JP4910018B2 - 無線ネットワークにおいて利用されるネットワーク干渉評価方法、動的チャネル割り当て方法および装置 - Google Patents

無線ネットワークにおいて利用されるネットワーク干渉評価方法、動的チャネル割り当て方法および装置 Download PDF

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Description

本発明は、802.11のWLANのような無線ネットワークに関し、特に、無線ネットワークにおいて利用されるネットワーク干渉評価方法、動的チャネル割り当て方法および装置に関する。
802.11WLANなどの無線ネットワークは、近年未曾有の普及率をもたらした。一般に、ネットワークはいくつかのセルを含んでいる。また、セルはそれぞれ1つの基地局(BS)とその基地局に関連付けた多くの移動局(STA)を含んでいる。STAの通信は、BSによって中継される。ここでは、問題点を詳細に説明するために一例として802.11WLANを取り扱う。しかし、本発明が802.11WLANに限定されることを意味するものでないことは言うまでもない。802.11WLANにおいて、セルはBSS(ベーシックサービスセット:Basic Service Set)と呼ばれ、BSはアクセスポイント(AP:Access Point)と呼ばれる。また、チャネルは、WLANに割り当てられた無線周波数スペクトルを表す。802.11仕様書は、使用するチャネルの固定数を定義している。例えば、802.11b(2.412−2.462GHz)は11のチャンネルを規定する。
これらのネットワークにおける重要な問題は干渉である。
無線媒体のブロードキャスト性のために、送信機と受信機組の1組からの送信は、他の組みの送信に対して影響を与える。ミクロの観点から、干渉量は信号強度と関連する。
パケットがノードvからノードuへ送られる場合、そのパケットが確実に受信されるかどうかは、受信機uのインターフェースと送信機vの伝送レートに関するSINR(Signal to Interference-Noise Ratio:信号対干渉雑音比)に依存する。
Figure 0004910018

式(1)において、Nu[CH(u)]はチャネルCH(u)の暗騒音である。aは異なるBSS内の他の送信機であり、Pv と Paは送信機のネットワークインターフェイスからの最初のパワーレベルである。
Gv,u と Ga,uは伝播減衰定数であり、経路環境と関係づけられ、数学モデルで計算することは非常に困難である。
SINRがより低くなると、送信ノードはパケット破損を防ぐためにより低いPHY(物理的)レートにする必要がある。
802.11WLANについて、PHYレートとSINRの関係はテーブル1において示される。
Figure 0004910018
マクロの観点から、より多いトラフィックが信号干渉のより長い継続時間を引き起こすので、干渉は干渉源のトラフィックに比例する。

無線ネットワーク最適化において、我々は、異なるネットワーク・パラメータの下で干渉を予報する必要がある。
例えば、ネットワークの最良のチャネル割当てを見つけ出したければ、我々は異なるチャネル割付けの下で干渉度を予報し、最小の大域的な干渉を持った一つを選択する必要がある。
干渉予測の正確さは直接最適化性能を影響を与える。
同様の要求は、電力制御とネットワーク診断などのような他の最適化に必要である。同様の要求は、電力制御および網状の分析などのような他の最適化に必要である。
干渉の現在の推定は非常に不正確である。
非特許文献1などのような大部分の既存の研究は、干渉範囲が通信距離の2倍である、電波の伝播の簡単な抽象モデルに基づいて干渉を規定する。受信機が干渉源の干渉範囲の中にある場合、それらの間の干渉は「1」である。干渉範囲内でなければ、干渉は「0」に設定される。
特許文献1は、アクセスポイントについて自動チャネル決定の方法および自動チャネル割当システムを提案している。特許文献1の解決法においては、アクセスポイント間の信号強度が干渉量として利用され、非特許文献1よりさらに高性能である。
特許文献2は、干渉信号強度に加えて、干渉源のトラヒック負荷を考慮に入れている。特許文献2の解決法においては、APは、周期的にチャネルjへ切り替えて、Tミリセカンドの間チャネルjを確認する。それから、APは、T_負荷とT_干渉を判定し、チャネルjにおいてモニターした負荷と干渉エネルギーである、CS(j)およびCI(j)を計算する。最後に、APは、最小の(CS(j)+CI(j))を有する最適なチャネルjを判定する。
非特許文献2は、局認識干渉メトリックを提案する。
Figure 0004910018

ここで、Numap1は、APiのBSSにおけるSTA数であり、Numap1(apj)は、APiに関連付けられているが、APjからビーコンを確認することができるSTAの数である。また、Numap1は、APjのBSSにおけるSTA数であり、Numap1(apj)は、APjに関連付けられているが、APiからビーコンを確認することができるSTAの数である。
特開2006−054849号公報 米国特許公報7110374B2
コリン・マクダーミド、ブルース・リード等による"加重着色とチャネル割当て"、2000年(ColinMcDiarmid and Bruce Reed, "Channel Assignment And Weighted Coloring", 2000.) アルネッシュ・ミッシュラ、スーマン・バネルジー、ウィリアム・アルボー等による"ワイヤレスローカルエリアネットワークのための加重着色ベースのチャネル割当て"、モバイルコンピューターコミュニケーションレビュー、第3号、2005年(Arunesh Mishra, Suman Banerjee, and William Arbaugh, "WeightedColoring Based Channel Assignment For WLANs", Mobile Computer CommunicationsReview (MC2R), vol. 9, no. 3, 2005.) アラン・フリーズ、マーク・ジェラム等による"マックスKカットとマックス二分法のための改良近似アルゴリズム"、アルゴリズミカ、18、1997年(A. Frieze and M. Jerrum. Improved approximation algorithms for MAX k-CUTand MAX BISECTION. Algoritmica, 18, 1997.)
本発明の目的は、無線周波数特性を捕捉し、異なるセッティングの元で動作する時にどのように動作するかを正確に予測し、最適なシステム総合的性能を達成する種々のAPにチャネルリソースを動的に割り当てるために、無線ネットワーク上のリアルタイム測定を利用することにある。
結果として、既存の方法は、単に以下の2つの要因を考慮する。干渉源と受信機の間の信号のパワー(以下、「干渉信号」と称する)と、干渉源のトラフィック量(以下、「干渉トラフィック」と称する)である。
しかしながら、干渉の性能に直接影響を与える他のファクターは、既存の方法においては十分に検討されていない。それらは、
1.送信機と受信機の間の信号パワー(以下、「有効な信号」と称する)
2.受信機のトラフィック量。
3.SINR−RATE(レート)テーブル
これらの情報がないと、干渉予測はいくつかの状況において正確さを損なう。
例えば
1. 2つの受信機AおよびBについて、それらの干渉信号の強さが同じであるが、受信機Aは受信機Bよりその送信機に接近している場合。この場合、受信機Aのパケット損失は、受信機Bよりはるかに少ない。それは、受信機Aが受ける干渉度が受信機Bより小さいことを意味している。しかしながら、有効な信号に相当する情報を有しないので、既存の方法ではこのような状況を把握できない。
2. 受信機Bが強い干渉信号を受けていても、受信機Bがその時に通信するトラフィックを有しなければ、受信機Bに実際の干渉影響はない。干渉がパケット伝送衝突によって引き起こされるからである。
3. 受信機Bについて干渉を軽減したい場合、送信機の送信パワーをどれだけ増大しなければならないか。
本発明は、より正確にネットワークパフォーマンスを予測するために干渉度予測メトリックを提案する。そのメトリックは視覚的遅延時間であり、干渉による視覚的な増加伝送時間を意味する。それは、1つの式に以下の4つの重要な干渉関連要因を適切に組み込む。
1.送信機と受信機の間の信号強度。
2.干渉源と受信機の間の信号強度。
3.各ノードのトラフィック要求。
4.SINR−RATE(レート)テーブル。
本発明の第1の形態によれば、無線ネットワークにおいて用いられる動的チャネル割り当て方法であって、受信した信号強度、トラフィック情報およびレート情報に基づいてベーシックサービスセットの各組について視覚的遅延時間の各組を計算し、計算された視覚的遅延時間に基づいて現在のチャネル割付けの下での総合的ネットワーク干渉を評価するステップと、前記各ベーシックサービスセットが頂点に位置し、各組のベーシックサービスセット間の接続ラインが、ベーシックサービスセットの各組の視覚的遅延時間の各組から取得した重みを有するように無向グラフを作成するステップと、新たなチャネル割付け手法と当該新たなチャネル割付け手法の下で最適化された最小の総合的ネットワーク干渉を得るために無向グラフに着色するステップと、現在のチャネル割付けの下での評価された総合的ネットワーク干渉と最適化された最小の総合的ネットワーク干渉の間の差分を所定の閾値と比較するステップと、前記差分が前記所定の閾値より大きければ、新たなチャネル割付け手法に従ってベーシックサービスセットのチャネル割付けを変更するステップとを含む動的チャネル割り当て方法を提供する。
好ましくは、着色を半正定値計画法で行う。
好ましくは、前記重みは、アクセスポイントの組についての視覚的遅延時間の組の合計に等しい。
好ましくは、前記計算ステップが、第1のベーシックサービスセットを形成する第1のノードのグループ、および他のベーシックサービスセットを形成する第2のノードのグループに関して、前記第1のノードの計算した標準伝送時間および前記第1のノードの計算した遅延伝送時間を用いることにより、前記第2のノードのグループからの干渉の下での各前記第1のノードの視覚的遅延時間を計算するステップと、前記第2のベーシックサービスセットからの干渉の下での前記第1のベーシックサービスセットの視覚的遅延時間を取得するために、前記第1のノードのグループの視覚的遅延時間を全て合計するステップとを含む。
好ましくは、前記計算ステップが、さらに、トラフィック情報とレート情報を用いることにより各第1のノードの標準伝送時間を計算するステップと、SINR−RATE(レート)テーブルを用いることにより、かつ受信した信号強度指標に基づいて、第1のノードの低下伝送レートをマッピングするステップと、トラフィック情報、レート情報および第1のノードのマッピングした低下伝送レートを用いることにより、第2のノードのグループからの干渉の下での第1のノードの遅延伝送時間を計算するステップとを含む。
好ましくは、前記第1のノードのグループが、第1のアクセスポイント、および第1のアクセスポイントによって無線ネットワークにアクセスする第1の端末のグループを含み、前記第2のノードのグループが、他のアクセスポイント、および第2のアクセスポイントによって無線ネットワークにアクセスする第2の端末のグループを含む。
好ましくは、現在のチャネル割付けの下での総合的ネットワーク干渉は、現在のチャネル割付けの下でのベーシックサービスセットの各組の間の全ての干渉の総計として評価され、ベーシックサービスセットの組が現在のチャネル割付けの下で同一のチャネルを利用していれば、1組のベーシックサービスセット間の干渉は、1組のベーシックサービスセットについて計算された1組の視覚的遅延時間の合計と等しく、ベーシックサービスセットの組が現在のチャネル割付けの下で異なるチャネルを利用していれば、当該組のベーシックサービスセットの間の干渉が、0に等しい。
本発明の第2の形態によれば、受信した信号強度、トラフィック情報およびレート情報に基づいてベーシックサービスセットの各組について視覚的遅延時間の各組を計算するステップと、現在のチャネル割付けに基づいて前記ベーシックサービスセットの各組の間の干渉を全て合計し、前記合計結果を、総合的ネットワーク干渉の評価として用いるステップとを有し、1組の前記ベーシックサービスセット間の干渉は、前記ベーシックサービスセットの組について計算された視覚的遅延時間の組から推定されることを特徴とする総合的ネットワーク干渉評価方法を提供する。
好ましくは、前記計算ステップが、第1のベーシックサービスセットを形成する第1のノードのグループ、および他のベーシックサービスセットを形成する第2のノードのグループに関して、前記第1のノードの計算した標準伝送時間および前記第1のノードの計算した遅延伝送時間を用いることにより、前記第2のノードのグループからの干渉の下での各前記第1のノードの視覚的遅延時間を計算するステップと、前記第2のベーシックサービスセットからの干渉の下での前記第1のベーシックサービスセットの視覚的遅延時間を取得するために、前記第1のノードのグループの視覚的遅延時間を全て合計するステップとを含む。
好ましくは、前記計算ステップが、さらに、トラフィック情報とレート情報を用いることにより各第1のノードの標準伝送時間を計算するステップと、SINR−RATE(レート)テーブルを用いることにより、かつ受信した信号強度指標に基づいて、第1のノードの低下伝送レートをマッピングするステップと、トラフィック情報、レート情報および第1のノードのマッピングした低下伝送レートを用いることにより、第2のノードのグループからの干渉の下での第1のノードの遅延伝送時間を計算するステップとを含む。
好ましくは、前記第1のノードのグループが、第1のアクセスポイント、および第1のアクセスポイントによって無線ネットワークにアクセスする第1の端末のグループを含み、前記第2のノードのグループが、他のアクセスポイント、および第2のアクセスポイントによって無線ネットワークにアクセスする第2の端末のグループを含む。
好ましくは、前記第1のノードの前記標準伝送時間Timex (Normal)が、以下の式によって計算され、
Figure 0004910018
Ratex は、干渉のない第1の端末あるいはアクセスポイントの標準伝送レートを表わし、Rは、第1の端末あるいはアクセスポイントの正規化された受信トラヒック負荷を表わす。
好ましくは、前記第1の端末について、Rは、前記第1の端末の標準伝送レートRatexによって前記第1の端末の受信トラヒック負荷throughput(受信)を正規化することにより、
R=
thoughputx(receiving)/ Ratex
として取得する。
好ましくは、最初のアクセスについて、Rは、前記第1の端末のグループの正規化された送信トラヒック負荷Lを合計することにより、
Figure 0004910018
として取得し、
Wは、前記第1の端末のグループを表し、Lは、前記第1の端末の標準伝送レートRatexによって前記第1の端末の送信トラヒック負荷throughputW(送信)を正規化することにより、
Lw=
thoughputw(sending)/ Ratew.
として取得する。
好ましくは、前記第1の端末の低下伝送レートRatex yは、SINR−RATE(レート)テーブルを用いることにより、
Ratex y
=Map(RSSIx z-RSSIx y)
としてマッピングされ、
ここで、RSSIx z-RSSIx yから得られた値は、SINR−RATE(レート)テーブルのSINR欄に対応し、Ratex yの値はSINR−RATE(レート)テーブルのレート欄に対応し、RSSIx zは、第1のアクセスポイントと第1の端末の間の受信信号強度を表わし、また、RSSIx yは、1つの第2のノードと第1端末の間の受信信号強度を表わす。
好ましくは、前記第1の端末の低下伝送レートRatex yは、SINR−RATE(レート)テーブルを用いることにより、
Ratex y
=Map(RSSIx-RSSIx y)
としてマッピングされ、
ここで、RSSIx-RSSIx yから得られた値は、SINR−RATE(レート)テーブルのSINR欄に対応し、Ratex yの値はSINR−RATE(レート)テーブルのレート欄に対応し、RSSIxは、第1のアクセスポイントの受信信号強度を表わし、また、RSSIx yは、1つの第2のノードと第1端末の間の受信信号強度を表わす。
好ましくは、前記第1のアクセスポイントの受信信号強度RSSIxは、正規化された送信トラヒック負荷Lによって重みが加えられた第1の端末のグループと第1の端末のグループと前記第1のアクセスポイントの間の受信信号強度RSSIx を合計することにより、
Figure 0004910018
として取得する。
好ましくは、前記第2のノードのグループからの干渉の下での前記第1のノードの遅延伝送時間Timex,Y (Interferece)は、
Figure 0004910018
として計算され、
Yは、第2のノードのグループを表わし、Lは、1つの第2のノードの正規化された送信トラヒック負荷を表わし、前記第2ノードの標準伝送レートRateによって第2のノードの送信トラヒック負荷throughput(送信)を正規化することにより、
Ly=
thoughputy(sending)/ Ratey
として取得される。
好ましくは、第2のノードのグループからの干渉の下での第1のノードの視覚的遅延時間VDT(x,Y)は、
VDT(x,Y)=Timex,y (Interferece)-
Timex (Normal)
として計算される。
好ましくは、ベーシックサービスセットの組が現在のチャネル割付けの下で同一のチャネルを利用していれば、1組のベーシックサービスセット間の干渉は、1組のベーシックサービスセットについて計算された1組の視覚的遅延時間の合計と等しく、ベーシックサービスセットの組が現在のチャネル割付けの下で異なるチャネルを利用していれば、当該組のベーシックサービスセットの間の干渉は、0に等しい。
本発明の第3の形態によれば、無線ネットワークにおいて用いられる動的チャネル割り当て装置であって、受信した信号強度、トラフィック情報およびレート情報に基づいてベーシックサービスセットの各組について視覚的遅延時間の各組を計算する視覚的遅延時間計算器と、前記視覚的遅延時間計算器によって計算された視覚的遅延時間に基づいて現在のチャネル割付けの下での総合的ネットワーク干渉を評価する総合的ネットワーク干渉計算器と、前記各ベーシックサービスセットが頂点に位置し、各組のベーシックサービスセット間の接続ラインが、ベーシックサービスセットの各組の視覚的遅延時間の各組から取得した重みを有するように無向グラフを作成するグラフ生成器と、新たなチャネル割付け手法と当該新たなチャネル割付け手法の下で最適化された最小の総合的ネットワーク干渉を得るためにグラフ生成器によって生成された無向グラフに着色するグラフ着色ユニットと、現在のチャネル割付けの下での評価された総合的ネットワーク干渉と最適化された最小の総合的ネットワーク干渉の間の差分を所定の閾値と比較する比較器と、前記差分が前記所定の閾値より大きければ、新たなチャネル割付け手法に従ってベーシックサービスセットのチャネル割付けを変更するコントローラとを備えることを特徴とする動的チャネル割り当て装置を提供する。
好ましくは、前記グラフ着色ユニットは、半正定値計画法で前記着色を行う。
好ましくは、前記重みは、アクセスポイントの組についての視覚的遅延時間の組の合計に等しい。
好ましくは、第1のノードのグループが第1のベーシックサービスセットを形成し、第2のノードのグループが第2のベーシックサービスセットを形成し、前記視覚的遅延時間計算器が、前記第1のノードの計算した標準伝送時間および前記第1のノードの計算した遅延伝送時間を用いることにより、前記第2のノードのグループからの干渉の下での各前記第1のノードの視覚的遅延時間を計算するノード視覚的遅延時間計算器と、前記第2のベーシックサービスセットからの干渉の下での前記第1のベーシックサービスセットの視覚的遅延時間を取得するために、前記第1のノードのグループの視覚的遅延時間を全て合計する加算器を含む。
好ましくは、前記視覚的遅延時間計算器が、さらに、トラフィック情報とレート情報を用いることにより各第1のノードの標準伝送時間を計算する標準伝送時間計算器と、SINR−RATEテーブルを用いることにより、かつ受信した信号強度指標に基づいて、第1のノードの低下伝送レートをマッピングする低下伝送レートマッピングユニットと、トラフィック情報、レート情報および第1のノードのマッピングした低下伝送レートを用いることにより、第2のノードのグループからの干渉の下での第1のノードの遅延伝送時間を計算する遅延伝送時間計算器とを含む。
好ましくは、前記第1のノードのグループが、第1のアクセスポイント、および第1のアクセスポイントによって無線ネットワークにアクセスする第1の端末のグループを含み、前記第2のノードのグループが、他のアクセスポイント、および第2のアクセスポイントによって無線ネットワークにアクセスする第2の端末のグループを含。
好ましくは、前記総合的ネットワーク干渉計算器は、現在のチャネル割付けの下での総合的ネットワーク干渉は、現在のチャネル割付けの下でのベーシックサービスセットの各組の間の全ての干渉の総計として評価し、ベーシックサービスセットの組が現在のチャネル割付けの下で同一のチャネルを利用していれば、1組のベーシックサービスセット間の干渉は、1組のベーシックサービスセットについて計算された1組の視覚的遅延時間の合計と等しく、ベーシックサービスセットの組が現在のチャネル割付けの下で異なるチャネルを利用していれば、当該組のベーシックサービスセットの間の干渉が、0に等しい。
本発明の第4の形態によれば、受信した信号強度、トラフィック情報およびレート情報に基づいてベーシックサービスセットの各組について視覚的遅延時間の各組を計算する視覚的遅延時間計算器と、現在のチャネル割付けに基づいて前記ベーシックサービスセットの各組の間の干渉を全て合計し、前記合計結果を、総合的ネットワーク干渉の評価として用いる総合的ネットワーク干渉評価器とを備え、1組の前記ベーシックサービスセット間の干渉は、前記ベーシックサービスセットの組について計算された視覚的遅延時間の組から推定することを特徴とする総合的ネットワーク干渉評価装置を提供する。
好ましくは、第1のノードのグループが第1のベーシックサービスセットを形成し、第2のノードのグループが第2のベーシックサービスセットを形成し、前記視覚的遅延時間計算器が、前記第1のノードの計算した標準伝送時間および前記第1のノードの計算した遅延伝送時間を用いることにより、前記第2のノードのグループからの干渉の下での各前記第1のノードの視覚的遅延時間を計算するノード視覚的遅延時間計算器と、前記第2のベーシックサービスセットからの干渉の下での前記第1のベーシックサービスセットの視覚的遅延時間を取得するために、前記第1のノードのグループの視覚的遅延時間を全て合計する加算器を含む。
好ましくは、前記視覚的遅延時間計算器が、さらに、トラフィック情報とレート情報を用いることにより各第1のノードの標準伝送時間を計算する標準伝送時間計算器と、SINR−RATEテーブルを用いることにより、かつ受信した信号強度指標に基づいて、第1のノードの低下伝送レートをマッピングする低下伝送レートマッピングユニットと、トラフィック情報、レート情報および第1のノードのマッピングした低下伝送レートを用いることにより、第2のノードのグループからの干渉の下での第1のノードの遅延伝送時間を計算する遅延伝送時間計算器とを含む。
好ましくは、前記第1のノードのグループが、第1のアクセスポイント、および第1のアクセスポイントによって無線ネットワークにアクセスする第1の端末のグループを含み、前記第2のノードのグループが、他のアクセスポイント、および第2のアクセスポイントによって無線ネットワークにアクセスする第2の端末のグループを含む。
好ましくは、ベーシックサービスセットの組が現在のチャネル割付けの下で同一のチャネルを利用していれば、1組のベーシックサービスセット間の干渉は、1組のベーシックサービスセットについて計算された1組の視覚的遅延時間の合計と等しく、ベーシックサービスセットの組が現在のチャネル割付けの下で異なるチャネルを利用していれば、当該組のベーシックサービスセットの間の干渉は、0に等しい。
概略として、本発明は以下のように機能する。
1.SINR−RATEテーブルを既知の知識として用意する。このテーブルは、WiFi(Wimaxなど)などのような無線ネットワークのタイプに依存する。例えば、実装例においてWiFiネットワークを用い、テーブルは上記のテーブル1として示される。
2.無線ネットワークにおけるノードはそれぞれ測定処理を周期的に実行する。この処理において、ノードは以下の情報を測定する。
そのノードに関連付けられているアクセスポイント(あるいは、他の種類の無線ネットワークにおける基地局)からの信号強度。
その隣接のセルにおける他のノードからの信号強度。
その隣接のセルにおける他のノードのトラフィック量。
そのノード自身のトラフィック量。
3.情報と共に、ノードは、それが受けている干渉度(視覚的な遅延時間)を計算する。
4.各ノードの情報はアクセスポイント(あるいは基地局)によって収集され、アクセスポイント(あるいは基地局)はセルが受けている干渉度を計算することができる。
本発明は以下に述べるような効果を提供する。
1.干渉度予測は、無線信号の伝播の性質に関する仮定を単純化しないように、実際の測定によって実行される。
2.様々なセッティングの元で動作するネットワークパフォーマンスをより正確に把握することが可能となる。
3.本発明はMAC層での変更を必要とせず、簡単なソフトウェア改良によって実現することが可能である。この提案は、802.11のような既存のネットワーク規格と上位互換性をもつ。
本発明の前述した目的、特徴及び効果と他の目的、特徴及び効果は、添附の図面を参照した本発明の限定されない実施の形態に関する以下の説明からより明らかになるであろう。
本発明を適用した簡単な実施例を示す図である。 複数の干渉者が存在する他の実施例を示す図である。 本発明による動的チャネル割り当て方法を説明するフローチャートである。 図3AにおけるVDT計算ステップの詳細を示す図である。 本発明による動的チャネル割り当て装置の構成例を示すブロック図である。 図4AにおけるVDT計算機の詳細を示すブロック図である。
以下、本発明について図面を参照して説明する。以下の説明において、ある特定の実施の形態は説明のみの目的で利用される。それは、あくまで一例であり、本発明の制限として理解されてはならない。本発明の理解を不鮮明にするかもしれないので、従来の構成あるいは構造については省略する。
本発明を適用した簡単な事例を図1に示す。
AP1のセルにおいて、AP1は、ノードAに対してトラフィックを送信している。AP2のセルにおいて、同時に、ノードBがAP2に対してトラフィックを送信している。2つのセルが同じチャンネルを利用する場合、ノードBは受信機(ノードA)に対して干渉源となる。
ノードBからノードAに対する干渉度を評価するために、ノードAが収集する必要のあるパラメータを、テーブル2にリストされている。
Figure 0004910018
テーブル2において、RSSIは受信信号強度(全ての汎用無線カードによって伝えられる)を表わしている。このRSSIは、信号強度を推定するために使用される。

例えば、Atheros社製カードにおいて、RSSIは、
Figure 0004910018
と報告されている。
ここで、Sは入力信号の強さを表わし、Iは同じチャンネルにおける干渉エネルギーを表わし、また、nは「暗騒音(noise floor)」(一般的に、約-95dbm)を表わす。
干渉度を示すために、干渉メトリックの選択が重要なポイントである。その干渉メトリックは、複数のパラメータをどのように一緒に取り入れるかを決定する。例えば、既存の方法においては、干渉信号強度あるいは干渉信号強度と干渉トラフィックの合計が、干渉メトリックとしての利用される。本発明においては、新たなメトリックとして、視覚的遅延時間(Visual Delayed Time:VDT)を提案する。この新たなメトリックは、以下の事実に基づいて提案されている。
送信機は、パケット・ロスを防ぐためにその伝送レートを下げることが可能であり、また、コストとしての、同じパケットに対する伝送時間は、干渉のない場合より長いはずである。
従って、以下のように、余分な時間コストは、干渉度を評価するために利用することができる。
VDT(x,Y)=Timex,y (Interferece)- Timex (Normal) (2)
式(2)において、Timex (Normal)は、干渉のないノードxの正常な伝送時間である。また、Timex,y (Interferece)は、ノードyからの干渉を受けて遅れたノードxの伝送時間である。それらは両方ともテーブル2においてリストされたパラメータで計算される。
1つの受信機と1つの干渉源(図1)が存在する簡単なケースの場合、それらの転送時間は、
Figure 0004910018
Figure 0004910018
として表される。
ここで、Ratex yはノードyの干渉を受けて低下したノードxの伝送レートであり、以下のように計算される。
Ratex y
=Map(RSSIx z-RSSIx y) (5)
ここで、関数Map(.)は、SINR−RATE(レート)テーブル(例えば、802.11のネットワークに関するのテーブル1)に従うSINRから伝送レートに対するマッピング関数である。ノードzはノードxの送信機である。また、ノードyはノードxの干渉源である。
RSSIx z-RSSIx yから得られた値は、テーブル1のSINRの欄に対応し、Ratex yの値は、テーブル1のPHYレートの欄に対応する。
以下に、VDT(A, B)をどのように計算するかに関する例について、図1を参照して説明する。
ノードAが受信機、また、ノードBが干渉源であり、RateA=24Mbps、RateB=36Mbps、throughputA(受信)=12Mbps、throughputB(送信)= 9 Mbps、RSSIA AP1=24dbm、RSSIA B=10dbmであると仮定する。従って、テーブル2内のそれらの定義によれば、LB
= 0.25、RA = 0.5である。
式(3)に従って、
Figure 0004910018
を求める。
式(5)およびテーブル1によれば、14dbmが6.99dbmより大きく、23dbmより小さいので、RateA B
=Map(14dbm)=11Mbpsとなる。従って、式(4)を参照すると、
Figure 0004910018
となる。
結果として、
VDT(x,y)=24.10ns-20.83ns=3.27ns
が得られる。
図2に示すように複数の干渉源が存在する場合に関しては、Timex (Normal)が、式(3)で今までどおり計算される。
Timex,y (Interferece)は、以下の式(6)で計算される。
Yは、干渉源(Y = {B,C, ..N})の集合とする。
Figure 0004910018
ここで、Ratex yは、式(5)によって得られる。
従って、複数の干渉源がある場合には、式(2)で示される視覚的遅延時間(VDT)は、次のように書き換えられる。
VDT(x,Y)=Timex,y (Interferece)- Timex (Normal) (2’)
APが受信機である場合、APの受信トラフィックが複数の送信機から到来するので、式(5)におけるAPの良好な信号は、局のそれとは異なる。
XがAPに関連付けられた全ての局に対する集合であると想定すると、以下の式が成り立つ。
Figure 0004910018
本発明において、APの良好な信号は以下の式(7)によって推定される。
Figure 0004910018
全てのBSS Xの干渉を計算したい場合、それは、単にBSSにおける各ノードのVDTの合計に等しくなる。
すなわち、
Figure 0004910018
となる。
VDT(x、Y)は、式(2)〜(6)及び式(2’)で計算することができる。
ここで、WLANにおける動的チャネル割当問題を解決するためにVDTを利用する方法を説明する。
無線通信ネットワークを、ネットワークにおいてn個のBSSを表わす頂点の集合V={1,2,L,n}を有する一般的な無向グラフとしてモデル化する。ネットワークにおける利用可能なK個の直交チャネルがあり、k={1,2,L,K}をセットする。
チャネル割当ては総合的ネットワーク干渉
Figure 0004910018
を最小限にする関数F:V→kを計算するための問題として表わすことができる。
ここで、BSS XとBSS Yの間の干渉I(X,Y)は、次のように定義される。
Figure 0004910018
ここで、F(X)=F(Y)は、BSS XとBSS Yが1つでかつ同じチャネルを利用していることを意味するのに対し、F(X)≠F(Y)は、BSS Yが異なるチャネルを利用していることを意味する。
その問題の最適化はNP困難(NP-hard)として知られている。
本発明においては、この問題を解決するために集中化された方法を利用する。
小規模(n≦12 and K≦3)のケースでは、最良の割り当てを実現するために網羅的探索(brute-force
search)を利用することが可能である。大規模のケースでは、近似の結果を得るために半正定値計画法(semi-definite programming
technology:SDP)を利用する。
SDPは、最小k−分割(MkP)問題(Minimum
k-Partition (MkP) problem)として一般に知られている。それはチャネル割当てと等価な問題として見ることが可能である。
MkP手法の詳細については、非特許文献3を参照することが可能である。ここでは、本発明の特徴の不要に不明瞭にする説明を回避するために、その詳細については省略する。
図3Aは、本発明の動的チャネル割り当て方法のフローチャートを示す。
上述した原理の説明に基づいて、本発明による動的チャネル割り当て方法について図3Aを参照して説明する。
ステップS305において、RSSI、トラフィック情報および割合情報がAPと端末から取得される。
ステップS310において、ベーシックサービスセット(AP)の各組について視覚的遅延時間の各組が、RSSI、トラフィック情報およびレート情報について基づいて計算される。
特に、視覚的遅延時間が、式(2)〜(8)と(2’)及びSINR−RATE(レート)テーブル(例えば、テーブル1)を参照することにより計算される。
ステップS312において、現在のチャネル割付けの下での総合的ネットワーク干渉が、ステップS310において得られた視覚的遅延時間に基づいて評価される。
特に、現在のチャネル割付けの下での総合的ネットワーク干渉は、現在のチャネル割付けの下でのベーシックサービスセットの各組みの間の全ての干渉の総計として評価することが可能である、
ここで、ベーシックサービスセットの一組の間の干渉は、ベーシックサービスセットの組が現在のチャネル割付けの下で全く同一のチャネルを利用していれば、ステップS310において得られたベーシックサービスセットの組についての視覚的遅延時間の組の合計と等しくなる。これに対して、ベーシックサービスセットの組が現在のチャネル割付けの下で異なるチャネルを利用していれば、ベーシックサービスセットの組の間の干渉は0に等しくなる。
ステップS315において、ベーシックサービスセット(AP)がそれぞれ頂点に位置するように、無向グラフが作成される。また、ベーシックサービスセット(AP)の各組の間の接続ラインは、それぞれ、ステップS310において取得されたベーシックサービスセット(AP)の各組についての視覚的遅延時間の組の合計と等しい重みを有するように作成される。
ステップS320において、新たなチャネル割付け手法およびこの新たなチャネル割付け手法の下で最適化された最小の総合的ネットワーク干渉を得るために、特に半正定値計画(SDP)法で、無向グラフに着色する。
ステップS325において、ステップS312およびS320においてそれぞれ取得された、評価された総合的ネットワーク干渉と最適化された最小の総合的ネットワーク干渉の間の差分(干渉改善量)を、所定の閾値と比較する。
差分が、総合的システム性能が非常に改善されることを意味する閾値より大きければ(ステップS325において「YES」)、ステップS330において、ベーシックサービスセット(AP)のチャネル割付けが、新たなチャネル割付け手法に従って変更される。
逆に、差分が閾値(ステップS325において「NO」)ほど大きくなければ、総合的システム性能が非常に改善されないことを意味しており、ベーシックサービスセット(AP)のチャネル割付けをそのまま維持する。
本発明の動的チャネル割り当て方法は、システムをモニターし続ける(定期的にあるいは所定のトリガ機構で)。
図3Bは、VDT計算ステップS310の詳細を示している。
ステップS3100において、ノードx(1つのBSS集合Xに属する)の標準伝送時間Timex (Normal)は、トラフィック情報とレート情報を使用することにより式(3)に従って計算される。
ステップS3102において、ノードxの低下伝送レートRatex yが、SINR−RATE(レート)テーブル(例えば、テーブル1)の利用することにより、かつ各ノードとノードxのRSSI情報に基づいてマッピングされる。
ステップS3104において、干渉源集合Y(他のBSS)からの干渉の下におけるノードxの遅延伝送時間Timex,y (Interferece)が、トラフィック情報、レート情報、およびステップS3102で得られたノードxのマッピングされた低下伝送レートRatex yを利用することにより、式(6)に従って計算される。
ステップS3106において、干渉源集合Yからの干渉の下におけるノードxの視覚的遅延時間VDT(x,Y)が、ステップS3100およびS3104においてそれぞれ取得されたノードxの計算された標準伝送時間Timex (Normal)およびノードxの計算された遅延伝送時間Timex,y (Interferece)を利用することにより、式(2’)に従って計算される。
ステップS3108において、集合Xに属する全てのノードxについて視覚的遅延時間VDT(x,Y)が取得されたかどうか、つまり、集合Xに属する全てのノードxが処理されたかどうかを判定する。
そうであれば(ステップS3108で「YES」)、ステップS3110に進み、他のBSS集合Yからの干渉の下における1つのBSSの視覚的遅延時間VDTX Yが、式(8)に従ってセットXに属する全てのノードxについての視覚的遅延時間VDT(x,Y)の合計として計算される。
集合Xに属する全てのノードxについての視覚的遅延時間VDTX Yが、まだ取得されていなければ(ステップS3108において「NO」)、集合Xに属する他のノードxが選択され、処理はステップS3100とS3102まで戻る。
同様に、他のBSS集合Yに属する各ノードyと干渉源集合Xについて、上記のステップS3100〜S3110を、1つのBSS集合Xからの干渉の下での他のBSS集合Yの視覚的遅延伝送時間VDTY Xを取得するために実行する。
その結果、各組のBSSセットXおよびYについて、1組の視覚的遅延時間VDTX YおよびVDTY Xが取得される。
図4Aは、本発明による動的チャネル割り当て装置の概略構成を示すブロック図である。
図4Aに示すように、本発明の動的チャネル割り当て装置400は、APと端末からRSSI、トラフィック情報およびレート情報を検出するための検知器410と、検知器410によって検出されたRSSI、トラフィック情報およびレート情報に基づいて各組のベーシックサービスセット(AP)について各組の視覚的遅延時間を計算する視覚的遅延時間(VDT)計算器420(視覚的遅延時間は、式(2)〜(8)と式(2’)及びSINR−RATE(レート)テーブル(例えば、テーブル1)を参照して計算される。)と、VDT計算器420によって計算された視覚的遅延時間について基づいた現在のチャネル割付けの下で総合的ネットワーク干渉を評価するための総合的ネットワーク干渉計算器425(現在のチャネル割付けの下で総合的ネットワーク干渉は、現在のチャネル割付けの下でそれぞれの組のベーシックサービスセット間のすべての干渉の総計として評価することが可能であり、そこでは、1組のベーシックサービスセット間の干渉は、組のベーシックサービスセットが現在のチャネル割付けの下で全く同一のチャネルを利用していれば、VDT計算器420によって計算された組のベーシックサービスセットについて組の視覚的遅延時間の合計と等しい、組のベーシックサービスセットが現在のチャネル割付けの下で異なるチャネルを利用していれば、1組のベーシックサービスセット間の干渉は0に等しい)と、ベーシックサービスセット(AP)がそれぞれ頂点に位置し、各組のベーシックサービスセット(AP)間の接続ラインはそれぞれ、VDT計算器420によって計算されたこの組のベーシックサービスセット(AP)について組の視覚的遅延時間の合計と等しい重みを有するように、無向グラフを作成するためのグラフ生成器430と、新たなチャネル割付け手法およびこの新たなチャネル割付け手法の下で最適化された最小の総合的ネットワーク干渉を得るために、特に半正定値計画(SDP)法で、グラフ生成器430によって作成された無向グラフに着色するグラフ着色ユニット440と、総合的ネットワーク干渉計算器425およびグラフ着色ユニット440によってそれぞれ取得された、評価された総合的ネットワーク干渉と最適化された最小の総合的ネットワーク干渉の間の差分(干渉改善量)を所定の閾値と比較する比較器450と、比較器450の比較結果が、差分が閾値より大きく、総合的システム性能が非常に改善されることを示している場合、新たなチャネル割付け手法に従ってベーシックサービスセット(AP)のチャネル割付けを変更するコントローラ460とを含んでいる。
他方、比較器の比較結果が、差分が閾値より大きくなく、総合的システム性能が非常に改善されないことを示していれば、コントローラ460は、ベーシックサービスセット(AP)のチャネル割付けをそのまま維持する。本発明の動的チャネル割り当て方法は、システムをモニターし続ける(定期的にあるいは所定のトリガ機構で)。
図4Bは、VDT計算器420の詳細を示している。
VDT計算器420は、標準伝送時間計算器4210、低下伝送レートマッピングユニット4220、遅延伝送時間計算器4230、ノードVDT計算器4240、コントローラ4250および加算器4260を含んでいる。
標準伝送時間計算器4210は、トラフィック情報とレート情報を利用することにより式(3)に従ってノードx(1つのBSS集合Xに属する)の標準伝送時間Timex (Normal)を計算する。
低下伝送レートマッピングユニット4220は、SINR−RATE(レート)テーブル(例えば、テーブル1)の利用することにより、かつ各ノードとノードxのRSSI情報に基づいてノードxの低下伝送レートRatex yをマッピングする。
遅延伝送時間計算器4230は、トラフィック情報、レート情報、および低下伝送レートマッピングユニット4220によってマッピングされたノードxの低下伝送レートRatex yを利用することにより、式(6)に従って干渉源集合Y(他のBSS)からの干渉の下におけるノードxの遅延伝送時間Timex,y (Interferece)を計算する。
ノードVDT計算器4240は、標準伝送時間計算器4210および遅延伝送時間計算器4230によってそれぞれ計算されたノードxの計算された標準伝送時間Timex (Normal)およびノードxの計算された遅延伝送時間Timex,y (Interferece)を利用することにより、式(2’)に従って、干渉源集合Yからの干渉の下におけるノードxの視覚的遅延時間VDT(x,Y)を計算する。
コントローラ4250は、集合Xに属する全てのノードxについて視覚的遅延時間VDT(x,Y)が取得されたかどうか、つまり、集合Xに属する全てのノードxが処理されたかどうかを判定する。
集合Xに属する全てのノードxについて視覚的遅延時間VDT(x,Y)が取得されているとコントローラ4250が判定すると、コントローラ4250は、ノードVDT計算器加算器4260によって計算された集合Xに属する全てのノードxについて視覚的遅延時間VDT(x,Y)を加算器4260に転送する。
加算器4260は、他のBSS集合Yからの干渉の下における1つのBSSの視覚的遅延時間VDTX Yを、式(8)に従ってセットXに属する全てのノードxについての視覚的遅延時間VDT(x,Y)の合計として計算する。
集合Xに属する全てのノードxについての視覚的遅延時間VDT(x,Y)がまだ取得されていないとコントローラ4250が判定すると、コントローラ4250は、集合Xに属する他のノードxを選択し、干渉源集合Yからの干渉の下における集合セットXに属する新たに選択したノードxの視覚的遅延時間VDT(x,Y)を計算するために、標準伝送時間計算器4210、低下伝送レートマッピングユニット4220、遅延伝送時間計算器4230およびノードVDT計算器4240を呼び出す。
同様に、他のBSS集合Yに属する各ノードyと干渉源集合Xについて、低下伝送レートマッピングユニット4220、遅延伝送時間計算器4230、ノードVDT計算器4240、コントローラ4250および加算器4260は、1つのBSS集合Xからの干渉の下での他のBSS集合Yの視覚的遅延伝送時間VDTY Xを取得するために同様の処理を実行する。
その結果、各組のBSSセットXおよびYについて、1組の視覚的遅延時間VDTX YおよびVDTY Xが取得される。
以上の説明は、本発明の好ましい実施の形態のみを提示するものであり、本発明に対していかなる限定も加えるものではない。従って、本発明の精神及び原則内においてなされた任意の変形、置き換え、改良などは本発明の範囲に含まれるものである。
400:動的チャネル割り当て装置
410:検知器
420:視覚的遅延時間(VDT)計算器
425:総合的ネットワーク干渉計算器
430:グラフ生成器
440:グラフ着色ユニット
450:比較器
460:コントローラ
4210:標準伝送時間計算器
4220:低下伝送レートマッピングユニット4220
4230:遅延伝送時間計算器4230
4240:ノードVDT計算器4240
4250:コントローラ4
4260:加算器


Claims (32)

  1. 無線ネットワークにおいて用いられる動的チャネル割り当て方法であって、
    受信した信号強度、トラフィック情報およびレート情報に基づいてベーシックサービスセットの各組について視覚的遅延時間の各組を計算し、計算された視覚的遅延時間に基づいて現在のチャネル割付けの下での総合的ネットワーク干渉を評価するステップと、
    前記各ベーシックサービスセットが頂点に位置し、各組のベーシックサービスセット間の接続ラインが、ベーシックサービスセットの各組の視覚的遅延時間の各組から取得した重みを有するように無向グラフを作成するステップと、
    新たなチャネル割付け手法と当該新たなチャネル割付け手法の下で最適化された最小の総合的ネットワーク干渉を得るために無向グラフに着色するステップと、
    現在のチャネル割付けの下での評価された総合的ネットワーク干渉と最適化された最小の総合的ネットワーク干渉の間の差分を所定の閾値と比較するステップと、
    前記差分が前記所定の閾値より大きければ、新たなチャネル割付け手法に従ってベーシックサービスセットのチャネル割付けを変更するステップと
    を含むことを特徴とする動的チャネル割り当て方法。
  2. 前記着色を半正定値計画法で行うことを特徴とする請求項1に記載の動的チャネル割り当て方法。
  3. 前記重みは、アクセスポイントの組についての視覚的遅延時間の組の合計に等しいことを特徴とする請求項1に記載の動的チャネル割り当て方法。
  4. 前記計算ステップが、
    第1のベーシックサービスセットを形成する第1のノードのグループ、および他のベーシックサービスセットを形成する第2のノードのグループに関して、
    前記第1のノードの計算した標準伝送時間および前記第1のノードの計算した遅延伝送時間を用いることにより、前記第2のノードのグループからの干渉の下での各前記第1のノードの視覚的遅延時間を計算するステップと、
    前記第2のベーシックサービスセットからの干渉の下での前記第1のベーシックサービスセットの視覚的遅延時間を取得するために、前記第1のノードのグループの視覚的遅延時間を全て合計するステップとを含むことを特徴とする請求項1に記載の動的チャネル割り当て方法。
  5. 前記計算ステップが、さらに、
    トラフィック情報とレート情報を用いることにより各第1のノードの標準伝送時間を計算するステップと、
    SINR−RATE(レート)テーブルを用いることにより、かつ受信した信号強度指標に基づいて、第1のノードの低下伝送レートをマッピングするステップと、
    トラフィック情報、レート情報および第1のノードのマッピングした低下伝送レートを用いることにより、第2のノードのグループからの干渉の下での第1のノードの遅延伝送時間を計算するステップとを含むことを特徴とする請求項4に記載の動的チャネル割り当て方法。
  6. 前記第1のノードのグループが、第1のアクセスポイント、および第1のアクセスポイントによって無線ネットワークにアクセスする第1の端末のグループを含み、前記第2のノードのグループが、他のアクセスポイント、および第2のアクセスポイントによって無線ネットワークにアクセスする第2の端末のグループを含むことを特徴とする請求項5に記載の動的チャネル割り当て方法。
  7. 現在のチャネル割付けの下での総合的ネットワーク干渉は、現在のチャネル割付けの下でのベーシックサービスセットの各組の間の全ての干渉の総計として評価され、
    ベーシックサービスセットの組が現在のチャネル割付けの下で同一のチャネルを利用していれば、1組のベーシックサービスセット間の干渉は、1組のベーシックサービスセットについて計算された1組の視覚的遅延時間の合計と等しく、ベーシックサービスセットの組が現在のチャネル割付けの下で異なるチャネルを利用していれば、当該組のベーシックサービスセットの間の干渉が、0に等しいことを特徴とする請求項1に記載の動的チャネル割り当て方法。
  8. 受信した信号強度、トラフィック情報およびレート情報に基づいてベーシックサービスセットの各組について視覚的遅延時間の各組を計算するステップと、
    現在のチャネル割付けに基づいて前記ベーシックサービスセットの各組の間の干渉を全て合計し、前記合計結果を、総合的ネットワーク干渉の評価として用いるステップとを有し、
    1組の前記ベーシックサービスセット間の干渉は、前記ベーシックサービスセットの組について計算された視覚的遅延時間の組から推定されることを特徴とする総合的ネットワーク干渉評価方法。
  9. 前記計算ステップが、
    第1のベーシックサービスセットを形成する第1のノードのグループ、および他のベーシックサービスセットを形成する第2のノードのグループに関して、
    前記第1のノードの計算した標準伝送時間および前記第1のノードの計算した遅延伝送時間を用いることにより、前記第2のノードのグループからの干渉の下での各前記第1のノードの視覚的遅延時間を計算するステップと、
    前記第2のベーシックサービスセットからの干渉の下での前記第1のベーシックサービスセットの視覚的遅延時間を取得するために、前記第1のノードのグループの視覚的遅延時間を全て合計するステップとを含むことを特徴とする請求項8に記載の総合的ネットワーク干渉評価方法。
  10. 前記計算ステップが、さらに、
    トラフィック情報とレート情報を用いることにより各第1のノードの標準伝送時間を計算するステップと、
    SINR−RATE(レート)テーブルを用いることにより、かつ受信した信号強度指標に基づいて、第1のノードの低下伝送レートをマッピングするステップと、
    トラフィック情報、レート情報および第1のノードのマッピングした低下伝送レートを用いることにより、第2のノードのグループからの干渉の下での第1のノードの遅延伝送時間を計算するステップとを含むことを特徴とする請求項9に記載の総合的ネットワーク干渉評価方法。
  11. 前記第1のノードのグループが、第1のアクセスポイント、および第1のアクセスポイントによって無線ネットワークにアクセスする第1の端末のグループを含み、前記第2のノードのグループが、他のアクセスポイント、および第2のアクセスポイントによって無線ネットワークにアクセスする第2の端末のグループを含むことを特徴とする請求項10に記載の総合的ネットワーク干渉評価方法。
  12. 前記第1のノードの前記標準伝送時間Timex (Normal)が、以下の式によって計算され、
    Figure 0004910018
    Ratex は、干渉のない第1の端末あるいはアクセスポイントの標準伝送レートを表わし、Rは、第1の端末あるいはアクセスポイントの正規化された受信トラヒック負荷を表わす
    ことを特徴とする請求項11に記載の総合的ネットワーク干渉評価方法。
  13. 前記第1の端末について、Rは、前記第1の端末の標準伝送レートRatexによって前記第1の端末の受信トラヒック負荷throughput(受信)を正規化することにより、
    R=
    thoughputx(receiving)/ Ratex
    として取得することを特徴とする請求項12に記載の総合的ネットワーク干渉を評価する方法。
  14. 最初のアクセスについて、Rは、前記第1の端末のグループの正規化された送信トラヒック負荷Lを合計することにより、
    Figure 0004910018
    として取得し、
    Wは、前記第1の端末のグループを表し、Lは、前記第1の端末の標準伝送レートRatewによって前記第1の端末の送信トラヒック負荷throughputW(送信)を正規化することにより、
    Lw=
    thoughputw(sending)/ Ratew.
    として取得することを特徴とする請求項12に記載の総合的ネットワーク干渉を評価する方法。
  15. 前記第1の端末の低下伝送レートRatex yは、SINR−RATE(レート)テーブルを用いることにより、
    Ratex y
    =Map(RSSIx z-RSSIx y)
    としてマッピングされ、
    ここで、RSSIx z-RSSIx yから得られた値は、SINR−RATEテーブルのSINR欄に対応し、Ratex yの値はSINR−RATEテーブルのレート欄に対応し、RSSIx zは、第1のアクセスポイントと第1の端末の間の受信信号強度を表わし、また、RSSIx yは、1つの第2のノードと第1端末の間の受信信号強度を表わすことを特徴とする請求項11に記載の総合的ネットワーク干渉を評価する方法。
  16. 前記第1の端末の低下伝送レートRatex yは、SINR−RATEテーブルを用いることにより、
    Ratex y
    =Map(RSSIx-RSSIx y)
    としてマッピングされ、
    ここで、RSSIx-RSSIx yから得られた値は、SINR−RATEテーブルのSINR欄に対応し、Ratex yの値はSINR−RATEテーブルのレート欄に対応し、RSSIxは、第1のアクセスポイントの受信信号強度を表わし、また、RSSIx yは、1つの第2のノードと第1端末の間の受信信号強度を表わすことを特徴とする請求項11に記載の総合的ネットワーク干渉を評価する方法。
  17. 前記第1のアクセスポイントの受信信号強度RSSIxは、正規化された送信トラヒック負荷Lによって重みが加えられた第1の端末のグループと第1の端末のグループと前記第1のアクセスポイントの間の受信信号強度RSSIx を合計することにより、
    Figure 0004910018
    として取得することを特徴とする請求項16に記載の総合的ネットワーク干渉を評価する方法。
  18. 前記第2のノードのグループからの干渉の下での前記第1のノードの遅延伝送時間Timex,Y (Interferece)は、
    Figure 0004910018
    として計算され、
    Yは、第2のノードのグループを表わし、Lは、1つの第2のノードの正規化された送信トラヒック負荷を表わし、前記第2ノードの標準伝送レートRateによって第2のノードの送信トラヒック負荷throughput(送信)を正規化することにより、
    Ly=
    thoughputy(sending)/ Ratey
    として取得されることを特徴とする請求項11に記載の総合的ネットワーク干渉を評価する方法。
  19. 第2のノードのグループからの干渉の下での第1のノードの視覚的遅延時間VDT(x,Y)は、
    VDT(x,Y)=Timex,y (Interferece)-
    Timex (Normal)
    として計算されることを特徴とする請求項9に記載の総合的ネットワーク干渉を評価する方法。
  20. ベーシックサービスセットの組が現在のチャネル割付けの下で同一のチャネルを利用していれば、1組のベーシックサービスセット間の干渉は、1組のベーシックサービスセットについて計算された1組の視覚的遅延時間の合計と等しく、ベーシックサービスセットの組が現在のチャネル割付けの下で異なるチャネルを利用していれば、当該組のベーシックサービスセットの間の干渉は、0に等しいことを特徴とする請求項8に記載の総合的ネットワーク干渉評価方法。
  21. 無線ネットワークにおいて用いられる動的チャネル割り当て装置であって、
    受信した信号強度、トラフィック情報およびレート情報に基づいてベーシックサービスセットの各組について視覚的遅延時間の各組を計算する視覚的遅延時間計算器と、
    前記視覚的遅延時間計算器によって計算された視覚的遅延時間に基づいて現在のチャネル割付けの下での総合的ネットワーク干渉を評価する総合的ネットワーク干渉計算器と、
    前記各ベーシックサービスセットが頂点に位置し、各組のベーシックサービスセット間の接続ラインが、ベーシックサービスセットの各組の視覚的遅延時間の各組から取得した重みを有するように無向グラフを作成するグラフ生成器と、
    新たなチャネル割付け手法と当該新たなチャネル割付け手法の下で最適化された最小の総合的ネットワーク干渉を得るためにグラフ生成器によって生成された無向グラフに着色するグラフ着色ユニットと、
    現在のチャネル割付けの下での評価された総合的ネットワーク干渉と最適化された最小の総合的ネットワーク干渉の間の差分を所定の閾値と比較する比較器と、
    前記差分が前記所定の閾値より大きければ、新たなチャネル割付け手法に従ってベーシックサービスセットのチャネル割付けを変更するコントローラと
    を備えることを特徴とする動的チャネル割り当て装置。
  22. 前記グラフ着色ユニットは、半正定値計画法で前記着色を行うことを特徴とする請求項21に記載の動的チャネル割り当て装置。
  23. 前記重みは、アクセスポイントの組についての視覚的遅延時間の組の合計に等しいことを特徴とする請求項21に記載の動的チャネル割り当て装置。
  24. 第1のノードのグループが第1のベーシックサービスセットを形成し、第2のノードのグループが第2のベーシックサービスセットを形成し、
    前記視覚的遅延時間計算器が、
    前記第1のノードの計算した標準伝送時間および前記第1のノードの計算した遅延伝送時間を用いることにより、前記第2のノードのグループからの干渉の下での各前記第1のノードの視覚的遅延時間を計算するノード視覚的遅延時間計算器と、
    前記第2のベーシックサービスセットからの干渉の下での前記第1のベーシックサービスセットの視覚的遅延時間を取得するために、前記第1のノードのグループの視覚的遅延時間を全て合計する加算器を含むことを特徴とする請求項21に記載の動的チャネル割り当て装置。
  25. 前記視覚的遅延時間計算器が、さらに、
    トラフィック情報とレート情報を用いることにより各第1のノードの標準伝送時間を計算する標準伝送時間計算器と、
    SINR−RATEテーブルを用いることにより、かつ受信した信号強度指標に基づいて、第1のノードの低下伝送レートをマッピングする低下伝送レートマッピングユニットと、
    トラフィック情報、レート情報および第1のノードのマッピングした低下伝送レートを用いることにより、第2のノードのグループからの干渉の下での第1のノードの遅延伝送時間を計算する遅延伝送時間計算器とを含むことを特徴とする請求項24に記載の動的チャネル割り当て装置。
  26. 前記第1のノードのグループが、第1のアクセスポイント、および第1のアクセスポイントによって無線ネットワークにアクセスする第1の端末のグループを含み、前記第2のノードのグループが、他のアクセスポイント、および第2のアクセスポイントによって無線ネットワークにアクセスする第2の端末のグループを含むことを特徴とする請求項25に記載の動的チャネル割り当て装置。
  27. 前記総合的ネットワーク干渉計算器は、現在のチャネル割付けの下での総合的ネットワーク干渉は、現在のチャネル割付けの下でのベーシックサービスセットの各組の間の全ての干渉の総計として評価し、
    ベーシックサービスセットの組が現在のチャネル割付けの下で同一のチャネルを利用していれば、1組のベーシックサービスセット間の干渉は、1組のベーシックサービスセットについて計算された1組の視覚的遅延時間の合計と等しく、ベーシックサービスセットの組が現在のチャネル割付けの下で異なるチャネルを利用していれば、当該組のベーシックサービスセットの間の干渉が、0に等しいことを特徴とする請求項21に記載の動的チャネル割り当て装置。
  28. 受信した信号強度、トラフィック情報およびレート情報に基づいてベーシックサービスセットの各組について視覚的遅延時間の各組を計算する視覚的遅延時間計算器と、
    現在のチャネル割付けに基づいて前記ベーシックサービスセットの各組の間の干渉を全て合計し、前記合計結果を、総合的ネットワーク干渉の評価として用いる総合的ネットワーク干渉評価器とを備え、
    1組の前記ベーシックサービスセット間の干渉は、前記ベーシックサービスセットの組について計算された視覚的遅延時間の組から推定することを特徴とする総合的ネットワーク干渉評価装置。
  29. 第1のノードのグループが第1のベーシックサービスセットを形成し、第2のノードのグループが第2のベーシックサービスセットを形成し、
    前記視覚的遅延時間計算器が、
    前記第1のノードの計算した標準伝送時間および前記第1のノードの計算した遅延伝送時間を用いることにより、前記第2のノードのグループからの干渉の下での各前記第1のノードの視覚的遅延時間を計算するノード視覚的遅延時間計算器と、
    前記第2のベーシックサービスセットからの干渉の下での前記第1のベーシックサービスセットの視覚的遅延時間を取得するために、前記第1のノードのグループの視覚的遅延時間を全て合計する加算器を含むことを特徴とする請求項28に記載の総合的ネットワーク干渉評価装置。
  30. 前記視覚的遅延時間計算器が、さらに、
    トラフィック情報とレート情報を用いることにより各第1のノードの標準伝送時間を計算する標準伝送時間計算器と、
    SINR−RATEテーブルを用いることにより、かつ受信した信号強度指標に基づいて、第1のノードの低下伝送レートをマッピングする低下伝送レートマッピングユニットと、
    トラフィック情報、レート情報および第1のノードのマッピングした低下伝送レートを用いることにより、第2のノードのグループからの干渉の下での第1のノードの遅延伝送時間を計算する遅延伝送時間計算器とを含むことを特徴とする請求項29に記載の総合的ネットワーク干渉評価装置。
  31. 前記第1のノードのグループが、第1のアクセスポイント、および第1のアクセスポイントによって無線ネットワークにアクセスする第1の端末のグループを含み、前記第2のノードのグループが、他のアクセスポイント、および第2のアクセスポイントによって無線ネットワークにアクセスする第2の端末のグループを含むことを特徴とする請求項30に記載の総合的ネットワーク干渉評価装置。
  32. ベーシックサービスセットの組が現在のチャネル割付けの下で同一のチャネルを利用していれば、1組のベーシックサービスセット間の干渉は、1組のベーシックサービスセットについて計算された1組の視覚的遅延時間の合計と等しく、ベーシックサービスセットの組が現在のチャネル割付けの下で異なるチャネルを利用していれば、当該組のベーシックサービスセットの間の干渉は、0に等しいことを特徴とする請求項28に記載の総合的ネットワーク干渉評価装置。

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