JP4915584B2 - 加煙感知器および加煙感知器の試験方法 - Google Patents

加煙感知器および加煙感知器の試験方法 Download PDF

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Description

本発明は加煙感知器および加煙感知器の試験方法に係り、例えば、天井などの高所に設置された加煙感知器の総合的機能を試験することができる加煙感知器および加煙感知器の試験方法に関する。
建物の天井などに設置された加煙感知器は、火災受信機に接続されて火災警報システムを構成し、加煙感知器が煙を感知すると感知信号を出力して火災警報システムが警報を発する。火災警報システムは、所定の期間ごとに機器の正常作動を試験する必要がある。従来より、加煙感知器の作動試験は、線香などの燃焼に伴う煙を利用するものや、ガスボンベから噴射させた試験ガスを用い、天井に取り付けられている加煙感知器に実際に煙(試験ガス)を作用させることにより作動試験が行われる。屋内スポーツ施設、ホール、工場などの高天井に設置された加煙感知器は、足場を組んで試験作業が行われていたが、このような煩雑な点検作業や、高所作業のリスクを回避するため、ワイヤ、ベルト等の吊り材を介して煙感知器を昇降装置に昇降自在に吊下げて配設し、地上で試験作業が行えるようにした昇降装置が知られている(例えば特許文献1、2参照)。
特許第3677161号公報 特開2001−28083号公報
ところで、特許文献1及び特許文献2に記載の昇降装置は、昇降装置に配置された固定接点と、ワイヤに吊下げられた昇降部(煙感知器)に配置された給電接点とを備え、昇降部が上昇した定常位置にあるときには、固定接点と給電接点とが接続されて昇降部に配置された煙感知器に電力を供給している。従って、煙感知器の試験のために昇降部を下降させると、固定接点と給電接点との接続が遮断され、煙感知器への電力供給がなされなくなる。
一方、火災警報システムは、煙感知器だけでなくシステム全体として正常に作動することを総合的に試験する必要がある。煙感知器が配設された昇降部を下降させて行う、電力供給が遮断された状態での試験では、煙感知器単体の検査は行えるものの、システム全体の総合検査を行うことができないという不都合があった。このような総合検査を行うには、煙感知器が上昇位置にある電力供給された状態で試験を行わなければならず、煙感知器が屋内スポーツ施設、ホール、工場などの高天井に設置されている場合、足場を組んで高所作業を行う必要があり、これに伴うリスク、費用の観点から改善の余地があった。
本発明は、前述した問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、加煙感知器が高天井に設置された火災警報システムの総合試験を地上で安全かつ容易に行うことができる加煙感知器および加煙感知器の試験方法を提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明は、所定高さに設置される昇降装置と、前記昇降装置に懸架されて昇降可能な煙感知部と、前記煙感知部が所定高さの定常位置にあるときに前記煙感知部に対して電気的に接続される接続部とを備える加煙感知器であって、前記煙感知部に対して着脱可能な煙発生部を有することを特徴としている。
このように構成された加煙感知器においては、昇降装置に懸架されて昇降可能な煙感知部に対して、着脱自在とされた煙発生部が設けられている。これにより、高天井などの高所に加煙感知器が配置されていても、足場などを組むことなく、昇降装置によって煙感知部を地上まで下降させ、煙発生部を安全且つ容易に煙感知部に取り付けることができる。また、昇降装置は、煙感知部が所定高さの定常位置にあるときに煙感知部に対して電気的に接続される接続部を備えるので、地上において煙感知部に煙発生部を取り付けた後、煙感知部を定常位置まで上昇させて昇降装置と煙感知部との接続部を電気的に接続させ、加煙感知器の試験準備を行うことができる。
従って、この加煙感知器においては、高所に配置された加煙感知器の機能を、地上で安全且つ容易に試験することができ、従来のような足場などを組まなければ煙感知部に通電した状態での総合試験ができないという問題を解消できることになる。
また、本発明は、前記煙発生部が前記煙感知部に取り付けられた状態で発煙可能であることを特徴としている。
このように構成された加煙感知器においては、煙発生部が取り付けられた煙感知部を所定高さの定常位置に位置させて煙発生部から発煙させるようにすれば、加煙感知器の機能を、地上で安全且つ容易に試験することができる。
また、本発明は、所定高さに設置される昇降装置と、前記昇降装置に懸架されて昇降可能な煙感知部と、前記煙感知部が所定高さの定常位置にあるときに前記煙感知部に対して電気的に接続される接続部とを備える加煙感知器の試験方法であって、前記煙感知部を前記定常位置から下降させ、発煙可能な煙発生部を前記煙感知部に取り付けた後、前記煙感知部を前記定常位置まで上昇させて前記煙感知部を前記接続部に接続させることにより、前記煙発生部から発生する煙を前記煙感知部に感知させることを特徴としている。
このような加煙感知器の試験方法においては、煙感知部を定常位置から下降させ、煙発生部を煙感知部に取り付けた後、定常位置まで上昇させて接続部によって煙感知部と昇降装置とを電気的に接続させ、煙発生部から煙を発生させて煙感知部で感知させるようにしたので、高所に配置された加煙感知器の機能を、地上で安全且つ容易に試験することができ、従来のような足場などを組まなければ煙感知部に通電した状態での総合試験ができないという問題を解消できることになる。
本発明によれば、従来のような足場などを組まなければ煙感知部に通電した状態での総合試験ができないという問題を解消でき、これにより天井などの高所に配置された加煙感知器の機能を、地上で安全且つ容易に試験することができるという効果が得られる。
(第1実施形態)
以下、本発明に係る第1実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明に係る第1実施形態の加煙感知器の煙感知部が下降した状態を示す斜視図、図2は加煙感知器が定位置に配置された状態の斜視図、図3は加煙感知器の電気回路図、図4は煙発生部が取り付けられた加煙感知器の斜視図、図5は図4に示す加煙感知器と煙発生部とが分離された状態を示す斜視図、図6は加煙感知器の試験が行われている状態を示す断面図である。
先ず、加煙感知器について説明する。図1及び図2に示すように、加煙感知器1は、固定金具2を介して屋内スポーツ施設、ホール、工場などの高天井に設置される昇降装置3と、昇降装置3から繰り出され、或いは巻き取られるワイヤ4によって、昇降装置3に昇降自在に懸架される昇降体5とを備える。昇降体5には、煙を感知したとき感知信号を出力する煙感知部6が配設されている。昇降装置3は、その内部にモータ、及び該モータによって回転する巻取りドラム(いずれも図示せず)を備え、巻取りドラムの回転によりワイヤ4を巻き取り、或いは繰り出して昇降体5を上昇、或いは下降させる。
このような加煙感知器1は、通常、1つの建物内に複数台が設置されており、その電気回路は、図3に示すようになっている。即ち、昇降装置3は、第1の入側固定接点7a、第2の入側固定接点7c、第1の出側固定接点7bおよび第2の出側固定接点7dを有する。第1の入側固定接点7aおよび第2の入側固定接点7cは火災受信機に接続される。第1の出側固定接点7bおよび第2の出側固定接点7dは送り配線9に接続される。
昇降装置3′も同じ構成であり、第1の入側固定接点7aおよび第2の入側固定接点7cは送り配線9に接続され、第1の出側固定接点7bおよび第2の出側固定接点7dは送り配線9′に接続される。同様にして、送り配線9′にさらに別の昇降装置(図示せず)が接続され、終端に終端器が接続される。すなわち、火災受信機と終端器との間に複数の昇降装置3が縦続接続される。
また巻取りドラムを回転させるモータMには、正転(上昇)用、逆転(下降)用および共通の電源線が接続されている。したがって、電源線に接続されたスイッチ(図示せず)の動作によりモータMを正転または逆転させて、ワイヤ4を巻き取り、或いは繰り出して、昇降体5を上昇または下降させる。そして昇降体5の最上昇位置(定常位置)では煙感知態勢となり、下降位置では点検できる状態となる。
昇降体5は、上昇した定常位置において、第1の入側固定接点7aに接触する第1の入側給電接点8a、第2の入側固定接点7cに接触する第2の入側給電接点8c、第1の出側固定接点7bに接触する第1の出側給電接点8bおよび第2の出側固定接点7dに接触する第2の出側給電接点8dを有する。
煙感知部6は、昇降体5に取付けられて第1の入側給電接点8aと第2の入側給電接点8cとの間に接続されている。また接続部28により、第1の入側給電接点8aと第1の出側給電接点8bの相互間、および第2の入側給電接点8cと第2の出側給電接点8dの相互間をそれぞれ接続している。これにより、昇降装置3は、固定接点7a〜7dおよび給電接点8a〜8dを通して火災受信機側と送り配線9とを接続し、昇降装置3′は、固定接点7a〜7dおよび給電接点8a〜8dを通して送り配線9と送り配線9′とを接続している。
このように、火災受信機と終端器との間を接続する電源供給線の送り配線9、9′が煙感知部6を通して行なわれるように配線されるとともに、煙感知部6が作動したとき、感知信号が火災受信機に送られるように配線されている。
したがって、昇降体5がモータMによって上昇して定常位置にある場合は、各固定接点7a〜7dと各給電接点8a〜8dが接触して煙感知部6に電力が供給され、煙感知部6が煙を感知して動作すると、火災受信機に感知信号が送信される。また昇降体5がモータMによって床面の手元まで下降した場合は、煙感知部6に後述する煙発生部10の取り付けが可能となる。このとき、固定接点7a〜7dと給電接点8a〜8dとは離間しているため、火災受信機からの電力は供給されず、システム全体の電源供給が断たれる。
また、昇降装置3、3′のいずれかの異常で煙感知部6への電源供給ができなくなった場合、すなわち接点7a〜7d、8a〜8dが開離した場合、配線を昇降体5側で送っているため、システム全体の電源供給が断たれ、異常が検知される。
尚、上記説明においては、複数の昇降装置3、3′が設けられた場合の電気回路について説明したが、昇降装置3の設置台数が1台であっても、同様の電気回路となる。
図4から図6に示すように、昇降体5の上面5aには、金属板が略コの字型に形成された取付金具16が、その両側壁17を下方に向けて固定されている。両側壁17には、略L字型の係合溝18が互いに対向して形成されている。
煙発生部10は、上面に開口12を有する略有底円筒形のハウジング11を備える。ハウジング11の外側面には、先端部20が略L字型に折り曲げ形成された一対の係止片19が固定されている。ハウジング11の内部空間15には、ガスボンベ13が収容されており、噴射ボタン22が押圧されたとき、煙感知部6の作動を確認するための試験ガス14を噴射する。ハウジング11の開口12の大きさは、煙感知部6の直径より大きく、煙感知部6が開口12から挿入されて内部空間15に収容可能となっている。また、ハウジング11の外側面には、直径方向に貫通する一対の孔21が設けられている。
そして、図5に示すように、煙発生部10は、煙感知部6を開口12に挿入しながら、係止片19の先端部20を、両側壁17の係合溝18に矢印A方向に挿入し、更に矢印B方向に水平に移動させることによって取付金具16に係止させ、煙感知部6を内部空間15に収容した状態で昇降体5(煙感知部6)に取り付けられる。
また、図6に示すように、煙発生部10は、略コの字型に形成された押圧レバー23を備える。押圧レバー23は、一対の脚部24と、該一対の脚部24を連結する連結部25とにより略コの字型に形成されており、連結部25がガスボンベ13の噴射ボタン22上に配置されてハウジング11の外側面を貫通する一対の孔21に挿通されている。押圧レバー23の両脚部24は、上方に向かって配置されており、その長さは噴射ボタン22の上面から昇降体5の取付金具16の上面までの長さより、わずかに長く設定されている。
上記した煙発生部10による加煙感知器1の作動試験は、次のように行われる。即ち、図示しない制御装置を操作して高天井に設置された昇降装置3のモータMを回転させ、巻取りドラムからワイヤ4を繰り出して昇降体5を下降させる。このとき、昇降装置3と昇降体5の接点7a〜7d、8a〜8dは非接触状態となり、煙感知部6への電力供給が遮断される。
そして、地上まで下降させた昇降体5の取付金具16の係合溝18に、煙発生部10の係止片19を矢印A方向に挿入し、更に矢印B方向に水平に移動させて取付金具16に係止する。これにより、煙感知部6が煙発生部10の内部空間15に収容された状態で、煙発生部10が昇降体5(煙感知部6)に取り付けられる。この取付け作業は、昇降体5が地上まで下降した低い位置で行われ、且つ昇降体5と煙発生部10とは、取付金具16と係止片19とを係合させることによって着脱自在となっているので、極めて容易に行うことができる。
次いで、制御装置を操作して巻取りドラムでワイヤ4を巻き取り、昇降体5を元の定常位置まで上昇させると、押圧レバー23の両脚部24の先端が天井26に当接して押圧レバー23を押し下げる。これにより、ガスボンベ13の噴射ボタン22が、押圧レバー23の連結部25によって押圧されてガスボンベ13から試験ガス14が噴出する。
ガスボンベ13から試験ガス14が噴出されると同時に、或いは若干遅れて、昇降装置3の固定接点7a〜7dと、昇降体5の給電接点8a〜8dとが接触して、電力が昇降体5(煙感知部6)に供給される。これにより、煙感知部6は、ガスボンベ13から噴出した試験ガス14を感知して感知信号を出力して火災受信機に送信し、火災警報システムが警報を発する。
以上の操作により、加煙感知器1が正常作動することを確認した後、再び、制御装置を操作して昇降装置3のモータMを回転させ、昇降体5を下降させる。このとき、昇降体5の下降に伴って押圧レバー23が天井26から離れると、押圧レバー23による噴射ボタン22の押圧が解除されるので、ガスボンベ13からの試験ガス14の噴出が停止する。そして、昇降体5を更に降下させ、先とは逆の手順で煙発生部10を昇降体5(煙感知部6)から取り外す。次いで、昇降体5を元の定常位置まで上昇させて試験を終了する。
従来、昇降体5(煙感知部6)を下降させた状態での試験では、煙感知部6への電力供給が遮断されるため、煙感知部6単体の部分的な作動試験しか行えなかったが、前述した本発明の加煙感知器1によれば、火災警報システム全体の総合試験を行うことができ、信頼性の高い作動試験が可能となる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態の加煙感知器について説明する。図7は本発明に係る第2実施形態の加煙感知器の試験が行われている状態を示す断面図である。
本発明の第2実施形態の煙発生部30は、ガスボンベ13の噴射ボタン22を押圧する押圧レバー31の形態が異なる以外は、第1実施形態の煙発生部10と同様であるので、同一部分には同一符号または相当符号を付して説明を省略する。
煙発生部30のハウジング11に直径方向に貫通して設けられた一対の孔21には、ガスボンベ13の噴射ボタン22に当接する押圧レバー31が、一対の孔21に架け渡されるように配置されている。ハウジング11から外方に突出した押圧レバー31の一端には、紐体32が固着されており、該紐体32を下方に引くことによって押圧レバー31が噴射ボタン22を押し下げ、ガスボンベ13から試験ガス14を噴出するようになっている。
上記した第2実施形態の煙発生部30による加煙感知器1の作動試験は、第1実施形態の加煙感知器1と同様に、煙感知部6(昇降体5)を下降させて煙発生部30を取り付けた後、昇降体5を元の定常位置まで上昇させる。ここで、押圧レバー31の一端に固着されている紐体32を、地上にいる作業者が下方に引くと、押圧レバー31がガスボンベ13の噴射ボタン22を押し下げるので、ガスボンベ13から試験ガス14が噴出する。煙感知部6は、ガスボンベ13から噴出した試験ガス14を感知して感知信号を出力して火災受信機に送信し、火災警報システムが警報を発する。
上記したように、煙発生部30が取り付けられた煙感知部6(昇降体5)を所定高さの定常位置に位置させて、昇降装置3の固定接点7a〜7dと昇降体5の給電接点8a〜8dとを接続させて電力を供給し、地上にいる作業者の手が届く高さまで垂れ下がっている紐体32を下方に引くことによって、煙感知部6を含む火災警報システム全体の総合試験を安全且つ容易に行うことができる。
その他の作用、効果は、第1実施形態である加煙感知器1と同様であるので説明を省略する。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態の加煙感知器について説明する。図8は本発明の第3実施形態である加煙感知器に煙発生部が取り付けられた状態を示す斜視図、図9は図8に示す加煙感知器と煙発生部とが分離された状態を示す斜視図である。
本発明の第3実施形態である煙発生部40は、係止片の形状が異なる以外は、第1実施形態の煙発生部10と同様であるので、同一部分には同一符号または相当符号を付して説明を省略する。
図8及び図9に示すように、煙発生部40の一対の係止片41は、略L字型に折り曲げ形成されており、ハウジング11の側面に固定されている。係止片41の上端部42には、取付けネジ44が挿通されるネジ穴43が形成されている。一方、昇降体5には、係止片41のネジ穴43に対応する位置に雌ねじ46が形成されたフランジ45が設けられている。
煙発生部40は、第1実施形態の加煙感知器1と同様に、昇降体5を下降させた状態で、係止片41のネジ穴43に挿通した取付けネジ44を、フランジ45の雌ねじ46に螺合させて昇降体5に取り付けられる。尚、煙発生部40の発煙機構としては、第1または第2実施形態のいずれの発煙機構も採用することができ、その作用も同様である。
その他の作用、効果は、第1実施形態の加煙感知器1と同様であるので説明を省略する。
(第4実施形態)
次に、第4実施形態の加煙感知器について説明する。図10は本発明の第4実施形態である加煙感知器に煙発生部が取り付けられて試験される状態を示す断面図である。
本発明の第4実施形態である煙発生部50は、加煙機構が異なり、ガスボンベ13の代わりに線香タイプの発煙具51をハウジング11の内部空間15に備える以外は、第1実施形態の煙発生部10と同様であるので、同一部分には同一符号または相当符号を付して説明を省略する。
図10に示すように、第4実施形態の加煙感知器1は、第1実施形態の煙発生部10と同様に、昇降体5を下降させて着火した発煙具51が収容された煙発生部50を取り付け、所定高さの定常位置まで上昇させて昇降装置3の固定接点7a〜7dと昇降体5の給電接点8a〜8dとを接続させて電力を昇降体5(煙感知部6)供給する。これにより、発煙具51から発煙する煙52が煙感知部6によって感知されて警報が発せられ、火災警報システム全体の総合試験が行われる。尚、昇降体5と煙発生部50との取付け構造は、前述した任意の構造を採用することができる。
その他の作用、効果は、第1実施形態である加煙感知器1と同様であるので説明を省略する。
(第5実施形態)
次に、第5実施形態の加煙感知器について説明する。図11は本発明に係る第5実施形態の加煙感知器と煙発生部の取付け構造を示す要部斜視図である。
本発明の第5実施形態である加煙感知器は、煙発生部と昇降体との取付け構造が異なる以外は、第1実施形態の加煙感知器と同様であるので、同一部分には同一符号または相当符号を付して説明を省略する。
図11に示すように、第5実施形態である煙発生部(図示せず)の外側面に固定されている一対の係止片61は、先端部62が内側に向けて略L字型に折り曲げ形成されている。また、昇降体5に設けられているフランジ63には、係止片61の先端部62より僅かに大きな面積を有する一対の角穴64が形成され、それぞれの角穴64には、円弧状溝65が連続して形成されている。
一対の係止片61は、その先端部62が角穴64に矢印C方向に挿入され、更に矢印D方向に回転させて円弧状溝65と係合させることにより、煙発生部が昇降体5に取り付けられる。尚、第5実施形態の煙発生部の発煙機構としては、上記したいずれの発煙機構も採用することができ、またその他の作用、効果も同様であるので説明を省略する。
(第6実施形態)
図12(A)、(B)に示す第6実施形態の加煙感知器1Aは、前述した第4実施形態の変形例であり、発煙具51をハウジング11の内部空間15に備えるとともに、ハウジング11に略有底筒状の蓋部材70が設けられている。蓋部材70は、フランジ71を有する略筒状の本体部72と、本体部72におけるフランジ側の開口73を閉鎖する閉鎖板74とを備えている。
この蓋部材70は、閉鎖板74がハウジング11に固定されているとともに、閉鎖板74に開口73の縁部が当接するまで図示しないスプリング等により本体部72が図中上方に付勢されている。
従って、加煙感知器1Aは、昇降体5を下降させて着火した発煙具51が収容された煙発生部50を取り付けた状態では、本体部72の開口73が閉鎖板74により閉鎖されているため、煙発生部50から発生した煙52がハウジング11の外部に漏洩することはない。これにより、他の加煙感知器が誤作動する虞れはない。
そして、加煙感知器1Aを所定高さまで上昇させて蓋部材70の上方端部が天井26に接触すると、閉鎖板74に対して本体部72が相対的に下降を開始して開口73が開放され、更に加煙感知器1Aが上昇して所定位置に到達したときに発煙具51から発煙する煙52が煙感知部6によって感知されて警報が発せられ、火災警報システム全体の総合試験が行われる。
(第7実施形態)
図13(A)、(B)に示す第7実施形態の加煙感知器1Bは、前述した第6実施形態の変形例であり、ハウジング11に板状の蓋部材80が設けられている。蓋部材80は、開口83を有する円盤状の本体部81と、本体部81の開口83を閉鎖する閉鎖板84とを備え、閉鎖板84がハウジング11に固定されているとともに、本体部81に操作紐85が連結されている。
この加煙感知器1Bは、上昇させて所定高さに到達したときに、作業者が操作紐85を下方に引っ張ることにより本体部81の開口83を開放させて火災警報システム全体の総合試験が行われる。
なお、本発明の加煙感知器は、前述した各実施形態に限定されるものでなく、適宜な変形,改良等が可能である。
前述した各実施形態において例示した加煙感知器、昇降装置、煙感知部、煙発生部、接続部、等の材質,形状,寸法,形態,数,配置個所等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
本発明に係る第1実施形態の加煙感知器の斜視図である。 図1に示す加煙感知器の煙感知部が下降した状態を示す斜視図である。 加煙感知器の電気回路図である。 煙発生部が取り付けられた加煙感知器の斜視図である。 図4に示す加煙感知器と煙発生部とが分離された状態を示す斜視図である。 加煙感知器の試験が行われている状態を示す断面図である。 本発明に係る第2実施形態の加煙感知器の試験が行われている状態を示す断面図である。 本発明の第3実施形態である煙発生部が加煙感知器に取り付けられた状態を示す斜視図である。 図8に示す加煙感知器と煙発生部とが分離された状態を示す斜視図である。 本発明の第4実施形態である加煙感知器に煙発生部が取り付けられて試験が行われている状態を示す断面図である。 本発明に係る第5実施形態の加煙感知器と煙発生部の取付け構造を示す要部斜視図である。 本発明の第6実施形態である加煙感知器に煙発生部が取り付けられて試験が行われている状態を示す断面図である。 本発明の第7実施形態である加煙感知器に煙発生部が取り付けられて試験が行われている状態を示す断面図である。
符号の説明
1 加煙感知器
3 昇降装置
6 煙感知部
7a〜7d 固定接点(接続部)
8a〜8d 給電接点(接続部)
10 煙発生部
14 試験ガス(煙)
30 煙発生部
40 煙発生部
50 煙発生部
51 発煙具(煙発生部)
52 煙

Claims (3)

  1. 所定高さに設置される昇降装置と、
    前記昇降装置に懸架されて昇降可能な煙感知部と、
    前記煙感知部が所定高さの定常位置にあるときに前記煙感知部に対して電気的に接続される接続部とを備える加煙感知器であって、
    前記煙感知部に対して着脱可能な煙発生部を有することを特徴とする加煙感知器。
  2. 前記煙発生部が前記煙感知部に取り付けられた状態で発煙可能であることを特徴とする請求項1に記載の加煙感知器。
  3. 所定高さに設置される昇降装置と、
    前記昇降装置に懸架されて昇降可能な煙感知部と、
    前記煙感知部が所定高さの定常位置にあるときに前記煙感知部に対して電気的に接続される接続部とを備える加煙感知器の試験方法であって、
    前記煙感知部を前記定常位置から下降させ、発煙可能な煙発生部を前記煙感知部に取り付けた後、前記煙感知部を前記定常位置まで上昇させて前記煙感知部を前記接続部に接続させることにより、前記煙発生部から発生する煙を前記煙感知部に感知させることを特徴とする加煙感知器の試験方法。
JP2007220594A 2007-08-28 2007-08-28 加煙感知器および加煙感知器の試験方法 Expired - Fee Related JP4915584B2 (ja)

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