JP4912479B2 - レール式耐震構造に用いられるカバー部材 - Google Patents

レール式耐震構造に用いられるカバー部材 Download PDF

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Description

本発明は、複数台の筺体を互いに隣接させて配置したレール式耐震構造に用いられるカバー部材に関する。
電子機器などを収容するサーバを床上に設置する際、床下に骨組みを形成し、この骨組みの上にパネル状の床材を設け、床材の上、すなわち床上にサーバを配置している。
その際、サーバの転倒防止などを目的とした耐震対策が行われている(例えば特許文献1〜4参照)。この耐震対策としては、サーバの配置位置にサーバ固定用のボルト材が床上に延び出すように、ボルト材を骨組みに取り付けていることが多い。このボルト材の延び出し位置は、サーバを構成する電子機器搭載用ラックの四隅部に相当する位置とされている。
特開2003−221924号公報 特開昭61−281597号公報 実開昭64−8779号公報 実開昭61−81189号公報
しかし、複数台のサーバを配置する場合、各サーバを構成する電子機器搭載用ラックの配置位置に応じてボルト材を骨組みに予め配置して床上に延び出させておく必要がある。このため、ボルト材の配置本数が多くなり、電子機器搭載用ラックの設置に伴う事前工事の作業量が増大するという難点がある。
なお、このことは、サーバに限らず、耐震対策を行って複数台の筺体を設置する場合にも同様に生じている。
本発明は、上記事実を考慮して、構成が簡素なレール式耐震構造に用いられるカバー部材を提供することを課題とする。
請求項1に記載のカバー部材は、電子機器搭載用のラックの床上位置を固定するために床上に設けられたレールをカバーする剛性で細長状の部材であって、両端部をそれぞれ構成する略三角形状の側板部と、前記側板部同士に連続し前記ラック側から離れるに従って徐々に高さが低くなる傾斜面を形成している傾斜板部と、前記傾斜板部の下端縁に連続する正面板部と、を有することを特徴とする。
請求項1に記載の発明では、床上に設けられたレールがカバー部材によってカバーされるので、作業員やオペレータがレールやレールに取付けられたボルトにつまづくことが防止される。
請求項2に記載の発明は、前記レールからカバー部材側に突出する突起部が入り込んで前記突起部によってレール長手方向位置が規制される開口が形成されたラック側延び出し板部を有することを特徴とする。
請求項2に記載の発明では、カバー部材が所定位置に配置された状態では、上記突起部によって、開口のレール長手方向位置が、すなわちカバー部材のレール長手方向位置が規制されている。
請求項3に記載の発明は、前記正面板部の下端縁に連続して床と面接触する縁状の底板部を有することを特徴とする。
これにより、カバー部材を設置する際に、カバー部材の剛性が適度なものとなっていてカバー部材の取外しが容易で良好な作業性を確保することが可能になる。
なお、互いに平行に配置され、床上に固定された2本のレールと、前記レール同士の間に互いに隣接するように複数台配置されて前記レールに固定され、被収容体の出し入れが前記レールと直交する方向に行われる筺体と、前記レールをカバーするカバー部材と、が設けられた第1レール式耐震構造としてもよい。
この第1レール式耐震構造では、筺体における被収容体の出し入れ方向がレールと直交する方向としている。従って、レール同士の間に互いに隣接するように筺体を複数台配置しても、被収容体の出し入れを各筺体毎に行うことができる。
また、この第1レール式耐震構造では、床上に固定された2本のレールに筺体を固定する構造としているので、筺体毎に筺体固定用の固定部材(例えばボルト材)を配置する必要がない。これにより、構成が簡素なレール式耐震構造とすることができる。例えば、床を支える骨組みに、レールの配置位置に応じてレール固定用のボルト材を配置して床上に延び出させ、レールをボルト材で固定することができる。このことは、筺体固定用のボルト材を筺体毎に骨組みに配置する従来に比べ、ボルト材の配置本数を大幅に低減させることができるのみならず、設置工事で大幅な工期短縮を図るという効果を奏する。
また、第1レール式耐震構造が設置されている建造物が地震等で揺れても各筺体が一体的に揺れるので、各筺体が単体で揺れる場合に比べて耐震性が優れている。
また、レールをカバーするカバー部材が設けられているので、設置工事時や使用時に、作業員やオペレータ等がレールや固定部材などにつまづくことが防止される。なお、カバー部材の構造や重量は、作業員やオペレータが不用意に蹴っても、作業員やオペレータにあまり痛手を与えず、しかも簡単には外れない程度、とすることが好ましい。
第1レール式耐震構造では、多数枚配列されたパネル部材で床が構成され、床下から床上に貫通する固定用ボルト材によって前記レールが床に固定された第2レール式耐震構造としてもよい。
パネル部材で床が構成されている場合、レールを固定するボルト材などの固定部材の配置位置をパネル部材の周縁部(いわゆるのりしろ部)にすると、パネル部材が撓み易くなり、耐震強度が弱くなり易い。このため、パネル部材で床が構成されている場合には、従来では、上記固定部材の配置位置が限定されており、この結果、隣り合う筺体の間に無駄な空間が形成され、設置スペースの低減化の妨げとなっていた。
第2レール式耐震構造では、上記固定部材の本数が従来に比べて大幅に低減しており、しかも、固定部材の配置位置を各レールに沿った二列とすることができる。従って、隣り合う筺体同士を当接させて筺体同士の間に隙間が形成されることを回避した構造としても、固定部材の配置位置をパネル部材の周縁部以外の位置とするレイアウトにし易い。これにより、筺体の設置スペースを大幅に低減させ易くなる。また、筺体の寸法を標準化することにより、複数台の筺体を整然と配列させた状態に設置することができる。
また、第1レール式耐震構造や第2レール式耐震構造では、前記レールにレール長手方向に沿った長孔が形成されており、前記長孔を挿通する締結部材によって前記筺体が前記レールに固定された第3レール式耐震構造としてもよい。
これにより、筺体の配置位置をレール長手方向に微調整することができる。
第3レール式耐震構造では、前記カバー部材は、筺体側のカバー部材上縁部から下方に向けて延び出している筺体側延び出し板部を有しており、前記レールには、前記カバー部材のレール長手方向位置を規制する突起部が設けられ、前記筺体側延び出し板部には、前記突起部が下方から入り込む開口が形成された第4レール式耐震構造としてもよい。
これにより、筺体をレールに固定した後、カバー部材の開口をレールの突起部の位置に合わせ、重力を利用して下方へ移動させることによって、カバー部材を所定位置に簡単に配置することができる。しかも、配置したカバー部材の位置が不用意にレール長手方向にずれてしまうことが防止される。
第4レール式耐震構造では、前記カバー部材の底部では、カバー部材内側に延び出して床と面接触する底板部の延び出し長さが所定長さ以下にされている第5レール式耐震構造としてもよい。
上記所定長さは、カバー部材を設置する際、カバー部材の取外しが容易で良好な作業性が確保される上限長さとする。
第4レール式耐震構造や第5レール式耐震構造では、前記カバー部材は、前記筺体側から離れるに従って徐々に高さが低くなる形状にされている第6レール式耐震構造としてもよい。
これにより、作業員やオペレータがカバー部材につまづき難く、しかもカバー部材の見栄えが良い。
また、第1〜第6レール式耐震構造では、前記筺体が電子機器搭載用のラックである第7レール式耐震構造としてもよい。
これにより、コンピュータ機器等を搭載させた特に耐震性が要求されるサーバを、設置スペースを低減させて効率良く設置することができる。なお、サーバは、上記ラックに電子機器を搭載させたものである。
第7レール式耐震構造では、隣接する前記ラック同士の天井部が互いに連結されている第8レール式耐震構造としてもよい。
これにより、レール式耐震構造が設置されている建造物が地震等で揺れても各サーバが更に一体的に移動することになり、耐震性がより優れている。
本発明によれば、構成が簡素なレール式耐震構造に用いられるカバー部材を実現させることができる。
本発明の一実施形態に係るレール式耐震構造の側面断面図である。 本発明の一実施形態に係るレール式耐震構造が施されてサーバが一列に互い隣接して並んでいることを示す斜視図である。 本発明の一実施形態で、レールに長孔が形成されていてサーバの位置調整が可能であることを示す斜視図である。 本発明の一実施形態で、電子機器搭載用ラックを順次レールに固定していくことを示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係るレール式耐震構造を構成するカバー部材の背面側斜視図である。 本発明の一実施形態に係るレール式耐震構造で、カバー部材が取外し自在であることを示す斜視図である。 図7(A)から(C)は、それぞれ、本発明の一実施形態に係るレール式耐震構造を構成するカバー部材の変形例を示す背面図、下面図、及び、側面図である。 図8(A)から(C)は、それぞれ、本発明の一実施形態に係るレール式耐震構造に用いられるレールの別例を示す背面図(サーバ側から見た図)、平面図、及び、側面図である。
以下、実施形態を挙げ、本発明の実施の形態について説明する。図1、図2に示すように、本発明の一実施形態に係るレール式耐震構造10は、多数枚配列されたパネル部材12で形成された床11の上に2本のレール30A、30Bを設置し、レール30Aとレール30Bとの間に複数台のサーバ40を互いに隣接させて位置固定することによって形成されたものである。なお、図2では5台のサーバ40が固定されている例を図示しているが、これは一例である。本発明では4〜6台のサーバ40を固定することが多いが、台数は特に限定されない。
本実施形態では、図1に示すように、床スラブ20の上に骨組み22を形成し、この骨組み22の上にパネル部材12を並べて床11を形成し、床上にサーバ40を配置している。そして、サーバ40の下端部を固定するための2本の互いに平行なレール30A、30Bが床上に配置されている。
骨組み22には、床下から床上に貫通してレール30A、30Bを固定する固定用ボルト24(例えばM20ボルト)が、レール30の配置位置に併せて取り付けられている。本実施形態では、1本のレールにつき、レール両端部30E1、30E2及びレール中央部30Mをそれぞれ固定するために合計3本の固定用ボルト24が配置されている。従って、互いに平行な2本のレール30A、30Bに対して合計6本の固定用ボルト24が配置されている。
本実施形態では、レール30A、30Bは、何れも、L字状のレールとされていて、床11に面接触する床側レール部32と、サーバ40を構成する電子機器搭載用ラック(サーバラックともいわれる。以下、単にラックという)41に面接触するサーバ側レール部34とで構成されている。また、レール同士の間隔Dは、サーバ40の正面側開閉扉42から見た奥行き寸法に合わせて設定されている(奥行き寸法としては例えば900mmであり、レール長手方向に沿った幅寸法は例えば700mmである)。
床側レール部32には、固定用ボルト24が貫通する貫通孔が、レール両端部30E1、30E2及びレール中央部30Mに形成されている。
図3に示すように、サーバ側レール部34にはレール長手方向に沿った長孔36が形成され、ラック41の下端部のレール側の壁部にはボルト孔が形成されている。そして、締結ボルト46(例えばM8ボルト)が長孔36を挿通してラック41のこのボルト孔にネジ結合されていることにより、レール30A、30Bにラック41が固定されている。従って、ラック41をレール30に固定する際、ラック41のレール長手方向位置が、長孔36の長さLに相当する範囲で調整できる構造になっている。
各ラック41で収容する電子機器(コンピュータ関連機器)の出し入れ方向は、レール30と直交する方向である。すなわち、各ラック41に設けられた正面側開閉扉42は、閉じた状態ではレール30A、30Bに沿った方向に位置している。各サーバ40は、図2に示すように、互いに隣接して一列に配置されている(すなわち各ラック41が互いに隣接して一列に配置されている)。
(カバー部材)
また、本実施形態では、レール30A、30Bをそれぞれカバーするカバー部材50が設けられている。図5、図6に示すように、このカバー部材50は、両端部をそれぞれ構成する略三角形状の側板部60P、60Qと、側板部60Pと側板部60Qとに連続しラック側から離れるに従って徐々に高さが低くなる傾斜面62Sを形成している傾斜板部62と、傾斜板部62の下端縁に連続する丸み部63が形成されている正面板部64と、傾斜板部62の上端縁に連続して背面側に延びる上面板部66と、を有する。正面板部64及び上面板部66は何れも側板部60P、60Qに連続している。
また、カバー部材50は、上面板部66のカバー部材背面側の端縁66Rに連続して下方に延び出している背面板部52と、正面板部64の下端縁に連続して床11と面接触する縁状の底板部58と、を有する。底板部58はカバー部材50の底部56を構成している。背面板部52及び底板部58は何れも側板部60P、60Qに連続している。
レール30A、30Bには、カバー部材50のレール長手方向位置を規制する位置規制用ボルト38(図3、図6参照)が着脱自在に設けられている。背面板部52には、位置規制用ボルト38の軸部38Jが下方から入り込む開口54が形成されている。
開口54は、位置規制用ボルト38の軸部38Jの径に合わせて形成された上部開口54Uと、上部開口54Uに連通し背面板部52の下方側の空間に開口している下部開口54Lと、で構成されている。カバー部材50が所定位置に配置された状態では、位置規制用ボルト38の軸部38Jによって、上部開口54Uの開口縁部54Eのレール長手方向位置が、すなわちカバー部材50のレール長手方向位置が規制されている。また、位置規制用ボルト38の頭部38Tの径は上部開口54Uの開口幅よりも大きくされている。
下部開口54Lの下端側角部54Kは丸められており、これにより、カバー部材50でレール30を覆う際に位置規制用ボルト38の軸部38Jが開口54に下方から入り込み易い構成になっている。
また、カバー部材50を設置する際に、カバー部材50の剛性が適度なものとなっていてカバー部材50の取外しが容易で良好な作業性が確保されるように、この底板部58の延び出し長さW、すなわち底板部58の幅W(図5参照)は、カバー部材の寸法(特に長さ)に応じた所定範囲内とされている。
また、設置したカバー部材50を作業員やオペレータが不用意に蹴っても簡単には外れない程度のカバー部材重量とするために、本実施形態では、カバー部材50を金属製(例えばステンレス鋼製)としている。
(作用、効果)
以下、本実施形態の作用、効果を説明する。
レール式耐震構造10を形成する際には、まず、複数台のサーバ40の配置位置を決め、これに応じてレール30A、30Bの配置位置を設定する。また、固定用ボルト24がパネル部材12の周縁部12Eに位置しないように、パネル部材12の配置位置を設定する。なお、パネル部材12の周縁部12Eとは、パネル部材12の側縁から50mm以内の部分であることが多い。
そして、各サーバ40の重量、レール30A、30Bの配置位置、及び、パネル部材12の配置位置を考慮しつつ、固定用ボルト24が骨組み22に取付可能であるように、骨組み22の形態を設定する。
次に、設定した骨組み形態となるように骨組み22を形成する(図1参照)。その際、固定用ボルト24を骨組み22の所定位置に取付ける。
更に、パネル部材12を配置して床11を形成する。なお、パネル部材12の所定位置には、固定用ボルト24が床下から床上に貫通するための貫通孔12Hを予め形成しておく。
そして、図4に示すように、固定用ボルト24にレール30A、30Bを締結することによりレール30A、30Bの床上の配置位置を固定するとともに、ラック41を互いに隣接させて一列に配置し、締結ボルト46でラック41をレール30A、30Bに固定する。
また、カバー部材50の開口54を位置規制用ボルト38の位置に合わせ、カバー部材50を下方へ移動させることによって、位置規制用ボルト38の軸部38Jが開口54に入り込み、カバー部材50が所定位置に配置される。
このようにしてレール式耐震構造10が形成される。
なお、この後、各ラック41に電子機器が搭載されてサーバ40が形成される。
このレール式耐震構造10では、床上に固定された2本のレール30A、30Bにラック41を固定する構造としているので、ラック毎に固定用ボルト24を骨組み22に取り付ける必要がない。従って、構成が簡素なレール式耐震構造10とすることができる。すなわち、5台の各ラック41に1台あたり4本の固定用ボルトで直接に固定する従来例では合計20本の固定用ボルトが必要となるが、本実施形態では固定用ボルト24でレール30A、30Bを固定しているので、必要な本数は6本にまで低減される。このことは、設置工事で大幅な工期短縮を実現できるという効果も奏する。
また、このように固定用ボルト24の本数が大幅に低減しているとともに、固定用ボルト24の配置位置をレール30A、30Bに沿った二列とすることができる。従って、隣り合うラック同士を当接させてラック間に隙間が形成されることを回避した構造としても、固定用ボルト24の配置位置をパネル部材12の周縁部以外の位置とするレイアウトにすることが容易である。従って、サーバ40の設置スペースを大幅に低減させることができる。そして、隣り合うサーバ間に隙間が形成されていないので、サーバ40が設置されている建物が地震等で揺れても各サーバが建物と一体的に移動するので、耐震性に優れている。
更に、レール30A、30Bに固定され得るようにラック41の寸法を標準化することにより、複数台のサーバ40を整然と配列させた状態に設置することができる。
また、レール30A、30Bにはレール長手方向に沿った長孔36が形成され、長孔36を挿通する締結ボルト46によってサーバ40をレール30に固定している。これにより、サーバ40を配置する際にレール長手方向に位置調整して配置することができる。
また、カバー部材50が設けられているので、レール30A、30Bや固定用ボルト24に作業員やオペレータがつまづくことが防止されている。
また、カバー部材50を配置する際、開口54を位置規制用ボルト38の位置に合わせ、重力を利用して下方へ移動させることによって簡単に配置することができる。そして、カバー部材50がこのようにして所定位置に配置された状態では、位置規制用ボルト38によって、上部開口54Uの開口縁部54Eのレール長手方向位置が規制されている。そして、カバー部材50の重量が適度な重量となるようにカバー部材50が金属製とされている。従って、設置したカバー部材50を作業員やオペレータが不用意に蹴ってもカバー部材50の位置が不用意にレール長手方向にずれてしまうことが防止される。
更に、カバー部材50の底部56では、カバー部材内側に延び出して床11と面接触する底板部58の延び出し長さWが所定長さ以下にされているので、カバー部材50を設置する際、カバー部材50の取外しが容易で良好な作業性が確保される。
なお、上記実施形態では、一台のサーバ40につき1つのカバー部材50を設ける構成で説明したが、図7に示すようなカバー部材70を用い、2台のサーバ40につき1つのカバー部材70を設ける構成としてもよい。これにより、カバー部材の設置数を低減させることができる。
また、カバー部材50とカバー部材70とを組み合わせてもよい。これにより、サーバ40の台数が偶数である場合にはカバー部材70のみを設け、サーバ40の台数が奇数である場合にはカバー部材70の他にカバー部材50を設ければよい。従って、設置工事を行う上で、用いるカバー部材をサーバ40の台数に応じて柔軟に変更することができる。
また、図8に示すように、レール30A(30B)の中央部に固定用ボルト24が貫通する貫通孔30HMを形成するとともに、貫通孔30HMからレール長手方向に少しずらした位置(貫通孔30HMから30〜100mm程度ずらした位置。50mm前後ずらすことが多い)に、固定用ボルト24が貫通可能な寸法の予備孔31Hを形成してもよい。これにより、レール両端部30E1、30E2にそれぞれ形成された貫通孔30HEがパネル部材12の周縁部12Eに位置しないように床上に設置したときに貫通孔30HEが周縁部12Eに位置する場合であっても、固定用ボルト24を予備孔31Hに貫通させるように骨組み22に取付けることによって、全ての固定用ボルト24が周縁部12Eに位置しないようにすることができる。従って、貫通孔30HMの形成位置を変更した別のレールを準備する必要がないので、レール選定の煩わしさがなくなり、工事の作業性が良くなる。また、貫通孔30HMの形成位置をレールの一方端側に寄せた非対称のレールとする場合に比べ、見栄えがよい。
また、隣接するラック同士の天井部44が連結部材などで互いに連結されていてもよい。これにより、レール式耐震構造が設置されている建物が地震等で揺れても各サーバが更に一体的に移動することになり、耐震性がより優れる。
以上、実施形態を挙げて本発明の実施の形態を説明したが、上記実施形態は一例であり、要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施できる。また、本発明の権利範囲が上記実施形態に限定されないことは言うまでもない。
10 レール式耐震構造
11 床
12 パネル部材
24 固定用ボルト(固定用ボルト材)
30A、B レール
36 長孔
38 位置規制用ボルト(突起部)
40 サーバ
41 ラック
44 天井部
46 締結ボルト(締結部材)
50 カバー部材
66R 端縁(筺体側のカバー部材上縁部)
52 背面板部(筺体側延び出し板部、ラック側延び出し板部)
54 開口
56 底部
58 底板部
60P、Q 側板部
62S 傾斜面
62 傾斜板部
64 正面板部
70 カバー部材
W 延び出し長さ

Claims (3)

  1. 電子機器搭載用のラックの床上位置を固定するために床上に設けられたレールをカバーする剛性で細長状の部材であって、
    両端部をそれぞれ構成する略三角形状の側板部と、
    前記側板部同士に連続し前記ラック側から離れるに従って徐々に高さが低くなる傾斜面を形成している傾斜板部と、
    前記傾斜板部の下端縁に連続する正面板部と、
    を有するカバー部材。
  2. 前記レールからカバー部材側に突出する突起部が入り込んで前記突起部によってレール長手方向位置が規制される開口が形成されたラック側延び出し板部を有することを特徴とする請求項1に記載のカバー部材。
  3. 前記正面板部の下端縁に連続して床と面接触する縁状の底板部を有することを特徴とする請求項1又は2に記載のカバー部材。
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