JP4915161B2 - 多連ポンプユニット - Google Patents

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Description

本発明は、複数のポンプが直列配置されてなる多連ポンプユニットに関する。
複数のポンプが直接配置されてなる多連ポンプユニットは、種々のアクチュエータを作動させる為の油圧源として、建設機械等において広く利用されている。
例えば、下記特許文献1には、ピストンポンプ、トロコイドポンプ及びギヤポンプが同芯上に直列配置された多連ポンプユニットが提案されている。
詳しくは、前記従来の多連ポンプユニットは、ポンプ軸と、前記ポンプ軸によって回転駆動されるピストンポンプと、前記ピストンポンプが挿通可能な開口を有するハウジング本体と、前記ピストンポンプが前記ハウジング本体内に収容された状態で前記開口を閉塞するように該ハウジング本体に連結されるポートブロックと、前記ポンプ軸に軸線回り回転不能に連結された補助ポンプ軸と、前記ポートブロックに形成された凹部内に収容され且つ前記補助ポンプ軸によって回転駆動されるトロコイドポンプと、前記補助ポンプ軸によって回転駆動されるギヤポンプと、前記ギヤポンプを囲繞するように前記ポートブロックに連結されるギヤポンプケースとを備えている。
斯かる多連ポンプユニットは、前記ピストンポンプ、前記トロコイドポンプ及び前記ギヤポンプからの吐出油を独立して種々の用途に使用できる点で有用であるが、以下に示す問題がある。
前記多連ポンプユニットにおいて備えられるべきポンプの数量や前記各ポンプを油圧源とする吐出ポートの数量は、該多連ポンプユニットが適用される用途に応じて異なる。
即ち、前記ピストンポンプ、前記トロコイドポンプ及び前記ギヤポンプの全てを備える必要がある場合もあれば、用途によっては前記ピストンポンプ及び前記ギヤポンプのみを備えれば十分な場合もある。
さらに、前記トロコイドポンプからの圧油によって作動されるアクチュエータの数量も、用途に応じて異なる。
このように、備えられるべきポンプの数量や、一のポンプからの圧油を外部に吐出する為の吐出ポートの好ましい数量は、必要及び/又は仕様に応じて異なるが、前記特許文献に記載の多連ポンプユニットにおいては、前記ポートブロック自体を交換しなければ、斯かる仕様変更に対応できない。
特許第3781899号公報
本発明は、前記従来技術に鑑みなされたものであり、第1及び第2ポンプがポンプ軸の軸線方向に沿って直列配置されてなる多連ポンプユニットであって、前記第1ポンプを収容するポンプハウジングをそのまま利用しつつ、前記第2ポンプを備えない態様や、前記第2ポンプを油圧源とする吐出ポートの数量を異ならせた態様への仕様変更を容易に行うことができる多連ポンプユニットの提供を、一の目的とする。
本発明は前記目的を達成する為に、駆動源に作動的に連結されるポンプ軸と、前記ポンプ軸によって駆動される第1ポンプと、前記第1ポンプを収容するポンプハウジングと、前記ポンプ軸によって作動的に駆動される第2ポンプとを備えた多連ポンプユニットであって、前記ポンプハウジングにおける軸線方向一端面に連結される油路ブロックを備え、前記ポンプハウジング及び前記油路ブロックの当接面の一方又は双方には、前記第2ポンプが収容される凹部が設けられており、前記ポンプハウジングには、一端部が外表面に開口して吸引ポートを形成する吸引油路であって、前記吸引ポートを介して導入された作動油を前記第1ポンプの吸引口へ案内する吸引油路と、基端部が前記第1ポンプの吐出口に流体接続され且つ先端部が外表面に開口して第1ポンプ用吐出ポートを形成する第1ポンプ用吐出油路とが設けられ、前記油路ブロックには、前記第2ポンプを油圧源とする第2ポンプ用吐出ポートが複数、設けられており、前記複数の第2ポンプ用吐出ポートの吐出状態を制御するバルブが前記油路ブロックに装着されている多連ポンプユニットを提供する。
ましくは、前記複数の第2ポンプ用吐出ポートは、前記油路ブロックの同一面に設けられる。
好ましくは、前記油路ブロックは、前記ポンプハウジングに当接する当接部と、前記当接部から前記ポンプ軸の軸線を基準にして径方向外方へ延在する延在部とを一体的に有しており、前記バルブは、前記延在部に装着され得る。
又、本発明は、駆動源に作動的に連結されるポンプ軸と、前記ポンプ軸によって駆動される第1ポンプと、前記第1ポンプを収容するポンプハウジングと、前記ポンプ軸によって作動的に駆動される第2ポンプとを備えた多連ポンプユニットであって、前記ポンプハウジングにおける軸線方向一端面に連結される油路ブロックと、前記第2ポンプを基準にして前記第1ポンプとはポンプ軸の軸線方向反対側において前記ポンプ軸によって作動的に駆動される第3ポンプと、前記第3ポンプを囲繞するように、前記油路ブロックの外表面に連結される第3ポンプ用ハウジングとを備え、前記ポンプハウジング及び前記油路ブロックの当接面の一方又は双方には、前記第2ポンプが収容される凹部が設けられ、前記ポンプハウジングには、一端部が外表面に開口して吸引ポートを形成する吸引油路であって、前記吸引ポートを介して導入された作動油を前記第1ポンプの吸引口へ案内する吸引油路と、基端部が前記第1ポンプの吐出口に流体接続され且つ先端部が外表面に開口して第1ポンプ用吐出ポートを形成する第1ポンプ用吐出油路とが設けられ、前記油路ブロックには、前記第2ポンプを油圧源とする第2ポンプ用吐出ポートが設けられ、前記吸引油路は、前記吸引ポートから導入された作動油を、前記第1ポンプの吸引口に加えて、前記第2ポンプにおける第1ポンプ側の端面に設けられた第1吸引口にも案内するように構成されており、さらに、前記吸引ポートから導入された作動油を、前記油路ブロックとの当接面に案内する第3ポンプ用分岐油路を含み、前記第3ポンプ用ハウジングには、一端部が前記油路ブロックとの当接面に開口し且つ他端部が前記第3ポンプの吸引口に流体接続された第3ポンプ用吸引油路と、一端部が前記第3ポンプの吐出口に流体接続され且つ他端部が外表面に開口して第3ポンプ用吐出ポートを形成する第3ポンプ用吐出油路とが設けられ、前記油路ブロックには、前記第3ポンプ用分岐油路を前記第2ポンプにおける前記第1吸引口とはポンプ軸の軸線方向反対側に設けられた第2吸引口及び前記第3ポンプ用吸引油路に流体接続させる連通油路が形成されてい多連ポンプユニットを提供する
好ましくは、前記第1ポンプ用吐出ポート、前記第2ポンプ用吐出ポート及び前記第3ポンプ用吐出ポートは、前記多連ポンプユニットにおける同一面側に設けられる。
好ましくは、前記凹部は、少なくとも一部が前記ポンプハウジングに形成される。
斯かる形態においては、前記第3ポンプ用吸引油路の前記一端部は、前記ポンプ軸の軸線方向に沿って視た際に、前記凹部又は前記第3ポンプ用分岐油路の前記他端部の少なくとも一方とオーバーラップするように配置され得る。
好ましくは、前記第1ポンプは、前記ポンプ軸に軸線回り相対回転不能に支持されるシリンダブロックと、前記シリンダブロックに軸線方向摺動可能に収容された複数のピストンと、前記ポンプ軸と直交する揺動軸線回り揺動可能とされた可動斜板であって、前記揺動軸線回りの傾転位置に応じて前記複数のピストンの摺動範囲を変更させる可動斜板と、前記可動斜板を前記揺動軸線回り最大傾転方向へ付勢する付勢部材とを備え得る。
前記付勢部材は、先端部が作動的に前記可動斜板に係合した状態で前記ポンプ軸と略平行となるように、前記ポンプハウジングに収容される。前記油路ブロックには、前記付勢部材の基端部の位置を変更させる人為操作部材が装着される。
より好ましくは、前記第3ポンプの吐出圧が、前記可動斜板を前記付勢部材の付勢力に抗して前記揺動軸線回り中立側へ傾転させるように該可動斜板に作用するように構成され得る。
本発明の一態様に係る多連ポンプユニットによれば、第1ポンプを収容するポンプハウジングに該第1ポンプに対する吸引ポート及び吐出ポートを形成すると共に、前記ポンプハウジングに連結される油路ブロックに、前記第1ポンプを駆動するポンプ軸によって作動的に駆動される第2ポンプの吐出ポートを複数、設け、前記複数の第2ポンプ用吐出ポートの吐出状態を制御するバルブを前記油路ブロックに装着したので、前記第2ポンプを備え且つ前記第2ポンプからの圧油を複数系統に供給できる態様と該第2ポンプを備えない態様との仕様変更を容易に行うことができる。
又、前記油路ブロックを交換することで、他の部材を変更することなく、前記第2ポンプの吐出ポートの数量を変更することができる。
本発明の他態様に係る多連ポンプユニットによれば、第1ポンプを収容するポンプハウジングに該第1ポンプに対する吸引ポート及び吐出ポートを形成すると共に、前記ポンプハウジングに連結される油路ブロックに第2ポンプの吐出ポートを設け、さらに、前記油路ブロックに連結される第3ポンプ用ハウジングに第3ポンプの吐出ポートを設けたので、前記第2及び第3ポンプを備える態様と前記第2及び第3ポンプを備えない態様との仕様変更を容易に行うことができる。
以下に、本発明に係る多連ポンプユニットの一実施の形態につき、添付図面を参照しつつ説明する。
前記多連ポンプユニットは、単一の駆動軸又は同一軸線上に配設された複数の駆動軸によって駆動される複数のポンプを備えており、前記複数のポンプからの圧油をそれぞれ独立して油圧アクチュエータへ供給し得るように構成されている。
図1に、本実施の形態に係る多連ポンプユニット1の外観図を示す。
又、図2及び図3に、前記多連ポンプユニット1の断面図を示す。なお、図3は、図2におけるIII-III線に沿った断面を示している。
さらに、図4に、前記多連ポンプユニット1の油圧回路図を示す。
本実施の形態においては、前記多連ポンプユニットは、第1〜第3ポンプを備えている。
具体的には、図1〜図4に示すように、前記多連ポンプユニット1は、駆動源2(図4参照)に作動的に連結されるポンプ軸10と、前記ポンプ軸10によって回転駆動されるピストンポンプ20であって、前記第1ポンプとして作用するピストンポンプ20と、前記ピストンポンプ20を収容するポンプハウジング30と、前記第2ポンプとして作用するトロコイドポンプ40と、前記ポンプハウジング30に連結される油路ブロック50と、前記第3ポンプとして作用するギヤポンプ60と、前記ギヤポンプ60を囲繞するように前記油路ブロック50に連結されるギヤポンプケース70とを備えている。
前記ポンプ軸10は、図1〜図3に示すように、入力端部を形成する第1端部11が前記ポンプハウジング30の外方へ延在された状態で、該ポンプハウジング30に軸線回り回転自在に支持されている。
本実施の形態においては、前記ポンプ軸10の第1端部11は、フライホイール3及びダンパー4(図1参照)を介して、前記駆動源2の出力軸2aに連結されている。
なお、本実施の形態においては、前記ポンプ軸10は、前記第1端部11とは反対側の第2端部12も前記ポンプハウジング30の外方へ延在されている(図2及び図3参照)。
前記ポンプハウジング30は、軸線方向一端側に前記ピストンポンプ20が挿通し得る開口31cが設けられたハウジング本体31と、前記開口31cを閉塞するように前記ハウジング本体31に連結されるポートブロック35とを備えている。
前記ハウジング本体31は、前記ポンプ軸10と直交する方向に延びる第1端壁31aであって、該ポンプ軸10の前記第1端部11が貫通される第1端壁31aと、前記第1端壁31aの周縁から軸線方向一端側へ延びる周壁31bとを有し、前記周壁31bの軸線方向一端側が前記開口31cとされている。
なお、本実施の形態においては、図1に示すように、前記ハウジング本体31の前記第1端壁31aが、前記フライホイール3を囲繞するように前記駆動源2に支持されたフライホイールハウジング5に連結されており、これにより、前記多連ポンプユニット1が前記駆動源2に支持されている。
前記ポートブロック35は、前記ハウジング本体31との共働下に前記ピストンポンプ20を収容するピストンポンプ収容空間を形成すべく、前記開口31cを閉塞するように前記ハウジング本体31に着脱可能に連結されている。
なお、前記ポンプハウジング30には、前記ピストンポンプ20の給排油路を含む油路が形成されている。斯かる油路の詳細については後述する。
前記ピストンポンプ20は、図2及び図3に示すように、前記ポンプ軸10によって回転駆動されるポンプ本体210と、前記ポンプ本体210の吸引口及び吐出口が形成されたプレート220とを備えている。
前記ポンプ本体210は、前記ポンプ軸10に相対回転不能に支持されたシリンダブロック211と、前記シリンダブロック211に軸線方向摺動可能に収容された複数のピストン215とを備えている。
前記シリンダブロック211は、前記ポートブロック35とは反対側の端面に開く複数のシリンダ室を有しており、該複数のシリンダ室にそれぞれ前記複数のピストン215が軸線方向摺動可能に収容されている。
さらに、前記シリンダブロック211には、前記ポートブロック35と対向する側の端面に、前記複数のシリンダ室にそれぞれ連通された複数の連通口が形成されている。
図5に、図2におけるV-V線に沿った前記プレート220の端面図を示す。
図5に示すように、本実施の形態においては、前記プレート220は、単一の吸引口221と、複数の第1及び第2吐出口225a,225bとを有している。
斯かるプレート220を備えることにより、本実施の形態においては、前記ピストンポンプ20は、前記単一の吸引口221から吸引した油を、前記第1及び第2吐出口225a,225bを介して2系統に吐出し得るようになっている。
なお、図2及び図5に示すように、前記プレート220には径方向外方に開く凹部229が形成されており、該プレート220は、前記凹部229に係入されるピン228を介して前記ポートブロック35に軸線回り回転不能に固定されている。
本実施の形態においては、前記ピストンポンプ20は、前記ポンプ本体210の給排油量が変更可能な可変容積型とされている。
詳しくは、前記ピストンポンプ20は、図2〜図4に示すように、前記複数のピストン215の摺動範囲を画する可動斜板230を有している。
前記可動斜板230は、前記複数のピストン215の自由端部と直接又は間接的に当接した状態で、前記ポンプ軸10と直交する揺動軸線回り揺動可能とされており、前記揺動軸線回りの傾転位置に応じて前記複数のピストン215の摺動範囲を変更させ得るようになっている。
なお、本実施の形態においては、前記可動斜板230は、前記複数のピストン215の自由端部にシューを介して係合している。
さらに、本実施の形態においては、前記ピストンポンプ20は、図2,図4及び図5に示すように、前記可動斜板230を前記揺動軸線回り最大傾転方向へ付勢する付勢部材240を備えている。
詳しくは、前記可動斜板230は、図2に示すように、前記ポンプ軸10が挿通される開口部231と、前記開口部231から径方向外方に延び、前記複数のピストン215と直接又は間接的に係合するピストン当接領域232と、前記ピストン当接領域232から径方向外方に延在された第1延在領域233とを有している。
そして、前記付勢部材240は、先端部が前記第1延在領域233に直接又は間接的に係合した状態で前記ポンプ軸10と略平行となるように前記ポンプハウジング30に収容されている。
本実施の形態においては、前記ピストンポンプ20は、前記付勢部材240の初期付勢力を人為操作に基づき調整させ得るように構成されている。
詳しくは、図2に示すように、本実施の形態においては、前記付勢部材240としてコイルスプリングが用いられている。
前記コイルスプリングは、先端部が第1ばね受け部材241を介して前記可動斜板230の前記第1延在領域233と係合し、且つ、基端部が前記ポートブロック35に形成された貫通孔に液密且つ軸線方向摺動可能に収容された第2ばね受け部材242と係合している。
一方、前記ポートブロック35に連結される前記油路ブロック50には、前記貫通孔に対応した領域に、先端部が前記第2ばね受け部材242と係合し且つ基端部が外方に延在された人為操作部材245が設けられている。
前記人為操作部材245は、自身の軸線方向位置が変更操作可能とされており、該人為操作部材245の軸線方向位置を変更することにより、前記第2ばね受け部材242の軸線方向位置が変更され、これにより、前記コイルスプリングの初期付勢力が調整可能とされている。
なお、本実施の形態においては、前記人為操作部材245として、ボルト及びナットが用いられている。
前記可動斜板230の前記揺動軸線は、前記ポンプ軸10の軸線を基準にして、前記付勢部材240に近接する側へ変位されている。
斯かる構成を備えることにより、前記ポンプ軸10の回転数増加に伴って前記ポンプ本体210の吐出圧が上昇すると、これに応じて、前記複数のピストン215を介して前記可動斜板230が前記付勢部材240の付勢力に抗して中立側へ傾転される。
従って、前記ポンプ軸10の回転数増加によって、前記ポンプ本体210の吐出圧が不必要な圧力まで上昇することを有効に防止できる。
前記トロコイドポンプ40は、前記ピストンポンプ20と同芯上において前記ポンプ軸10によって作動的に駆動されるように構成されている。
具体的には、前記トロコイドポンプ40は、前記ポンプハウジング30及び前記油路ブロック50の当接面の一方又は双方に形成された凹部45内に収容された状態で、前記ポンプ軸10によって作動的に駆動されている。
本実施の形態においては、前記油路ブロック50は、前述の通り、前記ポートブロック35に連結されている。斯かる形態においては、前記凹部45は、前記ポートブロック35及び前記油路ブロック50の当接面の一方又は双方に形成される。
なお、本実施の形態においては、図2及び図3に示すように、前記凹部45は前記ポートブロック35に形成されており、前記トロコイドポンプ40は、前記ポートブロック35に形成された前記凹部45内に収容された状態で、前記ポンプ軸10によって駆動されている。
前記油路ブロック50は、図2及び図3に示すように、前記凹部45を液密に閉塞した状態で前記ポートブロック35に着脱可能に連結されている。
前記油路ブロック50の詳細構成については後述する。
前記ギヤポンプ60は、前記ピストンポンプ20及び前記トロコイドポンプ40と同芯上において前記ポンプ軸10によって作動的に駆動されている。
本実施の形態においては、図2及び図3に示すように、前記ポンプ軸10の前記第2端部12には、カップリング66を介して回転軸65が軸線回り相対回転不能に連結されている。
そして、前記ギヤポンプ60は、前記回転軸65によって駆動されている。
前記ギヤポンプケース70は、前記ギヤポンプ60を囲繞した状態で、前記油路ブロック50における前記ポートブロック35とは反対側の端面に着脱可能に連結されている。
ここで、前記ポンプハウジング30に形成された前記油路について説明する。
前記ポンプハウジング30には、一端部が外表面に開口して吸引ポート400Pを形成する吸引油路400と、基端部が前記ピストンポンプ20の吐出口に流体接続され且つ先端部が外表面に開口してピストンポンプ用吐出ポート410Pを形成するピストンポンプ用吐出油路410とが設けられている。
本実施の形態においては、図3及び図5に示すように、前記吸引油路400及び前記ピストンポンプ用吐出油路410は、前記ポートブロック35に形成されている。
前記吸引油路400は、図3に示すように、前記吸引ポート400Pを介して導入された作動油を前記ピストンポンプ20の前記吸引口221へ案内すると共に、前記作動油を前記トロコイドポンプ40の吸引口41及び前記ギヤポンプ60の吸引口61へも案内するように構成されている。
詳しくは、前記吸引油路400は、他端部が、図3に示すように、ピストンポンプ用吸引油路402,トロコイドポンプ用吸引油路403及びギヤポンプ用分岐油路404の3つの油路に分岐されている。
即ち、前記吸引油路400は、一端部が前記ポートブロック35の外表面に開口して前記吸引ポート400Pを形成するメイン油路401と、それぞれの基端部が前記メイン油路401に流体接続された前記ピストンポンプ用吸引油路402,前記トロコイドポンプ用吸引油路403及び前記ギヤポンプ用分岐油路404とを含んでいる。
前記メイン油路401は、前記ポンプ軸10と略直交する方向に延びている。
前記ピストンポンプ用吸引油路402は、基端部が前記メイン油路401に流体接続され且つ先端部が前記プレート220の吸引口221に流体接続されるように、前記メイン油路401に対して略直交する方向に延びている。
前記トロコイドポンプ用吸引油路403は、基端部が前記メイン油路401に流体接続され且つ先端部が前記トロコイドポンプ40における前記ピストンポンプ20側の端面に設けられた第1吸引口41に流体接続されるように、前記メイン油路401と同一方向に延びている。
前記ギヤポンプ用分岐油路404は、基端部が前記メイン油路401に流体接続され且つ先端部が前記油路ブロック50との当接面に開口されるように、前記メイン油路401に対して略直交する方向に延びている。
前述の通り、前記ピストンポンプ20は、前記第1及び第2吐出口225a,225bを有している。
従って、前記ピストン用吐出油路410は、図4及び図5に示すように、基端部が前記第1吐出口225aに流体接続され且つ先端部が外表面に開口してピストンポンプ用第1吐出ポート411Pを形成するピストンポンプ用第1吐出油路411と、基端部が前記第2吐出口225bに流体接続され且つ先端部が外表面に開口してピストンポンプ用第2吐出ポート412Pを形成するピストンポンプ用第2吐出油路412とを含んでいる。
次に、前記油路ブロック50の詳細構成について説明する。
図6及び図7に、それぞれ、図2におけるVI-VI線及びVII-VII線に沿った前記油路ブロック50の断面図を示す。
図3及び図6に示すように、前記油路ブロック50には、基端部が前記トロコイドポンプ40の吐出口43に流体接続され且つ先端部が外表面に開口してトロコイドポンプ用吐出ポート420P(図2及び図4参照)を形成するトロコイドポンプ用吐出油路420が形成されている。
このように、本実施の形態においては、前記トロコイドポンプ40を前記ポンプハウジング30(図示の形態においては前記ポートブロック35)と前記油路ブロック50との当接面の一方又は双方(図示の形態においては前記ポートブロック35における前記油路ブロック50との当接面)に形成した凹部45に収容すると共に、前記凹部45を液密に閉塞するように前記油路ブロック50を前記ポンプハウジング30に連結させ、さらに、前記油路ブロック50に前記トロコイドポンプ40を油圧源とする前記トロコイドポンプ用吐出ポート420Pを設けている。
斯かる構成によれば、前記油路ブロック50を、前記凹部45を液密に閉塞する閉塞プレート(図示せず)に変更するだけで、前記ポンプハウジング30をそのまま利用しつつ、前記トロコイドポンプ40を備えた態様から前記トロコイドポンプ40を備えない態様への仕様変更を行うことができる。
従って、可及的な部品共通化を図りつつ、種々の仕様に応じたポンプユニットを容易に得ることができる。
さらに、本実施の形態においては、前述の通り、前記トロコイドポンプ用吸引油路403は、前記ピストンポンプ用吸引油路402と共に前記ポンプハウジング30(図示の形態においては前記ポートブロック35)に形成された前記メイン油路401から分岐されている。
従って、前記油路ブロック50を前記閉塞プレートに変更するだけで、前記吸引ポート400Pに流体接続される吸引側の配管を変更することなく、前記トロコイドポンプ40を備えた態様から前記トロコイドポンプ40を削除した態様へ変更することができる。
さらに、本実施の形態においては、図1,図2及び図4に示すように、前記油路ブロック50には、前記トロコイドポンプ用吐出ポート420Pの吐出状態を制御するバルブ431,432が装着されている。
詳しくは、本実施の形態においては、前記油路ブロック50は、図1及び図2に示すように、前記ポンプハウジング30に着脱可能に連結される油路プレート51と、前記油路プレート51に着脱可能に連結されるバルブブロック55とを備えている。
図8及び図9に、それぞれ、図2におけるVIII-VIII線及びIX-IX線に沿った端面図を示す。
図1,図2及び図6〜図8に示すように、前記油路プレート51は、前記ポンプハウジング30に当接する当接部52と、前記当接部52から前記ポンプ軸10の軸線を基準にして径方向外方へ延在する延在部53とを有している。
そして、前記バルブブロック55は、図1及び図2に示すように、前記延在部53に連結されている。
好ましくは、前記バルブブロック55は、前記油路プレート51の端面のうち前記ポンプハウジング30と当接する端面と同一端面に連結される。
斯かる構成を備えることにより、前記バルブブロック55を、前記フライホイールハウジング5,前記ポンプハウジング30及び前記油路プレート51によって画されるデッドスペース内に配置させることができる(図1参照)。
前記油路プレート51には、前記トロコイドポンプ用吐出油路420の一部を形成する油路プレート側吐出油路420aが形成されている。
前記油路プレート側吐出油路420aは、図6に示すように、基端部が前記トロコイドポンプ40の吐出口43に流体接続され且つ先端部が前記バルブブロック55との当接面に開口されている。
図1及び図2に示すように、本実施の形態においては、前記バルブブロック55には、前記トロコイドポンプ用吐出ポート420Pとして、トロコイドポンプ用第1〜第3吐出ポート421P〜423Pが設けられている。
詳しくは、前記バルブブロック55には、図4に示すように、一端部が前記油路プレート51との当接面に開口して前記油路プレート側吐出油路に流体接続される第1分岐油路421aと、一端部が外表面に開口して前記第1吐出ポート421Pを形成する第1吐出油路421bと、前記第1分岐油路421a及び前記第1吐出油路421bを選択的に連通又は遮断させる第1切換弁431と、一端部がチェック弁435を介して前記第1分岐油路421aに流体接続された第2分岐油路422aと、一端部が外表面に開口して前記第2吐出ポート422Pを形成する第2吐出油路422bと、前記第2分岐油路422a及び前記第2吐出油路422bの間を選択的に連通又は遮断させる第2切換弁432と、一端部が前記第2分岐油路422aに流体接続され且つ他端部が外表面に開口して前記第3吐出ポート423Pを形成する第3分岐油路423aとが設けられている。
斯かる構成においては、前記第1分岐油路421a,前記第1吐出油路421b,前記第2分岐油路422a,前記第2吐出油路422b及び前記第3分岐油路423aが、前記油路プレート側吐出油路420aと共に、前記トロコイドポンプ用吐出油路420を形成している。
好ましくは、前記第1〜第3吐出ポート421P,422P,423Pは同一面に設けられる(図1参照)。
斯かる構成を備えることにより、前記第1〜第3吐出ポート421P,422P,423Pへの配管作業の効率化を図ることができる。
さらに、本実施の形態においては、前記バルブブロック55には、前記トロコイドポンプ用吐出油路420の油圧を設定するリリーフ弁438が装着されている。
具体的には、前記バルブブロック55には、図4に示すように、一端部が前記第1分岐油路421aに流体接続された油圧設定油路425が形成されており、前記リリーフ弁438は前記油圧設定油路425に介挿されている。
前記油圧設定油路425の他端部は、前記油路プレート51との当接面に開口するように前記バルブブロック55に形成されたバルブブロック側戻し油路440に流体接続されている。
前記バルブブロック側戻し油路440は、前記油路プレート51に形成された油路プレート側戻し油路445及び連通油路450(図6及び図7参照)を介して、前記トロコイドポンプ40及び前記ギヤポンプ60の吸引口に流体接続されている。
なお、前記連通油路450の詳細構成については、後述する。
本実施の形態においては、前記第1切換弁431は、前記第1分岐油路421aを前記第1吐出油路421bに流体接続させて前記第1吐出ポート421Pから圧油を排出する作動油吐出状態と、前記第1吐出ポート421Pを介して流入される戻り油を前記バルブブロック側戻し油路440へ戻す作動油戻し状態とをとり得るように構成されている。
同様に、前記第2切換弁432は、前記第2分岐油路422aを前記第2吐出油路422bに流体接続させて前記第2吐出ポート422Pから圧油を排出する作動油吐出状態と、前記第2吐出ポート422Pを介して流入される戻り油を前記バルブブロック側戻し油路440へ戻す作動油戻し状態とをとり得るように構成されている。
詳しくは、前記バルブブロック55には、さらに、一端部が前記第1切換弁431の一次側に流体接続され且つ他端部が前記バルブブロック側戻し油路440に流体接続された第1戻し油路441と、一端部が前記第2切換弁432の一次側に流体接続され且つ他端部が前記バルブブロック側戻し油路440に流体接続された第2戻し油路442とが形成されている。
そして、前記第1切換弁431は、前記第1分岐油路421aを前記第1吐出油路421bに流体接続させ且つ前記第1戻し油路441の一端部を閉塞する吐出位置と、前記第1分岐油路421aの他端部を閉塞し且つ前記第1吐出油路441を前記第1戻し油路421bに流体接続させる戻し位置とを選択的にとり得るように構成されている。
同様に、前記第2切換弁432は、前記第2分岐油路422aを前記第2吐出油路422bに流体接続させ且つ前記第2戻し油路442の一端部を閉塞する吐出位置と、前記第2分岐油路422aの他端部を閉塞し且つ前記第2吐出油路422bを前記第2戻し油路442に流体接続させる戻し位置とを選択的にとり得るように構成されている。
本実施の形態においては、図4及び図9に示すように、前記バルブブロック55には、さらに、一端部が前記第1分岐油路421aに流体接続され且つ他端部が外表面に開口してゲージポート429Pを形成する第4分岐油路429が形成されている。
前記ゲージポート429Pは、前記トロコイドポンプ40の吐出圧を測定する為に使用される。
なお、本実施の形態においては、前述の通り、前記油路ブロック50を、互いに別体とされた前記油路プレート51及び前記バルブブロック55によって形成し、前記バルブブロック55に前記バルブ431,432を装着するように構成したが、前記油路ブロックを単一の部材によって形成し、該単一の油路ブロックに前記バルブ431,432を装着することも可能である。
ここで、前記油路プレート51に形成された前記連通油路450について説明する。
図3に示すように、前記連通油路450は、一端部が前記ギヤポンプ用分岐油路404の先端部に流体接続されるように前記ポートブロック35との当接面に開口している。
前記連通油路450の他端部は、前記トロコイドポンプ40における前記第1吸引口41とは反対側に設けられた第2吸引口42に流体接続されつつ、前記ギヤポンプケース70との当接面に開口している。
即ち、前記連通油路450は、前記ギヤポンプ用分岐油路404から送られてくる油を、前記トロコイドポンプ40の前記第2吸引口42及び前記ギヤポンプ60の前記吸引口61へ案内するように構成されている。
そして、前記油路プレート側戻し油路445は、一端部が前記バルブブロック側戻し油路440に流体接続されるように前記バルブブロック55との当接面に開口し且つ他端部が前記連通油路450に流体接続されている(図6及び図7参照)。
次に、前記ギヤポンプケース70に形成された油路について説明する。
図3及び図4に示すように、前記ギヤポンプケース70には、一端部が前記連通油路450に流体接続されるように前記油路ブロック50との当接面に開口し且つ他端部が前記ギヤポンプ60の吸引口61に流体接続されたギヤポンプ用吸引油路461と、一端部が外表面に開口してギヤポンプ用吐出ポート460Pを形成するギヤポンプ用吐出油路462とが形成されている。
本実施の形態においては、前述の通り、前記トロコイドポンプ40が収容される前記凹部45の少なくとも一部は前記ポンプハウジング30に形成されている。
斯かる形態においては、好ましくは、前記第3ポンプ用吸引油路461の一端部は、前記ポンプ軸10の軸線方向に沿って視た際に、前記凹部45又は前記第3ポンプ用分岐油路404の他端部の少なくとも一方とオーバーラップするように配置される。
斯かる構成を備えることにより、前記トロコイドポンプ40が不要な場合に、該トロコイドポンプ40及び前記油路ブロック50を削除し、前記ギヤポンプケース70を前記ポンプハウジング30に連結するだけで、前記ピストンポンプ20及び前記ギヤポンプ60のみを備えた仕様に容易に変更することができる。
好ましくは、前記ピストンポンプ用第1及び第2吐出ポート411P,412P、前記トロコイドポンプ用第1〜第3吐出ポート421P,422P,423P並びに前記ギヤポンプ用吐出ポート460Pを含む全ての吐出ポートを、前記多連ポンプユニット1の同一面側に設けることができる(図1参照)。
斯かる構成を備えることにより、前記吐出ポートに流体接続される外部配管の接続作業効率を向上させることができると共に、該外部配管の効率的なレイアウトを実現できる。
さらに、本実施の形態においては、前記付勢部材240によって最大傾転方向に付勢されている前記可動斜板230が、前記ピストンポンプ20の吐出圧上昇に加えて、前記ギヤポンプ60の吐出圧上昇によっても、中立側へ傾転されるように構成されている。
即ち、前記多連ポンプユニット1は、図4に示すように、前記構成に加えて、前記可動斜板230に前記ギヤポンプ60の吐出圧を作用させる中立側戻しライン470を有している。
具体的には、前記可動斜板230は、図2に示すように、前記ポンプ軸10を基準にして前記第1延在領域233とは反対側に第2延在領域234を有している。
前記中立側戻しライン470は、図2及び図3に示すように、基端部が前記ギヤポンプ用吐出油路462に流体接続され且つ先端部が前記油路ブロック50との当接面に開口されるように前記ギヤポンプケース70に形成されたギヤポンプケース側中立戻し油路471と、基端部が前記ポンプケース側中立戻し油路471に流体接続されるように前記ギヤポンプケース70との当接面に開口され且つ先端部が前記ポートブロック35との当接面に開口されるように前記油路ブロック50に形成された油路ブロック側中立戻し油路472と、基端部が前記油路ブロック側中立戻し油路472に流体接続されるように前記油路ブロック50との当接面に開口し且つ先端部が前記ポンプハウジング30の内部空間に開口されるように前記ポートブロック35に形成されたポートブロック側中立戻し油路473と、基端部が前記ポートブロック側中立戻し油路473に流体接続され且つ先端部が前記第2延在領域234に向けて開口された油路を有する配管部材474と、先端部が前記可動斜板230の第2延在領域234に係合した状態で前記配管部材の474の油路に軸線方向摺動可能に収容された押動部材475とを備えている。
なお、前記配管部材474の前記油路には、絞り孔付きプラグ476が介挿されている。
図1は、本発明の一実施の形態に係る多連ポンプユニットの外観図である。 図2は、図1に示す多連ポンプユニットの断面図である。 図3は、図2におけるIII-III線に沿った断面図である。 図4は、図1〜図3に示す多連ポンプユニットの油圧回路図である。 図5は、図2におけるV-V線に沿った端面図である。 図6は、図2におけるVI-VI線に沿った断面図である。 図7は、図2におけるVII-VII線に沿った断面図である。 図8は、図2におけるVIII-VIII線に沿った端面図である。 図9は、図2におけるIX-IX線に沿った端面図である。
1 多連ポンプユニット
2 駆動源
10 ポンプ軸
20 ピストンポンプ(第1ポンプ)
30 ポンプハウジング
40 トロコイドポンプ(第2ポンプ)
41 トロコイドポンプの第1吸引口
42 トロコイドポンプの第2吸引口
45 凹部
50 油路ブロック
51 油路プレート
52 当接部
53 延在部
55 バルブブロック
60 ギヤポンプ(第3ポンプ)
70 ギヤポンプケース(第3ポンプ用ハウジング)
211 シリンダブロック
215 ピストン
221 ピストンポンプの吸引口
225a ピストンポンプの第1吐出口
225b ピストンポンプの第2吐出口
230 可動斜板
240 付勢部材
245 人為操作部材
400 吸引油路
400P 吸引ポート
401 メイン油路
402 ピストンポンプ用吸引油路
403 トロコイドポンプ用吸引油路
404 ギヤポンプ用吸引油路
411P ピストンポンプ用第1吐出ポート
412P ピストンポンプ用第2吐出ポート
421P トロコイドポンプ用第1吐出ポート
422P トロコイドポンプ用第2吐出ポート
423P トロコイドポンプ用第3吐出ポート
431 第1切換弁
432 第2切換弁
450 連通油路
460P ギヤポンプ用吐出ポート
461 ギヤポンプ用吸引油路
462 ギヤポンプ用吐出油路

Claims (8)

  1. 駆動源に作動的に連結されるポンプ軸と、前記ポンプ軸によって駆動される第1ポンプと、前記第1ポンプを収容するポンプハウジングと、前記ポンプ軸によって作動的に駆動される第2ポンプとを備えた多連ポンプユニットであって、
    前記ポンプハウジングにおける軸線方向一端面に連結される油路ブロックを備え、
    前記ポンプハウジング及び前記油路ブロックの当接面の一方又は双方には、前記第2ポンプが収容される凹部が設けられており、
    前記ポンプハウジングには、一端部が外表面に開口して吸引ポートを形成する吸引油路であって、前記吸引ポートを介して導入された作動油を前記第1ポンプの吸引口へ案内する吸引油路と、基端部が前記第1ポンプの吐出口に流体接続され且つ先端部が外表面に開口して第1ポンプ用吐出ポートを形成する第1ポンプ用吐出油路とが設けられ、
    前記油路ブロックには、前記第2ポンプを油圧源とする第2ポンプ用吐出ポートが複数、設けられており、
    前記複数の第2ポンプ用吐出ポートの吐出状態を制御するバルブが前記油路ブロックに装着されていることを特徴とする多連ポンプユニット。
  2. 前記複数の第2ポンプ用吐出ポートは、前記油路ブロックの同一面に設けられていることを特徴とする請求項に記載の多連ポンプユニット。
  3. 前記油路ブロックは、前記ポンプハウジングに当接する当接部と、前記当接部から前記ポンプ軸の軸線を基準にして径方向外方へ延在する延在部とを一体的に有しており、
    前記バルブは、前記延在部に装着されていることを特徴とする請求項又はに記載の多連ポンプユニット。
  4. 駆動源に作動的に連結されるポンプ軸と、前記ポンプ軸によって駆動される第1ポンプと、前記第1ポンプを収容するポンプハウジングと、前記ポンプ軸によって作動的に駆動される第2ポンプとを備えた多連ポンプユニットであって、
    前記ポンプハウジングにおける軸線方向一端面に連結される油路ブロックと、
    前記第2ポンプを基準にして前記第1ポンプとはポンプ軸の軸線方向反対側において前記ポンプ軸によって作動的に駆動される第3ポンプと、
    前記第3ポンプを囲繞するように、前記油路ブロックの外表面に連結される第3ポンプ用ハウジングとを備え、
    前記ポンプハウジング及び前記油路ブロックの当接面の一方又は双方には、前記第2ポンプが収容される凹部が設けられ、
    前記ポンプハウジングには、一端部が外表面に開口して吸引ポートを形成する吸引油路であって、前記吸引ポートを介して導入された作動油を前記第1ポンプの吸引口へ案内する吸引油路と、基端部が前記第1ポンプの吐出口に流体接続され且つ先端部が外表面に開口して第1ポンプ用吐出ポートを形成する第1ポンプ用吐出油路とが設けられ、
    前記油路ブロックには、前記第2ポンプを油圧源とする第2ポンプ用吐出ポートが設けられ、
    前記吸引油路は、前記吸引ポートから導入された作動油を、前記第1ポンプの吸引口に加えて、前記第2ポンプにおける第1ポンプ側の端面に設けられた第1吸引口にも案内するように構成されており、さらに、前記吸引ポートから導入された作動油を、前記油路ブロックとの当接面に案内する第3ポンプ用分岐油路を含み、
    前記第3ポンプ用ハウジングには、一端部が前記油路ブロックとの当接面に開口し且つ他端部が前記第3ポンプの吸引口に流体接続された第3ポンプ用吸引油路と、一端部が前記第3ポンプの吐出口に流体接続され且つ他端部が外表面に開口して第3ポンプ用吐出ポートを形成する第3ポンプ用吐出油路とが設けられ、
    前記油路ブロックには、前記第3ポンプ用分岐油路を前記第2ポンプにおける前記第1吸引口とはポンプ軸の軸線方向反対側に設けられた第2吸引口及び前記第3ポンプ用吸引油路に流体接続させる連通油路が形成されていることを特徴とする多連ポンプユニット。
  5. 前記第1ポンプ用吐出ポート、前記第2ポンプ用吐出ポート及び前記第3ポンプ用吐出ポートは、前記多連ポンプユニットにおける同一面側に設けられていることを特徴とする請求項に記載の多連ポンプユニット。
  6. 前記凹部は、少なくとも一部が前記ポンプハウジングに形成されており、
    前記第3ポンプ用吸引油路の前記一端部は、前記ポンプ軸の軸線方向に沿って視た際に、前記凹部又は前記第3ポンプ用分岐油路の前記他端部の少なくとも一方とオーバーラップするように配置されていることを特徴とする請求項又はに記載の多連ポンプユニット。
  7. 前記第1ポンプは、前記ポンプ軸に軸線回り相対回転不能に支持されるシリンダブロックと、前記シリンダブロックに軸線方向摺動可能に収容された複数のピストンと、前記ポンプ軸と直交する揺動軸線回り揺動可能とされた可動斜板であって、前記揺動軸線回りの傾転位置に応じて前記複数のピストンの摺動範囲を変更させる可動斜板と、前記可動斜板を前記揺動軸線回り最大傾転方向へ付勢する付勢部材とを備え、
    前記付勢部材は、先端部が作動的に前記可動斜板に係合した状態で前記ポンプ軸と略平行となるように、前記ポンプハウジングに収容されており、
    前記油路ブロックには、前記付勢部材の基端部の位置を変更させる人為操作部材が装着されていることを特徴とする請求項からの何れかに記載の多連ポンプユニット。
  8. 前記第3ポンプの吐出圧が、前記可動斜板を前記付勢部材の付勢力に抗して前記揺動軸線回り中立側へ傾転させるように該可動斜板に作用していることを特徴とする請求項に記載の多連ポンプユニット。
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