネル要素を有する状態で、被取付部材を引き寄せて取り付けられるようにしたので、パネル要素の取り外し作業が不要になり、より容易に取り付け作業を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態における要部の外観斜視図。
【図2】同実施の形態における取付具の平面図および側面図。
【図3】同実施の形態における取付具の外観斜視図。
【図4】同実施の形態における取付構造の要部断面図。
【図5】第2の実施の形態における外観斜視図。
【図6】第2の実施の形態における第2の取付具の平面図および正面図。
【図7】本発明の比較例における外観斜視図。
【図8】本発明の他の比較例における正面図。
【図9】本発明の他の比較例における取付具の取付状態を示す図。
【図10】本発明の他の比較例における側枠部材の要部の正面図。

Claims (4)

  1. 内部構造体の表裏にパネル要素を設けたパネルを、ボルトを用いて被取付部材に取り付けるパネルの取付構造において、
    前記被取付部材に、ボルトに締め付けられるめねじ孔を当該被取付部材と前記パネルとの取付面に対して傾けて設けるとともに、パネルの側端近傍に、当該めねじ孔に締め付け可能にボルトを挿入するためのボルト挿入部を設け、前記パネル要素を表裏に取り付けた状態で、当該ボルト挿入部から挿入されたボルトを前記めねじ孔に締め付けることによって前記被取付部材を引き寄せて取り付けるものとし、
    前記めねじ孔を有するナットに突出片を設け、ボルトのねじ込み作用によって前記ナットを軸方向である斜め上方向に引き寄せた際に、この突出片に係り合わさる凹部を、前記パネル及び前記被取付部材の当該突出片に対応する位置にそれぞれ設け
    前記突出片における前記凹部に係り合わさる面を水平に設け、この突出片を被取付部材の側端面側から突出させて前記パネル及び前記被取付部材に設けた凹部にそれぞれ引っ掛けるようにしたことを特徴とするパネルの取付構造。
  2. パネルが、側枠部材と横枠部材とを具備した構造枠体の表裏にパネル要素を取り付けたものであって、前記被取付部材が、隣接するパネルの側枠部材もしくはコーナに設けられる支柱である請求項1記載のパネルの取付構造。
  3. パネルが、内部コアの表裏にパネル要素を取り付けたものであって、被取付部材が、前記パネルの端部もしくはコーナに設けられる支柱である請求項1又は2記載のパネルの取付構造。
  4. ボルト挿入部と、めねじ孔とが一の取付具に備えられたものであり、当該取付具をパネルおよび被取付部材それぞれに対向させて配設し、一方の取付具に設けたボルト挿入部から他方の取付具に設けためねじ孔にボルトを締め付ける請求1、2又は3記載のパネルの取付構造。
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