JP4913853B2 - 微細コネクタ - Google Patents

微細コネクタ Download PDF

Info

Publication number
JP4913853B2
JP4913853B2 JP2009200357A JP2009200357A JP4913853B2 JP 4913853 B2 JP4913853 B2 JP 4913853B2 JP 2009200357 A JP2009200357 A JP 2009200357A JP 2009200357 A JP2009200357 A JP 2009200357A JP 4913853 B2 JP4913853 B2 JP 4913853B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
contacts
substrate
contact
carbon nanotubes
recesses
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009200357A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011054326A (ja
Inventor
正義 鴫原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SMK Corp
Original Assignee
SMK Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SMK Corp filed Critical SMK Corp
Priority to JP2009200357A priority Critical patent/JP4913853B2/ja
Priority to CN201010121317.2A priority patent/CN102005656B/zh
Priority to US12/838,426 priority patent/US8371869B2/en
Publication of JP2011054326A publication Critical patent/JP2011054326A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4913853B2 publication Critical patent/JP4913853B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R4/00Electrically-conductive connections between two or more conductive members in direct contact, i.e. touching one another; Means for effecting or maintaining such contact; Electrically-conductive connections having two or more spaced connecting locations for conductors and using contact members penetrating insulation
    • H01R4/58Electrically-conductive connections between two or more conductive members in direct contact, i.e. touching one another; Means for effecting or maintaining such contact; Electrically-conductive connections having two or more spaced connecting locations for conductors and using contact members penetrating insulation characterised by the form or material of the contacting members

Landscapes

  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Description

本発明は、微細なコンタクト構造を有する微細コネクタに関する。
現行の多くのコネクタのコンタクトは、バネ材料を用いたバネ板のプレス打ち抜きによっている。機械加工上、コンタクトの寸法は0.2mm程度が限界と考えられている。一方で、既に半導体装置の接続インタフェース構造においては、0.1mm以下の構造が実現されている。しかし、半導体装置の接続インタフェースは、安定性よく着脱を繰り返すことを狙ったものではない。
近年の電子機器の小型化が進む中、コネクタの小型化も進められている。コネクタの小型化に伴い、寸法及びピッチが0.2mm以下で配置された微細なコンタクト部が必要となる。このようなコンタクト部を形成する場合、加工精度が限界に近い機械加工では、精度よく加工することが困難で、且つ製造歩留まりが低減し製造コストが増大する。
微細なコンタクト部を形成する方法として、電鋳法やメッキ法による金属パターンの形成方法、あるいは微細な導電性粒子を用いて導電パターンを形成する方法等が知られている。これらの方法で形成されたコンタクトにおいては、酸化皮膜が表面に形成され、また凹凸のある表面となる。安定して低接触抵抗の接続を得るために、圧力をかけてコンタクト同士を摺動させて酸化被膜を破壊し、一定荷重を印加してコンタクト同士の接触面積を増加させる必要がある。
しかし、金属パターンや導電パターンからなる微細なコンタクトでは弾性率の確保が困難で、コンタクトの安定した接触を得るのが困難である。また、コンタクト部の接触を確保するために押圧を増加させると、コンタクト表面の磨耗による微細変形や磨耗粉による短絡等の問題が生じる。このように、微細なコンタクト部に荷重等による圧力を印加することは問題である。
磨耗耐性に優れ、高い導電率を有するカーボンナノチューブ(CNT)を基板の厚さ方向に配向させて形成し、コンタクトとして用いたコネクタが報告されている(特許文献1及び2参照。)。複数のCNTからなる束(CNT束)は、コンタクト部の接触を確保するために先端部を基板表面から突出させる。CNT束を金属電極に押し付けて接触させると、CNT束の散けが生じる。この場合、一部のCNTの外側への開きや坐屈により、隣接するコンタクト等との接触が生じる恐れがあり、狭ピッチ化を妨げる可能性がある。
特開2009−7461号公報 特開2007−287375号公報
本発明の目的は、安定性よく繰り返し接続することができ、小型化が可能な微細コネクタを提供することにある。
本発明の第1の態様によれば、(イ)それぞれの底面に複数の第1導電部が配置された複数の第1凹部を設けた絶縁性の第1基板と、それぞれの底面に複数の第2導電部が配置された複数の第2凹部を設けた絶縁性の第2基板との間を接続する微細コネクタであって、(ロ)複数の第1導電部のそれぞれに一端を接続して複数の第1凹部の中を表面に向かって延伸し、他端が第1基板の表面から突出した複数の第1カーボンナノチューブの束からなる第1コンタクトを複数の第1凹部に対応して複数個有する第1接続部材と、(ハ)複数の第2導電部のそれぞれに一端を接続して複数の第2凹部の中を表面に向かって延伸した複数の第2カーボンナノチューブの束からなる第2コンタクトを複数の第2凹部に対応して複数個有する第2接続部材とを備え、(ニ)複数の第1カーボンナノチューブのそれぞれの他端が複数の第2カーボンナノチューブのそれぞれの他端の間に挿入され、互いに重なるように接触するにより、複数の第1コンタクトが対応する複数の第2コンタクトにそれぞれ接触する微細コネクタが提供される。
本発明の第2の態様によれば、(イ)それぞれの底面に複数の第1導電部が配置された複数の第1凹部を設けた絶縁性の第1基板と、それぞれの底面に複数の第2導電部が配置された複数の第2凹部を設けた絶縁性の第2基板との間を接続する微細コネクタであって、(ロ)複数の第1導電部のそれぞれに一端を接続して複数の第1凹部の中を表面に向かって延伸し、他端が第1基板の表面から突出した複数の第1カーボンナノチューブの束からなる第1コンタクトを複数の第1凹部に対応して複数個有する第1接続部材と、(ハ)複数の第2導電部のそれぞれに一端を接続して複数の第2凹部の中を表面に向かって延伸した複数の第2カーボンナノチューブの束からなる第2コンタクトを複数の第2凹部に対応して複数個有する第2接続部材とを備え、(ニ)複数の第1カーボンナノチューブと複数の第2カーボンナノチューブの面密度が互いに異なり、複数の第1及び2第カーボンナノチューブの一方の高面密度のカーボンナノチューブの他端が他方の低面密度のカーボンナノチューブのそれぞれの他端の間隙に挿入され、低面密度のカーボンナノチューブのそれぞれが高面密度のカーボンナノチューブの一部と重なるように接触するにより、複数の第1コンタクトが対応する複数の第2コンタクトにそれぞれ接触する微細コネクタが提供される。
本発明によれば、安定性よく繰り返し接続することができ、小型化が可能な微細コネクタを提供することが可能となる。
本発明の実施の形態に係る微細コネクタの一例を示す斜視図である。 図1に示した微細コネクタのA−A断面を示す概略図である。 本発明の実施の形態に係る微細コネクタの接触の一例を示す断面概略図である。 本発明の実施の形態に係る微細コネクタのCNTの接触を示す断面概略図である。 本発明の実施の形態に係る微細コネクタの摺動の一例を示す断面概略図である。 本発明の実施の形態に係る微細コネクタの他の例を示す断面概略図である。 本発明の実施の形態に係る微細コネクタの他の例を示す断面概略図である。 本発明の実施の形態に係る微細コネクタの他の例を示す断面概略図である。 本発明の実施の形態に係る微細コネクタの他の例を示す平面概略図である。 本発明のその他の実施の形態に係る微細コネクタの一例を示す平面概略図である。
以下図面を参照して、本発明の形態について説明する。以下の図面の記載において、同一または類似の部分には同一または類似の符号が付してある。但し、図面は模式的なものであり、厚みと平面寸法との関係、各層の厚みの比率等は現実のものとは異なることに留意すべきである。したがって、具体的な厚みや寸法は以下の説明を参酌して判断すべきものである。また図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
又、以下に示す本発明の実施の形態は、本発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、本発明の技術的思想は、構成部品の材質、形状、構造、配置等を下記のものに特定するものでない。本発明の技術的思想は、特許請求の範囲に記載された技術的範囲内において、種々の変更を加えることができる。
本発明の実施の形態に係る微細コネクタは、図1に示すように、第1接続部材10及び第2接続部材20を備える。第1接続部材10は、第1基板11、及び第1基板11の一端から他端に延在する複数の第1コンタクト16a、16b、16c、・・・を有する。第1コンタクト16a、16b、16cは、第1コンタクト16a、16b、16cの延在方向に直交する方向において、幅Wa、ピッチPで配列される。第2接続部材20は、第2基板21、及び第2基板21の一端から他端に延在する複数の第2コンタクト26a、26b、26c、・・・を有する。第2コンタクト26a、26b、26cは、第1コンタクト16a、16b、16cの延在方向に直交する方向において、幅Wb、ピッチPで配列される。
第1コンタクト16aの表面は、第2コンタクト26aの表面に対向する。同様に、第1コンタクト16b、16cそれぞれの表面は、第2コンタクト26b、26cそれぞれの表面に対向する。第1接続部材10と第2接続部材20を重ね合わせたとき、第1コンタクト16a、16b、16cが、それぞれ第2コンタクト26a、26b、26cと接触する。
図2に示すように、第1接続部材10の第1コンタクト16は、第1導電部14及び複数の第1CNT2からなる束(以下において、CNT束と称す)12を有する。第1導電部14は、第1基板11に設けられた凹部の底面に配置される。複数の第1CNT2は、それぞれ一端を第1導電部14に接続し、他端が第1基板11の表面から高さTaで突出している。
また、第2接続部材20の第2コンタクト26は、第2導電部24及び複数の第2CNT4からなる束(以下において、CNT束と称す)22を有する。第2導電部24は、第2基板21に設けられた凹部の底面に配置される。複数の第2CNT4は、それぞれ一端を第2導電部24に接続し、他端が第2基板21の表面から高さTbで突出している。
例えば、第1及び第2CNT2、4は、平均直径が約2nm〜約10nmの範囲である。CNT束12、14の第1及び第2CNT2、4は、それぞれ約1011cm−2〜約1012cm−2の範囲の面密度である。第1及び第2導電部14、24には、金(Au)、銀(Ag)、銅(Cu)、アルミニウム(Al)等の金属材料が用いられる。第1及び第2基板11、21として、プラスティックやセラミックス等の絶縁性の基板が用いられる。
CNT束12、14は、通常の化学気相成長法(CVD)等により成長することができる。例えば、シリコン(Si)等の半導体基板上に、コバルト(Co)、鉄(Fe)、ニッケル(Ni)等の金属触媒を選択的に形成する。炭化水素ガスを用いるCVDにより、半導体基板上に垂直にCNTを配向させて成長させる。このようにして成長したCNTを、第1及び第2基板11、21の第1及び第2導電部14、24の表面に転写してCNT束12、22を形成する。
図3に示すように、第1及び第2コンタクト16、26が接触するように、第1及び第2基板11、21の表面を接触させる。第1及び第2CNT2、4は、それぞれ第1及び第2基板11、21の表面から高さTa、Tbで突出した部分がそれぞれの間で互いに重なるように接触する。第1及び第2コンタクト16、26間の接触には、特に押圧は必要ない。したがって、第1及び第2CNT2、4を、安定性よく繰り返し接続することができる。
なお、第1及び第2コンタクト16、26の幅Wa、Wb、及びピッチPは特に限定されない。CNT束は微細なパターンに形成することができるので、機械加工精度の限界、例えば0.2mm以下の幅やピッチでコンタクトを形成することが可能である。更に、第1及び第2コンタクト16、26間に押圧は特に必要ではないので、コンタクトの磨耗による微細変形や磨耗粉による短絡等の問題は生じない。したがって、第1及び第2コンタクト16、26をそれぞれ、ピッチPが0.2mm以下、幅Wa、Wbが0.1mm以下で形成することが可能となる。
また、第1及び第2接続部材10、20を図3に示したように接続させた後、例えば第1接続部材10を第2接続部材20に対して図4の矢印方向に摺動させる。その結果、図4に示すように、第1及び第2CNT2、4の重なった部分が曲げられ、より安定した接続が可能となる。
また、第1及び第2接続部材10、20の接続を摺動によって行ってもよい。図5に示すように、第1及び第2コンタクト16、26の延在方向において、第1コンタクト16の一端と第2コンタクト26の他端とを接触させて、第1接続部材10を第2接続部材20に対して図5の矢印方向に摺動させる。第1及び第2コンタクト16、26それぞれの複数の第1及び第2CNT2、4は、第1及び第2基板11、21の表面から突出した部分が摺動により反対方向に曲げられ互いに重なり合いながら接触する。このように、第1及び第2接続部材10、20を摺動させて接続することにより、複数の第1及び第2CNT2、4がそれぞれ曲げられながら重なり合って第1及び第2コンタクト16、26を接触させることができる。そのため、第1及び第2コンタクト16、26間の接触を繰り返し安定して行うことができる。
摺動による接続を行う場合、図6に示すように、第1及び第2基板11、21の表面に、それぞれ摩擦係数が、例えば0.5以下の絶縁体の表面層32を形成することが望ましい。表面層32として、フッ素樹脂、ナイロン等の樹脂材料が用いられる。摩擦係数が小さな表面層32を設けることにより、摺動による接続を繰り返し行っても、機械的特性を安定に保つことができる。
また、図6に示すように、複数の第1コンタクト16を対応する複数の第2コンタクト26と接触させながら第1基板11を摺動させるように、第1基板11の端部に第1コンタクト16の延在方向に平行なガイド30を設けてもよい。微細な幅の第1及び第2コンタクト16、26を微細なピッチで配列しても、ガイド30により複数の第1コンタクト16を対応する複数の第2コンタクト26に高精度で位置合わせすることが可能となる。
なお、表面層32は、第1及び第2基板11、21両方に設けているが、いずれか一方だけに設けてもよい。また、第1及び第2基板11、21の少なくとも一方を摩擦係数の小さな絶縁体としてもよい。また、第1基板11にガイド30を設けているが、第2基板21にガイドを設けてもよい。あるいは、第1及び第2基板11、21の両方にガイドを設けてもよい。
(第1の変形例)
本発明の実施の形態の第1の変形例に係る微細コネクタは、図7に示すように、第1コンタクト16を有する第1接続部材10、及び第2コンタクト26を有する第2接続部材20aを備える。第2コンタクト26は、第2導電部24及び複数の第2CNT4からなるCNT束22aを有する。複数の第2CNT4は、それぞれ一端を第2基板21に設けられた凹部の底面に配置された第2導電部24に接続し、他端が第2基板21に設けられた凹部の表面から深さTcで下方のレベルに位置している。
実施の形態の第1の変形例では、複数の第2CNT4の他端が第2基板21に設けられた凹部の表面から下方のレベルに位置している点が実施の形態と異なる。他の構成は、実施の形態と同様であるので、重複する記載は省略する。
図2及び図3に示したように、第1及び第2CNT2、4が、それぞれ第1及び第2基板11、21の表面から突出していると、接触に際してCNT束12、22aの外周部の第1及び第2CNT2、4が外側に散けて座屈しやすい。第1及び第2CNT2、4が座屈すると、摺動による接続を繰り返すことにより外周部の第1及び第2CNT2,4が破損し短絡の原因になる可能性がある。
実施の形態の第1の変形例では、図7に示すように、複数の第1CNT2は、第1基板11の表面から高さTaで突出しているが、複数の第2CNT4は、第2基板21の表面から凹部に後退している。ここで、高さTaは付加さTcよりも大きく、かつ、第1コンタクト16の幅Waは第2コンタクト26の幅Wb以下とする。第1コンタクト16を対応する第2コンタクト26に接触させると、第1CNT2の突出した部分が、第2基板21の凹部に嵌め合わされる。したがって、第1CNT2の座屈は生じず、第1及び第2接続部材10、20aの接続を安定して繰り返し行うことができる。
なお、上記説明では、複数の第2CNT4を第2基板21の表面から後退させている。しかし、複数の第1CNT2を第1基板11の表面から後退させ、複数の第2CNT4を第2基板21の表面から突出させてもよい。この場合、第1コンタクト16の幅Waは第2コンタクト26の幅Wb以上とする。
(第2の変形例)
本発明の実施の形態の第2の変形例に係る微細コネクタは、図8に示すように、第1コンタクト16を有する第1接続部材10、及び第2コンタクト26を有する第2接続部材20bを備える。第2コンタクト26は、第2導電部24及び複数の第2CNT4からなるCNT束22bを有する。複数の第2CNT4の面密度は、複数の第1CNT2の面密度より小さい。
実施の形態の第2の変形例では、複数の第2CNT4の面密度が複数の第1CNT2の面密度より小さい点が実施の形態及び第1の変形例と異なる。他の構成は、実施の形態及び第1の変形例と同様であるので、重複する記載は省略する。
図8に示すように、複数の第2CNT4の面密度が複数の第1CNT2より小さいので、複数の第1CNT2を複数の第2CNT4の間隙に重ね合わせることが容易になる。その結果、第1及び第2接続部材10、20bの接続を安定して繰り返し行うことができる。
なお、上記説明では、複数の第2CNT4の面密度を複数の第1CNT2より小さくしている。しかし、複数の第2CNT4の面密度を複数の第1CNT2より大きくしてもよい。
(第3の変形例)
本発明の実施の形態の第3の変形例に係る微細コネクタは、図9に示すように、第1コンタクト16を有する第1接続部材10a、及び第2コンタクト26を有する第2接続部材20を備える。第1コンタクト16は、第1基板11の一端部において、第1コンタクト16の先端の形状が三角形の先端部17を有する。
実施の形態の第3の変形例では、第1コンタクト16が三角形の先端部17を有する点が実施の形態、第1及び第2の変形例と異なる。他の構成は、実施の形態、第1及び第2の変形例と同様であるので、重複する記載は省略する。
例えば、図9に示すように、第1接続部材10aを第2接続部材20に対して摺動させて第1及び第2コンタクト16、26を接触させる。この場合、第1コンタクト16の先端部17の側から第2コンタクト26に接触させて、第1接続部材10を摺動させる。先端部17の先端は、対応する第2コンタクト26の幅よりも狭いので、摺動状態から固定状態に至るまでの第1及び第2コンタクト16、26の接触を再現性よく安定して行うことができる。
なお、先端部17の形状は三角形に限定されない。摺動挿入時の安定した変形を得るための勾配を設けるものであり、例えば、第1コンタクト16の先端部が、台形状、あるいはステップ状であってもよい。また、先端に向かって曲線状に細くなる形状であってもよい。
(その他の実施の形態)
上記のように、本発明の実施の形態を記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者にはさまざまな代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
本発明の実施の形態においては、第1及び第2コンタクト16、26は第1及び第2基板11、21の一端から他端へと延在している。しかし、第1及び第2コンタクトの形状へ限定されない。第1及び第2基板に、円形や矩形状の第1及び第2コンタクトを点在して配列してもよい。例えば、図10に示すように、第1接続部材10Aは、第1基板11の表面に点在して配列された円形の複数の第1コンタクト16A、16B、16C、16Dを有する。第2接続部材20Aは、第1コンタクト16A〜16Dにそれぞれ対応する第2基板21に点在して配列された円形の複数の第2コンタクト26A、26B、26C、26Dを有する。複数の第2コンタクト26A〜26Dはそれぞれ、複数の第1コンタクト16A〜16Dに対応する。
このように、本発明はここでは記載していないさまざまな実施の形態等を含むことは勿論である。したがって、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当な特許請求の範囲に係わる発明特定事項によってのみ定められるものである。
本発明は、微細なコンタクト構造を有する微細コネクタに適用することができる。
2…第1カーボンナノチューブ(CNT)
4…第2カーボンナノチューブ(CNT)
10…第1接続部材
11…第1基板
12…CNT束
14…第1導電部
16…第1コンタクト
17…先端部
20…第2接続部材
21…第2基板
22…CNT束
24…第2導電部
26…第2コンタクト
30…ガイド
32…表面層

Claims (9)

  1. それぞれの底面に複数の第1導電部が配置された複数の第1凹部を設けた絶縁性の第1基板と、それぞれの底面に複数の第2導電部が配置された複数の第2凹部を設けた絶縁性の第2基板との間を接続する微細コネクタであって、
    前記複数の第1導電部のそれぞれに一端を接続して前記複数の第1凹部の中を表面に向かって延伸し、他端が前記第1基板の表面から突出した複数の第1カーボンナノチューブの束からなる第1コンタクトを前記複数の第1凹部に対応して複数個有する第1接続部材と、
    前記複数の第2導電部のそれぞれに一端を接続して前記複数の第2凹部の中を表面に向かって延伸した複数の第2カーボンナノチューブの束からなる第2コンタクトを前記複数の第2凹部に対応して複数個有する第2接続部材とを備え、
    前記複数の第1カーボンナノチューブのそれぞれの他端が前記複数の第2カーボンナノチューブのそれぞれの他端の間に挿入され、互いに重なるように接触するにより、前記複数の第1コンタクトが対応する前記複数の第2コンタクトにそれぞれ接触することを特徴とする微細コネクタ。
  2. それぞれの底面に複数の第1導電部が配置された複数の第1凹部を設けた絶縁性の第1基板と、それぞれの底面に複数の第2導電部が配置された複数の第2凹部を設けた絶縁性の第2基板との間を接続する微細コネクタであって、
    前記複数の第1導電部のそれぞれに一端を接続して前記複数の第1凹部の中を表面に向かって延伸し、他端が前記第1基板の表面から突出した複数の第1カーボンナノチューブの束からなる第1コンタクトを前記複数の第1凹部に対応して複数個有する第1接続部材と、
    前記複数の第2導電部のそれぞれに一端を接続して前記複数の第2凹部の中を表面に向かって延伸した複数の第2カーボンナノチューブの束からなる第2コンタクトを前記複数の第2凹部に対応して複数個有する第2接続部材とを備え、
    前記複数の第1カーボンナノチューブと前記複数の第2カーボンナノチューブの面密度が互いに異なり、前記複数の第1及び2第カーボンナノチューブの一方の高面密度のカーボンナノチューブの他端が他方の低面密度のカーボンナノチューブのそれぞれの他端の間隙に挿入され、前記低面密度のカーボンナノチューブのそれぞれが前記高面密度のカーボンナノチューブの一部と重なるように接触するにより、前記複数の第1コンタクトが対応する前記複数の第2コンタクトにそれぞれ接触する
    ことを特徴とする微細コネクタ。
  3. 前記複数の第2カーボンナノチューブそれぞれの他端が、前記第2基板に設けられた複数の第2凹部それぞれの表面から下方のレベルに位置することを特徴とする請求項1又は2に記載の微細コネクタ。
  4. 前記複数の第1コンタクトのそれぞれが前記第1基板表面の一端から他端に延在し、前記複数の第2コンタクトのそれぞれが前記第2基板表面の一端から他端に延在し、前記第1基板の一端を前記第2基板の他端に接触させてから前記第1基板を前記第2基板の他端から一端へ摺動させることにより、前記複数の第1コンタクトそれぞれを対応する前記複数の第2コンタクトそれぞれに接触させることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の微細コネクタ。
  5. 前記複数の第1コンタクトのそれぞれが対応する前記複数の第2コンタクトのそれぞれと接触しながら前記第1基板を摺動させるように、前記第1基板が前記複数の第1コンタクトの延在方向に平行なガイドを有することを特徴とする請求項4に記載の微細コネクタ。
  6. 前記第1及び第2基板の表面の摩擦係数が、0.5以下であることを特徴とする請求項4又は5に記載の微細コネクタ。
  7. 前記複数の第1コンタクトのそれぞれの前記第1基板表面の一端における幅が、対応する前記複数の第2コンタクトのそれぞれの前記第2基板表面の一端における幅より小さいことを特徴とする請求項4〜5のいずれか1項に記載の微細コネクタ。
  8. 前記複数の第1コンタクトが前記第1基板に点在して配置され、前記複数の第2コンタクトが前記第2基板に点在して配置されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の微細コネクタ。
  9. 前記複数の第1コンタクトが、0.1mm以下の幅を有し、0.2mm以下のピッチで配列されることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の微細コネクタ。
JP2009200357A 2009-08-31 2009-08-31 微細コネクタ Expired - Fee Related JP4913853B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009200357A JP4913853B2 (ja) 2009-08-31 2009-08-31 微細コネクタ
CN201010121317.2A CN102005656B (zh) 2009-08-31 2010-02-22 微型连接器
US12/838,426 US8371869B2 (en) 2009-08-31 2010-07-16 Minute connector

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009200357A JP4913853B2 (ja) 2009-08-31 2009-08-31 微細コネクタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011054326A JP2011054326A (ja) 2011-03-17
JP4913853B2 true JP4913853B2 (ja) 2012-04-11

Family

ID=43625555

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009200357A Expired - Fee Related JP4913853B2 (ja) 2009-08-31 2009-08-31 微細コネクタ

Country Status (3)

Country Link
US (1) US8371869B2 (ja)
JP (1) JP4913853B2 (ja)
CN (1) CN102005656B (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2698591A4 (en) * 2011-04-12 2014-11-05 Ngk Insulators Ltd HEAT FLOW SWITCH
EP3149754B1 (en) * 2014-05-24 2022-07-13 Georgia Tech Research Corporation Chip-scale embedded carbon nanotube electrochemical double layer supercapacitor
DE102018202924A1 (de) * 2018-02-27 2019-08-29 Robert Bosch Gmbh Fügeverbindung von mindestens zwei elektrischen Leitern
DE102018106959A1 (de) * 2018-03-23 2019-09-26 Osram Opto Semiconductors Gmbh Optoelektronisches bauelement und verfahren zur herstellung eines optoelektronischen bauelements
DE102018216386B3 (de) 2018-09-26 2020-03-12 Robert Bosch Gmbh Elektrischer Leiter und Elektrische Schnittstelle

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4241970A (en) * 1979-04-09 1980-12-30 Amp Incorporated Electrical connector having improved receptacle terminal
JP2000114434A (ja) * 1998-09-29 2000-04-21 Shinko Electric Ind Co Ltd 半導体チップ若しくは半導体装置の実装基板への実装構造
US6297063B1 (en) * 1999-10-25 2001-10-02 Agere Systems Guardian Corp. In-situ nano-interconnected circuit devices and method for making the same
JP4272875B2 (ja) * 2002-11-28 2009-06-03 シナノケンシ株式会社 電気接点部材
US7327037B2 (en) * 2004-04-01 2008-02-05 Lucent Technologies Inc. High density nanostructured interconnection
CN1700523A (zh) * 2004-05-21 2005-11-23 诠兴开发科技股份有限公司 微连接器的结构与制作方法
US6994578B1 (en) * 2004-08-28 2006-02-07 Solidlite Corporation Micro-connector structure and fabricating method thereof
TWI393226B (zh) * 2004-11-04 2013-04-11 Taiwan Semiconductor Mfg 基於奈米管之填充物
DE102004062885B4 (de) * 2004-12-27 2007-10-18 Infineon Technologies Ag Anordnung mit einer elektronischen Leiterplatte und mindestens einem Halbleiterbaustein und Verfahren
JP4823213B2 (ja) * 2005-03-17 2011-11-24 富士通株式会社 半導体パッケージ、およびその製造方法
WO2008054379A2 (en) * 2005-10-25 2008-05-08 Massachusetts Institute Of Technology Shape controlled growth of nanostructured films and objects
JP2007287375A (ja) * 2006-04-13 2007-11-01 Toyo Tire & Rubber Co Ltd 異方導電性シートおよびその製造方法
JP2009007461A (ja) * 2007-06-27 2009-01-15 Toyo Tire & Rubber Co Ltd 導電性シートの製造方法
US7699635B2 (en) * 2008-09-23 2010-04-20 The Boeing Company Randomly-accessible electrical busbar with protective cover and associated mating connector

Also Published As

Publication number Publication date
CN102005656A (zh) 2011-04-06
US8371869B2 (en) 2013-02-12
CN102005656B (zh) 2014-09-03
US20110053393A1 (en) 2011-03-03
JP2011054326A (ja) 2011-03-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4913853B2 (ja) 微細コネクタ
JP6269337B2 (ja) プローブピン、および、これを用いた電子デバイス
US8222912B2 (en) Probe head structure for probe test cards
JP3847227B2 (ja) コンタクトシート
US7467952B2 (en) Electrical contact for ease of assembly
CN104755943B (zh) 电接触构件
JP3860823B2 (ja) コネクタ及びこのコネクタを備えた携帯端末
US8834183B2 (en) Housingless connector
US10656180B2 (en) Test device
JP5352525B2 (ja) プローブピン用コンタクト、プローブピンおよび電子デバイス用接続治具
JP6103821B2 (ja) 通電試験用プローブ
TW201902044A (zh) 用於測試半導體裝置的接觸器及測試插槽裝置
JP2012173263A (ja) 電気的接触子及び電気的接触子ユニット
JP5258543B2 (ja) コネクタ
JP2013007700A (ja) 電気的接触子
TW558856B (en) Lithographic type microelectronic spring structures with improved contours
JP2020143976A (ja) 電気的接続装置
WO2015063817A1 (ja) ソケット、そのソケットを用いたコネクタ、そのコネクタに用いられるヘッダ
WO2007074764A1 (ja) プローブピン
US7477065B2 (en) Method for fabricating a plurality of elastic probes in a row
JP2010528425A (ja) コネクタ
WO2015063818A1 (ja) ソケット、そのソケットを備えるコネクタ、およびそのコネクタに用いられるヘッダ
JP2006344604A (ja) コンタクトシート
JP5459266B2 (ja) 板状ケーブル用コネクタ
JP6505420B2 (ja) プローブ及びプローブカード

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110628

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110630

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110726

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120110

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120119

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4913853

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150127

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees