JP4909248B2 - 自動車用長尺部品製造方法及び自動車用長尺部品製造装置 - Google Patents

自動車用長尺部品製造方法及び自動車用長尺部品製造装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4909248B2
JP4909248B2 JP2007311833A JP2007311833A JP4909248B2 JP 4909248 B2 JP4909248 B2 JP 4909248B2 JP 2007311833 A JP2007311833 A JP 2007311833A JP 2007311833 A JP2007311833 A JP 2007311833A JP 4909248 B2 JP4909248 B2 JP 4909248B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rolling
base plate
forming
long
guide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2007311833A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008161935A (ja
Inventor
啓兌 塚原
一生 中村
政夫 吉田
聡 石倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yoshikawa Corp
Original Assignee
Yoshikawa Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yoshikawa Corp filed Critical Yoshikawa Corp
Priority to JP2007311833A priority Critical patent/JP4909248B2/ja
Publication of JP2008161935A publication Critical patent/JP2008161935A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4909248B2 publication Critical patent/JP4909248B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Metal Rolling (AREA)
  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)

Description

本願の発明は、各種ガイド、モール、ガーニッシュ等の自動車用長尺部品を製造する方法及び装置に関するものである。
乗用車を始めとする各種自動車には、長尺部品が多く使用されている。各種ガイド、ベルトモール等のモール、雨水を遮断するウェザーストリップ等である。このような長尺部品は、樹脂製で射出成型により製作されるものもあるが、金属製で圧延とロールフォーミングにより製作されるものもある。窓ガラスの移動をガイドするガラスガイドも、後者の例に属する。
特開平1−284682号公報 特開2001−132320号公報 特開平11−210319号公報 特開昭63−68421号公報 特開2000−288626号公報
このような自動車用長尺部品は、他の部品と同様、必要な強度等を備えた上でさらに軽量化することが求められている。これは、主に環境問題を背景としたものであり、車両全体の軽量化による排ガス量の低減の要求の応えるためである。本願の発明は、かかる課題を解決するためになされたものであり、車両全体の軽量化に貢献する新規な自動車用長尺部品の製造方法及び製造装置を提供する技術的意義を有するものである。
上記課題を解決するため、本願の請求項1記載の発明は、自動車用長尺部品を製造する自動車用長尺部品製造方法であって、
所定の厚さ及び幅の素板を圧延して幅方向の側縁より内側の所定の位置に側縁より厚さの薄い薄肉部を圧延ユニットにより形成するステップと、
素板を切断することなく圧延の後に連続的にロールフォーミングユニットによりロールフォーミングを行うステップとを備えており、
ロールフォーミングユニットを構成する成形ローラにより、素板を折り曲げて成形が行われる方法であり、
圧延ユニットにより薄肉部が形成された後、素板を一対のピンチローラで挟み込んで保持しながら成形ローラに移送することで、位置ずれを防止しつつ素板を成形ローラで折り曲げて成形するという構成を有する。
また、上記課題を解決するため、請求項2記載の発明は、自動車用長尺部品を製造する自動車用長尺部品製造装置であって、
所定の厚さ及び幅の素板を圧延して幅方向の側縁より内側の所定の位置に側縁より厚さの薄い薄肉部を形成する圧延ユニットと、素板を切断することなく圧延の後に連続的にロールフォーミングを行うロールフォーミングユニットとを備えており、
ロールフォーミングユニットを構成する成形ローラは、素板を折り曲げて成形を行うものであり、
圧延ユニットにより薄肉部が形成された素板を挟み込んで保持する一対のピンチローラが圧延ユニットとロールフォーミングユニットとの間に設けられており、このピンチローラは、成形ローラに移送されて成形ローラで折り曲げられて成形される際の素板の位置ずれを防止するものであるという構成を有する。
上記構成に係る本願発明の方法及び装置は、圧延による薄肉部の形成とロールフォーミングとが連続して行われるので、生産効率が高く、作業性の点で優れている。
以下、本願発明の実施の形態(以下、実施形態)について説明する。
まず、実施形態の方法及び装置により製造される自動車用長尺部品として、ガラスガイドについて説明する。
図1は、ガラスガイド及びガラスガイドによる窓ガラスのガイド構造を示した斜視概略図、図2は、図1に示すガラスガイドの断面図である。ガラスガイド1,2は、ドアガラス3をガイドするものであり、ドアパネル内に設けられるものとなっている。図1に示すように、ガラスガイド1,2は、前側と後ろ側の一対のものとなっている。各ガラスガイド1,2は、上下に延びる姿勢で配置されている。二つのガラスガイド1,2は、ドア本体4を構成する二つのパネルのうち室内側に位置するパネル(インナーパネル)に固定されている。
図2に示すように、前側ガイド1は、断面コ状であり、向かい合う一対の側板部11と、側板部11をつなぐ背板部12とから構成されている。このガラスガイド1の大きな特徴点は、軽量化のため、側板部11が部分的に厚さの薄い部分(薄肉部)111を有している点である。薄肉部111は、図2に示すように、側板部11の中央にほぼ7〜8割程度の領域を占めるよう形成されている。両側の側板部11とも、薄肉部111の位置や大きさは同じである。また、図2に示すように、両側の側板部11とも、薄肉部111は外面に凹部を設けて形成した状態となっている。従って、内面は平坦面である。
次に、後ろ側ガイド2も、図2に示すように、断面がほぼコ状の形状であり、向かい合う一対の側板部21と、側板部21をつなぐ背板部22とから構成されている。図2に示すように、両側の側板部21の先端は内側に折れ曲がり、その縁によって開口が形成されている。後ろ側ガイド2も、薄肉部221を有する。図2に示すように、後ろ側ガイド2は、背板部22に薄肉部221を有している。薄肉部221は、背板部22の中央に6〜7割程度の領域を占めるよう形成されている。尚、後ろ側ガイド2の場合、薄肉部2211は内面に凹部を設けて形成した状態となっている。従って、外面は平坦面である。
このようなガラスガイド1,2にドアガラス3を装着する動作について、以下に説明する。図1に示すように、ドアガラス3の下縁には、スライダ51,52が設けられている。スライダ51,52は、ガラスガイド1,2の位置に合わせて前後に設けられている。図2に示すように、スライダ51,52は、ガラスガイド1,2を下縁で支持する支持部511,521と、ガラスガイド1,2内に挿入されたスライド部512,522と、支持部511,521とスライド部512,522とをつなぐ中継部513,523とから成っている。スライダ51,52は、ある程度の弾性を有する樹脂製である。支持部511,521は、開口を上に向けた断面コ状となっており、その中にドアガラス3の下縁が嵌め込まれている。
スライド部512,522の構成は、前側と後ろ側とで異なっている。後ろ側のスライダ52では、スライド部522は、断面がほぼ方形であり、後ろ側ガイド2の断面より僅かに小さいだけの大きさとなっている。つまり、後ろ側ガイド2と後ろ側のスライダ2との間には、ほんの僅かなクリアランスしか無い。
一方、前側のスライダ51では、中継部513に対してスライド部512が垂直に延びるように設けられている。前側ガイド1は、開口を後ろ側に向けた状態でインナーパネルに固定されている。前側のスライダ51のスライド部512は、前側ガイド1の断面よりある程度小さい大きさとなっている。即ち、前側のスライダ51スライド部512が前側ガイド1に挿入された状態では、前側ガイド1の内面とスライド部512と間に、ある程度大きいクリアランスが形成されるようになっている。
尚、前側のスライダ51のスライド部512には、クッション性のある緩衝部514が設けられている。また、後ろ側のスライダ52のスライド部522も、クッション性のある突起524が設けられている。
このような一対のガラスガイド1,2にドアガラス3を装着する場合には、ドアガラス3を後方に傾けながら、後ろ側ガイド2に後ろ側のスライダ52のスライド部522をまず挿入する。次に、ドアガラス3の前部を下げながら、前側のスライダ51のスライド部512を前側ガイド1に挿入する。そして、前後のガラスガイド1,2に各スライダ51,52をガイドさせながら、ドアガラス3を下限位置まで下げていく。尚、ドアガラス3の下縁中央には、ドアガラス3の上下動を行うためにドアガラス3を支持する駆動用支持体が設けられる。
後ろ側ガイド2において小さなクリアランスとされるのは、ドアガラス3のがたつきを無くすためである。前側ガイド1において、より大きなクリアランスとされるのは、ドアガラス3の装着のし易さのためである。前側ガイド1においても小さなクリアランスとした方が、がたつきを少なくする上では好適であるが、ドアガラス3を装着する作業がしづらくなる。上述した構成では、両者を満足できる。
このようなガラスガイド1,2は、JIS規格にあるSPC(冷間圧延鋼板)やSPH(熱間圧延鋼板)のような軟鋼製である。このガラスガイド1,2は、上記のように薄肉部111,211を有するので、より軽量化されている。このため、車両全体の軽量化に貢献し、排ガス量の低減に寄与する。
また特に、後ろ側ガイド2の構成においては、薄肉部221が内面に凹部を形成して設けた状態となっている。この点は、スライダ52とのクリアランスを小さくしてがたつきを少なくした構成においても、よりスムーズなガイドを可能にするという技術的意義を有する。即ち、図2に示すように、内面に凹部を形成して薄肉部221を形成すると、スライダ52のスライド部522が後ろ側ガイド2に接触する面積が小さくなる。このため、摩擦抵抗が小さくなりスライド部522がスムーズにガイドされる。尚、クリアランスが大きい前側ガイド1については、内面に凹部を設けても外面に凹部を設けてもよい。
このようなガラスガイド1,2を製造する実施形態の方法及び装置について、以下に説明する。以下の説明では、一例として、前側ガイド1を製造する場合について説明する。
図3は、図1及び図2に前側ガイドを製造する実施形態の製造装置の正面概略図である。図3に示す装置は、製品であるガラスガイド1,2の素になる板(以下、素板)6の圧延及びロールフォーミングを行って図2に示すような断面形状を得るものとなっている。
図3に示す装置は、圧延作業を行う圧延ユニット71と、圧延ユニット71による圧延作業に連続して成形作業を行うロールフォーミングユニット72とから主に構成されている。
圧延ユニット71は、素板6の移送ライン上に並べられた複数対の圧延ローラ711〜715と、素板6の移送をガイドする複数対のガイドローラ73等から構成されている。各対のガイドローラ73は、各圧延ユニット71の両側に位置するよう設けられている。各対の圧延ローラ711〜715は、素板6を挟み込んだ状態で、上側の圧延ローラ711〜715が下側に荷重を与えて素板6を圧延するようになっている。上側の圧延ローラ711〜715には、不図示の加圧機構が設けられている。下側の圧延ローラ711〜715は、上側の圧延ローラ711〜715による荷重を受けながら、圧延を行うようになっている。
尚、下側の各圧延ローラ711〜715の下側には、バックアップローラ710が設けられている。バックアップローラ710は、下側の圧延ローラ711〜715を強度的にバックアップするために設けられるものである。圧延の際に下側の圧延ローラ711〜715の軸に大きな荷重が加わるので、その負担を軽減する目的でバックアップローラ710が設けられている。
上記複数対の圧延ローラ711〜715により、素板6に対して薄肉部111の形成が行われるようになっている。本実施形態では、五対の圧延ローラ711〜715が設けられている。図4は、図3に示す五対のうち、素板6の移送ライン上の最も下流側に位置する対の圧延ローラ715(以下、最下流対圧延ローラ)の断面概略図である。図4に示すように、上側の最下流対圧延ローラ715は単純な円筒状の形状であるが、下側の最下流対圧延ローラ715は、二つの突条70を有している。突条70は、最下流対圧延ローラ715自身と同軸に周面360度延びるよう設けられている。
突条70の幅w及び高さhは、図2に示す前側ガイド1の薄肉部111の幅及び厚さに適合したものとなっている。また、最下流対圧延ローラ715のうちの上側の圧延ローラ711〜715に設けられた加圧機構は、薄肉部111以外の部分での厚さTが、所定の値になるように圧力を調整するようになっている。
尚、最下流対圧延ローラ715以外については、下側の圧延ローラ711〜714の突条70の幅wは実質的に同じであるが、高さhや厚さTの設定は多少異なっている。即ち、素板6が移送されるにつれて徐々に圧縮されて、図2に示す薄肉部111の厚さt及び他の部分の厚さTになるようになっている。
ロールフォーミングユニット72は、複数対の成形ローラ721〜727から主に構成されている。各対の成形ローラ721〜727は、素板6の移送ラインに沿って並べられており、素板6を上下に挟みながら成形するものとなっている。本実施形態では、七対の成形ローラ721〜727が設けられている。各対の成形ローラ721〜727を、以下、第一対成形ローラ721、第二対成形ローラ722、……、第七対成形ローラ727とする。
図5は、ロールフォーミングユニット72における成形について説明する図である。図5の左側には、各対の成形ローラ721〜722により成形が行われる際の素板6の断面形状の変化が示されている。図5の右側には、このような成形を行う各対の成形ローラ721〜727の断面形状の概略が示されている。
圧延が終了した素板6は、ガイドローラ73にガイドされてまず第一対成形ローラ721の間に挟み込まれる。第一対成形ローラ721は、図5に示すように、両側部において、水平に対して少し角度が付いたテーパー面となっている。従って、素板6は、第一対成形ローラ711に挟み込まれた素板6は、両側部が少し起立した状態となる。尚、第一対成形ローラ721の手前に一対のピンチローラが設けられることもある。ピンチローラは、素板6を挟み込んで保持するローラであり、成形ローラによる成形の際の素板6の位置ずれを防止するローラである。
次に、第二対成形ローラ722の両側部は、図5に示すように、水平に対してもう少し角度が付いたテーパー面となっている。このため、この第二対成形ローラ722にに挟み込まれた素板6は、両側部がもう少し起立した状態となる。
第三対成形ローラ723の両側部は、さらにもう少し角度が付いており、これに挟み込まれた素板6の両側部はさらにもう少し起立した状態となる。第四対、第五対成形ローラ724,5も同様であり、素板6の両側部は、徐々に大きく起立した状態となっていく。尚、第五対成形ローラ725は、素板6の両側部を完全に垂直に起立させるようになっている。
そして、図5に示すように、第六対成形ローラ726は、素板6の両側部をさらに(90度より大きく)折り曲げて、両側部が少し内側に傾斜した状態となるよう構成されている。また、第七対成形ローラ727は、第五対成形ローラ715と同様であり、両側部を垂直に起立した状態とするようになっている。このようにして、図2に示すような断面コ状の形状に素板6が成形される。尚、第六対成形ローラ726において素板6の両側部を内側に折り曲げるのは、いったん90度より大きく折り曲げた上で再度90度の状態に戻すことで素板6内の応力を緩和させ、成形後の形状を安定させるためである。
ロールフォーミングユニット72の下流側には、素板6を所定の長さで切断して最終的な製品であるガイドガラスとする不図示の切断機が設けられている。また、ロールフォーミングの後、ガラスガイド1,2の長手方向の軸を曲げる曲げ加工が行われる場合があり、この場合には、ロールフォーミングユニット72と切断機との間に曲げ加工機が設けられる場合もある。
次に、上記構成に係る実施形態の製造装置の動作について、以下に説明する。以下の説明は、実施形態の製造方法の説明でもある。
まず、所定の厚さ及び幅の素板6が、圧延ユニット71に投入され、圧延が行われる。この際、ロール状に巻かれた素板6を引き出して投入する場合があり、また、圧延ユニット71への投入に先立って、素板6を所定の厚さ及び幅にする予備的な圧延が行われる場合もある。圧延ユニット71では、前述したように、所定の幅及び厚さの薄肉部111を形成しつつ、その他の部分の厚さが所定の厚さになるように圧延が行われる。
圧延が行われた素板6は、次にロールフォーミングユニット72に投入される。ロールフォーミングユニット72では、前述したように、徐々に両側部を起立させ、最終的には、断面コ状の形状に成形する。その後、必要に応じて曲げ加工が行われた後、素板6が不図示の切断機により所定の長さに切断され、最終的に製品としての前側ガイド1が出来上がる。尚、後ろ側ガイド2についても、圧延ローラの形状や加圧の大きさ、成形ローラの形状等が異なるのみで、基本的には同様の製造装置で製造できる。
上記製造方法及び製造装置において、圧延の際の素板6の延びは、幅方向ではなく長手方向であることが好ましい。もし幅方向に延びが生じた場合、圧延後の素板6の幅にばらつきが出やすいため、切断後に素板6の側縁を削る等の仕上げ加工が必要になる場合がある。長手方向に延びが生じるようにしておけば、移送されてきた素板6を所定の長さで切断するだけで製品ができあがるので、仕上げ加工は基本的に必要がない。
上述した実施形態の製造方法及び製造装置によれば、圧延による薄肉部111の形成とロールフォーミングとが連続して行われるので、生産効率が高く、作業性の点で優れている。もし、圧延による薄肉部111の形成とロールフォーミングとが別々の機械で行われる場合、薄肉部111を形成した後、所定の長さに切断するなどして半製品とし、それを再びロールフォーミングの機械に投入するような面倒な作業が必要になる。本実施形態の方法及び装置によれば、このような問題はない。
このような技術的意義は、ガラスガイドの製造方法及び製造装置のみならず、圧延による薄肉部形成とロールフォーミングが必要なすべての自動車用長尺部品の製造方法及び製造装置が妥当する。ドリップモール等の各種モール、ガーニッシュその他のガイド部品等である。
次に、別の構成に係るガラスガイドについて説明する。
図6は、別の構成に係るガラスガイドの断面図である。図6に示すガラスガイド2は、図2に示す後ろ側ガイド2に相当するものである。この構成では、ガラスガイド2の内面に凹部を形成して設けた薄肉部221のみならず、外面にに凹部を形成して設けた薄肉部211を有している。このように、内面に凹部を形成して設けた薄肉部221に加えて外面に凹部を形成して薄肉部211を設けると、さらに軽量化が達成されるので好適である。
尚、いずれの構成においても、薄肉部の厚さは、他の部分の厚さに対して60%以上とすることが、強度確保の点から好ましい。
次に、図2に示すガラスガイド1のより詳細な構成について説明する。例えば、セダンのような乗用車用のドアガラス用としては、図1(1)に示す前側ガイド1の場合、次のような寸法のガラスガイドが製造される。まず、肉厚部111以外の厚さTは1.0〜1.4mm程度、薄肉部111の幅wは15〜20mm程度、薄肉部111の厚さtは0.6〜1.0mm程度である。
上記構成のガラスガイドは、ドアガラスをガイドするものであったが、ドアガラス以外の窓ガラスをガイドするものであっても良い。例えば、2ドアタイプの乗用車における後部座席の窓ガラス用のガラスガイドである。
ガラスガイド及びガラスガイドによる窓ガラスのガイド構造を示した斜視概略図である。 図1に示すガラスガイドの断面図である。 図1及び図2に前側ガイドを製造する実施形態の製造装置の正面概略図である。 図3に示す五対のうち、素板6の移送ライン上の最も下流側に位置する対の圧延ローラ715の断面概略図である。 ロールフォーミングユニット72における成形について説明する図である。 別の構成に係るガラスガイドの断面図である。
符号の説明
1 ガラスガイド
11 側板部
111 薄肉部
12 背板部
2 ガラスガイド
21 側板部
22 背板部
221 薄肉部
3 ドアガラス
4 ドア本体
51 スライダ
511 支持部
512 スライド部
513 中継部
52 スライダ
521 支持部
522 スライド部
523 中継部
6 素板
71 圧延ユニット
711〜715 圧延ローラ
72 ロールフォーミングユニット
721〜727 成形ローラ
73 ガイドローラ

Claims (2)

  1. 自動車用長尺部品を製造する自動車用長尺部品製造方法であって、
    所定の厚さ及び幅の素板を圧延して幅方向の側縁より内側の所定の位置に側縁より厚さの薄い薄肉部を圧延ユニットにより形成するステップと、
    素板を切断することなく圧延の後に連続的にロールフォーミングユニットによりロールフォーミングを行うステップとを備えており、
    ロールフォーミングユニットを構成する成形ローラにより、素板を折り曲げて成形が行われる方法であり、
    圧延ユニットにより薄肉部が形成された後、素板を一対のピンチローラで挟み込んで保持しながら成形ローラに移送することで、位置ずれを防止しつつ素板を成形ローラで折り曲げて成形することを特徴とする自動車用長尺部品製造方法。
  2. 自動車用長尺部品を製造する自動車用長尺部品製造装置であって、
    所定の厚さ及び幅の素板を圧延して幅方向の側縁より内側の所定の位置に側縁より厚さの薄い薄肉部を形成する圧延ユニットと、素板を切断することなく圧延の後に連続的にロールフォーミングを行うロールフォーミングユニットとを備えており、
    ロールフォーミングユニットを構成する成形ローラは、素板を折り曲げて成形を行うものであり、
    圧延ユニットにより薄肉部が形成された素板を挟み込んで保持する一対のピンチローラが圧延ユニットとロールフォーミングユニットとの間に設けられており、このピンチローラは、成形ローラに移送されて成形ローラで折り曲げられて成形される際の素板の位置ずれを防止するものであることを特徴とする自動車用長尺部品製造装置。
JP2007311833A 2007-12-01 2007-12-01 自動車用長尺部品製造方法及び自動車用長尺部品製造装置 Expired - Lifetime JP4909248B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007311833A JP4909248B2 (ja) 2007-12-01 2007-12-01 自動車用長尺部品製造方法及び自動車用長尺部品製造装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007311833A JP4909248B2 (ja) 2007-12-01 2007-12-01 自動車用長尺部品製造方法及び自動車用長尺部品製造装置

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003126621A Division JP4079825B2 (ja) 2003-05-01 2003-05-01 自動車用窓ガラスガイド、自動車用窓ガラスのガイド構造、自動車用ガラスガイド製造方法及び自動車用ガラスガイド製造装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008161935A JP2008161935A (ja) 2008-07-17
JP4909248B2 true JP4909248B2 (ja) 2012-04-04

Family

ID=39692092

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007311833A Expired - Lifetime JP4909248B2 (ja) 2007-12-01 2007-12-01 自動車用長尺部品製造方法及び自動車用長尺部品製造装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4909248B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101028118B1 (ko) * 2008-12-08 2011-04-08 재단법인 포항산업과학연구원 롤 포밍 장치 및 롤 포밍 방법
CN101884999B (zh) * 2010-07-15 2012-06-06 罗兆祥 一种风管消防暖通专用阀门边框型材轧机
CN101890427A (zh) * 2010-07-16 2010-11-24 罗兆祥 一种消防暖通专用***式阀门边框型材轧机
JP2012110941A (ja) * 2010-11-25 2012-06-14 Honda Motor Co Ltd 差厚部材の製造方法および差厚部材
AT512899B1 (de) * 2012-11-15 2013-12-15 Blum Gmbh Julius Verfahren zur Herstellung eines Blechprofils für eine Schubladen-Ausziehführung

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5377864A (en) * 1976-12-21 1978-07-10 Omron Tateisi Electronics Co Method of high speed working for press products
JPH0466299A (ja) * 1990-07-06 1992-03-02 Araco Corp 曲げ製品の加工方法
JPH1015619A (ja) * 1996-07-05 1998-01-20 Sekisui Chem Co Ltd 曲げ加工鋼板、鋼板の曲げ加工方法及び鋼板の曲げ加工用ロールフォーミング装置
JPH1110203A (ja) * 1997-04-30 1999-01-19 Hino Motors Ltd 不等肉厚板材の製造方法
JP2942551B1 (ja) * 1998-06-30 1999-08-30 有限会社創造工学研究室 湾曲v型屋根材の製造方法及びその装置
JP2001163257A (ja) * 1999-03-29 2001-06-19 Nissan Motor Co Ltd 車体構造
US6705145B1 (en) * 1999-11-19 2004-03-16 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Method of processing bent and deformed portion of metal material

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008161935A (ja) 2008-07-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101814943B1 (ko) 프레스 성형품 및 프레스 성형품의 제조 방법 및 프레스 성형품의 제조 장치
JP4909248B2 (ja) 自動車用長尺部品製造方法及び自動車用長尺部品製造装置
JP5614514B2 (ja) センターピラーリンフォースメントの製造方法
TWI613016B (zh) 面板狀成形品及面板狀成形品的製造方法
EP2998043B1 (en) Method of manufacturing a worked component
EP3305429B1 (en) Press molded product, press molding method, and press molding device
CN106536076B (zh) 用于由挤出的铝型材制造的机动车构件的方法
EP3320996B1 (en) Method and apparatus for manufacturing press component
US11059085B2 (en) Manufacturing method and manufacturing apparatus for press-formed article
US20190105697A1 (en) Press-molded product, press-molded product producing method, and press-molded product producing apparatus
KR101928686B1 (ko) 프레스 성형품의 제조 방법, 프레스 성형품 및 프레스 장치
KR20120054055A (ko) 곡선으로 된 폐단면 구조 부품 및 그 제조 방법
US20130187396A1 (en) Method for producing a motor vehicle bending cross member and motor vehicle bending cross member
US10618107B2 (en) Variable thickness continuous casting for tailor rolling
JP4079825B2 (ja) 自動車用窓ガラスガイド、自動車用窓ガラスのガイド構造、自動車用ガラスガイド製造方法及び自動車用ガラスガイド製造装置
JP5237757B2 (ja) 可変断面押出用ダイス
EP3680036B1 (en) Hot stamping molded article and method and device for manufacturing hot stamping molded article
CN203372042U (zh) 车辆用车顶装置
US20180170443A1 (en) Pillar structure
KR102330195B1 (ko) 성형체, 구조 부재, 및 성형체의 제조 방법
KR101165243B1 (ko) 자동차 도어프레임의 가변압출용 금형장치 및 가변압출방법
JP4891738B2 (ja) パネル部材及びパネル部材を製造する方法
CN111515281A (zh) 一种汽车座椅长滑轨加工工艺

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101110

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101116

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110117

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110705

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111005

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111014

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20111014

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20111107

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111220

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120113

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150120

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4909248

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term